JP6889561B2 - 自車位置推定装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

自車位置推定装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、地物の3次元データを用いた位置推定技術に関する。
従来から、建物などの地物の3次元データを生成する技術が知られている。例えば、特許文献1には、衛星写真や航空写真などのラスタ形式の画像データを解析して道路、河川、圃場等の区画を自動認識し、区画の情報をベクタ形式の画像データとして出力する技術が開示されている。
特開2014−194722号公報
一般に、GPS受信機や自立測位センサなどの出力に基づく自車位置は、実際の自車位置とずれてしまう場合があり、このようなずれは正確な経路案内や自動運転制御の実行にとって障害となる。一方、特許文献1では地物の3次元データを自動生成するため、このような技術を地図整備に応用することで、地物の3次元データを含む地図データを生成することが可能である。そこで、本発明は、地図データを利用することで高精度な自車位置を推定することが可能な自車位置推定装置を提供することを主な目的とする。
請求項1に記載の発明は、自車位置推定装置であって、車両の周囲に存在する地物の3次元形状である第1形状を検出する検出手段と、前記車両の概略自車位置を取得する取得手段と、地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置から認識される地物の3次元形状である第2形状を生成する生成手段と、前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定手段と、を備え、前記検出手段は、外界センサにより地物の点群データを生成し、当該点群データに基づき特定される形状を前記第1形状とし、前記推定手段は、前記第1形状と前記第2形状とのマッチングにより、前記高精度自車位置を推定する。
請求項2に記載の発明は、自車位置推定装置であって、車両の周囲に存在する地物の形状である第1形状を検出する検出手段と、前記車両の概略自車位置を取得する取得手段と、地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置から認識される地物の形状である第2形状を生成する生成手段と、前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定手段と、を備え、前記生成手段は、前記概略自車位置又は前記概略自車位置の周辺に設定された前記高精度自車位置の候補位置から認識される地物のうち、予め決められた優先度の高い地物の形状を前記第2形状として生成する。
請求項に記載の発明は、自車位置推定装置が実行する制御方法であって、車両の周囲に存在する地物の3次元形状である第1形状を検出する検出工程と、前記車両の概略自車位置を取得する取得工程と、地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置から認識される地物の3次元形状である第2形状を生成する生成工程と、前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定工程と、を有し、前記検出工程は、外界センサにより地物の点群データを生成し、当該点群データに基づき特定される形状を前記第1形状とし、前記推定工程は、前記第1形状と前記第2形状とのマッチングにより、前記高精度自車位置を推定する
請求項9に記載の発明は、自車位置推定装置が実行する制御方法であって、車両の周囲に存在する地物の形状である第1形状を検出する検出工程と、前記車両の概略自車位置を取得する取得工程と、地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置又は当該概略自車位置の周辺位置である候補位置から認識される地物の形状である第2形状を生成する生成工程と、前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定工程と、を有し、前記生成工程は、前記概略自車位置又は前記概略自車位置の周辺に設定された前記高精度自車位置の候補位置から認識される地物のうち、予め決められた優先度の高い地物の形状を前記第2形状として生成する。
請求項10に記載の発明は、コンピュータが実行するプログラムであって、車両の周囲に存在する地物の3次元形状である第1形状を検出する検出手段と、前記車両の概略自車位置を取得する取得手段と、地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置から認識される地物の3次元形状である第2形状を生成する生成手段と、前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定手段として前記コンピュータを機能させ、前記検出手段は、外界センサにより地物の点群データを生成し、当該点群データに基づき特定される形状を前記第1形状とし、前記推定手段は、前記第1形状と前記第2形状とのマッチングにより、前記高精度自車位置を推定する。
請求項11に記載の発明は、コンピュータが実行するプログラムであって、車両の周囲に存在する地物の形状である第1形状を検出する検出手段と、前記車両の概略自車位置を取得する取得手段と、地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置又は当該概略自車位置の周辺位置である候補位置から認識される地物の形状である第2形状を生成する生成手段と、前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定手段として前記コンピュータを機能させ、前記生成手段は、前記概略自車位置又は前記概略自車位置の周辺に設定された前記高精度自車位置の候補位置から認識される地物のうち、予め決められた優先度の高い地物の形状を前記第2形状として生成する。
自車位置推定システムの概略構成である。 車載機のブロック構成を示す。 地物DBのデータ構造の一例を示す。 自車位置推定処理の概要を示すフローチャートである。 高精度自車位置決定処理を示すフローチャートである。 自車位置周辺を表す俯瞰図である。 概略自車位置周辺を表す俯瞰図である。 概略自車位置に基づく座標変換により点群データとポリゴンデータとを同一座標系により表した場合の被照射部位の相対位置関係を示す。 (A)候補位置の設定例を示す。(B)候補位置P5を基準とした座標変換により点群データとポリゴンデータとを同一座標系により表した場合の被照射部位の相対位置関係を示す。 変形例において参照される地物DBのデータ構造の一例を示す。
本発明の好適な実施形態によれば、自車位置推定装置であって、車両の周囲に存在する地物の形状である第1形状を検出する検出手段と、前記車両の概略自車位置を取得する取得手段と、地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置から認識される地物の形状である第2形状を生成する生成手段と、前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定手段と、を備える。
上記自車位置推定装置は、検出手段と、取得手段と、生成手段と、推定手段とを備える。検出手段は、車両の周囲に存在する地物の形状である第1形状を検出する。取得手段は、車両の概略自車位置を取得する。ここで、「概略自車位置」は、後述する高精度自車位置を推定するまでの暫定的かつ概略的な自車位置を指す。生成手段は、地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、概略自車位置から認識される地物の形状である第2形状を生成する。推定手段は、第1形状及び第2形状に基づいて、車両の高精度自車位置を推定する。この態様では、自車位置推定装置は、検出手段が検出した地物の形状と、地物データベースと概略自車位置から認識される地物の形状とに基づいて、自車位置を高精度に推定することができる。
上記自車位置推定装置の一態様では、前記取得手段は、前記車両の方向を取得し、前記検出手段は、前記車両から前記方向に存在する地物の形状を前記第1形状として検出し、前記生成手段は、前記概略自車位置又は前記概略自車位置の周辺に設定された候補位置から前記方向に存在する地物の形状を前記第2形状として生成する。一般に、地物の全体形状のうち車両から検出可能な形状は車両から観察して表側に限定されており、車両から観察して裏側については検出できない。従って、この態様では、自車位置推定装置は、車両の方向に基づき、車両から検出可能な地物の形状を第2形状として生成することで、検出手段が検出する第1形状と好適に照合させることができる。
上記自車位置推定装置の他の一態様では、前記推定手段は、前記第1形状と前記第2形状とが一致する場合、前記概略自車位置を前記高精度自車位置と推定し、前記第1形状と前記第2形状とが一致しない場合、前記概略自車位置の周辺に設定された候補位置から認識される地物の形状を第2形状とし、当該第2形状が前記第1形状と一致する候補位置を高精度自車位置と推定する。この態様により、自車位置推定装置は、高精度自車位置を好適に推定することができる。
上記自車位置推定装置の他の一態様では、前記生成手段は、複数の候補位置について第2形状を生成し、前記推定手段は、複数の第2形状のうち、前記第1形状との類似度が最大かつ所定閾値以上である第2形状を、前記第1形状と一致する第2形状と判定する。この態様により、自車位置推定装置は、複数設定した候補位置から実際の自車位置に最も近い候補位置を高精度自車位置として好適に選定することができる。
上記自車位置推定装置の他の一態様では、前記生成手段は、前記概略自車位置又は前記概略自車位置の周辺に設定された前記高精度自車位置の候補位置から認識される地物のうち、予め決められた優先度の高い地物の形状を前記第2形状として生成する。この態様により、自車位置推定装置は、例えば、高精度自車位置の推定に好適な地物のみを対象として第2形状を生成することで、処理負荷を低減させたり、高精度自車位置の推定精度を高めたりすることが可能となる。好適には、前記優先度の高い地物は、所定値以上の高さを有する地物、及び、公共物の少なくとも1つを含む。
上記自車位置推定装置の他の一態様では、前記検出手段は、外界センサにより地物の点群データを生成し、当該点群データに基づき特定される形状を前記第1形状とする。この態様により、自車位置推定装置は、車両の周囲に存在する地物の形状を好適に検出することができる。
上記自車位置推定装置の他の一態様では、前記取得手段は、GPS及び/又は自立センサにより取得される。この態様により、自車位置推定装置は、第2形状を生成するのに必要な自車位置である概略自車位置を好適に認識することができる。
本発明の他の好適な実施形態によれば、自車位置推定装置が実行する制御方法であって、車両の周囲に存在する地物の形状である第1形状を検出する検出工程と、前記車両の概略自車位置を取得する取得工程と、地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置又は当該概略自車位置の周辺位置である候補位置から認識される地物の形状である第2形状を生成する生成工程と、前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定工程と、を有する。自車位置推定装置は、この制御方法を実行することで、検出手段が検出した地物の形状と、地物データベースと概略自車位置から認識される地物の形状とに基づいて、自車位置を高精度に推定することができる。
本発明の他の好適な実施形態によれば、コンピュータが実行するプログラムであって、車両の周囲に存在する地物の形状である第1形状を検出する検出手段と、前記車両の概略自車位置を取得する取得手段と、地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置又は当該概略自車位置の周辺位置である候補位置から認識される地物の形状である第2形状を生成する生成手段と、前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定手段として前記コンピュータを機能させる。コンピュータは、このプログラムを実行することで、検出手段が検出した地物の形状と、地物データベースと概略自車位置から認識される地物の形状とに基づいて、自車位置を高精度に推定することができる。好適には、上記プログラムは、記憶媒体に記憶される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[自車位置推定システムの概要]
図1は、本実施例に係る自車位置推定システムの概略構成である。自車位置推定システムは、道路上を走行する車両と、車両と共に移動する車載機1とを備える。
車載機1は、車両に設置されたライダ(Lidar:Light Detection and Ranging、または、Laser Illuminated Detection And Ranging)30を有する。そして、車載機1は、ライダ30が出力する車両周辺の地物に関する点群データに基づき、自車位置を高精度に推定する。車載機1は、本発明における「自車位置推定装置」の一例である。
ライダ30は、水平方向および垂直方向の所定の角度範囲に対してパルスレーザを出射することで、外界に存在する物体までの距離を離散的に測定し、当該物体の位置を示す3次元の点群データを生成する。この場合、ライダ30は、照射方向を変えながらパルスレーザを出射する出射部と、照射したパルスレーザの反射光(散乱光)を受光する受光部と、受光部が出力する受光信号に基づく点群データを出力する出力部とを有する。点群データは、受光部が受光したパルスレーザに対応する照射方向と、上述の受光信号に基づき特定される当該パルスレーザの応答遅延時間とに基づき生成される。ライダ30は、本発明における「外界センサ」の一例である。なお、ライダ30は、水平方向および垂直方向の両方向において走査を行う代わりに、走査面が水平方向に対して斜めになるようにパルスレーザの出射方向が水平方向から傾けられていてもよい。
図2は、車載機1の機能的構成を示すブロック図である。車載機1は、主に、通信部11と、記憶部12と、センサ部13と、入力部14と、制御部15と、出力部16とを有する。これらの各要素は、バスラインを介して相互に接続されている。
通信部11は、制御部15の制御に基づき、他の装置とデータ通信を行う。記憶部12は、制御部15が実行するプログラムや、制御部15が所定の処理を実行するのに必要な情報を記憶する。
本実施例では、記憶部12は、地物DB21を含む地図データ20を記憶する。地物DB21は、道路周辺に存在する地物に関するデータベースである。図3は、地物DB21の概略的なデータ構造を示す。図3の例では、地物DB21には、道路周辺に存在する地物ごとに、当該地物の識別情報である「地物ID」と、地物の種類を表す「地物種類」と、地物の絶対的な位置を示す「位置情報」と、「ポリゴンデータ」とが関連付けられている。ここで、「ポリゴンデータ」は、地物の外形を多角形の面データにより表したデータである。地物DB21は、本発明における「地物データベース」の一例である。なお、地図データ20は、地物DB21の他、経路案内や自動運転制御などに用いられる道路データや施設情報などを記憶する。
再び図2を参照して車載機1の各要素について説明する。センサ部13は、車両の状態を検出する内界センサ及び車両の周辺環境を認識するための外界センサから構成され、前述したライダ30に加えて、車外風景を撮影するカメラ31と、GPS受信機32と、ジャイロセンサや速度センサなどの自立測位センサ33とを含む。本実施例では、GPS受信機32及び自立測位センサ33の出力は、車両の現在位置及び進行方向(即ち車両の向き)を特定するのに用いられる。以後では、GPS受信機32又は/及び自立測位センサ33の出力に基づき特定される車両の位置を、「概略自車位置」とも呼ぶ。
入力部14は、ユーザが操作するためのボタン、タッチパネル、リモートコントローラ、音声入力装置等であり、出力部16は、例えば、制御部15の制御に基づき出力を行うディスプレイやスピーカ等である。
制御部15は、プログラムを実行するCPUなどを含み、車載機1の全体を制御する。本実施例では、制御部15は、ライダ30が出力する点群データと、地物DB21から抽出するポリゴンデータとを比較することで、GPS受信機32等の出力から特定される概略自車位置を必要に応じて修正した高精度な自車位置(「高精度自車位置」とも呼ぶ。)を推定する。制御部15は、本発明における「検出手段」、「取得手段」、「生成手段」、「推定手段」及び本発明におけるプログラムを実行するコンピュータの一例である。
[自車位置推定処理]
次に、制御部15が実行する自車位置推定処理について説明する。概略的には、制御部15は、ライダ30の計測範囲内に存在する地物について、ライダ30が出力する点群データと、地物DB21のポリゴンデータとを同一座標系に変換して比較することで、高精度自車位置を推定する。
(1)処理概要
図4は、自車位置推定処理の概要を示すフローチャートである。制御部15は、図4に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
まず、制御部15は、ライダ30が出力する点群データを取得すると共に、GPS受信機32又は/及び自立測位センサ33の出力に基づき、概略自車位置と車両の進行方向とを検出する(ステップS101)。
次に、制御部15は、ステップS101で検出した車両の概略自車位置及び進行方向に基づき、ライダ30の計測範囲を推定する(ステップS102)。例えば、記憶部12は、車両の進行方向に対する相対的なライダ30の計測範囲の情報及びライダ30の最大測距距離の情報を予め記憶しておく。そして、制御部15は、記憶部12に記憶されたこれらの情報に基づき、車両の概略自車位置及び進行方向からライダ30の絶対座標(例えば緯度及び経度)での計測範囲を認識する。
次に、制御部15は、地物DB21を参照し、ステップS102で推定したライダ30の計測範囲内に存在する地物のポリゴンデータを抽出する(ステップS103)。この場合、制御部15は、ライダ30の計測範囲内に存在する地物を地物DB21の位置情報等を参照して特定し、特定した地物のポリゴンデータを抽出する。この場合、制御部15は、ポリゴンデータの座標系を、上述の位置情報に基づき絶対的な3次元座標系(例えば緯度、経度、標高)に適宜変換する。
次に、制御部15は、ステップS101で検出した概略自車位置と車両の進行方向とに基づき、地物DB21に基づく地物のポリゴンデータと、ライダ30が出力した点群データとの座標系を統一する(ステップS104)。第1の例では、制御部15は、絶対座標系で表されたポリゴンデータを、ライダ30が出力する点群データと同一の相対座標系に変換する。この場合、制御部15は、概略自車位置と進行方向とに基づき、地物DB21に基づく地物のポリゴンデータを、車両の位置及び進行方向を基準とした相対座標系に変換する。第2の例では、制御部15は、ライダ30が出力する相対座標系の点群データを、地物DB21に基づくポリゴンデータと同一の絶対座標系に変換する。この場合、制御部15は、概略自車位置と進行方向とに基づき、ライダ30が出力する点群データを、絶対的な座標(例えば緯度、経度、標高)を用いた絶対座標系に変換する。
次に、制御部15は、座標系を統一後の点群データと地図DB21に基づくポリゴンデータとの照合(マッチング)を行う(ステップS105)。このとき、好適には、制御部15は、地物DB21に登録されたポリゴンデータのうち車両からパルスレーザを照射可能な範囲のポリゴンデータのみを抽出し、抽出したポリゴンデータと上述の点群データとの照合を行うとよい。この抽出処理については、「(3)具体例」のセクションで詳しく説明する。また、制御部15は、点群データをポリゴンデータに変換し、変換後のポリゴンデータと地図DB21に基づくポリゴンデータとの照合を行ってもよい。以後では、説明の便宜上、特に言及がない限り、ポリゴンデータは、地図DB21に基づくポリゴンデータを指すものとする。
ここで、ステップS104で説明した第1及び第2の例のいずれの場合においても、概略自車位置を用いて座標変換を行っている。よって、概略自車位置が実際の自車位置と異なる場合には、上述の点群データとポリゴンデータとが一致しなくなる。ステップS105において照合する点群データが示す形状は本発明における「第1形状」の一例であり、ステップS105において照合するポリゴンデータが示す形状は本発明における「第2形状」の一例である。
そして、制御部15は、点群データとポリゴンデータとを照合した結果、これらが一致すると判断した場合(ステップS106;Yes)、概略自車位置をそのまま高精度自車位置とする(ステップS107)。例えば、この場合、制御部15は、公知の3次元パターンマッチング手法に基づき、点群データとポリゴンデータとの類似度を算出し、当該類似度が所定の閾値以上であった場合に、点群データとポリゴンデータとが一致すると判断する。そして、この場合には、制御部15は、概略自車位置は実際の自車位置と一致するとみなし、概略自車位置を高精度自車位置とする。
一方、制御部15は、点群データとポリゴンデータとを照合した結果、これらが一致しないと判断した場合(ステップS106;No)、概略自車位置は実際の自車位置とはずれていると判断する。よって、この場合、制御部15は、概略自車位置とは異なる位置に高精度自車位置を設定する処理である高精度自車位置決定処理を実行する(ステップS108)。
(2)高精度自車位置決定処理
図5は、ステップS108で実行する高精度自車位置決定処理の一例を示すフローチャートである。
まず、制御部15は、概略自車位置周辺において、高精度自車位置の候補となる位置(「候補位置」とも呼ぶ。)を設定する(ステップS201)。この場合、例えば、制御部15は、概略自車位置が存在する道路及び当該道路に接続された道路上の所定個数分の位置を所定の規則に基づき抽出し、候補位置として設定する。
次に、制御部15は、各候補位置を基準として、ステップS103で抽出されたポリゴンデータと、ライダ30が出力する点群データとの座標系を統一する(ステップS202)。この場合、制御部15は、ステップS104で説明した第1の例又は第2の例のいずれによりステップS202の処理を実行してもよい。
そして、制御部15は、候補位置ごとに、座標系を統一した後の点群データとポリゴンデータとの照合を行う(ステップS203)。ここでは、制御部15は、公知の3次元パターンマッチング手法に基づき、候補位置ごとに、点群データとポリゴンデータとの類似度を算出する。そして、制御部15は、各候補位置のうち、類似度が最大となり、かつ、類似度が所定閾値以上となる候補位置を、高精度自車位置として設定する(ステップS204)。なお、制御部15は、算出した類似度のうち、最大となる類似度が上述の所定閾値未満である場合には、ステップS201で設定した候補位置のいずれも高精度自車位置とみなすことができないと判断し、既に設定した候補位置とは異なる候補位置を新たに設定し、ステップS202〜S204を再び実行する。
なお、ステップS108で実行する高精度自車位置決定処理はこれに限定されない。例えば、制御部15は、ステップS105での照合処理において、点群データとポリゴンデータとの位置のずれ量を検出し、検出したずれ量に基づき概略自車位置を補正することで高精度自車位置を算出してもよい。他の例では、制御部15は、ライダ30が出力した点群データ及びその時に検出された概略自車位置を少なくとも所定時間分だけ記憶部12に記憶させておき、記憶部12に記憶された各位置での点群データと地物DB21に基づくポリゴンデータとの照合を行う。そして、制御部15は、地物DB21に基づくポリゴンデータと一致する点群データが出力された概略自車位置を高精度自車位置とみなす。
(3)具体例
図6は、自車位置周辺を表す俯瞰図である。図6の例では、車両は、道路36上の位置「P1」に存在し、周囲には、地物20〜24(20、21、24は建物、22は電柱、23は郵便ポスト)が存在している。ここで、矢印25は、車両の進行方向を示し、一点鎖線「R1」は、ライダ30の計測範囲を示す。
ここで、ライダ30が出力する点群データは、計測範囲R1内であって、自車位置P1からライダ30により出射されるパルスレーザの被照射物に対して生成される。図6の例では、計測範囲R1内であって、パルスレーザが照射される地物20〜24の表面である被照射部位40〜44(太い破線参照)に対して点群データが生成される。被照射部位40〜44は、自車位置P1から出射されるパルスレーザが他の地物等により遮蔽されずに到達する部位であって、例えば公知の3次元コンピュータグラフィックス技術を用いたシミュレーションにより特定される。そして、制御部15は、図4のステップS101において、被照射部位40〜44の点群データをライダ30から取得する。
図7は、概略自車位置周辺を表す俯瞰図である。位置「P2」は、図4のステップS101で検出された概略自車位置を示し、矢印26は、ステップS101で検出された車両の進行方向を示す。
図7の例では、概略自車位置P2は、実際の自車位置P1よりも後方にずれている。この場合、制御部15は、ステップS102に従い、概略自車位置P2等に基づきライダ30の計測範囲「R2」を推定し、ステップS103に従い、計測範囲R2内に存在する地物20、22、23のポリゴンデータを地物DB21から抽出する。また、図7の例では、制御部15は、計測範囲R2内であって、概略自車位置P2からパルスレーザが出射されたと仮定した場合にパルスレーザが照射される地物の部位(「対象部位」とも呼ぶ。)に対応するポリゴンデータを抽出する。具体的には、制御部15は、地物20、22、23のポリゴンデータうち、太線により示される対象部位50、52、53に対応するポリゴンデータを抽出する。
図8は、概略自車位置P2に基づくステップS104の座標変換により点群データとポリゴンデータとを同一座標系により表した場合の被照射部位40〜44と対象部位50、52、53との相対位置関係を示す。
図8に示すように、制御部15は、概略自車位置P2が自車位置P1に等しいと仮定し、概略自車位置P2及び検出した車両の進行方向に基づき、計測範囲R1と計測範囲R2とを一致させている。ここで、図4のステップS101で検出された概略自車位置P2は、図7に示したように、実際の自車位置P1よりも後方にずれていることから、同一の地物20に対応する被照射部位40と対象部位50とは一致しない。同様に、同一の地物22に対応する被照射部位42、52と地物23に対応する対象部位43、53についてもそれぞれ一致していない。よって、この場合、制御部15は、ステップS105での照合の結果、点群データとポリゴンデータとが一致しないとステップS106において判断し、ステップS108の高精度自車位置決定処理を行う。
図9(A)は、図5に示す高精度自車位置決定処理のステップS201において設定する候補位置の設定例を示す。図9(A)では、制御部15は、概略自車位置P2が存在する道路36及び道路36と同一方向に延在する道路37上において、概略自車位置P2を中心としておよそ等間隔に4つの候補位置「P3」〜「P6」を設定している。なお、制御部15は、道路36と接続する他の道路38、39については、検出した車両の進行方向に沿った走行ができない道路であるため、候補位置を設置していない。
そして、制御部15は、設定した各候補位置P3〜P6のそれぞれを基準としてステップS202に基づきポリゴンデータと点群データとの座標系を統一し、ステップS203の照合処理を行う。
図9(B)は、候補位置P5を基準とした座標変換により点群データとポリゴンデータとを同一座標系により表した場合の被照射部位40〜44と対象部位50〜54との相対位置関係を示す。この場合、制御部15は、候補位置P5が自車位置P1に等しいと仮定し、候補位置P5を自車位置とした場合のライダ30の計測範囲「R5」と計測範囲R1とを一致させるように座標変換を行っている。この場合、同一の地物20〜24に対応する被照射部位40〜44と被照射部位50〜54とは、それぞれ略同一位置及び同一形状となっている。そして、制御部15は、ステップS203での照合の結果、候補位置P5に対応する類似度が他の候補位置P3、P4、P6の類似度よりも高く、かつ、所定閾値以上であると判断し、候補位置P5を高精度自車位置とみなす。その後、制御部15は、高精度自車位置を自車位置とみなして種々の制御(例えば経路案内や自動運転制御など)を行う。
以上説明したように、本実施例に係る車載機1は、ライダ30の出力に基づき、車両の周囲に存在する地物の形状を示す点群データを検出する。また、車載機1は、地物DB21を参照し、GPS受信機32等の出力に基づく概略自車位置から認識される地物の形状を示すポリゴンデータを生成する。そして、車載機1は、上述の点群データとポリゴンデータとに基づいて、高精度自車位置を推定する。これにより、車載機1は、GPS受信機32や自立測位センサ33の出力に基づき認識される概略自車位置より正確な自車位置を好適に推定することができる。
[変形例]
次に、実施例に好適な変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施例に適用してもよい。
(変形例1)
制御部15は、予め地物ごとに定められた優先度に基づき、図4のステップS105又は図5のステップS203で照合させる対象となる地物を限定してもよい。
図10は、本変形例において参照される地物DB21のデータ構造の一例を示す。図10の地物DB21には、「優先度」の項目が設けられている。「優先度」は、自車位置推定処理において照合対象とする地物を決定する際に参照される優先度である。この優先度は、例えば、対象となる地物の変更や消滅(撤去)の起こりにくさ、ライダ30のパルスレーザの遮蔽のされにくさ、及び変更や消滅等が生じた場合の地図データへの反映されやすさなどを考慮して予め設定される。好適には、所定高以上の高さを有する地物(例えば高層階ビル)、及び、郵便ポスト又は役所、警察署、消防署などの官公署、学校、図書館、病院、郵便局などの公共施設は、公共物として他の地物より高い優先度に設定されるとよい。
そして、制御部15は、図4のステップS103において、ライダ30の計測範囲内の地物が複数存在すると判断した場合、上述の優先度に基づき、地物DB21に基づくポリゴンデータを抽出する地物を限定する。例えば、この場合、制御部15は、優先度が最も高い地物に対応するポリゴンデータのみを地物DB21から抽出してもよく、優先度が所定値以上となる地物に対応するポリゴンデータのみを地物DB21から抽出してもよい。そして、制御部15は、この場合、ステップS105又はステップS203の照合処理では、ポリゴンデータが点群データの一部と一致する度合いを示す類似度を算出し、ポリゴンデータが点群データの一部と一致する概略自車位置又は候補位置を、高精度自車位置として設定する。
このように、本変形例では、制御部15は、地物ごとの優先度に基づき、図4のステップS105又は図5のステップS203で照合させる対象となる地物を、照合処理に適した地物に限定する。これにより、処理負荷を低減させると共に照合処理の精度を高めることができる。
なお、図10に示すように地物DB21に優先度の情報が含まれる代わりに、地物種類ごとの優先度を記録したテーブルが記憶部12に記憶されていてもよい。この場合、制御部15は、地物DB21の「地物種類」を参照して特定した地物種類から上述のテーブルを参照することで、各地物の優先度を決定する。
(変形例2)
図4のフローチャートの処理を、車載機1の代わりに車両の図示しない制御部(ECU:Electronic Control Unit)が実行してもよい。この場合、車両の制御部は、ライダ30を含む種々のセンサと電気的に接続し、所定の記憶部に記憶された地物DB21を参照することで、図4のフローチャートを実行する。
(変形例3)
車載機1は、ライダ30が出力する点群データを地物DB21に基づくポリゴンデータと照合する代わりに、カメラ31の出力に基づき生成した3次元データをポリゴンデータと照合させることで、自車位置の推定を行ってもよい。
この場合、例えば、カメラ31は、撮像素子を複数有する3次元計測カメラであり、制御部15は、図4のステップS101において、カメラ31の出力に基づき、3次元データを生成する。そして、制御部15は、ステップS104では、上述の3次元データと地物DB21に基づくポリゴンデータの座標系を統一し、ステップS105においてこれらを照合する。制御部15は、図5のステップS202及びステップS203においても同様に、上述の3次元データと地物DB21に基づくポリゴンデータの座標系を各候補位置に基づき統一し、ステップS203においてこれらの照合処理を行う。このように、車載機1は、ライダ30以外の外界センサの出力から得られた3次元データを対象とした場合であっても、本実施例に係る自車位置推定処理を行うことができる。
1 車載機
11 通信部
12 記憶部
13 センサ部
14 入力部
15 制御部
16 出力部
20 地図データ
21 地物DB

Claims (12)

  1. 車両の周囲に存在する地物の3次元形状である第1形状を検出する検出手段と、
    前記車両の概略自車位置を取得する取得手段と、
    地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置から認識される地物の3次元形状である第2形状を生成する生成手段と、
    前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定手段と、を備え、
    前記検出手段は、外界センサにより地物の点群データを生成し、当該点群データに基づき特定される形状を前記第1形状とし、
    前記推定手段は、前記第1形状と前記第2形状とのマッチングにより、前記高精度自車位置を推定する、自車位置推定装置。
  2. 車両の周囲に存在する地物の形状である第1形状を検出する検出手段と、
    前記車両の概略自車位置を取得する取得手段と、
    地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置から認識される地物の形状である第2形状を生成する生成手段と、
    前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定手段と、を備え、
    前記生成手段は、前記概略自車位置又は前記概略自車位置の周辺に設定された前記高精度自車位置の候補位置から認識される地物のうち、予め決められた優先度の高い地物の形状を前記第2形状として生成する自車位置推定装置。
  3. 前記取得手段は、前記車両の方向を取得し、
    前記検出手段は、前記車両から前記方向に存在する地物の形状を前記第1形状として検出し、
    前記生成手段は、前記概略自車位置又は前記概略自車位置の周辺に設定された候補位置から前記方向に存在する地物の形状を前記第2形状として生成することを特徴とする請求項1または2に記載の自車位置推定装置。
  4. 前記推定手段は、前記第1形状と前記第2形状とが一致する場合、前記概略自車位置を前記高精度自車位置と推定し、
    前記第1形状と前記第2形状とが一致しない場合、前記概略自車位置の周辺に設定された候補位置から認識される地物の形状を第2形状とし、当該第2形状が前記第1形状と一致する候補位置を高精度自車位置と推定する請求項1〜3のいずれか一項に記載の自車位置推定装置。
  5. 前記生成手段は、複数の候補位置について第2形状を生成し、
    前記推定手段は、複数の第2形状のうち、前記第1形状との類似度が最大かつ所定閾値以上である第2形状を、前記第1形状と一致する第2形状と判定する請求項に記載の自車位置推定装置。
  6. 前記取得手段は、GPS及び/又は自立センサにより取得される請求項1乃至のいずれか一項に記載の自車位置推定装置。
  7. 前記優先度の高い地物は、所定値以上の高さを有する地物、及び、公共物の少なくとも1つを含む請求項に記載の自車位置推定装置。
  8. 自車位置推定装置が実行する制御方法であって、
    車両の周囲に存在する地物の3次元形状である第1形状を検出する検出工程と、
    前記車両の概略自車位置を取得する取得工程と、
    地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置から認識される地物の3次元形状である第2形状を生成する生成工程と、
    前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定工程と、を有し、
    前記検出工程は、外界センサにより地物の点群データを生成し、当該点群データに基づき特定される形状を前記第1形状とし、
    前記推定工程は、前記第1形状と前記第2形状とのマッチングにより、前記高精度自車位置を推定する、制御方法。
  9. 自車位置推定装置が実行する制御方法であって、
    車両の周囲に存在する地物の形状である第1形状を検出する検出工程と、
    前記車両の概略自車位置を取得する取得工程と、
    地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置又は当該概略自車位置の周辺位置である候補位置から認識される地物の形状である第2形状を生成する生成工程と、
    前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定工程と、
    を有し、
    前記生成工程は、前記概略自車位置又は前記概略自車位置の周辺に設定された前記高精度自車位置の候補位置から認識される地物のうち、予め決められた優先度の高い地物の形状を前記第2形状として生成する、制御方法。
  10. コンピュータが実行するプログラムであって、
    車両の周囲に存在する地物の3次元形状である第1形状を検出する検出手段と、
    前記車両の概略自車位置を取得する取得手段と、
    地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置から認識される地物の3次元形状である第2形状を生成する生成手段と、
    前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定手段として前記コンピュータを機能させ
    前記検出手段は、外界センサにより地物の点群データを生成し、当該点群データに基づき特定される形状を前記第1形状とし、
    前記推定手段は、前記第1形状と前記第2形状とのマッチングにより、前記高精度自車位置を推定するプログラム。
  11. コンピュータが実行するプログラムであって、
    車両の周囲に存在する地物の形状である第1形状を検出する検出手段と、
    前記車両の概略自車位置を取得する取得手段と、
    地物の位置及び形状を記憶した地物データベースを参照し、前記概略自車位置又は当該概略自車位置の周辺位置である候補位置から認識される地物の形状である第2形状を生成する生成手段と、
    前記第1形状及び前記第2形状に基づいて、前記車両の高精度自車位置を推定する推定手段
    として前記コンピュータを機能させ
    前記生成手段は、前記概略自車位置又は前記概略自車位置の周辺に設定された前記高精度自車位置の候補位置から認識される地物のうち、予め決められた優先度の高い地物の形状を前記第2形状として生成する、プログラム。
  12. 請求項10または11に記載のプログラムを記憶した記憶媒体。
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