JP6893111B2 - 携帯電子機器用の画面保護シート - Google Patents

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本発明は、タブレットやスマートフォン等の携帯電子機器の画面を保護するための画面保護シートに関する。
従来から、携帯電子機器の画面を傷や汚れから保護するための携帯電子機器用の画面保護シート(以下、画面保護シートと称する)が提供されており、かかる画面保護シートには、携帯電子機器の画面を含む前面全体を覆うように構成されたものがある。
例えば、特許文献1に開示されている画面保護シートは、図8及び図9に示すように、平坦な基材シート60(図8参照)と、該基材シート60の一面に設けられた粘着層61(図9参照)とを備えている。
粘着層61は、図9に示すように、基材シート60の外周部に並べて複数の粘着部610を設けることで構成されており、隣り合う粘着部610の間には隙間611が形成されている。すなわち、粘着層61は、携帯電子機器の前面のうち画面外の領域に対応する位置に設けられている。
かかる画面保護シート6によれば、粘着層61が携帯電子機器の前面に貼り付けられた際に、基材シート60と携帯電子機器の画面との間の空気が前記隙間611から外部に排出されるため、基材シート60と携帯電子機器の画面とが密着し、両者の間に気泡が残らず、貼り上がりが美しくなるとされている。
特開2013−107996号公報
ところで、上述のような、基材シート60の外周部に設けた粘着部610で粘着層61が構成されている画面保護シート6では、携帯電子機器の前面に貼り付けられた状態において、基材シート60と携帯電子機器の画面とは粘着していない(密着しているだけである)ため、両者の間に部分的に微細な隙間が生じることがある。例えば、携帯電子機器の使用者が画面保護シート6越しに画面を押操作したり、表面の汚れを拭ったりすると、撓んだ基材シート60と携帯電子機器の画面との間に部分的に微細な隙間が生じる結果、該基材シート60のうち携帯電子機器の画面と密着している部分を中心に干渉縞が発生する。
また、従来の画面保護シート6では、携帯電子機器の前面(画面)と基材シート60との間隔が実質的になく、基材シート60は、携帯電子機器の前面に密着しているため、元の形状に復帰せず該前面に部分的に接触したままの状態が続くことがある。
従って、使用者が画面保護シート6の表面から指を離した後、すなわち、基材シート60の撓みの要因が除かれた後においても長時間に亘って画面保護シート6に発生した干渉縞が残り、使用者に違和感を与えてしまうことがある。
また、近年においては、外周部が全周に亘って外側に張り出すように丸みを帯びた形状の携帯電子機器が増えており、このような携帯電子機器用の画面保護シートとして、外周部全周に亘って縁部が厚み方向に湾曲した基材シートを備えたものも提供されている。
そして、かかる画面保護シートにおいても、基材シートの一面側の外周部には粘着部で構成された貼付層が形成されているため、特許文献1に開示されている画面保護シート6と同様の問題が生じることになる。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、基材シートの撓みの要因が除かれた後に干渉縞が消え易い携帯電子機器用の画面保護シートを提供することを課題とする。
本発明の携帯電子機器用の画面保護シートは、外周部全周に亘って縁部が厚み方向に湾曲した外面層と、外面層の裏面側で少なくとも携帯電子機器の画面に対応する領域を取り囲むように形成された貼付層であって、前記領域と外部とを連通させるための連通領域が形成された貼付層とを備え、該貼付層は、粘着性を有する一対の粘着層と、該一対の粘着層の間で前記厚み方向において該一対の粘着層に重なり合う基材層とを有する。
かかる構成によれば、携帯電子機器に貼り付けられる貼付層では、一対の粘着層の間に基材層が設けられているため、外面層で携帯電子機器の画面を覆うようにして貼付層を携帯電子機器に貼り付けた際に、基材層の厚みの分だけ外面層と携帯電子機器の画面との間隔が拡がる。
そして、外面層と携帯電子機器の画面との間隔が拡がった分、携帯電子機器の使用者が指で画面保護シート越しに画面を押操作したり、画面保護シート表面の汚れを拭ったりした際の画面保護シートと画面との接触領域の広がりが抑えられる。
これにより、前記携帯電子機器用の画面保護シートでは、使用者が画面保護シートの表面から指を離した後等、外面層の撓みの要因が除かれた後に外面層が画面から離れ易くなるため、携帯電子機器の画面と対応する領域に発生した干渉縞が消え易くなる。
また、前記携帯電子機器用の画面保護シートでは、貼付層の厚みが増すことで連通領域が拡がるため、内部領域と外部の間での空気の流通が円滑になり、画面に向かって撓むように変形した外面層の形状が復帰し易くなる。従って、前記携帯電子機器用の画面保護シートでは、発生した干渉縞がより一層消え易くなっている。
本発明の携帯電子機器用の画面保護シートにおいて、前記外面層の裏面側で少なくとも携帯電子機器の画面に対応する領域に平板状の中間層を備え、該中間層における前記外面層側とは反対側の一面には、複数の凸部が形成されていてもよい。
かかる構成によれば、外面層が押された際に、中間層が携帯電子機器の画面に接触することになるが、中間層の一面には複数の凸部が形成されているため、中間層と携帯電子機器の画面との接触面積を抑えることができる。
すなわち、前記携帯電子機器用の画面保護シートでは、携帯電子機器の画面と、該画面に接触する中間層との密着性が抑えられるため、外面層の撓みの要因が除かれた際に中間層が画面から離れ易くなる。
本発明の携帯電子機器用の画面保護シートにおいて、前記貼付層の厚みが前記外面層の厚みの40%〜60%となっていてもよい。
かかる構成によれば、外面層を押した際の携帯電子機器の画面への接触し易さと、外面層から指を離した際の画面からの離れ易さとを両立させることができるため、携帯電子機器の画面がタッチパネルから出力される映像を映し出すものである場合は、タッチパネルの操作性を損なわずに干渉縞を消え易くすることができる。
また、本発明の携帯電子機器用の画面保護シートにおいて、前記外面層の厚みが0.33mmであり、前記貼付層の厚みが0.125mm〜0.2mmであってもよい。
かかる構成においても、外面層を押した際の携帯電子機器の画面への接触し易さと、外面層から指を離した際の画面からの離れ易さとを両立させることができるため、携帯電子機器の画面がタッチパネルから出力される映像を映し出すものである場合においては、タッチパネルの操作性を損なわずに干渉縞を消え易くすることができる。
以上のように、本発明の携帯電子機器用の画面保護シートによれば、基材シートの撓みの要因が除かれた後に干渉縞が消え易くなるという優れた効果を奏し得る。
図1において、(a)は本発明の一実施形態に係る携帯電子機器用の画面保護シートを表側から見た図であり、(b)は裏側から見た図である。 図2は、同実施形態に係る携帯電子機器用の画面保護シートを下端側から見た図である。 図3は、図2の領域Aの拡大図である。 図4は、同実施形態に係る携帯電子機器用の画面保護シートの中間層の平面図である。 図5は、同実施形態に係る携帯電子機器用の画面保護シートの貼付層の平面図である。 図6は、同実施形態に係る携帯電子機器用の画面保護シートを貼り付ける対象とする携帯電子機器の平面図である。 図7は、同実施形態に係る携帯電子機器用の画面保護シートの説明図であって、(a)は外面層越しに携帯電子機器の画面を押している状態の説明図であり、(b)は外面層から指を離した状態の説明図である。 図8は、従来の携帯電子機器用の画面保護シートの斜視図である。 図9は、従来の携帯電子機器用の画面保護シートを裏側から見た図である。
以下、本発明の一実施形態に係る携帯電子機器用の画面保護シート(以下、画面保護シートと称する)について、添付図面を参照しつつ説明する。
画面保護シートは、タブレットやスマートフォン等の携帯電子機器の画面を傷や汚れから保護するためのものである。なお、本実施形態では、図6に示すような、携帯電子機器としてのスマートフォン5の画面50を保護するものであることを前提として以下の説明を行うこととする。
また、画面50とは、液晶素子や、タッチパネルから出力される映像(画像や動画等)を携帯電子機器の使用者が視認できるようにして映し出す面のことであり、本実施形態では、後述するフロントカバー51により画面が構成されている。
画面保護シートの説明に先立ち、スマートフォン5の構造について説明する。スマートフォン5の前面は、フロントカバー51によって構成されており、該フロントカバー51の背面側には、タッチパネル52、操作ボタン53、撮像素子54、スピーカー55がそれぞれ配置されている。
フロントカバー51は、平面視において略長方形状となるように形成されている。そして、フロントカバー51には、平な平面領域510と、該平面領域510の外周全周から外方に向かって延出し且つ横断面形状が丸みを帯びた形状(湾曲した形状)の端縁領域511とが含まれている(図7(a)及び(b)参照)。
また、フロントカバー51には、例えば、操作ボタン53、撮像素子54、スピーカー55の配置位置に合わせて貫通孔が形成されており、操作ボタン53、撮像素子54、スピーカー55がスマートフォン5の前面側で露出するようになっている。
タッチパネル52は、フロントカバー51の略中央部と対応する位置に配置されている。そのため、フロントカバー51(スマートフォン5の前面)には、タッチパネル52が重ねて配置される表示領域と、該表示領域の外周回りの外枠領域とが含まれており、表示領域は透明である。
本実施形態に係る画面保護シート1は、図1(a)、図1(b)、及び図2に示すように、外周部20全周に亘って縁部21が湾曲した外面層2と、平板状であり且つ前記外面層2に重なるようにして設けられた中間層3と、該中間層3に重なるようにして設けられた貼付層4とを備えている。
本実施形態では、外面層2、中間層3、貼付層4が重なりあう方向を積層方向と称し、該積層方向に直交する方向を内外方向と称して以下の説明を行うこととする。
外面層2には、図2に示すように、平板状の平面部22が含まれており、該平面部22の外周全周に亘って縁部21が連続している。そのため、外面層2の外周部20は、平面部22の外周部と縁部21とで構成されている。
平面部22の一方の板面(以下、裏面と称する)は、画面50側に向けて配置される。平面部22の他方の板面(以下、表面と称する)は、画面保護シート1の表面を構成している。すなわち、平面部22の表面とは、携帯電子機器の使用者が触れる面のことである。
縁部21は、平面部22の外周から外方に延出するとともに、裏面側に向かうように湾曲している。換言すると、縁部21は、積層方向(外面層2の厚み方向)で湾曲した形状であり、外周面が外面層2の表面の一部となり、内周面が外面層2の裏面の一部となるように構成されている。
さらに、本実施形態に係る外面層2には、図1(a)に示すように、複数の貫通孔23が形成されている。本実施形態の外面層2には、貫通孔23として、操作ボタン53に対応する位置に形成された操作用外孔230と、撮像素子54に対応する位置に形成された撮像用外孔231と、スピーカー55に対応する位置に形成された通音用外孔232とが形成されている。
外面層2は、ガラス製である。外面層2の厚みW1(図3参照)は、0.07mm〜0.4mmの間で設定することができ、本実施形態では、0.33mmに設定されている。
中間層3は、シート材の一面を外面層2の裏面に接合することによって構成されている。
また、中間層3は、外面層2に接合されている一面とは反対側の一面に対して複数の凸部が形成されている。すなわち、中間層3は、いわゆる、ドットフィルムで構成されている。
本実施形態に係る中間層3には、図4に示すように、外面層2の貫通孔23に対して連通する連通孔30が形成されている。本実施形態の中間層3には、連通孔30として、操作用外孔230に連通する操作用連通孔300と、撮像用外孔231に連通する撮像用連通孔301と、通音用外孔232に連通する通音用連通孔302とが形成されている。
中間層3の厚みW2(図3参照)は、約0.075mmに設定されている。また、中間層3の凸部(ドット)の間隔は、0.5mm〜1.0mmの間で設定することができ、本実施形態では、0.8mmに設定されている。
貼付層4は、図5に示すように、外面層2の外周部20に対応する位置で、外面層2の外周部20よりも内側に対応する領域、すなわち、携帯電子機器の画面50と対応する領域を取り囲むように設けられている。なお、本実施形態では、貼付層4により取り囲まれる領域を内部領域40と称する。
また、貼付層4には、内部領域40と外部とを連通させるための連通領域41が形成されている。本実施形態の貼付層4には、連通領域41として、前記内外方向(本実施形態では、スマートフォン5の長手方向に沿う方向)において内部領域40と外部とを連通させるように形成された開口領域410と、内部領域40側から前記内外方向(本実施形態では、スマートフォン5の長手方向に沿う方向)で外側に向けて凹状となるように形成された凹状領域411とが形成されている。
開口領域410は、図1(b)に示すように、操作用外孔230と操作用連通孔300とに連続している。そのため、本実施形態の内部領域40は、開口領域410、操作用外孔230、操作用連通孔300を介して外部(スマートフォン5の周囲の外気)と連通している。
また、凹状領域411は、前記積層方向において、撮像用外孔231、通音用外孔232、撮像用連通孔301、通音用連通孔302、と重なる領域を含むように形成されている。そのため、内部領域40は、凹状領域411、撮像用外孔231、通音用外孔232、及び凹状領域411、撮像用連通孔301、通音用連通孔302を介しても外部に連通している。
なお、貼付層4では、開口領域410が前記内外方向において貫通するように形成される一方、凹状領域411は前記内外方向において非貫通であるため、貼付層4全体を一枚の部材として扱うことができる。そのため、画面保護シート1の製造時においては、外面層2に対する貼付層4の貼付位置の位置合わせが容易になる。
さらに、本実施形態に係る貼付層4は、図3に示すように、粘着性を有する一対の粘着層42と、該一対の粘着層42の間に介在する基材層43とを有するように構成されている。
なお、貼付層4全体としての厚みW3(図3参照)は、0.15mm〜0.2mmの間で設定されていればよく、本実施形態では、0.2mmに設定されている。
貼付層4の厚みは、外面層2の厚みの約40%〜60%となるように設定してもよいが、本実施形態では、外面層2の厚みの約60%に設定している。
本実施形態に係る画面保護シート1の構成は、以上の通りである。本実施形態に係る画面保護シート1では、スマートフォン5の前面に貼り付けられる貼付層4の一対の粘着層42の間に基材層43が設けられているため、外面層2でスマートフォン(携帯電子機器)5の画面50を覆うようにして貼付層4をスマートフォン5に貼り付けた際に、基材層43の厚みの分だけ外面層2とスマートフォン5の画面50(表示領域)との間隔が拡がる。
そして、外面層2とスマートフォン5の画面50との間隔が拡がった分、図7(a)に示すように、スマートフォン5の使用者が指で外面層2越しに画面50(タッチパネル52)を押したり、画面保護シート1の汚れを拭ったりした際の画面保護シート1と画面50との接触領域の拡がりが抑えられる。なお、本実施形態では、中間層3が画面50に対して対向配置されているため、中間層3と画面50との接触領域の拡がりが抑えられる。
これにより、画面保護シート1では、画面50との接触領域の拡がりが抑えられた分、外面層2に発生する干渉縞のサイズ自体が小さく抑えられる。また、使用者が外面層2の表面から指を離した後等、外面層2の撓みの要因が除かれた後に画面保護シート1(本実施形態では、中間層3)が画面50から離れ易くなるため、スマートフォン5の画面50と対応する領域に発生した干渉縞が消え易くなる(速やかに消える)という効果を奏し得る。
また、本実施形態の中間層3では、外面層2側とは反対側の一面に対して複数の凸部が形成されているため、中間層3と画面50との接触面積が抑えられる。従って、スマートフォン5の画面50と、該画面50に接触する中間層3との密着性が抑えられるため、外面層2の撓みの要因が除かれた際に中間層3が画面50から離れ易くなる。
なお、本実施形態では、中間層3の凸部(ドット)の間隔を0.8mmに設定することにより、画面50の視認性が損なわれないようにしつつ、中間層3と画面50との密着性を抑える効果を高めている。これにより、本実施形態に係る画面保護シート1は、画面50に映し出された画像や動画等の見易さと、干渉縞の消え易さとを両立できるようにしている。
さらに、画面保護シート1がスマートフォン5の画面50に貼り付けられると、連通領域41(開口領域410、凹状領域411)が内部領域40と内部領域40の外部との間で空気を流通させる流路となる。そのため、スマートフォン5の画面50側に撓んだ画面保護シート1(外面層2、及び中間層3)の形状復帰に伴って、内部領域40には、連通領域41を通じて外部の空気が入り込むため、画面保護シート1の形状が復帰し易くなっている。
さらに、本実施形態の画面保護シート1では、貼付層4の厚みが増すことで連通領域41(連通領域41の断面積)が拡がっている(より具体的には、前記積層方向における連通領域41の幅が拡がっている)ため、使用者が外面層2から指を離した際、すなわち、画面50側に向けて撓んだ外面層2及び中間層3の形状が復帰する際において、内部領域40に空気が円滑に流入する。また、貼付層4の厚みが増すことで画面操作時における画面保護シート1の撓み量が大きくなっているため、画面保護シート1の反発力(撓みを減少させる方向の力)も大きくなる。従って、外面層2及び中間層3と画面50の間の気圧が低下した状態が維持され難くなり、画面保護シート1の形状が復帰し易くなる。
そして、本実施形態では、外面層2の厚みを0.33mmとし、貼付層4の厚みを0.2mmとする、すなわち、貼付層4の厚みを外面層2の厚みの約60%とすることで、外面層2を押した際に、外面層2が画面50に接触し難くなることが防止され、且つ、外面層2が画面50から離れ難くなることも防止される。従って、画面保護シート1は、スマートフォン5の画面50に取り付けられた状態において、タッチパネル52の操作性を損なわずに干渉縞を消え易くすることができる。
さらに、複数の凸部(ドット)が形成された中間層3では、凸部の間隔が小さくなるにつれて、画面50との密着性を抑える効果が高まる一方で透過性(すなわち、画面50の視認性)が低くなり、凸部の間隔が広くなるにつれて、画面50との密着性を抑える効果が下がる一方で透過性(すなわち、画面50の視認性)が高くなる。
なお、本発明の画面保護シートは、上記一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を行うことは勿論である。
上記実施形態において、画面保護シート1は、平面視において長方形状であったが、該画面保護シート1の形状は、貼り付ける対象とする携帯電子機器の形状に合わせて変更可能である。
上記実施形態において、外面層2に形成された貫通孔23(操作用外孔230、撮像用外孔231、通音用外孔232)や、中間層3に形成された連通孔30(操作用連通孔300、撮像用連通孔301、通音用連通孔302)、貼付層4の連通領域41(開口領域410、凹状領域411)は、スマートフォン5の操作ボタン53、撮像素子54、スピーカー55の配置に対応する位置に形成されていればよい。
上記実施形態において、貼付層4には、一つの開口領域410が形成されていたが、例えば、貼付層4には、二つ以上の開口領域410が形成されていてもよい。
上記実施形態において、開口領域410は、スマートフォン5の長手方向に沿う方向において、内部領域40と外部とを連通させるように形成されていたが、この構成に限定されない。例えば、開口領域410は、スマートフォン5の横幅方向に沿う方向において、内部領域40と外部とを連通させるように形成されていてもよい。すなわち、開口領域410は、貼付層4の側部に設けられていてもよい。
上記実施形態において、貼付層4には、一つの凹状領域411が形成されていたが、例えば、貼付層4には、二つ以上の凹状領域411が形成されていてもよい。
上記実施形態において、凹状領域411は、スマートフォン5の長手方向に沿う方向で外側に向けて凹状のとなるように形成されていたが、この構成に限定されない。例えば、凹状領域411は、で外側に向けて凹状のとなるように形成されていてもよい。すなわち、凹状領域411は、貼付層4の側部に設けられていてもよい。
このように、連通領域41は、外面層2(又は中間層3)と、貼付層4と、貼付層4が貼り付けられた画面50に囲まれた領域を外部に連通させることができれば、数や形状は特に問わない。
1…画面保護シート、2…外面層、3…中間層、4…貼付層、5…スマートフォン、20…外周部、21…縁部、22…平面部、23…貫通孔、30…連通孔、40…内部領域、41…連通領域、42…粘着層、43…基材層、50…画面、51…フロントカバー、52…タッチパネル、53…操作ボタン、54…撮像素子、55…スピーカー、230…操作用外孔、231…撮像用外孔、232…通音用外孔、300…操作用連通孔、301…撮像用連通孔、302…通音用連通孔、410…開口領域、411…凹状領域、510…平面領域、511…端縁領域

Claims (3)

  1. 外周部全周に亘って縁部が厚み方向に湾曲した外面層と、外面層の裏面側で少なくとも携帯電子機器の画面に対応する領域を取り囲むように形成された貼付層であって、前記領域と外部とを連通させるための連通領域が形成された貼付層とを備え、該貼付層は、粘着性を有する一対の粘着層と、該一対の粘着層の間で前記厚み方向において該一対の粘着層に重なり合う基材層とを有し、
    前記外面層の裏面側で少なくとも携帯電子機器の画面に対応する領域に平板状の中間層を備え、該中間層における前記外面層側とは反対側の一面には、複数の凸部が形成されている、
    携帯電子機器用の画面保護シート。
  2. 前記貼付層の厚みが前記外面層の厚みの40%〜60%となっている請求項1に記載の携帯電子機器用の画面保護シート。
  3. 前記外面層の厚みが0.33mmであり、前記貼付層の厚みが0.125mm〜0.2mmである請求項1に記載の携帯電子機器用の画面保護シート。
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