JP6897137B2 - 画像形成装置および画像形成装置のクリーニング方法 - Google Patents
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Description
先ず、本発明を適用した実施形態に係る画像形成装置の説明に先立ち、図1を用いて本発明の実施形態に係る乾式の画像形成装置の概略構成を説明する。
画像読取部11は、その上面で構成される原稿台13に載置された原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。なお、本実施形態において画像データは、画像読取部11で生成されるデータに限定されず、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピュータや他の画像形成装置1などの外部装置から受信したものであってもよい。
画像形成部20は、例えばイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成するための4つの画像形成ユニット20y,20m,20c,20kを有する。各画像形成ユニット20y,20m,20c,20kは、それぞれが感光体21と、感光体21の周囲に配置された現像部23と、搬送型クリーニングユニット25とを備え、さらにここでの図示を省略した帯電部および露光部を備えている。
転写部30は、画像形成部20と並列して配置されている。この転写部30は、回転する無端ベルトとして構成された中間転写ベルト31と、中間転写ベルト31に内接された複数のローラ33a〜33dおよび一次転写部35とを備えている。また転写部30は、二次転写ローラ35a、除電ローラ37、搬送型クリーニングユニット39、および貯留型クリーニングユニット100を備えている。
定着部40は、次に説明する用紙供給部50から搬送された記録紙Pの搬送方向に対して、転写部30における二次転写ローラ35aの下流側に配置されている。この定着部40は、加熱ローラ41と、この加熱ローラ41に対向配置された圧着ローラ43とを備え、二次転写ローラ35aから搬送された記録紙Pをニップし、記録紙Pに転写されたトナー像を記録紙Pに定着させ、トナー像が定着された記録紙Pを筐体10の外部に排出する。
用紙供給部50は、転写部30における二次転写ローラ35aに近接して配置されている。この用紙供給部50は、記録紙Pを収納するカセット51と、カセット51に収納された記録紙Pを送り出す送り出しローラ53、送り出しローラ53で送り出された記録紙Pを搬送する搬送ローラ55とを備えている。そして搬送ローラ55により、二次転写ローラ35aとローラ33cとの間における中間転写ベルト31の外周側に、中間転写ベルト31と共に記録紙Pを挟持させる。
図2〜図4は、実施形態のクリーニングユニットの構成図(その1)〜(その3)であり、図1を用いて説明した実施形態に係る画像形成装置に設けられる貯留型クリーニングユニット100の構成を説明するための図である。このうち図2は画像形成処理中の状態を示す図であり、図3および図4は非画像形成処理中の振動期間中の状態を示す図である。なおここで、画像形成処理中とは、トナー画像が形成された中間転写ベルト31の像担持面31aが、所定方向に搬送されている場合であり、また非画像形成処理中とは画像形成処理中以外の場合である。これらは以降の各実施形態で共通であることとする。
貯留部60は、転写部のローラ33aとの間に中間転写ベルト31を挟持する位置に、ローラ33aの軸方向に沿って配置されている。ここでは特に図2に示すように、貯留部60は、画像形成処理中に所定方向に搬送される中間転写ベルト31が、上方に向かって移動する位置に配置されていることとする。
クリーニングブレード61は、像担持面31aから残留トナーTを掻き取るためのものである。クリーニングブレード61は、残留トナーTの他にも、中間転写ベルト31の像担持面31aしている付着物、例えば紙粉や外添剤等も同時に掻き取るが、以下においてはこれらの付着物をまとめて残留トナーTとする。このクリーニングブレード61は、ローラ33aの外周面で支持されている中間転写ベルト31の像担持面31aに対し、その幅方向にわたって当接する状態で配置される。このため、例えばローラ33aの軸方向が水平であれば、クリーニングブレード61も水平方向に延設されたものとなる。そしてクリーニングブレード61が像担持面31aに対して当接する角度は、像担持面31aから残留トナーTを掻き取り易い角度に設定されていることとする。
貯留ケース63は、クリーニングブレード61によって像担持面31aから掻き取られた残留トナーTを収容し、廃トナーとして貯留するためのものである。この貯留ケース63は、両端が閉塞された筒状であって、ローラ33aの軸方向と並行に設けられ、中間転写ベルト31の像担持面31aの幅方向にわたって配置されたものである。貯留ケース63において像担持面31aに向かう面には、像担持面31aの幅方向にわたって像担持面31aと対向する形状の開口部63aが設けられている。この開口部63aにクリーニングブレード61が固定された状態となっている。
受け部材65は、貯留ケース63の開口部63aにおいて、貯留ケース63と中間転写ベルト31の像担持面31aとの間の隙間を封鎖するために設けられたものである。このような受け部材65は、クリーニングブレード61の固定部P以外の部分において、貯留ケース63の開口部63aに固定されている。このような受け部材65は、中間転写ベルト31の搬送に追従する程度の弾性を有するシート材料によって構成されている。
加振機構70は、貯留部60に対して振動を与えることにより、貯留部60内に収容されたトナーTを振動させるためのものである。ここで貯留部60内とは、クリーニングブレード61、貯留ケース63、受け部材65、および中間転写ベルト31で囲まれた内部であり、これらの壁部が貯留部60の内壁となる。そして加振機構70は、貯留部60を構成するクリーニングブレード61、貯留ケース63、受け部材65、および中間転写ベルト31のうち、クリーニングブレード61を除く少なくと何れか1つに対して振動を加える構成のものである。
モーター71は、相反する2方向に任意の速度で回転自在であり、その回転軸と同軸にギア71aが設けられたギア付きモーターである。
接続ギア72は、モーター71のギア71aに対して係合して設けられたもので、モーター71の回転を外部に伝えるためのものである。
振動アーム73は、長尺状の板材であって、その一端側に設定された支点73aにおいて画像形成装置1の装置筐体に対して固定され、支点73aを中心にして回動自在である。振動アーム73は、この支点73aに対して同軸で接続ギア72に対して係合するギアとトルクリミッタとを有している。また振動アーム73の他端部は、打振端73bとして貯留ケース63に対向して配置される。
制御部80は、加振機構70によって貯留部60に加える振動を制御するものである。この制御部80によって制御する振動とは、貯留部60に振動を加える振動動作のタイミング[T]、貯留部60に加える振動エネルギー[E]、貯留部60に振動を加える加振時間[t]などである。
図6は、実施形態のクリーニングユニットによる画像形成装置のクリーニング方法を説明するフローチャートである。これら図に示されるクリーニング方法は、図1を用いて説明した画像形成装置1において実施されるクリーニング方法であって、トナー像を転写した後の像担持面31aから残留トナーを除去し、除去した残留トナーを貯留型クリーニングユニット100の貯留ケース内に廃トナーとして貯留する方法である。この方法は、貯留型クリーニングユニット100の制御部80を構成するプログラムによって実行される手順である。以下、図6のフローチャートの手順にしたがい、先の図1〜図5を参照して画像形成装置のクリーニング方法を説明する。
先ず、ステップS101において、制御部80は、クリーニングユニットの交換イベントの発生をトリガーとして、このクリーニング方法の手順を開始させる。ここでは、トナーを貯留していない新たな貯留ケース63が、新たなクリーニングブレード61および受け部材65とともに画像形成装置1に対して設置される。
次にステップS102において、制御部80は、積算プリント枚数[Ni](または積算トナー消費量[Vi])、プリント枚数[n](またはトナー消費量[v])、および振動モード[M」の初期値を設定する。これらの値は次の通りである。
積算プリント枚数[Ni]とは、ステップS101でクリーニングユニットの交換イベントが発生した以降の画像形成処理において画像形成処理を実施した記録紙の積算枚数であり、ステップS101以降における画像形成処理の積算処理量を示す一例である。ここでは積算プリント枚数[N]の初期値として、例えば積算プリント枚数[N]=200枚に設定されるていることとする。
積算トナー消費量[Vi]とは、ステップS101でクリーニングユニットの交換イベントが発生した以降におけるトナー消費量の積算値であり、ステップS101以降における画像形成処理の積算処理量を示す一例である。トナー消費量は、用紙サイズ、カバレッジ、プリント枚数によって規定される。
プリント枚数[n]とは、前回の振動期間の後に画像形成処理を実施した処理量を示す一例であり、画像形成処理を実施した記録紙の枚数である。ここで設定するプリント枚数[n]は、n枚の画像形成処理においてクリーニングブレード61によって掻き取られて貯留部60の開口部63a付近に滞留する残留トナーの量が、貯留部60の外部に溢れ出すことのない範囲に設定される。このようなプリント枚数[n]は、振動期間の発生サイクルを制御する値となる。ここではプリント枚数[n]の初期値として、例えばプリント枚数[n]=100枚に設定されていることとする。
トナー消費量[v]とは、前回の振動期間の後に画像形成処理を実施した処理量を示す一例であり、前回の振動期間の後の画像形成処理において消費されたトナーの消費量であり、先に説明したように用紙サイズ、カバレッジ、プリント枚数によって規定される。
振動モード[M」とは、加振機構70によって貯留部60に加える振動の振動エネルギー[E]と加振時間[t]との組み合わせで示される。ここで設定される振動モード[M]の初期値は、振動エネルギー[E]が一定の大きさ[E0]であり、加振時間[t]の初期値[t0]であることとする。振動エネルギー[E]の初期値[E0]は、図3に示したように、貯留部60に収容された残留トナーが貯留部60の内壁に沿って移動する程度の大きさであればよい。また加振時間[t]の初期値[t0]は、プリント枚数[n]の画像処理で貯留部60内に収容された残留トナーが、貯留ケース63の奥にまで移動する程度の長さであればよい。
次にステップS103において、制御部80は、画像形成装置1が、非画像形成処理中であるか否かを判断する。そして非画像形成処理中である(YES)と判断されるまで、ステップS103の判断を繰り返し、非画像形成処理中である(YES)と判断された場合に、次のステップS104に進む。
ステップS104において、制御部80は、前回の振動期間以降の実際のプリント枚数(以降、実プリント枚数[n’]と記す)が、設定されたプリント枚数[n]に達しているか否かを判断する。ここで振動期間とは、非画像形成処理中に設定される期間であって、加振機構70によって貯留部60に振動を加える期間である。なお、初回のステップS104においては、クリーニングユニットの交換イベントが発生した以降に実施されたプリント枚数にしたがって、判断がなされる。
ステップS105において、制御部80は、加振機構70の制御により、設定した振動モードで貯留部60に振動を加える。これにより、プリント枚数[n]=100枚に到達した以降の非画像形成処理中に、加振機構70の振動動作を実施する。このような非画像形成処理中において加振機構70による振動動作が実施されている期間が振動期間となる。この際、制御部80は、先ず初期値に設定された振動モード[M]で、加振機構70のモーター71の回動を制御することにより、振動エネルギー[E0]で加振時間[t0]の振動を貯留部60に加える。
ステップS106において、制御部80は、実際の積算トナー消費量が最大積算トナー消費量[Vmax]に到達したか否かを判断する。ここで最大積算トナー消費量[Vmax]とは、貯留部60の貯留ケース63に貯留可能なトナー量であることとする。
ステップS107において、制御部80は、実際の積算プリント枚数(以降、実積算プリント枚数[Ni’]と記す)が、積算プリント枚数[Ni]に達したか否かを判断する。この際、例えば積算プリント枚数[Ni]=200枚に設定されていた場合、ステップS101でクリーニングユニットの交換イベントが発生した以降で積算した実積算プリント枚数[Ni’]が、200枚に達しているか否かを判断する。そして、達した(YES)と判断された場合にはステップS108に進む。
一方、ステップS108において、制御部80は、画像形成処理の積算処理量および前回の振動期間の後の画像形成処理の処理量に応じた設定更新処理を行なう。ここでは、画像形成処理の積算処理量として、実積算プリント枚数[Ni’]を用いた例を説明するが、積算処理量は実積算トナー消費量[Vi’]であってもよい。また前回の振動期間の後の画像形成処理の処理量として、実トナー消費量[v’]を用いた例を説明するが、処理量は実プリント枚数[n’]であってもよい。また、これらの積算処理量および処理量は、実際の値に換えて更新前の設定値を用いてもよい。
制御部80は、実トナー消費量[v’]に応じて、以下のように積算プリント枚数[Ni]を新たな設定値に更新する。ここでは、ステップS108が繰り替えされる毎に、積算プリント枚数[Ni]を、例えば積算プリント枚数[Ni]=400枚、500枚、600枚、…と順次に増加させる。積算プリント枚数[Ni]の増加は、例えば積算プリント枚数が少ない段階では一定の枚数(例えば100枚)とし、積算プリント枚数が所定枚数を超えた場合には積算プリント枚数が増加するほど少なくする。
制御部80は、実トナー消費量[v’]に応じて、積算トナー消費量[Vi]を新たな設定値に更新する場合、上述した積算プリント枚数[Ni]の更新と同様に積算トナー消費量[Vi]を新たな設定値に更新する。この場合、上述した積算プリント枚数[Ni]の記載を積算トナー消費量[Vi]に読み換えればよい。
制御部80は、実積算プリント枚数[Ni’]および実トナー消費量[v’]に応じて、以下のように前回の振動期間以降のプリント枚数[n]の設定を更新する。この場合、実積算プリント枚数[Ni’]が多くなるほど、また実トナー消費量[v’]が多いほど、プリント枚数[n]が少なくなるように設定を更新する。例えば、プリント枚数[n]は、一定の枚数(例えば100枚)を基準枚数としておく。そして、実トナー消費量[v’]に基準値を設け、実積算プリント枚数[Ni’]が所定枚数を超えた場合、または実トナー消費量[v’]が基準値よりも大きい場合には、プリント枚数[n]を基準枚数よりも少なく設定する。なお、実トナー消費量[v’]の基準値は段階的であってもよく、この場合にはプリント枚数[n]の基準枚数からの減少度合も段階とする。
制御部80は、トナー消費量[v]を新たな設定値に更新する場合、上述したプリント枚数[n]の更新と同様にトナー消費量[v]を新たな設定値に更新する。この場合、上述したプリント枚数[n]の記載をトナー消費量[v]に読み換えればよい。
また制御部80は、実積算プリント枚数[Ni’]および実トナー消費量[v’]に応じて振動モード[M]の設定を更新する。ここでは、振動モード[M]として、振動エネルギー[E]と加振時間[t]の設定を更新する。この場合、実積算プリント枚数[Ni’]が多くなるほど、また実トナー消費量[v’]が多いほど、振動エネルギー[E]が高く、加振時間[t]が長くなるように、振動モード[M]を更新する。
以上説明した構成の貯留型クリーニングユニット100を備えた画像形成装置1は、貯留ケース63に対して振動を加える加振機構70を設けた構成である。これにより、クリーニングブレード61によって像担持面31aから掻き取られて貯留ケース63内に収容された残留トナーTは、貯留ケース63の振動によって貯留ケース63内を移動し、貯留ケース63内においての残留トナーTの溜り部が均等に均される。したがて、貯留ケース63の開口部63a付近に残留トナーTが留まり続けることが防止され、貯留ケース63の容量に対応する十分な量の残留トナーTを貯留ケース63内に収容することが可能になる。したがって、貯留部60を交換するサイクルを伸ばすことが可能となり、画像形成装置1におけるメンテナンス性の向上を図ることが可能となる。しかも、貯留ケース63の容量を大型化するほど、貯留部60を交換するサイクルを伸ばしてメンテナンス性を向上させることが可能になる。
31…中間転写ベルト(像担持体)
31a…像担持面
39…別のクリーニングユニット
60…貯留部
61…クリーニングブレード
63…貯留ケース
63a…開口部
65…受け部材
70…加振機構
80…制御部
100…貯留型クリーニングユニット
T…残留トナー
[E]…振動エネルギー
[n]…プリント枚数(画像形成処理の処理量)
[n’]…実プリント枚数(画像形成処理の処理量)
[Ni]…積算プリント枚数(画像形成処理の積算処理量)
[Ni’]…実積算プリント枚数(画像形成処理の積算処理量)
[v]…トナー消費量(画像形成処理の処理量)
[v’]…実トナー消費量(画像形成処理の処理量)
[Vi]…積算トナー消費量(画像形成処理の積算処理量)
[Vi’]…実積算トナー消費量(画像形成処理の積算処理量)
Claims (16)
- トナー像が形成される像担持面を有し当該像担持面を一方向に搬送する像担持体と、
前記トナー像を転写した後の前記像担持面に残留する残留トナーを当該像担持面から除去するためのクリーニングユニットとを備えた画像形成装置であって、
前記クリーニングユニットは、
前記像担持面に当接して配置され当該像担持面から残留トナーを掻き取るためのクリーニングブレードと、
前記像担持面に対向して配置される開口部を有し、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを当該開口部から収容して貯留する貯留ケースと、
前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対して振動を加えるための加振機構と、
前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理中以外の非画像形成処理中に設定された振動期間に、第1の振動と前記第1の振動よりも振動エネルギーが小さな第2の振動とを、この順に前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御し、前記振動期間のサイクルを、前記画像形成処理の積算処理量の増加に応じて短くする
画像形成装置。 - トナー像が形成される像担持面を有し当該像担持面を一方向に搬送する像担持体と、
前記トナー像を転写した後の前記像担持面に残留する残留トナーを当該像担持面から除去するためのクリーニングユニットとを備えた画像形成装置であって、
前記クリーニングユニットは、
前記像担持面に当接して配置され当該像担持面から残留トナーを掻き取るためのクリーニングブレードと、
前記像担持面に対向して配置される開口部を有し、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを当該開口部から収容して貯留する貯留ケースと、
前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対して振動を加えるための加振機構と、
前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理中以外の非画像形成処理中に設定された振動期間に、第1の振動と前記第1の振動よりも振動エネルギーが小さな第2の振動とを、この順に前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御し、前記画像形成処理の積算処理量が所定以下である場合には、一定の振動エネルギーの振動を前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御する
画像形成装置。 - トナー像が形成される像担持面を有し当該像担持面を一方向に搬送する像担持体と、
前記トナー像を転写した後の前記像担持面に残留する残留トナーを当該像担持面から除去するためのクリーニングユニットとを備えた画像形成装置であって、
前記クリーニングユニットは、
前記像担持面に当接して配置され当該像担持面から残留トナーを掻き取るためのクリーニングブレードと、
前記像担持面に対向して配置される開口部を有し、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを当該開口部から収容して貯留する貯留ケースと、
前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対して振動を加えるための加振機構と、
前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理中以外の非画像形成処理中に設定された振動期間に、第1の振動と前記第1の振動よりも振動エネルギーが小さな第2の振動とを、この順に前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御し、
前記像担持体は、前記振動期間において前記画像形成処理中とは逆方向に前記像担持面を搬送し、
前記貯留ケースの開口部には、前記クリーニングブレードと平行に前記像担持面に当接して配置された前記残留トナーの受け部材が設けられ、
前記像担持体は、前記クリーニングブレードと前記受け部材との間隔よりも長い距離で、前記画像形成処理中とは逆方向に前記像担持面を搬送する
画像形成装置。 - 前記制御部は、前記画像形成処理の積算処理量の増加に応じて、前記第1の振動の振動エネルギーが大きくなるように、前記加振機構を制御する
請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前回の振動期間の後の前記画像形成処理の処理量に応じて、前記第1の振動の振動エネルギーが大きくなるように、前記加振機構を制御する
請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記画像形成処理の積算処理量の増加に応じて、前記貯留部に対して振動を加える時間が長くなるように、前記加振機構を制御する
請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前回の前記振動期間の後の前記画像形成処理の処理量に応じて、前記貯留部に対して振動を加える時間が長くなるように、前記加振機構を制御する
請求項1〜6の何れか1項に記載の画像形成装置。 - トナー像が形成される像担持面を有し当該像担持面を一方向に搬送する像担持体と、
前記トナー像を転写した後の前記像担持面に残留する残留トナーを当該像担持面から除去するためのクリーニングユニットとを備えた画像形成装置であって、
前記クリーニングユニットは、
前記像担持面に当接して配置され当該像担持面から残留トナーを掻き取るためのクリーニングブレードと、
前記像担持面に対向して配置される開口部を有し、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを当該開口部から収容して貯留する貯留ケースと、
前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対して振動を加えるための加振機構と、
前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御する制御部とを備え、
前記貯留部は、前記クリーニングブレード、前記貯留ケース、前記クリーニングブレードと平行に前記像担持面に当接する状態で前記貯留ケースの開口部に配置された前記残留トナーの受け部材、および前記像担持面で囲まれた部分に前記残留トナーを収容する構成であり、
前記加振機構は、前記貯留ケース、前記受け部材、および前記像担持面の裏面のうちの少なくとも1箇所に対して振動を加える
画像形成装置。 - トナー像が形成される像担持面を有し当該像担持面を一方向に搬送する像担持体と、
前記トナー像を転写した後の前記像担持面に残留する残留トナーを当該像担持面から除去するためのクリーニングユニットとを備えた画像形成装置であって、
前記クリーニングユニットは、
前記像担持面に当接して配置され当該像担持面から残留トナーを掻き取るためのクリーニングブレードと、
前記像担持面に対向して配置される開口部を有し、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを当該開口部から収容して貯留する貯留ケースと、
前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対して振動を加えるための加振機構と、
前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御する制御部とを備え、
前記加振機構は、前記貯留部を打振することによって前記貯留部を振動させるものであり、前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさは、前記貯留部を打振する速度によって制御される
画像形成装置。 - トナー像が形成される像担持面を有し当該像担持面を一方向に搬送する像担持体と、
前記トナー像を転写した後の前記像担持面に残留する残留トナーを当該像担持面から除去するためのクリーニングユニットとを備えた画像形成装置であって、
前記クリーニングユニットは、
前記像担持面に当接して配置され当該像担持面から残留トナーを掻き取るためのクリーニングブレードと、
前記像担持面に対向して配置される開口部を有し、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを当該開口部から収容して貯留する貯留ケースと、
前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対して振動を加えるための加振機構と、
前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御する制御部とを備え、
前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理における前記像担持面の搬送方向の前記クリーニングユニットよりも上流側に、別のクリーニングユニットが配置されている
画像形成装置。 - トナー像を転写した後の像担持面から残留トナーを除去して貯留ケース内に貯留する画像形成装置のクリーニング方法であって、
前記像担持面に当接して配置されたクリーニングブレードによって当該像担持面から残留トナーを掻き取り、
前記像担持面に対向して配置される開口部を有する貯留ケースの内部に、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを収容し、
前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対し、加振機構によって振動を加え、
前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御部によって制御し、
前記制御部は、前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理中以外の非画像形成処理中に設定された振動期間に、第1の振動と前記第1の振動よりも振動エネルギーが小さな第2の振動とを、この順に前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御し、前記振動期間のサイクルを、前記画像形成処理の積算処理量の増加に応じて短くする
画像形成装置のクリーニング方法。 - トナー像を転写した後の像担持面から残留トナーを除去して貯留ケース内に貯留する画像形成装置のクリーニング方法であって、
前記像担持面に当接して配置されたクリーニングブレードによって当該像担持面から残留トナーを掻き取り、
前記像担持面に対向して配置される開口部を有する貯留ケースの内部に、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを収容し、
前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対し、加振機構によって振動を加え、
前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御部によって制御し、
前記制御部は、前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理中以外の非画像形成処理中に設定された振動期間に、第1の振動と前記第1の振動よりも振動エネルギーが小さな第2の振動とを、この順に前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御し、前記画像形成処理の積算処理量が所定以下である場合には、一定の振動エネルギーの振動を前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御する
画像形成装置のクリーニング方法。 - トナー像を転写した後の像担持面から残留トナーを除去して貯留ケース内に貯留する画像形成装置のクリーニング方法であって、
前記像担持面に当接して配置されたクリーニングブレードによって当該像担持面から残留トナーを掻き取り、
前記像担持面に対向して配置される開口部を有する貯留ケースの内部に、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを収容し、
前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対し、加振機構によって振動を加え、
前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御部によって制御し、
前記制御部は、前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理中以外の非画像形成処理中に設定された振動期間に、第1の振動と前記第1の振動よりも振動エネルギーが小さな第2の振動とを、この順に前記貯留部に加えるように、前記加振機構を制御し、
前記振動期間において前記画像形成処理中とは逆方向に前記像担持面を搬送し、
前記貯留ケースの開口部には、前記クリーニングブレードと平行に前記像担持面に当接して配置された前記残留トナーの受け部材が設けられ、
前記クリーニングブレードと前記受け部材との間隔よりも長い距離で、前記画像形成処理中とは逆方向に前記像担持面を搬送する
画像形成装置のクリーニング方法。 - トナー像を転写した後の像担持面から残留トナーを除去して貯留ケース内に貯留する画像形成装置のクリーニング方法であって、
前記像担持面に当接して配置されたクリーニングブレードによって当該像担持面から残留トナーを掻き取り、
前記像担持面に対向して配置される開口部を有する貯留ケースの内部に、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを収容し、
前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対し、加振機構によって振動を加え、
前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御部によって制御し、
前記貯留部は、前記クリーニングブレード、前記貯留ケース、前記クリーニングブレードと平行に前記像担持面に当接する状態で前記貯留ケースの開口部に配置された前記残留トナーの受け部材、および前記像担持面で囲まれた部分に前記残留トナーを収容する構成であり、
前記加振機構は、前記貯留ケース、前記受け部材、および前記像担持面の裏面のうちの少なくとも1箇所に対して振動を加える
画像形成装置のクリーニング方法。 - トナー像を転写した後の像担持面から残留トナーを除去して貯留ケース内に貯留する画像形成装置のクリーニング方法であって、
前記像担持面に当接して配置されたクリーニングブレードによって当該像担持面から残留トナーを掻き取り、
前記像担持面に対向して配置される開口部を有する貯留ケースの内部に、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを収容し、
前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対し、加振機構によって振動を加え、
前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御部によって制御し、
前記加振機構は、前記貯留部を打振することによって前記貯留部を振動させるものであり、前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさは、前記貯留部を打振する速度によって制御される
画像形成装置のクリーニング方法。 - トナー像を転写した後の像担持面から残留トナーを除去して貯留ケース内に貯留する画像形成装置のクリーニング方法であって、
前記像担持面に当接して配置されたクリーニングブレードによって当該像担持面から残留トナーを掻き取り、
前記像担持面に対向して配置される開口部を有する貯留ケースの内部に、前記クリーニングブレードによって前記像担持面から掻き取られた残留トナーを収容し、
前記クリーニングブレードと前記貯留ケースとを有する前記残留トナーの貯留部に対し、加振機構によって振動を加え、
前記加振機構によって前記貯留部に加える振動エネルギーの大きさを制御部によって制御し、
前記トナー像を担持した前記像担持面の搬送が実施される画像形成処理における前記像担持面の搬送方向のクリーニングユニットよりも上流側に、別のクリーニングユニットが配置されている
画像形成装置のクリーニング方法。
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