JP6891069B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明に従う定着装置を備えた画像形成装置の一実施例の概略断面構成図である。
図2は、本発明に係る画像加熱装置である定着装置9の一実施例の概略断面構成を示す。
(定着部材、第一回転体)40と、定着ローラ40に圧接してニップ部(定着ニップ)を形成する回転可能な加圧回転体としての加圧ローラ(加圧部材、第二回転体)41と、を有する。定着ローラ40を、その内部に設けられた加熱源40aで加熱し、定着ニップにおいてトナー像を担持した記録材Pを挟持搬送することにより、トナー像を記録材Pに定着させる。又、本実施例では、定着装置9には、定着ローラ40の表面を摺擦することによりその表面性を回復させる摺擦部材として、回転体であるリフレッシュローラ52が設けられている。
定着ローラ40は、金属製の芯軸(基層)40b上に、ゴム層から成る弾性層40cを設け、更にその上に表層として離型層40dを被覆して形成される。本実施例では、外径68mmのアルミニウムから成る中空芯金上に、弾性層としてゴム硬度20°(JIS−A 1kg加重)のシリコーンゴムを1.0mm成形し、更にその表面に離型層として厚さ30μmのフッ素樹脂を被覆した、外径70mmのローラを用いた。定着ローラ40は、芯金40bの長手方向(回転軸線方向)両端部に設けられた支持部材によって回転自在に支持されており、図示しない駆動手段としてのモータによって図中矢印方向に回転駆動される。
加圧ローラ41は、金属製の芯軸(基層)41b上に、ゴム層から成る弾性層41cを設け、更にその上に表層として離型層41dを被覆して形成される。本実施例では、外径48mmのアルミニウムから成る中空芯金上に、弾性層としてゴム硬度20°(JIS−A 1kg加重)のシリコーンゴムを1.0mm成形し、更にその表面に離型層として厚さ30μmのフッ素樹脂を被覆した、外径50mmのローラを用いた。加圧ローラ41は、芯金40bの長手方向(回転軸線方向)両端部に設けられた支持部材によって回転自在に支持されている。又、加圧ローラ41の長手方向両端部の支持部材が付勢手段としての加圧バネ(図示せず)によってそれぞれ付勢されることによって、加圧ローラ41は、定着ローラ40に所定の圧力で加圧されている。これにより、定着ローラ40と加圧ローラ41との間に、それぞれの表面移動方向において所定幅の定着ニップが形成される。本実施例では、加圧ローラ41は、定着ローラ40に対して総圧800Nで加圧される。
摺擦部材としてのリフレッシュローラ52は、外径12mmのSUS304(ステンレススチール)の芯金(基材)53上に、接着層(中間層)54を介して、摺擦材としての砥粒を密に接着して形成した摺擦層(表層)55を設けたものである。
ここで、記録材Pの通過による定着ローラの表面状態の変化について説明する。
(II)の記録紙が通過しない領域(紙の非通紙領域)では定着ローラの表面40dは対向する加圧ローラの表面41dに当接する。そして、表面粗さRzは0.4μm〜0.7μm程度に落ち着く。
本実施例では、上述のように記録材Pの通過により荒れた定着ローラ40の表面の傷による画像上のグロスムラを、リフレッシュローラ52を用いて解消する。即ち、リフレッシュローラ52により定着ローラ40上の長手方向全域(通紙域、非通紙域及びコバ部)に細かい摺擦傷を付けることで、表面状態の凹凸の差を無くす。このように、リフレッシュローラ52によって、定着ローラ40の表面状態を変更(更新)することができる。これにより、画像上のコバ部に対応する位置の低光沢のスジや通紙域と非通紙域のグロス差を解消する。つまり、定着ローラの表面状態を良化(改善)することができる。このような、細かい多数の摺擦傷とすることで、リフレッシュローラ52で定着ローラ40上に付けた傷が画像上では視認不可能となる。
リフレッシュローラ52は、画像形成中も常に定着ローラ40を摺擦しつづける必要は無い。例えば、通紙カウンタを備えて、通紙枚数によって定期的に自動で摺擦動作を行っても良いし、ユーザが画像上のグロスムラが気になるときに摺擦動作を行わせ得るように、ユーザーモードとして画像形成装置100の操作部に操作ボタンを設けても良い。そのために、本実施例では、定着装置9は、定着ローラ40に対してリフレッシュローラ52を接離可能とする離接手段有していてよい。
定着ローラは、前述の説明のように、用紙の通紙によって表面粗さが変化していく。定着ローラは、用紙の連続通紙によって、トナーの光沢を適切な範囲で出すための所望の表面粗さから外れた時、またはトナーのグロスムラを発生させる程の表面粗さの段差が生じた時、寿命と判断し、新しい部材への交換が推奨される。従来は、これを通紙枚数で判断していた。つまり、数回の試行を繰り返し、所定の枚数を通紙したときの定着ローラ表層の粗さが、規格を下回った時を寿命と判断していた。
1.リフレッシュローラの表面粗さが低下すると、
2.定着ローラの紙コバや通紙域の表面粗さの低下率の方が、リフレッシュローラによる定着ローラ表層の回復率を上回る
3.定着ローラの通紙域と非通紙域での表面粗さ差が、画像グロスの段差の許容値を上回る。または、定着ローラの表面粗さが、画像グロスの最低値の値を下回る。
図7に、本実施例でのデバイスシステム100の概要としてブロック図を示した。CPU(算出部、取得部)81は、ROM83内の画像処理に関する情報を参照し、コントローラ87からの指令を受けて、画像処理部84に対してプリント命令を行う。その際に、画像の濃度情報や用紙の枚数情報(画像情報88)を元にして、デバイスの各部材の寿命カウンタ情報をRAM82に随時格納していく。この際の寿命カウンタ情報は、従来、プリント枚数や温度検知部89からのサーミスタ42温度情報、モータ制御部91からのモータ92トルク情報などを利用することが一般的であった。
同様に、リフレッシュローラのカウンタが規定値を超えている場合、リフレッシュローラの交換を促す表示を行う。(図9−22)交換を行った場合は、リフレッシュローラの寿命カウンタはクリアされて0に戻る。(14)
ここで、部材の交換を行った場合、適切にカウンタをクリアしたことを表示させ(図9−23)、通常のプリンタの動作に戻る。
図6に、本実施例での定着ローラの寿命を推定するグラフを示した。前述した算出寿命の式によって、寿命を推定してみる。この中で、リフレッシュローラの推定寿命は300k枚相当、定着ローラは600k相当を交換推奨枚数としてある。
(1)リフレッシュローラの定期交換を行わずに使い続けたもの
(2)リフレッシュローラ交換を推奨枚数で行ったもの
(3)定着ローラの交換時、寿命を過ぎたリフレッシュローラをそのままにしたもの
定着ローラの寿命は、前述の通紙域と非通紙域の光沢差及びコバ傷であると見積もっている。また、リフレッシュローラの寿命は、表面粗さの低下での定着ローラ荒らし能力の低下によるものである。
52 リフレッシュローラ
Claims (7)
- 記録材を挟持搬送して記録材に画像を熱と圧により定着するニップ部を形成する一対の第一回転体と第二回転体と、前記第一回転体に当接し、前記第一回転体を回転させて前記第一回転体の表面を摺擦する回転可能なリフレッシュローラと、前記第一回転体の寿命に関する値を算出する算出部と、前記算出部で算出された前記第一回転体の寿命に関する値を表示する表示部と、前記リフレッシュローラの使用量に関する値を取得する取得部と、を有する画像形成装置において、
前記取得部で取得された前記リフレッシュローラの使用量と前記ニップ部を通過した記録材の通紙枚数とに基づいて前記算出部は前記第一回転体の寿命に関する値を算出することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第一回転体は、ヒータを有し、記録材に形成されたトナー像と接触してトナー像を記録材に定着する定着部材であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記リフレッシュローラを新品に交換した場合に、交換に関する情報を入力するための入力部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記算出部は、前記リフレッシュローラの使用量に関する値と前記ニップ部を通過した記録材の通紙枚数に基づく値とを加算して前記第一回転体の寿命に関する値を算出することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 記録材を挟持搬送して記録材に画像を熱と圧により定着する回転可能な定着部材と、前記定着部材を圧し、記録材を挟持搬送するニップ部を形成する回転可能な加圧部材と、前記定着部材の寿命に関する値を算出する算出部と、前記算出部で算出された前記定着部材の寿命に関する値を表示する表示部と、前記加圧部材の使用量に関する値を取得する取得部と、を有する画像形成装置において、
前記取得部で取得された前記加圧部材の使用量と前記ニップ部を通過した記録材の通紙枚数とに基づいて前記算出部は前記定着部材の寿命に関する値を算出することを特徴とする画像形成装置。 - 前記加圧部材を新品に交換した場合に、交換に関する情報を入力するための入力部を有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記算出部は、前記加圧部材の使用量に関する値と前記ニップ部を通過した記録材の通紙枚数に基づく値とを加算して前記定着部材の寿命に関する値を算出することを特徴とする請求項5または請求項6の何れかに記載の画像形成装置。
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