JP6897137B2 - 画像形成装置および画像形成装置のクリーニング方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置のクリーニング方法 Download PDF

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本発明は画像形成装置および画像形成装置のクリーニング方法に関し、特には像担持体に残留したトナーを除去するためのクリーニングユニットを備えた画像形成装置および画像形成装置のクリーニング方法に関する。
画像形成装置の一つに、粉体状のトナーを現像剤に用いた乾式の画像形成装置がある。この画像形成装置には、像担持体上に形成したトナー画像を記録紙等に転写した後、像担持体に残留した残留トナーを除去するためのクリーニングユニットが設けられている。
このようなクリーニングユニットの1つとして、このトナー受け部材を振動させる加振部材(トナー排出スクリュー)を備えたことにより、トナー受け部材に貯留したトナーを円滑に移動させ、クリーニングローラの表面近傍でのトナーの凝集を抑制でき、それに起因するトナーの滞留を防止することが可能な構成のものが開示されている(下記特許文献1参照)。また別のクリーニングユニットの1つとして、非画像形成時に振動発生手段によりトナー受け部材を振動させるとともに、トナー供給ローラーを画像形成時と逆方向に回転させることにより、トナー受け部材とトナー供給ローラーとで挟まれた領域に落下して堆積したトナーを、ケーシング内の下方へ強制的に戻す構成のものが開示されている(下記特許文献2参照)。
特開2008−157990号公報 特開2014−6411号公報
ところで上述したクリーニングユニットの中には、クリーニングブレードによって像担持体上から除去した残留トナーを、クリーニングフレードが固定された廃トナーの貯留ケース内にそのまま貯め置く構成のものがある。この様な構成の貯留型クリーニングユニットは、貯留ケース内の廃トナーが満杯になった場合に、分解することなく交換される。このため、クリーニングユニットの交換サイクルを長くするには、廃トナーの貯留ケースを大容量化する必要がある。しかしながら、クリーニングブレードによって像担持体上から貯留ケース内に掻き落とされた残留トナーは、貯留ケースの開口部付近に滞留し易く、大容量化した貯留ケースの奥にまで行き届き難い。したがって、貯留ケースを大容量化しても、容量分の廃トナーを貯留ケース内に貯めることが困難であった。
そこで本発明は、クリーニングブレードによって像担持体上から除去した残留トナーを、廃トナーの貯留ケースの開口部付近に滞留させることなく貯留ケースの深部に移動させることが可能なクリーニングユニットを備えた画像形成装置および画像形成装置のクリーニング方法を提供する。
このような目的を達成するための本発明は、トナー像が形成される像担持面を有し当該像担持面を一方向に搬送する像担持体と、前記トナー像を転写した後の前記像担持面に残留する残留トナーを当該像担持面から除去するためのクリーニングユニットとを備えた画像形成装置であって、前記クリーニングユニットは、前記像担持面に当接して配置され当該像担持面から残留トナーを掻き取るためのクリーニングブレードと、前記像担持面に対向して配置される開口部を有し、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを当該開口部から収容して貯留する貯留ケースと、前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対して振動を加えるための加振機構と、前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御する制御部とを備えている。また本発明は、この様な構成の画像形成装置のクリーニング方法でもある。
以上のような構成の本発明によれば、クリーニングブレードによって像担持体上から除去した残留トナーを、廃トナーの貯留ケースの開口部付近に滞留させることなく貯留ケースの深部に移動させることが可能なクリーニングユニットを備えた画像形成装置を提供することが可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 実施形態のクリーニングユニットの構成図(その1)である。 実施形態のクリーニングユニットの構成図(その2)である。 実施形態のクリーニングユニットの構成図(その3)である。 実施形態のクリーニングユニットによる振動エネルギーの制御を説明する図である。 実施形態のクリーニングユニットによる画像形成装置のクリーニング方法を説明するフローチャートである。
≪本発明の実施形態に係る画像形成装置≫
先ず、本発明を適用した実施形態に係る画像形成装置の説明に先立ち、図1を用いて本発明の実施形態に係る乾式の画像形成装置の概略構成を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る乾式の画像形成装置を前面(正面)から見た構成図である。この図に示す乾式の画像形成装置1は、筐体10の上面部分に画像読取部11を備えている。筐体10の内部には、画像読取部11側から順に、画像形成部20および転写部30、定着部40、さらには用紙供給部50が設けられている。これらの各部材の構成は、次のようである。
<画像読取部11>
画像読取部11は、その上面で構成される原稿台13に載置された原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。なお、本実施形態において画像データは、画像読取部11で生成されるデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置1などの外部装置から受信したものであってもよい。
<画像形成部20>
画像形成部20は、例えばイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成するための4つの画像形成ユニット20y,20m,20c,20kを有する。各画像形成ユニット20y,20m,20c,20kは、それぞれが感光体21と、感光体21の周囲に配置された現像部23と、搬送型クリーニングユニット25とを備え、さらにここでの図示を省略した帯電部および露光部を備えている。
このうち感光体21は、トナー像が形成される像担持体の1つであって、駆動モーターによって回転するドラム状であり、帯電部によって一様に帯電されたドラム状の側周表面を像担持面21aとし、この像担持面21aに露光部による露光走査によって静電潜像が形成される。なお、露光部による露光走査は、例えば画像読取部11で読み取られた画像データ、または外部装置から受信した画像データに基づいて行われる。
また現像部23は、帯電部および露光部よりも感光体21の回転方向下流側において、感光体21の軸方向に沿って、感光体21の側周に配置されている。この現像部23は、帯電させたトナーを感光体21に供給することにより、感光体21の像担持面21aに形成された静電潜像に各色のトナーを付着させるものである。これにより、画像形成ユニット20yにおける感光体21の像担持面21aにはイエローのトナー像、画像形成ユニット20mにおける感光体21の表面にはマゼンタのトナー像、画像形成ユニット20cの感光体21にはシアンのトナー像、画像形成ユニット20kの感光体21にはブラックのトナー像が形成される。
また搬送型クリーニングユニット25は、感光体21の像担持面21aに残留したトナーを除去するためのものであり、帯電部および露光部よりも感光体21の回転方向上流側において、感光体21の軸方向に沿って、感光体21の側周に配置されている。この搬送型クリーニングユニット25は、感光体21に向かって開口する断面U字管状のトナー収集路25a内に、感光体21の表面に静電吸着されたトナーをかき落とすクリーニングブレード25bと、トナー収集路25a内のトナーを搬送するためのスクリュー25cとを備えている。各画像形成ユニット20y,20m,20c,20kのトナー収集路25a内に掻き落とされたトナーは、スクリュー25cによってトナー収集路25aの外に運搬され、ここでの図示を省略したトナー収容部に回収される。
以上のように構成された画像形成ユニット20y,20m,20c,20kは、感光体21の軸方向を平行にして配置される。配置された状態においては、各感光体21における現像部23の下流側で搬送型クリーニングユニット25の上流側の像担持面21aが、同一方向に向けられた状態となっている。
<転写部30>
転写部30は、画像形成部20と並列して配置されている。この転写部30は、回転する無端ベルトとして構成された中間転写ベルト31と、中間転写ベルト31に内接された複数のローラ33a〜33dおよび一次転写部35とを備えている。また転写部30は、二次転写ローラ35a、除電ローラ37、搬送型クリーニングユニット39、および貯留型クリーニングユニット100を備えている。
このうち中間転写ベルト31は、トナー像が形成される像担持体の1つであって、複数のローラ33a〜33dに掛け渡された状態で配置されている。ローラ33a〜33dに掛け渡された状態の中間転写ベルト31の外周面は、像担持面31aであって、画像形成ユニット20y,20m,20c,20kの各感光体21の回転とは逆方向に回転し、感光体21の全てに順次接触する状態で配置されている。
またローラ33a〜33dは、画像形成ユニット20y,20m,20c,20kの各感光体21と平行に配置され、中間転写ベルト31の像担持面31aを感光体21の全てに接触させるように中間転写ベルト31の内周側に配設されている。これらのローラ33a〜33dのうちの1つは、中間転写ベルト31を回転させるための駆動ローラとして構成されている。
そして一次転写部35は、中間転写ベルト31の内周側で、各画像形成ユニット20y,20m,20c,20kの感光体21と対向するそれぞれの位置に、各感光体21との間に中間転写ベルト31を挟持する状態で配置されている。これらの一次転写部35は、トナーと反対の極性の電圧が印加され、これにより感光体21の像担持面上に付着したトナーを中間転写ベルト31の像担持面31aに転写させる。また中間転写ベルト31の回転駆動により、中間転写ベルト31の像担持面31aには、4つの画像形成ユニット20y,20m,20c,20kの各感光体21に形成された各色のトナー像が順次転写され、中間転写ベルト31上には、各色のトナー像が重なり合いカラー画像が形成される。
また二次転写ローラ35aは、中間転写ベルト31の像担持面31a側において、ローラ33a〜33dのうちの1つ(ここではローラ33c)に対向する位置に、ローラ33cとの間に中間転写ベルト31を挟持する状態で配置されている。ここで、二次転写ローラ35aと対向配置されたローラ33cは、アースローラとして機能する。そして、二次転写ローラ35aとローラ33cとが接触するニップ部は、中間転写ベルト31の像担持面31a上に形成されたトナー画像を、以降に説明する用紙供給部50から搬送された記録紙Pに転写する転写位置となる。
さらに除電ローラ37は、中間転写ベルト31の回転方向おける二次転写ローラ35aの下流側で、かつ一次転写部35の上流側において、中間転写ベルト31を挟持する状態で設けられ、中間転写ベルト31の電荷を除去する。
また搬送型クリーニングユニット39は、除電ローラ37と一次転写部35との間における中間転写ベルト31の外周側において、中間転写ベルト31の像担持面31aに対向して配置されている。この搬送型クリーニングユニット39は、中間転写ベルト31の像担持面31aに残留したトナーを除去するためのもので、画像形成部20に設けられた搬送型クリーニングユニット25と同様に構成されたものである。
そして貯留型クリーニングユニット100は、画像形成処理中における中間転写ベルト31の回転方向(図中矢印で示す)における搬送型クリーニングユニット39の下流側において、ローラ33a〜33dのうちの1つ(ここではローラ33a)に対して対向する位置に設けられている。この貯留型クリーニングユニット100は、中間転写ベルト31の像担持面31aに残留したトナーのうち、搬送型クリーニングユニット39によっても除去しきれずに中間転写ベルト31に残留したトナーを除去するためのものである。
各貯留型クリーニングユニット100は、中間転写ベルト31の像担持面31aから除去した残留トナーを、廃トナーとしてそのまま貯め置き、その一部が画像形成装置1のメンテナンスに際して交換されるものである。このような貯留型クリーニングユニット100のぞれぞれは、以降に詳細に説明する実施形態に特有の構成を有している。
<定着部40>
定着部40は、次に説明する用紙供給部50から搬送された記録紙Pの搬送方向に対して、転写部30における二次転写ローラ35aの下流側に配置されている。この定着部40は、加熱ローラ41と、この加熱ローラ41に対向配置された圧着ローラ43とを備え、二次転写ローラ35aから搬送された記録紙Pをニップし、記録紙Pに転写されたトナー像を記録紙Pに定着させ、トナー像が定着された記録紙Pを筐体10の外部に排出する。
<用紙供給部50>
用紙供給部50は、転写部30における二次転写ローラ35aに近接して配置されている。この用紙供給部50は、記録紙Pを収納するカセット51と、カセット51に収納された記録紙Pを送り出す送り出しローラ53、送り出しローラ53で送り出された記録紙Pを搬送する搬送ローラ55とを備えている。そして搬送ローラ55により、二次転写ローラ35aとローラ33cとの間における中間転写ベルト31の外周側に、中間転写ベルト31と共に記録紙Pを挟持させる。
以上のような構成の画像形成装置1は、以降の実施形態で説明する貯留型クリーニングユニット100を備えているところが特徴的である。以下、実施形態において、貯留型クリーニングユニット100の詳細を説明する。なお、実施形態において、図1を用いて説明した概略構成の詳細な説明は省略し、さらに実施形態における共通の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
≪貯留型クリーニングユニット≫
図2〜図4は、実施形態のクリーニングユニットの構成図(その1)〜(その3)であり、図1を用いて説明した実施形態に係る画像形成装置に設けられる貯留型クリーニングユニット100の構成を説明するための図である。このうち図2は画像形成処理中の状態を示す図であり、図3および図4は非画像形成処理中の振動期間中の状態を示す図である。なおここで、画像形成処理中とは、トナー画像が形成された中間転写ベルト31の像担持面31aが、所定方向に搬送されている場合であり、また非画像形成処理中とは画像形成処理中以外の場合である。これらは以降の各実施形態で共通であることとする。
図2〜図4に示す貯留型クリーニングユニット100は、像担持体の1つである中間転写ベルト31に近接して配置されたものであり、中間転写ベルト31における像担持面31aに残留する残留トナーTを除去するためのものでる。この貯留型クリーニングユニット100は、貯留部60と、加振機構70と、制御部80とを備えている。これらは次のように構成されている。
<貯留部60>
貯留部60は、転写部のローラ33aとの間に中間転写ベルト31を挟持する位置に、ローラ33aの軸方向に沿って配置されている。ここでは特に図2に示すように、貯留部60は、画像形成処理中に所定方向に搬送される中間転写ベルト31が、上方に向かって移動する位置に配置されていることとする。
このような貯留部60は、クリーニングブレード61、貯留ケース63、および受け部材65を備えている。また貯留型クリーニングユニット100を画像形成装置1に設置した状態においては、中間転写ベルト31も貯留部60を構成するものとなり、クリーニングブレード61、貯留ケース63、受け部材65、および中間転写ベルト31の像担持面31aで囲まれた部分に残留トナーが収容される。また貯留部60のうち、クリーニングブレード61および受け部材65は、、貯留ケース63に固定されて一体化さている。そして、貯留ケース63と共にクリーニングブレード61および受け部材65は、中間転写ベルト31の像担持面31aからの取り外しが自在であり、この貯留型クリーニングユニット100を備えた画像形成装置1のメンテナンスに際して必要に応じて交換される部分となる。以下、貯留部60を構成するこれらの各要素の詳細を説明する。
[クリーニングブレード61]
クリーニングブレード61は、像担持面31aから残留トナーTを掻き取るためのものである。クリーニングブレード61は、残留トナーTの他にも、中間転写ベルト31の像担持面31aしている付着物、例えば紙粉や外添剤等も同時に掻き取るが、以下においてはこれらの付着物をまとめて残留トナーTとする。このクリーニングブレード61は、ローラ33aの外周面で支持されている中間転写ベルト31の像担持面31aに対し、その幅方向にわたって当接する状態で配置される。このため、例えばローラ33aの軸方向が水平であれば、クリーニングブレード61も水平方向に延設されたものとなる。そしてクリーニングブレード61が像担持面31aに対して当接する角度は、像担持面31aから残留トナーTを掻き取り易い角度に設定されていることとする。
このようなクリーニングブレード61は、例えばステンレス鋼材のような耐触性および耐久性に優れた材料用いて構成されていることが好ましい。
[貯留ケース63]
貯留ケース63は、クリーニングブレード61によって像担持面31aから掻き取られた残留トナーTを収容し、廃トナーとして貯留するためのものである。この貯留ケース63は、両端が閉塞された筒状であって、ローラ33aの軸方向と並行に設けられ、中間転写ベルト31の像担持面31aの幅方向にわたって配置されたものである。貯留ケース63において像担持面31aに向かう面には、像担持面31aの幅方向にわたって像担持面31aと対向する形状の開口部63aが設けられている。この開口部63aにクリーニングブレード61が固定された状態となっている。
開口部63aにおけるクリーニングブレード61の固定状態は、開口部63aの周縁のうち、上方の周縁から貯留ケース63の外側に向かって突出する状態で固定されている。これにより、クリーニングブレード61によって中間転写ベルト31の像担持面31aから掻き取られた残留トナーTが、落下によって貯留ケース63内に収容される構成となっている。貯留ケース63に対するクリーニングブレード61の固定部Pにおいては、残留トナーTの漏れ出しがないように、貯留ケース63とクリーニングブレード61とが密着して固定されていることとする。
またこの貯留型クリーニングユニット100を画像形成装置1に設置した状態において、貯留ケース63は、開口部63aよりも下側の内壁部分が、開口部63aから下方向に傾斜した形状となっていることが好ましい。これにより、クリーニングブレード61によって掻き取られ、開口部63aから貯留ケース63内に収容された残留トナーTが、貯留ケース63の深部にまで落下によって到達し易い形状となっている。なお、貯留ケース63における開口部63aよりも下側の内壁部分の傾斜の角度は、画像形成装置1における貯留ケース63の専有スペースの形状によって設定された角度でよく、水平であってもよい。
[受け部材65]
受け部材65は、貯留ケース63の開口部63aにおいて、貯留ケース63と中間転写ベルト31の像担持面31aとの間の隙間を封鎖するために設けられたものである。このような受け部材65は、クリーニングブレード61の固定部P以外の部分において、貯留ケース63の開口部63aに固定されている。このような受け部材65は、中間転写ベルト31の搬送に追従する程度の弾性を有するシート材料によって構成されている。
そして、貯留型クリーニングユニット100を画像形成装置1に設置した状態においては、クリーニングブレード61および受け部材65が設けられた貯留ケース63の開口部63aが、中間転写ベルト31の像担持面31aで塞がれた状態となる。また、図2に示すように、画像形成処理中において中間転写ベルト31の像担持面31aが、所定方向に搬送されることにより、クリーニングブレード61によって像担持面31aから掻き取られた残留トナーTの多くは、貯留ケース63の開口部63aに設けられた受け部材65に落下して滞留する。
<加振機構70>
加振機構70は、貯留部60に対して振動を与えることにより、貯留部60内に収容されたトナーTを振動させるためのものである。ここで貯留部60内とは、クリーニングブレード61、貯留ケース63、受け部材65、および中間転写ベルト31で囲まれた内部であり、これらの壁部が貯留部60の内壁となる。そして加振機構70は、貯留部60を構成するクリーニングブレード61、貯留ケース63、受け部材65、および中間転写ベルト31のうち、クリーニングブレード61を除く少なくと何れか1つに対して振動を加える構成のものである。
以下においては一例として、加振機構70が、貯留部60を構成する部材のうちの貯留ケース63に対して振動を加えることにより、貯留ケース63を介して貯留部60内に収容されたトナーTを振動させる構成のものを説明する。なお、加振機構70が中間転写ベルト31に対して振動を加える構成のものである場合、この加振機構70は、貯留ケース63の開口部63aを塞ぐ中間転写ベルト31部分の像担持面31aの裏面に対して振動を加えるように配置される。
このような加振機構70は、例えばモーター71と、モーター71の動力を伝えるための接続ギア72と、振動アーム73とを有する。
[モーター71]
モーター71は、相反する2方向に任意の速度で回転自在であり、その回転軸と同軸にギア71aが設けられたギア付きモーターである。
[接続ギア72]
接続ギア72は、モーター71のギア71aに対して係合して設けられたもので、モーター71の回転を外部に伝えるためのものである。
[振動アーム73]
振動アーム73は、長尺状の板材であって、その一端側に設定された支点73aにおいて画像形成装置1の装置筐体に対して固定され、支点73aを中心にして回動自在である。振動アーム73は、この支点73aに対して同軸で接続ギア72に対して係合するギアとトルクリミッタとを有している。また振動アーム73の他端部は、打振端73bとして貯留ケース63に対向して配置される。
これにより、振動アーム73の打振端73bは、モーター71の回動によって上下方向に振動して貯留ケース63を打振する。またこのような構成において、振動アーム73の打振端73bによって貯留ケース63に加えられる振動エネルギー[E]は、打振端73bによる貯留ケース63の打振のスピードによって制御される。この場合、打振端73bは、モーター71の回動による単振動であるため、振動数および振動速度の一方により、振動エネルギー[E]を制御することができる。特に上述した構成においては、モーター71の回動速度の設定によって振動数を制御することによって、振動エネルギー[E]を調整することができる。
なお、以上説明した加振機構70は、あくまでも一例であり、貯留部60を異なる振動エネルギー[E]で打振することが可能であれば、その構成が限定されることはない。加振機構70の別の例として、例えば上述した接続ギア72に偏芯カムを係合させ、振動アーム73に引っ張りバネ75取り付けた構成のものであってもよい。この場合、モーター71の一方向への回転速度の設定によって振動数を制御することにより、振動エネルギー[E]を可変とすることができる。
また加振機構70のさらに別の例として、大径の偏心カムと小径の偏心カムとを、接続ギア72に対して取り替え自在に係合させ、振動アーム73に引っ張りバネ75取り付けた構成のものであってもよい。この場合、接続ギア72に対して取りに係合させる偏心カムを取り替えることにより、単振動の振幅を制御して振動エネルギー[E]を可変とすることができる。
<制御部80>
制御部80は、加振機構70によって貯留部60に加える振動を制御するものである。この制御部80によって制御する振動とは、貯留部60に振動を加える振動動作のタイミング[T]、貯留部60に加える振動エネルギー[E]、貯留部60に振動を加える加振時間[t]などである。
図5は、実施形態のクリーニングユニットによる振動エネルギーの制御を説明する図である。この図は、横軸が貯留部60に振動を加える振動動作のタイミング[T]を示し、縦軸が貯留部60に加える振動エネルギー[E]を示すタイミングチャートとなっている。この図に示すように、制御部80によって貯留ケース63に加える振動の制御は、振動動作のタイミング[T]と、振動エネルギー[E」および加振時間[t]からなる振動モード[M]である。振動動作のタイミング[T]は、画像形成処理中以外の非画像形成処理中に振動期間として設定される。特にこの制御部80は、振動エネルギー[E]を一定とした振動モード[M]の他、振動エネルギーが段階的に小さくなる振動モード[M]での加振機構70の制御が実施される。
振動エネルギー[E]が段階的に小さくなる振動モード[M]で加振機構70による振動を制御する場合、振動初期の第1の振動の振動エネルギー[E]は、貯留部60に収容された残留トナーが貯留部60内で飛び散る程度の大きさであることとする(図4参照)。一方、第1の振動の後に実施される第2の振動の振動エネルギー[E]は、第1の振動の振動エネルギー[E]よりも小さい。そして、振動後期における振動エネルギー[E]は、貯留部60に収容された残留トナーが貯留部60の内壁に沿って移動する程度の大きさであることとする(図3参照)。
なお図5においては、振動エネルギー[E]が段階的に小さくなる振動モード[M]として、3段階で振動エネルギーが段階的に小さくなる振動モード[M]を図示したが、振動エネルギー[E]が段階的に小さくなる振動モードは、2段階または3段階を上回って振動エネルギー[E]が段階的に小さくなる設定であってもよい。
また制御部80は、振動期間中において像担持面31aの搬送を停止するか、または振動期間中において像担持面31aを画像形成処理中とは逆方向に搬送してもよい(図3参照)。このような像担持面31aの搬送動作は、制御部80と、画像形成装置1における中間転写ベルト31の制御部との連携によって実施され、貯留部60に加える振動エネルギー[E]の大きさによって適切に制御されることとする。
以上のような制御部80による加振機構70の制御、および像担持面31aの搬送の制御は、次の画像形成装置のクリーニング方法によって詳細に説明する。
またこのような制御を実施するための制御部80は、入出力制御部、演算部、および記憶部を備えたものであり、計算機によって構成されている。計算機は、いわゆるコンピュータとして用いられるハードウェアであり、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備える。制御部80は、CPUがROMに記憶されているプログラムを読出すことによって、上記制御として以下に説明するクリーニング方法を実行する。
≪画像形成装置のクリーニング方法≫
図6は、実施形態のクリーニングユニットによる画像形成装置のクリーニング方法を説明するフローチャートである。これら図に示されるクリーニング方法は、図1を用いて説明した画像形成装置1において実施されるクリーニング方法であって、トナー像を転写した後の像担持面31aから残留トナーを除去し、除去した残留トナーを貯留型クリーニングユニット100の貯留ケース内に廃トナーとして貯留する方法である。この方法は、貯留型クリーニングユニット100の制御部80を構成するプログラムによって実行される手順である。以下、図6のフローチャートの手順にしたがい、先の図1〜図5を参照して画像形成装置のクリーニング方法を説明する。
<ステップS101>
先ず、ステップS101において、制御部80は、クリーニングユニットの交換イベントの発生をトリガーとして、このクリーニング方法の手順を開始させる。ここでは、トナーを貯留していない新たな貯留ケース63が、新たなクリーニングブレード61および受け部材65とともに画像形成装置1に対して設置される。
<ステップS102>
次にステップS102において、制御部80は、積算プリント枚数[Ni](または積算トナー消費量[Vi])、プリント枚数[n](またはトナー消費量[v])、および振動モード[M」の初期値を設定する。これらの値は次の通りである。
−積算プリント枚数[Ni]−
積算プリント枚数[Ni]とは、ステップS101でクリーニングユニットの交換イベントが発生した以降の画像形成処理において画像形成処理を実施した記録紙の積算枚数であり、ステップS101以降における画像形成処理の積算処理量を示す一例である。ここでは積算プリント枚数[N]の初期値として、例えば積算プリント枚数[N]=200枚に設定されるていることとする。
−積算トナー消費量[Vi]−
積算トナー消費量[Vi]とは、ステップS101でクリーニングユニットの交換イベントが発生した以降におけるトナー消費量の積算値であり、ステップS101以降における画像形成処理の積算処理量を示す一例である。トナー消費量は、用紙サイズ、カバレッジ、プリント枚数によって規定される。
−プリント枚数[n]−
プリント枚数[n]とは、前回の振動期間の後に画像形成処理を実施した処理量を示す一例であり、画像形成処理を実施した記録紙の枚数である。ここで設定するプリント枚数[n]は、n枚の画像形成処理においてクリーニングブレード61によって掻き取られて貯留部60の開口部63a付近に滞留する残留トナーの量が、貯留部60の外部に溢れ出すことのない範囲に設定される。このようなプリント枚数[n]は、振動期間の発生サイクルを制御する値となる。ここではプリント枚数[n]の初期値として、例えばプリント枚数[n]=100枚に設定されていることとする。
−トナー消費量[v]−
トナー消費量[v]とは、前回の振動期間の後に画像形成処理を実施した処理量を示す一例であり、前回の振動期間の後の画像形成処理において消費されたトナーの消費量であり、先に説明したように用紙サイズ、カバレッジ、プリント枚数によって規定される。
−振動モード[M」−
振動モード[M」とは、加振機構70によって貯留部60に加える振動の振動エネルギー[E]と加振時間[t]との組み合わせで示される。ここで設定される振動モード[M]の初期値は、振動エネルギー[E]が一定の大きさ[E0]であり、加振時間[t]の初期値[t0]であることとする。振動エネルギー[E]の初期値[E0]は、図3に示したように、貯留部60に収容された残留トナーが貯留部60の内壁に沿って移動する程度の大きさであればよい。また加振時間[t]の初期値[t0]は、プリント枚数[n]の画像処理で貯留部60内に収容された残留トナーが、貯留ケース63の奥にまで移動する程度の長さであればよい。
<ステップS103>
次にステップS103において、制御部80は、画像形成装置1が、非画像形成処理中であるか否かを判断する。そして非画像形成処理中である(YES)と判断されるまで、ステップS103の判断を繰り返し、非画像形成処理中である(YES)と判断された場合に、次のステップS104に進む。
<ステップS104>
ステップS104において、制御部80は、前回の振動期間以降の実際のプリント枚数(以降、実プリント枚数[n’]と記す)が、設定されたプリント枚数[n]に達しているか否かを判断する。ここで振動期間とは、非画像形成処理中に設定される期間であって、加振機構70によって貯留部60に振動を加える期間である。なお、初回のステップS104においては、クリーニングユニットの交換イベントが発生した以降に実施されたプリント枚数にしたがって、判断がなされる。
制御部80は、実プリント枚数[n’]がプリント枚数[n]に達した(YES)と判断した場合に次のステップS105に進み、プリント枚数[n]に達していない(NO)と判断した場合にはステップS103に戻る。
なお、ステップS102において、初期値としてトナー消費量[v]を設定した場合には、制御部80は、前回の振動期間以降の実際のトナー消費量(以降、実トナー消費量[v’]と記す)が、設定されたトナー消費量[v]に達しているか否かを判断する。そして、トナー消費量[v]に達した(YES)と判断した場合に次のステップS105に進み、トナー消費量[v]に達していない(NO)と判断した場合にはステップS103に戻る。
<ステップS105>
ステップS105において、制御部80は、加振機構70の制御により、設定した振動モードで貯留部60に振動を加える。これにより、プリント枚数[n]=100枚に到達した以降の非画像形成処理中に、加振機構70の振動動作を実施する。このような非画像形成処理中において加振機構70による振動動作が実施されている期間が振動期間となる。この際、制御部80は、先ず初期値に設定された振動モード[M]で、加振機構70のモーター71の回動を制御することにより、振動エネルギー[E0]で加振時間[t0]の振動を貯留部60に加える。
この際、制御部80は、振動エネルギー[E]の大きさに応じて、像担持面31aの搬送動作を制御する。例えばここで実施される振動動作の振動エネルギー[E]が、上述した初期値[E0]である場合、図3に示すように、制御部80は、振動期間中においては像担持面31aを画像形成処理中とは逆方向に搬送する。この際、像担持面31aの搬送距離は、クリーニングブレード61と受け部材65との間隔よりも長い距離であることとする。
これにより、像担持面31aの残留トナーTが、像担持面31aの逆方向の搬送によって受け部材65にまで搬送され、残留トナーTの貯留ケース63内への回収を補助する。またこの際、貯留部60に収容された残留トナーTは、貯留部60中で飛び散ることはないため、像担持面31aの逆方向の搬送によって効果的に残留トナーTの貯留ケース63内への回収を行うことができる。また、貯留ケース63内の残留トナーTは、貯留部60に加えられた振動によって貯留部60の内壁に沿って、貯留ケース63の深部にまで搬送される。
<ステップS106>
ステップS106において、制御部80は、実際の積算トナー消費量が最大積算トナー消費量[Vmax]に到達したか否かを判断する。ここで最大積算トナー消費量[Vmax]とは、貯留部60の貯留ケース63に貯留可能なトナー量であることとする。
制御部80は、積算トナー消費量が、最大積算トナー消費量[Vmax]に達した(YES)と判断した場合には、このクリーニング方法の手順を終了させる。一方、最大積算トナー消費量[Vmax]に達していない(NO)と判断された場合にはステップS107に進む。
なお、このステップS106において制御部80は、最大積算トナー消費量[Vmax]に換えて、最大積算プリント枚数[Nmax]に達したか否かを判断してもよい。ここで最大積算プリント枚数[Nmax]とは、貯留部60の貯留ケース63に貯留可能なトナー量に対応して設定されるプリント枚数の最大値である。
<ステップS107>
ステップS107において、制御部80は、実際の積算プリント枚数(以降、実積算プリント枚数[Ni’]と記す)が、積算プリント枚数[Ni]に達したか否かを判断する。この際、例えば積算プリント枚数[Ni]=200枚に設定されていた場合、ステップS101でクリーニングユニットの交換イベントが発生した以降で積算した実積算プリント枚数[Ni’]が、200枚に達しているか否かを判断する。そして、達した(YES)と判断された場合にはステップS108に進む。
一方、積算プリント枚数[Ni]=200枚に達していない(NO)と判断された場合には、ステップS103に戻る。これにより、本ステップS107において積算プリント枚数[Ni]=200枚に達した(YES)と判断されるまでは、非画像形成処理中において(S103)、前回の振動期間以降のプリント枚数がプリント枚数[n](=100)に達する毎(S104)に、初期の振動モード[M]の振動動作が実施される(S105)。
なお、ステップS102において、初期値として積算トナー消費量[Vi]を設定した場合には、制御部80は、ステップS101でクリーニングユニットの交換イベントが発生した以降で積算した実トナー消費量(以降、実積算トナー消費量[Vi’]と記す)が、設定された積算トナー消費量[Vi]に達しているか否かを判断する。そして、積算トナー消費量[Vi]に達した(YES)と判断した場合に次のステップS108に進み、積算トナー消費量[Vi]に達していない(NO)と判断した場合にはステップS103に戻る。
<ステップS108>
一方、ステップS108において、制御部80は、画像形成処理の積算処理量および前回の振動期間の後の画像形成処理の処理量に応じた設定更新処理を行なう。ここでは、画像形成処理の積算処理量として、実積算プリント枚数[Ni’]を用いた例を説明するが、積算処理量は実積算トナー消費量[Vi’]であってもよい。また前回の振動期間の後の画像形成処理の処理量として、実トナー消費量[v’]を用いた例を説明するが、処理量は実プリント枚数[n’]であってもよい。また、これらの積算処理量および処理量は、実際の値に換えて更新前の設定値を用いてもよい。
ここで更新する設定は、ステップS102で初期値を設定した各値、すなわち積算プリント枚数[Ni](または積算トナー消費量[Vi])、プリント枚数[n](またはトナー消費量[v])、および振動モード[M」であり、次のように実施される。
−積算プリント枚数[Ni]の更新−
制御部80は、実トナー消費量[v’]に応じて、以下のように積算プリント枚数[Ni]を新たな設定値に更新する。ここでは、ステップS108が繰り替えされる毎に、積算プリント枚数[Ni]を、例えば積算プリント枚数[Ni]=400枚、500枚、600枚、…と順次に増加させる。積算プリント枚数[Ni]の増加は、例えば積算プリント枚数が少ない段階では一定の枚数(例えば100枚)とし、積算プリント枚数が所定枚数を超えた場合には積算プリント枚数が増加するほど少なくする。
さらに、実トナー消費量[v’]に基準値を設け、実積算プリント枚数[Ni’]が所定枚数を超えた場合に、さらに前回の振動期間以降の実トナー消費量[v’]が基準値よりも大きい場合には、積算プリント枚数[Ni]の更新幅を少なくする。なお、実トナー消費量[v’]の基準値は段階的であってもよく、この場合には積算プリント枚数[Ni]の更新幅の減少度合も段階的とする。
つまり、実積算プリント枚数[Ni’]が増加したことによって貯留部60内に既に多量の残留トナーTが貯留されている場合には、貯留部60内に既に多量の残留トナーTが、新たに収容される残留トナーTの流れを阻害する。または実トナー消費量[v’]が多い場合には、貯留ケース63の開口部63a付近に大量の残留トナーTが滞留することになる。このため、このような場合には、積算プリント枚数[Ni]の更新幅を少なくすることにより、設定の更新処理の頻度を高めて適切な処理が実施されるように設定を更新するのである。
−積算トナー消費量[Vi]の更新−
制御部80は、実トナー消費量[v’]に応じて、積算トナー消費量[Vi]を新たな設定値に更新する場合、上述した積算プリント枚数[Ni]の更新と同様に積算トナー消費量[Vi]を新たな設定値に更新する。この場合、上述した積算プリント枚数[Ni]の記載を積算トナー消費量[Vi]に読み換えればよい。
−プリント枚数[n]の更新−
制御部80は、実積算プリント枚数[Ni’]および実トナー消費量[v’]に応じて、以下のように前回の振動期間以降のプリント枚数[n]の設定を更新する。この場合、実積算プリント枚数[Ni’]が多くなるほど、また実トナー消費量[v’]が多いほど、プリント枚数[n]が少なくなるように設定を更新する。例えば、プリント枚数[n]は、一定の枚数(例えば100枚)を基準枚数としておく。そして、実トナー消費量[v’]に基準値を設け、実積算プリント枚数[Ni’]が所定枚数を超えた場合、または実トナー消費量[v’]が基準値よりも大きい場合には、プリント枚数[n]を基準枚数よりも少なく設定する。なお、実トナー消費量[v’]の基準値は段階的であってもよく、この場合にはプリント枚数[n]の基準枚数からの減少度合も段階とする。
これにより、上述したように実積算プリント枚数[Ni’]が増加したことによって、貯留部60内に既に収容されている多量の残留トナーTによって、新たに収容される残留トナーTの流れが阻害されてい場合、または実トナー消費量[v’]が多ことにより貯留ケース63の開口部63a付近に大量の残留トナーTが滞留した場合には、プリント枚数[n]を減らして振動期間の発生サイクルを短くし、早めに残留トナーTの回収が実施されるように設定を更新するのである。
なお、積算プリント枚数[Ni]に換えて積算トナー消費量[Vi]を設定した場合であれば、以上のプリント枚数[n]の更新における積算プリント枚数[Ni]の記載を、積算トナー消費量[Vi]に読み換えればよい。
−トナー消費量[v]の更新−
制御部80は、トナー消費量[v]を新たな設定値に更新する場合、上述したプリント枚数[n]の更新と同様にトナー消費量[v]を新たな設定値に更新する。この場合、上述したプリント枚数[n]の記載をトナー消費量[v]に読み換えればよい。
−振動モード[M]の更新−
また制御部80は、実積算プリント枚数[Ni’]および実トナー消費量[v’]に応じて振動モード[M]の設定を更新する。ここでは、振動モード[M]として、振動エネルギー[E]と加振時間[t]の設定を更新する。この場合、実積算プリント枚数[Ni’]が多くなるほど、また実トナー消費量[v’]が多いほど、振動エネルギー[E]が高く、加振時間[t]が長くなるように、振動モード[M]を更新する。
一例として、例えば本ステップS108において積算プリント枚数[Ni]=300枚に設定され、実積算プリント枚数[Ni’]が300枚を越えた場合に、振動エネルギー[E]が段階的に弱くなる振動モード[M]に更新する。この際、振動モード[M]の設定として、各段階の振動エネルギー[E]と加振時間[t]とをそれぞれ設定する。
この際、先に説明したように、振動初期の第1の振動の振動エネルギー[E]は、貯留部60に収容された残留トナーが貯留部60内で飛び散る程度の大きさであることとする(図4参照)。この場合、制御部80は、この振動期間中においては像担持面31aの搬送を停止させるように設定を行う。
一方、第1の振動の後に実施される第2の振動の振動エネルギー[E]は、第1の振動の振動エネルギー[E]よりも小さい。そして、振動後期における振動エネルギー[E]は、貯留部60に収容された残留トナーが貯留部60の内壁に沿って移動する程度の大きさであることとする(図3参照)。この場合、制御部80は、この振動期間中においては像担持面31aを画像形成処理中とは逆方向に搬送するように設定を行う。この際、像担持面31aの搬送距離は、クリーニングブレード61と受け部材65との間隔よりも長い距離とする。
これにより、先に説明したように、像担持面31aの残留トナーTが、像担持面31aの逆方向の搬送によって受け部材65にまで搬送され、残留トナーTの貯留ケース63内への回収が補助されるようにする。
またここでは、図5に示したように、積算プリント枚数[N]が多くなるほど、つまり実積算プリント枚数[Ni’]が多くなるほど、各振動モード[M]の初期の段階(第1振動)の振動エネルギー[E]が高く設定され、また各段階の加振時間[t]が長く設定されることとする。また実トナー消費量[v’]が多いほど、各振動モード[M]の初期の段階(第1振動)の振動エネルギー[E]が高く設定され、また各段階の加振時間[t]が長く設定されることとする。これにより、多量の残留トナーTであっても、十分に貯留ケース63の深部にまで送られるようにする。
制御部80は、以上のようにトナー消費量[v]に応じた設定更新処理を行なった後には、ステップS103に戻り、以降のステップを順次に実施する。
<実施形態の効果>
以上説明した構成の貯留型クリーニングユニット100を備えた画像形成装置1は、貯留ケース63に対して振動を加える加振機構70を設けた構成である。これにより、クリーニングブレード61によって像担持面31aから掻き取られて貯留ケース63内に収容された残留トナーTは、貯留ケース63の振動によって貯留ケース63内を移動し、貯留ケース63内においての残留トナーTの溜り部が均等に均される。したがて、貯留ケース63の開口部63a付近に残留トナーTが留まり続けることが防止され、貯留ケース63の容量に対応する十分な量の残留トナーTを貯留ケース63内に収容することが可能になる。したがって、貯留部60を交換するサイクルを伸ばすことが可能となり、画像形成装置1におけるメンテナンス性の向上を図ることが可能となる。しかも、貯留ケース63の容量を大型化するほど、貯留部60を交換するサイクルを伸ばしてメンテナンス性を向上させることが可能になる。
また貯留ケース63の開口部63a付近に残留トナーTが留まり続けることを防止できるため、クリーニングブレード61と像担持面31aとの隙間から、像担持面31aから掻き取った残留トナーTが漏れ出すことを防止できる。これにより像担持面31aのクリーニング精度が向上し、画像不良を防止することが可能である。
そして特に加振機構70は、貯留部60に加える振動エネルギー[E]の大きさが変更可能な構成であり、貯留型クリーニングユニット100は、この加振機構70によって貯留部60に加える振動エネルギー[E]の大きさを制御する制御部80を備えている。これにより、貯留部60を振動させる振動動作の初期においては、第1の振動として大きな振動エネルギー[E]を貯留部60に加えることにより、貯留部60内において残留トナーTを飛び散らせて大きく移動させ、その後には第2の振動として小さな振動エネルギー[E]を貯留部60に加えることにより、残留トナーTを飛び散らすことなく貯留部60の内壁に沿って貯留ケース63の深部に残留トナーTを移動させることが可能である。これにより、より多くの残留トナーTを貯留ケース63内に収容することが可能となり、貯留型クリーニングユニット100における貯留ケース63の交換サイクルを長期化し、クリーニングライフの向上を図ることが可能になる。
1…画像形成装置
31…中間転写ベルト(像担持体)
31a…像担持面
39…別のクリーニングユニット
60…貯留部
61…クリーニングブレード
63…貯留ケース
63a…開口部
65…受け部材
70…加振機構
80…制御部
100…貯留型クリーニングユニット
T…残留トナー
[E]…振動エネルギー
[n]…プリント枚数(画像形成処理の処理量)
[n’]…実プリント枚数(画像形成処理の処理量)
[Ni]…積算プリント枚数(画像形成処理の積算処理量)
[Ni’]…実積算プリント枚数(画像形成処理の積算処理量)
[v]…トナー消費量(画像形成処理の処理量)
[v’]…実トナー消費量(画像形成処理の処理量)
[Vi]…積算トナー消費量(画像形成処理の積算処理量)
[Vi’]…実積算トナー消費量(画像形成処理の積算処理量)

Claims (16)

  1. トナー像が形成される像担持面を有し当該像担持面を一方向に搬送する像担持体と、
    前記トナー像を転写した後の前記像担持面に残留する残留トナーを当該像担持面から除去するためのクリーニングユニットとを備えた画像形成装置であって、
    前記クリーニングユニットは、
    前記像担持面に当接して配置され当該像担持面から残留トナーを掻き取るためのクリーニングブレードと、
    前記像担持面に対向して配置される開口部を有し、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを当該開口部から収容して貯留する貯留ケースと、
    前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対して振動を加えるための加振機構と、
    前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御する制御部とを備え
    前記制御部は、前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理中以外の非画像形成処理中に設定された振動期間に、第1の振動と前記第1の振動よりも振動エネルギーが小さな第2の振動とを、この順に前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御し、前記振動期間のサイクルを、前記画像形成処理の積算処理量の増加に応じて短くする
    画像形成装置。
  2. トナー像が形成される像担持面を有し当該像担持面を一方向に搬送する像担持体と、
    前記トナー像を転写した後の前記像担持面に残留する残留トナーを当該像担持面から除去するためのクリーニングユニットとを備えた画像形成装置であって、
    前記クリーニングユニットは、
    前記像担持面に当接して配置され当該像担持面から残留トナーを掻き取るためのクリーニングブレードと、
    前記像担持面に対向して配置される開口部を有し、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを当該開口部から収容して貯留する貯留ケースと、
    前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対して振動を加えるための加振機構と、
    前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御する制御部とを備え
    前記制御部は、前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理中以外の非画像形成処理中に設定された振動期間に、第1の振動と前記第1の振動よりも振動エネルギーが小さな第2の振動とを、この順に前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御し、前記画像形成処理の積算処理量が所定以下である場合には、一定の振動エネルギーの振動を前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御する
    画像形成装置。
  3. トナー像が形成される像担持面を有し当該像担持面を一方向に搬送する像担持体と、
    前記トナー像を転写した後の前記像担持面に残留する残留トナーを当該像担持面から除去するためのクリーニングユニットとを備えた画像形成装置であって、
    前記クリーニングユニットは、
    前記像担持面に当接して配置され当該像担持面から残留トナーを掻き取るためのクリーニングブレードと、
    前記像担持面に対向して配置される開口部を有し、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを当該開口部から収容して貯留する貯留ケースと、
    前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対して振動を加えるための加振機構と、
    前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御する制御部とを備え
    前記制御部は、前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理中以外の非画像形成処理中に設定された振動期間に、第1の振動と前記第1の振動よりも振動エネルギーが小さな第2の振動とを、この順に前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御し、
    前記像担持体は、前記振動期間において前記画像形成処理中とは逆方向に前記像担持面を搬送し、
    前記貯留ケースの開口部には、前記クリーニングブレードと平行に前記像担持面に当接して配置された前記残留トナーの受け部材が設けられ、
    前記像担持体は、前記クリーニングブレードと前記受け部材との間隔よりも長い距離で、前記画像形成処理中とは逆方向に前記像担持面を搬送する
    画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記画像形成処理の積算処理量の増加に応じて、前記第1の振動の振動エネルギーが大きくなるように、前記加振機構を制御する
    請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前回の振動期間の後の前記画像形成処理の処理量に応じて、前記第1の振動の振動エネルギーが大きくなるように、前記加振機構を制御する
    請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記画像形成処理の積算処理量の増加に応じて、前記貯留部に対して振動を加える時間が長くなるように、前記加振機構を制御する
    請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前回の前記振動期間の後の前記画像形成処理の処理量に応じて、前記貯留部に対して振動を加える時間が長くなるように、前記加振機構を制御する
    請求項1〜6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. トナー像が形成される像担持面を有し当該像担持面を一方向に搬送する像担持体と、
    前記トナー像を転写した後の前記像担持面に残留する残留トナーを当該像担持面から除去するためのクリーニングユニットとを備えた画像形成装置であって、
    前記クリーニングユニットは、
    前記像担持面に当接して配置され当該像担持面から残留トナーを掻き取るためのクリーニングブレードと、
    前記像担持面に対向して配置される開口部を有し、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを当該開口部から収容して貯留する貯留ケースと、
    前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対して振動を加えるための加振機構と、
    前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御する制御部とを備え
    前記貯留部は、前記クリーニングブレード、前記貯留ケース、前記クリーニングブレードと平行に前記像担持面に当接する状態で前記貯留ケースの開口部に配置された前記残留トナーの受け部材、および前記像担持面で囲まれた部分に前記残留トナーを収容する構成であり、
    前記加振機構は、前記貯留ケース、前記受け部材、および前記像担持面の裏面のうちの少なくとも1箇所に対して振動を加える
    画像形成装置。
  9. トナー像が形成される像担持面を有し当該像担持面を一方向に搬送する像担持体と、
    前記トナー像を転写した後の前記像担持面に残留する残留トナーを当該像担持面から除去するためのクリーニングユニットとを備えた画像形成装置であって、
    前記クリーニングユニットは、
    前記像担持面に当接して配置され当該像担持面から残留トナーを掻き取るためのクリーニングブレードと、
    前記像担持面に対向して配置される開口部を有し、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを当該開口部から収容して貯留する貯留ケースと、
    前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対して振動を加えるための加振機構と、
    前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御する制御部とを備え
    前記加振機構は、前記貯留部を打振することによって前記貯留部を振動させるものであり、前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさは、前記貯留部を打振する速度によって制御される
    画像形成装置。
  10. トナー像が形成される像担持面を有し当該像担持面を一方向に搬送する像担持体と、
    前記トナー像を転写した後の前記像担持面に残留する残留トナーを当該像担持面から除去するためのクリーニングユニットとを備えた画像形成装置であって、
    前記クリーニングユニットは、
    前記像担持面に当接して配置され当該像担持面から残留トナーを掻き取るためのクリーニングブレードと、
    前記像担持面に対向して配置される開口部を有し、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを当該開口部から収容して貯留する貯留ケースと、
    前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対して振動を加えるための加振機構と、
    前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御する制御部とを備え
    前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理における前記像担持面の搬送方向の前記クリーニングユニットよりも上流側に、別のクリーニングユニットが配置されている
    画像形成装置。
  11. トナー像を転写した後の像担持面から残留トナーを除去して貯留ケース内に貯留する画像形成装置のクリーニング方法であって、
    前記像担持面に当接して配置されたクリーニングブレードによって当該像担持面から残留トナーを掻き取り、
    前記像担持面に対向して配置される開口部を有する貯留ケースの内部に、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを収容し、
    前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対し、加振機構によって振動を加え、
    前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御部によって制御し、
    前記制御部は、前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理中以外の非画像形成処理中に設定された振動期間に、第1の振動と前記第1の振動よりも振動エネルギーが小さな第2の振動とを、この順に前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御し、前記振動期間のサイクルを、前記画像形成処理の積算処理量の増加に応じて短くする
    画像形成装置のクリーニング方法。
  12. トナー像を転写した後の像担持面から残留トナーを除去して貯留ケース内に貯留する画像形成装置のクリーニング方法であって、
    前記像担持面に当接して配置されたクリーニングブレードによって当該像担持面から残留トナーを掻き取り、
    前記像担持面に対向して配置される開口部を有する貯留ケースの内部に、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを収容し、
    前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対し、加振機構によって振動を加え、
    前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御部によって制御し、
    前記制御部は、前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理中以外の非画像形成処理中に設定された振動期間に、第1の振動と前記第1の振動よりも振動エネルギーが小さな第2の振動とを、この順に前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御し、前記画像形成処理の積算処理量が所定以下である場合には、一定の振動エネルギーの振動を前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御する
    画像形成装置のクリーニング方法。
  13. トナー像を転写した後の像担持面から残留トナーを除去して貯留ケース内に貯留する画像形成装置のクリーニング方法であって、
    前記像担持面に当接して配置されたクリーニングブレードによって当該像担持面から残留トナーを掻き取り、
    前記像担持面に対向して配置される開口部を有する貯留ケースの内部に、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを収容し、
    前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対し、加振機構によって振動を加え、
    前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御部によって制御し、
    前記制御部は、前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理中以外の非画像形成処理中に設定された振動期間に、第1の振動と前記第1の振動よりも振動エネルギーが小さな第2の振動とを、この順に前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御し、
    前記振動期間において前記画像形成処理中とは逆方向に前記像担持面を搬送し、
    前記貯留ケースの開口部には、前記クリーニングブレードと平行に前記像担持面に当接して配置された前記残留トナーの受け部材が設けられ、
    前記クリーニングブレードと前記受け部材との間隔よりも長い距離で、前記画像形成処理中とは逆方向に前記像担持面を搬送する
    画像形成装置のクリーニング方法。
  14. トナー像を転写した後の像担持面から残留トナーを除去して貯留ケース内に貯留する画像形成装置のクリーニング方法であって、
    前記像担持面に当接して配置されたクリーニングブレードによって当該像担持面から残留トナーを掻き取り、
    前記像担持面に対向して配置される開口部を有する貯留ケースの内部に、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを収容し、
    前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対し、加振機構によって振動を加え、
    前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御部によって制御し、
    前記貯留部は、前記クリーニングブレード、前記貯留ケース、前記クリーニングブレードと平行に前記像担持面に当接する状態で前記貯留ケースの開口部に配置された前記残留トナーの受け部材、および前記像担持面で囲まれた部分に前記残留トナーを収容する構成であり、
    前記加振機構は、前記貯留ケース、前記受け部材、および前記像担持面の裏面のうちの少なくとも1箇所に対して振動を加える
    画像形成装置のクリーニング方法。
  15. トナー像を転写した後の像担持面から残留トナーを除去して貯留ケース内に貯留する画像形成装置のクリーニング方法であって、
    前記像担持面に当接して配置されたクリーニングブレードによって当該像担持面から残留トナーを掻き取り、
    前記像担持面に対向して配置される開口部を有する貯留ケースの内部に、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを収容し、
    前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対し、加振機構によって振動を加え、
    前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御部によって制御し、
    前記加振機構は、前記貯留部を打振することによって前記貯留部を振動させるものであり、前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさは、前記貯留部を打振する速度によって制御される
    画像形成装置のクリーニング方法。
  16. トナー像を転写した後の像担持面から残留トナーを除去して貯留ケース内に貯留する画像形成装置のクリーニング方法であって、
    前記像担持面に当接して配置されたクリーニングブレードによって当該像担持面から残留トナーを掻き取り、
    前記像担持面に対向して配置される開口部を有する貯留ケースの内部に、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを収容し、
    前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対し、加振機構によって振動を加え、
    前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御部によって制御し、
    前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理における前記像担持面の搬送方向のクリーニングユニットよりも上流側に、別のクリーニングユニットが配置されている
    画像形成装置のクリーニング方法。
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