JP6890994B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6890994B2
JP6890994B2 JP2017024016A JP2017024016A JP6890994B2 JP 6890994 B2 JP6890994 B2 JP 6890994B2 JP 2017024016 A JP2017024016 A JP 2017024016A JP 2017024016 A JP2017024016 A JP 2017024016A JP 6890994 B2 JP6890994 B2 JP 6890994B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation
rotation operation
operation member
fixing member
exterior
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017024016A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018132545A (ja
Inventor
奥野 良治
良治 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2017024016A priority Critical patent/JP6890994B2/ja
Publication of JP2018132545A publication Critical patent/JP2018132545A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6890994B2 publication Critical patent/JP6890994B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置を含む電子機器に関し、特に互いに同軸配置された複数の回転操作部材を備える電子機器に関する。
デジタルカメラ等の電子機器では、撮影機能の多様化に伴い、その撮影機能を選択させるための複数の回転操作部材を互いに同軸に配置し、それぞれ独立して回転操作可能にしたものが提案されている。この提案では、下段の回転操作部材の回転軸が外装部材に対して回転可能に嵌合され、上段の回転操作部材の回転軸が中空軸に対して回転可能に嵌合されている。中空軸は、外装部材の内部に配置された板状部材にカシメられて片持ち支持されている(特許文献1)。
特開2010-67391号公報
上記特許文献1では、上段の回転操作部材が板状部材にカシメ固定された中空軸に回転可能に嵌合されるため、中空軸は、比較的長くする必要がある。中空軸が長いと、上段の回転操作部材を回転軸の軸線と直交する方向に指で押し込みながら回転操作する際、中空軸の板状部材とのカシメ部に比較的大きなモーメントが発生し、中空軸が傾き易くなる。この中空軸の傾きは、上段の回転操作部材の回転トルクが大きくなるほど、同軸配置される回転操作部材の数が多くなるほど顕著になる。このため、上段の回転操作部材が操作ダイアルの押し込み方向に偏心したり、偏心した状態で正規の回転中心位置に戻らない可能性がある。
なお、中空軸の外径を大きくしたりて肉厚を厚くすることで、剛性を高めて前述したモーメントによる中空軸の傾きを軽減することはできる。しかし、上段の回転操作部材の外径と中空軸との間に配置される鋼球、バネ、導電部材等の配置スペースを確保するために操作ダイアルが大径化することになり、回転操作部材の大型化を招くことになる。
そこで、本発明は、同軸配置された複数の回転操作部材の小型化を図りつつ、最上段の回転操作部材が回転軸線と直交する方向に押し込まれても、最上段の回転操作部材が傾いたり偏心したりするのを抑制することができる電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、外装部材と一体成形されている第1固定部材と、最上段に設けられ、前記第1固定部材に形成された穴部に対して回転可能に支持される回転軸を有し、前記外装部材の外観側に突出する前記第1固定部材の支持部に対して回転操作が可能であり、且つ前記外装部材の外観側に露出して回転操作が可能に設けられる第1回転操作部材と、前記第1回転操作部材の下段に前記第1回転操作部材に隣接して設けられ、前記外装部材の内部側に突出する前記第1固定部材の支持部に対して前記第1回転操作部材と同軸に回転操作が可能に設けられ、且つ周方向の一部が前記外装部材の外観に露出して設けられる第2回転操作部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、同軸配置された複数の回転操作部材の小型化を図りつつ、最上段の回転操作部材が回転軸線と直交する方向に押し込まれても、最上段の回転操作部材が傾いたり偏心したりするのを抑制することができる電子機器を提供することができる。
本発明の電子機器の実施形態の一例であるデジタルカメラを背面側から見た斜視図である。 回転操作ユニットの断面図である。 回転操作ユニットの分解斜視図である。 (a)は上面側カバーの斜視図、(b)は第1固定部材の第1回転操作部材の取付け面側から見た斜視図、(c)は第1固定部材の第2回転操作部材の取付け面側から見た斜視図である。 (a)は第2回転操作部材をカム面側から見た斜視図、(b)は第2回転操作部材を第2ブラシ接片側から見た斜視図である。 (a)は第3回転操作部材を上面側から見た斜視図、(b)は第3回転操作部材を下面側から見た斜視図である。 基板の展開図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。
図1は、本発明の電子機器の実施形態の一例であるデジタルカメラを背面側(撮影者側)から見た斜視図である。なお、本実施形態では、本発明の電子機器として、撮像装置の一例であるデジタルカメラを例示するが、これに限定されない。
本実施形態のデジタルカメラ(以下、カメラという。)は、図1に示すように、正面側カバー101、背面側カバー102、上面側カバー106、底面側カバー107によりカメラ本体100の外装部材を形成している。カメラ本体100の正面側(被写体側)には、レンズユニット103が設けられ、カメラ本体100の背面側には、LCD等の表示ユニット105がカメラ本体100に対して開閉方向に回動可能に支持されている。また、カメラ本体100の上面部には、レリーズボタン104や回転操作ユニット110等が設けられている。
回転操作ユニット110は、互いに同軸配置されて独立して回転操作が可能な複数の回転操作部材111,112,109を備える。回転操作部材111,112,109のうち、回転操作部材111は、最上段に配置されている。なお、本実施形態では、回転操作部材111を第1回転操作部材111、回転操作部材112を第2回転操作部材112、回転操作部材109を第3回転操作部材109として説明する。
第1回転操作部材111は、所定の回転角度内で正逆方向に回転操作が可能であり、不図示の検出手段により第1回転操作部材111の回転位置を検出することで、検出位置に応じたデジタルカメラの露出補正量が設定される。
第2回転操作部材112は、第1回転操作部材111と第3回転操作部材109との間に配置され、正逆方向に1回転以上回転操作が可能である。第2回転操作部材112の回転角度と回転方向を不図示の制御手段が検出することで、検出結果に応じたISO感度やシャッタ速度等の各種補正値が選択される。
第3回転操作部材109は、所定の回転角度内で正逆方向に回転操作が可能であり、不図示の制御手段により第3回転操作部材109の停止位置を検出することで、主電源のオン/オフを検出する。
図2は、回転操作ユニット110の回転軸線Yに沿う断面図である。図3は、回転操作ユニット110の分解斜視図である。
図2及び図3に示すように、第1固定部材106aは、上面側カバー106から上方に突出するとともに下方(外装部材の内部側)に突出する筒部106a1を有し、上面側カバー106と一体に設けられて、第1回転操作部材111などの取付け部となる。筒部106a1の内周部には、第1回転操作部材111を回転可能に嵌合支持する穴部106nが設けられている。
上面側カバー106は、外観部品のため、落下や静圧に耐えられるように、材質はガラス繊維などで強化された樹脂が用いられ、厚さも比較的厚く設定されている。なお、第1固定部材106aは、本実施形態では、上面側カバー106と一体成形されているため、上面側カバー106と同一素材である。
第2固定部材121は、第1固定部材106aの筒部106a1の下端側に同軸に連結される筒部121a1を有する。第2固定部材121は、上面側カバー106の内面に複数のビス122(図3)等で固定され、筒部121a1の内周部には、第1回転操作部材111の回転軸111cの下端部を回転可能に嵌合支持する穴部121aが設けられている。
第1回転操作部材111の外観部となる上面部には、化粧板111aが接着剤等で一体に接合されている。第1回転操作部材111は、回転軸線Y方向の規制が第1固定部材106aのH部と第2固定部材121のI部との二か所で行われている。第1固定部材106a及び第2固定部材121は、本発明の支持部材の一例に相当する。
また、第1回転操作部材111の回転軸線Yと直交する方向の第1の規制は、回転軸111cと第1固定部材106aに設けられた穴部106nとの嵌合で行われ、穴部106nには、第1回転操作部材111が回転可能に保持されている。
さらに、第1回転操作部材111は、回転軸線Yと直交する方向の第2の規制が回転軸111cと第2固定部材121の穴部121aとの嵌合で行われる。第1回転操作部材111の内周部には、回転軸線Yの方向に向く複数の凹凸状のカム面111bが円周方向に沿って連続して設けられている。
第1回転操作部材111の化粧板111aは、カメラ本体100の外観部に露出しているので、第1回転操作部材111の上面側をカメラ本体100の何らかの固定部品で回転支持することはできない。第1回転操作部材111は、下面側に設けられた回転軸111cのみで回転軸線Yと直交する方向に回転支持され、上面側には、回転支持のない片持ち支持されている。
第1封止部材115は、化粧板111aの接着時に第1回転操作部材111に設けられた穴部111dに嵌め込まれた状態で化粧板111aとともに接着されている。鋼球等からなる第1ボール116と第1圧縮バネ117は、第1回転操作部材111の回転操作時に操作者にクリック感を付与する第1クリック力発生手段である。
第1ボール116は、第1固定部材106aに設けられた溝部106pに配置され、第1回転操作部材111のカム面111bに当接する。第1圧縮バネ117は、溝部106pの受け面106sに一端部を当接させ、他端部を第1ボール116に接触させて第1ボール116をカム面111bに向けて付勢する。
第2封止部材118は、第1固定部材106aに設けられた穴部106fを塞ぐように設けられている。第1パターン部120bは、基板120(図7参照)の一部を構成し、第1ブラシ接片123と共に第1回転操作部材111の回転位置を検出する第1位置検出手段として機能する。第1パターン部120bは、第1ブラシ接片123に対して回転軸線Y方向に対向する位置で第2固定部材121の表面に貼り付けられている。
抜け止め板124は、回転軸111cの下側の端部に位置決めされ、ビス125によって回転軸111cに固定されて、第1回転操作部材111と一体に回転する。第1ブラシ接片123は、金属で形成されて導電性を有しており、抜け止め板124に接合されて第1回転操作部材111と一体に回転する。第1ブラシ接片123が第1パターン部120bに接触している位置をカメラの不図示の制御手段が検出することで、第1回転操作部材111の停止位置を検出する。
図2に示すように、第1ボール116と第1圧縮バネ117は、第1回転操作部材111と第1固定部材106aとの間に配置されている。第1ボール116と第1圧縮バネ117は、第1回転操作部材111の既存の操作部の高さ内に収まっており、第1ボール116と第1圧縮バネ117を配置するために特別な高さを必要としないため小型化が図れる。
第2回転操作部材112は、回転軸線Yの方向の規制が第1固定部材106aのJ部と第2固定部材121のK部との2か所で行われる。また、第2回転操作部材112は、回転軸線Yと直交する方向の規制が第2固定部材121の外周部のL部で嵌合することにより行われ、周方向の一部を外観に露出させた状態(図1及び図2参照)で第2固定部材121に対して回転可能に支持されている。
第2圧縮バネ126と第2ボール127は、第2回転操作部材112の回転操作時に操作者にクリック感を付与する第2クリック力発生手段であり、第1固定部材106aの溝部106gに設けられている。
第2ボール127は、第2回転操作部材112の内周部に設けたカム凸面112aとカム凹面112b(図5(a)参照)に当接するように第1固定部材106aの溝部106gに係合している。第2圧縮バネ126は、溝部106gの受け面106eに一端部を当接させ、他端部を第2ボール127に接触させて、第2ボール127をカム凸面112aとカム凹面112bの方向に付勢する。
第2パターン部120aは、基板120(図7参照)の一部を構成し、第2ブラシ接片119と共に第2回転操作部材112の回転位置を検出する第2位置検出手段として機能する。第2パターン部120aは、第2ブラシ接片119に対して回転軸線Y方向に対向する位置で第2固定部材121の表面に貼り付けられている。
第2ブラシ接片119は、金属等で形成された導電性を有しており、第2回転操作部材112に接合されて第2回転操作部材112と一体に回転する。不図示の制御手段が第2ブラシ接片119と第2パターン部120aが接触している位置を検出することで、第2回転操作部材112の停止位置を検出する。
図2に示すように、第2ボール127と第2圧縮バネ126は、第2回転操作部材112と第1固定部材106aとの間に配置されている。第2ボール127と第2圧縮バネ126は、第2回転操作部材112の既存の操作部の高さ内に収まっており、第2ボール127と第2圧縮バネ126を配置するために特別な高さを必要としないため小型化が図れる。
第3回転操作部材109は、周方向の一部を外観に露出させた状態(図1及び図2参照)で第2固定部材121に対して回転可能に支持されている。また、第3回転操作部材109は、回転軸線Y方向の規制が第2固定部材121のM部と第2回転操作部材112のN部との2か所で行われ、回転軸線Yと直交する方向の規制が第2固定部材121のO部で嵌合することにより行われる。
図3に示すように、第3圧縮バネ129と第3ボール128は、第3回転操作部材109の回転操作時に操作者にクリック感を付与するクリック発生手段である。第3圧縮バネ129と第3ボール128は、上面側カバー106に設けた不図示の溝部に係合する。第3ボール128は、第3回転操作部材109に設けたカム凸面109aとカム凹面109b(図6(a)参照)に当接し、第3圧縮バネ129は、第3ボール128を押圧するように配置される。
次に、図2を参照して、撮影者が第1回転操作部材111を回転軸線Yと直交する方向に押し込んで回転操作する際の動作を説明する。
ここでは、撮影者が第1回転操作部材111を回転操作する際に、回転軸線Yと略直交する方向から第1回転操作部材111に対して押し力Fを加えた場合を想定する。このとき、第1回転操作部材111の回転軸111cは、第1固定部材106aの穴部106nに嵌合支持されて第1の規制がされている。
ここで、第1固定部材106aの穴部106nが上面側カバー106と接続されている平面と回転軸線Yが交差する点を支点Dとする。支点Dから第1回転操作部材111を回転可能に支持する穴部106nの上端までの長さEは、従来のように、他の回転操作部材等の介在物がないために短い。穴部106nを持つ第1固定部材106aは、比較的高剛性の強固な上面側カバー106から押し力Fの方向と略逆方向に延長された一体形状部のため、第1固定部材106aの剛性を高めることができ、押し力Fを効果的に支持し易い。
本実施形態では、第2回転操作部材112と第3回転操作部材109は、第1固定部材106aと第2固定部材121との間に配置されている。従って、押し力Fにより支点Dで発生するモーメントをも長さEが短いため、小さく抑えることができる。このため、第1回転操作部材111が押し力Fで押されても、第1回転操作部材111は、回転軸線Yから偏心しにくくなる。さらに、発生するモーメントが小さいため、第1固定部材106aや穴部106nを金属などを用いて剛性を高める必要性が少なくなる。
また、押し力Fにより発生するモーメントが小さいので、抜け止め板124と接合している回転軸111cの上端部の回転軸線Yに対する傾きも小さくなる。従って、抜け止め板124と接合されている第1ブラシ接片123も傾きが小さくなるため、第1パターン部120bとの接触が確実になり、第1回転操作部材111を回転軸線Yと直交する方向に押した際の位置検出の誤りを防止することができる。
また、第1回転操作部材111の回転軸111cは、第2回転操作部材112と第3回転操作部材109を貫通している。回転軸111cの支点Dから下端部までの長さPは、第2固定部材121より下側にある抜け止め板124と接合させるため、長さEと比べて長い。第1回転操作部材111が回転軸線Yに対して直交する方向に押された場合、前述のように、支点Dからの長さEが短いので支点Dで発生するモーメント自体は小さく抑えられる。しかし、支点Dに働くモーメントによる、第1回転操作部材111の回転軸線Yからの偏心が小さくても、抜け止め板124での回転軸線Yからの偏心が大きくなる可能性がある。
回転軸111cは、第2固定部材121に設けられた穴部121aと嵌合することで、回転軸線Yと直交する方向の第2の規制がされており、回転軸111cの抜け止め板124と接合される下端部は、第2の規制が行われる穴部121aの近傍に配置されている。従って、抜け止め板124や抜け止め板124に接合された第1ブラシ接片123は、押し力Fによって傾き難い。このため、第1回転操作部材111の回転中に、第1ブラシ接片123と第1パターン部120bとの接触が第1の規制のみで回転軸111cを嵌合支持する場合に比べてさらに安定し、第1回転操作部材111の位置検出の検出精度が向上する。
なお、本実施形態では、回転軸111cの第2の規制を、第1固定部材106aとは別部品である第2固定部材121の穴部121aで行ったが、これに限定されない。
例えば、第1固定部材106aの穴部106nの周囲を抜け止め板124の方向へ回転軸線Yに沿って円筒状に突出させ、穴部106n の上端部(第1回転操作部材111側)と下端部(抜け止め板124側)で回転軸111cの第2の規制を行ってもよい。回転軸111cと穴部106nの直径は、上端部の直径を大きく、下端部の直径を小さくすると、回転軸111cと穴部106nの回転軸Y方向の長さが長くても、樹脂成形の場合は上端部と下端部の中間部が径差が穴と軸の抜き勾配となり成形し易い。
次に、図4を参照して、第1固定部材106aについて詳しく説明する。図4(a)は、上面側カバー106の斜視図、図4(b)は第1固定部材106aの第1回転操作部材111の取付け面側(表面側)から見た斜視図である。
図4(b)において、第1固定部材106aの第1回転操作部材111の取付け面は、上面側カバー106の外観側に配置される。第1固定部材106aの第1回転操作部材111の取付け面側には、第1回転操作部材111の回転操作の際にクリック力を発生させるための第1ボール116と第1圧縮バネ117を収納する溝部106pが設けられている。
この溝部106pは、第1回転操作部材111で覆われる第1固定部材106aの面内に配置される。溝部106pには、底面106qと側面106rと受け面106sが設けられている。溝部106pの底面106qと側面106rは、回転軸線Yと直交する方向(径方向)に延びており、第1圧縮バネ117の受け面106sは、溝部106pの回転軸線Yに近い側(内径側)に配置されている。
図4(c)は、第1固定部材106aの第2回転操作部材112の取付け面側(裏面側)から見た斜視図である。図4(c)に示すように、第1固定部材106aの第2回転操作部材112で覆われる面内には、第2回転操作部材112の回転操作の際にクリック力を発生させるための第2ボール127と第2圧縮バネ126を収納する溝部106gが設けられている。溝部106gには、底面106bと側面106cと受け面106d,106eが設けられている。
底面106bの略中央部には、貫通穴部106fが形成されている。溝部106gは、回転軸線Yと直交する方向(径方向)に底面106bと側面106cが延び、受け面106dは、回転軸線Yから遠い側(外径側)に配置され、受け面106eは、回転軸線Yに近い側(内径側)に配置される。受け面106dは、組立時に第2ボール127を溝部106gから脱落しないように受ける面であり、受け面106eは、第2圧縮バネ126の端部を受ける面である。
次に、図5を参照して、第2回転操作部材112について詳しく説明する。図5(a)は、第2回転操作部材112をカム部側(表面側)から見た斜視図である。図5(a)に示すように、第2回転操作部材112の内周部には、回転軸線Yを向くカム凸面112aとカム凹面112bが周方向に連続して設けられている。カム凸面112aとカム凹面112bの回転軸線Y方向の端部には、傾斜面112cが設けられている。また、第2回転操作部材112の中央部には、第2回転操作部材112の回転中心を規制する穴部112dが形成されている。
第2回転操作部材112を回転操作すると、第2ボール127がカム凸面112aを順番に乗り越える際に、第2圧縮バネ126の押圧力が変化し、この変化が操作者にクリック感として認識される。なお、第1回転操作部材111におけるカム面111bと第1ボール116と第1圧縮バネ117と溝部106pの関係も同様であるので、その説明を省略する。
図5(b)は、第2回転操作部材111を第2ブラシ接片119側(裏面側)から見た斜視図である。図5(b)に示すように、第2ブラシ接片119は、第2回転操作部材112に設けられた位置決め凸部112fで位置決めされた状態で接合部112gで接合され、第2回転操作部材112と一体化されている。
次に、図6を参照して、第3回転操作部材109について詳しく説明する。図6(a)は、第3回転操作部材109を上面側から見た斜視図である。図6(a)に示すように、第3回転操作部材109は、外周部の一部に回転軸線Yを中心とした円弧形状部が径方向外側に突出して設けられ、円弧形状部には、カム凸面109aとカム凹面109bが設けられている。
第3回転操作部材109を所定の回転角度間で回転操作すると、第3ボール127がカム凸面109aを順番に乗り越える際に、第3圧縮バネ129の押圧力が変化し、この変化が操作者にクリック感として認識される。
カム凹面109bは、電源のオン/オフの2か所の停止位置に対応して2か所配置されている。突き当て部109d,109eは、第3回転操作部材109を所定角度内で回転させるための回転規制を第1固定部材106aに設けられた不図示の突き当て部と共に行っている。電源オフのときは、突き当て部109dが第1固定部材106aの不図示の突き当て部に突き当り、電源オンのときは、突き当て部109eが第1固定部材106aの不図示の突き当て部に突き当る。
図6(b)は、第3回転操作部材109を下面側から見た斜視図である。図6(b)に示すように、第3回転操作部材109の下面には、第3回転操作部材109の停止位置を検出するための突起部109cが設けられている。不図示の電気素子スイッチのレバーを突起部109cが押すことで第3回転操作部材109の停止位置をカメラの不図示の制御手段が判断している。
次に、図7を参照して、基板120について詳しく説明する。図7は、基板120の展開図である。図7に示すように、基板120は、第2パターン部120aと第1パターン部120bが連結された例えばフレキシブル基板で構成されている。
基板120は、第2パターン部120aが第2ブラシ接片119に対向し、第1パターン部120bが第1ブラシ接片123に対向するように折り曲げられて用いられる。各々のパターン部120a,120bは、所望の位置に銅等の金属が露出して表面に金メッキ等が施された導電部が設けられている。基板120は、カメラに設けられた不図示の電気回路に接続される。
以上説明したように、本実施形態では、回転操作ユニット110の小型化を図りつつ、最上段の第1回転操作部材111が回転軸線Yと直交する方向に押し込まれても、最上段の第1回転操作部材111が傾いたり偏心したりするのを抑制することができる。
また、本実施形態では、第1回転操作部材111が偏心して倒れることがないため、第1回転操作部材111と一体で回転する位置検出用の第1ブラシ接片123が基板120の第1パターン120bから浮き上がることが防止される。このため、第1回転操作部材111の回転位置の検出を良好に行うことができる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、回転操作部材の位置検出手段として、ブラシ接片と基板のパターン部を用いたり、突起部と電気素子スイッチを用いた場合を例示したが、回転操作部材の位置検出が可能な手段であれば、特に限定されない。例えば、フォトリフレクタやフォトインタラプタ等の電気素子を用いて光を検出することで位置検出を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1固定部材106aにクリック力発生手段を保持させ、回転操作部材にボールが係合するカム面を設けているが、第1固定部材106aにカム面を設け、回転操作部材にクリック力発生手段を保持させてもよい。
また、上記実施形態では、クリック力発生手段として、カム面とボールと圧縮バネを用いているが、回転操作部材の回転操作時にクリック力を発生させる手段であれば、特に限定されない。
また、上記実施形態では、第1回転操作部材111が露出補正の設定、第2回転操作部材112がISO感度などの設定、第3回転操作部材109が電源オン/オフの設定としているが、これに限定されない。
100 カメラ本体
106 上面側カバー
106a 第1固定部材
106n 穴部
109 第3回転操作部材
111 第1回転操作部材
112 第2回転操作部材
121 第2固定部材
121a 穴部

Claims (7)

  1. 外装部材と一体成形されている第1固定部材と、
    最上段に設けられ、前記第1固定部材に形成された穴部に対して回転可能に支持される回転軸を有し、前記外装部材の外観側に突出する前記第1固定部材の支持部に対して回転操作が可能であり、且つ前記外装部材の外観側に露出して回転操作が可能に設けられる第1回転操作部材と、
    前記第1回転操作部材の下段に前記第1回転操作部材に隣接して設けられ、前記外装部材の内部側に突出する前記第1固定部材の支持部に対して前記第1回転操作部材と同軸に回転操作が可能に設けられ、且つ周方向の一部が前記外装部材の外観に露出して設けられる第2回転操作部材と、を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記外装部材の内部側に突出する前記第1固定部材に対して、前記第1回転操作部材との間に前記第2回転操作部材を挟むように前記第1回転操作部材と同軸に回転操作が可能に設けられ、且つ周方向の一部が前記外装部材の外観に露出して設けられる第3回転操作部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記外装部材と一体に設けられ、前記第1回転操作部材の前記回転軸の下端部を回転可能に支持する第2固定部材をさらに備え、
    前記第1固定部材は、前記第1回転操作部材の前記回転軸を回転可能に支持し、
    前記第2固定部材には、前記第2回転操作部材が回転操作が可能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記外装部材と一体に設けられ、前記第1回転操作部材の前記回転軸の下端部を回転可能に支持する第2固定部材をさらに備え、
    前記第1固定部材は、前記第1回転操作部材の前記回転軸を回転可能に支持し、
    前記第2固定部材には、前記第2回転操作部材および前記第3回転操作部材がそれぞれ回転操作が可能に支持されていることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記第1固定部材は、前記外装部材と同一素材で前記外装部材と一体成形されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記第1回転操作部材と前記第1固定部材の間には、前記第1回転操作部材を回転操作する際にクリック力を発生させる第1クリック力発生手段が配置され、前記第2回転操作部材と前記第1固定部材の間には、前記第2回転操作部材を回転操作する際にクリック力を発生させる第2クリック力発生手段が配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記第1回転操作部材の回転位置を検出する第1位置検出手段と、前記第2回転操作部材の回転位置を検出する第2位置検出手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子機器。
JP2017024016A 2017-02-13 2017-02-13 電子機器 Active JP6890994B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017024016A JP6890994B2 (ja) 2017-02-13 2017-02-13 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017024016A JP6890994B2 (ja) 2017-02-13 2017-02-13 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018132545A JP2018132545A (ja) 2018-08-23
JP6890994B2 true JP6890994B2 (ja) 2021-06-18

Family

ID=63248315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017024016A Active JP6890994B2 (ja) 2017-02-13 2017-02-13 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6890994B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018132545A (ja) 2018-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI383667B (zh) 具有可旋轉透鏡鏡筒的成像設備
US20110013902A1 (en) Lens adaptor
JP2007057345A (ja) 傾斜センサ
KR100816147B1 (ko) 촬상 장치 및 이를 구비한 휴대 단말
JP6639178B2 (ja) 電子機器
JP7191702B2 (ja) 回転操作入力装置および電子機器
JP6890994B2 (ja) 電子機器
JP7138191B2 (ja) 操作装置
US6879782B2 (en) Camera having operation member
TWM612372U (zh) 可調式攝影模組
JP6362106B2 (ja) 電子機器
JP6594107B2 (ja) 電子機器
JPH07134320A (ja) カメラ
US20120314125A1 (en) Digital camera
JPH10285439A (ja) カメラ装置
JP2018101082A (ja) 電子機器
JP2011123227A (ja) 携帯型電子機器
JP4207889B2 (ja) 操作部構造
US20180164881A1 (en) Electronic apparatus equipped with eye sensor holding structure and image pickup apparatus equipped with electronic apparatus
US20240019767A1 (en) Electronic apparatus
JP5788045B2 (ja) 撮像装置
JP2019220293A (ja) 回転揺動式入力装置及び電子機器
JP4829560B2 (ja) 操作入力装置、電子機器および撮像装置
JP2011164117A (ja) 電子機器
JP7140596B2 (ja) 回転操作ユニット及び撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210526

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6890994

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151