JP6881374B2 - 電動圧縮機 - Google Patents
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Description
これによれば、放熱グリスが放熱面同士の間から、いずれの方向に漏れ出したとしても、溝に流入する。したがって、放熱グリスがシール部材に接することを更に抑制できる。
上記電動圧縮機について、前記放熱面と前記シール面は切削面である一方、前記溝の内面は、鋳肌面であってもよい。
図1に示すように、電動圧縮機10は、ハウジング11と、モータ21と、流体として冷媒を圧縮する圧縮部27と、モータ21の駆動により回転する回転軸26と、を備える。モータ21、圧縮部27、及び、回転軸26は、ハウジング11に収容されている。
図2、及び、図3に示すように、電動圧縮機10は、環状のシール部材71と、放熱グリス72と、を備える。シール部材71、及び、放熱グリス72は、第1壁部50と第2壁部60との間に配置されている。シール部材71は、シール部材71の内側に端子42が位置し、シール部材71の外側にボルト38が位置するように配置されている。シール部材71は、複数のボルト38よりも内側、言い換えれば、複数のボルト38に囲まれる位置に配置されているともいえる。シール部材71は、例えば、金属ガスケットシールである。シール部材71は、第1壁部50と第2壁部60との間をシールすることで、第1壁部50と第2壁部60との間に水などの異物が侵入することを抑制している。これにより、端子42に異物が接触することを抑制している。
放熱グリス72は、放熱面54,64に密着させるものであり、流動性を有する。放熱グリス72の塗布量、電動圧縮機10の使用環境などによっては放熱面54,64同士の間から放熱グリス72が漏れ出す。放熱グリス72が放熱面54,64同士の間から漏れ出すと、シール面53,63に到達する前に溝55に流入する。放熱グリス72は、溝55にトラップされることで、溝55を越えてシール面53,63に到達することが抑制されている。
(1)第1壁部50は、第1シール面53と第1放熱面54との間に溝55を備える。放熱グリス72が放熱面54,64同士の間から漏れ出したとしても、溝55により放熱グリス72をトラップすることで、シール部材71に放熱グリス72が付着することを抑制できる。放熱グリス72がシール部材71に付着することによるシール部材71の変質が抑制され、シール性の低下を抑制できる。
○図4に示すように、溝81は、第2壁部60に設けられていてもよい。この場合、溝81は、第2放熱面64と第2シール面63との間に設けられる。このように、溝は、突出部65が設けられる壁部と同一の壁部に設けられていてもよいし、突出部65が設けられる壁部とは異なる壁部に設けられていてもよい。また、溝は、第1壁部50、及び、第2壁部60の両方に設けられていてもよい。
○第2壁部60は、溝55内に入り込む凸部を備えていてもよい。この場合、溝55のうち、凸部と溝55の内面56との間の隙間に放熱グリス72は流入する。
○シール部材71は、Oリングなど、第1壁部50と第2壁部60との間に異物が流入することを抑制できる部材であればよい。
○溝55の内面56は、鋳肌面に限られず、加工が施されていてもよい。
○各シール面53,63、及び、各放熱面54,64は切削面でなくてもよい。
Claims (5)
- 直流電力を交流電力に変換するインバータと、
前記インバータから出力される交流電力によって駆動するモータと、
前記モータの駆動により流体を圧縮する圧縮部と、
前記モータ及び前記圧縮部が収容されており、吸入ポート及び吐出ポートを有するハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられており、前記インバータが収容されるインバータケースと、
前記ハウジングのうち前記インバータケースに向かい合う第1壁部、及び、前記インバータケースのうち前記第1壁部に向かい合う第2壁部を貫通して、前記インバータと前記モータとを電気的に接続している端子と、
前記第1壁部と前記第2壁部との間に配置された環状のシール部材と、
前記第1壁部と前記第2壁部との間で、前記シール部材の内側に配置された放熱グリスと、を備えた電動圧縮機であって、
前記第1壁部、及び、前記第2壁部は互いに向かい合う接合面を備え、
前記第1壁部の前記接合面、及び、前記第2壁部の前記接合面のそれぞれは、
前記シール部材が接するシール面と、
前記シール面同士よりも面間距離が短く、前記放熱グリスに接している放熱面と、を備え、
前記第1壁部、及び、前記第2壁部の少なくとも一方は、前記シール面と、前記放熱面との間に、前記シール面よりも前記接合面同士が向かい合う方向に凹む溝を備える電動圧縮機。 - 前記溝は、前記放熱面を囲繞する環状である請求項1に記載の電動圧縮機。
- 前記第1壁部、及び、前記第2壁部は、それぞれ、前記端子が通る貫通孔を備え、
前記溝と、当該溝が設けられた壁部の前記貫通孔とは連通している請求項1に記載の電動圧縮機。 - 前記放熱面と前記シール面は切削面である一方、前記溝の内面は、鋳肌面である請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の電動圧縮機。
- 前記インバータケースを前記ハウジングに取り付けるための複数のボルトを備え、
前記複数のボルトは、前記シール部材の外側に配置されている請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の電動圧縮機。
Priority Applications (1)
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JP2018065981A JP6881374B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018065981A JP6881374B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 電動圧縮機 |
Publications (2)
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JP2019173740A JP2019173740A (ja) | 2019-10-10 |
JP6881374B2 true JP6881374B2 (ja) | 2021-06-02 |
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ID=68166677
Family Applications (1)
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JP2018065981A Active JP6881374B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | 電動圧縮機 |
Country Status (1)
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- 2018-03-29 JP JP2018065981A patent/JP6881374B2/ja active Active
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