JP6888232B2 - 宇宙通信システム、通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、地上に構築されたゲートウェイと地上通信ネットワーク又は通信体とが、地球周回軌道を周回する人工衛星を介して通信する宇宙通信システム、通信システムに関するものである。
近年において、宇宙空間における地球周回軌道を周回する人工衛星等により、地上に構築されたゲートウェイや地上通信ネットワークとの間で通信を行い、或いは地球上の地上局からの要求に従って地球上の2点間の中継通信を行う宇宙通信システムの実用化が進展している。この人工衛星との無線通信は、無線周波数帯域(RF)を利用して行われる。このRFとしては、様々な周波数が利用されており、周波数資源が逼迫して周波数割り当てが限られていることや、より高いデータレートを実現するために、より高い周波数に移行しており、今後Kaバンドの活用も見込まれている。例えば、Kaバンドの周波数帯は、アップリンクが30GHz、ダウンリンクが20GHzである。さらに今後高いデータレートを実現するために、人工衛星とゲートウェイと間を光通信リンクに基づいて無線通信を行う方法も近年において研究されている。
このような光通信リンクを実現するため、人工衛星側において特段改変を施すことなく、従来通り人工衛星側には光変換/インターフェースを搭載する。図4は、従来のゲートウェイ7、人工衛星9間のアップリンクのブロック構成例を示している(例えば、非特許文献1参照。)。
ゲートウェイ7は、デマルチプレクサ71、ADコンバータ72、フィルタ73、逆フーリエ変換部74、マルチプレクサ75、符号化部76、電気−光変換部77、多重化処理部78、望遠鏡81が順に接続されている。また人工衛星9は、望遠鏡91、逆多重化処理部94、光−電気変換部95、復号化部96、デマルチプレクサ97、フーリエ変換部98、フィルタ99、DAコンバータ100、マルチプレクサ101、周波数変換部102が順に接続されている。
ゲートウェイ7はデマルチプレクサ71において多重化されたストリームを本来の複数のストリームに戻し、ADコンバータ72においてこれをAD変換し、更にフィルタ73を通過させることで余分な帯域を排除した後、逆フーリエ変換部74において逆フーリエ変換を施した後、マルチプレクサ75において複数のストリームを多重化して1つのストリームとする。次にこの1つのストリームとされた信号を符号化部76において符号化し、電気−光変換部77において電気信号を光信号に変換する処理を施し、多重化処理部78において多重化し、更に望遠鏡81を介してこの光信号を人工衛星9に向けて送信する。
人工衛星9は、望遠鏡91を介してゲートウェイ7からの光信号を受信し、逆多重化処理部94において受信した光信号の逆多重化処理を行い、光−電気変換部95においてこれを光−電気変換する。変換された電気信号は、復号化部96において復号化処理を施し、デマルチプレクサ97において多重化したデータストリームをフーリエ変換部98においてフーリエ変換を施し、フィルタ99を通過させた後に、DAコンバータ100においてDA変換し、マルチプレクサ101において複数のストリームを多重化して1つのストリームとする。最後に周波数変換部102においてKaバンドに周波数変換を施す。
即ち、このアップリンクでは、地上のゲートウェイ7において電気信号は光に変換され、ゲートウェイ7と人工衛星9とは光信号により通信する。光信号が人工衛星9に到達した場合には、増幅されて電気信号に変換された後、信号はオンボードで処理される。人工衛星9は、このようにして処理された信号をRF帯へアップコンバージョンする。
図5は、従来のゲートウェイ7、人工衛星9間のダウンリンクのブロック構成例を示している。
人工衛星9は、周波数変換部121、デマルチプレクサ122、ADコンバータ123、フィルタ124、逆フーリエ変換部125、マルチプレクサ126、電気−光変換部127、多重化処理部128、望遠鏡129が順に接続されている。またゲートウェイ7は、望遠鏡131、逆多重化処理部132、光−電気変換部133、デマルチプレクサ134、フーリエ変換部135、フィルタ136、DAコンバータ137、マルチプレクサ138が順に接続されている。
人工衛星9は、周波数変換部121において周波数変換を施した後、デマルチプレクサ122において多重化されたストリームを本来の複数のストリームに戻し、ADコンバータ123においてこれをAD変換し、更にフィルタ124を通過させることで余分な帯域を排除した後、逆フーリエ変換部125において逆フーリエ変換を施し、マルチプレクサ126において複数のストリームを多重化して1つのストリームとする。次にこの1つのストリームとされた信号を電気−光変換部127において電気信号を光信号に変換する処理を施し、多重化処理部128において多重化し、更に望遠鏡129を介してこの光信号をゲートウェイ7に向けて送信する。
ゲートウェイ7は、望遠鏡131を介して人工衛星9からの光信号を受信し、逆多重化処理部132において光信号の逆多重化処理を行い、光−電気変換部133においてこれを光−電気変換する。変換された電気信号は、デマルチプレクサ134において多重化したデータストリームをフーリエ変換部135においてフーリエ変換を施し、フィルタ136を通過させた後に、DAコンバータ137においてDA変換し、マルチプレクサ138において複数のストリームを多重化して1つのストリームとする。
即ち、このダウンリンクでは、ユーザから受信したRF帯のアップリンク信号を人工衛星9が受信し、これを先ず周波数変換部121においてダウンコンバージョンされ、光信号に変換されて地上のゲートウェイ7へと送られることとなる。
S. Dimitrov, B. Matuz, G. Liva, R. Barrios, R. Mata-Calvo and D. Giggenbach, "Digital modulation and coding for satellite optical feeder links," 2014 7th Advanced Satellite Multimedia Systems Conference and the 13th Signal Processing for Space Communications Workshop (ASMS/SPSC), Livorno, 2014, pp. 150-157.
上述した従来技術では、RF帯の信号を人工衛星側においてアップコンバージョン、又はダウンコンバージョンすることを前提としている。このため人工衛星9側においてこれらRF帯の信号の処理動作に関する過度の負担を強いることとなる。即ち、このようなRF帯の信号をADコンバータを通じて人工衛星のオンボード上で処理を行う場合には、非常に複雑な構成とせざるを得なくなる。このため、人工衛星のサイズ、重量、電力がいきおい大きくなってしまうという問題点があった。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、地上に構築されたゲートウェイと地上通信ネットワーク又は通信体とが、地球周回軌道を周回する人工衛星を介して通信する宇宙通信システムにおいて、人工衛星側においてRF帯の信号の処理動作の負担を軽減させることにより、人工衛星自体のサイズ、重量、電力をコンパクトに抑えることが可能な宇宙通信システムを提供することにある。
また、航空機等の飛翔体側においてRF帯の信号の処理動作の負担を軽減させることにより、航空機自体のサイズ、重量、電力をコンパクトに抑えることが可能な通信システムを提供することにある。
第1発明に係る宇宙通信システムは、地上に構築されたゲートウェイと、地上通信ネットワーク又は通信体とが、地球周回軌道を周回する人工衛星を介して通信する宇宙通信システムにおいて、上記ゲートウェイは、RF帯域にある無線周波数信号を電気−光変換した光無線周波数信号を生成する電気−光変換手段と、上記電気−光変換手段により生成された光無線周波数信号を上記人工衛星に向けて出射する出射手段とを有し、上記人工衛星は、上記ゲートウェイからの光無線周波数信号を受光する受光手段と、上記受光手段により受光された光無線周波数信号について帯域変換を施すことなくRF帯のまま電気信号に変換することにより電気無線周波数信号を生成する光−電気変換手段と、上記光−電気変換手段により生成された電気無線周波数信号を電波として上記地上通信ネットワーク又は通信体へ発信する発信手段とを有し、上記地上通信ネットワーク又は通信体は、上記人工衛星からの電気無線周波数信号を受信した上で、これをRF帯からダウンコンバージョンすることを特徴とする。
第2発明に係る宇宙通信システムは、第1発明において、上記ゲートウェイは、上記出射手段から出射される光信号が上記人工衛星に到達するまでのフェージングに関するフェージング情報を予め取得しておき、当該フェージング情報を参照し、上記RF帯域にある無線周波数信号又はRF帯域に変換前の信号に対してフェージングの影響を軽減するためのインターリーブ処理又は誤り訂正処理を施すことを特徴とする。
第3発明に係る宇宙通信システムは、地上に構築されたゲートウェイと、地上通信ネットワーク又は通信体とが、地球周回軌道を周回する人工衛星を介して通信する宇宙通信システムにおいて、上記地上通信ネットワーク又は通信体は、RF帯域にある無線周波数信号を電波として上記人工衛星に向けて発信する発信手段を有し、上記人工衛星は、上記地上通信ネットワーク又は通信体からの無線周波数信号を受信する受信手段と、上記受信手段により受信された無線周波数信号について帯域変換を施すことなくRF帯のまま光信号に変換することにより光無線周波数信号を生成する電気−光変換手段と、上記電気−光変換手段により生成された光無線周波数信号を上記ゲートウェイへ出射する出射手段とを有し、上記ゲートウェイは、上記人工衛星から受光した光無線周波数信号を電気信号に変換した上でこれをRF帯からダウンコンバージョンすることを特徴とする。
第4発明に係る宇宙通信システムは、第3発明において、上記地上通信ネットワーク又は通信体は、上記出射手段から出射される光信号が上記ゲートウェイに到達するまでのフェージングに関するフェージング情報を予め取得しておき、当該フェージング情報を参照し、上記RF帯域にある無線周波数信号又はRF帯域に変換前の信号に対してフェージングの影響を軽減するためのインターリーブ処理又は誤り訂正処理を施すことを特徴とする。
第5発明に係る通信システムは、地上に構築されたゲートウェイと、地上通信ネットワーク又は車両、船舶何れかからなる通信体とが、航空機としての通信体を介して通信する通信システムにおいて、上記ゲートウェイは、RF帯域にある無線周波数信号を電気−光変換した光無線周波数信号を生成する電気−光変換手段と、上記電気−光変換手段により生成された光無線周波数信号を上記航空機としての通信体に向けて出射する出射手段とを有し、上記航空機としての通信体は、上記ゲートウェイからの光無線周波数信号を受光する受光手段と、上記受光手段により受光された光無線周波数信号について帯域変換を施すことなくRF帯のまま電気信号に変換することにより電気無線周波数信号を生成する光−電気変換手段と、上記光−電気変換手段により生成された電気無線周波数信号を電波として上記地上通信ネットワーク又は通信体へ発信する発信手段とを有し、上記地上通信ネットワーク又は通信体は、上記航空機としての通信体からの電気無線周波数信号を受信した上で、これをRF帯からダウンコンバージョンすることを特徴とする。
第6発明に係る通信システムは、地上に構築されたゲートウェイと、地上通信ネットワーク又は車両、船舶何れかからなる通信体とが、航空機としての通信体を介して通信する通信システムにおいて、上記地上通信ネットワーク又は通信体は、RF帯域にある無線周波数信号を電波として上記航空機としての通信体に向けて発信する発信手段を有し、上記航空機としての通信体は、上記地上通信ネットワーク又は通信体からの無線周波数信号を受信する受信手段と、上記受信手段により受信された無線周波数信号について帯域変換を施すことなくRF帯のまま光信号に変換することにより光無線周波数信号を生成する電気−光変換手段と、上記電気−光変換手段により生成された光無線周波数信号を上記ゲートウェイへ出射する出射手段とを有し、上記ゲートウェイは、上記航空機としての通信体から受光した光無線周波数信号を電気信号に変換した上でこれをRF帯からダウンコンバージョンすることを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、フォワードリンクにおいて、ゲートウェイにおけるRF送信部においてRF帯域に変換された後、そのまま人工衛星を介して地上通信ネットワークに至るまでRF帯のまま伝送されることとなる。人工衛星においては、このRF帯域の信号を光−電気変換するところまでは実行するものの、これを周波数変換する処理動作は特段行うことは無い。このため、人工衛星側においてRF帯の信号の処理動作の負担を軽減させることにより、人工衛星自体のサイズ、重量、電力をコンパクトに抑えることが可能となる。
同様にリバースリンクにおいて、地上通信ネットワークにおけるRF送信部においてRF帯域に変換された後、そのまま人工衛星を介してゲートウェイに至るまでRF帯のまま伝送されることとなる。人工衛星においては、このRF帯域の信号を光−電気変換するところまでは実行するものの、これを周波数変換する処理動作は特段行うことは無い。このため、人工衛星側においてRF帯の信号の処理動作の負担を軽減させることにより、人工衛星自体のサイズ、重量、電力をコンパクトに抑えることが可能となる。
また人工衛星の代替として航空機を利用する場合においても同様に、航空機等の飛翔する通信体側においてRF帯の信号の処理動作の負担を軽減させることにより、航空機自体のサイズ、重量、電力をコンパクトに抑えることが可能な通信システムを提供することが可能となる。
本発明を適用した宇宙通信システムの全体構成を示す図である。 ゲートウェイから人工衛星を介して地上通信ネットワークに対して信号を送信するフォワードリンクのブロック構成図である。 地上通信ネットワークから人工衛星を介してゲートウェイに対して信号を送信するリバースリンクのブロック構成図である。 従来のゲートウェイ、人工衛星間のアップリンクのブロック構成例を示す図である。 従来のゲートウェイ、人工衛星間のダウンリンクのブロック構成例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態として、地上に構築されたゲートウェイと地上通信ネットワーク又は通信体とが、地球周回軌道を周回する人工衛星を介して通信する宇宙通信システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した宇宙通信システム10の全体構成を示している。この宇宙通信システム10は、地球における周回軌道を周回する人工衛星1と、地上に構築されたゲートウェイ2と、地上に設置された地上通信ネットワーク3又は対流圏、成層圏を移動する車両、船舶、航空機等に取り付けられ、或いは人間が保持する通信体4とを備えている。
人工衛星1は、地球の自転周期と一致する軌道周期をもつ地球周回軌道としての対地同期軌道である静止衛星(GEO:Geostationary Earth Orbit)を周回し、或いは地球の自転周期とは無関係に回る地球低軌道(LEO: Low Earth Orbit)や中軌道(MEO: Medium Earth Orbit)等を周回する。この人工衛星1は、いかなる用途に基づいて打ち上げられたものであってもよい。
ゲートウェイ2は、プロトコルトランスレータ、シグナル変換器として構成されるものであり、ネットワーク間において互いにプロトコルが異なるものであっても互いに相互接続が可能なように処理を行うデバイスである。このゲートウェイ2は光地上局(OGS)20を介して光信号を人工衛星1との間で送受信する。
地上通信ネットワーク3は、例えば基地局を中心に他の通信端末と有線又は無線により通信を行うネットワークである。ここでいう他の通信端末とは、例えばパーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末、ウェアラブル端末等である。
次にこれら人工衛星1、ゲートウェイ2、地上通信ネットワーク3の詳細なブロック構成について説明をする。
図2は、ゲートウェイ2から人工衛星1を介して地上通信ネットワーク3に対して信号を送信するフォワードリンクのブロック構成を示している。
人工衛星1は、光受信部11と、この光受信部11に接続される光増幅部12と、光増幅部12に接続される光−電気変換部13と、光−電気変換部13に接続されるフィルタ14と、フィルタ14に接続される発信部15とを備えている。
ゲートウェイ2は、符号化部21と、符号化部21に接続されるインターリーバー22と、インターリーバー22に接続されるRF送信部23と、RF送信部23に接続される電気−光変換部24と、電気−光変換部24に接続される増幅部25とを備え、この増幅部25は、OGS20に接続される。
地上通信ネットワーク3は、アンテナ31と、フィルタ32と、RF受信部33とを備えている。
人工衛星1における光受信部11は、OGS20から発信された光無線周波数信号を受信する望遠鏡又はレンズ等により構成されている。光受信部11は、受信した光無線周波数信号を望遠鏡又はレンズ等を介して例えば光ファイバに結合させ、これを光増幅部12に向けて伝送する。
光増幅部12は、光受信部11を介して伝送されてくる光無線周波数信号を増幅する。この光増幅部12は、例えば光ファイバ増幅器(OFA)で構成されていてもよいし、いわゆる半導体光増幅器(SOA)により構成されていてもよい。光増幅部12は、必ずしも必須のデバイスではなく省略するようにしてもよい。ちなみに、光受信部11から光ファイバを介さずに直接この光増幅部12に光結合可能な光結合系を構築するようにしてもよい。
光−電気変換部13は、光増幅部12において光増幅された光無線周波数信号を電気無線周波数信号に変換するためのデバイスであり、例えばフォトダイオードで構成されている。光−電気変換部13は、変換した電気無線周波数信号をフィルタ14に出力する。
フィルタ14は、光−電気変換部13から送られてくる電気無線周波数信号のうち、余分な帯域をカットし、これを発信部15へ供給する。
発信部15は、いわゆる指向性アンテナ等で構成されており、フィルタ14から供給される電気無線周波数信号を電波に変換した上で、これを地上に構築された地上通信ネットワーク3又は対流圏、成層圏を移動する通信体4に無線により送信する。
ゲートウェイ2における符号化部21は、これから送信しようとする送信信号データについて、誤り訂正符号化及び変調を施す。符号化部21は、符号化等を施した送信信号データをインターリーバー22へ送信する。
インターリーバー22は、この符号化された送信信号データにつきインターリーブ処理を施す。インターリーバー22は、このインターリーブ処理を施した送信信号データをRF送信部23へ送信する。
RF送信部23は、インターリーバー22から出力された送信信号データをRF帯域にある無線周波数信号に変換する。RF送信部23は、この無線周波数信号を電気−光変換部24へ出力する。
電気−光変換部24は、このRF送信部23から送られてきた無線周波数信号を電気−光変換するためのデバイスとして構成されている。この電気−光変換部24は、例えばKa帯域にある無線周波数信号を電気−光変換可能なレーザダイオード(LD)や、マッハツェンダ変調器(MZM)等を利用するようにしてもよい。電気−光変換部24は、この電気−光変換することにより生成した光無線周波数信号を増幅部25へ出力する。なお、このRF帯への変換はKaバンドに限定されるものではなく、他の帯域とされていてもよい。
増幅部25は、電気−光変換部24により生成された光無線周波数信号を増幅する。この増幅部においても同様に光ファイバ増幅器(OFA)、半導体光増幅器(SOA)を用いてもよい。増幅部25は、増幅した光無線周波数信号をOGS20へ出力する。
OGS20は、この増幅部25から送られてきた光無線周波数信号を人工衛星1に向けて出射するための光地球局である。このOGS20から出射される光ビームは指向性を持っているため、人工衛星1に向けて照射方向を制御するための制御装置や、人工衛星1に向けて到達可能な光束に調整するための望遠鏡等が実装されている。
地上通信ネットワーク3におけるアンテナ31は、人工衛星1における発信部15から発信されてきた電波を受信する。このアンテナ31は受信した電波に含められている電気無線周波数信号をフィルタ32へ出力する。
フィルタ32は、アンテナ31からの電気無線周波数信号から余分な帯域をカットし、これをRF受信部33へ供給する。
RF受信部33は、フィルタ32から供給されてきた電気無線周波数信号を低帯域の信号にダウンコンバージョンする。ダウンコンバージョンされた信号情報は、その後段において読み取られ、保存され、表示され、或いは適宜送受信されることとなる。なお、このダウンコンバージョンは必須ではなくオプションであってもよい。RF受信部33後には、地上通信ネットワーク3で用いた、インターリーバー35と符号化部34と同じ方法を用いて、インターリーバーをほどき、誤り訂正復号化を行い、受信信号データの通信品質を確保することが可能になる。
なお、この地上通信ネットワーク3においては、このようなアンテナ31、フィルタ32、RF受信部33の構成を基地局において全て実装させるようにしてもよいし、基地局との間で信号を送受信する端末装置側にその全部又は一部を実装させるようにしてもよい。
また図1に示す形態では、人工衛星1から電波に重畳された電気無線周波数信号を受信する対象をあくまで地上通信ネットワーク3とする場合を例にとり説明をしたが、これに限定されるものではない。地上通信ネットワーク3の代替として通信体4を用いる場合も同様であり、例えば船舶、車両、航空機においてアンテナ31、フィルタ32、RF受信部33の構成が少なくとも実装されており、上述と同様の処理動作を実行することとなる。通信体4を人間が所持する場合も同様であるが、かかる場合においてこの通信体4は、例えばパーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末、ウェアラブル端末等で構成されている。
次に図2に示すフォワードリンクにおける処理動作方法について説明をする。
ゲートウェイ2において送信信号データは、符号化部21において誤り訂正符号化や各種変調が施され、インターリーバー22においてインターリーブ処理が施される。このインターリーブ処理が施された送信信号データは、RF送信部23においてRF帯域にある高周波域の無線周波数信号に変換される。このとき送信信号データは、Kaバンドの周波数帯にまで周波数変換するようにしてもよい。またKaバンドに限らず、他の帯域に周波数変換するようにしてもよい。
このようにして得られた無線周波数信号は、電気−光変換部24において電気−光変換された光無線周波数信号となる。電気−光変換部24においてLDやMZMを適用することにより、RF帯にある無線周波数信号であっても高精度に電気−光変換を行うことが可能となる。光無線周波数信号は、増幅部25を通過し、OGS20から人工衛星1に向けて出射されることとなる。
人工衛星1に到達した光無線周波数信号は、光受信部11を介して受信されて光増幅部12において増幅され、光−電気変換部13において電気無線周波数信号に変換される。電気無線周波数信号は、フィルタ14を通過した後、発信部15を介して電波として地上通信ネットワーク3へ送られる。この人工衛星1に到達してから発信部15を介して発信されるまでの間、電気無線周波数信号並びに光無線周波数信号は、何れもRF帯域とされている。即ち、この人工衛星1においては帯域変換を施すことなくRF帯域のまま、これら電気無線周波数信号並びに光無線周波数信号を通過させて、地上通信ネットワーク3へ発信することとなる。
地上通信ネットワーク3に送られた電気無線周波数信号は、アンテナ31、フィルタ32を介してRF受信部33に送られ、ここで初めてRF帯域から通常の帯域までダウンコンバージョンされることとなる。ダウンコンバージョンは必須ではなくオプションとされていてもよい。
即ち、図2に示すフォワードリンクにおいては、ゲートウェイ2におけるRF送信部23においてRF帯域に変換された後、そのまま人工衛星1を介して地上通信ネットワーク3に至るまでRF帯のまま伝送されることとなる。人工衛星1においては、このRF帯域の信号を光−電気変換するところまでは実行するものの、これを周波数変換する処理動作は特段行うことは無い。このため、人工衛星1側においてRF帯の信号の処理動作の負担を軽減させることにより、人工衛星1自体のサイズ、重量、電力をコンパクトに抑えることが可能となる。
なお、ゲートウェイ2は、出射される光信号が人工衛星に到達するまでの大気揺らぎやフェージングに関するフェージング情報を予め取得しておくようにしてもよい。そして、ゲートウェイ2は、当該フェージング情報を参照し、RF帯域にある無線周波数信号に対して、或いはRF帯域に変換される前の送信信号データに対してフェージングの影響を軽減するためのインターリーブ処理又は誤り訂正処理を施すようにしてもよい。このフェージングの影響を軽減するためのインターリーブ処理は、RF帯域に変換される前の送信信号データに対してインターリーバー22により行うようにしてもよい。また、このフェージングや大気揺らぎを予め計測し、計測した情報に基づいてこのフェージング等の影響を軽減するためのインターリーブ処理又は誤り訂正を施すようにしてもよい。なお、この計測した大気揺らぎに基づくインターリーブ処理又は誤り訂正は、必須ではなく、必要に応じて省略するようにしてもよい。RF受信部33後には、ゲートウェイ2で用いた、インターリーバー22と符号化部21と同じ方法を用いて、インターリーバーをほどき、誤り訂正復号化を行い、受信信号データの通信品質を確保することが可能になる。
図3は、地上通信ネットワーク3から人工衛星1を介してゲートウェイ2に対して信号を送信するリバースリンクのブロック構成を示している。このリバースリンクにおいて、上述したフォワードリンクと同一の構成要素、部材に関しては同一の符号を付すことにより、以下での説明を省略する。
人工衛星1は、受信部16と、この受信部16に接続されるフィルタ17と、フィルタ17に接続される電気−光変換部18と、電気−光変換部18に接続される光増幅部12と、光増幅部12に接続される光発信部39とを備えている。
ゲートウェイ2は、増幅部25と、増幅部25に接続される光−電気変換部26と、光−電気変換部26に接続されるRF受信部27とを備えている。
地上通信ネットワーク3は、アンテナ31と、アンテナ31に接続されたフィルタ32と、フィルタ32に接続されたRF送信部36と、RF送信部36に接続されたインターリーバー35と、インターリーバー35に接続された符号化部34とを備えている。
人工衛星1における受信部16は、地上通信ネットワーク3から発信された電気無線周波数信号を受信するアンテナ等により構成されている。受信部16は、受信した電気無線周波数信号をフィルタ17に向けて伝送する。
フィルタ17は、受信部16から送られてくる電気無線周波数信号のうち、余分な帯域をカットし、これを電気−光変換部18へ供給する。
電気−光変換部18は、フィルタ17からの電気無線周波数信号を光無線周波数信号に変換するためのデバイスであり、例えばフォトダイオードで構成されている。電気−光変換部18は、変換した光無線周波数信号を増幅部12に出力する。電気−光変換部18としてLDやMZMを適用することにより、RF帯にある無線周波数信号であっても高精度に電気−光変換を行うことが可能となる。
光増幅部12は、電気−光変換部18を介して伝送されてくる光無線周波数信号を増幅する。この光増幅部12は、上述と同様に、光ファイバ増幅器(OFA)や半導体光増幅器(SOA)により構成されていてもよいが、必ずしも必須のデバイスではなく省略するようにしてもよい。光増幅部12は、増幅した光無線周波数信号を光発信部39に送る。
光発信部39は、無線周波数信号をゲートウェイ2に向けて出射するための望遠鏡等で構成されている。この光発信部39は、OGS20と同様に指向性を持つ光ビームの照射方向を制御するための制御装置等が実装されている。
ゲートウェイ2における増幅部25は、OGS20を介して人工衛星1から受信した光無線周波数信号を増幅する。この増幅部においても同様に光ファイバ増幅器(OFA)、半導体光増幅器(SOA)を用いてもよい。増幅部25は、増幅した光無線周波数信号を光−電気変換部26へ出力する。なおOGS20は、フォワードリンク、リバースリンク共に同一の機器を使用してもよいし、互いに異なる機器を使用するようにしてもよい。
光−電気変換部26は、増幅部25において光増幅された光無線周波数信号を電気無線周波数信号に変換するためのデバイスであり、例えばフォトダイオードで構成されている。光−電気変換部26は、変換した電気無線周波数信号をRF受信部27へ出力する。
RF受信部27は、光−電気変換部26から供給されてきた電気無線周波数信号を低帯域の信号にダウンコンバージョンする。ダウンコンバージョンされた信号情報は、その後段において読み取られ、保存され、表示され、或いは適宜送受信されることとなる。RF受信部27後には、地上通信ネットワーク3で用いた、インターリーバー35と符号化部34と同じ方法を用いて、インターリーバーをほどき、誤り訂正復号化を行い、受信信号データの通信品質を確保することが可能になる。
地上通信ネットワーク3における符号化部34は、これから送信しようとする送信信号データについて、誤り訂正符号化及び変調を施す。符号化部34は、符号化等を施した送信信号データをインターリーバー35へ送信する。
インターリーバー35は、この符号化された送信信号データにつきインターリーブ処理を施す。インターリーバー35は、このインターリーブ処理を施した送信信号データをRF送信部36へ送信する。
RF送信部36は、インターリーバー35から出力された送信信号データをRF帯域にある電気無線周波数信号に変換する。RF送信部36は、この電気無線周波数信号をフィルタ32へと出力する。
次に図3に示すリバースリンクにおける処理動作方法について説明をする。
地上通信ネットワーク3において送信信号データは、符号化部34において誤り訂正符号化や各種変調が施され、インターリーバー35においてインターリーブ処理が施される。このインターリーブ処理が施された送信信号データは、RF送信部36においてRF帯域にある高周波域の電気無線周波数信号に変換される。このとき送信信号データは、Kaバンドの周波数帯にまで周波数変換するようにしてもよい。またKaバンドに限らず、他の帯域に周波数変換するようにしてもよい。このようにして得られた電気無線周波数信号は、フィルタ32を通過し、更にアンテナ31を介して人工衛星1に向けて発信されることとなる。
人工衛星1に到達した電気無線周波数信号は、受信部16を介して受信されてフィルタ17を通過し、電気−光変換部18において光無線周波数信号に変換される。光無線周波数信号は、光増幅部12において増幅された後、光発信部39を介して光束としてゲートウェイ2へ送られる。この人工衛星1に到達してから光発信部39を介して発信されるまでの間、電気無線周波数信号並びに光無線周波数信号は、何れもRF帯域とされている。即ち、この人工衛星1においては帯域変換を施すことなくRF帯域のまま、これら電気無線周波数信号並びに光無線周波数信号を通過させて、ゲートウェイ2へ発信することとなる。
ゲートウェイ2に送られた光無線周波数信号は、OGS20を介して受信され、増幅部25により増幅された後、光−電気変換部26において電気無線周波数信号とされ、更にRF受信部27に送られて、ここで初めてRF帯域から通常の帯域までダウンコンバージョンされることとなる。
即ち、図3に示すリバースリンクにおいても、地上通信ネットワーク3におけるRF送信部36においてRF帯域に変換された後、そのまま人工衛星1を介してゲートウェイ2に至るまでRF帯のまま伝送されることとなる。人工衛星1においては、このRF帯域の信号を光−電気変換するところまでは実行するものの、これを周波数変換する処理動作は特段行うことは無い。このため、人工衛星1側においてRF帯の信号の処理動作の負担を軽減させることにより、人工衛星1自体のサイズ、重量、電力をコンパクトに抑えることが可能となる。
なお、地上通信ネットワーク3又は通信体は、出射される光信号が人工衛星に到達するまでの大気揺らぎやフェージングに関するフェージング情報を予め取得しておくようにしてもよい。そして、地上通信ネットワーク3又は通信体は、当該フェージング情報を参照し、RF帯域にある無線周波数信号に対して、或いはRF帯域に変換される前の送信信号データに対してフェージングの影響を軽減するためのインターリーブ処理及び誤り訂正処理を施すようにしてもよい。このフェージングの影響を軽減するためのインターリーブ処理は、RF帯域に変換される前の送信信号データに対してインターリーバー35により行うようにしてもよい。また、このフェージングや大気揺らぎを予め計測し、計測した情報に基づいてこのフェージング等の影響を軽減するためのインターリーブ処理や誤り訂正を施すようにしてもよい。
また本発明においては、人工衛星1の代替として航空機等の飛翔体である航空機4を利用するようにしてもよい。航空機4は、人間が搭乗して操縦を行う有人航空機であってもよいが、これに限定されるものではなく無人航空機であってもよい。無人航空機は、いわゆる小型でかつ無人飛行が可能な航空機であり、代表的なものとしてはドローン(マルチコプター)であるが、これに限定されるものでは無く、無人ヘリコプター等で具現化されるものであってもよい。この航空機4は、衛星と異なり、大気圏内を航行するものである場合でもよい。このため、人工衛星1を航空機4に代替させる場合には、宇宙通信システムではなく、航空機4を用いた通信システムとなる。
航空機4は、ゲートウェイ2から地上通信ネットワーク3への通信の場合には、図2に示す光受信部11、光増幅部12、光−電気変換部13、フィルタ14が何れも実装されてなり、上述と同様の処理動作を実行することとなる。一方、地上通信ネットワーク3からゲートウェイ2への通信の場合には、図3に示す光増幅部12、フィルタ17、光変換部18が航空機4内に実装されてなり、上述と同様の処理動作を実行することとなる。
その結果、航空機4側においてRF帯の信号の処理動作の負担を軽減させることにより、航空機自体のサイズ、重量、電力をコンパクトに抑えることが可能な通信システムを提供することが可能となる。
また本発明においては、人工衛星1とゲートウェイ2又は地上通信ネットワーク3間の通信を航空機4により中継させるようにしてもよい。かかる場合には、人工衛星1と航空機4との間で電気無線周波数信号又は光無線周波数信号の通信を行い、また航空機4とゲートウェイ2間で光無線周波数信号を通信し、航空機4と地上通信ネットワーク3との間で電気無線周波数信号を通信する。ゲートウェイ2から地上通信ネットワーク3、或いはら地上通信ネットワーク3からゲートウェイ2の通信の過程では、何れもRF帯域とされている。
このとき、中継する航空機4は1つである場合に限定されるものではなく、複数の航空機4を介して中継させるものであってもよい。
また上述した実施の形態に限定されるものではなく、複数のゲートウェイ2、複数の地上通信ネットワーク3間で通信を行うようにしてもよいが、かかる場合には、波長多重通信(Wavelength Division Multiplex:WDM)を用いるようにしてもよい。また変調方式はOFDMを利用するようにしてもよいが、これ以外の変調方式を利用するようにしてもよい。
1 人工衛星
2 ゲートウェイ
3 地上通信ネットワーク
4 通信体
10 宇宙通信システム
11 光受信部
12 光増幅部
13 光−電気変換部
14 フィルタ
15 発信部
16 受信部
17 フィルタ
18 光変換部
20 OGS
21 符号化部
22 インターリーバー
23 送信部
24 電気−光変換部
25 増幅部
26 光−電気変換部
27 受信部
31 アンテナ
32 フィルタ
33 受信部
34 符号化部
35 インターリーバー
36 送信部
39 光発信部

Claims (6)

  1. 地上に構築されたゲートウェイと、地上通信ネットワーク又は通信体とが、地球周回軌道を周回する人工衛星を介して通信する宇宙通信システムにおいて、
    上記ゲートウェイは、RF帯域にある無線周波数信号を電気−光変換した光無線周波数信号を生成する電気−光変換手段と、上記電気−光変換手段により生成された光無線周波数信号を上記人工衛星に向けて出射する出射手段とを有し、
    上記人工衛星は、上記ゲートウェイからの光無線周波数信号を受光する受光手段と、上記受光手段により受光された光無線周波数信号について帯域変換を施すことなくRF帯のまま電気信号に変換することにより電気無線周波数信号を生成する光−電気変換手段と、上記光−電気変換手段により生成された電気無線周波数信号を電波として上記地上通信ネットワーク又は通信体へ発信する発信手段とを有し、
    上記地上通信ネットワーク又は通信体は、上記人工衛星からの電気無線周波数信号を受信した上で、これをRF帯からダウンコンバージョンすること
    を特徴とする宇宙通信システム。
  2. 上記ゲートウェイは、上記出射手段から出射される光信号が上記人工衛星に到達するまでのフェージングに関するフェージング情報を予め取得しておき、当該フェージング情報を参照し、上記RF帯域にある無線周波数信号又はRF帯域に変換前の信号に対してフェージングの影響を軽減するためのインターリーブ処理又は誤り訂正処理を施すこと
    を特徴とする請求項1記載の宇宙通信システム。
  3. 地上に構築されたゲートウェイと、地上通信ネットワーク又は通信体とが、地球周回軌道を周回する人工衛星を介して通信する宇宙通信システムにおいて、
    上記地上通信ネットワーク又は通信体は、RF帯域にある無線周波数信号を電波として上記人工衛星に向けて発信する発信手段を有し、
    上記人工衛星は、上記地上通信ネットワーク又は通信体からの無線周波数信号を受信する受信手段と、上記受信手段により受信された無線周波数信号について帯域変換を施すことなくRF帯のまま光信号に変換することにより光無線周波数信号を生成する電気−光変換手段と、上記電気−光変換手段により生成された光無線周波数信号を上記ゲートウェイへ出射する出射手段とを有し、
    上記ゲートウェイは、上記人工衛星から受光した光無線周波数信号を電気信号に変換した上でこれをRF帯からダウンコンバージョンすること
    を特徴とする宇宙通信システム。
  4. 上記地上通信ネットワーク又は通信体は、上記出射手段から出射される光信号が上記ゲートウェイに到達するまでのフェージングに関するフェージング情報を予め取得しておき、当該フェージング情報を参照し、上記RF帯域にある無線周波数信号又はRF帯域に変換前の信号に対してフェージングの影響を軽減するためのインターリーブ処理又は誤り訂正処理を施すこと
    を特徴とする請求項3記載の宇宙通信システム。
  5. 地上に構築されたゲートウェイと、地上通信ネットワーク又は車両、船舶何れかからなる通信体とが、航空機としての通信体を介して通信する通信システムにおいて、
    上記ゲートウェイは、RF帯域にある無線周波数信号を電気−光変換した光無線周波数信号を生成する電気−光変換手段と、上記電気−光変換手段により生成された光無線周波数信号を上記航空機としての通信体に向けて出射する出射手段とを有し、
    上記航空機としての通信体は、上記ゲートウェイからの光無線周波数信号を受光する受光手段と、上記受光手段により受光された光無線周波数信号について帯域変換を施すことなくRF帯のまま電気信号に変換することにより電気無線周波数信号を生成する光−電気
    変換手段と、上記光−電気変換手段により生成された電気無線周波数信号を電波として上記地上通信ネットワーク又は通信体へ発信する発信手段とを有し、
    上記地上通信ネットワーク又は通信体は、上記航空機としての通信体からの電気無線周波数信号を受信した上で、これをRF帯からダウンコンバージョンすること
    を特徴とする通信システム。
  6. 地上に構築されたゲートウェイと、地上通信ネットワーク又は車両、船舶何れかからなる通信体とが、航空機としての通信体を介して通信する通信システムにおいて、
    上記地上通信ネットワーク又は通信体は、RF帯域にある無線周波数信号を電波として上記航空機としての通信体に向けて発信する発信手段を有し、
    上記航空機としての通信体は、上記地上通信ネットワーク又は通信体からの無線周波数信号を受信する受信手段と、上記受信手段により受信された無線周波数信号について帯域変換を施すことなくRF帯のまま光信号に変換することにより光無線周波数信号を生成する電気−光変換手段と、上記電気−光変換手段により生成された光無線周波数信号を上記ゲートウェイへ出射する出射手段とを有し、
    上記ゲートウェイは、上記航空機としての通信体から受光した光無線周波数信号を電気信号に変換した上でこれをRF帯からダウンコンバージョンすること
    を特徴とする通信システム。
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