JP6891860B2 - 伝熱管のダスト除去装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ボイラーや熱交換器の伝熱管に付着するダストを除去する伝熱管のダスト除去装置に関する。
ボイラー等の排ガス中には、多量のダストが含まれる。ダストが伝熱管に付着すると、伝熱効率が低下し、熱回収率が低下する。伝熱管に付着するダストを除去するためには、例えば、ハンマ等の振動発生源によって伝熱管に振動を与え、伝熱管からダストを振り落とすことが行われている。
特許文献1には、伝熱管が波線状に形成される伝熱管パネルのダスト除去装置が開示されている。特許文献1の発明では、伝熱管パネルの両側を高温ガス通路の壁の外側に突出させる。そして、伝熱管パネルの一方側の伝熱管の入口と出口とを管寄せに固定し、伝熱管パネルの他方側に連結部材を連結する。その後、ハンマ等の振動発生源によって連結部材をハンマリングすれば、伝熱管が振動する。
このように、特許文献1の発明によれば、高温ガス通路の壁の外側に連結部材を配置できるので、腐食性を有する高温ガスに連結支持部材を晒さなくてすむ、という効果がある。
また、特許文献2には、水平ガス流に垂直に伝熱管を配列し、伝熱管の上端部と下端部を伝熱管よりも柔軟な連絡管を介して管寄せに固定し、伝熱管に連結部材を連結するダスト除去装置が開示されている。連結部材をハンマリングすれば、伝熱管が振動する。
特許文献2の発明によれば、伝熱管と管寄せとの間に柔軟な連絡管を介在させるので、伝熱管の上端部及び下端部を振動の腹にすることができ、伝熱管の振動特性を向上させることができるという効果がある。
特開平11−294994号公報 特開2011−247441号公報
しかしながら、特許文献1の発明においては、伝熱管パネルの両側を高温ガス通路の壁の外側に突出させるので、伝熱管がそもそも揺れにくい状態で支持されている。このため、伝熱管を振動させようとしても、伝熱管を効率的に振動させることができないという課題がある。
特許文献2の発明においても、伝熱管の上端部及び下端部を連絡管を介して固定端となる管寄せに固定するので、伝熱管がそもそも揺れにくい状態で支持されている。そのため、必要なダストの除去性能を得るためには、ハンマリング装置の台数を増やしたり、連結部材の材質、管径、管長等を工夫したりする必要がある。
そこで本発明は、伝熱管を揺れ易い状態で支持し、振動発生源の振動を振動発生源に接続された伝熱管だけでなく周辺の管群にも伝播させることができる伝熱管のダスト除去装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、高温ガス通路に設けられる伝熱管のダスト除去装置であって、伝熱管が波線状に形成される伝熱管パネルの一方側を前記高温ガス通路の壁の外側に突出させ、他方側を前記高温ガス通路の壁の内側に配置し、前記伝熱管パネルの前記一方側において前記伝熱管の入口と出口とを管寄せに固定し、前記伝熱管パネルの前記他方側において固定端が1箇所になるように、前記伝熱管パネルの前記他方側を前記高温ガス通路の壁に設けられる固定部材に固定し、振動発生源によってハンマリングされる連結部材を前記伝熱管パネルの前記一方側に連結する伝熱管のダスト除去装置である。
本発明によれば、伝熱管パネルの固定端が高温ガス通路の内部に1箇所、管寄せとの接続で2箇所と少ないので、振動発生源の振動を振動発生源に接続された伝熱管だけでなくその周辺の管群にも振動を伝播させることができる。また、連結部材を高温ガス通路の壁の外側に配置するので、腐食性を有する高温ガスに連結部材をそれほど晒さなくてすみ、経年使用による腐食や摩耗の影響が小さくなる。
本発明の一実施形態の伝熱管のダスト除去装置を適用した高温ガス通路の正面図である。 図1のII−II線矢視図(高温ガス通路の上面図)である。 図1のIII−III線矢視図(高温ガス通路の側面図)である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態の伝熱管のダスト除去装置を詳細に説明する。ただし、本発明の伝熱管のダスト除去装置は種々の形態で具体化することができ、明細書に記載される実施形態に限定されるものではない。本実施形態は、明細書の開示を十分にすることによって、当業者が発明を十分に理解できるようにする意図をもって提供されるものである。
図1は、本発明の一実施形態の伝熱管のダスト除去装置を適用した高温ガス通路1の正面図である。図2は、図1のII−II線矢視図である。図3は、図1のIII−III線矢視図である。
高温ガス通路1は、断面略四角形であり、例えばボイラーや熱交換器の排ガス通路である。焼却炉等からの排ガスは、高温ガス通路1を例えば図1の下から上に垂直方向に流れる。図2に示すように、高温ガス通路1の壁1aは、水冷壁であり、壁1a自体にも内部に蒸気が流れる伝熱管2が使用される。壁1a内の各伝熱管2は、図2の左右方向に並行に並べられる。隣り合う伝熱管2は、フィン3によって連結される。
図1に示すように、伝熱管パネル4は、伝熱管5を波線状に形成してなる。伝熱管パネル4は、垂直方向に流れるガス流に直交するように水平方向に延びる管群5aと、管群5aの両端部に接続されるベンド群5b,5cと、を備える。伝熱管パネル4の一方側4a(図1の右側)は壁1aの外側に突出する。伝熱管パネル4の一方側4aにおいて、伝熱管5の入口5−1と出口5−2は管寄せ7−1,7−2に固定される。
伝熱管パネル4の他方側4bは、高温ガス通路1の壁1bの内側に配置される。伝熱管パネル4の他方側4bにおいて、伝熱管パネル4の上端部は、壁1bの内面に固定されるブラケット状の固定部材8に固定される。伝熱管パネル4の固定端は、高温ガス通路1の内部に1箇所、管寄せ7−1,7−2との接続で2箇所であり、固定端の合計は3である。
壁1aのフィン3には、伝熱管パネル4の他方側4bを挿入するための開口部9が形成される。ただし、伝熱管5は開口部9の底部の上に載っているだけであり、壁1aには固定されていない。
壁1aの外側には、開口部9から排ガスが漏れないように、箱状のシールボックス11が取り付けられる。シールボックス11は、伝熱管パネル4の一方側4aを覆う。
図2に示すように、複数の伝熱管パネル4は、排ガスの流れに直交する図2の左右方向に並列に並べられる。伝熱管パネル4の一方側4aには、連結部材としての連結管12がUボルト等の金物13を用いて固定される。連結管12は、図2の左右方向に延びると共に、シールボックス11の内部に配置される。図3に示すように、各伝熱管パネル4と連結管12とは、1面当たり1箇所で固定される。すなわち、各伝熱管パネル4のベンド群5bのうちの上下方向の例えば中央部の一つのベンド5b−1に連結管12が固定される。なお、連結管12が固定されるのは中央部のベンド5b−1に限られることはなく、上部のベンドや下部のベンドでもよい。
ところで、連結管12の熱膨張率は、壁1aの熱膨張率よりも小さい。例えば、連結管12の材質はクロムモリブデン鋼(熱膨張係数=11.2(×10-6/℃))であり、壁1aの材質は炭素鋼(熱膨張係数=11.7(×10-6/℃))である。高温ガス通路1を排ガスが流れると、排ガスの熱によって壁1aも連結管12も熱膨張する。壁1aと連結管12とで熱伸びの差があると、壁1aの開口部9内で伝熱管5が偏心し、振動させたときに伝熱管5が開口部9の周辺に当たるおそれがある。
これを防止するためには、壁1aと連結管12とで熱伸びの差を無くす必要がある。シールボックス11内の連結管12の温度は、壁1aの温度よりも高い。なぜならば、シールボックス11には高温ガス通路1から開口部9を介して高温の排ガスが流れ込む。その一方、水冷壁からなる壁1aは、伝熱管2によって冷やされているからである。連結管12の熱膨張率を壁1aよりも小さくすることで、両者で熱伸びの差を小さくすることができる。
図2、図3の符号15は、エアーノッカー、ハンマリング装置等の振動発生源である。振動発生源15は、シールボックス11の外側に配置される。振動発生源15は、連結管12を軸方向にハンマリングする。振動発生源15は、タイマーによって又は運転スケジュール制御装置によってそのハンマリング回数や打撃力が制御される。なお、連結管12を軸方向にハンマリングできるものであれば、振動発生源15の種類は限定されるものではない。
以上に本実施形態の伝熱管のダスト除去装置の構成を説明した。本実施形態の伝熱管のダスト除去装置によれば、以下の効果を奏する。
図3に示すように、振動発生源15が連結管12をハンマリングすると、連結管12に連結された伝熱管5が図3の矢印で示す方向に振動する。伝熱管パネル4の固定端が高温ガス通路1の内部に1箇所、管寄せ7−1,7−2との接続で2箇所と少ないので、連結管12に連結された伝熱管5だけでなく、その周辺の管群5aにも振動が伝播する。このため、伝熱管5を効率的に振動させることができる。
連結管12を高温ガス通路1の壁1aの外側のシールボックス11内に配置するので、腐食性を有する高温ガスに連結管12をそれほど晒さなくてすみ、経年使用による腐食や摩耗の影響が小さくなる。
連結管12を伝熱管パネル4の1箇所に固定するので、伝熱管5を効率的に自由振動させることができる。
伝熱管パネル4の上端部を固定部材8に固定するので、高温ガス通路1内の固定端が1箇所であっても、伝熱管パネル4を安定して支持することができる。
1…高温ガス通路
1a,1b…水冷壁(高温ガス通路の壁)
4…伝熱管パネル
4a…伝熱管パネルの一方側
4b…伝熱管パネルの他方側
5…伝熱管
5−1…伝熱管の入口
5−2…伝熱管の出口
5a…伝熱管パネルの管群
5b…伝熱管パネルのベンド群
8…固定部材
11…シールボックス
12…連結管(連結部材)
15…振動発生源

Claims (5)

  1. 高温ガス通路に設けられる伝熱管のダスト除去装置であって、
    伝熱管が波線状に形成される伝熱管パネルの一方側を前記高温ガス通路の壁の外側に突出させ、他方側を前記高温ガス通路の壁の内側に配置し、
    前記伝熱管パネルの前記一方側において前記伝熱管の入口と出口とを管寄せに固定し、
    前記伝熱管パネルの前記他方側において固定端が1箇所になるように、前記伝熱管パネルの前記他方側を前記高温ガス通路の壁に設けられる固定部材に固定し、
    振動発生源によってハンマリングされる連結部材を前記伝熱管パネルの前記一方側に連結する伝熱管のダスト除去装置。
  2. 前記連結部材を前記伝熱管パネルの前記一方側を覆うシールボックスの内部に配置することを特徴とする請求項1に記載の伝熱管のダスト除去装置。
  3. 前記連結部材の熱膨張率が、水冷壁から構成される前記高温ガス通路の壁の熱膨張率よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の伝熱管のダスト除去装置。
  4. 前記連結部材を前記伝熱管パネル1面当たり1箇所に固定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の伝熱管のダスト除去装置。
  5. 前記伝熱管パネルの上端部を前記固定部材に固定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の伝熱管のダスト除去装置。
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