JP6883494B2 - 中古車査定システム - Google Patents

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Description

本発明は、中古車査定システムに関し、特に、浸水により損傷を負った水没車の買取額について査定を行う中古車査定システムに関する。
中古車の買取り及び販売については、従来から各中古車の買取業者により幅広く行われてきたものではあったが、近年、インターネットの普及により中古車の買取りを容易に行うことができるようになっており、その市場規模は拡大の一途を辿っている。
中古車の買取業者には、自社のホームページ上で中古車の査定や買取りの申込みを行うことができるようにしているところも多く、ユーザは事業者の店舗へ中古車を持ち込む前に中古車買取りの査定を容易に受けられる状況が整ってきている。
上記のようなインターネットを用いた中古車の査定に係る従来技術の1つに特許文献1が開示するところの中古自動車査定価格情報提供システムが提案されている。
特許文献1の中古自動車査定価格情報提供システムでは、ユーザーがユーザー端末装置を用いて、中古車の年式、車種、グレード、ボディカラー、走行距離、オプション装備等の情報をサーバー側に提供すると、サーバーは、ユーザーの中古車の査定価格をユーザー端末装置に表示させるとともに、ユーザーが希望する場合には、買取・下取価格を設定している登録された自動車販売業者の情報も表示させる。
このように、引用文献1に開示の中古自動車査定価格情報提供システムでは、ユーザーは、中古自動車の査定価格情報や中古自動車を買い取り、或いは下取りする自動車販売業者情報を自宅やオフィス等で容易に得ることができる。
特開2001−357256
ところで、中古車買取事業者に買い取られる中古車の中には、台風等により河川等が氾濫し水没して損傷を負った中古車、いわゆる水没車がある。
水没車は、修理すれば問題なく使用できるものも多く、また、損傷の程度が重いものであってもパーツや金属資源として再利用する途もあり、その需要は大きい。
しかしながら、水没車は、実際に損傷が生じているという他の中古車よりも不利な条件があり、さらには水没したという印象の悪さもあって、上記の通り需要が高いのにもかかわらず、買取額の査定の際に、中古車買取事業者から必要以上に買い叩かれ、適切な価格の査定を受けられなかったり、また洪水等の水が引いた後には水没による損傷の程度が見た目判定しずらいため中古車買取事業者から買取りを断られたりすることが多いという問題がある。
その結果、ユーザ側は中古車買取事業者に対し水没車の買取りを申込もうとする意欲を失い、中古車買取事業者側もまた、水没車の買取り機会を失って中古車の販売台数の確保が困難となり、事業の運営にも支障をきたしてしまうという問題が生じる。
上記特許文献1に開示される中古自動車査定価格情報提供システムは、通常の中古車については査定を行うことができるものの、上記水没車の査定には対応していないため、適切な査定額を提示できず、上記問題を解決することができない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、一般的な中古車のみならず、水没車についても適切な査定を行い、その査定結果の情報をユーザに提供する中古車査定システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明における中古車査定システムは、浸水により損傷を負った水没車の買取査定を希望するユーザが操作するユーザ端末と、ユーザ端末から受信する情報に基づいて、水没車の買取査定額を算出する中古車査定サーバとを有し、中古車査定サーバは、水没車の車両の種類の情報を含む車両情報をユーザ端末から受信し、受信した車両情報に基づいて買取査定額を算出することを特徴とする。
また、本発明における中古車査定システムによれば、中古車査定サーバは、水没車の損傷の程度の情報を含む損傷情報をユーザ端末から受信し、受信した損傷情報に基づいて買取査定額を算出することを特徴とする。
また、本発明における中古車査定システムによれば、浸水により損傷を負った水没車の買取査定を希望するユーザが操作するユーザ端末と、ユーザ端末から受信する情報に基づいて、水没車の買取査定額を算出する中古車査定サーバとを有し、中古車査定サーバは、水没車の損傷の程度の情報を含む損傷情報をユーザ端末から受信し、受信した損傷情報に基づいて買取査定額を算出することを特徴とする。
また、本発明における中古車査定システムによれば、中古車査定サーバは、浸水した車両の画像又は車両の部品の動作の可否が複数段階の損傷の程度ごとに表されている画面情報をユーザ端末へ送信し、ユーザ端末は、画面情報に示されている損傷の程度から、水没車の損傷の程度を選択し、選択した損傷の程度の情報を含む損傷情報を中古車査定サーバへ送信することを特徴とする。
また、本発明における中古車査定システムによれば、中古車査定サーバは、水没車の廃車を希望する旨の情報をユーザ端末から受信すると、受信情報に含まれる水没車に関するサイズ情報又は時期情報に基づいて、税金又は保険に関する払戻額を算出することを特徴とする。
上記サイズ情報としては、例えば、排気量又は車両重量等をいう。
上記時期情報としては、例えば、水没車の廃車(予定)時期又は車検満了日をいう。
また、本発明における中古車査定システムによれば、ユーザ端末は、損傷を負った車両の画像又は修理見積額が複数段階の損傷の程度ごとに表されている画面情報を中古車査定サーバから受信すると、画面情報に示されている損傷の程度から、事故や風水害で損傷を負った損害車の損傷の程度を選択し、選択した損傷の程度の情報を含む損傷情報を中古車査定サーバへ送信し、中古車査定サーバは、損害車の損傷の程度の情報を含む損傷情報をユーザ端末から受信すると、受信した損傷情報に基づいて買取査定額を算出することを特徴とする。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明における中古車査定システムは、事故や風水害で損傷を負った水没車の買取査定を希望するユーザが操作するユーザ端末と、ユーザ端末から受信する情報に基づいて水没車の買取査定額を算出する中古車査定サーバとを有し、その中古車査定サーバは、水没車の車両の種類の情報を含む車両情報をユーザ端末から受信し、その受信した車両情報に基づいて買取査定額を算出するので、一般的な中古車のみならず、水没車についても適切な査定を行い、その査定結果の情報をユーザに提供することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態における中古車査定システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるユーザ端末の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における中古車査定サーバの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における中古車査定サーバの情報格納部が格納する各情報を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における中古車DBのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における事故歴係数TBのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における損傷係数TBのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における修理係数TBのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において、ユーザが水没車の査定を受けるときの中古車査定システムによる動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態における水没車買取査定申込み用のホームページの画面表示の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における水没車買取査定申込み用のホームページの画面表示の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における査定結果情報の画面表示の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における査定結果情報の画面表示の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における査定結果情報の画面表示の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における還付情報の画面表示の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における中古車査定サーバの制御部による買取査定額の算出処理の流れを示すフローチャートを示す図である。 本発明の第2の実施の形態における損傷係数TBのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における損害車買取査定申込み用のホームページの画面表示の一例を示す図であり、損傷情報の入力のための画面情報が示されている。
<第1の実施の形態>
(第1の実施の形態の概要)
本発明の第1の実施の形態においては、ユーザは、スマートフォンやPC等のユーザ端末を用いて、自身が所有する浸水により損傷を負った水没車について中古車買取事業者に対し買取りの査定を申し込む。
その申込み方法は、例えば、ユーザは、ユーザ端末10を用いて、中古車買取事業者のホームページにアクセスし、水没車の状態等の各種情報を入力すると、中古車査定サーバ20は、その入力された各種情報に基づいて水没車の買取額の査定を行い、その査定結果の情報をユーザ端末10へ送信する。
ここで、査定の基準となる上記各種情報とは、水没車の車種、年式及び損傷のレベル等であり、中古車査定サーバ20は、これらの情報に基づいて水没車の買取額について的確な査定を行う。
(第1の実施の形態の構成)
(1)中古車査定システムの全体構成
図1は、本発明の第1の実施の形態における中古車査定システムの構成を示す図である。以下、図を用いて、中古車査定システムの構成について説明を進める。
中古車査定システムは、水没車の買取りを中古車買取事業者に依頼するユーザが操作する情報処理装置であるユーザ端末10と、ユーザの水没車の買取りの査定を行う中古車査定サーバ20とを有して構成される。
図に示すように、中古車査定サーバ20は、インターネット又はLAN等のネットワーク100を介して、ユーザ端末10と通信可能に接続されている。
(2)ユーザ端末10の構成
ユーザ端末10は、水没車の買取り及びその買取額の査定を希望するユーザが操作する情報処理装置であって、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、携帯電話機、PDA又はPC等である。
ユーザは、ユーザ端末10を用いて、中古車査定サーバ20から各種メッセージ情報を受信し、表示または音声出力する。
図2は、本発明の第1の実施の形態におけるユーザ端末10の構成を示す図である。
図に示すように、ユーザ端末10は、CPU等から構成されユーザ端末10全体を制御する制御部11と、各種情報を格納する情報格納部12と、ネットワーク100を介して中古車査定サーバ20と通信を行う通信部13と、各種情報を表示する表示部14と、各種キー等を備え情報入力を行うために用いられる操作部15とを有して構成される。
各部11〜15は、内部のバスに接続され、このバスを介して種々の情報等が入出力され、制御部11の制御の下、種々の処理が実行される。
制御部11は、ユーザ端末10全体の制御を司る処理部であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の電子回路やFPGA(Field−Programmable Gate Array)等の集積回路により構成される。
制御部11は、情報格納部12から情報の読出しを実行するとともに、情報格納部12に情報の書込みを実行する。
情報格納部12は、例えば、ハードディスク、メモリ又は半導体素子等の情報を格納する装置である。
情報格納部12は、制御部11で実行するプログラムを記憶する領域や制御部11が処理を実行する際に一時的に使用する作業領域等(RAM等)を有する。
制御部11は、その情報格納部12に格納されているプログラムを読み出し、上記作業領域に展開して各種の処理を実行する。
通信部13は、ネットワーク100を介して行う中古車査定サーバ20との通信を制御するインターフェースであり、LANアダプタ等を有する。
通信部13は、無線送受信機を備え、無線通信を介してLANやインターネット等に接続されてもよいし、ケーブル等の有線を介して接続されてもよい。
表示部14は、ディスプレイやランプ等の表示装置である。
制御部11は、情報格納部12から画像を読み出し、画像出力処理を実行して画面情報を生成する。また、制御部11は、通信部13が中古車査定サーバ20から受信した画像情報に対して画像出力処理を実行して画面情報を生成する。
制御部11は、上記生成した画像情報を表示部14へ出力する。
表示部14は、上記入力した画像情報をディスプレイ等に画面表示する。
また、制御部11は、制御信号を表示部14へ出力し、表示部14が有するランプを点灯させることもできる。
操作部15は、例えば各種キー等から構成される情報入力装置を備え、当該情報入力装置は表示部14と連携してポインティングデバイスを提供する。操作部15は、ユーザ等による各種操作を受け付けて、その操作内容を示す信号を制御部11等に出力する。
制御部11は、上記操作内容を示す信号を入力すると、当該信号の内容に応じて、表示部14へその操作内容に応じた画面表示を行う旨の制御信号を表示部14へ出力する。
表示部14は、その制御信号を入力すると、当該制御信号に応じて画面表示を行う。
なお、上記表示部14と操作部15は一体に構成され、タッチパネルを形成してもよい。
ユーザ端末10は、Webサーバとして機能する中古車査定サーバ20から画面情報、例えばWebページを受信して表示することができる。
ユーザ端末10は、制御部11がユーザの要求に応じてHTTP(Hypertext Transfer Protocol)要求を生成して送信する機能と、HTTP応答(応答の一例)を解釈して利用者に提示する機能とを有する。
例えば、情報格納部12は、一例としてWebブラウザを格納する。
制御部11は、HTTP応答を解釈して画像データや音声データを生成し、表示部14に表示したり、音声をユーザ端末10が有するスピーカから出力したりすることで、HTTP応答をユーザに提示する。
(3)中古車査定サーバ20の構成
中古車査定サーバ20は、中古車買取事業者により管理されるサーバ装置であって、ユーザから提供された車両情報及び損傷情報に基づいて、ユーザの水没車の買取額の査定を行ってその査定結果情報をユーザ端末30へ送信する。
図3は、本発明の第1の実施の形態における中古車査定サーバ20の構成を示す図である。
図に示すように、中古車査定サーバ20は、CPU等から構成され中古車査定サーバ20全体を制御する制御部21と、各種情報を格納する情報格納部22と、ネットワーク100を介してユーザ端末10と通信を行う通信部23とを有して構成される。
各部21〜23は、内部のバスに接続され、このバスを介して種々の情報等が入出力され、制御部21の制御の下、種々の処理が実行される。
制御部21は、ユーザ端末10全体の制御を司る処理部であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の電子回路やFPGA(Field−Programmable Gate Array)等の集積回路により構成される。
制御部21は、情報格納部22から情報の読出しを実行するとともに、情報格納部22に情報の書込みを実行する。
情報格納部22は、例えば、ハードディスク、メモリ又は半導体素子等の情報を格納する装置である。
情報格納部22は、制御部21で実行するプログラムを記憶する領域や制御部21が処理を実行する際に一時的に使用する作業領域等(RAM等)を有するとともに、後述のデータベースやテーブルを格納する。
制御部21は、その情報格納部22に格納されているプログラムを読み出し、上記作業領域に展開して各種の処理を実行する。
通信部23は、ネットワーク100を介して行うユーザ端末10との通信を制御するインターフェースであり、LANアダプタ等を有する。
通信部23は、無線送受信機を備え、無線通信を介してLANやインターネット等に接続されてもよいし、ケーブル等の有線を介して接続されてもよい。
図4は、本発明の第1の実施の形態における中古車査定サーバ20の情報格納部22が格納する各情報を示す図である。
図に示すように、情報格納部22は、中古車の市場における相場(中古市場価格)等を示す中古車情報を管理するデータベースである中古車DB(Data Base)221と、水没事故歴のある車両(水没車)の場合、通常の事故歴のない中古車と比べてどの程度の中古市場価格となるかを示す事故歴係数を管理する事故歴係数TB(Table)222と、水没車が負っている損傷の軽重の程度(水没レベル)に応じた修理費用を示す損傷係数を管理する損傷係数TB(Table)223と、水没車の修理費用が各車両タイプ間でどの程度の違いがあるかを示す修理係数を管理する修理係数TB(Table)224とを格納する。
図5は、本発明の第1の実施の形態における中古車DB221のデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、中古車DB221は、中古車のメーカー、車種、年式、型式、グレード、買取査定時の走行距離、中古市場価格、車両タイプを、それぞれ各中古車を識別するID(中古車ID)に対応付けて管理している。
本実施の形態では、一例として、車両タイプは、「普通」、「SUV」、「スポーツ」、「輸入車」、「軽」の5つに区分されるが、あくまでも一例であり、本例に限定されない。
中古車査定サーバ20は、水没車の査定の際、ユーザ端末10から当該水没車のメーカー、車種、年式、型式、グレード及び買取査定時の走行距離を含む車両情報を受信すると、中古車査定サーバ20の制御部21は、中古車DB221を参照し、上記受信された車両情報に基づいて、該当する中古市場価格を抽出する。
また、制御部21は、中古車DB221を参照し、当該水没車の車種等に基づいて、当該水没車の車両タイプを抽出し、該抽出した車両タイプに基づいて、後述の事故歴係数及び修理係数を決定する。
また、本実施の形態では、中古車DB221は、中古車買取事業者が管理する中古車査定サーバ20の情報格納部22に格納されるものであるが、中古車査定サーバ20以外の他の外部機器に格納され、当該外部機器から中古車査定サーバ20が、中古車に関する情報を取得するよう構成してもよい。
図6は、本発明の第1の実施の形態における事故歴係数TB222のデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、事故歴係数TB222は、各車両タイプごと、各車齢ごとの事故歴係数を管理している。
事故歴係数とは、上述の通り、水没事故歴のある車両(水没車)の場合、通常の事故歴のない中古車と比べてどの程度の中古市場価格となるかを示す数値である。
図の例では、水没車の車両タイプが普通車であり、車齢が10年以上(10年落ち以上)である場合、事故歴係数は70%であり、当該の水没車の買取査定額は、事故歴等のない同じ車両タイプの通常の中古車の70%であることが示されている。
また、制御部21は、車齢を例えば水没車の年式に基づいて計算する。例えば、現在が2017年、年式が2015年の場合、制御部21は、2017−2015=2年落ちと計算する。
図7は、本発明の第1の実施の形態における損傷係数TB223のデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、損傷係数TB223は、各水没レベルごとの損傷係数を管理している。
損傷係数とは、上述の通り、水没レベルに応じた修理費用(基本修理価格)を示す数値である。
ユーザは、各水没レベルの水没車の画像の例を見て、又はエンジンが稼働可能か否かによって水没レベルを決定する。
図の例では、水没レベル1の場合の損傷係数は20万円であり、水没レベル5が最大の80万円に損傷係数の値が設定されている。
すなわち、本実施の形態では、水没レベルは高ければ高いほど損傷の度合いが大きく、修理に多くの費用を要する。
図8は、本発明の第1の実施の形態における修理係数TB224のデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、修理係数TB224は、各車両タイプごと、各車齢ごとの修理係数を管理している。
修理係数とは、上述の通り、水没車の修理費用が各車種間でどの程度の違いがあるかを示す数値である。
図の例では、普通車(0〜2年落ち)の修理係数は100%であり、輸入車(0〜2年落ち)の修理係数は200%である。本例では、同じ0〜2年落ちの水没車であっても、普通車よりも輸入車のほうが、その修理用の交換部品の困難さ等に起因して、修理係数が高く、修理費用が高くなっている。
また、図示していないが、情報格納部22は、ユーザ端末10へ送信する画面情報等についても格納する。
通信部23がユーザ端末10から画面情報(例えば、水没車買取査定申込み用のホームページ)の取得要求を受信すると、制御部21は、その画面情報の取得要求に応じて、情報格納部22から該当する画面情報を抽出し、又は新たに画面情報を生成する。通信部23は、当該抽出された又は生成された画面情報をユーザ端末10へ送信する。
ユーザ端末10の通信部13は当該画面情報を中古車査定サーバ20から受信すると、表示部14は、その受信された画面情報を表示する。
本実施の形態では、一例として、上記画面情報はWebページであり、中古車査定サーバ20は、当該画面情報としてのWebページを送信するWebサーバとしての機能することができる。
中古車査定サーバ20の通信部23は、ユーザ端末10送信されるHTTP要求を受信すると、制御部21は、その受信したHTTP要求を解釈してHTTP要求が取得を要求するWebページを特定して情報格納部22から読み出し、又は生成し、その特定したWebページをHTTP応答としてユーザ端末10へ返信する。
(第1の実施の形態の動作)
(1)水没車の買取査定動作
図9は、本発明の第1の実施の形態において、ユーザが水没車の査定を受けるときの中古車査定システムによる動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、本動作について説明を進める。
まず、ユーザは、中古車買取事業者に対して水没車買取りの査定を申し込むために、ユーザ端末10を用いてネットワーク100に接続し、中古車買取事業者が運営する水没車買取査定申込み用のホームページへのアクセス要求を中古車査定サーバ20に送信する(ステップS101)。
中古車査定サーバ20は、上記水没車買取査定申込み用のホームページへのアクセス要求を受信すると、当該ページをユーザ端末10へ送信する(ステップS102)。
ユーザ端末10は、上記買取水没車査定申込み用のホームページの画面情報を中古車査定サーバ20から受信すると、表示部14上に表示する(ステップS103)。
図10,11は、本発明の第1の実施の形態における水没車買取査定申込み用のホームページの画面表示の一例を示す図である。
このうち、図10には、車両情報の入力欄が示されている。
車両情報は、例えば、これから買取りの査定を申込もうとしている水没車のメーカー、車種、年式、型式、グレード、買取査定時の走行距離等である。
また、図11には、損傷情報の入力のための画面情報が示されている。
その画面情報では、水没レベル1〜5の損傷の程度が画像で表示されている。すなわち、各水没レベル1〜5において、水没車が水没事故時にどれくらいの深さまで浸水していたかが画像や文字で表示されている。
また、その損傷情報入力のための画面情報では、各水没レベル1〜5において、エンジンが始動可能か否かについて文字で表示されている。
ユーザは、実際の水没車の水没事故時の浸水の程度と、画面情報上の画像や文字における浸水の程度とを見比べて、水没車がどの水没レベルに該当するのかを判断する。
また、ユーザは、現時点での水没車のエンジンが始動するか否かを確認し、上記浸水の程度(水位)と合わせて、水没車がどの水没レベルに該当するのかを判断する。
ユーザは、表示部14上に表示されている買取査定申込み用のホームページにおいて、操作部15を用いて、上記車両情報の入力欄に該当する車両情報を入力するとともに、各水没レベル1〜5を表す文字及び画像を参照して該当する水没レベルを選択して損傷情報を入力する(ステップS104)。
ここで入力される車両情報は、例えば、水没車のメーカー、車種、年式、型式、グレード、走行距離等である。
また、例えば、ユーザは、水没事故時の水没車がシート上まで浸水し、現時点でエンジンが始動する状態である場合には、水没レベル3を選択する。
これら車両情報及び損傷情報は、上記の例に限定されず、また、例示したものからいくつか選択的に用いられてもよい。
ユーザ端末10の通信部13は、上記の入力された車両情報及び損傷情報を中古車査定サーバ20へ送信する(ステップS105)。
中古車査定サーバ20通信部23は、上記車両情報及び損傷情報をユーザ端末10から受信すると、中古車査定サーバ20の制御部21は、当該受信された車両情報及び損傷情報に基づき、各データベース又はテーブル221〜224を参照して、水没車の買取額の査定処理を実行し、査定結果を出力する(ステップS106)。
このステップS106における水没車の買取りの査定方法の詳細については後述する。
次に、中古車査定サーバ20の通信部23は、上記査定結果が示された画面情報である査定結果情報をユーザ端末10へ送信する(ステップS107)。
ユーザ端末10の通信部13は、上記査定結果情報を受信すると、制御部11は、当該受信された査定結果情報を表示部14上に表示させる(ステップS108)。
図12〜図14は、本発明の第1の実施の形態における査定結果情報の画面表示の一例を示す図である。
本実施の形態において、査定結果には下記の3つのパターンがある。
1.買取りの査定額が決定した場合
2.通常の買取りがされず廃車と査定した場合
3.買取りの査定額が決定しなかった場合
図12は、このうち、「1.買取りの査定額が決定した場合」の査定結果情報を示し、図13は、「2.通常の買取りがされず廃車と査定した場合」の査定結果情報を示し、図14は、「3.買取りの査定額が決定しなかった場合」の査定結果情報を示す。
以下、これら図を用いて説明を進める。
図12は、上述の通り、「1.買取りの査定額が決定した場合」の査定結果情報を示す。
図の例では、具体的な査定額が示されている。
図13は、上述の通り、「2.通常の買取りがされず廃車と査定した場合」の査定結果情報を示す。
図の例では、査定額が低く、中古車買取事業者が水没車の買取りをできないため、低額にて引き取ることが示されている。
また、本図の例では、ユーザが廃車を選択したときにユーザの手元に残る総額のシミュレーション結果である還付情報の取得のための各種情報の入力欄が示されている。
本図の例では、上記各種情報の入力欄の一例として、水没車の廃車(予定)時期、車検満了日、排気量及び車両重量の入力欄が示されている。
図14は、上述の通り、「3.買取りの査定額が決定しなかった場合」の査定結果情報を示す。
図の例では、査定対象の水没車の流通台数が少ないため、査定額が決定しなかったことが示されている。
すなわち、流通台数が少ないために中古市場価格が一般的に定まっておらず、中古車DB221に中古市場価格が登録されていないため、買取査定額を算出できない場合等に、制御部21は上記のような査定結果情報を生成する。
ここで、図9のシーケンスチャートの説明に戻る。
ユーザ端末10において、表示部14が査定結果情報を表示した後(ステップS108)、制御部11は、上記還付情報の取得を要求されたか否かを判断する(ステップS109)。
ここで、上記査定結果情報のうち、「1.買取りの査定額が決定した場合」又は「3.買取りの査定額が決定しなかった場合」は、廃車を前提とした査定ではないため、ユーザは還付情報の取得を要求することはない。
このことから、制御部11は、表示部14に表示された査定結果情報が、「1.買取りの査定額が決定した場合」又は「3.買取りの査定額が決定しなかった場合」であると判断したときには、還付情報の取得要求が行われなかったとし(ステップS109/No)、そのまま動作を終了する。
また、制御部11は、査定結果情報が「2.通常の買取りがされず廃車と査定した場合」において、上記還付情報取得のための各種情報の入力欄に該当する情報が入力されることがなく、還付情報の取得が要求されなかったと判断した場合も(ステップS109/No)、同様に、そのまま動作を終了する。
一方、制御部11は、査定結果情報が「2.通常の買取りがされず廃車と査定した場合」において、上記還付情報取得のための各種情報の入力欄に該当する情報が操作部15により入力され、還付情報の取得が要求されたと判断した場合(ステップS109/Yes)、通信部13は、還付情報の取得要求を中古車査定サーバ20へ送信する(ステップS110)。
上記還付情報の取得要求には、上記還付情報取得のための入力情報が含まれる。
中古車査定サーバ20の通信部23は、上記還付情報の取得要求をユーザ端末10から受信すると、制御部21は、上記還付情報取得のための入力情報(水没車の廃車(予定)時期、車検満了日、排気量、車両重量)に基づいて、還付される自動車税、重量税及び自賠責保険の金額を計算し、これら計算結果が示された画面情報である還付情報を生成する(ステップS111)。
各種還付対象の税や保険の計算プログラム及び払戻し元等の各種データは、情報格納部22に格納されており、制御部21は、これらプログラム及びデータを読み出して、還付情報を生成する。
例えば、重量税の還付金額は下記の式により算出することもできる。
重量税の還付金額=(自動車重量÷0.5トン)×6,300円÷12×車検残存月数・・・・・式(1)
なお、重量税の還付金額の算出式はあくまで一例であり、自動車税、重量税及び自賠責保険を含む各種還付対象の金額の具体的な計算方法については、一般的な廃車時における各種税や保険の法律や規則に基づくものとし、その詳細は省略する。
また、還付情報の入力情報の内容についても、各種税及び保険の算出に必要な情報とし、上記例に限定されない。
次に、中古車査定サーバ20の通信部23は、上記生成された還付情報をユーザ端末10へ送信する(ステップS112)。
ユーザ端末10の通信部23は、上記還付情報を中古車査定サーバ20から受信すると、制御部11は、当該受信された還付情報を表示部14上に表示させる(ステップS113)。
図15は、本発明の第1の実施の形態における還付情報の画面表示の一例を示す図である。
図に示す例では、上記還付情報取得のための入力情報(水没車の廃車(予定)時期、車検満了日、排気量、車両重量)に基づいて計算された、還付される自動車税、重量税及び自賠責保険の金額が示されている。また、廃車引取りの際に中古車買取事業者からユーザに支払われる買取金額及びこれらの総額が示されている。
さらに、各金額の支払元についても示されている。
ユーザは、還付情報に示される金額を確認し、水没車を廃車として中古車買取事業者に引き取らせるか否かを検討する。
以上で動作を終了する。
(2)水没車の買取査定方法の詳細
次に、上述のステップS106における買取査定額の算出処理について、以下、詳細に説明する。
本実施の形態では、一例として、制御部21は、水没車の買取査定額を下記の通り算出する。
(中古市場価格×事故歴係数)−(損傷係数×修理係数)−中古車買取事業者の利益=買取査定額・・・・・式(2)
図16は、本発明の第1の実施の形態におけるステップS106の中古車査定サーバ20の制御部21による買取査定額の算出処理の流れを示すフローチャートを示す図である。
以下、本図に沿って、ステップS106における水没車の買取査定額の算出処理について説明する。
まず、制御部21は、中古車DB221を参照し、ユーザ端末10から受信された車両情報(水没車のメーカー、車種、年式、型式、グレード、買取査定時の走行距離等)に合致する車両を特定し、当該車両の中古市場価格の情報を中古車DB221から抽出する(ステップS201)。
例えば、制御部21は、メーカー「T社」、車種「○○○○」、年式「2017」・・・・・といった車両情報に合致する車両(ここでは例として中古車ID「00001」)を特定し、その中古車市場価格「76万円」を抽出する。
次に、制御部21は、上記中古車DB221を用いて特定した車両について、該当する車両タイプの情報を中古車DB221から抽出する(ステップS202)。
例えば、制御部21は、上記ステップS201で特定した車両の中古車IDが「00001」である場合、その車両タイプ「普通」を抽出する。
次に、制御部21は、事故歴係数TB222を参照し、上記ステップS202で抽出した車両タイプと、車両情報の年式から計算した車齢とに基づいて、該当する事故歴係数を抽出する(ステップS203)。
例えば、制御部21は、車両タイプ「普通」かつ車齢「5年落ち」の場合、事故歴係数「65%」を抽出する。
次に、制御部21は、損傷係数TB223を参照し、ユーザ端末10から受信された損傷情報(水没レベル)に基づいて、該当する損傷係数を抽出する(ステップS204)。
例えば、制御部21は、水没レベル「1」であれば、損傷係数「20万円」を抽出する。
次に、制御部21は、修理係数TB224を参照し、上記ステップS202で抽出した車両タイプと、車両情報の年式から計算した車齢とに基づいて、該当する修理係数を抽出する(ステップS205)。
例えば、制御部21は、車両タイプ「普通」かつ車齢「5年落ち」の場合、修理係数「100%」を抽出する。
次に、制御部21は、は、上記抽出した中古市場価格、事故歴係数、損傷係数及び修理係数とともに、予め定められている中古車買取事業者の利益を、上記式(2)に入力し、買取査定額の値を算出する(ステップS206)。
以上でステップS106の査定処理を終了する。
例えば、中古市場価格、事故歴係数、損傷係数、修理係数、中古車買取事業者の利益が順に、76万円、65%、20万円、100%、20万円であった場合、制御部21は、以下のように買取査定額を算出する。
(76万円×0.65)−(20万円×1.0)−20万円=9.4万円
以上のようにして、制御部21は、買取査定額を算出するが、当該買取査定額は予め決まった数値幅をもたせてもよい。
この場合、情報格納部22には、上記買取査定額の数値幅として、買取査定額の数%又は所定の金額の情報が格納される。
例えば、情報格納部22は、その数値幅としてプラスマイナス5万円の情報を格納しており、制御部21が算出した買取査定額が9.4万円であった場合、制御部21は、その買取査定額を最終的に「4.4万円〜14.4万円」と決定する。
また、制御部21は、上記算出した買取査定額がマイナス値である場合、又はその数値幅の下限がマイナス値である場合には、廃車買取りと判断し、中古車査定サーバ20は、上記の「2.通常の買取りがされず廃車と査定した場合」の査定結果情報をユーザ端末10へ送信する。
ただし、制御部21は、上記買取査定額がマイナス値である場合、又はその数値幅の下限がマイナス値である場合であっても、例外的に、中古車買取事業者が廃車買取りとせずに、買取りを行うと判断し、中古車査定サーバ20はその前提で「3.買取りの査定額が決定しなかった場合」の査定結果情報をユーザ端末10へ送信するようにしてもよい。
例えば、車両タイプが人気があるもの(スポーツ,SUV等)、中古市場価格が所定価格(例えば30万円)以上のもの、又は車齢が所定年数落ち以内のもの(例えば5年落ち以内)は、上記買取査定額がマイナス値である場合、又はその数値幅の下限がマイナス値である場合であっても、制御部21は、例外的に廃車買取りと判断しない。
このように、本実施の形態における制御部21は、水没車の中古市場価格に対して事故歴係数を乗じて水没車の買取査定額を算出するので、一般的な中古市場価格を基礎にして、当該水没車の事故歴を的確に評価して買取額を査定することができ、ユーザが水没車の買取を申込もうとする意欲を効果的に促進させることが可能となる。
また、ユーザは、水没車の実際の浸水の程度や損傷の程度を、画面上の画像や文字と比較して水没レベルを判断してユーザ端末10を用いて入力し、制御部21は、その水没レベルに応じた買取査定額を算出するので、中古車査定サーバ20は、確度の高い買取査定額の情報をユーザ側に提供することが可能となる。
また、制御部21は、車両タイプ及び車齢に応じて修理費用を増減させる修理係数に基づいて買取査定額を算出するので、修理用の部品の取寄せにかかるコストに応じて、的確な査定を行うことが可能となる。
(第1の実施の形態のまとめ)
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態における中古車査定システムによれば、中古車査定サーバ20は、ユーザ端末10から受信した水没車の車両情報及び損傷情報に基づいて、水没車の買取査定額を算出するので、従来の水没車に対する不当に低額な買取査定を回避し、ユーザの買取申込みの意欲を促進する公平な買取査定額の算出が可能となる。
本発明の第1の実施の形態における中古車査定システムによれば、中古車査定サーバ20は、水没車の買取査定の際に、一般的な中古車の市場価格を利用するので、一般的な中古車の市場価格の変動と連動して、水没車の買取査定額を的確に算出することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態における中古車査定システムによれば、中古車査定サーバ20は、損傷情報の入力用の画面情報をユーザ端末10へ提供し、当該損傷情報の入力用の画面情報には、水没レベルが多段階的に表され、各水没レベルごとに、浸水の状態を表す画像や文字と、損傷の程度を表す文字とが示されているので、ユーザは、自身の水没車の状態と上記画面情報上の画像とを照合したり、エンジンの状態等の現時点での損傷の程度を上記画面情報上の文字情報と照合したりして、容易かつ的確に水没レベルを決定し、当該水没レベルを含む損傷情報をユーザ端末10を用いて中古車査定サーバ20へ送信することができる。
その結果、中古車査定サーバ20は、そのユーザ自身によって決定された水没レベルに基づいて、買取査定額を算出するので、ユーザの納得した適切な査定を行うことが可能となる。
本発明の第1の実施の形態における中古車査定システムによれば、制御部21は、車両タイプや車齢等に応じて、修理費用を推定し、その推定した修理費用に基づいて買取査定額を算出するので、水没車の現状に合致した適切な買取査定額を算出することが可能となる。
<第2の実施の形態>
(第2の実施の形態の概要)
以上説明した第1の実施の形態では、中古車査定システムは、水没車の査定を専用に行うものであったが、本発明の第2の実施の形態における中古車査定システムは、上記水没車に加えて、事故や水没以外の風水害で損傷を負った損害車についても査定することが可能である。
以下、特記しない限り、本実施の形態における構成及び損害車の査定方法は、第1の実施の形態の構成及び査定方法と共通するものとして説明を進める。
(第2の実施の形態の構成)
(1)中古車査定システムの全体構成
図1に示すように、本実施の形態における中古車査定システムは、第1の実施の形態と同様に、ユーザ端末10と、中古車査定サーバ20とがネットワーク100を介して通信可能に接続されて構成される。
(2)中古車査定サーバ20の構成
図4に示すように、情報格納部22は、第1の実施の形態と同様に、中古市場価格等を示す中古車情報を管理するデータベースである中古車DB221と、水没事故歴のある中古車(水没車)や水没以外の事故歴のある中古車(損害車)の場合、通常の事故歴のない中古車と比べてどの程度の中古市場価格となるかを示す事故歴係数を管理する事故歴係数TB222と、水没車又は損害車が負っている損傷の軽重の程度(水没レベル又は損傷レベル)に応じた修理費用を示す損傷係数を管理する損傷係数TB223と、水没車又は損害車の修理費用が各車両タイプ間でどの程度の違いがあるかを示す修理係数を管理する修理係数TB224とを格納する。
本実施の形態では、一例として、水没車と損害車との間で、中古車DB221、事故歴係数TB222、修理係数TB224においては、共通の数値が設定されている。
一方、損傷係数TB223においては、水没車と損害車との間で異なる値が設定されている。
図17は、本発明の第2の実施の形態における損傷係数TB223のデータ構成の一例を示す図である。
図に示す例では、損傷係数TB223は、第1の実施の形態と同様に、各水没レベルごとの損傷係数を管理している。
また、図に示すように、本実施の形態における損傷係数TB223は、上記水没レベルに加えて、各損傷レベルごとの損傷係数も管理している。
図の例では、損傷レベル1の場合の損傷係数は10万円であり、これから損傷レベルが2,3,4,5と上がるごとに損傷係数の値も増加している。
すなわち、本実施の形態では、損傷レベルは高ければ高いほど損傷の度合いが大きく、修理に多くの費用を要する。
ユーザは、各損傷レベルの損害車の画像の例を見て、又は修理業者による修理費用の見積額等から損傷レベルを決定する。
また、図の例では、損傷レベルと水没レベルとでは、その設定されている損傷係数が異なっている。
(第2の実施の形態の動作)
本実施の形態では、ユーザは、中古車買取事業者に対して損害車買取りの査定を申し込むために、ユーザ端末10を用いてネットワーク100に接続し、第1の実施の形態における中古車買取事業者が運営する水没車買取査定申込み用のホームページに代えて、損害車買取査定申込み用のホームページへのアクセス要求を損害車査定サーバ20に送信する。
その後、ユーザ端末10は、害車買取査定申込み用のホームページの画面情報を中古車査定サーバ20から受信し、表示する。
図18は、本発明の第2の実施の形態における損害車買取査定申込み用のホームページの画面表示の一例を示す図であり、損傷情報の入力のための画面情報が示されている。
その画面情報では、損傷レベル1〜5のそれぞれのおおよその修理費用及び損傷の程度が文字で表されているとともに、その損傷の程度が画像で表示されている。
ユーザは、実際の損害車の損傷の程度と、画面情報上の画像における損傷の程度とを見比べて、損害車がどの損傷レベルに該当するのかを判断する。
また、ユーザは、予め損害車の修理費用の見積もりを自動車の修理業者から取っている場合には、その見積額と、画面情報上に表示されている修理費用とを照合して、損害車がどの損傷レベルに該当するのかを判断することもできる。
ユーザは、表示部14上に表示されている買取査定申込み用のホームページにおいて、操作部15を用いて、上記車両情報の入力欄に該当する車両情報を入力するとともに、各損傷レベル1〜5を表す文字及び画像を参照して該当する損傷レベルを選択して損傷情報を入力する。
車両情報及び損傷情報は、上記の例に限定されず、また、例示したものからいくつか選択的に用いられてもよい。
ユーザ端末10の通信部13は、上記の入力された車両情報及び損傷情報を損害車査定サーバ20へ送信する。
以下の損害車の査定動作については、第1の実施の形態における水没車の査定動作と同様であるので、その説明を省略する。
(第2の実施の形態のまとめ)
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態における中古車査定システムによれば、中古車査定サーバ20は、ユーザ端末10から受信した損害車の車両情報及び損傷情報に基づいて、損害車の買取査定額を算出するので、従来の損害車に対する不当に低額な買取査定を回避し、ユーザの買取申込みの意欲を促進する公平な買取査定額の算出が可能となる。
本発明の第2の実施の形態における中古車査定システムによれば、中古車査定サーバ20は、損害車の買取査定の際に、一般的な中古車の市場価格を利用するので、一般的な中古車の市場価格の変動と連動して、損害車の買取査定額を的確に算出することが可能となる。
本発明の第2の実施の形態における中古車査定システムによれば、中古車査定サーバ20は、損傷情報の入力用の画面情報をユーザ端末10へ提供し、当該損傷情報の入力用の画面情報には、損傷レベルが多段階的に表され、各損傷レベルごとに、損傷の状態を表す画像と、当該損傷の修理見積額とが示されているので、ユーザは、自身の損害車の状態と上記画面情報上の画像とを照合したり、事前に自動車修理業者から取った修理見積もりの額と上記画面情報上の修理見積額とを照合したりして、容易かつ的確に損傷レベルを決定し、当該損傷レベルを含む損傷情報をユーザ端末10を用いて中古車査定サーバ20へ送信することができる。
その結果、中古車査定サーバ20は、そのユーザ自身によって決定された損傷レベルに基づいて、買取査定額を算出するので、ユーザの納得した適切な査定を行うことが可能となる。
本発明の第2の実施の形態における中古車査定システムによれば、制御部21は、車両タイプや車齢等に応じて、修理費用を推定し、その推定した修理費用に基づいて買取査定額を算出するので、損害車の現状に合致した適切な買取査定額を算出することが可能となる。
本発明の第2の実施の形態における中古車査定システムによれば、制御部21は、損傷係数TB223に基づいて、水没車だけでなく損害車においても買取査定額の算出を行うので、様々な種類の中古車の査定を容易かつ的確に行うことが可能となる。
<実施の形態のまとめ>
以上説明したように、本発明の第1,第2の実施の形態における中古車査定システムによれば、中古車査定サーバ20は、ユーザ端末10から受信した水没車又は損害車の車両情報及び損傷情報に基づいて、水没車又は損害車の買取査定額を算出するので、従来の水没車及び損害車に対する不当に低額な買取査定を回避し、ユーザの買取申込みの意欲を促進する公平な買取査定額の算出が可能となる。
本発明の第1,第2の実施の形態における中古車査定システムによれば、中古車査定サーバ20は、水没車又は損害車の買取査定の際に、一般的な中古車の市場価格を利用するので、一般的な中古車の市場価格の変動と連動して、水没車又は損害車の買取査定額を的確に算出することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態における中古車査定システムによれば、中古車査定サーバ20は、損傷情報の入力用の画面情報をユーザ端末10へ提供し、当該損傷情報の入力用の画面情報には、水没レベルが多段階的に表され、各水没レベルごとに、浸水の状態を表す画像や文字と、損傷の程度を表す文字とが示されているので、ユーザは、自身の水没車の状態と上記画面情報上の画像とを照合したり、エンジンの状態等の現時点での損傷の程度を上記画面情報上の文字情報と照合したりして、容易かつ的確に水没レベルを決定し、当該水没レベルを含む損傷情報をユーザ端末10を用いて中古車査定サーバ20へ送信することができる。
その結果、中古車査定サーバ20は、そのユーザ自身によって決定された水没レベルに基づいて、買取査定額を算出するので、ユーザの納得した適切な査定を行うことが可能となる。
本発明の第2の実施の形態における中古車査定システムによれば、中古車査定サーバ20は、損傷情報の入力用の画面情報をユーザ端末10へ提供し、当該損傷情報の入力用の画面情報には、損傷レベルが多段階的に表され、各損傷レベルごとに、損傷の状態を表す画像と、当該損傷の修理見積額とが示されているので、ユーザは、自身の損害車の状態と上記画面情報上の画像とを照合したり、事前に自動車修理業者から取った修理見積もりの額と上記画面情報上の修理見積額とを照合したりして、容易かつ的確に損傷レベルを決定し、当該損傷レベルを含む損傷情報をユーザ端末10を用いて中古車査定サーバ20へ送信することができる。
その結果、中古車査定サーバ20は、そのユーザ自身によって決定された損傷レベルに基づいて、買取査定額を算出するので、ユーザの納得した適切な査定を行うことが可能となる。
本発明の第1,第2の実施の形態における中古車査定システムによれば、制御部21は、車両タイプや車齢等に応じて、修理費用を推定し、その推定した修理費用に基づいて買取査定額を算出するので、水没車の現状に合致した適切な買取査定額を算出することが可能となる。
本発明の第2の実施の形態における中古車査定システムによれば、制御部21は、損傷係数TB223に基づいて、水没車だけでなく損害車においても買取査定額の算出を行うので、様々な種類の中古車の査定を容易かつ的確に行うことが可能となる。
上記のユーザ端末10及び中古車査定サーバ20は、主にCPUとメモリにロードされたプログラムによって実現される。ただし、それ以外の任意のハードウェアおよびソフトウェアの組合せによってこの装置またはサーバを構成することも可能であり、その設計自由度の高さは当業者には容易に理解されるところである。
また、上記のユーザ端末10又は中古車査定サーバ20をソフトウェアモジュール群として構成する場合、このプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録され、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
なお、上記の実施の形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施の形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
例えば、第1の実施の形態において、ユーザは、ユーザ端末10を用いて損傷の程度として、エンジンが始動するか否かを判断し、これに基づいて水没レベルを選択していたが、水没車におけるその他の箇所(部品)の損傷の程度に基づいて水没レベルを選択するようにしてもよい。
損傷の程度を判断するその他の箇所としては、例えば、ライト、ブレーキ、ワイパー、室内灯、カーオーディオ、エアバック等、水没車を構成するあらゆる箇所を適用可能である。
10 ユーザ端末
11,21 制御部
12,22 情報格納部
13,23 通信部
14 表示部
15 操作部
20 中古車査定サーバ
221 中古車DB
222 事故歴係数TB
223 損傷係数TB
224 修理係数TB

Claims (5)

  1. 事故及び浸水のうち少なくとも一方により損傷を負った中古を対象車として買取査定を希望するユーザが操作するユーザ端末と、前記対象車の買取査定額を算出する中古車査定サーバとを有し、
    前記中古車査定サーバは、
    前記ユーザ端末から、前記対象車の車両情報として、
    前記対象車の車両タイプと、前記対象車の車齢と、前記対象車の損傷情報と、前記対象車が損傷を負っていないと仮定した場合における中古車の市場における中古車相場とを受信し、
    前記対象車の前記車両情報のうち前記車両タイプと前記車齢とに基づいて、事故歴係数を演算し、
    前記対象車の前記車両情報のうち前記損傷情報に基づいて、損傷係数を演算し、
    前記対象車の前記車両情報のうち前記車両タイプと前記車齢とに基づいて、修理係数を演算し、
    前記中古車相場と、前記事故歴係数と、前記損傷係数と、前記修理係数とに基づいて、前記対象車の前記買取査定額を算出する
    ことを特徴とする中古車査定システム。
  2. 前記損傷係数は、浸水により損傷を負った車に用いられる係数と、事故歴のある車に用いられる係数とで少なくとも一部が異ならせて演算される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の中古車査定システム。
  3. 前記中古車査定サーバは、浸水した車両の画像、事故により損傷を負った車両の画像、及び該車両の部品の動作の可否のうち少なくとも1つが複数段階の損傷の程度ごとに表されている画面情報を前記ユーザ端末へ送信し、
    前記ユーザ端末は、前記画面情報に示されている損傷の程度から、前記対象車の損傷の程度を選択し、該選択した損傷の程度の情報を含む前記損傷情報を前記中古車査定サーバへ送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の中古車査定システム。
  4. 前記中古車査定サーバは、前記対象車の廃車を希望する旨の情報を前記ユーザ端末から受信すると、該受信情報に含まれる前記対象車に関するサイズ情報又は時期情報に基づいて、税金又は保険に関する払戻額を算出することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の中古車査定システム。
  5. 前記ユーザ端末は、損傷を負った車両の画像又は修理見積額が複数段階の損傷の程度ごとに表されている画面情報を前記中古車査定サーバから受信すると、前記画面情報に示されている損傷の程度から、事故や風水害で損傷を負った損害車の損傷の程度を選択し、該選択した損傷の程度の情報を含む損傷情報を前記中古車査定サーバへ送信し、
    前記中古車査定サーバは、前記損害車の損傷の程度の情報を含む損傷情報を前記ユーザ端末から受信すると、該受信した損傷情報に基づいて買取査定額を算出することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の中古車査定システム。
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