JP6895400B2 - 車体のフロア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体のフロア構造に関する。
特許文献1には、乗用車の車室を構成するための構造体であって、車室の前部側から後部側までの全体が繊維強化樹脂で一体に構成されたモノコック構造の構造体が記載されている。これにより、この構造体では、乗員安全性のための剛構造が達成されている。
国際公開第2011/069899号パンフレット
一方、従来のフロア構造は、車両幅方向に延びると共に車両前後方向に間隔を空けて並ぶクロスメンバと、車両前後方向に延びると共に車両幅方向に間隔を空けて並ぶサイドメンバとを備えている。このような構造では、車両前後方向に並ぶクロスメンバ間に荷重を伝達する部材が備えられていないため、車両幅方向から荷重を受けたクロスメンバが座屈変形することで、フロア構造を構成する構成部材が車両上下方向へ変位するのを抑制していた。
本願発明の課題は、車両前後方向に並ぶクロスメンバ間に荷重を伝達する部材が備えられていない場合と比して、荷重を受けたクロスメンバが座屈変形するのを抑制した上で、クロスメンバが車両上下方向へ変位するのを抑制することである。
本発明の請求項1に係る車体のフロア構造は、車両幅方向に延び、車両前後方向に間隔を空けて並べられている複数のクロスメンバと、車両前後方向に並ぶ一対の前記クロスメンバの間に配置され、一端部が一対の前記クロスメンバの一方に連結され他端部が一対の前記クロスメンバの他方に連結され、前記クロスメンバの一方の一部とで三角形状の三角モジュールを構成している複数のブレースと、を備え、前記三角モジュールを構成している一対の前記ブレースの一方は前記一端部から車両前後方向に向かうにしたがって車幅方向内側に向くよう傾斜し、前記ブレースの他方は前記一端部から車両前後方向に向かうにしたがって車幅方向外側に向くよう傾斜し、前記ブレースの一方の他端部と前記ブレースの他方の他端部とが同一位置で前記クロスメンバの他方に連結されていることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る車体のフロア構造は、車両幅方向に延び、車両前後方向に間隔を空けて並べられている複数のクロスメンバと、車両前後方向に並ぶ一対の前記クロスメンバの間に配置され、端部が前記クロスメンバに連結され、前記クロスメンバの一部とで三角形状の三角モジュールを構成している複数のブレースと、を備え、車両前後方向において車両前側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数は、車両前後方向において車両中央側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数と比して多いことを特徴とする。
本発明の請求項5に係る車体のフロア構造は、車両幅方向に延び、車両前後方向に間隔を空けて並べられている複数のクロスメンバと、車両前後方向に並ぶ一対の前記クロスメンバの間に配置され、端部が前記クロスメンバに連結され、前記クロスメンバの一部とで三角形状の三角モジュールを構成している複数のブレースと、を備え、車両前後方向において車両後側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数は、車両前後方向において車両中央側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数と比して多いことを特徴とする。
本発明の請求項8に係る車体のフロア構造は、車両幅方向に延び、車両前後方向に間隔を空けて並べられている複数のクロスメンバと、車両前後方向に並ぶ一対の前記クロスメンバの間に配置され、端部が前記クロスメンバに連結され、前記クロスメンバの一部とで三角形状の三角モジュールを構成している複数のブレースと、を備え、複数の前記クロスメンバの車両前後方向の間隔は、全て同様で、かつ、複数の前記ブレースの長さは、全て同様であることを特徴とする。
上記構成によれば、車両幅方向に延びており、車両前後方向に間隔を空けて並ぶ一対のクロスメンバの間に、クロスメンバの一部とで三角形状の三角モジュールを構成しているブレースが配置されている。
この構成により、車両幅方向からクロスメンバに入力された荷重は、三角モジュールを構成しているブレースを介して、圧縮力又は引張力として隣のクロスメンバに伝達される。これにより、車両前後方向に並ぶクロスメンバ間に荷重を伝達する部材が備えられていない場合と比して、荷重を受けたクロスメンバが座屈変形するのを抑制した上で、クロスメンバが車両上下方向へ変位するのを抑制することができる。
請求項2に係る車体のフロア構造は、車両前後方向において車両前側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数は、車両前後方向において車両中央側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数と比して多い。
上記構成によれば、三角モジュールの数が全てのクロスメンバの間で、車両前側で並ぶ一対のクロスメンバの間の三角モジュールの数と同じ場合と比して、フロア構造を軽量化した上で、車両中央側のクロスメンバに車両幅方向から入力された荷重を、ブレースを介して、車両前側のクロスメンバに効果的に伝達することができる。
請求項5に係る車体のフロア構造は、車両前後方向において車両後側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数は、車両前後方向において車両中央側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数と比して多い。
上記構成によれば、三角モジュールの数が全てのクロスメンバの間で、車両後側で並ぶ一対のクロスメンバの間の三角モジュールの数と同じ場合と比して、フロア構造を軽量化した上で、車両中央側のクロスメンバに車両幅方向から入力された荷重を、ブレースを介して、車両前側のクロスメンバに効果的に伝達することができる。
請求項8に係る車体のフロア構造は、複数の前記クロスメンバの車両前後方向の間隔は、全て同様で、かつ、複数の前記ブレースの長さは、全て同様である。
上記構成によれば、三角モジュールの形状が同様になることで、車両幅方向からクロスメンバに入力された荷重が何れかのブレースに局部的に集中するのを抑制することができる。
本発明の請求項3に係る車体のフロア構造は、請求項2に記載の車体のフロア構造において、一対の前記クロスメンバの間に形成された三角モジュールの数は、車両前後方向の中央側から車両前側に向かうに従って多くなっていることを特徴とする。
上記構成によれば、三角モジュールの数が車両前後方向において中央側から車両前側に向かうに従って一度減ってから多くなる場合と比して、車両中央側のクロスメンバに車両幅方向から入力された荷重を、車両前側のクロスメンバに効果的に伝達することができる。
本発明の請求項4に係る車体のフロア構造は、請求項1〜3の何れか1項に記載の車体のフロア構造において、車両前後方向において車両後側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数は、車両前後方向において車両中央側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数と比して多いことを特徴とする。
上記構成によれば、三角モジュールの数が全てのクロスメンバの間で、車両後側で並ぶ一対のクロスメンバの間の三角モジュールの数と同じ場合と比して、フロア構造を軽量化した上で、車両中央側のクロスメンバに車両幅方向から入力された荷重を、ブレースを介して、車両前側のクロスメンバに効果的に伝達することができる。
本発明の請求項6に係る車体のフロア構造は、請求項5に記載の車体のフロア構造において、一対の前記クロスメンバの間に形成された三角モジュールの数は、車両前後方向の中央側から車両後側に向かうに従って多くなっていることを特徴とする。
上記構成によれば、三角モジュールの数が車両前後方向において中央側から車両後側に向かうに従って一度減ってから多くなる場合と比して、車両中央側のクロスメンバに車両幅方向から入力された荷重を、車両後側のクロスメンバに効果的に伝達することができる。
本発明の請求項7に係る車体のフロア構造は、請求項1〜6の何れか1項に記載の車体のフロア構造において、複数の前記クロスメンバの車両前後方向の間隔は、全て同様で、かつ、複数の前記ブレースの長さは、全て同様であることを特徴とする。
上記構成によれば、三角モジュールの形状が同様になることで、車両幅方向からクロスメンバに入力された荷重が何れかのブレースに局部的に集中するのを抑制することができる。
本発明では、車両前後方向に並ぶクロスメンバ間に荷重を伝達する部材が備えられていない場合と比して、荷重を受けたクロスメンバが座屈変形するのを抑制した上で、クロスメンバが車両上下方向へ変位するのを抑制することができる。
本発明の実施形態に係るフロア構造を示した平面図である。 本発明の実施形態に係るフロア構造を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るフロア構造を示した分解図である。 本発明の実施形態に係るフロア構造を備えた車体を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るフロア構造の解析結果を示した図面である。 本発明の実施形態に係るフロア構造の解析結果を示した図面である。 本発明の実施形態に係るフロア構造の解析結果を示した図面である。 (A)(B)本発明の実施形態に係るフロア構造に用いられるジョイントを示した斜視図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係るフロア構造に用いられるジョイントを示した斜視図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係るフロア構造に用いられるジョイントを示した斜視図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係るフロア構造に用いられるジョイントを示した斜視図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る車体のフロア構造、及びこの車体のフロア構造を備えた車体の一例について図1〜図11を用いて説明する。なお、図中に示す矢印Hは車両上下方向であって鉛直方向を示し、矢印Lは車両前後方向であって水平方向を示し、矢印Wは車両幅方向であって水平方向を示す。
(全体構成)
車体のフロア構造10(以下「フロア構造10」)を備えた車体100は、図4に示されるように、フロア構造10を含んで構成されたフロア12と、一対のフロントサイドメンバ102と、一対のリアサイドメンバ104と、一対のフロントピラー106と、一対のルーフサイドレール108とを備えている。さらに、車体100は、一対のリアピラー110と、一対のセンターピラー112と、一対のフロントクロスレール114と、一対のリアクロスレール116とを備えている。そして、フロントサイドメンバ102、リアサイドメンバ104、フロントピラー106、ルーフサイドレール108、リアピラー110、センターピラー112、フロントクロスレール114、及びリアクロスレール116は、管材を用いて形成されている。
一対のフロントサイドメンバ102は、車両幅方向に離間して配置されており、フロア12の前方部分から車両前方へ夫々延びている。また、一対のリアサイドメンバ104は、車両幅方向に離間して配置されており、フロア12の後方部分から車両後方へ夫々延びている。
一対のフロントピラー106は、車両幅方向に離間して配置されており、フロア12の前方部分から車両上方へ屈曲して夫々延びている。さらに、一対のリアピラー110は、車両幅方向に離間して配置されており、フロア12の後方部分から車両上方へ屈曲して夫々延びている。また、一対のルーフサイドレール108は、車両幅方向に離間して配置されており、フロントピラー106の上端とリアピラー110の上端とを夫々連結するように、車両前後方向に延びている。さらに、一対のセンターピラー112は、車両幅方向に離間して配置されており、フロア12の車両前後方向の中央部分から車両上方へ屈曲して夫々延びてルーフサイドレール108まで達している。これにより、一対の一対のセンターピラー112は、フロア12とルーフサイドレール108とを接続している。
また、一対のフロントクロスレール114は、一対のフロントピラー106の間に配置されており、車両幅方向に延びて一対のフロントピラー106を連結している。さらに、一対のリアクロスレール116は、一対のフロントピラー106の間に配置されており、車両幅方向に延びて一対のリアピラー110を連結している。なお、夫々の部品は、溶接によって連結されている。
(要部構成)
次に、フロア構造10の構成について説明する。
フロア構造10は、図1、図2に示されるように、フロア構造10の中心C1(車両上下方向、は車両前後方向、及び車両幅方向の中心)を通り車両前後方向を向く面C11に対して対称の形状となっている。さらに、フロア構造10は、中心C1を通り車両幅方向を向く面C12に対して対称の形状となっている。また、フロア構造10は、中心C1を通り車両上下方向を向く面(図示省略)に対して対称の形状となっている。
フロア構造10は、複数のクロスメンバ16と、一対のロッカー18と、複数のブレース20と、ジョイント30〜58とを備えている。
〔クロスメンバ16〕
クロスメンバ16は、車両前後方向に間隔を空けて並べられており、車両幅方向に延びている。具体的には、フロア構造10は、8個のクロスメンバ16を備えている。
以下、説明の便宜上、クロスメンバ16の中で最も車両前側又は最も車両後側に配置されているクロスメンバ16を「クロスメンバ16A」と称する。また、クロスメンバ16Aに対して車両前後方向の内側(面C11に近づく側)の隣に配置されたクロスメンバ16を「クロスメンバ16B」と称する。さらに、クロスメンバ16Bに対して車両前後方向の内側の隣に配置されたクロスメンバ16を「クロスメンバ16C」と称する。さらに、クロスメンバ16Cに対して車両前後方向の内側の隣に配置されたクロスメンバ16を「クロスメンバ16D」と称する。以下、特にクロスメンバ16A、16B、16C、16Dを区別しない場合は、末尾のアルファベットを省略することがある。
クロスメンバ16Aの長さは、クロスメンバ16Bの長さと比して短くされている。さらに、クロスメンバ16C、16Dの長さは、同様とされ、クロスメンバ16Bの長さと比して短くされ、かつ、クロスメンバ16Aの長さと比して長くされている。
〔ロッカー18〕
一対のロッカー18は、クロスメンバ16C、16Dに対して車両幅方向の外側(面C12に対して遠ざかる側)に配置されており、車両前後方向に延びた本体部18Aと、本体部18Aの車両前側及び車両後側に夫々配置されている一対の延設部18Bとを夫々備えている。
本体部18Aは、一方のクロスメンバ16Cの端部から他方のクロスメンバ16Cの端部まで車両前後方向に延びている。そして、本体部18Aは、ジョイント50によってクロスメンバ16Cの端部及び延設部18Bの端部と連結されており、ジョイント58によってクロスメンバ16Dの端部と連結されている。
延設部18Bは、上方から見て、車両前後方向の外側(面C11に対して遠ざかる側)の端部が内側の端部に対して車両幅方向の内側(面C12に近づく側)に位置するように車両前後方向に対して傾斜している。そして、延設部18Bは、ジョイント50によってクロスメンバ16C及び本体部18Aの端部に連結されており、ジョイント38によってクロスメンバ16Bに連結されている。
〔ブレース20〕
ブレース20は、車両前後方向に並ぶ一対のクロスメンバ16との間で、車両前後方向に対して傾斜して配置され、端部がクロスメンバ16に連結されている。また、全てのクロスメンバ16に、何れかのブレース20の端部が連結されている。
−クロスメンバ16Aとクロスメンバ16Bとの間に配置されたブレース20−
クロスメンバ16Aとクロスメンバ16Bとの間に、8個のブレース20が配置されており、8個のブレース20は、クロスメンバ16A、16Bの一部とで三角形状の三角モジュール22を構成している。ここで、三角モジュール22とは、車両上方から見て三角形の構造体であって、本実施形態では、三角モジュール22を構成する三角形は、正三角形とされており、角部の内角は、60〔度〕とされている。
以下、説明の便宜上、車両幅方向の最も外側に配置されたブレース20を「ブレース20A」と称し、ブレース20Aに対して車両幅方向の内側に配置されたブレース20を「ブレース20B」と称する。また、ブレース20Bに対して車両幅方向の内側に配置されたブレース20を「ブレース20C」と称し、ブレース20Cに対して車両幅方向の内側に配置されたブレース20を「ブレース20D」と称する。
ブレース20Aは、車両前後方向の外側の端部が内側の端部に対して車両幅方向の内側に位置するように車両前後方向に対して傾斜している。また、このブレース20Aは、ジョイント38によってクロスメンバ16Bの端部に連結されており、ジョイント30によってクロスメンバ16Aの端部に連結されている。
ブレース20Bは、車両前後方向の外側の端部が内側の端部に対して車両幅方向の外側に位置するように車両前後方向に対して傾斜している。また、このブレース20Bは、ジョイント42によってクロスメンバ16Bに連結されており、ジョイント30によってクロスメンバ16Aの端部に連結されている。そして、ブレース20A、ブレース20B、クロスメンバ16Bの一部、及びジョイント30、38、42とで、三角モジュール22が形成されている。
ブレース20Cは、車両前後方向の外側の端部が内側の端部に対して車両幅方向の内側に位置するように車両前後方向に対して傾斜している。また、このブレース20Cは、ジョイント42によってクロスメンバ16Bに連結されており、ジョイント34によってクロスメンバ16Aに連結されている。そして、ブレース20B、ブレース20C、クロスメンバ16Aの一部、及びジョイント34、42、46とで、三角モジュール22が形成されている。
ブレース20Dは、車両前後方向の外側の端部が内側の端部に対して車両幅方向の外側に位置するように車両前後方向に対して傾斜している。また、このブレース20Dは、ジョイント46によってクロスメンバ16Bに連結されており、ジョイント34によってクロスメンバ16Aに連結されている。そして、ブレース20C、ブレース20D、クロスメンバ16B一部、及びジョイント34、42、46とで、三角モジュール22が形成されている。さらに、面C12を挟んで配置された一対のブレース20D、クロスメンバ16Aの一部、一対のジョイント34、及びジョイント46とで、三角モジュール22が形成されている。
このように、クロスメンバ16Aとクロスメンバ16Bとの間に、7個の三角モジュール22が形成されている。
−クロスメンバ16Bとクロスメンバ16Cとの間に配置されたブレース20−
クロスメンバ16Bとクロスメンバ16Cとの間に、4個のブレース20が配置されており、4個のブレース20は、クロスメンバ16B、16Cの一部とで三角形状の三角モジュール22を構成している。
以下、説明の便宜上、車両幅方向の最も外側に配置されたブレース20を「ブレース20E」と称し、ブレース20Eに対して車両幅方向の内側に配置されたブレース20を「ブレース20F」と称する。
ブレース20Eは、ロッカー18の延設部18Bに対して、車両幅方向の内側に配置されており、車両前後方向の外側の端部が内側の端部に対して車両幅方向の外側に位置するように車両前後方向に対して傾斜している。また、このブレース20Eは、ジョイント42によってクロスメンバ16Cに連結されており、他のジョイント42によってクロスメンバ16Bに連結されている。さらに、ブレース20Eの軸線とブレース20Bの軸線とが重なるように、ブレース20Eが配置されている。
ブレース20Fは、車両前後方向の外側の端部が内側の端部に対して車両幅方向の内側に位置するように車両前後方向に対して傾斜している。また、このブレース20Fは、ジョイント42によってクロスメンバ16Cに連結されており、ジョイント46によってクロスメンバ16Bに連結されている。さらに、ブレース20Fの軸線とブレース20Dの軸線とが重なるように、ブレース20Fが配置されている。そして、ブレース20E、ブレース20F、クロスメンバ16Bの一部、一対のジョイント42、及びジョイント46とで、三角モジュール22が形成されている。さらに、面C12を挟んで配置された一対のブレース20F、クロスメンバ16Cの一部、ジョイント46、及び一対のジョイント42とで、三角モジュール22が形成されている。
このように、クロスメンバ16Bとクロスメンバ16Cとの間に、3個の三角モジュール22が形成されている。
−クロスメンバ16Cとクロスメンバ16Dとの間に配置されたブレース20−
クロスメンバ16Cとクロスメンバ16Dとの間に、4個のブレース20が配置されており、4個のブレース20は、クロスメンバ16C、16Dの一部とで三角形状の三角モジュール22を構成している。
以下、説明の便宜上、車両幅方向の最も外側に配置されたブレース20を「ブレース20G」と称し、ブレース20Gに対して車両幅方向の内側に配置されたブレース20を「ブレース20H」と称する。
ブレース20Gは、ロッカー18の本体部18Aに対して、車両幅方向の内側に配置されており、車両前後方向の外側の端部が内側の端部に対して車両幅方向の外側に位置するように車両前後方向に対して傾斜している。また、このブレース20Gは、ジョイント34によってクロスメンバ16Dに連結されており、ジョイント54によってクロスメンバ16Cに連結されている。
ブレース20Hは、車両前後方向の外側の端部が内側の端部に対して車両幅方向の内側に位置するように車両前後方向に対して傾斜している。また、このブレース20Hは、ジョイント34によってクロスメンバ16Dに連結されており、ジョイント42によってクロスメンバ16Cに連結されている。さらに、ブレース20Hの軸線とブレース20Fの軸線とが重なるように、ブレース20Hが配置されている。そして、ブレース20G、ブレース20H、クロスメンバ16Cの一部、及びジョイント34、42、54とで、三角モジュール22が形成されている。
このように、クロスメンバ16Cとクロスメンバ16Dとの間に、2個の三角モジュール22が形成されている。
〔ジョイント〕
ジョイント30〜58は、各部材を連結するために用いられており、アルミニウムを用いて一体的に形成されている。
−ジョイント30−
ジョイント30は、ブレース20A、ブレース20B、及びクロスメンバ16Aの端部を連結している。このジョイント30は、図1、図3、図10(A)に示されるように、クロスメンバ16Aが挿入されると共に一方の端部が閉じられた円筒状の大径部30Aと、ブレース20A、20Bが夫々挿入される円筒状の一対の小径部30Bとを有している。
一対の小径部30Bは、大径部30Aの周面において同様の側から、異なる方向に突出している。そして、大径部30Aにクロスメンバ16Aが挿入された状態で、クロスメンバ16Aの周面と大径部30Aの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。また、一対の小径部30Bにブレース20A、20Bが夫々挿入された状態で、ブレース20A、20Bの周面と小径部30Bの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。
−ジョイント34−
ジョイント34は、ブレース20C、ブレース20D、及びクロスメンバ16Aを連結している。このジョイント34は、図1、図3、図10(B)に示されるように、クロスメンバ16Aが挿入される円筒状の大径部34Aと、ブレース20C、20Dが夫々挿入される円筒状の一対の小径部34Bとを有している。
一対の小径部34Bは、大径部34Aの周面において同様の側から、異なる方向に突出している。そして、大径部34Aにクロスメンバ16Aが挿入された状態で、クロスメンバ16Aの周面と大径部34Aの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。また、一対の小径部34Bにブレース20C、20Dが夫々挿入された状態で、ブレース20C、20Dの周面と小径部34Bの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。なお、ジョイント34については、ブレース20G、ブレース20H、及びクロスメンバ16Dを連結するためにも用いられている。
−ジョイント38−
ジョイント38は、ブレース20A、ロッカー18の延設部18Bの端部、及びクロスメンバ16Bの端部を連結している。このジョイント38は、図1、図3、図11(A)に示されるように、クロスメンバ16Bが挿入されると共に一方の端部が閉じられた円筒状の大径部38Aと、ブレース20Aが挿入される円筒状の小径部38Bと、延設部18Bが挿入される円筒状の大径部38Cとを有している。
小径部38Bは、大径部38Aの周面において端部が閉じられた側から突出している。また、大径部38Cは、大径部38Aの周面において端部が開放された側で、かつ、小径部38Bが突出している側とは反対側から突出している。そして、大径部38Aにクロスメンバ16Bが挿入された状態で、クロスメンバ16Bの周面と大径部38Aの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。また、小径部38Bにブレース20Aが挿入された状態で、ブレース20Aの周面と小径部38Bの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。さらに、大径部38Cに延設部18Bが挿入された状態で、延設部18Bの周面と大径部38Cの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。
−ジョイント42−
ジョイント42は、ブレース20B、ブレース20C、クロスメンバ16B、及びブレース20Eを連結している。そして、ジョイント42は、図1、図3、図11(B)に示されるように、クロスメンバ16Bが挿入される円筒状の大径部42Aと、ブレース20B、20Cが夫々挿入される一対の円筒状の小径部42Bと、ブレース20Eが挿入される小径部42Cとを有している。
一対の小径部42Bは、大径部42Aの周面において同様の側から、異なる方向に突出している。また、小径部42Cは、大径部42Aの周方向において小径部42Bが突出している側とは反対側から突出している。そして、大径部42Aにクロスメンバ16Bが挿入された状態で、クロスメンバ16Bの周面と大径部42Aの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。また、一対の小径部42Bにブレース20B、20Cが挿入された状態で、ブレース20B、20Cの周面と小径部42Bの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。さらに、小径部42Cにブレース20Eが挿入された状態で、ブレース20Eの周面と小径部42Cの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。
なお、ジョイント42については、ブレース20E、ブレース20F、クロスメンバ16C、及びブレース20Hを連結するためにも用いられている。
−ジョイント46−
ジョイント46は、一対のブレース20D、クロスメンバ16B、及び一対のブレース20Fを連結している。このジョイント46は、図1、図3、図8(A)に示されるように、クロスメンバ16Bが挿入される円筒状の大径部46Aと、一対のブレース20Dが夫々挿入される一対の円筒状の小径部46Bと、一対のブレース20Fが夫々挿入される一対の小径部46Cとを有している。
一対の小径部46Bは、大径部46Aの周面において同様の側から、異なる方向に突出している。また、一対の小径部46Cは、大径部46Aの周方向において小径部46Bが突出している側とは反対側から、異なる方向に突出している。そして、大径部46Aにクロスメンバ16Bが挿入された状態で、クロスメンバ16Bの周面と大径部46Aの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。また、一対の小径部46Bに一対のブレース20Dが夫々挿入された状態で、ブレース20Dの周面と小径部46Bの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。さらに、一対の小径部46Cにブレース20Fが夫々挿入された状態で、ブレース20Fの周面と小径部46Cの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。
−ジョイント50−
ジョイント50は、ロッカー18の延設部18Bの端部、ロッカー18の本体部18Aの端部、及びクロスメンバ16Cの端部を連結している。このジョイント50は、図1、図3、図8(B)に示されるように、クロスメンバ16Cが挿入されると共に一方の端部が閉じられた円筒状の大径部50Aと、延設部18Bが挿入される円筒状の大径部50Bと、本体部18Aが挿入される円筒状の大径部50Cとを有している。
大径部50Bは、大径部50Aの周面において端部が閉じられた側から突出している。また、大径部50Cは、大径部50Aの周面において端部が閉じられた側で、かつ、周方向において大径部50Bが突出している側とは反対側から突出している。そして、クロスメンバ16Cが大径部50Aに挿入された状態で、クロスメンバ16Cの周面と大径部50Aの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。また、延設部18Bが大径部50Bに挿入された状態で、延設部18Bの周面と大径部50Bの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。さらに、本体部18Aが大径部50Cに挿入された状態で、本体部18Aの周面と大径部50Cの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。
−ジョイント54−
ジョイント54は、ブレース20G、及びクロスメンバ16Cを連結している。このジョイント54は、図1、図3、図9(A)に示されるように、クロスメンバ16Cが挿入される円筒状の大径部54Aと、ブレース20Gが挿入される円筒状の小径部54Bとを有している。
小径部54Bは、大径部54Aの周面から突出している。さらに、クロスメンバ16Cが大径部54Aに挿入された状態で、クロスメンバ16Cの周面と大径部54Aの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。また、ブレース20Gが小径部54Bに挿入された状態で、ブレース20Gの周面と小径部54Bの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。
−ジョイント58−
ジョイント58は、ロッカー18の本体部18A、及びクロスメンバ16Dの端部を連結している。このジョイント58は、図1、図3、図9(B)に示されるように、本体部18Aが挿入される円筒状の大径部50Aと、クロスメンバ16Dが挿入される円筒状の大径部58Bとを有している。
大径部58Bは、大径部58Aの周面から突出している。さらに、本体部18Aが大径部58Aに挿入された状態で、本体部18Aの周面と大径部58Aの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。また、クロスメンバ16Dが大径部58Bに挿入された状態で、クロスメンバ16Dの周面と大径部58Bの開口縁とは溶接によって接合されている(図示省略)。
(作用)
次に、フロア構造10の作用について、フロア構造10を有限要素法によって解析した解析結果と共に説明する。
図5、図6、図7には、フロア構造10を車両幅方向の一方側(図中上側)から支持し、フロア構造10に車両幅方向の他方側(図中下側)から荷重Fを入力した場合の荷重Fの伝達状況が示されている。具体的には、車両前端、及び後端のクロスメンバ16Aの一端(図中の支持点S)を支持することで、フロア構造10を車両幅方向の一方側から支持している。
また、各図に示す「○」(白丸)は、「○」が示されている部位に圧縮力が作用していることを示す。さらに、「○」の大きさについては、大きい程小さい場合と比して、圧縮力が強いことを示す。これに対して、各図に示す「●」(黒丸)は、「●」が示されている部位に引張力が作用していることを示す。さらに、「●」の大きさについては、大きい程小さい場合と比して、引張力が強いことを示す。
図5には、車両前方に配置されたクロスメンバ16Bの車両幅方向の他端から荷重Fを入力した場合が示されている。この解析結果から、ロッカー18、及び三角モジュール22を構成するブレース20を介して、荷重Fが圧縮力又は引張力として隣のクロスメンバ16に伝達されていることが分かる。
図6には、車両前方に配置されたクロスメンバ16Cの車両幅方向の他端から荷重Fを入力した場合が示されている。この解析結果から、ロッカー18、及び三角モジュール22を構成するブレース20を介して、荷重Fが圧縮力又は引張力として隣のクロスメンバ16に伝達されていることが分かる。なお、車両後方の支持点Sについては、図5に示したクロスメンバ16Bに荷重Fを入力した場合と比して、車両後方の支持点Sに伝達される力が強いことが分かる。
図7には、車両前方に配置されたクロスメンバ16Dの車両幅方向の他端から荷重Fを入力した場合が示されている。この解析結果から、ロッカー18、及び三角モジュール22を構成するブレース20を介して、荷重Fが圧縮力又は引張力として隣のクロスメンバ16に伝達されていることが分かる。なお、車両後方の支持点Sについては、図6に示したクロスメンバ16Bに荷重Fを入力した場合と比して、車両後方の支持点Sに伝達される力が強いことが分かる。
以上の解析結果からも分かるように、車両前後方向に対して傾斜したブレース20、及びロッカー18は、車両幅方向からクロスメンバ16に入力された荷重Fを隣のクロスメンバ16に伝達している。具体的には、ブレース20、及びロッカー18は、荷重Fを圧縮力又は引張力として隣のクロスメンバ16に伝達している。
(まとめ)
このように、車両幅方向からクロスメンバ16に入力された荷重Fは、ブレース20を介して、圧縮力又は引張力として隣のクロスメンバ16に伝達されている。これにより、車両前後方向に並ぶクロスメンバ間に荷重を伝達する部材が備えられていない場合と比して、荷重Fを受けたクロスメンバ16が座屈変形するのを抑制した上で、クロスメンバ16が車両上下方向へ変位(面外変位)するのを抑制することができる。
また、車両幅方向からクロスメンバ16に入力された荷重Fは、ロッカー18を介して、圧縮力又は引張力として隣のクロスメンバ16に伝達されている。このように、車両幅方向からクロスメンバ16に入力された荷重Fを、ロッカー18を介して隣のクロスメンバ16に伝達することができる。
また、フロア構造10では、全てのクロスメンバ16に、何れかのブレース20の端部が連結されている。このため、車両幅方向からクロスメンバ16に入力された荷重Fを、何れかのブレース20を介して、隣のクロスメンバ16に伝達することができる。
また、クロスメンバ16Aとクロスメンバ16Bとの間に、7個の三角モジュール22が形成されている。さらに、クロスメンバ16Bとクロスメンバ16Cとの間に、3個の三角モジュール22が形成されている。また、クロスメンバ16Cとクロスメンバ16Dとの間に、2個の三角モジュール22が形成されている。このように、車両前後方向において車両前側に配置された一対のクロスメンバ16A、16Bの間の三角モジュール22の数は、車両前後方向において車両中央側に配置された一対のクロスメンバ16C、16Dの間の三角モジュール22の数と比して多い。
例えば、フロア構造10がフロア構造10の前側及び後側でシャシフレーム等に支持されている場合がある。このような場合に、三角モジュール22の数が全てのクロスメンバ16の間で、車両前側で並ぶ一対のクロスメンバ16の間の三角モジュールの数と同じ場合と比して、フロア構造10を軽量化した上で、車両中央側のクロスメンバ16に車両幅方向から入力された荷重を、ブレース20を介して、車両前側のクロスメンバ16Aに効果的に伝達することができる。
また、一対のクロスメンバ16の間に形成された三角モジュール22の数は、車両前後方向の中央側から車両前方向に向かうに従って多くなっている。三角モジュール22の数が、中央側から車両前側に向かうに従って一度減ってから多くなる場合と比して、車両前後方向の中央側のクロスメンバ16に車両幅方向から入力された荷重Fを、フロア構造10の前側の部分に効果的に伝達することができる。
また、車両前後方向において車両後側に配置された一対のクロスメンバ16A、16Bの間の三角モジュール22の数は、車両前後方向において車両中央側に配置された一対のクロスメンバ16C、16Dの間の三角モジュール22の数と比して多い。このため、三角モジュール22の数が全てのクロスメンバ16の間で、車両前側で並ぶ一対のクロスメンバ16の間の三角モジュールの数と同じ場合と比して、フロア構造10を軽量化した上で、車両中央側のクロスメンバ16に車両幅方向から入力された荷重を、ブレース20を介して、車両後側のクロスメンバ16Aに効果的に伝達することができる。
また、一対のクロスメンバ16の間に形成された三角モジュール22の数は、車両前後方向の中央側から車両後側に向かうに従って多くなっている。三角モジュール22の数が、中央側から車両前方向に向かうに従って一度減ってから多くなる場合と比して、車両前後方向の中央側のクロスメンバ16に車両幅方向から入力された荷重Fを、フロア構造の後側の部分に効果的に伝達することができる。
また、クロスメンバ16、ブレース20、及びロッカー18は、管材をカットすることで形成されている。このため、カットする長さを変えることで、フロア構造10の車両前後方向の長さ、及び車両幅方向の長さを変えることができる。
また、複数のクロスメンバ16の車両前後方向の間隔は、全て同様で、かつ、複数のブレース20の長さは、全て同様である。このため、三角モジュール22の形状が同様になることで、車両幅方向からクロスメンバ16に入力された荷重が何れかのブレース20に局部的に集中するのを抑制することができる。
また、クロスメンバ16の長さ、及び個数を変えることで、フロア構造10の大きさを変えることができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、管材を用いてクロスメンバ16、ブレース20、及びロッカー18が形成されたが、断面I状の部材等を用いてもよく、断面H状の部材等を用いて各部材を形成してもよい。
また、上記実施形態では、車両前方のクロスメンバ16Dと、車両後方のクロスメンバ16Dとの間にブレース20を配置しなかったが、この間にブレース20を配置してもよい。これにより、クロスメンバ16に入力された荷重を、車両前方から車両後方へ、又は車両後方から車両前方へ効果的に伝達することができる。
また、上記実施形態では、ジョイントを用いて各部材を連結したが、溶接によって各部材を連結してもよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、三角モジュール22を構成する三角形の角部の角度については、クロスメンバ16からクロスメンバ16へ荷重を伝達する機能を考慮して、60±10〔度〕が好ましい。
また、上記実施形態では、ジョイント30〜58が三角モジュール22の構成部品とされたが、クロスメンバ16とブレース20とを直接溶接することで、ジョイント30〜58を三角モジュール22の構成部品としなくてもよい。
10 フロア構造
16 クロスメンバ
16A クロスメンバ
16B クロスメンバ
16C クロスメンバ
16D クロスメンバ
18 ロッカー
20 ブレース
20A ブレース
20B ブレース
20C ブレース
20D ブレース
20E ブレース
20F ブレース
20G ブレース
20H ブレース
22 三角モジュール

Claims (8)

  1. 車両幅方向に延び、車両前後方向に間隔を空けて並べられている複数のクロスメンバと、
    車両前後方向に並ぶ一対の前記クロスメンバの間に配置され、一端部が一対の前記クロスメンバの一方に連結され他端部が一対の前記クロスメンバの他方に連結され、前記クロスメンバの一方の一部とで三角形状の三角モジュールを構成している複数のブレースと、
    を備え、
    前記三角モジュールを構成している一対の前記ブレースの一方は前記一端部から車両前後方向に向かうにしたがって車幅方向内側に向くよう傾斜し、前記ブレースの他方は前記一端部から車両前後方向に向かうにしたがって車幅方向外側に向くよう傾斜し、
    前記ブレースの一方の他端部と前記ブレースの他方の他端部とが同一位置で前記クロスメンバの他方に連結されている、車体のフロア構造。
  2. 車両幅方向に延び、車両前後方向に間隔を空けて並べられている複数のクロスメンバと、
    車両前後方向に並ぶ一対の前記クロスメンバの間に配置され、端部が前記クロスメンバに連結され、前記クロスメンバの一部とで三角形状の三角モジュールを構成している複数のブレースと、
    を備え、
    車両前後方向において車両前側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数は、車両前後方向において車両中央側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数と比して多い車体のフロア構造。
  3. 一対の前記クロスメンバの間に形成された三角モジュールの数は、車両前後方向の中央側から車両前側に向かうに従って多くなっている請求項2に記載の車体のフロア構造。
  4. 車両幅方向に延び、車両前後方向に間隔を空けて並べられている複数のクロスメンバと、
    車両前後方向に並ぶ一対の前記クロスメンバの間に配置され、端部が前記クロスメンバに連結され、前記クロスメンバの一部とで三角形状の三角モジュールを構成している複数のブレースと、
    を備え、
    車両前後方向において車両後側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数は、車両前後方向において車両中央側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数と比して多い請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車体のフロア構造。
  5. 車両幅方向に延び、車両前後方向に間隔を空けて並べられている複数のクロスメンバと、
    車両前後方向に並ぶ一対の前記クロスメンバの間に配置され、端部が前記クロスメンバに連結され、前記クロスメンバの一部とで三角形状の三角モジュールを構成している複数のブレースと、
    を備え、
    車両前後方向において車両後側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数は、車両前後方向において車両中央側で並ぶ一対の前記クロスメンバの間の三角モジュールの数と比して多い車体のフロア構造。
  6. 一対の前記クロスメンバの間に形成された三角モジュールの数は、車両前後方向の中央側から車両後側に向かうに従って多くなっている請求項5に記載の車体のフロア構造。
  7. 車両幅方向に延び、車両前後方向に間隔を空けて並べられている複数のクロスメンバと、
    車両前後方向に並ぶ一対の前記クロスメンバの間に配置され、端部が前記クロスメンバに連結され、前記クロスメンバの一部とで三角形状の三角モジュールを構成している複数のブレースと、
    を備え、
    複数の前記クロスメンバの車両前後方向の間隔は、全て同様で、かつ、複数の前記ブレースの長さは、全て同様である請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の車体のフロア構造。
  8. 車両幅方向に延び、車両前後方向に間隔を空けて並べられている複数のクロスメンバと、
    車両前後方向に並ぶ一対の前記クロスメンバの間に配置され、端部が前記クロスメンバに連結され、前記クロスメンバの一部とで三角形状の三角モジュールを構成している複数のブレースと、
    を備え、
    複数の前記クロスメンバの車両前後方向の間隔は、全て同様で、かつ、複数の前記ブレースの長さは、全て同様である車体のフロア構造。
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