JP2012009648A - 熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置 - Google Patents

熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置 Download PDF

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忍 織戸
Tomoyuki Higuchi
智之 樋口
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Abstract

【課題】本発明は、熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置に関するもので、装置の小型化を目的とする。
【解決手段】前面に第1環境用の第1吸気口(外気吸気口7)と第1吐出口(外気吐出口8)を設け、背面に第2環境用の第2吸気口(内気吸気口9)および第2吐出口(内気吐出口10)を設けた本体ケース6と、この本体ケース6内に設けられ、2つの送風機を有する第1環境用送風装置(外気送風装置12)および第2環境用送風装置(内気送風装置13)と、本体ケース6内において第1環境の空気と第2環境の空気との熱交換を行う熱交換器14とを備え、外気送風装置12または内気送風装置13は、2つの送風機の回転軸を熱交換器14の流入面に対して斜めになるように配置し、外気吸気口7と内気吸気口9の開口面積を広く確保したものであるので、機体内部の圧力損失を低下させながら熱交換装置を小型化するものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置に関するものである。
例えば、携帯電話の基地局は、数十アンペア以上の電流が流れることから、ある点では発熱体とも表現される。つまり、冷却をすることがその動作を安定化させるためには極めて重要なものとなる。このような携帯電話の基地局はその冷却を行う為に次のような構成をとっている。(図15参照)。
すなわち、発熱体となる送・受信機を収納したキャビネットと、キャビネットの開口部に装着された熱交換装置(101)とを備えた構成となっていた。そして、図15に示すように、熱交換装置101の構造としては、外気用の第1吸込口107と第1吐出口108およびキャビネット内用の第2吸込口109および第2吐出口110を有する本体ケース111と、この本体ケース111内に設けられた外気用の第1送風機112およびキャビネット内用の第2送風機113と、前記本体ケース111内において室外空気とキャビネット内空気との熱交換を行う熱交換器114とを備えた構成となっていた。第1送風機112は、第1吸込口107と送風機自身の吸込口とが重なるように、ファン軸を第1吸込口107に向けて配置されている。第2送風機113についても同様にファン軸を第2吸込口109に向けて配置されている。(なお、これに類似する先行文献としては特開2000−161875号公報)。
特開2000−161875号公報
上記従来の熱交換装置においては、第1送風機112(第2送風機113)のファン軸を吸込口(第1吸込口107、第2吸込口109)に向けて配置されているため、送風機の外形、すなわち、直径により、図15における高さ方向の寸法が決定され、本体ケース111の高さ方向の大きさが大きくなっている。また、携帯電話の基地局は小型化がすすみ、熱交換装置本体に対しても、小型化することが要求されている。
そこで、本発明は、熱交換効率を維持しつつ、機体内部の圧力損失を低下させながら熱交換装置を小型化することを目的とするものである。
そして、この目的を達成する為に本発明は、前面に第1環境用の第1吸気口と第1吐出口を設け、背面に第2環境用の第2吸気口および第2吐出口を設けた本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第1環境用送風装置および第2環境用送風装置と、前記本体ケース内において第1環境の空気と第2環境の空気との熱交換を行う熱交換器とを備え、前記熱交換器は、複数の板体を所定間隔離した状態で重合させた構成とし、積層方向に形成される対向する2面に第1環境用、第2環境用空気吸込口を設け、積層方向に形成される他の面の一つに第1環境用空気吹出口を設け、この第1環境用空気吹出口を設けた面と対向する面に第2環境用空気吹出口を設けたものであって、前記第1環境用送風装置または前記第2環境用送風装置は、2つの送風機の回転軸を前記熱交換器の流入面に対して斜めになるように配置し、前記第1環境用の第1吸気口と前記第2環境用の第2吸気口の開口面積を広く確保したものであり、これにより、所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、第1環境用送風装置または第2環境用送風装置は、2つの送風機の回転軸を熱交換器の流入面に対して斜めになるように配置し、前記第1環境用の第1吸気口と前記第2環境用の第2吸気口の開口面積を2つの送風機の回転軸を前記熱交換器の流入面に対して垂直に配置した場合に比べて広く確保したものであるので、機体内部の圧力損失を低下させながら熱交換装置を小型化するものである。
本発明の一実施形態の設置例を示す斜視図 本発明の一実施形態の熱交換装置を示す(a)前面斜視図、(b)背面斜視図 本発明の一実施形態の熱交換装置の側面断面図 本発明の二実施形態の熱交換装置の前面断面図 本発明の一実施形態の熱交換装置の送風装置斜視図 本発明の一実施形態の熱交換装置の送風装置(a)側面図、(b)下面図 本発明の一実施形態の熱交換装置の内部を示す前面斜視図 本発明の一実施形態の熱交換装置の送風装置分解図 本発明の一実施形態の熱交換装置の整流板構造を示す前面斜視図 本発明の三実施形態の風向板と吸い込みガイドを示す前面斜視図 本発明の四実施形態の本体側面吸込口を示す前面斜視図 本発明の四実施形態の熱交換装置を示す(a)前面断面図、(b)側面図 本発明の五実施形態の熱交換装置の側面断面図 従来の熱交換装置の構成図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1において、1はビルディングを示し、その屋上には携帯電話の基地局2が設けられている。基地局2は箱状のキャビネット3とこのキャビネット3内に設けた送・受信機4とキャビネット3の前面開口部にドアのごとく開閉自在に設けた熱交換装置5とにより構成されている。
この熱交換装置5は、図2、図3に示すように、前面側に外気(第1環境)用の外気吸気口7(第1吸気口)と外気吐出口8(第1吐出口)を設け、背面側にキャビネット3内(第2環境、以降、内気と呼ぶ)用の内気吸気口9(第2吸気口)および内気吐出口10(第2吐出口)を有する本体ケース6と、この本体ケース6内に設けられた外気用の外気送風装置12と、内気用の内気送風装置13と、本体ケース6内において外気と内気との熱交換を行う熱交換器14とを備えている。
熱交換器14は、略長方形の合成樹脂製の複数の板体をそれぞれ所定間隔を離した状態で重合させた構成としている。この板体の表面には、その表面をレーン状に仕切る複数の整流壁をそれぞれ設けている。板体は上下方向を長くした長方形状となっており、整流壁は、流入口となる板体の一端から他端側に向けて伸延させている。この整流壁は、前記他端側の手前で一方の長辺(流入口側の辺と鈍角で隣り合った辺)側に湾曲させる形状とし、流出口につながっている。このような板体(整流壁)によって、板体上に略L字状の複数の送風レーンができることになる。このような熱交換器14によれば、内気(第2環境用風路)については、キャビネット3側に短い送風レーンが設けられ、外気側に長い送風レーンが設けられる。一方、外気(第1環境用風路)については、キャビネット3側に長い送風レーンが設けられ、外気側に短い送風レーンが設けられる。
このような熱交換器14は、底面を外気側の流入口(第1流入口14a)とし、外気側の流出口は、それぞれ外気吐出口8と接続されている。また、熱交換器14では、天面を内気側の流入口(第2流入口14b)とし、内気側の流出口は、それぞれ内気吐出口10と接続されている。
また、外気送風装置12は、第1流入口14aに向けて空気を送り込むような位置に設けられ、内気送風装置13は、第2流入口14bに向けて空気を送り込むように設けられている。図4に示すように、外気送風装置12、内気送風装置13は、それぞれ2つの遠心型の送風機(外気送風機12a、12b、および内気送風機13a、13b)によって構成されている。外気送風装置12、内気送風装置13の詳細について、内気送風装置13を例にして説明する。
図5、6に示すように内気送風装置13は、1枚の送風機固定板15Aに2つの遠心型の内気送風機13a,13bが同じ面に固定されている。送風機固定板15Aには、内気送風機13a,13bの吸込み口となる円形の孔が2つ設けられている。内気送風機13a,13bのファン軸は、送風機固定板15Aに対し、鉛直となるように固定される。また、送風機固定板15Aには、内気送風機13a、13bの間を二分するように仕切板16Aが設けられている。このような内気送風装置13は、図3、図4に示すように、本体ケース6内に、熱交換器14の第2流入口14bに吹出し側を向けて取り付けられる。この際、送風機固定板15Aに固定された2つの内気送風機13a、13bの回転軸が熱交換器14の流入面に対して斜めになるように内気送風装置13を本体ケース6内に固定する。また、内気吸気口9と送風機固定板15Aとの間には、空間(内気チャンバー19)が設けられることになる。(このような構成は、外気送風装置12についても同様である。)。
次に、熱交換装置5の作用について説明する。キャビネット3内で送・受信機4によって高温となった空気(内気)は、内気送風装置13によって熱交換装置5の内気吸気口9から本体ケース6内へと送り込まれる。一方、冷たい外気は、外気送風装置12の運転によって外気吸気口7から吸い込まれ、熱交換器14の第1流入口14aへと送られる。熱交換器14では、冷たい外気と高温の内気との間で熱交換が行われ、冷やされた内気は、内気吐出口10からキャビネット3内に吐き出され、外気は、外気吐出口8より再び外気へと放出されることになる。
このような構成によれば、送風機固定板15Aは、本体ケース6の内気吸気口9へ向かって下り勾配を有することになる。すなわち、内気吸気口9の開口面積は、2つの内気送風機13a、13bの回転軸を熱交換器14の流入面に対して垂直に配置した場合に比べて広く確保される。また、内気送風機13a、13bの吸込み口となる円形の孔が内気吸気口9へ向くことにより、内気吸気口9から入った内気がスムーズに内気送風機13a、13bへ吸い込まれることとなり圧力損失を低減させることが可能となる。
なお、本実施の形態では、内気送風装置13について説明したが、外気送風装置12についても同様の構成であって、同じ作用・効果を有する。さらに、外気送風装置12側については、送風機固定板15Bが外気吸気口7に向かって下がり勾配の傾斜を有することにより、外気吸気口7から本体ケース6内に外気とともに雨などの水分を吸い込んだ場合に、外気送風機12a、12bから吐き出された水分が送風機固定板15Bからスムーズに本体ケース6底面へ流れ落ちる。また、本体ケース6底面に設けた排水穴(図示せず)から本体ケース6外へ容易に排水することが可能となる。また、外気送風装置12あるいは内気送風装置13については、どちらかの送風装置を別の形態の送風機(送風装置)を用いても良い。
次に、外気送風装置12、内気送風装置13の取付について、内気送風装置13を例にして説明する。まず、図7に示すように、2つの内気送風機13a、13bが固定された送風機固定板15Aは、本体ケース6内の両側面に設けたガイドレール20Aに沿って本体ケース6内に設置される構成となっている。
このような構成によれば、内気送風装置13の送風機固定板15Aは、ガイドレール20Aに沿って移動する。そのため、本体組立時およびメンテナンス時において、内気送風装置13は、本体ケース6から容易に、かつ確実に着脱でき、組立性およびメンテナンス性を向上させることが可能となる。なお、本実施の形態では、内気送風装置13について説明したが、外気送風装置12についても同様の構成であって、同じ作用・効果を有する。
図8に示すように、送風機固定板15Aの内気送風機13a、13b取付部にオリフィス形状の開口(オリフィス部23A)を設けた構成となっている。
このような構成によれば、送風機固定板15Aとオリフィス部23Aとを一体にして部品点数を削減し、コストダウンを図ることが可能となる。また、部品点数の削減に伴い、送風機の分解にかかる時間も短縮されるため、結果的にメンテナンス性の向上にもつながる。本実施の形態では、内気送風装置13について説明したが、外気送風装置12についても同様の構成であって、同じ作用・効果を有する。
図9に示すように、内気送風装置13と熱交換器14の間に送風機固定板15A用のガイドレールと一体となった複数個の穴が開いた多孔状の整流板22Aが設置される構成となっている。
このような構成によれば、本体ケース6内の両側面に設けた送風機固定板15Aを固定する角度は、ガイドレールによって決まる。整流板22Aは、ガイドレールと一体になっているため、このガイドレール取付角度を変えた場合に、常に整流板22Aは内気送風機13a、13bの回転軸と直角となる。すなわち、内気送風機13a、13bと整流板22Aとの距離が均一に維持されることにより、内気送風機13a、13bから吐き出た内気が整流板22A全体に広がり、圧力損失を最低限に抑えることが可能となる。本実施の形態では、内気送風装置13について説明したが、外気送風装置12についても同様の構成であって、同じ作用・効果を有する。
図4に示すように、内気送風機13a、13bのそれぞれ近傍に温度センサー23を設け、それらにより検知した内気の温度に応じて内気送風機13a、13bおよび外気送風機12a、12bの回転数をそれぞれ制御することを可能とした構成とする。
このような構成によれば、キャビネット3内において例えば部分的に内気送風機13a近傍の温度センサー23が基準より高い温度を検知した場合に、内気送風機13aおよびそれと熱交換器14を境にして上下で対となる外気送風機12aの回転数を上昇させて風量、つまり熱交換量を増やし、キャビネット3内のこの部分の温度を基準以下まで低下させる。そしてその後、再び回転数を下げることにより、省エネ性を考慮した効率の良い運転が可能となる。本実施の形態では、内気送風機13aおよび外気送風機12aについて説明したが、内気送風機13bおよび外気送風機12bについても同様の構成であって、同じ作用・効果を有する。
(実施の形態2)
第2の実施の形態は、図10に示すように、本体ケース6の内気吐出口10に対して、取り付け位置と角度を自由に調整できる風向板17を設けたものである。また、内気吸気口9にキャビネット3内の空気導入ガイド24を設けた構成とする。
このような構成によれば、内気吸気口9から吸込まれたキャビネット3内の高温の内気が熱交換器14内で外気と熱交換をおこない、冷やされて内気吐出口10からキャビネット3内に吐き出される際に、風向板17によって、一部あるいはすべての風を集中的にキャビネット3内に設けた特に温度の高い送・受信機4に向かって当てることが可能となる。さらに、風向板17の位置、大きさ、角度によって温度の高い送・受信機4へ向かって送る風の量や強さを自在に調整することも可能である。
一方、内気吸気口9に空気導入ガイド24を設けることにより、キャビネット3内で最も発熱が多く、温度が高くなっている部分の内気を集中的に内気吸気口9から熱交換装置5へ取り込み、効率よくキャビネット3内の冷却を行うことが可能となる。
さらに、本体ケース6内には、第1の実施の形態同様、複数の内気送風機、外気送風機が納められている。この複数の内気送風機(あるいは、外気送風機)それぞれの風量を変えて運転することにより、発熱量の多い側にたくさんの風量を供給し、発熱量の少ない側には風量を押えた運転が可能である。
また、図11に示すように、本体ケース6の外気側の面およびキャビネット3内側の面に加え、それらの面と隣り合う2つの側面にも外気吸気口7と内気吸気口9を設けた構成とする。
このような構成によると、外気吸気口7および内気吸気口9の開口面積がトータルとして広く確保されるため、外気、内気のそれぞれの風路における圧力損失が低下する。結果的に熱交換装置5の風量が増加することになって、効率的にキャビネット3内の冷却を行うことが可能となる。また、内気吸気口9側については側面も含めて広くキャビネット3内の内気を吸込むことが可能となるため、キャビネット3内の熱たまりを防止することも可能となる。
また、図12に示す熱交換装置5は、本体ケース6の側面側に外気吸気口7を設け、2つの外気送風機12a、12bが固定された送風機固定板15Bは2つの送風機の間をV字形状に曲げた構成となっている。
このような構成は、送・受信機4の配置とキャビネット3のドアの都合により、本体ケース6の外気側の面およびキャビネット3内側の面に十分な外気吸気口7と内気吸気口9を確保できないときに用いられることになる。この場合は、送風機固定板15BをV字に曲げることによって、外気吸気口7の開口面積を広く確保することが可能となる。そして、外気送風機12a、12bの吸込み口となる円形の孔がそれぞれ本体ケース6の両側面の外気吸気口7へ向くことになる。従って、外気吸気口7から入った外気がスムーズに外気送風機12a、12bへ吸い込まれることとなり圧力損失を低減させることが可能となる。内気吸気口9を側面に設けた場合については、送風機固定板15Aを逆V字に曲げて、内気吸気口9の開口面積を確保することが可能になる。
さらに、外気吸気口7から本体ケース6内に外気とともに雨などの水分を吸い込んだ場合に、外気送風機12a、12bから吐き出された水分を送風機固定板15Bの2つの送風機の間のV字形状の谷間へ集めることが可能となる。この構成は、例えば谷間部分に小さな排水用の穴を設けた場合に、V字の谷間から本体ケース6底面へ流れ落ち、本体ケース6に設けた排水穴から本体ケース6外へ容易に排水することが可能となる。
(実施の形態3)
次に第3の実施の形態について、図13を用いて説明する。図13に示すように、第3の実施の形態の熱交換装置5は、本体ケース6の底面に外気吸気口7を設け、また、本体ケース6の天面に内気吸気口9を設けた構成とする。
このような構成によると、本体ケース6の底面に外気吸気口7を設けたので、外気吐出口8に至るまでに風路は1回曲がるだけとなる。従って、風路の圧力損失を低減させることが可能となる。また、外気吸気口7の吸込み方向と外気送風装置12の吸込み方向とがほぼ一致し、外気送風装置12の吸込み口における風の吸込みがスムーズとなる。そのため、風路の圧力損失を低減させ、かつ、外気送風装置12を本体ケース6の底面側へ近接させることができる。逆に、熱交換器14と外気送風装置12との距離を広く取ることが可能になる。従って、熱交換器14の第1流入口14aにおける流れの分布が均一化され、この部分での圧力損失を低減し、同時に冷却能力を向上させることも可能となる。
ここでは、外気側について説明したが、内気吸気口9を本体ケース6の天面に設けても同様の効果が得られることになる。
さらには、外気吸気口7では、外気とともに吸い込まれた雨などの水分も本体ケース6の底面の外気吸気口7からそのまま本体ケース6外へ排出することができるため、別途排水用のドレンパンを設ける必要がなくなる。
以上のように本発明は、前面に第1環境用の第1吸気口と第1吐出口を設け、背面に第2環境用の第2吸気口および第2吐出口を設けた本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第1環境用送風装置および第2環境用送風装置と、前記本体ケース内において第1環境の空気と第2環境の空気との熱交換を行う熱交換器とを備え、前記熱交換器は、複数の板体を所定間隔離した状態で重合させた構成とし、積層方向に形成される対向する2面に第1環境用、第2環境用空気吸込口を設け、積層方向に形成される他の面の一つに第1環境用空気吹出口を設け、この第1環境用空気吹出口を設けた面と対向する面に第2環境用空気吹出口を設けたものであって、前記第1環境用送風装置または前記第2環境用送風装置は、2つの送風機の回転軸を前記熱交換器の流入面に対して斜めになるように配置し、前記第1環境用の第1吸気口と前記第2環境用の第2吸気口の開口面積を広く確保したものであるので、機体内部の圧力損失を低下させながら熱交換装置を小型化することを目的とするものである。従って、例えば、設置面積が限られる通信機器の基地局や、その他屋外設置機器における冷却設備としてきわめて有用なものとなる。
1 ビルディング
2 基地局
3 キャビネット
4 送・受信機
5 熱交換装置
6 本体ケース
7 外気吸気口
8 外気吐出口
9 内気吸気口
10 内気吐出口
12 外気送風装置
12a 外気送風機
12b 外気送風機
13 内気送風装置
13a 内気送風機
13b 内気送風機
14 熱交換器
15A 送風機固定板
15B 送風機固定板
16A 仕切板
16B 仕切板
17 風向板
18 外気チャンバー
19 内気チャンバー
20A ガイドレール
20B ガイドレール
22A 整流板
22B 整流板
23A オリフィス部
24 空気導入ガイド

Claims (14)

  1. 前面に第1環境用の第1吸気口と第1吐出口を設け、背面に第2環境用の第2吸気口および第2吐出口を設けた本体ケースと、
    この本体ケース内に設けられた第1環境用送風装置および第2環境用送風装置と、
    前記本体ケース内において第1環境の空気と第2環境の空気との熱交換を行う熱交換器とを備え、
    前記熱交換器は、複数の板体を所定間隔離した状態で重合させた構成とし、
    積層方向に形成される対向する2面に第1環境用、第2環境用空気吸込口を設け、
    積層方向に形成される他の面の一つに第1環境用空気吹出口を設け、
    この第1環境用空気吹出口を設けた面と対向する面に第2環境用空気吹出口を設けたものであって、
    前記第1環境用送風装置または前記第2環境用送風装置は、2つの送風機の回転軸を前記熱交換器の流入面に対して斜めになるように配置し、
    前記第1環境用の第1吸気口と前記第2環境用の第2吸気口の開口面積を2つの送風機の回転軸を前記熱交換器の流入面に対して垂直になるように配置した場合に比べて広く確保した熱交換装置。
  2. 前記第1環境用送風装置または前記第2環境用送風装置のそれぞれ2つの送風機を1つの送風機固定板に固定し、前記本体ケース内に設けたガイドレールに沿って前記送風機固定板を前記本体ケース内に配置した請求項1記載の熱交換装置。
  3. 前記第1環境用送風装置または前記第2環境用送風装置と前記熱交換器の間に配置した複数個の穴が開いた多孔状の整流板を前記ガイドレールと一体構造とした請求項2記載の熱交換装置。
  4. 前記送風機固定板の送風機取付部にオリフィス形状の開口を設けた請求項1〜3いずれか一つに記載の熱交換装置。
  5. 前記第1環境用送風装置および前記第2環境用送風装置の回転数をそれぞれ制御することを可能とした請求項1〜4いずれか一つに記載の熱交換装置。
  6. 前記第2環境は、内部に発熱体を有した発熱体収納装置であり、前記第2吐出口から吐き出される風の向きを調整するための風向板を前記第2吐出口に配置した請求項1〜5いずれか一つに記載の熱交換装置。
  7. 前記風向板は、取り付け位置と角度の調整を可能とした請求項6記載の熱交換装置。
  8. 前記第2吸気口に自由に吸い込む空気の方向を選択できる空気導入ガイドを配置した請求項6または7記載の熱交換装置。
  9. 前記第1吸気口を前記本体ケース6の前記第1環境側の面と隣り合う2つの側面に配置した請求項1記載の熱交換装置。
  10. 前記第2吸気口を前記本体ケース6の前記第2環境側の面と隣り合う2つの側面に配置した請求項1記載の熱交換装置。
  11. 前記送風機固定板は、2つの前記送風機の間をV字形状に曲げた請求項2記載の熱交換装置。
  12. 前記第1吸気口を前記本体ケース底面に配置した請求項1記載の熱交換装置。
  13. 前記第2吸気口を前記本体ケース天面に配置した請求項1記載の熱交換装置。
  14. 請求項1〜13いずれか一つに記載の熱交換装置を用いた発熱体収納装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014020859A1 (ja) * 2012-08-01 2014-02-06 パナソニック株式会社 発熱体収納装置
JP2014229847A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 日東工業株式会社 盤用冷却装置および盤用冷却装置を備えた盤用キャビネット

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