JP6892930B2 - 多段速度交流モータ - Google Patents

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Description

関連出願
本出願は、2017年3月29日に出願された「多段速度交流モータ(Multispeed Alternating Current Motor)」と題される米国特許出願第62/478,588号に対する優先権をとり、その全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
連邦政府支援に関する陳述
該当なし。
コンパクトディスクの添付書類
該当なし。
環境を考慮した法令の普及の高まりを考慮して、様々な種類のモータに対する強化が必要である。
例えば、商業市場及び住居冷却市場の両方で使用される低ワットの範囲(例えば、4〜16ワット)の冷却ファンモータは、従来、約12%〜26%の効率等の低効率になっている。異なる種類のモータで必要とされる強化に対処する技術を提供することが望ましいであろう。
一態様では、多段速度交流(AC)機械回路は、第1の側及び第2の側を有するAC電源用の回路である。AC機械回路は、2つ以上の電源スイッチの対、1つ以上の巻線、及び制御回路を含み、制御回路は、一方の電源スイッチの対を閉じ、AC電源の第1の側から1つ以上の巻線を通じてAC電源の第2の側まで電流を流れさせ、他方の電源スイッチの対を閉じ、AC電源の第2の側から1つ以上の巻線を通じてAC電源の第1の側まで電流を流れさせる。
別の態様では、回路は、第1の側(L1)及び第2の側(L2)を有する交流(AC)電源を有する機械用の回路である。回路は、開始側及び終了側を伴う巻線と、第1の側と巻線開始側との間に接続される第1の電源スイッチと、第2の側と巻線開始側との間に接続される第2の電源スイッチと、第1の側と巻線終了側との間に接続される第3の電源スイッチと、第2の側と巻線終了側との間に接続される第4の電源スイッチと、制御回路とを備える。制御回路は、第1の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを閉じ、第2の電源スイッチ及び第3の電源スイッチを開き、第1の側から第2の側まで電流を流れさせる、または、第2の電源スイッチ及び第3の電源スイッチを閉じ、第1の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを開き、第2の側から第1の側まで電流を流れさせる。
別の態様では、回路は、第1の側(L1)及び第2の側(L2)を有する交流(AC)電源を有する機械用の回路である。回路は、第1の開始側及び第1の終了側を伴う第1の巻線と、第2の開始側と第2の終了側を伴う第2の巻線と、AC電源第1の側と第1の巻線開始側との間に接続される第1の電源スイッチと、AC電源第2の側と第1の巻線開始側との間に接続される第2の電源スイッチと、AC電源第1の側と第1の巻線終了側との間に接続される第3の電源スイッチと、AC電源第2の側と第1の巻線終了側との間に接続される第4の電源スイッチと、AC電源第1の側と第2の巻線終了側との間に接続される第5の電源スイッチと、AC電源第2の側と第2の巻線終了側との間に接続される第6の電源スイッチと、制御回路とを備える。制御回路は、第1の電源スイッチ及び第6の電源スイッチを閉じ、第2の電源スイッチ、第3の電源スイッチ、第4の電源スイッチ、及び第5の電源スイッチを開き、遅速動作のために第1の巻線及び第2の巻線を通じて電流を流れさせる、または、第3の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを閉じ、第1の電源スイッチ、第2の電源スイッチ、第5の電源スイッチ、及び第6の電源スイッチを開き、遅速動作のために第1の巻線及び第2の巻線を通じて電流を流れさせる、または、第1の電源スイッチ及び第5の電源スイッチを閉じ、第2の電源スイッチ、第3の電源スイッチ、第4の電源スイッチ、及び第6の電源スイッチを開き、全速動作のために第1の巻線を通じて電流を流れさせる、または、第2の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを閉じ、第1の電源スイッチ、第3の電源スイッチ、第5の電源スイッチ、及び第6の電源スイッチを開き、全速動作のために第1の巻線を通じて電流を流れさせる。
別の態様では、方法は、第1の側及び第2の側を有するAC電源用の多段速度交流(AC)機械回路に関する方法である。本方法は、2つ以上の電源スイッチの対を提供することと、1つ以上の巻線を提供することと、一方の電源スイッチの対を閉じ、AC電源の第1の側から1つ以上の巻線を通じてAC電源の第2の側まで電流を流れさせ、他方の電源スイッチの対を閉じ、AC電源の第2の側から1つ以上の巻線を通じてAC電源の第1の側まで電流を流れさせる制御回路を提供することとを含む。本方法は、さらに、本明細書に記載される制御回路用の構成要素を提供することと、本明細書に記載されるように回路を動作させることとを含む。
別の態様では、方法は、第1の側(L1)及び第2の側(L2)を有する交流(AC)電源を有する機械用の回路に関する方法である。本方法は、開始側及び終了側を伴う巻線を提供することと、第1の側と巻線開始側との間に接続される第1の電源スイッチを提供することと、第2の側と巻線開始側との間に接続される第2の電源スイッチを提供することと、第1の側と巻線終了側との間に接続される第3の電源スイッチを提供することと、第2の側と巻線終了側との間に接続される第4の電源スイッチを提供することと、制御回路を提供することとを含む。制御回路は、第1の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを閉じ、第2の電源スイッチ及び第3の電源スイッチを開き、第1の側から第2の側まで電流を流れさせる、または、第2の電源スイッチ及び第3の電源スイッチを閉じ、第1の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを開き、第2の側から第1の側まで電流を流れさせる。本方法は、さらに、本明細書に記載される制御回路用の構成要素を提供することと、本明細書に記載されるように回路を動作させることとを含む。
別の態様では、方法は、第1の側(L1)及び第2の側(L2)を有する交流(AC)電源を有する機械用の回路に関する方法である。本方法は、第1の開始側及び第1の終了側を伴う第1の巻線を提供することと、第2の開始側と第2の終了側を伴う第2の巻線を提供することと、AC電源第1の側と第1の巻線開始側との間に接続される第1の電源スイッチを提供することと、AC電源第2の側と第1の巻線開始側との間に接続される第2の電源スイッチを提供することと、AC電源第1の側と第1の巻線終了側との間に接続される第3の電源スイッチを提供することと、AC電源第2の側と第1の巻線終了側との間に接続される第4の電源スイッチを提供することと、AC電源第1の側と第2の巻線終了側との間に接続される第5の電源スイッチを提供することと、AC電源第2の側と第2の巻線終了側との間に接続される第6の電源スイッチを提供することと、制御回路を提供することとを含む。制御回路は、第1の電源スイッチ及び第6の電源スイッチを閉じ、第2の電源スイッチ、第3の電源スイッチ、第4の電源スイッチ、及び第5の電源スイッチを開き、遅速動作のために第1の巻線及び第2の巻線を通じて電流を流れさせる、または、第3の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを閉じ、第1の電源スイッチ、第2の電源スイッチ、第5の電源スイッチ、及び第6の電源スイッチを開き、遅速動作のために第1の巻線及び第2の巻線を通じて電流を流れさせる、または、第1の電源スイッチ及び第5の電源スイッチを閉じ、第2の電源スイッチ、第3の電源スイッチ、第4の電源スイッチ、及び第6の電源スイッチを開き、全速動作のために第1の巻線を通じて電流を流れさせる、または、第2の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを閉じ、第1の電源スイッチ、第3の電源スイッチ、第5の電源スイッチ、及び第6の電源スイッチを開き、全速動作のために第1の巻線を通じて電流を流れさせる。本方法は、さらに、本明細書に記載される制御回路用の構成要素を提供することと、本明細書に記載されるように回路を動作させることとを含む。
別の態様では、分割相巻線は、モータ分割相巻線と、モータ分割相巻線の中間点に少なくとも1つの電源スイッチ及び直流(DC)供給回路を全て備える電源スイッチ回路と、少なくとも1つの電源スイッチがオンで導電されているときにDC電源装置が崩壊することを防止する非崩壊DC電力供給構成要素とを含む。非崩壊DC電力供給構成要素は、例えば、DC電源装置に電気的に接続されるモータ分割相巻線からのタップと、電源装置を給電するためにDC電源装置に接続される2次相コイル巻線と、分割相巻線と電源スイッチ回路との間の1つ以上の抵抗器と、分割相巻線と電源スイッチ回路との間の1つ以上のツェナーダイオードと、及び/または少なくとも1つの電源スイッチがオンで導電されているときに電源装置が崩壊することを防止する、モータ分割相巻線と電源スイッチ回路との間で電圧降下を生じさせる電気構成要素とのうちの1つ以上のものを含み得る。
一例では、モータ用の相巻線回路は、回路のモータ相巻線の一方の半分を形成する少なくとも2つの相巻線と、回路のモータ相巻線の別の半分を形成する少なくとも2つの他方の相巻線とを含む。直流(DC)電源装置は、1つ以上の相巻線から伝送される交流(AC)電力を受け、AC電力をDC電力に変換するために、モータ相巻線の少なくとも大体の中間点に位置する。第1の段の電源スイッチ回路は、DC電源装置の外側に少なくとも1つの電源スイッチを備え、回路の各半分に、相巻線の間の少なくとも大体の中間点に電気的に接続される。第2の段の電源スイッチ回路は、DC電源装置の外側に少なくとも1つの別の電源スイッチを備え、AC電力をモータ分割相巻線から受けるために、分割相巻線の間の少なくとも大体の中間点に電気的に接続される。非崩壊DC電力供給構成要素は、少なくとも1つの電源スイッチまたは少なくとも1つの別の電源スイッチがオンで導電されているときに、DC電源装置が崩壊することを防止する。
別の例では、モータ用回路は、回路のモータ相巻線の一方の半分を形成する少なくとも2つの相巻線と、回路のモータ相巻線の別の半分を形成する少なくとも2つの別の相巻線とを含む。モータ相巻線の少なくとも大体の中間点にある直流(DC)電源装置は、1つ以上の相巻線から伝送される交流(AC)電力を受け、AC電力をDC電力に変換する。第1の段の電源スイッチ回路は、DC電源装置の外側に少なくとも1つの電源スイッチを備え、回路の各半分に、少なくとも2つの相巻線の間の少なくとも大体の中間点に電気的に接続される。第2の段の電源スイッチ回路は、DC電源装置の外側に少なくとも1つの別の電源スイッチを備え、AC電力をモータ相巻線から受けるために、相巻線の間の少なくとも大体の中間点に電気的に接続される。モータ制御装置は、第1の段の電源スイッチ回路及び第2の段の電源スイッチ回路を制御する。モータ制御装置は、(i)相巻線の少なくとも大体の中間点と、(ii)回路の各半分に、少なくとも2つの相巻線の間の少なくとも大体の中間点とのうちの少なくとも1つに電気的に接続される。非崩壊DC電力供給構成要素は、DC電源装置に接続され、少なくとも1つの電源スイッチまたは少なくとも1つの他方の電源スイッチがオンで導電されているときに、DC電源装置が崩壊することを防止する。
別の例では、モータは、複数のモータ相(すなわち、モータ相巻線)と、相を通る供給線電圧とを有する。モータ相は4つの部分(4分の1または4半分)に分割され、2つのモータ相巻線は回路のモータ相巻線の一方の半分を形成し、他方の2つのモータ相巻線は回路のモータ相巻線の他方の半分を形成している。モータ用のモータ制御装置及びモータ用の電源電子装置は、分割相の2等分部の間の供給線電圧における「中間点」または「中心点」に設置される、及び/または回路の各半分の2つの分割モータ相間の「中間点」または「中心点」(例えば、「4分の1点」)に設置される。直流(DC)電源装置(例えば、モータ制御装置に使用される電子機器用のもの)は、また、分割相間に、分割相の2等分部の間に、及び/または回路の各半分の2つの分割モータ相間の中間点もしくは中心に位置する。モータ相は低電圧DCに対する線電圧供給ラインからDC電源装置までの電流制限及び電圧降下を提供し、それによって、DC電力供給構成要素の数を減らし、DC電源装置用の及びモータ制御装置用の低電圧構成要素の使用を可能にする。
別の例では、モータ相は4つの部分(4分の1または4半分)に分割され、2つのモータ相巻線は回路のモータ相巻線の一方の半分を形成し、他方の2つのモータ相巻線は回路のモータ相巻線の他方の半分を形成している。モータ用のモータ制御装置は2つの段を有し、モータ制御装置の第1の段は分割モータ相巻線の2等分部の間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」に設置され、モータ制御装置の第2の段は分割モータ相巻線の2等分部の間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」に設置される。モータ用の電源電子装置は2つの段を有し、電源電子装置の第1の段はモータ相巻線の各半分の2つの分割モータ相巻線間の中間点または中心点(例えば、4分の1点)に設置され、電源電子装置の第2の段は、また、分割モータ相巻線の2等分部の間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」に設置される。直流(DC)電源装置(例えば、モータ制御装置に使用される電子機器用のもの)は、また、分割モータ相巻線間に、分割モータ相巻線の2等分部の間に、及び/またはモータ相巻線の各半分の2つの分割モータ相巻線間の中間点または中心に位置する。
モータ相巻線の中間点に位置する制御回路で分割されるモータ相巻線を示す。 単相電子整流モータ(ECM)を示す。 分割相巻線回路を示す。 分割相巻線コイルから直流(DC)電源装置までタップを伴う分割相巻線回路を示す。 分割相巻線と電源スイッチ(複数可)との間に抵抗器を伴う分割相巻線回路を示す。 2次コイルを伴う分割相巻線回路を示す。 分割相巻線回路における、同期速度未満での、起動中及び連続動作中の相電流方向の制御を示す。 4極分割相巻線回路での1800回転/分(RPM)の同期速度における相電流方向の制御を示す。 2極分割相巻線回路での3600回転/分(RPM)の同期速度における相電流方向の制御を示す。 DC供給蓄電キャパシタ充電の周期を示す。 2次コイル及び1つの電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 2次コイル及び1つの電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 2次コイル及び1つの電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 2次コイル及び1つの電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 2つの電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 1つの電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 直列に2つの電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 分割相巻線コイルから直流(DC)電源装置までのタップと、直列に2つの電源スイッチとを伴う分割相巻線回路を示す。 並列に2つの電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 分割相巻線コイルから直流(DC)電源装置までのタップと、並列に2つの電源スイッチとを伴う分割相巻線回路を示す。 非崩壊DC電源装置をもたらすように、1次AC相巻線及び2次巻線を有する分割相巻線回路を伴うモータを示す。 一極だけに巻かれた、非崩壊DC電源装置をもたらすように、1次AC相巻線及び2次巻線を有する分割相巻線回路を伴うモータを示す。 非崩壊DC電源装置をもたらすように、タップ付き1次相巻線を有する分割相巻線回路を伴うモータを示す。 非崩壊DC電源装置をもたらすように、抵抗器を有する分割相巻線回路を伴うモータを示す。 非崩壊DC電源装置をもたらすように、ツェナーダイオードを有する分割相巻線回路を伴うモータを示す。 電源電子装置の4つのコイル及び2段の電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 電源電子装置の4つのコイル及び2段の電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 電源電子装置の4つのコイル及び2段の電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 電源電子装置の4つのコイル及び2段の電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 電源電子装置の4つのコイル及び2段の電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 電源電子装置の4つのコイル及び2段の電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 電源電子装置の4つのコイル及び2段の電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 電源電子装置の4つのコイル及び2段の電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 電源電子装置の4つのコイル及び2段の電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 電源電子装置の4つのコイル及び2段の電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 電源電子装置の4つのコイル及び2段の電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。 モータ用の多段速度交流(AC)モータ回路を示す。 Aはモータ用の多段速度交流(AC)モータ回路を示す。Bはモータ用の多段速度交流(AC)モータ回路のAC極性検出器を示す。 モータ用の多段速度交流(AC)モータ回路のホール効果デバイスを伴うモータを示す。 モータ用の多段速度交流(AC)モータ回路のホール効果デバイスを伴うモータを示す。 モータ用の多段速度交流(AC)モータ回路の巻線に印加される電圧を示す。 モータ用の多段速度交流(AC)モータ回路の巻線に印加される電圧を示す。 モータ用の多段速度交流(AC)モータ回路の巻線に印加される電圧を示す。 モータ用の多段速度交流(AC)モータ回路の巻線に印加される電圧を示す。 モータ用の多段速度交流(AC)モータ回路の巻線に印加される電圧を示す。 6つのスイッチを伴うモータ用の多段速度交流(AC)モータ回路を示す。 6つのスイッチを伴うモータ用の多段速度交流(AC)モータ回路を示す。 4つのスイッチを伴うモータ用の簡略化された多段速度交流(AC)モータ回路を示す。 6つのスイッチを伴うモータ用の簡略化された多段速度交流(AC)モータ回路を示す。 8つのスイッチを伴うモータ用の簡略化された多段速度交流(AC)モータ回路を示す。
同期ブラシレス永久磁石モータを制御するための、先行技術を上回る利点をもたらす新しく有用な回路が開示される。本開示の一実施形態は、電子整流モータ(ECM)用の1つ以上の回路を含む。本開示の別の実施形態は、くま取り形モータ用の1つ以上の回路を含む。本開示の別の実施形態は、他の種類のモータ用の1つ以上の回路を含む。
一態様では、モータは、複数のモータ相(すなわち、モータ相巻線)と、相を通る供給線電圧とを有する。モータ相は半分に分割され、モータ用のモータ制御装置及びモータ用の電源電子装置は、分割相間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」に設置される。直流(DC)電源装置(例えば、モータ制御装置に使用される電子機器用のもの)は、また、分割巻線の間に位置する。モータ相は低電圧DCに対する線電圧供給ラインからDC電源装置までの電流制限及び電圧降下をもたらし、それによって、DC電力供給構成要素の数を減らし、DC電源装置のために及びモータ制御装置のために低電圧構成要素を使用すること可能にする。
従来システムは、電源スイッチ及びモータ相と直列に位置するツェナーダイオードまたは電圧レギュレータを使用して、モータの最大電力をツェナーダイオードの最大ワット値に制限していた。本開示の回路はモータ相用の1次電流経路からツェナーダイオード電圧レギュレータをなくし、それによって、ツェナーダイオード電圧レギュレータは、電源スイッチ及びモータ相と直列に位置しなくなり、そうでなければツェナーダイオードのために必要となるワット仕様を下げることの必要性をなくす。代わりに、ツェナーダイオードまたは他の電圧レギュレータは、本開示のいくつかの実施形態では、電源スイッチ(複数可)と並列に位置する。
別の態様では、モータは、複数のモータ相(すなわち、モータ相巻線)と、モータ相を通る供給線電圧とを有する。モータ相は4つの部分(4分の1または4半分)に分割され、2つのモータ相巻線は回路のモータ相巻線の一方の半分を形成し、他方の2つのモータ相巻線は回路のモータ相巻線の他方の半分を形成している。モータ用のモータ制御装置及びモータ用の電源電子装置は、分割相の2等分部の間の供給線電圧の「中間点」もしくは「中心点」に設置される、及び/または回路の各半分の2つの分割モータ相間の中間点もしくは中心点に設置される。直流(DC)電源装置(例えば、モータ制御装置に使用される電子機器用のもの)は、また、分割相間に、分割相の2等分部の間に、及び/または回路の各半分の2つの分割モータ相間の中間点もしくは中心に位置する。モータ相は低電圧DCに対する線電圧供給ラインからDC電源装置までの電流制限及び電圧降下をもたらし、それによって、DC電力供給構成要素の数を減らし、DC電源装置のために及びモータ制御装置のために低電圧構成要素を使用することを可能にする。
一例では、モータ相は4つの部分(4分の1または4半分)に分割され、2つのモータ相巻線は回路のモータ相巻線の一方の半分を形成し、他方の2つのモータ相巻線は回路のモータ相巻線の他方の半分を形成している。モータ用のモータ制御装置は2つの段を有し、モータ制御装置の第1の段は分割モータ相巻線の2等分部の間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」に設置され、モータ制御装置の第2の段は分割モータ相巻線の2等分部の間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」に設置される。モータ用の電源電子装置は2つの段を有し、電源電子装置の第1の段はモータ相巻線の各半分の2つの分割モータ相巻線間の中間点または中心点(すなわち、4分の1点)に設置され、電源電子装置の第2の段は、また、分割モータ相巻線の2等分部の間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」に設置される。直流(DC)電源装置(例えば、モータ制御装置に使用される電子機器用のもの)は、また、分割モータ相巻線間に、分割モータ相巻線の2等分部の間に、及び/またはモータ相巻線の各半分の2つの分割モータ相巻線間の中間点もしくは中心に位置する。
例えば、DC電源装置が「4分の1点」における第1の段のモータ制御装置に給電するとき、DC電源装置が第1の段に位置する。しかしながら、DC電源装置は、概念的に、モータ相巻線の「中間点」にあると考えられ得る。この理由として、第1の段(段1)の電源電子装置に電圧が印加され、第2の段(段2)の電源電子装置に電圧が印加されないとき、DC電源装置が有効コイル(有効モータ相巻線)の真ん中にあり、他の2つのモータ相巻線(コイル)はそのとき有効ではないためである。2つの有効コイルは電力制限している。第1の段に電圧が印加されている間に第2の段に電圧が印加されているとき、第1の段のコイルが第2の段のコイルと並列である。
本開示の回路は、モータ制御装置の感知電子回路/制御電子回路とモータ制御装置の電源スイッチとの切り替えを可能にするための光遮断器の必要性をなくす。従来システムは2つの中立基準値を有し、基準値の1つは感知/制御電子回路用のものであり、基準値のもう1つは電源スイッチ用のものである。
本開示の回路は、線位相角度検出を改善し、光遮断器の入力に連結された精密抵抗ブリッジの必要性をなくしている。したがって、この態様の回路は、より正確な線位相角度検出をもたらす。
本開示の回路は、電源スイッチ用及びモータ制御装置用の異なる複数の中立値を1つの値に減らす。これは、この態様を伴う回路の電源スイッチ(複数可)が確実に、完全に「オフ」の状態から十分に飽和する状態まで推移することを保証している。
2つのスイッチを含んだ従来システムは、ACサイクルの半分に対して、1つのスイッチを完全にオフにすることが困難である。本開示の回路は、DC電源装置及びモータ制御回路の外側に1つ以上のスイッチを設置し、適切な切り替えを生じる。
これらの改善のそれぞれは、モータ制御装置の動作の信頼性を増加させるだけではなく、モータ/モータ制御装置の組み合わせの効率も改善させる。
本開示の分割相巻線回路は、DCブラシレスモータ/電子整流モータ(ECM)、くま取り形モータ、他の同期モータ、永久分割キャパシタ(PSC)モータ等の様々なモータで使用することができる。
例えば、図1は、分割モータ相巻線104、106と、分割モータ相巻線の中間点110に位置するモータ制御回路108とを伴う、モータ102を示す。モータ102は、固定子112と、シャフト116に搭載される回転子114とを含む。回転子114は、積層鉄心構造または他のコア構造等のコア構造で回転するように搭載される。回転子114は本体部を有し、円筒形状として示される。正確に成形された永久磁石部が本体の周囲の周りに位置する。磁石部は、その北磁極を、回転子の外側表面に隣接して有し、磁石部は、その南磁極を、回転子114の外周面に隣接するように位置して有する。1つ以上の巻線または巻線の対は、コア構造の接続部に搭載される。モータ102は、また、ホール効果スイッチングデバイスを含み、ホール効果スイッチングデバイスの一部は、それぞれの回転子磁石部の磁極性に応答するために、回転子114の周辺に隣接するように延在する。示されるような構造では、ホール効果スイッチは、回転子114の各回転の半分の期間中に磁石部の外周面に位置し、回転子の各回転の残りの半分の期間中に磁石部の外周面に位置する。
モータ102は、同期速度を下回る速度、同期速度と同じ速度、または同期速度を上回る速度で動作することができる。これは、半サイクルの一部が相巻線を通して流れることができる事実に起因するものである。
図1の分割相巻線回路は、動作中AC線間電圧等の交流(AC)エネルギー源に接続されるリードL1及びL2の入力接続部を含む。リードL1及びL2は直列回路を横断して接続され、直列回路は制御回路108を横断して直列に接続されるように示される分割相巻線104、106を含む。例えば、制御回路108は、分割相巻線104、106に直列に接続される全波ダイオード整流器ブリッジ回路と、全波ダイオード整流器ブリッジ回路の出力に接続される1つ以上のスイッチまたは他の電力制御可能スイッチングデバイスを有する電源スイッチ(複数可)回路とを含み得る。
分割相巻線104、106は、2本巻またはラップで巻かれ得る。交流電源は、そのリードL1が、第1の巻線104の開始側S1に接続される。巻線104の他端(F1とラベル付けされたもの)は、制御回路108の入力の一方に接続される。制御回路108の他方の入力側は第2の分割相巻線106の開始側S2に取り付けられ、同じ分割相巻線の終端側(F2とラベル付けされたもの)はAC電源の入力リードL2に取り付けられる。
別の例として、図2は、モータ相巻線が分割され、モータ制御装置(モータ制御回路)が分割モータ相巻線の中間点に位置する単相ECM202を示す。
図3は、分割相巻線回路302を開示し、分割相巻線回路302は、モータのモータ相巻線304、306(また、本明細書では、モータ相または位相コイルと称される)を半分に分割するための、ならびにモータ用のモータ制御装置308及びモータ用の電源電子装置の両方を設置するためのものであり、DC電源装置310と電源スイッチ(複数可)回路312とを含み、1つ以上のスイッチは、分割相304と分割相306との間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」314に位置する。図3の例では、モータ相巻線は半分に分割されている。半分の分割から、いくらかの変動(中間点から0〜±20%等)が許容可能である。
図3の分割相巻線回路302は、2つの分割相巻線304、306を含み、各分割相巻線304、306は、それぞれAC線間電圧L1及びL2に接続される。DC電源装置310が、第1の相巻線304の終端側及び第2の相巻線306の開始側等、分割相巻線304、306に電気的に接続される。分割相巻線304、306は、AC線間電圧をDC電源装置310に適合する電圧まで下げるように動作する。したがって、L1及びL2で受けたAC線間電圧を、DC電源装置310によって受け取られる選択した低電圧まで減らすために、分割相巻線304、306の巻線数を選択することができる。分割相巻線304、306は、また、L1及びL2で受けたAC線間電圧からノイズをフィルタ処理するように動作する。
DC電源装置310は、分割相巻線304、306から受けた低電圧AC電力を、モータ制御装置308を含む分割相巻線回路のDCで給電される構成要素を給電するように設定されるDC電圧に変換する。次に、DC電源装置310は、電力をモータ制御装置308に供給する。
モータ制御装置308は、分割相巻線回路302の起動及び動作を制御する。例えば、モータ制御装置308は、起動を制御し、これにはモータが同期モータである場合を含む。モータ制御装置308は、固定子に対する回転子の場所を判定する。モータ制御装置308は、また、毎分回転数(RPM)等の回転子の速度を判定及び監視し、モータが同期速度に達したとき等のモータの動作パラメータを判定し、回転子の場所及び/またはモータ速度に基づいてモータを制御する。一例では、モータ制御装置308は、回転子の位置を判定するホール効果スイッチ及び/または他の回転判定デバイス、及び/または回転子の速度を判定する回転カウントデバイスもしくは速度判定デバイスを有する。
電源スイッチ(複数可)回路312は、1つ以上の金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)、シリコン制御整流器(SCR)、トランジスタ、または他のスイッチもしくはスイッチングデバイス等の1つ以上の電源スイッチを含む。1つ以上のスイッチはオンもしくはオフである、または、一つがオンである間、他はオフである。例えば、ACサイクルの半サイクルでは、第1の電源スイッチはオンであり導電している一方、第2の電源スイッチがオフであり導電していない。ACサイクルの他方の半サイクルでは、第2の電源スイッチはオンであり導電している一方、第1の電源スイッチがオフであり導電していない。1つのスイッチを伴う回路では、スイッチは、ACサイクルの1つ以上の部分の間、オンであり導電し得る、またはオフであり導電しない場合がある。
電源スイッチ(複数可)回路312は、DC電源装置310から離れており(DC電源装置310の外側にあり)、DC電源装置の内部にある(DC電源装置から離れていない)電源スイッチ(複数可)を有する回路よりも分割相巻線回路302をより安定にする。
回路の電源スイッチ(複数可)がオンのとき、電源スイッチ(複数可)の小さな抵抗に起因して、電源スイッチ(複数可)を通してほんのわずかな電圧降下がある。したがって、DC電源装置の入力電圧がDC電力供給リードを電源スイッチ(または複数の電源スイッチ)の両側に接続することによって発生する場合、これは、電源スイッチが「オン」の状態にあるとき、または電力を受けることができず、回路のDC構成要素に給電することができないとき、DC電源装置が崩壊することをもたらすであろう(すなわち、DC電源装置からのDC電圧は、スイッチ「オン」の抵抗を、電源スイッチ(複数可)を流れる電流と乗じたものと同じまたは下回る電圧レベル(ゼロに近いレベル)まで減る)。
例えば、電源スイッチがDC電源装置を横断してまたはブリッジ整流器のDC側を横断して接続される場合、及び電源スイッチが導電している、または「オン」であるとき、電圧降下を生じさせるように電源スイッチと直列にある1つ以上の構成要素がない場合、導電している電源スイッチは、DC電源装置用のブリッジ整流器の正端子及び負端子を「ショート」させ、すなわち一緒に接続し、DC電源装置を崩壊させる(DC電圧を、電源スイッチの「オン」抵抗を、電源スイッチを流れる電流と乗じたものと同じまたは下回るレベル(ゼロに近いレベル)まで減らさせる)。電源スイッチの「オン」抵抗が極めて低い、または一般的にミリオームであるため、DC電圧はゼロにとても近くなる。
分割相巻線回路302は、1つ以上の非崩壊DC電力供給構成要素316、318(DC電源装置からのDC電圧が、スイッチ「オン」の抵抗を、電源スイッチ(複数可)を流れる電流と乗じたものと同じまたは下回るもの(ゼロに近い)まで減ることを防止する構成要素)を含み、非崩壊DC電力供給構成要素316、318は、非崩壊DC電源装置をもたらす電圧降下構成要素または直接DC電力供給給電構成要素を含む。非崩壊DC電源装置構成要素316、318の例は、DC電源装置310に電気的に接続される1次相巻線304、306からのタップ、電源装置を給電するDC電源装置に接続される2次相コイル巻線、分割相巻線と電源スイッチ(複数可)回路312との間の抵抗器、分割相巻線と電源スイッチ(複数可)回路との間の1つ以上のツェナーダイオード、分割相巻線と電源スイッチ(複数可)312との間の非飽和半導体または他の抵抗構成要素を含み、抵抗が大幅な電圧降下を生じさせるのに十分に高く、この電圧降下が、スイッチが「オン」であるとき、DC電源装置または他の構成要素に、1次分割相巻線と電源スイッチ(複数可)回路との間で電圧降下を生じさせ、電源スイッチ(複数可)回路の電源スイッチ(複数可)がオンであり導電するとき、DC電源装置が崩壊することを防止する。したがって、分割相巻線回路302は、電源スイッチ(複数可)回路がオンであり導電している、またはオフであり導電していないのかどうかに関わらず、電力の一定流量を提供する。
多くの電子制御同期モータは、相巻線に印加されるAC電圧のゼロ交差を検出する回路を有する。このゼロ交差検定回路は、信号をモータ制御装置308に送信し、モータが同期速度である時を判定する。AC供給電圧が、通常同じ回路で動作する他の機器に起因する電気ノイズを有する場合、この電気ノイズ(通常、モータの音響ノイズのように見える)により、ゼロ交差検出器が誤動作し得、モータの制御に影響を及ぼす。
一例では、分割相巻線回路302は、同期モータの一部である。同期モータは、L1及びL2において線電力(すなわち、電流及び電圧を伴うAC電力)を受ける。本開示の関連回路を使用して、分割相巻線を使用する同期モータは、モータを制御するために印加されたAC電圧のゼロ交差を検出することに依存せず、むしろ、電圧の極性、すなわち、極性L2がL1よりも高い、または少ないのかを検出し、電気ノイズがAC電源に存在するときでさえ、静かな動作を可能にする。
図3のDC電源装置310は、分割相巻線304、306に電気的に直接接続される。したがって、DC電源装置310は、電源スイッチ(複数可)回路312の状態に関わらず、分割相巻線304、306によって給電される。
図4は、別の分割相巻線回路402を開示し、分割相巻線回路402は、モータのモータ相巻線404、406を半分に分割するための、ならびにモータ用のモータ制御装置408及びモータ用の電源電子装置の両方を設置するためのものであり、分割相間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」414に、DC電源装置410と、1つ以上のスイッチを伴う電源スイッチ(複数可)回路412とを含む。図4の分割相巻線回路402は、非崩壊DC電源装置(DC電圧が、電源スイッチ(複数可)「オン」抵抗を、電源スイッチ(複数可)を流れる電流と乗じたものと同じまたは下回るもの(ゼロに近い)まで減らないDC電源装置)をもたらすようにDC電源装置410に電気的に接続される1次分割相巻線404、406からのタップ416、418を含む。
いくつかの回路では、モータが同期速度に達するとき、1つ以上の電源スイッチ(複数可)がオフになり、それによって、低電圧電力がモータ制御装置に流れることを停止させる。一例では、同期速度等における一つの分割相巻線から電源スイッチ(複数可)を通る別の分割相巻線までの経路がショートされる。これは、短絡中に電荷を保持するキャパシタが存在しない場合、または存在するキャパシタが短絡中に十分な電荷を保持するのに十分に大きくない場合等では、DC電源装置及びモータ制御装置が、もはや相巻線から低電力供給電圧を受けないことをもたらす。図4の分割相巻線回路402は、1次分割相巻線404、406のコイルからDC電力供給部410までタップ416、418を含み、それにより、低電圧電力供給は、相巻線からDC電源装置まで直接流れ、モータ制御装置408(「分割モータ相制御装置」)用の電源スイッチ(複数可)をバイパスする。それによって、図4の回路402は、低電圧電力供給が、例えば、同期速度でDC電源装置410に供給されることを保証する。
一例では、分割モータ相制御装置用のDC電源装置410は、ツェナーダイオード及び蓄電キャパシタによって形成され、蓄電キャパシタは、電源スイッチ(複数可)がオフであるとき、交流(AC)サイクルの一部の間に電力を受ける。モータが同期速度で動作するとき、電源スイッチ(複数可)は連続的に導電する。したがって、DC電源装置に供給される電圧量は、スイッチ(複数可)を横断する電圧降下に等しく、少ない抵抗(RDS(オン))のパワーMOSFETを使用するときに、低電圧をもたらし得る。
図5は、別の分割相巻線回路502を開示し、分割相巻線回路502は、モータのモータ相巻線504、506を半分に分割するための、ならびにモータ用のモータ制御装置508及びモータ用の電源電子装置の両方を設置するためのものであり、分割相間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」514に、DC電源装置510と、1つ以上のスイッチを伴う電源スイッチ(複数可)回路512とを含む。図5の回路502は、モータ相巻線504と電源スイッチ(複数可)回路512との間に抵抗器R1と、モータ相巻線506と電源スイッチ(複数可)回路512との間に抵抗器R2とを含み、ひいては、相巻線からDC電源装置510まで供給される低電圧電力供給を維持し、非崩壊DC電源装置(DC電圧が、電源スイッチ(複数可)回路「オン」の抵抗を、電源スイッチ(複数可)を流れる電流と乗じたものと同じまたは下回るもの(ゼロに近い)まで減らないDC電源装置)をもたらす。それによって、図5の回路は、例えば同期速度で、DC電源装置510までの低電圧電力供給を維持する。
図6は、別の分割相巻線回路602を開示し、分割相巻線回路602は、モータのモータ相巻線604、606を半分に分割するための、ならびにモータ用のモータ制御装置608及びモータ用の電源電子装置の両方を設置するためのものであり、分割相間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」614に、DC電源装置610と、1つ以上のスイッチを伴う電源スイッチ(複数可)回路612とを含む。1次分割相巻線604、606は、DC電源装置610に流れ得る電流を制限し、それによって、電力を浪費する電流制限構成要素の必要性をなくす。図6の分割相巻線回路602は、非崩壊DC電源装置(DC電圧が、電源スイッチ(複数可)「オン」抵抗を、電源スイッチ(複数可)を流れる電流と乗じたものと同じまたは下回るもの(ゼロに近い)まで減らないDC電源装置)をもたらすように、DC電源装置610に電気的に接続される2次相巻線616、618を含む。
一例では、電源スイッチ(複数可)回路612は、ツェナーダイオードまたは他の電圧レギュレータと、電源スイッチとを並列に含む。一方、従来システムは、他の構成要素と直列に電力回路を含んでいた。電源スイッチがツェナーダイオードと並列であり、直列ではないため、電源スイッチは常にオンであり得る。しかしながら、電源スイッチがオフである場合、電流は、まだ、ツェナーダイオードを通って流れることができる。
図6の回路は、モータが起動するとき等に、低電圧電力供給をDC電源装置610に提供する1つ以上の2次コイル(また、2次巻線と称される)616、618を含む。1つ以上の2次コイル616、618は、また、高周波ノイズフィルタとして働き、DC電源装置610に供給される低電力電圧から高周波ノイズを除去する。
2次巻線616、618は、別の2次巻線よりも多い数の一方の2次巻線の巻物またはコイル等の、1極に全てある第1の分割相巻線604と第2の分割相巻線606との間に均等に、または第1の分割相巻線と第2の分割相巻線との間等に不均等に、いずれかの場所に分散され得る。
図6の例では、分割相巻線回路602は、モータがオンであり同期速度であるとき、モータ制御装置608を含むDC電子機器をオフにすることができる。したがって、分割相巻線回路602のモータ制御装置608は、モータ速度を判定し、モータが同期速度であるか、または同期速度ではないのかどうかを判定する。例えば、1800RPMは、4つの固定極(2つの北固定極及び2つの南固定極)を伴うモータの同期速度であり得る。ACサイクルの半分毎に、電力は磁極の1つに供給される。したがって、電力を4つの磁極に提供するのに2サイクルかかる。したがって、モータが線間ACに同期化される場合、同期速度は1800RPMである。同様に、8極固定子の同期速度は、900RPMであろう。
図7は、分割相巻線回路702における、同期速度を下回る、起動中及び連続動作中の相電流方向の制御を示す。
図7に示されるように、電流は、常に、同じ方向に、分割相巻線704、706と、電源スイッチ(複数可)回路708とを横断するように流れる。分割相巻線704、706は、電源スイッチ(複数可)回路708と直列にあり、分割相巻線間の中間点または中心点に設置される電源スイッチ(複数可)回路708を伴う1つの巻線を表す。分割相巻線に印加された電流及び電圧は常に両方のコイルを通って同じ方向であり、分割相巻線の磁極性も同様に同じである。
下記に説明するように、制御回路は、ダイオード整流器ブリッジ回路を含み得、ダイオード整流器ブリッジ回路の出力は1つ以上の電源スイッチに接続される。図7に示されるように、リードL1の電圧が正であるとき、電源スイッチ(複数可)回路708のダイオードブリッジ整流器の出力端子が短絡する場合、電流は一方向に巻線704、706だけを通って流れるが、半サイクル刻みである。リードL1及びL2を横断する電圧が60サイクルである場合、制御回路内のダイオードブリッジ整流器回路の出力は、リードL1が正であるときだけ短絡し、電流は一方向だけに8ミリ秒間流れる。電流は、別の半サイクルでは、8ミリ秒間流れない。次いで、電流は、別の8ミリ秒間等だけ流れるであろう。リードL2が正であるとき、制御回路のダイオードブリッジ回路の出力が短絡する場合、電力は同様に流れる。ブリッジの出力の短絡が磁気回転子の角度位置に基づいて選択的に達成される場合、連続的なモータ作用が生じる。制御回路内のダイオードブリッジ整流器回路の出力が、上記に説明したように磁気回転子の角度位置に基づいて、選択的に半サイクルの一部で短絡する場合、及びリードL1が正であるときだけ、同期速度よりも速い速度を含む任意の所望の速度を達成することができる。係るモータの特徴は、脈動電流が入力に印加されるDCモータと同様であるだろう。しかしながら、複数の電源スイッチング構成要素に分割相巻線の切り替えを達成させることよりもむしろ、分割相巻線回路は、1つの電源スイッチング構成要素と連動した交流が切り替えを達成することができる事実を利用している。
図8は、4極分割相巻線回路の1800回転/分(RPM)の同期速度における相電流方向の制御の例を示す。同期速度において、制御相はACライン入力と同期化される。
図9は、2極分割相巻線回路の3600回転/分(RPM)の同期速度における相電流方向の制御を示す。同期速度において、制御相はACライン入力と同期化される。
図10は、分割相巻線回路のDC電力供給蓄電キャパシタ充電の周期の例を示す。図7の波形との相互関係に留意されたい。
図11は、2次コイル1104、1106及び1つの電源スイッチ1108を伴う分割相巻線回路1102を示す。1次分割相巻線1110、1112は、DC電源装置に流れ得る電流を制限する。
電流回路1114は、入力周波数のタイミング及び回転子位置に基づいて、電源スイッチ(複数可)回路1115の切り替えを制御する。制御回路1114は、分割相巻線回路の起動及び動作を制御する。例えば、モータ制御装置1114は、モータが同期モータである場合を含む起動を制御する。制御回路1114は、固定子に対する回転子の場所を判定する。モータ制御装置1114は、また、毎分回転数(RPM)等の回転子の速度を判定及び監視し、モータが同期速度に達したとき等のモータの動作パラメータを判定し、回転子の場所及び/またはモータ速度に基づいてモータを制御する。一例では、制御回路1114は、回転子の位置を判定するホール効果スイッチ及び/または他の回転判定デバイス、及び/または回転子の速度を判定する回転カウントデバイスもしくは速度判定デバイスを有する。
一例では、電源スイッチ(複数可)回路1115は、ツェナーダイオード1116または他の電圧レギュレータと、電源スイッチ1108とを並列に含む。一方、従来システムは、他の構成要素と直列に電力回路を含んでいた。電源スイッチ1108がツェナーダイオード1116と並列であり、直列ではないため、電源スイッチ1108は常にオンであり得る。しかしながら、電源スイッチがオフである場合、電流は、まだ、ツェナーダイオードを通って流れることができる。
図11の回路は、モータが起動するとき等に、低電圧電力供給をDC電源装置に提供する1つ以上の2次コイル(また、2次巻線と称される)1104、1106を含む。1つ以上の2次コイル1104、1106は、また、高周波ノイズフィルタとして働き、DC電源装置に供給される低電力電圧から高周波ノイズを除去する。
2次巻線1104、1106は、別の2次巻線よりも多い数の一方の2次巻線の巻物またはコイル等の、1極に全てある第1の分割相巻線1110と第2の分割相巻線1112との間に均等に、または第1の分割相巻線と第2の分割相巻線との間等に不均等に、いずれかの場所に分散され得る。
コイルがブリッジ整流器1118を介して回路に接続される方法により、電流が任意の所与の時間で一方向だけにコイルを通って流れることを可能にする。
このモータ及び制御装置に行われた改善により、DC論理電源装置を大きく改善し、より信頼性のある論理制御回路を可能にする。2次コイル1104、1106は、1次コイル1110、1112としてモータコイルを使用して、変圧器をつくる方法で、モータコイルで巻かれる。図11の例は20:1の比を使用する。図11の例は、同じ固定極に巻かれたモータ1次コイルあたり1000巻及びモータ2次コイルあたり50巻を含む。しかしながら、より高いまたはより低い他の巻線比が使用され得る。1次モータコイル1110、1112と2次コイル1104、1106との比は、AC入力電力及び/またはDC電力要求によって変化し得る。この回路は、全てのDC回路を線からの高電圧から分離するだけではなく、電力が入力L1及びL2に印加されるときに、制御回路1114に非崩壊DC電源装置ももたらす。
電源スイッチ(複数可)回路1115は、MOSFET電源スイッチ1108に加えて、全波ブリッジ整流器1118を有する。全波ブリッジ整流器1118は、負電圧が電源スイッチ1108のドレイン(上部)に供給されないことを保証する。全波ブリッジ整流器1118は、また、正電圧が電源スイッチ1108の源(底部)に供給されず、それによって、抵抗器R1を介して電源スイッチ1108のゲート上の正電圧によってバイアスをかけられたとき、電流がドレインから電源スイッチ1108の源までだけ流れることができることを保証する。同時に、正の整流AC電力供給が電源スイッチ1108のドレインに存在するとき、電源スイッチ1108は、抵抗器R1を介して同じ電圧信号によってバイアスをかけられる。ダイオード1116は、電源スイッチ1108のゲート上のいかなる電圧も−0.7VDCよりも大きくなることを保証することによって、電源スイッチ1108のゲートを保護する。それは、それより小さいいかなる電圧も、電源スイッチ1108を損傷または破壊させ得るからである。抵抗器R11及びキャパシタC5は、過渡電流または高周波ノイズを除去する「スナバ」として使用される。R11及びC5は、特にノイズ環境では、MOSFET電源スイッチ1108に追加の保護を提供する。
図12は、2次コイル1104、1106及び1つの電源スイッチ1108を伴う分割相巻線回路1202を示す。図12の回路は、図11の同じ電源スイッチ(複数可)回路と、同じ2次コイル1104、1106とを含む。加えて、図12の制御回路1114Aは、同期速度によるものを含むモータの動作を制御する論理制御回路1204と、電源スイッチ(複数可)回路がオフになるときに制御する論理制御遮断回路1206と、DC電力を論理制御回路及び論理制御遮断回路に供給する非崩壊DC電源装置1208とを含む。論理制御回路1204及び論理制御遮断回路1206は、単一の論理制御回路として構成され得る。
一実施形態では、分割相巻線回路1202の1つの目的は、モータがAC電力供給線の周波数(例えば、4極モータに関して、60Hz=1800rpm及び50Hz=1500rpm)に同期して動作することを可能にすることである。何の制御回路もなければ、電源スイッチ(複数可)回路は、コイル対L1及びL2が一緒に短絡したかのように、電源スイッチ(複数可)回路を通って電流が流れることを許すであろう。制御回路は、回転子が線間電圧と比較して適切な位置になるまで、電源スイッチ(複数可)をオフにする。この理由で、一態様では、電源スイッチ(複数可)回路は、AC電力供給線電圧に関して定格である。制御回路構成要素は、全て、論理レベル電圧(VCC)であり得る。
論理電力は、1次コイル1110、1112と同じ極に巻かれている2次コイル1104、1106によって供給される。2次電力が論理電力要求を満たす限り、2次コイル1104、1106は任意の数の極に巻かれ得る。一例では、制御回路は、モータを起動し、モータを同期速度の状態にするためのみに必要とされ、論理制御遮断回路は、随意に、主要制御回路を遮断するために含まれる。論理制御遮断回路は任意である。制御回路を遮断することによって、電源スイッチ(複数可)回路は、電源スイッチ(複数可)回路のいずれかの損失を差し引いた、モータへの線の全電力を可能にする。これは、特にモータが長期間起動しているとき、構成要素の全効率及び寿命を増加させる。
図13及び図13Aは、2次コイル及び1つの電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。当該回路は2つのAC供給ライン入力L1及びL2を有し、AC供給ライン入力L1及びL2は、モータの動作中にAC電源に接続される。
電源スイッチ回路
電源スイッチ(複数可)回路は、全波ブリッジ整流器BR1と、MOSFET電源スイッチQ1とを有する。全波ブリッジ整流器BR1は、負電圧が電源スイッチQ1のドレイン(上部)に供給されないことを保証する。全波ブリッジ整流器BR1は、また、正電圧が電源スイッチQ1の源(底部)に供給されず、それによって、抵抗器R1を介して電源スイッチQ1のゲート上の正電圧によってバイアスをかけられたとき、電流がドレインから電源スイッチQ1の源までだけ流れることができることを保証する。正の整流AC電力供給が電源スイッチQ1のドレインに存在するとき、電源スイッチQ1は、抵抗器R1を介して同じ電圧信号によってバイアスをかけられる。ダイオードD5は、電源スイッチQ1のゲート上のいかなる電圧も−0.7VDCよりも大きくなることを保証することによって、電源スイッチQ1のゲートを保護する。それは、それより小さいいかなる電圧も、電源スイッチQ1を損傷または破壊させ得るからである。抵抗器R11及びキャパシタC5は、過渡電流または高周波ノイズを除去する「スナバ」として使用される。R11及びC5は、特にノイズ環境では、MOSFET電源スイッチQ1に追加の保護を提供する。
DC電力供給
電力がモータに印加され、電流がモータ相巻線(モータ1次コイル)を通ってながれるとすぐに、変圧器の動作と同様に2次巻線(2次コイル)に電力が発生する。2次コイルの電圧の値は、入力電圧と、1次コイルと2次コイルとの巻数比とに正比例する。図11の例を使用すると、1次コイルに対する入力電圧が120VACであり、1次コイルと2次コイルとの巻数比が20:1である場合、2次コイルの電圧は、約6VACから任意の損失を差し引いたものと計算されるであろう。2次コイルからの電力は、2次コイルからDC電源装置まで直接供給される。全波ブリッジ整流器BR2は、2次コイルからの低電圧AC電力供給を整流する。全波ブリッジ整流器BR2は、DC供給要求に基づく、低電力構成要素であり得る。
ツェナーダイオードZ1及びZ2は、それぞれのアノードとアノードが直列に接続され、各カソードは、全波ブリッジ整流器BR2のAC電力供給入力に接続される。この方法は、全波ブリッジ整流器BR2を、当該構成要素の最大定格を超え得るAC電力供給入力から保護するために使用される。全波ブリッジ整流器BR2からの負の出力は、回路接地に接続され、また、電源スイッチブロックと同じ接地に接続される。全波ブリッジ整流器BR2からの正の出力は、低ドロップアウトレギュレータLDO1及びキャパシタC1に接続される。キャパシタC1は、低ドロップアウトレギュレータLDO1の入力に向かう整流されたAC電力供給信号を平滑化するために提供される。バイパスキャパシタC7が、正のDCレール(VCC)のノイズを減らすことを助けるために、低ドロップアウトレギュレータLDO1の出力で使用され得る。また、より大きいキャパシタC10が、いくつかの低電圧状況の間、正のDCレールを平滑化し、給電を確実にするために、低電圧レギュレータLDO1の出力に使用され得る。C7及びC10は必須ではないが、特にノイズ環境で、低電圧DC構成要素に対して信頼性及び保護を追加するために提供される。
論理制御回路/モータ制御装置
論理制御回路(モータ制御装置)は、AC供給ライン入力周波数のタイミング及び回転子位置に基づいて、電源スイッチ(複数可)回路の切り替えを制御する。AC供給ライン入力周波数のタイミングは、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)Q2及びQ3と、ダイオードD6及びD7とから成るACバッファを使用して感知される。ACバッファ入力への電流は、高値抵抗器R3によって制限される。ダイオードD6は、ACバッファ入力が正のDC供給電圧よりも大きくならないことを確実にする。ダイオードD7は、ACバッファ入力がDC供給接地を基準として、−0.7ボルトよりも大きいことを確実にする。
ACバッファへの入力が論理ハイであるとき、BJT Q2はバイアスがかけられ、ACバッファの出力もまた論理ハイになる。ACバッファへの入力が論理ローのとき、BJT Q3はバイアスがかけられ、ACバッファの出力は論理ローになる。ACバッファの出力は、キャパシタC6及び抵抗器R13から成るフィルタに接続される。フィルタは必須ではないが、ノイズ環境で保護及び信頼性を提供する。
回転子磁極性は、ホール効果スイッチIC1を使用して感知される。しかし、別のスイッチまたは感知デバイスが、回転子磁極性及び/または回転子位置を感知するために、及び/または速度を判定するために、及び/または回転子の回転を判定するために使用され得る。ホール効果スイッチIC1はオープンコレクタ出力であり、ひいては、正のDCレール(VCC)へのプルアップを必要とする。抵抗器R2は、オープンコレクタ出力に必要なプルアップを提供する。
ホール効果スイッチIC1の出力及びACバッファの出力は、単一の回路論理XOR IC2を使用して比較される。XOR IC2の出力は、ホール効果スイッチIC1とACバッファとの差であり、この差により、電源スイッチ(複数可)回路のMOSFET電源スイッチQ1にバイアスがかかる。ホール効果スイッチIC1出力が論理ローのとき、電源スイッチQ1は、モータへのAC供給入力L1が負であるときだけバイアスがかかる。ホール効果スイッチIC1の出力が論理ハイであるとき、電源スイッチQ1は、モータへのAC供給入力L1が正であるときだけバイアスがかかる。モータ起動中、複数の入力ACサイクルがあり得、AC供給入力L1から、正の入力だけ、または負の入力だけのいずれかが、電源スイッチQ1を通過する。
電源スイッチQ1を使用して、電源スイッチQ1のドレイン及びゲート電圧がバイアス電圧を上回るときにいつでも、波形を「ぶつ切りにする」、すなわち遮断することができる。例えば、図7を参照されたい。XOR IC2の出力がBJT Q4にバイアスをかけることによって論理ハイであるとき、電源スイッチQ1のゲートが論理ローに保持される。BJT Q4にバイアスがかかるとき、抵抗器R1から流れるいずれの電流も、電源スイッチQ1のゲートをバイパスし、BJT Q4を通ってコレクタから、そのソースに電源スイッチQ1のゲートを電気的に接続するエミッタまで流れ、電源スイッチQ1を遮断する。
ホール効果スイッチIC1の周波数が入力AC供給の周波数に一致するとき、モータは同期して動作している。モータが同期して動作している場合、モータが同期しなくなるか、またはモータが停止及び再起動するかのいずれかが行われるまで、制御回路は必要とされない。電圧レギュレータIC3がホール効果スイッチIC1から同期速度またはそれより速い速度を感知するとき、XOR IC2の出力は電圧レギュレータIC3のオープンコレクタ出力を介して論理ローに保持される。電圧レギュレータIC3が入力AC供給の速度よりも小さい速度を感知するとき、電圧レギュレータIC3のオープンコレクタ出力はオフであり、XOR IC2の出力に影響を受けない状態にする。
この方法は、モータが同期速度で動作しているとき、電源スイッチQ1が論理制御によって遮断されないことを確実にする。しかし、モータが同期速度を下回って減速する場合、論理制御装置は、モータが起動するときと同様に、モータタイミングを制御する。この方法を使用して、モータの全効率と、回路内の構成要素の耐用年数とが改善される。
外部構成要素が、電圧レギュレータIC3のタイミングを設定するために使用される。抵抗器R4、R5、R6、及びR7は1%の許容差があり得、それによって、電圧レギュレータIC3は、正確なパラメータの範囲内で動作する。キャパシタC1は抵抗器R6及びR7と連動して動作し、電圧レギュレータIC3のオープンコレクタ出力がオンになる周波数を設定する。キャパシタC3は、電圧レギュレータIC3の内部充電ポンプ用に使用される。電圧レギュレータIC3はゼロ電圧交差を有する周波数だけを検出するので、キャパシタC4は入力を電圧レギュレータIC3にAC結合するために使用される。抵抗器R8は、電圧レギュレータIC3の入力において、AC結合キャパシタC4への電流を制限する。
図14は、2つの電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。
図15は、1つの電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。
図16は、直列に2つの電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。ダイオードD1及びD2は1N4003ダイオードであり、ダイオードD3&D4は1N914ダイオードである。トランジスタQ3及びQ4は2N3904である。IC1はホール効果スイッチ/センサである。相電流が内部ダイオードの定格順方向電流を超える場合、ダイオードD5及びD6が、スイッチQ1及びQ2の内部ダイオード(d1&d2)に関する電流容量を増加させるために使用される。キャパシタC2及びC3が、スイッチQ1及びQ2に関する「オン」の遅延をもたらし、必要ならば、キャパシタC1の追加充電時間を加え、ホールスイッチ/センサIC1のデバイス選択に応じて、ホールスイッチ/センサIC1の確実な3.3VDCまたは5VDC供給を確実にするために使用される。従来システムでは、5VDCが、論理レベルパワーMOSFETスイッチをスイッチオンにするために必要であった。キャパシタC2及びC3は、一実施形態では、任意である。
ダイオードD1、D2、d1及びd2は、ホールスイッチ/センサIC1用のDC電源装置のAC電力の整流を行う。
ツェナーダイオードZD1は、ホールスイッチ/センサIC1のDC電源装置用の電圧レギュレータを提供する。
RLは、DC電源装置に対する電流制限を提供する。一例では、電流を約10mAに制限するように設定する。ホールスイッチ/センサIC1は、内部オープンコレクタ出力トランジスタ用のベース駆動電流を含む、DC電流の6mAを使用する。追加DC電流が、スイッチQ3をオンにするために使用され、プルアップした抵抗器R3を通って供給される。スイッチQ3のエミッタからコレクタへの電流、ならびにスイッチQ4のベース及びコレクタからエミッタへの電流は、DC電源装置によって供給されず、モータ相巻線を流れる電流によって供給される。トランジスタQ3及びQ4が適切な時間で完全に「オフ」にすることを確実にすることが好ましい。一実施形態では、スイッチは、最大動作効率のために、適切な時間において、完全に「オン」になる、または飽和状態になる。
図17は、分割相巻線コイルから直流(DC)電源装置までのタップと、直列に2つの電源スイッチとを伴う分割相巻線回路を示す。
図18は、並列に2つの電源スイッチを伴う分割相巻線回路を示す。
図19は、分割相巻線コイルから直流(DC)電源までのタップと、並列に2つの電源スイッチとを伴う分割相巻線回路を示す。
図20は、非崩壊DC電源装置をもたらすように、1次AC相巻線2004及び2次巻線2006(すなわち、1つ以上の2次コイル)を有する分割相巻線回路を伴うモータ2002を示す。図20のモータでは、2次巻線2006は全ての極で巻かれている。しかしながら、2次巻線2006は、1極のみ、2極のみ、3極のみ、または他の数の極で巻かれ得る。2次巻線は、図20のモータ2002の1次巻線2004と直列に接続される。しかしながら、2次巻線2006は、また、並列に、または直列及び並列の両方の組み合わせでも接続され得る。図20のモータは4極永久磁石同期モータである。60HzのACで動作するときのモータの同期速度は1800RPMである。
図21は、非崩壊DC電源装置をもたらすように、一極だけに巻かれた、1次AC相巻線2104及び2次巻線2106(すなわち、1つ以上の2次コイル)を有する分割相巻線回路を伴うモータ2102を示す。図21のモータ2102は4極永久磁石同期モータである。60HzのACで動作するときのモータの同期速度は1800RPMである。
図22は、非崩壊DC電源装置をもたらすように、タップ付き1次相巻線を伴う分割相巻線回路を伴うモータ2202を示す。図22のモータ2202は4極永久磁石同期モータである。60HzのACで動作するときのモータの同期速度は1800RPMである。
モータは、4極2206〜2212を伴う固定子2204と、固定子に対面する4つの磁石N、S、N、S2216〜2222を伴う回転子2214とを有する。モータ2202は、シャフト(中心円)2224と、回転子後部鉄(シャフトと磁石との間の部分)2226とを有する。1次分割相巻線2228、2230は、各々、L1及びL2にAC電源装置に接続される。2次分割相巻線2232、2234は、DC電源装置2236に接続される。
図23は、非崩壊DC電源装置をもたらすように、分割相巻線回路2308、2310と、電源スイッチ(複数可)回路2312との間に、抵抗器2304、2306を伴う分割相巻線回路2302を伴うモータを示す。図23のモータは4極永久磁石同期モータである。60HzのACで動作するときのモータの同期速度は1800RPMである。
図24は、非崩壊DC電力供給部をもたらすように、分割相巻線回路2408、2410と、電源スイッチ(複数可)回路2412との間に、ツェナーダイオード2404、2406を伴う分割相巻線回路2402を伴うモータを示す。図24のモータは4極永久磁石同期モータである。60HzのACで動作するときのモータの同期速度は1800RPMである。
図25〜図34の回路は、本明細書に記載される1つ以上のモータ等の1つ以上のモータとともに使用され得る分割相巻線回路を示す。これらの回路は、4つの部分に分割されるモータ用のモータ相巻線を含み、2つのモータ相巻線は回路のモータ相巻線の一方の半分を形成し、他方の2つのモータ相巻線は回路のモータ相巻線の他方の半分を形成している。モータ制御装置/モータ制御回路からモータ相巻線の半分のそれぞれにおける2つのモータ相巻線(コイル)の間の接続を追加することによって、モータは、起動のために4つのコイルのうちの2つだけを使用して動作することができる。これは、モータ全体のコイルインピーダンスを減少させ、電流を増加させトルクを増加させるので、起動に関して利点をもたらす。電流が上昇するので、選択された容認可能割合と同じまたは下回る割合まで効率が減り得る。分割相巻線回路は、いくつかの実施形態では、低入力電圧で起動トルクを提供する。
図25の回路を参照すると、分割相巻線回路2502は、4つの分割モータ相巻線2504〜2510を有する。モータ相巻線のうちの2つ2504〜2506は回路2502のモータ相巻線の一方の半分2512を形成し、他方の2つのモータ相巻線2508〜2510は回路のモータ相巻線の他方の半分2514を形成している。モータ用のモータ制御装置2516は2つの段を有し、モータ制御装置の第1の段(段1)2518は分割モータ相巻線2504〜2510の2等分部2512〜2514の間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」2520に設置され、モータ制御装置の第2の段(段2)2522は、分割モータ相巻線の2等分部の間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」に設置される。
モータ用の電源電子装置は2つの段を有し、第1の段(段1)の電源スイッチ(複数可)回路/電源電子装置2524は、各々、モータ相巻線の半分2512〜2514のそれぞれ(すなわち、「4分の1点」)に、分割モータ相巻線2504〜2506及び2608〜2610のうちの2つの間の中間点または中心2526、2528に設置される。段1の電源スイッチ(複数可)回路は、第1(L1)及び第4(L4)のコイル2504、2510を有効にする。段1の電源スイッチ(複数可)回路2524は、例えば、1つ以上のMOSFETまたは他のスイッチ等の1つ以上のスイッチであり得、段1のモータ制御装置2518によって制御される。
第2の段(段2)の電源スイッチ(複数可)回路/電源電子装置2530は、分割モータ相巻線2504〜2510の2等分部2512、2514の間の供給線電圧における「中間点」2520に設置される。段2の電源スイッチ(複数可)回路2530は、第2のコイル(L2)2506と、第3のコイル(L3)2508とを有効にする。段2の電源スイッチ(複数可)回路2530は、例えば、1つ以上のソリッドステートリレー(SSR)、カッドソリッドステートリレー(QSSR)、または他のスイッチ等の1つ以上のスイッチであり得、段2のモータ制御装置2518によって制御される。直流(DC)電源装置2532(例えば、モータ制御装置に使用される電子機器用のもの)は、また、分割モータ相巻線2504〜2510の間に、分割モータ相巻線の2等分部2512〜2514の間に、及び/またはモータ相巻線の半分2512、2514のそれぞれに分割モータ相巻線2504〜2506もしくは2508〜2510のうちの2つの間の中間点もしくは中心2526〜2528に位置する。
分割相巻線回路2502は、1つ以上の非崩壊DC電力供給構成要素2534、2536(DC電源装置からのDC電圧が、スイッチ「オン」の抵抗を、電源スイッチ(複数可)を流れる電流を乗じたものと同じまたは下回るもの(ゼロに近いもの)まで減ることを防止する構成要素)を含み、非崩壊DC電力供給構成要素2534、2536は、非崩壊DC電源装置をもたらす電圧降下構成要素または直接DC電力供給給電構成要素を含む。非崩壊DC電源装置構成要素2534、2536の例は、DC電源装置2532に電気的に接続される1次相巻線2504〜2510のうちの1つ以上からのタップと、DC電源装置2532に電気的に接続される外側1次分割相巻線(コイルL1及びコイルL4)2504及び2510のタップと、電源装置に給電するDC電源装置に接続される2次相コイル巻線と、外側1次分割相巻線(コイルL1及びコイルL4)2504及び2510からDC電源装置2532まで電気的に接続された2次相コイルと、分割相巻線と1つ以上の電源スイッチ(複数可)回路との間の抵抗器と、第1の分割相巻線(コイルL1)と第2の分割相巻線(コイルL2)との間の1つ以上の抵抗器と、第3の分割相巻線(コイルL3)と第4の分割相巻線(コイルL4)との間の1つ以上の抵抗器2506及び2508と(DC電源装置は、また、第1の分割相巻線(コイルL1)と第2の分割相巻線(コイルL2)との間の一方の側のものに電気的に接続され、第3の分割相巻線(コイルL3)と第4の分割相巻線(コイルL4)との間の他方の側のものに電気的に接続される)、分割相巻線と1つ以上の電源スイッチ(複数可)回路との間の1つ以上のツェナーダイオードと、第1の分割相巻線(コイルL1)と第2の分割相巻線(コイルL2)との間に1つ以上のツェナーダイオードと、第3の分割相巻線(コイルL3)と第4の分割相巻線(コイルL4)との間に1つ以上のツェナーダイオードと(DC電源装置は、また、第1の分割相巻線(コイルL1)と第2の分割相巻線(コイルL2)との間の一方の側のものに電気的に接続され、第3の分割相巻線(コイルL3)と第4の分割相巻線(コイルL4)との間の他方の側のものに電気的に接続される)、分割相巻線と1つ以上の電源スイッチ(複数可)回路との間の非飽和半導体または他の抵抗構成要素(例えば、上記の1つ以上の抵抗器またはダイオードの代わりとして設置される)と(抵抗が大幅な電圧降下を生じさせるのに十分に高く、この電圧降下が、スイッチが「オン」であるとき、DC電源装置または他の構成要素に、1次分割相巻線と1つ以上の電源スイッチ(複数可)回路との間で電圧降下を生じさせ、電源スイッチ(複数可)回路の電源スイッチ(複数可)がオンであり導電するとき、DC電源装置が崩壊することを防止する)を含む。したがって、分割相巻線回路2502は、電源スイッチ(複数可)回路がオンであり導電しているか、またはオフであり導電していないのか関わらず、電力の一定流量を提供する。
図26及び図27は分割相巻線回路2602及び2702の例を示し、1つ以上の2次コイル(また、2次巻線と称される)が、DC電源装置を給電し、非崩壊DC電源装置(DC電圧が、スイッチ(複数可)「オン」抵抗を、電源スイッチ(複数可)を流れる電流と乗じたものと同じまたは下回るもの(ゼロに近い)まで減らないDC電源装置)をもたらすように、DC電源装置に電気的に接続される。1つ以上の2次コイルは、モータが起動するとき等に、低電圧電力供給をDC電源装置2632に提供する。1つ以上の2次コイルは、また、高周波ノイズフィルタとして働き、DC電源装置に供給される低電力電圧から高周波ノイズを除去する。
図26を参照すると、分割相巻線回路2602は、4つの分割モータ相巻線2604〜2610を有する。モータ相巻線のうちの2つ2604〜2606は回路2602のモータ相巻線の一方の半分2612を形成し、他方の2つのモータ相巻線2608〜2610は回路のモータ相巻線の他方の半分2614を形成している。モータ用の制御論理/モータ制御装置2616は2つの段を有し、第1の段(段1)のモータ制御装置2618は分割モータ相巻線2604〜2610の2等分部2612〜2614の間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」2620に設置され、モータ制御装置の第2の段(段2)2622は、また、分割モータ相巻線の2等分部の間の供給線電圧の「中間点」または「中心点」に設置される。
モータ用の電源電子装置は2つの段を有し、第1の段(段1)の電源スイッチ(複数可)回路/電源電子装置2624は、各々、モータ相巻線の半分2612〜2614のそれぞれ(すなわち、「4分の1点」)に、分割モータ相巻線2604〜2606及び2608〜2610のうちの2つの間の中間点または中心2626、2628に設置される。段1の電源スイッチ(複数可)回路2618は、第1(L1)のコイル2604及び第4(L4)のコイル2610を有効にする。段1の電源スイッチ(複数可)回路2624は、例えば、1つ以上のMOSFETまたは他のスイッチ等の1つ以上のスイッチであり得、段1のモータ制御装置2218によって制御される。一例では、段1の電源スイッチ(複数可)回路2618は、1つ以上のツェナーダイオードまたは他の電圧レギュレータと、電源スイッチとを並列に含む。一方、従来システムは、他の構成要素と直列に電力回路を含んでいた。電源スイッチが1つ以上のツェナーダイオードと並列であり、直列ではないため、電源スイッチは常にオンであり得る。しかしながら、電源スイッチがオフである場合、電流は、まだ、ツェナーダイオードを通って流れることができる。
第2の段(段2)の電源スイッチ(複数可)回路/電源電子装置2630は、分割モータ相巻線2604〜2610の2等分部2612、2614の間の供給線電圧の「中間点」2620に設置される。段2の電源スイッチ(複数可)回路2630は、内側1次分割相巻線(第2のコイルL2(2606)及び第3のコイルL3(2608))に電気的に接続され、段2の電源スイッチ(複数可)回路は、第2のコイル(L2)及び第3のコイル(L3)を有効にする。段2の電源スイッチ(複数可)回路2630は、例えば、1つ以上のソリッドステートリレー(SSR)、カッドソリッドステートリレー(QSSR)、または他のスイッチ等の1つ以上のスイッチであり得、段2のモータ制御装置2618によって制御される。
図26の一例では、分割相巻線回路2602は、モータがオンであり同期速度であるとき、段1のモータ制御装置2618等の1つ以上のDC電子機器をオフにすることができる。したがって、段1のモータ制御装置2618は、モータ速度を判定し、モータが同期速度であるか、または同期速度ではないのかを判定する。例えば、1800RPMは、4つの固定極(2つの北固定極及び2つの南固定極)を伴うモータの同期速度であり得る。ACサイクルの半分毎に、電力は磁極の1つに供給される。したがって、電力を4つの磁極を提供するのに2サイクルかかる。したがって、モータが線間ACに同期化される場合、同期速度は1800RPMである。同様に、8極固定子の同期速度は、900RPMであろう。
直流(DC)電源装置2632(例えば、モータ制御装置に使用される電子機器用のもの)は、また、分割モータ相巻線2604〜2610の間に、分割モータ相巻線の2等分部2612〜2614の間に、及び/またはモータ相巻線の2等分部2612、2614のそれぞれの分割モータ相巻線2604〜2606または2608〜2610のうちの2つの間の中間点もしくは中心2626〜2628に位置する。1次分割相巻線2604、2610は、DC電源装置2632に流れ得る電流を制限し、それによって、電力を浪費する電流制限構成要素の必要性をなくす。
図26の分割相巻線回路2602は、非崩壊DC電源装置(DC電圧が、電源スイッチ(複数可)「オン」抵抗を、電源スイッチ(複数可)を流れる電流と乗じたものと同じまたは下回るもの(ゼロに近い)まで減らないDC電源装置)をもたらすように、外側1次分割相巻線(コイルL1(2604)及びコイルL4(2610))からDC電源装置2632まで、または外側1次分割相巻線(コイルL1(2604)及びコイルL4(2610))と、DC電源装置2632との間に電気的に接続される2次コイル2634、2636(また、2次巻線または2次相巻線と称される)を含む。2次相巻線2634、2636のコイルは、モータが起動するとき等に、低電圧電力供給をDC電源装置2632に提供する。1つ以上の2次コイル2634、2636は、また、高周波ノイズフィルタとして働き、DC電源装置2632に供給される低電力電圧から高周波ノイズを除去する。2次コイル2634、2636は、別の2次巻線よりも多い数の一方の2次巻線上の巻物またはコイル等の、第1の相巻線2604、第2の相巻線2606、第3の相巻線2608、及び第4の相巻線2610のうちの1つ以上に、第1の分割相巻線2604と第4の分割相巻線2610との間に、全て1極に均等に、または第1の分割相巻線と第2の分割相巻線との間等に不均等に、いずれかの場所に分散され得る。
図27は、図6の分割相巻線回路2602と同様の分割相巻線回路2702を示す。しかしながら、図27の分割相巻線回路2702は、全ブリッジ整流器と、MOSFETスイッチと、段1の電源スイッチ(複数可)回路2624A用のダイオードとを示す。分割相回路2702は、また、分割相巻線回路(コイル)2604A〜2610Aの435回、30AWGと、2次コイル2634A〜2336Aの70回、30AWGとを含む、いくつかの構成要素に関する特定の値を示す。
さらに図26及び図27を参照すると、一態様では、段1の電源スイッチ(複数可)回路2630は、起動中だけ動作可能である。モータが同期速度に達すると、制御論理/モータ制御装置2616は、段1の電源スイッチ(複数可)回路2624をオフにし、段2の電源スイッチ(複数可)回路2630をオンにする。段1のモータ制御装置2618は、回転子位置に基づいて、電流がコイルを通ってどの方向に流れるかを制御する。一例では、より正確な切り替え時間は、起動に関する要因になる。段2の電源スイッチ(複数可)回路2630は、オンまたはオフのいずれかかになり、電流の方向を判定するために回転子位置を使用しない。
図26及び図27の例に示されるように、段1の電源スイッチ(複数可)回路2624は、回路の一方の側2512の外側相巻線(コイルL1)2504と内側相巻線(コイルL2)2506との間に接続され、回路の一方の側2514の他方の外側相巻線(コイルL5)2510と他方の内側相巻線(コイルL3)2508との間に接続される。段1の電源スイッチ(複数可)回路2624は、2つの外側相巻線(コイルL1)2604及びコイルL4(2610)に関する電流経路を完全にする。相巻線2604、2610は、モータ適用の必要性に適合するために、いくつかの異なる方法で構成され得る。段1の電源スイッチ(複数可)回路2624は、また、起動トルク及び電力要求に適合するように、相巻線2604〜2610の3つ、または相巻線のただ1つに電圧を加えるように構成され得る。
第1の電源スイッチ(複数可)回路2624がオフになり、第2の電源スイッチ(複数可)回路2630がオンになるとき、全ての4つの相巻線2604〜2610の電流経路が完全になっている。段2の電源スイッチ(複数可)回路2630が起動時に段1の電源スイッチ(複数可)回路2624よりも遅い切替速度であるため、リレーまたはソリッドステートリレー等の構成要素を、段2の電源スイッチ(複数可)回路に使用することができ、MOSFET等の電源スイッチが段2の電源スイッチ(複数可)回路に使用される場合よりも少ない部品を必要とし得る。
低コストが目標である場合、より安い別個の構成要素を使用して、同等の回路を作るのが利点をもたらす場合がある。下記に説明される回路の1つでは、別個の構成要素の使用は、電圧範囲、電流範囲、横断する電圧降下、及び切替速度で良好に行われる。また、同じ電流要求を満たすソリッドステートリレーと等しい、またはそれよりも少ないコストで、回路を作ることができる。
図28及び図29は、段1及び段2の電源スイッチ(複数可)回路用の有効要素の例を示す。段1(起動)に関して、段1の電源スイッチ(複数可)回路2602A用の有効要素が図28に示され、全波ブリッジ整流器2802及びMOSFET2804を含む。段1の電源スイッチ(複数可)回路2602Aは、また、MOSFET2804と並列にツェナーダイオード2806を有する。MOSFET2804がオン及びオフであるとき、電流はツェナーダイオード2806を通って流れる。段1(図28)の相巻線(コイル)2604A、2610Aは、モータが均衡を保って起動するように、全波ブリッジ整流器2802に接続される。2つの隣接する相巻線(コイル)を給電すると、回転子をより強く一方の側に引き込み、回路、モータ構造、またはそれら両方に過度な応力を生じさせ得る。極がどのように巻かれるかに応じて、及び極がどのように回転子に整列されているかに応じて、最大トルクが起動時に存在するため、起動のために異なるコイルを構成する必要があり得る。最高のモータトルクにおける不均衡な構成に接続された相巻線(コイル)は、回路、モータ構造、またはそれら両方に過度な応力を生じさせ得る。段2に関して、段2の電源スイッチ(複数可)回路2630A用の有効要素が図29に示され、SSRまたはQSSRを含む。しかし、別のリレーまたは他のスイッチを使用し得る。
図30A〜図30Bは、概略形式でモータ用の分割相巻線回路3002、3002Aの別の例を示す。当該回路は2つのACライン入力LI1またはLine_in1及びLI2またはLine_in2を有し、それらの入力は、モータの動作中にAC電源に接続される。図25〜図29の回路と同様に、図30A〜図30Bの回路は、4つの部分に分割されるモータ相巻線を含み、2つのモータ相巻線L1、L2は回路のモータ相巻線の一方の半分3004を形成し、他方の2つのモータ相巻線L3、L4は回路のモータ相巻線の他方の半分3006を形成している。
当該回路は、また、DC電源装置を給電し、非崩壊DC電源装置(DC電圧が、スイッチ(複数可)「オン」抵抗を、電源スイッチ(複数可)を流れる電流と乗じたものと同じまたは下回るもの(ゼロに近い)まで減らないDC電源装置)をもたらすように電気的に接続される、1つ以上の2次相コイル巻線(L1−1、L4−1(図30A)またはL1−1、L3−1(図30B))を含む。1つ以上の2次相巻線(コイル)(また、2次巻線と称される)は、モータが起動するとき等に、低電圧電力供給をDC電源装置に提供する。1つ以上の2次相巻線(コイル)は、また、高周波ノイズフィルタとして働き、DC電源装置に供給される低電力電圧から高周波ノイズを除去する。2次巻線は、別の2次巻線よりも多い数の一方の2次巻線上の巻物またはコイル等の、1極に全てある第1(L1)の分割相巻線と第4(L4)の分割相巻線との間に均等に、または第1(L1)の分割相巻線と第4(L4)の分割相巻線との間等に不均等に、いずれかの場所に分散され得る。2次巻線は、第1(L1)、第2(L2)、第3(L3)、及び第4(L4)の分割相巻線のいずれかの間に、均等または不均等に、いずれかの場所に分散され得る。
段1の電源スイッチ(複数可)回路
電源スイッチブロックは、全波ブリッジ整流器BR1と、MOSFET Q1とを有する。全波ブリッジ整流器BR1は、負電圧がMOSFET Q1のドレイン(上部)に供給されないことを保証し、正電圧がMOSFET Q1の源(底部)に供給されず、それによって、抵抗器R1または別個のゲート駆動回路を介してMOSFET Q1のゲート上の正電圧によってバイアスをかけられたとき、電流がドレインからMOSFET Q1の源までだけ流れることができることを保証する。図31の例では、正の整流AC電力供給がMOSFET Q1のドレインに存在するときに同時に、MOSFET Q1は、抵抗器R1を介して同じ電圧信号によってバイアスをかけられる。ダイオードD1は、MOSFET Q1のゲート上のいかなる電圧も−0.7VDCよりも大きくなることを保証することによって、MOSFET Q1のゲートを保護する。それは、それより小さいいかなる電圧も、MOSFET Q1を損傷または破壊または悪化させ得るからである。上記に説明した例では、ゲートは、本質的に、ドレイン電圧によって駆動される。上記の構成の当該種類では、MOSFET Q1に電圧がかかるとき、ゲート駆動信号を崩壊し、ドレインから源(Rds(on))まで最高抵抗であるかのように、MOSFET Q1を動作させる。抵抗がより高くなるので、電力からモータ分割相巻線(コイル)(L1〜L4)まで直接とられる、MOSFET Q1を横断する電圧降下はまたより高くなる。単純なゲート駆動回路を追加することで、MOSFET Q1のゲートに対する電圧を増加させ、Rds(on)を減少させる。本明細書に記載されるような別の構成要素を使用するゲートドライバの例は、図32に示される。抵抗器R1及びR12、ツェナーダイオードZ1、ならびにダイオードD1及びD2は、単純なゲートドライバを構成する。
再度、図30A〜図30Bを参照すると、キャパシタは、DC電圧レベルを保持することを助けるために、MOSFET Q1のゲートからMOSFET Q1の源まで接続され得る。ゲートドライバの入力がモータ分割相巻線(コイル)の他方の側に接続されるので、(Voltage Line in)/(有効コイルの数)に大体等しい電圧の差がある。図32の例では、Line Inは120VACである場合、等しい値を有する2つの有効コイルがあるので、ゲートドライバの入力における電圧は、それぞれ、約120/2=60ボルトである。
ツェナーダイオードZ1は、高電圧を調整し、通常動作のMOSFETの範囲内の値であるはずである。ツェナーダイオードZ1は、ツェナーダイオードの定格電圧に等しい電圧量を調整する。定格ツェナーダイオード電圧よりも高い電圧は、ツェナーダイオードを横断して降下する。ツェナーダイオードZ1は、電圧レギュレータとして働き得る。この場合、MOSFET Q1の動作電圧の範囲内で調整される。
図31の例のような構成では、MOSFET Q1を横断する電圧降下は、約5ボルトであり得る、またはMOSFET Q1にバイアスをかけることを維持するのに過不足なく十分であり得る。図32の例では、MOSFET Q1を横断する電圧降下は1ボルト未満であり得る。
段2の電源スイッチ(複数可)回路
段2の電源スイッチ(複数可)回路の目的は、可能である最も効率的な方法でモータを起動させることである。段2が1入力サイクル内でスイッチオフ及びスイッチオン、またはスイッチオン及びスイッチオフであることがめったに要求されないので、かなり単純に動作するように、段2を設計することができる。段1の制御論理/モータ制御装置から必要な唯一の入力は、同期遮断入力SYNC SDである。SYNC SD入力は、段1のMOSFET Q1を、そのゲートをその源に引き込むことによって遮断するために使用される。モータ速度が入力周波数に同期して起動する限り、SYNC SD入力は、また、段2の電源スイッチ(複数可)回路をオンにするために使用される。図30A〜図30Bの例示的回路では、SYNC SD入力は、起動のために論理ハイである。pin1の電圧レギュレータIC2に対する入力の周波数に関するサイクル時間がキャパシタC4及び抵抗器R7によって設定された時定数に一致するとき、SYNC SD入力は、オープンコレクタ出力を通って論理ローに引き込まれる。同期速度が電圧レギュレータIC2によって感知される限り、SYNC SD入力は論理ローである。モータが重く負荷がかけられる場合、または、いくつかの他の理由のために、モータが「同期しなくなる」場合、SYNC SD入力は、論理ローから論理ハイまで切り替え戻される。段2(例えば、第2の電源スイッチ(複数可))は遮断され、同期速度が感知されるまで、段1(例えば、第1の電源スイッチ(複数可))は動作する。段1が動作するためにSYNC SD入力で論理ハイを必要とするので、及び段2が動作するためにSYNC SD入力で論理ローを必要とするので、段1及び段2は、図30A〜図30Bの例では、同時に電圧をかけることができない。
図33は、分離された入力、トライアック出力、ソリッドステートリレー(SSR)SSR1を使用する段2の電源スイッチ(複数可)回路のバージョンを示す。この構成は、2つだけの構成要素を必要とする。SSRの入力LEDのアノードは、電流制限抵抗器R2を通して正電圧VCCに接続される。SSRの入力LEDのカソードは、SYNC SD入力に接続される。SYNC SD入力が論理ローに切り替わるとき、電流用経路が入力LEDを通って完全になり、SSRがオンである。同様に、SYNC SD入力が論理ハイである場合、入力LEDを流れる電流用経路がなく、SSRがオフになる。
図34は、別個の構成要素を使用して電源スイッチ(複数可)回路のSSRを置き換えた回路を示す。図34の回路は、第1の電源スイッチ(複数可)回路とかなり同様に動作する。1つの違いは、高値抵抗値R14がスイッチQ2のドレインとスイッチQ6のベースとの間に接続されるので、電源スイッチ(複数可)回路は段2のために通常オフになることである。スイッチQ2のドレインに正電圧があるとき、スイッチQ6に電圧がかかり、スイッチQ2のゲートをその源に短絡し、スイッチQ2をオフにする。別の違いは、アイソレータISO1を介して、電源スイッチ(複数可)回路に対して分離された入力である。アイソレータISO1に対する入力は、上記に説明したSSR(SSR1)と同じに働き、その出力はオープンコレクタである。SYNC SDが論理ローに切り替わるとき、アイソレータISO1の出力に電圧がかかり、スイッチQ6のベースをそのエミッタに切り替え、スイッチQ6をオフにする。スイッチQ6がオフであるとき、スイッチQ2のゲートの閾値を上回る正電圧があると、スイッチQ2は動作する。別の違いは、段2の電源スイッチ(複数可)回路が高速切替として必要としないので、キャパシタC2がよりも高い値になり得ることである。キャパシタC2の値を増加させると、ゲート駆動回路(ダイオードD1及び抵抗器R6)のより単純なバージョンを可能にする。
別の実施形態では、交流(AC)駆動同期モータ、ならびにAC同期モータ用の関連制御回路及び電源スイッチ(複数可)回路は、全同期速度と、当該同期速度よりも遅い速度とを含む複数の固定速度でかなり高い効率性を達成する。交流電源の周波数と、モータの回転子極数及び固定子極数とによって、全同期速度を判定する。モータ固定子は、少なくとも1つの相巻線を含む。しかしながら、上記の実施形態等でのように、モータ固定子は複数の相巻線を有し得る。1つ以上の追加相巻線、及び制御回路用の追加制御回路は、1つの選択された遅速度または他の遅速度で、性能を最適化するために追加され得る。
図35〜図47は、機械用多段速度交流(AC)回路の例を示し、当該機械はモータ及び発電機を含む。図35〜図42の例は単一巻線(W)を含む。しかし、2つ、3つ、またはそれ以上の巻線が、多段速度AC機械回路用に使用され得る。例えば、図43〜図44は2つの巻線の例を示す。別の例では、図45は、1つの巻線を伴う簡略化回路の例を示す。別の例では、図46は、2つの巻線を伴う簡略化回路の例を示す。別の例では、図47は、3つの巻線を伴う簡略化回路の例を示す。
図35は、単一巻線の多段速度AC機械回路3502の例を示す。多段速度AC機械回路3502は、4つの電源スイッチQ1、Q2、Q3、及びQ4と、1つの固定子巻線Waと、交流(AC)源3504(リードL1に第1の線間電圧側L1と、リードL2に第2の線間電圧側L2とを伴う)と、制御回路3506とを有する。
固定子巻線Waは、多段速度AC機械回路3502の一方の側の2つの電源スイッチQ1とQ2との間の巻線の一方の側(点A3508)に接続され、多段速度AC機械回路の他方の側の他方の2つの電源スイッチQ3とQ4との間の巻線の他方の側(点B3510)に接続される。点A3508は巻線Waの開始側であり、点B3510は巻線の終了側である。
図35の例では、電源スイッチQ1、Q2、Q3、及びQ4は、L1からL2まで、またはL2からL1まで電流が流れることを可能にする双方向電源スイッチである。電源スイッチQ1は点A3508をL1に接続し、電源スイッチQ3は点AをL2に接続する。電源スイッチQ2は点B3510をL1に接続し、電源スイッチQ4は点BをL2に接続する。電源スイッチは対(Q1/Q4及びQ2/Q3)で動作し、巻線Waを流れる電流フローの方向を制御する。
図35の例では、電源スイッチQ1、Q2、Q3、及びQ4は、MOSFETを含む高速SSR(QSSR)であり、それぞれは、各々、4つのダイオード3512〜3518、3520〜3526、3528〜3534、及び3536〜3542を有する。ダイオード3512〜3542は、MOSFETが整流器の正出力を負出力に短絡する全波ブリッジ回路として構成される。ダイオード3512〜3542は、電流が誤った方向に流れることをブロックすることによって、電流が電源スイッチを通って正しい方向に流れることを確実にする。MOSFETに電圧がかかると、AC電流は、整流器の一つのAC入力から、整流器の出力(他方のAC側)まで流れる。例えば、ダイオード3512及び3518、3520及び3526、3528及び3534、ならびに3536及び3542は、各々、L2からL1まで電源スイッチQ1、Q2、Q3、及びQ4を通って電流が流れることを可能にする。ダイオード3514及び3516、3522及び3524、3530及び3532、ならびに3538及び3540は、各々、L1からL2まで電源スイッチQ1、Q2、Q3、及びQ4を通って電流が流れることを可能にする。交流の切り替えを可能にするスイッチングデバイスまたはスイッチングデバイスの組み合わせ等の他の種類の電源スイッチが、他の例で使用され得、他の種類の電源スイッチは、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)、シリコン制御整流器(SCR)、もしくは、例えば、ダイオードと反対方向に直列に設置されるときにACスイッチとして動作するように構成されるトランジスタ、または交流を切り替えるように構成され得るスイッチのリレーもしくはスイッチの任意の他の組み合わせを含む。
制御回路3506は、多段速度AC機械回路3502の動作を制御する。制御回路3506は、多段速度AC機械回路3502内の1つ以上の巻線を流れる電流フローの適切な方向を得るために、電源スイッチQ1、Q2、Q3、及び/またはQ4の1つ以上のどれを閉じるかを判定する。一例では、制御回路3506は、電源スイッチQ1及びQ4を開き、電源スイッチQ2及びQ3を閉じ、電流をL1からL2まで流れさせる。別の例では、制御回路3506は、電源スイッチQ2及びQ3を開き、電源スイッチQ1及びQ4を閉じ、電流をL2からL1まで流れさせる。
一例では、制御回路3506は、非一過性コンピュータ可読記憶媒体上に記憶される1つ以上の命令を実行するソフトウェアを伴うハードウェアプロセッサを含む。別の例では、制御回路3506は、本明細書に記載される機能を行うために設計されたデジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)もしくは他のプログラム可能論理デバイス(PLD)、離散ゲートもしくはトランジスタ論理、離散ハードウェア構成要素、またはそれらの組み合わせを含む。
図36Aは、多段速度AC機械回路3502用の制御回路3506Aの例を示す。制御回路3506Aは、直流(DC)電源装置3602、交流(AC)極性検出器3604、ホール効果デバイス3606、及びモータ制御装置3608を含む。モータ制御装置3608は、発電機を制御するために、モータ制御装置と同じ構成要素を伴う機械制御装置と置き換えることができる。
DC電源装置3602は、流入AC電力を、制御回路3506A内のDC給電構成要素(ホール効果デバイス3606及びモータ制御装置3608等)に給電するように構成されるDC電圧に変換する。次に、DC電源装置3602は、電力を、制御回路3506A内のDC給電構成要素(ホール効果デバイス3606及びモータ制御装置3608等)に供給する。一例では、DC電源装置3602は、電力を流入AC電力から低電圧DC電力に変換する、バックトポロジのICオフライン変換器を含む。この低電圧DC電力は、制御回路3506A内の1つ以上のDC給電デバイス(ホール効果デバイス3606及びモータ制御装置3608等)に給電するために使用され、それに供給される。
AC極性検出器3604は、電圧がL1またはL2においてより高いかどうかを検出し、L1における電圧がL2における電圧よりも高いまたは低いかどうか等を示すように、L1またはL2のどちらがより高い電圧を有するかを示す極性信号を出力する。一例では、AC極性検出器3604が、L1における電圧がL2における電圧よりも高いことを検出した場合、AC極性検出器は、L1における電圧がL2よりも高いことを意味する高い極性信号を出力する。AC極性検出器3604が、L1における電圧がL2における電圧よりも低いことを検出した場合、AC極性検出器は、L1における電圧がL2よりも低いことを意味する低い極性信号を出力する。
一例では、図36Bに示されるように、AC極性検出器3604は、2つの抵抗器3610及び3612と、ツェナーダイオード3614とを含む。第1の抵抗器3610は、第1の抵抗器の一方の側のL1に接続され、第1の抵抗器の他方の側のツェナーダイオード3614のカソードに接続される。ツェナーダイオード3614のアノードは第2の抵抗器3612の一方の側に接続され、第2の抵抗器の他方の側はL2に接続される。この構成では、L1の電圧がツェナーダイオード3614の降伏電圧よりも高いとき、ツェナーダイオードは導電し、ツェナーダイオードの降伏電圧と同等のツェナーダイオードを横断して電圧降下の状態のままにする。これは、高く、L1の電圧に対応する極性信号をもたらす。L1の電圧がツェナーダイオード3614の降伏電圧よりも低いとき、ツェナーダイオードを横断する電圧降下はゼロに近くなる。これは、低く、L1の電圧に対応する極性信号をもたらす。代替実施形態では、オペアンプが、AC極性検出器3604用の抵抗器3610及び3612とツェナーダイオード3614との代わりに使用される。
ホール効果デバイス3606は、固定子に対する回転子の位置を感知し、固定子に対する回転子の位置を示す1つ以上のホール効果信号を出力する。一例では、ホール効果デバイス3606は、固定子歯に対する回転子の磁極性を感知する。この例では、ホール効果デバイス3606は、それが感知する磁極の極性によって決定される高いホール効果信号または低いホール効果信号を出力する。この例では、ホール効果デバイス3606は、(1)北極磁が固定子に対面していることを示す高いホール効果信号、または(2)南極磁が固定子に対面していることを示す低いホール効果信号を出力する。
一例では、固定子に対するホール効果デバイス3606の場所は、モータの逆起電力(BEMF)が高いとき、高出力を提供する。次に、ホール効果デバイス3606は、BEMFで36電気角度だけ前にシフトする。BEMFは、巻線を伴う固定子歯の付近を通過する回転ロータ上の回転子磁石の組み合わせによって発生する。一例では、回転子速度及び各極の巻線数によって、BEMFを決定する。
モータ制御装置3608は、多段速度AC機械回路3502内の1つ以上の巻線を流れる電流フローの適切な方向を得るために、電源スイッチQ1、Q2、Q3、及び/またはQ4の1つ以上のどれを閉じるかを判定する。一例では、モータ制御装置3608は、電源スイッチQ1及びQ4を開き、電源スイッチQ2及びQ3を閉じ、電流をL1からL2まで流れさせる。別の例では、モータ制御装置3608は、電源スイッチQ2及びQ3を開き、電源スイッチQ1及びQ4を閉じ、電流をL2からL1まで流れさせる。
一例では、モータ制御装置3608は、AC極性検出器3604及びホール効果デバイス3606から信号を受信し、多段速度AC機械回路3502内の1つ以上の巻線を流れる電流フローの適切な方向を得るために、電源スイッチQ1、Q2、Q3、及び/またはQ4の1つ以上のどれを閉じるかを判定する。この例では、ホール効果信号が高いとき、電流は、巻線Waを通って点A3508から点B3510まで流れるはずである。
ホール効果信号が高く、AC極性検出信号が高い場合(L1の電圧がL2の電圧がよりも高いことを意味する)、モータ制御装置3608は、電源スイッチ対Q2/Q3を開くために、電源スイッチ対Q2/Q3に信号を伝送し、電源スイッチ対Q1/Q4を閉じるために、電源スイッチ対Q1/Q4に信号を伝送する。この場合、高電圧が巻線Waの点A3508に印加され、低電圧が巻線Waの点B3510に印加され、点A3508から点B3510まで巻線Waを流れる電流フローを生じさせる。
ホール効果信号が高く、AC極性検出信号が低い場合(L1の電圧がL2の電圧がよりも低いことを意味する)、モータ制御装置3608は、電源スイッチ対Q1/Q4を開くために、電源スイッチ対Q1/Q4に信号を伝送し、電源スイッチ対Q2/Q3を閉じるために、電源スイッチ対Q2/Q3に信号を伝送する。これは、依然として、高電圧を巻線Waの点A3508に印加し、低電圧を巻線Waの点B3510に印加し、ホール効果信号が高いときの流れの正しい方向である左から右に巻線を流れる電流フローを生じさせる。
ホール効果信号が低く、AC極性検出信号が高い場合(L1の電圧がL2の電圧がよりも高いことを意味する)、モータ制御装置3608は、電源スイッチ対Q1/Q4を開くために、電源スイッチ対Q1/Q4に信号を伝送し、電源スイッチ対Q2/Q3を閉じるために、電源スイッチ対Q2/Q3に信号を伝送する。この場合、高電圧が巻線Waの点B3510に印加され、低電圧が巻線Waの点A3508に印加され、ホール効果信号が低いときの流れの正しい方向である点B3510から点A3508まで巻線Waを流れる電流フローを生じさせる。
ホール効果信号が低く、AC極性検出信号が低い場合(L1の電圧がL2の電圧がよりも低いことを意味する)、モータ制御装置3608は、電源スイッチ対Q2/Q3を開くために、電源スイッチ対Q2/Q3に信号を伝送し、電源スイッチ対Q1/Q4を閉じるために、電源スイッチ対Q1/Q4に信号を伝送する。これは、依然として、高電圧が巻線Waの点B3510に印加され、低電圧が巻線Waの点A3508に印加され、ホール効果信号が低いときの流れの正しい方向である点B3510から点A3508まで巻線Waを流れる電流フローを生じさせる。
一例では、モータ制御装置3608は、非一過性コンピュータ可読記憶媒体上に記憶される1つ以上の命令を実行するソフトウェアを伴うハードウェアプロセッサを含む。この例では、プロセッサは、ホール効果信号及びAC極性信号を処理し、ホール効果信号及びAC極性信号のそれぞれが高いまたは低いかどうかに基づいて、1つ以上の駆動論理信号を生成し、モータ制御装置は、電源スイッチを開閉するために、1つ以上の駆動論理信号を電源スイッチ(上記に説明したようなもの)に伝送する。一例では、モータ制御装置3608は、ホール効果信号及びAC極性信号が一緒に排他的論理和をとり、ホール効果信号及びAC極性信号のそれぞれが高いまたは低いかどうかに基づいて、1つ以上の駆動論理信号を生成し、モータ制御装置は、電源スイッチを開閉するために、1つ以上の駆動論理信号を電源スイッチ(上記に説明したように)に伝送する。
別の例では、モータ制御装置3608は、本明細書に記載される機能を行うために設計されたデジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)もしくは他のプログラム可能論理デバイス(PLD)、離散ゲートもしくはトランジスタ論理、離散ハードウェア構成要素、またはそれらの組み合わせを含む。ハードウェアプロセッサは、マイクロプロセッサ、市販プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、また、2つのコンピューティング構成要素の組み合わせ(例えば、DSP、マイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連動する1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他の係る構成要素の組み合わせ)として実装され得る。
図37A〜図37Bは、モータ3702用の制御回路3506Aのホール効果デバイス3606の配置の例を示す。モータ3702は、固定子3704及び回転子3706を有する。三脚3708は、後部ベアリング/シャフト3710を適所に保持する。ホール効果デバイスホルダまたはマウント3712は三脚3708に搭載され、ホール効果デバイス3606はホール効果デバイスマウントに搭載される。
回転子磁石3714〜3724は、磁石の中心を通って放射状に磁化される。上部にマークがある回転子磁石3714、3718、及び3722は、外径(OD)にN極と、内径(ID)にS極とを有する。マーキングがない回転子磁石3716、3720、及び3724は、外径(OD)にS極と、内径(ID)にN極とを有する。
図37A〜図37Bの例では、ホール効果デバイス3606は、回転子磁石3714〜3724の内部端に設置され、それにより、固定子3706に対面する磁極の反対にある回転子磁石の磁極を検出する。この例では、ホール効果デバイス3606は、2つの信号、(1)北極磁が固定子3706に対面していることを示す高出力信号、または(2)南極磁が固定子に対面していることを示す低出力信号を有する。
図35〜図42を参照すると、多段速度AC機械回路3502は、3つの異なるモード(起動モード、全同期速度モード、及び遅速度モード)で動作することができる。
起動モードは、多段速度AC機械回路3502が使用されるモータの起動のために使用される。起動モードは、パルス幅変調、ゼロ電流遮断による遅延発射角度、または第2の巻線を使用することを含む、複数の異なる方法で動作することができる。異なる起動モードは、平滑な安定動作を提供するために、起動電流及び起動トルクを制限するために使用される。
パルス幅変調(PWM)モードは、例えば、図35に示されるように、1つの巻線Wa、または2つ、3つ、もしくはそれ以上の巻線を伴う多段速度AC機械回路3502内で使用され得る。パルス幅調整(PWM)モードは、多段速度AC機械回路3502内の巻線(複数可)(例えば、巻線Wa)を通る、高周波で電圧をオン及びオフに切り替えることによって、巻線(複数可)に印加されるRMS電圧を減らすことによって、起動電流及び起動トルクを制限するために使用される。PWMモードを動作させるために、制御回路3506は、電源スイッチ対((a)Q1及びQ4、または(b)Q2及びQ3のいずれか)を閉じ、電圧を巻線(複数可)(例えば、巻線Wa)に印加する。
制御回路3506は、電源スイッチQ1、Q2、Q3、及び/またはQ4の1つ以上に対する1つ以上のPWM信号を生成するマイクロコントローラを有する。PWM信号は、電源スイッチQ1、Q2、Q3、及び/またはQ4の1つ以上のスイッチを開ける、または閉じる。例えば、制御回路3506は、PWM信号を、本明細書に記載されるように、電源スイッチ対Q1/Q4またはQ2/Q3に伝送し、電源スイッチ対Q1/Q4またはQ2/Q3を開ける、または閉じる。
PWM信号は、例えば、モータを起動するために必要な起動トルク/電流の量に基づき得るデューティサイクルを有する。例えば、圧縮機用モータは、起動するためにファンモータよりも高いデューティサイクル/起動トルクを必要とするであろう。制御回路3506は、連続的に、実デューティサイクル値を決定し、実デューティサイクル値を所望のデューティサイクル値と比較する。この例では、所望のデューティサイクルに達するとき、電源スイッチ対Q1/Q4が閉じており、AC極性検出信号が高い場合(電流がL1から巻線Waを通って点A3508から点B3510までL2に流れる出ることを示す)、制御装置3506は、電源スイッチQ4を開き、電源スイッチQ2を閉じる。これは、巻線Waの点A3508及び点B3510の両方をL1に接続する。巻線Waの両側が同じ電源に接続されているので、巻線に印加される差動電圧がない。これは電流が巻線Waを通って同じ方向に流れることを継続することを可能にする一方、次のPWMサイクルに達するまで電圧が巻線Waに印加されない。次に、制御回路3506は、電源スイッチQ2を開き、電源スイッチQ4を閉じ、それによって、再度、電圧を巻線に印加する。代わりに、AC極性検出信号3604が低いときに電源スイッチ対Q1/Q4が閉じる場合(電流がL2から巻線Waを通って点B3510から点A3508までL1に流れ出ることを示す)、制御装置3506は、電源スイッチQ1を開き、電源スイッチQ3を閉じるであろう。これは、電圧が巻線Waに印加されることなく、電流が巻線Waを通って同じ方向に流れることを継続することを可能にする。電流は、常に、遮断スパイクなしで、PWMが動作するように流れる経路を有する必要がある。PWMは、また、ピーク電流を制限する他の動作モードで使用され得る。
同期速度モードでは、モータは同期速度で動作する。同期速度毎分回転数(RPM)は、線間周波数(Hz)を回転子の極対数(1北極及び1南極は1極対に等しい)で割り、60(分を秒数に換算)を掛けたものを得ることによって判定され得る。例えば、60Hz供給で起動する6極モータ(3北極及び3南極)は、60Hz/3極対×60秒=1200RPMであるので、1200RPMの同期速度を有するであろう。全同期速度モードでは、電源スイッチQ1/Q4またはQ2/Q3のうちの1つの対は常に閉じたままの状態であり、他方の対Q2/Q3またはQ1/Q4は常に開いたままの状態であり、巻線Waを通る連続的な交流の流れを可能にする。
ゼロ電流遮断モードでの遅延発射角度が、図42に示されるように、起動電流/トルクを制限するために起動モードで使用され得、また、遅速度モードでも使用され得る。ゼロ電流遮断での遅延発射角度は、AC電圧の正弦波がいずれかの電源スイッチを閉じる前に、ある点を通過するまで、待機することを含む。例えば、いったん電圧が正弦波のピークになると、電源スイッチ対Q1/Q4または電源スイッチ対Q2/Q3のいずれかは、巻線Waを流れる電流フローを可能にするために閉じられ得る。いったん巻線Waを流れる電流フローがゼロになると、モータ制御装置3608は全てのスイッチを開き、モータ制御装置がいずれかの電源スイッチを閉じる前に、正弦波の次のピークに達するまで待機する。この例では、印加電圧の実効RMS値は、正弦波電圧の第2の半分だけが巻線Waに印加されるので、線間電圧の50%まで減る。このモードで巻線Waに印加される実効RMS電圧は、正弦波電圧のどれくらいが巻線に印加されるによって調整され得る。
モータが全同期速度未満の速度で動作しているとき、遅速度モードを使用する。遅速度モードは、一定の遅速度で動作するために、図44に見られるように、巻線Waに印加された電力を調節するためにゼロ電流遮断による遅延発射角度を使用することと、追加巻線を追加することと、簡略化回路を使用することとを含む、モータ制御装置3608による複数の方法で動作し得る。図44に示される簡略化回路の場合、追加巻線は、BEMFを増加させ、電流引き込みを減らし、性能を改善する。モータ制御装置3608は、常に電源スイッチQ2/Q5を開いた状態のままにしながら、ホール効果デバイス3606に基づいて、電源スイッチ対Q1/Q6及びQ3/Q4を制御する。ホール効果デバイス3606が高出力を有するとき、モータ制御装置は、電源スイッチ対Q1/Q6を閉じ、電源スイッチ対Q3/Q4を開き、電流が、L1から巻線Wa及びWbを通ってL2まで流れることを可能にする。この場合、ゼロ電流遮断は必要ではない。その理由として、いったん電流フローがゼロに達すると、電源スイッチダイオードが、L2から巻線Wa及びWbを通ってL1まで、電流フローが逆方向に流入することをブロックするためである。ホール効果デバイス3606からのホール効果信号が低い場合、モータ制御装置3608は、電源スイッチ対Q1/Q6を開き、電源スイッチ対Q3/Q4を閉じ、電流が、L1から巻線Wa及びWbを通ってL2まで流れることを可能にする。図41に見られるように、簡略化回路は、効率的に、線間周波数の半分で動作する周波数供給の減少をもたらす。PWMモードは、また、遅速度モードで使用され得るが、高周波スイッチングに起因する付加損をもたらす。
図38〜図43は、動作モードで、巻線Waに印加された電圧を示す。
図38は、入力AC電圧が低速度(遅速度)で巻線Waにどのように印加され得るかの例を示す。巻線Waに印加される電圧は、使用される起動モード(例えば、パルス幅変調、ゼロ電流遮断による遅延発射角度、または第2の巻線を使用することを含む)に基づいて変動し得る。
図39は、モータが同期速度に近づくにつれて、巻線Waに印加され得る利用可能な電圧の例を示す。制御回路3506は、モータの同期速度に達するまで、ゼロ電流遮断モードで遅延発射角度モードにおけるように、線間電圧のオンを遅延させることによって、またはゼロ電流における線間電圧を遮断することによって、ぶつ切りにされた波形を除去し得る。この図の例では、全ての利用可能な電圧が、BEMF極性に基づいて、巻線(複数可)に印加される。
図40は、モータが同期速度で起動している間、巻線Waに印加される電圧を示す。モータの負荷に応じて、多段速度AC機械回路3502は、全同期速度モードで動作し得、全同期速度モードでは、電源スイッチQ1/Q4またはQ2/Q3の一方の対は常に閉じたままの状態であり、他方の電源スイッチの対Q2/Q3またはQ1/Q4は常に開いたままの状態である。全同期速度モードで印加されるよりも少ないトルクを必要とする負荷を伴う動作に関して、電流は、発射角度を遅延すること、PWMを使用すること、または電圧が回転子位置に対して印加された位相角を調節することによって制限され得る、これは、起動モードと同様である。
図41は、遅速度モードでの動作の例を示す。制御回路は、1つ以上のモータ巻線(例えば、巻線Wa)に対する有効減少周波数交流電圧を生成し、減速でモータの安定動作を提供するために、AC入力電力の半サイクルまたは半サイクルの一部を選択的にスキップする。当該結果は、最小の切り替えでかなり効率的動作になる。
図42は、ゼロ電流遮断による遅延発射角度を使用して、全同期速度の2/3で動作するモータに関するモータ電流及びAC入力電圧の測定結果を示す。低速度における動作の改善に関して、1つ以上の追加巻線が、多段速度AC機械回路3502に追加され、低速度でBEMFを増加させ、ピーク電流引き込みを減らし、力率及び電力効率を改善させ得る。
図43は、追加巻線Wb及び2つの追加電源スイッチを伴う、多段速度AC機械回路3502の一例を示す。図43の例は、点B3510と点C4302との間に接続される第2の固定子巻線Wbを含む。点Cは第2の巻線終了側である。モータが全同期速度で動作しているとき、第1の固定子巻線Waが使用される。モータが、起動時にまたは(半速度を含む)遅速度で、動作しているとき、第2の巻線Wbが使用される。
図43の例は、また、巻線を、L1またはL2のいずれかに接続する6つの電源スイッチQ1、Q2、Q3、Q4、Q5、及びQ6を含む。スイッチQ1は点AをL1に接続し、スイッチQ4は点AをL2に接続する。スイッチQ2は点BをL1に接続し、スイッチQ5は点BをL2に接続する。スイッチQ3は点CをL1に接続し、スイッチQ6は点CをL2に接続する。スイッチQ1、Q2、Q3、Q4、Q5、及びQ6は、L1からL2まで、またはL2からL1まで電流が流れることを可能にする双方向スイッチである。スイッチQ5は、全波ブリッジ整流器として構成されるダイオード4304〜4310を伴うMOSFETを含む高速SSR(QSSR)を含む。スイッチQ6は、また、全波ブリッジ整流器として構成されるダイオード4312〜4318を伴うMOSFETを含む高速SSR(QSSR)を含む。
図43の例では、電流センサ4320は、点A3508と、電源スイッチ対Q1/Q4との間に設置される。電流が常に巻線Waを通って流れるので、この場所における単一の電流センサ4320は、巻線Wa及びWbを通る正確な電流測定値を提供する。電流測定値は、電流センサ4320から制御回路3506Bまで伝送される。この電流測定値は、例えば、本明細書に記載されるような起動及び他の動作に関して、電流ゼロ交差を感知するか、または電流状況について検出するかのいずれかを行うために使用され、制御回路3506Bによって使用され得る。
動作の一例では、図43に示されるように、制御回路3506Bは、スイッチ対Q1/Q6を開く/開閉するか、及びスイッチ対Q3/Q4を開く/開閉するかのいずれかを行うために、信号をスイッチ対Q1/Q6及びスイッチ対Q3/Q4に伝送することによって、低速動作または遅速動作のモータの起動のために、直列の巻線Wa及びWbの両方を使用するために、スイッチ対Q1/Q6またはスイッチ対Q3/Q4を有効にする(閉じる)。電流は、依然として、L1からL2まで、またはL2からL1までのいずれかで流れ、巻線Wa及びWbの両方を通って通過し得る。全速動作のために、制御回路3506Bは、巻線Waだけを使用するために、任意の電流が巻線Wbを通って通過しないようにしながら、スイッチ対Q1/Q5またはスイッチ対Q2/Q4をアクティブにする(閉じる)。制御回路は、信号を、スイッチ対Q1/Q5及びスイッチ対Q2/Q4に伝送し、スイッチ対Q1/Q5を開け/閉じ、スイッチ対Q2/Q4を開ける/閉じる。
動作の別の例では、図44に示されるように、電流は、起動または遅速動作に関して、巻線Wa及びWbの両方のセットを通ってL1からL2までだけを流れる。ホール効果デバイス3606からの回転子位置信号が高い場合、スイッチQ1及びQ6はホール効果デバイス3606からのホール効果信号に等しく、スイッチQ3及びQ4はホール効果信号の逆数に等しい。例えば、L1が高く、ホール効果信号が高い場合、電流は、L1からスイッチQ1を通って、巻線Wa及びWbの両方を通って、スイッチQ6から出てL2まで流れ出る。ホール効果信号が低い場合、スイッチQ1及びQ6は開き、スイッチQ3及びQ4は閉じており、依然としてL1からL2まで流れる電流が、コイルを通って反対方向に通過することを可能にする。この例では、巻線Wa及びWbの両方を使用するとき、電流はL1からL2までだけを流れ得る。遮断スパイクを防止するために、常に、2つのスイッチがオンとなる。ダイオードは、AC検出信号が低いときに、依然としてコイル内のエネルギーが線間電圧に戻ることを可能にしながら、電流が誤った方向に流れることをブロックする。電流は、依然として、L1からL2まで、またはL2からL1までのいずれかの方向で通過し、巻線Waだけを使用する全速モードで、いずれかの方向でコイルを通って通過し得る。
全速度設定の動作及び多段速度AC機械回路3502による動作の一例では、起動モードは、400RPMよりも低い速度だけで使用され、巻線Wa及び巻線Wbの両方を使用する。いったんモータが400RPMよりも速く動いていると、巻線Wbは、もはや使用しない。上記に説明したように、その点の後で電流を制限するために、パルス幅変調を使用する。ホール効果信号及びAC極性信号は、駆動論理信号を生成するために、制御回路3506Bによって一緒に排他的論理和(XOR)をとる。いったんモータが全速に達すると、ホール効果信号が上記に説明したようにシフトする。ホール効果信号は、過剰回転状況のために遅れ、過小回転のために前進する。ホール効果信号は、100マイクロ秒ウィンドウの外側にある感知周期毎にシフトする。ホール効果信号は、それがウィンドウのどれくらいの外側にあるかに基づいて、異なる量だけシフトする。
この例では、全速動作モードに関して、回路が同期の状態になろうとする前に、感知時間周期が5秒間である必要がある1マイクロ秒のウィンドウがある。いったんモータが5秒間このウィンドウの内側で安定すると、ソフトウェアは、どの2つの電源スイッチが最もオンになっているかを判定し、その2つの電源スイッチをオンの状態のままにする。過電流状況を検出しない限り、または速度変化を検出しない限り、切り替えは発生しない。
この例では、半速度に関して、いったん600rpmに到達すると、回路は、ただしAC検出信号が高いときだけ、ホールを切り替えることを継続する。次に、センサは、モータを600rpmに安定させるために、ソフトウェアにおいてシフトする。センサは、過剰回転状況のために遅れ、より多くの電力が必要な場合に前進する。センサは、決して、その実際の場所を超えて前進しない。
図44は、4つの双方向電源スイッチ及び2つの単一方向電源スイッチを伴う多段速度AC機械回路3502の例を示す。電源スイッチQ1、Q2、Q4、及びQ5は、L1からL2まで、またはL2からL1まで電流が流れることを可能にする双方向電源スイッチである。電源スイッチQ3及びQ6は単一方向電源スイッチである。電流はL1から電源スイッチQ3にだけ流れることができ、電流は電源スイッチQ6にだけに流れ、L2に流れ出ることができる。
図45は、簡略化された多段速度AC機械回路3502Dの例を示す。図45の電源スイッチは、交流の切り替えを可能にするスイッチングデバイスまたはスイッチングデバイスの組み合わせ等の上記に説明したものと他の種類のスイッチであり得、他の種類のスイッチは、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)、シリコン制御整流器(SCR)、もしくは、例えば、ダイオードと反対方向に直列に設置されるときにACスイッチとして動作するように構成されるトランジスタ、または交流を切り替えるように構成され得るスイッチのリレーもしくはスイッチの任意の他の組み合わせを含む。しかし、図45の回路は、上記に説明した図35、図36、及び図43のように動作する。他の構成の構成要素は、流入するAC電圧に、直接的または間接的に、1つ以上の巻線を効率的に接続するように使用されることができる。
図46は、簡略化された多段速度AC機械回路3502Eの例を示す。図46の回路は、制限された数の遅速度に関して、Q3及びQ6の遅速度の最適化及び簡略化のための追加巻線を有する。半同期速度電源スイッチ対Q1/Q6またはQ3/Q4は、回転子位置に基づいて電圧が印加されたペアを交番しながら、電流フローが線に戻ることを可能にするようにオンのままになり得る。図46の電源スイッチは、交流の切り替えを可能にするスイッチングデバイスまたはスイッチングデバイスの組み合わせ等の上記に説明したものと他の種類のスイッチであり得、他の種類のスイッチは、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)、シリコン制御整流器(SCR)、もしくは、例えば、ダイオードと反対方向に直列に設置されるときにACスイッチとして動作するように構成されるトランジスタ、または交流を切り替えるように構成され得るスイッチのリレーもしくはスイッチの任意の他の組み合わせを含む。
図47は、簡略化された多段速度AC機械回路3502Fの別の例を示す。図47の電源スイッチは、交流の切り替えを可能にするスイッチングデバイスまたはスイッチングデバイスの組み合わせ等の上記に説明したもの以外の種類の電源スイッチであり得、他の種類の電源スイッチは、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)、シリコン制御整流器(SCR)、もしくは、例えば、ダイオードと反対方向に直列に設置されるときにACスイッチとして動作するように構成されるトランジスタ、または交流を切り替えるように構成され得るスイッチのリレーもしくはスイッチの任意の他の組み合わせを含む。しかし、図47の回路は、上記に説明した図35、図36、及び図43のように動作する。しかしながら、追加巻線及び2つの追加電源スイッチQ7及びQ8は、異なる速度または負荷要求でさらなる最適化を可能にする。追加巻線を追加することで、BEMF、巻線の全抵抗、及び巻線のインピーダンスを増加させる。例えば、異なる巻線ゲージが、小さい負荷で大型モータを起動させるときに効率を増加させるために、追加巻線で使用され得、本質的に、より大型のモータ内でより小型のモータをもたらす。
他の実施形態では、本明細書の開示は、モータまたは発電機用を含む、機械用の本明細書に記載される構成要素を提供するための方法を含む。
一態様では、多段速度交流(AC)機械回路は、第1の側及び第2の側を有するAC電源用のものである。AC機械回路は、2つ以上の電源スイッチの対、1つ以上の巻線、及び制御回路を含み、制御回路は、一方の電源スイッチの対を閉じ、AC電源の第1の側から1つ以上の巻線を通じてAC電源の第2の側まで電流を流れさせ、他方の電源スイッチの対を閉じ、AC電源の第2の側から1つ以上の巻線を通じてAC電源の第1の側まで電流を流れさせる。
別の態様では、第1の側(L1)及び第2の側(L2)を有する交流(AC)電源を有する機械用の回路である。回路は、開始側及び終了側を伴う巻線と、第1の側と巻線開始側との間に接続される第1の電源スイッチと、第2の側と巻線開始側との間に接続される第2の電源スイッチと、第1の側と巻線終了側との間に接続される第3の電源スイッチと、第2の側と巻線終了側との間に接続される第4の電源スイッチと、制御回路とを備える。制御回路は、第1の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを閉じ、第2の電源スイッチ及び第3の電源スイッチを開き、第1の側から第2の側まで電流を流れさせる、または、第2の電源スイッチ及び第3の電源スイッチを閉じ、第1の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを開き、第2の側から第1の側まで電流を流れさせる。
別の態様では、第1の側(L1)及び第2の側(L2)を有する交流(AC)電源を有する機械用の回路である。回路は、第1の開始側及び第1の終了側を伴う第1の巻線と、第2の開始側と第2の終了側を伴う第2の巻線と、AC電源第1の側と第1の巻線開始側との間に接続される第1の電源スイッチと、AC電源第2の側と第1の巻線開始側との間に接続される第2の電源スイッチと、AC電源第1の側と第1の巻線終了側との間に接続される第3の電源スイッチと、AC電源第2の側と第1の巻線終了側との間に接続される第4の電源スイッチと、AC電源第1の側と第2の巻線終了側との間に接続される第5の電源スイッチと、AC電源第2の側と第2の巻線終了側との間に接続される第6の電源スイッチと、制御回路とを備える。制御回路は、第1の電源スイッチ及び第6の電源スイッチを閉じ、第2の電源スイッチ、第3の電源スイッチ、第4の電源スイッチ、及び第5の電源スイッチを開き、遅速動作のために第1の巻線及び第2の巻線を通じて電流を流れさせる、または、第3の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを閉じ、第1の電源スイッチ、第2の電源スイッチ、第5の電源スイッチ、及び第6の電源スイッチを開き、遅速動作のために第1の巻線及び第2の巻線を通じて電流を流れさせる、または、第1の電源スイッチ及び第5の電源スイッチを閉じ、第2の電源スイッチ、第3の電源スイッチ、第4の電源スイッチ、及び第6の電源スイッチを開き、全速動作のために第1の巻線を通じて電流を流れさせる、または、第2の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを閉じ、第1の電源スイッチ、第3の電源スイッチ、第5の電源スイッチ、及び第6の電源スイッチを開き、全速動作のために第1の巻線を通じて電流を流れさせる。
別の態様では、第1の側及び第2の側を有するAC電源用の多段速度交流(AC)機械回路に関する方法である。本方法は、2つ以上の電源スイッチの対を提供することと、1つ以上の巻線を提供することと、一方の電源スイッチの対を閉じ、AC電源の第1の側から1つ以上の巻線を通じてAC電源の第2の側まで電流を流れさせ、他方の電源スイッチの対を閉じ、AC電源の第2の側から1つ以上の巻線を通じてAC電源の第1の側まで電流を流れさせる制御回路を提供することとを含む。本方法は、さらに、本明細書に記載される制御回路用の構成要素を提供することと、本明細書に記載されるように回路を動作させることとを含む。
別の態様では、第1の側(L1)及び第2の側(L2)を有する交流(AC)電源を有する機械用の回路に関する方法である。本方法は、開始側及び終了側を伴う巻線を提供することと、第1の側と巻線開始側との間に接続される第1の電源スイッチを提供することと、第2の側と巻線開始側との間に接続される第2の電源スイッチを提供することと、第1の側と巻線終了側との間に接続される第3の電源スイッチを提供することと、第2の側と巻線終了側との間に接続される第4の電源スイッチを提供することと、制御回路を提供することとを含む。制御回路は、第1の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを閉じ、第2の電源スイッチ及び第3の電源スイッチを開き、第1の側から第2の側まで電流を流れさせる、または、第2の電源スイッチ及び第3の電源スイッチを閉じ、第1の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを開き、第2の側から第1の側まで電流を流れさせる。本方法は、さらに、本明細書に記載される制御回路用の構成要素を提供することと、本明細書に記載されるように回路を動作させることとを含む。
別の態様では、第1の側(L1)及び第2の側(L2)を有する交流(AC)電源を有する機械用の回路に関する方法である。本方法は、第1の開始側及び第1の終了側を伴う第1の巻線を提供することと、第2の開始側と第2の終了側を伴う第2の巻線を提供することと、AC電源第1の側と第1の巻線開始側との間に接続される第1の電源スイッチを提供することと、AC電源第2の側と第1の巻線開始側との間に接続される第2の電源スイッチを提供することと、AC電源第1の側と第1の巻線終了側との間に接続される第3の電源スイッチを提供することと、AC電源第2の側と第1の巻線終了側との間に接続される第4の電源スイッチを提供することと、AC電源第1の側と第2の巻線終了側との間に接続される第5の電源スイッチを提供することと、AC電源第2の側と第2の巻線終了側との間に接続される第6の電源スイッチを提供することと、制御回路を提供することとを含む。制御回路は、第1の電源スイッチ及び第6の電源スイッチを閉じ、第2の電源スイッチ、第3の電源スイッチ、第4の電源スイッチ、及び第5の電源スイッチを開き、遅速動作のために第1の巻線及び第2の巻線を通じて電流を流れさせる、または、第3の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを閉じ、第1の電源スイッチ、第2の電源スイッチ、第5の電源スイッチ、及び第6の電源スイッチを開き、遅速動作のために第1の巻線及び第2の巻線を通じて電流を流れさせる、または、第1の電源スイッチ及び第5の電源スイッチを閉じ、第2の電源スイッチ、第3の電源スイッチ、第4の電源スイッチ、及び第6の電源スイッチを開き、全速動作のために第1の巻線を通じて電流を流れさせる、または、第2の電源スイッチ及び第4の電源スイッチを閉じ、第1の電源スイッチ、第3の電源スイッチ、第5の電源スイッチ、及び第6の電源スイッチを開き、全速動作のために第1の巻線を通じて電流を流れさせる。本方法は、さらに、本明細書に記載される制御回路用の構成要素を提供することと、本明細書に記載されるように回路を動作させることとを含む。
当業者は、上記に開示された特定の実施形態からの変形例が本発明によって想到されることを認識するであろう。本発明は、上記の実施形態に制限されるべきではなく、以下の特許請求の範囲によって評価されるべきである。

Claims (30)

  1. 第1の側(L1)及び第2の側(L2)を有する交流(AC)電源を有する機械のための回路であって、前記回路は、
    開始側及び終了側を伴う巻線と、
    前記第1の側と前記巻線開始側との間に接続される第1の電源スイッチと、
    前記第の側と前記巻線の終了側との間に接続される第2の電源スイッチと、
    前記第の側と前記巻線の開始側との間に接続される第3の電源スイッチと、
    前記第2の側と前記巻線終了側との間に接続される第4の電源スイッチと、
    前記AC電源の第1の側と第2の側のどちらの電圧が高いかを検出し、前記AC電源の第1の側と第2の側のどちらの電圧が高いかを示す第1の信号を出力する電圧検出器と、
    前記機械の固定子に対する回転子の位置を検出し、前記固定子に対する前記回転子の位置を示す第2の信号を出力するホール効果デバイスと、
    モータ制御装置とを備え、
    前記モータ制御装置は、
    前記電圧検出器からの第1の信号と前記ホール効果デバイスからの第2の信号を受信し、前記第1の信号と前記第2の信号に基づいて、前記巻線を流れる電流の適切な方向を取得するために前記第1〜第4の電源スイッチのうちのどの電源スイッチを開閉するかを決定し、
    前記第1の電源スイッチ及び前記第4の電源スイッチを閉じ、前記第2の電源スイッチ及び前記第3の電源スイッチを開き、前記第1の側から前記第2の側まで電流を流れさせる、または、
    前記第2の電源スイッチ及び前記第3の電源スイッチを閉じ、前記第1の電源スイッチ及び前記第4の電源スイッチを開き、前記第2の側から前記第1の側まで電流を流れさせる、記回路。
  2. 前記電圧検出器からの第1の信号は高値または低値を有し、
    前記ホール効果デバイスからの第2の信号は高値または低値を有し、
    前記モータ制御装置は、
    前記ホール効果デバイスからの前記第2の信号が高値でかつ前記電圧検出器からの前記第1の信号が高値であるとき、前記第2の電源スイッチ及び前記第3の電源スイッチを開き、前記第1の電源スイッチ及び前記第4の電源スイッチを閉じ、
    前記ホール効果デバイスからの前記第2の信号が高値でかつ前記電圧検出器からの前記第1の信号が低値であるとき、前記第1の電源スイッチ及び前記第4の電源スイッチを開き、前記第2の電源スイッチ及び前記第3の電源スイッチを閉じ、
    前記ホール効果デバイスからの前記第2の信号が低値でかつ前記電圧検出器からの前記第1の信号が高値であるとき、前記第1の電源スイッチ及び前記第4の電源スイッチを開き、前記第2の電源スイッチ及び前記第3の電源スイッチを閉じ、
    前記ホール効果デバイスからの前記第2の信号が低値でかつ前記電圧検出器からの前記第1の信号が低値であるとき、前記第2の電源スイッチ及び前記第3の電源スイッチを開き、前記第1の電源スイッチ及び前記第4の電源スイッチを閉じる、請求項1に記載の回路。
  3. 前記回路はさらに、前記AC電源から伝送される交流(AC)電力を受け、前記AC電力をDC電力に変換し、前記DC電力を前記回路の1つ以上の構成要素に伝送する、直流(DC)電源装置を備える、請求項1に記載の回路。
  4. 前記第1〜第4の電源スイッチはそれぞれ、4つのダイオードを含む全波ブリッジ整流器を備える、請求項1に記載の回路。
  5. 前記モータ制御装置は、プロセッサ、特定用途集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、ゲート論理、及びトランジスタ論理のうちの少なくとも1つを備える、請求項1に記載の回路。
  6. 前記第1〜第4の電源スイッチはそれぞれ、MOSFETを備える、請求項1に記載の回路。
  7. 前記第1〜第4の電源スイッチはそれぞれ、高速ソリッドステートリレーと、複数のダイオードを含む全波ブリッジ整流器とを備える、請求項1に記載の回路。
  8. 前記機械はモータを備える、請求項1に記載の回路。
  9. 前記電圧検出器から受信された第1の信号は、
    前記第1の側(L1)の電圧が前記第2の側(L2)の電圧よりも高いときに、高値を有し、
    前記第1の側の電圧(L1)が前記第2の側の電圧(L2)よりも低いときに、低値を有する、請求項に記載の回路。
  10. 前記ホール効果デバイスから受信された第2の信号は、前記固定子の固定子歯に対する前記回転子の磁石の極性を示すことによって位置を示す、請求項に記載の回路。
  11. 前記ホール効果デバイスは、前記固定子の固定子歯に対する前記回転子の磁石の極性を感知し、前記固定子の歯に対する前記磁石の極性に基づいて、前記第2の信号の値を出力する、請求項に記載の回路。
  12. 前記ホール効果デバイスは、
    前記固定子に対する前記回転子の磁石の極性を感知し、
    前記回転子の磁石の北磁極が固定子に面しているとき、前記第2の信号の高値を出力し、
    前記回転子の磁石の南磁極が固定子に向いているとき、前記第2の信号の低値を出力する、請求項に記載の回路。
  13. 前記回路が起動モードで動作する、請求項1に記載の回路。
  14. 前記巻線は第1の巻線であり、
    前記起動モードは、パルス幅変調、ゼロ電流遮断による遅延発射角での動作、または第2の巻線を使用した動作のいずれかで動作する、請求項13記載の回路。
  15. 前記モータ制御装置は、
    前記第1の電源スイッチおよび前記第4の電源スイッチを閉じ、前記第2の電源スイッチおよび前記第3の電源スイッチを開いて、前記第1の側から前記巻線を通って前記第2の側に電流を流すこと、または
    前記第2の電源スイッチと前記第3の電源スイッチを閉じ、前記第1の電源スイッチと前記第4の電源スイッチを開いて、前記第2の側から前記巻線を通って前記第1の側に電流を流すこと、
    を繰り返すことにより、デューティサイクルを達成するようにパルス幅変調モードで動作する、請求項1に記載の回路。
  16. 前記モータ制御装置は、実際のデューティサイクルを連続的に決定し、前記実際のデューティサイクルと所望のデューティサイクルとを比較し、前記第1〜第4の電源スイッチの1つ以上を開閉することで、前記所望のデューティサイクルを実現する、請求項1に記載の回路。
  17. 前記モータ制御装置は、
    (a)前記第1の電源スイッチと前記第4の電源スイッチの一方の対を閉じ、前記第2の電源スイッチと前記第3の電源スイッチの他方の対を開くか、または
    (b)前記一方の対を開き、前記他方の対を閉じることにより、
    同期モードで動作する、請求項1に記載の回路。
  18. 第1の面(L1)と第2の面(L2)を有する交流(AC)電源を有する機械のための回路であって、
    前記回路は、
    第1の開始側と第1の終了側を有する第1の巻線と、
    第2の開始側と第2の終了側を有する第2の巻線と、
    前記AC電源の第1の側と第1の巻線の開始側の間に接続された第1の電源スイッチと、
    前記AC電源の第1の側と前記第1の巻線の終了側との間に接続された第2の電源スイッチと、
    前記AC電源の第1の側と前記第2の巻線の終了側との間に接続された第3の電源スイッチと、
    前記AC電源の第2の側と前記第1の巻線の開始側との間に接続された第4の電源スイッチと、
    前記AC電源の第2の側と前記第1の巻線の終了側との間に接続された第5の電源スイッチと、
    前記AC電源の第2の側と前記第2の巻線の終了側との間に接続された第6の電源スイッチと、
    前記AC電源の第1の側と前記AC電源の第2の側のどちらで、前記AC電源からの電圧が高いかを検出し、前記AC電源の第1の側と前記AC電源の第2の側のどちらで電圧が高いかを示す第1の信号を出力する電圧検出器と
    前記機械の固定子に対する回転子の位置を検出し、前記固定子に対する前記回転子の位置を示す第2の信号を出力するホール効果デバイスと、
    制御回路とを備え、
    前記制御回路は、
    前記電圧検出器からの前記第1の信号および前記ホール効果デバイスからの前記第2の信号を受信し、前記第1の信号および前記第2の信号に基づいて、どの電源スイッチを開閉するかを決定して、遅速度動作の場合は前記第1の巻線および前記第2の巻線に電流を流し、全速度動作の場合は前記第1の巻線に電流を流して前記第2の巻線には電流を流さないようにするステップを実行するように動作し、
    前記制御回路は、
    前記第1の電源スイッチおよび前記第6の電源スイッチを閉じ、前記第2の電源スイッチ、前記第3の電源スイッチ、前記第4の電源スイッチ、および前記第5の電源スイッチを開いて、遅速度動作のために前記第1の巻線および前記第2の巻線に電流を流すステップと、
    前記第3の電源スイッチと前記第4の電源スイッチを閉じ、前記第1の電源スイッチ、前記第2の電源スイッチ、前記第5の電源スイッチ、および前記第6の電源スイッチを開いて、遅速度動作のために前記第1の巻線と前記第2の巻線に電流を流すステップと、
    前記第1の電源スイッチと前記第5の電源スイッチを閉じ、前記第2の電源スイッチ、前記第3の電源スイッチ、前記第4の電源スイッチ、および前記第6の電源スイッチを開いて、全速動作のために前記第1の巻線に電流を流すステップと、
    前記第2の電源スイッチと前記第4の電源スイッチを閉じ、前記第1の電源スイッチ、前記第3の電源スイッチ、前記第5の電源スイッチ、および前記第6の電源スイッチを開いて、全速動作のために前記第1の巻線に電流を流すステップと
    のいずれかを実行する、前記回路。
  19. 第1の側(L1)および第2の側(L2)を有する交流(AC)電源と、開始側および終了側を有する巻線と、前記第1の側と前記巻線の開始側との間に接続された第1の電源スイッチと、前記第1の側と前記巻線の終了側との間に接続された第2の電源スイッチと、前記第2の側と前記巻線の開始側との間に接続された第3の電源スイッチと、前記第2の側と前記巻線の終了側との間に接続された第4の電源スイッチとを含む回路を有する機械のための方法であって、
    前記方法は、
    電圧検出器が、AC電源の第1の側と第2の側のどちらでAC電源の電圧が高くなっているかを検出し、AC電源の第1の側と第2の側のどちらで電圧が高くなっているかを示す第1の信号を出力するステップと、
    ホール効果デバイスが、前記機械の固定子に対する回転子の位置を検出し、前記固定子に対する前記回転子の位置を示す第2の信号を出力するステップと、
    モータ制御装置が、前記電圧検出器からの前記第1の信号と前記ホール効果デバイスからの前記第2の信号を受信し、前記第1の信号と前記第2の信号に基づいて、前記巻線を通る電流の適切な方向を得るために、前記第1〜第4の電源スイッチのいずれを開くか閉じるかを決定するステップと、
    前記モータ制御装置が、前記第1の電源スイッチと前記第4の電源スイッチを閉じ、前記第2の電源スイッチと前記第3の電源スイッチを開いて、前記第1の側から前記第2の側に電流を流すステップと、
    前記モータ制御装置が、前記第2の電源スイッチと前記第3の電源スイッチを閉じ、前記第1の電源スイッチと前記第4の電源スイッチを開いて、前記第2の側から前記第1の側に電流を流すステップとを含む、方法。
  20. 前記電圧検出器からの前記第1の信号は、高値または低値を有し、
    前記ホール効果デバイスからの前記第2の信号は、高値または低値を有し、
    前記方法は、
    前記ホール効果デバイスからの前記第2の信号が高値で、前記電圧検出器からの前記第1の信号が高値である場合、前記モータ制御装置は、前記第2の電源スイッチと前記第3の電源スイッチを開き、前記第1の電源スイッチと前記第4の電源スイッチを閉じるステップと、
    前記ホール効果デバイスからの前記第2の信号が高値で、前記電圧検出器からの前記第1の信号が低値である場合、前記モータ制御装置は、前記第1の電源スイッチと前記第4の電源スイッチを開き、前記第2の電源スイッチと前記第3の電源スイッチを閉じるステップと、
    前記ホール効果デバイスからの前記第2の信号が低値で、前記電圧検出器からの前記第1の信号が高値である場合、前記モータ制御装置は、前記第1の電源スイッチと前記第4の電源スイッチを開き、前記第2の電源スイッチと前記第3の電源スイッチを閉じるステップと、
    前記ホール効果デバイスからの第2の信号が低値で、前記電圧検出器からの前記第1の信号が低値である場合、前記モータ制御装置は、前記第2の電源スイッチと前記第3の電源スイッチを開き、前記第1の電源スイッチと前記第4の電源スイッチを閉じるステップとを含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記第1〜第4の電源スイッチはそれぞれ、4つのダイオードを含む全波ブリッジ整流器を備える、請求項19に記載の方法。
  22. 前記電圧検出器から受信された前記第1の信号は、前記第1の側の電圧が前記第2の側の電圧よりも高い場合には高値を有し、前記第1の側の電圧が前記第2の側の電圧よりも低い場合には低値を有する、請求項19に記載の方法。
  23. 前記ホール効果デバイスから受信された前記第2の信号は、前記固定子の固定子歯に対する前記回転子の磁石の極性を示すことにより、前記位置を示す、請求項19に記載の方法。
  24. 前記ホール効果デバイスが、前記固定子に対する前記回転子の磁石の極性を検出し、前記回転子の磁石の北磁極が前記固定子に対向しているときに前記第2の信号を高値で出力し、前記回転子の磁石の南磁極が前記固定子に対向しているときに前記第2の信号を低値で出力する、請求項23に記載の方法。
  25. 前記回路が起動モードで動作する、請求項19に記載の方法。
  26. 前記巻線は第1の巻線であり、
    前記起動モードは、パルス幅変調と、ゼロ電流遮断を伴う遅延発射角での動作と、または第2の巻線を使用した動作のうちの1つでの動作を含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記モータ制御装置は、
    前記第1の電源スイッチおよび前記第4の電源スイッチを閉じ、前記第2の電源スイッチおよび前記第3の電源スイッチを開いて、前記第1の側から前記巻線を通って前記第2の側に電流を流すことと、または
    前記第2の電源スイッチと前記第3の電源スイッチを閉じ、前記第1の電源スイッチと前記第4の電源スイッチを開いて、前記第2の側から前記巻線を通って前記第1の側に電流を流すこととを繰り返すことで、
    パルス幅変調モードで動作し、デューティサイクルを達成する、請求項19に記載の方法。
  28. 前記モータ制御装置は、実際のデューティサイクルを連続的に決定し、前記実際のデューティサイクルを所望のデューティサイクルと比較し、1つまたは複数の電源スイッチを開閉することで、所望のデューティサイクルを達成する、請求項19に記載の方法。
  29. 前記モータ制御装置は、
    (a)前記第1の電源スイッチと前記第4の電源スイッチの一方の対を閉じ、前記第2の電源スイッチと前記第3の電源スイッチの他方の対を開くか、または
    (b)前記一方の対を開き、前記他方の対を閉じることによって、
    同期モードで動作する、請求項19に記載の方法。
  30. 前記巻線は第1の巻線であり、
    前記回路はさらに、第2の巻線の開始側と第2の巻線の終了側とを有する第2の巻線を含み、
    前記第2の巻線の開始側は前記第1の巻線の終了側に接続され、
    前記回路はさらに、
    前記第1の側と前記第2の巻線の終了側との間に接続された第5の電源スイッチと、
    前記第2の側と前記第2の巻線の終了側との間に接続された第6の電源スイッチとを備え、
    前記方法はさらに、
    前記モータ制御装置が、
    前記第1の電源スイッチおよび前記第6の電源スイッチを閉じ、前記第2の電源スイッチ、前記第3の電源スイッチ、前記第4の電源スイッチ、および前記第5の電源スイッチを開いて、遅速度動作のために前記第1の巻線および前記第2の巻線に電流を流すステップと、
    前記第3の電源スイッチと前記第5の電源スイッチを閉じ、前記第1の電源スイッチ、前記第2の電源スイッチ、前記第4の電源スイッチ、および前記第6の電源スイッチを開いて、遅速度動作のために前記第1の巻線と前記第2の巻線に電流を流すステップと、
    前記第1の電源スイッチと前記第4の電源スイッチを閉じ、前記第2の電源スイッチ、前記第3の電源スイッチ、前記第5の電源スイッチ、および前記第6の電源スイッチを開いて、全速度動作のために前記第1の巻線に電流を流すステップと、
    前記第2の電源スイッチと前記第3の電源スイッチを閉じ、前記第1の電源スイッチ、前記第4の電源スイッチ、前記第5の電源スイッチ、および前記第6の電源スイッチを開いて、全速度動作のために前記第1の巻線に電流を流すステップと
    のいずれかを実行することにより、
    前記第1〜第6の電源スイッチの開閉を制御して、遅速度動作のために前記第1の巻線および前記第2の巻線に電流を流し、全速度動作のために前記第1の巻線に電流を流すが、前記第2の巻線に電流を流さないようにする、請求項19に記載の方法。
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