JP6897107B2 - 電流センサの信号補正方法、及び電流センサ - Google Patents

電流センサの信号補正方法、及び電流センサ Download PDF

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本発明は、電流センサの信号補正方法、及び電流センサに関する。
電流センサの温度特性は、電流センサを構成する磁気検出素子等の物理センサの温度特性だけではなく、電子回路の温度特性等の様々な条件に依存し、また、電流センサの位置ずれにより間接的に温度特性が変化することもある。このような温度特性は、一般に線形変化では表せず、電流センサの出力を高精度に温度補正しようとすると、高次の多項式で近似する必要がある。
従来、電流等の物理量に応じたセンサ信号を出力する物理量センサと、物理量センサの温度を知るための温度センサと、センサ信号が持つ温度特性を打ち消しながらセンサ信号のA/D変換を実行し、A/D変換データを出力するセンサ信号処理装置とを有するセンサ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1によれば、物理量センサのオフセット及び感度を、物理量センサの温度に関する高次の多項式からなる近似式で表して信号処理に用いている。
特許第5768822号公報
しかしながら、高次の多項式からなる近似式の係数を取得するためには、多くの工数や費用を必要とする。また、従来の近似式の係数を予め取得する方法では、センサの温度特性が経時変化する場合には対応できない。
本発明は、出力電圧の温度補正に要するコスト及び時間を低減し、かつ温度特性が経時変化する場合であっても精度よく温度補正を行うことができる電流センサの信号補正方法、並びにその信号補正方法による信号の補正を実施することのできる電流センサを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、磁気検出部を有する電流センサの信号補正方法であって、前記磁気検出部の温度を変化させながら、前記被測定電流により生じる磁界を前記磁気検出部に検出させ、前記磁気検出部から出力される第1の出力電圧を取得するステップと、前記第1の出力電圧に対して、前記磁気検出部が前記磁界を検出した際の温度及び温度補正係数を含む式を用いて温度フィッティングを含むフィッティング処理を施し、前記温度補正係数を算出するステップと、新たな磁界を検出した前記磁気検出部から出力された第2の出力電圧に、前記新たな磁界を検出したときの前記磁気検出部の温度及び算出された前記温度補正係数を用いた温度補正を含む補正を施し、補正出力電圧を取得するステップと、を含む、電流センサの信号補正方法を提供する。
また、本発明の他の態様は、上記目的を達成するため、検出した被測定磁界の磁束密度に対応して第1の出力電圧を出力する磁気検出部と、前記磁気検出部の温度を検出して出力する温度検出部と、前記第1の出力電圧に対して、前記温度検出部により出力された前記温度及び温度補正係数を含む式を用いて温度フィッティングを含むフィッティング処理を施し、前記温度補正係数を算出する補正係数演算部と、新たな磁界を検出した前記磁気検出部から出力された第2の出力電圧に、前記新たな磁界を検出したときに前記温度検出部から出力される前記磁気検出部の温度及び算出された前記温度補正係数を用いた温度補正を含む補正を施し、補正出力電圧を出力する信号補正部と、を有する電流センサを提供する。
本発明によれば、出力電圧の温度補正に要するコスト及び時間を低減し、かつ温度特性が経時変化する場合であっても精度よく温度補正を行うことができる電流センサの信号補正方法、並びにその信号補正方法による信号の補正を実施することのできる電流センサを提供することができる。
図1は、実施の形態に係る電流センサの構成を概略的に示すブロック図である。 図2(a)は、磁気検出部に用いられるGMR素子の磁気検出原理を示す図である。図2(b)は、磁気検出部の概略構造の一例を示す図である。 図3は、実施の形態に係る電流センサの信号補正処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、GMR素子の固定層の磁化方向M、バイアス磁界B、被測定磁界B、及び合成磁界Bとの関係を示す図である。
[実施の形態]
(電流センサの構成)
図1は、実施の形態に係る電流センサ1の構成を概略的に示すブロック図である。電流センサ1は、磁気検出部11、温度検出部12、及び信号補正部13を有する電流検出部10と、電圧測定部21、温度測定部22、補正係数演算部23、係数制御部24、及び定電圧源25を有する制御部20と、を有する。
磁気検出部11は、GMR素子等の磁気検出素子から構成され、被測定電流によって生じる磁界(被測定磁界)を検出する。
図2(a)は、磁気検出部11に用いられるGMR素子30の磁気検出原理を示す図である。GMR素子30は、磁化方向Mの固定された固定層と、磁化方向Mと略直交する方向に印加されたバイアス磁界Bと被測定磁界Bによって磁化方向θの変化する自由層と、これら固定層と自由層を分離する非磁性層とが積層されて構成されている。被測定磁界Bは、被測定電流によって発生する磁界のことであり、θは固定層の磁化方向Mを基準とした自由層の磁化方向の角度のことである。
GMR素子30においては、被測定磁界Bの印加方向が固定層の磁化方向Mと同方向でほぼ平行で、かつ被測定磁界Bの大きさがバイアス磁界Bの大きさに対して十分大きい場合、バイアス磁界Bと被測定磁界Bの合成磁界Bが固定層の磁化方向Mと成す角度θが小さくなり、それに伴って固定層、非磁性層、自由層の積層方向の電流密度分布が広くなり抵抗値も低くなる。
逆に、被測定磁界Bの印加方向が固定層の磁化方向Mと逆方向でほぼ平行で、かつ被測定磁界Bの大きさがバイアス磁界Bの大きさに対して十分大きい場合、合成磁界B0が固定層の磁化方向Mと成す角度θが大きくなり、それに伴って固定層、非磁性層、自由層の積層方向の電流密度分布が狭くなり抵抗値Rも高くなる。すなわち、バイアス磁界Bと被測定磁界Bの合成磁界Bの方向に従って自由層の磁化方向が回転し、自由層の磁化方向の回転量に応じてGMR素子30の抵抗値が変化する。
バイアス磁界Bには、GMR素子30のヒステリシスを抑制する働きがある。バイアス磁界Bを強くすることによって感度を低下させ、結果として線形範囲を拡大させることもできる。
図2(b)は、磁気検出部11の概略構造の一例を示す図である。図2(b)に示される例では、磁気検出部11は、2つのGMR素子30(GMR素子30a、30bとする)を含むハーフブリッジ構造を有する。この構造においては、GMR素子30aの固定層の磁化方向MとGMR素子30bの固定層の磁化方向Mが反対となるように、GMR素子30aとGMR素子30bが直列接続される。
この直列接続のGMR素子30a側の電極には定電圧源25から電源電圧+Vcc(例えば約5.0V)が印加され、GMR素子30b側の電極は接地される。ここで、磁気検出部11におけるGMR素子30aとGMR素子30bによる出力電圧を出力電圧Voutとする。
なお、電流検出部10は、2つの磁気検出部11を含んでもよい。2つの磁気検出部11の固定層磁化方向をそろえるように接続した場合、2つの磁気検出部11の差動をとることにより、地磁気等の外乱磁界の影響をキャンセルし、計測誤差を低減することができる。
温度検出部12は、磁気検出部11の温度を検出する温度センサであり、検出した磁気検出部11の温度(温度Tとする)を信号補正部13に出力する。温度検出部12を用いることにより、磁気検出部11の出力電圧Voutの温度依存性を知ることができる。なお、温度検出部12は温度センサに限られず、例えば、磁気検出部11に搭載された抵抗素子に定電流を通電し、その電圧をモニタすることにより温度を検出する素子、あるいは磁気検出部11に搭載された抵抗素子に定電圧を印加し、その電流をモニタすることにより温度を検出する素子であってもよい。図1に示される例においては、温度検出部12には、定電圧源25から電源が供給される。
信号補正部13は記憶部14を有し、記憶部14に記憶された信号補正フラグが『1』である場合に、磁気検出部11の出力電圧Voutを温度検出部12から出力された温度T、後述の式2、式3、式4で表される補正式及び温度補正係数を用いて温度補正し、得られた補正出力電圧Vを出力する。この温度補正により、磁気検出部11の温度に起因する出力電圧の真の値からのずれを補正することができる。
記憶部14に記憶された信号補正フラグが『0』である場合には、信号補正部13は出力電圧Voutを補正せずにそのまま電圧測定部21に出力する。また、信号補正部13は、温度検出部12から出力された温度Tを温度測定部22に出力する。なお、係数制御部24が『1』にセットするまでは、信号補正フラグは『0』である。
電圧測定部21は、磁気検出部11が検出した、温度Tの変化により変動する出力電圧Voutを計測し、補正係数演算部23に出力する。
温度測定部22は、温度検出部12が検出した変化する温度Tを計測し、補正係数演算部23に出力する。
補正係数演算部23は、電圧測定部21から出力された出力電圧Voutに対して、温度測定部22から出力された温度T、及びフィッティング処理用の式による温度フィッティング処理(演算処理)を実施し、温度補正係数を算出する。以下、温度補正係数を算出するためのフィッティング処理を温度フィッティング処理と呼ぶ。
係数制御部24は、補正係数演算部23から出力された温度補正係数を信号補正部13の記憶部14に書き込み、さらに、記憶部14の信号補正フラグを『1』にセットする。
(電流センサによる信号補正処理)
図3は、実施の形態に係る電流センサ1の信号補正処理の流れを示すフローチャートである。以下、一例として、磁気検出部11を構成する磁気検出素子としてGMR素子を用いるものとして説明する。
まず、磁気検出部11により、磁気検出部11の温度を変化させながら、被測定電流の大きさを一定に保った状態で被測定電流によって生じる磁界(被測定磁界B)を検出し、出力電圧Voutを信号補正部13に出力する。また、それと並行して、磁気検出部11が磁気を検出している間の磁気検出部11の温度Tを温度検出部12により検出し、信号補正部13に出力する(ステップS1)。
このとき、磁気検出部11は、磁気検出部11のGMR素子30a、30bの固定層の磁化方向Mが被測定磁界Bの方向に対して平行となるように設置される。また、GMR素子30a、30bの固定層の磁化方向Mと直交する同方向にバイアス磁界Bが印加される。
次に、出力電圧Vout及び温度Tが信号補正部13に入力され、記憶部14に記憶された信号補正フラグが『0』か『1』かの判定が行われる(ステップS2)。
ステップS3において、記憶部14に記憶された信号補正フラグが『0』であった場合は、信号補正部13は出力電圧Vout、温度Tをそのまま電圧測定部21に出力する(ステップS3)。
次に、電圧測定部21が、磁気検出部11が検出した、温度Tの変化により変動する出力電圧Voutを計測し、補正係数演算部23に出力する。また、それと並行して、温度測定部22が、温度検出部12が検出した変化する温度Tを計測し、補正係数演算部23に出力する(ステップS4)。
次に、補正係数演算部23は、電圧測定部21から出力された出力電圧Voutに、下記の式1で表される温度フィッティング用の式のVがフィットするように最小二乗法により温度フィッティング処理を実施し、温度補正係数を算出し、係数制御部24に出力する(ステップS5)。
Figure 0006897107
ここで、Voff、Vsat、B、φ、αは、それぞれ出力オフセット係数、飽和出力係数、バイアス磁界強度係数、被測定磁界方向の角度ずれ係数、バイアス磁界方向の角度ずれ係数である。
このうち、出力オフセット係数Voff及び飽和出力係数Vsatはそれぞれ温度Tに関する一変数多項式で表され、その一変数多項式の係数が温度補正係数である。
下記の式5、式6は、それぞれ温度Tの一次式で表される場合の出力オフセット係数Voff及び飽和出力係数Vsatを示す。この場合、式5、式6の係数であるm、n、m、nが温度補正係数となる。
Figure 0006897107
Figure 0006897107
下記の式7、式8は、それぞれ温度Tの二次式で表される場合の出力オフセット係数Voff及び飽和出力係数Vsatを示す。この場合、式7、式8の係数であるl、m、n、l、m、nが温度補正係数となる。
Figure 0006897107
Figure 0006897107
例えば、出力オフセット係数Voff及び飽和出力係数Vsatを温度Tの一次式で表して温度フィッティング処理の良好な結果が得られなかった場合に、出力オフセット係数Voff及び飽和出力係数Vsatを温度Tの二次式で表して温度フィッティング処理を行う。
出力オフセット係数Voffは、出力電圧Voutがほぼ点対称となるような出力電圧値のことである。飽和出力係数Vsatは、出力電圧Voutが上限値及び下限値を示す出力電圧値のことである。
図4は、GMR素子30a、30bの固定層の磁化方向M、バイアス磁界B、被測定磁界B、及び合成磁界Bとの関係を示す図である。
図4に示されるように、GMR素子30aの固定層における磁化方向M(Mp1とする)は、図面上において上向きであり、GMR素子30bの固定層における磁化方向M(Mp2とする)は、図面上において下向きである。バイアス磁界Bは、これらの磁化方向Mp1、Mp2に対して略直交し、図面上では右向きである。
バイアス磁界Bは、バイアス磁界用の磁石やバイアス磁界発生用コイル(以下、単に『バイアスコイル』と呼ぶ)をGMR素子30a、30bの近傍に設けることによって発生させる。上記の式1のバイアス磁界強度係数Bは、バイアス磁界Bの大きさに相当する。
磁気検出部11は、GMR素子30a、30bの固定層の磁化方向Mp1、Mp2が被測定磁界Bに対して平行になるように設置されるが、設置誤差により角度ずれが生じる場合がある。このときの磁化方向Mp1、Mp2に対して被測定磁界Bが成す角度φを被測定磁界方向の角度ずれ係数φと定義する。なお、この角度ずれ係数φの値は、磁化方向Mp1の方向を基準として反時計方向を正とする。
また、磁気検出部11には、GMR素子30a、30bの固定層の磁化方向Mp1、Mp2と略直交する方向にバイアス磁界Bが印加されるが、バイアス磁界用磁石の設置誤差やバイアスコイルの製造誤差(個体差)により角度ずれが生じる場合がある。このときの磁化方向Mp1、Mp2に対する直交線に対してバイアス磁界Bが成す角度αをバイアス磁界方向の角度ずれ係数αと定義する。なお、この角度ずれ係数αの値は、磁化方向Mp1、Mp2に垂直な方向を基準として反時計方向を正とする。
磁気検出部11に含まれるGMR素子30aにおいて、被測定磁界Bとバイアス磁界Bとを合成した合成磁界Bは、磁化方向Mp1に対して時計方向に角度θずれており、GMR素子30bにおいて、被測定磁界Bとバイアス磁界Bとを合成した合成磁界Bは、磁化方向Mp2に対して反時計方向に角度θずれている。そして、GMR素子30a、30bにおける合成磁界Bの方向及び大きさは等しい。
次に、係数制御部24は、補正係数演算部23から出力された温度補正係数を信号補正部13の記憶部14に書き込み、さらに、記憶部14の信号補正フラグを『1』にセットする(ステップS6)。その後、ステップ1へ戻る。
なお、被測定電流の大きさに対応した複数の温度補正係数を要する場合は、被測定電流の大きさを変えてステップS1〜S6を繰り返してもよい。この場合、複数の温度補正係数を取得するため、例えば、任意のタイミングで電流センサ1の使用者の指示により記憶部14の信号補正フラグを『1』にセットする。
ステップS3において、記憶部14に記憶された信号補正フラグが『1』であった場合は、信号補正部13が、温度検出部12から出力された温度T、記憶部14に記憶された下記の式2、式3、式4で表される補正式(温度補正係数は出力オフセット係数Voff及び飽和出力係数Vsatに含まれる)を用いて、出力電圧Voutを温度補正し、得られた補正出力電圧Vを外部に出力する(ステップS7)。その後、一連の信号補正処理を終了する。
Figure 0006897107
式2の係数mは0以外の任意の値であり、係数nは任意の値である。また、式2のBは、下記の式3及び式4で表される。
Figure 0006897107
Figure 0006897107
なお、出力信号が被測定電流(被測定磁界の磁束密度)に対して非線形となるGMR素子等を磁気検出部11の磁気検出素子として用いて大電流を計測する場合には、上述の温度補正に加えて、出力電圧Voutに線形補正を施してもよい。この線形補正により、被測定磁界に対する出力電圧の直線性、すなわち被測定電流に対する出力電圧の直線性を向上させることができる。
線形補正は、上記の式2、式3、式4を用いて温度補正と同時に行うことができ、出力オフセット係数Voff、飽和出力係数Vsat、バイアス磁界強度係数B、被測定磁界方向の角度ずれ係数φ、及びバイアス磁界方向の角度ずれ係数αが線形補正の補正係数(線形補正係数とする)となる。以下、線形補正係数の算出方法の一例について概略的に説明する。なお、出力オフセット係数Voffは式2または式7を用いて温度補正係数を用いて算出でき、また、飽和出力係数Vsatは式3または式8を用いて温度補正係数を用いて算出できる。
出力電圧Voutに線形補正を施す場合、上記のステップS1において、磁気検出部11の温度及び被測定電流の大きさを変化させながら磁気検出部11に磁界を検出させ、磁気検出部11から出力される出力電圧Voutを信号補正部13に出力する。また、それと並行して、磁気検出部11が磁気を検出している間の磁気検出部11の温度Tを温度検出部12により検出し、信号補正部13に出力する。このとき、例えば、被測定電流を−1000Aから1000Aの範囲で変化させ、−4mTから4mTの範囲の被測定磁界Bを検出する。なお、この被測定電流範囲と被測定磁界範囲の関係は一例であり、電流センサの構造により変化するが、構造が一定であればその関係は一意に決まる。その換算係数はあらかじめ決めておく。
上記のステップS4においては、電圧測定部21が、磁気検出部11が検出した、温度Tの変化及び被測定電流の大きさ(検出される磁束密度の大きさ)の変化により変動する出力電圧Voutを計測し、補正係数演算部23に出力する。また、それと並行して、温度測定部22が、温度検出部12が検出した変化する温度Tを計測し、補正係数演算部23に出力する。
上記のステップS5においては、補正係数演算部23は、電圧測定部21から出力された出力電圧Voutに、上記の式1のVがフィットするように最小二乗法により温度フィッティングと線形フィッティングを含むフィッティング処理を実施し、温度補正係数及び線形補正係数を算出し、係数制御部24に出力する。
上記のステップS6においては、係数制御部24は、補正係数演算部23から出力された温度補正係数及び線形補正係数を信号補正部13の記憶部14に書き込む。
なお、この線形補正を温度補正と併せて実施する場合においても、上述の温度補正のみを実施する場合と同様に、信号補正フラグを用いた処理を行ってもよい。すなわち、係数制御部24が温度補正係数及び線形補正係数を信号補正部13の記憶部14に書き込む際に、温度補正用の信号補正フラグを『1』にセットするとともに線形補正用の信号補正フラグを『1』にセットする。
この場合は、磁気検出部11と温度検出部12から出力電圧Voutと温度Tがそれぞれ出力された後、信号補正部13の記憶部14に記憶された温度補正用の信号補正フラグと線形補正用の信号補正フラグの両方が『1』であった場合に、出力電圧Voutに温度補正と線形補正を含む補正が実施される。この補正には、上記の式2、式3、式4で表される補正式、温度補正係数、線形補正係数、及び温度Tが用いられる。なお、この線形補正には、国際公開第2016/056136号に記載された方法を適用することができる。
(実施の形態の効果)
上記実施の形態によれば、電流センサにより電流を計測する際に温度補正係数をフィッティングにより算出し、温度補正を行うことができる。また、温度補正係数と線形補正係数をフィッティングにより同時に算出し、温度補正および線形補正を行うこともできる。このため、従来行われていた、非常に長い時間を必要とする電流センサの温度特性の取得作業を行う必要がなくなる。すなわち、出力電圧の温度補正に要するコスト及び時間を低減することができる。
また、磁気検出部の温度を用いて温度補正係数を算出するため、電流センサの磁気検出部以外の部分の温度特性等が出力電圧に影響を与える場合であっても、それら影響のすべてを含んだ温度補正係数を取得することが可能である。
また、電流センサを起動するたびに温度補正を行うことができるため、電流測定箇所の環境温度が経時的に変化する場合であっても、適切な温度補正を実施し、より正確な電流値を得ることができる。
(実施の形態のまとめ)
次に、前述の実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]磁気検出部(11)を有する電流センサ(1)の信号補正方法であって、磁気検出部(11)の温度を変化させながら、前記被測定電流により生じる磁界Bを磁気検出部(11)に検出させ、磁気検出部(11)から出力される第1の出力電圧を取得するステップと、前記第1の出力電圧に対して、磁気検出部(11)が前記磁界を検出した際の温度及び温度補正係数を含む式を用いて温度フィッティングを含むフィッティング処理を施し、前記温度補正係数を算出するステップと、新たな磁界を検出した磁気検出部(11)から出力された第2の出力電圧に、前記新たな磁界を検出したときの磁気検出部(11)の温度及び算出された前記温度補正係数を用いた温度補正を含む補正を施し、補正出力電圧を取得するステップと、を含む、電流センサ(1)の信号補正方法。
[2]前記フィッティング処理に用いられる前記式が下記の式1であり、前記式1のBは被測定電流を通電した場合に前記磁気検出部に生じる被測定磁界であり、前記式1のVoff、Vsat、B、φ、αは、それぞれ前記磁気検出部に検出される磁界の出力オフセット係数、飽和出力係数、バイアス磁界強度係数、被測定磁界方向の角度ずれ係数、バイアス磁界方向の角度ずれ係数であり、前記出力オフセット係数Voff及び前記飽和出力係数Vsatがそれぞれ温度に関する一変数多項式で表され、前記温度補正係数が、前記出力オフセット係数Voff及び前記飽和出力係数Vsatの前記一変数多項式の係数であり、前記式1の出力電圧Vを前記第1の出力電圧にフィッティングさせて、前記温度補正係数を算出する、前記[1]に記載の電流センサ(1)の信号補正方法。
Figure 0006897107
[3]前記第2の出力電圧であるVoutの前記補正が、下記の式2、式3、及び式4を用いて行われ、前記補正出力電圧であるVが出力され、前記式2の係数mは0以外の任意の値であり、係数nは任意の値である、前記[2]に記載の電流センサ(1)の信号補正方法。
Figure 0006897107
Figure 0006897107
Figure 0006897107
[4]前記第1の出力電圧を取得するステップにおいて、磁気検出部(11)の温度及び被測定電流の大きさを変化させながら、前記被測定電流により生じる磁界を磁気検出部(11)に検出させ、磁気検出部(11)から出力される前記第1の出力電圧を取得し、前記温度補正係数を算出するステップにおいて、前記第1の出力電圧に対して前記式1を用いた前記温度フィッティングと線形フィッティングを含む前記フィッティング処理を施し、前記温度補正係数とともに前記線形補正係数を算出し、前記式1の前記出力オフセット係数Voff、前記飽和出力係数Vsat、前記バイアス磁界強度係数B、前記被測定磁界方向の角度ずれ係数φ、及び前記バイアス磁界方向の角度ずれ係数αが前記線形補正係数であり、前記補正出力電圧を取得するステップにおいて、前記第2の出力電圧に、前記新たな磁界を検出したときの磁気検出部(11)の温度、算出された前記温度補正係数、及び算出された前記線形補正係数を用いた温度補正及び線形補正を含む補正を施し、前記補正出力電圧を取得する、前記[2]又は[3]に記載の電流センサの信号補正方法。
[5]検出した被測定磁界Bに対応して第1の出力電圧を出力する磁気検出部(11)と、磁気検出部(11)の温度を検出して出力する温度検出部(12)と、前記第1の出力電圧に対して、温度検出部(12)により出力された前記温度及び温度補正係数を含む式を用いて温度フィッティングを含むフィッティング処理を施し、前記温度補正係数を算出する補正係数演算部(23)と、新たな磁界を検出した磁気検出部(11)から出力された第2の出力電圧に、前記新たな磁界を検出したときに温度検出部(12)から出力される磁気検出部(11)の温度及び算出された前記温度補正係数を用いた温度補正を含む補正を施し、補正出力電圧を出力する信号補正部(13)と、を有する電流センサ(1)。
[6]前記フィッティング処理に用いられる前記式が下記の式1であり、前記式1のBは被測定電流を通電した場合に前記磁気検出部に生じる被測定磁界であり、前記式1のVoff、Vsat、B、φ、αは、それぞれ磁気検出部(11)に検出される磁界の出力オフセット係数、飽和出力係数、バイアス磁界強度係数、被測定磁界方向の角度ずれ係数、バイアス磁界方向の角度ずれ係数であり、前記出力オフセット係数Voff及び前記飽和出力係数Vsatがそれぞれ温度に関する一変数多項式で表され、前記温度補正係数が、前記出力オフセット係数Voff及び前記飽和出力係数Vsatの前記一変数多項式の係数であり、前記式1の出力電圧Vを前記第1の出力電圧にフィッティングさせて、前記温度補正係数を補正係数演算部(23)により算出する、前記[5]に記載の電流センサ。
Figure 0006897107
[7]前記第2の出力電圧であるVoutの前記補正が、下記の式2、式3、及び式4を用いて信号補正部(13)により行われ、前記補正出力電圧であるVが出力され、前記式2の係数mは0以外の任意の値であり、係数nは任意の値である、前記[6]に記載の電流センサ。
Figure 0006897107
Figure 0006897107
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[8]補正係数演算部(23)が、前記第1の出力電圧に対して前記温度フィッティングと線形フィッティングを含むフィッティング処理を施し、前記温度補正係数とともに線形補正係数を算出することができ、前記式1の前記出力オフセット係数Voff、前記飽和出力係数Vsat、前記バイアス磁界強度係数B、前記被測定磁界方向の角度ずれ係数φ、及び前記バイアス磁界方向の角度ずれ係数αが前記線形補正係数であり、信号補正部(13)が、前記第2の出力電圧に、前記新たな磁界を検出したときに温度検出部(12)から出力される磁気検出部(11)の温度、算出された前記温度補正係数、及び算出された前記線形補正係数を用いた温度補正及び線形補正を含む補正を施し、前記補正出力電圧を出力することができる、前記[6]又は[7]に記載の電流センサ。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
また、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…電流センサ
10…電流検出部
11…磁気検出部
12…温度検出部
13…信号補正部
23…補正係数演算部

Claims (4)

  1. 磁気検出部を有する電流センサの信号補正方法であって、
    前記磁気検出部の温度を変化させながら、被測定対象に流れる被測定電流により生じる磁界を前記磁気検出部に検出させ、前記磁気検出部から出力される第1の出力電圧を取得するステップと、
    前記第1の出力電圧に対して、前記磁気検出部が前記磁界を検出した際の温度及び温度補正係数を含む式を用いて温度フィッティングを含むフィッティング処理を施し、前記温度補正係数を算出するステップと、
    新たな磁界を検出した前記磁気検出部から出力された第2の出力電圧に、前記新たな磁界を検出したときの前記磁気検出部の温度及び算出された前記温度補正係数を用いた温度補正を含む補正を施し、補正出力電圧を取得するステップと、
    を含み、
    前記フィッティング処理に用いられる前記式が下記の式1であり、
    前記式1のBは被測定電流を通電した場合に前記磁気検出部に生じる被測定磁界であり、
    前記式1のV off 、V sat 、B b 、φ、αは、それぞれ前記磁気検出部に検出される磁界の出力オフセット係数、飽和出力係数、バイアス磁界強度係数、被測定磁界方向の角度ずれ係数、バイアス磁界方向の角度ずれ係数であり、
    前記出力オフセット係数V off 及び前記飽和出力係数V sat がそれぞれ温度に関する一変数多項式で表され、
    前記温度補正係数が、前記出力オフセット係数V off 及び前記飽和出力係数V sat の前記一変数多項式の係数であり、
    前記式1の出力電圧V f を前記第1の出力電圧にフィッティングさせて、前記温度補正係数を算出し、
    前記第2の出力電圧であるV out の前記補正が、下記の式2、式3、及び式4を用いて行われ、前記補正出力電圧であるV L が出力され、
    前記式2の係数mは0以外の任意の値であり、係数nは任意の値である、
    電流センサの信号補正方法。
    Figure 0006897107


    Figure 0006897107

    Figure 0006897107


    Figure 0006897107

  2. 前記第1の出力電圧を取得するステップにおいて、前記磁気検出部の温度及び被測定電流の大きさを変化させながら、前記被測定電流により生じる磁界を前記磁気検出部に検出させ、前記磁気検出部から出力される前記第1の出力電圧を取得し、
    前記温度補正係数を算出するステップにおいて、前記第1の出力電圧に対して前記式1を用いた前記温度フィッティングと線形フィッティングを含む前記フィッティング処理を施し、前記温度補正係数とともに前記線形補正係数を算出し、
    前記式1の前記出力オフセット係数Voff、前記飽和出力係数Vsat、前記バイアス磁界強度係数Bb、前記被測定磁界方向の角度ずれ係数φ、及び前記バイアス磁界方向の角度ずれ係数αが前記線形補正係数であり、
    前記補正出力電圧を取得するステップにおいて、前記第2の出力電圧に、前記新たな磁界を検出したときの前記磁気検出部の温度、算出された前記温度補正係数、及び算出された前記線形補正係数を用いた温度補正及び線形補正を含む補正を施し、前記補正出力電圧を取得する、
    請求項1に記載の電流センサの信号補正方法。
  3. 被測定対象に流れる被測定電流により生じる被測定磁界を検出し当該検出した被測定磁界に対応して第1の出力電圧を出力する磁気検出部と、
    前記磁気検出部の温度を検出して出力する温度検出部と、
    前記第1の出力電圧に対して、前記温度検出部により出力された前記温度及び温度補正係数を含む式を用いて温度フィッティングを含むフィッティング処理を施し、前記温度補正係数を算出する補正係数演算部と、
    新たな磁界を検出した前記磁気検出部から出力された第2の出力電圧に、前記新たな磁界を検出したときに前記温度検出部から出力される前記磁気検出部の温度及び算出された前記温度補正係数を用いた温度補正を含む補正を施し、補正出力電圧を出力する信号補正部と、
    を有し、
    前記フィッティング処理に用いられる前記式が下記の式1であり、
    前記式1のBは被測定電流を通電した場合に前記磁気検出部に生じる被測定磁界であり、
    前記式1のV off 、V sat 、B b 、φ、αは、それぞれ前記磁気検出部に検出される磁界の出力オフセット係数、飽和出力係数、バイアス磁界強度係数、被測定磁界方向の角度ずれ係数、バイアス磁界方向の角度ずれ係数であり、
    前記出力オフセット係数V off 及び前記飽和出力係数V sat がそれぞれ温度に関する一変数多項式で表され、
    前記温度補正係数が、前記出力オフセット係数V off 及び前記飽和出力係数V sat の前記一変数多項式の係数であり、
    前記式1の出力電圧V f を前記第1の出力電圧にフィッティングさせて、前記温度補正係数を前記補正係数演算部により算出し、
    前記第2の出力電圧であるV out の前記補正が、下記の式2、式3、及び式4を用いて前記信号補正部により行われ、前記補正出力電圧であるV L が出力され、
    前記式2の係数mは0以外の任意の値であり、係数nは任意の値である、
    電流センサ。
    Figure 0006897107



    Figure 0006897107


    Figure 0006897107


    Figure 0006897107

  4. 前記補正係数演算部が、前記第1の出力電圧に対して前記温度フィッティングと線形フィッティングを含むフィッティング処理を施し、前記温度補正係数とともに線形補正係数を算出することができ、
    前記式1の前記出力オフセット係数Voff、前記飽和出力係数Vsat、前記バイアス磁界強度係数Bb、前記被測定磁界方向の角度ずれ係数φ、及び前記バイアス磁界方向の角度ずれ係数αが前記線形補正係数であり、
    前記信号補正部が、前記第2の出力電圧に、前記新たな磁界を検出したときに前記温度検出部から出力される前記磁気検出部の温度、算出された前記温度補正係数、及び算出された前記線形補正係数を用いた温度補正及び線形補正を含む補正を施し、前記補正出力電圧を出力することができる、
    請求項3に記載の電流センサ。
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