JP6890240B2 - 冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発熱体を収納した発熱体収納箱の冷却装置等に関するものである。
発熱体としては例えばパワーコンディショナー等がある。
パワーコンディショナーは、太陽光発電システム等で使用され、直流電流を交流電流に変換する変電設備である。
パワーコンディショナーは電子機器であることから、周辺環境から受ける影響を低減するために、コンテナ等の発熱体収納箱の内部に収納される。
発熱体収納箱の内部に収納されたパワーコンディショナーは、その発熱により、発熱体収納箱の内気の温度を上昇させるので、パワーコンディショナーの安定稼働のためにコンテナ等の内部を冷却する必要がある。
冷却のために使用される電力量を抑制する目的で、発熱体収納箱の内気と、冷却装置の内部に取り込んだ屋外の外気との間で熱交換を行うことで、発熱体収納箱の内部を冷却する冷却装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−336895号公報
従来の冷却装置では、雨水が冷却装置の内部に入り、さらに冷却装置から発熱体収納箱の内部に浸入した場合に、電子機器としてのパワーコンディショナーに影響を及ぼす恐れがあった。
本発明はこのような課題を解決するものであり、冷却装置の内部に雨水が入ったとしても、冷却装置の外部に容易に排出されるようにすることで、信頼性が向上した冷却装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明の一態様に係る冷却装置は、床面と天井面と壁面とにより囲まれた気密性を有する収納室の内周側空間に配置される発熱体収納箱の内部の空気である内気を前記収納室の外部の空気である外気との熱交換により冷却する冷却装置であって、前記冷却装置は、ケーシングと、内気吸込口と、内気吹出口と、外気吸込口と、外気吹出口と、前記内気吸込口から前記内気吹出口へ搬送される前記内気と、前記外気吸込口から前記外気吹出口へ搬送される前記外気との間で熱交換するための熱交換器と、を備え、前記ケーシングは、前記熱交換器を内包し、前記熱交換器は、前記外気吸込口から吸い込まれた前記外気を流入するための外気流入口と、前記外気流入口から流入した前記外気を流出するための外気流出口と、を備え、前記外気流入口から入った雨水が自重によって前記外気流出口へ移動するように、水平方向より下方に傾斜し、前記外気吸込口から前記外気流入口へ至る風路は、該風路の開口面積が前記外気吸込口から前記外気流入口に向けて徐々に小さくなるという構成を有するものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、熱交換器は、外気流入口から入った雨水が自重によって外気流出口へ移動するように、水平方向より下方に傾斜し、前記外気吸込口から前記外気流入口へ至る風路は、該風路の開口面積が前記外気吸込口から前記外気流入口に向けて徐々に小さくなるという構成を有するので、雨天時等に冷却装置を動作させた際、外気とともに冷却装置の内部の外気風路に入った雨水は、熱交換器の外気流出口から熱交換器の外部に排出される。
したがって、外気風路に雨水が滞留しにくくなり、雨水が発熱体収納箱の内部に浸入して電子機器としてのパワーコンディショナーに影響を及ぼす恐れを低減することができるので、信頼性が向上した冷却装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1の発熱体収納箱と冷却装置とを設置した収納室の斜視図 同発熱体収納箱と冷却装置の斜視図 同発熱体収納箱と冷却装置の分解斜視図 (a)同冷却装置の左側面内部透視斜視図、(b)同冷却装置の右側面内部透視斜視図 図4(b)のA−A’断面を示す構成図 同熱交換器の分解斜視図 同熱交換器の斜視図 同内気の流れおよび外気の流れを示す構成図
本発明の一態様に係る冷却装置は、発熱体収納箱の上部に設けられ、前記発熱体収納箱の内部の空気である内気を外気との熱交換により冷却する冷却装置であって、前記冷却装置は、熱交換器、内気吸込口、内気吹出口、外気吸込口、および外気吹出口を備え、前記熱交換器の内部に、外気風路と、内気風路とを備え、前記外気風路は前記外気吸込口と前記外気吹出口とそれぞれ連通しており、前記外気風路の下流側は、下流に向かうにつれて水平方向より下方に傾斜しているという構成を有する。
これにより、雨天時に冷却装置を動作させた際、外気とともに冷却装置の内部の外気風路に入った雨水は、外気風路の下流側が下流に向かうにつれて水平方向より下方に傾斜しているので、熱交換器の外気放出口から熱交換器の外部に排出される。
したがって、外気風路に雨水が滞留しにくくなり、雨水が発熱体収納箱の内部に浸入して電子機器としてのパワーコンディショナーに影響を及ぼす恐れを低減することができる。
また、前記内気吸込口と前記熱交換器の内気流入口を連通する内気通過孔ガイドを有し、前記内気通過孔ガイドにおいて、前記ケーシングの前記外気吹出口に近い側の前記内気通過孔ガイドの下端と前記熱交換器との距離よりも、前記ケーシングの内気吹出口に近い側の前記内気通過孔ガイドの下端と前記熱交換器との距離のほうが長いという構成にしてもよい。
これにより、熱交換器24の内部において複数の内気風路の間で生じている圧力損失の差を緩和することができるものである。その結果、内気風路に接続されている内気送風機18への流入気流の速度のばらつきを抑制することで、内気送風機18を安定的に長期間稼働することができ、冷却装置の信頼性が向上するという効果を奏する。
また、熱交換器の上面は、ケーシングの内気吹出口に近い側よりもケーシングの外気吸込口に近い側が低いという構成にしてもよい。
これにより、雨天時に冷却装置を動作させた際、外気とともにケーシングの内部に入った雨滴が熱交換器の上面に落下して滞留水となったとしても、熱交換器の上面はケーシングの内気吹出口に近い側よりもケーシングの外気吸込口に近い側が低いので、ケーシングの外気吸込口から滞留水がケーシングの外部に排出される。
したがって、ケーシング内に雨水が滞留することが無いので、雨水が発熱体収納箱の内部に浸入して電子機器としてのパワーコンディショナーに影響を及ぼす恐れを低減することができる。
また、熱交換器の上面において、外気流入口の周縁部の少なくとも一辺に突出部を設けるという構成にしてもよい。
これにより、雨天時に冷却装置を動作させた際、外気とともにケーシングの内部に入った雨滴が熱交換器の上面に落下して滞留水となったとしても、熱交換器の上面において、外気流入口の周縁部の少なくとも一辺に突出部があることから、滞留水が外気流入口から熱交換器内部に浸入することが抑制される。
したがって、熱交換器内部に雨水が滞留することが無いので、雨水が発熱体収納箱の内部に浸入して電子機器としてのパワーコンディショナーに影響を及ぼす恐れを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1から図4に冷却装置の一実施形態を示す。
図1に示すように、冷却装置1は発熱体収納箱2の上部に設置されている。そして、冷却装置1および発熱体収納箱2は収納室3の内部に設置されている。発熱体収納箱2にはパワーコンディショナー等の発熱体(図示せず)が収納されている。
収納室3の内部は、床面と天井面と壁面とにより囲まれた気密性を有する空間である。収納室3の内部に設置された室内機4と、収納室3の外部に設置された室外機5により空調機6を構成している。
発熱体収納箱2の後面は収納室3の内壁面にほぼ平行に近接している。
発熱体収納箱2の前面に室内空気吸込口7が開口しており、収納室3の内部の空気を発熱体収納箱2の内部に吸込んでいる。
図2と図3に示すように、冷却装置1のケーシング11はチャンバー部材8を介して発熱体収納箱2の上面に複数(本実施形態では左側に3個、右側に1個、合計4個)、発熱体収納箱2の前面より突出するように設けられている。チャンバー部材8にはケーシング11の数量に応じた開口(本実施形態では左側に3個、右側に1個、合計4個)が内気通過孔9として設けられている。
図4に、冷却装置1の、(a)は内気送風機18側から見て右斜め上から、(b)は外気送風機19側から見て左斜め上からの内部透視斜視図を示す。
図4に示すように、冷却装置1はケーシング11の内部に熱交換器24、内気送風機18、および外気送風機19を有している。
ケーシング11の内部において、熱交換器24と内気送風機18の間に内気区画16を、熱交換器24と外気送風機19の間に外気区画17を備えている。
冷却装置1に内気送風機18を設ける場合は、内気送風機仕切板18aで仕切られた内気送風機チャンバー18bを構成してもよい。
外気送風機19を設ける場合は、第一板部19bおよび第二板部19cからなる外気送風機仕切板19aで仕切られた外気送風機チャンバー19dを構成してもよい。この場合、外気送風機仕切板19aはケーシング11の一部となる。
外気送風機チャンバー19d内には2台の外気送風機19を有し、外気風路仕切板28で2台の外気送風機19それぞれの風路を構成していてもよい。
ケーシング11の後面の上側には外気吸込口12が備えられ、外気送風機チャンバー19dのケーシング11後面の下側に外気吹出口13が備えられている。
ケーシング11の下面のうち、熱交換器24の下部に相当する部分に内気吸込口30が開口している。
発熱体収納箱2の前面より突出した、ケーシング11の下面に、内気吹出口14が開口している。
図5に、図4(b)のA−A’部分の断面を示す構成図を示す。
図5に示すように、ケーシング11の内部には熱交換器24が設けられている。熱交換器24は、外気流入口51、外気流出口52、内気流入口53、内気流出口54を有している。
図6に示すように、熱交換器24は、長方形状で合成樹脂製の第1の板体55の表面上に、長方形状で合成樹脂製の第2の板体56を、第2の板体56の表面上に合成樹脂製の第3の板体57を、第3の板体57の表面上に合成樹脂製の第4の板体58((以降、同じように複数個の板体が用いられる。)をそれぞれ所定間隔で離した状態で図7のごとく重合させた構成としている。
図示しないが、この第1の板体55、第2の板体56、第3の板体57、第4の板体58の表面には、その表面をレーン状に仕切る複数の整流壁をそれぞれ設けている。第1の板体55、第2の板体56、第3の板体57、第4の板体58は左右方向を長くした長方形状となっている。第4の板体58の表面において、整流壁は、外気流入口51となる板体の一端から外気流出口52となる他端側に向けて、途中で湾曲して伸延させている。第3の板体57の表面では、整流壁は、内気流入口53となる板体の一端から内気流出口54となる他端側に向けて、途中で湾曲して伸延させている。このような整流壁を有する板体を積層することによって、板体上に略L字状の送風レーンが複数できることになる。このような熱交換器24によれば、外気流入口51と外気流出口52を連通する外気風路と、内気流入口53と内気流出口54を連通する内気風路が、間に板体を介して交互に隣接している構成を得ることができる。図6において、外気風路は破線矢印で示し、内気風路は実線矢印で示す。
この様な構成により、熱交換器24は、内気風路と外気風路が熱交換器24の内部で板体を介して交互に隣接しているので、内気と外気は直接接触することなく、内気と外気の間で板体を介して熱交換を行うことができる。すなわち、熱交換器24は、発熱体収納箱の内気と冷却装置の内部に取り込んだ屋外の外気との間で、空気の流通が無い状態で、発熱体収納箱の内気の熱を収納室の外部の屋外外気へ放熱する作用を示す積層型の顕熱交換器である。
そして、図7に示すように、複数の板体を重合させた熱交換器24の上面側に、外気流入口51が形成されており、外気吸込口12を経由してケーシング11内に吸引された外気は外気流入口51から熱交換器24内に流入する。熱交換器24内に流入した空気は、図7の下部右側に示した外気流出口52から外気区画17内に流出する。なお、外気流出口52は、外気区画17および外気送風機19を経由して外気吹出口13と連通している。
図7に示すように、熱交換器24の上面と外気流入口51の周縁部の境界部分に突出部42が設けられている。突出部42は、熱交換器24の上面において、板体の積層方向に長い板状部材の長辺の一端側をケーシング11の上部方向に屈曲させた部材である。
上記構成において、図8を用いて冷却装置1の冷却作用を説明する。
発熱体収納箱2の内部において、図示しないパワーコンディショナー等の発熱体が作動すると発熱する。発熱により加熱された空気は、収納箱送風機71または内気送風機18の作用により、発熱体収納箱2の内気流出口10からチャンバー部材8内へ流入する。収納箱送風機71を設ける場合は、収納箱送風機71は発熱体収納箱2の内気流出口10に接続される。
チャンバー部材8内で水平方向に広がり整流された空気は内気通過孔9に挿入された内気通過孔ガイド41からケーシング11の熱交換器24へ流入する。
熱交換器24に流入した内気は、外気風路に隣接する内気風路を通過することにより、内気に比較して低温の外気により冷却される。冷却された内気は内気区画16内を通過し、内気送風機18に吸込まれ、90度方向転換し、垂直下方向に吹出される。この内気の流れを図8の太実線矢印で示している。
このとき、発熱体収納箱2の室内空気吸込口7は発熱体収納箱2の前面下方に設けられているため、内気吹出口14から発熱体収納箱2の前面に沿うように下向きに吹出された、冷却された空気を、室内空気吸込口7へ最短経路で供給できる。
すなわち、収納室3内の空気温度が少々高くても発熱体収納箱2には冷却装置1で冷却された空気をほぼ直接供給できるため、空調機6の設定温度を高くでき、省エネ効果を創出できる。
次に、図8に示すように、外気送風機19の作用により外気吸込口12に外気が吸い込まれる。吸い込まれた外気は図8に示す太破線矢印のように熱交換器24を通過し、外気に比較して高温の内気により加熱される。加熱された外気は外気送風機19に吸込まれ、90度方向転換し、垂直下方向に吹出され、外気吹出口13から収納室3の外に排出される。
すなわち、熱交換器24は、内気風路と外気風路が熱交換器24の内部で板体を介して交互に隣接していることで内気と外気の間で熱交換を行い、発熱体収納箱の内気の熱を収納室の外部の屋外外気へ放熱する作用を示す積層型の顕熱交換器である。
次に、図5から図8を用いて、本実施形態の特徴部分について説明する。
図6および図7において、外気は外気流入口51から熱交換器24の内部に入り、外気流出口52から排出される。屋外の天候が雨天の場合には、雨水が外気とともに熱交換器24の内部に入る可能性がある。本実施形態では、図8に示すように、外気風路の下流側は、下流に向かうにつれて水平方向より下方に向けて傾斜しているので、熱交換器24の内部に入ってしまった雨水も、熱交換器24の外気風路の内部で雨水の自重により外気流出口52側に移動する。また、外気風路において、外気が外気流入口51から外気流出口52に流れていることから、その気流の作用により、熱交換器24の内部に入った雨水が押し出される効果も得られる。
外気流出口52から排出された雨水は、外気送風機19の作用により外気とともに吸引されて、室外に排出される。または、外気流出口52から排出された雨水を、外気区画17の底部に一旦貯留しておき、図示しないドレンを開閉操作することにより室外に排出するようにしてもよい。
このような構成により、外気風路の内部に雨水が滞留しにくくなり、滞留した雨水が発熱体収納箱の内部に浸入して電子機器としてのパワーコンディショナー等に影響を及ぼす恐れを低減することができる。
発熱体収納箱の内気と、冷却装置の内部に取り込んだ屋外の外気との間で熱交換を行う冷却装置では、外気風路内に雨水を取り込む可能性を排除できないことから、本実施の形態で示すように、外気風路の内部に入った雨水を発熱体収納箱の内部に浸入させない構造は冷却装置の信頼性を向上するための高い効果を得ることができる。
また、図5および図8において、内気通過孔ガイド41はその外周形状が内気通過孔9に相似の形状をしている。冷却装置1をチャンバー部材8の上部に設置する際に、内気通過孔ガイド41は内気通過孔9に挿入され、熱交換器24の内気流入口53とチャンバー部材8の内部の空間を連通させるものである。内気通過孔ガイド41の下端と熱交換器24の距離は、ケーシング11の外気吹出口13に近い側の距離よりもケーシング11の内気吹出口14に近い側の距離のほうが長く、外気吹出口13に近い側を内気が通過する際の圧力損失よりもケーシング11の内気吹出口14に近い側を通過する際の圧力損失のほうが大きい。
また、図6に示すように、第3の板体57の表面には整流壁によりそれぞれが並列して配置された複数の内気風路が形成されている。複数の内気風路は、内気流入口53における流入位置の違いにより風路の長さが異なっている。内気流入口53において内気吹出口14に近い側から流入した内気風路は、内気流入口53において外気吹出口13に近い側から流入した内気風路に比べてその風路の長さが短く、圧力損失も小さい。このような複数の内気風路の長さの違いは、第1の板体55でも同様であり、複数の内気風路を形成する同形状の板体であれば同様に内気風路の長さには違いがある。
熱交換器24の内部において、複数の内気風路の間でその長さに違いがあることから、複数の内気風路の間で圧力損失の差が生じている。
このような構成において、ケーシング11の外気吹出口13に近い側の内気通過孔ガイド41の下端と熱交換器24との距離よりも、ケーシング11の内気吹出口14に近い側の内気通過孔ガイド41の下端と熱交換器24との距離のほうが長い形状を有する内気通過孔ガイド41を、熱交換器24の内気流入口53に装着することで、熱交換器24の内部において複数の内気風路の間で生じている圧力損失の差を緩和することができる。
すなわち、内気流入口53において内気吹出口14に近い側から流入する内気風路は他の内気風路に比較して短いが、その上流において、ケーシング11の内気吹出口14に近い側の比較的長い内気通過孔ガイド41を通過しており、一方、内気流入口53において外気吹出口13に近い側から流入する内気風路は他の内気風路に比較して長いが、その上流において、ケーシング11の外気吹出口13に近い側の比較的短い内気通過孔ガイド41を通過している。
このように、内気通過孔ガイド41において、内気通過孔ガイド41の下端と熱交換器24との距離を変化させることで、複数の内気風路の間で生じている圧力損失の差を緩和できるものである。
複数の内気風路間の圧力損失の差の緩和は、内気風路に接続されている内気送風機18への流入気流の速度のばらつきを抑制することにつながり、その結果、内気送風機18を安定的に稼働することができ、冷却装置の信頼性を向上することができる。
また、図5において、熱交換器24の上面は、ケーシング11の内気吹出口14に近い側よりもケーシング11の外気吸込口12に近い側が低い。屋外の天候が雨天の場合に、熱交換器24の上面に滴下された雨水は、熱交換器24の上面が傾斜していることから雨水の自重により、外気吸込口12側に移動するので、熱交換器24の上面に滞留しにくくなる。
このような構成により、熱交換器24の上面に雨水が滞留しにくくなり、滞留した雨水が発熱体収納箱の内部に浸入して電子機器としてのパワーコンディショナー等に影響を及ぼす恐れを低減することができる。
また、図7において、熱交換器24の上面で外気流入口51の境界部分に突出部42を設けている。屋外の天候が雨天の場合に、熱交換器24の上面に滴下されて滞留した雨水は、外気吸込口12から外気流入口51へ外気が流れていることから、その気流の作用により、熱交換器24の上面を外気流入口51側に移動する可能性がある。本実施の形態の構造であれば、突出部42が熱交換器24の上面からケーシング11の上部方向に屈曲しているので、熱交換器24の上面に滴下されて滞留した雨水が外気流入口51から熱交換器24の内部に浸入することを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、冷却装置1のケーシング11はチャンバー部材8を介して発熱体収納箱2の上面に設置されているとしたが、チャンバー部材8を介さずに、発熱体収納箱2の上面に冷却装置1を設置してもよく、発熱体収納箱2の内気が冷却装置1に吸引されるような設置方法であれば同様の効果を得ることができるものである。
また、本実施の形態では、突出部42は板状部材熱を熱交換器24の上面からケーシング11の上部方向に屈曲させた部材であるとしたが、この形状に限ったものではなく、熱交換器の上面の滞留水が熱交換器内部に浸入することを抑制する作用を示す形状であれば、同様の効果を得ることができるものである。
また、本実施の形態では、突出部42は熱交換器24の上面で外気流入口51の境界部分に相当する部分に設けるとしたが、この位置に限ったものではなく、外気流入口51の周縁部の他の辺にも突出部42を設けることで、雨水が外気流入口51から熱交換器24の内部に浸入することをさらに抑制することができる。
また、実施の形態で述べた構成は、一例を示したものであり、収納室3、空調機6、チャンバー部材8、内気送風機18、外気送風機19、収納箱送風機71などは必須の構成ではない。
また、チャンバー部材8の内部上面に、チャンバー部材8を補強する補強部を有していてもよい。
また、図3に示すように、チャンバー部材8には、収納箱送風機71の上方に相当する部分に取り外し可能なカバーが設けられているが、この構成に限ったものではない。収納箱送風機71は、チャンバー部材8の内部ではなく、発熱体収納箱2の内部に設けてもよい。
また、実施の形態の発明は、発熱体収納箱2を冷却する冷却装置1に関するものであるため、発熱体収納箱2自体は冷却装置1の構成に含まれていなくてもよい。
本発明に係る冷却装置は、信頼性が向上した冷却装置等として有用である。
1 冷却装置
2 発熱体収納箱
3 収納室
4 室内機
5 室外機
6 空調機
7 室内空気吸込口
8 チャンバー部材
9 内気通過孔
10 内気流出口
11 ケーシング
12 外気吸込口
13 外気吹出口
14 内気吹出口
16 内気区画
17 外気区画
18 内気送風機
18a 内気送風機仕切板
18b 内気送風機チャンバー
19 外気送風機
19a 外気送風機仕切板
19b 第一板部
19c 第二板部
19d 外気送風機チャンバー
24 熱交換器
28 外気風路仕切板
30 内気吸込口
41 内気通過孔ガイド
42 突出部
51 外気流入口
52 外気流出口
53 内気流入口
54 内気流出口
55 第1の板体
56 第2の板体
57 第3の板体
58 第4の板体
71 収納箱送風機

Claims (2)

  1. 床面と天井面と壁面とにより囲まれた気密性を有する収納室の内周側空間に配置される発熱体収納箱の内部の空気である内気を前記収納室の外部の空気である外気との熱交換により冷却する冷却装置であって、
    前記冷却装置は、
    ケーシングと、
    内気吸込口と、
    内気吹出口と、
    外気吸込口と、
    外気吹出口と、
    前記内気吸込口から前記内気吹出口へ搬送される前記内気と、前記外気吸込口から前記外気吹出口へ搬送される前記外気との間で熱交換するための熱交換器と、
    を備え、
    前記ケーシングは、
    前記熱交換器を内包し、
    前記熱交換器は、
    前記外気吸込口から吸い込まれた前記外気を流入するための外気流入口と、
    前記外気流入口から流入した前記外気を流出するための外気流出口と、
    を備え、
    前記外気流入口から入った雨水が自重によって前記外気流出口へ移動するように、水平方向より下方に傾斜し
    前記外気吸込口から前記外気流入口へ至る風路は、
    該風路の開口面積が前記外気吸込口から前記外気流入口に向けて徐々に小さくなることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記熱交換器において、前記外気流入口の周縁部の少なくとも一辺に突出部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
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