添付の図面の全体を通して、同様の特徴が同様の参照数字によって識別されることに留意されたい。
本発明の実施形態は、通信ネットワークのためのセッション管理手順を対象とする。
本明細書で使用されるような「ネットワーク」または「通信ネットワーク」は、ワイヤレスデバイスを含むが必ずしもこれに限定されない様々なデバイスをサービスすることができる。このようなネットワークは、無線アクセス部分およびバックホール部分を含むことができる。ネットワークは、様々な仮想化構成要素をさらに備えることができる。このようなネットワークの主要な例は、再構成可能であり、ネットワークスライシングを行える5Gネットワークである。
ネットワークスライシングは、複数の論理ネットワークスライスをオンデマンドで提供する、ワイヤレスデバイスによってアクセスできる5G通信ネットワークなどの、ネットワークの能力に関連し、各ネットワークスライスは、多様な要件を要求する様々なマーケットのシナリオに対して実質的に別々のネットワークとして動作する。各ネットワークスライスの能力および動作パラメータは、サービス要件に合わせてカスタマイズされてよい。ネットワークスライスの構成は、ソフトウェア定義のネットワーキング、ネットワーク機能の仮想化、およびネットワークオーケストレーションに基づいてよい。
ネットワークスライシングの1つの用途は、コアネットワークにある。ネットワークスライシングの使用を通じて様々なサービスプロバイダは、ネットワークおよびコンピューティングリソースの同じ物理セット上で動く別個のコアネットワークを有することができる。これは、特定のタイプのネットワークトラフィックに専用の仮想ネットワークを作り出すために使用されてもよい。本議論は、複数のネットワークスライス、または様々なネットワークスライスのためのリソースの分割をサポートする特定の機能を使用できる無線アクセスネットワーク(RAN:radio access network)の無線アクセスエッジにネットワークスライシングを利用することを除外するためのものではないということを理解されたい。性能を保証するためにネットワークスライスは、1つのスライスが他のスライスに悪影響を与えないように互いに隔離されてよい。隔離は様々なタイプのサービスに制約されず、同じネットワーク分割の複数のインスタンスをオペレータが導入することもできるようにする。
ネットワークスライシングは、様々なネットワークサービスをそれぞれ対象とする別々のネットワークスライスを具体化できるようにする。これは、各トラフィックタイプを異なるスライスに割り当てることによって様々なタイプのトラフィックを互いに隔離できるようにする。各スライスは、各スライスが搬送するトラフィックフローのニーズに特性を合わせることができる。このようなニーズは、様々なパケット処理要件、様々なサービス要件、および様々なサービス品質(QoS:quality of service)要件を含むことができる。プールされたリソースの様々な配分に対応する様々なネットワークスライスは、様々なサービスを様々な顧客、または顧客のグループに提供することができる。様々なサービスは様々なネットワークスライスによってサポートされてよく(ネットワークスライスは一種のカスタマイズされた仮想ネットワークとみなされることがある)、様々なネットワークスライス(すなわち様々なカスタマイズされた仮想ネットワーク)は、顧客の視点からは互いに実質的に分離しているが、顧客は共通の物理ネットワークリソースを共有することができる。プールされたリソースは、ネットワークスライスの動作をサポートする様々なネットワーク機能をサポートするために、NFVなどの仮想化アプローチによって構成できる商業用の市販ハードウェア構成要素でよい。
ネットワークにおけるセッション管理機能は、ユーザ機器(UE)へのインターネットプロトコル(IP:Internet protocol)または非IPのトラフィック接続のセットアップ、ならびにこの接続に対するユーザプレーンの管理に責任がある。次世代(NG)制御プレーン内のネットワーク機能は、認可されたネットワーク機能によって使用され得るサービスのためにサービスベースのインターフェースを有することができる。
図1は、本明細書で開示されたデバイスおよび方法を実装するために使用され得るコンピューティングシステム100を示すブロック図である。示される構成要素の全て、または構成要素のサブセットだけを特定のデバイスが利用することができ、統合のレベルはデバイス間で変化してよい。さらにデバイスは、複数の処理ユニット、プロセッサ、メモリ、送信機、受信機、等などの構成要素の複数のインスタンスを収めることができる。コンピューティングシステム100は処理ユニット102を含む。処理ユニット102は、中央処理装置(CPU:central processing unit)104、メモリ106を含み、バス114に接続された大容量ストレージデバイス108、ビデオアダプタ110、およびI/Oインターフェース112をさらに含むことができる。
バス114は、メモリバスもしくはメモリコントローラ、周辺機器バス、またはビデオバスを含む任意のタイプのいくつかのバスアーキテクチャの1つまたは複数でよい。CPU104は、任意のタイプの電子データプロセッサを備えることができる。メモリ106は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static random access memory)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic random access memory)、同期型DRAM(SDRAM:Synchronous DRAM)、リードオンリメモリ(ROM:Read-only memory)、またはこれらの組合せなどの任意のタイプの非一時的システムメモリを含むことができる。メモリ106は、ブートアップ時に使用するROM、ならびにプログラムの実行中に使用するプログラムおよびデータの保存のためのDRAMを含むことができる。
大容量ストレージ108は、データ、プログラム、および他の情報を格納すること、ならびにデータ、プログラム、および他の情報にバス114を介してアクセスできるようにすることを行うように構成される任意のタイプの非一時的ストレージデバイスを含むことができる。大容量ストレージ108は、例えばソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ、磁気ディスクドライブ、または光ディスクドライブの1つまたは複数を含むことができる。
ビデオアダプタ110およびI/Oインターフェース112は、外部入出力デバイスを処理ユニット102に連結するインターフェースを提供する。図示のように、入出力デバイスの例は、ビデオアダプタ110に連結されるディスプレイ116、およびI/Oインターフェース112に連結されるマウス/キーボード/プリンタ118を含む。処理ユニット102に他のデバイスが連結されてよく、追加のまたはさらに少ないインターフェースカードが利用されてもよい。例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB:universal serial bus)(図示せず)などのシリアルインターフェースが、外部デバイスに対するインターフェースを提供するために使用されてよい。
処理ユニット102は、イーサネット(登録商標)ケーブルなどの有線リンク、および/またはノードもしくは様々なネットワークにアクセスするためのワイヤレスリンクを含むことができる1つまたは複数のネットワークインターフェース120を含むこともできる。ネットワークインターフェース120は、ネットワークを介して処理ユニット102がリモートユニットと通信できるようにする。例えばネットワークインターフェース120は、1つまたは複数の送信機/送信アンテナ、および1つまたは複数の受信機/受信アンテナを介してワイヤレス通信を行うことができる。処理ユニット102は、他の処理ユニットなどのリモートデバイスとのデータ処理および通信のためのローカルエリアネットワーク122もしくは広域ネットワーク、インターネット、またはリモートストレージ設備に連結されてよい。
図2Aは、通信ネットワークアーキテクチャ200の例を構成要素図で示す。通信ネットワークアーキテクチャ200は、ユーザ機器(UE)202、アクセスネットワーク(AN:access network)204、コアネットワーク(CN:core network)206、およびデータネットワーク(DN:data network)208を備える。AN204の1つの例は、無線アクセスネットワーク(RAN)である。用語(R)ANは、ANおよび/またはRANが利用できることを表すためにこの説明において使用される。UE202は、(R)AN204およびCN206を介してDN208と通信する。UE202とDN208の間のメッセージのパケットデータユニット(PDU)は、(R)AN204およびCN206を通る。DN208は、公共ネットワークオペレータ、ローカルエリアデータワーク(LADN:local area data work)などのプライベートデータネットワーク、イントラオペレータデータネットワーク、または他の任意のタイプのデータネットワークでよい。
アップリンク(UL:uplink)方向において、ユーザプレーン(UP:user plane)のPDUは、通信リンクを介してUE202から(R)AN204に進む。(R)AN204はUPのPDUをCN206に転送し、その後UPのPDUをDN208に転送する。ダウンリンク(DL:downlink)方向において、DLのPDUはDN208からCN206に進み、その後DLのPDUを(R)AN204に転送し、その後DLのPDUをUE202に転送する。CN206上のCP機能は、セッションに対してトラフィックハンドリング機能を行うようにCN206上のUP機能を構成する。セッションごとの1つまたは複数のUP機能は、所与のUPシナリオに対するCP機能によって活性化され、構成されてよい。
通信ネットワークアーキテクチャ200の構成要素間の接続は、任意の通信チャネルに適したものでよい。次世代(NG)アーキテクチャに対して、(R)AN204とCN206のCPとの間の接続は、NG2インターフェースを介してよい。(R)AN204とCN206のUPのとの間の接続は、NG3インターフェースを介してよい。CN206のUPとDN208との間の接続は、NG6インターフェースを介してよい。
図2Bは、ポイントツーポイントの基準点表現における(5Gモバイルワイヤレスネットワークなどの)非ローミングNGアーキテクチャ210の例を構成要素図で示す。非ローミングNGアーキテクチャ210は、UE202、(R)AN204、CN206、CN206の外にあるアプリケーション機能(AF:application function)250、およびDN208を備える。CN206は、UP機能(UPF)モジュール212およびCP機能を備える。CP機能は、認証サーバ機能(AUSF:authentication server function)214、統合データ管理(UDM:unified data management)機能216、アクセスおよび移動管理機能(AMF:access and mobility management function)218、セッション管理機能(SMF)220、ならびにポリシ制御機能(PCF:policy control function)222を含む。AMF218は、シグナリングインターフェースNG1およびNG2の終端、UE202および(R)AN204からSMF220へのシグナリングメッセージの転送、ならびにUE202に対する移動およびセキュリティ手順の管理を管理する。SMFは、UE202とDN208の間のUP接続の確立を管理する。PCF222は、QoS、移動管理、セッション管理、および課金ポリシなどのUEのセッションをハンドリングする様々なネットワーク機能にポリシを提供する。UDM216は、ネットワーク情報およびユーザ情報の格納管理、ならびにデータを保護するためのセキュリティ対策を行う。AUSF214は、ユーザおよびユーザの要求の認証、ならびにインターフェースを超えて送信されるデータを暗号化するためのセキュリティキーの提供などのセキュリティ機能を行う。AF224は、外部アプリケーションとCN206の間の制御情報を提供する、3GPPネットワークの外にある任意のアプリケーションサーバでよい。例えばIMSサーバがAF224でよい。UPF212は、QoSフローへのIPパケットのマッピング、パケット転送、トラフィック測定、ならびにレポートの準備および送付などのユーザプレーン機能を行う。(R)AN204はUE202へのエアインターフェース接続を行い、UE202とCNのUPF212との間でパケットを転送する。
非ローミングNGアーキテクチャ210におけるCN206の構成要素は、1つまたは複数のサーバ上のソフトウェアモジュールとして実装されてよい。図2Bは、構成要素のいくつかの間の可能なインターフェースの1つの例を示す。表1は、図2Bの構成要素のいくつかによって使用される通信インターフェースを示す。
図2Cは、5Gまたは次世代コアネットワーク(5GCN/NGCN/NCN)のためのサービスベースのアーキテクチャ226を示す。この図はノードと機能の間の論理接続を描写し、この図示の接続は、直接的な物理接続として解釈されるべきではない。UE202は、(無線)アクセスネットワーク((R)AN)ノード228(これは例えばgNodeB(gNB)でよい)との無線アクセスネットワーク接続を形成し、(R)ANノード228は、N3インターフェースなどの定義されたインターフェースを提供するネットワークインターフェースを超えてUPゲートウェイなどのCNのユーザプレーン(UP)機能(UPF)212に接続される。UPF212は、N6インターフェースなどのネットワークインターフェースを超えてデータネットワーク(DN)208への論理接続を行う。UE202と(R)ANノード226との間の無線アクセスネットワーク接続は、データ無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer)と呼ばれることがある。
DN208は、オペレータサービスを提供するために使用されるデータネットワークでよく、またDN208は、インターネット、サードパーティのサービスを提供するために使用されるネットワークなどの、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:Third Generation Partnership Project)の標準化の範囲外にあるものでもよく、いくつかの実施形態において、DN208は、モバイルエッジコンピューティング(MEC:Mobile Edge Computing)ネットワークなどのエッジコンピューティングネットワークまたはリソースを表してもよい。
UE202も論理N1接続を通じてアクセスおよび移動管理機能(AMF)218に接続する(しかし接続の物理経路は直接的ではない)。AMF218は、アクセス要求の認証および認可、ならびに移動管理機能に責任がある。AMF218は、3GPP技術仕様書(TS:Technical Specification)23.501によって定義されるような他の役割および機能を行うことができる。サービスベースの視点において、AMF218は、Namfと表されるサービスベースのインターフェースを通じて他のコアネットワークの制御プレーン機能と通信することができる。
セッション管理機能(SMF)220は、EDに割り当てられるIPアドレスの配分および管理、ならびにUE202の特定のセッションと関連付けられたトラフィックのためのUPF212(またはUPF212の特定のインスタンス)の選択に責任があるネットワーク機能である。典型的にはネットワーク226の中に複数のSMF220があり、これらのそれぞれが、UE202、(R)ANノード2282、またはUPF212の個々のグループと関連付けられてよいことが理解されよう。SMF220は、サービスベースの視点において、Nsmfと表されるサービスベースのインターフェースを通じて他のコアネットワーク機能と通信することができる。SMF220は、ネットワークインターフェースN4などの論理インターフェースを通じてUPF212に接続されてもよい。
認証サーバ機能(AUSF)214は、サービスベースのNausfインターフェースを超えて他のネットワーク機能への認証サービスを行う。
ネットワーク公開機能(NEF:Network Exposure Function)230は、サーバ、機能、および信頼できるドメインの外にあるエンティティなどの他のエンティティを、ネットワーク内のサービスおよび能力に公開できるようにするためにネットワークに導入されてよい。このような1つの例において、NEF230は、図示のネットワークの外にあるアプリケーションサーバと、ポリシ制御機能(PCF)222、SMF220、UDM216、およびAMF218などのネットワーク機能との間のプロキシとほとんど同じように振る舞うことができ、これにより外部アプリケーションサーバは、データセッションと関連付けられたパラメータのセットアップにおいて使用され得る情報を提供することができる。NEF230は、サービスベースのNnefネットワークインターフェースを通じて他のネットワーク機能と通信することができる。NEF230は、非3GPP機能へのインターフェースを有することもできる。
ネットワークリポジトリ機能(NRF:Network Repository Function)232は、ネットワークサービス発見機能を提供する。NRF232は、地上波公共移動通信ネットワーク(PLMN:Public Land Mobility Network)またはPLMNが関連付けられるネットワークオペレータに固有のものでよい。サービス発見機能は、ネットワーク機能、およびネットワークに接続されたUEが、どこで、またどのように既存ネットワーク機能にアクセスするかを判断できるようにすることが可能であり、サービスベースのインターフェースNnrfを示すことができる。
PCF222は、サービスベースのNpcfインターフェースを超えて他のネットワーク機能と通信し、制御プレーン内にある機能を含む他のネットワーク機能に、ポリシおよびルールを提供するために使用されてよい。ポリシおよびルールの執行および適用は必ずしもPCF222の責任ではなく、むしろ典型的には、PCF222がポリシを送信する先の機能の責任である。このような1つの例において、PCF222は、セッション管理と関連付けられたポリシをSMF220に送信することができる。これは、ネットワーク挙動が影響され得る統合ポリシフレームワークを可能にするために使用されてよい。
統合データ管理機能(UDM)216は、他のネットワーク機能と通信するためのサービスベースのNudmインターフェースを示すことができ、データストレージ設備を他のネットワーク機能に提供することができる。統合データストレージは、最も関係のある情報が単一のリソースから様々なネットワーク機能に利用され得ることを保証するために使用され得るネットワーク情報の統一的視点を可能にすることができる。このことは、ネットワーク内のどこに特定のタイプのデータが格納されるかを他のネットワーク機能が判断する必要がないので、他のネットワーク機能の実装を容易にすることができる。UDM216は、ユーザデータリポジトリ(UDR:User Data Repository)234に接続するのに、Nudrなどのインターフェースを用いることができる。PCF222は加入ポリシ情報をUDR234に要求することおよび提供することに関連があり得るので、PCF222はUDM216と関連付けられてよいが、典型的にはPCF222とUDM216は独立した機能であるということを理解されたい。
PCF222はUDR234への直接のインターフェースを有することができ、またUDR234と接続するのにNudrインターフェースを使用することもできる。UDM216は、UDR234に格納されたコンテンツを取得するという要求、またはUDR234にコンテンツを格納するという要求を受信することができる。UDM216は典型的には、証明書の処理、位置管理、および加入管理などの機能に責任がある。UDR234は、認証証明書処理(Authentication Credential Processing)、ユーザ識別ハンドリング、アクセス認可、登録/移動管理、加入管理、およびショートメッセージサービス(SMS:Short Message service)管理のいずれかまたは全てをサポートすることもできる。UDR234は典型的には、UDM216によって提供されたデータを格納する責任がある。格納データは典型的には、格納データへのアクセス権に影響する(PCF222によって提供され得る)ポリシプロフィール情報と関連付けられる。いくつかの実施形態において、UDR234は、ポリシデータ、ならびに加入識別子、セキュリティ証明書、アクセスおよび移動関連の加入データ、およびセッション関連データのいずれかまたは全てを含み得るユーザ加入データを格納することができる。
アプリケーション機能(AF)224は、ネットワークオペレータドメイン内、および3GPP準拠のネットワーク内に導入されるアプリケーションの(非ユーザプレーンとも呼ばれる)非データプレーンの機能を表す。AF224は、サービスベースのNafインターフェースを通じて他のコアネットワーク機能と対話し、ネットワーク能力公開情報にアクセスすること、ならびにトラフィックルーティングなどの判定において使用するためのアプリケーション情報を提供することができる。AF224はPCF222などの機能と対話して、ポリシおよびポリシ執行判定へのアプリケーション固有の入力を行うこともできる。多くの場合、AF224はネットワークサービスを他のNFに提供せず、むしろ他のNFによって提供されるサービスの消費者またはユーザとみなされることが多いということを理解されたい。3GPPネットワークの外にあるアプリケーションは、NEF230の使用を通じてAF224と同じ機能の多くを行うことができる。
UE202は、ユーザプレーン(UP)236および制御プレーン(CP:Control Plane)238内にあるネットワーク機能と通信する。UPF212はCNのUP236の一部である(DN208は5GCNの外にある)。(R)ANノード228はユーザプレーンの一部とみなされることがあるが、厳密にはCNの一部ではないので、CNのUP236またはUPF212の一部とはみなされない。AMF218、SMF220、AUSF214、NEF230、NRF232、PCF222、およびUDM216はCNのCP238の中にある機能であり、制御プレーン機能と呼ばれることが多い。AF224は、(NEF230を通じて直接的または間接的に)CNのCP238内の他の機能と通信できるが、典型的にはCNのCP238の一部とはみなされない。
当業者は、(R)ANノード228とDN208の間に連続して接続された複数のUPFがあってよく、並行して複数のUPFを使用することによって様々なDNへの複数のデータセッションが提供され得るということを理解するであろう。
図3は、データネットワーク208にUE202をアタッチ(305)および再アタッチ(375)する方法(300)の例をメッセージフロー図で示す。アタッチ(305)の方法は、UEの能力、ならびに任意選択で、要求されたサービス、およびネットワークスライス選択支援情報(NSSAI:network slice selection assistance information)を含む、初期アタッチ要求をUE204がAN204に送信すること(310)を含む。AN204はアタッチ要求をAMF218に転送する。AMF218は加入者リポジトリにアクセスすることによってどのスライスをUE204が選択したかを判断し、次にUE204を認証(320)してネットワークにアクセスするのをUE204が認められるかどうかをチェックする。AMF218は次に、UE移動ポリシ(330)をチェックして、この場所においてUEがネットワークにアクセスできるかどうかを検証する。AMF218は、アタッチ要求の中でUE204から受信した情報、および加入者リポジトリ内のプロフィール情報に基づいて、適正なネットワークスライス機能SMF220を選択する。AMF218はAUSF214とさらに対話し、加入者リポジトリによってUEのアイデンティティをチェックすることによって認証/スライス認可手順を行う。手順は、このスライスへのアクセスをUE204が認可されているかどうかを判断する。任意選択で、デフォルトのまたはUE固有のタイプのスライスへのUP接続のセットアップ(360)が行われてよい。AMF218は次に、アタッチ応答をUE202にAN204を介して送信することができる。アタッチ応答は、セッション管理のネットワークスライス選択支援情報(SM-NSSAI:session management - network slice selection assistance information)、一時的なUEの識別子(一時UE ID)、およびMMパラメータを含む。SM-NSSAI、一時UE ID、および移動管理(MM:mobility management)パラメータをUE204が受信すると、UE204は、(例えばUEがネットワークからデタッチし、その後、ネットワークに再び再アタッチするときに)ネットワークスライス選択を支援するのにこの情
報を使用することができる。
再アタッチ(375)の方法は、UE202がアタッチ要求(380)をAN204に送信することを含む。アタッチ要求は、SM-NSSAI、一時UE ID、およびMMパラメータを含む。AN204は、アタッチ要求をAMF218に転送する。上述のスライス固有の認可のステップ(350)、および任意選択でUP接続のセットアップのステップ(360)が行われてよい。AMF218は次に、アタッチ応答(390)をUE202にAN204を介して送信することができる。アタッチ応答は、(更新された可能性のある)SM-NSSAI、一時UE ID、およびMMパラメータを含む。データネットワーク208にUE202がアタッチ(または再アタッチ)されると、UEは、データネットワーク208とパケットデータユニット(PDU)セッションを始めることができる。
セッション管理状態は、UE202とSMF220の間のPDUセッションのためのUP接続のことを言う。確立されたPDUセッションに対して、アクティブ状態(例えばSession-ACTIVE)およびアイドル状態(例えばSession-IDLE)という、PDUセッションに対する少なくとも2つのセッション管理状態があってよい。この説明において、「Session-ACTIVE」はアクティブ状態を表すために使用されてよく、「Session-IDLE」はアイドル状態を表すために使用される。PDUセッション状態はユーザのデータ伝送活動(ULおよびDL)に関連しているので、セッション状態は一方で、セッション接続状態と呼ばれてもよい。
セッション管理状態は、各PDUセッションそれぞれに対してデザインされてよい。セッション管理状態は、UE202およびSMF220において維持されてよい。AN204およびUP機能はセッション管理状態を認識していなくてよい。しかしAN204およびUP機能は、確立されたPDUセッションのセッションコンテキストを維持することができる。
(ホームにルートされたローミングモデルにおいて)UE202がローミングしているとき、PDUセッションは、訪問先地上波公共移動通信ネットワーク(VPLMN:visited public land mobile network)に対するSMF、およびホーム地上波公共移動通信ネットワーク(HPLMN:home public land mobile network)のSMFといった、チェーン内の2つのSMF220によってサーブされてよい。セッション管理状態はVPLMN内のSMF220において更新されてよく、一方でHPLMN内のSMF220はPDUセッションをSession-ACTIVEとみなしてよい。
UEのPDUセッションが一定期間、ULまたはDL活動を行わないとき、このセッションの状態はSession-IDLEに変更されてよい。UEは、データ無線ベアラ(DRB)を活性化させるためにアクセス層(AS:access stratum)メッセージをAN204に送信することによって、一定期間後にPDUセッションを再開することができる。代替として、UEは、セッション活性化要求を通知するために非アクセス層(NAS:non-access stratum)メッセージをSMFに送信することによって、一定期間後にPDUセッションを再開することができる。例えばユーザがウェブサイトをブラウジングしている。ユーザは、ダウンロードされたページまたはダウンロードされたビデオを見ている間、どのようなデータ伝送も行っていないことがある。UEは、ダウンロードされたコンテンツを読むか見た後に、同じセッションの新しいデータを再びダウンロードすることができる。この例において、ダウンロードされたコンテンツをユーザが見ている間に時間切れになると、PDUセッションはSession-IDLEに変更されてよい。さらなるデータをユーザがダウンロードし始めると、PDUセッションは次に、Session-ACTIVEに変更される。
組み合わされたアタッチとPDUセッション要求手順において、UEは、アタッチ要求メッセージの中で新しいセッションの要求を送信することができる。しかし、しばらくしてからUEがULまたはDLパケット伝送をしない場合、セッション状態はSession-ACTIVEからSession-IDLEに変更されてよい。このように、セッションがアクティブ状態およびアイドル状態になれるようにすることによって、新しいセッションをセットアップした後にUEが一定期間、ULまたはDLパケット伝送をしないとしても、UEは、「将来の使用」(または近い将来の使用)のために新しいセッションをセットアップし、保つことができる。Session-IDLE状態でなくても、セッションは早く解放されていてよい。
セッション状態属性は、様々なアプリケーションのPDUセッションをCN206が効率的にハンドリングできるようにすることができる。UE202は、ASメッセージをAN204に送信することによってCN206におけるセッション接続状態遷移をトリガして(アクティブまたは中断状態の間の)DRBの状態を変更することができ、AN204はその後、CN206におけるPDUセッションを活性化または不活性化するというUEの要求をSMF220に通告することができる。代替として、UE202は、NASメッセージをCN206に送信することによってCN206におけるセッション接続状態遷移をトリガすることができ、その後、CNは、CNにおけるセッション管理手順を活性化させ、PDUセッションに対して無線リソースを割り当てるためにAN204に通告する。セッション接続状態属性は、セッションが再開されるとCN206における再接続をすばやく可能にすることもでき、セッションまたは無線リソース制御(RRC:radio resource control)が再開されるときのCPにおけるシグナリングのオーバヘッドを減少させることができ、PDUセッションが長期間、アイドルしているときにネットワーク機能のリソース使用を利用することができ、CN206におけるセッション状態変更に関するRRCシグナリングを回避することができる。1つの実施形態において、UE202は、CN206におけるセッションの状態を認識していない。別の実施形態において、UE202は、セッション接続状態を認識している。
図4は、Session-IDLE状態モデル400の例を状態モデル図に示す。Session-IDLE状態モデル400は、UE202、AN204、SF220、およびUPF212に対してCP(セッション状態として)およびUP(セッションコンテキストとして)の中でどのようにSession-IDLE状態が表され得るかを示す。PDUセッションがSession-IDLE状態にあるとき、UE202とNG3終端UPF212機能との間にあるPDUセッションに専用のUP接続は存在しない。UE202は、PDUセッションに対応する活性化されたRANリソースがなくても、セッションコンテキストを維持することができる。この例において、ANは、PDUセッションに対応するどの無線リソースコンテキストも維持しない。PDUセッションがただ1つのUPF212によってサーブされる場合(すなわち図4のUPF212に対してUPF Aだけが示される場合)、セッションコンテキストは、NG3のAN204関連情報がなくても、UPF Aにおいて維持されてよい。チェーン内の2つのUPF212によってPDUセッションがサーブされる場合(すなわち図4のUPF212に対してUPF AとUPF Bだけが示された場合)、セッションコンテキストは、UPF AとUPF Bの両方において維持されてよい。NG3終端UPFは、AN204関連情報を維持しなくてよい。UPF AとUPF Bの両方が、NG9トンネル関連情報を維持することができる。PDUセッションがマルチホーミングのPDUセッションである場合(すなわち図4に示されるようにUPF A、UPF B、およびUPF Cが示される場合)、分岐点のUPF(すなわちUPF A)におけるセッションコンテキストは、AN204関連情報を維持しない。このマルチホーミングのPDUセッションにおいて、分岐点のUPF Aは、UPF BとUPF Cの両方へのNG9トンネル関連情報を維持することができる。UPF BおよびUPF Cは、分岐点のUPF AへのNG9トンネル関連情報を維持することができる。
UE202およびSMF220は、所与のPDUセッションに専用のデータ接続(すなわちNG3)が、UE202とUPF212の間で確立されていないとき、Session-IDLE状態にあってよい。所与のPDUセッション識別子(ID:identifier)を含むNASメッセージ(例えばサービス要求)は、Session-IDLEからSession-ACTIVEへの遷移を始めることができる。PDUセッションがSession-IDLE状態にあるとき、UE202およびSMF220におけるセッションコンテキストは同期されなくてよい(すなわちUE202およびネットワークは、(例えば保証ビットレート(GBR:guaranteed bit rate)QoSフローに対する)活性化されたQoSフローの異なるセットを有することができる)。Session-IDLE状態からSession-ACTIVE状態への遷移中、UE202は、NASメッセージ(例えばサービス要求)の中でPDUセッションの各QoSフローステータス(すなわち活性化された、または不活性化された)を示すQoSフローステータスを含むことができ、活性化されたQoSフローのセットは、UE202とSMF220の間で同期される。
図5は、Session-ACTIVE状態モデル500の例を構成要素図で示す。Session-ACTIVE状態モデル500は、UE202、AN204、SF220、およびUPF212に対してCP(セッション状態として)およびUP(セッションコンテキストとして)の中でどのようにSession-ACTIVE状態が表され得るかを示す。PDUセッションは、所与のPDUセッションに専用のデータ接続(すなわちNG3)がUE202とUPF214の間で確立されているとき、Session-ACTIVE状態にあってよい。Session-ACTIVE状態において、PDUセッションに属するUL/DLデータは、UE202とネットワークの間で直接的に送信されてよい。UE202は、PDUセッションに対応する活性化されたRANリソースがあるセッションコンテキストを維持することができる。AN204はセッションコンテキストを維持し、PDUセッションに対応する(存在する場合、GBRのQoSフローに対する)RANリソースを確保することができる。ただ1つのUPF(すなわちUPF Aだけ)によってPDUセッションがサーブされる場合、セッションコンテキストは、NG3のAN204関連情報と共にUPF Aにおいて維持されてよい。チェーンにおける2つのUPF(すなわちUPF AとUPF Bだけ)によってPDUセッションがサーブされる場合、セッションコンテキストは、UPF AとUPF Bの両方の中で維持されてよい。NG3終端UPFは、NG3のAN204関連情報を維持することができる。UPF AとUPF Bとの両方は、NG9トンネル関連情報を維持することができる。PDUセッションがマルチホーミングのPDUセッション(すなわちUPF A、UPF B、およびUPF C)の場合、分岐点のUPF(すなわちUPF A)におけるセッションコンテキストは、AN204関連情報を維持することができる。分岐点のUPF Aは、UPF AとUPF Bとの両方へのNG9トンネル関連情報を維持することができる。UPF AおよびUPF Bは、分岐点のUPF AへのNG9トンネル関連情報を維持することができる。
AN204は、PDUセッションが確立または活性化されると、SMF220によってセッション非アクティブタイマー(Session Inactive Timer)で構成されてよい。セッション非アクティブタイマーの持続期間中、AN204においてPDUセッション上で検出されたUL/DLデータがない場合、AN204は、セッション接続状態遷移手順を始めることができる。UE202とSMF220との両方におけるセッション接続状態は、所与のPDUセッションに対するSession-IDLEに入ることができる。
AN202およびSMF220は、いくつかの原因によるPDUセッション不活性化手順を始めることもできる。例えば、O&Mの介入、不特定の故障、等。PDUセッションがSession-ACTIVE状態にあるとき、ハンドオーバ手順中にAN204は、「ハンドオーバ要求(Handover Required)」メッセージの中でPDUセッションIDをAMF218に送信することができる。PDUセッションIDに従ってAMF218は、ハンドオーバ手順を実行するために、対応するSMF220に通知することができる。
「Session-State」、「Activate-Session-when-RRC-Resumed」、「Session-Activity-Timeout」、「SM-Action-for-Idle」、および「Keep-UE-Context-For-All」というセッション管理(SM:session management)パラメータが本開示において使用される。
パラメータSession-Stateは、AN204、SMF220、UPF212、UDM216、およびPCF222に関するUEのPDUセッションコンテキストにおいて使用されてよい。パラメータSession-Stateは、「Session-ACTIVE」および「Session-IDLE」という2つの値を有することができる。
パラメータActivate-Session-when-RRC-Resumedは、RRCが再開されるときにPDUセッションがSession-ACTIVE状態にあるかどうかを示すために使用されてよい。このパラメータは、「Yes」および「No」という2つの値を有することができる。パラメータはPCF222によって構成されてよい。PCF222はこのパラメータをSMF220に送信することができる。次にSMF220は、セッション確立手順の中でこのパラメータをAN204に、および/またはUE202に送信することができる。
パラメータSession-Activity-Timeoutは、個別のPDUセッションに対してPCF222によって構成される、AN204におけるタイマーパラメータでよい。パラメータは、PDUセッションのULおよびDLにおける活動を監視するために使用されてよい。Session-Activity-Timeoutパラメータより長いULまたはDLパケットをUE202が有していない場合、AN204はSMF220に通告することができる。SMF220は次に、PCF222によって構成されるセッション管理(SM)ポリシに応じて、このPDUセッションを解放すること、またはSession-ACTIVEからSession-IDLEにセッションの状態を変更することができる。
パラメータSM-Action-for-Idle-Sessionは、PCF222によって構成されるSMポリシパラメータである。PCF222は、セッション確立手順の中でこのパラメータをSMF220に送信することができる。SM-Action-for-Idle-Sessionパラメータは、「Keep-Idle-Session」および「Release-Idle-Session」という2つの値を有することができる。値が「Keep-Idle-Session」にセットされると、SMF220は、Session-ACTIVEからSession-IDLEにPDUセッションの状態を変更することができる。値が「Release-Idle-Session」にセットされると、SMF220は、アイドルPDUセッションを解放することができる。
パラメータKeep-UE-Context-For-Idle-Sessionsは、PCF222によって構成されるような、SMF220およびUPF222のUEコンテキスト内にあってよい。このパラメータは、SMF220によっておよびUPF222によってサーブされる同じUE202の全てのPDUセッションがSession-IDLE状態にあるときに、UE202のコンテキストがSMF220およびUPF222において保たれ得るかどうかを示すために使用されてよい。Keep-UE-Context-For-Idle-Sessionsパラメータは、「Keep」および「Can-Be-Released」という2つの値を有することができる。Keep-UE-Context-For-Idle-Sessionsパラメータが「Keep」にセットされると、SMF220およびUPF222は、セッション状態に関わらずUEコンテキストを保つことができる。Keep-UE-Context-For-Idle-Sessionsパラメータが「Can-Be-Released」にセットされると、以下のうちの少なくとも1つが適用できる。
・ UPF212およびSMF220は、これらのUEコンテキストが少なくとも1つのアクティブセッションを有する場合、完全なUEコンテキストを保つことができる。しかしNG3トンネルエンドポイント識別子およびAN204のIPアドレスを含むNG3接続情報などの、UEコンテキスト内のいくつかの情報が解放されてよい。
・ UPF212およびSMF220は、これらがサーブする全セッションがアイドル状態にある場合、UEコンテキストを保っても保たなくてもよい。
・ 全てのアイドルセッションを有するUE202のUEコンテキストをUPF212が解放すると、UPF212は、この完全なUEコンテキストをSMF220に転送することができる。さらにUPF220は、UEコンテキストの課金情報をPCF222に転送することができる。
図6Aは、UE202におけるセッション管理状態モデル600Aの例を状態図で示す。セッション管理状態モデル600Aは、Session-IDLE状態610およびSession-ACTIVE状態620を示す。アクティブセッション(すなわちSession-ACTIVE状態620にあるセッション)は、UE202による要求、またはAN204による要求の後で、Session-IDLE状態610に遷移されてよい。このような要求は、PDUセッションのためのRANリソースを不活性化するためのRRC接続再構成、およびRRC接続解放を含むことができる。アイドルセッション(すなわちSession-IDLE状態610にあるセッション)は、UE202による要求(移動元(MO:mobile originated)データ)、またはUPF212による要求(移動先(MT:mobile terminated)データ)の後で、Session-ACTIVE状態620に遷移されてよい。このような要求は、PDUセッションのためのRANリソースを活性化するためのRRC接続再構成を含むことができる。
図6Bは、SMF220におけるセッション管理状態モデル600Bの例を状態図で示す。セッション管理状態遷移モデル600Bは、Session-IDLE状態610およびSession-ACTIVE状態620を示す。アクティブセッション(すなわちSession-ACTIVE状態610にあるセッション)は、UE202による要求、またはAN204による要求の後で、Session-IDLE状態620に遷移されてよい。このような要求は、PDUセッションに対するセッション不活性化要求を含むことができる。アイドルセッション(すなわちSession-IDLE状態620にあるセッション)は、UE202による要求(MOデータ)、またはUPF212による要求(MTデータ)の後で、Session-ACTIVE状態610に遷移されてよい。このような要求は、PDUセッションのためのRANリソースを活性化するためのRRC接続再構成を含むことができる。
図6Cは、複数のPDUセッションに対するセッション管理状態モデル600Cの例を構成要素図で示す。UE202は、複数のSMF220およびUPF212を使用する複数の確立されたPDUセッションを有することができる。NextGenシステムは、PDUセッションごとの独立したセッション接続状態をサポートする(例えば、セッションAがSession-IDLE状態にあり、一方、セッションBおよびセッションCがSession-ACTIVE状態にある。セッションAおよびセッションBがSMF Aによってサーブされ、一方、セッションCがSMF Bによってサーブされる)。UE202に対して複数のPDUセッションが活性化されると、AN204は、セッション活性化手順の中で、SMF220によって各PDUセッションに対して個別のセッション非アクティブタイマーで構成されてよい。UE202がCN-IDLE状態にあるとき、各PDUセッションのセッション接続状態は、Session-IDLEでよい。CN-IDLE状態からCN-CONNECTED状態に入ることをUE202が要求するとき(例えばサービス要求)、UE202は、PDUセッションを活性化することも指示することができる。要求されたPDUセッションに対するセッション接続ステータスは、UE202およびSMF220においてSession-ACTIVEに変更されてよいが、(もしあれば)他のPDUセッションはSession-IDLEのままでよい。UE202が活性化されたPDUセッションを有していてもいなくても、NextGenシステムは、さらなるPDUセッションの活性化をサポートすることができる。
セッションがSession-IDLE状態610にあるとき、RRCは任意の状態(例えば、RRC-CONNECTED、RRC-IDLE、RRC-INACTIVE)にある可能性がある。全てのPDUセッションがSession-IDLE状態にある場合、RRCは任意の状態にあってよく、移動状態はMM-Registeredであり、CN状態はCN-IDLEまたはCN-CONNECTEDである。DRBは中断されてよい。したがってアイドルセッションに対するASシグナリングはない。UE202、AN204、UPF212、SMF220、UDM216、およびPCF(222)は、すばやい接続回復のためにトンネル情報を含む関連するUEコンテキストを格納することができる。しかしNG3トンネル情報は、UEの移動またはUPF212の再配置の場合、更新されないことがある。トンネル維持手順は行われないことがある。さらにアイドルセッションのNG3トンネルは、AN204およびUPF212のルーティングテーブルから除去されることがある。トンネル情報は、Session-IDLEからSession-ACTIVEにセッションがその状態を変更するときに更新されることになる。AN204、UPF212、SMF220、UDM216、およびPCF222のUEコンテキストにおいて、パラメータSession-Stateは「Session-IDLE」とマークされてよい。アイドルセッションに対してNASシグナリングは要求されない。UPF212において、アイドルセッションに対してTFTは、UPF212のパケット分類機能において利用できないことがある。セッションデータレート(AMBR/MBR/GBR)の監視および課金のために使用されるリソースは解放されてよい。
セッションがSession-ACTIVE状態620にあり、RRCがRRC-CONNECTED状態にあるとき、DRB/AS/NASシグナリングが確立される。移動状態はMM-Registeredであり、CN状態はCN-CONNECTEDである。UE202、AN204、UPF212、AMF218、SMF220、UDM216、およびPCF222を含むPDUセッションをサーブするネットワーク機能は、関連するUEコンテキスト情報を有することができる。AN204、UPF212、SMF220、UDM216、およびPCF222のUEコンテキストにおいて、パラメータSession-Stateは「Session-ACTIVE」とマークされる。UPF212において、トラフィックフローテンプレート(TFT:traffic flow template)は、UPF212のパケット分類機能において利用できる。TFTは、サービス品質(QoS)フローにパケットを分類するために使用される。したがって、使用中のTFTが多ければ多いほど、UPF212における検索は複雑になる。したがってアクティブセッションのTFTだけが、UPF212において進入パケットがないか検索される。AN204およびUPF212において、PDUセッションデータレート(合計最大ビットレート(AMBR:aggregate maximum bit rate)/最大ビットレート(MBR:maximum bit rate)/保証ビットレート(GBR))の監視および課金のためのリソースが動作中である。
SMF220は、UE202およびAN204の要求に基づいて、またはSMF220独自の判定に基づいて、Session-ACTIVEからSession-IDLEにPDUセッションの状態を変更することができる。UE202およびUPF212は、Session-IDLEからSession-ACTIVEにセッションの状態をSMF220が変更できるように、UEデータの存在についてSMF220に通告することができる。個別のセッションまたはセッションのグループの状態を変更することは可能である。SMF220は、PCF222によって構成されるこのPDUセッションに対するSMポリシに応じて、UPF212がUEコンテキストを保たなければならないか、任意選択で除去できるように、UPF212に通告する。
UE202のRRCがRRC-CONNECTED状態にあり、RRC-IDLEモードまたはRRC-INACTIVE CONNECTEDモードにAN204がRRCを変更すると、UEの202のPDUセッション全ての状態がSession-IDLE状態にセットされてよい。
RRC接続が再開されると、CN状態はCN-IDLEからCN-CONNECTEDに変更される。MO伝送に対してUE202は、RRC接続を再開するためにAS要求をAN204に送信することができる。この要求は、再開されることになるDRB識別子(ID)を含むことができる。代替として、UE202は、どのセッションが再開されることになるかを示すために、NAS要求をSMF220に送信することができる。いくつかの特定のPDUセッションに対するSMを再開することは可能である。MT伝送に対してUPF212は、UEコンテキスト更新要求をSMF220に送信することができる。SMF220はRRC接続を活性化するためにAMF218と対話してUE202をページングする。
個別のセッションの(不)活性化をサポートするためにUE202およびAN204は、DRBを中断または再開する手順を始めることができる。DRBが中断されると、CN206におけるセッション状態はSession-IDLEに変更されてよい。DRBが再開されると、CN206におけるセッション状態はSession-ACTIVEに変更されてよい。
セッション確立、セッション解放、セッション変更、RRC状態遷移、およびセッション状態遷移のためのセッション管理手順が下記で説明される。
図7は、本発明の1つの実施形態による、セッション確立手順(700)の例をメッセージフロー図で示す。セッション確立手順(700)のステップは、UE202とDN208の間のセッションを確立するために、非ローミングアーキテクチャ210のいくつかの構成要素によって行われてよい。PCF222は、AN204とUPF212の間のネットワークスライス固有の好ましい論理的なUL経路およびDL経路に関する情報を含むSMポリシを有することもできる。
方法(700)は、SM-NSSAI、UEの一時ID、ならびにUEが生成したセッションID、サービスタイプ、およびドメインネームネットワーク(DNN:domain name network)を含む新しいNASセッション要求メッセージ(705)をUEがAMF218にAN204を介して送信することを含む。いくつかの特定のネットワークスライスに対するUEの初期アタッチ手順または再アタッチ手順によってPDUセッションが同時に作り出されるとき、UEは、初期アタッチ要求または再アタッチ要求とともにUEが生成したセッションIDを提供できるということに留意されたい。AMF218はSM-NSSAIを使用してSMF220を選択し、サービングANのIPアドレスとともにセッション要求メッセージを選択されたSMF220に転送する(710)。AMF218は、選択されたSMF220のIDを格納することができる。SMF220がAMF218から要求を受信すると、SMF220は、UE202をサーブするAMF218のIDを格納することができる。SMF220は、サービス認可(715)(すなわちSMF-UDM間サービス認可メッセージング)のためにUDM216におけるユーザ加入情報にアクセスすることができる。サービスが認可されない場合、SMF220は、UE202に送信される適正なセッション作成応答メッセージ(760)を、AMF218を介して送信することができる。セッション作成応答は、セッション拒否コードを含むことができる。
サービスが認可される場合(715)、デフォルトのまたはUE固有のタイプのスライスに対するUP接続のセットアップ(360)が行われてよい。UP接続のセットアップ(360)は、SM、QoS、および課金ポリシを含むUEポリシをSMF220がPCF222から得ること(720)(すなわち、SMF-PCF間UEポリシ取得(SM、QoS、課金)メッセージング)を含むことができる。SMF220は、PDUセッションがIPベースのセッションである場合、UE202に対してIPアドレスを割り振ることもできる。SMポリシは、モバイルエッジコンピューティング(MEC)アプリケーションをサポートするのに好ましいUPF212、パラメータSession-Activity-Timeout、パラメータKeep-UE-Context-For-Idle-Sessions、パラメータSM-Action-for-Idle-Session、およびパラメータActivate-Session-when-RRC-Resumedという情報を少なくとも含むことができる。
任意選択でSMF220は、移動パターンベースのセッション管理最適化が行われることになる場合、およびSMFが情報を求めてAMF218にまだ加入していない場合、UE移動情報を求めてAMF218に加入する(725)ことができる。SMF-AMF間UE移動情報加入メッセージング(725)は、セッション確立の前、後、中でいつでも行われ得る独立した手順でよいということに留意されたい。この例において、SMF-AMF間UE移動情報加入がセッション確立手順の中で示される。
次にSMF220は、ANリソースセットアップ要求メッセージ(730)を、サービングAN204にAMF218を介して送信することができる。要求は、UEの一時ID、セッションID、QoSプロフィール、およびUPF212の選択されたIPアドレスを含むことができる。要求は、Session-Activity-Timeoutパラメータ、およびActivate-Session-when-RRC-Resumedパラメータを含むこともできる。
任意選択で、UE202が提供したセッションIDがアタッチ要求に含まれる場合、AN204は、QoSプロフィールに従って、要求されたPDUセッションに対するアドミッション制御を行うことができる。PDUセッションが承諾されると、AN204はQoSプロフィールに従って、DRBを確立(すなわちセットアップ)する(735)ことができる。いくつかのサービスに対して、UEは、アタッチ手順の中で新しいセッションを要求できないが、CN206は、DRBがUE202とAN204の間で確立されなくても、UP経路を依然として確立できるということに留意されたい。
AN204は次に、ANリソースセットアップ応答メッセージ(740)をSMF220にAMF218を介して送信することができる。AN204は、Session-Stateパラメータを含む全てのUE関連の情報をUE固有のコンテキストプロフィールに格納することができる。次にSMF220は、利用できる場合、好ましいUPFポリシ、およびUPF212の現在のトラフィック負荷に基づいてUPF212を選択することができる。SMF220は、UPFセッションセットアップ要求メッセージ(745)を、選択されたUPF212に送信することができ、このメッセージは、少なくともUEの一時ID、セッションID、UE202のIPアドレス、QoSおよび課金ポリシ、DNN、ならびにKeep-UE-Context-For-Idle-Sessionsパラメータを含むことができる。UPF212は全てのUE関連の情報をUE固有のコンテキストに格納することができ、この情報は、UEの一時ID、セッションID、AN204、UE202のIPアドレス、QoSおよび課金ポリシ、ならびに他の情報を含むことができる。ネットワークスライスごとにただ1つのスライスおよびただ1つのPDUセッションにアクセスする、単純なモノのインターネット(IoT:Internet of things)デバイスなどのいくつかのUEのタイプに対するセッションIDは省略されてよいということに留意されたい。
次にUPF212は、UPFセッションセットアップ応答メッセージ(750)をSMF220に送信することができる。SMF220は、Session-Stateパラメータを含む全てのUE関連の情報をSMのUEコンテキストプロフィールに格納することができる。SMF220は次に、セッション作成応答メッセージ(755)をAMF218に送信することができ、このメッセージは、UEの一時IDおよびセッションIDを含むことができる。AMF218は、移動管理手順をトリガすることができる。SMF220は次に、NASセッション作成応答メッセージ(760)をUE202にAMF218を介して送信することができる。セッション要求が承諾される場合、セッション作成応答は、セッションID、割り当てられたIPアドレス、任意選択のQoSプロフィール、ならびにサービスおよびセッション継続(SSC:service and session continuity)モードを含むことができる。SMは、SMポリシ、QoSおよび課金ポリシ、割り当てられたIPアドレス、AMF ID、AN ID、UPF ID、NG3トンネル情報、ならびに他のパラメータを含むUEコンテキスト情報を格納することができる。2つのステップ755および760は組み合わされてよい。例えばSMF220は、AMF218に対する部分、およびUE202に対する部分という2つの部分を収める1つのメッセージを送信することができる。組み合わされたセッション作成応答メッセージを受信した後、AMF218は、AMF218自体に関する情報をデタッチし、UEの部分をUE202に転送することができる。上述のように、セッション要求が拒絶される場合、セッション作成応答はエラーコードを含むことができる。このエラーコードは、「不認可のサービス要求(Un-authorized Service Request)」、「ネットワークリソース停止(Network Resources Outage)」、「課金に対する不十分なクレジット(Not Enough Credit for Charging)」、または別のエラーコードでよい。初期アタッチおよび再アタッチ要求においてUE202が新しいセッションを要求する場合、ステップ(760)は省略されてよいということに留意されたい。この場合、初期アタッチおよび
再アタッチ手順において、AMF218は、セッション管理情報を含むアタッチ応答メッセージを送信することができる。SM情報は、セッションIDおよびQoSプロフィールを含むことができる。
任意選択でSMF220は、UEセッション管理情報を(すなわちSMF-UE間コンテキスト更新(765)手順を介して)UDM216に送信することができる。また任意選択でAMF218は、UE移動管理関連情報を(すなわちAMF-UDM間UEコンテキスト更新(770)手順を介して)UDM216に送信することができる。任意選択でSMF220およびPCF222は、PDUセッションの実際のパラメータがSMF220からPCF222に送信され得るSMF-PCF間セッション更新手順(775)を行うことができる。AN204およびUPF212は、このトンネルがまだ存在しない場合にトンネルをセットアップできるということに留意されたい。
図8は、セッション確立手順(700)の1つの実施形態による、SMF-AMF間UE移動情報加入手順(725)の例をメッセージフロー図で示す。SMF220は、SMF-AMF間UE移動情報要求(826)メッセージをAMF218に送信することができる(またはAMF218がSMF220から受信することができる)。メッセージ(826)は、(一時UE ID、国際移動電話加入者識別番号(IMSI:international mobile subscriber identity)、GUTIなどの)UE202を識別する1つまたは複数の識別子、移動時間ウィンドウ、および加入のタイプを含むことができる。移動時間ウィンドウは、要求されたUE移動情報の時間スパンを示す。加入のタイプは、加入が1回限りの情報取得であるか、定期的な情報更新を利用できるかを示す。次にSMF220は、SMF-AMF間UE移動情報更新(828)メッセージをAMF218から受信することができる(またはAMF218がSMF220に送信することができる)。メッセージは、指定された移動時間ウィンドウの中でUEをサーブできる可能性のあるAN204のセットの識別子を含むことができる。AMF218は、要求(826)を受信すると、また要求(826)が定期更新を指示する場合、要求された移動情報が変わると、移動情報更新(828)を行うことができる。AMF218はUE202の移動パターンに従って、サービスAN204のセットを判断することができる。他のステップが手順(725)に追加されてもよい。
図9は、セッション確立手順(700)の1つの実施形態による、SMF-UDM間UEコンテキスト更新手順(765)の例をメッセージフロー図で示す。SMF220は、SMF-UDM間UEコンテキスト更新要求(966)メッセージをUDM216に送信することができる(またはUDM216がSMF220から受信することができる)。メッセージ(966)は、(一時ID、IMSI、GUTIなどの)UE202を識別する識別子、およびUEコンテキストまたは変更したUEコンテキストのパラメータの新しい値を含むことができる。SMF220は次に、UDM216においてUEコンテキストが更新されたことを確認するために、SFM-UDM間コンテキスト更新応答(968)メッセージをUDM216から受信することができる(またはUDM216がSMF220に送信することができる)。他のステップが手順(765)に追加されてもよい。
図10は、セッション確立手順(700)の1つの実施形態による、AMF-UDM間UEコンテキスト更新手順(770)の例をメッセージフロー図で示す。AMF218は、UE202の移動管理パラメータを更新するために、AMF-UDM間UEコンテキスト更新要求(1072)メッセージをUDM216に送信することができる(またはUDM216がAMF218から受信することができる)。メッセージ(1072)は、(一時UE ID、IMSI、GUTIなどの)UE202を識別する識別子、およびUEコンテキストまたは変更したUEコンテキストのパラメータの新しい値を含むことができる。AMF218は次に、UDM216においてUEコンテキスト内の移動管理パラメータが更新されたことを確認するために、AMF-UDM間UEコンテキスト更新応答(1074)メッセージをUDM216から受信することができる(またはUDM216がAMF218に送信することができる)。他のステップが手順(770)に追加されてもよい。
図11は、セッション確立手順(700)の1つの実施形態による、SMF-PCF間セッション更新手順(775)の例をメッセージフロー図で示す。SMF220は、UE202のセッションパラメータを更新するために、SMF-PCF間UEセッション更新要求(1176)メッセージをPCF222に送信することができる(またはPCF222がSMF220から受信することができる)。メッセージ(1176)は、(一時UE ID、IMSI、GUTIなどの)UE202を識別する識別子、およびUEコンテキスト(セッション管理、QoSパラメータ、課金情報)または変更したUEコンテキストのパラメータの新しい値を含むことができる。SMF220は次に、PCF136においてUE202のセッション管理パラメータが更新されたことを確認するために、SMF-PCF間セッション更新応答(1178)メッセージをPCF222から受信することができる(またはPCF222がSMF220に送信することができる)。他のステップが手順(775)に追加されてもよい。
図12は、セッション確立手順(700)による、セッションを確立する方法(1200)の例を流れ図で示す。方法(1200)はSMF220によって行われる。SMF220は、セッション管理機能モジュールとしてCN206上のサーバに実装されてよい。SMF220は、セッション要求メッセージを受信する(1210)ように構成されてよい。セッション要求メッセージは、セッション要求メッセージをUE202から受信したAMF218からのものでよい。セッション要求メッセージをSMF220が受信すると、SMF220は、サービスを要求するためにUE202が認可されるかどうかを判断する(1220)ことができる。このサービス認可を行うためにSMF220は、UDM216においてユーザ加入情報にアクセスすることができる。サービスが認可されない場合(1220)、SMF220は、適正なセッション作成応答メッセージ(760)をUE202にAMF218を介して送信することができる。上述のようにセッション作成応答は、セッション拒否コードを含むことができる。サービスが認可される場合(1220)、および移動パターンベースのセッション管理最適化が行われることになる場合、およびSMF220が情報を求めてAMFにまだ加入していない場合(1230)、SMF220は上述のように、UE移動情報を求めてAMF218に加入する(725)ことができる。上述のようにステップ(1230)およびステップ(725)は、方法(2040)の前、中、後でいつでも行われてよいということに留意されたい。
上述のようにSMF220はPCF222からUEポリシを得ることができる(720)。次にSMF220は上述のように、リソースセットアップ要求メッセージ(730)をサービングAN204にAMF218を介して送信することができる。SMF220は次に上述のように、リソースセットアップ応答メッセージをAN204からAMF218を介して受信する(740)ことができる。次にSMF220は上述のように、UPセットアップ要求メッセージを選択されたUPF212に送信する(745)ことができる。次にSMF220は上述のように、セッションセットアップ応答メッセージをUPF212から受信する(750)ことができる。SMF220は次に上述のように、セッション作成応答メッセージ(755)をAMF218に送信することができる。SMF220は次に上述のように、セッション作成応答メッセージ(760)をUE202にAMF218を介して送信することができる。
Session-Stateパラメータを含むSMのUEコンテキストプロフィールにSMF220が全てのUE関連の情報を格納することを含む他のステップが方法(2040)に追加されてもよい。SMF220は任意選択で、UEセッション管理情報をUDM216に送信する(765)こともできる。
図13は、本発明の1つの実施形態による、セッション変更手順(2060)の例をメッセージフロー図で示す。PDUセッション変更手順は、PCF222、UE202、およびSMF220によってトリガされてよい。セッション変更に対する第1の考えられるトリガは、PCF-SMF間セッション変更要求(1310a)をPCF222がSMF220に送信するときに発生する。要求は、一時UE ID、セッションID、および新しいSM/QoS/課金ポリシパラメータを含むことができる。セッション変更に対する第2の考えられるトリガは、アクティブセッションに対するUE-SMF間セッション変更要求(1310b)をUE202がSMF220にAMF218を介して送信するときに(1310b)発生する。要求は、SM-NSSAI、一時UE ID、セッションID、変更されることになるパラメータおよびこれらの新しい値のリスト、ならびにUEのタイムゾーンを含むことができる。セッション変更に対する第3の考えられるトリガは、現在のUEポリシならびに他のファクタ(例えばUPF212およびAN204における負荷の変化)に基づいて、SMFセッション変更要求(1310c)をSMF220が作り出すときに発生する。
第1および第2の考えられるトリガがセッション変更要求の原因である場合、SMF220は、セッション変更要求を検証する(1320)ことができる。UEポリシ更新(1310a)に関する要求がPCF222から来る場合、新しいポリシ更新はSMF220のローカルメモリに格納されてよい。SMF220は、新しいポリシパラメータに基づいて、AN204およびUPF212へのセッション変更要求を作り出すことができる。(例えば新しいQoSパラメータ(さらに高いMBRまたはさらに高いGBR)に対する)要求がUE202から来る場合(1310b)、SMF220は、現在のUEポリシによって要求を検証することができる。UEの要求(1310b)が許容される場合、SMF220は、UEの要求に基づいてAN204およびUPF212へのセッション変更要求を作り出すことができる。UEの要求(1310b)が許容されない場合、SMF220は原因コードをUEに送信することができ(1390b)、手順(1300)における他のステップは無視されてよい。
UE202は、SMF220に格納されたポリシから外れている可能性のあるセッション変更を要求することができる。例えばUE202は、GBRフローを有さない現在のPDUセッションに対する追加のGBRフローを要求することができる。UE202が追加のGBRフローを要求すると、SMF220およびPCF222は、UEポリシ取得手順を行うことができる。SMF220は、SMF-PCF間UEポリシ要求メッセージ(1330)をPCF222に送信することができ、このメッセージは、UEが要求した追加のPDUフローに対する要求されたポリシを含むことができる。PCF222は、SMF-PCF間UEポリシ応答メッセージ(1335)をSMF220に返すことができる。このメッセージは、UEポリシを含むことができる
次にSMF220は、SMF-AN間セッション変更要求メッセージ(1340)をAN204にAMF218を介して送信することができる。要求は、新しいSMパラメータおよび/または新しいQoSパラメータを含むことができる。任意選択でAN204は次に、新しいGBRフローが要求されるか、現在のGBRフローが変更される場合、アドミッション制御(1350)を行うことができる。QoSパラメータ変更が承諾される場合、AN204は任意選択で、UE202によるセッション変更手順を行うことができる。AN204は、AN-UE間セッション変更要求メッセージ(1360)をUE202に送信することができる。要求は、新しいQoS、SM、またはポリシパラメータを含むことができる。新しいQoS、SM、またはポリシパラメータを適用した後、UE202は、AN-UE間セッション変更応答メッセージ(1365)をAN204に送信することができる。
次にAN204は、SMF-AN間セッション変更応答メッセージ(1370)をSMF220にAMF218を介して送信することができ、このメッセージは、承認または原因コードを含むことができる。SMF-AN間セッション変更応答メッセージが原因コードを含む場合、ステップ(1380)およびステップ(1385)は無視されてよい。含まない場合、SMF220およびUPF212は、SMF-UPF間セッション変更手順を行うことができる。SMF220は、SMF-UPF間セッション変更要求メッセージ(1380)をUPF212に送信することができ、このメッセージは、一時UE ID、セッションID、およびPDUセッションの新しいパラメータを含むことができる。UPF212は新しいセッションパラメータを受信し、新しいパラメータがサポートされ得るかどうかをチェックすることができる。新しいパラメータがサポートされ得る場合、UPF212は、PDUセッションをサポートするようにUPF212のリソースを再構成することができる。UPF212は次に、SMF-UPF間セッション変更応答メッセージ(1385)をSMF220に送信することができ、このメッセージは、承認または原因コードを含むことができる。次にSMF220は、元の要求への応答を送信することができる。セッション変更要求がPCF222から来た場合、SMF220は、PCF-SMF間セッション変更応答メッセージ(1390a)をPCF222に送信することができ、このメッセージは、承認または原因コードを含むことができる。セッション変更要求がUE202から来た場合(1310b)、またはSMF220から来た場合(1310c)、SMF220は、新しいセッションパラメータを収めるPCF-SMF間セッション変更応答メッセージ(1390a)をPCF222に送信することができる。セッション変更要求がUE202から来た場合(1310b)、SMF220は、UE-SMF間セッション変更応答メッセージ(1390b)をUE202に送信することができ、このメッセージは、承認または原因コードを含むことができる。任意選択としてSMF220は、UDM216によるUEコンテキスト更新手順(765)を行うことができる。
図14は、セッション変更手順(1300)による、セッションを変更する方法(1400)の例を流れ図で示す。方法(1400)はSMF220によって行われる。SMF220は、セッション変更が行われることになることを判断する(1410)ように構成されてよい。この判断(1410)は、PCF-SMF間セッション変更要求メッセージをSMF220がPCF222から受信することによるものでよい。代替として、この判断(1410)は、UE-SMF間セッション変更要求メッセージをSMF220がUE202から受信することによるものでよい。代替として、この判断(1410)は、現在のUEポリシならびに他のファクタ(例えばUPF212およびAN204における負荷の変化)に基づいて、SFMセッション変更要求メッセージをSMF220が生成することによるものでよい。PCF222またはUE202からの要求により判断(1410)が行われる場合(1420)、SFM220は上述のように、受信したセッション変更要求を検証する(1320)ように構成される。SMF220は次に上述のように、AMF218を介して、SMF-AN間セッション変更要求メッセージをAN204に送信する(1340)ことができる。次にSMF220は上述のように、AMF218を介して、SMF-AN間セッション変更応答メッセージをAN204から受信する(1370)ことができる。次にSMF220は上述のように、UPF212に、SMF-UPF間セッション変更要求メッセージを送信する(1380)ことができる。SMF220は次に上述のように、UPF212から、SMF-UPF間セッション変更応答メッセージを受信する(1385)ことができる。セッション変更がSMF220からの要求によるものだった場合(1430)、SMF220は上述のように、PCF222に、PCF-SMF間セッション変更応答メッセージを送信する(1390a)ことができる。セッション変更がUE202からの要求によるものだった場合(1440)、SMF220は上述のように、PCF222に、PCF-SMF間セッション変更応答メッセージを送信する(1390a)ことができ、次にSMF220は、UE202に、UE-SMF間セッション変更応答メッセージを送信する(1390b)ことができる。
元のセッション変更要求をSMF220にPCF222が送信した場合にPCF-SMF間セッション変更応答メッセージをPCF222に送信することを含む他のステップが方法(2080)に追加されてもよい。代替として、SMF220は、元のセッション変更要求をSMF220にUE202が送信した場合にUE-SMF間セッション変更応答メッセージをUE202に送信することができる。さらにSMF23は任意選択で上述のように、SMF-PCF間UEポリシ要求メッセージをUPF212に送信し(1330)、SMF-PCF間UEポリシ応答メッセージをUPF212から受信する(1335)ことができる。
図15は、本発明の1つの実施形態による、セッション解放手順(1500)の例をメッセージフロー図で示す。PDUセッション解放手順(1500)は、UE202、AN204、UPF212、およびSMF220によってトリガされてよい。PDUセッション解放に対する第1の考えられるトリガは、UEセッション解放要求メッセージ(1510a)をUE202がSMF220に送信するときに発生する。メッセージは、SM-NSSAI、一時UE ID、およびセッションIDを含むことができる。PDUセッション解放に対する第2の考えられるトリガは、ANセッション解放要求メッセージ(1510b)をAN204がSMF220に送信するときに発生する。AN204は、いくつかのPDUセッションに対する輻輳状態、長期間トラフィック活動がないこと、および/または他の状態のうちの1つをレポートすることができる。PDUセッション解放に対する第3の考えられるトリガは、UPFセッション解放要求メッセージ(1510c)をUPF212がSMF220に送信するときに発生する。UPF212は、いくつかのPDUセッションに対する輻輳状態、課金ポリシ違反(すなわち時間ベース、データ量ベース、等)、および/または他の状態のうちの少なくとも1つをレポートすることができる。PDUセッション解放に対する第4の考えられるトリガは、SMF220独自のロジックによって、またはUE202、AN204、および/もしくはUPF212から情報を受信することによって、PDUセッションを解放することをSMF220が判定する(1510d)ときに発生する。セッションを解放するという判定がSMF220によって行われると、UE202およびAN204に対するセッション解放手順に対して2つのオプションがある。
第1のセッション解放手順のオプションにおいて、SMF220は、SMF-UE間セッション解放要求メッセージ(1520a)をUE202にAMF218を介して送信することができ、このメッセージは、UEの一時ID、セッションID、および原因コードを含むことができる。原因コードの値は、「UEによるセッション解放(Session Release by UE)」(ステップ1510aに対応)、「ANによるセッション解放(Session Release by AN)」(ステップ1510bに対応)、「UPFによるセッション解放(Session Release by UPF)」(ステップ1510cに対応)、および「SMFによるセッション解放(Session Release by SMF)」(ステップ1510dに対応)など、セッション解放要求のソースを示すことができる。次にUE202は、UE202のDRBリソースおよびPDUセッションコンテキストを解放することができる。UE202は、解放されたPDUセッションのためのAN204のリソースの解放を確認するために、SMF-UE間セッション解放応答メッセージ(1530a)をSMF220にAMF218を介して送信することができる。次にSMF220は、SMF-AN間セッション解放要求メッセージ(1540)をAN204にAMF218を介して送信することができ、このメッセージは、UEの一時IDおよびセッションIDを含むことができる。次にAN204は、UEのPDUコンテキストを除去することができ、DRBリソースを解放する。AN204は、解放されたPDUセッションのためのAN204のリソースの解放を確認するために、SMF-AN間セッション解放応答メッセージ(1550)をSMF220にAMF218を介して送信することができる。
第2のセッション解放手順のオプションにおいて、SMF220は、SMF-AN間セッション解放要求メッセージ(1540)をAN204にAMF218を介して送信することができ、このメッセージは、UEの一時ID、セッションID、および原因コードを含むことができる。原因コードの値は、「UEによるセッション解放(Session Release by UE)」(ステップ1510aに対応)、「ANによるセッション解放(Session Release by AN)」(ステップ1510bに対応)、「UPFによるセッション解放(Session Release by UPF)」(ステップ1510cに対応)、および「SMFによるセッション解放(Session Release by SMF)」(ステップ1510dに対応)など、セッション解放要求のソースを示すことができる。次にAN204は、AN-UE間セッション解放要求メッセージ(1520b)をUE202に送信することができる。メッセージは、(PDUセッションをサーブするために使用されている)解放されることになるDRB、および原因コードを示す。次にUE202は、UE202のDRBリソースおよびPDUセッションコンテキストを解放することができる。UE202は、AN-UE間セッション解放応答メッセージ(1530b)をAN204に送信することができる。次にAN204は、UEのPDUコンテキストを除去し、DRBリソースを解放することができる。AN204は、解放されたPDUセッションのためのANリソースの解放を確認するために、SMF-AN間セッション解放応答メッセージ(1550)をSMF220に送信することができる。
次にSMF220およびUPF212は、SMF-UPF間セッション解放手順を行うことができる。SMF220は、SMF-UPF間セッション解放要求メッセージ(1560a)をUPF212に送信することができる。メッセージは、一時UE IDおよびセッションIDを含むことができる。次にUPF212は、UEのPDUセッションコンテキストを除去し、PDUセッションをサーブするリソースを解放することができる。UPF212は、SMF-UPF間セッション解放応答メッセージ(1560b)をSMF212に送信することができる。UPF212は、課金情報をPCF222にSMF220を介して送信することができるということに留意されたい。任意選択としてSMF220およびUDM216は、SMF-UDM間UEコンテキスト更新手順(1570)を行うことができ、この中でUDM216は、UEのPDUセッション情報を除去することができる。次にSMF220およびPCF222は、SMF-PCF間UEコンテキスト更新手順(1580)を行うことができる。SMFは課金情報をPCF222に転送することができる。PCF222は、解放されたPDUセッションのPDUセッション情報を除去することができる。
図16は、セッション解放手順(1500)による、セッションを解放する方法(1600)の例を流れ図で示す。方法(1600)はSMF220によって行われる。SMF220は、図15を参照しながら上述したように、セッションを解放することを判断する(1610)ように構成されてよい。判断(1610)が行われると、SMF220は上述のように、AMF218を介してUE202に、SMF-UE間解放要求メッセージを送信する(1520a)ことができる。次にSMF220は上述のように、AMF218を介してUE202から、SMF-UE間解放応答メッセージを受信する(1530a)ことができる。次にSMF220は上述のように、AMF218を介してAN204に、SMF-AN間セッション解放要求メッセージを送信する(1540)ことができる。次にSMF220は上述のように、AMF218を介してANから、SMF-AN間セッション解放応答メッセージを受信する(1550)ことができる。次にSMF220は上述のように、UPF212に、SMF-UPF間セッション解放要求メッセージを送信する(1560a)ことができる。次にSMF220は上述のように、UPF212から、SMF-UPF間セッション解放応答を受信する(1560b)ことができる。次にSMFは上述のように、PCF222によるSMF-PCF間UEコンテキスト更新手順(1570)を行うことができる。上述のように、任意選択のSMF-UDM間UEコンテキスト更新手順(765)をSMF220およびUDM216が行うことを含む他のステップが方法(1600)に追加されてもよい。
図17は、セッション解放手順(1500)による、セッションを解放する方法(1700)の別の例を流れ図で示す。方法(1700)はSMF220によって行われる。SMF220は、セッションを解放することを判断する(1610)ように構成されてよい。判断(1610)は、セッション解放要求メッセージをUE202から受信することに基づいてよい。代替として、判断(1610)は、セッション解放要求メッセージをAN204から受信することに基づいてもよい。代替として、判断(1610)は、セッション解放要求メッセージをUPF212から受信することに基づいてもよい。代替として、判断(1610)は、SMF220のロジックに基づいてもよい。判断が行われると、SMF220は上述のように、AMF218を介してAN204に、SMF-AN間セッション解放要求メッセージを送信する(1540)ことができる。次にSMF220は上述のように、AMF218を介してANから、SMF-AN間セッション解放応答メッセージを受信する(1550)ことができる。SMFがANから、SMF-AN間セッション解放応答メッセージを受信する(1550)前に、ANは上述のように、AN-UE間セッション解放要求をUEに送信し、AN-UE間セッション解放応答をUEから受信しているはずであるということに留意されたい。次にSMF220は上述のように、UPF212に、SMF-UPF間セッション解放要求メッセージを送信する(1560a)ことができる。次にSMF220は上述のように、UPF212から、SMF-UPF間セッション解放応答を受信する(1560b)ことができる。次にSMFは上述のように、PCF222によるSMF-PCF間UEコンテキスト更新手順(1570)を行うことができる。上述のように、任意選択のSMF-UDM間UEコンテキスト更新手順(765)をSMF220およびUDM216が行うことを含む他のステップが方法(1700)に追加されてもよい。
図18は、本発明の1つの実施形態による、PDUセッション接続状態遷移手順(1800)の例をメッセージフロー図で示す。UE202は、セッションのセッション接続状態が変更され得るかどうかを判断するためのUE202独自のロジックを有することができる。AN204は、セッション接続状態をSession-IDLEに変更することをSMF220に要求するために、PDUセッションのUL/DL活動を監視することができる。手順(1800)は、UE202によって、またはAN204によってトリガされてよい。PDUセッション接続状態遷移手順に対する第1の考えられるトリガは、SMF220に、UE202がセッション接続状態遷移要求(Session-ACTIVEまたはSession-IDLE)を送信する(1810a)ときに発生する。メッセージ(1810a)は、一時UE ID、SM-NSSAI、セッションID、および新しいセッション接続状態を含むことができる。SM-NSSAIの中で示される同じSMによってサーブされるPDUセッション全てがアイドル状態にあることを表すのに、セッションIDの特殊値(例えばワイルドカード)が使用されてよい。PDUセッション接続状態遷移手順に対する別の考えられるトリガは、全てのPDUセッションのPDUセッション活動をAN204が監視し、セッション確立手順(700)の中でSMF220によってセットされたセッション非アクティブタイマーの後に、セッションのULおよびDLパケットをAN204が検出しないときに発生する。SMF220にAN204はSession-IDLE状態遷移要求を送信し(1810b)、この要求は、単一のPDUセッション、または複数のPDUセッションの状態をSession-IDLE状態にセットすることを要求する。メッセージは、一時UE ID、SM-NSSAI、セッションID、およびAN IDを含むことができる。SM-NSSAIの中で示される同じSMによってサーブされるPDUセッション全てがアイドル状態にあることを表すのにセッションIDの特殊値(例えばワイルドカード)が使用されてよい。
SMのUEコンテキストのセッション接続状態のパラメータは、要求されたような新しい状態にセットされる(1820)。次にSMF220は、セッション接続状態遷移をAN204に通知する(1830a)ことができる。通知は、UE ID、セッションID、および他の情報を含むことができる。セッション接続状態がSession-IDLEに変更されると、SMF220は、NG3トンネル情報を含むPDUセッション情報を解放することをAN202に要求することができる。AN204も、PDUセッションをサーブする無線リソースを解放することができる。セッション接続状態がSession-ACTIVEに変更されると、SMF220は、NG3トンネル情報およびQoSプロフィールを含むPDUセッションコンテキストをANに送信することができる。AN204は次に、QoSプロフィールに従ってPDUセッションをサーブするために無線リソースを準備することができる。QoSフローがアドミッション制御を要求する場合、AN204はアドミッション制御を行うことができる。次にAN204は、セッション接続状態遷移応答(1830b)をSMF220に送信することができる。応答は、承認またはエラー(原因)コードでよい。応答が原因コードである場合、手順の中の残りのステップは行われない。
応答(1830b)が原因コードでない場合、SMF220は「UEコンテキストの更新」サービスを行うことをUPF212に要求する(1840)ことができる。SMF220は、セッション接続状態がSession-IDLEに変更される場合、UPF212におけるUEコンテキストからのNG3トンネル情報を解放することをUPF212に要求することができる。この要求の中で、AN204のトンネルエンドポイントIDはNULLにセットされてよい。セッション接続状態がSession-ACTIVEに変更される場合、SMFは、NG3トンネル情報に対するAN204のIPアドレスを追加することをUPF212に要求することができる。次にSMF220は、「UEコンテキストの更新」サービスを行うことをAMF218に要求する(1850)ことができる。AMF218のUEコンテキスト内のセッション接続状態は、新しいセッション接続状態にセットされてよい。通知は、UE ID、セッションID、および要求された新しいセッション接続状態を含むことができる。AMF218は、AMF218のUEコンテキストにセッションのセッション接続状態を格納することができる。
次にSMF220は、新しいセッション接続状態をUE202に通知する(1860a)ことができる。通知は、セッションID、新しいセッション接続状態、およびSMF220がAN204から原因コードを受信した場合には原因コードを含むことができる。次にUE202は、Session-IDLE状態遷移応答メッセージ(1860b)をSMF220に送信することができる。次にSMF220は、「UEコンテキストの更新」サービスを行うことをPCF222に要求する(1870)。新しいセッション接続状態はPCF222に送信されてよい。SMF220からのサービス要求は、UE ID、セッションID、および新しいセッション接続状態を含むことができる。要求(1870)は上述のように、SMF-PCF間UEコンテキスト更新手順(1580)でよい。
図19は、PDUセッション接続状態遷移手順(1800)による、状態遷移を行う方法(1900)の例を流れ図で示す。方法(1900)はSMF220によって行われてよい。SMF220は、セッション状態遷移要求を受信する(1910)ように構成されてよい。要求はUE202からまたはAN204からのものでよい。次にSMF220は、SMのUEコンテキストのセッション接続状態パラメータを要求された接続状態に更新する(1820)ことができる。次にSMF220は、セッション接続状態遷移要求メッセージをAN204に送信する(1830a)ことができる。次にSMF220は、セッション接続状態遷移応答メッセージをAN204から受信する(1830b)ことができる。次にSMF220は、「UEコンテキストの更新」サービス要求をUPF212に送信する(1840)ことができる。次にSMF220は、「UEコンテキスト更新」サービス要求をAMF218に送信する(1850)ことができる。次にSMF220は、セッション接続状態遷移通知をUE202に送信する(1860a)ことができる。次にSMF220は、セッション接続状態遷移応答をUE202から受信する(1860b)ことができる。次にSMF220は、「UEコンテキストの更新」サービス要求をPCF222に送信する(1870)ことができる。他のステップがPDUセッション接続状態遷移手順(1800)に追加されてもよい。
図20は、本発明の1つの実施形態による、RRC中断手順(2000)の例をメッセージフロー図で示す。この手順(2000)の結果は、アクティブ状態からPDU Session-IDLE状態へのPDUセッションの遷移でよい。UE202は、現在のセッションを解放しないことを除いて、エネルギーを節約するためにRRCの状態が中断されてよいかどうかを判断するためのUE202独自のロジックを有することができる。このシナリオにおいて、現在のセッションの状態は、AN204、UPF212、SMF220、PCF222において、また任意選択でUDM216においてSession-IDLEにセットされてよい。UE202は複数のPDUセッションを有することができ、各セッションは単一のUPF212または複数のUPF212によってサーブされてよい。UEは複数のネットワークスライスにアクセスでき、各スライスはUE202をサーブするため別々のSMF220を有することができる。RRC中断手順(2100)は、UE202またはAN204によってトリガされてよい。Session-IDLE状態遷移に対する第1の考えられるトリガは、UE-AN間RRC中断要求メッセージ(2010a)をUE202がAN204に送信するときに発生する。Session-IDLE状態遷移に対する第2の考えられるトリガは、ULおよびDLにおいてAN204が活動を検出しない(2010b)ときに発生する。UE-Activity-Timeoutタイマーが切れた後、AN204はRRC接続を中断することができる。
次にAN204およびAMF218は、AN-AMF間UE CN状態更新手順(2020)を行うことができる。AN204は、AN-AMF間UE CN-IDLE状態遷移要求メッセージ(2020a)をAMF218に送信することができ、このメッセージは、一時UE ID、UE202の新しいCN-IDLE状態、および原因コード「UEがRRC中断を要求する(UE Requests RRC Suspension)」(ステップ2010aに対応)、または「全セッションアイドル(All Sessions Idle)」もしくは「データ活動なし(No Data Activities)」(ステップ2010bに対応)を含むことができる。AMF218は次に、UE202の状態をCN-IDLEに変更し、UE202によるAMF218の手順を停止することができる。ANは次に、AN-AMF間UE CN-IDLE状態遷移応答メッセージ(2020b)をUE202に送信することができる。
次にAN204およびUE202は、UE-AN間RRC中断手順(2030)を行うことができる。AN204は、UE-AN間RRC中断応答メッセージ(2030a)をUE202に送信することができ、このメッセージは、原因コードおよびRRC再開IDを含むことができる。原因コードの値は、ステップ(2020a)における原因コードと同じでよい。AN204は次に、全てのASシグナリング手順を不活性化し、中断状態にある全てのDRBをマークすることができる。次にUE202は、UEのRRC中断手順(2030b)を行うことができる。
次にAMF218およびSMF220は、AMF-SMF間UE CN-IDLE状態更新手順(2040)を行うことができる。AMF218は、AMF-SMF間UE CN-IDLE状態遷移要求メッセージ(2040a)をSMF220に送信することができ、このメッセージは、一時UE ID、UE202の新しいCN-IDLE状態、およびステップ(2020a)におけるような任意選択の原因コードを収めることができる。次にSMF220は、AMF-SMF間UE CN-IDLE状態遷移応答メッセージ(2040b)をAMF218に送信することができる。AMF218から受信したUE CN-IDLE状態遷移要求メッセージを承認することによって、SMF220は、UE202の全てのPDUセッションをAN204がSession-IDLE状態に置いたことを暗黙的に想定することができる。
次にSMF220は、UPF220においてPDUセッションをSession-IDLE状態に置くために、SMF全セッション不活性化(SMF deactivate all sessions)手順(2050)を行うことができる。SMF220は、SMF-UPF間全セッション不活性化要求メッセージ(2050a)を、UEのPDUセッションをサーブするUPF212に送信することができ、このメッセージは、PDUセッションの状態がSession-IDLE状態に変更されることになることを示すことができる。メッセージ(2050a)は、一時UE IDおよびセッションID(またはワイルドカードパラメータ)を含む。(セッションIDに対する特殊値になり得る)ワイルドカードパラメータは、UPF212によってサーブされるPDUセッションの状態が「Session-IDLE」にセットされるはずであることを示すことができる。次にUPF212は、UEのPDUセッションコンテキストのフィールド「Session-State」をSession-IDLEにセットすることができる。UPF212は、Keep-UE-Context-For-Idle-Sessionsパラメータの中のSMポリシに従ってよい。このUPF212において、(他のRATによってサーブされる)他のアクティブなPDUセッションをUE202が有していない場合、およびKeep-UE-Context-For-Idle-Sessionsパラメータの値が「Keep」にセットされる場合、UPF212(およびSMF220)は、セッション状態に関わらずUEコンテキストを保つことができる。このUPF212において、(他のRATによってサーブされる)他のアクティブなPDUセッションをUE202が有していない場合、およびKeep-UE-Context-For-Idle-Sessionsパラメータの値が「Can-Be-Released」にセットされる場合、UPF212は、ストレージリソースに応じて、完全なUEコンテキストを保つことができる。
次にUPF212は、SMF-UPF間全セッション不活性化応答メッセージ(2050b)をSMF220に送信することができる。UEコンテキストが解放されると、UPF212は、UEのSMコンテキストおよびUEの課金コンテキストを含む完全なUEコンテキストをSMF220に送信することができる。UPF212は、UEの課金コンテキストをPCF222に送信することもできるということに留意されたい。UPF212がUEコンテキストを解放すると、SMF220は、完全なUEコンテキストをUPF212から受信することができ、完全なUEコンテキストをローカルメモリに格納することができる。UPFのUEコンテキストおよびSMFのコンテキストは、UEの一時ID、IPアドレス、およびTFTなどのいくつかの共通フィールドを有することができるということに留意されたい。メモリリソースを節約するために、SMF220は、SMFのUEコンテキストが有していない追加のUPFのUEコンテキストパラメータだけを格納することができる。任意選択でSMF220は、SMF-AN間全セッションアイドル通知メッセージ(2050c)を送信することによって、全てのPDUセッションがSession-IDLE状態にあることをAN204に通知することができる。同様に任意選択でSMF220およびUDM216は上述のように、SMF-UDM間UEコンテキスト更新手順(765)を行うことができる。次にSMF220およびPCF222は、SMF-PCF間UEコンテキスト更新手順(1580)を行うことができ、この手順は、UE CN状態、およびこれらのセッション状態を変更するセッションの状態を含むことができる。任意選択で、PCF222の機能は、ポリシが、UEコンテキストをUDM216に格納することである場合、UEコンテキストを得るためにUDM216にアクセスすることもできるということに留意されたい。
図21は、RRC中断手順(2000)による、セッション状態を遷移させる方法(2100)の例を流れ図で示す。方法(2100)はSMF220によって行われる。SMF220は上述のように、AMF218から、AMF-SMF間UE CN-IDLE状態遷移要求メッセージを受信する(2040a)ように構成されてよい。SMF220は次に上述のように、AMF218に、AMF-SMF間UE CN-IDLE状態遷移応答メッセージを送信する(2040b)ことができる。次にSMF220は上述のように、UPF212に、SMF-UPF間全セッション不活性化要求メッセージを送信する(2050a)ことができる。SMF220は次に上述のように、UPF212から、SMF-UPF間全セッション不活性化応答メッセージを受信する(2050b)。次にSMF220は上述のように、PCF222によるSMF-PCF間UEコンテキスト更新手順(1580)を行う。SMFが任意選択で上述のように、SMF-AN間全セッションアイドル通知メッセージをAN204に送信すること、およびSMF-UDM間UEコンテキスト更新手順(765)を行うことを含む他のステップが方法(2100)に追加されてもよい。
図22は、RRC中断手順(2000)による、セッション状態を遷移させる方法(2200)の例を流れ図で示す。方法(2200)はAN204によって行われる。AN204は、セッションを解放することを判断する(2210)ように構成されてよい。判断(2210)は、UE-AN間RRC中断要求メッセージをUE202から受信することに基づいてよい。代替として、判断(2210)は、ULおよびDLにおける活動をAN204が検出しないことに基づいてもよい。判断(2210)が行われると、AN204は上述のように、AN-AMF間UE CN-IDLE状態遷移要求メッセージをAMF218に送信する(1620a)ことができる。AMF218は次に上述のように、AN-AMF間UE CN-IDLE状態遷移応答メッセージをAN204に送信する(1620b)ことができる。次にAN202は上述のように、UE-AN間RRC中断応答メッセージを送信する(1630a)ことができる。上述のように、SMF220から、SMF-AN間全セッションアイドル通知メッセージをAN204が受信する(1650c)ことを含む他のステップが方法(1800)に追加されてもよい。
図23は、本発明の1つの実施形態による、RRC再開手順(2300)の例をメッセージフロー図で示す。手順(2300)は、UEのRRCがRRC-Suspended状態にあり、ULにおいて送信するべきデータをUE202が有しているときにトリガされてよい。手順(2300)は、UE-AN間RRC再開要求メッセージ(2310)をUE202がAN204に送信するときにトリガされる。メッセージは少なくともRRC再開IDを含むことができる。任意選択でRRC再開要求は、再開されることになるDRB IDまたはセッションIDを含む。RRCが中断されたときの以前の(昔の)AN204'をAN IDが表す場合(昔のAN IDはRRC再開IDの中で提供されることに留意されたい)、新しいサービングAN204および昔のAN204'は、新しいサービングAN204が昔のAN204'からUEコンテキストを得られるようにUEコンテキストハンドオーバ手順(2320)を行う。UEコンテキストを新しいサービングAN204に送信した後、昔のAN204'はUEコンテキストを解放することができる。
次にAN204およびAMF218は、AN-AMF間UE CN-CONNECTED状態遷移手順(2330)を行う。AN204は、サービングAMF218を見つけるためにUEコンテキストをチェックすることができる。AN204は、AN-AMF間UE CN-CONNECTED状態遷移要求メッセージ(2330a)をAMF218に送信することができる。メッセージは、一時UE IDおよび新しいCN-CONNECTED状態を含むことができる。次にAMF218は、AN-AMF間UE CN-CONNECTED状態遷移応答メッセージ(2330b)をAN204に送信することができる。AMF218がUE202をサポートできる場合、UE CN状態遷移応答メッセージは承認を含むことができる。サポートできない場合、メッセージは原因コードを含むことができる。
ステップ(2310)におけるRRC再開要求がDRB IDもセッションIDも含まない場合、後続のAN-SMF間Session-ACTIVE状態遷移手順(2400)は行われないことに留意されたい。さらにCN-CONNECTED状態遷移応答が原因コードを含む場合、UE202は再アタッチ手順を行い、手順(2400)およびステップ(2380)は行われない。ステップ(2370)において、RRC再開応答は、ステップ(2330b)においてAMF218によって生成された原因コードを含むことができる。さらにステップ(2320)またはステップ(2330)にエラーがある場合、手順(2400)およびステップ(2380)は行われず、UE202はRRCの中断された接続を再開しない。ステップ(2370)において、AN204は、新しい(再)アタッチ手順(300)をUEが始められるように原因コードをUE202に送信することができる。
AN204は、AN-SMF間Session-ACTIVE状態遷移要求メッセージ(2340)をSMF220にAMF218を介して送信することができ、このメッセージは、セッションID、このセッションの新しい状態Session-ACTIVE、SMFを選択するためにAMF218によって認識されることになるSM-NSSAI、および一時UE IDを含むことができる。メッセージは、原因コード「UEによってRRCが再開された(RRC Resumed by UE)」を含むことができる。Activate-Session-when-RRC-Resumedパラメータの値がいくつかのPDUセッションに対して「Yes」にセットされる場合、AN204は、これらのPDUセッションのセッションIDをSession-ACTIVE状態遷移要求に含めることができる。新しいAN204によってUE202がサーブされる場合、AN-SMF間Session-ACTIVE状態遷移要求は、AN経路切換え要求メッセージを含むこともでき、このメッセージは、新しいサービングAN204のIPアドレスを含むことができる。
次にSMF220およびUPF212は、SMF-UPF間Session-ACTIVE状態遷移手順(2350)を行うことができる。SMF220は、SMF-UPF間Session-ACTIVE状態遷移要求メッセージ(2350a)をUPF212に送信することができる。メッセージは、一時UE ID、セッションID、および新しい状態Session-ACTIVEを含むことができる。UPF212がUEコンテキストを解放した場合、SMF220は、SMF-UPF間Session-ACTIVE状態遷移要求メッセージの中で以前に格納されたUEコンテキストを212UPFに送信することもできる。UE202が新しいAN204によってサーブされる場合、SMF-UPF間Session-ACTIVE状態遷移要求は、AN経路切換え要求を含むこともでき、この要求は、新しいサービングAN204のIPアドレスを含むことができる。UPF212は、UEコンテキストに従ってUPF212のリソースを準備する。UPF212においてリソースが用意できている場合、UPF212は、承認と共にSMF-UPF間Session-ACTIVE状態遷移応答メッセージ(2350b)をSMF220に送信することができる。再開されるセッションをサポートするのに十分なリソースをUPF212が有している場合、UPFの212UEコンテキスト内のセッション状態は、Session-ACTIVEに変更されてよい。再開されるセッションをサポートするのに十分なリソースをUPF212が有していない場合、Session-ACTIVE状態遷移応答メッセージは原因コードを含むことができる。
SMF220は、AN-SMF間Session-ACTIVE状態遷移応答メッセージ(2070)をAN204に送信することができ、このメッセージは、要求されたセッションIDの状態を含むことができる。このUEコンテキストにおいて、AN204は、Session-IDLEからSession-ACTIVEにセッション状態を変更することができる。ステップ(2030)およびステップ(2050)におけるエラーにより活性化されないセッションに対して、AN-SMF間Session-ACTIVE状態遷移応答は原因コードを含むことができる。任意選択でSMF220およびUDM216は上述のように、SMF-UDM間UEコンテキスト更新手順(765)を行うことができる。
SMF220およびPCF222は、SMF-PCF間UEコンテキスト更新手順(1580)を行うことができる。次にAN204は、UE-AN間RRC再開応答メッセージ(2370)をUE202に送信することができる。メッセージは、RRC再開要求に対する承認または原因コードを含むことができる。原因コードは、(ステップ(2320)における)AN204のエラー、(ステップ(2330)における)AMFのエラー、またはRRC再開エラーを示すことができる。ステップ(2310)において、UE-AN間RRC再開要求がDRB ID(またはセッションID)を含んでいた場合、UE-AN間RRC再開応答メッセージは、要求されたDRB IDそれぞれに対する承認または原因コードを含むこともできる。
UE202は、ステップ(2310)の中で要求された、DRBの中で送信するべきULデータを有する。UEは、ULグラント要求メッセージ(2380)をAN204に送信することができる。AN204は、ULにおいてDRBのためのリソースを提供する。この後、UEはDRB上でデータを送信することができる。
図24は、RRC再開手順(2300)による、セッション状態を遷移させる方法(2400)の例を流れ図で示す。方法(2400)はSMF220によって行われる。方法は上述のように、AMF218を介してAN204から、AN-SMF間Session-ACTIVE状態遷移要求メッセージを受信する(2340)ようにSMF220が構成されることを含む。次にSMF220は上述のように、UPF212に、SMF-UPF間Session-ACTIVE状態遷移要求メッセージを送信する(2350a)ことができる。SMF220は次に上述のように、UPF212から、SMF-UPF間Session-ACTIVE状態遷移応答メッセージを受信する(2350b)。次にSFM220は上述のように、AMF218を介してAN204に、AN-SMF間Session-ACTIVE状態遷移応答メッセージを送信する(2360)ことができる。次にSMF220は上述のように、PCF222によるSMF-PCF間UEコンテキスト更新手順を行う(1580)。SMFが任意選択で上述のように、SM-UDM間のUEコンテキスト取得手順を行うこと、SMF-UE間コンテキスト更新手順(765)を行うこと、およびULグラント要求メッセージをUEから(AN204を介して) 受信することを含む他のステップが方法(2400)に追加されてもよい。
図25は、RRC再開手順(2300)による、セッション状態を遷移させる方法(2500)の例を流れ図で示す。方法(2500)はAN204によって行われる。方法は上述のように、AN204がUE202から、UE-AN間RRC再開要求を受信する(2310)ことを含む。次にAN IDが以前のAN204'を表す場合(2510)、サービングAN204および以前のAN204'は上述のように、UEコンテキストハンドオーバ手順を行う(2320)。AN204は上述のように、AMF218に、AN-AMF間UE CN-CONNECTED状態遷移要求メッセージを送信する(2330a)ことができる。AN204は次に、AMF218から、AN-AMF間UE CN-CONNECTED状態遷移応答メッセージを受信する(2330b)ことができる。次にAN204は上述のように、AMF218を介してSMF220に、AN-SMF間Session-ACTIVE状態遷移要求メッセージを送信する(2340)ことができる。AN204は次に上述のように、AMF218を介してSMF220から、AN-SMF間Session-ACTIVE状態遷移応答メッセージを受信する(2350)ことができる。次にAN204は上述のように、UE-AN間RRC再開応答メッセージをUEに送信することができる。UE202から受信したUL PDU伝送をUPF212に転送することを含む他のステップが方法(2500)に追加されてもよい。
図26は、本発明の1つの実施形態による、UE202またはAN204によってトリガされる個別のPDU Session-IDLE状態遷移手順(2600)の例をメッセージフロー図で示す。UE202は、現在のセッションを解放しないことを除いて、エネルギーを節約するためにRRCの状態が中断されてよいかどうかを判断するためのUE202独自のロジックを有することができる。このシナリオにおいて、現在のセッションの状態は、AN204、UPF212、SMF220、PCF222において、また任意選択でUDM216においてSession-IDLEにセットされてよい。UE202は複数のPDUセッションを有することができ、各セッションは単一のUPF212または複数のUPF212によってサーブされてよい。UE202は複数のネットワークスライスにアクセスすることができ、各スライスはUE202をサーブするために別々のSMF220を有することができる。PDUセッションIDとDRB IDとの間に1対1のマッピングが存在する。
個別のPDU Session-IDLE状態遷移手順(2600)は、UE202によって、およびAN204によってトリガされてよい。個別のPDU Session-IDLE状態遷移手順(2600)に対する第1の考えられるトリガは、DRB中断要求メッセージ(2610a)をUE202がAN204に送信するときに発生する。個別のPDU Session-IDLE状態遷移手順(2600)に対する第2の考えられるトリガは、全てのPDUセッションのPDUセッション活動を監視しているAN204が、Session-Monitor-Timeoutタイマーの後にセッションのULパケットおよびDLパケットを検出しない(2610b)ときに発生する。各PDUセッションは、PCF222によって構成されるSession-Monitor-Timeoutパラメータを有することができるということに留意されたい。SMF220は、Session-Monitor-TimeoutパラメータをPCF222から得て、セッション確立手順(700)の中でこのパラメータをAN204に送信することができる。
AN204は、AN-SMF間Session-IDLE状態遷移要求メッセージ(2620)をSMF220に送信することができ、このメッセージは、単一のまたは複数のPDUセッションをSession-IDLE状態にセットすることを要求することができる。メッセージ(2620)は、一時UE ID、SM-NSSAI、およびセッションIDを含むことができる。セッションIDの特殊値(例えばワイルドカード)は、SM-NSSAIにおいて示される同じSMによってサーブされるPDUセッションが、アイドル状態にセットされるべきであることを示すことができる。
次にSMF220およびUPF212は、SMF-UPF間Session-IDLE状態遷移手順(2630)を行うことができる。SMF220は、PDUセッションのSession-IDLE状態を示す、SMF-UPF間Session-IDLE状態遷移要求メッセージ(2630a)を、PDUセッションをサーブするUPF212に送信することができる。メッセージ(2630a)は、一時UE IDおよびセッションIDを含むことができる。セッションIDの特殊値(例えばワイルドカード)は、UPF212によってサーブされるPDUセッションの状態が「Session-IDLE」にセットされるべきであることを示すことができる。次にUPF212のバッファの中にULまたはDLパケットがある場合、UPF212は、原因コードを含むことができるSMF-UPF間Session-IDLE状態遷移応答メッセージ(2630b)をSMF220に送信することができる。セッションの状態はSession-ACTIVEのままである。UPF212のバッファの中にDLパケットがない場合、UPF212は、UEのPDUセッションコンテキストのフィールド「Session-State」をSession-IDLEにセットすることができる。UPF212は、承認と共にSMF-UPF間Session-IDLE状態遷移応答メッセージ(2630b)をSMF220に送信することができる。同じUPF212においてこれ以上アクティブセッションがない場合、UEコンテキストは解放されてよく、UPF212は、SMコンテキストおよびPCFコンテキストを含む完全なUEコンテキストをSMF220に送信することができる。
次にSMF220は、AN-SMF間Session-IDLE状態遷移応答メッセージ(2640)(ステップ(2620)への応答)をAN204に送信することができる。メッセージ(2640)は、ステップ(2630b)における承認または原因コードを含むことができる。UPF212がUEコンテキストを解放すると、SMF220は、完全なUEコンテキストおよび課金情報をUPF212から受信することができる。SMF220は、完全なUEコンテキストをローカルメモリに格納し、下のステップ(2670)におけるように課金情報をPCF222に転送することができる。UPFのUEコンテキストおよびSMFのコンテキストは、UEの一時ID、IPアドレス、およびTFTなどのいくつかの共通フィールドを有することができるということに留意されたい。メモリリソースを節約するために、SMF220は、SMFのUEコンテキストが有していないUPFのUEコンテキストパラメータだけを格納することができる。
次にAN204およびUE202は、AN-UE間DRB中断手順(2650)を任意選択で行うことができる。UE202はUEのDRB中断手順を行うことができる。このステップ(2650)の後、中断されたDRBに対するASシグナリングはなくてもよく、中断されたDRBと関連付けられたPDUセッションに対するNASシグナリングもなくてもよい。同様に任意選択でSMF220およびUDM216は上述のように、SMF-UDM間UEコンテキスト更新手順(765)を行うことができる。しかしこのステップ(765)は、SMF220がUEコンテキストを解放する場合には必須でよい、SMFは次に、UEのUPコンテキストとUEのSMコンテキストの全てをUDM216に送信するはずである。次にSMF220およびPCF222は、SMF-PCF間UEコンテキスト更新手順(1580)を行うことができ、この手順は、UE CN状態、セッションのセッション状態を変更するセッションの状態、および課金情報を含むことができる。任意選択でPCF機能222は、UDM216においてポリシがUEコンテキストを格納することになる場合に、UEコンテキストを得るためにUDM216にアクセスすることもできるということに留意されたい。UPF212は、課金コンテキストをPCF222に直接送信することができるということにさらに留意されたい。
図27は、個別のPDU Session-IDLE状態遷移手順(2600)による、セッション状態を遷移させる方法(2700)の例を流れ図で示す。方法(2700)はSMF220によって行われる。方法は上述のように、SMF220がAMF218を介してAN204から、AN-SMF間Session-IDLE状態遷移要求メッセージを受信する(2620)ように構成されることを含む。次にSMF220は上述のように、UPF212に、SMF-UPF間Session-IDLE状態遷移要求メッセージを送信する(2630a)ことができる。SMF220は次に上述のように、UPF212から、SMF-UPF間Session-IDLE状態遷移応答メッセージを受信する(2630b)。次にSMF220は上述のように、AMF218を介してAN204に、AN-SMF間Session-IDLE状態遷移応答メッセージを送信する(2640)ことができる。次にSMF220は上述のように、PCF222によるSMF-PCF間UEコンテキスト更新手順を行う(1580)。上述のようにSMF-UDF間UEコンテキスト更新手順(765)をSMFが任意選択で行うことを含む他のステップが方法(2700)に追加されてもよい。
図28は、個別のPDU Session-IDLE状態遷移手順(2600)による、セッション状態を遷移させる方法(2800)の例を流れ図で示す。方法(2800)はAN204によって行われる。方法は、AN204が、セッション状態遷移が行われることになることを判断する(2810)ことを含む。判断(2810)は上述のように、AN204が、UE-AN間DRB中断要求を受信する(2610a)ことによって行われてよい。判断(2810)は上述のように、全てのPDUセッションのPDUセッション活動を監視しており、Session-Monitor-Timeoutタイマーの後にセッションのULパケットおよびDLパケットを検出しない(2610b)AN204によって行われてもよい。AN204は次に上述のように、AMF218を介してSMF220に、AN-SMF間Session-IDLE状態遷移要求メッセージを送信する(2620)ことができる。次にAN204は上述のように、AMF218を介してSMF220から、AN-SMF間Session-IDLE状態遷移応答メッセージを受信する(2640)ことができる。上述のようにAN-UE間DRB中断手順(2650)をANが行うことを含む他のステップが方法(2800)に追加されてもよい。
図29は、本発明の1つの実施形態による、PDU Session-ACTIVE状態遷移手順(2900)の例をメッセージフロー図で示す。手順(2900)は、UE202がRRC-CONNECTED状態にあり、中断されたDRB上で送信されるべきULデータを有するときに、UEのULグラント要求によってトリガされる。UE202は、AN204に、UE-AN間ULグラント要求メッセージ(2910)を送信することができる。メッセージはDRB IDを含むことができる。DRBが中断状態にある場合、ULグラント要求は、このDRBを再開するための要求を意味することができる。セッションIDがDRB IDと関連付けられたセッションがSession-IDLE状態にある場合、上述のように手順(2400)が続いてよい。次にAN204は、UE-AN間ULグラント応答メッセージ(2920)をUE202に送信することができ、このメッセージは、DRB IDまたはセッションID、および各DRBに対する承認または原因コードを含むことができる。DRBに対する原因コードが含まれる場合、UE202は、CN206がアイドルセッションを再開できないときに新しいセッションを要求することができる。UE-AN間ULグラント応答メッセージ(2920)の中で承認をAN204から受信すると、UE202は、再開されたDRBに対するULパケットをAN204に送信する(2930)ことができる。AN204は次に、ULパケットをUPF212に転送する(2930)ことができる。
図30は、本発明の1つの実施形態による、PDU Session-ACTIVE状態遷移手順(3000)の例をメッセージフロー図で示す。このシナリオにおいて、現在のセッション接続状態はSession-IDLE状態にある。UPF212は、UEコンテキスト内にNG3トンネル情報を有していなくてよい。手順(3000)は、パケットデータネットワーク(PDN:packet data network)208からUPF212がDLパケットを受信することによってトリガされてよい。パケットはUPF212にバッファされてよい。次にUPF212は、NG3トンネルエンドポイントIDを得るために「UEコンテキスト更新を行う(Get UE Context Update)」要求メッセージをSMF220aに送信することができる。次にSMF220は、CN206のUEコンテキスト内のCN206の状態をチェックする。UE202がCN-CONNECTED状態にある場合、ステップ(3030a)、ステップ(3030b)、ステップ(3030c)は行われなくてよい。
UE202がCN-IDLE状態にある場合、SMF220は、AMF218がUEページング機能をページングできるように「UEのCN状態の更新」要求(3030a)をAMF218に送信することができる。メッセージ(3030a)は一時UE IDを含むことができる。次にAMF218は、UEページング手順(3030b)を行うことができる。これは、新しいAN204によってUE202がサーブされる場合にはUEコンテキストハンドオーバ手順を伴うことができる。AMF218がUE202を成功裏にページングすると、UEはCN-CONNECTED状態に入る。AMF218は、「UEのCN状態の更新」(3030c)サービスをSMF220に送信することができ、これは、UE202がCN-CONNECTED状態にあることを示す。
次にSMF220は、UE202のCN-CONNECTED状態を更新することができる。SMF220は、Session-ACTIVE状態遷移要求(3040)メッセージをAN204に送信することができる。メッセージは、一時UE ID、セッションID、UEのPDUセッションコンテキスト、およびQoSプロフィールを含むことができる。次にAN204は、PDUセッションに対するUE202との無線リソースを確立する(3050)ことができる。このステップ(3050)は必要であれば、アドミッション制御を含むことができる。次にAN204は、Session-ACTIVE状態遷移応答(3060)メッセージをSMF220に送信することができ、このメッセージは、SM-NSSAI、一時UE ID、セッションID、およびこのセッションIDに対する承認または原因コードを含むことができる。
次にSMF220は、「UEコンテキスト更新を行う」サービス応答(3070)をUPF212に送信することができる。SMF220が原因コードをAMF218から受信した場合、SMF220は、UEコンテキストを解放し、受信したパケットをドロップするために原因コードをUPF212に送信することができる。SMF220がUEコンテキストを解放することもできる。SMF220が原因コードをAN204から受信すると、SMF220は原因コードをUPF212に送信することができる。UPF212は次に、受信したパケットをドロップすることができる。ステップ(3030)およびステップ(3060)においてSMF220が承認を受信すると、SMF220は、「UEコンテキスト更新を行う」応答(3070)をUPF212に送信することができ、この応答は、UE ID、セッションID、およびNG3トンネルエンドポイントIDを含むことができる。次にSMF220およびPCF222は上述のように、SMF-PCF間UEコンテキスト更新手順(1580)を行う。SMF220は、「UEコンテキストの更新」サービスを行うことをPCF222に要求することができ、新しいセッション接続状態は、PCF222に送信されてよい。SMF220からのサービス要求は、UE ID、セッションID、および新しいセッション接続状態を含むことができる。
図31は、PDU Session-ACTIVE状態遷移手順(3000)による、Session-ACTIVE状態遷移を行う方法(3100)の例を流れ図で示す。方法(3100)はSMF220によって行われてよい。SMF220は、「UEコンテキスト更新を行う」サービス要求メッセージをUPF212から受信する(3020)ように構成されてよい。SMF220は、「UEのCN状態の更新」サービス要求メッセージをAMF218に送信する(3030a)ことができる。次にSMF220は、「UEのCN状態の更新」サービス応答を受信する(3030c)ことができる。次にSMF220は、AMF218を介して、Session-ACTIVE状態遷移要求メッセージをAN204に送信する(3040)ことができる。次にSMF220は、AMF218を介して、Session-ACTIVE状態遷移応答メッセージをAN204から受信する(3060)ことができる。次にSMF220は、「UEコンテキスト更新を行う」サービス応答メッセージをUPF212に送信する(3070)ことができる。次にSMF220は上述のように、SMF-PCF間UEコンテキスト更新手順を行う(1580)ことができる。他のステップが方法(3100)に追加されてもよい。
図32は、本発明の1つの実施形態による、PDU Session-ACTIVE状態遷移手順(3200)の例をメッセージフロー図で示す。手順(3200)は、PDUセッションがSession-IDLE状態にあるために、アイドルセッションのDLパケットに対するTFTをUPF212が有することができないときに、UPF212の要求によってトリガされる。UEのPDUコンテキストはSMF220またはUPF212に格納されてよい。UPF212は、パケットデータネットワーク(PDN)208からDLパケットを受信する(3210)。パケットはUPF212にバッファされてよい。UPF212は、UPF-SMF間UEコンテキスト要求メッセージ(3220)をSMF220に送信することができる。UPF212がUEコンテキストを有さない場合、UPF212はサービングSMF220を識別し、UPF-SMF間UEコンテキスト要求を送信することができ、この要求は、パケットヘッダ情報を含むことができる。いくつかのアプリケーションサーバは、UPF212によるトンネルをセットアップすることができるということに留意されたい。このトンネルは、特定のSMF220によってハンドリングされるセッションに関連付けられてよい。UPF212は、サービスSMF220を識別するトンネル情報に依存してよい。
SMF220は、UEコンテキスト内のCN状態をチェックすることができる。UE202がCN-IDLE状態にある(すなわちUE202がRRC-IDLE状態またはRRC-Suspended状態にある)場合、SMF220は、UEページング手順(3230)を始めることができる。SMF220は、SMF-AMF間UEページング要求メッセージ(3230a)をAMF218に送信することができる。メッセージは一時UE IDを含むことができる。AMF218は次に、UEページング手順(3230b)を行うことができる。このステップは、新しいAN204によってUE202がサーブされる場合にUEコンテキストハンドオーバ手順を伴うことができる。AMF218がUE202を成功裏にページングすると、UE202はCN-CONNECTED状態に入る。AMF218は、SMF-AMF間UEページング応答メッセージ(3230c)をSMF220に送信することができ、このメッセージは、UE202がCN-CONNECTED状態にあることを示すことができる。
SMF220は、CN-CONNECTED状態になるようにUE202を更新することができる。SMF220は、SMF-AN間Session-ACTIVE状態遷移要求メッセージ(3240)をAN204に送信することができる。メッセージは、一時UE ID、セッションID、およびSession-ACTIVE状態パラメータを含むことができる。任意選択で、DRBが現在中断されている場合、AN204は、AN-UE間DRB再開手順(3224)を始める。AN204は、AN-UE間DRB再開要求メッセージ(3224a)をUE202に送信することができる。メッセージは、DRB IDを含むことができる。次にUE202は中断されたDRBを再開する。UE202は、AN-UE間DRB再開応答メッセージ(3224b)をAN204に送信することができ、このメッセージは、DRB ID、および承認または原因コードを含むことができる。ステップ(3224a)において、AN-UE間DRB再開要求メッセージは、DLチャネルグラントメッセージの中で暗黙的に搬送されてよいということに留意されたい。
AN204は、SMF-AN間Session-ACTIVE状態遷移応答メッセージ(3260)をSMF220に送信することができ、このメッセージは、SM-NSSAI、一時UE ID、セッションID、およびこのセッションIDに対する承認または原因コードを含むことができる。SMF220が原因コードをAN204から受信すると、SMF220は、CN206によってトリガされるSM確立手順(700)を始めることができる。原因コードを受信しない場合(SMF220が承認をAN204から受信する場合)、SMF220は、UPF-SMF間UEコンテキスト応答メッセージ(3270)をUPF212に送信することができ、このメッセージは、Session-ACTIVE状態の確認を含むことができる。UPF212がUEコンテキストを有していない場合、メッセージは、完全なUEコンテキストを含むこともできる。UPF212は、PDUセッションをサポートするためにUPのリソースをセットアップすることができる。任意選択でSMF220およびUDM216は上述のように、SMF-UDM間UEコンテキスト更新手順(765)を行うことができる。SMF220およびPCF222は、SMF-PCF間UEコンテキスト更新手順(1580)を行うことができる。UPF212は次に、UE202にDLパケットを送信する(3280)ことができる。
図33は、PDU Session-ACTIVE状態遷移手順(3210)による、セッションを遷移させる方法(3300)の例を流れ図で示す。方法は上述のように、UPF-SMF間UEコンテキスト要求メッセージを受信する(3220)ようにSMF220が構成されることを含む。次にSMF220は上述のように、AMF218を介してAN204に、SMF-AN間Session-ACTIVE状態遷移要求を送信する(3240)ことができる。次にSMF220は上述のように、AMF218を介してAN204から、SMF-AN間Session-ACTIVE状態遷移応答メッセージを受信する(3260)ことができる。次にSMF220は上述のように、UPF212に、UPF-SMF間UEコンテキスト応答メッセージを送信する(3270)ことができる。次にSFM220は上述のように、SMF-PCF間UEコンテキスト更新手順を行う(1580)ことができる。上述のようにUDM216によるSFM-UDM間UEコンテキスト取得手順をSMF220が行うこと、UEページング手順をSMF220が始めること、およびUDM216によるSMF-UDM間UEコンテキスト更新手順をSMF220が行うことを含む他のステップが方法(3300)に追加されてもよい。
図34は、「UEのCN状態の更新」サービス手順(3400)の例を構成要素図で示す。AMF218は、UE202がCN-IDLE状態にあるときにUE202をページングするサービスを提供することができる。AMF218はUEコンテキストを維持することができる。リクエスタ3405は、「UEのCN状態の更新」要求(3410)メッセージをAMF218に送信することができる。メッセージはUE IDを含むことができる。リクエスタ3405は、上記のステップ(3030a)におけるようなSMF220でよい。リクエスタ3405は、AMF218と通信できる任意のネットワーク機能でもよい。次にAMF218は、「UEのCN状態の更新」応答(3420)メッセージをリクエスタ3405に送信することができ、このメッセージは、UEのCN-CONNECTED状態の承認、およびAN204のIPアドレスを含むことができる。ページング失敗が発生すると、応答は原因コードを含むことができる。
図35は、「PDUセッション変更」サービス手順(3500)の例を構成要素図で示す。このサービス(3500)は、QoSパラメータおよび課金パラメータなどのPDUセッション変更サービスを提供する。SMF220はUEコンテキストを維持することができる。リクエスタ3505は、「セッション変更(Session Modification)」要求(3510)メッセージをSMF220に送信することができる。メッセージは、UE ID、PDUセッションID、および新しいセッションパラメータを含むことができる。リクエスタ3505は、SMF220と通信できる任意のネットワーク機能でよい。次にSMF220は、サービスの完了を確認するために「セッション変更」応答(3520)メッセージをリクエスタ3505に送信することができる。メッセージ(3520)は、承認または原因コードを含むことができる。
図36は、「UEポリシの入手」サービス手順(3600)の例を構成要素図で示す。PCF222は、UEポリシをリクエスタ3605に提供することができる。PCF222は、サービス、DN208、タイムゾーン、およびUE202に対するポリシを有することができる。リクエスタ3605は、「UEポリシの入手」要求(3610)メッセージをPCF222に送信することができる。メッセージは、PDUセッションのタイプ、DN名、UE202のタイムゾーン、ならびにSMポリシ、アクセスおよび移動(AM:access and mobility)ポリシ、QoSポリシ、ならびに課金ポリシなどの要求されたポリシを含むことができる。リクエスタ3605は、PCF222と通信できる任意のネットワーク機能でよい。次にPCF222は、「UPポリシの入手(Get UP Policies)」応答(3620)メッセージをリクエスタ3605に送信することができ、このメッセージは、要求されたポリシを含むことができる。
図37は、「UEコンテキストの更新」サービス手順(3700)の例を構成要素図で示す。PCF222は、動的なポリシを含むUEコンテキストの更新サービスをいくつかのシナリオに対するリクエスタ3605に提供することができる。PCF222は、サービス、DN208、タイムゾーン、およびUE202に対するポリシを有することができる。リクエスタ3605は、「UEコンテキストの更新」要求(3710)メッセージをPCF222に送信することができる。メッセージは、UE ID、セッションID、ならびにパラメータおよびパラメータが対応する新しい値のリストを含むことができる。リクエスタ3605は、上記のステップ(1580)におけるようなSMF220でよい。リクエスタは、PCF222と通信できる任意のネットワーク機能でもよい。次にPCF222は、パラメータの新しい値をUEコンテキストに格納することができる。PCF222は、サービスが行われたことを確認するために、または(原因コードによって)エラーをレポートするために、「UEコンテキストの更新」応答(3720)メッセージをリクエスタ3605に送信することができる。
図38は、「UEコンテキストの更新」サービス手順(3800)の例を構成要素図で示す。PDUセッションが確立されると、UPF212はUEコンテキストを有することができる。リクエスタ3805は、「UEコンテキストの更新」要求(3810)メッセージを、PDUセッションをサーブするUPF212に送信することができる。メッセージは、UE ID、セッションID、ならびにパラメータおよびパラメータが対応する新しい値のリストを含むことができる。新しい値はNULL値でよい。新しいトンネルエンドポイントIDがNULLの場合、UPF212は、パケットをどのように転送するかをUPF212が知らない場合にSMF220に接触することができる。リクエスタ3805は、上記のステップ(3070)におけるようなSMF220でよい。リクエスタ3805は、UPF212と通信できる任意のネットワーク機能でもよい。UPF212は新しいセッションパラメータを受信し、新しいパラメータがサポートされ得るかどうかをチェックすることができる。新しいパラメータがサポートされ得る場合、UPF212は、PDUセッションをサーブするUPF212のリソースを再構成するか解放することができる。UPF212は、サービスが行われたことを確認するか、(原因コードによって)エラーをレポートするための承認を含むことができるSMF-UPF間セッション変更応答(3820)メッセージをSMF220に送信することができる。
図39は、CM_Connectedモードの下でUEのSession-IDLE状態遷移に対する一連の様々なノードおよび機能において行われ得る方法を示すコールフロー図3900である。図39に示されるように、セッション接続状態遷移手順を開始するためのいくつかの異なるトリガがあってよい。図39に示すように、UE202またはAN204は、セッションアイドル遷移を要求することができる。当業者は、他のトリガが同様に利用できることがあることを理解するであろう。UE202またはAN204は、SMF220へのセッションアイドル遷移要求を(3902aおよび3902bにおいて)発行することができる。いくつかの例において、要求メッセージは、UEの一時ID、セッションID、Session-IDLE状態、または必要に応じてAD IDを含むことができる。メッセージを始めるノードまたは機能に応じてメッセージに含まれる情報に相違があってもよい。セッションIDの特殊値(例えばワイルドカード)は、要求に含まれる識別要件を満たすPDUセッションの全てを表すために使用されてよい。別の外部トリガに応答して、または内部条件が満たされることに応答して、SMF220がsession_idle状態遷移を始めることができるということも理解されたい。SMF220およびUPF212は、セッション更新を行うために互いに通信する。SMF220は、UPF212へのセッション更新要求(例えばN4セッション更新要求)3904aを送信することができる。この要求は、(UPFによって識別されるような)UEのPDUセッションコンテキストからANと関連付けられたNG3情報を解放するというUPF212への要求として使えることがある。このセッション情報は、AN204のトンネルエンドポイントID、およびANのIPアドレスを含むことができる。この要求に応答して、UPF212はセッションを解放し、UEコンテキスト更新要求の完了を確認するために、リプライ3904bをSMF220に送信することができる。SMF220は次に、AN204へのセッション更新要求3906を送信することができ、この要求は、AMF218を通じて任意選択でルートされてよい。いくつかの実施形態において、これは、AMF208を介してAN204に送信されるN2セッション更新要求の形をとることができる。セッション更新要求は、UEの一時ID、セッションID、およびSession-IDLE状態などの情報を含むことができる。セッション更新要求を受信したことに応答して、AN204およびUE202は、セッションに対して割り振られたリソースを解放するためにRRC接続再構成手順3908を行うことができる。AN204は、この手順を通じてセッション状態遷移をUE202に通告することができる。UE202とAN204の対話に関するさらなる詳細があってよいが、これらの実装の詳細はソリューションによって変化することがあることを当業者は理解するであろう。PDUセッションのコンテキストを解放すると、AN204は、セッション更新要求への応答3910(N2セッション更新応答などのセッション更新応答)を送信することができる。この応答はSMF220に向けて送信されてよく、AMF208を通じて任意選択で送信されてよい。応答は、UE202におけるSession-IDLE状態遷移の完了を確認するのに役立つことがあり、UEの一時IDおよびセッションIDを含むことができる。この時点で、SMF220は、UEコンテキストの(3912における)セッション接続状態をSession-IDLEにセットすることができる。意図する方法から逸脱することなく、セッション更新要求および応答を転送するために他のサービスが呼び出されてもよいことを当業者は理解するであろう。ポリシ制御機能が同様に関わってもよいということも理解されたい。
図40は、CM_Connectedモードの下でUEによってトリガされるSession-ACTIVE状態遷移に対する一連の様々なノードおよび機能において行われ得る方法を示すコールフロー図である。図40の実施形態に示されるように、図40に示されるように、方法は、アクティブセッションへの遷移の要求をUE202がSMF220に向けて送信することによって始められてよい。図40のステップ4002に示されるように、UE202は、(任意選択でAMF218を介して)Session-ACTIVE要求をSMF220に送信する。メッセージは、UEの一時ID、セッションID、およびSession-ACTIVE状態を含むことができる。セッションIDの特殊値(例えばワイルドカード)は、要求の中で指定された他の条件を満たすPDUセッションの全てを表すために使用されてよいということを理解されたい。それに応じてSMF220は、(4004において)N2セッション更新要求などのセッション更新要求を、例えばAMF218を介してAN204に向けて送信することができる。セッション更新要求メッセージは、UEの一時ID、セッションID、Session-ACTIVE状態、およびNG3接続情報を含むことができる。AN204およびUE202は、(4006において)RRC接続再構成手順を行うことができる。1つの実施形態において、RRC接続再構成手順は、QoSプロフィールに従ってPDUセッションをサーブするためにAN204が無線リソースを割り当てることを含むことができる。QoSプロフィールがアドミッション制御を要求する場合、AN204はアドミッション制御を行うことができる(またはアドミッション制御手順を起動することができる)。PDUセッションのニーズを満たすのに十分な無線リソースがない場合、またはそうでなければAN204がセッションをサポートできない場合、AN204は、PDUセッションを解放することをUE202に命令するか、そうでなければ通告することができる。十分な無線リソースがあり、そうでなければAN204がセッションをサポートできる場合、AN204は、無線リソース割当てを指示するRRC接続再構成メッセージをUE202に送信することができる。RRC接続構成に従ってUE202は、セッション接続状態をSession-ACTIVEにセットすることができる。他のステップがRRC接続再構成の一部として受け取られてよいことが当業者によって理解されよう。これらのステップの追加は実装形態によって変わることがあり、したがって本明細書では論じられない。RRC接続を構成すると(または場合があり得るものとして再構成すると)、AN204は、(4008において)SMF220へのセッション更新応答メッセージを送信することができる。任意選択でこのメッセージは、SMF220に配信するためにAMF218に送信されてよい。いくつかの実施形態において、メッセージはN2セッション更新応答でよい。メッセージは、UEの一時IDおよびセッションIDを含むことができる。AN204は、この応答メッセージ4008を使用して、Session-ACTIVE状態遷移が成功裏に完了したこと、または例えばPDUセッションをサポートするための無線リソースの不足といった、遷移が成功裏に完了できなかったことと関連付けられた原因コードをSMF220に通知することができる。遷移が成功裏に完了したことをSMF220が通知されると、SMF220は、UEセッションコンテキストを更新するために要求をUPF212に送信することができる。これは、それに応じてメッセージ4010aおよび4010bの形をとることができる。成功をSMF220が通知されない場合(SMF220が失敗を通知されるシナリオを含む)、ステップ4010aおよび4010bは省略されてよい。4010aに示されるようにSM220は、セッション情報を更新するために要求をUPF212に送信することができる。これは、UPF212におけるUEのPDUセッションコンテキストと関連付けられるAN204と関連付けられたNG3情報の更新を要求する、UPF212に送信されたN4セッション更新要求の形をとることができる。要求メッセージは、ANのトンネルエンドポイントIDおよびANのIPアドレスを含む、UEの一時ID、セッションID、およびNG3情報を含むことができる。それに応じてUPF212は、図4010bに示すように確認を送信することができる。この確認は、N4セッション更新応答の形をとることができる。RRC接続再構成が成功したという指示をSMF220がAN204から受信すると、SMF220は、(4012において)UEコンテキスト内のセッション接続状態を適宜セットすることができる。セッション接続状態遷移が成功すると、SMF220は、セッション接続状態をSession-ACTIVEにセットすることができる。セッション接続状態遷移が不成功の場合(例えばANがPDUセッションをサポートできない場合)、SMF220は、セッション解放手順を始めることができる。図39に関して上述したように、PCFは、セッション接続状態遷移手順の中で関わることがある。様々なサービスがN2メッセージの転送に関わることがあるということも理解されたい。
NASシグナリング接続を解放する手順は、5Gの(R)AN204ノードまたはAMF218によって始められてよい。AMF218は、UPF212において((R)ANのIPアドレスおよびトンネルエンドポイント識別子を含む)UEコンテキストのN3トンネル情報を解放することによって既存のPDUセッションを不活性化することをSMF220がUPF212に通告できるように、UE202がCM-IDLE状態に入ることをSMF220に通告することができる。RRC接続が解放されていることをUEが検出すると、UE202はNASシグナリング接続が解放されたものとみなすことができる。NASシグナリング接続が解放されてから、UE202およびAMF218はCM-IDLE状態に入ることができる。
UE202が複数の確立したPDUセッションを有しているとき、既存のPDUセッションのUP接続の活性化は、PDUセッションに対するUE-CN間のユーザプレーン接続(すなわちデータ無線ベアラおよびN3トンネル)を活性化させることができる。CM-IDLE状態にあるUE202に対して、UE202またはネットワークがトリガするサービス要求の手順は、既存のPDUセッションのUP接続の独立した活性化をサポートすることができる。CM-CONNECTED状態にあるUE202に対して、既存のPDUセッションのUP接続の独立した活性化および不活性化がサポートされてよい。
様々なタイプのPDUセッション確立手順が存在してもよい。1つのタイプのセッション確立手順は、UE202が始めたPDUセッション確立手順でよい。別のタイプのセッション確立手順は、ネットワークが始めたPDUセッション確立手順でよい。ネットワークが始めた手順の場合、ネットワークは、デバイストリガメッセージをUE側のアプリケーションに送信することができる。デバイストリガ要求メッセージに含まれるトリガのペイロードには、PDUセッション確立要求をトリガするために、UE側のアプリケーションが期待される情報を含めることができる。この情報に基づいてUE側のアプリケーションは、PDUセッション確立手順をトリガする。
PDUセッション不活性化の様々な実施形態があり得る。セッション不活性化手順の1つのタイプは、CM-CONNECTED状態からCM-IDLE状態にUEのCM状態が遷移するときに、UE202の全てのPDUセッションが不活性化され得るというものでよい。セッション不活性化手順の別のタイプは、全てのPDUセッション不活性化を(R)AN204が始めることでよい。(R)AN204は、O&Mの介入、不特定の故障、ユーザ不活動、繰り返されるRRCシグナリングの整合性チェックの失敗、シグナリング接続の解放をUE202が引き起こすことによる解放、等などの、RRC解放の原因をAMF218に通告することができる。セッション不活性化手順の別のタイプは、認証失敗により全てのPDUセッション不活性化をAMF218が始めることでよい。セッション不活性化手順の別のタイプは、選択的なPDUセッション不活性化を(R)AN204が始めることを含むことができる。(R)AN204は、O&Mの介入およびユーザ不活動などの選択的なPDUセッションの原因をSMF220にAMF218を介して通告することができる。
UE202がCM-IDLE状態に入るとN2接続を解放し、PDUセッションを同時に不活性化する手順が用いられてよい。図41は、本発明の1つの実施形態による、PDUセッション不活性化手順(4100)の例をメッセージフロー図で示す。UE202および(R)AN204はRRC解放(600A)を行うことができる。RRC接続が解放されると、(R)AN204は、UE202と対話してRRCシグナリング接続を解放することができる。UE202はCM-IDLE状態に入り、全てのPDUセッションが不活性化されてよい。したがってUE202は、RRCの解放がPDUセッション不活性化を意味することを知っている。次に(R)AN204は、(N2メッセージ)RRC解放通知(4102)をAMF218に送信することができる。メッセージ(4102)は、O&Mの介入、UE不活動、等などの原因コードを含むことができる。いくつかのシナリオにおいて、ステップ(600A)はステップ(4102)の前に、または並行して始められてよいということに留意されたい。
次に(R)AN204は(N11メッセージ)1つまたは複数のN2解放通知メッセージを作り出し、不活性化されることになるPDUセッションをサーブするSMF220にAMF218を介してこれらのメッセージ(4104)を送信することができる。メッセージ(4104)は、(一時UE IDまたはSUPIなどの)UEを識別するUE ID、不活性化されることになるPDUセッションIDのリスト、および原因コードを含むことができる。代替として、メッセージ(4104)は、(一時UE IDまたはSUPIなどの)UEを識別するUE ID、(R)AN情報、不活性化されることになるPDUセッションIDのリスト、PDUセッションID、および原因コードを含む。(R)AN情報は、RRC接続を解放する(R)ANのIPアドレスを示す。次にSMF220は、(N4メッセージ)N3解放要求(4106)をUPF212に送信することができる。メッセージ(4106)は、(一時UE IDまたはSUPIなどの)UEを識別するUE ID、および不活性化されることになるPDUセッションIDを含むことができる。次にUPF212は、もしあれば、不活性化されたPDUセッションの残りの全てのパケットをドロップすることができる。UPF212は、不活性化されることになるPDUセッションのUEのPDUセッションコンテキスト内の((R)ANのIPアドレスおよびトンネルエンドポイント識別子などの)N3トンネル情報を解放することができる。UPF212は、N3トンネル情報の解放を確認する(N4メッセージ)N3解放応答(4108)をSMF220に送信することができる。
SMF220は、AMFの218通知(4104)の受領を確認するために、(N11メッセージ)N2解放通知承認(4110)をAMF218に送信することができる。メッセージ(4110)は、メッセージ(4106)の前に、後に、または並行して送信されてよい。次にAMF218は、(ステップ(4104)において)通知されたSMF220からの応答全てを集めることができる。SMF220からの承認全てが集められると、AMF218は、(N2メッセージ)N2解放要求(4112)を(R)AN204に原因コードと共に送信することができる。手順(4210)の第1のステップにおいてステップ(600A)が予め行われない場合、(R)AN204およびUE202は、RRC解放手順(600A)を行うことができる。(R)AN204は、RRC接続を解放することをUE202に要求することができる。UE202はCM-IDLE状態に入り、UE202における全てのPDUセッションが不活性化されてよい。RRC接続解放確認をUE202から受信すると、(R)AN204はUEコンテキストを除去する。
次に(R)ANは、(N2メッセージ)N2解放応答(4114)をAMF218に送信することができる。このメッセージ(4114)は、ステップ(4112)に対する確認を行うためのものである。N2解放応答メッセージ(4114)を受信すると、AMF218は、CM-IDLE状態をUEコンテキスト内にセットし、UEのN2接続を解放することができる。次にAMF218は、N2接続の解放を確認するために(N11メッセージ)N2解放確認(4116)をSMF220に送信することができる。代替として、メッセージ(4116)は省略されてよい。
別の実施形態において、手順(44100)の第1のステップにおいてRRC解放手順(600A)が行われた場合、メッセージ4112、4114、およびこのメッセージ4112と4114の間のステップである手順RRC解放(600A)は省略されてよい。
図42は、N2解放およびPDUセッション不活性化手順(4100)による、N2接続を解放してPDUセッションを不活性化する方法(4200)の例を流れ図で示す。方法(4200)はAMF218によって行われてよい。方法(4200)は、RRC解放通知メッセージを受信する(4102)ようにAMF218が構成されることを含む。次にAMF218は、SMF220に、N2解放通知メッセージを送信する(4104)。次にAMF218は、SMF220から、N2解放通知承認メッセージを受信する(4110)。次にAMFは、(R)AN204に、N2解放要求メッセージを送信する(4112)。次にAMF218は、(R)AN204から、N2解放確認メッセージを受信する(4114)。他のステップが方法(4200)に追加されてもよい。
図43は、N2解放およびPDUセッション不活性化手順(4100)による、N2接続を解放してPDUセッションを不活性化する方法(4300)の別の例を流れ図で示す。方法(4300)はSMF220によって行われてよい。方法(4300)は、AMF218から、N2解放通知メッセージを受信する(4104)ようにSMF220が構成されることを含む。次にSMF220は、UPF212に、N3解放要求メッセージを送信する(4106)。次にSMF220は、UPF212から、N3解放応答メッセージを受信する(4108)。次にSMF220は、AMF218に、N2解放通知承認メッセージを送信する(4110)。
UE202がCM-IDLE状態に入るときにN2接続を解放すること、または選択的なPDUセッション不活性化を(R)AN204がトリガするときにPDUセッションを不活性化することを行う手順が用いられてよい。図44は、本発明の1つの実施形態による、PDUセッション不活性化手順(4400)の例をメッセージフロー図で示す。UE202および(R)AN204は、RRC解放手順(600A)またはRRC再構成手順(600B)を行うことができる。RRC接続が解放されると、(R)AN204はUEと対話してRRCシグナリング接続を解放することができる(手順600A)。UEはCM-IDLE状態に入り、全てのPDUセッションが不活性化される。いくつかのPDUセッションが不活性化されると、(R)AN204はUE202と対話して不活性化されたPDUセッションに属するDRBを解放することができる(手順600B)。UE202は、PDUセッションに属する全てのDRBの解放が、対応するPDUセッションの不活性化を意味することを知っていてよい。(R)ANは、(N2メッセージ)PDUセッション不活性化要求(4402)をAMF218に送信することができる。メッセージ(4402)は、PDUセッションIDおよび原因コードを含むことができる。原因コードは、O&Mの介入、UE不活動、等などの理由によるRRC解放でよい。原因コードはPDUセッション不活動でもよい。RRC解放の場合、PDUセッション不活性化要求はPDUセッションIDを含まない。PDUセッション不活動の場合、PDUセッション不活性化要求(4402)は、PDUセッションIDのリストを含むことができる。いくつかのシナリオにおいて、ステップ(600Aまたは600B)はステップ(4402)の前に、または並行して始められてよいということに留意されたい。
次にAMF218は、(N11メッセージ)1つまたは複数のPDUセッション不活性化要求を作り出し、不活性化されることになるPDUセッションをサーブするSMF220にこれらの要求を送信することができる(4404)。メッセージ(4104)は、(一時UE IDまたはSUPIなどの)UEを識別するUE ID、不活性化されることになるPDUセッションIDのリスト、および原因コードを含むことができる。次にSMF220は、(N4メッセージ)N3解放要求(4106)をUPF212に送信することができる。メッセージ(4106)は、(一時UE IDまたはSUPIなどの)UE204を識別するUE ID、およびPDUセッションIDを含むことができる。UPF212は、不活性化されることになるPDUセッションのUEのPDUセッションコンテキスト内のANのN3トンネル情報(すなわち(R)ANのIPアドレスおよびトンネルID)を解放することができる。UPF212は、N3トンネル情報の解放を確認する(N4メッセージ)N3解放応答(4108)をSMF220に送信することができる。
次にSMF220は、UPF212においてN3トンネル情報の解放を確認するために、(N11メッセージ)PDUセッション不活性化応答(4406)をAMF218に送信することができる。次にAMF218は、(ステップ(4404)において)PDUセッションを不活性化することを要求されたSMF220からの応答全てを集めることができる。SMF220からの応答全てが集められると、AMF218は、(N2メッセージ)PDUセッション接続解放要求(4408)を(R)AN204に送信することができる。(R)AN204またはAMF218が全てのPDUセッションの不活性化を始めた場合、メッセージ(4408)は、UEコンテキスト(すなわちN3トンネル情報およびN2接続を含む全てのUE204の関連情報)を解放するという指示を含むことができる。選択的なPDUセッション不活性化の場合、メッセージ(4408)はPDUセッションIDのリストを含むことができる。
手順(4400)の第1のステップにおいてステップ(600Aまたは600B)が予め行われなかった場合、(R)AN204およびUE202は、RRC解放(600A)またはRRC再構成手順(600B)を行うことができる。UEコンテキストを解放するという指示をステップ(4408)におけるメッセージが含んでいた場合、(R)AN204は、UE202にRRC接続を解放することを要求することができる(600A)。UE202はCM-IDLE状態に入り、UE202における全てのPDUセッションが不活性化されてよい。RRC接続解放確認をUE202から受信すると、(R)AN204はUEコンテキストを除去する。PDUセッションのリストを不活性化するという指示をステップ(4408)におけるメッセージが含んでいた場合、(R)AN204およびUEはDRB解放手順を行う(600B)。UEは、PDUセッションに属する全てのDRBの解放が、対応するPDUセッションの不活性化を意味することを知っている。DRB解放についての確認をUE202から受信すると、(R)AN204は、不活性化されたPDUセッションのUEのPDUセッションコンテキストを除去する。
次に(R)AN204は、(N2メッセージ)PDUセッション接続解放応答(4410)をAMF218に送信することができる。メッセージ(4410)は、ステップ(4408)に対する確認を行う。ステップ(4408)におけるメッセージがUEコンテキストの解放を指示した場合、AMF218はUEコンテキスト内にCM-IDLE状態をセットし、UEのN2接続を解放することができる。次にAMF218は、(N11メッセージ)PDUセッション不活性化確認を作り出し、(R)AN204においてPDUセッションの不活性化を確認するために、このメッセージ(4412)をSMF220に送信することができる。
図45は、PDUセッション不活性化手順(4400)による、PDUセッションを不活性化する方法(4500)の例を流れ図で示す。方法(4500)はAMF218によって行われてよい。方法(4500)は、(R)AN204から、PDUセッション不活性化要求メッセージを受信する(4402)ようにAMF218が構成されることを含む。次にAMF218は、SMF220に、PDUセッション不活性化要求メッセージを送信する(4404)ことができる。次にAMF218は、SMF220から、PDUセッション不活性化応答メッセージを受信する(4406)ことができる。次にAMF218は、(R)AN204に、PDUセッション接続解放メッセージを送信する(4408)ことができる。次にAMF218は、(R)AN204から、PDUセッション接続解放応答メッセージを受信することができる。次にAMF218は、SMF220に、PDUセッション不活性化確認メッセージを送信する(4412)ことができる。他のステップが方法(4500)に追加されてもよい。
図46は、PDUセッション不活性化手順(4400)による、PDUセッションを不活性化する方法(4600)の別の例を流れ図で示す。方法(4600)はSMF220によって行われてよい。方法(4600)は、AMF218から、PDUセッション不活性化要求メッセージを受信する(4404)ようにSMF220が構成されることを含む。次にSMF220は、UPF212に、N3解放要求メッセージを送信する(4106)。次にSMF220は、UPF212から、N3解放応答メッセージを受信する(4108)。次にSMF220は、AMF218に、PDUセッション不活性化応答メッセージを送信する(4406)。次にSMF220は、AMF218から、PDUセッション不活性化確認メッセージを受信する(4412)。他のステップが方法(4600)に追加されてもよい。
AMF218へのセキュア接続の確立を要求するために、CM-IDLE状態にある5GのUE204によるサービス要求手順が用いられてよい。CM IDLE状態にあるUE202は、アップリンクシグナリングメッセージ、ユーザデータ、またはネットワークページング要求への応答を送信するためにサービス要求手順を始めることができる。サービス要求メッセージを受信した後、AMF218は認証を行うことができ、AMF218はセキュリティ手順を行うことができる。AMF218へのセキュアシグナリング接続の確立後、UE202またはネットワークは、例えばUE202からネットワークへのPDUセッション確立といったシグナリングメッセージを送信してよく、またSMF220はAMF218を介して、ネットワークによって要求された、および/またはサービス要求メッセージの中で指示されたPDUセッションのためのユーザプレーンのリソース確立を開始することができる。UE202がCM-CONNECTED状態にあるときに、UE202は、別のSM手順を用いて非アクティブなPDUセッションのためのユーザプレーンのリソース確立を要求することができる。
図47は、本発明の1つの実施形態による、Session-ACTIVE状態遷移手順(4700)の別の例をメッセージフロー図で示す。UE202はN1メッセージの中で、SMセッション活性化要求(4702)をSMF220に送信することができる。メッセージ(4702)は、活性化されることになるPDUセッションIDを含むことができる。メッセージ(4702)は、UE202において利用できるPDUセッションのリストを含む必要はなくてよい。UE202において利用できるPDUセッションのリストは、いくつかのPDUセッションをUE202が解放したがSMF220に通告されなかった場合、含まれてよい。(R)AN204は、N1メッセージのSMセッション活性化要求をAMF218にN2インターフェースを超えて転送することができる。(R)AN204は、UE202の場所、RATタイプ、および5GのUEの一時的IDをAMF218に対して含める必要はない。AMF218は、PDUセッションIDに基づいてSMF220を選択し、SMセッション活性化要求(4704)をサービングSMF220にN11インターフェースを超えて転送することができる。転送されたメッセージ(4704)は、5Gの一時UE IDまたはSUPIなどのUEを識別するUE ID、およびPDUセッションIDを含むことができる。
SMF220は、AMF218によって行われる「メッセージ転送(Message Transfer)」サービスを使用して、(R)AN204に送信されることになる1つのN2 SM情報、およびUEに送信されることになる1つのN1 SMセッション活性化承諾NASメッセージを収めるN11メッセージ(4706)を、N11インターフェースを超えて送信することができる。N11メッセージは、(5Gの一時UE IDまたはSUPIなどの)UEを識別するUE ID、およびPDUセッションIDを含むことができる。N2 SM情報メッセージは、PDUセッションID、およびUEのPDUセッションコンテキスト(QoSプロフィール、およびN3トンネル終端UPF212情報(UPF 212 terminating N3 tunnel information)(UPFのIPアドレスおよびトンネルエンドポイント識別子))を含むことができる。次にAMF218は、UE ID(5Gの一時的IDまたはSUPIなど)およびPDUセッションIDを読み、(R)AN204を見つけることができる。AMF218は、SMFから受信したN2 SM情報およびN1 SMセッション活性化承諾NASメッセージを収めるN11メッセージ(4706)のコンテンツをN2メッセージ4708の中で(R)ANにN2インターフェースを超えて転送する。次に(R)AN204およびUE202は、N2 SM情報の中で提供される、活性化されたPDUセッションのQoSフロー全てに関するQoSプロフィールに従ってRRC接続再構成手順(600B)を行うことができる。(R)AN204がPDUセッションをサポートできる場合、AN204からUE202に送信されたRRC接続再構成メッセージは、PDUセッションに対する無線リソース割当てを指示することができ、(R)AN204は、メッセージ(4708)の中で提供されたN1 SMセッション活性化承諾NASメッセージをUEに転送する。ユーザプレーンの無線リソースがセットアップされた後、UE202からのアップリンクデータはここでRAN204に転送されてよい(4710)。5GのRAN204は、ステップ(4706)において提供されたUPF212のアドレスおよびトンネルIDにアップリンクデータ(4710)を送信することができる。
次に(R)AN204は、(N2メッセージ)N3(R)AN情報(4712)をSMF220にAMF218を介して送信することができる。メッセージ(4712)は、PDUセッションID、RATタイプ、対応する活性化されたPDUセッションに対する承諾されたQoSフローのリストおよび拒絶されたQoSフローのリスト、ならびに(R)ANのN3トンネル情報((R)ANのIPアドレスおよびトンネルID)を含むことができる。次にAMF218は、PDUセッションIDを読むことによって(N11メッセージ)N3(R)AN情報(4714)をSMF220にN11インターフェースを超えて転送する。メッセージ(4714)は、UEを識別するUE ID(5Gの一時的IDまたはSUPIなど)、PDUセッションID、RATタイプ、対応する活性化されたPDUセッションに対する承諾されたQoSフローのリストおよび拒絶されたQoSフローのリスト、ならびに(R)ANのN3トンネル情報((R)ANのIPアドレスおよびトンネルID)を含むことができる。任意選択で動的なPCCが導入される場合、SMF220は、IP-CANセッション変更(4716)を始め、UE202の新しい位置情報をPCF222に提供することができる。
別の実施形態において、(R)AN204は、メッセージ(4712)の中にSMFの識別子を含めることができる。AMF218は、(N2メッセージ)N3(R)AN情報(4714)をSMF220に転送するために、PDUSセッションIDではなくSMF IDを読むことができる。
ステップ(4712)において、セッション活性化が成功裏に完了したことをAN204が通知する場合、SMF220は、UEのPDUセッションコンテキストを更新することをUPF212に要求する。この場合、SMF220は、(R)AN204のN3トンネル情報を更新するために、N4メッセージのセッション更新要求(4718)をUPF212に送信することができる。メッセージ(4718)は、UEを識別するID(5Gの一時的IDまたはSUPIなど)、PDUセッションID、ならびに(R)ANトンネル情報((R)AN204のIPアドレス、およびN3トンネルエンドポイントID)を含むことができる。次にUPF212は、セッション更新要求の完了を確認するために、N4メッセージのセッション更新応答(4720)をSMF220に送信することができる。
図48は、図47のSession-ACTIVE状態遷移手順(4700)による、セッションを遷移させる方法(4800)の例を流れ図で示す。方法(4800)はAMF218によって行われてよい。方法(4800)は、AN204を介してUE202から、SMセッション活性化要求メッセージを受信する(4702)ようにAMF218が構成されることを含む。次にAMF218は、SMF220に、SMセッション活性化要求メッセージを送信する(4704)。次にAMF218は、SMF220から、N2 SM情報およびN1 SMセッション活性化承諾を収めるN11メッセージを受信する(4706)。次にAMF218は、AN204に、N2 SM情報およびN1 SMセッション活性化承諾を収めるN2メッセージを送信する(4708)。次にAMF218は、AN204から、N3(R)AN情報メッセージを受信する(4712)。次にAMF218は、SMF220に、N3(R)AN情報を送信する(4714)。他のステップが方法(4800)に追加されてもよい。
図49は、図47のSession-ACTIVE状態遷移手順(4700)による、セッションを遷移させる方法(4900)の例を流れ図で示す。方法(4900)はSMF220によって行われてよい。方法(4900)は、AMF218から、SMセッション活性化要求メッセージを受信する(4704)ようにSMF220が構成されることを含む。次にSMF220は、AMF218に、N2 SM情報およびN1 SMセッション活性化承諾を収めるN11メッセージを送信する(4706)。次にSMF220は、AMF218から、N3(R)AN情報メッセージを受信する(4714)。次にSMF220は任意選択で、PCF222によるIP-CANセッション変更を行う(4716)ことができる。次にSMF220は、UPF212に、セッション更新要求メッセージを送信する(4718)。次にSMF220は、UPF212から、セッション更新応答メッセージを受信する(4720)。他のステップが方法(4900)に追加されてもよい。
図50は、本発明の1つの実施形態による、サービス要求手順(5000)の例をメッセージフロー図で示す。UE202は、MMのNASサービス要求(5002)を(R)AN204に送信することができる。メッセージ(5002)は、PDUセッションID、セキュリティパラメータ、およびPDUセッションステータスを含むことができる。UE202は、RRCメッセージの中にカプセル化されたAMF218へのNASメッセージサービス要求をRAN204に送信することができる。
UE202がCM-IDLE状態にある場合、UE202は、MM NASサービス要求メッセージ(5002)を送信することができる。UE202は、UE202と(R)AN204の間のRRCメッセージ(5002)の中に5Gの一時的IDを含めることができる。(R)AN204は5Gの一時的IDに従って、MM NASサービス要求メッセージを正しいAMF218にルートすることができる。UE204がCM-IDLE状態にある場合、UE202は、MMのNASサービス要求(5002)メッセージを送信することができる。UE202は、NASメッセージ(5002)の中にセキュリティパラメータを含めることができる。PDUセッションステータスが含まれてもよい。代替として、PDUセッションステータスは、いくつかのPDUセッションをUE202が解放したが、SMF220に通告していない場合にだけ含まれてよい。
UE202がCM-CONNECTED状態にある場合、UE202は、MMのNASサービス要求(5002)メッセージを送信することができる。MM NASサービス要求メッセージ(5002)は暗号化され、整合性が保護されることがある。メッセージ(5002)は、活性化されることになるPDUセッションIDを含むことができる。PDUセッションステータスが含まれてもよい。代替として、PDUセッションステータスは、いくつかのPDUセッションをUE202が解放したが、SMF220に通告していない場合に含まれてよい。
ユーザデータのためにUE202がトリガされる場合、UE202は、活性化するためにUE202が選択するPDUセッションを示すために、NASサービス要求メッセージ(5002)の中にPDUセッションIDを含めることができる。シグナリングのためだけにUE202がトリガされる場合、UE202は、いずれのPDUセッションIDも送信しなくてよい。ページング応答に対してこの手順(5000)がトリガされるとき、UE202がPDUセッションを活性化する必要がある場合、UE202は、UE202が活性化する必要があるPDUセッションを示すために、MMのNASサービス要求(5002)メッセージの中にPDUセッションIDを含める。そうでなければUE202は、いずれのPDUセッションIDも含める必要はない。PDUセッションステータスは、UE202において利用できるPDUセッションを示すことができる。
次に(R)AN204は、N2メッセージ(MMのNASサービス要求(5004))をAMF218に送信することができる。メッセージ(5004)は、5Gの一時的ID、位置情報、RATタイプ、およびRRC確立原因を含むことができる。AMF218がサービス要求(5004)をハンドリングできない場合、AMF218はこの要求を拒絶することになる。
UE202がCM-IDLE状態にある場合、5Gの一時的IDは、RRC手順の中で得ることができる。RAN204は、一時的IDに従ってAMF218を選択することができる。位置情報およびRATタイプは、UE202があるセルに関係する。
UEがCM-CONNECTED状態にある場合、(R)AN204は、5Gの一時的ID、位置情報、RATタイプ、またはRRC確立原因を追加せずに、MM NASサービス要求メッセージをAMF218に転送する。
PDUセッションステータスに基づいて、AMF218は、UE202においてPDUセッションが利用できない場合、PDUセッション解放手順を始めることができる。
次に、サービス要求(5004)が整合性保護されて送信されなかったか、整合性保護が失敗したと示される場合、AMF218は、UE202およびAUSF214によるNAS認証/セキュリティ手順(5006)を始めることができる。シグナリング接続を確立するためにUE202がトリガされる場合、セキュリティ交換後にUE202はアップリンクシグナリングを送信することができ、残りのこの手順はスキップされる。UEがCM-CONNECTED状態にある場合、ステップ(5006)はスキップされる。
次にAMF218は条件付きで、UEの識別子(SUPI)およびPDUセッションIDを含むN11メッセージ(5008)をSMF220に送信することができる。MMのNASサービス要求(5004)メッセージがPDUセッションIDを含む場合、またはこの手順がSMF220によってトリガされる場合、AMF218は、PDUセッションIDと関連付けられたSMF220にN11メッセージ(5008)を送信することができる。次にSMF220は条件付きで、N2 SM情報(QoSプロフィール、CN N3トンネル情報)を含むN11メッセージ(5010)をAMF218に、また(PDUセッションIDを伴う)SMのNASセッション活性化承諾をAMF218に送信することができる。N11メッセージ(5008)を受信した後、各SMF220は、PDUセッションのためのユーザプレーンを確立するためにN11メッセージ(5010)をAMF218に送信することができる。N2 SM情報は、AMF218がRAN204に提供できる情報を含むことができる。SMのNASセッション活性化承諾メッセージは、AMF218がUE202に提供できる情報を含むことができる。SMF220は、AMF218によって提供される「メッセージ転送」サービスを使用してN2 SM情報およびSMのNASセッション活性化承諾を送信することができる。
次にAMF218は条件付きで、SMF220から受信したN2 SM情報およびSMのNASセッション活性化承諾、セキュリティコンテキスト、AMF218のシグナリング接続ID、ハンドオーバ制約リスト、ならびにMM NASサービス承諾を含むN2要求(5012)を(R)AN204に送信することができる。CM-IDLE状態にあるUE202によってサービス要求(5000)がトリガされた場合、AMF218は、N2要求(5012)の中にセキュリティコンテキスト、AMFシグナリング接続ID、およびハンドオーバ制約リストを含めることができる。RAN204は、セキュリティコンテキスト、AMFシグナリング接続ID、活性化されるPDUセッションのQoSフローに関するQoS情報、およびN3トンネルIDをUE RANコンテキストに格納することができる。UE202がCM-CONNECTED状態にあるときにサービス要求(5000)がトリガされた場合、AMF218は、セキュリティコンテキスト、AMFシグナリング接続ID、ハンドオーバ制約リスト、またはMM NASサービス承諾を追加せずに、N2 SM情報(QoSプロフィール、CN N3トンネル情報)およびSMのNASセッション活性化承諾を(R)AN204に転送することができる。複数のSMF220を伴う複数のPDUセッションが存在する場合、AMF218は、N2要求(5012)をRAN204にAMF218が送信するまで、ステップ(5010)において全てのSMF220からの応答を待つことができる。MM NASサービス承諾は、AMF218においてPDUセッションステータスを含めることができる。シグナリングに対してのみこの手順(5000)がトリガされる場合、MM NASサービス承諾は、ステップ(5006)の後にUE202に送信されてよい。
次に(R)AN204およびUE202は、活性化されるPDUセッションのQoSフロー全てについてのQoS情報に応じてRRC接続再構成(600B)を行うことができる。CM-IDLE状態にあるUE202によってサービス要求手順(5000)がトリガされた場合、ユーザプレーンのセキュリティは、このステップ(600A)において確立されてよい。RAN204は、MM NASサービス承諾およびSMのNASセッション活性化承諾をUE202に転送することができる。CM-IDLE状態にあるUEによってサービス要求手順(5000)がトリガされた場合、UE202は、5GのCNにおいて利用できないPDUセッションのコンテキストを除去することができる。
ユーザプレーンの無線リソースがセットアップされた後、UEからのアップリンクデータは、RAN204に転送されてよい(5014)。5GのRAN204は、ステップ(5008)において提供されたUPF212のアドレスおよびトンネルIDにアップリンクデータ(5014)を送信することができる。次に(R)AN204は条件付きで、N2 SM情報(RANトンネル情報、活性化されるPDUセッションのそれぞれに対する承諾されたQoSフローのリスト、および活性化されるPDUセッションのそれぞれに対する拒絶されたQoSフローのリスト)を含むN2要求ACK(5016)をAMF218に送信することができる。
次にAMF218は条件付きで、SMF220に、N2 SM情報(RANトンネル情報)、RATタイプ、承諾されたPDUセッションごとに承諾されたQoSフローのリスト、および拒絶されたQoSフローのリストを含むN11メッセージ(5018)をSMF220に送信することができる。最後のレポートされたUEのタイムゾーンと比べてUE202のタイムゾーンが変化した場合、AMF218は、このメッセージ(5018)の中にUEのタイムゾーンIEを含めることができる。拒絶されたQoSフローに対して、SMF220は、SMのNAS解放QoSフロー要求をUE202に送信することができる。メッセージ(5018)は、PDUセッションID、および各PDUセッションに対する拒絶されたQoSフローのリストを含むことができる。UE202は次に、拒絶されたQoSフローの解放を確認することができる。任意選択で、動的なPCCが導入される場合、SMF220は、IP-CANセッション変更(4716)を始め、新しい位置情報をPCF222に提供することができる。
次にSMF220は条件付きで、RANトンネル情報、および承諾されたQoSフローのリストを含むN4セッション更新要求(4718)をUPF212に送信することができる。ユーザプレーンがセットアップされるか、変更されることになる場合、SMF220はN4セッション変更手順を始め、RANトンネル情報を提供することができる。UPF212は次に条件付きで、N4セッション更新応答(4720)をSMF220に送信することができる。次にSMF220は条件付きで、N11メッセージACKをAMF218に送信することができる。
5GのCM-IDLE状態または5GのCM-CONNECTED状態にあるUE202によるシグナリング(例えば、UE202へのN1シグナリング、モバイル終端のSMS、モバイル終端のユーザデータデータを配信するためのPDUセッションの無線リソース確立)をネットワークが行う必要があるとき、ネットワークは、ネットワークがトリガするサービス要求の手順を始めることができる。UE202が5GのCM-IDLE状態にある場合、ネットワークがトリガするサービス要求の手順は、ページング要求を(R)AN204/UE202に送信することができる。ページング要求は、UE202においてサービス要求手順をトリガする。UE202が5GのCM-CONNECTEDモードにある場合、ページング要求が(R)AN204/UE202に送信されることはない。
図51は、本発明の1つの実施形態による、サービス要求手順(5100)の例をメッセージフロー図で示す。PDUセッションにおいてUPF212がダウンリンクデータを受信するとき、およびPDUセッションのためにUPF212に格納されたAN204のトンネル情報が存在しないとき、UPF212は、ダウンリンクデータをバッファすることができる。UPF212は次に、PDUセッションIDおよび優先度を含むデータ通知(5104)をSMF220に送信することができる。最初のダウンリンクデータパケットが到着すると、UPF212は、データ通知(5104)メッセージをSMF220に送信することができる。最初のデータ通知(5104)が送信された優先度と同じか、それより低い優先度で、同じPDUセッションにおけるQoSフローに対する追加のダウンリンクデータパケットをUPF212が受信すると、UPF212は、これらのダウンリンクデータパケットをバッファすることができ、新しいデータ通知を送信しない。ページングポリシの分化の特徴がUPF212によってサポートされる場合、およびこのN4セッションに対するSMF220によってこの特徴が活性化される場合、UPF212は、ダウンリンクデータパケットのIPヘッダからのTOS(IPv4)/TC(IPv6)値の中のDSCPを含むこともできる。SMF220は、データ通知承認(ACK)(5106)をUPF212に送信することができる。
次にSMF220は、UEの永続的ID、PDUセッションID、および優先度を含むN11メッセージ(5108)をAMF218に送信することができる。SMF220はAMF218を識別し、UEの永続的ID、PDUセッションID、優先度、およびページングポリシの指示を含むN11メッセージ(5108)をAMF218に送信する。優先度およびPDUセッションIDは、ステップ(5104)に従ってセットされてよい。ユーザプレーンが確立されるのを待っている間に、最初のN11メッセージ(5108)が送信された優先度より高い優先度で追加のデータ通知メッセージ(5104)をSMF220が受信する場合、SMF220は、より高い優先度およびPDUセッションIDを示す新しいN11メッセージ(5108)をAMF218に送信することができる。ユーザプレーンが確立されるのを待っている間に、SMF220がN11メッセージ(5108)を送信したAMF218以外のAMF218からN11メッセージをSMF220が受信すると、SMF220は、SMF220がN11メッセージを受信する元になった新しいAMF218にだけN11メッセージ(5108)を再び送信することができる。旧AMF218がN11メッセージ(5108)を受信するときにAMF218の変更を伴う登録手順が進行中である場合、旧AMF218は、N11メッセージが一時的に拒絶されたことを示すN11メッセージを拒絶することができる。ページングポリシの分化をサポートしているとき、SMF220は、データ通知メッセージをトリガしたダウンリンクデータにページングポリシの指示が関係したことをN11メッセージ(5108)の中で示すことができる。AMF218は、例えば、ネットワークが始めたデタッチ、およびSMF220が始めたPDUセッション変更といった、UE202/RAN204へのシグナリングをもたらす他のネットワーク機能からの要求メッセージを受信することができるということに留意されたい。UE202が5GのCM-CONNECTED状態にあり、UE202に向けたN1メッセージをAMF218だけが配信する場合、フローは、下のステップ(5116)において継続する。
AMF218はSMF220に応答することができる。UE202が5GのCM-IDLE状態にあり、ページングのためにUE202に到達できないとAMF218が考える場合、AMF218は、原因コードおよび情報と共に応答(5110)をSMF220に送信することができる。SMF220は、このさらなる情報をUPF212に配信することができる。UE202が5GのCM-CONNECTED状態にある場合、AMF218は、UE202が5GのCM-CONNECTEDモードにあることを示す応答(5110)をSMF220に送信することができ、次にSMF220は、PDUセッションの無線リソースおよびN3トンネルを確立するために、UEがトリガするサービス要求手順(5000)におけるステップ(5010)からステップ(5020)までを行うことができる。この手順の残りは省略される。
UE202がAMF218に登録され、5GのCM-IDLEになっているが、ページングのために到達できると考えられる場合、AMF218は、ページングのNAS ID、登録エリア、ページングDRX長、およびページング優先度の指示を含むページングメッセージ(5112)を、UE202が登録される登録エリアに属する各(R)AN204ノードに送信することができる。ページングポリシの分化をサポートしているとき、AMF218は、ページング要求メッセージ(5112)の中にページングポリシの指示を含めることができる。DNN、ページングポリシの指示、利用可能なときのSMF220からのPDUセッションID(節4.9参照)、およびN11メッセージの中で受信したPDUセッションIDによって識別された他のPDUセッションコンテキスト情報の様々な組合せに対するページング方策がAMF218の中で構成されてよい。ページング方策は、ページング再伝送方式(例えば、どれほど頻繁に、またはどのような時間間隔でページングが繰り返されるか)と、いくつかのAMF218が高い負荷状態にあるときにページングメッセージを(R)AN204ノードに送信するべきかどうかを判断することと、サブエリアベースのページング(例えば、最後に知られたセルidまたはTAにおいて最初にページングし、全ての登録されたTAにおいて再伝送する)を利用すべきかどうかとを含むことができる。AMF218および(R)AN204は、1つまたはいくつかの以下の手段によって、すなわち特定のページング方策をAMF218が実施すること(例えば、最後にUE202をサーブした(R)AN204ノードにN2ページングメッセージが送信されること)によって、また、CN-IDLEへの遷移において(R)AN204によって提供される推奨セルおよびRANノードに関する情報をAMF218が考慮することによって、UE202を成功裏にページングするのに利用されるシグナリング負荷およびネットワークリソースを減少させるために、さらなるページング最適化をサポートすることができる。AMF218は、ページングされるべき(R)AN204ノードを判断するためにこの情報の(R)AN204ノード関連部分を考慮することができ、これらの(R)AN204ノードのそれぞれへのN2ページングメッセージの中で、ページング時にAMF218によって提供されるページング試行回数情報を(R)AN204が考慮することによって、推奨セルに関する情報を提供することができる。AMF218においてページング情報のUE無線容量が利用できる場合、AMF218は、N2ページングメッセージ(e)の中のページング情報のUE無線容量を(R)AN204ノードに追加する。AMF218においてページングのための推奨セルおよび(R)AN204ノードに関する情報が利用できる場合、AMF218は、ページングのための(R)AN204ノードを判断するためにこの情報を考慮することができ、(R)AN204ノードをページングすると、AMF218は、推奨セルに関する情報を(R)AN204ノードに透過的に伝えることができる。AMF218は、N2ページングメッセージ(5112)の中にページング試行回数情報を含めることができる。ページング試行回数情報は、ページングのためにAMF218によって選択された全ての(R)AN204ノードに対して同じでよい。
次に(R)AN204ノードは条件付きで、UE202をページングする(5114)ことができる。ページングメッセージ(5112)をAMF218から(R)AN204ノードが受信すると、UE202は、(R)AN204ノードによってページングされる(5224)。UE202が5GのCM-IDLE状態にあるとき、ページング要求を受信すると、UE202は、UEがトリガするサービス要求手順(5000)を始めることができる。ステップ(5008)において、AMF218は、MM NASサービス要求メッセージの中でPDUセッションIDによって識別されたPDUセッションと関連付けられたSMF220、およびステップ(5006)においてN11メッセージをAMF218が受信する元になるSMF220の両方にN11メッセージを送信することができる。AMF218は、ページング手順をタイマーで監督する。ページング要求(5224)メッセージに対する応答をAMF218がUE202から受信しない場合、AMF218は、ステップ(5108)において説明される任意の利用できるページング方策に従ってページングを繰り返すことができる。このページング反復手順の後で応答をAMF218がUE202から受信しない場合、AMF218は、N11メッセージによってページングがトリガされた場合に、UE202が応答するのを防ぐ進行中のMM手順をAMF218が認識している(すなわち別のAMF218によってTAU手順をUE202が行うことを示すコンテキスト要求メッセージをAMF218が受信する)限り、N11メッセージを使用してページングの失敗についてSMF220に通知することができる。ダウンリンクデータ通知拒絶メッセージが受信されると、SMF220はUPF212に通告し、UPF212はバッファされたパケットを削除する。次にUPF212は、サービス要求手順を行った(R)AN204ノードを介して、バッファされたダウンリンクデータ(5116)をUE202に向けて送信する。ネットワークは、ステップ(5108)において説明される、他のネットワークエンティティから要求による手順がトリガされる場合にダウンリンクシグナリング(5116)を送信することができる。
図52Aは、本発明の1つの実施形態による、UE202におけるセッション管理状態モデル5200Aの例を状態図で示す。セッション状態は、サービス要求がAMF218から承諾されるとSession-IDLE状態610AからSession-ACTIVE状態620Aに遷移することができる。UE202のセッション状態は、RRCが解放されるとSession-ACTIVE状態620AからSession-IDLE状態610Aに遷移することができる。
図52Aは、本発明の実施形態による、UE202におけるセッション管理状態モデル5200Aの例を状態図でさらに示す。新しいPDUセッション要求が承諾されると、UEのPDUセッションコンテキストの一部としてPDUセッション状態が作り出され、PDUセッション状態はSession-ACTIVE状態620Aにセットされる。RRCが解放されると、PDUセッション状態はSession-IDLE状態610Aにセットされる。アップリンクデータを送信するため、またはダウンリンクデータを受信するためにサービス要求をUE202が送信し、サービス要求承諾メッセージをAMF218からUE204が受信すると、PDUセッション状態はSession-ACTIVE状態620Aにセットされる。
図52Bは、本発明の1つの実施形態による、AMF218および/またはSMF220におけるセッション管理状態モデル5200Bの例を状態図で示す。セッション活性化が完了した後、セッション状態は、Session-IDLE状態610BからSession-ACTIVE状態620Bに遷移することができる。セッション状態は、N2接続が解放されるとSession-ACTIVE状態620BからSession-IDLE状態610Bに遷移することができる。
セッション状態は、データを送信するため、および受信するためにUE202がPDUセッションを活性化したことを示すために使用されてよい。2つのセッション状態は、Session-ACTIVE状態およびSession-IDLE状態を含む。UE202、サービングAMF218、およびサービングSMF220はセッション状態を維持する。
PDUセッションがSession-IDLE状態にあるとき、UE202とN3接続終端UPF212との間のUPデータ接続は確立されない。UE202は、データを送信することも受信することもできない。(R)AN204は、PDUセッションコンテキストを有することができない。N3接続終端UPF212はUEのPDUセッションコンテキストを有することができるが、(R)AN204のN3接続情報は有していない(すなわち(R)AN204のアドレスおよびN3トンネルエンドポイント識別子がない)。SMF220は、SMF220に関連するUEのPDUセッションコンテキスト情報を保てるが、(R)AN204の情報はない。AMF218は、AMF218に関連する全てのUEのPDUセッションコンテキスト情報を保つことができる。
PDUセッションがSession-ACTIVE状態にあるとき、UE202は、データを送信することも受信することもできる。UE202と(R)AN204の間のUuエアインターフェースが確立され得る。N3接続は、PDUセッションが活性化されるときに確立されてよい。UE202は、DRB情報を含む全てのPDUセッションコンテキスト情報を有することができる。AMF218は、AMF218に関連する全てのUEのPDUセッションコンテキスト情報を保つことができる。SMF220は、SMF220に関連するUEのPDUセッションコンテキスト情報の全てを保つことができる。(R)AN204は、PDUセッションのデータ活動を監視することができる。(R)AN204におけるPDUセッションコンテキスト内の情報要素「最終データ活動時間(Time of Last Data Activity)」は、UE202がデータ活動を行った最後の時間を記録するために使用されてよい。ハンドオーバ手順の中で、この情報要素はターゲット(R)AN204tに転送されてよく、UEコンテキストの一部として変更されない。各PDUセッションコンテキストは、セッション非アクティブタイマーを有することもできる。ハンドオーバ手順の中で、N3接続終端UPF212における(R)AN204のN3接続情報は、PDUセッションがデータ活動を行っている場合、更新されてよい。
(R)AN204におけるUEのPDUセッションコンテキスト内の別のパラメータ「N3ステータスフラグ(N3 Status Flag)」は、UPF212における(R)AN204の情報が更新されるか否かを示すために使用されてよい。(R)AN204におけるN3ステータスフラグは、N3_AT_UPF_UPDATEDおよびN3_NOT_AT_UPF_UPDATEDという2つの値を有することができる。ハンドオーバ手順の中で、ターゲット(R)AN204tは、(現在の時間および最終データ活動時間パラメータから)UE202がデータ活動を行っていない期間と、セッション非アクティブタイマーパラメータとを比較する。UE202がデータ活動を行っていない期間が長くなる場合、ターゲット(R)AN204tは、UE202がデータ活動を行っていないという結論を出すことができる。そうでなければ、ターゲット(R)AN204tは、UE202がデータ活動を行っているという結論を出すことができる。N3接続終端UPFにおける(R)ANのN3トンネル情報は、PDUセッションがデータ活動を行っている場合のみ更新される。セッション確立手順およびセッション要求手順の中でPDUセッション情報が(R)AN204に送信されると、(R)AN204におけるN3ステータスフラグは、N3_AT_UPF_UPDATEDにセットされてよい。(R)AN204におけるN3ステータスフラグは、ソース(R)AN204sにおいてPDUセッションがデータ活動を行っていない場合に、ハンドオーバ手順の中でターゲット(R)AN204tによってN3_AT_UPF_UPDATEDからN3_AT_UPF_NOT_UPDATEDに変えられてよい。(R)AN204におけるN3ステータスフラグは、PDUセッションがデータ活動を行っている場合、N3_AT_UPF_NOT_UPDATEDからN3_AT_UPF_UPDATEDに変えられてよい。
ハンドオーバ処理中、ターゲット(R)AN204tは、経路切換え要求の中でターゲット(R)AN204tによってマークされたデータ活動を行っていないとみなされるPDUセッションのリストをAMF218に送信することができる。ターゲット(R)AN204tは、ソース(R)AN204sによって既にセットされたN3_AT_UPF_NOT_UPDATEDとしてN3ステータスフラグを有するPDUセッションの別のリストを含めることができる。各PDUセッションに対して、ターゲットRAN204tは、(R)ANタイプ、(R)ANのN3アドレスおよび(R)ANのN3トンネルエンドポイント識別子、ならびに承諾されたQoSフローのリストおよびQoSの拒絶されたフローの別のリストなどのPDUセッションに関する(R)AN204の情報を含めることができる。AMF218は(R)AN情報を格納することができる。AMF218は、経路切換え要求の中でターゲット(R)AN204tによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションIDの対応するサービングSMF220に通告することができる。SMF220は、(R)ANのN3トンネル情報を解放するために、メッセージをサービングUPF212に送信することができる。
AMF218およびSMF220は、これらのUEのPDUセッションコンテキストの一部として、N3ステータスフラグを有することができる。PDUセッションが確立されるか活性化されると、AMF218およびSMF220におけるN3ステータスフラグは、N3_AT_UPF_UPDATEDにセットされてよい。AMF218およびSMF220におけるN3ステータスフラグは、(R)AN204からメッセージを受信すると、N3_AT_UPF_UPDATEDからN3_AT_UPF_NOT_UPDATEDに変更され、このPDUセッションがデータ活動を行っていないことを示すことができる。AMF218およびSMF220におけるN3ステータスフラグは、UPF212または(R)AN204によってUE202がデータ活動を通知されると、N3_AT_UPF_NOT_UPDATEDからN3_AT_UPF_UPDATEDに変更されてよい。
表2は、様々なネットワークエンティティに関するセッション状態Session-ACTIVEおよびSession-IDLEを説明する。
図52Bは、本発明の実施形態による、AMF218および/またはSMF220におけるセッション管理状態モデル5200Bの例を状態図でさらに示す。新しいPDUセッション要求が承諾されると、AMF218において、またSMF220においてUEのPDUセッションコンテキストの一部としてPDUセッション状態が作り出され、PDUセッション状態はSession-ACTIVE状態620Aにセットされる。N2が解放されると、AMF218およびSMF220における全てのPDUセッションのPDUセッション状態は、Session-ACTIVE状態620AからSession-IDLE状態610Aに遷移する。PDUセッション活性化要求を含むUE202のサービス要求が承諾されると、要求されたPDUセッションのPDUセッション状態は、Session-IDLE状態610AからSession-ACTIVE状態620Aに遷移する。
CM-IDLE状態におけるUEがトリガしたサービス要求に関する3GPP TS23.502の節4.2.3.2において、CM-IDLE状態におけるUEがトリガしたサービス要求の手順が説明される。この手順のステップ5は、N2要求メッセージをAMF218が(R)AN204に送信することに関係する。このメッセージは、SMF220から受信したN2 SM情報、セキュリティコンテキスト、AMFシグナリング接続ID、ハンドオーバ制約リスト、およびMM NASサービス承諾に加えて、データ活動監視フラグ(Monitor Data Activity Flag)を含むことができるということに留意されたい。(R)AN204は、セキュリティコンテキスト、AMFシグナリング接続ID、活性化されるPDUセッションのQoSフローに関するQoS情報、N3トンネルID、およびデータ活動監視フラグをUE RANコンテキストに格納する。
UPF212の再配置があってもなくてもXnベースのNG間(R)ANハンドオーバが行われてよい。ハンドオーバは、集中型の導入または局所型の導入に基づいてよい。ローミングシナリオに対して別々のコールフローが定義されてよい。
AMF218はUE202の移動パターンを分析し、移動パターンに基づいて、個別のPDUセッションのデータ活動を監視することを(R)AN204に要求すべきかどうかを判断する。個別のPDUセッションのデータ活動を監視することをAMF218が(R)AN204に要求すると、PDUセッションが確立されるか活性化されてから、(R)AN204は、「最終データ活動時間(Time of Last Data Activity)」と名付けられたパラメータなどのパラメータを介して、PDUセッションがデータ活動を行った最後の時間を記録する。ハンドオーバ手順の中で、最終データ活動時間パラメータはターゲット(R)AN204tに転送され、UEのPDUコンテキストの一部として変更されない。ターゲット(R)AN204tは、経路切換え要求の中で経路切換えを必要とするPDUセッションのリストの中にあるPDUセッションの最終データ活動時間パラメータを送信する。
代替として、AMF218は、セッション確立手順の中でUE202の移動パターンについてSMF220に通告することができる。SMF220は次に、個別のPDUセッションのデータ活動を監視すべきかどうかを判断することができる。この場合、セッション確立手順の中でSMF220は、PDUセッションのデータ活動を監視することを(R)AN204に要求する。
経路切換え要求に含まれる各PDUセッションに対してSMF220は尺度に基づいて、UPF212に対する(R)ANトンネル情報を更新するか否かを判定する。尺度は、UE202の移動パターン、PDUセッションのタイプ、UE202がデータ活動を行っていない時間の長さ、および同じUPF212によってサーブされる他のPDUセッションがあるかどうかのうちの少なくとも1つを含むことができる。UE202の移動パターンによって、UE202がハンドオーバを要求することだけが考慮される。PDUセッションのタイプは、PDUセッションの属性の一部として格納されてよい。どの程度長くUEがデータ活動を行っていないかは、AMF218によって命令されたときに(R)AN204によってレポートされた最終データ活動時間に基づく。
AMF218およびSMF220はそれぞれ、これらのUEのPDUセッションコンテキストの一部として「N3接続ステータス(N3 Connection status)」と名付けられたパラメータを有する。N3接続ステータスは、N3_CONNECTEDおよびN3_DISCONNECTEDという2つの値を有する。PDUセッションが確立されるか活性化されると、AMF218およびSMF220におけるN3接続ステータスはN3_CONNECTEDにセットされる。AMF218におけるPDUセッションのN3接続ステータスは、ハンドオーバ手順の中でこのPDUセッションに対する(R)AN情報が更新されないことを示すメッセージをAMF218がSMF220から受信すると、N3_CONNECTEDからN3_DISCONNECTEDに変更される。SMF220におけるPDUセッションのN3接続ステータスは、ハンドオーバ手順の中で(R)AN情報でUPF212を更新しないことをSMF220が判定するときに、N3_CONNECTEDからN3_DISCONNECTEDに変更される。AMF218およびSMF220におけるN3接続ステータスは、UPF212または(R)AN204によってUE202がデータ活動を通知されると、N3_DISCONNECTEDからN3_CONNECTEDに変更される。
ハンドオーバ処理中、ターゲット(R)AN204tは経路切換え要求の中で、切換えられることになるPDUセッションと解放されることになるPDUセッションのリストをAMF218に送信する。切換えられることになるPDUセッションは、UPFのN3トンネル情報を有するPDUセッションである。切換えられることになる各PDUセッションに対して、ターゲットRAN204tは、最終データ活動時間パラメータ、ならびに(R)ANタイプ、(R)ANアドレス、および(R)ANのN3トンネルエンドポイント識別子などのターゲット(R)AN情報を含む。AMF218は(R)ANタイプを格納する。AMF218は、切換えられることになるPDUセッションIDおよび解放されることになるPDUセッションIDを、対応するサービングSMF220に通告する。切換えられることになるPDUセッションに対して、SMF220は、UPF212に対する(R)AN情報を更新すべきか否かを判断する。UPF212に対する(R)AN情報を更新することをSMF220が判断すると、SMF220は、(R)ANのN3トンネル情報をUPF212に送信する。(R)AN情報を更新しないことをSMF220が判断する場合、SMF220は、(R)ANのN3トンネル情報を削除するという要求メッセージをUPF212に送信する。SMF220は、UPF212において(R)AN情報を更新すべきか否かについてのSMF220の判断をAMF218に通告する。UPF212において(R)AN情報が更新されるPDUセッションに対して、AMF218およびSMF220におけるN3接続ステータスはN3_CONNECTEDにセットされる。そうでなければ、AMF218およびSMF220におけるN3接続ステータスはN3_DISCONNECTEDにセットされる。N2解放手順の中で、AMF218は、Session-ACTIVE状態にあり、N3接続ステータスをN3_CONNECTEDにセットしたPDUセッションをサーブするSMF220にN2解放通知メッセージを送信する。
図53は、本発明の1つの実施形態による、UPF212再配置のない、XnベースのNG間RANハンドオーバ手順(5300)の例をメッセージフロー図で示す。この手順(5300)は、AMF218が変化せず、既存のUPF212(すなわちNGコアネットワーク(NGC:NG Core Network)においてN3インターフェースの終端となるUPF212)を保つことをSMF220が判定するときに、Xnを使用してソースRAN204からターゲットRAN204tにUE202をハンドオーバするために使用されてよい。ソースUPF212とターゲットUPF212との間のIP接続の存在が想定される。
手順(5300)は、ハンドオーバ準備(5302)およびハンドオーバ実行(5304)を含む。ハンドオーバ実行(5304)は、ソースRAN204sからターゲットRAN204tへのデータの転送(5306)を含む。ターゲットRAN204tは、PDUセッションコンテキスト内のパラメータ「最終データ活動時間」を読むことによって、ソースRAN204sにおいて、いくつかのPDUセッションがN3ステータスフラグ「N3_AT_UPF_UPDATED」を有しているが、データ活動を行っていないかどうかをチェックすることができる。PDUがデータ活動を行っていない期間が、パラメータ、セッション非アクティブタイマーより長くなると、PDUセッションはデータ活動を行っていないものとみなされる。ターゲットRAN204tは、新しいターゲットセルにUE202が移動したこと、ならびに切換えられるか除去されることになるPDUセッションのリスト、ターゲットRAN204tによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションのリスト、およびソースRAN204sによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションのリストを通告するためにN2経路切換え要求メッセージ(5308)をAMF218に送信することができる。ターゲットセルのタイプに応じて、ターゲットRAN204tは、RANタイプ、N3 RANアドレス、およびN3トンネルエンドポイント識別子を含む、各PDUセッションに対するこのメッセージ(5308)の中に適正な情報を含めることができる。PDUセッションのいくつかのQoSフローをターゲットRAN204tがサポートできない場合、N2経路切換え要求メッセージ(5308)は、このPDUセッションに対する承諾されたQoSフローのリストおよび拒絶されたQoSフローのリストを含むことができる。
次にAMF218は、N2経路切換え要求(5308)の中で受信したPDUセッションのリストに関連付けられた各SMF220にN11メッセージ(5310)を送信することができる。経路を切換えることを必要とするPDUセッションに対して、N11メッセージ(5310)を受信すると、これらのSMF220のそれぞれは、既存のUPF212がUE202をサーブし続けられるかどうかを判断する。既存のUPF212がUE202をサーブし続けることができず、既存のUPF212がPDUセッションアンカーではない場合、図56のステップ(5608)からステップ(5624)が、下記で説明されるように行われる。そうでなければ、これらの既存のUPF212がUE202をサーブし続けられる場合に、後続のステップ(5312)からステップ(5318)がこれらのSMF220のそれぞれによって行われる。ソースRAN204sによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションのリスト、およびターゲットRAN204tによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションのリストの中にあるPDUセッションに対して、AMF218はRAN204の情報を格納することができる。ターゲットRAN204tによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションのリストの中の各PDUセッションに対して、AMF218は、PDUセッションIDを転送してPDUセッションがデータ活動を行っていないことを通知するために、N11メッセージ(5310)をSMF220に送信することができる。
次にSMF220は、ターゲットRAN204tによって要求されないPDUセッションの解放を始めることができる。ターゲットRAN204tによって要求されたPDUセッションに対して、SMF220は、(RANアドレス、ダウンリンクユーザプレーンのトンネル識別子、もしあれば承諾されたフローのリストを含む)N4セッション変更要求メッセージ(5312)をUPF212に送信することができる。RAN204の情報が解放されることになるPDUセッションに対して、SMF220は、N4セッション変更要求(5312)をこれらのPDUセッションに対するUPF212に送信することができる。メッセージ(5312)は、RANのN3接続情報(すなわちダウンリンクユーザプレーンのRANアドレスおよびトンネル識別子)の解放を指示することができる。次にUPF212は、要求されたPDUセッションが切換えられるか変更されてから、(アップリンクトラフィックのトンネル識別子を含む)N4セッション変更応答メッセージ(5314)をSMF220に返す。経路が切換えられることを必要とするPDUセッションのためのターゲットRAN204tにおける再配列機能を支援するために、UPF212は、経路を切換えた直後に旧経路上の1つまたは複数の「エンドマーカ」パケット(5316)を送信することができる。UPF212は、ダウンリンクパケット(5318)をターゲットRAN204tに送信するのを開始することができる。ステップ(5318)は、SMF2200においてN4セッション変更応答(5314)を受信した後、いつでも発生してよいことに留意されたい。SMF220において、データ活動を行っていないPDUセッションに対して、これらのPDUセッションのパラメータ、N3ステータスフラグは、N3_AT_UPF_UPDATEDからN3_AT_UPF_NOT_UPDATEDに変更されてよい。SMF220は、(CNトンネル情報を含む)N11メッセージ承認(ACK)(5320)を、成功裏に切換えられたか変更されたPDUセッションのためのAMF212に送信することができる。
N11メッセージ応答(5320)をSMF220から受信した後、ターゲットRAN204tによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションに対して、AMF218は、これらのPDUセッションのパラメータ、N3ステータスフラグをN3_AT_UPF_UPDATEDからN3_AT_UPF_NOT_UPDATEDに変更することができる。N11メッセージ応答(5320)がSMF220全てから受信されると、AMF218は、これらの応答から受信したCNトンネル情報を集約し、N2経路切換え要求ACK(5322)の中でN2 SM情報の一部としてこの集約情報をターゲットRAN204tに送信することができる。要求されたPDPセッションがどれも成功裏に切換えられなかった場合、AMF218は、N2経路切換え要求失敗メッセージをターゲットRAN204tに送信することができる。ターゲットRAN204tにおいて、ターゲットRAN204tによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションに対して、これらのPDUセッションのパラメータ、N3ステータスフラグは、N3_AT_UPF_UPDATEDからN3_AT_UPF_NOT_UPDATEDに変更されてよい。リソース解放メッセージ(release resources message)(5324)をソースRAN204sに送信することによって、ターゲットRAN204tはハンドオーバの成功を確認する。次にこれが、ソースRAN204sによるリソースの解放をトリガする。
図53は、本発明の実施形態による、ユーザプレーン機能再配置がなく、セッション不活性化のある、XnベースのNG間(R)ANハンドオーバ手順(5300)の例をメッセージフロー図にさらに示す。手順(5300)は、TS23.502の節4.9.1.1に定義されたハンドオーバ手順と、セッション不活性化シグナリングメッセージを組み合わせる代替ソリューションを提供する。
この手順(5300)は、AMF218が変化せず、既存のUPF212を保つことをSMF220が判断するときに、Xnを使用してソースRAN204sからターゲットRAN204tにUE202をハンドオーバする際に使用される。UPF212は、NGCにおいてN3インターフェースの終端となるUPFである。ソースUPF212sとターゲットUPF212tとの間のIP接続の存在が想定される。PDUが確立されると、SMF220は、例えば「Session_Inactivity_Timer」と名付けられたタイマーパラメータを(R)AN204に送信する。ソース(R)AN204sは、「最終データ活動時間」パラメータを使用して、PDUセッションがデータ活動を行った最後の時間を記録する。ソース(R)AN204sは、Session_Inactivity_Timerパラメータおよび最終データ活動時間パラメータをターゲット(R)AN204tにUEのPDUセッションコンテキストの一部として送信する。Session_Inactivity_Timerパラメータより長い期間、PDUセッションがデータ活動を行っていない場合、ターゲット(R)AN204tは、PDUセッション不活性化手順を始めることを判断する。
ハンドオーバ実行ステップにおいて、ターゲット(R)AN204tは、PDUセッションが承諾される、不活性化される、または拒絶されるかどうかを示すRRCシグナリングメッセージをUE202に送信する。次にターゲット(R)AN204tは、PDUセッションが承諾される、不活性化される、または拒絶されることをSMF220に(AMF218を介して)通告する。承諾されるPDUセッションに対して、ターゲット(R)AN204tは、(R)ANアドレスおよびトンネルエンドポイント識別子などの(R)ANのN3トンネル情報を含める。承諾されるPDUセッションに対して、SMF220は、(R)ANトンネル情報を更新するようにUPF212に要求する。不活性化されるPDUセッションに対して、SMF220は、(R)ANトンネル情報を削除するようにUPF212に要求するメッセージを送信する。解放されるPDUセッションに対して、SMF220は、PDUセッション解放手順を始める。
ターゲットRAN204tは、新しいターゲットセルにUE202が移動したことを示すN2経路切換え要求(5308)メッセージをAMF218に送信する。メッセージ(5308)は、切換えられるか、不活性化されるか、除去されることになるPDUセッションのリストを含む。ターゲットセルのタイプに応じて、ターゲットRAN204tはこのメッセージに他の情報を含める。切換えられることになるPDUセッションは、UPFのN3トンネル情報を有するPDUセッションである。切換えられることになる各PDUセッションに対して、ターゲット(R)AN204tは、最終データ活動時間パラメータ、ならびに(R)AN情報(N3(R)ANアドレスおよびN3トンネルエンドポイント識別子など)を含める。ターゲットRAN204tがPDUセッションのQoSフローをサポートできない場合、N2経路切換え要求(5308)メッセージは、このPDUセッションに対する承諾されたQoSフローのリストおよび拒絶されたQoSフローのリストを含む。
AMFは、N2経路切換え要求(5308)メッセージの中で受信したPDUセッションのリストと関連付けられた各SMF220にN11メッセージ(5310)を送信する。経路切換えを必要とするPDUセッションに対して、N11メッセージ(5310)を受信すると、これらのSMF220のそれぞれは、既存のUPF212がUE202をサーブし続けられるか否かを判断する。既存のUPF212がUE202をサーブし続けることができず、既存のUPF212がPDUセッションアンカーではない場合、TS23.502の節4.9.1.2のステップ3〜ステップ11が行われる。経路切換えが必要とされる各PDUセッションに対して、SMF220は、TS23.501の節5.6.Xに従って、既存のUPF212が(R)AN204のトンネル情報で更新される必要があるか否かを判断する。
SMF220は、ターゲットRAN204tによって要求されないPDUセッションの解放を始める。ターゲットRAN204tによって要求されたPDUセッションに対して、SMF220は、N4セッション変更要求(6408)メッセージをUPF212に送信する。メッセージ(5312)は、(R)ANアドレス、ダウンリンクユーザプレーンのトンネル識別子、およびもしあれば承諾されたフローのリストを含む。不活性化されることになるPDUセッションに対して、(R)AN情報は更新される必要はない。SMF220は、N4セッション変更要求(5312)メッセージをこれらのPDUセッションに対するUPF212に送信する。メッセージ(5312)は、(R)ANアドレス、およびダウンリンクユーザプレーンのトンネルエンドポイント識別子などの(R)ANのN3トンネル情報の解放を指示する。UPF212は、要求されたPDUセッションが切換えられるか変更されてから、N4セッション変更応答(5314)メッセージをSMF220に返す。メッセージ(5314)は、アップリンクトラフィックのトンネル識別子を含む。
経路切換えを必要とするPDUセッションに対するターゲットRAN204tにおいて再配列機能を支援するために、UPF212は、経路を切換えた直後に旧経路上の1つまたは複数の「エンドマーカ」パケット(5316)を送信する。UPF212は、ダウンリンクパケットをターゲットRAN204tに送信し始める。SMF220は、成功裏に切換えられたか不活性化されたPDUセッションに対するAMF218にN11メッセージACK(5318)メッセージを送信する。メッセージ(5318)はCNトンネル情報を含み、(R)ANのN3トンネル情報が更新される(例えば経路が切換えられる)か、削除される(例えばPDUセッションが不活性化される)かを示す。SMF220において、N3(R)ANトンネル情報がUPF212から削除されるPDUセッションに対して、セッション状態はSession-IDLEにセットされる。ステップ(5318)は、SMF220においてN4セッション変更応答(5314)メッセージを受信した後、いつでも発生してよいことに留意されたい。
AMF218において、N11メッセージACK(5318)メッセージを受信すると、不活性化されたPDUセッションのセッション状態はSession-IDLEにセットされる。N11メッセージ応答(5318)がSMF220全てから受信されると、AMF218はこれらの応答から受信したCNトンネル情報を集約し、N2経路切換え要求ACK(5320)メッセージの中でN2 SM情報の一部としてこの集約情報をターゲットRAN204tに送信する。メッセージ(5320)は、UPF212が(R)AN情報で更新されるか否かという各PDUセッションに対する指示を含む。要求されたPDPセッションがどれも成功裏に切換えられなかった場合、AMF218は、N2経路切換え要求失敗メッセージをターゲットRAN204tに送信する。ターゲットRAN204tにおいて、UPF212が(R)AN情報で更新されないPDUセッションに対して、UPFのN3トンネル情報は削除される。リソース解放(5322)メッセージをソースRAN204sに送信することによって、ターゲットRAN204tはハンドオーバの成功を示す。これは次に、ソースRAN204sによるリソースの解放をトリガする。
図53は、本発明の1つの実施形態による、UPF212の再配置のない、XnベースのNG間(R)ANハンドオーバ手順(5300)の例をメッセージフロー図にさらに示す。この手順(5300)は、AMF218が変化せず、既存のUPF212(例えばNGコアネットワーク(NGC)におけるN3インターフェースの終端となるUPF212)を保つことをSMF220が判断するときに、Xnを使用してソース(R)AN204sからターゲットRAN204tにUE202をハンドオーバするために使用されてよい。ソースUPF212とターゲットUPF212との間のIP接続の存在が想定される。
手順(5300)は、ハンドオーバ準備(5302)およびハンドオーバ実行(5304)を含む。ハンドオーバ実行(5304)は、ソース(R)AN204sからターゲット(R)AN204tへのデータの転送(5306)を含む。ターゲット(R)AN204tは、新しいターゲットセルにUE202が移動したという指示、および切換えられるか除去されることになるPDUセッションのリストを含むN2経路切換え要求メッセージ(5308)をAMF218に送信する。ターゲットセルのタイプに応じて、ターゲット(R)AN204tは、最終データ活動時間パラメータ、ならびにN3(R)ANアドレスおよびN3トンネルエンドポイント識別子などの(R)AN情報を含む他の情報を、各PDUセッションが切換えられるようにメッセージ(5308)に含める。PDUセッションのQoSフローをターゲット(R)AN204tがサポートできない場合、N2経路切換え要求メッセージ(5308)は、このPDUセッションに対する承諾されたQoSフローのリストおよび拒絶されたQoSフローのリストを含むことができる。
次にAMF218は、N2経路切換え要求(5308)メッセージの中で受信したPDUセッションのリストと関連付けられた各SMF220にN11メッセージ(5310)を送信する。経路切換えを要求するPDUセッションに対して、N11メッセージ(5310)を受信すると、これらのSMF220のそれぞれは、既存のUPF212がUE202をサーブし続けられるか否かを判断する。既存のUPF212がUE202をサーブし続けることができず、既存のUPF212がPDUセッションアンカーではない場合、下記で説明されるような図56のステップ(5608)からステップ(5624)が行われる。そうでなければ、これらの既存のUPF212がUE202をサーブし続けられる場合、後続のステップ(5312)からステップ(5318)がこれらのSMF220のそれぞれによって行われる。経路切換えが必要とされる各PDUセッションに対して、SMF220は、既存のUPF212が(R)ANトンネル情報で更新されることになるか否かを判断する。
次にSMF220は、ターゲットRAN204tによって要求されないPDUセッションの解放を始める。ターゲットRAN204tによって要求されたPDUセッションに対して、SMF220は、N4セッション変更要求(5312)メッセージをUPF212に送信する。メッセージ(5312)は、(R)ANアドレス、ダウンリンクユーザプレーンのトンネル識別子、およびもしあれば承諾されたフローのリストを含む。(R)AN204の情報が更新される必要がないPDUセッションに対して、SMF220は、N4セッション変更要求(5312)メッセージをこれらのPDUセッションに対するUPF212に送信する。メッセージ(5312)は、(R)ANアドレス、およびダウンリンクユーザプレーンのトンネルエンドポイント識別子などのRANのN3トンネル情報の解放を指示する。次にUPF212は、要求されたPDUセッションが切換えられるか変更されてから、N4セッション変更応答(5314)メッセージをSMF220に返す。メッセージ(5314)は、アップリンクトラフィックのトンネル識別子を含む。経路が切換えられることを必要とするPDUセッションに対するターゲット(R)AN204tにおける再配列機能を支援するために、UPF212は、経路を切換えた直後に旧経路上の1つまたは複数の「エンドマーカ」パケット(5316)を送信する。UPF212は、ダウンリンクパケット(5318)をターゲットRAN204tに送信し始めることができる。ステップ(5318)は、SMF2200においてN4セッション変更応答(5314)メッセージを受信した後、いつでも発生してよいことに留意されたい。SMF220は、切換えられたか成功裏に変更されたPDUセッションに対するAMF212にN11メッセージ承認(ACK)(5318)メッセージを送信する。メッセージ(5318)はCNトンネル情報を含む。メッセージ(5318)は、(R)ANのN3トンネル情報が更新される(例えば経路切換え)か、解放される(例えば経路解放)かを示す。SMF220において、UPF212においてN3(R)ANトンネル情報が更新されないPDUセッションに対して、これらのPDUセッションのN3接続ステータスパラメータはN3_CONNECTEDからN3_DISCONNECTEDに変更される。
AMF218において、N11メッセージACK(5318)を受信すると、UPF212に対する(R)AN情報をSMF220が更新しないPDUセッションのN3接続ステータスパラメータは、N3_CONNECTEDからN3_DISCONNECTEDに変更される。N11メッセージACK(5318)がSMF220全てから受信されると、AMF218はこれらの応答から受信したCNトンネル情報を集約し、N2経路切換え要求ACK(5320)の中でN2 SM情報の一部としてこの集約情報をターゲット(R)AN204tに送信する。メッセージ(5320)は、UPF212が(R)AN情報で更新されるか否かという各PDUセッションに対する指示を含む。要求されたPDPセッションがどれも成功裏に切換えられなかった場合、AMF218は、N2経路切換え要求失敗メッセージをターゲット(R)AN204tに送信する。ターゲット(R)AN204tにおいて、UPF212が(R)AN情報で更新されないPDUセッションに対して、UPFのN3トンネル情報は削除される。リソース解放(5322)メッセージをソース(R)AN204sに送信することによって、ターゲット(R)AN204tはハンドオーバの成功を確認する。これは次に、ソース(R)AN204sによるリソースの解放をトリガする。
図53は、本発明の実施形態による、ユーザプレーン機能再配置のない、XnベースのNG間RANハンドオーバ手順(5300)の例をメッセージフロー図にさらに示す。ターゲット(R)AN204は、新しいターゲットセルにUE202が移動したことを通告するため、および切換えられることになるPDUセッションのリストを提供するために、N2経路切換え要求メッセージ(5308)をAMF218に送信することができる。ターゲットセルのタイプに応じて、ターゲット(R)AN204tは、このメッセージに適正な情報を含めることができる。ターゲット(R)AN204tに切換えられることになるそれぞれに対して、N2経路切換え要求メッセージ(5308)は、承諾されたQoSフローのリストを含むことができる。
AMF218は次に、N2経路切換え要求(5308)の中で受信したPDUセッションのリスト、および各PDUセッションに対する承諾されたQoSフローのリストと関連付けられた各SMF220に、N11メッセージ(5310)を利用することによってN2 SM情報を送信することができる。ターゲット(R)AN204tに切換えられることになるPDUセッションに対して、N11メッセージを受信すると、SMF220のそれぞれは、既存のUPF212がUE202をサーブし続けられるかどうかを判断する。既存のUPF212がUE202をサーブし続けることができず、既存のUPF212がPDUセッションアンカーではない場合、TS.23.502の節4.9.1.2のステップ3〜ステップ11が行われる。そうでなければ後続のステップが行われる。N2経路切換え要求メッセージに含まれない活性化されたPDUセッションに対して、AMF218は、別々の要求を関連するSMF220に送信することができる。
ターゲット(R)AN204tによって要求されたPDUセッションに対して、SMF220は、N4セッション変更要求メッセージ(5312)をUPF212に送信することができる。メッセージ(5312)は、(R)ANアドレス、ダウンリンクユーザプレーンのトンネル識別子、および承諾されたQoSフローのリストを含むことができる。ターゲット(R)AN204tがサポートできないPDUセッションに対して、SMF220は、このPDUセッションを切換えられることにはならないが解放すべきか保つべきかを判断することができる。PDUセッションが解放される場合、SMF220は、PDUセッション解放手順を始めることができる。PDUセッションが切換えられることにはならないが保たれる場合、SMF220は、PDUセッションのSession-AMBRをゼロにセットするためにN4セッション変更要求(5312)をUPF212に送信することができる。
切換えられることになるPDUセッションに対して、要求されたPDUセッションが切換えられてからUPF212は、N4セッション変更応答メッセージ(5314)をSMF212に返すことができる。メッセージ(5314)は、アップリンクトラフィックのトンネル識別子を含むことができる。切換えられない予定のPDUセッションに対して、UPF212は、N4セッション変更応答メッセージ(5314)を適宜返すことができる。
切換えられることになるPDUセッションに対して、ターゲット(R)AN204tにおける再配列機能を支援するために、UPF212は、経路を切換えた後に旧経路上の1つまたは複数の「エンドマーカ」パケット(5316)を送信することができる。UPF212は、ダウンリンクパケットをターゲット(R)AN204tに送信し始めることができる。
SMF220は次に、成功裏に切換えられたPDUセッションに対するAMF218にN11メッセージACKメッセージ(5318)を送信することができる。メッセージ(5318)はCNトンネル情報を含むことができる。切換えられない予定のPDUセッションに対して、SMF220は、N11メッセージACK(5318)を(R)AN204にAMF218を介して送信することができる。メッセージ(5318)はPDUセッションIDを含み、Session-AMBRを0にセットするN2 SMメッセージを含むことができる。ステップ(5318)は、SMF220においてN4セッション変更応答を受信した後、いつでも発生してよいことに留意されたい。
N11メッセージ応答(5318)がSMF220全てから受信されると、AMF218はこれらの応答から受信したCNトンネル情報を集約し、N2経路切換え要求ACK(5320)の中でN2 SM情報の一部として集約情報をターゲット(R)AN204tに送信することができる。要求されたPDPセッションがどれも成功裏に切換えられなかった場合、AMF218は、N2経路切換え要求失敗メッセージ(5320)をターゲット(R)ANに送信することができる。リソース解放メッセージ(5322)をソース(R)AN204sに送信することによって、ターゲット(R)AN204tはハンドオーバの成功を確認することができる。これは次に、ソース(R)AN204sによるリソースの解放をトリガすることができる。
XnインターフェースのないNG間RANノードのハンドオーバにおいて、ソース(R)AN(S-RAN)204sは、ターゲット(R)AN(T-RAN)204tに対してN2ベースのハンドオーバを始めることができる。これは、例えば、新しい無線状態もしくは負荷分散、ターゲット(R)AN204tへのXn接続がないこと、Xnベースのハンドオーバが成功しなかった後のターゲット(R)AN204tからのエラー指示により、またはS-RAN204sによって知られた動的な情報に基づいてトリガされてよい。
図54は、図53のXnベースのNG間RANハンドオーバ手順(5300)による、ソースRAN204sからターゲットRAN204tにUE202をハンドオーバする方法(5400)の例を流れ図で示す。方法(5400)はAMF218によって行われてよい。方法(5400)は、N2経路切換え要求(5308)メッセージをターゲットRAN204tから受信するようにAMF218が構成されることを含む。次にAMF218は、N11メッセージ(5310)をSMF220に送信する。次にAMF218は、N11メッセージACK(5318)をSMF220から受信する。次にAMF218は、N2経路切換え要求ACK(5320)メッセージをターゲットRAN204tに送信する。他のステップが方法(5400)に追加されてもよい。
図55は、図53のXnベースのNG間RANハンドオーバ手順(5300)による、ソースRAN204sからターゲットRAN204tにUE202をハンドオーバする方法(5500)の別の例を流れ図で示す。方法(5500)はSMF220によって行われてよい。方法(5500)は、N1メッセージ(5310)をAMF218から受信するようにSMF220が構成されることを含む。次にSMF220は、N4セッション変更要求(5312)メッセージをUPF212に送信する。次にSMF220は、N4セッション変更応答(5314)をUPF212から受信する。次にSMFは、N11メッセージACK(5318)をAMF218に送信する。他のステップが方法(5500)に追加されてもよい。
図56は、本発明の1つの実施形態による、ユーザ計画機能再配置のある、XnベースのNG間RANハンドオーバ手順(5600)の例をメッセージフロー図で示す。手順(5600)は、AMF218が変化せず、ソースUPF212sが解放されることになることをSMF220が判定するときに、Xnを使用してソースRAN204sからターゲットRAN204tにUE202をハンドオーバするために使用されてよい。ソースUPF212sは、NGCにおいてN3インターフェースの終端となるUPF212である。ソースUPF212sとソースRAN204sの間、およびターゲットUPF212tとターゲットRAN204tの間のIP接続の存在が想定される。
手順(5600)は、ハンドオーバ準備(5302)およびハンドオーバ実行(5304)を含む。ハンドオーバ実行(5304)は、ソースRAN204sからターゲットRAN204tへのデータの転送(5306)を含む。ターゲットRAN204tは、PDUセッションコンテキスト内のパラメータ「最終データ活動時間」を読むことによって、ソースRAN204sにおいて、いくつかのPDUセッションがN3ステータスフラグ「N3_AT_UPF_UPDATED」を有しているが、データ活動を行っていないかどうかをチェックすることができる。PDUがデータ活動を行っていない期間が、パラメータ、セッション非アクティブタイマーより長くなると、PDUセッションは、データ活動を行っていないものとみなされる。ターゲットRAN204tは、ダウンリンクデータ(5602)をUE202に送信することができる。UE202はアップリンクデータ(5604)を送信することができる。ターゲットRAN204tは、新しいターゲットセルにUE202が移動したこと、ならびに切換えられるか除去されることになるPDUセッションのリスト、ターゲットRAN204tによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションのリスト、およびソースRAN204sによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションのリストを通告するためにN2経路切換え要求メッセージ(5308)をAMF218に送信することができる。ターゲットセルのタイプに応じて、ターゲットRAN204tは、RANタイプ、N3 RANアドレス、およびN3トンネルエンドポイント識別子を含む、各PDUセッションに対するこのメッセージ(5308)に適正な情報を含めることができる。PDUセッションのいくつかのQoSフローをターゲットRAN204tがサポートできない場合、N2経路切換え要求メッセージ(5308)は、このPDUセッションに対する承諾されたQoSフローのリストおよび拒絶されたQoSフローのリストを含むことができる。
次にAMF218は、N2経路切換え要求(5308)の中で受信したPDUセッションのリストと関連付けられた各SMF220にN11メッセージ(5310)を送信することができる。経路が切換えられることを必要とするPDUセッションに対して、N11メッセージ(5310)を受信すると、これらのSMF220のそれぞれは、既存のUPF212がUE202をサーブし続けられるかどうかを判断する。既存のUPF212がUE202をサーブし続けることができず、既存のUPF212がPDUセッションアンカーではない場合、下記で説明されるようなステップ(5606)からステップ(5624)が行われる。そうでなければ、これらの既存のUPF212がUE202をサーブし続けられる場合に、上述のような図53のステップ(5312)からステップ(5318)がこれらのSMF220のそれぞれによって行われる。ソースRAN204sによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションのリスト、およびターゲットRAN204tによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションのリストの中にあるPDUセッションに対して、AMF218はRAN204の情報を格納することができる。ターゲットRAN204tによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションのリストの中の各PDUセッションに対して、AMF218は、PDUセッションIDを転送してPDUセッションがデータ活動を行っていないことを通知するために、N11メッセージ(5310)をSMF220に送信することができる。
SMF220は、ターゲットRAN204tによって要求されないPDUセッションの解放を始めることができる。SMF220は次に、TS23.501の節6.3.3によるUPF選択尺度に基づいて新しいターゲットUPF212tを選択する(5606)ことができる。ターゲットUPF212tのIPアドレスの割当て、ならびにダウンリンクおよびアップリンクのトンネル識別子の配分はSMF220によって行われてよい。(ターゲットRAN204tのアドレス、アップリンクおよびダウンリンクのトンネル識別子を含む)N4セッション確立要求メッセージ(5608)がターゲットUPF212tに送信されてよい。ターゲットUPF212tは、N4セッション確立応答メッセージ(5610)をSMF220に送信することができる。SMF220は、下のステップ(5622)において使用されることになるタイマーをスタートさせることができる。SMF220は、N4セッション変更要求メッセージ(5612)をPDUセッションアンカー212aに送信することができる。PDUセッションアンカー212aは、N4セッション変更応答メッセージ(5614)で応答することができる。この時点でPDUセッションアンカー212aは、ターゲットUPF212tを介してターゲットRAN204tのアドレスおよびトンネル識別子を使用して、ダウンリンクパケット(5616)をターゲットRAN204tに送信し始めることができる。
SMF220は、(CNトンネル情報を含む)N11メッセージACK(5618)をAMF218に送信することができる。N11メッセージ応答(5618)をSMF220から受信した後、ターゲットRAN204tによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションに対して、AMF218は、これらのPDUセッションのパラメータ、N3ステータスフラグをN3_AT_UPF_UPDATEDからN3_AT_UPF_NOT_UPDATEDに変更することができる。N11メッセージ応答(5618)がSMF220全てから受信されると、AMF218は、これらの応答から受信したCNトンネル情報を集約し、N2経路切換え要求ACK(5320)の中でN2 SM情報の一部としてこの集約情報をターゲットRAN204tに送信することができる。要求されたPDPセッションがどれも成功裏に切換えられなかった場合、AMF218は、N2経路切換え要求失敗メッセージをターゲットRAN204tに送信することができる。ターゲットRAN204tにおいて、ターゲットRAN204tによってマークされたデータ活動を行っていないPDUセッションに対して、これらのPDUセッションのパラメータ、N3ステータスフラグは、N3_AT_UPF_UPDATEDからN3_AT_UPF_NOT_UPDATEDに変更されてよい。リソース解放メッセージ(5322)をソースRAN204sに送信することによって、ターゲットRAN204tはハンドオーバの成功を確認する。これは次に、ソースRAN204sによるリソースの解放をトリガする。UE202はここで、アップリンクデータ(5620)を送信することができる。ステップ(5610)の後、タイマーが切れると、SMF220は、(解放原因を含む)N4セッション終了要求(5622)を送信することによってソースUPF212sの解放手順を始めることができる。ソースUPF212sは、リソースの解放を確認するN4セッション終了応答メッセージ(5624)で承認することができる。
図56は、本発明の実施形態による、ユーザ計画機能再配置のある、XnベースのNG間(R)ANハンドオーバ手順(5600)の例をメッセージフロー図でさらに示す。手順(5600)は、AMF218が変化せず、ソースUPF212sが再配置されることになることをSMF220が判断するときに、Xnを使用してソース(R)AN204sからターゲット(R)AN204tにUE202をハンドオーバするために使用されてよい。ソースUPF212sは、NGCにおいてN3インターフェースの終端となるUPF212である。ソースUPF212sとソースRAN204sの間、およびターゲットUPF212tとターゲットRAN204tの間のIP接続の存在が想定される。
手順(5600)は、ハンドオーバ準備(5302)およびハンドオーバ実行(5304)を含む。ハンドオーバ実行(5304)は、ソース(R)AN204sからターゲット(R)AN204tへのデータの転送(5306)を含む。ターゲット(R)AN204tは、新しいターゲットセルにUE202が移動したという指示、および切換えられるか除去されることになるPDUセッションのリストを含むN2経路切換え要求メッセージ(5308)をAMF218に送信する。ターゲットセルのタイプに応じて、ターゲット(R)AN204tは、最終データ活動時間パラメータ、ならびにN3(R)ANアドレスおよびN3トンネルエンドポイント識別子などの(R)AN情報を含む他の情報を、各PDUセッションが切換えられるようにメッセージ(5308)に含める。PDUセッションのQoSフローをターゲット(R)AN204tがサポートできない場合、N2経路切換え要求メッセージ(5308)は、このPDUセッションに対する承諾されたQoSフローのリストおよび拒絶されたQoSフローのリストを含むことができる。
次にAMF218は、N2経路切換え要求(5308)メッセージの中で受信したPDUセッションのリストと関連付けられた各SMF220にN11メッセージ(5310)を送信する。経路切換えを必要とするPDUセッションに対して、N11メッセージ(5310)を受信すると、これらのSMF220のそれぞれは、既存のUPF212がUE202をサーブし続けられるか否かを判断する。既存のUPF212がUE202をサーブし続けることができず、既存のUPF212がPDUセッションアンカーではない場合、後続のステップ(7202608)からステップ(5624)が行われる。そうでなければ、これらの既存のUPF212がUE202をサーブし続けられる場合、上述のような図53のステップ(5312)からステップ(5318)がこれらのSMF220のそれぞれによって行われる。経路切換えが必要とされる各PDUセッションに対して、SMF220は、既存のUPF212が(R)ANトンネル情報で更新されることになるか否かを判断する。
SMF220は、ターゲットRAN204tによって要求されないPDUセッションの解放を始める。切換えられることになるPDUセッションに対して、SMF220は次に、TS23.501の節6.3.3によるUPF選択尺度に基づいて新しいターゲットUPF212tを選択する(5606)。ターゲットUPF212tのIPアドレスの割当て、ならびにダウンリンクおよびアップリンクのトンネル識別子の配分はSMF220によって行われてよい。SMF220は、N4セッション確立要求(5608)メッセージをターゲットUPF212tに送信する。メッセージ(5608)は、ターゲットRAN204tのアドレス、ならびにアップリンクおよびダウンリンクのトンネル識別子を含む。ターゲットUPF212tは、N4セッション確立応答(5610)メッセージをSMF220に送信する。SMF220は、下のステップ(5590)において使用されることになるタイマーをスタートさせることができる。SMF220は、N4セッション変更要求(5550)メッセージをPDUセッションアンカー212aに送信する。PDUセッションアンカー212aは、N4セッション変更応答(5614)メッセージで応答する。この時点でPDUセッションアンカー212aは、ターゲットUPF212tを介してターゲットRAN204tのアドレスおよびトンネル識別子を使用して、ダウンリンクパケット(5616)をターゲットRAN204tに送信し始めることができる。
SMF220は、N11メッセージACK(5618)をAMF218に送信する。メッセージ(5618)は、CNトンネル情報を含む。AMF218において、N11メッセージACK(5318)を受信すると、UPF212に対する(R)AN情報をSMF220が更新しないPDUセッションのN3接続ステータスパラメータはN3_CONNECTEDからN3_DISCONNECTEDに変更される。N11メッセージACK(5318)がSMF220全てから受信されると、AMF218はこれらの応答から受信したCNトンネル情報を集約し、N2経路切換え要求ACK(5320)の中でN2 SM情報の一部としてこの集約情報をターゲット(R)AN204tに送信する。メッセージ(5320)は、UPF212が(R)AN情報で更新されるか否かという各PDUセッションに対する指示を含む。要求されたPDPセッションがどれも成功裏に切換えられなかった場合、AMF218は、N2経路切換え要求失敗メッセージをターゲット(R)AN204tに送信する。ターゲット(R)AN204tにおいて、UPF212が(R)AN情報で更新されないPDUセッションに対して、UPFのN3トンネル情報は削除される。リソース解放(5322)メッセージをソース(R)AN204sに送信することによって、ターゲット(R)AN204tはハンドオーバの成功を確認する。これは次に、ソース(R)AN204sによるリソースの解放をトリガする。
ステップ(7302610)の後、タイマーが切れると、SMF220は、N4セッション終了要求(5622)メッセージをソースUPF212sに送信することによってソースUPF212sの解放手順を始める。メッセージ(5622)は解放原因を含む。ソースUPF212sは、リソースの解放を示すN4セッション終了応答(5624)メッセージで承認する。
図57は、本発明の1つの実施形態による、ULデータ(すなわち新しいULデータパケット)によってトリガされるN3再接続手順(5700)の例をメッセージフロー図で示す。この手順(5700)は、アップリンクデータが(R)AN204に到着するときに(R)AN204においてN3_AT_UPF_NOT_UPDATEDとしてN3ステータスフラグを有するPDUセッションに対する経路切換え更新をトリガするために使用されてよい。UE202は、ULデータチャネルグラント要求またはULデータパケットを(R)AN204に送信することができる(5702)。PDUセッションのN3ステータスフラグがN3_AT_UPF_NOT_UPDATEDである場合、(R)AN204は、N2メッセージ経路切換え要求(5704)をAMF218に送信することができる。メッセージ(5704)は、PDUセッションID(SUPIなど)、ならびに(R)ANタイプ、N3(R)ANアドレス、およびN3トンネルエンドポイント識別子を含む(R)AN情報を含むことができる。代替として、メッセージ(5704)は、PDUセッションIDだけを含むことができる。
AMF218は、(R)AN204から受信したN2メッセージ(5704)を転送するために、N11メッセージ経路切換え要求(5706)をSMF220に送信することができる。メッセージ(5706)は、UE202を識別する識別子(5Gの一時的IDまたはSUPIなど)、ならびに(R)AN情報((R)ANタイプ、N3(R)ANアドレス、およびN3トンネルエンドポイント識別子など)を含むこともできる。SMF220は、N4メッセージセッション変更要求(5708)をUPF212に送信することができる。メッセージ(5708)は、UE202を識別する識別子(5Gの一時的IDまたはSUPIなど)、PDUセッションID、(R)ANトンネル情報(N3(R)ANアドレスおよびN3トンネルエンドポイント識別子など)を含むことができる。UPF212は、要求されたPDUセッションに対する(R)AN204の情報を更新することができる。UPF212は、N4メッセージセッション変更応答(5710)をSMF220に送信することができる。メッセージ(5710)は、UEの識別子(SUPIなど)およびPDUセッションIDを含むことができる。SMF220は、PDUセッションのN3ステータスフラグをN3_AT_UPF_UPDATEDに変更することができる。SMF220は、N11メッセージ経路切換え応答(5712)をAMF218に送信することができる。メッセージ(5712)は、UEの識別子(SUPIなど)およびPDUセッションIDを含むことができる。AMF218は、PDUセッションのN3ステータスフラグをN3_AT_UPF_UPDATEDに変更することができる。AMF218は、経路切換えが完了したことを確認するために、N2メッセージ経路切換え応答(5714)を(R)AN204に送信することができる。メッセージ(5714)はPDUセッションIDを含むことができる。(R)AN204は次に、アップリンクデータパケット(5716)を送信することができる。
図57は、本発明の実施形態による、UPF212の再配置のない、ULデータによってトリガされる最新の経路切換え手順(5700)の例をメッセージフロー図にさらに示す。この手順(5700)は、PDUセッションに対するULグラント要求またはULデータを(R)AN204が受信するときにUPFのN3トンネル情報を有していないPDUセッションに対する経路切換え更新をトリガするために使用されてよい。UPF212は同じままである。SMF220はCNトンネル情報を格納する。UE202は、ULデータチャネルグラント要求またはULデータパケットをPDUセッションに対する(R)AN204に送信する(5702)。UPFのN3トンネル情報が利用できない場合、(R)AN204は、N2メッセージセッション経路切換え要求(5704)をAMF218に送信する。メッセージ(5704)は、PDUセッションID、ならびに(R)ANのN3アドレスおよびN3トンネルエンドポイント識別子などの(R)ANトンネル情報を含む。
AMF218は、N11メッセージセッション経路切換え要求(5706)をSMF220に送信する。メッセージ(5706)は、UE202を識別する識別子(SUPIなど)、およびPDUセッションID、ならびに(R)ANトンネル情報((R)ANタイプ、N3(R)ANアドレス、およびダウンリンクトンネルエンドポイント識別子など)を含む。SMF220は、既存のUPF212がUEのPDUセッションをサーブし続けられるか否かを判断する。既存のUPF212がUE202をサーブし続けることができず、既存のUPF212がPDUセッションアンカーではない場合、TS23.502の節4.9.1.cのステップ(4)からステップ(9)が行われる。既存のUPF212がUE202をサーブし続けられる場合、SMF220は、N4メッセージセッション変更要求(5708)メッセージをUPF212に送信する。メッセージ(5708)は、UEの識別子(SUPIなど)、PDUセッションID、ならびにN3(R)ANアドレスおよびN3トンネルエンドポイント識別子などのN3(R)ANトンネル情報を含む。UPF212は、要求されたPDUセッションに対する(R)AN204のトンネル情報を更新する。UPF212は、N4メッセージセッション変更応答(5710)メッセージをSMF220に送信する。メッセージ(5710)は、SUPIおよびPDUセッションIDを含む。SMF220は、N11メッセージ経路切換え応答(5712)をAMF218に送信する。メッセージ(5712)は、UEの識別子(SUPIなど)、PDUセッションID、および(R)AN204に対するCNトンネル情報を含むN2 SMメッセージを含む。SMF220は、PDUセッションのN3接続ステータスをN3_CONNECTEDに変更する。AMF218は、経路切換えが完了したことを示すN2メッセージ経路切換え応答(5714)メッセージ(R)AN204に送信する。メッセージ(5714)は、PDUセッションID、およびSMF220から受信したN2 SMメッセージを含む。AMF218は、PDUセッションのN3接続ステータスをN3_CONNECTEDに変更する。(R)AN204はCNトンネル情報を更新し、アップリンクデータ(5716)パケットを送信する。
図58は、本発明の1つの実施形態による、DLデータ(すなわち新しいDLデータパケット)によってトリガされるN3再接続手順(5800)の例をメッセージフロー図で示す。この手順(5800)は、ダウンリンクデータがUPF212に到着するときにSMF220においてN3_AT_UPF_NOT_UPDATEDとしてN3ステータスフラグを有するPDUセッションに対するUPF212における経路切換え更新をトリガするために使用されてよい。UPF212は、ダウンリンクデータパケットをDN208から受信することができる(5802)。UPF212は、N4メッセージDLデータ通知(5804)をSMF220に送信することができる。メッセージ(5804)は、UE202を識別する識別子(5Gの一時的な、またはSUPIなど)およびPDUセッションIDを含むことができる。
N3_AT_UPF_NOT_UPDATEDとして現在セットされているN3ステータスフラグに基づいて、SMF220は、N11メッセージ(R)AN情報要求(5806)をAMF218に送信することができる。メッセージ(5806)は、UEの識別子(SUPIなど)およびPDUセッションIDを含むことができる。AMF218は、PDUセッションのN3ステータスフラグをN3_AT_UPF_UPDATEDに変更することができる。AMF218は、N11メッセージ(R)AN情報応答(5808)をSMF220に送信することができる。メッセージ(5808)は、UEの識別子(SUPIなど)、PDUセッションID、ならびに((R)ANタイプ、N3(R)ANアドレス、およびN3(R)ANトンネルエンドポイント識別子を含む)(R)AN情報を含む。SMF220は、N4メッセージセッション変更要求(5810)をUPF212に送信することができる。メッセージ(5810)は、UE202を識別する識別子(5Gの一時的IDまたはSUPIなど)、PDUセッションID、(R)AN情報(N3(R)ANアドレスおよびN3トンネルエンドポイント識別子など)を含むことができる。UPF212は、要求されたPDUセッションに対する(R)AN204の情報を更新することができる。UPF212は、N4メッセージセッション変更応答(5812)をSMF220に送信することができる。メッセージ(5812)は、UEの識別子(SUPIなど)およびPDUセッションIDを含むことができる。メッセージ(5690)を受信した後、SMF220は、PDUセッションのN3ステータスフラグをN3_AT_UPF_UPDATEDに変更することができる。UPF212は、ダウンリンクデータパケット(5814)をUE202に(R)AN204を介して送信することができる。ステップ(5814)はステップ(5812)の前に行われてよいということに留意されたい。
図58の代替実装形態において、メッセージ(5806)を受信した後、AMF218は、UPF212が(R)AN情報で更新されることを通告するN2通知メッセージを(R)AN204に送信することができる。メッセージはPDUセッションIDを含むことができる。(R)AN204は、PDUセッションのN3ステータスフラグをN3_AT_UPF_UPDATEDに変更することができる。(R)AN204は、AMF218から通知メッセージを受信したことを確認するN2メッセージ通知承認をAMF218に送信することができる。
図58の別の代替実装形態において、メッセージ(5812)を受信した後、SMF220は、UPF212が(R)AN情報を更新したことを(R)AN204に通知するために、N2メッセージを(R)AN204にAMF218を介して送信することができる。メッセージはPDUセッションIDを含むことができる。このメッセージを受信した後、(R)AN204は、PDUセッションのN3ステータスフラグをN3_AT_UPF_UPDATEDに変更することができる。
(R)AN-CN間の対話は、N2(例えばNG2)対話、例えばN2解放手順、およびRRC接続された非アクティブな状態のための潜在的手順に関係する手順を含む。
N2解放手順は、UE202に対する論理的なN2シグナリング接続および全てのN3接続を解放するために使用されてよい。手順は、UE202とAMF218の両方においてCN-CONNECTED状態からCN-IDLE状態にUE202を遷移させることになる。すなわち、UE202およびAMF218におけるUEコンテキストは適宜変更されることになる。全てのUE関連コンテキスト情報は(R)AN204において除去されることになる。
例えば、シグナリング伝送の損失により、または(R)ANの故障により、N2シグナリング接続が失われると、(R)AN204およびAMF218によってN2解放手順がローカルに行われてよい。(R)AN204またはAMF218によってN2解放手順がローカルに行われると、各ノードは、(R)AN204とAMF218の間で直接的に示されるシグナリングのいずれかを使用することも依存することもなく、下記の手順フローの中で説明されるような各ノードのアクションをローカルに行う。AMF218の故障によりN2シグナリング接続が失われると、N2シグナリング接続はN2の粘着性を解決することによって解決されることがあり、N2解放をもたらさないことに留意されたい。N2解放手順の開始は、原因によって(R)ANが始めたもの、または原因によってAMFが始めたものでよい。(R)ANが始めた手順の原因は、O&Mの介入、不特定の故障、ユーザ不活動、繰り返されるRRCシグナリングの整合性チェックの失敗、UEが生成したシグナリング接続の解放による解放、RAT間のリダイレクション、等のうちの少なくとも1つである可能性がある。AMFが始めた手順の原因は、認証失敗、デタッチ、等のうちの少なくとも1つである可能性がある。
N2解放手順は、UE202がCM-IDLE状態に入るときにN2接続を解放し、同時にPDUセッションを不活性化するために使用されてよい。図59は、本発明の実施形態による、N2解放およびPDUセッション不活性化手順(5900)の例をメッセージフロー図で示す。手順(5900)は、(R)AN204およびUE202がRRC解放手順(5902)を行うことから始まってよい。RRC解放手順(5902)は、上述のRRC解放手順(600A)に類似していてよい。(R)AN204はUE202と対話してRRCシグナリング接続を解放する。UE202はCM-IDLE状態に入り、全てのPDUセッションを不活性化する。(R)AN204は、(N2メッセージ)N2解放要求(5904)をAMF218に送信することができる。メッセージ(5904)は、O&Mの介入、UE不活動、等などの原因コードを含むことができる。いくつかのシナリオにおいて、ステップ(5902)はステップ(5904)の前に、または並行して始められてよいことを当業者は理解するであろう。AMF218は、(N11メッセージ)N2解放通知メッセージ(5906)をN2解放通知に加入したSMF220に送信することができる。メッセージ(5906)は、UEの識別子(SUPIなど)、RAN情報、および原因コードを含むことができる。SMF220は、PDUセッションが確立されるか活性化されるとデフォルトでAMF218のUE移動イベント通知サービスに加入することができることに留意されたい。このメッセージの中で、AMF218はN2解放イベントをSMF220に通知することになる。AMF218は、セッション状態、すなわちセッションが活性化されるか否かを追跡できるか、そうでなければ認識することができる。AMF218は、活性化されたPDUセッションをサーブするSMF220にセッション状態を通告する。
SMF220は次に、(N4メッセージ)N3解放要求(5908)をUPF212に送信する。メッセージ(5908)は、UEのSUPIおよび不活性化されることになるPDUセッションIDを含むことができる。UPF212は次に、不活性化されることになるPDUセッションのUEのPDUセッションコンテキスト内のN3(R)ANトンネル情報(例えば(R)ANのIPアドレスおよびトンネル識別子)を解放する。UPFは、N3(R)ANトンネル情報の解放を確認する(N4メッセージ)N3解放応答(5910)をSMF220に送信する。UPF212は、不活性化されたPDUセッションのダウンリンクパケットをバッファし始めることができる。SMF220は次に、UPF212において(R)ANトンネル情報が削除されることをAMF218に通告するために、(N11メッセージ)PDUセッションイベントレポート通知(5912)をAMF218に送信する。このメッセージ(5912)は、N2解放通知メッセージ(5906)を承認するためのものである。SMF220は次に、PDUセッションの状態をSession-IDLEに変更することができる。
AMF218は次に、(5906)において通知されたSMF220からの応答全てを集める。SMF220からの承認全てが集められると、またステップ(5902)が行われない場合、AMF218は次に、(N2メッセージ)N2解放応答(5914)を原因コードと共に(R)AN204に送信する。AMF218は、UE202の全てのPDUセッションのセッション状態をSession-IDLEに変更することができる。ステップ(5902)が行われなかった場合、RAN204およびUE202はRRC解放手順(5916)を行う。RRC解放手順(5916)は、上述のRRC解放手順(600A)に類似していてよい。(R)AN204は、RRC接続を解放するためにメッセージをUE202に送信する。UE202はCM-IDLE状態に入り、UE202における全てのPDUセッションがSession-IDLE状態に遷移する。RRC接続解放確認をUE202から受信すると、(R)AN204はUEコンテキストを除去する。次に(R)AN204は、(N2メッセージ)N2解放確認(5918)をAMF218に送信する。N2解放応答(5918)メッセージを受信すると、AMF218はUEコンテキストをCM-IDLE状態にセットし、N2接続を解放する。AMF218は、PDUセッションをサービスするSMFのためのAMF218のUE移動イベント通知サービスへの加入を除去することができることに留意されたい。
図59について説明された実施形態に対する変更形態において、N2解放手順は、UE202がCM-IDLE状態に入るときにN2接続を解放し、同時にPDUセッションを不活性化するために使用されてよい。図60は、本発明の実施形態による、N2解放およびPDUセッション不活性化手順(6000)の別の例をメッセージフロー図で示す。手順(6000)は、(R)AN204およびUE202がRRC解放手順(5902)を行うことから始めることができる。RRC解放手順(5902)は、上述のRRC解放手順(600A)に類似していてよい。(R)AN204はUE202と対話してRRCシグナリング接続を解放する。UE202はCM-IDLE状態に入り、全てのPDUセッションを不活性化する。(R)AN204は、(N2メッセージ)RRC解放通知(5904)をAMF218に送信することができる。メッセージ(6002)は、O&Mの介入、UE不活動、等などの原因コードを含むことができる。いくつかのシナリオにおいて、ステップ(5902)はステップ(6002)の前に、または並行して始められてよいことを当業者は理解するであろう。AMF218は、(N11メッセージ)N2解放通知メッセージ(6004)をN2解放通知に加入したSMF220に送信することができる。メッセージ(6204)は、UEの識別子(SUPIなど)、RAN情報、および原因コードを含むことができる。SMF220は、PDUセッションが確立されるか活性化されるとデフォルトでN2解放通知サービスに加入することができることに留意されたい。AMF218は、セッション状態、すなわちセッションが活性化されるか否かを追跡できるか、そうでなければ認識することができる。AMF218は、活性化されたPDUセッションをサーブするSMF220にセッション状態を通告する。
SMF220は次に、(N4メッセージ)N3解放要求(6006)をUPF212に送信する。メッセージ(6006)は、UEの識別子(SUPIなど)、および不活性化されることになるPDUセッションIDを含むことができる。UPF212は次に、不活性化されることになるPDUセッションのUEのPDUセッションコンテキスト内のN3(R)ANトンネル情報(例えば(R)ANのIPアドレスおよびトンネルエンドポイント識別子)を解放する。UPFは、N3トンネル情報の解放を確認する(N4メッセージ)N3解放応答(6008)をSMF220に送信する。UPF212は、不活性化されたPDUセッションのダウンリンクパケットをバッファし始めることができる。SMF220は次に、解放通知メッセージ(6004)を承認する(N11メッセージ)N2解放通知承認(6010)メッセージをAMF218に送信する。SMF220は次に、PDUセッションの状態をSession-IDLEに変更することができる。
AMF218は次に、(6004)において通知されたSMF220からの応答全てを集める。SMF220からの承認全てが集められると、またステップ(5902)が行われない場合、AMF218は次に、(N2メッセージ)N2解放要求(6012)メッセージを原因コードと共に(R)AN204に送信する。AMF218は、UE202の全てのPDUセッションのセッション状態をSession-IDLEに変更する。ステップ(5902)が行われなかった場合、(R)AN204およびUE202はRRC解放手順(5916)を行う。RRC解放手順(5916)は、上述のRRC解放手順(600A)に類似していてよい。(R)AN204は、RRC接続を解放するためにメッセージをUE202に送信する。UE202はCM-IDLE状態に入り、UE202における全てのPDUセッションがSession-IDLE状態に遷移する。RRC接続解放確認をUE202から受信すると、RAN204はUEコンテキストを除去する。次に(R)AN204は、(N2メッセージ)N2解放応答(6014)をAMF218に送信する。N2解放応答(6014)メッセージを受信すると、AMF218はUEコンテキストをCM-IDLE状態にセットし、N2接続を解放する。
ローカルブレークアウト手順を伴う非ローミングおよびローミングのためのUE202またはネットワークが要求するPDUセッション解放は、UE202がCM-CONNECTED状態にあるときにPDUセッションを解放するために使用されてよい。図61は、本発明の実施形態による、UE202、PCF222、またはSMF220によってトリガされるPDUセッション解放手順(6100)の例をメッセージフロー図で示す。PDUセッション解放手順(6100)のための1つのトリガは、(N1 SMメッセージ)UEセッション解放要求(6102)メッセージをUE202がSMF220に送信するときに発生する。メッセージ(6102)はPDUセッションIDを含むことができる。(R)AN204は、N2接続などの論理インターフェースを超えてメッセージを転送する。AMF218はPDUセッションIDをチェックし、メッセージをSMF220に転送する。AMF218からSMF220に転送されたメッセージは、UEの識別子(SUPIなど)およびN1メッセージPDUセッション解放要求を含む。PDUセッション解放手順(6100)のための別のトリガは、N7メッセージPCFセッション解放要求(6104)メッセージをPCF222がSMF220に送信するときに発生する。PDUセッション解放手順(6100)のための別のトリガは、SMF220独自のロジックによって、またはUE202、AN204(例えば輻輳レポート)、DN208、およびUPF212のうちの少なくとも1つからの要求を受けることによってPDUセッションを解放することをSMF220が判断するときに発生する。
PDUセッション解放手順(6100)がトリガされると、SMF220はUPF212と対話してUPF212におけるPDUコンテキストを解放する。SMF220は、N4メッセージセッション解放要求(6108)メッセージをUPF212に送信する。メッセージ(6108)は、UEの識別子(SUPIなど)およびPDUセッションIDのうちの少なくとも1つを含むことができる。UPF212は、解放されることになるPDUセッションの残りのパケットをドロップし、UEのPDUコンテキストを解放する。UPF212は次に、(N4メッセージ)セッション解放応答(6110)メッセージをSMF220に送信する。動的なポリシが実装される場合、SMF220は、解放されたPDUセッションに関係がある任意のさらなるセッション変更メッセージをPCF222がSMF220に提供しないように、PDU-CAN PDUセッション解放手順(6112)を行うことをPCF222に通告する。SMF220はセッション状態が活性化されるか否かを知っている。SMF220は、PDUセッションが活性化された場合、UE ID(例えばSUPI)、UE202へのN1 SM PDUセッション解放要求、および(R)AN204へのN2 SM PDUセッション解放要求を含むN11メッセージ(6202)をAMF218に送信する。N1 SM PDUセッション解放要求メッセージは、PDUセッションIDおよび原因コードを含むことができる。N2 SM PDUセッション解放要求メッセージは、PDUセッションIDを含むことができる。N1 SMおよびN2 SMメッセージはコンテナの中にカプセル化されてよい。SMF220は、TS23.502の節5.2.2.4の中で定義されるような、AMF218のメッセージ転送サービスを使用して、N1 SMおよびN2 SMメッセージをUE202および(R)AN204に送信することができる。
AMF218は次に、SMF220から受信したメッセージを、N2接続などの論理インターフェースを介して(R)AN204に転送する(6116)。N1 SM PDUセッション解放要求だけを(R)AN204が受信すると、(R)AN204はこのメッセージをUE202に転送する(6118)。N1 SM PDUセッション解放要求およびN2 SM PDUセッション解放要求を(R)AN204が受信すると、(R)AN204はUE202とのRRC接続再構成を行う。この再構成手順の中で(R)AN204は、N1 SMメッセージPDUセッション解放要求をUE202に転送する。(R)AN204およびUE202は、解放されたPDUセッションのための無線リソースを解放する。UE202およびAN204はPDUセッションコンテキストを解放する。ステップ(6224)においてN2 SM PDUセッション解放要求を(R)AN204が受信すると、(R)AN204は、N2 SM PDUセッション解放応答(6120)をSMF220にAMF218を介して送信する。メッセージ(6120)はPDUセッションIDを含むことができる。AMF218は、N2 SM PDUセッション応答をSMF220に転送するためにN11メッセージ(6122)を送信する。メッセージ(6122)は、(R)AN204から受信したUEの識別子(SUPIなど)およびN2 SM PDUセッション応答を含む。ステップ(6118)においてN1 SMメッセージPDUセッション解放要求をUE202が受信してから、UE202は解放されたPDUセッションをサーブするリソースを解放し、PDUセッションコンテキストを削除する。UE202は、N1 SM PDUセッション解放応答(6124)をSMF220に送信する。メッセージはPDUセッションIDを含む。(R)AN204は、N2接続などの論理インターフェースを介してこのメッセージをAMF218に転送する。AMF218は、ステップ(6124)において受信したN1 SM PDUセッション解放応答をSMF220に転送する(6126)ために、N11メッセージを送信する。N11メッセージは、ステップ(6122)において受信したUEの識別子(SUPIなど)およびN1 SM PDUセッション解放応答のうちの少なくとも1つを含むことができる。ステップ(6122)および(6126)においてメッセージを受信した後、SMF220は、イベントトリガがPDUセッション解放である、TS23.502の節5.2.8.1において定義されるようなN11メッセージPDUセッションイベントレポート通知(62046128)メッセージをAMF218に送信する。SMF220およびAMF218は、解放されたPDUセッションのSMF220およびAMF218のPDUセッションコンテキストを削除する。
上述のように手順(6100)は、UE202によってトリガされたPDUセッション解放を行うために使用されてよい。代替として、手順(6100)は、UE202がCM-IDLE状態にあるときにPDUセッションを解放するために、ローカルブレークアウトを伴う非ローミングおよびローミングのための、ネットワークが要求するPDUセッション解放手順のようないくつかの変更形態によって使用されてよい。例えば、UE202がCM-IDLE状態にある場合、AMF218は、PDUセッションを解放するという通知、および解放されることになるPDUセッションIDを搬送するページングメッセージをUE202に送信することになる。残りのステップは手順(6100)に類似している。例えばUE202はN1 SM PDUセッション解放要求をSMF220に送信する。
図61について説明された実施形態に対する変更形態において、ローカルブレークアウトを伴う非ローミングおよびローミングのためのUE202またはネットワークが要求するPDUセッション解放の手順は、UE202がCM-CONNECTED状態またはCM-IDLE状態にあるときにPDUセッションを解放するために使用されてよい。SMF220はUEの接続管理状態を意識しなくてよいが、PDUセッションが活性化されるか否かを知っている。UE202がCM-IDLE状態にある場合、AMF220は、サービス要求手順が行われるときに同期のためにAMF218におけるPDUセッションステータスをUE202に送信することができる。図62は、本発明の実施形態による、UE202またはSMF220によってトリガされるPDUセッション解放手順(6200)の別の例をメッセージフロー図で示す。PDUセッション解放手順(6200)のための1つのトリガは、(N1 SMメッセージ)UEセッション解放要求(6102)メッセージをUE202がSMF220に送信するときに発生する。メッセージ(6102)はPDUセッションIDを含むことができる。(R)AN204は、N2接続などの論理インターフェースを超えてメッセージを転送する。AMF218はPDUセッションIDをチェックし、メッセージをSMF220に転送する。AMF218からSMF220に転送されたメッセージは、UEの識別子(SUPIなど)およびN1メッセージPDUセッション解放要求を含む。PDUセッション解放手順(6200)のための別のトリガは、N7メッセージPCFセッション解放要求(6104)をPCF222がSMF220に送信するときに発生する。PDUセッション解放手順(6100)のための別のトリガは、SMF220独自のロジックによって、またはUE202、AN204(例えば輻輳レポート)、DN208、およびUPF212から要求を受けることによって、SMF220がPDUセッションを解放することを判定するときに発生する。
PDUセッション解放手順(62006200)がトリガされると、SMF220はUPF212と対話してUPF212におけるPDUコンテキストを解放する。SMF220は、N4メッセージセッション解放要求(6108)をUPF212に送信する。メッセージ(6108)は、UEの識別子(SUPIなど)およびPDUセッションIDのうちの少なくとも1つを含むことができる。UPF212は、解放されることになるPDUセッションの残りのパケットをドロップし、UEのPDUコンテキストを解放する。UPF212は次に、(N4メッセージ)セッション解放応答(6110)をSMF220に送信する。動的なポリシが実装される場合、SMF220は、PDU-CAN PDUセッション解放手順(6112)を行うことをPCF222に通告する。SMF220はセッション状態が活性化されるか否かを知っている。SMF220は、PDUセッションが活性化された場合、UE ID(例えばSUPI)、UE202へのN1 SM PDUセッション解放要求、および(R)AN204へのN2 SM PDUセッション解放要求を含むN11メッセージセッション解放通知(6202)をAMF218に送信する。N1 SM PDUセッション解放要求メッセージは、PDUセッションIDおよび原因コードを含むことができる。N2 SM PDUセッション解放要求メッセージは、PDUセッションIDを含むことができる。N1 SMおよびN2 SMメッセージはコンテナの中にカプセル化されてよい。SMF220はAMF218のメッセージ転送サービスを使用して、N1 SMおよびN2 SMメッセージをUE202および(R)AN204に送信することができる。
UEがCM-CONNECTED状態にある場合、AMF218は、SMF220から受信したメッセージを、N2接続などの論理インターフェースを介して(R)AN204に転送する(6116)。N1 SM PDUセッション解放要求だけを(R)AN204が受信すると、(R)AN204はこのメッセージをUE202に転送する(6118)。N1 SM PDUセッション解放要求およびN2 SM PDUセッション解放要求を(R)AN204が受信すると、(R)AN204はUE202とのRRC接続再構成を行う。この再構成手順の中で(R)AN204は、N1 SMメッセージPDUセッション解放要求をUE202に転送する。(R)AN204およびUE202は、解放されたPDUセッションのための無線リソースを解放する。UE202および(R)AN204はPDUセッションコンテキストを解放する。ステップ(6116)においてN2 SM PDUセッション解放要求を(R)AN204が受信すると、(R)AN204は、N2 SM PDUセッション解放応答(6120)をSMF220にAMF218を介して送信する。メッセージ(6120)はPDUセッションIDを含むことができる。AMF218は、N2 SM PDUセッション応答を転送するためにN11メッセージ(6275)をSMF220に送信する。メッセージ(6275)は、(R)AN204から受信したUEの識別子(SUPIなど)およびN2 SM PDUセッション応答を含む。ステップ(6118)においてN1 SMメッセージPDUセッション解放要求をUE202が受信すると、UE202は解放されたPDUセッションをサーブするリソースを解放し、PDUセッションコンテキストを削除する。UE202は、N1 SM PDUセッション解放応答(6122)をSMF220に送信する。メッセージはPDUセッションIDを含む。(R)AN204は、N2接続などの論理インターフェースを介してこのメッセージをAMF218に転送する。AMF218は、ステップ(6122)において受信したN1 SM PDUセッション解放応答を転送する(6124)ためにN11メッセージをSMF220に送信する。N11メッセージは、ステップ(6122)において受信したUEの識別子(SUPIなど)およびN1 SM PDUセッション解放応答のうちの少なくとも1つを含むことができる。ステップ(6275)およびステップ(6124)においてメッセージを受信した後、SMF220は、N11メッセージセッション解放確認(6204)をAMF218に送信する。SMF220およびAMF218は、解放されたPDUセッションのSMF220およびAMF218のPDUセッションコンテキストを削除する。
UE202がCM-IDLE状態にある場合、メッセージ6224、6118、6120、6275、6122、6124、および6204はスキップされる。AMF218は、N11メッセージPDUセッション解放承認(6206)をSMF220に送信する。
AMF218へのセキュア接続の確立を要求するためにCM-IDLE状態にある5GのUE202によって、サービス要求手順が使用されてよい。CM-IDLE状態にあるUE202は、アップリンクシグナリングメッセージ、ユーザデータ、またはネットワークページング要求への応答を送信するためにサービス要求手順を始めることができる。サービス要求メッセージを受信した後、AMF218は認証およびセキュリティ手順を行うことができる。AMF218へのセキュアシグナリング接続の確立後、UE202またはネットワークは、例えばUE202からコアネットワーク206またはSMF220へのPDUセッション確立といったシグナリングメッセージを、AMF220を介して送信することができ、ネットワークによって要求された、および/またはサービス要求メッセージの中で指示されたPDUセッションのためのユーザプレーンのリソース確立を開始することができる。
任意のサービス要求に対して、AMF218は、UE202とコアネットワーク206との間のPDUセッションステータスを同期するために、サービス応答メッセージで応答することができる。AMF218は、ネットワークによるサービス要求の承諾ができない場合、サービス拒絶メッセージでUE202に応答することもできる。ユーザデータによるサービス要求に対して、ネットワークは、ユーザプレーンのリソース確立が成功しない場合、さらなるアクションを行うことができる。下記の図63において論じられるサービス要求手順は(ネットワークにUE202が登録されると)、UE202がCM-CONNECTED状態にあると常にみなされ、ユーザプレーンリソースがアクティブPDUセッションに対して確立していると常にみなされるWiFiネットワークなどのアクセスネットワークに適用できないことに留意されたい。
図63は、本発明の実施形態による、ユーザプレーン機能再配置がなく、セッション不活性化のある、XnベースのNG間(R)ANハンドオーバ手順(6300)の例をメッセージコール図に示す。手順(6300)は、TS23.502の節4.9.1.1に定義されたハンドオーバ手順と、セッション不活性化シグナリングメッセージを組み合わせる。手順(6300)は、ハンドオーバ準備(6302)およびハンドオーバ実行(6304)を含む。ハンドオーバ実行(6304)は、ソース(R)AN204sからターゲット(R)AN204tへのデータの転送(6306)を含む。
ターゲット(R)AN204tは、新しいターゲットセルにUE202が移動したという指示、および切換えられるか除去されることになるPDUセッションのリストを含むN2経路切換え要求(6308)メッセージをAMF218に送信する。ターゲットセルのタイプに応じて、ターゲット(R)AN204tは、このメッセージの中に適正な情報を含める。切換えられることになるPDUセッションは、UPFのN3トンネル情報を有するPDUセッションである。切換えられることになる各PDUセッションに対して、ターゲット(R)AN204tは、最終データ活動時間パラメータ、ならびにN3(R)ANアドレスおよびN3トンネルエンドポイント識別子などの(R)AN情報を含む。PDUセッションのいくつかのQoSフローをターゲット(R)AN204tがサポートできない場合、N2経路切換え要求(6308)メッセージは、このPDUセッションに対する承諾されたQoSフローのリストおよび拒絶されたQoSフローのリストを含む。
AMF218は次に、N2経路切換え要求(6308)メッセージの中で受信したPDUセッションのリストと関連付けられた各SMF220にN11メッセージ(6310)を送信する。経路切換えを必要とするPDUセッションに対して、N11メッセージ(6310)を受信すると、SMF220のそれぞれは、既存のUPF212がUE202をサーブし続けられるか否かを判断する。既存のUPF212がUE202をサーブし続けることができず、既存のUPF212がPDUセッションアンカーではない場合、TS23.502の節4.9.1.2のステップ3〜ステップ11が行われる。そうでなければ、これらの既存のUPF212がUE202をサーブし続けられる場合に、後続のステップ(6312)からステップ(6322)がSMF220のそれぞれによって行われる。経路切換えが必要とされる各PDUセッションに対して、SMF220は、セッションを不活性化すべきか否かを判断する。
SMF220は、ターゲット(R)AN204tによって要求されないPDUセッションの解放を始める。ターゲット(R)AN204tによって要求されたPDUセッションに対して、SMF220は、(R)ANアドレス、ダウンリンクユーザプレーンのトンネル識別子、およびもしあれば承諾されたフローのリストを含むN4セッション変更要求(6312)をUPF212に送信する。不活性化されることになるPDUセッションに対して、SMF220は、これらのPDUセッションに対するN4セッション変更要求(6312)メッセージをUPF212に送信する。メッセージ(6312)は、(R)ANアドレス、およびダウンリンクユーザプレーンのトンネルエンドポイント識別子を含む(R)ANのN3トンネル情報の解放を指示する。UPF212は、要求されたPDUセッションが切換えられるか変更されてから、N4セッション変更応答(6314)メッセージをSMF212に返す。メッセージ(6314)は、アップリンクトラフィックのトンネル識別子を含む。経路切換えを必要とするPDUセッションに対するターゲット(R)AN204tにおける再配列機能を支援するために、UPF212は、経路を切換えた直後に旧経路上の1つまたは複数の「エンドマーカ」パケット(6316)を送信する。UPF212は、ダウンリンクパケット(6318)をターゲット(R)AN204tに送信し始める。
SMF220は、成功裏に切換えられたPDUセッションに対するN11メッセージACK(6320)メッセージをAMF218に送信する。メッセージ(6320)はCNトンネル情報を含み、(R)ANのN3トンネル情報が更新される(例えば経路が切換えられる)か不活性化される(例えば経路が解放される)かを示す。N11メッセージACK(6320)は、PDUセッションを(R)AN204が不活性化するためのPDUセッションIDを含むN2 SMメッセージを含む。SMF220において、不活性化されるPDUセッションに対して、セッション状態パラメータはSession-IDLEに変更される。ステップ(6320)は、SMF220においてN4セッション変更応答(6314)メッセージを受信した後、いつでも発生してよいことに留意されたい。
N11メッセージACK(6320)を受信すると、AMF218は、PDUセッションのセッション状態を適宜セットする。N11メッセージACK(6320)応答がSMF220全てから受信されると、AMF218は、これらの応答から受信したCNトンネル情報を集約し、N2経路切換え要求ACK(6322)メッセージの中でN2 SM情報の一部、および(不活性化されることになるPDUセッションIDを含む)N1メッセージセッション不活性化要求として、ターゲットRAN204tにこの集約情報を送信する。要求されたPDPセッションがどれも成功裏に切換えられなかった場合、AMF218は、N2経路切換え要求失敗メッセージをメッセージ(6322)としてターゲット(R)AN204tに送信する。ターゲット(R)AN204tにおいて、不活性化されることになるPDUセッションに対して、UPFのN3トンネル情報は削除される。(R)AN204tは、N1メッセージセッション不活性化要求(6324)メッセージをRRCメッセージの中でUE202に転送する。UE202は、N1 SMメッセージの中で示されるPDUセッションのセッション状態をSession-IDLEにセットする。UE202は、不活性化されたPDUセッションの無線コンテキストを解放する。UE202は、N1メッセージセッション不活性化応答(6326)メッセージを、ターゲット(R)AN204tを介してAMF218に送信する。リソース解放メッセージ(6328)をソースRAN204sに送信することによって、ターゲット(R)AN204tはハンドオーバの成功を確認する。これは次に、ソースRAN204sによるリソースの解放をトリガする。
図64は、本発明の実施形態による、UEがトリガするサービス要求手順(6400)の例をメッセージフロー図で示す。UE202は、PDUセッションID、セキュリティパラメータ、およびPDUセッションステータスを含むMM NASサービス要求(6402)メッセージを(R)AN204に送信することができる。UE202は、RRCメッセージの中にカプセル化されたAMF218へのNASメッセージサービス要求をRAN204に送信する。ユーザデータのためのサービス要求がトリガされると、UE202は、UE202が使用することを要求しているPDUセッションを示すために、NASサービス要求メッセージ(6402)の中にPDUセッションIDを含める。シグナリングだけのためのサービス要求がトリガされると、UE202は、いずれのPDUセッションIDも含める必要はない。ページング応答のためにこの手順(6400)がトリガされるとき、いくつかのPDUセッションをUE202が使用する必要がある場合、UE202は、MM NASサービス要求メッセージ(6402)の中にこれらのPDUセッションIDを含める。そうでなければUE202は、いずれのPDUセッションIDも含める必要はない。PDUセッションステータスは、UE202において利用できるPDUセッションを示す。PDUセッションステータスは、UE202がCM-IDLE状態にあるときに、いくつかのPDUセッションをUE202が解放したがAMF218に通告していない場合に含まれる。
(R)AN204は次に、MM NASサービス要求、5Gの一時的ID、位置情報、RATタイプ、およびRRC確立原因を含むN2メッセージ(6404)をAMF218に送信する。AMF218がサービス要求をハンドリングできない場合、AMF218はサービス要求を拒絶することになる。5Gの一時的IDはRRC手順の中で得られる。RAN204は、この一時的IDに従ってAMF218を選択する。位置情報およびRATタイプはUE202があるセルに関係する。PDUセッションステータスに基づいてAMF218は、UE202においてPDUセッションが利用できない場合、PDUセッション解放手順を始めることができる。
サービス要求が整合性保護されて送信されなかったか、整合性保護が失敗したと示される場合、AMF218は、NAS認証/セキュリティ手順(6406)を始めることができる。シグナリング接続だけを確立するためにUE202がサービス要求をトリガした場合、セキュリティ交換の後に、UE202およびネットワークはシグナリングを送信することができる。
MM NASサービス要求メッセージがPDUセッションIDを含む場合、またはSMF220によってこの手順(6400)がトリガされるが、UE202からのPDUセッションIDが、手順をトリガするSMF220以外のSMF220に関係がある場合、AMF218は、PDUセッションIDと関連付けられたSMF220にN11メッセージ(6408)を送信する。N11メッセージ(6408)を受信した後、各SMF220は、PDUセッションのためのユーザプレーンを確立するためにN11メッセージ(6410)をAMF218に送信する。メッセージ(6410)は、QoSプロフィールおよびCN N3トンネル情報などのN2 SM情報を含む。N2 SM情報は、RAN204にAMF220が提供できる情報を含む。
AMF218は、SMF220から受信したN2 SM情報、セキュリティコンテキスト、AMFシグナリング接続ID、ハンドオーバ制約リスト、およびMM NASサービス承諾を含むN2要求(6412)メッセージを(R)AN204に送信することができる。RAN204は、セキュリティコンテキスト、AMFシグナリング接続ID、活性化されるPDUセッションのQoSフローに関するQoS情報、およびN3トンネルIDをUE RANコンテキストに格納する。MM NASサービス承諾は、AMF218におけるPDUセッションステータスを含む。PDUセッションステータスは、UE202がCM-IDLE状態にあるときにいくつかのPDUセッションをコアネットワークが解放したが、UE202に通告していない場合に含まれる。AMF218は、PDUセッションのユーザプレーンのセットアップのために手順(6400)がトリガされる場合、SMF220からの少なくとも1つのN2 SM情報要素を含めることができる。AMF218は、もしあれば、N2トンネルセットアップ要求などの別々のN2メッセージの中でSMF220からのさらなるN2 SM情報を送信することができる。代替として、複数のSMF220が関わる場合、AMF218は、SMF220からのN11メッセージ全てが受信されてから、1つのN2要求メッセージを(R)AN204に送信することができる。このようなシナリオにおいて、N2要求メッセージは、N11メッセージのそれぞれの中で受信したN2 SM情報、およびAMF218が応答を関連するSMF220に関連付けられるようにする情報を含む。
(R)AN204は、活性化されたPDUセッションのQoSフロー全てに関するQoS情報、およびDRBに応じて、UE202とのRRC接続再構成(6414)手順を行うことができる。ユーザプレーンのセキュリティはこのステップにおいて確立される。(R)AN204は、MM NASサービス承諾をUE202に転送する。UE202は、5GのCN206において利用できないPDUセッションのコンテキストをローカルに削除する。
ユーザプレーンの無線リソースがセットアップされた後、UE202からのアップリンクデータはここで、(R)AN204に転送されてよい(6416)。5GのRAN204は、ステップ(6408)およびステップ(6410)において提供されたUPF212のアドレスおよびトンネルIDにアップリンクデータを送信する。(R)AN204は、(R)ANトンネル情報などのN2 SM情報、活性化されたPDUセッションのための承諾されたQoSフローのリスト、および活性化されたPDUセッションのための拒絶されたQoSフローのリストを含むN2要求ACK(6418)をAMF218に送信することができる。メッセージ(6418)は、例えばRANトンネル情報といったN2 SM情報要素を含むことができる。(R)AN204は、ステップ(6412)においてAMF224が別々のN2メッセージを送信する場合、N2トンネルセットアップ応答などの別々のN2メッセージでN2 SM情報を送信することができる。複数のN2 SM情報要素がN2要求メッセージ(6412)に含まれる場合、N2要求ACK(6418)は、複数のN2 SM情報要素、およびAMF218が応答を関連するSMF220に関連付けられるようにする情報を含むことができる。AMF218は、RANトンネル情報、およびRATタイプなどのN2 SM情報を含むN11メッセージ(6420)を、承諾されたPDUセッションごとにSMF220に送信することができる。ステップ(6418)においてN2 SM情報(1つまたは複数の要素)をAMF218が受信すると、AMF218は、N2 SM情報を関連するSMF220に転送する。最後のレポートされたUEのタイムゾーンと比べてUEのタイムゾーンが変化した場合、AMF218は、このメッセージ(6420)の中にUEのタイムゾーンIEを含む。動的なPCCが導入される場合、SMF220は、IP-CANセッション変更(6422)を任意選択で始め、新しい位置情報をPCF222に提供することができる。
SMF220は、RANトンネル情報を含むN4セッション更新要求(6424)メッセージをUPF212に送信することができる。ユーザプレーンがセットアップされるか変更されることになる場合、SMF220はN4セッション変更手順を始め、RANトンネル情報を提供する。UPF212は次に、N4セッション更新応答(6426)メッセージをSMF220に送信することができる。SMF220は次に、N11メッセージACK(6426)メッセージをAMFに送信することができる。
セッション状態は、データを送受信するためにUE202がPDUセッションを活性化したことを示すために使用されてよい。2つのタイプのセッション状態は、アクティブ状態(「Session-ACTIVE」状態と名付けられることもある)、およびアイドル状態(「Session-IDLE」状態と名付けられることもある)を含む。UE202、サービングAMF218、およびサービングSMF220は、セッション状態ステータスをローカルに維持することができる。
PDUセッションがSession-IDLE状態にあるとき、UE202とN3トンネル終端UPF212との間のUPデータ接続は確立されない。UEは、Session-IDLE状態ではデータを送受信しない。(R)AN204は、Session-IDLE状態にあるPDUセッションコンテキストを有していない。N3接続終端UPF212はUEのPDUセッションコンテキストを有するが、(R)ANのN3接続情報は有していない(例えば、(R)AN204のIPアドレスもN3トンネルエンドポイント識別子もない)。SMF220は、SMF220に関連するUEのPDUセッションコンテキスト情報を格納することができるが、(R)AN204の情報は格納しない。AMF218は、AMF218に関連する全てのUEのPDUセッションコンテキスト情報を格納することができる。
PDUセッションがSession-ACTIVE状態にあるとき、UE202はデータを送受信することができる。UE202と(R)AN204の間のUuインターフェースは、Session-ACTIVE状態において確立される。PDUセッションが活性化されるとき、N3接続は確立される。UE202は、DRB情報を含む全てのPDUセッションコンテキスト情報にアクセスできる。AMF218は、AMF218に関連する全てのUEのPDUセッションコンテキスト情報を格納する。SMF220は、SMF220に関連する全てのUEのPDUセッションコンテキスト情報を格納する。
表3は、様々なネットワークエンティティに関するSession-ACTIVEおよびSession-IDLE状態を説明する。
図64は、本発明の実施形態による、CM-IDLE状態においてUEがトリガするサービス要求手順(6400)の例をメッセージフロー図にさらに示す。UE202は、PDUセッションID、セキュリティパラメータ、およびPDUセッションステータスを含むMM NASサービス要求(6402)メッセージを(R)AN204に送信することができる。UE202は、RRCメッセージの中にカプセル化されたAMF218へのNASメッセージサービス要求(6402)をRAN204に送信することができる。RRCメッセージは、5Gの一時的IDを搬送するために使用されてよい。ユーザデータのためのサービス要求がトリガされると、UE202は、UE202が使用するのを要求しているPDUセッションを示すために、NASサービス要求メッセージ(6402)の中にPDUセッションIDを含めることができる。シグナリングだけのためのサービス要求がトリガされると、UE202は、いずれのPDUセッションIDも含める必要はない。ページング応答のためにこの手順(6400)がトリガされるとき、いくつかのPDUセッションをUE202が使用する必要がある場合、UE202は、MM NASサービス要求メッセージ(6402)の中にこれらのPDUセッションIDを含めることができる。そうでなければUE202は、いずれのPDUセッションIDも含める必要はない。PDUセッションステータスは、UE202において利用できるPDUセッションを示す。
(R)AN204は次に、MM NASサービス要求、5Gの一時的ID、位置情報、RATタイプ、およびRRC確立原因を含むN2メッセージ(6404)をAMF218に送信することができる。AMF218がサービス要求をハンドリングできない場合、AMF218はサービス要求を拒絶することになる。5Gの一時的IDはRRC手順の中で得られる。RAN204は、この一時的IDに従ってAMF218を選ぶことができる。位置情報およびRATタイプはUE202があるセルに関係する。PDUセッションステータスに基づいてAMF218は、UE202においてPDUセッションが利用できない場合、PDUセッション解放手順を始めることができる。
サービス要求が整合性保護されて送信されなかったか、整合性保護が失敗したと示される場合、AMF218は、NAS認証/セキュリティ手順(6406)を始めることができる。シグナリング接続だけを確立するためにUE202がサービス要求をトリガした場合、セキュリティ交換の後に、UE202およびネットワークはシグナリングを送信することができる。
MM NASサービス要求メッセージがPDUセッションIDを含む場合、またはSMF220によってこの手順(6400)がトリガされるが、UE202からのPDUセッションIDが、手順をトリガするSMF220以外のSMF220に関係がある場合、AMF218は、PDUセッションIDと関連付けられたSMF220にN11メッセージ(6408)を送信する。N11メッセージ(6408)を受信した後、各SMF220は、PDUセッションのためのユーザプレーンを確立するためにN11メッセージ(6410)をAMF218に送信する。メッセージ(6410)は、QoSプロフィールおよびCN N3トンネル情報などのN2 SM情報を含む。N2 SM情報は、RAN204にAMF220が提供できる情報を含む。
AMF218は、SMF220から受信したN2 SM情報、セキュリティコンテキスト、AMFシグナリング接続ID、ハンドオーバ制約リスト、およびMM NASサービス承諾を含むN2要求(6412)メッセージを(R)AN204に送信することができる。RAN204は、セキュリティコンテキスト、AMFシグナリング接続ID、活性化されるPDUセッションのQoSフローに関するQoS情報、およびN3トンネルIDをUE RANコンテキストに格納することができる。MM NASサービス承諾は、AMF218におけるPDUセッションステータスを含む。AMF218は、PDUセッションのユーザプレーンのセットアップのために手順(6400)がトリガされる場合、SMF220からの少なくとも1つのN2 SM情報要素を含むことができる。AMF218は、N2トンネルセットアップ要求などの別々のN2メッセージの中で、もしあれば、さらなるN2 SM情報をSMF220から送信することができる。代替として、複数のSMF220が関わる場合、AMF218は、SMF220からのN11メッセージ全てを受信した後、1つのN2要求メッセージを(R)AN204に送信することができる。このようなシナリオにおいて、N2要求メッセージは、N11メッセージのそれぞれの中で受信したN2 SM情報、およびAMF218が応答を関連するSMF220に関連付けられるようにする情報を含む。
(R)AN204は、活性化されたPDUセッションのQoSフロー全てに関するQoS情報、およびDRBに応じて、UE202とのRRC接続再構成(6414)手順を行うことができる。ユーザプレーンのセキュリティはこのステップにおいて確立される。(R)AN204は、MM NASサービス承諾をUE202に転送することができる。UE202は、5GのCN206において利用できないPDUセッションのコンテキストをローカルに削除することができる。QoSフローのうちの少なくとも1つを(R)AN204が承諾する場合、UE202は、PDUセッションの活性化状態を格納することができる。そうでなければUE202は、サービス要求を(R)AN204によって承諾されないものとみなす。
ユーザプレーンの無線リソースがセットアップされてから、UE202からのアップリンクデータはここで、(R)AN204に転送されてよい(6416)。5GのRAN204は、ステップ(6408)およびステップ(6410)において提供されたUPF212のアドレスおよびトンネルIDにアップリンクデータを送信する。少なくとも1つのQoSフローを(R)AN204が承諾すると、(R)AN204からのメッセージは、(PDUセッションID、(R)ANトンネル情報などのN2 SM情報、活性化されたPDUセッションのための承諾されたQoSフローのリスト、および活性化されたPDUセッションのための拒絶されたQoSフローのリストを含む)N2拒絶ACKを含むN2要求ACK(6418)をAMF218に送信することができる。メッセージ(6418)は、例えばRANトンネル情報といったN2 SM情報要素を含むことができる。(R)AN204は、ステップ(6412)においてAMF224が別々のN2メッセージを送信する場合、N2トンネルセットアップ応答などの別々のN2メッセージでN2 SM情報を送信することができる。複数のN2 SM情報要素がN2要求メッセージ(6412)に含まれる場合、N2要求ACK(6418)は、複数のN2 SM情報要素、およびAMF218が応答を関連するSMF220に関連付けられるようにする情報を含むことができる。(R)AN204がPDUセッションを承諾しない場合、(R)AN204は、N2 SM要求が承諾されないこと、および原因コードをAMF218に示すN2要求ACKメッセージ(6418)を送信することができる。メッセージ(6418)は、PDUセッションID、(PDUセッション拒絶、および原因コードを含む)N2 SM情報を含むことができる。
AMF218は、PDUセッションID、RANトンネル情報などのN2 SM情報、およびRATタイプを含むN11メッセージ(6420)を、承諾されたPDUセッションごとにSMF220に送信することができる。ステップ(6418)においてN2 SM情報(1つまたは複数の要素)をAMF218が受信すると、AMF218は、N2 SM情報を関連するSMF220に転送する。最後のレポートされたUEのタイムゾーンと比べてUEのタイムゾーンが変化した場合、AMF218は、このメッセージ(6420)の中にUEのタイムゾーンIEを含める。PDUセッションが承諾されると、また動的なPCCが導入される場合、SMF220は、IP-CANセッション変更(6422)を任意選択で始めることができ、新しい位置情報をPCF222に提供する。SMF220は、RANトンネル情報を含むN4セッション更新要求(6424)メッセージをUPF212に送信することができる。ユーザプレーンがセットアップされるか変更されることになる場合、SMF220はN4セッション変更手順を始め、RANトンネル情報を提供する。UPF212は次に、N4セッション更新応答(6426)メッセージをSMF220に送信することができる。SMF220は次に、N11メッセージACK(6426)メッセージをAMFに送信することができる。メッセージ(6426)は、PDUセッションIDおよびPDUセッション状態を含むことができる。SMF2225は、(活性化されたか不活性化された)PDUセッション状態をAMF218に示すことができる。
CM-CONNECTED状態においてUEがトリガするサービス要求手順は、PDUセッションのためのユーザプレーンリソースの確立を要求するために、CM-CONNECTED状態にある5GのUE202によって使用されてよい。ネットワークは、ユーザプレーンのリソース確立が成功しない場合、さらなるアクションを行うことができる。図77に示される手順は(ネットワークにUE202が登録されると)、UE202がCM-CONNECTED状態にあると常にみなされ、ユーザプレーンリソースがアクティブPDUセッションに対して確立していると常にみなされるアクセスネットワークに適用できないということに留意されたい。
図65は、本発明の実施形態による、UPF212再配置のない、DLデータによってトリガされる最新の経路切換え手順(6500)の例をメッセージフロー図で示す。この手順(6500)は、DLデータがUPF212に到着し、UPF212がDLトンネル情報を有していないときに経路切換え更新をトリガするために使用されてよい。UPF212は、ダウンリンクデータパケット(6502)をDN208から受信する。(R)ANのN3トンネル情報が利用できない場合、UPF212は、N4メッセージDLデータ通知(6504)メッセージをSMF220に送信する。メッセージ(6504)は、UEの識別子(SUPIなど)およびPDUセッションIDを含む。SMF220は、N4メッセージDLデータ通知承認(6506)メッセージをUPF212に送信する。代替として、承認(6506)は、転送ネットワークメッセージプロトコルによって行われてよい。
N3接続ステータスが現在、N3_DISCONNECTEDにセットされている場合、SMF220は、N11メッセージ(R)AN情報要求(6508)メッセージをAMF218に送信する。メッセージ(6508)は、UEの識別子(SUPIなど)、PDUセッションID、ならびに(R)AN204のための(UPFアドレス、およびUPFのN3トンネルエンドポイント識別子などの)CNトンネル情報を含むN2 SMメッセージを含む。AMF218は、PDUセッションIDおよびN2 SMメッセージを含むN2メッセージ経路切換え通知(6510)メッセージを(R)ANに送信する。(R)AN204はCNトンネル情報を更新する。(R)AN204は、N2メッセージ経路切換え通知承認(6512)メッセージをAMF218に送信する。メッセージ(6512)は、PDUセッションID、ならびに(R)ANアドレスおよびトンネルエンドポイント識別子などの(R)ANトンネル情報を含む。AMF218は、N11メッセージの(R)AN情報応答(6514)メッセージをUPF212に送信する。メッセージ(6514)は、UEの識別子(SUPIなど)、PDUセッションID、ならびに(R)ANタイプ、N3(R)ANアドレス、およびN3トンネルエンドポイント識別子を含む(R)ANトンネル情報を含む。AMF218は、PDUセッションのN3接続ステータスをN3_CONNECTEDに変更する。
SMF220は、N4メッセージセッション変更要求(6516)メッセージをUPF212に送信する。メッセージ(6516)は、UEの識別子(SUPIなど)、PDUセッションID、ならびに(R)ANのN3アドレスおよびダウンリンクトンネルエンドポイント識別子などの(R)ANのN3トンネル情報を含む。UPF212は、要求されたPDUセッションに関する(R)ANトンネル情報を更新する。UPF212は、N4メッセージセッション変更応答(6518)をSMF220に送信する。メッセージ(6518)は、UEの識別子およびPDUセッションIDを含む。SMF220は、PDUセッションのN3接続ステータスをN3_CONNECTEDに変更する。UPF212は、ステップ(6516)およびステップ(6518)の前に、または後に、ダウンリンクデータパケットをUE202に(R)AN204を介して送信することができる。
図66は、本発明の実施形態による、UPF212再選択のある、ULデータによってトリガされる最新の経路切換え手順(6600)の例をメッセージフロー図で示す。この手順(6600)は、ULデータを送信するのをUE202が要求するときに経路切換え更新をトリガするために使用されてよい。UPF212は再選択されてもされなくてもよい。この手順(6600)は、図57において定義されるようなアップリンクデータによってトリガされる最新の経路切換えに関する手順、および図68において定義されるようなUPF212の再配置に関する手順という2つの手順に分けられてよい。
UE202は、ULデータチャネルグラント要求メッセージまたはULデータパケット(6602)をPDUセッションに対する(R)AN204に送信する。(R)AN204においてUPFのN3トンネル情報が利用できない場合、(R)AN204は、N2メッセージセッション経路切換え要求(6604)メッセージをAMF218に送信する。メッセージ(6604)は、PDUセッションID、ならびに(R)ANアドレスおよび(R)ANのN3トンネルエンドポイント識別子などの(R)ANトンネル情報を含む。AMFは次に、UEの識別子(SUPIなど)、PDUセッションID、ならびに(R)ANタイプ、N3(R)ANアドレスおよびダウンリンクトンネルエンドポイント識別子などの(R)ANトンネル情報を含む、N11メッセージセッション経路切換え要求(6606)メッセージをSMF220に送信する。
SMF220は、TS23.502の節6.3.3にある尺度に基づいて、PDUセッションをサーブすることになるターゲットUPF212tを選択する(6608)。SMF220は、N3アップリンクトンネルエンドポイント識別子などのN3トンネル情報を割り当てる。SMF220は、N4メッセージセッション確立要求(6610)メッセージをターゲットUPF212tに送信する。メッセージ(6610)は、PDUセッションID、QoSポリシ、課金ポリシ、および(R)ANトンネル情報を含む。(R)ANトンネル情報は、(R)ANアドレス、ダウンリンクトンネルエンドポイント識別子、ならびにアンカーUPFアドレスおよびN9ダウンリンクトンネルエンドポイント識別子などのN3およびN9のダウンリンクトンネル情報を含むことができる。ターゲットUPF212tは、(R)ANトンネル情報およびアンカーUPF212aのトンネル情報を更新する。ターゲットUPF212tは、N4メッセージセッション確立応答(6612)メッセージをSMF220に送信する。メッセージ(6612)は、UEの識別子(SUPIなど)およびPDUセッションIDを含む。
SMF220は、N4メッセージセッション変更要求(6614)メッセージを(セッションアンカーUPFなどの)アンカーUPF212aに送信する。メッセージ(6614)は、UEの識別子(SUPIなど)、ならびにターゲットUPFアドレスおよびN9アップリンクトンネルエンドポイント識別子などのN9ターゲットUPFトンネル情報を含む。アンカーUPF212aは、ターゲットUPFトンネル情報を更新する。アンカーUPF212aは、N4メッセージセッション変更応答(6616)メッセージをSMF220に送信する。SMF220は、N11メッセージセッション経路切換え応答(6618)メッセージをAMF218に送信する。メッセージ(6618)は、UEの識別子(SUPIなど)、PDUセッションID、および(R)AN204に対するN3 CNトンネル情報を含むN2 SMメッセージを含む。SMF220は、PDUセッションのN3接続ステータスをN3_CONNECTEDに変更する。SMF220は、ステップ(6624)において使用されることになるタイマーをスタートさせる。
AMF218は、経路切換えが完了されたことを示すN2メッセージセッション経路切換え応答(6620)メッセージを(R)AN204に送信する。メッセージ(6620)は、PDUセッションID、およびSMF220から受信したN2 SMメッセージを含む。AMF218は、PDUセッションのN3接続ステータスをN3_CONNECTEDに変更する。(R)AN204はCNトンネル情報を更新し、アップリンクデータパケット(6622)を送信する。ステップ(6618)においてセットされたタイマーが切れると、SMF220は、N4メッセージセッション終了要求(6624)メッセージをソースUPF212sに送信する。メッセージ(6624)は、UEの識別子(SUPIなど)およびPDUセッションIDを含む。ソースUPF212sは、PDUセッションコンテキストを削除する。ソースUPF212sは、N4メッセージセッション終了応答(6626)をSMF220に送信する。
図67は、本発明の実施形態による、UPF212再選択のある、DLデータによってトリガされる最新の経路切換え手順(6700)の例をメッセージフロー図で示す。この手順(6700)は、DLデータがUPF212に到着することによってトリガされる最新の経路切換えのために使用されてよい。まずCNは、UPF212再選択のない経路切換え手順を行う。その後、UPF212が再配置される必要があることをSMF220が判断すると、SMF220はUPF212再選択手順を行う。
PDUセッションに対するアンカーUPF212aは、ダウンリンクデータパケット(6702)をソースUPF212sに送信する。次に、UPF212再選択のない、DLデータによってトリガされる最新の経路切換え手順(6500)のステップ(6504)からステップ(6520)が行われる。SMF212は新UPF212を選択する(6704)。新UPF212が選択されると(6704)、UPF212再選択手順(6800)が行われる。
図68は、本発明の実施形態による、UPF212再選択手順(6800)の例をメッセージフロー図で示す。この手順(6800)は、N3接続の終端となる新UPF212を確立するために使用されてよい。SMF220は、TS23.502の節6.3.3にある尺度に基づいて、PDUセッションをサーブすることになるターゲットUPF212tを選択する。SMF220は、N3トンネル情報(N3アップリンクトンネルエンドポイント識別子など)、およびN9トンネル情報(N9アンカーUPFアドレスおよびN9アップリンクトンネルエンドポイント識別子など)を割り当てる。SMF220は、N4メッセージセッション確立要求(6802)メッセージをターゲットUPF212tに送信する。メッセージ(6802)は、PDUセッションID、QoSポリシ、課金ポリシ、ならびに(R)ANアドレス、ダウンリンクトンネルエンドポイント識別子などの(R)ANトンネル情報、ならびにN3およびN9トンネル情報を含む。ターゲットUPF212tは、(R)AN、N3、およびN9トンネル情報を更新する。ターゲットUPF212tは、N4メッセージセッション確立応答(6804)メッセージをSMF220に送信する。メッセージ(6804)は、UEの識別子(SUPIなど)およびPDUセッションIDを含む。
SMF220は、N4メッセージセッション変更要求(6806)メッセージを(セッションアンカーUPFなどの)アンカーUPF212aに送信する。メッセージ(6806)は、UEの識別子(SUPIなど)、ならびにターゲットUPFアドレスおよびN9ダウンリンクトンネルエンドポイント識別子などのN9ターゲットUPFトンネル情報を含む。アンカーUPF212aは、ターゲットUPF212tのトンネル情報を更新する。アンカーUPF212aは、N4メッセージセッション変更応答(6808)メッセージをSMF220に送信する。アンカーUPF212aは、ダウンリンクデータ(6810)をUE202にターゲットUPF212tを介して送信することができる。SMF220は、AMF218のメッセージ転送サービス使用することによってN2 SMメッセージセッション変更要求(6812)メッセージを(R)AN204に送信する。AMF218へのメッセージ(6812)は、UEの識別子(SUPIなど)、ならびにPDUセッションID、ならびに(UPFアドレスおよびトンネルエンドポイント識別子などの)N3トンネル情報を含む(R)AN204へのN2 SMメッセージセッション変更要求メッセージを含む。(R)AN204はN3トンネル情報を格納し、N2 SMメッセージセッション変更応答(6814)メッセージをSMF220にAMF218を介して送信する。メッセージ(6814)は、PDUセッションIDを含む。AMF218はUEの識別子(SUPIなど)を追加し、N2 SMメッセージセッション変更応答メッセージをSMF220に転送する。UE202および(R)AN204は、ULデータ(6816)をターゲットUPF212tおよびアンカーUPF212aに送信することができる。SMF220は、N4メッセージセッション終了要求(6818)メッセージをソースUPF212sに送信する。ソースUPF212sは、N4メッセージセッション終了応答(6820)メッセージをSMF220に送信する。
SMF220がPDUセッションを不活性化した直後にN2 UEコンテキスト解放要求が行われると、(R)AN204は、UPF212がSMF220から命令を受信し、ダウンリンクパケットをバッファし始める前に、N3インターフェースおよび(Uuを含む)無線インターフェース情報を解放することができる。したがってUPF212は、UEコンテキスト情報を(R)AN204が有していない(R)AN204に、いくつかのダウンリンクパケットを転送できる可能性がある。したがって(R)AN204は、パケットがドロップされたことをUPF212が認識していないので、パケットがドロップされると重要な情報が失われること、および/または正しくない請求書送付に至る可能性のあるこれらのパケットをドロップする可能性がある。この局面を回避するために、AMF218は、UEコンテキストを解放することを(R)AN204に要求する前にセッション不活性化が完了したことを確認する、SMF220からの全ての応答を集めることができる。
図69は、本発明の実施形態による、ANにおけるUEコンテキスト解放の手順(6900)の例をメッセージフロー図で示す。この手順(6900)は、論理的なN2-AP(Application Protocol)間シグナリング接続、および関連付けられたN3ユーザプレーン接続を解放するために使用されてよい。(R)AN204またはAMF218の故障によりN2-AP間シグナリング接続が失われると、(R)AN204とAMF218の間で示されるシグナリングのいずれも使用せずに、またはこれによらずに、ANにおけるUEコンテキスト解放の手順(6900)が、下記の手順フローにおいて説明されるような、AMF218または(R)AN204によってローカルに行われてよい。ANにおけるUEコンテキスト解放の手順(700)は、UE202の全てのPDUセッションが不活性化されるという結果をもたらす可能性がある。
ANにおけるUEコンテキスト解放の手順(6900)の開始は、例えば、O&Mの介入、不特定の故障、ANの(例えば無線)リンク失敗、ユーザ不活動、UEが生成したシグナリング接続の解放(6902a)による解放、等といった原因により(R)ANが始めたものでよい。手順(6900)の開始は、例えば不特定の故障、等といった原因によりAMFが始めたもの(6902b)でよい。ANにおけるUEコンテキスト解放の手順(6900)に関する(R)ANが始めたステップとAMFが始めたステップとの両方が図69に示される。
ANの状態(例えば無線リンク失敗)が確認される場合、または他の(R)AN204内部の理由により、(R)AN204は、ANにおけるUEコンテキスト解放の手順(6900)を始めることができる。この場合、(R)AN204は、N2 UEコンテキスト解放要求メッセージ(6902b)をAMF218に送信する。メッセージは、解放の理由(例えば、ANリンク失敗、O&Mの介入、不特定の故障、等)を示す(または表す)原因(または原因コード)を含むことができる。ANにおけるUEコンテキスト解放の手順(6900)の開始は、AMF218の内部イベントによってトリガされてもよい。
AMF218は、複数の活性化されたPDUセッションをサーブする各SMF220に1つのメッセージを送信し、これらのPDUセッションの不活性化を要求することができる。活性化されたPDUセッションをサーブするSMFのそれぞれに対して、AMF218は、PDUセッションを不活性化することをSMF220に要求することができ、つまりAMF218は、N11 PDUセッション不活性化要求メッセージ(6904)をSMF220に送信することができる。メッセージ(6904)は、UEの識別子(SUPIなど)、(R)ANの識別子((R)ANアドレスなど)、および解放原因(または原因コード)を含むことができる。AMF218は、PDUセッションの不活性化状態を格納することもできる。このステップ(6904)は、AMFのサービスであるNamf_UE Mobility Event Notification(SMF)を介してもよいということに留意されたい。この場合、AMF218は、TS23.502の節5.2.2.2において定義されるような、UE202のアクティブPDUセッションをサーブするSMF220に、N2解放イベントを示すUE移動イベント通知を(N11メッセージを介して)送信することができる。メッセージは、UEの識別子(SUPIなど)、(R)ANの識別子情報((R)ANアドレスなど)、および原因コードを含むことができる。(R)ANの識別子情報は、複数の(R)ANにUEが接続される場合に複数の(R)ANを区別するために使用されてよい。
次にSMF220は、N4セッション変更要求メッセージ(6906a)をUPF212に送信することができる。このメッセージ(6906a)は、除去されることになるANトンネル情報を含むことができる。したがってSMFは、ANトンネル情報を除去する必要があることを示すN4セッション変更手順(6906a)を始める。バッファコマンドは、入って来るDLのPDUをUPF212がバッファすべきかどうかを指示することができる。要求(6906a)は「バッファコマンド(Buffering command)」を含み、次にUPF212は、UE202のために受信したダウンリンクのPDUをバッファし始め、PDUセッションに対するダウンリンクのPDUが到着すると、TS23.502の節4.2.3.3において説明される「ネットワークがトリガするサービス要求(Network Triggered Service Request)」の手順を始めることができるということに留意されたい。次にUPF212は、SMF220の要求を承認するN4セッション変更応答メッセージ(6906b)をSMF220に送信することができる。SMF220は、PDUセッションの不活性化状態を格納することができる。
次にSMF220は、N11 PDUセッション不活性化応答メッセージ(6908)をAMF218に送信することができる。このステップ(6908)は、SMFのサービスであるNsmf_PDU Session Event Report Notification(AMF)を使用することによって実装されてもよいということに留意されたい。SMF220は、TS23.502の節5.2.8.1において定義されるような、PDUセッションイベントレポート通知を(N11メッセージを介して)送信することができる。通知は、UEの識別子(SUPIなど)、PDUセッションID、およびイベントトリガ((R)ANトンネル情報の削除など)を含むことができる。ステップ(6904)において通知されたSMF220から、ステップ(6908)においてPDUセッション不活性化応答全てをAMF218が集めた後、AMF218は、N2 UEコンテキスト解放要求メッセージ(6910)を(R)AN204に送信することができる。
UE202とのAN接続(例えばRRC接続)がまだ解放されていない場合(ステップ6902a)、(R)AN204は、AN接続を解放することをUE202に要求する(6912)。UE202からAN接続解放確認を受信すると、(R)AN204は、UEのコンテキストを削除することができる。(R)AN204は、N2 UEコンテキスト解放完了()メッセージ(6914)をAMF218に返すことによってN2解放を確認することができる。これにより、このUE202のためのAMF218と(R)AN204との間のシグナリング接続は解放される。この手順の中でANは、位置情報をAMF218に提供できるということに留意されたい。
PDUセッション解放手順は、PDUセッションと関連付けられた全てのリソースを解放するために使用されてよい。このようなリソースは、IPベースのPDUセッションのために割り振られたIPアドレス/プレフィックスを含むことができ、これには(TS23.501において定義されるような)マルチホーミングの場合の複数のプレフィックスの解放を含むことができる。このようなリソースは、PDUセッションによって使用された(N3/N9の終端を含む)任意のUPF212のリソースを含むこともできる。SMF220は、PDUセッションと関連付けられた任意のエンティティにPDUセッション解放を通知することができる。このようなエンティティは、PCF222、および(例えばPDUセッション確立中にDN208の認可が行われたときの)DN208を含む。
いくつかの実装形態において、不活性化されたPDUセッションに対して、SMF220は、セッション解放要求についてAMF218に通告するため、およびPDUセッション解放手順が非同期に行われてよいか否かを示すために、非同期セッション解放(ASR:Asynchoronous Session Release)フラグおよびPDUセッションIDを送信することができる。ASRフラグがFALSEにセットされる場合、PDUセッションは、UE202のCM状態に関わらず、すぐに解放されてよい。ASRフラグがTRUEにセットされる場合、PDUセッション解放は、UE202がCM-CONNECTED状態にあるときに行われてよい。SMF220からAMF218へのメッセージの中のASRフラグおよびPDUセッションIDは、以下に従って含まれてよい。
・ 活性化されたPDUセッションに対して、UE202がCM-CONNECTED状態にある場合、PDUセッションはすぐに解放されてよい。したがってSMF220はASRの指示をAMF218に送信する必要はない。
・ 不活性化されたPDUセッションに対して、SMF220は、ASRフラグおよびPDUセッションIDをメッセージの中でAMF218に送信することができる。ASRフラグがFALSEにセットされる場合、AMF218は、N1 SM情報(PDUセッション解放要求)をUE202にすぐに送信することができる。UE202がCM-IDLE状態にある場合、AMF218は、CM-CONNECTED状態に入るようにUE202をページングすることができる。UE202がページングされると、AMF218は、N1 SM情報(PDUセッション解放要求)をUE202に送信することができる。UE202がページングされることが不可能な場合、AMF218は、原因コード(例えばUE到達不能)を示す「配信されなかったエラーメッセージ(undelivered error message)」をSMF220に送信することができる。SMF220およびAMF218は次にPDUセッションを解放することができる。AMF218およびUE202におけるセッションステータスは、サービス要求または登録手順をUE202が行うときに同期されてよい。ASRフラグがTRUEにセットされる場合、UE202におけるPDUセッションは、UE202がCM-CONNECTED状態にある場合に解放されてよい。UE202がCM-IDLE状態にある場合、UE202およびCN206におけるPDUセッションステータスは、サービス要求または登録手順をUE202が行うときに同期されてよい。
図70は、本発明の実施形態による、ローカルブレークアウトを伴う非ローミングおよびローミングのための、UE202またはCN206が要求したPDUセッション解放の手順(7000)の例をメッセージフロー図で示す。図70は、UEが要求したPDUセッション解放手順、およびネットワークが要求するPDUセッション解放手順の両方を示す。手順(7000)は、1つのPDUセッションの解放をUE202が要求できるようにする。手順(7000)は、PDUセッションの解放をSMF220またはPCF222が始めることもできるようにする。ローカルブレークアウト(LBO:Local Breakout)の場合、手順(7000)は、訪問先ネットワークにおけるSMF220、UPF212、およびPCF222が配置される相違がある非ローミングの場合のようなものである。
手順(7000)は、UE202、PCF222によって、またはSMF220によってトリガされてよい。UE202は、N1 SM PDUセッション解放要求メッセージ(7002a)をSMF220に送信することによって手順(7000)を始めることができる。メッセージ(7002a)はPDUセッションIDを含むことができ、N2インターフェースを超えてPDUセッションIDに対応するAMF218に(R)AN204によって中継され、次にN11インターフェースを超えてSMF220にAMF218によって中継されてよい。アクセスタイプに応じて、UE202がCM-IDLE状態にあるときに、UE202は、PDUセッションを解放できるより前にサービス要求手順をトリガすることができる。PCFは、PDUセッション解放を要求するために、PDU-CANセッション変更手順(7002b)を始めることによって手順(7000)を始めることができる。SMF220は、例えば、DN208からの要求(例えば、DN208にアクセスするためのUE202の認可をキャンセルすること)に基づいて、またはUDMからの要求(例えば加入変更)もしくはオンライン課金システム(OCS:Online Charging System)からの要求に基づいて、PDUセッションを解放すること(7002c)によって手順(7000)を始めることができる。解放手順(7002c)は、ローカルに構成されたポリシに基づいてトリガされてもよい。例えば解放手順(7002c)は、サービスおよびセッション継続性(SSC:service and session continuity)モード2/モード3のためのUPF212の再配置と関連してよい。ステップ(7002a)からステップ(7002c)におけるトリガのうちの1つをSMF220が受信すると、SMF220は、PDUセッション解放手順(7000)を開始することができる。
SMF220は、PDUセッションに割り振られたIPアドレス/プレフィックスを解放することができ、対応するユーザプレーンリソースを解放することもできる。SMF220は、N4セッション解放要求メッセージ(7004a)をUPF212に送信することができる。メッセージ(7004)は、N4セッションIDを含むことができる。UPF212は、PDUセッションの残りのパケットをドロップし、N4セッションと関連付けられた全てのトンネルリソースおよびコンテキストを解放することができる。UPF212は、N4セッション解放応答メッセージ(7004b)をSMF220に送信することによってN4セッション解放要求を承認することができる。メッセージ(7004b)はN4セッションIDを含むことができる。PDUセッションと関連付けられた複数のUPF212がある場合、ステップ(7004a)およびステップ(7004b)は、各UPF212に対して行われてよい。このセッションに動的なPCCが適用されると、SMF220は、PDU-CANセッション終了手順(7006)を始めることができる。これが、SMF220がUE202のためにハンドリングしている最後のPDUセッションである場合、SMF220はUDMとの関連付けを解放することができる。
SMF220は、N11要求メッセージ(7008)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7008)は、N2 SMリソース解放要求、およびPDUセッション解放コマンドなどのN1 SM情報を含むことができる。SMF220は、PDUセッションIDおよび原因(または原因コード)を含む、PDUセッション解放コマンドを含むN1 SM情報メッセージを作り出すことができる。原因は、(例えばSSCモード2に関連した手順が起動されるときに)同じ特性を有する新しいPDUセッションを確立するためのトリガを示すことができる。SSCモード2は、TS23.502の節5.6.9において定義されることに留意されたい。
いくつかの実装形態において、下記で説明されるように、非同期通信タイプ「ACM」の指示が使用される。PDUセッションのUP接続がアクティブな場合、SMF220は、PDUセッションと関連付けられた(R)AN204のリソースを解放するN2 SM要求を作り出すこともできる。このN2 SM要求は、PDUセッションIDを含む、N2リソース解放要求を含むことができる。SMF220はN11メッセージ(7008)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7008)は、N2 SMリソース解放要求、およびPDUセッション解放コマンドを含むN1 SMコンテナを含むことができる。PDUセッションが不活性化されると、「ACM」の指示は、(例えばUE202がCM-IDLEモードにあるときに)N1 SMコンテナをUE202に送信することをAMF218がスキップできるかどうかをAMF218に示す。UE202がCM-IDLE状態にあり、N11メッセージに「ACM」の指示が含まれる場合、ステップ(7010)からステップ(7014)はスキップされてよい。そうでなければ、UE202がCM-IDLE状態にあり、「ACM」が示されない場合、AMF218は、N1 SM情報をUE202に送信するネットワークがトリガするサービス要求の手順を始めることができる。UE202がCM-CONNECTED状態にある場合、AMF218は、ステップ(7008)においてSMF218から受信したメッセージを(R)AN204に転送することができる。これは、N2 SMリソース解放要求メッセージ(7010)を(R)AN204に送信することによって行われてよく、メッセージ(7010)はN1 SM情報を含むことができる。UE202および5Gコア(例えばCN206)は、次のサービス要求または登録手順においてPDUセッションのステータス(例えば解放された)に同期されることになるということに留意されたい。PDUセッションと関連付けられたANリソースを解放するN2 SM要求(7010)を(R)AN204が受信すると、(R)AN204は、AN固有のシグナリング交換(7012)をUE202と行って、対応するANリソースを解放する。3GPPのRANの場合、RRC接続再構成は、PDUセッションに関連した(R)AN204のリソースをUE202が解放する
ことによって行われてよい。この手順の中で、(R)AN204は、ステップ(7010)においてAMF218から受信した任意のNASメッセージ(N1 SM PDUセッション解放コマンドなど)を送信することができる。UE202は、(R)AN204上で送信されたN1 SMシグナリングを介してPDUセッション解放ACKメッセージ(7012)を送信することによってPDUセッション解放コマンドを承認することができる。ANリソースを解放するN2 SM要求(7010)を(R)AN204が受信すると、(R)AN204は、N2 SMリソース解放ACKメッセージ(7014)をAMF218に送信することによってN2 SMリソース解放要求を承認することができる。メッセージ(7014)は、PDUセッション解放ACKを含むN1 SM情報を含むことができる。そうでなければ、(R)AN204は、UE202からのPDUセッション解放ACKを含むN1 SM情報をAMF218に転送することができる。UE202がCM-CONNECTED状態にある場合、AMF218は、N11応答メッセージ(7018)をSMF220に送信することができる。メッセージ(7018)は、PDUセッション解放ACKを含むN1 SM情報を含むことができる。そうでなければ、UE202がCM-IDLE状態にある場合、AMF218は、N2が解放されたこと、またはUE202がCM-IDLE状態にあることを示す原因コードと共に配信されなかったN1 SMメッセージをSMF220に通知することができる。
別の実装形態において、下記で説明されるように、PDUセッションIDとともに非同期セッション解放(ASR)フラグが、使用される。PDUセッションのUP接続がアクティブな場合、SMF220は、PDUセッションと関連付けられた(R)AN204のリソースを解放するN2 SM要求を作り出すこともできる。このN2 SM要求は、PDUセッションIDを含む(R)ANリソース解放要求を含むことができる。SMF220はN11メッセージ(7008)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7008)は、N2 SMリソース解放要求、および(PDUセッション解放コマンドを含む)N1 SMコンテナを含むことができる。N11メッセージ(7008)は、ASRフラグおよびPDUセッションIDをさらに含むことができる。ASRフラグは、(例えばUE202がCM-IDEモードにあるときに)セッション解放通知、およびN1 SMコンテナをUE202に送信することをAMF218がスキップできるかどうかについてAMF218に示すことができる。UE202がCM-IDLE状態にあり、TRUEにセットされたASMフラグがN11メッセージに含まれる場合、AMFは、ステップ(7010)からステップ(7014)がスキップされてよいことを承認する。そうでなければ、UE202がCM-IDLE状態にあり、ASRフラグがFALSEにセットされる場合、AMF218は、N1 SM情報をUE202に送信するためにネットワークがトリガするサービス要求の手順を始めることができる。UE202がページングされると、AMF218は、(PDUセッション解放要求を含む)N1 SM情報をUE202に送信することができる。ページングメッセージは、(PDUセッション解放要求を含む)N1 SM情報を搬送することもできる。UEがページングされることが不可能な場合、AMF218は、ステップ(7018)においてUEに到達できないことを示す原因とともに「配信されなかったエラーメッセージ」をSMF220に送信することができる。UE202がCM-CONNECTED状態にある場合、AMF218は、ステップ(7008)においてSMF218から受信したメッセージを(R)AN204に転送することができる。これは、N2 SMリソース解放要求メッセージ(7010)を(R)A
N204に送信することによって行われてよく、メッセージ(7010)はN1 SM情報を含むことができる。UE202および5Gコア(例えばCN206)は、次のサービス要求または登録手順においてPDUセッションのステータス(例えば解放された)について同期されることになるということに留意されたい。PDUセッションと関連付けられたANリソースを解放するN2 SM要求(7010)を(R)AN204が受信すると、(R)AN204は、AN固有のシグナリング交換(7012)をUE202と行って、対応するANリソースを解放する。3GPPのRANの場合、RRC接続再構成は、PDUセッションに関連した(R)AN204のリソースをUE202が解放することによって行われてよい。この手順の中で、(R)AN204は、ステップ(7010)においてAMF218から受信した任意のNASメッセージ(N1 SM PDUセッション解放コマンドなど)を送信することができる。UE202は、(R)AN204上で送信されたN1 SMシグナリングを介してPDUセッション解放ACKメッセージ(7012)を送信することによってPDUセッション解放コマンドを承認することができる。ANリソースを解放するN2 SM要求(7010)を(R)AN204が受信すると、(R)AN204は、N2 SMリソース解放ACKメッセージ(7014)をAMF218に送信することによってN2 SMリソース解放要求を承認することができる。メッセージ(7014)は、PDUセッション解放ACKを含むN1 SM情報を含むことができる。そうでなければ、(R)AN204は、UE202からのPDUセッション解放ACKを含むN1 SM情報をAMF218に転送することができる。ステップ(7008208)においてUE202がCM-IDLE状態にあり、ASRフラグがTRUEにセットされている場合、AMF218はSMF220のメッセージ(7008)を承認することができ、ステップ(7018)はスキップされる。SMF220およびAMF218はPDUセッションを解放することができる。AMF218およびUE202におけるPDUセッションステータスは、サービス要求または登録手順が行われるときに同期されてよい。ステップ(7008)においてUE202がCM-IDLE状態にあり、ASRフラグがFALSEにセットされている場合、AMF218はUE202をページングできないことがあり、AMFは、PDUセッション解放指示、PDUセッションID、および原因コード(例えばUE到達不能)を含む「配信されないエラー(undelivered error)」メッセージを送信することができる。ステップ(7018)はスキップされる。SMF220およびAMF218はPDUセッションを解放することができる。AMF218およびUE202におけるセッションステータスは、サービス要求または登録手順をUE202が行うときに同期されてよい。そうでなければ、AMF218は、N11応答メッセージをSMF220に送信することができ、メッセージはN1 SM情報(PDUセッション解放ACKなど)を含む。
さらに別の実装形態において、セッション解放指示を使用することが、下記で説明されるように使用される。PDUセッションが不活性化されると、SMF220は、セッション解放指示およびPDUセッションIDをAMF218に送信することができる。SMF220はN11メッセージ(7008)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7008)は、N2 SMリソース解放要求、(PDUセッション解放コマンドを含む)N1 SMコンテナ、PDUセッション解放指示、およびPDUセッションIDを含む。N2 SMリソース解放要求メッセージは、N1 SMコンテナを含むことができる。PDUセッション解放指示は、PDUセッション解放通知についてAMF218に示す。PDUセッションが不活性化されると、SMFは、メッセージ7008の中にPDUセッション解放指示およびPDUセッションIDを含めることができる。AMF218は、UE202がCM-IDLE状態にあるとき、N1 SMコンテナをUE202に送信するのをスキップすることができる。UE202がCM-IDLE状態にある場合、AMF218は、ステップ(7018)におけるステップ(7008)を承認することができ、ステップ(7010)からステップ(7014)まで、およびステップ(7018)はスキップされる。AMF218は、全てのPDUセッションコンテキストを解放することができる。UE202、およびAMF218、206などの5Gコアは、次のサービス要求または登録手順においてPDUセッションのステータス(例えば解放された)について同期されることになるということに留意されたい。UE202がCM-CONNECTED状態にあり、PDUセッション解放指示およびPDUセッションIDがステップ(7008)におけるメッセージに含まれない場合、AMF218は、ステップ(7008)においてSMF220から受信したメッセージを転送することができる。PDUセッションと関連付けられたANリソースを解放するというN2 SMリソース解放要求メッセージ(7010)を(R)AN204が受信すると、(R)AN204は、AN固有のシグナリング交換(7012)をUE202と行って、対応するANリソースを解放することができる。3GPPのRANの場合、RRC接続再構成は、PDUセッションに関連した(
R)AN204のリソースをUE202が解放することによって行われてよい。この手順(7000)の中で、(R)AN204は、ステップ(7010)においてAMF218から受信した任意のNASメッセージ(例えば、N1 SM PDUセッション解放コマンド)を送信することができる。(PDUセッション解放コマンドを含む)N1 SMコンテナだけを(R)AN204が受信すると、(R)AN204は、このメッセージをUE202に転送することができる。UE202は、(R)AN204上で送信されたN1 SMシグナリングを介してPDUセッション解放ACKメッセージを送信することによってPDUセッション解放コマンドを承認する。ANリソースを解放するN2 SM要求を(R)AN204が受信すると、(R)AN204は、(PDUセッション解放ACKを含むN1 SM情報を含む)N2 SMリソース解放ACKメッセージ(7014)をAMF218に送信することによってN2 SMリソース解放要求を承認することができる。そうでなければ(R)AN204は、UE202からの(PDUセッション解放ACKを含む)N1 SM情報をAMF218に転送することができる。UE202がCM-CONNECTED状態にある場合、AMF218は、ステップ(7014)において(R)AN204から受信したメッセージを転送するために、N11メッセージ(7018)をSMF220に送信することができる。UE202がCM-IDLE状態にある場合、AMF218は、(セッション解放承認、およびPDUセッションIDなどのPDUセッションの識別子を含む)N11メッセージをSMF220に送信することができる。SMF220は、全てのPDUセッションコンテキストを解放することができ、ステップ(7018)はスキップされる。
SMF220は、PDUセッションが解放されたことを、N11メッセージ(7018)を介してAMF218に通知することができる。AMF218およびSMF220は、PDUセッションと関連付けられた(PDUセッションIDを含む)全てのコンテキストを除去することができる。ステップ(7018)の例は、TS23.502の節5.2.8.1において定義されるような、PDUセッションイベントレポート通知をSMF220がAMF218にN11メッセージを介して送信することでよい。この例において、イベントトリガはPDUセッション解放である。いくつかの実施形態において、SMF220がリソースを解放する順序は実装形態に依存してよいということに留意されたい。
PDUセッション解放手順(7000)の別の例において、SMF220は、UE接続管理(CM)状態(例えば、CM-IDLEまたはCM-CONNECTED)を知っている。PDUセッションをサーブするSMF220は、AMF218のUE移動イベント通知サービスに加入する。UEがCM状態を変えると、AMF218はSMF220に通知することができる。
PDUセッションが活性化されると、ステップ(7008)においてSMF220は、N11要求メッセージをAMF218に送信する。メッセージは、N2 SMリソース解放要求、および(PDUセッション解放コマンドを含む)N1 SM情報を含む。SMF220は、(PDUセッションIDおよび原因を含む)PDUセッション解放コマンドメッセージを含むN1 SM情報を作り出す。原因は、(例えばSSCモード2に関連した手順が起動されるときに)同じ特性を有する新しいPDUセッションを確立するためのトリガを示すことができる。
PDUセッションが不活性化され(不活性化されたUP)、UE202がCM-IDLE状態にある場合、ステップ(7008)においてSMF220は、N11要求メッセージをAMF218に送信する。メッセージは、PDUセッション解放指示およびPDUセッションIDを含む。
ステップ(7010)において、UE202がCM-CONNECTED状態にある場合、AMF218は、ステップ(7008)において受信したメッセージを(R)AN204にN2インターフェースを介して転送する。UE202がCM-IDLE状態にある場合、ステップ(7010)からステップ(7012)まで、およびステップ(7018)はスキップされる。AMF218は、PDUセッションコンテキスト全てをローカルに解放する。UE202における、および(AMF218などの)5GコアネットワークにおけるPDUセッションステータスは、次のサービス要求または登録手順の中で同期される。
ステップ(7012)において、PDUセッションと関連付けられた(R)ANリソースを解放するN2 SM要求を(R)AN204が受信すると、(R)AN204は、(R)AN固有のシグナリング交換をUE202と行って、対応する(R)ANリソースを解放する。3GPPの(R)AN204の場合、RRC接続再構成は、PDUセッションに関連した(R)AN204のリソースをUE202が解放することによって行われてよい。この手順の中で、(R)AN204は、ステップ(7010)においてAMF218から受信した任意のNASメッセージ(例えば、N1 SM PDUセッション解放コマンド)を送信する。
ステップ(7012)において、N1 SM情報だけを(R)AN204が受信すると、(R)AN204はこのメッセージをUE202に転送する。UE202は、(R)AN204上で送信されたN1 SMシグナリングを介してPDUセッション解放ACKメッセージを送信することによってPDUセッション解放コマンドを承認する。
ステップ(7014)において、(R)ANリソースを解放するN2 SM要求を(R)AN204がステップ(7010)において受信すると、(R)AN204は、(N1 SM情報(PDUセッション解放ACK)を含む)N2 SMリソース解放ACKメッセージをAMF218に送信することによってN2 SMリソース解放要求を承認する。そうでなければ、N1 SM情報だけを(R)AN204がステップ(7010)において受信すると、(R)AN204は、UE202からのN1 SM情報(PDUセッション解放ACK)をAMF218に転送することができる。
ステップ(7018)において、UE202がCM-CONNECTED状態にある場合、AMF218は、(PDUセッション解放ACKを含む)N1 SM情報を含む、ステップ(7014)において(R)AN204から受信したメッセージを転送するために、N11応答メッセージをSMF220に送信する。
ステップ(7018)において、UE202がCM-IDLE状態にある場合、AMF218は、ステップ(7008)におけるSMF220のメッセージに応答して(PDUセッション解放承認およびPDUセッションIDを含む)N11メッセージをSMF220に送信する。ステップ(7018)はスキップされる。SMF220は、解放されたPDUセッションの全てのPDUセッションコンテキストを解放する。
ステップ(7018)において、SMF220は、PDUセッションが解放されることをAMF218に通知する。AMF218およびSMF220は、PDUセッションと関連付けられた(PDUセッションIDを含む)全てのコンテキストを除去することができる。
図71は、本発明の実施形態による、ホームにルートされるローミングのためのUE202またはCN206が要求したPDUセッション解放の手順(7100)の例をメッセージフロー図で示す。この手順(7100)は、ホームにルートされるローミングシナリオの場合に使用される。ホームにルートされるローミングのためのPDUセッション解放の手順(7100)におけるステップのうちのいくつかは、ローカルブレークアウトを伴う非ローミングおよびローミングのためのPDUセッション解放の手順(7000)におけるステップに類似していてよい。
ホームにルートされるローミングのためのPDUセッション解放の手順(7100)は、HPLMN(H-SMF)220hにおけるUE202、PCF222によって、またはSMFによってトリガされてよい。UE202は、SM PDUセッション解放要求メッセージ(7102)をAMF220に送信することによって手順(7100)を始めることができる。メッセージ(7102)はPDUセッションIDを含むことができ、PDUセッションIDに対応するVPLMN(V-SMF)220vにおけるSMFに、N11およびAMF218を介して中継されてよい(7104)。V-SMF220vは次に、UE202がCM-IDLE状態にあるときに、アクセスタイプに応じてPDUセッション解放の要求(Release PDU Session Request)メッセージ(7106)を送信することができ、UE202は、PDUセッションを解放できるより前にサービス要求手順をトリガすることができる。PCF222は、PDUセッションの解放を要求するためにPDU-CANセッション変更手順(7108)を始めることによって手順(7100)を始めることができる。H-SMF220hは、図70のステップ(7002c)において上述されたように、PDUセッションを解放する(7110)ことによって手順(7100)を始めることができる。ステップ(7106)からステップ(7110)においてトリガのうちの1つをH-SMF220が受信すると、H-SMF220はPDUセッション解放手順(7100)を開始することができる。
H-SMF220は、PDUセッションに割り振られたIPアドレス/プレフィックス解放することができ、対応するユーザプレーンリソースを解放することもできる。H-SMF220は、N4セッション解放要求メッセージ(7112a)をUPF212に送信することができる。メッセージ(7112a)は、N4セッションIDを含むことができる。UPF212は、PDUセッションの残りのパケットをドロップし、N4セッションと関連付けられた全てのトンネルリソースおよびコンテキストを解放することができる。UPF212は、N4セッション解放応答メッセージ(7112b)をH-SMF220に送信することによってN4セッション解放要求を承認することができる。メッセージ(7112b)は、N4セッションIDを含むことができる。PDUセッションと関連付けられた複数のUPF212がある場合、ステップ(7112a)およびステップ(7112b)は各UPF212に対して行われてよい。このセッションに動的なPCCが適用されると、H-SMF220は、PDU-CANセッション終了手順(7114)を始めることができる。これが、UE202のためにH-SMF220がハンドリングしている最後のPDUセッションである場合、H-SMF220はUDMとの関連付けを解放することができる。
次にH-SMF220hは、PDUセッション解放のコマンド(Release PDU Session Command)メッセージ(7116)をV-SMF220vに送信することができる。このメッセージ(7116)は、加入者永続アイデンティティ(Subscriber Permanent Identity)、PDUセッションID、およびNASメッセージを含むことができる。次にV-SMF220vは、ステップ(7118a)およびステップ(7118b)を使用して、対応するユーザプレーンリソースを解放することができる。これは、ステップ(7112a)およびステップ(7112b)におけるものと同じ手順を含むことができるが、VPLMN(V-SMF220v)におけるSMFから制御される。ステップ(7120)からステップ(7130)は、SMFがH-SMF220hである図70を参照しながら上述されたようなステップ(7008)からステップ(7018)に類似する。次にV-SMF220vは、PDUセッション解放の確認(Release PDU Session Confirm)メッセージ(7132)をH-SMF220hに送信することができる。メッセージ(7132)は、加入者永続アイデンティティ、およびPDUセッションIDを含むことができる。H-SMF220hは、PDUセッションと関連付けられた全てのコンテキストを除去することができる。
図72は、本発明の実施形態による、ユーザプレーン機能再配置のない、XnベースのNG間(R)ANハンドオーバ手順(7200)の例をメッセージフロー図で示す。この手順(7200)は、AMF218が変化せず、既存のUPF212(例えば、NGコアネットワーク(NGC)においてN3インターフェースの終端となるUPF212)をSMF220が保つことを判定するときに、Xnインターフェースを使用してソース(R)AN204からターゲット(R)AN204tにUE202をハンドオーバするために使用されてよい。ソースUPF212とターゲットUPF212との間のIP接続の存在が想定される。
手順(7200)は、ハンドオーバ準備(7202)およびハンドオーバ実行(7204)を含む。ハンドオーバ実行(7204)は、ソース(R)AN204sからターゲット(R)AN204tへのデータの転送(7206)を含む。ターゲット(R)AN204tは、新しいターゲットセルにUE202が移動したという指示、および切換えられることになるPDUセッションのリストを含むN2経路切換え要求(7208)メッセージをAMF218に送信することができる。ターゲットセルのタイプに応じて、ターゲット(R)AN204tは、このメッセージの中に適正な情報を含める。ターゲット(R)AN204tに切換えられることになるQoSフローに対して、N2経路切換え要求メッセージ(7208)は、承諾されたQoSフローのリストを含むことができる。
AMF218は、N2経路切換え要求(7208)の中で受信したPDUセッションのリストおよび各PDUセッションの承諾されたQoSフローのリストと関連付けられた各SMF220に、N11メッセージ(7210)を介してN2 SM情報を送信することができる。ターゲット(R)AN204tに切換えられることになるPDUセッションに対して、N11メッセージ(7210)を受信すると、SMF220のそれぞれは、既存のUPF212がUE202をサーブし続けられるかどうかを判断することができる。既存のUPF212がUE202をサーブし続けることができず、既存のUPF212がPDUセッションアンカーではない場合、TS23.502(2017年3月に公表されたバージョン0.3.0)の節4.9.1.2のステップ3〜ステップ11が行われる。そうでなければ、これらの既存のUPF212がUE202をサーブし続けられる場合、後続のステップ(7212)からステップ(7220)がSMF220のそれぞれによって行われてよい。N2経路切換え要求メッセージ(7208)に含まれない活性化されたPDUセッションに対して、AMF218は、このPDUセッションをターゲット(R)AN204tがサポートしないことを通知するために、別々の要求を関連するSMF220に送信することができる。
ターゲット(R)AN204tによって要求された(承諾された)PDUセッションに対して、SMF220は、N4セッション変更要求メッセージ(7212)をUPF212に送信することができる。メッセージ(7212)は、(R)ANアドレス、およびダウンリンクユーザプレーンのトンネル識別子を含むことができる。ターゲット(R)AN204tによって拒絶されたPDUセッションに対して、SMF218は、PDUセッションを解放するか不活性化することができる。解放されることになるPDUセッションに対して、SMF218は、TS23.502の節4.3.4において定義されるようなPDUセッション解放手順を始めることができる。不活性化されることになるPDUセッションに対して、SMF218は、これらのPDUセッションに対するUPF212にN4セッション変更要求(7212)を送信することができる。メッセージ(7212)は、(R)ANアドレスおよびダウンリンクユーザプレーンのトンネルエンドポイント識別子などの(R)ANのN3トンネル情報の解放、バッファコマンド、ならびに再活性化タイマー、ならびに(例えば、ハンドオーバが拒絶された、またはデータ活動がない、といった)原因コードを示す。バッファコマンドは、入って来るダウンリンクパケットをUPF212がバッファしなければならないかどうかを示すために使用されてよいということに留意されたい。再活性化タイマーは、(R)ANのN3トンネル情報をUPF212が除去した後に、不活性化されたPDUセッションのUPが不活性化状態のままである期間を示すことができるということにも留意されたい。再活性化タイマーが切れる前に、UPF214は、バッファコマンドに従ってダウンリンクパケットをバッファすることができる。再活性化タイマーが切れた後、UPF212は、バッファコマンドに従ってダウンリンクパケットをバッファすることができる。再活性化タイマーが切れる前または後に、UPF212がダウンリンクパケットを受信すると、UPF212は、ネットワークがトリガするサービス要求を始めるために、ダウンリンクパケット通知をSMF220に送信することができる。
UPF212は、要求されたPDUセッションが切換えられるか、変更/不活性化されてから、N4セッション変更応答メッセージ(7214)をSMF220に返すことができる。メッセージ(7214)は、アップリンクトラフィックのトンネル識別子を含むことができる。経路切換えを必要とするPDUセッションに対するターゲット(R)AN204tにおける再配列機能を支援するために、UPF212は、経路を切換えた直後に旧経路上の1つまたは複数の「エンドマーカ」パケット(7216)を送信することができる。UPF212は、ダウンリンクパケットをターゲット(R)AN204tに送信し始めることができる(7218)。SMF220は、成功裏に切換えられたか不活性化されたPDUセッションに対するAMF218にN11メッセージACK(7220)を送信することができる。メッセージ(7220)はCNトンネル情報を含むことができ、切換えられたUP経路を切換えられることになるPDUセッションに対する(R)ANのN3トンネル情報が更新されるか、PDUセッションが不活性化されるか(UPの不活性化、UP経路が解放される)を示すことができる。不活性化されたPDUセッションに対して、SMF220は、不活性化されたPDUセッションの不活性化状態を格納することができる。N11メッセージACK(7220)は、(R)AN204がPDUセッションを不活性化するためのN2 SMメッセージ、およびN1 SMメッセージコンテナを含むことができる。N2 SMメッセージは、PDUセッションIDを含むことができる。N1 SMメッセージコンテナは、PDUセッションIDを含むセッション不活性化要求を含むことができる。セッション不活性化要求をUE202にAMF218が送信すると、SMFは、AMF218のセッション不活性化判定についてAMF218に通告する必要があるだけであり、SMF220は、N1 SMメッセージコンテナをUE202に送信する必要はないということに留意されたい。ステップ(7220)は、SMF220においてN4セッション変更応答メッセージ(7214)を受信した後、いつでも発生してよいことにも留意されたい。
ターゲット(R)AN204tが拒絶するPDUセッションに対して、ターゲット(R)AN204tは、経路切換え要求7208をAMF218に送信する前に、全てのPDUセッションコンテキストを除去することができるということに留意されたい。この場合、SMF220からAMF218へのN11メッセージACK7220は、UE202にのみ転送されることになるN1 SMメッセージを含むことができる。
N11メッセージACK(7220)がSMF220全てから受信されると、AMF218は、これらの応答から受信したCNトンネル情報を集約し、N2経路切換え要求ACK(7222)の中でN2 SM情報の一部としてこの集約情報をターゲット(R)AN204tに送信することができる。メッセージ(7222)は、N3接続が切換えられるかどうかに関する各PDUセッションに対する指示、ならびにN2 SMセッション不活性化要求およびN1メッセージコンテナを含むことができる。要求されたPDPセッションがどれも成功裏に切換えられなかった場合、AMF218は、N2経路切換え要求失敗メッセージをターゲット(R)AN204tに送信することができる。
AMFは、経路切換えされた要求をハンドリングするN11メッセージACK(7220)をSMF220から集めることができ、別々のメッセージの中でターゲット(R)AN204tに送信することができるということに留意されたい。これは、承諾されたPDUセッションのハンドオーバ時間を減少させる。AMF218は、不活性化されたPDUセッションに対するSMF220からN11メッセージACK(7220)を集め、N2 SMセッション不活性化要求およびN1 SMセッション不活性化要求を別々のメッセージの中でターゲット(R)AN204tに転送することができる。AMF218は、全てのN2 SMセッション不活性化要求を1つのメッセージの中で組み合わせて、ターゲット(R)AN204tに送信することができる。AMF218は、全てのN1 SMセッション不活性化要求を1つのメッセージの中で組み合わせて、UE202に送信することができる。組み合わされたN2セッション不活性化要求は、組み合わされたN1 SMセッション不活性化要求を含むことができる。
AMF218において、N11メッセージACK(7222)を受信すると、AMF218は、もしあれば不活性化されたPDUセッションの不活性化状態を格納することができる。AMF2204がセッション不活性化要求をUE202に送信すると、AMF218は、(PDUセッションIDを有するセッション不活性化要求を含む)N1 MMメッセージコンテナをUE202に送信することができるということに留意されたい。ステップ(7222)においてN2 SMセッション不活性化要求をターゲット(R)AN204tが受信すると、ターゲット(R)AN204tは、不活性化されることになるPDUセッションのPDUセッションコンテキストを削除することができる。(R)AN204は次に、(PDUセッションIDを有するセッション不活性化要求を含む)N1 SMコンテナをUE202にRRCメッセージ(7224)によって転送する。ステップ(7222)においてセッション不活性化要求をAMF218がUE202に送信すると、(R)AN204は、(PDUセッションIDを有するセッション不活性化要求を含む)N1 MMコンテナをUE202にRRCメッセージ(7224)によって転送することができるということに留意されたい。UE202は、不活性化されたPDUセッションの無線コンテキストを解放することができる。UEは、N1 SMセッション不活性化応答を含むRRCメッセージ(7226)をN1 SMセッション不活性化要求のそれぞれに対するSMF220にターゲット(R)AN204t(7228)およびAMF218(7230)を介して送信する。ステップ(7224)においてセッション不活性化要求をAMF218がUE202に送信すると、UEは、1つのN1 MMセッション不活性化応答(7228)をAMF218にターゲット(R)AN204tを介して送信するということに留意されたい。リソース解放メッセージ(7232)をソース(R)AN204sに送信することによって、ターゲット(R)AN204はハンドオーバの成功を確認する。これは次に、ソース(R)AN204sによるリソースの解放をトリガする。
ターゲット(R)AN204tは、不活性化されたPDUセッションに対するPDUセッションコンテキストの解放を確認するために、N2 SMセッション不活性化応答メッセージをSMF220にメッセージ(7232)の中で送信することができるということに留意されたい。N2 SMセッション不活性化応答は、UE202からのN1 SMセッション不活性化応答(7226)を含むことができる。
ターゲット(R)AN204tは、例えばメッセージ7224をUE202に送信する前に、AMF218からメッセージ7222を受信した後、いつでもメッセージ7232をソース(R)AN204sに送信することができるということに留意されたい。
SMFは、PDUセッションを解放するか不活性化するかを判定できるということに留意されたい。別の実施形態において、SMFは、ターゲット(R)ANが拒絶するPDUセッションを常に不活性化する。ハンドオーバ準備(7202)およびハンドオーバ実行(7204)において、ターゲット(R)ANは、不活性化されるPDUセッションをUE202に通告することができる。SMF220は、N1 SMセッション不活性化要求をUE202に送信せず、N2 SMセッション不活性化要求をターゲット(R)AN204tに送信しない。したがって、メッセージ7224からメッセージ7230は必要ではない。
図72において、PDU不活性化は、ターゲット(R)AN204tが十分なリソースを有していないことによるPDUセッション拒絶によってトリガされるということに留意されたい。当業者は、図63におけるPDUセッションの不活動によるハンドオーバ中のPDUセッション不活性化と、図72におけるターゲット(R)ANにおけるリソースの不足によるPDUセッション不活性化とを組み合わせることができる。
図73は、本発明の実施形態による、ユーザ計画機能再配置のある、XnベースのNG間(R)ANハンドオーバ手順(7300)の例をメッセージフロー図で示す。手順(7300)は、AMF218が変化せず、ソースUPF212sが再配置されることになることをSMF220が判断するときに、Xnを使用してソース(R)AN204sからターゲット(R)AN204tにUE202をハンドオーバするために使用されてよい。ソースUPF212sは、5GCにおけるN3インターフェースの終端となるUPFである。ソースUPF212sとソース(R)AN204sとの間、およびターゲットUPF212tとターゲット(R)AN204tとの間のIP接続の存在が想定される。
手順(7300)は、ハンドオーバ準備(7302)およびハンドオーバ実行(7304)を含む。ハンドオーバ実行(7304)は、ソース(R)AN204sからターゲット(R)AN204tへのデータの転送(7306)を含む。ターゲット(R)AN204tは、ダウンリンクデータ(7308)をUE202に送信することができる。UE202はアップリンクデータ(7310)を送信することができる。ターゲット(R)AN204tは、新しいターゲットセルにUE202が移動したという指示、および切換えられることになるPDUセッションのリストを含むN2経路切換え要求(7312)メッセージをAMF218に送信することができる。ターゲットセルのタイプに応じて、ターゲット(R)AN204tは、このメッセージの中に適正な情報を含める。ターゲット(R)AN204tに切換えられることになるQoSフローに対して、N2経路切換え要求メッセージ(7312)は、承諾されたQoSフローのリストを含むことができる。
AMF218は、N2経路切換え要求(7312)の中で受信したPDUセッションのリストおよび各PDUセッションの承諾されたQoSフローのリストと関連付けられた各SMF220にN11メッセージ(7314)を介してN2 SM情報を送信することができる。ターゲット(R)AN204tに切換えられることになるPDUセッションに対して、N11メッセージ(7314)を受信すると、SMF220のそれぞれは、既存のUPF212がUE202をサーブし続けられるかどうかを判断することができる。既存のUPF212がUE202をサーブし続けることができず、既存のUPF212がPDUセッションアンカーではない場合、TS23.502の節4.9.1.2のステップ3〜ステップ11が行われる。そうでなければ、これらの既存のUPF212がUE202をサーブし続けられる場合、後続のステップ(7316)からステップ(7328)がSMF220のそれぞれによって行われてよい。N2経路切換え要求メッセージに含まれない活性化されたPDUセッション(7312)に対して、AMF218は、このPDUセッションをターゲット(R)AN204tがサポートしないことを通知するために、別々の要求を関連するSMF220に送信することができる。
切換えられることになるPDUセッションに対して、SMF220は次に、TS23.501の節6.3.3によるUPF選択尺度に基づいて新しいターゲットUPF212tを選択することができる。ターゲットUPFのIPアドレスの割当て、ならびにダウンリンクおよびアップリンクのトンネル識別子の配分はSMF220によって行われてよい(7316)。(ターゲット(R)ANアドレス、ならびにアップリンクおよびダウンリンクのトンネル識別子を含む)N4セッション確立要求メッセージ(7318)は、ターゲットUPF212tに送信されてよい。ターゲットUPF212tは次に、N4セッション確立応答メッセージ(7320)をSMF220に送信することができる。SMF220は、ステップ(7336)において使用されることになるタイマーをスタートさせることができる。SMF220は次に、N4セッション変更メッセージ(7322)をPDUセッションアンカー212aに送信することができる。PDUセッションアンカー212aは、N4セッション変更応答メッセージ(7324)で応答することができる。この時点でPDUセッションアンカー212aは、ターゲットUPF212tを介してターゲット(R)AN204tのアドレスおよびトンネル識別子を使用して、ダウンリンクパケット(7326)をターゲット(R)AN204tに送信し始めることができる。
SMF220は次に、(CNトンネル情報を含む)N11メッセージACK(7328)をAMF218に送信することができる。ステップ(7332)およびステップ(7334)は、TS23.502の節4.9.1.1に定義されたステップ7およびステップ10に類似していてよい。ステップ(7320)の後、タイマーが切れると、SMF220は、N4セッション終了要求メッセージ(7336)をソースUPF212sに送信することによってソースUPF212sの解放手順を始めることができる。メッセージ(7336)は、解放原因(または原因コード)を含むことができる。ソースUPF212sは、リソースの解放を確認する、SMF220へのN4セッション終了応答メッセージ(7338)で承認することができる。
AMF218へのセキュア接続の確立を要求するために、CM IDLE状態にある5GのUE202によってサービス要求手順が使用されてよい。CM IDLE状態にあるUE202は、アップリンクシグナリングメッセージ、ユーザデータ、またはネットワークページング要求への応答を送信するためにサービス要求手順を始めることができる。サービス要求メッセージを受信した後、AMF218は認証することができ、AMF218はセキュリティ手順を行うことができる。AMF218へのセキュアシグナリング接続の確立後、UE202またはネットワークは、例えばUE202からネットワークへのPDUセッション確立といったシグナリングメッセージを送信することができ、またSMF220はAMF218を介して、ネットワークによって要求された、および/またはサービス要求メッセージの中で指示されたPDUセッションのためのユーザプレーンのリソース確立を開始することもできる。
任意のサービス要求に対して、AMF218は、UE202とネットワークの間のPDUセッションステータスを同期するために、サービス応答メッセージで応答することができる。AMF218は、ネットワークによるサービス要求の承諾ができない場合、サービス拒絶メッセージでUE202に応答することもできる。ユーザデータによるサービス要求に対して、ネットワークは、ユーザプレーンのリソース確立が成功しない場合、さらなるアクションを行うことができる。現在のN3接続終端UPF212による(R)AN204への接続ができない場合、SMF220は、新しいN3終端UPF212を再選択することができる。節4.2.3.2における手順は(ネットワークにUE202が登録されると)、UE202がCM-CONNECTED状態にあると常にみなされ、ユーザプレーンリソースがアクティブPDUセッションに対して確立していると常にみなされるアクセスネットワークには適用できないということに留意されたい。
図74は、本発明の実施形態による、UEがトリガするサービス要求手順(7400)の例をメッセージフロー図で示す。UE202は、PDUセッションを活性化するサービス要求手順を始める。5Gコアネットワークは、新しいN3接続終端UPFを再選択することができる。ソースUPF204sおよびターゲットUPF204tは、データネットワーク(DN)へのN6接続を行うUPF212ではない。UE202は、MM NASサービス要求メッセージ(7402)を(R)AN204に送信することができる。メッセージ(7402)は、PDUセッションID、セキュリティパラメータ、およびPDUセッションステータスを含むことができる。UE202は、RRCメッセージの中にカプセル化されたAMF218へのNASメッセージサービス要求(7402)を(R)AN204に送信することができる。ユーザデータのためのサービス要求がトリガされると、UE202は、UE202が使用することになるPDUセッションを示すために、NASサービス要求メッセージの中にPDUセッションIDを含めることができる。シグナリングだけのためのサービス要求がトリガされると、UE202はいずれのPDUセッションIDも含まない。ページング応答に対してこの手順がトリガされると、いくつかのPDUセッションをUE202が使用する必要がある場合、UE202は、UE202が使用することになるPDUセッションを示すために、MM NASサービス要求メッセージの中にPDUセッションIDを含めることができる。そうでなければUE202は、いずれのPDUセッションIDも含めない。PDUセッションステータスは、UE202において利用できるPDUセッションを示す。
次に(R)AN204は、MM NASサービス要求、5Gの一時的ID、位置情報、RATタイプ、およびRRC確立原因を含むN2メッセージ(7404)をAMF218に送信することができる。AMF218がサービス要求をハンドリングできない場合、AMF218はサービス要求を拒絶することができる。5Gの一時的IDは、RRC手順の中で得ることができる。(R)AN204は、一時的IDに従ってAMF218を選択することができる。位置情報およびRATタイプはUE202があるセルに関係する。PDUセッションステータスに基づいて、AMF218は、UE202においてPDUセッションが利用できない場合、PDUセッション解放手順を始めることができる。次に、サービス要求が整合性保護されて送信されなかったか、整合性保護が失敗したと示される場合、AMF218は、TS23.502の節4.6において定義されるようなNAS認証/セキュリティ手順(7406)を始めることができる。シグナリング接続だけを確立するためにUE202がサービス要求をトリガした場合、セキュリティ交換後に、UE202およびネットワークはシグナリングを送信することができ、ステップ(7408)、およびステップ(7420)からステップ(7430)はスキップされる。
次にAMF218は、PDUセッションID、位置情報、およびRATタイプを含むことができるN11メッセージ(7408)をSMF220に送信することができる。MM NASサービス要求メッセージがPDUセッションIDを含む場合、またはSMF220によってこの手順がトリガされるが、UE202からのPDUセッションIDが、手順をトリガするSMF220以外のSMF220に関係がある場合、AMF218は、PDUセッションIDと関連付けられたSMF220にN11メッセージを送信することができる。現在のソースUPF212sが要求されたPDUセッションをサーブできない場合、SMF220は、TS23.501の節6.3.3にある尺度に基づいてターゲットUPF212tを選択する(7410)ことができる。そうでなければ、要求されたPDUセッションをソースUPF212sがサーブできる場合、ステップ(7412)からステップ(7418)まで、ステップ(7438)からステップ(7440)まで、およびステップ(7444)からステップ(7446)まではスキップされる。
ターゲットUPF212tが判断されると、SMF220は、N3トンネル情報(N3アップリンクトンネルエンドポイント識別子など)ならびにN9トンネル情報(N9アンカーUPFアドレスおよびN9アップリンクトンネルエンドポイント識別子など)を割り当てることができる。SMF220は次に、N4メッセージPDUセッション確立要求メッセージ(7412)をターゲットUPF212tに送信することができる。メッセージ(7412)は、PDUセッションID、QoSポリシ、課金ポリシ、ならびにN3およびN9トンネル情報を含む、UEおよびPDUセッションコンテキストを含むことができる。次にターゲットUPF212tは、PDUセッションをサポートするためにリソースを準備することができる。ターゲットUPF212tは、N4メッセージセッション確立応答メッセージ(7414)をSMF220に送信することができる。メッセージ(7414)は、UEの識別子(SUPIなど)およびPDUセッションIDを含むことができる。代替として、メッセージ(7414)は、UEの識別子とPDUセッションIDの両方を表すトランザクションIDを含むことができる。
次にSMF220は、アンカーUPF212a(すなわちDNへのN6接続を行うセッションアンカーUPF)に、N4メッセージセッション変更要求メッセージ(7416)を送信することができる。メッセージ(7416)は、SUPIなどのUEの識別子、ならびにターゲットUPFアドレスおよびN9ダウンリンクトンネルエンドポイント識別子などのN9のターゲットUPF212tのトンネル情報を含むことができる。次にアンカーUPF212aは、ターゲットUPFトンネル情報を更新することができる。アンカーUPF212aは、N4メッセージセッション変更応答メッセージ(7418)をSMF220に送信することができる。SMF220は、N11メッセージ(7420)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7420)は、PDUセッションID、QoSプロフィール、CN N3トンネル情報、およびS-NSSAIなどのN2 SM情報を含むことができる。
N11メッセージ(7408)を受信すると、各SMF220は、PDUセッションのためのユーザプレーンを確立するためにN11メッセージ(7420)をAMF218に送信することができる。N2 SM情報は、AMF218が(R)AN204に提供できる情報を含むことができる。ターゲットUPF212tが選択されると(7410)、SMF220は、ステップ(7444)およびステップ(7446)において使用されることになるタイマーをスタートさせることができる。AMF218は、N2要求メッセージ(7422)を(R)AN204に送信することができる。メッセージ(7422)は、SMF220から受信したN2 SM情報、セキュリティコンテキスト、AMFシグナリング接続ID、ハンドオーバ制約リスト、およびMM NASサービス承諾を含むことができる。(R)AN204は、セキュリティコンテキスト、AMFシグナリング接続ID、活性化されるPDUセッションのQoSフローに関するQoS情報、およびN3トンネルIDをUE RANコンテキストに格納することができる。MM NASサービス承諾は、AMF218におけるPDUセッションステータスを含むことができる。AMF218は、PDUセッションのユーザプレーンのセットアップのための手順がトリガされると、SMF220からの少なくとも1つのN2 SM情報を含めることができる。AMF218は、もしあれば、別々のN2メッセージ(例えばN2トンネルセットアップ要求)の中でSMF220からのさらなるN2 SM情報を送信することができる。代替として、複数のSMF220が関わる場合、AMF218は、SMF220からのN11メッセージが受信されてから、1つのN2要求メッセージを(R)AN204に送信することができる。このような場合、N2要求メッセージは、N11メッセージのそれぞれの中で受信したN2 SM情報、およびAMF218が応答を関連するSMF220に関連付けられるようにする情報を含むことができる。
(R)AN204は、活性化されたPDUセッションのQoSフローに関するQoS情報およびデータ無線ベアラに応じて、UE202とのRRC接続再構成(7424)を行うことができる。ユーザプレーンのセキュリティは、このステップ(7424)において確立されてよい。(R)AN204は、MM NASサービス承諾をUE202に転送することができる。UE202は、5GのCNにおいて利用できないPDUセッションのコンテキストをローカルに削除することができる。ユーザプレーンの無線リソースがセットアップされた後、UE202からのアップリンクデータはここで、(R)AN204に転送されてよい(7426)。5Gの(R)AN204は、ステップ(7422)において提供されたUPF212のアドレスおよびトンネルIDにアップリンクデータを送信することができる。(R)AN204は、N2要求ACKメッセージ(7428)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7428)は、(R)ANトンネル情報、活性化されたPDUセッションのための承諾されたQoSフローのリスト、および活性化されたPDUセッションのための拒絶されたQoSフローのリストを含むN2 SM情報を含むことができる。N2 SM情報は(R)AN204のトンネル情報を含むことができる。(R)AN204は、ステップ(7422)においてAMF218が別々のN2メッセージを送信すると、別々のN2メッセージ(例えばN2トンネルセットアップ応答)でN2 SM情報に応答することができる。ステップ(7422)におけるN2要求メッセージに複数のN2 SM情報が含まれる場合、N2要求ACK(7428)は、複数のN2 SM情報、およびAMF218が応答を関連するSMF220に関連付けられるようにする情報を含むことができる。
AMF218は次に、N11メッセージ(7430)を、承諾されたPDUセッションごとにSMF220に送信することができる。メッセージ(7430)は、((R)ANトンネル情報、および承諾されたQoSフローのリストを含む)N2 SM情報およびRATタイプを含むことができる。ステップ(7420)においてN2 SM情報(1つまたは複数)をAMF218が受信した場合、AMF218は、N2 SM情報を関連するSMF220に転送することができる。最後のレポートされたUEのタイムゾーンと比べてUEのタイムゾーンが変化した場合、AMF218は、このメッセージ(7430)の中にUEのタイムゾーンIEを含めることができる。動的なPCCが導入される場合、SMF220は、PDU-CANセッション変更(7432)を任意選択で始め、新しい位置情報をPCF222に提供することができる。
ステップ(7410)においてソースUPF212sが選択される場合、およびユーザプレーンがセットアップされるか変更されることになる場合、SMF220は、N4変更要求メッセージ(7434)をソースUPF212sに送信することによって、N4セッション変更要求手順を始めることができる。メッセージ(7434)は、(R)ANトンネル情報を含むことができる。ソースUPF212sは、N4セッション変更応答メッセージ(7436)をSMF220に送信することができる。ステップ(7410)においてターゲットUPF212tが選択される場合、およびユーザプレーンがセットアップされるか変更されることになる場合、SMF220は、N4メッセージPDUセッション変更要求をターゲットUPF212tに送信することによって(7438)、N4セッション変更手順を始めることができる。メッセージは、(R)ANトンネル情報を含むことができる。ターゲットUPF212tは、N4セッション変更応答メッセージ(7440)をSMF220に送信することができる。
SMFは、N11メッセージACKメッセージ(7442)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7442)は、PDUセッションIDを含むことができる。SMF220は、成功のセッション活性化メッセージ(7442)をAMF218に示すことができる。AMF218は、PDUセッションの活性化状態を格納することができる。ステップ(7420)においてセットされたタイマーが切れると、SMF220は、N4メッセージセッション終了要求(7444)をソースUPF212sに送信することができる。メッセージ(7440)は、UE202の識別子(例えばSUPI)およびPDUセッションIDを含むことができる。ソースUPF212sは、PDUセッションコンテキストを削除することができる。ソースUPF212は次に、N4メッセージセッション終了応答メッセージ(7446)をSMF220に送信することができる。
図74において、N3接続終端UPFは、データネットワーク(DN)208へのN6接続を提供するUPF212ではない。N3接続終端UPFがDN208へのN6接続を提供するUPF212でもある場合、5Gコアネットワーク(SMF220)は、N3接続の終端となり、N6接続を行うUPF機能に新UPF機能を接続するためのUPF機能を挿入することができる。
サービス要求手順は、PDUセッションのためのユーザプレーンリソースの確立を要求するために、CM-CONNECTED状態にある5GのUE202によって使用されてよい。ネットワークは、ユーザプレーンのリソース確立が成功しない場合にさらなるアクションを行うことができるということに留意されたい。図75に示される手順は(ネットワークにUE202が登録されると)、UE202がCM-CONNECTED状態にあると常にみなされ、ユーザプレーンリソースがアクティブPDUセッションに対して確立していると常にみなされるアクセスネットワークに対して使用されるということにも留意されたい。
図75は、本発明の実施形態による、CM-CONNECTED状態においてUEがトリガするサービス要求手順(7500)の例をメッセージフロー図で示す。UE202は、MM NASサービス要求メッセージ(7402)を(R)AN204に送信することができる。メッセージ(7402)はPDUセッションIDを含むことができる。UE202は、RRCメッセージの中にカプセル化されたAMF218へのNASメッセージサービス要求を(R)AN204に送信することができる。MM NASサービス要求メッセージは、暗号化され整合性保護されてよい。NASメッセージサービス要求メッセージの中のPDUセッションIDは、活性化するためにUE202が選択するPDUセッションを示すことができる。
(R)AN204は次に、N2メッセージ(7404)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7404)は、MM NASサービス要求を含むことができる。AMF218によるサービス要求(7404)のハンドリングができない場合、AMF218はサービス要求を拒絶することができる。(R)AN204は、既存のN2接続に基づいてMM NASサービス要求メッセージをAMF218に転送することができる。AMF218は、N11メッセージ(7408)をSMF220に送信することができる。メッセージは、PDUセッションID、((R)ANアドレスのフォーマットでよいUEの)位置情報、およびRATタイプを含むことができる。要求されたPDUセッションを現在のソースUPF212sがサーブできない場合、SMF212sは、TS23.501の節6.3.3にある尺度に基づいて、ターゲットUPF212tを選択することができる(7410)。そうでなければ、要求されたPDUセッションをソースUPF212sがサーブできる場合、ステップ(7412)からステップ(7418)まで、ならびにステップ(7438)、ステップ(7440)、ステップ(7444)、およびステップ(7446)はスキップされる。
ターゲットUPF212tが判断されると、SMF220は、N3トンネル情報(N3アップリンクトンネルエンドポイント識別子など)ならびにN9トンネル情報(N9アンカーUPFアドレスおよびN9アップリンクトンネルエンドポイント識別子など)を割り当てることができる。SMF220は次に、N4メッセージPDUセッション確立要求メッセージ(7412)をターゲットUPF212tに送信することができる。メッセージ(7412)は、PDUセッションID、QoSポリシ、課金ポリシ、ならびにN3およびN9トンネル情報を含む、UEおよびPDUセッションコンテキストを含むことができる。次にターゲットUPF212tは、PDUセッションをサポートするリソースを準備することができる。ターゲットUPF212tは、N4メッセージセッション確立応答メッセージ(7414)をSMF220に送信することができる。メッセージ(7414)は、UEの識別子(例えばSUPI)およびPDUセッションIDを含むことができる。
次にSMF220は、N4メッセージセッション変更要求メッセージ(7416)をアンカーUPF212a(すなわち、セッションアンカーUPF)に送信することができる。メッセージ(7416)は、SUPI、ならびにターゲットUPFアドレスおよびN9ダウンリンクトンネルエンドポイント識別子などのN9のターゲットUPF212tのトンネル情報を含むことができる。次に、アンカーUPF212aは、ターゲットUPFトンネル情報を更新することができる。アンカーUPF212aは、N4メッセージセッション変更応答メッセージ(7418)をSMF220に送信することができる。SMF220は、N11メッセージ(7420)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7420)は、PDUセッションID、QoSプロフィール、CN N3トンネル情報、およびS-NSSAIなどのN2 SM情報を含むことができる。
N11メッセージ(7408)を受信すると、各SMF220は、PDUセッションのためのユーザプレーンを確立するために、N11メッセージ(7420)をAMF218に送信することができる。N2 SM情報は、AMF218が(R)AN204に提供できる情報を含むことができる。ターゲットUPF212tが選択されると(7410)、SMF220は、ステップ(7444)およびステップ(7446)において使用されることになるタイマーをスタートさせることができる。AMF218は、N2要求メッセージ(7422)を(R)AN204に送信することができる。メッセージ(7422)は、PDUセッションID、QoSプロフィール、CN N3トンネル情報、S-NSSAI、およびMM NASサービス承諾を含むSMF220から受信したN2 SM情報を含むことができる。複数のSMF220を伴う複数のPDUセッションがある場合、AMF218は、ステップ(7420)において全てのSMF220からの応答を待つ必要はない。
RANは、PDUセッションのQoSフローに関するQoS情報および活性化されたデータ無線ベアラに応じてUE202とのRRC接続再構成(7424)を行う。(R)AN204は、MM NASサービス承諾をUE202に転送することができる。選択されたPDUセッションのためのユーザプレーンの無線リソースがセットアップされた後、UE202からのアップリンクデータは次に、(R)AN204に転送されてよい(7426)。5Gの(R)AN204は、ステップ(7422)において提供されたUPFアドレスおよびトンネルIDにアップリンクデータを送信することができる。(R)AN204は次に、N2要求ACKメッセージ(7428)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7428)は、(R)ANトンネル情報、活性化されたPDUセッションに対する承諾されたQoSフローのリスト、および活性化されたPDUセッションに対する拒絶されたQoSフローのリストなどのN2 SM情報を含むことができる。メッセージ(7428)は、例えば(R)ANトンネル情報といったN2 SM情報を含むことができる。(R)ANは、ステップ(7422)において別々のN2メッセージ(例えばN2トンネルセットアップ応答)でN2 SM情報を送信することができる。AMF218は次に、N11メッセージ(7430)を承諾されたPDUセッションごとにSMF220に送信することができる。メッセージ(7430)は、((R)ANトンネル情報、承諾されたQoSフローのリスト、および拒絶されたQoSフローのリストを含む)N2 SM情報を含むことができる。動的なPCCが導入される場合、SMF220はPDU-CANセッション変更(7432)を任意選択で始め、新しい位置情報をPCF222に提供することができる。
SMF220は、N4セッション変更要求メッセージ(7434)をソースUPF212sに送信することができる。メッセージ(7434)は、(R)ANトンネル情報および承諾されたQoSフローのリストを含むことができる。ステップ(7412)においてソースUPF212sが選択される場合、およびユーザプレーンがセットアップされるか変更されることになる場合、SMF220は、(R)ANトンネル情報(例えば(R)ANアドレスおよび(R)ANのN3トンネルエンドポイントID)を提供するN4セッション変更要求メッセージ(7434)を送信することによってN4セッション変更手順を始めることができる。ソースUPF212sは、N4セッション変更応答メッセージ(7436)をSMF220に送信することができる。ステップ(7410)においてターゲットUPF212tが選択される場合、およびユーザプレーンがセットアップされるか変更されることになる場合、SMF220は、(R)ANトンネル情報(例えば、(R)ANアドレスおよび(R)ANのN3トンネルエンドポイントID)を提供するN4セッション変更要求(7438)をターゲットUPF212tに送信することによって、N4セッション変更手順を始めることができる。ターゲットUPF212tは、N4セッション変更応答メッセージ(7440)をSMF220に送信することができる。SMF220は、N11メッセージACKメッセージ(7442)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7442)はPDUセッションIDを含む。SMF220は、成功のセッション活性化をAMF218に示すことができる。AMF218は次に、PDUセッションの活性化状態を格納することができる。ステップ(7410)においてターゲットUPF212tが選択される場合、ステップ(7422)においてセットされたタイマーが切れると、SMF220は、N4メッセージセッション終了要求メッセージ(7444)をソースUPF212sに送信することができる。メッセージ(7444)は、UE202の識別子(例えばSUPI)およびPDUセッションIDを含むことができる。ソースUPF212sはPDUセッションコンテキストを削除し、N4メッセージセッション終了応答メッセージ(7646)をSMF220に送信することができる。
ネットワークがトリガするサービス要求の手順は、UE202とのシグナリング(例えば、UE202へのN1シグナリング、モバイル終端のSMS、モバイル終端のユーザデータを配信するためのPDUセッションのユーザプレーンのリソース確立)をネットワークが行う必要があるときに使用されてよい。UE202がCM-IDLE状態またはCM-CONNECTED状態にある場合、ネットワークは、ネットワークがトリガするサービス要求手順を始めることができる。UE202がCM-IDLE状態にあり、非同期タイプ通信が活性化されない場合、ネットワークは、ページング要求を(R)AN/UEに送信することができる。ページング要求は、UE202においてサービス要求手順をトリガすることができる。非同期タイプ通信が活性化されると、ネットワークは受信したメッセージを格納し、UE202がCM-CONNECTED状態に入ると、メッセージを(R)AN204および/またはUE202に転送すること(すなわち(R)AN204および/またはUE202とコンテキストを同期すること)ができる。
図76は、本発明の実施形態による、ネットワークがトリガするサービス要求の手順(7600)の例をメッセージフロー図で示す。PDUセッションのダウンリンクデータをUPF212が受信し(7602)、PDUセッションに対するUPF212に格納された(R)AN204のトンネル情報がないとき、UPF212は、ダウンリンクデータをバッファすることができる。最初のダウンリンクデータパケット(7602)が到着すると、UPF212は、データ通知メッセージ(7604)をSMF220に送信することができる。メッセージ(7604)は、PDUセッションIDおよび優先度を含むことができる。このPDUセッションに対して以前のいずれかのデータ通知において使用された優先度と同じか、これより低い優先度で、同じPDUセッションにおけるQoSフローに対するさらなるダウンリンクデータパケット(7602)をUPF212が受信すると、UPF212は、新しいデータ通知を送信せずにこれらのダウンリンクデータパケットをバッファすることができる。このPDUセッションに対する、以前のいずれかのデータ通知において使用された優先度より高い優先度で、同じPDUセッションにおけるQoSフローに対するさらなるダウンリンクデータパケットをUPF212が受信すると、UPF212は、データ通知メッセージ(7604)を高い方の優先度を示すSMF220に送信することができるということに留意されたい。(TS23.501の節5.2.Xにおいて指定されるような)ページングポリシ分化機能(Paging Policy Differentiation feature)がUPF212によってサポートされる場合、およびこのN4セッションに対するSMF220によってこの機能が活性化される場合、UPF212は、ダウンリンクデータパケットのIPヘッダからのTOS(IPv4)/TC(IPv6)値の中のDSCPを含むこともできる。UPF212においてユーザプレーンが確立されるのを待っている間に、新しいAMF218がUE202をサーブすることを通知するN11メッセージを新しいAMF218からSMF220が受信すると、SMF220は、データ通知メッセージ(7604)を新しいAMF218に再び送信することができる。SMF220は、データ通知ACK(7606)をUPF212
に送信することができる。
データ通知メッセージ(7604)を受信すると、SMF220はAMF218を判断し、データ通知メッセージ(7604)の中で受信した優先度およびPDUセッションIDを含むN11メッセージ(7608)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7608)は、UEの永続的ID、PDUセッションID、(PDUセッションID、QoSプロフィール、CN N3トンネル情報、およびS-NSSAIを含む)N2 SM情報、優先度、ならびにページングポリシの指示を含むことができる。ユーザプレーン接続が活性化されるのを待っている間に、同じPDUセッションだが、このPDUセッションに対して以前のいずれかのデータ通知の中で示された優先度より高い優先度のPDUセッションに対する任意のさらなるデータ通知メッセージ(7604)をSMF220が受信すると、SMF220は、高い方の優先度およびPDUセッションIDを示す新しいN11メッセージ(7608)をAMF218に送信することができる。ユーザプレーンが活性化されるのを待っている間に、SMF220がN11メッセージを送信したAMF218以外のAMF218からN11メッセージ応答(7606)をSMF220が受信すると、SMF220は、このAMF218にN11メッセージを送信することができる。ページングポリシの分化をサポートしているとき、SMF220は、データ通知メッセージ(7604)をトリガしたダウンリンクデータ(7602)に関連したページングポリシの指示をN11メッセージ(7608)の中で示すことができる。AMF218は、例えば、ネットワークが始めたデタッチ、およびSMF220が始めたPDUセッション変更といった、UE/RANへのシグナリングをもたらす可能性のある他のネットワーク機能から要求メッセージを受信することができるということに留意されたい。UE202がCM-CONNECTED状態にあり、UE202へのN1メッセージをAMF218が配信するだけの場合、下記のステップ(7618)においてフローが続く。UE202がCM-IDLE状態にあり、ページングのためにUE202に到達できないとAMF218が判断する場合、AMF218は、SMFに、もしくはUE202に到達できないことを示す要求メッセージをAMF218がステップ(7608)において受信した他
のネットワーク機能に、N11メッセージを送信することができるか(7610)、またはAMF218は非同期タイプ通信を行い、N11メッセージ(7610)を格納する。非同期タイプ通信が起動され、AMF218がN11メッセージを格納した場合、AMF218は、例えばUE202がCM-CONNECTED状態に入るときといった、UE202に到達できるときに、UE202および(R)AN204との通信を始めることができる。旧AMF218がN11メッセージ(7608)を受信するときにAMF218の変更を伴う登録手順が進行中の場合、旧AMF218は、N11メッセージが一時的に拒絶されたことを示すことによりN11メッセージを拒絶することができる。SMF220は、ユーザプレーンのセットアップ失敗(7612)についてUPF212に通知することができる。SMF220から要求されたN11メッセージが一時的に拒絶されたという情報を受信し、ダウンリンクデータ通知をUPF212から受信すると、SMF220は、拡張されたバッファリングを適用することをUPF212に要求することができる。
AMF218は、ページングメッセージ(7740)を(R)ANノードに送信することができる。UE202がCM-CONNECTED状態にある場合、AMF218は、UEがトリガするサービス要求手順(7618)の中のステップを行って、このPDUセッションのためのユーザプレーン接続を活性化する(すなわち、無線リソースおよびN3トンネルを確立する)。この手順の残りは省略されてよい。UE202がRM-REGISTERED状態、CM-IDLE状態にあり、到達できる場合、AMF218は、UE202が登録されている登録エリアに属している(R)ANノードにページングメッセージ(7740)を送信することができる。ページングは、ページングのためのNAS ID、登録エリアのリスト、ページングDRX長、およびページング優先度の指示を含むことができる。ページングポリシの分化をサポートしているとき、AMF218は、ページング要求メッセージの中にページングポリシの指示を含めることができる。
DNN、ページングポリシの指示、利用可能なときのSMF220からのPDUセッションID、およびN11メッセージの中で受信したPDUセッションIDによって識別された他のPDUセッションコンテキスト情報の様々な組合せに対するページング方策がAMF218において構成されてよい。ページング方策は、ページング再伝送方式(例えば、どれほど頻繁に、またはどのような時間間隔でページングが繰り返されるか)と、いくつかのAMF218が高い負荷状態にあるときにページングメッセージ(7740)を(R)ANノードに送信するべきかどうかを判断することと、サブエリアベースのページング(例えば、最後に知られたセルidまたはTAにおいて最初にページングし、全ての登録されたTAにおいて再伝送する)を利用すべきかどうかとを含むことができる。AMF218および(R)AN204は、以下の手段の1つまたはいくつかによって、UE202を成功裏にページングするのに利用されるシグナリング負荷およびネットワークリソースを減少させるためにさらなるページング最適化をサポートすることができる。
・ 特定のページング方策(例えば、最後にUE202をサーブした(R)ANノードにN2ページングメッセージ(7740)が送信されること)をAMF218によって実装することによる。
・ CM-IDLE状態への遷移において(R)AN204によって提供される推奨セルおよびRANノードに関する情報をAMF218によって考慮することによる。AMF218は、ページングされることになる(R)ANノードを判断するために、この情報の(R)ANノードに関連した部分を考慮し、これらの(R)ANノードのそれぞれへのN2ページングメッセージの中で推奨セルに関する情報を提供する。
・ ページングにおいてAMF218によって提供されるページング試行回数情報を(R)AN204が考慮することによる。
ページング情報のUE無線容量がAMF218において利用できる場合、AMF218は、N2ページングメッセージ(7740)の中のページング情報のUE無線容量を(R)ANノード204に追加することができる。ページングのための推奨セルおよび(R)ANノードに関する情報がAMF218において利用できる場合、AMF218は、ページングのための(R)ANノードを判断するためにこの情報を考慮することができ、(R)ANノードをページングすると、AMF218は、推奨セルに関する情報を(R)ANノードに透過的に伝えることができる。AMF218は、N2ページングメッセージの中にページング試行回数情報を含めることができる。ページング試行回数情報は、ページングのためにAMF218によって選択された全て(R)ANノードに対して同じでよい。ページングメッセージを(R)ANノードがAMF218から受信すると、UE202は(R)ANノードによってページングされてよい(7614)。
AMF218は、N11メッセージACK(7616)をSMF220に送信することができる。AMF218は、ページング手順をタイマーで監督することができる。ページング要求メッセージ(7614)に対する応答をAMF218がUE202から受信しない場合、AMF218は、任意の適用可能なページング方策に従ってさらなるページングを適用することができる。応答をAMF218がUE202から受信しない場合、AMF218はUE202を到達不能とみなし、SM N2メッセージは(R)AN204にルートされることはない。AMF218は次に、UE202が応答するのを防ぐ進行中のMM手順をAMF218が認識している限り、すなわち別のAMF218による登録手順をUE202が行っていることを示すN14コンテキスト要求メッセージをAMF218が受信する限り、「メッセージルーティングサービス」の失敗を示すために、SMF220または他のネットワーク機能に、例えばUE不到達といった適正な「失敗原因」と共に「N11メッセージ拒絶」を返すことができる(7616)。「N11メッセージ拒絶」が受信されると、SMF220は、UPF212に通告することができる。
UEがCM-IDLE状態にあるとき、ページング要求(7614)を受信すると、UEは、UEがトリガするサービス要求手順(7618)を始めることができる。AMF218は、もしあればMM NASサービス要求メッセージの中のPDUセッションIDによって識別されたPDUセッションと関連付けられたSMF220にN11メッセージを送信することができるが、ステップ(7608)においてAMF218がN11メッセージを受信するSMF220には送信することができない。UPF212は、サービス要求手順(7618)を行った(R)ANノードを介して、任意のバッファされたダウンリンクデータをUE202に向けて送信する。ネットワークは、ステップ(7608)において説明された他のネットワークエンティティからの要求により手順がトリガされると、ダウンリンクシグナリング(7620)を送信することができる。
セキュア接続の確立をAMF218に要求するために、CM-IDLE状態にある5GのUE202によって、CM-IDLE状態におけるUEがトリガしたサービス要求の手順が使用されてよい。CM-IDLE状態にあるUE202は、アップリンクシグナリングメッセージ、ユーザデータ、またはネットワークページング要求への応答を送信するためにサービス要求手順を始めることができる。サービス要求メッセージを受信した後、AMF218は認証およびセキュリティ手順を行うことができる。AMF218へのセキュアシグナリング接続の確立後、UE202またはネットワークは、例えばUE202からネットワークまたはSMF220へのPDUセッション確立といったシグナリングメッセージを、AMF218を介して送信することができ、ネットワークによって要求された、および/またはサービス要求メッセージの中で指示されたPDUセッションのためのユーザプレーンのリソース確立を開始することができる。任意のサービス要求に対して、AMF218は、UE202とネットワークの間のPDUセッションステータスを同期するために、サービス応答メッセージで応答することができる。AMF218は、ネットワークによるサービス要求の承諾ができない場合、サービス拒絶メッセージでUE202に応答することもできる。ユーザデータによるサービス要求に対して、ネットワークは、ユーザプレーンのリソース確立が成功しない場合、さらなるアクションを行うことができる。図64に示される手順は(ネットワークにUE202が登録されると)、UE202がCM-CONNECTED状態にあると常にみなされ、ユーザプレーンリソースがアクティブPDUセッションに対して確立していると常にみなされるアクセスネットワークには適用できないということに留意されたい。
図77は、本発明の実施形態による、CM-CONNECTED状態においてUEがトリガするサービス要求手順(7700)の例をメッセージフロー図で示す。UE202は、MM NASサービス要求メッセージ(6402)を(R)AN204に送信することができる。メッセージ(6402)はPDUセッションIDを含むことができる。UE202は、RRCメッセージの中にカプセル化されたAMF218へのNASメッセージサービス要求を(R)ANに送信することができる。MM NASサービス要求メッセージは暗号化され、整合性保護されてよい。NASメッセージサービス要求メッセージの中のPDUセッションIDは、活性化するためにUE202が選択するPDUセッションを示す。
(R)AN204はN2メッセージ(6404)をAMF218に送信することができる。メッセージ(6404)は、MM NASサービス要求を含むことができる。AMF218によってサービス要求(6404)のハンドリングができない場合、AMF218はサービス要求を拒絶することができる。(R)AN204は、既存のN2接続に基づいてMM NASサービス要求メッセージをAMF218に転送することができる。AMF218は次に、PDUセッションIDと関連付けられたSMF220にN11メッセージ(6408)を送信することができる。N11メッセージ(6408)を受信すると、各SMF220は、PDUセッションのためのユーザプレーンを確立するために、N11メッセージ(6410)をAMF218に送信することができる。メッセージ(6410)は、PDUセッションID、QoSプロフィール、CN N3トンネル情報、およびS-NSSAIを含むN2 SM情報を含むことができる。N2 SM情報は、AMF218が(R)AN204に提供できる情報を含むことができる。
AMF218は次に、N2要求メッセージ(6412)を(R)AN204に送信することができる。メッセージ(6412)は、SMFから受信した(QoSプロフィール、およびCN N3トンネル情報を含む)N2 SM情報、MM NASサービス承諾を含むことができる。複数のSMF220を伴う複数のPDUセッションがある場合、AMF218は、ステップ(6410)において全てのSMF220からの応答を待つ必要はない。(R)AN204は次に、活性化されたPDUセッションのQoSフローに関するQoS情報およびデータ無線ベアラに応じて、UE202とのRRC接続再構成(6414)を行うことができる。(R)AN204は、MM NASサービス承諾をUE202に転送することができる。QoSフローのうちの少なくとも1つを(R)AN204が承諾すると、UE202は、PDUセッションの活性化状態を格納することができる。そうでなければ、UE202は、サービス要求を、(R)AN204によって承諾されないものとみなし、UEにおけるPDUセッション状態は不活性化されたままである。
選択されたPDUセッションのためのユーザプレーンの無線リソースがセットアップされた後、UE202からのアップリンクデータはここで、(R)AN204に転送されてよい(6416)。5Gの(R)AN204は、ステップ(6410)において提供されたUPF212のアドレスおよびトンネルIDにアップリンクデータを送信することができる。少なくとも1つのQoSフローを(R)AN204が承諾すると、(R)AN204は、N2要求ACKメッセージ(6418)をAMF218に送信することができる。メッセージ(6418)は、PDUセッションID、((R)ANトンネル情報、活性化されたPDUセッションのための承諾されたQoSフローのリスト、および活性化されたPDUセッションのための拒絶されたQoSフローのリストを含む)N2 SM情報を含むことができる。(R)AN204は、別々のN2メッセージ(例えばN2トンネルセットアップ応答)でN2 SM情報に応答することができる。(R)AN204がPDUセッションを承諾しない場合、(R)AN204は、N2要求が承諾されないこと、および原因コードを示すN2要求ACKメッセージ(6418)をAMF218に送信することができる。メッセージ(6418)は、(PDUセッションID、PDUセッション拒絶、および原因コードを含む)N2 SM情報を含むことができる。AMF218は、N11メッセージ(6420)を承諾されたPDUセッションごとにSMF220に送信することができる。メッセージ(6420)は、PDUセッションID、およびステップ(6418)において(R)AN204から受信したN2 SM情報を含むことができる。
PDUセッションが承諾される場合、および動的なPCCが導入される場合、SMF220はIP-CANセッション変更手順(6422)を始め、新しい位置情報をPCF222に提供することができる。PDUセッションが承諾される場合、およびユーザプレーンがセットアップされるか変更されることになる場合、SMFは、RANトンネル情報および承諾されたQoSフローのリストを提供するN4セッション更新要求(6424)メッセージを送信することによってN4セッション変更手順を始める。UPF212は次に、N4セッション更新応答メッセージ(6426)をSMF220に送信することができる。SMFは次に、N11メッセージACKメッセージ(6428)をAMF218に送信することができる。メッセージは、PDUセッションIDおよびPDUセッション状態を含むことができる。SMF220は、(活性化されたまたは不活性化された)PDUセッション状態をAMF218に示すことができる。
AMF218が変化せず、既存のUPF212を保つことをSMF220が判断するときに、Xnを使用してソース(R)AN204sからターゲット(R)AN204tにUE202をハンドオーバするのに、ユーザプレーン機能再配置のない、XnベースのNG間RANハンドオーバ手順が使用されてよい。参照されるUPF212は、5GCにおいてN3インターフェースの終端となるUPF212である。ソースUPF212sとターゲットUPF212tとの間のIP接続の存在が想定される。いくつかのPDUセッションをサーブするのに十分なリソースをターゲット(R)AN204が有していない場合、ターゲット(R)AN204はSMF220に通知することができる。SMF220は次に、PDUセッションを解放すること、または保つことを判断することができる。解放されることになるPDUセッションに対して、SMF220は、PDUセッション解放手順を始めることができる。保たれることになるPDUセッションに対して、SMF220は、1.ターゲット(R)AN204tとUPF212の間のN3トンネルを不活性化すること、2.Session-AMBR(集約された最大ビットレート)をゼロにセットすること、または3.エアインターフェースDRBおよびN3トンネルを含むユーザプレーンを不活性化すること、のうちの1つを行うことができる。
図78は、本発明の実施形態による、XnインターフェースのないAMF内NG間RANノードハンドオーバ手順(7800)の例をメッセージフロー図で示す。ダウンリンクUPデータは、UPF212とUE202の間を、S-RAN204sを介して送信していてよい(7802)。N2を介して再配置をS-RAN204sにトリガさせるイベントが発生することがある(7804)。S-RAN204sは、ハンドオーバ要求メッセージ(7806)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7806)は、ターゲットID、ソースからターゲットへの透明コンテナ(Source to Target transparent container)、およびPDUセッションIDを含むことができる。ソースからターゲットへの透明コンテナは、T-RAN204tによって使用されることになるS-RAN204sによって作り出される(R)AN情報を含むことができ、5GCNに対して透明である。S-RAN204sによってハンドリングされる全てのPDUセッション(すなわちアクティブなUP接続のある既存の全てのPDUセッション)は、これらのPDUセッションのうちのどれが、ハンドオーバすることをS-RAN204sによって要求されるかを示すハンドオーバ要求メッセージ(7806)の中に含まれてよい。
AMF218は、PDUハンドオーバ要求メッセージ(7808)をSMF220に送信することができる。メッセージは、PDUセッションIDおよびターゲットIDを含むことができ、N2ハンドオーバ候補としてS-RAN204sによって示された各PDUセッションに対して送信されてよい。PDUセッションIDは、N2ハンドオーバのためのPDUセッションの候補を示す。
SMF220は、PDUハンドオーバ応答メッセージ(7810)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7810)は、PDUセッションIDおよびSM N2情報を含むことができる。SMF220は、ターゲット(R)ANノード204tへのN3接続をサポートするUPF212を選択することができる。SMF220は、示されたPDUセッションに対するN2ハンドオーバが承諾される可能性があるかどうかをチェックすることができ、AMF220に対して透過的にT-RAN204tに送信されたSM N2情報に結果を含めることができる。PDUセッションに対するN2ハンドオーバが承諾されると、SM N2情報は、PDUセッションID、UPF212のN3 UPアドレスおよびトンネルID、ならびにQoSパラメータを含むこともできる。
AMF218は、関連するSMF220からのPDUハンドオーバ応答メッセージ(7812)を監督する。ハンドオーバの候補であるPDUセッションに対する最大遅延指示の最低値は、N2ハンドオーバ手順を続ける前にPDUハンドオーバ応答メッセージ(7810)をAMF218が待つことができる最大時間を示す。最大待ち時間が切れると、または全てのPDUハンドオーバ応答メッセージが受信されると、AMF218は、ステップ(7820)においてN2ハンドオーバ手順(ハンドオーバ要求メッセージ)を続ける。
AMF218は、PDUハンドオーバキャンセルメッセージ(7814)をSMF220に送信することができる。メッセージ(7814)は、PDUセッションIDを含むことができる。到着が遅すぎるPDUハンドオーバ応答メッセージ(7810)はSMF220に示され、割り振られた可能性のある選択されたUPF212のN3 UPアドレスおよびトンネルIDをSMF220が割り振りの解除を行えるようにする。AMF218によってSMF220に送信されたPDU変更要求メッセージ(7816)、およびSFM220によってAMF218に送信されたPDU変更応答メッセージ(7818)はステップ(7812)において開始し、これ以降のステップと並行して行われるということに留意されたい。
AMF218は、ハンドオーバ要求メッセージ(7820)をT-RAN204tに送信することができる。メッセージ(7820)は、ソースからターゲットへの透明コンテナ、MM N2情報、およびSM N2情報リストを含むことができる。AMF218は、ターゲットIDに基づいてT-RAN204tを判断および/または選択することができる。AMF218は、AMF218においてUE202に有効なGUTI、およびターゲットTAIを割り振ることができる。ソースからターゲットへの透明コンテナは、S-RAN204sから受信したときに転送されてよい。MM N2情報は、例えばセキュリティ情報およびハンドオーバ制約リストを含むことができる。SM N2情報リストは、ステップ(7814)の終了まで受信したPDUハンドオーバ応答メッセージの中のSMF220からのSM N2情報を含むことができる。
T-RAN204tは、ハンドオーバ要求承認メッセージ(7822)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7822)は、ターゲットからソースへの透明コンテナ(Target to Source transparent container)、SM N2応答リスト、およびセットアップできなかったPDUセッションのリスト(PDU sessions failed to be setup list)を含むことができる。ターゲットからソースへの透明コンテナは、アクセス層部分とNAS部分があるUE202のコンテナを含むことができる。UE202のコンテナは、AMF218およびS-RAN204sを介してUE202に透過的に送信されてよい。S-RAN204sに提供される情報は、セットアップできなかったPDUセッションを示すPDUセッションIDのリスト、および失敗の理由(例えば、SMF220の判定、遅すぎるSMF220の応答、またはT-RAN204tの判定)を含むこともできる。SM N2応答リストは、SM N2情報を受信したそれぞれごとに、またN2ハンドオーバのためにPDUセッションを承諾したSMF220ごとに、PDUセッションID、ならびにPDUセッションID、およびPDUセッションに対するN2ハンドオーバ要求をT-RAN204tが承諾したかどうかを示すSM N2応答を含む。N2ハンドオーバのためのPDUセッションを承諾したT-RAN204tごとにそれぞれに対して、SM N2応答は、T-RAN204tのN3 UPアドレスおよびトンネルID、ならびに承諾されたQoSフローのリストを含むことができる。T-RAN204tが拒絶するPDUセッションに対して、T-RAN204tは、Session-AMBRをゼロにセットすることができる。代替として、T-RAN204tは、UPF212のN3トンネル情報を除去することができる。
AMFは、PDU変更要求メッセージ(7824)をSMF220に送信することができる。メッセージ(7824)は、PDUセッションIDおよびSM N2応答を含むことができる。(SM N2応答リストに含まれる)SM N2応答を受信した各T-RAN204tに対して、AMF218は、個々のPDUセッションIDによって示されたSMF220に受信したSM N2応答を送信することができる。
SMF220は、PDU変更応答メッセージ(7826)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7826)はPDUセッションIDを含むことができ、メッセージ(7826)は、PDU変更要求メッセージ(7824)を受信したそれぞれに対して送信されてよい。SMF220は、T-RAN204tによってN2ハンドオーバが承諾されると、T-RAN204tのN3 UPアドレスおよびトンネルIDをUPF212に示すことによって、N2ハンドオーバの準備を行うことができる。T-RAN204tによってN2ハンドオーバが承諾されない場合、SMF212は、拒絶されたPDUセッションのSession-AMBRをゼロにセットすることができる。SMF220は、PDU変更応答メッセージをAMF218に送信することによって変更要求メッセージを承認することができる。
AMFは、ハンドオーバコマンドメッセージ(7828)をS-RAN204sに送信することができる。メッセージ(7828)は、ターゲットからソースへの透明コンテナ、セットアップできなかったPDUセッションのリストを含むことができる。ターゲットからソースへの透明コンテナは、AMF218から受信したものとして転送されてよい。S-RAN204sは、セットアップできなかったPDUセッションのリスト、および示された失敗の理由を使用して、N2ハンドオーバ手順を進めるべきか否かを判断することができる。
S-RAN204sは、ハンドオーバコマンドメッセージ(7830)をUE202に送信することができる。メッセージは、UE202のコンテナを含むことができる。UE202のコンテナは、T-RAN204tからAMF218を介してS-RAN204sに透過的に送信されてよく、S-RAN204sによってUE202に提供される。
UE202がターゲットセルに成功裏に同期した後(7832)、UE202は、ハンドオーバ確認メッセージ(7834)をT-RAN204tに送信することができる。ハンドオーバはこのメッセージによって、成功したものとしてUE202によってみなされる。拒絶されたPDUセッションに対して、UE202は、再活性化タイマーの間、アップリンク要求を送信しない。このタイマーは、UE202のポリシ内のパラメータによって、またはSMF220からのメッセージによってセットされてよい。
T-RAN204tは次に、ハンドオーバ通知メッセージ(7838)をAMF218に送信することができる。ハンドオーバはこのメッセージによって、T-RAN204tにおいて成功したとみなされる。AMF218は次に、ハンドオーバ完了メッセージ(7840)をSMF220に送信することができる。メッセージは、PDUセッションIDを含むことができる。ハンドオーバ完了メッセージ(7840)は、N2ハンドオーバの成功を示すために、PDUセッションごとに対応するSMF220に送信されてよい。
SMF220は、ハンドオーバ完了ACKメッセージ(7842)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7842)は、PDUセッションIDを含むことができる。SMF220は、示されたPDUセッションのためのダウンリンクユーザプレーンがT-RAN204tに切換えられてよいことを選択されたUPF212に示すことができる。T-RAN204tによってサポートされないPDUセッションに対して、SMF220は、Session-AMBRをゼロにセットすること、再活性化タイマー、およびバッファコマンドを選択されたUPF212に通知することができる。再活性化タイマーが切れる前に、ダウンリンクパケット通知をUPFがSMF220に送信しない場合、ダウンリンクパケットをUPF212が受信すると、これらのパケットは、バッファコマンドに基づいてバッファされるかドロップされてよい。バッファコマンドがTRUEにセットされる場合、ダウンリンクパケットはバッファされる。バッファコマンドがFALSEにセットされる場合、ダウンリンクパケットはドロップされる。SMF220はこのようにして、ハンドオーバ完了メッセージの受信を確認することができる。AMF218は、UEコンテキスト解放コマンド()メッセージ(7846)をS-RAN204sに送信することができる。次にS-RAN204sは、UEコンテキスト解放完了()メッセージ(7848)をAMF218に送信することができる。ソース(R)AN204sはUE202に関連したソース(R)AN204sのリソースを解放し、UEコンテキスト解放完了()メッセージ(7846)で応答することができる。
別段の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術的用語および科学的用語は、本発明が属する技術分野における当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
先述の実施形態の説明を通じて、本発明は、ハードウェアだけを使用することによって、またはソフトウェアおよび必要な汎用ハードウェアプラットフォームを使用することによって実装されてよい。このような理解に基づいて、本発明の技術的ソリューションはソフトウェア製品の形で具体化されてよい。ソフトウェア製品は、不揮発性または非一時的ストレージ媒体に格納されてよく、媒体は、コンパクト・ディスク・リード・オンリ・メモリ(CD-ROM:compact disk read-only memory)、USBフラッシュディスク、または取外し可能ハードディスクでよい。ソフトウェア製品は、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイス)が本発明の実施形態の中で行われる方法を実行できるようにするいくつかの命令を含む。例えばこのような実行は、本明細書で説明されるような論理演算のシミュレーションに対応することができる。ソフトウェア製品は、本発明の実施形態による、デジタルロジック装置を構成するため、またはプログラムするための動作をコンピュータデバイスが実行できるようにするいくつかの命令を追加としてまたは代替として含むことができる。
AMF218は、UE202のアクセスおよび移動管理をハンドリングすることを担当しているが、SMF220は、PDUセッションの管理を担当している。AMFは、(活性化された、また不活性化された)PDUセッションの状態を格納する必要がなくてよい。図59および図60において以前提示されたいくつかの手順において、図72および図74におけるN2解放手順(または(R)ANにおけるUEコンテキスト解放手順)およびハンドオーバ手順に対して、AMFはPDUセッション状態を格納することができる。以下の実施形態において、AMFはPDUセッション状態を格納しなくてよく、これはAMFおよびSMFの機能を分離するのに役立つ。
「ANにおけるUEコンテキスト解放(UE Context Release in the AN)」手順とも呼ばれる図59におけるN2解放手順に対する代替ソリューションが図79に示され、ここでAMFはPDUセッション状態を格納しなくてよい。ANにおけるUEコンテキスト解放手順は、UE202がCM-IDLE状態に入るとN2接続を解放し、同時にPDUセッションを不活性化するために使用されてよい。図79は、本発明の実施形態による、N2解放およびPDUセッション不活性化手順(5900)の例をメッセージフロー図で示す。手順(7900)は、(R)AN204およびUE202が(R)AN上のシグナリング経路の解放(7902)を行うことから始まる。RRC解放手順(7902)は、上述のRRC解放手順(600A)に類似していてよい。(R)AN204はUE202と対話してRRCシグナリング接続を解放する。UE202はCM-IDLE状態に入り、全てのPDUセッションを不活性化する。(R)AN204は、(N2メッセージ)N2 UEコンテキスト解放(7904)をAMF218に送信することができる。メッセージ(5904)はO&Mの介入、UE不活動、等などの原因コードを含むことができる。当業者は、いくつかのシナリオにおいて、ステップ(7902)はステップ(7904)の前に、または並行して始められてよいことを理解するであろう。AMF218は、イベント「UEがCM-IDLE状態に入る」に対してAMFのUE移動イベント通知サービスに加入したSMF220に(N11メッセージ)UE移動イベント通知メッセージ(7906)を送信することができる。イベント「UEがCM-IDLE状態に入る」の他の名前は、「N2解放」または「CM-IDLEへのUE CM状態遷移」、等でもよい。メッセージ(7906)は、UEの識別子(SUPIなど)、複数の(R)ANへの複数の接続をUEが有する場合の(R)AN情報、原因コード、UE移動イベント、PDUセッションIDのリストを含むことができる。SMF220は、PDUセッションが確立されるか活性化されると、または別々の加入手順によってAMF218のUE移動イベント通知サービスに加入することができることに留意されたい。例えば2014年3月に公表されたTS23.502バージョン0.3.0において、
SMF220は、節4.2.3.2「CM-IDLE状態においてUEがトリガしたサービス要求(UE triggered Service Request in CM-IDLE state)」の図4.2.3.2-1のステップ4bにおける、または節4.2.3.3「CM-CONNECTED状態においてUEがトリガしたサービス要求(UE triggered Service Request in CM-CONNECTED state)」の図4.2.3.3-1のステップ3bにおける、または節4.3.2.2.1「ローカルブレークアウトを伴う非ローミングおよびローミング(Non-roaming and Roaming with Local Breakout)」の図4.3.2.2.1-1のステップ16における、AMF218のUE移動イベント通知サービスに加入することができる。
SMF220は次に、(N4メッセージ)N3解放要求(7908)をUPF212に送信する。解放要求メッセージ(7908)の他の名前は、セッション変更要求またはPDUセッション不活性化要求でよい。メッセージ(7908)は、SUPIなどのUEを識別する識別子、または不活性化されることになるPDUセッションIDを識別する識別子、バッファコマンド、および再活性化タイマーを含むことができる。バッファコマンドは、UPFが、UEのために受信したダウンリンクPDUパケットをバッファし、次に2017年3月に公表されたTS23502バージョン0.3.0の節4.2.3.3において説明される「ネットワークがトリガするサービス要求(Network Triggered Service Request)」手順をトリガするためにSMFへのダウンリンクデータ通知を始めるかどうかを示す。再活性化タイマーは、ダウンリンクのPDUパケットが到着する場合にダウンリンクデータ通知をSMFにUPFが送信することができる前にPDUセッションが不活性化される最小時間を示す。UPF212は次に、不活性化されることになるPDUセッションのUEのPDUセッションコンテキスト内のN3(R)ANトンネル情報(例えば(R)ANのIPアドレスおよびトンネル識別子)を解放する。UPFは、N3(R)ANトンネル情報の解放を確認するSMF220に(N4メッセージ)N3解放応答(7910)を送信する。メッセージ(7910)の他の名前は、セッション変更応答またはセッション不活性化応答でよい。UPF212は、不活性化されたPDUセッションのダウンリンクパケットをバッファし始めることができる。SMF220は、メッセージ(7906)の受信を確認するためにメッセージ(7912)を送信する必要がなくてよい。メッセージ(7912)の代わりに、トランスポート層プロトコルは、メッセージ(7906)を受信したときに承認メッセージを使用することができる。SMF220は次に、PDUセッションの状態をSession-IDLEに変更することができる。
AMF218は次に、(N2メッセージ)N2解放応答(7914)を(R)AN204に原因コードと共にN2インターフェースを超えて送信する。メッセージ(7914)の他の名前は、N2 UEコンテキスト解放要求でよい。AMF218は、UE202の全てのPDUセッションのセッション状態をSession-IDLE(またはセッション不活性化状態)に格納する必要がなくてよい。メッセージ(7914)はメッセージ(7906)の前に、並行して、または後に送信されてよいことに留意されたい。ステップ(7902)が行われない場合、RAN204およびUE202はRRC解放手順(7916)を行う。RRC解放手順(7916)は、上述のRRC解放手順(600A)に類似していてよい。メッセージ(7916)の他の名前は、「(R)AN上のシグナリング経路の解放」または「RRC再構成」でよい。(R)AN204は、RRC接続を解放するためにメッセージをUE202に送信する。UE202はCM-IDLE状態に入り、UE202における全てのPDUセッションがSession-IDLE状態(または言い換えるとセッション不活性化状態)に遷移する。RRC接続解放確認をUE202から受信すると、(R)AN204はUEコンテキストを除去する。次に(R)AN204は、(N2メッセージ)N2解放確認(7918)をAMF218に送信する。メッセージ(7918)の別の名前は、「N2 UEコンテキスト解放完了」でもよい。N2解放応答(7918)メッセージを受信すると、AMF218は、UEのCM状態をCM-IDLE状態にセットし、N2接続を解放する。AMF218は、「サービングセル変更」などのいくつかのUE移動イベントに対してPDUセッションをサービスするSMFのためのAMF218のUE移動イベント通知サービスへの加入を保つか除去することができることに留意されたい。
SMF220は、PDUセッションが確立されるか活性化されると、または別々の加入手順によって、イベント「サービングセル変更」に対するAMF218のUE移動イベント通知サービスに加入することができることに留意されたい。例えば2014年3月に公表されたTS23.502バージョン0.3.0において、SMF220は、節4.2.3.2「CM-IDLE状態においてUEがトリガしたサービス要求」の図4.2.3.2-1のステップ4bにおける、または節4.2.3.3「CM-CONNECTED状態においてUEがトリガしたサービス要求」の図4.2.3.3-1のステップ3bにおける、または節4.3.2.2.1「ローカルブレークアウトを伴う非ローミングおよびローミング」の図4.3.2.2.1-1のステップ16における、AMF218のUE移動イベント通知サービスに加入することができる。必然的に、例えば図72、図73、および図78におけるハンドオーバ手順の中で、AMF218は、イベント「サービングセル変更」に対するAMF218のUE移動イベント通知サービスに加入したSMF220に経路切換え要求を送信することができる。SMF220は、活性化された、または不活性化されたPDUセッションをSMFがサーブする場合に、AMF218のUE移動イベント通知サービスに加入することができる。不活性化されたPDUセッションに対して、PDUセッションをサーブするのに適切なUPFがない場合、ハンドオーバ手順の中でSMFはUPF212を再配置するか、不活性化されたPDUセッションを解放することができる。
PDUセッション状態をAMFが格納できず、UE移動イベント通知にSMFが加入する方法を用いることによって、図72に示されるXnベースのNG間(R)ANハンドオーバの別の実施形態が導出されることが可能である。
ハンドオーバ準備(7202)およびハンドオーバ実行(7204)において、いくつかのPDUセッションをターゲット(R)AN204tが拒絶する場合、ターゲット(R)AN204tは、UE202による拒絶されたPDUセッションに対するどのデータ無線ベアラ(DRB)もセットアップしない。UEは、DRBを割り当てたPDUセッションを解放しない。UEは、拒絶されたPDUセッションを解放すべきか不活性化すべきかについてのSMFからの判定を待つ。これらの要求は、図73において説明されるUPF再配置のあるXnベースのNG間(R)ANハンドオーバに適用されてもよい。
メッセージ(7208)の中でターゲット(R)AN204tは、N2経路切換え要求をAMF218に送信する。メッセージ(7208)は、承諾されたPDUセッションのリスト、および拒絶されたPDUセッションのリストを含む。
AMF218は、N2経路切換え要求(7208)の中で受信したPDUセッションのリスト、および各PDUセッションの承諾されたQoSフローのリストと関連付けられた各SMF220に、N11メッセージ(7210)を介してN2 SM情報を送信することができる。ターゲット(R)AN204tに切換えられることになるPDUセッションに対して、N11メッセージ(7210)を受信すると、SMF220のそれぞれは、既存のUPF212がUE202をサーブし続けられるかどうかを判断することができる。既存のUPF212がUE202をサーブし続けることができず、既存のUPF212がPDUセッションアンカーではない場合、TS23.502(2017年3月に公表されたバージョン0.3.0)の節4.9.1.2のステップ3〜ステップ11が行われる。そうでなければ、これらの既存のUPF212がUE202をサーブし続けられる場合、後続のステップ(7212)からステップ(7220)がSMF220のそれぞれによって行われてよい。
拒絶されたPDUセッションに対して、AMF218は、このPDUセッションをターゲット(R)AN204tがサポートしないことを通知するために、別々の要求を関連するSMF220に送信することができる。AMF218は、サービングセル変更によってトリガされるUE移動イベント通知に加入したSMF220に別々の要求を送信することができる。メッセージは、ターゲット(R)ANアドレスを含む。
ターゲット(R)AN204tによって要求された(承諾された)PDUセッションに対して、SMF220は、N4セッション変更要求メッセージ(7212)をUPF212に送信することができる。メッセージ(7212)は、(R)ANアドレス、およびダウンリンクユーザプレーンのトンネル識別子を含むことができる。ターゲット(R)AN204tによって拒絶されたPDUセッションに対して、SMF218は、PDUセッションを解放するか不活性化することができる。解放されることになるPDUセッションに対して、SMF218は、TS23.502の節4.3.4において定義されるようなPDUセッション解放手順を始めることができる。不活性化されることになるPDUセッションに対して、SMF218は、これらのPDUセッションに対するUPF212にN4セッション変更要求(7212)を送信することができる。メッセージ(7212)は、(R)ANアドレス、およびダウンリンクユーザプレーンのトンネルエンドポイント識別子などの(R)ANのN3トンネル情報の解放、バッファコマンド、ならびに再活性化タイマー、ならびに原因コード(例えば、ハンドオーバが拒絶された、またはデータ活動がない)を示すことができる。バッファコマンドは、入って来るダウンリンクパケットをUPF212がバッファすべきかどうかを示すために使用されてよいということに留意されたい。再活性化タイマーは、(R)ANのN3トンネル情報をUPF212が除去した後に、不活性化されたPDUセッションのUPが不活性化状態のままである期間を示すことができるということにも留意されたい。再活性化タイマーが切れる前に、UPF214は、バッファコマンドに従ってダウンリンクパケットをバッファすることができる。再活性化タイマーが切れた後、UPF212は、バッファコマンドに従ってダウンリンクパケットをバッファすることができる。再活性化タイマーが切れた前または後にダウンリンクパケットをUPF212が受信する場合、UPF212は、ネットワークがトリガするサービス要求を始めるために、ダウンリンクパケット通知をSMF220に送信することができる。
不活性化されたPDUセッションに対して、SMFは、新UPF機能を選択するよう判定してよい。新UPFが選択される場合、SMFは、PDUセッションコンテキストを新UPFに送信し、PDUセッションコンテキストを解放することを旧UPFに要求する。代替として、SMFは、新しいN3終端UPFをセットアップし、新しいN3終端UPFを旧UPFと接続することができる。
UPF212は、要求されたPDUセッションが切換えられるか変更/不活性化されてから、N4セッション変更応答メッセージ(7214)をSMF220に返すことができる。メッセージ(7214)は、アップリンクトラフィックのトンネル識別子を含むことができる。経路切換えを必要とするPDUセッションに対するターゲット(R)AN204tにおける再配列機能を支援するために、UPF212は、経路を切換えた直後に旧経路上の1つまたは複数の「エンドマーカ」パケット(7216)を送信することができる。UPF212は、ダウンリンクパケットをターゲット(R)AN204tに送信し始めることができる(7218)。SMF220は、成功裏に切換えられたか不活性化されたPDUセッションに対するAMF218にN11メッセージACK(7220)を送信することができる。切換えられたPDUセッションに対して、メッセージ(7220)は、N3 CNトンネル情報を含むN2 SMメッセージを含むことができる。不活性化されたPDUセッションに対して、メッセージ7220は、セッション不活性化要求およびPDUセッションIDを収めるN1 SMメッセージコンテナを収めることができる。SMFは、不活性化されたPDUセッションの不活性化状態を格納することができる。
N11メッセージACK(7220)がSMF220全てから受信されると、AMF218は、ターゲット(R)AN204tへのN2経路切換え要求ACK(7222)の中で受信したN2 SMメッセージおよびN1 SMメッセージを集約することができる。要求されたPDPセッションがどれも成功裏に切換えられなかった場合、AMF218は、N2経路切換え要求失敗メッセージをターゲット(R)AN204tに送信することができる。
AMFは、承諾されたPDUセッションに対する経路切換えされた要求をハンドリングするSMF220からのN11メッセージACK(7220)を集めることができ、別々のメッセージの中でターゲット(R)AN204tに送信することができるということに留意されたい。これは、承諾されたPDUセッションに対するハンドオーバ時間を減少させることになる。AMF218は、拒絶されたPDUセッションに対するSMF220からのN11メッセージACK(7220)を集め、N1 SMメッセージコンテナを別々のメッセージの中でターゲット(R)AN204tに転送することができる。
ステップ(7222)においてN1 SMメッセージコンテナをターゲット(R)AN204tが受信すると、ターゲット(R)AN204tは、RRCメッセージ(7224)によって(PDUセッションIDを有するセッション不活性化要求を含む)N1 SMメッセージコンテナをUE202に転送する。UEは、PDUセッションの不活性化状態を格納する。UE202は、不活性化されたPDUセッションの無線コンテキストを解放することができる。UEは、N1 SMセッション不活性化応答および不活性化されたPDUセッションのPDUセッションIDを含むRRCメッセージ(7226)をターゲット(R)AN204tおよびAMF218を介してSMF220に送信する。リソース解放メッセージ(7232)をソース(R)AN204sに送信することによって、ターゲット(R)AN204はハンドオーバの成功を確認する。これは次に、ソース(R)AN204sによるリソースの解放をトリガする。
上記の記述において、ターゲット(R)AN204tは、SMF220から受信したN1セッション不活性化要求メッセージをUE202にメッセージ(7224)の中で送信する。代替として、ターゲット(R)AN204tは、N1セッション不活性化要求をソース(R)AN204sに転送することができる。ソース(R)AN204sは次に、メッセージ(7224)に類似の別のRRCメッセージを介してN1セッション不活性化要求をUEに転送することができる。UEは、N1セッション不活性化応答をSMFに送信することによってPDUセッション不活性化を承認する。このメッセージは、同じRRCメッセージ(7226)でソース(R)AN204sまたはターゲット(R)AN204tに配信される。ソース(R)AN204sまたはターゲット(R)AN204tは、N1セッション不活性化応答をAMF218に同じメッセージ(7228)で転送し、AMF218は次に、N1セッション不活性化応答をSMF220に同じメッセージ(7230)で転送する。
PDUセッション状態をAMFが格納できず、SMFがUE移動イベント通知に加入する方法を用いることによって、XnインターフェースのないAMF内NG間RANノードハンドオーバの別の実施形態が、以下のように導出され得る。図78は、本発明の実施形態による、XnインターフェースのないAMF内NG間RANノードハンドオーバ手順(7800)の例をメッセージフロー図で示す。ダウンリンクUPデータは、UPF212とUE202の間でS-RAN204sを介して送信していてよい(7802)。N2を介して再配置をS-RAN204sにトリガさせるイベントが発生してよい(7804)。S-RAN204sは、ハンドオーバ要求メッセージ(7806)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7806)は、ターゲットID、ソースからターゲットへの透明コンテナ、およびPDUセッションIDを含むことができる。ソースからターゲットへの透明コンテナは、T-RAN204tによって使用されることになるS-RAN204sによって作り出される(R)AN情報を含むことができ、5GCNに対して透明である。S-RAN204sによってハンドリングされる全てのPDUセッション(すなわちアクティブなUP接続を伴う既存の全てのPDUセッション)は、これらのPDUセッションのうちのどれが、ハンドオーバすることをS-RAN204sによって要求されるかを示すハンドオーバ要求メッセージ(7806)の中に含まれてよい。
AMF218は、PDUハンドオーバ要求メッセージ(7808)をSMF220に送信することができる。メッセージは、PDUセッションIDおよびターゲットIDを含むことができ、N2ハンドオーバ候補としてS-RAN204sによって示される各PDUセッションに対して送信されてよい。PDUセッションIDは、N2ハンドオーバのためのPDUセッションの候補を示す。AMF218は、UE移動イベント通知に加入したという別々のメッセージをSMF220に送信することができる。メッセージは、ターゲット(R)ANを含む。SMF220は、不活性化されたPDUセッションをサーブすることになる新UPFを選択するよう判定してよい。新UPFが選択されると、SMF220は、PDUセッションコンテキストと共にセッション確立要求を新たに選択されたUPFに送信する。この後、SMFは、PDUセッションコンテキストを解放することを旧UPFに要求する。代替として、SMFは、新UPFと旧UPFの間のN9接続をセットアップすることができる。AMF218は、サービングセル変更のイベントのために、2017年3月に公表されたTS23.502バージョン0.3.0の節5.2.2.2におけるAMFの「UE移動イベント通知」サービスにSMFが加入するSMF220に別々のUE移動イベント通知メッセージ(7808)を送信することができる。通知は、ターゲットIDであるPDUセッションIDの新しいサービングセルを含むことができる。
SMF220は、PDUハンドオーバ応答メッセージ(7810)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7810)は、PDUセッションIDおよびSM N2情報を含むことができる。SMF220は、ターゲット(R)ANノード204tへのN3接続をサポートするUPF212を選択することができる。SMF220は、示されたPDUセッションへのN2ハンドオーバが承諾され得るかどうかをチェックすることができ、AMF220に対して透過的にT-RAN204tに送信されたSM N2情報に結果を含めることができる。PDUセッションへのN2ハンドオーバが承諾されると、SM N2情報は、PDUセッションID、UPF212のN3 UPアドレスおよびトンネルID、ならびにQoSパラメータを含むこともできる。
AMF218は、関連するSMF220からのPDUハンドオーバ応答メッセージ(7812)を監督する。ハンドオーバの候補であるPDUセッションに対する最大遅延指示の最低値は、N2ハンドオーバ手順を続ける前に、PDUハンドオーバ応答メッセージ(7810)をAMF218が待つことができる最大時間を示す。最大待ち時間が切れると、または全てのPDUハンドオーバ応答メッセージが受信されると、AMF218は、ステップ(7820)におけるN2ハンドオーバ手順(ハンドオーバ要求メッセージ)を続ける。
AMF218は、PDUハンドオーバキャンセルメッセージ(7814)をSMF220に送信することができる。メッセージ(7814)は、PDUセッションIDを含むことができる。到着が遅すぎるPDUハンドオーバ応答メッセージ(7810)はSMF220に示され、割り振られた可能性のある選択されたUPF212のN3 UPアドレスおよびトンネルIDをSMF220が割り振りの解除を行えるようにする。AMF218によってSMF220に送信されたPDU変更要求メッセージ(7816)、およびSFM220によってAMF218に送信されたPDU変更応答メッセージ(7818)は、ステップ(7812)において開始し、これ以降のステップと並行して行われるということに留意されたい。
AMF218は、ハンドオーバ要求メッセージ(7820)をT-RAN204tに送信することができる。メッセージ(7820)は、ソースからターゲットへの透明コンテナ、MM N2情報、およびSM N2情報リストを含むことができる。AMF218は、ターゲットIDに基づいてT-RAN204tを判断および/または選択することができる。AMF218は、AMF218においてUE202に有効なGUTI、およびターゲットTAIを割り振ることができる。ソースからターゲットへの透明コンテナは、S-RAN204sから受信したものとして転送されてよい。MM N2情報は、例えばセキュリティ情報およびハンドオーバ制約リストを含むことができる。SM N2情報リストは、ステップ(7814)の終了まで受信したPDUハンドオーバ応答メッセージの中のSMF220からのSM N2情報を含むことができる。
T-RAN204tは、ハンドオーバ要求承認メッセージ(7822)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7822)は、ターゲットからソースへの透明コンテナ、SM N2応答リスト、およびセットアップできなかったPDUセッションのリストを含むことができる。ターゲットからソースへの透明コンテナは、アクセス層部分とNAS部分があるUE202のコンテナを含むことができる。UE202のコンテナは、AMF218およびS-RAN204sを介してUE202に透過的に送信されてよい。S-RAN204sに提供される情報は、セットアップできなかったPDUセッションを示すPDUセッションIDのリスト、および失敗の理由(例えば、SMF220の判定、遅すぎるSMF220の応答、またはT-RAN204tの判定)を含むこともできる。SM N2応答リストは、SM N2情報を受信したそれぞれごとに、またN2ハンドオーバのためのPDUセッションを承諾したSMF220ごとに、PDUセッションID、ならびにPDUセッションID、およびPDUセッションに対するN2ハンドオーバ要求をT-RAN204tが承諾したかどうかを示すSM N2応答を含む。N2ハンドオーバのためのPDUセッションを承諾したT-RAN204tごとのそれぞれに対して、SM N2応答は、T-RAN204tのN3 UPアドレスおよびトンネルID、ならびに承諾されたQoSフローのリストを含むことができる。T-RAN204tが拒絶するPDUセッションに対して、T-RAN204tはPDUセッションコンテキストを削除することができる。
AMFは、PDU変更要求メッセージ(7824)をSMF220に送信することができる。メッセージ(7824)は、PDUセッションIDおよびSM N2応答を含むことができる。(SM N2応答リストに含まれる)SM N2応答を受信した各T-RAN204tに対して、AMF218は、個々のPDUセッションIDによって示されるSMF220に受信したSM N2応答を送信することができる。
SMF220は、PDU変更応答メッセージ(7826)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7826)はPDUセッションIDを含むことができ、メッセージ(7826)は、PDU変更要求メッセージ(7824)を受信したそれぞれに対して送信されてよい。SMF220は、T-RAN204tによってN2ハンドオーバが承諾されると、T-RAN204tのN3 UPアドレスおよびトンネルIDをUPF212に示すことによって、N2ハンドオーバの準備を行うことができる。T-RAN204tによってN2ハンドオーバが承諾されない場合、SMF212は、PDUセッションを解放すべきか不活性化すべきかを判定することができる。解放されることになるPDUセッションに対して、SMFは、2017年3月に公表されたTS23.502バージョン0.3.0の節4.3.4の中で説明されるPDUセッション解放手順を始める。不活性化されることになるPDUセッションに対して、SMFは、これらのPDUセッションに対するUPFにN4セッション変更要求を送信する。メッセージは、(R)ANのN3トンネル情報の解放((R)ANアドレスおよび、ダウンリンクユーザプレーンのトンネルエンドポイント識別子)、バッファコマンド、再活性化タイマーを示す。バッファコマンドは、入って来るダウンリンクパケットをUPFがバッファすべきかどうかを示すためのものである。
再活性化タイマーは、(R)ANのN3トンネル情報をUPFが除去した後、不活性化されたPDUセッションのUPが不活性化状態のままである期間を示す。再活性化タイマーが切れる前に、UPFは、バッファコマンドに従ってダウンリンクパケットをバッファする。再活性化タイマーが切れた後、UPFは、バッファコマンドに従ってダウンリンクパケットをバッファする。再活性化タイマーが切れた前または後に、UPFがダウンリンクパケットを受信すると、UPFは、ネットワークがトリガするサービス要求を始めるためにダウンリンクパケット通知をSMFに送信する。
SMF220は、PDU変更応答メッセージ(7826)をAMF218に送信することによって変更要求メッセージ(7824)を承認する。不活性化されるPDUセッションに対して、メッセージ(7826)は、N1 SMメッセージコンテナ(セッション不活性化要求(PDUセッションID、再活性化タイマー))を含むことができる。SMFは、不活性化されたPDUセッションの不活性化状態を格納する。
AMFは、ハンドオーバコマンドメッセージ(7828)をS-RAN204sに送信することができる。メッセージ(7828)は、ターゲットからソースへの透明コンテナ、セットアップできなかったPDUセッションのリスト、およびメッセージ(7826)の中で受信したN1 SMメッセージコンテナを含むことができる。ターゲットからソースへの透明コンテナは、AMF218から受信したものとして転送されてよい。S-RAN204sは、セットアップできなかったPDUセッションのリスト、および示された失敗の理由を使用して、N2ハンドオーバ手順を進めるべきか否かを判断することができる。
S-RAN204sは、ハンドオーバコマンドメッセージ(7830)をUE202に送信することができる。メッセージは、UE202のコンテナ、およびN1 SMメッセージコンテナを含むことができる。UE202のコンテナは、T-RAN204tからAMF218を介してS-RAN204sに透過的に送信されてよく、S-RAN204sによってUE202に提供される。
UE202がターゲットセルに成功裏に同期された後(7832)、UE202は、ハンドオーバ確認メッセージ(7834)をT-RAN204tに送信することができる。ハンドオーバはこのメッセージによって、成功したものとしてUE202によってみなされる。メッセージは、成功裏に切換えられ、不活性化されたPDUセッションに対するN1 SM承認(PDUセッションID)を含むことができる。不活性化されたPDUセッションに対して、UE202はPDUセッションの不活性化状態を格納する。UE202は、再活性化タイマーの間、アップリンク要求を送信しない。このタイマーは、UE202のポリシ内のパラメータによって、またはSMF220からのメッセージによってセットされてよい。
T-RAN204tは次に、ハンドオーバ通知メッセージ(7838)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7838)は、メッセージ(7834)の中でUEから受信したN1 SM承認を収めることができる。ハンドオーバはこのメッセージによって、T-RAN204tにおいて成功したとみなされる。AMF218は次に、ハンドオーバ完了メッセージ(7840)をSMF220に送信することができる。メッセージは、PDUセッションIDおよびUE202からのN1 SMメッセージを含むことができる。ハンドオーバ完了メッセージ(7840)は、N2ハンドオーバの成功を示すために、各PDUセッションごとに対応するSMF220に送信されてよい。
SMF220は、ハンドオーバ完了ACKメッセージ(7842)をAMF218に送信することができる。メッセージ(7842)は、PDUセッションIDを含むことができる。SMF220は、示されたPDUセッションのためのダウンリンクユーザプレーンがT-RAN204tに切換えられてよいことを選択されたUPF212に示すことができる。T-RAN204tによってサポートされず、不活性化されるPDUセッションに対して、SMF220は、(R)ANのN3トンネル情報、再活性化タイマー、およびバッファコマンドを除去することを選択されたUPF212に通知することができる。SMF220はこのようにして、ハンドオーバ完了メッセージの受信を確認することができる。AMF218は、UEコンテキスト解放コマンド()メッセージ(7846)をS-RAN204sに送信することができる。次にS-RAN204sは、UEコンテキスト解放完了()メッセージ(7848)をAMF218に送信することができる。ソース(R)AN204sはUE202に関連したソース(R)AN204sのリソースを解放し、UEコンテキスト解放完了()メッセージ(7846)で応答することができる。
ローカルブレークアウトを伴う非ローミングおよびローミングのためのUEまたはネットワークが要求するPDUセッション解放
図80は、UEが要求したPDUセッション解放手順と、ネットワークが要求するPDUセッション解放手順の両方を含む実施形態の例を示す。この手順は、1つのPDUセッションの解放をUEが要求できるようにする。手順は、PDUセッションの解放をSMFまたはPCFが始めることもできるようにする。LBOの場合、手順は、訪問先ネットワークにSMF、UPF、およびPCFが配置されるという相違を伴う非ローミングの場合のようなものである。
図80の手順は、以下のオプションのうちの1つによってトリガされる。
・ ステップ8002a:UEは、N1 SM PDUセッション解放要求(PDUセッションID)メッセージを伝送することによってUEが要求したPDUセッション解放手順を始める。N1メッセージは、ユーザ位置情報の指示と共に5Gコアに(R)ANによって転送される。このメッセージは、N2およびAMFを介してPDUセッションIDに対応するSMFに中継される。アクセスタイプに応じて、UEがCM-IDLE状態にあるとき、UEは、PDUセッションを解放できるより前にサービス要求手順をトリガすることができる。
・ ステップ8002b:PCFは、PDUセッションの解放を要求するためにPDU-CANセッション変更手順を始めることができる。
・ ステップ8002c:SMFは、例えば、DNからの要求(DNにアクセスするためのUEの認可をキャンセルすること)に基づいて、またはUDMからの要求(加入変更)、もしくはOCSからの要求に基づいてPDUセッションの解放を始めることができる。解放手順もローカルに構成されたポリシに基づいてトリガされてよい(例えば解放手順は、SSCモード2/モード3に対するUPF再配置と関連することがある)。
ステップ8002a〜ステップ8002cにおけるトリガのうちのいずれか1つをSMFが受信すると、SMFはPDUセッション解放手順を開始する。
ステップ8004:SMFは、PDUセッションに割り振られたIPアドレス/プレフィックスを解放し、対応するユーザプレーンリソースを解放する。
・ ステップ8004a:SMFは、N4セッション解放要求(N4セッションID)メッセージをUPFに送信する。UPFは、PDUセッションの残りのパケットをドロップし、N4セッションと関連付けられた全てのトンネルリソースおよびコンテキストを解放することができる。
・ ステップ8004b:UPFは、N4セッション解放応答(N4セッションID)メッセージをSMFに伝送することによってN4セッション解放要求を承認する。
PDUセッションと関連付けられた複数のUPFがある場合、セッション解放要求手順(ステップ8004aおよびステップ8004b)は各UPFに対して行われてよい。
ステップ8006:SMFは、N11要求メッセージ(N2 SMリソース解放要求、N1 SM情報(PDUセッション解放コマンド))をAMFに送信する。
SMFは、PDUセッション解放コマンドメッセージ(PDUセッションID、原因)を含むN1 SM情報を作り出す。原因は、(例えばSSCモード2に関連した手順が起動されるときに)同じ特性を有する新しいPDUセッションを確立するためのトリガを示すことができる。
SSCモード2は、TS23.501の節5.6.9.において定義される。
PDUセッションのUP接続がアクティブな場合、SMFは、PDUセッションと関連付けられた(R)ANリソースを解放するN2 SM要求(N2リソース解放要求(PDUセッションID))も作り出す。
PDUセッションが不活性化されると、SMFは、セッション解放指示およびPDUセッションIDをAMFに送信することができる。
SMFは、N11メッセージ(N2 SMリソース解放要求、N1 SMコンテナ(PDUセッション解放コマンド)、PDUセッション解放指示、PDUセッションID)をAMFに送信する。PDUセッション解放指示は、PDUセッション解放通知についてAMFに知らせる。AMFは、UEがCM-IDLE状態にあるとき、N1 SMコンテナをUEに送信することをスキップすることができる。
ステップ8008:UEがCM-IDLE状態にある場合、AMFは、ステップ8014におけるステップ8006を承認することができ、ステップ8008からステップ8012、およびステップ8016はスキップされてよい。
UEおよび5GCは、次のサービス要求または登録手順においてPDUセッションの(解放された)ステータスについて同期されることになる。
UEがCM-CONNECTED状態にある場合、AMFは、ステップ8006においてSMFから受信したメッセージ(N2 SMリソース解放要求、N1 SM情報)メッセージを(R)ANに転送する。
ステップ8010:PDUセッションと関連付けられたANリソースを解放するN2 SM要求を(R)ANが受信すると、(R)ANは、AN固有のシグナリング交換をUEと行って、対応するANリソースを解放する。
3GPPのRANの場合、RRC接続再構成は、PDUセッションに関連したRANリソースをUEが解放することに伴って行われてよい。
この手順の中で、(R)ANは、ステップ8008においてAMFから受信した任意のNASメッセージ(N1 SM PDUセッション解放コマンド)を送信する。N1 SMコンテナ(PDUセッション解放コマンド)だけを(R)ANが受信する場合、(R)ANはこのメッセージをUEに転送する。
UEは、(R)AN上で送信されるN1 SMシグナリングを介してPDUセッション解放ACKメッセージを送信することによってPDUセッション解放コマンドを承認する。
ステップ8012:[条件付き]ANリソースを解放するN2 SM要求を(R)ANが受信した場合、(R)ANは、N2 SMリソース解放ACK(N1 SM情報(PDUセッション解放ACK)、ユーザ位置情報)メッセージをAMFに送信することによってN2 SMリソース解放要求を承認する。そうでなければ、(R)ANは、N1 SM情報(PDUセッション解放ACK)をUEからAMFに転送するだけである。
ステップ8014:UEがCM-CONNECTED状態にある場合、AMFは、ステップ6において(R)ANから受信したメッセージを転送するために、N11応答メッセージ(N2 SMリソース解放ACK)をSMFに送信する。UEがCM-IDLE状態にある場合、AMFは、N11応答メッセージ(セッション解放承認、PDUセッションID)をSMFに送信する。AMFは、PDUセッションと関連付けられた(PDUセッションIDを含む)全てのコンテキストを除去することができる。
ステップ8016:PDUセッションが活性化されると、SMFは、PDUセッションが解放されることをAMFに通知する。AMFおよびSMFは、PDUセッションと関連付けられた(PDUセッションIDを含む)全てのコンテキストを除去することができる。いくつかの実施形態において、これは、Nsmf_PDU Session Event Report Notification(AMF)の形をとることができ、SMFは、節5.2.8.1において定義されるような(N11メッセージ)PDUセッションイベントレポート通知をAMFに送信し、イベントトリガはPDUセッション解放である。
ステップ8018:このセッションに動的なPCCが適用されると、SMFは、PDU-CANセッション終了手順を始める。SMFは、PDUセッション変更に関連したユーザ位置情報に加入したことを任意のエンティティに通知する。これがUEをハンドリングしている最後のPDUセッションである場合、SMFはUDMとの関連付けを解放する。SMFがリソースを解放する順序は、実装形態による。PDUセッションが不活性化される場合、ステップ8018は、ステップ8006に並行して、前に、または後に行われてよい。
代替実施形態A
代替実施形態において、ステップ8006からステップ8018は以下のように動作することができる。
ステップ8006:SMFは、AMFへのN11メッセージ(N2 SM PDUセッション解放要求、N1 SM PDUセッション解放要求、N11 PDUセッション解放通知)を送信する。N1 SM PDUセッション解放要求は、PDUセッションID、原因を含む。原因は、(例えばSSCモード2に関連した手順が起動されるときに)同じ特性を有する新しいPDUセッションを確立するためのトリガを示すことができる。
SSCモード2は、TS23.501[2]の節5.6.9において定義される。
N2 SM PDUセッション解放要求は、PDUセッションと関連付けられた(R)ANリソース(N2リソース解放要求(PDUセッションID))を解放するためのものである。N11 PDUセッション解放通知は、AMFがPDUセッションコンテキストを削除するためのPDUセッションIDを含む。
PDUセッションのUPが活性化されると、SMFは、N1 SM PDUセッション解放要求およびN2 SM PDUセッション解放要求を、AMFを介して送信する。
PDUセッションのUPが不活性化される場合、およびUEのCMの状態変化のためのAMFのNamf_EventExposeサービスにSMFが加入しない場合、SMFは、N1 SMメッセージを、AMFを介してUEに送信する。
PDUセッションのUPが不活性化される場合、およびUEがCM-IDLE状態にあることをSMFが知っている場合、SMFは、N11 PDUセッション解放要求を送信する。そうでなければ、UEがCM-CONNECTED状態にあることをSMFが知っている場合、SMFは、N1 SM PDUセッション解放要求を送信する。
いくつかの実施形態において、これは、Namf_Message Transfer(SMF)の形をとることができ、SMFは、N1 SMおよびN2 SMメッセージをUEおよび(R)ANに送信するために、節5.2.2.4の中で定義されたAMFのNamf_Message Transferサービスを要求する。
ステップ8008:UEがCM-IDLE状態にあり、N11 PDUセッション解放通知を受信した場合、AMFはステップ8014におけるステップ8006を承認し、ステップ8008からステップ8012、およびステップ8016はスキップされる。UEがCM-IDLE状態にあり、N1 SMメッセージを受信した場合、AMFはステップ8014において配信拒絶を送信し、ステップ8008からステップ8012、およびステップ8016はスキップされる。
UEおよび5GCは、次のサービス要求または登録手順においてPDUセッションの(解放された)ステータスについて同期されることになる。
UEがCM-CONNECTED状態にある場合、AMFは、ステップ3においてSMFから受信したメッセージ(N2 SM PDUセッション解放要求、N1 SM PDUセッション解放要求)メッセージを(R)ANに転送する。
8010:PDUセッションと関連付けられたANリソースを解放するN2 SM PDUセッション解放要求を(R)ANが受信すると、(R)ANは、AN固有のシグナリング交換をUEと行って、対応するANリソースを解放する。3GPPのRANの場合、RRC接続再構成は、PDUセッションに関連したRANリソースをUEが解放することに伴って行われてよい。この手順の中で、(R)ANは、ステップ8008においてAMFから受信した任意のNASメッセージ(N1 SM PDUセッション解放要求)を送信する。
N1 SMコンテナ(PDUセッション解放要求)だけを(R)ANが受信する場合、(R)ANはこのメッセージをUEに転送する。UEは、(R)AN上で送信されたN1 SMシグナリングを介してPDUセッション解放ACKメッセージを送信することによってPDUセッション解放要求を承認する。
8012:[条件付き]ANリソースを解放するN2 SM要求を(R)ANが受信した場合、(R)ANは、N2 SM PDUセッション解放ACK(N1 SM情報(PDUセッション解放ACK)、ユーザ位置情報)メッセージをAMFに送信することによってN2 SM PDUセッション解放要求を承認する。そうでなければ、(R)ANは、N1 SM情報(PDUセッション解放ACK)をUEからAMFに転送するだけである。
8014:UEがCM-CONNECTED状態にある場合、AMFは、ステップ6において(R)ANから受信したメッセージを転送するために、N11応答メッセージ(N2 SM PDUセッション解放ACK)をSMFに送信する。UEがCM-IDLE状態にあり、ステップ3においてN11 PDUセッション解放通知をAMFが受信した場合、AMFは、N11応答メッセージ(PDUセッション解放承認、PDUセッションID)をSMFに送信する。UEがCM-IDLE状態にあり、ステップ3においてN1 SMメッセージをAMFが受信した場合、AMFは、UEのCM-IDLE状態を示す配信拒絶メッセージをSMFに送信する。AMFおよびSMFは、PDUセッションと関連付けられた(PDUセッションIDを含む)全てのコンテキストを除去することができる。
8016:PDUセッションが活性化されると、SMFは、N11 PDUセッション解放通知をAMFに送信する。AMFおよびSMFは、PDUセッションと関連付けられた(PDUセッションIDを含む)全てのコンテキストを除去することができる。いくつかの実施形態において、これは、Nsmf_PDU Session Event Report Notification(AMF)の形をとることができ、SMFは、節5.2.8.1において定義されるような(N11メッセージ)PDUセッションイベントレポート通知をAMFに送信し、イベントトリガはPDUセッション解放である。
8018:このセッションに動的なPCCが適用されると、SMFは、PDU-CANセッション終了手順を始める。SMFは、PDUセッション変更に関連したユーザ位置情報に加入したことを任意のエンティティに通知する。これがUEをハンドリングしている最後のPDUセッションである場合、SMFはUDMとの関連付けを解放する。SMFがリソースを解放する順序は、実装形態による。PDUセッションが不活性化される場合、ステップ8018は、ステップ8006に並行して、前に、または後に行われてよい。
代替実施形態B
さらなる代替実施形態において、ステップ8006からステップ8018は以下のように動作することができる。
ステップ8006:SMFは、N2 SM PDUセッション解放要求、N1 SM PDUセッション解放要求、N11 PDUセッション解放通知をAMFに送信する。N1 SM PDUセッション解放要求は、PDUセッションID、原因を含む。原因は、(例えばSSCモード2に関連した手順が起動されるときに)同じ特性を有する新しいPDUセッションを確立するためのトリガを示すことができる。SSCモード2は、TS23.501[2]の節5.6.9において定義される。
N2 SM PDUセッション解放要求は、PDUセッションと関連付けられた(R)ANリソース(N2リソース解放要求(PDUセッションID))を解放するためのものである。N11 PDUセッション解放通知は、AMFがPDUセッションコンテキストを削除するためのPDUセッションIDを含む。PDUセッションのUPが活性化されると、SMFは、N1 SM PDUセッション解放要求およびN2 SM PDUセッション解放要求を送信する。UEに到達できない場合、SMFは、N11 PDUセッション解放通知を送信する。PDUセッションのUPが不活性化されると、SMFは、N1 SM PDUセッション解放要求を送信する。
いくつかの実施形態において、これは、Namf_Message Transfer(SMF)の形をとることができ、SMFは、N1 SMおよびN2 SMメッセージをUEおよび(R)ANに送信するために、節5.2.2.4の中で定義されたAMFのNamf_Message Transferサービスを要求する。
ステップ8008:UEがCM-IDLE状態にあり、N1 SMメッセージが受信されると、AMFはN1 SMメッセージをドロップしてステップ8014におけるステップ8006を承認し、ステップ8008からステップ8012はスキップされる。UEおよび5GCは、次のサービス要求または登録手順においてPDUセッションの(解放された)ステータスについて同期されることになる。
UEがCM-CONNECTED状態にある場合、AMFは、ステップ3においてSMFから受信したメッセージ(N2 SM PDUセッション解放要求、N1 SM PDUセッション解放要求)メッセージを(R)ANに転送する。
ステップ8010:PDUセッションと関連付けられたANリソースを解放するN2 SM PDUセッション解放要求を(R)ANが受信したとき、(R)ANは、AN固有のシグナリング交換をUEと行って、対応するANリソースを解放する。3GPPのRANの場合、RRC接続再構成は、PDUセッションに関連したRANリソースをUEが解放することに伴って行われてよい。この手順の中で、(R)ANは、ステップ8008においてAMFから受信した任意のNASメッセージ(N1 SM PDUセッション解放要求)を送信する。
N1 SMコンテナ(PDUセッション解放要求)を(R)ANが受信するだけの場合、(R)ANは、このメッセージをUEに転送する。UEは、(R)AN上で送信されたN1 SMシグナリングを介してPDUセッション解放ACKメッセージを送信することによってPDUセッション解放要求を承認する。
ステップ8012:[条件付き]ANリソースを解放するN2 SM要求を(R)ANが受信した場合、(R)ANは、N2 SM PDUセッション解放ACK(N1 SM情報(PDUセッション解放ACK)、ユーザ位置情報)メッセージをAMFに送信することによってN2 SM PDUセッション解放要求を承認する。そうでなければ、(R)ANは、N1 SM情報(PDUセッション解放ACK)をUEからAMFに転送するだけである。
ステップ8014:UEがCM-CONNECTED状態にある場合、AMFは、ステップ6において(R)ANから受信したメッセージを転送するために、N11応答メッセージ(N2 SM PDUセッション解放ACK)をSMFに送信する。
ステップ8006においてN11 PDUセッション解放通知をAMFが受信した場合、AMFは、N11応答メッセージ(PDUセッション解放承認、PDUセッションID)をSMFに送信し、ステップ8016はスキップされる。AMFおよびSMFは、PDUセッションと関連付けられた(PDUセッションIDを含む)全てのコンテキストを除去することができる。
SBAメッセージが使用される場合、N11応答メッセージ(PDUセッション解放承認、PDUセッションID)は必要とされなくてよい。
UEがCM-IDLE状態にあり、ステップ8006においてN1 SMメッセージをAMFが受信した場合、AMFは、UEのCM-IDLE状態を示す原因コードと共に配信拒絶メッセージをSMFに送信する。これは、ステップ8002bまたはステップ8002cによって処理が開始される場合に特に適用することができる。
ステップ8016:SMFは、N11 PDUセッション解放通知をAMFに送信する。AMFおよびSMFは、PDUセッションと関連付けられた(PDUセッションIDを含む)全てのコンテキストを除去することができる。いくつかの実施形態において、これは、Nsmf_PDU SESSION EVENT REPORT NOTIFICATION(AMF)の形をとることができ、SMFは、節5.2.8.1において定義されるような(N11メッセージ)PDUセッションイベントレポート通知をAMFに送信し、イベントトリガはPDUセッション解放である。
ステップ8018:このセッションに動的なPCCが適用されると、SMFは、PDU-CANセッション終了手順を始める。SMFは、PDUセッション変更に関連したユーザ位置情報に加入したことを任意のエンティティに通知する。これがUEをハンドリングしている最後のPDUセッションである場合、SMFはUDMとの関連付けを解放する。SMFがリソースを解放する順序は、実装形態による。PDUセッションが不活性化され、SMFはCM状態を知っている場合、ステップ8018は、ステップ8006に並行して、前に、または後に行われてよい。
代替実施形態C
さらなる代替実施形態において、ステップ8006からステップ8018は以下のように動作することができる。
ステップ8006:SMFは、(N2 SMリソース解放要求、N1 SM情報を)AMFに送信する。N1 SM情報は、PDUセッション解放コマンドメッセージ(PDUセッションID、原因)を含む。原因は、(例えばSSCモード2に関連した手順が起動されるときに)同じ特性を有する新しいPDUセッションを確立するためのトリガを示すことができる。SSCモード2は、TS23.501、節5.6.9において定義される。N2 SMリソース解放要求(PDUセッションID)は、PDUセッションと関連付けられた(R)ANリソースを解放するためのものである。
PDUセッションのUPが活性化されると、SMFは、Namf_Communication_N1MessageTransferおよびNamf_Communication_N2MessageTriggerサービス動作をそれぞれ起動することによって、N1 SM PDUセッション解放コマンドおよびN2 SMリソース解放要求を送信する。
PDUセッションのUPが不活性化されると、SMFは、Namf_Communication_N1MessageTransfer(N1 SMメッセージ(PDUセッション解放コマンド)、スキップ指示)を起動することによって、PDUセッションを解放することをUEに要求する。UEがCM-IDLE状態にあり、スキップ指示を伴うN1 SMメッセージをAMFが受信する場合、AMFはN1 SMメッセージをドロップし、「原因コードと共にメッセージが転送されなかった」ことをSMFに通知し、ステップ8008からステップ8014はスキップされる。「スキップ指示」は任意選択であり、TS23.502の節5.2.2.2.7において説明される。
UEに到達できない場合、SMFは、Nsmf_EventExposure_Notify(PDUセッション解放指示、PDUセッションID)を起動することによって、PDUセッションが解放されることをAMFに通知する。AMFおよびSMFは、PDUセッション、ならびにAMF上でのSMFによる任意のイベント加入と関連付けられた(PDUセッションIDを含む)全てのコンテキストを除去する。ステップ8008からステップ8016はスキップされる。
SSCモード2でPDUセッションのPDUセッションアンカーを再配置するように手順がトリガされる場合、SMFは、「スキップ指示」を含まないことが想定される。
UEおよび5GCは、次のサービス要求または登録手順において、PDUセッションの(解放された)ステータスについて同期されることになる。
ステップ8008:UEがCM-IDLE状態にあり、「スキップ指示」が受信されていない場合、AMFは、N1 SM情報をUEに送信するためにネットワークがトリガするサービス要求手順を始める。
UEがCM-CONNECTED状態にある場合、AMFは、ステップ3においてSMFから受信したメッセージ(N2 SMリソース解放要求、N1 SM情報)メッセージを(R)ANに転送する。
ステップ8010:PDUセッションと関連付けられたANリソースを解放するN2 SM要求を(R)ANが受信すると、(R)ANは、AN固有のシグナリング交換をUEと行って、対応するANリソースを解放する。
3GPPのRANの場合、RRC接続再構成は、PDUセッションに関連したRANリソースをUEが解放することに伴って行われてよい。
この手順の中で、(R)ANは、ステップ8008においてAMFから受信した任意のNASメッセージ(N1 SM PDUセッション解放コマンド)を送信する。
UEは、(R)AN上で送信されたN1 SMシグナリングを介してPDUセッション解放ACKメッセージを送信することによってPDUセッション解放コマンドを承認する。
ステップ8012。[条件付き]ANリソースを解放するN2 SM要求を(R)ANが受信した場合、(R)ANは、N2 SMリソース解放ACK(N1 SM情報(PDUセッション解放ACK)、ユーザ位置情報)メッセージをAMFに送信することによってN2 SMリソース解放要求を承認する。
そうでなければ、(R)ANは、UEからのN1 SM情報(PDUセッション解放ACK)をAMFに転送するだけである。
ステップ8014:AMFは、TS23.502の節5.2.2.2.4において定義されるような、SMFへのNamf_Communication_N1MessageNotify(N1 SM解放ACK)を起動する。AMFは、TS23.502の節5.2.2.2.11において定義されるような、SMFへのNamf_Communication_N2InfoNotify(N2 SMリソース解放ACK)を起動する。
ステップ8016:SMFは、TS23.502の節5.2.8.3.2において定義されるようなNsmf_EventExposure_Notifyサービス動作を起動することによって、PDUセッションが解放されることをAMFに通知する。AMFおよびSMFは、PDUセッション、ならびにAMF上のSMFによる任意のイベント加入と関連付けられた(PDUセッションIDを含む)全てのコンテキストを除去する。
ステップ8018:このセッションに動的なPCCが適用されると、SMFは、PDU-CANセッション終了手順を始める。SMFは、PDUセッション変更に関連したユーザ位置情報に加入したことを任意のエンティティに通知する。これがUEをハンドリングしている最後のPDUセッションである場合、SMFはUDMとの関連付けを解放する。SMFがリソースを解放する順序は、実装形態による。PDUセッションが不活性化され、SMFがCM状態を知っている場合、ステップ9は、ステップ3に並行して、前に、または後に行われてよい。
代替実施形態Cにおいて、Namf_Communication_N1MessageTransferサービス動作は以下のように説明される。
サービス動作名前:Namf_Communication_N1MessageTransfer。
説明:ダウンリンクN1メッセージを、AMFを通じてUEに転送するためのCN NF要求
既知のNF使用者:SMF、SMSF、PCF、NEF
入力、必須:CN NF ID、メッセージコンテナ
入力、任意選択:応答メッセージの後の通知に対してAMF上での一時的な結合を転送が作り出すかどうかについての1つの加入指示。「スキップ指示」は、UEがCM-IDLE状態にある場合、N1 SMコンテナをUEに送信することをAMFがスキップすることを示す。
出力、必須:結果指示は、「転送される」および「原因と共に転送されない」を含む。
出力、任意選択:なし
本サービス動作の詳細に関しては、節4.3.2.2.1のステップ10、節4.3.2.2.2のステップ14、および節4.13.3.6のステップ5aを参照されたい。UEに対するN1コンテキストをAMFが有していない場合、およびUEがCM-IDLE状態にある場合、AMFは、節4.2.3.4において指定されるようなネットワークがトリガするサービス要求手順を始める。AMFは、N1メッセージをUEに向けてAMFが成功裏に転送できたがどうかについての結果指示を提供するNamf_Communication_N1MessageTransfer応答で使用者NFに応答する。
いくつかの実施形態において、N1の応答メッセージタイプに対する明示的な加入(Namf_Communication_N1MessageSubscribe)は、Namf_Communication_N1MessageTransferサービス動作の起動を抱き合わせにすることができる。
AMFにおけるPDUセッション状態の格納の回避および関連手順の更新
ANにおけるUEコンテキスト解放およびハンドオーバ手順などのTS23.502のいくつかの手順において、(活性化された、または不活性化された)PDUセッション状態をAMFが格納することが想定される。しかしこの想定は、AMFおよびSMFの分離原理に反する。AMFにおいてPDUセッション状態を知っている必要のない代替ソリューションが下記で説明される。
TS23.502の節5.2.2.3は、AMFが提供すること、および「イベント公開」サービスを定義する。したがってSMFは、特定のRATの少なくとも1つのPDUセッションをSMFがサーブする場合、このサービスに加入することができる。SMFは、SMFがサーブするPDUセッションの全てが不活性化されても、このサービスに加入することができる。ANにおけるUEコンテキスト解放手順に関して、SMFは、セッション確立またはセッション活性化をUEが要求するときに、CONNECTED状態からIDLE状態へのCMの状態変化によってトリガされる「イベント公開」に加入することができる。次にAMFは、加入したSMFに対して、CM-IDLEへのCM状態遷移についてSMFに通知する必要があるだけである。適切なアクションを判定するのはSMFの責任である。
SMFは、セッション確立およびサービス要求手順においてAMFの「Namf_EventExpose」サービスに加入することができる。
SMFは、N2 UEコンテキスト解放要求を(R)ANからAMFに通知してもらうために、TS23.502の節5.2.2.2.9において定義されるようなAMFの「Namf_Communication_N2InfoSubscribe」サービスに加入することができる。SMFは、セッション確立およびサービス要求手順において「Namf_Communication_N2InfoSubscribe」サービス動作を行う。
TS23.502におけるサービス要求手順において、AMFは、サービス活性化要求を拒絶することができる。PDUセッションをサーブするリソースを(R)ANが有さなくてもよいということも可能であり、この場合、(R)ANは、PDUセッション確立要求を拒絶してもよい。この機能を実装するために、TS23.502において定義された手順は以下のように見直されてよい。
節4.3.2.2.1、ローカルブレークアウトを伴う非ローミングおよびローミング
ステップ16。SMFからAMF:SM応答(原因)。
このステップの後、AMFは、例えば、(R)ANトンネル情報が変化するか、AMFが再配置されるハンドオーバにおいて、関連イベントをSMFに転送する。
SMFは、節5.2.2.3において定義されるような、AMFのNamf_EventExposeサービス(UE ID、イベントフィルタ)に加入することができる。イベントフィルタは「CM-IDLEへのCMの状態変化(CM state change to CM-IDLE)」である。
SMFは、節5.2.2.2.9において定義されるような、AMFのNamf_Communication_N2InfoSubscribeサービス動作を使用して、タイプSMのN2メッセージ、および「N2 UEコンテキスト解放要求(N2 UE Context Release Request)」に加入することができる。
節4.3.2.2.2、ホームにルートされるローミング
ステップ20。このステップは、以下の相違があるが節4.3.2.2.1.におけるステップ16と同じである。
・ SMFはV-SMFである。
節4.2.6、ANにおけるUEコンテキスト解放
この手順は、論理的なN2-AP間シグナリング接続、および関連付けられたN3ユーザプレーン接続を解放するために使用される。
(R)ANまたはAMFの故障のためにN2-AP間シグナリング接続が失われると、(R)ANとAMFの間で示されるシグナリングのいずれも使用せず、または依存せずに、下記の手順フローにおいて説明されるように、ANにおけるUEコンテキスト解放手順がAMFまたは(R)ANによってローカルに行われる。ANにおけるUEコンテキスト解放は、UEの全てのPDUセッションを不活性化する。
ANにおけるUEコンテキスト解放手順の開始は以下によるものでよい。
・ 例えば、O&Mの介入、不特定の故障、AN(例えば無線)リンク失敗、ユーザ不活動、UEが生成したシグナリング接続の解放による解放、等といった原因によって(R)ANが始めたもの、または
・ 例えば、不特定の故障、等といった原因によってAMFが始めたもの
ANにおいて(R)ANが始めたUEコンテキスト解放とAMFが始めたUEコンテキスト解放の手順の両方が図81に示される。図を参照すると、
ステップ8102:いくつかの確認されたANの状態(例えば無線リンク失敗)がある場合、または他の(R)AN内部理由に対して、(R)ANは、ANにおけるUEコンテキスト解放を始めるように判定してよい。この場合、(R)ANは、N2 UEコンテキスト解放要求(原因)メッセージをAMFに送信する。原因は、解放の理由(例えば、ANリンク失敗、O&Mの介入、不特定の故障、等)を示す。ANにおけるUEコンテキスト解放手順を始めるという判定は、AMFの内部イベントによってトリガされてもよい。
ステップ8104:[条件付き]Namf_EventExpose_Subscribeに加入したPDUセッションをサーブするSMFのそれぞれに対して、AMFは、節5.2.2.3.4において説明されるような、Namf_EventExpose_Notifyを行う。いくつかの実施形態において、(R)AN情報は、UEが複数の接続を有する場合において使用されてよい。代替として、移動イベントコンテナはPDUセッションIDのリストを収めることができる。
ステップ8104の代替実施形態
ステップ8104a:[条件付き]N2情報タイプ「N2 UEコンテキスト解放要求」に対して、Namf_Communication_N2InfoSubscribeに加入したPDUセッションをサーブするSMFのそれぞれに対して、AMFは、PDUセッションID、解放原因(N2 UEコンテキスト解放要求)を通知するために、節5.2.2.2.11において説明されるような、Namf_Comunication_N2InfoNotifyサービス動作を行う。
AMFは、UEが複数の接続を有する場合において(R)AN情報をSMFに送信することができる。代替として、AMFは、PDUセッションIDのリストを送信することができる。
ステップ8104b:[条件付き]SMFは、ステップ8104aにおいて受信したメッセージへの応答をAMFに送信する。
ステップ8106a:[条件付き]SMFからUPFへ:N4セッション変更要求(除去されることになるANトンネル情報、バッファリングのオン/オフ)。SMFは、ANトンネル情報を除去する必要があることを示すN4セッション変更手順を始める。バッファリングのオン/オフは、入って来るDLのPDUをUPFがバッファできるか否かを示す。さらなる詳細については節4.4を参照されたい。
ステップ8106b:[条件付き]UPFからSMFへ:SMFの要求を承認するN4セッション変更応答。さらなる詳細については節4.4を参照されたい。
ステップ8108a:SMFは、TS23.502の節5.2.2.2.8において定義されるような、Namf_Communication_N2MessageTriggerサービス動作によってN2コンテキスト解放コマンドをAMFに送信する。
ステップ8108b:AMFは、ステップ8108aに対する応答メッセージを送信する。
ステップ8108c。SMFは、TS23.502の節5.2.2.2.10において定義されるような、N2 UEコンテキスト解放要求などの、特定のN2情報タイプに対するNamf_Communication_N2InfoUnsubscribeを行うことができる。
ステップ8108d:[条件付き]SMFは、TS23.502の節5.2.2.3.3において定義されるような、いくつかのタイプのUE移動イベントに対するNamf_EventExposeUnSubscribe手順を行うことができる。
ステップ8110:ステップ2において通知されたSMFからのステップ4におけるN2コンテキスト解放コマンド全てをAMFが集めた後、AMFは、N2 UEコンテキスト解放要求を(R)ANに送信する。ANがRANである場合、このステップはRANの仕様の中で詳細に説明される。ANがN3IWFである場合、このステップは節4.12において説明される。
このステップは、ステップ8104の前に、並行して、または後に要望通りに行われてよい。
ステップ8112:UEとのAN接続(例えばRRC接続)がまだ解放されていない場合(ステップ8102)、(R)ANは、AN接続を解放することをUEに要求する。AN接続解放確認をUEから受信すると、(R)ANはUEのコンテキストを削除する。
ステップ8114:(R)ANは、N2 UEコンテキスト解放完了()メッセージをAMFに返すことによってN2解放を確認する。これにより、このUEに対するAMFと(R)ANの間のシグナリング接続は解放される。
図81の手順の中で、ANは、位置情報をAMFに提供することができる。
節4.2.3.2、CM-IDLE状態においてUEがトリガしたサービス要求
図82Aおよび図82Bは、CM-IDLE状態におけるUEがトリガしたサービス要求に関する手順の例を示す。この手順の例は、ネットワークスライスをサポートするのに必要な態様も含む。
AMFへのセキュア接続の確立を要求するためにCM-IDLE状態にある5GのUEによって、サービス要求手順が使用されてよい。CM-IDLE状態にあるUEは、アップリンクシグナリングメッセージ、ユーザデータ、またはネットワークページング要求への応答を送信するためにサービス要求手順を始める。サービス要求メッセージを受信した後、AMFは認証することができ、AMFはセキュリティ手順を行うことができる。AMFへのセキュアシグナリング接続の確立後、UEまたはネットワークは、例えばUEからネットワークまたはSMFへのPDUセッション確立といったシグナリングメッセージを、AMFを介して送信することができ、ネットワークによって要求された、および/またはサービス要求メッセージの中で指示されたPDUセッションのためのユーザプレーンのリソース確立を開始することができる。
任意のサービス要求に対して、AMFは、UEとネットワークの間のPDUセッションステータスを同期するために、サービス応答メッセージで応答することができる。AMFは、ネットワークによるサービス要求の承諾ができない場合、サービス拒絶メッセージでUEに応答することもできる。ユーザデータによるサービス要求に対して、ネットワークは、ユーザプレーンのリソース確立が成功しない場合、さらなるアクションを行うことができる。
この節4.2.3.2における手順は、中間UPFの有無にかかわらず、また中間UPFの再選択の有無にかかわらず、このシナリオに適用できる。
TS23.502の節4.2.3.2において定義された手順は(ネットワークにUEが登録されると)、UEがCM-CONNECTED状態にあると常にみなされ、ユーザプレーンリソースがアクティブPDUセッションに対して確立していると常にみなされるアクセスネットワークに適用できない。
図82Aおよび図82Bを参照すると、
ステップ8202:UEから(R)ANへ:MM NASサービス要求(PDUセッションID、セキュリティパラメータ、PDUセッションステータス)。UEは、RRCメッセージの中にカプセル化されたAMFへのNASメッセージサービス要求をRANに送信する。5Gの一時的IDおよびこのNASメッセージを搬送するために使用され得るRRCメッセージはRANの仕様の中で説明される。ユーザデータのためのサービス要求がトリガされると、UEは、UEが使用する必要があるPDUセッションを示すために、NASサービス要求メッセージの中にPDUセッションIDを含める。シグナリングだけのためのサービス要求がトリガされると、UEはいずれのPDUセッションIDも含めない。ページング応答のためにこの手順がトリガされると、いくつかのPDUセッションをUEが使用する必要がある場合、UEは、UEが使用する必要があるPDUセッションを示すために、MM NASサービス要求メッセージの中にPDUセッションIDを含める。そうでなければUEは、いずれのPDUセッションIDも含めない。PDUセッションステータスは、UEにおいて利用できるPDUセッションを示す。いくつかの実施形態において、NASサービス要求は、ユーザデータ、シグナリング、またはページング応答の指示を含むこともできる。
ステップ8204:(R)ANからAMFへ:N2メッセージ(MM NASサービス要求、5Gの一時的ID、位置情報、RATタイプ、RRC確立原因)。このステップの詳細はRANの仕様の中で説明される。サービス要求をAMFがハンドリングできない場合、AMFはサービス要求を拒絶することになる。5Gの一時的IDはRRC手順の中で得られる。RANは、一時的IDに従ってAMFを選択する。位置情報およびRATタイプは、UEがあるセルに関係する。PDUセッションステータスに基づいてAMFは、UEにおいてPDUセッションが利用できない場合、PDUセッション解放手順を始めることができる。
ステップ8206:サービス要求が整合性保護されて送信されなかったか、整合性保護が失敗したと示される場合、AMFは、節4.6において定義されるようなNAS認証/セキュリティ手順を始めることができる。シグナリング接続だけを確立するためにUEがサービス要求をトリガした場合、セキュリティ交換後にUEおよびネットワークはシグナリングを送信することができ、ステップ8208、およびステップ8214からステップ8224はスキップされる。
ステップ8208:[条件付き]AMFからSMFへ:N11メッセージ(PDUセッションID、原因、UEの位置情報)。N11メッセージは、以下のシナリオの1つまたは複数において送信される。
・ MM NASサービス要求メッセージがPDUセッションIDを含む場合、またはこの手順がSMFによってトリガされるが、UEからのPDUセッションIDが、手順をトリガするSMF以外のSMFに関係がある場合、AMFは、PDUセッションに対する「ユーザプレーンリソースの確立(establishment of user plane resources)」を示すようにセットされた原因と共にPDUセッションIDと関連付けられたSMFにN11メッセージを送信する。
・ UEがMICOモードにあり、UEに到達できないこと、およびDLデータ通知をSMFがAMFに送信する必要がないことを、AMFがSMFに通知していた場合、AMFは、UEに到達できることをSMFに通告する。
AMFは、UEに到達できるUE到達可能性に加入した他の任意のNFに通知することもできる。
ステップ8210:新しい位置情報に基づいて、SMFは、TS23.501[2]の節6.3.3に従ってUPF選択尺度をチェックし、以下のうちの1つを行うことを判断する。
・ 現在のUPFを使用し続けること
・ RANに接続しているUPFのサービスエリアの外にUEが移動した場合、新しい中間UPFを選択する一方、PDUセッションアンカーとして振る舞うUPFを維持すること、または
・ PDUセッションの再確立をトリガして、PDUセッションアンカーとして振る舞うUPFの再配置を行うこと
ステップ8212a:[条件付き]SMFから新UPFへ:N4セッション確立要求。PDUセッションに対する中間UPFとして振る舞うことになる新UPFをSMFが選択する場合、N4セッション確立要求メッセージが新UPFに送信され、中間UPFにインストールされることになるパケット検出、執行、およびレポーティングルールを提供する。このPDUセッションに関するPDUセッションアンカー情報は、中間UPFにも提供される。
ステップ8212b:新UPF(中間)からSMFへ:N4セッション確立応答。新しい中間UPFは、N4セッション確立応答メッセージをSMFに送信する。UPFがCNトンネル情報を割り振る場合、UPFは、CNのDLトンネル情報およびULトンネル情報(すなわちCN N3トンネル情報)をSMFに提供する。SMFは、もしあれば古い中間UPFにおけるリソースを解放するために、ステップ17aにおいて使用されることになるタイマーをスタートさせる。
ステップ8214a:[条件付き]SMFからUPF(PSA)へ:N4セッション変更要求。PDUセッションに対する中間UPFとして振る舞う新UPFをSMFが選択する場合、SMFは、PDUセッションアンカーUPFであるUPF(PSA)にN4セッション変更要求メッセージを送信し、新しい中間UPFからのDLトンネル情報を提供する。
ステップ8214b:UPF(PSA)からSMFへ:N4セッション変更応答。UPF(PSA)は、N4セッション変更応答メッセージをSMFに送信する。
ステップ8216:[条件付き]SMFからAMFへ:N11メッセージ(N1 SM情報(PDUセッションID、PDUセッション再確立指示)、N2 SM情報(PDUセッションID、QoSプロフィール、CN N3トンネル情報、S-NSSAI))をAMFに。「ユーザプレーンリソースの確立」を含む原因と共に、4においてN11メッセージを受信すると、SMFは、UEの位置情報、UPFのサービスエリア、およびオペレータポリシに基づいて、UPFの再配分が行われるかどうかを判断する。
・ ステップ8210において現在のPDUセッションアンカーUPFによってサーブされるとSMFが判断するPDUセッションに対して、SMFはN2 SM情報だけを生成し、ユーザプレーンを確立するためにN11メッセージをAMFに送信する。N2 SM情報は、AMFがRANに提供できる情報を収める。
・ PDUセッションアンカーUPFに対するUPFの再配分がステップ8210において必要とされるとSMFが判断するPDUセッションに対して、SMFは、N1 SM情報だけを収めるN11メッセージをUEにAMFを介して送信することができる。N1 SM情報は、対応するPDUセッションIDおよびPDUセッション再確立指示を含み、これらはTS23.501[2]の節4.3.5.1.1において説明されるステップ2と同じである。
UEに到達可能であるという指示と共に、ステップ8208においてN11メッセージを受信すると、未決のDLデータをSMFが有する場合、SMFは、PDUセッションのためのユーザプレーンを確立するためにN11メッセージをAMFに送信するか、そうでなければSMFは、DLデータの場合、DLデータ通知をAMFに送信することを再開する。
ステップ8218:AMFから(R)ANへ:N2要求(SMFから受信したN2 SM情報、セキュリティコンテキスト、AMFシグナリング接続ID、ハンドオーバ制約リスト、MM NASサービス承諾)。RANは、セキュリティコンテキスト、AMFシグナリング接続ID、活性化されたPDUセッションのQoSフローに関するQoS情報、およびN3トンネルIDをUE RANコンテキストに格納する。ステップはRANの仕様の中で詳細に説明される。ハンドオーバ制約リストは、TS23.501[2]の節5.3.4.1「移動制約(Mobility Restrictions)」において説明される。MM NASサービス承諾は、AMFにおけるPDUセッションステータスを含む。ステップ8からN1 SM情報が受信される場合、サービス承諾メッセージはN1 SM情報も含む。AMFは、PDUセッションのユーザプレーンのセットアップのための手順がトリガされる場合、SMFからの少なくとも1つのN2 SM情報を含むことができる。AMFは、もしあれば、別々のN2メッセージ(例えばN2トンネルセットアップ要求)の中でSMFからのさらなるN2 SM情報を送信することができる。代替として、複数のSMFが関わる場合、AMFは、SMFからのN11メッセージ全てが受信されてから、1つのN2要求メッセージを(R)ANに送信することができる。このような場合において、N2要求メッセージは、N11メッセージのそれぞれの中で受信したN2 SM情報、およびAMFが関連SMFに応答を関連付けられるようにする情報を含む。
ステップ8220:(R)ANからUEへ:RANは、活性化されたPDUセッションのQoSフロー全てに関するQoS情報およびデータ無線ベアラに応じて、UEとのRRC接続再構成を行う。ユーザプレーンのセキュリティはこのステップにおいて確立され、これはRANの仕様の中で詳細に説明される。RANは、MM NASサービス承諾をUEに転送する。UEは、5GのCNにおいて利用できないPDUセッションのコンテキストをローカルに削除する。サービス承諾の中にN1メッセージがあり、任意のPDUセッションが再確立される必要があることを示す場合、UEは、サービス要求手順が完了してからPDUセッション再確立を始める。すなわちSSCモード2に対して、節4.3.5.1.1において定義されるステップ3およびステップ4が行われる。SSCモード3に対して、節4.3.5.2において定義されるステップ3およびステップ4が行われる。
ステップ8222:ユーザプレーンの無線リソースがセットアップされた後、UEからのアップリンクデータはここでRANに転送されてよい。5GのRANは、ステップ4において提供されたUPFアドレスおよびトンネルIDにアップリンクデータを送信する。
ステップ8224:[条件付き](R)ANからAMFへ:N2要求ACK(N2 SM情報(RANトンネル情報、活性化されたPDUセッションのための承諾されたQoSフローのリスト、活性化されたPDUセッションのための拒絶されたQoSフローのリスト))。このステップはRANの仕様の中で詳細に説明される。メッセージは、例えばRANトンネル情報といったN2 SM情報を含むことができる。RANは、ステップ8210において別々のN2メッセージをAMFが送信する場合、別々のN2メッセージ(例えばN2トンネルセットアップ応答)でN2 SM情報に応答することができる。ステップ8210におけるN2要求メッセージに複数のN2 SM情報が含まれる場合、N2要求ACKは、複数のN2 SM情報、およびAMFが関連SMFに応答を関連付けられるようにする情報を含む。
ステップ8226:[条件付き]AMFからSMFへ:N11メッセージ(N2 SM情報(RANトンネル情報)、RATタイプ)を承諾されたPDUセッションごとにSMFに。ステップ8においてN2 SM情報(1つまたは複数)をAMFが受信した場合、AMFはN2 SM情報を関連SMFに転送することができる。最後のレポートされたUEのタイムゾーンと比べて、UEのタイムゾーンが変化した場合、AMFは、このメッセージの中にUEのタイムゾーンIEを含めることができる。
ステップ8228:[任意選択]SMFからPCFへ:動的なPCCが導入される場合、SMFはIP-CANセッション変更を始めることができ、新しい位置情報をPCFに提供する。ステップ8230a:[条件付き]SMFから新しい中間UPFへ:N4セッション変更要求(RANトンネル情報)。ステップ5においてPDUセッションに対する中間UPFとして振る舞う新UPFをSMFが選択した場合、SMFはN4セッション変更手順を始め、RANトンネル情報を提供する。
ステップ8230b:[条件付き]UPFからSMFへ:N4セッション更新応答。
ステップ8232a:[条件付き]SMFは、N2情報タイプ「N2 UEコンテキスト解放要求」に対して、節5.2.2.2.9において定義されるような、Namf_Communication_N2InfoSubscribeサービス動作を行うことができる。
ステップ8232b:[条件付き]SMFは、一定のUE移動イベントに対して、節5.2.2.3.2において定義されるような、Namf_EventExpose_Subscribe手順を行うことができる。必要に応じて、このステップはステップ8216とともに行われてよい。
ステップ8234a:[条件付き]SMFから古い中間UPFへ:N4セッション変更要求またはN4セッション解放要求。ステップ5において古い中間UPFをSMFが使用し続けるよう判定した場合、SMFは、N4セッション変更要求を送信し、(R)ANトンネル情報を提供する。中間UPFとして振る舞う新UPFをSMFが選択するよう判定した場合、SMFは、N4セッション解放要求(解放原因)を古い中間UPFに送信することによって、ステップ8212bにおけるタイマーが切れた後、リソース解放を始める。中間UPFがない場合、SMFは、N4セッション変更要求をPSAのUPFに送信し、(R)ANトンネル情報を提供する。
ステップ8234b:古い中間UPFからSMFへ:N4セッション変更応答またはN4セッション解放応答。旧UPFは、リソースの変更または解放を確認するためにN4セッション変更応答またはN4セッション解放応答メッセージで承認する。中間UPFがない場合、PSAのUPFは、リソースの変更を確認するためにN4セッション変更応答をSMFに送信する。
節4.2.3.3、CM-CONNECTED状態においてUEがトリガしたサービス要求
図83Aおよび図83Bは、CM-IDLE状態におけるUEがトリガしたサービス要求に関する手順の例を示す。この手順の例は、ネットワークスライスをサポートするのに必要な態様も含む。
ネットワークは、ユーザプレーンのリソース確立が成功しない場合にさらなるアクションを行うことができる。
この節4.2.3.3における手順は、中間UPFの有無にかかわらず、また中間UPFの再選択の有無にかかわらず、このシナリオに適用できる。
TS23.502のこの節4.2.3.3における手順は(ネットワークにUEが登録されると)、UEがCM-CONNECTED状態にあると常にみなされ、ユーザプレーンリソースがアクティブPDUセッションに対して確立していると常にみなされるアクセスネットワークに適用できない。
図83Aおよび図83Bを参照すると、
ステップ8302:UEから(R)ANへ:MM NASサービス要求(PDUセッションID)。UEは、RRCメッセージの中にカプセル化されたAMFへのNASメッセージサービス要求をRANに送信する。MM NASサービス要求メッセージは、暗号化され整合性保護されてよい。NASメッセージサービス要求メッセージの中のPDUセッションIDは、活性化するためにUEが選択するPDUセッションを示す。
ステップ8304:(R)ANからAMFへ:N2メッセージ(MM NASサービス要求)。このステップの詳細はRANの仕様の中で説明される。AMFによってサービス要求のハンドリングができない場合、AMFはサービス要求を拒絶する。(R)ANは、既存のN2接続に基づいてMM NASサービス要求メッセージをAMFに転送する。
ステップ8306:[条件付き]AMFからSMFへ:N11メッセージ(PDUセッションID)。AMFは、PDUセッションIDと関連付けられたSMFにN11メッセージを送信する。
ステップ8308:新しい位置情報に基づいてSMFは、TS23.501[2]の節6.3.3に従ってUPF選択尺度をチェックする。UEをRANに接続しているUPFのサービスエリアの外にUEが移動した場合、SMFは、新しい中間UPFを選択することができる。
ステップ8310a:[条件付き]SMFから新しい中間UPFへ:N4セッション確立要求。PDUセッションに対する新しい中間UPFをSMFが選択すると、N4セッション確立要求メッセージは新しい中間UPFに送信され、T-UPFにインストールされることになるパケット検出、執行、およびレポーティングルールを提供する。このPDUセッションに対するPDUセッションアンカー情報は、T-UPFにも提供される。
ステップ8310b:新UPFからSMFへ:N4セッション確立応答。新UPFは、N4セッション確立応答メッセージをSMFに送信する。UPFがCNトンネル情報を割り振る場合、UPFは、CNのDLトンネル情報およびULトンネル情報(すなわちCN N3トンネル情報)をSMFに提供する。SMFは、もしあれば旧UPFにおけるリソースを解放するために、ステップ8417aにおいて使用されることになるタイマーをスタートさせる。
ステップ8312a:[条件付き]SMFからUPF(PSA)へ:N4セッション変更要求。PDUセッションに対して中間UPFとして振る舞う新UPFをSMFが選択する場合、SMFは、N4セッション変更要求メッセージをPDUセッションアンカーUPFであるUPF(PSA)に送信し、DLトンネル情報を新しい中間UPFに提供する。
ステップ8312b:UPF(PSA)からSMFへ:N4セッション変更応答。UPF(PSA)は、N4セッション変更応答メッセージをSMFに送信する。
ステップ8314:[条件付き]SMFからAMFへ:N11メッセージ(N2 SM情報(PDUセッションID、QoSプロフィール、CN N3トンネル情報、S-NSSAI))をAMFに。SMFはN2 SM情報を生成し、PDUセッションのためのユーザプレーンを確立するためにN11メッセージをAMFに送信する。N2 SM情報は、AMFがRANに提供できる情報を収める。
ステップ8316:[条件付き]AMFから(R)ANへ:N2要求(SMFから受信したN2 SM情報(QoSプロフィール、CN N3トンネル情報)、MM NASサービス承諾)。複数のSMFを伴う複数のPDUセッションがある場合、AMFは、ステップ8306bにおいて全てのSMFからの応答を待つ必要はない。
ステップ8318:(R)ANからUEへ:RANは、活性化されたPDUセッションのQoSフロー全てに関するQoS情報およびデータ無線ベアラに応じて、UEとのRRC接続再構成を行う。RANは、MM NASサービス承諾をUEに転送する。
ステップ8320:選択されたPDUセッションのためのユーザプレーンの無線リソースがセットアップされた後、UEからのアップリンクデータはここでRANに転送されてよい。5GのRANは、ステップ8314において提供されたUPFアドレスおよびトンネルIDにアップリンクデータを送信する。
ステップ8322:[条件付き](R)ANからAMFへ:N2要求ACK(N2 SM情報(RANトンネル情報、活性化されたPDUセッションのための承諾されたQoSフローのリスト、活性化されたPDUセッションのための拒絶されたQoSフローのリスト))。このステップはRANの仕様の中で詳細に説明される。メッセージは、例えばRANトンネル情報といったN2 SM情報を含むことができる。RANは、別々のN2メッセージ(例えばN2トンネルセットアップ応答)でN2 SM情報に応答することができる。
ステップ8324:[条件付き]AMFからSMFへ:N11メッセージ(N2 SM情報(RANトンネル情報、承諾されたQoSフローのリスト、拒絶されたQoSフローのリスト))を承諾されたPDUセッションごとにSMFに。
ステップ8326:[任意選択]SMFからPCFへ:動的なPCCが導入される場合、SMFはIP-CANセッション変更を始めることができ、新しい位置情報をPCFに提供する。
ステップ8328a:[条件付き]SMFからUPFへ:N4セッション更新要求(RANトンネル情報および承諾されたQoSフローのリスト)。ステップ4においてPDUセッションに対する中間UPFとして振る舞う新UPFをSMFが選択する場合、SMFは、N4セッション変更手順を始め、RANトンネル情報を提供する。
ステップ8328b:[条件付き]UPFからSMFへ:N4セッション更新応答。
ステップ8330a:[条件付き]SMFは、N2情報タイプ「N2 UEコンテキスト解放要求」に対して、節5.2.2.2.9において定義されるような、Namf_Communication_N2InfoSubscribeサービス動作を行う。
ステップ8330b:[条件付き]SMFは、一定のUE移動イベントに対して、節5.2.2.3.2において定義されるような、Namf_EventExpose_Subscribe手順を行うことができる。このステップは、ステップ8314とともに行われてよい。
ステップ8332a:[条件付き]SMFから旧UPF(中間)へ:N4セッション変更要求またはN4セッション解放要求。ステップ4において古い中間UPFをSMFが使用し続けるよう判定した場合、SMFはN4セッション変更要求を送信し、(R)ANトンネル情報を提供する。ステップ8308において中間UPFとして振る舞う新UPFをSMFが選択するよう判定した場合、SMFは、N4セッション解放要求(解放原因)を古い中間UPFに送信することによって、ステップ8312bにおけるタイマーが切れてからリソース解放を始める。中間UPFがない場合、SMFは、N4セッション変更要求をPSAのUPFに送信し、(R)ANトンネル情報を提供する。
ステップ8332b:旧UPF(中間)からSMFへ:N4セッション変更応答またはN4セッション解放応答。旧UPF(中間)は、リソースの変更または解放を確認するためにN4セッション解放応答メッセージで承認する。中間UPFがない場合、PSAのUPFは、リソースの変更を確認するためにN4セッション変更応答をSMFに送信する。
前述に基づいて、本発明の態様が、以下のうちの任意の1つまたは複数を提供することが理解されよう。
・ パケットデータユニット(PDU)セッションを解放する方法であって、
○ PDUセッション解放をトリガすることを判断することと、
○ N4セッション解放要求メッセージをユーザプレーン機能(UPF)に送信することと、
○ N4セッション解放応答メッセージをUPFから受信することと、
○ PDUセッション解放コマンドを伴うN11要求をアクセスおよび移動機能(AMF)に送信することと、
○ PDUセッション解放承認を伴うN11応答をAMFから受信することと、
○ N11メッセージをAMFに送信することと
を含む方法。
・ ハンドオーバ方法であって、
○ N2経路切換え要求をターゲット無線アクセスネットワーク(T-RAN)から受信することと、
○ N11メッセージをセッション管理機能(SMF)に送信することと、
○ N11メッセージ承認をSMFから受信することと、
○ N2経路切換え要求承認をT-RANに送信することと
を含む方法。
本発明の特定の特徴および実施形態を参照しながら本発明が説明されたが、本発明から逸脱することなく様々な変更および組合せが、本発明の特定の特徴および実施形態に行われてよいことは明白である。したがって明細書および図面は、添付の特許請求の範囲によって定義されるような本発明の例証として単純にみなされるべきものであり、本発明の範囲に含まれるいずれかおよび全ての変更、変形、組合せ、または均等物をカバーすることを意図するものである。
別段の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術的および科学的な用語は、本発明が属す技術分野における当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
先述の実施形態の説明を通じて、本発明は、ハードウェアだけを使用することによって、またはソフトウェアおよび必要な汎用ハードウェアプラットフォームを使用することによって実装されてよい。このような理解に基づき、本発明の技術的ソリューションがソフトウェア製品の形で具体化されてよい。ソフトウェア製品は不揮発性または非一時的ストレージ媒体に格納されてよく、媒体は、コンパクト・ディスク・リード・オンリ・メモリ(CD-ROM)、USBフラッシュディスク、または取外し可能ハードディスクでよい。ソフトウェア製品は、本発明の実施形態において提供される方法をコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイス)が実行できるようにするいくつかの命令を含む。例えばこのような実行は、本明細書で説明されるような論理演算のシミュレーションに対応することができる。ソフトウェア製品は、本発明の実施形態によるデジタルロジック装置を構成またはプログラムするための動作をコンピュータデバイスが実行できるようにするいくつかの命令を追加または代替として含むことができる。