JP6896191B2 - 機械学習装置、信号諸元識別装置、機械学習方法、制御回路および記憶媒体 - Google Patents

機械学習装置、信号諸元識別装置、機械学習方法、制御回路および記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP6896191B2
JP6896191B2 JP2020571989A JP2020571989A JP6896191B2 JP 6896191 B2 JP6896191 B2 JP 6896191B2 JP 2020571989 A JP2020571989 A JP 2020571989A JP 2020571989 A JP2020571989 A JP 2020571989A JP 6896191 B2 JP6896191 B2 JP 6896191B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
learning
unit
feature amount
noise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020571989A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020166005A1 (ja
Inventor
靖貴 山下
靖貴 山下
内田 繁
繁 内田
重紀 谷
重紀 谷
康義 能田
康義 能田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2020166005A1 publication Critical patent/JPWO2020166005A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6896191B2 publication Critical patent/JP6896191B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

本発明は、受信信号の信号諸元を識別するための機械学習装置、信号諸元識別装置および機械学習方法に関する。
受信信号の変調方式といった信号諸元を識別する方法として、機械学習を使用した方法が提案されている。非特許文献1には、受信信号に含まれる同相信号および直交信号と変調方式との関係を畳み込みニューラルネットワークに学習させることにより、学習結果を用いて、同相信号および直交信号を入力として、変調方式を識別する技術が開示されている。
Timothy J. O'Shea,Johnathan Corgan, and T. Charles Clancy "Convolutional Radio Modulation Recognition Networks",CoRR,vol.abs/1602,no.04105,pp.1-15,Jun.2016.
しかしながら、上記従来の技術によれば、学習のために必要なデータセット量が増大するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、学習のために必要なデータセット量を低減することが可能な機械学習装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる機械学習装置は、学習用信号に含まれる同相信号および直交信号から、学習用信号の特徴量の時系列変動値である時系列特徴量を算出する時系列特徴量算出部と、同相信号および直交信号のそれぞれの波形と、時系列特徴量とに基づいて作成される訓練データセットに従って、信号諸元を学習する信号諸元学習部と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる機械学習装置は、学習のために必要なデータセット数を低減することが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる信号諸元識別システムの機能構成を示す図 図1に示す時系列特徴量算出部の構成例を示す図 図1に示す準同期検波部の構成例を示す図 図1に示す信号諸元識別システムの機能を実現するための専用のハードウェア構成を示す図 図1に示す信号諸元識別システムの機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示す図 図1に示す機械学習装置の動作を示すフローチャート 図1に示す信号諸元識別装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2にかかる信号諸元識別システムの機能構成を示す図 本発明の実施の形態3にかかる信号諸元識別システムの機能構成を示す図 図9に示す雑音除去部の機能構成を示す図 図9に示す雑音除去部の構成例を示す図 本発明の実施の形態4にかかる信号諸元識別システムの機能構成を示す図 図12に示す機械学習装置の動作を示すフローチャート 図12に示す信号諸元識別装置の動作を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態にかかる機械学習装置、信号諸元識別装置および機械学習方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる信号諸元識別システム100の機能構成を示す図である。信号諸元識別システム100は、機械学習装置1と、機械学習装置1の学習結果である学習パラメータを記憶する学習パラメータ記憶部2と、学習結果を用いて受信信号の信号諸元を識別する信号諸元識別装置3と、受信信号に含まれる同相信号および直交信号を得る準同期検波部4とを有する。信号諸元は、AM(Amplitude Modulation:振幅変調)/FM(Frequency Modulation:周波数変調)といった電波の伝送方式、FSK(Frequency Shift Keying:周波数偏移変調)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying:四位相偏移変調)などの変調方式、DSSS(Direct Sequence Spread Spectrum:直接拡散方式)、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交波周波数分割多重)などの二次変調まで含めた通信規格などである。通信規格の一例としては、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a、IEEE802.11g、およびIEEE802.15.6が挙げられる。
機械学習装置1は、学習用データセットを用いて、信号諸元を識別するための学習パラメータを学習する。学習用データセットは、学習用信号と、学習用信号に対応づけられた信号諸元を示すラベルとを含む。複数の学習用信号は、実際に取得された受信波形に対して順同期検波を行った結果得られる同相信号および直交信号の組み合わせであるIQ信号、計算機シミュレーションにより模擬された同相信号および直交信号などであり、予め用意されている。学習用データセットに含まれる学習用信号は、時系列特徴量算出部11および結合部12のそれぞれに入力され、学習用データセットに含まれるラベルは、信号諸元学習部13に入力される。
機械学習装置1は、時系列特徴量算出部11と、結合部12と、信号諸元学習部13とを有する。時系列特徴量算出部11は、学習用信号に含まれる同相信号および直交信号から、学習用信号の特徴量の時系列変動値である時系列特徴量を算出する。時系列特徴量算出部11は、算出した時系列特徴量を結合部12に入力する。結合部12は、学習用信号に含まれる同相信号および直交信号と、時系列特徴量とを結合して信号諸元学習部13が機械学習に用いる訓練データセットを生成する。結合部12は、結合後のデータである訓練データセットを信号諸元学習部13に入力する。信号諸元学習部13は、同相信号および直交信号のそれぞれの波形と、時系列特徴量とに基づいて作成される訓練データセットに従って、信号諸元を学習する。信号諸元学習部13の学習結果は、入力データである訓練データセットと、信号諸元との間の関係を示し、訓練データセットから信号諸元を識別するための学習パラメータである。信号諸元学習部13は、学習結果である学習パラメータを学習パラメータ記憶部2に記憶させる。
学習パラメータ記憶部2は、機械学習装置1の学習結果である学習パラメータを記憶する記憶装置である。学習パラメータ記憶部2に記憶された学習パラメータは、信号諸元識別装置3から読み出すことができる。
準同期検波部4は、受信信号を同期復調し、搬送波を再生し、周波数偏差および位相偏差補償を行う。準同期検波部4は、準同期検波後に得られる同相信号および直交信号を信号諸元識別装置3に入力する。
信号諸元識別装置3は、時系列特徴量算出部31と、結合部32と、信号諸元識別部33とを有する。準同期検波部4の出力する同相信号および直交信号は、時系列特徴量算出部31および結合部32のそれぞれに入力される。時系列特徴量算出部31は、受信信号に含まれる同相信号および直交信号から、受信信号の特徴量の時系列変動値である時系列特徴量を算出する。時系列特徴量算出部31が算出する時系列特徴量の種類は、時系列特徴量算出部11が算出する時系列特徴量と同一であることが望ましい。時系列特徴量算出部31は、算出した時系列特徴量を結合部32に入力する。結合部32は、時系列特徴量算出部31から入力される時系列特徴量と、同相信号および直交信号とを結合し、信号諸元識別部33への入力データを生成する。信号諸元識別部33は、学習パラメータ記憶部2に記憶される学習パラメータを用いて、結合部32からの入力データに基づいて、受信信号に適用されている信号諸元を識別する。信号諸元識別部33は、識別結果を出力する。
なお、上記の構成は一例である。例えば、学習パラメータ記憶部2は、図1においては、機械学習装置1および信号諸元識別装置3の外部に設けられているが、機械学習装置1の内部に設けられていてもよいし、信号諸元識別装置3の内部に設けられていてもよい。また、図1では、機械学習装置1と信号諸元識別装置3とを異なる装置としているが、信号諸元識別システム100の機能を1つの装置上で実現することもできる。この場合、時系列特徴量算出部11と時系列特徴量算出部31、結合部12と結合部32、および、信号諸元学習部13と信号諸元識別部33は、それぞれ同一のハードウェアにより実現することもできる。
図2は、図1に示す時系列特徴量算出部11,31の構成例を示す図である。時系列特徴量算出部11,31は、振幅算出部111と、位相算出部112とを有する。振幅算出部111および位相算出部112のそれぞれには、同相信号および直交信号が入力される。振幅算出部111は、受信信号の振幅を算出する。振幅算出部111は、同相信号I、直交信号Qとした場合、振幅Aは、以下の数式(1)で表すことができる。
Figure 0006896191
位相算出部112は、受信信号の位相を算出することができる。同相信号I、直交信号Qとした場合、位相φは、以下の数式(2)で表すことができる。
Figure 0006896191
なお、時系列特徴量算出部11,31は、上記以外にも、同相信号I、直交信号Qを複素4乗したものの振幅、位相を算出することもできる。また、時系列特徴量算出部11,31が算出する特徴量は、振幅および位相に限らない。
図3は、図1に示す準同期検波部4の構成例を示す図である。準同期検波部4は、受信信号の周波数変換を行うための発振信号を生成する発振器41と、発振器41から出力される発振信号の位相を2分のπずらすπ/2移相器42と、受信信号と発振信号とを乗算する乗算器43と、受信信号と2分のπ位相をずらした発振信号とを乗算する乗算器44と、乗算器43,44から出力された信号から不要波および雑音を除去するLPF(Low Pass Filter)45,46とを有する。
図4は、図1に示す信号諸元識別システム100の機能を実現するための専用のハードウェア構成を示す図である。図4に示す処理回路90は、例えば、単一回路、復号回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、または、これらを組み合わせたものが該当する。
図5は、図1に示す信号諸元識別システム100の機能を実現するソフトウェアを実行するハードウェア構成を示す図である。信号諸元識別システム100の機能は、準同期検波回路91と、プロセッサ92と、メモリ93と、ストレージ94とを用いて実現することができる。準同期検波回路91は、図4に示す準同期検波部4の構成を有する回路である。プロセッサ92は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、またはDSP(Digital Signal Processor)などにより構成されている。メモリ93は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、もしくはEEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、などが該当する。
図1に示した機械学習装置1および信号諸元識別装置3の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ93に記憶され、メモリ93が記憶するプログラムをプロセッサ92が読みだして実行することにより各機能が実現される。また、プログラムが実行される中で情報を記録する際には、メモリ93を用いてデータを保持してもよいし、ストレージ94を用いてデータを保持してもよい。図1に示した学習パラメータ記憶部2はストレージ94を用いて学習パラメータを保持する。
図6は、図1に示す機械学習装置1の動作を示すフローチャートである。機械学習装置1は、学習用データセットに含まれる学習用信号とラベルとを対応づけた学習用データを取得する(ステップS101)。時系列特徴量算出部11は、取得した学習用データのち、学習用信号から時系列特徴量を算出する(ステップS102)。
結合部12は、算出された時系列特徴量と学習用データとを結合して訓練データセットを生成する(ステップS103)。信号諸元学習部13は、ニューラルネットワークを用いた識別器を利用して、生成された訓練データセットを入力データとし、対応づけられたラベルが示す信号諸元を学習して、入力データから対応する信号諸元を出力するためのパラメータを学習する(ステップS104)。学習結果である学習パラメータは、学習パラメータ記憶部2に記憶される。
図7は、図1に示す信号諸元識別装置3の動作を示すフローチャートである。信号諸元識別装置3は、受信信号に含まれる同相信号および直交信号を取得する(ステップS201)。時系列特徴量算出部31は、同相信号および直交信号から時系列特徴量を算出する(ステップS202)。結合部32は、算出された時系列特徴量と、同相信号および直交信号とを結合して信号諸元識別部33に入力する(ステップS203)。信号諸元識別部33は、入力されたデータと、学習パラメータ記憶部2に記憶された機械学習装置1の学習結果とに基づいて、受信信号の信号諸元を識別する(ステップS204)。
以上説明したように、本発明の実施の形態1にかかる信号諸元識別システム100では、同相信号および直交信号に加えて、信号の特徴量の時系列変動値である時系列特徴量を信号諸元学習部13への入力として、信号諸元が学習される。このような構成をとることによって、同相信号および直交信号のみを入力として信号諸元を学習するよりも、必要となるサンプル数および学習時に必要となるデータセット数を削減することが可能になる。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2にかかる信号諸元識別システム200の機能構成を示す図である。以下、実施の形態1にかかる信号諸元識別システム100と異なる部分について主に説明し、信号諸元識別システム100と同様の部分については詳しい説明を省略する。信号諸元識別システム200は、機械学習装置1aと、学習パラメータ記憶部2と、信号諸元識別装置3aと、準同期検波部4とを有する。
機械学習装置1aは、時系列特徴量算出部11と、結合部12と、信号諸元学習部13aとを有する。機械学習装置1aは、学習用データセットから、学習用信号と、補足情報と、ラベルとを含む学習用データを取得する。補足情報は、学習用信号から算出可能な情報であり、予め取得されている。補足情報は、信号諸元学習部13aに入力される。信号諸元学習部13aは、同相信号および直交信号のそれぞれの波形と、時系列特徴量と、補足情報とに基づいて作成される訓練データセットに従って、信号諸元を学習する。
信号諸元識別装置3aは、時系列特徴量算出部31と、結合部32と、信号諸元識別部33aと、補足情報算出部34とを有する。補足情報算出部34には、準同期検波部4から、受信信号に含まれる同相信号および直交信号が入力される。補足情報算出部34は、受信信号から、信号諸元学習部13aに入力される補足情報と同じ種類の補足情報を算出する。補足情報は、信号の特徴を補足する情報であり、推定されたSNR(Signal to Noise Ratio:信号対雑音比)、推定された周波数誤差といったものが考えられる。補足情報算出部34における計算は、同相信号および直交信号をFFT(Fast Fourier Transform)して周波数領域における最大値と最小値の比を推定SNRとしたり、周波数帯域から中心周波数のずれを推定するほか、ニューラルネットワークを用いてSNRや周波数帯域を推定することが考えられるが、これに限るものではない。
信号諸元識別部33aは、結合部32の出力する結合データに加えて、補足情報算出部34の出力する補足情報を入力データとして、信号諸元を識別する。なお、実施の形態1と同様に、図8に示す構成は一例であり、学習パラメータ記憶部2は、図8においては、機械学習装置1aおよび信号諸元識別装置3aの外部に設けられているが、機械学習装置1aの内部に設けられていてもよいし、信号諸元識別装置3aの内部に設けられていてもよい。また、図8では、機械学習装置1aと信号諸元識別装置3aとを異なる装置としているが、信号諸元識別システム200の機能を1つの装置上で実現することもできる。この場合、時系列特徴量算出部11と時系列特徴量算出部31、結合部12と結合部32、および、信号諸元学習部13aと信号諸元識別部33aは、それぞれ同一のハードウェアにより実現することもできる。
以上説明したように、本発明の実施の形態2にかかる信号諸元識別システム200によれば、信号諸元学習部13aおよび信号諸元識別部33aの入力データに補足情報を追加することで、学習に必要となるデータセット数をさらに削減することが可能になる。
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3にかかる信号諸元識別システム300の機能構成を示す図である。信号諸元識別システム300は、機械学習装置1bと、学習パラメータ記憶部2と、信号諸元識別装置3bと、準同期検波部4と、雑音除去学習パラメータ記憶部5とを有する。
機械学習装置1bは、時系列特徴量算出部11と、結合部12と、信号諸元学習部13と、信号選定部14と、雑音除去部15とを有する。信号選定部14および雑音除去部15は、時系列特徴量算出部11の前段に配置されている。
信号選定部14は、学習用データセットに含まれる学習用信号の中から、学習用信号から雑音成分を除去した雑音除去信号を学習するために使用する雑音除去学習用信号を選定する。信号選定部14は、選定結果および学習用信号を雑音除去部15に入力する。信号選定部14は、学習用信号の信号対雑音比に基づいて、雑音除去学習用信号を選定することができる。例えば、信号選定部14は、信号対雑音比が閾値以上の学習用信号を雑音除去学習用信号に選定する。或いは、学習用データセットに含まれる学習用信号に、予め雑音除去学習用信号であるか否かを示すフラグが付与されている場合、信号選定部14は、フラグに基づいて、雑音除去学習用信号を選定することができる。
雑音除去部15は、学習用信号から雑音成分を除去した雑音除去信号を学習すると共に、雑音除去信号の学習結果を用いて学習用信号から雑音成分を除去する。具体的には、雑音除去部15は、入力される学習用信号と、信号選定部14の選定結果とに基づいて、雑音除去学習用信号として選定された学習用信号については、当該学習用信号を用いて、雑音除去信号を学習する。雑音除去部15は、学習結果を雑音除去学習パラメータ記憶部5に記憶する。雑音除去部15は、雑音除去学習用信号として選定されなかった学習用信号については、学習結果を用いて、学習用信号から雑音成分を除去する。雑音除去部15は、雑音成分を除去した学習用信号である雑音除去後信号を時系列特徴量算出部11および結合部12に入力する。
時系列特徴量算出部11、結合部12および信号諸元学習部13については、雑音除去後信号を用いて処理が行われる点以外は、実施の形態1と同様であるため詳しい説明を省略する。
図10は、図9に示す雑音除去部15の機能構成を示す図である。雑音除去部15は、学習用雑音付加部151と、正規化処理部152と、雑音除去器学習部153と、雑音除去学習パラメータ記憶部154と、正規化処理部155と、雑音除去器156とを有する。
学習用雑音付加部151には、雑音除去学習用信号が入力される。学習用信号の中で、含まれる雑音成分が低いものが雑音除去学習用信号に選定されている。学習用雑音付加部151は、入力される雑音除去学習用信号に、雑音成分を付加する。学習用雑音付加部151は、雑音成分を付加した信号を正規化処理部152に入力する。正規化処理部152には、雑音成分を付加した信号と、雑音成分を付加する前の雑音除去学習用信号とが入力される。正規化処理部152は、雑音成分を付加した信号および雑音除去学習用信号のそれぞれに正規化処理を行った結果を雑音除去器学習部153に入力する。
雑音除去器学習部153は、自己符号化器を備え、自己符号化器には、正規化した雑音付加後の信号が入力され、自己符号化器は、雑音付加後の信号に基づく雑音除去用データセットに従って、正規化した雑音付加前の雑音除去学習用信号を雑音除去後の信号として学習する。言い換えると、雑音除去器学習部153は、雑音付加後の雑音除去学習用信号を入力としたとき、雑音付加前の雑音除去学習用信号を出力するようにパラメータを学習する。雑音除去器学習部153は、学習結果を雑音除去学習パラメータ記憶部154に記憶すると共に、出力して雑音除去学習パラメータ記憶部5に記憶させる。
自己符号化器(Autoencoder)は、入力と出力の次元を同一としたニューラルネットワークであり、入力に対して雑音を付加したものから雑音付加前のものを推定する手法は、雑音除去自己符号化器(Denoising Autoencoder)として知られている。
雑音除去学習用信号でない入力信号が入力された場合、正規化処理部155で正規化処理が行われ、正規化処理部155は、処理後の信号を雑音除去器156に入力する。雑音除去器156は、雑音除去学習パラメータ記憶部154に記憶された学習パラメータを用いて雑音除去を行い、雑音除去後の信号を出力する。
図9の説明に戻る。信号諸元識別装置3bは、時系列特徴量算出部31と、結合部32と、信号諸元識別部33と、雑音除去部35とを有する。雑音除去部35は、時系列特徴量算出部31の前段に配置される。雑音除去部35には、準同期検波部4から同相信号および直交信号が入力される。また、雑音除去部35は、雑音除去学習パラメータ記憶部5に記憶された学習結果を用いて、入力信号から雑音成分を除去する。雑音除去部35は、雑音成分を除去後の信号を時系列特徴量算出部31および結合部32のそれぞれに入力する。時系列特徴量算出部31、結合部32、および信号諸元識別部33は、雑音成分を除去後の信号を処理する点以外は実施の形態1と同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
図11は、図9に示す雑音除去部35の構成例を示す図である。雑音除去部35は、正規化処理部351と、雑音除去器352とを有する。正規化処理部351は、入力信号に対して正規化処理を行い、正規化処理後の信号を雑音除去器352に入力する。雑音除去器352は、正規化処理後の信号に対して、雑音除去学習パラメータ記憶部5に記憶された学習結果を用いて雑音除去処理を行い、雑音除去後の信号を出力する。
なお、図9〜11に示す構成は一例である。学習パラメータ記憶部2は、図9においては、機械学習装置1bおよび信号諸元識別装置3bの外部に設けられているが、機械学習装置1bの内部に設けられていてもよいし、信号諸元識別装置3bの内部に設けられていてもよい。また、雑音除去学習パラメータ記憶部5についても、機械学習装置1b内部の雑音除去学習パラメータ記憶部154を信号諸元識別装置3bから読み出すことが可能であれば、雑音除去学習パラメータ記憶部5を省略してもよい。また、雑音除去学習パラメータ記憶部5は、信号諸元識別装置3bの内部に設けられてもよい。また、図9では、機械学習装置1bと信号諸元識別装置3bとを異なる装置としているが、信号諸元識別システム300の機能を1つの装置上で実現することもできる。この場合、時系列特徴量算出部11と時系列特徴量算出部31、結合部12と結合部32、信号諸元学習部13と信号諸元識別部33、雑音除去部15と雑音除去部35は、それぞれ同一のハードウェアにより実現することもできる。
以上説明したように、本発明の実施の形態3にかかる信号諸元識別システム300では、雑音除去学習用信号を用いて、雑音成分を含む信号が入力されたときに、雑音成分を除去後の信号が出力されるように自己符号化器を学習させる。そして、雑音除去を行った結果から時系列特徴量を算出することにより、信号対雑音比が低い受信信号に対しても、信号諸元の識別精度を向上させることが可能になる。
実施の形態4.
実施の形態3では、ニューラルネットワークを用いて非線形処理による雑音除去を用いているが、システムの識別対象のラベル数が大きい場合、限られたデータセット量では、雑音除去部が十分に学習できない場合がある。本実施の形態は、システムの識別対象のラベル数が大きい場合であっても、データセット数を増やすことなく、雑音除去を行うためのものである。
図12は、本発明の実施の形態4にかかる信号諸元識別システム400の機能構成を示す図である。信号諸元識別システム400は、機械学習装置1cと、学習パラメータ記憶部2と、信号諸元識別装置3cと、準同期検波部4と、雑音除去学習パラメータ記憶部5とを有する。
機械学習装置1cは、時系列特徴量算出部11と、結合部12と、信号諸元学習部13と、信号選定部14と、第1の雑音除去部15−1〜第Nの雑音除去部15−Nと、選択部16とを有する。以下の説明中において、第1の雑音除去部15−1〜第Nの雑音除去部15−Nのそれぞれを区別する必要がない場合、単に雑音除去部15と称する。機械学習装置1cは、雑音除去部15を複数有し、複数の雑音除去部15と信号選定部14との間に選択部16を有する以外は、機械学習装置1bと同様である。以下、機械学習装置1bと異なる部分について主に説明する。
選択部16は、学習用データセットに含まれるラベルに基づいて、つまり、ラベルが示す信号諸元に基づいて、複数の雑音除去部15の中から、学習用信号を処理する1つ以上の雑音除去部15を選択する。複数の雑音除去部15のそれぞれは、例えば図10に示す構成を有している。複数の雑音除去部15のそれぞれは、信号選定部14によって、雑音除去学習用信号として選択された学習用信号が入力された場合、雑音成分を除去後の信号を学習し、学習結果を雑音除去学習パラメータ記憶部5に記憶させる。複数の雑音除去部15のそれぞれは、雑音除去学習用信号として選択されなかった学習用信号が入力された場合、雑音成分の除去処理を行って、雑音除去後の信号を出力する。
信号諸元識別装置3cは、時系列特徴量算出部31と、結合部32と、信号諸元識別部33と、第1の雑音除去部35−1〜第Nの雑音除去部35−Nと、選択部36とを有する。以下、第1の雑音除去部35−1〜第Nの雑音除去部35−Nのそれぞれを特に区別する必要がない場合、単に雑音除去部35と称する。
選択部36は、信号諸元識別部33の出力する信号諸元の識別結果に基づいて、複数の雑音除去部35の中から、受信信号を処理する1つ以上の雑音除去部35を選択する。選択部36は、選択した雑音除去部35に、処理対象の受信信号を入力する。複数の雑音除去部35のそれぞれは、例えば図11に示す構成を有している。複数の雑音除去部35のそれぞれは、受信信号が入力されると、雑音除去学習パラメータ記憶部5に記憶された学習結果を用いて、受信信号から雑音成分を除去し、雑音除去後の受信信号を時系列特徴量算出部31に出力する。
なお、図12に示す構成は一例である。学習パラメータ記憶部2は、図12においては、機械学習装置1cおよび信号諸元識別装置3cの外部に設けられているが、機械学習装置1cの内部に設けられていてもよいし、信号諸元識別装置3cの内部に設けられていてもよい。また、雑音除去学習パラメータ記憶部5についても、機械学習装置1c内部の雑音除去学習パラメータ記憶部154を信号諸元識別装置3cから読み出すことが可能であれば、雑音除去学習パラメータ記憶部5を省略してもよい。また、雑音除去学習パラメータ記憶部5は、信号諸元識別装置3cの内部に設けられてもよい。また、図12では、機械学習装置1cと信号諸元識別装置3cとを異なる装置としているが、信号諸元識別システム400の機能を1つの装置上で実現することもできる。この場合、時系列特徴量算出部11と時系列特徴量算出部31、結合部12と結合部32、信号諸元学習部13と信号諸元識別部33、第1の雑音除去部15−1〜第Nの雑音除去部15−Nと第1の雑音除去部35−1〜第Nの雑音除去部35−Nは、それぞれ同一のハードウェアにより実現することもできる。
図13は、図12に示す機械学習装置1cの動作を示すフローチャートである。なお、図13の説明中において、図6に示す動作と同様の部分については、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
機械学習装置1cは、学習用データを取得する(ステップS101)。信号選定部14は、学習用データに含まれる学習用信号が雑音除去学習用信号であるか否かを判断する(ステップS301)。雑音除去学習用信号である場合(ステップS301:Yes)、選択部16は、学習用データに含まれるラベルに応じて複数の雑音除去部15の中から1つ以上を選択して、選択した雑音除去部15に学習させる(ステップS302)。その後ステップS301の処理に戻る。
雑音除去学習用信号でない場合(ステップS301:No)、選択部16は、学習用データに含まれるラベルに応じて複数の雑音除去部15の中から1つ以上を選択して、選択した雑音除去部15に雑音除去させる(ステップS303)。以下、ステップS102からステップS104の処理は図6と同様であるため説明を省略する。
図14は、図12に示す信号諸元識別装置3cの動作を示すフローチャートである。信号諸元識別装置3cは、準同期検波部4から受信信号に含まれる同相信号および直交信号を取得する(ステップS401)。選択部36は、複数の雑音除去部35の中から1つの雑音除去部35を選択し、選択した雑音除去部35に雑音除去させる(ステップS402)。時系列特徴量算出部31は、雑音除去後の受信信号から時系列特徴量を算出する(ステップS403)。結合部32は、算出された時系列特徴量と雑音除去後の受信信号に含まれる同相信号および直交信号とを結合して入力データを生成する(ステップS404)。信号諸元識別部33は、入力データから、学習パラメータ記憶部2に記憶されている学習結果を用いて、入力信号の信号諸元を識別する(ステップS405)。信号諸元識別部33は、識別結果を信号諸元識別装置3cの外部に出力すると共に、選択部36にフィードバックする。
選択部36は、識別結果に応じて、複数の雑音除去部35の中から受信信号を処理する雑音除去部35を選択し、選択した雑音除去部35に受信信号の雑音成分を除去させる(ステップS406)。雑音成分除去後の受信信号は、時系列特徴量算出部31に入力される。時系列特徴量算出部31は、入力される受信信号から時系列特徴量を算出する(ステップS407)。結合部32は、算出された時系列特徴量と雑音除去後の受信信号に含まれる同相信号および直交信号とを結合して入力データを生成する(ステップS408)。信号諸元識別部33は、入力データから、学習パラメータ記憶部2に記憶された学習結果を用いて、受信信号の信号諸元を識別する(ステップS409)。信号諸元識別部33は、識別結果を出力する。
信号諸元識別システム400を用いて、変調方式の識別を行う場合、例えば、ラベルの値は、AM、FM、BPSK(Binary Phase Shift Keying:二位相偏移変調)、QPSK、FSKが与えられるとする。この場合、複数の雑音除去部15,35は、AM向けの第1の雑音除去部15−1,35−1、FM向けの第2の雑音除去部15−2,35−2、BPSKおよびQPSK向けの第3の雑音除去部15−3,35−3、FSK向けの第4の雑音除去部15−4,35−4の4通りの雑音除去部15,35を設けることが考えられる。さらに、ラベルの値によらず、全てのラベルについて学習する第5の雑音除去部15−5と、第5の雑音除去部15−5の学習結果を用いて受信信号から雑音成分を除去する第5の雑音除去部35−5とを備える場合、図14のステップS402では、第5の雑音除去部35−5を用いて雑音成分を除去し、その後のステップS406では、識別結果に基づいて選択された雑音除去部35を用いて雑音成分を除去することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態4にかかる信号諸元識別システム400によれば、信号諸元の識別を行う際に、雑音除去部15の学習に必要なデータセット数を増やすことなく雑音除去を行うことで、識別精度を向上させることが可能になる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
また、フローチャートを用いて説明した動作は、必要に応じて、各ステップの動作を並列処理したり、処理の順番を入れ替えたりすることができる。
1,1a,1b,1c 機械学習装置、2 学習パラメータ記憶部、3,3a,3b,3c 信号諸元識別装置、4 準同期検波部、5,154 雑音除去学習パラメータ記憶部、11,31 時系列特徴量算出部、12,32 結合部、13,13a 信号諸元学習部、14 信号選定部、15,35 雑音除去部、15−1,35−1 第1の雑音除去部、15−2,35−2 第2の雑音除去部、15−3,35−3 第3の雑音除去部、15−4,35−4 第4の雑音除去部、15−5,35−5 第5の雑音除去部、15−N,35−N 第Nの雑音除去部、16,36 選択部、33,33a 信号諸元識別部、34 補足情報算出部、41 発振器、42 π/2移相器、43,44 乗算器、45,46 LPF、90 処理回路、91 準同期検波回路、92 プロセッサ、93 メモリ、94 ストレージ、100,200,300,400 信号諸元識別システム、111 振幅算出部、112 位相算出部、151 学習用雑音付加部、152,155,351 正規化処理部、153 雑音除去器学習部、156,352 雑音除去器。

Claims (15)

  1. 学習用信号に含まれる同相信号および直交信号から、前記学習用信号の特徴量の時系列変動値である時系列特徴量を算出する時系列特徴量算出部と、
    前記同相信号および前記直交信号のそれぞれの波形と、前記時系列特徴量とに基づいて作成される訓練データセットに従って、信号諸元を学習する信号諸元学習部と、
    を備えることを特徴とする機械学習装置。
  2. 前記学習用信号と、前記信号諸元とを対応づけた学習用データセットは、前記学習用信号に基づいて算出可能な補足情報をさらに含み、
    前記信号諸元学習部は、前記同相信号および前記直交信号のそれぞれの波形と、前記時系列特徴量と、前記補足情報とに基づいて作成される訓練データセットに従って、前記信号諸元を学習することを特徴とする請求項1に記載の機械学習装置。
  3. 前記学習用信号から雑音成分を除去した雑音除去信号を学習すると共に、前記雑音除去信号の学習結果を用いて前記学習用信号から前記雑音成分を除去する雑音除去部、
    をさらに備え、
    前記時系列特徴量算出部は、前記雑音成分が除去された前記学習用信号を用いて、前記時系列特徴量を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の機械学習装置。
  4. 前記雑音除去信号を学習するために使用する雑音除去学習用信号を、入力される学習用信号の中から選定する信号選定部、
    をさらに備え、
    前記雑音除去部は、前記雑音除去学習用信号として選定された前記学習用信号に雑音成分を付加し、前記雑音成分を付加した前記雑音除去学習用信号に基づく雑音除去用データセットに従って、前記雑音成分を付加する前の前記雑音除去学習用信号を前記雑音成分を除去後の信号として学習することを特徴とする請求項3に記載の機械学習装置。
  5. 複数の前記雑音除去部と、
    複数の前記雑音除去部の中から、前記学習用信号の信号諸元に基づいて、前記学習用信号を処理する1つ以上の雑音除去部を選択する選択部と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の機械学習装置。
  6. 複数の前記雑音除去部は、前記信号諸元に関わらず全ての雑音除去学習用信号を用いて学習を行う全学習雑音除去部を含み、
    前記選択部は、前記全学習雑音除去部と、前記学習用信号の信号諸元に基づいて選択した雑音除去部とを選択することを特徴とする請求項5に記載の機械学習装置。
  7. 受信信号に含まれる同相信号および直交信号から、前記受信信号の特徴量の時系列変動値である時系列特徴量を算出する時系列特徴量算出部と、
    前記同相信号および前記直交信号のそれぞれの波形と、前記時系列特徴量と、信号諸元との関係を学習した諸元学習結果に基づいて、前記同相信号および前記直交信号のそれぞれの波形と、前記時系列特徴量とを用いて、前記信号諸元を識別する信号諸元識別部と、
    を備えることを特徴とする信号諸元識別装置。
  8. 前記受信信号から前記受信信号の特徴を示す補足情報を算出する補足情報算出部、
    をさらに備え、
    前記信号諸元識別部は、前記同相信号および前記直交信号のそれぞれの波形と、前記時系列特徴量と、前記補足情報と、前記信号諸元との関係を学習した学習結果に基づいて、前記補足情報をさらに用いて、前記信号諸元を識別することを特徴とする請求項7に記載の信号諸元識別装置。
  9. 入力される信号と、前記信号から雑音成分を除去後の信号との関係を学習した雑音学習結果に基づいて、前記受信信号に含まれる同相信号および直交信号から雑音成分を除去する雑音除去部、
    をさらに備え、
    前記時系列特徴量算出部は、前記雑音成分を除去後の信号から前記時系列特徴量を算出することを特徴とする請求項7または8に記載の信号諸元識別装置。
  10. 複数の前記雑音除去部と、
    複数の前記雑音除去部の中から、前記受信信号の信号諸元に基づいて、前記受信信号を処理する前記雑音除去部を選択する選択部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の信号諸元識別装置。
  11. 複数の前記雑音除去部は、前記信号諸元の値によらず全ての学習結果を用いて雑音成分を除去する全学習雑音除去部を含み、
    前記全学習雑音除去部を用いて雑音成分が除去された受信信号の信号諸元を識別した後、識別結果を前記選択部にフィードバックすることを特徴とする請求項10に記載の信号諸元識別装置。
  12. 学習用信号に含まれる同相信号および直交信号から、前記学習用信号の特徴量の時系列変動値である時系列特徴量を算出する第1の時系列特徴量算出部と、
    前記学習用信号に含まれる同相信号および直交信号のそれぞれの波形と、前記時系列特徴量とに基づいて作成される訓練データセットに従って、信号諸元を学習する信号諸元学習部と、
    受信信号に含まれる同相信号および直交信号から、前記受信信号の前記時系列特徴量を算出する第2の時系列特徴量算出部と、
    前記受信信号に含まれる同相信号および直交信号のそれぞれの波形と、前記第2の時系列特徴量算出部により算出された前記時系列特徴量と、前記信号諸元学習部の学習結果とに基づいて、前記信号諸元の識別結果を出力する信号諸元識別部と、
    を備えることを特徴とする信号諸元識別装置。
  13. 学習用信号に含まれる同相信号および直交信号から、前記学習用信号の特徴量の時系列変動値である時系列特徴量を算出するステップと、
    前記学習用信号に含まれる同相信号および直交信号のそれぞれの波形と、前記時系列特徴量とに基づいて作成される訓練データセットに従って、信号諸元を学習するステップと、を含むことを特徴とする機械学習方法。
  14. 機械学習装置を制御する制御回路であって、
    学習用信号に含まれる同相信号および直交信号から、前記学習用信号の特徴量の時系列変動値である時系列特徴量を算出するステップと、
    前記学習用信号に含まれる同相信号および直交信号のそれぞれの波形と、前記時系列特徴量とに基づいて作成される訓練データセットに従って、信号諸元を学習するステップと、を前記機械学習装置に実行させることを特徴とする制御回路。
  15. 機械学習装置を制御するプログラムを記憶する記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    学習用信号に含まれる同相信号および直交信号から、前記学習用信号の特徴量の時系列変動値である時系列特徴量を算出するステップと、
    前記学習用信号に含まれる同相信号および直交信号のそれぞれの波形と、前記時系列特徴量とに基づいて作成される訓練データセットに従って、信号諸元を学習するステップと、を前記機械学習装置に実行させることを特徴とする記憶媒体。
JP2020571989A 2019-02-14 2019-02-14 機械学習装置、信号諸元識別装置、機械学習方法、制御回路および記憶媒体 Active JP6896191B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/005347 WO2020166005A1 (ja) 2019-02-14 2019-02-14 機械学習装置、信号諸元識別装置および機械学習方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020166005A1 JPWO2020166005A1 (ja) 2021-06-03
JP6896191B2 true JP6896191B2 (ja) 2021-06-30

Family

ID=72044746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020571989A Active JP6896191B2 (ja) 2019-02-14 2019-02-14 機械学習装置、信号諸元識別装置、機械学習方法、制御回路および記憶媒体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6896191B2 (ja)
WO (1) WO2020166005A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113923088B (zh) * 2021-10-21 2023-08-08 天津光电通信技术有限公司 一种基于hlnn的5g信号数字调制方式自动识别方法
WO2023170783A1 (ja) * 2022-03-08 2023-09-14 三菱電機株式会社 信号解析装置、信号解析方法、制御回路および記憶媒体

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3075846B2 (ja) * 1991-06-28 2000-08-14 三菱電機株式会社 汎用復調装置および通信波形解析装置
JP2001169110A (ja) * 1999-12-10 2001-06-22 Fuji Photo Film Co Ltd 画像変換装置および画像変換プログラム記憶媒体
JP4768790B2 (ja) * 2008-09-25 2011-09-07 株式会社東芝 変調方式推定装置および方法
JP5742310B2 (ja) * 2011-03-09 2015-07-01 富士通株式会社 方式判定装置および方式判定方法
US10003483B1 (en) * 2017-05-03 2018-06-19 The United States Of America, As Represented By The Secretary Of The Navy Biologically inspired methods and systems for automatically determining the modulation types of radio signals using stacked de-noising autoencoders
JP2019016967A (ja) * 2017-07-10 2019-01-31 Heroz株式会社 受信機および受信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2020166005A1 (ja) 2021-06-03
WO2020166005A1 (ja) 2020-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10212013B2 (en) Signal clipping processing method and device
US20170163456A1 (en) Methods for generating and processing frequency division multi-waveform signal, and apparatuses
JPWO2007046503A1 (ja) キャリア間干渉除去装置及びこれを用いた受信装置
CN106899393B (zh) 噪声方差估计和干扰检测
JP6896191B2 (ja) 機械学習装置、信号諸元識別装置、機械学習方法、制御回路および記憶媒体
JP4707071B2 (ja) 信号検出方法、検出器及びコンピュータプログラム製品
CN104104623A (zh) 正交频分复用系统中信道估计方法及其装置
US10116407B2 (en) System and method for improving narrowband interference performance
US10270636B2 (en) Wireless communication apparatus, integrated circuit, transmission method, reception method, and communication method
Pagadarai et al. Non-contiguous multicarrier waveforms in practical opportunistic wireless systems
CN107710651B (zh) 发送装置
EP3926838B1 (en) Reception device, wireless communication system, interference power estimation method and memory
CN111431553A (zh) 信号传输方法、系统、电子设备和存储介质
EP3742620B1 (en) Radio communication system and interference suppression method
US8773973B2 (en) Receiving apparatus and method
JPWO2021024311A1 (ja) 送信装置、受信装置、無線通信システム、制御回路、記録媒体および送信方法
JP6373158B2 (ja) データ受信装置、プログラムおよび集積回路
US8665973B2 (en) Removal of a band-limited distributed pilot from an OFDM signal
JP2014045433A (ja) 周波数誤差検出装置、周波数誤差検出方法及び受信装置
CN103944846A (zh) 正交频分复用系统及其信道估计方法
CN110190930B (zh) 一种发射信号的方法及装置
JP3985047B2 (ja) ディジタル信号の復調方法、及びディジタル信号の復調器
EP1865678A1 (en) System and method for separating two OFDM signals
JP2018125714A (ja) 無線受信装置および無線受信方法
JP2007208750A (ja) 受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210201

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210201

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210201

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20210324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6896191

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250