JP6892421B2 - パラメータ推定方法およびパラメータ推定装置 - Google Patents

パラメータ推定方法およびパラメータ推定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6892421B2
JP6892421B2 JP2018165349A JP2018165349A JP6892421B2 JP 6892421 B2 JP6892421 B2 JP 6892421B2 JP 2018165349 A JP2018165349 A JP 2018165349A JP 2018165349 A JP2018165349 A JP 2018165349A JP 6892421 B2 JP6892421 B2 JP 6892421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
luggage
contents
vibration
parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018165349A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019164111A (ja
Inventor
平尾 明子
明子 平尾
高山 暁
暁 高山
小野 富男
富男 小野
山本 紀子
紀子 山本
細野 靖晴
靖晴 細野
剛史 小林
剛史 小林
逸見 和弘
和弘 逸見
斉藤 三長
三長 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to US16/126,112 priority Critical patent/US10859533B2/en
Publication of JP2019164111A publication Critical patent/JP2019164111A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6892421B2 publication Critical patent/JP6892421B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

実施形態の発明は、パラメータ推定方法およびパラメータ推定装置に関する。
物流事業等の現場では、多種多様な荷物(Package)をロボットで搬送する。荷物の大きさ、形状、材質などのパラメータは、多様であり、荷物の重量や重心の位置も多様である。ロボットハンドやドローン等の装置で荷物を把持する際に、カメラ等で取得した画像情報に基づいて把持する箇所等を含む把持計画を作成する。把持計画に従って把持を行う場合、一体化された荷物の範囲に関する認識の間違いや、重量や重心が不明であるために、把持を失敗したり、荷物が破壊されたりすることがある。
接着剤やビニールラップ等で一体化された複数の荷物は、画像情報により個別の荷物ではなく一体化されていることを認識することは困難である。上面視において複数の荷物の存在が認識されたとしても、一体化されている場合、一つずつ荷物を搬送することはできず、複数の荷物を一度に持ち上げなくてはならない。このような場合、複数の荷物が一体化されていることを認識できないと把持を失敗しやすい。このため、荷物の把持計画を作成する際に重量または重心を推定して、当該パラメータを考慮して把持を行う必要がある。
しかしながら、段ボール箱の目視だけでは、内容物の重量や重心を推定することは困難である。特に、一体化された梱包物の重量や重心は、個々の荷物の重量や重心によっても異なるため困難である。
一体化された複数の荷物の重量や重心は、非接触の検査で推定されることが好ましい。非接触で上記パラメータを検出する装置としては、例えばX線検査装置等が挙げられる。しかしながら、X線の透過画像を用いて重量や重心位置を推定する場合、X線検査装置の中に荷物を入れなくてはいけない。物流現場等では単位時間当たりの荷物の処理量が膨大であるが、この方式の場合処理量を多くできない。また、X線検査装置が高価、大型でかつ人体に悪影響を与える可能性がある。
特許第5798420号明細書
実施形態の発明が解決しようとする課題は、簡便な方法で内容物の重量、荷物の重量、内容物の重心、荷物の重心、一体化された内容物の範囲、一体化された荷物の範囲、内容物同士の接着状態、および荷物同士の接着状態からなる群より選択される少なくとも一つのパラメータを推定することである。
実施形態のパラメータ推定方法は、包材と包材を用いて梱包された内容物とを有する少なくとも一つの荷物の形状情報および位置情報を含む外観情報を取得するステップと、外観情報に基づいて決定される少なくとも1カ所で荷物を加振し、加速度、速度、および変位からなる群より選択され、かつ荷物の振動を示す少なくとも一つのデータを取得するステップと、少なくとも一つのデータと、内容物の重量、荷物の重量、内容物の重心、荷物の重心、一体化された内容物の範囲、一体化された荷物の範囲、内容物同士の接着状態、および荷物同士の接着状態からなる群より選択される少なくとも一つのパラメータと、の関係に基づいて少なくとも一つの荷物の少なくとも一つのパラメータの値を推定するステップと、を具備する。
推定装置の構成例を示す模式図である。 推定方法例を説明するためのフローチャートである。 超音波フェーズドアレイの原理を説明するための図である。 伝達関数を説明するための模式図である。 梱包例を示す模式図である。 梱包例を示す模式図である。 梱包例を示す模式図である。 段ボール箱の外形を示す図である。 段ボール箱の断面の構造を示す図である。 段ボール箱の加振点および振動モード測定点を示す図である。 伝達関数を示す図である。 伝達関数を示す図である。 重さと振動数との関係を示す図である。 重さと固有振動でのゲインとの関係を示す図である。 ロボットハンドの構成を示す図である。 重さと振動数との関係を示す図である。 SampleAの荷物の構成を示す図である。 SampleBの荷物の構成を示す図である。 振動モードを示す図である。 振動モードを示す図である。 一体化された複数の荷物の構成を示す上面図である。 推定方法の他の例を説明するためのフローチャートである。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面は模式的であり、例えば各構成要素の厚さ、幅等の寸法は実際の構成要素の寸法と異なる場合がある。また、実施形態において、実質的に同一の構成要素には同一の符号を付け、説明を省略する場合がある。
図1は、パラメータ推定装置の構成例を示す模式図である。図1に示す推定装置1は、駆動部1aを用いて荷物10の内容物の重量、荷物の重量、内容物の重心、荷物の重心、一体化された内容物の範囲、一体化された荷物の範囲、内容物同士の接着状態、および荷物同士の接着状態からなる群より選択される少なくとも一つのパラメータの値を推定することができ、撮像部11と、加振部12と、検出部13と、記憶部14と、推定部15と、制御部16と、を具備する。推定装置1は、例えば荷物の担持計画を策定するために用いられる。
荷物10は、包材10aと、包材10aに梱包された内容物10bと、を有する。包材10aとしては、例えば段ボール箱等が挙げられるが、特に限定されない。内容物10bとしては、包材10aにより梱包可能であれば特に限定されない。また、荷物10の形状も直方体に限定されない。また、荷物10は、複数の荷物が一体化された梱包物の一つであってもよい。
荷物同士または内容物同士の接着状態は、一つの荷物または内容物を把持して持ち上げたときの把持していない他の一つの荷物または内容物の状態により判断される。把持していない他の一つの荷物または内容物も一つの荷物と共に持ち上がれば荷物同士または内容物同士は接着されている、または接着度合いが基準よりも強いもしくは接着強度が基準よりも高いと判断され、持ち上がらなければ接着していないまたは接着度合いが基準よりも弱いもしくは接着強度が基準よりも低いと判断される。例えば、複数の段ボール箱が部分的にテープや接着剤等で接着されている場合を判別する。一部を把持したときに複数の段ボール箱が一体的に持ち上がれば、接着されている、または接着度合いが基準よりも強いもしくは接着強度が高いと判断される。また、包材としてビニール袋が用いられておりその中に複数の内容物を有する場合、複数の内容物の一部を把持するときに一体的に複数の内容物が持ち上がれば複数の内容物がテープや接着剤等で接着されている、または接着度合いが基準よりも強いもしくは接着強度が高いと判断される。
撮像部11は、荷物10を撮像することができる。これにより、荷物10の形状情報および位置情報を含む外観情報を取得することができる。撮像部11は、例えばカメラ等の撮像素子を備える。
加振部12は、荷物10を加振することができる。加振部12は、例えば焦点の位置を可変できるように同心円状に配置されたリング状の振動子を有するアニュラアレイ、曲面に並置された複数の振動子を有する超音波アレイや超音波フェーズドアレイ等の音波発振器を有する。超音波アレイは、複数個の振動子からの音圧が重畳することにより効率よく対象物を加振することができる。超音波フェーズドアレイは、音響放射圧を発生させることができる。これらの音波発振器を用いることにより、非接触で荷物10を加振することができるため、加振による荷物10の破損を抑制することができる。
検出部13は、荷物10の振動または振動による変化を示すデータを取得することができる。検出部13は、例えば静電容量式非接触変位計、渦電流式非接触変位計、光学式非接触変位計、超音波変位計、およびレーザードップラー振動計からなる群より選択される少なくとも一つのセンサを有する。非接触で検出が可能なセンサを用いることにより、検出による荷物10の破損を抑制することができる。上記センサを複数組み合わせてもよい。光学式非接触変位計は、比較的遠方の変位の検出に適しており、検出精度が高く、応答速度等が速い。超音波変位計は、光学式よりも近くに存在する周波数が低い変位の検出に適しており、荷物10の材質や色の影響を受けにくく、埃や水による影響が小さい。
記憶部14は、例えばルックアップテーブル(Lookup Table:LUT)を記憶することができる。LUTは、例えば上記少なくとも一つのパラメータと上記少なくとも一つのデータとの関係を示す。記憶部14は、例えばメモリを有する。なお、記憶部14は、外観情報や加振点等のデータを記憶してもよい。記憶部14は、必ずしもLUTを記憶していなくてもよい。
推定部15は、データを処理するとともに、記憶部14に記憶されたLUTを参照し、取得されたデータに対応する上記パラメータの値を推定することができる。
制御部16は、撮像部11、加振部12、検出部13、記憶部14、および推定部15のそれぞれに電気的に接続され、それぞれに制御信号を出力する。制御部16は、制御信号により撮像部11、加振部12、検出部13、記憶部14、推定部15のそれぞれの動作を制御する。なお、制御部16は、撮像部11、加振部12、検出部13、記憶部14、および推定部15の少なくとも一つに接続されて動作を制御すればよい。
推定部15や制御部16は、例えばプロセッサ等を用いたハードウェアを用いて構成されてもよい。なお、各動作を動作プログラムとしてメモリ等のコンピュータ読み取りが可能な記録媒体に保存しておき、ハードウェアにより記録媒体に記憶された動作プログラムを適宜読み出すことで各動作を実行してもよい。
次に、推定装置1を用いた荷物10のパラメータ推定方法の一例について図2を参照して説明する。図2は、パラメータ推定方法例を説明するためのフローチャートである。
図2に示すパラメータ推定方法例は、外観情報取得ステップS1と、データ取得ステップS2と、パラメータ推定ステップS3と、を具備する。
外観情報取得ステップS1は、撮像部11により荷物10を撮像し、荷物10の形状情報および位置情報の少なくとも一つの外観情報を取得する撮像ステップS1−1と、外観情報に基づいて荷物10の加振箇所を決定する加振点決定ステップS1−2と、を含む。
データ取得ステップS2は、決定された少なくとも1カ所の加振箇所で荷物10を加振する加振ステップS2−1と、荷物10の加速度、速度、および変位からなる群より選択され、荷物10の振動を示す少なくとも一つのデータを取得する振動測定ステップS2−2とを含む。なお、図2に示すように、データをアナログ−デジタル変換(Analog−Digital Conversion:ADC)するステップS2−3の後に、推定部15によりデータの高速フーリエ変換を行う高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)ステップS2−4と、高速フーリエ変換後のデータを伝達関数に変換する伝達関数演算ステップS2−5と、をさらに含んでいてもよい。なお、加振ステップ2−1および振動測定ステップS2−2は、荷物10の第1の表面および第2の表面のそれぞれで行われてもよい。また、加振箇所とデータ取得箇所は、必ずしも一致していなくてもよい。
加振ステップS2−1において、超音波フェーズドアレイを用いて空中を伝搬する超音波の音響放射圧により荷物10に対してインパルス加振を行う場合について説明する。図3は、超音波フェーズドアレイの原理を説明するための図である。超音波フェーズドアレイでは、N個の超音波発振子121が駆動信号122により制御される。加振したい位置に全ての超音波発振子121からの位相が等しくなるように、N個の超音波発振子121の駆動位相を制御することにより、集束超音波ビームが加振したい位置(位置123)に形成される。音響放射圧は、超音波の振幅の2乗に比例することから、フェーズドアレイの超音波発振子121がN個のとき、音響放射圧はNになる。
超音波フェーズドアレイを用いて荷物10を非接触で加振すると、荷物10の表面には加振に応じた振動が励起される。このとき、励起される振動の周波数、振幅は、荷物10中の内容物の重量や、その位置によって定まる重心の位置、さらには荷物の構造や材質等によって異なる。
超音波アレイ発振子としては、様々な形状、組合せがあり、加振したい荷物10の形状や、設置場所などに応じて、適宜選択される。例えば、アニュラアレイを用いてもよい。アニュラアレイを用いる場合、駆動信号122のパルスを外側の超音波発振子121から中央の超音波発振子121まで順に印加する。これにより、集束超音波ビームが加振したい位置(位置123)に形成される。このとき、1次元のみに焦点を合わせることが可能なリニアアレイと二次元で位相が収束するアニュラアレイとを組み合わせ、音響エネルギーを合成する。
振動測定ステップS2−2では、検出部13により、荷物10を加振することにより取得され、荷物10の加速度、速度、および変位からなる群より選択され、かつ荷物10の振動を示す少なくとも一つのデータを取得する。
次に、FFTステップS2−4、伝達関数演算ステップS2−5について説明する。振動解析を行う場合、伝達関数(周波数応答関数ともいう)H(ω)は荷物10中の内容物10bの重量やその位置によって変化する。ここで、伝達関数H(ω)について説明する。図4は、伝達関数を説明するための模式図である。伝達関数は、図4に示すようにシステムへの入力x(t)を出力y(t)に変換する関数である。振動系の入出力系は、式(1)に示す畳み込み積分で表される。
Figure 0006892421
x(t)は励振力、y(t)は出力(加速度)、h(t)はインパルスレスポンスである。ここでは、時間不変性な線形系を仮定している。FFTステップS2−4によりフーリエ変換を行うと式(2)を得ることができる。
Figure 0006892421
伝達関数H(ω)は式(3)により表される。
Figure 0006892421
xy(ω)はクロススペクトル、Pxx(ω)は入力パワースペクトルである。さらに複素表示Y(ω)=c+id、X(ω)=a+ib、X(ω)=a−ibを用いると式(4)のようにゲイン(振幅)と位相からなる関数となる。
Figure 0006892421
伝達関数演算ステップS2−5では、励起される振動の振動モードの振幅や周波数から式(4)を用いてゲイン(振幅)と位相からなる伝達関数を算出する。
パラメータ推定ステップS3は、LUT参照ステップS3−1と、出力ステップS3−2と、を含む。
LUT参照ステップS3−1では、得られた伝達関数を、あらかじめ取得しておいた伝達関数と荷物10の重量または重心との関係を示すLUTと照合する。出力ステップS3−2では、伝達関数に対応する最も確からしい荷物の重量、重心、一体化された荷物の範囲、および荷物同士または内容物同士の接着状態、に関連するパラメータの値をデータとして出力する。LUTとしては、応用先に応じて最適なものを選択する。例えば、検出部13からの出力データそのものを用いたLUTであってもよいし、出力データを変換して生成された伝達関数を用いたLUTであってもよい。LUTは、上記パラメータの値が既知である複数の荷物を用いて予めデータを取得することにより作成されてもよい。また、荷物10の外観情報や加振箇所等のデータを記憶部14に記憶してLUTを作成してもよい。
推定装置1を用いた荷物10のパラメータ推定方法の他の例について図22を参照して説明する。図22は、パラメータ推定方法例を説明するためのフローチャートである。なお、図2に示すパラメータ推定方法と同じ部分については、図2の説明を適宜援用することができる。
図22に示すパラメータ推定方法例は、外観情報取得ステップS1と、データ取得ステップS2と、パラメータ推定ステップS3と、を具備する。
外観情報取得ステップS1は、撮像部11により荷物10を撮像し、荷物10の形状情報および位置情報の少なくとも一つの外観情報を取得する撮像ステップS1−1と、外観情報に基づいて荷物10の加振箇所を決定する加振点決定ステップS1−2と、を含む。
データ取得ステップS2は、決定された第1の箇所と第2の箇所とを含む複数の加振箇所で同時または順に荷物10を加振する加振ステップS2−1’と、荷物10の加速度、速度、および変位からなる群より選択され、荷物10の振動を示す少なくとも一つの第1のデータと、荷物10の加速度、速度、および変位からなる群より選択され、荷物10の振動を示す少なくとも一つの第2のデータとを含む複数のデータを取得する振動測定ステップS2−2’と、複数のデータをアナログ−デジタル変換(ADC)するステップS2−3’と、相互相関関数を算出する相互相関関数演算ステップS2−4’と、を含む。
加振ステップS2−1’では、加振ステップS2−1と同様の方法で決定された第1の箇所と第2の箇所とを含む複数の加振箇所で同時または順に荷物10を加振する。
振動測定ステップS2−2’では、第1の箇所で荷物10を加振することにより取得され、荷物10の加速度、速度、および変位からなる群より選択され、かつ荷物10の振動を示す少なくとも一つの第1のデータと、第2の箇所で荷物10を加振することにより取得され、荷物10の加速度、速度、および変位からなる群より選択され、かつ荷物10の振動を示す少なくとも一つの第2のデータと、を含む複数のデータを取得する。第1のデータは、例えば上記第1の表面で取得されてもよい。第2のデータは、例えば上記第2の表面で取得されてもよい。
相互相関関数演算ステップS2−4’では、第1のデータと第2のデータとを含む複数のデータ同士の相互相関関数を算出する。相互相関関数は、二つの時系列波形の類似性を確認するために使用され、2つの波形の位相ずれ時間σの関数として表される。完全に一致する場合は1であり、符号反転で一致する場合は−1であり、全く一致しない場合は0である。例えば、振動測定ステップS2−2’によりデータf、gを取得する場合、データf、gを用いて式(5)により相互相関関数を算出する。
Figure 0006892421
この数値の絶対値が1に近いとき、2つのデータには相関があると判断でき、値が大きいときは内容物が一体化されている可能性が高い。例えば、複数本のペットボトルがテープで巻かれて一体化された荷物がそれに相当する。一方、テープで巻かれて一体化された荷物10が複数個並べてあるときに、ある荷物10を加振し、加振した荷物10の内容物の1ヶ所のデータと、それとは別の荷物として一体化された内容物の1ヶ所のデータの合計2ヶ所のデータを取得する場合、相互相関関数は小さい。この結果、各内容物10bを梱包する包材をカメラ等で認識することが難しい場合であっても、包材で一体化された荷物10の範囲を識別することが可能である。
パラメータ推定ステップS3は、出力ステップS3−1’を含む。出力ステップS3−1’では、得られた相互相関関数に対応する最も確からしい内容物10bの重量、荷物10の重量、内容物10bの重心、荷物10の重心、一体化された内容物10bの範囲、一体化された荷物10の範囲、内容物10b同士の接着状態、および荷物10同士の接着状態からなる群より選択される少なくとも一つのパラメータの値をデータとして出力する。
上記推定方法は一例であってこれに限定されない。単に加振により観測された振動の振幅や振動の継続時間等のデータと、内容物10bの重量、荷物10の重量、内容物10bの重心、荷物10の重心、一体化された内容物10bの範囲、一体化された荷物10の範囲、内容物10b同士の接着状態、および荷物10同士の接着状態からなる群より選択される少なくとも一つのパラメータとの関係を事前にデータとして学習しておくことにより、パラメータを推定することができる。
以上のように、実施形態のパラメータ推定装置および推定方法は、荷物の外観を捉えるとともに加振による荷物の1カ所以上の振動状態から荷物の重量または重心の少なくとも一つのパラメータを推定する。例えば、動いている台車の上で揺れている状態を観測したり直接触って振動の伝わり具合等を確認したりすることと同様に、加振による荷物の振動を検出することにより、内容物10bの重量、荷物10の重量、内容物10bの重心、荷物10の重心、一体化された内容物10bの範囲、一体化された荷物10の範囲、内容物10b同士の接着状態、および荷物10同士の接着状態からなる群より選択される少なくとも一つのパラメータを簡便に推定することができる。また、非接触による推定が可能であるとともに、より正確な把持計画を作成して荷物を搬送することができるため、荷物の破損を抑制することができる。
(実施例1)
包材10aへの内容物10bの梱包方式は様々であり、その振動特性は梱包方式によって異なる。図5ないし図7は、段ボール箱による梱包例を示す模式図である。図5は段ボール箱である包材10aの底に内容物10bとして内容物を入れた場合を示し、図6は包材10aに内容物10bとして内容物を充填した場合を示し、図7は包材10aの重心に内容物10bを固定した場合を示す。物流現場では図7に示す梱包方式を用いる場合が多く見受けられる。そこで、図6に示す梱包方式の荷物10と図7に示す梱包方式の荷物10の振動について調べた。どちらの場合も内容物は、両面テープで固定した。
図8は、実施例に用いる段ボール箱の外形を示す図であり、図9は、段ボール箱の断面の構造を示す図であり、図10は、段ボール箱の加振点および振動測定点を示す箇所P1〜P9を示す図である。段ボール箱は、図9に示すように段の山(フルート)の数N(段山数N)や高さ(厚さ)Hによって分類される。本実施例で使用した段ボールのフルートは、段山数Nが50±2/30cm、厚さHが3mmである。箱のサイズは185mm×240mm×90mmであり、ガムテープで2つの面を接着させることで箱の形にした。
重量により伝達関数が変化するかを調べるために、内容物を段ボール箱の上から見て中心の位置に設置した場合について調べた。図7に示す梱包方式で内容物を設置した荷物10を、超音波フェーズドアレイで加振し、振動を光学式非接触変位計で測定し、伝達関数を算出した。内容物としては171gのアルミニウム板を用い、その枚数を変化させることで重量を変化させた2つのサンプルを用意した。段ボール箱の重さは197gである。加振点は図10の箇所P3であり、振動測定点は箇所P5としたときの伝達関数を図11、図12に示す。図11は、総重量539gの荷物の場合の伝達関数を示す図であり、図12は、総重量885gの荷物の場合の伝達関数を示す図である。
図11、12から伝達関数は、周波数が低い領域では再現性を有することがわかる。得られた伝達関数の周波数全域のデータを用いて、重量推定を行うことも可能であるが、ここでは簡単に、固有振動数と思われる位相が反転した振動数を用いて重量推定可能かを調べた。結果を図13、14に示す。図13は重さと振動数との関係を示す図であり、図14は重さと固有振動でのゲインとの関係を示す図である。図13、14からもわかるように、段ボール箱の総重量に対して、位相が反転した周波数をプロットしたところ、内容物が重いほど、位相が反転する振動数およびゲインは低くなることがわかる。
次に、実際にパラメータ推定装置とパラメータ推定方法が機能するか調べるために、図11、12に示す伝達関数の波形データを用いたLUTを記憶部に記憶した。次に、重量が不明である荷物10を用意し、パラメータ推定装置を備えるロボットハンドで荷物の重量を推定した。
図15は、ロボットハンドの構成を示す図である。図15に示すロボットハンドは、図1に示す構成を備え、撮像部11におけるカメラ111と、加振部12において本体101に設けられた超音波フェーズドアレイ120と、検出部13において本体101に設けられた振動センサ131と、振動センサ132と、を備える。
撮像部11で重量が不明である荷物を撮像して、撮像画像に応じてLUTを選択した。LUTを参照して、荷物10の加振点と振動測定点を決定した。次に、決定した加振点を加振できるように、ロボットハンドを移動させ、超音波フェーズドアレイで加振し、同時に光学式非接触変位計で振動を測定した。得られたデータを推定部15で解析して、伝達関数を得た。次にLUTを参照して、重量を推定した。結果は、誤差が10%以下と極めて良好であった。
(実施例2)
実施例1で使用した段ボール箱と段山数Nが94±6/30cmであり、厚さHが1.8mmである点以外は実施例1と同じ段ボール箱を用いた場合の荷物10の振動について調べた。図6に示す梱包方法で内容物を段ボール箱の中央部および下部に設置した場合の重さと振動数との関係を図16に示す。内容物の位置によらず内容物が重いほど振動数が少なくなり、内容物の位置が低いほど振動数が少ないことがわかる。
荷物10の重量が同じであっても、包材10a中のどこに内容物が設置されているかで振動の振動数は大きく異なる。従って、より正確に重量を推定するためには、荷物10の少なくとも2面の振動を測定する必要がある。荷物10を側面から加振したとき、内容物が下部に置かれた場合は、振動の振幅が上部に近い面の方が大きくなる。そこで、側面の振動を示すデータも取得して、実施例1と同様の方法により重量が不明である荷物10の重量を推定したところ、誤差32%以下の精度で重量を推定することができた。
(実施例3)
重心を変化させたときの伝達関数の変化を調べた。用いた段ボール箱は実施例1と同種類である。段ボール箱の底部に、アルミニウム金属の塊(重さ1kg)を設置した。図17はSampleAの荷物の構成を示す図であり、図18はSampleBの荷物の構成を示す図である。SampleAおよびSampleBは図17および図18に示すように内容物の位置が異なる。
重心の位置の変化により、どのように振動が変化するかを知るために、振動測定の場所を細かく変えた場合について伝達関数を求め、荷物10の振動を測定した。
SampleAの上面を、長手方向を8等分し、奥行方向を4等分して、それぞれの交点を振動測定点とした場合について、超音波フェーズドアレイで加振して、推定部15により伝達関数を算出した。ここで、加振点は上部の角の1点に固定した。
得られた伝達関数のうち特定の周波数の振幅を、2次元の画像にプロットした。ここで、伝達関数の位相が負の場合には、振幅の数値を負の値としてプロットした。周波数56Hzの場合の振動モードを図19に示し、77Hzの場合の振動モードを図20に示す。どちらも内容物の設置されていない右側で振動のゲイン(Z軸)が大きく、内容物が設置されている左側はゲイン(Z軸)が小さい。図19に示す振動は上面の右側が盛り上がる「曲げ振動モード」であり、図20に示す振動は、右側のX軸方向の両端が盛り上がる「ねじれ振動モード」である。どちらも、左側の振動モードは、段ボール箱の底に設置されている内容物の影響を受けて抑制されている。
以上の結果を受けて、図19および図20に示すデータと同様のデータを、内容物を様々な場所に設置して取得し、当該データを用いたLUTを作成して記憶部14に記憶させた。
次に、重心が不明な段ボール箱を用意し、図15に示すロボットハンドで重心を推定した。すなわち、撮像部11により重心が不明である荷物10を撮像して、撮像画像に応じてLUTを選択した。LUTを参照して、荷物の加振点と振動測定点を決定した。次に、決定した加振点を加振できるように、ロボットハンドを移動させ、超音波フェーズドアレイで加振し、同時に光学的非接触変位計で振動を測定した。得られたデータをLUTに照合し、重心を推定したところ、段ボール箱の上面から4分割した場合のどこに重心が存在するかを100%の的中率で推定できた。
(実施例4)
複数の荷物が紐やテープ等で一体化されている場合が検出できるかどうかを調べた。図21は、一体化された複数の荷物の構成を示す上面図である。図21に示す荷物は、中央の2つの荷物10がラップ100で一体化されており、その左右に置かれた荷物10がその横に設置されている。中央の2つの荷物10一緒にピッキングする必要があり、実施形態の推定方法により重量、重心、梱包個数、内容物同士の接着状態等の推定が可能かどうかを調べた。
実施例3と同様に、図15に示すロボットハンドで重心推定を行った。すなわち、撮像部111により重心が不明である荷物10を撮像して、撮像画像に応じてLUTを選択した。LUTを参照して、荷物の加振点と2つの振動測定点を決定した。次に、決定した加振点を加振できるように、ロボットハンドを移動させ、超音波フェーズドアレイで加振し、同時に光学式非接触変位計で振動を測定した。得られたデータをアナログ−デジタル変換し、両者の相互相関関数を調べた。その結果、中央の2つの荷物10の一部を加振し、中央2つの荷物10の2ヶ所の振動を観測した場合の相互相関関数は0.88であった。一方、振動測定場所の1つを左右の独立した荷物10とし、中央の荷物で観測したデータとの相互相関関数は0.46と小さい値であった。また、左右の荷物10のどちらかを加振し、2ヶ所以上で振動を測定して相互相関関数を算出した結果も上記と同様であった。すなわち、ラップ100で一体化された範囲内のデータの相互相関関数は0.7から0.9程度と大きい値を示した。一方で、ラップ100で一体化された荷物10の振動と、加振した荷物10の振動の相互相関関数は0.7以下の小さい値を示した。これらの結果を得て、中央の2つの荷物10が一体化(接着)されていることを判別でき、ロボットハンドによる把持に成功した。上記したように、実施形態の推定方法により重量、重心、梱包個数、内容物同士の接着状態等のパラメータが正しく推定されたことがわかる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施し得るものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…推定装置、1a…駆動部、10…荷物、10a…包材、10b…内容物、11…撮像部、12…加振部、13…検出部、14…記憶部、15…推定部、16…制御部、101…本体、111…カメラ、120…超音波フェーズドアレイ、121…超音波発振子、122…駆動信号、123…位置、131…振動センサ、132…振動センサ。

Claims (12)

  1. 包材と前記包材を用いて梱包された内容物とを有する少なくとも一つの荷物の形状情報および位置情報を含む外観情報を取得するステップと、
    前記外観情報に基づいて決定される少なくとも1カ所で前記荷物を加振し、加速度、速度、および変位からなる群より選択され、かつ前記荷物の振動を示す少なくとも一つのデータを取得するステップと、
    前記少なくとも一つのデータと、前記内容物の重量、前記荷物の重量、前記内容物の重心、前記荷物の重心、一体化された前記内容物の範囲、一体化された前記荷物の範囲、前記内容物同士の接着状態、および前記荷物同士の接着状態からなる群より選択される少なくとも一つのパラメータと、の関係に基づいて前記少なくとも一つの荷物の前記少なくとも一つのパラメータの値を推定するステップと、
    を具備する、パラメータ推定方法。
  2. 前記少なくとも一つのデータは、
    前記外観情報に基づいて決定される第1の箇所で前記荷物を加振することにより取得され、加速度、速度、および変位からなる群より選択され、かつ前記荷物の振動を示す少なくとも一つの第1のデータと、
    前記外観情報に基づいて決定される第2の箇所で前記荷物を加振することにより取得され、加速度、速度、および変位からなる群より選択され、かつ前記荷物の振動を示す少なくとも一つの第2のデータと、
    を含み、
    前記荷物の前記少なくとも一つのパラメータの値は、前記第1のデータと前記第2のデータとを含む複数のデータ同士の相互相関関数に基づいて推定される、請求項1に記載の推定方法。
  3. 前記包材は、第1の表面と、第2の表面と、を有し、
    前記第1のデータは、前記第1の表面で取得され、
    前記第2のデータは、前記第2の表面で取得される、請求項2に記載の推定方法。
  4. 前記荷物の前記少なくとも一つのパラメータの値は、前記少なくとも一つのデータと前記少なくとも一つのパラメータとの関係を示すルックアップテーブルを参照して推定される、請求項1に記載の推定方法。
  5. 前記少なくとも一つのデータは、伝達関数に変換され、
    前記ルックアップテーブルは、前記伝達関数と、前記少なくとも一つのパラメータと、の関係を示す、請求項4に記載の推定方法。
  6. 前記データは、高速フーリエ変換の後に伝達関数に変換され、
    前記ルックアップテーブルは、前記伝達関数と、前記少なくとも一つのパラメータと、の関係を示す、請求項4に記載の推定方法。
  7. 前記荷物は、音波発振器を用いて加振される、請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の推定方法。
  8. 前記少なくとも一つのデータは、静電容量式非接触変位計、渦電流式非接触変位計、光学式非接触変位計、超音波変位計、およびレーザードップラー振動計からなる群より選択される少なくとも一つのセンサを用いて取得される、請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の推定方法。
  9. 包材と前記包材を用いて梱包された内容物とを有する少なくとも一つの荷物の形状情報および位置情報を含む外観情報を取得する撮像部と、
    前記外観情報に基づいて決定される少なくとも1カ所で前記荷物を加振する加振部と、
    加速度、速度、および変位からなる群より選択され、かつ前記荷物の振動を示す少なくとも一つのデータを取得する検出部と、
    前記少なくとも一つのデータと、前記内容物の重量、前記荷物の重量、前記内容物の重心、前記荷物の重心、一体化された前記内容物の範囲、一体化された前記荷物の範囲、前記内容物同士の接着状態、および前記荷物同士の接着状態からなる群より選択される少なくとも一つのパラメータと、の関係に基づいて前記少なくとも一つの荷物の前記少なくとも一つのパラメータの値を推定する推定部と、
    を具備する、パラメータ推定装置。
  10. 前記少なくとも一つのデータと前記少なくとも一つのパラメータとの関係を示すルックアップテーブルを記憶する記憶部をさらに具備する、請求項9に記載の推定装置。
  11. 前記加振部は、音波発振器を有する、請求項9または請求項10に記載の推定装置。
  12. 前記検出部は、静電容量式非接触変位計、渦電流式非接触変位計、光学式非接触変位計、超音波変位計、およびレーザードップラー振動計からなる群より選択される少なくとも一つを有する、請求項9ないし請求項11のいずれか一項に記載の推定装置。
JP2018165349A 2018-03-16 2018-09-04 パラメータ推定方法およびパラメータ推定装置 Active JP6892421B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16/126,112 US10859533B2 (en) 2018-03-16 2018-09-10 Parameter estimation method and parameter estimation device

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018049890 2018-03-16
JP2018049890 2018-03-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019164111A JP2019164111A (ja) 2019-09-26
JP6892421B2 true JP6892421B2 (ja) 2021-06-23

Family

ID=68065964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018165349A Active JP6892421B2 (ja) 2018-03-16 2018-09-04 パラメータ推定方法およびパラメータ推定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6892421B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115666878A (zh) * 2020-05-27 2023-01-31 索尼集团公司 搬运装置、搬运方法、程序和信息处理装置
WO2022215115A1 (ja) * 2021-04-05 2022-10-13 株式会社Fuji 移動体

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004117323A (ja) * 2002-09-30 2004-04-15 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 振動試験装置とこれを用いたモード解析方法
US8364439B2 (en) * 2010-07-09 2013-01-29 Raytheon Company System and method for detection of concealed cargo in a vehicle by center of mass measurement
US9404899B1 (en) * 2011-03-14 2016-08-02 Raytheon Company Methods and apparatus for acoustic inspection of containers
JP2013079931A (ja) * 2011-09-20 2013-05-02 Ishida Co Ltd 質量測定装置
US9322701B2 (en) * 2013-08-02 2016-04-26 Qualcomm Incorporated Dynamic force sensing to determine mass using a smartphone
JP6762123B2 (ja) * 2016-04-01 2020-09-30 東芝テック株式会社 計量システムおよび情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019164111A (ja) 2019-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6892421B2 (ja) パラメータ推定方法およびパラメータ推定装置
EP2661329B1 (en) Improvements in or relating to ultrasound generating apparatus, and methods for generating ultrasound
Trushkevych et al. Miniaturised SH EMATs for fast robotic screening of wall thinning in steel plates
Feng et al. A new method to detect delamination in composites using chirp-excited Lamb wave and wavelet analysis
JP2008232825A (ja) 超音波検査システム
KR101645605B1 (ko) 패턴 인식을 이용한 평판 구조물의 결함 위치 탐지 방법 및 그 장치
US5824892A (en) Acoustic device for measuring volume difference
Gresil et al. Predictive modeling of ultrasonics SHM with PWAS transducers
Ostachowicz et al. Damage detection using laser vibrometry
JP2019035628A (ja) 空間音響解析方法及びそのシステム
JP5804497B2 (ja) ラム波損傷画像化システム
US20210148866A1 (en) A robot system and method for non-destructive testing
Fasel et al. Chaotic insonification for health monitoring of an adhesively bonded composite stiffened panel
Morlier et al. Virtual vibration measurement using KLT motion tracking algorithm
US10859533B2 (en) Parameter estimation method and parameter estimation device
JPH02129544A (ja) 超音波探傷装置
Baù et al. Contactless electromagnetic excitation of resonant sensors made of conductive miniaturized structures
Malinowski et al. Laser vibrometry for guided wave propagation phenomena visualisation and damage detection
Rose et al. Ultrasonic guided wave modal analysis technique (UMAT) for defect detection
EP3469351B1 (en) Method and device for compensating for coupling nonuniformities in ultrasonic testing
JP3459642B1 (ja) アルミ包装シートの箱詰枚数検査装置及び検査方法
Hou et al. Sensing translational impedance by a bimorph impedance transducer
CN206583741U (zh) 一种用于紧固件质量检测的设备
JP3017411B2 (ja) 制振型材の剥離検査方法
US20220397500A1 (en) Apparatus and method for detecting microcrack using orthogonality analysis of mode shape vector and principal plane in resonance point

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180914

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210527

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6892421

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151