JP6892889B2 - 高耐圧半導体素子及びその製造方法 - Google Patents

高耐圧半導体素子及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、高耐圧半導体素子及びその製造方法に関するものである。
MOS構造の半導体素子では、ゲートの幅(チャネル幅)を確保するためにゲートを分割する場合(マルチフィンガ)や、レイアウト面積を低減するために用途の異なるトランジスタのソースを共通化する場合等において、2つのゲートに対してソースが共通化された構造にレイアウトされる。
中国特許出願公告第104681621号明細書
しかしながら、高耐圧半導体素子(HVMOS)において、ゲートに挟まれたソースの周囲にウェル不純物領域(ソースの周囲に形成されており不純物が注入されたウェル領域)を形成する場合に、アニール工程においてウェル不純物領域に注入した不純物が拡散する。このため、ゲート間の距離(ウェル不純物領域のために不純物を注入する領域)が狭いと、注入した不純物がアニール工程において拡散し、ソースの周囲において不純物濃度が低下する場合がある。ソース周囲の不純物濃度が低下すると、閾値電圧が低下したり、耐圧性能が低下する可能性がある。
従来においては、マルチフィンガ構成等におけるゲート間のスペースは、ソースのコンタクトのマージンのみが考慮され、省スペースで設計されており、ウェル不純物領域の不純物濃度の低下は考慮されていなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、不純物拡散による性能劣化を防止することのできる高耐圧半導体素子及びその製造方法を提供することを目的とする。

本発明の第1態様は、1つのソース部と、前記ソース部の周りに設けられており、シリコン基板に対して不純物の濃度が高いウェル不純物領域と、前記ソース部を挟んで設けられた2つのゲート部と、を備え、前記ゲート部の間隔は、1.2μm以上であって2.2μm以下の範囲内において設定された第1距離に設定されている高耐圧半導体素子である。
上記のような構成によれば、2つのゲート部に対してとソース部が共通化されている構成の半導体素子であっても、ゲート部の間隔は、1.2μm以上であって2.2μm以下の範囲内において設定された第1距離に設定されているため、ウェル不純物領域において、不純物の濃度低下を抑制することが可能となる。このため、ソース部が共通化されていない構造の半導体素子と比較しても、性能劣化を抑制することが可能となる。
上記高耐圧半導体素子において、前記第1距離は、1.3μm以上であって2.0μm以下の範囲内において設定されることとしてもよい。
上記のような構成によれば、ゲート部の間隔である第1距離をより適切に設定することができる。
上記高耐圧半導体素子において、前記ゲート部の間隔は、前記ウェル不純物領域において前記不純物が注入される注入領域と前記ゲート部とが重複する場合には、重複する長さだけ前記第1距離より短い第2距離に設定されており、前記第2距離は、0.8μm以上であって2.0μm以下の範囲内において設定されることとしてもよい。
上記のような構成によれば、アニール工程の前における不純物の注入領域とゲート部とが重複する場合には重複する長さだけゲート部の間隔を短くすることも可能であり、このような場合でも性能劣化を抑制することが可能となる。
本発明の第2態様は、シリコン基板の表面における所定の注入領域へ不純物を注入する注入工程と、前記シリコン基板に対して熱処理を行うアニール工程と、前記シリコン基板上において、前記シリコン基板の表面に対して垂直であり前記注入領域の中心点を通る軸に対して対向しており、1.2μm以上であって2.2μm以下の範囲内において設定された第1距離の間隔をあけて2つのゲート部を形成するゲート形成工程と、前記ゲート部の間の領域にソース部を形成するソース形成工程と、を有する高耐圧半導体素子の製造方法である。
上記のような構成によれば、2つのゲート部に対してとソース部が共通化されている構成の半導体素子であっても、ゲート部の間隔は、シリコン基板の表面に対して垂直であり注入領域の中心点を通る軸に対して対向しており、1.2μm以上であって2.2μm以下の範囲内において設定された第1距離をあけて形成されるため、ウェル不純物領域において、不純物の濃度低下を抑制することが可能となる。このため、ソース部が共通化されていない構造の半導体素子と比較しても、性能劣化を抑制することが可能となる。
上記高耐圧半導体素子の製造方法において、前記第1距離は、1.3μm以上であって2.0μm以下の範囲内において設定されることとしてもよい。
上記のような構成によれば、ゲート部の間隔である第1距離をより適切に設定することができる。
上記高耐圧半導体素子の製造方法において、前記ゲート部の間隔は、前記注入領域と前記ゲート部とが重複する場合には、重複する長さだけ前記第1距離より短い第2距離に設定されており、前記第2距離は、0.8μm以上であって2.0μm以下の範囲内において設定されることとしてもよい。
上記のような構成によれば、アニール工程の前における不純物の注入領域とゲート部とが重複する場合には重複する長さだけゲート部の間隔を短くすることも可能であり、このような場合でも性能劣化を抑制することが可能となる。
本発明によれば、不純物拡散による性能劣化を防止することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る高耐圧半導体素子の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る高耐圧半導体素子の平面図である。 マルチフィンガ型のトランジスタの回路図例である。 個別にトランジスタを設けた場合のの回路図例である。 参考例に係る高耐圧半導体素子の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る高耐圧半導体素子のN−ドリフト注入工程を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る高耐圧半導体素子のP−ウェル注入工程を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る高耐圧半導体素子のアニール工程を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る高耐圧半導体素子のSTI−ゲート形成工程を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る高耐圧半導体素子のソース/ドレイン形成工程を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る高耐圧半導体素子の絶縁膜等形成工程を示した図である。 ゲート部の構成例を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る高耐圧半導体素子のゲート部周辺構成を示した図である。 参考例に係る高耐圧半導体素子のId−Vgs特性の例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る高耐圧半導体素子のId−Vgs特性の例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る高耐圧半導体素子の断面図である。
〔第1実施形態〕
以下に、本発明に係る高耐圧半導体素子及びその製造方法の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る高耐圧半導体素子1の断面図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る高耐圧半導体素子1の平面図である。なお、図1の断面図は、図2の平面図におけるa−a面における断面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る高耐圧半導体素子1は、ソース部Sと、ゲート部Gと、ドレイン部Dと、ウェル部Wとを備えるMOS構造の半導体素子である。なお、本実施形態における高耐圧半導体素子1は、1つのトランジスタのゲートを分割した場合(マルチフィンガ型)であっても、異なる目的のトランジスタのソース部Sを共通化した場合であっても使用することができる。
マルチフィンガ型のトランジスタとは、ゲート部Gを複数に分割してレイアウトしたものである。隣接する2つのゲート部Gに挟まれた領域はソース部Sまたはドレイン部Dとして機能し、隣接する各々のゲート部Gに対して端子を共通化することにより小面積化を図ることができる。ゲート部Gを3本(3フィンガ)以上に分割する場合には必ずソース部Sを共通化した箇所が存在する。ゲート部Gを2本(2フィンガ)に分割する場合には、ドレイン部Dを共通化する場合と、図3に示す回路図の構成のようにソース部Sを共通化する場合がある。図3の例では、ソース部S、ゲート部G、ウェル部W、及びドレイン部Dはそれぞれ互いに接続されており、シリコン基板上にMOS構造の素子としてレイアウトする場合には、ソース部Sの端子を共通化することにより小面積化を図ることができる。なお、図3の例ではウェル部Wとソース部Sを同電位としているが、異なる電位を与えることもできる。
異なる目的のトランジスタのソース部Sを共通化した場合には、例えば図4のような回路構成となる。すなわち、それぞれのトランジスタにおいて、ゲート部G_A、G_B及びドレイン部D_A、D_Bはそれぞれの目的で使用(制御)され、ソース部S_AB及びウェル部W_ABが共通化される。このような場合でも、シリコン基板上にはソース部S_ABを共通化してそれぞれのトランジスタをレイアウトすることできるため、小面積化を図ることができる。なお、図4の例ではウェル部W_ABとソース部S_ABを同電位としているが、異なる電位を与えることもできる。
本実施形態における高耐圧半導体素子1は、マルチフィンガ型でソース部Sを共通化する場合でも、異なる目的のトランジスタのソース部Sを共通化する場合でも、同様の構成となる。すなわち、図1に構成された高耐圧半導体素子1におけるゲート部G及びドレイン部Dの配線状態によって、どちらの用途にも使用することができる。なお、本実施形態では、1つのトランジスタのゲート部Gを2つに分割したマルチフィンガ型(2フィンガ)を例示して説明するが、異なる目的のトランジスタのソース部Sを共通化して構成する場合についても同様に適用することができる。
ソース部Sは、複数のゲート部Gに対して共通化されて設けられており、図1及び図2に示すように高耐圧半導体素子1に対して1つ設けられている。すなわち、ソース部Sは、ゲート部Gの間の領域に形成される。ソース部Sは、両端に配置されたゲート部Gに対して共通して設けられているため、ゲート部Gに対する制御状態によって電流の導通状態が変化する。
ソース部Sの周囲には、ウェル不純物領域PWが設けられており、連続するPsub領域を合わせてウェル部Wとして機能する。ウェル不純物領域PWは、シリコン基板に対して不純物濃度が高い領域である。ウェル不純物領域PWは、図1において不純物が注入領域Iへ注入され、注入された不純物がアニール工程において拡散することによって所定の領域に広がり構成される。注入領域Iとは、ウェル不純物領域PWを形成するための不純物が注入される領域である。ソース部Sに対しては、所望の不純物濃度が形成されるように、N型の不純物(例えばヒ素)がドープされる。このときゲート部Gがマスクとなり、ゲート部Gの間の領域、すなわち、注入領域Iと等しい平面領域にN+ソース領域が形成される。ウェル不純物領域PWは、不純物の注入領域Iに対してアニール工程で拡散し、ソース部Sの周りの所定領域に形成される。なお、ソース部Sは、比較的短時間の熱処理で活性化されるため、シリコン基板表面において注入領域Iと等しい領域(ゲート部Gの間の領域)に形成される。
ウェル不純物領域PWでは、適切な閾値電圧(Vth)を得るために、ゲート部G直下の領域における不純物濃度が調整されている。すなわち、図1においてX1からX2の間及びX3からX4の間の不純物がアニール後に所望の濃度となるように設計されている。N1はX2及びX3におけるアニール後の不純物濃度を示す。
ゲート部Gは、ソース部Sを挟んで設けられている。具体的には、ゲート部Gは、共通化されたソース部S(N+ソース領域)に対して隣接して両端に設けられている。換言すると、ゲート部Gは、シリコン基板上において、シリコン基板の表面に対して垂直であり注入領域Iの中心点を通る軸に対して対向して設けられている。図2のようにソース部Sの辺(ゲート部Gの間の距離(ゲート幅向の辺))a1が短辺となり、辺(ゲート長方向の辺)a2が長辺となっており、注入領域Iも同様(合同または相似)の場合には、ゲート部Gは、注入領域Iの中心点を通る長軸を通りシリコン基板の表面に対して垂直な面に対して対向して設けられる。すなわち、本実施形態では、ゲート部Gの間隔は、ソース部S(N+ソース領域)となる。ソース部Sは、シリコン基板表面において注入領域Iと等しい領域に形成されるため、ゲート部Gの間隔は、注入領域Iの間隔と等しくなる。すなわち、図1に示すように、本実施形態における高耐圧半導体素子1では、ゲート部Gの間隔と、ソース部S(N+ソース領域)と、注入領域Iとはシリコン基板表面と平行な方向において等しくなる。
ゲート部Gの間隔は、1.2μm以上であって2.2μm以下の範囲内において設定された第1距離FDに設定されている。具体的には、ゲート部Gの間隔は、アニール工程における不純物の拡散長DD以上に設定された第1距離FDに設定されている。高耐圧の半導体素子においては、アニール工程における不純物の拡散長DDは素子が製造されるプロセスによって比較的影響を受けない。このため、アニール工程における不純物の拡散長DD以上となるようにゲート部Gの間隔が設計されると、第1距離FDは、1.2μm以上であって2.2μm以下の範囲内となる。本実施形態では、ゲート部Gの間隔である第1距離FDは、図1に示すように不純物の拡散長DDに設定されている場合について説明するが、第1距離FDは、拡散長DD以上であればよい。
拡散長DDとは、アニール工程の前において不純物が注入された境界位置(注入領域Iの境界位置)から、アニール工程における濃度拡散により不純物の濃度が所定値まで低下した位置までの距離である。濃度の所定値とは、例えば、注入した不純物濃度に対する割合として予め設定される。
アニール工程では、ウェル不純物領域PW(注入領域I)に注入された不純物は、例えば1100℃で数時間高温熱処理される。このとき、注入された不純物はシリコン基板内において拡散する。図5は、参考例に係る高耐圧半導体素子1eにおける不純物の拡散を示した図である。参考例とは、ゲート部Gの間隔が不純物の拡散長DD未満となっている場合である。すなわち、X6とX7の間(注入領域)が拡散長DD未満となっている。参考例の場合では、注入領域に注入された不純物は、拡散長DDの距離まで拡散する。図5において、X7の位置に注入された不純物は、アニール工程によって、X5及びX8の位置まで拡散する。同様にX6からX7の間に注入された不純物も各々拡散長DDの距離まで拡散し、ゲート部G直下のX7からX8の領域の不純物濃度を形成する。参考例のように、ゲート部Gの間隔が拡散長DD未満の場合には、X5からX6の間に不純物が注入されないため、X7からX8の間の領域に到達する不純物は、ゲート部Gの間隔が拡散長DD以上の場合と比べて低下してしまう。N2はX7における不純物濃度を示し、所望の濃度N1より低下してしまう。X6における不純物濃度N2も同様である。このため、所望の不純物濃度を満たすことができず、閾値電圧(Vth)や耐圧性能の低下等を招く可能性がある。
そこで、本実施形態におけるゲート部Gの間隔は、拡散長DD以上に設定された第1距離FDとしている。換言すると、第1距離FDの幅を持つ注入領域Iに不純物が注入され、その両端に(第1距離FDをあけて)ゲート部Gが設けられる。ゲート部Gの間隔(注入領域I)を拡散長DD以上の第1距離FDとしておくことで、アニール工程において濃度拡散が生じたとしても、ゲート部G直下の不純物濃度の低下を抑制することができ、性能低下を抑制することができる。図1では、X2とX3の間の注入領域Iに不純物が注入され、アニール工程において拡散する。すなわち、ウェル不純物領域PWは、X1とX4の位置まで拡散して形成される。しかしながら、ゲート部Gの間隔を拡散長DD以上としているため、ソース部S近傍のウェル不純物領域PWの不純物濃度の低下が抑制されている。図1では、X2及びX3の位置に到達できる不純物を低下させず、所望の不純物濃度であるN1を得ることができる。
拡散長DDは、アニール工程におけるアニール条件に基づいて設定される。アニール条件には、アニール工程における処理温度及び処理時間が含まれている。すなわち、アニール工程における処理温度及び処理時間がわかれば、高耐圧半導体素子1の設計時において拡散長DDを推定することができ、推定した拡散長DDに合わせて素子をデザインすることが可能となる。
なお、アニール条件は、一般的に要求耐圧性能に応じて設定される。要求耐圧性能とは例えば耐電圧である。要求耐圧性能が高いほど大きな拡散長DDが必要になる。このように、要求耐圧性能に応じて設定されたアニール工程の処理温度及び処理時間によって、拡散長DDをより正確に求めることが可能となる。
ゲート部Gの間隔である第1距離FDは、耐圧仕様に応じた拡散長DD以上に設定されており、高耐圧仕様の半導体素子においては、拡散長DDは素子が製造されるプロセスによって比較的影響を受けない。このため、具体的なゲート部Gの間隔としては、1.2μm以上であって2.2μm以下の範囲内に設定される。なお、より好ましくは、ゲート部Gの間隔は、1.3μm以上であって2.0μm以下の範囲内において設定される。なお、例えば、拡散長DDは、要求耐圧性能によっては影響を受け、耐電圧が低くなるほど拡散長DDは短くなり(第1距離FDも短くなり)、あわせてゲート部Gの間隔は短くなる。
ドレイン部Dは、それぞれのゲート部Gに対応して設けられている。ドレイン部Dでは、N型の不純物(例えばヒ素)がドープされてN+ドレイン領域が形成される。また、ドレイン部Dはゲート部Gに対して距離をおいて設けられており、ゲート部Gとドレイン部Dとの間のシリコン基板表面には、N−ドリフト領域NDが形成されている。ゲート部Gとドレイン部Dとの間にN−ドリフト領域NDが形成されることによって、ドレイン部Dにおける横方向電界を緩和して高耐圧性能を確保することが可能となる。本実施形態では、ソース部Sを共通化したマルチフィンガ(2フィンガ)型としているため、図1及び図2においてドレイン部Dは左右対称に配置されている。なお、ドレイン部D及びドレイン部D周辺の構成については、図1の構成に限定されない。例えば、ゲート部Gとドレイン部Dとの間において、STIが構成されていてもよい。また、ゲート部Gを3本以上に分割するマルチフィンガ型ではゲート部Gに挟まれたドレイン部Dも共通化される構成となる。
また、図1及び図2に示すように、高耐圧半導体素子1は、ガードリングGRによって囲われている。ガードリングGRは、隣接する素子との間で耐圧仕様を満たせるよう分離性能を向上させるとともに、高耐圧半導体素子1のウェル部Wに対する電極構造として機能する。
次に、本実施形態における高耐圧半導体素子1の製造方法(プロセスフロー)の一例について図面を参照して説明する。
図6−11は、高耐圧半導体素子1の各製造工程を示した図である。図6は、N−ドリフト注入工程を示した図である。図7は、P−ウェル注入工程を示した図である。図8は、アニール工程を示した図である。図9は、STI−ゲート形成工程を示した図である。図10は、ソース/ドレイン形成工程を示した図である。図11は、絶縁膜等形成工程を示した図である。なお、本実施形態では、HVNMOS(P型基板Psub)を形成する場合について説明するが、HVPMOSを形成する場合についても同様に適用することが可能である。
図6のN−ドリフト注入工程は、シリコン基板に対して、ドレイン部Dに対するN−ドリフト領域NDを形成する領域にN型の不純物(例えば、リン)を注入する。なお、N−ドリフト領域NDのために不純物を注入する領域以外の領域にはレジストパターンPRが形成されており、不純物が注入されないように構成されている。
図7のP−ウェル注入工程(注入工程)は、ソース部Sに対するウェル不純物領域PWを形成するための領域(注入領域I)にP型の不純物(例えば、ボロン)を注入する。なお、図7の例ではP型の不純物は、ガードリングGRを形成する領域にも注入される。注入を兼用することでリソグラフィ及び注入の工程を省略している。
P−ウェル注入工程では、ゲート部Gを構成する領域及びN型の不純物が注入された領域の表面においてレジストパターンPRが形成され、他の領域(ソース部S等が形成される領域)にP型の不純物が注入される。すなわち、レジストパターンPRの端部Aは、ゲート部Gの端部となる。このようにして、レジストパターンPRの端部A(ゲート部Gの端部)の間の領域を注入領域IとしてP型の不純物が注入される。注入領域Iの端部(レジストパターンPRの端部A)は、注入領域Iに注入された不純物のアニール工程における拡散を考慮して位置が設計される。すなわち、端部Aの間隔が第1距離FDとして設計されることで、ゲート部Gの間隔も第1距離FDとなる。
図8のアニール工程(焼成工程)は、注入された不純物をシリコン基板の結晶構造に組み込み活性化するために、高温熱処理を行う。アニール工程は、所定の処理温度で所定の処理時間熱処理が行われる。具体的には、1100℃で数時間熱処理が行われる。
アニール工程において、注入された不純物は拡散する。図8に示すように、注入領域Iに注入された不純物は、拡散し、注入領域Iよりも広い領域としてウェル不純物領域PWが形成される。拡散によってウェル不純物領域PWにおける不純物の濃度は、シリコン基板表面と平行な方向において勾配が生じる。しかしながら、注入領域Iの距離を第1距離FD(拡散長DD以上の距離)として設定しているため、ソース部S近傍におけるウェル不純物領域PWの不純物濃度の低下は抑制され、十分な濃度を保つことができる。このため、ウェル不純物領域PWにおける不純物濃度低下に伴う性能低下を抑制することができる。
なお、アニール工程では、N型の不純物も拡散し、N−ドリフト領域NDが形成される。
アニール工程における不純物の拡散は、アニール工程におけるアニール条件(処理温度及び処理時間)と相関関係を有している。このため、所望の性能が達成されるように拡散長DDが設計され、設計された拡散長DDとなるようにアニール条件が決定され処理される。
図9のSTI−ゲート形成工程(ゲート形成工程)は、シリコン基板表面において、STI及びゲート部Gが形成される。STIは、素子分離のための構成であり、所定の位置に溝(トレンチ)を掘り、溝をシリコン酸化膜で埋めて形成される。STIは絶縁体で構成されるため、シリコン基板表面に形成された各部を電気的に分離する。
ゲート部Gは、シリコン基板表面において、所定の位置に形成される。具体的には、ゲート部Gは、シリコン基板上において、シリコン基板の表面に対して垂直であり注入領域の中心点を通る軸に対して対向しており、第1距離FDの間隔をあけて形成される。ゲート部Gは、シリコン基板上に絶縁体のゲート酸化膜GOが形成され、ゲート酸化膜GOの上にポリシリコンPSが形成される。なお、ゲート部Gは、図12に示すように、ゲート酸化膜GOの幅に対してポリシリコンPSの幅が小さい構成としてもよい。図12では、ゲート酸化膜GOに対してポリシリコンPSが2s分小さい構成となっている。このようにゲート酸化膜GOの幅に対してポリシリコンPSの幅を小さくすることで、シリコン基板の表面とポリシリコンPSとがショートしてしまう可能性を低減することができる。
図10のソース/ドレイン形成工程(ソース形成工程)は、所定の位置においてソース部S及びドレイン部Dを形成する。ソース部Sは、ゲート部Gの間の領域にN型の不純物(例えば、ヒ素)が注入されることによって形成される。本実施形態では、2つのゲート部Gの端部間の領域をウェル不純物領域PWの注入領域Iとしているため、ソース部Sは、シリコン基板上における注入領域Iと同領域に形成される。すなわち、ゲート部Gの間隔は、注入領域Iの幅となり、ソース部Sの幅となる。
ドレイン部Dは、N−ドリフト領域NDにおいて、ゲート部Gから所定距離離れた位置に形成される。ドレイン部Dは、所定の領域にN型の不純物(例えば、ヒ素)が注入されることによって形成される。なお、ガードリングGRの構成のために、所定領域においてP型の不純物(例えば、ボロン)が注入される。
図11の絶縁膜等形成工程は、シリコン基板表面において、絶縁膜IF及びコンタクトCTが形成される。絶縁膜等形成工程では、ゲート部G等が構成されたシリコン基板表面においてCVD法等によって分厚いシリコン酸化膜を形成し、絶縁膜IFを形成する。そして、素子の各端子と他の素子とを配線接続するためのコンタクトCTを形成する。コンタクトCTは、絶縁膜IFにエッチングによりコンタクトホールが形成され、コンタクトホールにタングステン等を埋め込むことによって形成される。このように絶縁膜等形成工程においてCT(コンタクト)層が形成され、CT層の表面にメタル配線等が敷設される(メタル層)。
なお、図6−11に記載の各工程は、高耐圧半導体素子1を製造するフローの一例であり、図1の構成の高耐圧半導体素子1が製造できれば上記に限定されない。
なお、本実施形態では、アニール工程の前における不純物の注入領域Iとゲート部Gとが重複しない場合について説明した。すなわち、注入領域Iとゲート部Gとが重複しない場合には、ゲート部Gの間隔を拡散長DD以上の距離の第1距離FDとすることで、注入領域Iを拡散長DD以上の距離とすることができ、アニール工程で拡散が生じたとしてもゲート部G直下におけるウェル不純物領域PWにおいて不純物濃度の低下を抑制することができる。
一方で、図13に示すように、注入領域Iとゲート部Gとが重複する場合には、注入領域Iが拡散長DD以上の距離に保たれていても、ゲート部Gの間隔は重複部分だけ短くなる。このため、ゲート部Gの間隔は、アニール工程の前における不純物の注入領域Iとゲート部Gとが重複する場合には、重複する長さだけ第1距離FDより短い第2距離SDに設定することとしてもよい。なお、第2距離SDは、0.8μm以上であって2.0μm以下の範囲内において設定されることが好ましい。
以上説明したように、本実施形態に係る高耐圧半導体素子及びその製造方法によれば、ゲート部Gに対してとソース部Sが共通化されている構成の半導体素子であっても、ゲート部Gの間隔は、アニール工程における不純物の拡散長DD以上に設定された第1距離FDに設定されているため、ウェル不純物領域PWにおいて、不純物の濃度低下を抑制することが可能となる。このため、ソース部Sが共通化されていない構造の半導体素子と比較しても、性能劣化を抑制することが可能となる。
図14に、図5に示す参考例に係る高耐圧半導体素子1のドレイン部Dに最大仕様電圧、例えば35Vを印可した場合のId−Vgs特性(ドレイン電流とゲート−ソース間電圧の関係を示す特性)を示している。なお、図14には、Isub−Vgs特性(基板電流とゲート−ソース間電圧の関係を示す特性)も示されている。参考例では、ゲート部Gの間隔が不純物の拡散長DD未満となっている場合であり、例えば0.8μmに設定されている。また、図15に、本実施形態に係る高耐圧半導体素子1のドレイン部Dに最大仕様電圧、例えば35Vを印可した場合のId−Vgs特性を示している。なお、図15には、Isub−Vgs特性(基板電流とゲート−ソース間電圧の関係を示す特性)も示されている。
参考例の場合には、ゲート部Gの間隔が十分でなく、換言すると注入領域Iの幅が拡散長DDに対して短いため、ソース部Sにおけるウェル不純物領域PWにおける不純物の濃度低下が発生する。このため、図14に示すように、Va(例えば2V)においてブレークダウンが生じる。これは、ウェル不純物領域PWの不純物濃度が低下して抵抗値が高くなることが原因である。大きなIsub(基板電流)が流れるため、抵抗値が高いほどウェル部Wの電位が浮きやすくなり、スナップバック現象によるブレークダウンが生じてしまう。
本実施形態の場合には、ゲート部Gの間隔は拡散長DDを考慮して設計しているため、図15に示すように、図14のようなブレークダウンは発生しない。すなわち、ドレイン領域において拡散に伴う不純物の濃度低下を抑制しているため、性能劣化を防止することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る高耐圧半導体素子及びその製造方法について説明する。
本実施形態では、ゲート部Gの間隔を製造誤差も考慮して設計する場合について説明する。以下、本実施形態に係る高耐圧半導体素子及びその製造方法について、第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図1に示すような半導体素子は、フォトリソグラフィ技術を用いて製造されている。しかしながら、寸法ばらつき等によって、微小ながら製造誤差が生じる場合がある。図1のような半導体素子において製造誤差が生ずると、ゲート部Gの間隔(注入領域Iの幅)がアニール工程における拡散長DD未満となってしまう可能性がある。ゲート部Gの間隔(注入領域Iの幅)がアニール工程における拡散長DD未満となると、参考例として説明したように、性能劣化を招く恐れがある。このため、本実施形態では、製造誤差も考慮して設計を行う。
具体的には、第1距離FDは、拡散長DDに対して製造誤差に基づく所定のマージンを加算した値に設定される。ゲート部Gの間隔である第1距離FDは、拡散長DD以上に設定されることで、拡散による性能劣化を抑制することができる。このため、第1距離FDが製造誤差によって拡散長DD未満とならないように、拡散長DDに対して製造誤差に基づくマージンを加算した値として第1距離FDが設定される。図16は、本実施形態における高耐圧半導体素子1の断面図を示す図である。図16に示すように、高耐圧半導体素子1は、ゲート部Gの間隔が拡散長DDに所定のマージンαを加えた距離(第1距離FD)に設計されている。
なお、所定のマージンは、半導体素子の製造誤差に基づいて設定される。具体的には0.2μmに設定される。
以上説明したように、本実施形態に係る高耐圧半導体素子及びその製造方法によれば、ゲート部Gの間隔を製造誤差も考慮して設定することができ、より確実に性能劣化を防止することが可能となる。
本発明は、上述の実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施が可能である。なお、各実施形態を組み合わせることも可能である。
1 :高耐圧半導体素子
CT :コンタクト
D :ドレイン部
DD :拡散長
FD :第1距離
G :ゲート部
GO :ゲート酸化膜
GR :ガードリング
I :注入領域
IF :絶縁膜
ND :N−ドリフト領域
PW :ウェル不純物領域
PS :ポリシリコン
PR :レジストパターン
S :ソース部
SD :第2距離
W :ウェル部

Claims (6)

  1. 1つのソース部と、
    前記ソース部の周りに設けられており、シリコン基板に対して不純物の濃度が高いウェル不純物領域と、
    前記ソース部を挟んで設けられた2つのゲート部と、
    を備え、
    前記ゲート部の間隔は、1.2μm以上であって2.2μm以下の範囲内において設定された第1距離に設定されており、
    前記第1距離は、前記ウェル不純物領域に対して注入された不純物のアニール工程における拡散長以上に設定されており、
    シリコン基板表面における前記ゲート部で挟まれた領域には前記ソース部のみが形成されている高耐圧半導体素子。
  2. 前記第1距離は、1.3μm以上であって2.0μm以下の範囲内において設定される請求項1に記載の高耐圧半導体素子。
  3. 前記ゲート部の間隔は、前記ウェル不純物領域において前記不純物が注入される注入領域と前記ゲート部とが重複する場合には、重複する長さだけ前記第1距離より短い第2距離に設定されており、前記第2距離は、0.8μm以上であって2.0μm以下の範囲内において設定される請求項1または2に記載の高耐圧半導体素子。
  4. シリコン基板の表面における所定の注入領域へ不純物を注入する注入工程と、
    前記シリコン基板に対して熱処理を行うアニール工程と、
    前記シリコン基板上において、前記シリコン基板の表面に対して垂直であり前記注入領域の中心点を通る軸に対して対向しており、1.2μm以上であって2.2μm以下の範囲内において設定された第1距離の間隔をあけて2つのゲート部を形成するゲート形成工程と、
    前記ゲート部の間の領域にソース部を形成するソース形成工程と、
    を有し、
    前記第1距離は、前記注入領域に対して注入された不純物の前記アニール工程における拡散長以上に設定されており、
    シリコン基板表面における前記ゲート部で挟まれた領域には前記ソース部のみが形成される高耐圧半導体素子の製造方法。
  5. 前記第1距離は、1.3μm以上であって2.0μm以下の範囲内において設定される請求項4に記載の高耐圧半導体素子の製造方法。
  6. 前記ゲート部の間隔は、前記注入領域と前記ゲート部とが重複する場合には、重複する長さだけ前記第1距離より短い第2距離に設定されており、前記第2距離は、0.8μm以上であって2.0μm以下の範囲内において設定される請求項4または5に記載の高耐圧半導体素子の製造方法。
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