JP6897198B2 - 携帯型リーダに着脱可能な拡張操作装置 - Google Patents

携帯型リーダに着脱可能な拡張操作装置 Download PDF

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Description

本明細書で開示する技術は、自動認識及びデータ取得技術(Automatic Identification & Data Capture: AIDC)に関する。
例えば人や物の流れを管理するために、データキャリアを利用する自動認識及びデータ取得技術が普及しており、特にデータキャリアとして、光を利用して読み取りが行われる光学的読取媒体と、電波(あるいは電磁場)を利用して読み取りが行われるRFタグが広く採用されている。光学的読取媒体には、例えば一次元シンボル(一次元コード、バーコード等とも称される)や二次元シンボル(二次元コード、QRコード(登録商標)とも称される)等が含まれる。RFタグは、例えば電子タグ、ICタグ又は無線タグ等とも称される。いずれのデータキャリアについても、リーダによって非接触での読み取りが可能となっている。
光学的読取媒体とRFタグは、読取方式が互いに異なることから(即ち、光と電波)、それらのリーダに必要とされる構成も互いに異なる。例えば、前者のリーダには、光学的読取媒体からの反射光を受光する受光素子が必要とされ、後者のリーダには、RFタグとの間で電波を送受信するアンテナが必要とされる。しかしながら、近年は、例えば製品の製造現場や販売現場において、光学的読取媒体とRFタグが混在して用いられることも多くなっている。一例ではあるが、製品の販売現場では、一つの製品に光学的読取媒体とRFタグとの両者が付され、製品の在庫管理(棚卸し)をするときは、広範囲かつマルチリードが可能なRFタグが利用され、製品の販売管理(レジでの清算)をするときは、読取対象を目視によって視認しやすい光学的読取媒体が利用されることがある。そのことから、特許文献1に記載されているように、光学的読取媒体のリーダとRFタグのリーダとの両者を内蔵する携帯型リーダも開発されている。
特開2012−69034号公報
携帯型リーダでは、その操作性が重要視されており、携帯型リーダの操作性に応じて、ユーザの作業効率は大きく変化する。特に、光学的読取媒体のリーダとRFタグのリーダとの両者を有する携帯型リーダでは、読取対象であるデータキャリアに応じて、二つのリーダの一方を選択的に起動する必要があり、そのための操作が容易であることが求められる。この点に関して、携帯型リーダに既存するユーザインターフェース(例えばタッチパネル、キーパネル)だけでは、ユーザにとって最適な操作性を提供できないことがある。そのことから、携帯型リーダに新たなユーザインターフェースを付加することも考えられるが、携帯型リーダの大型化を招くことにもなり得るため、一部のユーザにとっては操作性がかえって低下することも想定される。本明細書は、これらの課題を解決し得る技術を提供する。
携帯型リーダには、NFC(Near Field Communication)ポートをさらに有するものも多い。本明細書が開示する技術では、そのNFCポートを利用し、携帯型リーダに拡張操作装置を接続することによって、携帯型リーダの操作性を向上させる。このような構成によると、携帯型リーダに新たなユーザインターフェースを設ける必要がない。必要性に応じて拡張操作装置を選択的に利用することで、携帯型リーダが無用に大型化することも避けることができる。
上記した技術の一側面により、携帯型リーダに用いられる拡張操作装置が開示される。拡張操作装置は、特に、光学的読取媒体を読取可能な第1リーダと、RFタグを読取可能な第2リーダと、NFCポートとを有する携帯型リーダに用いられる。拡張操作装置は、携帯型リーダに着脱可能なハウジングと、ハウジングに設けられているとともに各々が携帯型リーダに対する指令情報を記憶する複数のNFCチップと、ハウジングに設けられているとともに、ハウジングが携帯型リーダに取り付けられたときに携帯型リーダのNFCポートの通信エリア内に配置される少なくとも一つのNFCアンテナと、ハウジングに設けられているとともにユーザによって操作される少なくとも一つの操作部と、少なくとも一つの操作部に加えられた操作に応じて複数のNFCチップのうちの一つを少なくとも一つのNFCアンテナへ選択的に接続するスイッチ回路とを備える。複数のNFCチップは、第1指令情報を記憶する第1NFCチップと第2指令情報を記憶する第2NFCチップとを含む。第1指令情報には、携帯型リーダに第1リーダを起動させる指令が含まれており、第2指令情報には、携帯型リーダに第2リーダを起動させる指令が含まれている。
上記した構成によると、拡張操作装置が携帯型リーダに取り付けられると、拡張操作装置のNFCアンテナが、携帯型リーダのNFCポートの通信エリア内に配置される。これにより、拡張操作装置と携帯型リーダとの間が、NFCによって通信可能に接続される。但し、この段階では、NFCアンテナにいずれのNFCチップも接続されていない。NFCアンテナには、ユーザによる操作部への操作に応じて、複数のNFCチップのうちの一つが選択的に接続される。第1NFCチップがNFCアンテナに接続されると、第1NFCチップに記憶された第1指令情報が、携帯型リーダのNFCポートへ送信される。第1指令情報には、携帯型リーダに第1リーダを起動させる指令が含まれている。従って、携帯型リーダの第1リーダが起動して、光学的読取媒体を読取可能な状態となる。同様に、第2NFCチップがNFCアンテナに接続されたときは、第2NFCチップに記憶された第2指令情報が、携帯型リーダのNFCポートへ送信される。第2指令情報には、携帯型リーダに第2リーダを起動させる指令が含まれている。従って、携帯型リーダの第2リーダが起動することになり、携帯型リーダはRFタグを読取可能な状態となる。このように、ユーザは、拡張操作装置の操作部を操作することによって、携帯型リーダの第1リーダと第2リーダとを選択的に起動することができる。拡張操作装置の操作部は、携帯型リーダの形状やサイズに制限されることなく、ユーザの操作性を考慮して自由に設計することができる。また、拡張操作装置が必要とされないときは、携帯型リーダから拡張操作装置を取り外すことによって、携帯型リーダが無用に大型化することを避けることもできる。
第1指令情報には、携帯型リーダに第2リーダの動作を停止させる指令がさらに含まれていてもよく、第2指令情報には、携帯型リーダに第1リーダの動作を停止させる指令がさらに含まれていてもよい。このような構成によると、二つのリーダの一方が起動するときに、他方のリーダの動作が自動的に停止することから、二つのリーダが同時に起動している状態を避けることができる。
携帯型リーダが、光学的読取媒体を照明する発光装置をさらに有する場合、第1指令情報には、携帯型リーダに発光装置を起動させる、又は発光装置の発光量を増大させる指令がさらに含まれているとよい。このような構成によると、ユーザは、光学的読取媒体を読み取るときに、他の特別な操作を必要とすることなく、光学的読取媒体を照明することができる。
第2指令情報には、携帯型リーダに発光装置の動作を停止させる、又は発光装置の発光量を減少させる指令がさらに含まれていてもよい。このような構成によると、ユーザは、RFタグを読み取るときに、他の特別な操作を必要とすることなく、発光装置の無用な動作を避けることができる。
拡張操作装置が有するNFCアンテナの数は特に限定されない。各々のNFCチップに対して一つずつのNFCアンテナを有してもよいし、二以上のNFCチップによって共用される共用アンテナを有してもよい。後者の場合、スイッチ回路は、少なくとも一つの操作部に加えられた操作に応じて、少なくとも二つのNFCチップのうちの一つを共用アンテナへ選択的に接続する構成であるとよい。このような構成によると、必要とされるNFCアンテナの数が減少することで、拡張操作装置の構成を簡素にすることができる。
複数のNFCチップは、第3指令情報を記憶する第3NFCチップをさらに含んでもよい。この場合、第3指令情報は、携帯型リーダに第1リーダと第2リーダの少なくとも一方の読取能力を変更させる指令が含まれているとよい。このような構成によると、拡張操作装置は、ユーザによる操作に応じて、二つのリーダの選択的な起動だけでなく、起動させたリーダの読取能力の調整を行うことも可能となる。ここで、第1リーダの読取能力の変更とは、例えば照明の強度の調整、受光の感度の調整、ピントの調整等を意味する。一方、第2リーダの読取能力の変更とは、例えば送信電波の強度の調整、電波受信の感度の調整等を意味する。
少なくとも一つの操作部は、第1操作部と、第1操作部とは異なる位置に設けられた第2操作部とを含んでもよい。この場合、スイッチ回路は、第1操作部が操作されたときに第1NFCチップを少なくとも一つのNFCアンテナへ接続し、第2操作部が操作されたときに第2NFCチップを少なくとも一つのNFCアンテナへ接続するとよい。このような構成によると、二つの操作部を選択的に操作することで、携帯型リーダの第1リーダと第2リーダを選択的に起動させることができ、その切り替えを容易に行うことができる。第1操作部と第2操作部は、必ずしも限定されないが、ユーザが触覚(例えば指先)によって識別可能となるように、大きさ、形状、材質、表面処理、動作の少なくとも一つが互いに異なるとよい。
携帯型リーダ100と拡張操作装置10の外観を模式的に示す図。 携帯型リーダ100と拡張操作装置10の構成を示すブロック図。 (A)は第1指令情報30に含まれる指令の一例を示し、(B)は第2指令情報40に含まれる指令の一例を示す。 携帯型リーダ100及び拡張操作装置10の動作の流れを示すフローチャート。 携帯型リーダ100が光学的読取媒体112を読み取る様子を示す図。 携帯型リーダ100がRFタグ114を読み取る様子を示す図。
図面を参照して、実施例の携帯型リーダシステムについて説明する。携帯型リーダシステムは、携帯型リーダ100と拡張操作装置10を有する。携帯型リーダ100は、自動認識及びデータ取得技術(AIDC)におけるデータキャリアを読み取る装置であって、ユーザによって携帯可能に構成されている。拡張操作装置10は、携帯型リーダ100において任意付加的に使用される拡張装置の一つである。特に、拡張操作装置10は、ユーザによって操作される操作装置(即ち、ユーザインターフェース)であり、携帯型リーダ100の操作性を向上するために用いられる。
本実施例におけるデータキャリアには、光を利用して読み取りが行われる光学的読取媒体112(図5参照)と、電波(あるいは電磁場)を利用して読み取りが行われるRFタグ114(図6参照)とが含まれる。光学的読取媒体112には、例えば一次元シンボル(一次元コード、バーコード等とも称される)や二次元シンボル(二次元コード、QRコード(登録商標)とも称される)等が含まれる。RFタグ114は、例えば電子タグ、ICタグ又は無線タグ等とも称される。いずれのデータキャリアについても、携帯型リーダ100は非接触での読み取りが可能となっている。
携帯型リーダ100は、図示省略する外部の管理コンピュータと、無線又は有線によって通信可能に接続される。携帯型リーダ100は、人や物の流れを管理するために、様々な場面で利用可能であるが、特に、光学的読取媒体112とRFタグ114とが混在する状況で利用されることが想定されている。なお、携帯型リーダ100は、例えば携帯電話、スマートホン、携帯情報端末(PDA)といった、他の各種の機能を有する携帯機器であってもよい。また、携帯型リーダ100は、外部の管理コンピュータとの接続を必要とせず、その内部で情報を管理し得るものであってもよい。
図1、図2に示すように、携帯型リーダ100は、光学的読取媒体112を読取可能な第1リーダ104と、RFタグ114を読取可能な第2リーダ106とを有する。携帯型リーダ100は、第1リーダ104と第2リーダ106とを選択的に起動することによって、光学的読取媒体112とRFタグ114のいずれのデータキャリアも読み取ることができる。第1リーダ104及び第2リーダ106の具体的な構成は特に限定されない。第1リーダ104と第2リーダ106は、携帯型リーダ100の内部において互いに独立した構成であってもよいし、例えばプロセッサや記憶装置等を両者で共用するものであってもよい。
携帯型リーダ100は、NFCポート102をさらに有しており、外部の機器とNFCによって通信可能となっている。後述するように、本実施例の拡張操作装置10は、携帯型リーダ100のNFCポート102を利用することで、自己電源を有することなく携帯型リーダ100と通信可能に接続する。携帯型リーダ100は、さらに、例えば発光ダイオードといった発光装置108を有する。発光装置108は、例えば光学的読取媒体112の読み取り時に、光学的読取媒体112を照明することができる。
拡張操作装置10は、携帯型リーダ100に着脱可能なハウジング12を有する。ハウジング12は、ユーザによって把持されるグリップ型の形状を有しており、携帯型リーダ100に装着されたときに、携帯型リーダ100と一体となってガンタイプ型の形状を構成する。拡張操作装置10と携帯型リーダ100との間の接続構造については特に限定されず、例えば携帯型リーダ100の大きさや形状に応じて適宜設計することができる。
拡張操作装置10は、NFCアンテナ14と、複数のNFCチップ16と、複数の操作部18と、スイッチ回路20とを備える。これらの構成は、全てハウジング12に設けられており、ハウジング12によって支持されている。NFCアンテナ14は、ハウジング12が携帯型リーダ100に取り付けられたときに、携帯型リーダ100のNFCポート102の通信エリア内に配置される。即ち、NFCアンテナ14は、携帯型リーダ100のNFCポート102から発信された微弱電波を十分な強度で受信し得る範囲に配置される。
複数のNFCチップ16には、携帯型リーダ100に対する指令情報が記憶されている。各々のNFCチップ16は、互いに異なる指令情報を記憶しており、NFCアンテナ14からの電力供給を受けたときに、いわゆるレスポンスデータとして、記憶している指令情報をNFCアンテナ14へ出力する。一例ではあるが、本実施例における複数のNFCチップ16は、第1NFCチップ16aと第2NFCチップ16bとを含んでいる。詳しくは後述するが、図3に示すように、第1NFCチップ16aは第1指令情報30を記憶しており、第2NFCチップ16bは第2指令情報40を記憶している。第1指令情報30と第2指令情報40は互いに異なる。なお、図2において破線で示すように、拡張操作装置10は、さらに第3NFCチップ16cを含むような三以上のNFCチップ16を有してもよい。この場合、第3NFCチップ16cは、第1指令情報30及び第2指令情報40とは異なる第3指令情報(図示省略)を記憶することができる。
複数の操作部18は、ユーザによって操作される。操作部18の具体的な構成は特に限定されない。各々の操作部18は、ハウジング12に対して移動及び/又は回転(揺動を含む)が可能に支持された部材であり、例えばボタン、トリガ、ダイヤル、スライダ等であってよい。一例ではあるが、本実施例の拡張操作装置10では、複数の操作部18が、第1操作部18aと第2操作部18bとを含む。第1操作部18aと第2操作部18bは、異なる位置に設けられている。加えて、特に限定されないが、第1操作部18aと第2操作部18bは、互いに異なる形状を有しており、ユーザが触覚(例えば指先)によって識別可能となっている。なお、第1操作部18aと第2操作部18bは、大きさ、形状、材質、表面処理、動作の少なくとも一つが互いに異なることで、触覚による識別が可能であってもよい。また、第3NFCチップ16cがさらに存在する場合、拡張操作装置10は、第3操作部(図示省略)をさらに有してもよい。この場合、第3操作部は、第1操作部18a及び第2操作部18bとは異なる位置に設けられるとよく、好ましくは、第1操作部18a及び第2操作部18bに対して大きさ、形状、材質、表面処理、動作の少なくとも一つが異なることにより、触覚による識別が可能であるとよい。
スイッチ回路20は、NFCアンテナ14と複数のNFCチップ16との間に設けられている。スイッチ回路20は、ユーザによる操作部18への操作に応じて、複数のNFCチップ16のうちの一つを、NFCアンテナ14へ選択的に接続する。スイッチ回路20の具体的な構成は特に限定されない。一例ではあるが、本実施例のスイッチ回路20は、第1スイッチ20aと第2スイッチ20bとを有する。第1スイッチ20aは、第1操作部18aと物理的(あるいは機械的)に接続されており、第1操作部18aの動作に応じて開閉される。これにより、ユーザが第1操作部18aを操作すると、第1スイッチ20aが電気的に閉鎖されて、第1NFCチップ16aがNFCアンテナ14へ電気的に接続される。そして、ユーザが第1操作部18aの操作を解除すると、第1スイッチ20aが電気的に開放されて、第1NFCチップ16aがNFCアンテナ14から電気的に切断される。同様に、第2スイッチ20bは、第2操作部18bと物理的(あるいは機械的)に接続されており、第2操作部18bの動作に応じて開閉される。これにより、ユーザが第2操作部18bを操作すると、第2スイッチ20bが電気的に閉鎖されて、第2NFCチップ16bがNFCアンテナ14へ電気的に接続される。そして、ユーザが第2操作部18bの操作を解除すると、第2スイッチ20bが電気的に開放されて、第2NFCチップ16bがNFCアンテナ14から電気的に切断される。
図2において破線で示すように、拡張操作装置10が第3NFCチップ16cを有する場合、スイッチ回路20は第3NFCチップ16cに対応する第3スイッチ20cをさらに有してもよい。この場合、一例ではあるが、前述した第3操作部に加えられた操作に応じて、第3スイッチ20cが開閉されるとよい。ただし、操作部18の数は、スイッチ20a−20cの数や、複数のNFCチップ16(16a−16c)の数に、必ずしも一致する必要はない。即ち、拡張操作装置10は、複数のスイッチ20a−20cや、複数のNFCチップ16(16a−16c)に対して、単一の操作部18を有するだけでもよい。この場合、一例ではあるが、単一の操作部18に加えられた操作量や操作方向に応じて、複数のスイッチ20a−20cのうちの一つが選択的に閉鎖されて、複数のNFCチップ16(16a−16c)のうちの一つがNFCアンテナ14へ接続される構成とすることができる。
次に、図3を参照して、第1NFCチップ16aに記憶された第1指令情報30と、第2NFCチップ16bに記憶された第2指令情報40の内容について説明する。前述したように、第1指令情報30と第2指令情報40は、携帯型リーダ100に対する指令情報である。言い換えると、第1指令情報30又は第2指令情報40は、携帯型リーダ100によって受信されたときに、携帯型リーダ100によって実行されるべき指令を記述する情報(電子データ)である。
図3(A)に示すように、第1指令情報30には、第1リーダ起動指令32と、第2リーダ停止指令34と、発光装置起動指令36とが含まれている。第1リーダ起動指令32は、携帯型リーダ100に第1リーダ104を起動させる指令である。第2リーダ停止指令34は、携帯型リーダ100に第2リーダ106の動作を停止させる指令である。発光装置起動指令36は、携帯型リーダ100に発光装置108を起動させる指令である。従って、携帯型リーダ100が第1指令情報30を受信すると、携帯型リーダ100の第1リーダ104と発光装置108とが起動するとともに、第2リーダ106の動作が停止する(但し、既に起動していた場合)。なお、第1指令情報30は、少なくとも第1リーダ起動指令32を含めばよく、必要に応じて、他の一又は複数の指令を任意に含むことができる。また、発光装置起動指令36は、発光装置108を起動させる指令に加えて、又は代えて、発光装置108の発光量を増大させる指令であってもよい。
図3(B)に示すように、第2指令情報40には、第2リーダ起動指令42と、第1リーダ停止指令44と、発光装置停止指令46とが含まれている。第2リーダ起動指令42は、携帯型リーダ100に第2リーダ106を起動させる指令である。第1リーダ停止指令44は、携帯型リーダ100に第1リーダ104の動作を停止させる指令である。発光装置停止指令46は、携帯型リーダ100に発光装置108の動作を停止させる指令である。従って、携帯型リーダ100が第2指令情報40を受信すると、携帯型リーダ100の第2リーダ106が起動されるとともに、第1リーダ104と発光装置108の動作が停止する(但し、既に起動していた場合)。なお、第2指令情報40は、少なくとも第2リーダ起動指令42を含めばよく、必要に応じて、他の一又は複数の指令を任意に含むことができる。また、発光装置停止指令46は、発光装置108の動作を停止させる指令に代えて、発光装置108の発光量を減少させる指令であってもよい。
前述したように、拡張操作装置10は、第3指令情報を記憶する第3NFCチップ16cをさらに有してもよい。この場合、第3指令情報には、携帯型リーダ100に第1リーダ104と第2リーダ106の少なくとも一方の読取能力を変更させる指令を含めることができる。ここで、第1リーダ104の読取能力の変更とは、例えば発光装置108の照明の強度の調整(例えば発光装置108の発光量の調整)、受光の感度の調整、ピントの調整等を意味する。一方、第2リーダ106の読取能力の変更とは、例えば送信電波の強度の調整、電波受信の感度の調整等を意味する。一例ではあるが、携帯型リーダ100は、第1リーダ104が起動している状態で第3指令情報を受信したときに、第1リーダ104の読取能力の変更を行い、第2リーダ106が起動している状態で第3指令情報を受信したときは、第2リーダ106の読取能力の変更を行うとよい。
次に、図4を参照して、拡張操作装置10及び携帯型リーダ100の動作について説明する。ユーザは、携帯型リーダ100に拡張操作装置10を取り付けた状態で、拡張操作装置10のいずれかの操作部18を操作する(S12)。ユーザがいずれかの操作部18を操作すると、それに応じたいずれかのNFCチップ16が、スイッチ回路20を介してNFCアンテナ14へ選択的に接続される(S14)。本実施例では、第1操作部18aが操作されたときは、第1NFCチップ16aがNFCアンテナ14へ接続され、第2操作部18bが操作されたときは、第2NFCチップ16bがNFCアンテナ14へ接続される。
NFCアンテナ14にNFCチップ16が接続されると、NFCタグとして機能する一つの回路が構成される。NFCアンテナ14は、携帯型リーダ100のNFCポート102から発信された微弱電波を受信し、電磁誘導によって電力を取得することで、接続されているNFCチップ16を起動させる。NFCチップ16は、NFCアンテナ14からの電力供給を受けて、記憶している指令情報をNFCアンテナ14へ出力する。指令情報は、NFCアンテナ14から携帯型リーダ100のNFCポート102へ送信される。これにより、NFCチップ16に記憶された指令情報が、携帯型リーダ100によって読み取られる(S16)。なお、ここに記載された説明は一例であり、NFCによる具体的な通信態様は限定するものではない。
携帯型リーダ100は、受信した(即ち、読み取った)指令情報の内容を認識し(S18)、指令情報に含まれる各指令を実行する(S20)。例えば、第1指令情報30が受信された場合は、第1リーダ104の起動等が実行され、第2指令情報40が受信された場合は、第2リーダ106の起動等が実行される。
以上のように、本実施例の拡張操作装置10によると、ユーザが第1操作部18aを操作することで、携帯型リーダ100は第1リーダ104を起動する。これにより、図5に示すように、携帯型リーダ100は、例えば二次元シンボルといった光学的読取媒体112を読取可能な状態となる。また、ユーザが第2操作部18bを操作すれば、携帯型リーダ100は第2リーダ106を起動する。これにより、図6に示すように、携帯型リーダ100は、RFタグ114を読取可能な状態となる。ユーザは、第1操作部18aと第2操作部18bを選択的に操作することで、光学的読取媒体112とRFタグ114の読み取りを容易に切り替えることができ、光学的読取媒体112とRFタグ114とが混在する状況でも、それらの読み取りを短時間で行うことができる。
前述したように、第1操作部18aと第2操作部18bは、単一の操作部18で構成されてもよい。この場合、ユーザが単一の操作部18を一方方向へ操作すると、携帯型リーダ100の第1リーダ104が起動し、ユーザが単一の操作部18を他方方向へ操作すると、携帯型リーダ100の第2リーダ106が起動するように構成するとよい。あるいは、ユーザが単一の操作部18を中間位置まで操作したときは、携帯型リーダ100の第1リーダ104が起動し、ユーザが単一の操作部18を最大まで操作したときは、携帯型リーダ100の第2リーダ106が起動するように構成してもよい。
以上、本技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。本明細書又は図面に記載された技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載された組合せに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示された技術は複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:拡張操作装置
12:ハウジング
14:NFCアンテナ
16:NFCチップ
16a:第1NFCチップ
16b:第2NFCチップ
16c:第3NFCチップ
18:操作部
18a:第1操作部
18b:第2操作部
20:スイッチ回路
20a:第1スイッチ
20b:第2スイッチ
20c:第3スイッチ
30:第1指令情報
32:第1リーダ起動指令
34:第2リーダ停止指令
36:発光装置起動指令
40:第2指令情報
42:第2リーダ起動指令
44:第1リーダ停止指令
46:発光装置停止指令
100:携帯型リーダ
102:NFCポート
104:第1リーダ
106:第2リーダ
108:発光装置
112:光学的読取媒体
114:RFタグ

Claims (8)

  1. 光学的読取媒体を読取可能な第1リーダと、RFタグを読取可能な第2リーダと、NFCポートとを有する携帯型リーダに用いられる拡張操作装置であって、
    前記携帯型リーダに着脱可能なハウジングと、
    前記ハウジングに設けられているとともに、前記ハウジングが前記携帯型リーダに取り付けられたときに、前記NFCポートの通信エリア内に配置される少なくとも一つのNFCアンテナと、
    前記ハウジングに設けられているとともに、各々が前記携帯型リーダに対する指令情報を記憶する複数のNFCチップと、
    前記ハウジングに設けられているとともに、ユーザによって操作される少なくとも一つの操作部と、
    前記少なくとも一つの操作部に加えられた操作に応じて、前記複数のNFCチップのうちの一つを前記少なくとも一つのNFCアンテナへ選択的に接続するスイッチ回路と、
    を備え、
    前記複数のNFCチップは、第1指令情報を記憶する第1NFCチップと、第2指令情報を記憶する第2NFCチップとを含み、
    前記第1指令情報には、前記携帯型リーダに前記第1リーダを起動させる指令が含まれており、
    前記第2指令情報には、前記携帯型リーダに前記第2リーダを起動させる指令が含まれている、
    拡張操作装置。
  2. 前記第1指令情報には、前記携帯型リーダに前記第2リーダの動作を停止させる指令がさらに含まれており、
    前記第2指令情報には、前記携帯型リーダに前記第1リーダの動作を停止させる指令がさらに含まれている、請求項1に記載の拡張操作装置。
  3. 前記携帯型リーダは、前記光学的読取媒体を照明する発光装置をさらに有し、
    前記第1指令情報には、前記携帯型リーダに前記発光装置を起動させる、又は前記発光装置の発光量を増大させる指令がさらに含まれている、請求項1又は2に記載の拡張操作装置。
  4. 前記第2指令情報には、前記携帯型リーダに前記発光装置の動作を停止させる、又は前記発光装置の発光量を減少させる指令がさらに含まれている、請求項3に記載の拡張操作装置。
  5. 前記少なくとも一つのNFCアンテナは、前記複数のNFCチップの少なくとも二つによって共用される共用アンテナを含み、
    前記スイッチ回路は、前記少なくとも一つの操作部に加えられた操作に応じて、前記少なくとも二つのNFCチップのうちの一つを前記共用アンテナへ選択的に接続する、請求項1から4のいずれか一項に記載の拡張操作装置。
  6. 前記複数のNFCチップは、第3指令情報を記憶する第3NFCチップをさらに含み、
    前記第3指令情報は、前記携帯型リーダに前記第1リーダと前記第2リーダの少なくとも一方の読取能力を変更させる指令が含まれている、請求項1から5のいずれか一項に記載の拡張操作装置。
  7. 前記少なくとも一つの操作部は、第1操作部と、前記第1操作部とは異なる位置に設けられた第2操作部とを含み、
    前記スイッチ回路は、前記第1操作部が操作されたときに前記第1NFCチップを前記少なくとも一つのNFCアンテナへ接続し、前記第2操作部が操作されたときに前記第2NFCチップを前記少なくとも一つのNFCアンテナへ接続する、請求項1から6のいずれか一項に記載の拡張操作装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の拡張操作装置と、
    前記拡張操作装置が着脱可能であるとともに、光学的読取媒体を読取可能な第1リーダと、RFタグを読取可能な第2リーダと、NFCポートとを有する携帯型リーダと、
    を備え、
    前記携帯型リーダは、前記NFCポートにおいて前記第1指令情報を受信したときに前記第1リーダを起動し、前記NFCポートにおいて前記第2指令情報を受信したときに前記第2リーダを起動する、
    携帯型リーダシステム。
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