JP6888786B2 - 小型焼却溶融炉 - Google Patents

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Description

本発明は、小型焼却溶融炉に関し、詳しくは、多種多様な廃棄物を効率的に溶融処理することができる小型焼却溶融炉に関する。
東日本大震災においては、大量に発生した瓦礫を処理する必要が生じた。しかし、焼却温度1100℃〜1300℃の通常の焼却炉で津波により塩分を含む瓦礫を焼却すると、塩素ガスが発生する。塩素ガスは、焼却炉の燃焼温度を250℃〜300℃程度、低下させるため、燃焼状態が悪化し、有害なダイオキシン類が発生する。
また、発生した塩素ガスは、焼却炉の炉壁に浸透し、炉壁を劣化させ、焼却炉の寿命を縮める。そのため、焼却炉が使用できなくなり、生活ごみ等の一般廃棄物の処理が滞るおそれがある。塩素ガスの処理には、1400℃以上の燃焼温度を要する。
そこで、焼却温度を1400℃〜1500℃に設定し、より高温で廃棄物を焼却・溶融する溶融炉が一部自治体・企業に採用されている。溶融炉は、廃棄物をスラグ化することで無害化、減量化を図ることができる点で優れている一方、導入コスト、運用コストとも高く、また、目標の設定温度に達せず、実際の使用が控えられるケースが多いとも言われる。
例えば、特許文献1には、内壁部材と外壁部材との間の断熱空隙の圧力を真空側に低下させることで、断熱性を発揮し、急速昇温が可能で、高温状態を安定的に維持することができるとする熱効率の高い炉が開示されている。
特許文献2には、出滓口の周辺に加熱手段を備え、スラグを加熱することで、焼却残渣の溶融スラグを安定して出滓でき、出滓口の周辺の構成部材を長寿命化できるとする構造の加熱溶融処理装置が開示されている。
特許文献3には、高濃度のダイオキシン類を含む各種の廃棄物を連続的に一の焼却設備によって処理することができ、排ガス中に含まれるダイオキシン類を除去し、ダイオキシン類を含む飛灰を安定化処理し、ダイオキシン類を効率的に分解して無害化処理することができるとする廃棄物の処理方法が開示されている。
特開平7−280455号公報 特開2001−12722号公報 特開2000−274622号公報
特許文献1に開示された炉は、高い断熱性を維持することで、陶磁器の焼成に求められる1250℃程度の高温に昇温させることが可能であるが、塩素ガスの発生による燃焼温度の低下や炉壁の劣化に対応したものではない。
特許文献2に開示された加熱溶融処理装置は、焼却温度を1400℃に昇温可能な溶融炉で、スラグ自身を耐火材の保護層にする、いわゆるセルフコーティングにより、出滓口の周辺の構成部材を長寿命化するものであるが、塩素ガスの発生に対応して溶融炉全体を長寿命化するものではない。
特許文献3に開示された廃棄物の処理方法は、高濃度ダイオキシン類を含む廃棄物を1200℃以上の燃焼温度で燃焼させることで発生したダイオキシン類を含む排ガスを、反応触媒を含有する塩酸酸性吸収液により洗煙することで無害化処理するものであるが、塩素ガスの発生による燃焼温度の低下や焼却溶融装置の劣化に対応したものではない。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、二重床の上下それぞれに設けられた1対のバーナ噴出口からの火炎で廃棄物を挟み込んで高温で効率的に燃焼させることにより、塩素ガスの発生を抑え、炉壁を劣化させず、長寿命化を実現した小型焼却溶融炉を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、垂直に設けられた第1の側壁に沿って中心方向に対して偏心した向きに第1バーナ噴出口を設けて投入された廃棄物を燃焼させる第1炉と、該第1炉において前記第1の側壁に対して水平に設けられた底部の炉床より下方に位置し、垂直に設けられた第2の側壁に沿って中心方向に対して偏心した向きに第2バーナ噴出口を設けて前記第1炉で燃焼した前記廃棄物の灰を溶融させる第2炉と、前記炉床に設けられ前記第1炉と前記第2炉とを互いに連通して前記第1炉から前記第2炉に前記廃棄物の灰を導くとともに前記第2炉から前記第1炉に前記第2バーナ噴出口から噴出された火炎を導く開口と、前記第1炉における前記第1バーナ噴出口の上方に設けられ、外部から前記廃棄物を投入するための開閉自在な廃棄物投入口とを備えていることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記第1炉の下部が、逆円錐台状に形成されていることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1または第2の技術手段において、前記第2炉を貫通し、前記第1炉の中央で前記炉床に対して垂設されたエア供給パイプをさらに有し、外部から取り込んだ空気を噴出するエア噴出孔が、前記エア供給パイプの側面に設けられていることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1から第3のいずれか1つの技術手段において、前記第1炉が、前記第1バーナ噴出口より上方の前記第1炉の中央部分で、上部と下部に分割可能なことを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1から第4のいずれか1つの技術手段において、前記側壁および前記炉床が、モリブデン鋼であることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第2から第5のいずれか1つの技術手段において、中心側が下方に向いたリング部材が、前記第1炉の側壁に設けられていることを特徴としたものである。
本発明によれば、二重床の上下それぞれに設けられた1対のバーナ噴出口からの火炎で廃棄物を挟み込んで高温で効率的に燃焼させることにより、塩素ガスの発生を抑え、炉壁を劣化させず、長寿命化を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る小型焼却溶融炉およびその付属設備の側面図である。 本発明の一実施形態に係る小型焼却溶融炉の内部構造を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る小型焼却溶融炉の図2に示すA−A切断線における断面図である。 本発明の一実施形態に係る小型焼却溶融炉の図2に示すB−B切断線における断面図である。 本発明の一実施形態に係る小型焼却溶融炉の図2に示すC−C切断線における断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の小型焼却溶融炉に係る好適な実施の形態について説明する。以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同様のものであるとして、その説明を省略する場合がある。なお、本発明はこれらの実施形態での例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内および均等の範囲内におけるすべての変更を含む。
図1は、本発明の一実施形態に係る小型焼却溶融炉およびその付属設備の側面図である。
本実施形態に係る小型焼却溶融炉1は、第1炉17と、第1炉17の炉床15より下方に位置する第2炉18とにより構成される。
第1炉17は、側壁13に第1バーナ噴出口31を有する。また、第2炉18は、側壁13に第2バーナ噴出口33を有する。
第1バーナ噴出口31および第2バーナ噴出口33は、それぞれ、小型焼却溶融炉1の外部に設置された第1燃焼バーナ30および第2燃焼バーナ32に接続されている。
第1燃焼バーナ30および第2燃焼バーナ32は、ブロワを備え、1450℃以上の温度の火炎を、第1バーナ噴出口31および第2バーナ噴出口33を通じて、第1炉17および第2炉18のそれぞれの内部に噴出する。
上記以外の小型焼却溶融炉1の詳細については、図2の説明で後述する。
小型焼却溶融炉1は、第1炉17の上方に廃棄物投入口20を備える。廃棄物投入口20は、外部から廃棄物を投入するために開閉自在に設けられる。図1において、廃棄物投入口20に隣接して、投入装置60が設けられている。投入装置60は、図示しないホースにより油圧ユニット61と接続され油圧駆動するが、油圧以外の方式により駆動するものであってもよい。
廃棄物は、まず、投入装置60と廃棄物投入口20の間の空間に設けられた図示しない箱に上方から投入される。次に、該箱は、廃棄物の投入後、チエンブロック70により吊り下げられる蓋71で閉じられる。
そして、投入装置60は、廃棄物投入口20に向けて、廃棄物が投入された箱を押し出し、そこから廃棄物は、第1炉17の内部に投入される。
小型焼却溶融炉1は、第1炉17の上方に、第1胴巻きフランジ22を介して、蓋部21を有する。蓋部21は、その上方に延伸した部分で、フランジ51を介して、ダクト50と接続している。なお、第1炉17と蓋部21とは第1胴巻きフランジ22を境に、蓋部21とダクト50とはフランジ51を境に、それぞれに分割することができる。
第1炉17で発生した排気は、ダクト50を通じて、小型焼却溶融炉1の外部に排出される。ダクト50を通った排気は、図示しない冷却装置やバグフィルタにより、冷却・集塵処理される。小型焼却溶融炉1にて1400℃以上の燃焼温度で分解された塩素ガスは、冷却装置にて二酸化塩素(ClO2)になり、凝集処理される。
図2は、本発明の一実施形態に係る小型焼却溶融炉の内部構造を示す側面図である。
上述のように、小型焼却溶融炉1は、側壁13に第1バーナ噴出口31を有する第1炉17と、第1炉17の炉床15より下方に位置し側壁13に第2バーナ噴出口33を有する第2炉18とにより構成される。
小型焼却溶融炉1の筐体は、次のような構造からなる。
すなわち、最も外側の外壁10および蓋部21は、鉄製で、例えば、6mm厚の鉄板が用いられる。ここで、蓋部21の内部には、小型焼却溶融炉1の外部に設置された図示しないタンクからの水が冷却されながら循環し、小型焼却溶融炉1の気密性を高めている。
外壁10より内側の断熱キャスタブル11は、軽石状で外部の熱を遮断するセメントの一種で、その耐熱温度は、1300℃である。
断熱キャスタブル11より内側の耐火キャスタブル12も、同様にセメントの一種であり、その耐熱温度は、さらに高温で1830℃である。
耐火キャスタブル12より内側で第1炉17を形成する側壁13には、モリブデン(Mo)を含有するステンレス鋼(モリブデン鋼)が用いられ、例えば、20mm厚のものが使用され、その耐熱温度は、2700℃である。
第1炉17の下部は、逆円錐台状に形成されている。また、第1炉17の底部の炉床15にも、耐熱温度が2700℃の上記モリブデン鋼が用いられる。炉床15には、第1炉17と第2炉18とを互いに連通する、図示しない開口19が設けられている。
第2炉18の側壁13および底部にも、耐熱温度が2700℃の上記モリブデン鋼が用いられる。
第2炉18の底部より下方には、小型焼却溶融炉1全体を支える基礎部16が設けられている。基礎部16には、上述した耐熱温度が1830℃の耐火キャスタブルが用いられる。
基礎部16の内部には、外壁10から小型焼却溶融炉1の中心方向に伸びるエア通路42が、形成されている。
第1炉17の中央には、エア供給パイプ40が、炉床15に対して、第2炉18を貫通して垂設されている。エア供給パイプ40には、耐熱温度が2700℃の上記モリブデン鋼が用いられる。
エア供給パイプ40の側面には、エア噴出孔41が設けられ、エア通路42を通じて外部から取り込んだ空気が、エア噴出孔41から噴出する。
エア噴出孔41からの空気は、下方に向けて、エア供給パイプ40の周囲を旋回するように噴出させるのが好ましい。
これにより、廃棄物を焼却することで発生するガスにより欠乏する酸素を供給することができる。特に、塩化ビニール等を燃焼したときは、発生したガスが留まり、炎が消えるおそれがあり、酸素供給の必要性は、一層高まる。
エア通路42が外壁10で開口する先には、図示しないブロワが設置され、燃焼状態に応じて必要な風量の空気が、エア通路42に導入される。なお、このブロワには、上述した第1燃焼バーナ30および第2燃焼バーナ32に用いられるブロワと同一のものを使用することができる。
第1炉17の側壁13には、中心側が下方に向いたリング部材14が、設けられている。リング部材14には、耐熱温度が2700℃の上記モリブデン鋼が用いられる。
リング部材14が設けられていることにより、第1炉17に廃棄物が投入された際に、隙間が設けられ、廃棄物が側壁13に付着して炎が届かなくなるのを防ぐと共に、エア噴出孔41から噴出した空気に含まれる酸素が、第1炉17の隅々に供給され、燃焼を促進する。
リング部材14は、上下に異なる位置に複数設けられてもよい。
また、リング部材14は、燃焼が進んでいる第1炉17の下部の逆円錐台状に形成されている部分の側壁13よりも、これから燃焼が進む第1炉17の上部の垂直に設けられた側壁13に、より多数設けられることが望ましい。
第1炉17は、第1バーナ噴出口31より上方の第1炉17の中央部分で、第2胴巻きフランジ23を境に、上部と下部に分割することができる。
これにより、小型焼却溶融炉1の移動が容易となり、廃棄物処理の需要がある場所のより近くに、小型焼却溶融炉1を設置することが可能となる。
図3Aは、本発明の一実施形態に係る小型焼却溶融炉の図2に示すA−A切断線における断面図である。なお、本図では、リング部材14は、図示を省略する。
図示しない第1燃焼バーナ30の火炎は、第1バーナ噴出口31から第1炉17の内部に向けて噴出する。ここで、第1バーナ噴出口31は、本図に示す通り、中心方向に対して偏心した向きに設けられる。そのため、上記火炎は、左巻きの旋回流となり、第1炉17に投入された廃棄物を燃焼する。ここで、第1炉17の燃焼温度は、1400℃〜1500℃に維持される。
また、上述したように、炉床15には、第1炉17と第2炉18とを互いに連通する開口19が設けられている。
図3Bは、本発明の一実施形態に係る小型焼却溶融炉の図2に示すB−B切断線における断面図である。
図示しない第2燃焼バーナ32の火炎は、第2バーナ噴出口33から第2炉18の内部に向けて噴出する。ここで、第2バーナ噴出口33は、本図に示す通り、中心方向に対して偏心した向きに設けられる。そのため、上記火炎は、左巻きの旋回流となる。
第2炉18が、所定の高温に熱せられると、第2炉18で旋回する火炎は、開口19を通じて、第1炉17に上がり、第1炉17における廃棄物の燃焼を促進する。
また、先に第2図で示した通り、第2炉18の天井部分は、第1炉の炉床15に相当し、第2炉18で旋回する火炎は、炉床15を加熱する。
炉床15が1600℃以上に加熱されると、第1炉17で燃焼した廃棄物の灰が、溶融し、開口19を通じて、重力により第2炉18に落ちてくる。
上述のように、第2バーナ噴出口33から火炎を噴出する第2燃焼バーナ32は、灰を溶融させる必要があることから、専ら廃棄物を燃焼する第1バーナ噴出口31から火炎を噴出する第1燃焼バーナ30よりも出力が大きくなるように、燃料供給を調整することが好ましい。
図3Cは、本発明の一実施形態に係る小型焼却溶融炉の図2に示すC−C切断線における断面図である。
上述したように、基礎部16には、耐火キャスタブルが用いられ、基礎部16の内部には、外壁10から小型焼却溶融炉1の中心方向に伸びるエア通路42が、形成されている。
なお、図3Bおよび図3Cのいずれにも図示されていないが、第2炉18の底面から基礎部16を経由して、小型焼却溶融炉1の外壁10へと延びる排出口が設けられ、溶融した灰は、ベルトコンベア等により、小型焼却溶融炉1の外部に排出される。
そして、排出された灰は、シャワーにより冷やされ固形物(溶融スラグ)になった後、粉砕機にかけられてサイズが一定に揃えられ、骨材等の建築・土木資材として再利用することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る小型焼却溶融炉1によると、炉内温度が1000℃までに3分以内に、1500℃までに12〜13分で上昇し、溶融した灰が30分程度で炉外に排出されるに至り、廃棄物の処理が短時間で完了する。
このように、第1炉17および第2炉18のそれぞれに設けられた第1バーナ噴出口31および第2バーナ噴出口33からの火炎で廃棄物をサンドイッチ状に焼却することにより、効率的な燃焼が実現し、燃焼時間を短縮することができる。
また、上記効率的な燃焼により、炉内の高温を維持し、塩素ガスの発生を抑えることができる。
さらに、炉内が塩素ガスの処理温度である1400℃に達するまでの間は、塩素ガスが浸透して炉壁を劣化させるが、第1炉17の側壁13および炉床15ならびに第2炉18の側壁13および底面に、耐熱性のみならず耐食性にも優れるモリブデン鋼を用いることで、炉の長寿命化を実現することができる。
1…小型焼却溶融炉、10…外壁、11…断熱キャスタブル、12…耐火キャスタブル、13…側壁、14…リング部材、15…炉床、16…基礎部、17…第1炉、18…第2炉、19…開口、20…廃棄物投入口、21…蓋部、22…第1胴巻きフランジ、23…第2胴巻きフランジ、30…第1燃焼バーナ、31…第1バーナ噴出口、
32…第2燃焼バーナ、33…第2バーナ噴出口、40…エア供給パイプ、41…エア噴出孔、42…エア通路、50…ダクト、51…フランジ、60…投入装置、61…油圧ユニット、70…チエンブロック、71…蓋。

Claims (6)

  1. 垂直に設けられた第1の側壁に沿って中心方向に対して偏心した向きに第1バーナ噴出口を設けて投入された廃棄物を燃焼させる第1炉と、
    該第1炉において前記第1の側壁に対して水平に設けられた底部の炉床より下方に位置し、垂直に設けられた第2の側壁に沿って中心方向に対して偏心した向きに第2バーナ噴出口を設けて前記第1炉で燃焼した前記廃棄物の灰を溶融させる第2炉と、
    前記炉床に設けられ前記第1炉と前記第2炉とを互いに連通して前記第1炉から前記第2炉に前記廃棄物の灰を導くとともに前記第2炉から前記第1炉に前記第2バーナ噴出口から噴出された火炎を導く開口と、
    前記第1炉における前記第1バーナ噴出口の上方に設けられ、外部から前記廃棄物を投入するための開閉自在な廃棄物投入口とを備えた小型焼却溶融炉。
  2. 前記第1炉の下部が、逆円錐台状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の小型焼却溶融炉。
  3. 前記第2炉を貫通し、前記第1炉の中央で前記炉床に対して垂設されたエア供給パイプをさらに有し、
    外部から取り込んだ空気を噴出するエア噴出孔が、前記エア供給パイプの側面に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の小型焼却溶融炉。
  4. 前記第1炉が、前記第1バーナ噴出口より上方の前記第1炉の中央部分で、上部と下部に分割可能なことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の小型焼却溶融炉。
  5. 前記側壁および前記炉床が、モリブデン鋼であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の小型焼却溶融炉。
  6. 中心側が下方に向いたリング部材が、前記第1炉の側壁に設けられていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1つに記載の小型焼却溶融炉。
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