JP6881374B2 - 電動圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、電動圧縮機に関する。
電動圧縮機は、モータと、モータによって駆動される圧縮部と、外部電源から供給される直流電力を交流電力に変換して、モータに出力するインバータと、モータとインバータとを接続する端子と、を備える。電動圧縮機は、モータ及び圧縮部が収容されるハウジングと、インバータが収容されるインバータケースと、を備える。ハウジングは、吸入ポート及び吐出ポートを備え、吸入ポートから吸入された流体が圧縮部により圧縮されて、吐出ポートから排出される。
端子は、ハウジング及びインバータケースの互いに向かい合う壁部を貫通してモータとインバータとを接続している。特許文献1に記載の電動圧縮機は、ハウジングとインバータケースとの間にシール部材を備え、このシール部材によりハウジングとインバータケースとの間に水などの異物が流入することを抑制している。
韓国公開特許第10−2017−0112405号公報
ところで、インバータの発した熱をハウジングに伝導させるため、ハウジングとインバータケースとの間に放熱グリスを設ける場合がある。放熱グリスは、流動性があるため、ハウジングとインバータケースとの間で拡がるおそれがある。この放熱グリスがシール部材に付着すると、シール部材の変質を招き、結果として、シール部材のシール性が低下する場合がある。
本発明の目的は、シール部材に放熱グリスが付着することを抑制できる電動圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決する電動圧縮機は、直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記インバータから出力される交流電力によって駆動するモータと、前記モータの駆動により流体を圧縮する圧縮部と、前記モータ及び前記圧縮部が収容されており、吸入ポート及び吐出ポートを有するハウジングと、前記ハウジングに取り付けられており、前記インバータが収容されるインバータケースと、前記ハウジングのうち前記インバータケースに向かい合う第1壁部、及び、前記インバータケースのうち前記第1壁部に向かい合う第2壁部を貫通して、前記インバータと前記モータとを電気的に接続している端子と、前記第1壁部と前記第2壁部との間に配置された環状のシール部材と、前記第1壁部と前記第2壁部との間で、前記シール部材の内側に配置された放熱グリスと、を備えた電動圧縮機であって、前記第1壁部、及び、前記第2壁部は互いに向かい合う接合面を備え、前記第1壁部の前記接合面、及び、前記第2壁部の前記接合面のそれぞれは、前記シール部材が接するシール面と、前記シール面同士よりも面間距離が短く、前記放熱グリスに接している放熱面と、を備え、前記第1壁部、及び、前記第2壁部の少なくとも一方は、前記シール面と、前記放熱面との間に、前記シール面よりも前記接合面同士が向かい合う方向に凹む溝を備える。
これによれば、放熱グリスが放熱面同士の間からシール面に向けて流動すると、放熱グリスはシール面に到達する前に溝に流入する。放熱グリスがシール面に到達しにくく、シール部材に放熱グリスが付着しにくい。放熱グリスがシール部材に付着することによるシール部材の変質が抑制され、シール性の低下を抑制できる。
上記電動圧縮機について、前記溝は、前記放熱面を囲繞する環状であってもよい。
これによれば、放熱グリスが放熱面同士の間から、いずれの方向に漏れ出したとしても、溝に流入する。したがって、放熱グリスがシール部材に接することを更に抑制できる。
上記電動圧縮機について、前記第1壁部、及び、前記第2壁部は、それぞれ、前記端子が通る貫通孔を備え、前記溝と、当該溝が設けられた壁部の前記貫通孔とは連通していてもよい。
これによれば、貫通孔を利用して、放熱グリスがシール部材に接することを抑制できる。
上記電動圧縮機について、前記放熱面と前記シール面は切削面である一方、前記溝の内面は、鋳肌面であってもよい。
鋳肌面には、微細な凹凸が存在しているため、放熱グリスが流動しにくい。溝に流入した放熱グリスが、溝から出にくく、放熱グリスがシール部材に接することを更に抑制できる。鋳肌面は、鋳造したハウジングおよびインバータケースに対してシール面と放熱面を切削形成する際に、鋳造段階から形成されている溝を切削せずに残すことで形成可能であり、生産性に優れる。
上記電動圧縮機について、前記インバータケースを前記ハウジングに取り付けるための複数のボルトを備え、前記複数のボルトは、前記シール部材の外側に配置されていてもよい。
シール部材に放熱グリスが付着しにくいため、シール部材の外側に配置されたボルトにも放熱グリスが付着しにくい。このため、放熱グリスがボルトに付着することによる軸力の変動を抑制できる。
本発明によれば、シール部材に放熱グリスが付着することを抑制できる。
電動圧縮機の一部を破断して示す断面図。 電動圧縮機を示す図1の2−2線断面図。 第1壁部と第2壁部との間を拡大して示す断面図。 電動圧縮機の変形例を示す図。
以下、電動圧縮機の一実施形態について説明する。本実施形態の電動圧縮機は、車載用空調装置に用いられる。
図1に示すように、電動圧縮機10は、ハウジング11と、モータ21と、流体として冷媒を圧縮する圧縮部27と、モータ21の駆動により回転する回転軸26と、を備える。モータ21、圧縮部27、及び、回転軸26は、ハウジング11に収容されている。
ハウジング11は、有底筒状のモータハウジング12と、有底筒状の吐出ハウジング13と、を備える。モータハウジング12、及び、吐出ハウジング13は、アルミニウム合金などの金属製である。モータハウジング12、及び、吐出ハウジング13は、ダイカスト法などの鋳造法により製造されている。
モータハウジング12は、平板状の第1壁部50と、第1壁部50の外周縁から筒状に延びる第1周壁14と、を備える。モータハウジング12は、第1壁部50を貫通している貫通孔51を備える。モータハウジング12は、第1周壁14を貫通して、モータハウジング12の内外を連通する吸入ポート15を備える。吐出ハウジング13は、第1周壁14に連結されている。吐出ハウジング13は、吐出ハウジング13の内外を連通する吐出ポート16を備える。モータハウジング12の内部空間と、吐出ハウジング13の内部空間とは連通している。
モータ21は、三相交流モータである。モータ21は、回転軸26に固定されたロータ22と、ロータ22の外側に配置され、第1周壁14の内面に固定されたステータ23と、を備える。ステータ23は、円筒形状のステータコア24と、ステータコア24に捲回されたコイル25と、を備える。コイル25に電流が流れることで、ロータ22と回転軸26とは一体となって回転する。
圧縮部27は、回転軸26が回転することで駆動する。即ち、圧縮部27は、モータ21によって駆動する。圧縮部27は、例えば、図示しない固定スクロールと、固定スクロールに対向配置される図示しない可動スクロールとから構成されるスクロール式である。なお、圧縮部27は、スクロール式に限らず、例えば、ピストン式やベーン式等であってもよい。
圧縮部27の駆動により圧縮された冷媒は、吐出ポート16から吐出される。吐出ポート16から吐出された冷媒は、図示しない冷媒回路に供給され、冷媒回路を通った冷媒は吸入ポート15に戻される。このように、冷媒は循環することになる。
電動圧縮機10は、モータ21のコイル25に交流電力を供給するためのインバータ31と、インバータ31を収容しているインバータケース32と、気密端子41と、を備える。インバータ31は、車載電源39から供給される直流電力を交流電力に変換して出力する三相インバータである。
インバータケース32は、ケース本体33と、平板状の蓋体34と、を備える。ケース本体33は、平板状の第2壁部60と、第2壁部60の外周縁から筒状に延びる第2周壁35と、第2周壁35から第2周壁35の軸線方向に交差する方向に延びる接続壁36と、を備える。ケース本体33は、第2壁部60を貫通している貫通孔61を備える。蓋体34は、ケース本体33の第2周壁35、及び、接続壁36に連結されている。なお、図示は省略するが、接続壁36には、車載電源39とインバータ31とを接続するためのコネクタが設けられる。ケース本体33、及び、蓋体34は、アルミニウム合金などの金属製である。ケース本体33、及び、蓋体34は、ダイカスト法などの鋳造法により製造されている。
図1、及び、図2に示すように、電動圧縮機10は、蓋体34、及び、ケース本体33を貫通して、モータハウジング12に締結されている複数のボルト38を備える。ボルト38は、第2周壁35の周方向に複数(本実施形態では6本)並んで配置されている。ボルト38により、蓋体34、ケース本体33、及び、モータハウジング12は共締めされている。インバータケース32は、ハウジング11の第1壁部50に固定されている。インバータケース32は、第2壁部60と第1壁部50とが互いに向かい合うように配置されている。また、第1壁部50の貫通孔51と、第2壁部60の貫通孔61とは向かい合っている。第1周壁14の軸線方向と、第2周壁35の軸線方向とは同一方向である。
気密端子41は、ハウジング11の気密性を保ちつつ、ハウジング11内のコイル25と、インバータケース32内のインバータ31と、を接続するためのものである。気密端子41は、3つの端子42と、端子42を支持する支持プレート43と、を備える。本実施形態の支持プレート43は、第1壁部50の貫通孔51内に配置されている。図示は省略するが、支持プレート43と、貫通孔51を区画する面との間には、シール材が配置されている。また、端子42と支持プレート43との間には、端子42と支持プレート43を絶縁し、かつ、端子42と支持プレート43との間をシールする絶縁部材が介在されている。端子42は、第1壁部50及び第2壁部60を貫通している。端子42は、第1壁部50の貫通孔51及び第2壁部60の貫通孔61を通って、コイル25と、インバータ31とを電気的に接続している。詳細にいえば、端子42は、各相のコイル25と、インバータ31の各相の出力端子とを接続している。
次に、第1壁部50、第2壁部60、及び、第1壁部50と第2壁部60との間に配置される部材について説明を行う。
図2、及び、図3に示すように、電動圧縮機10は、環状のシール部材71と、放熱グリス72と、を備える。シール部材71、及び、放熱グリス72は、第1壁部50と第2壁部60との間に配置されている。シール部材71は、シール部材71の内側に端子42が位置し、シール部材71の外側にボルト38が位置するように配置されている。シール部材71は、複数のボルト38よりも内側、言い換えれば、複数のボルト38に囲まれる位置に配置されているともいえる。シール部材71は、例えば、金属ガスケットシールである。シール部材71は、第1壁部50と第2壁部60との間をシールすることで、第1壁部50と第2壁部60との間に水などの異物が侵入することを抑制している。これにより、端子42に異物が接触することを抑制している。
第1壁部50、及び、第2壁部60は、それぞれ、互いに向かい合う接合面52,62を備える。第1壁部50の接合面52を第1接合面52とし、第2壁部60の接合面62を第2接合面62とする。第1接合面52、及び、第2接合面62は、それぞれ、シール部材71に接するシール面53,63を備える。第1接合面52のシール面53を第1シール面53とし、第2接合面62のシール面63を第2シール面63とする。
第1接合面52、及び、第2接合面62は、シール面53,63同士の面間距離d1よりも面間距離d2の短い放熱面54,64を備える。詳細にいえば、第2壁部60は、シール面63から第1壁部50に向けて突出する突出部65を備え、突出部65の先端面が第2壁部60の放熱面64となる。また、第1接合面52において、放熱面64に向かい合う面が放熱面54となる。以下、第1壁部50の放熱面54を第1放熱面54、第2壁部60の放熱面64を第2放熱面64とする。
なお、シール面53,63よりも突出する突出部65を設けることで、突出部65を設けた部分では、シール面53,63同士の面間距離d1よりも接合面52,62同士の面間距離が短くなる。したがって、突出部65は、第1壁部50に設けられてもよいし、第2壁部60に設けられていてもよい。更に、突出部65は、第1壁部50、及び、第2壁部60の両方に設けられていてもよい。いずれの場合であっても、突出部65が設けられた部分は、シール面53,63同士の面間距離d1よりも接合面52,62同士の面間距離が短くなる。
放熱グリス72は、例えば、シリコンに金属製のフィラーを分散させたものであり、流動性を有する。放熱グリス72は、放熱面54,64同士の間に設けられて、両放熱面54,64に密着している。これにより、放熱面54,64同士の間に空気層が生じることを抑制して、放熱面54,64同士の間での熱伝導性を向上させている。電動圧縮機10の駆動中には、内部に冷媒が流れるハウジング11に比べて、インバータケース32の温度は高くなる。インバータ31の発する熱は、インバータケース32を介してハウジング11に伝導する。これにより、インバータ31の放熱性を向上させている。
第1壁部50は、第1接合面52から軸線方向に凹む溝55を備える。本実施形態の溝55は、第1放熱面54を囲繞するように環状に設けられている。溝55は、第1シール面53と、第1放熱面54との間に設けられている。第1壁部50では、中心軸から外側に向けて、第1放熱面54→溝55→貫通孔51→第1シール面53の順に配置されているといえる。
各シール面53,63、及び、各放熱面54,64は切削加工されている。これにより、各シール面53,63及び各放熱面54,64は平滑化されている。各シール面53,63、及び、各放熱面54,64は切削面である。一方で、溝55の内面56は、鋳肌面である。溝55の内面56には、シール面53,63及び放熱面54,64に比べて微細な凹凸が存在しているといえる。
本実施形態の作用について説明する。
放熱グリス72は、放熱面54,64に密着させるものであり、流動性を有する。放熱グリス72の塗布量、電動圧縮機10の使用環境などによっては放熱面54,64同士の間から放熱グリス72が漏れ出す。放熱グリス72が放熱面54,64同士の間から漏れ出すと、シール面53,63に到達する前に溝55に流入する。放熱グリス72は、溝55にトラップされることで、溝55を越えてシール面53,63に到達することが抑制されている。
本実施形態の効果について説明する。
(1)第1壁部50は、第1シール面53と第1放熱面54との間に溝55を備える。放熱グリス72が放熱面54,64同士の間から漏れ出したとしても、溝55により放熱グリス72をトラップすることで、シール部材71に放熱グリス72が付着することを抑制できる。放熱グリス72がシール部材71に付着することによるシール部材71の変質が抑制され、シール性の低下を抑制できる。
(2)溝55は第1放熱面54を囲繞するように環状に設けられている。放熱面54,64同士の間からいずれの方向に放熱グリス72が漏れ出した場合であっても、溝55に放熱グリス72が流入する。このため、シール部材71に放熱グリス72が付着することを更に抑制できる。
(3)溝55の内面56は、鋳肌面となっている。鋳肌面には、微細な凹凸が存在しているため、放熱グリス72が溝55の内面56を流動しにくい。このため、溝55に流入した放熱グリス72が溝55外に出にくく、溝55を越えてシール部材71に放熱グリス72が付着することを更に抑制できる。鋳肌面は、鋳造したハウジング11およびインバータケース32に対してシール面53,63と放熱面54,64を切削形成する際に、鋳造段階から形成されている溝55を切削せずに残すことで形成可能であり、生産性に優れる。
(4)ボルト38は、シール部材71の外側に配置されている。シール部材71に放熱グリス72が付着しにくいため、シール部材71の外側に配置されたボルト38にも放熱グリス72が付着しにくい。放熱グリス72がボルト38に付着することによるボルト38の軸力の変動を抑制できる。
(5)放熱グリス72がシール部材71に付着するには、溝55を越えてシール部材71に流れる必要がある。即ち、溝55を設けない場合に比べると、放熱面54,64同士の間から漏れ出す放熱グリス72の量が多くても、シール部材71に放熱グリス72が付着しにくい。放熱グリス72の塗布量が多く、放熱面54,64から漏れ出す放熱グリス72の量が多かったとしても、シール部材71に放熱グリス72が付着しにくいため、塗布量の精度を下げることができる。したがって、放熱グリス72の塗布量の管理が容易になる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変形例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○図4に示すように、溝81は、第2壁部60に設けられていてもよい。この場合、溝81は、第2放熱面64と第2シール面63との間に設けられる。このように、溝は、突出部65が設けられる壁部と同一の壁部に設けられていてもよいし、突出部65が設けられる壁部とは異なる壁部に設けられていてもよい。また、溝は、第1壁部50、及び、第2壁部60の両方に設けられていてもよい。
○溝は、貫通孔51,61に連通していてもよい。例えば、図4に示すように、第2壁部60に溝81が設けられる場合、溝81は貫通孔61に連通する。溝81は、連続的に設けられている。溝81の両端は、貫通孔61に連通している。貫通孔61及び溝81の両方でトラップ部が構成されているとすると、トラップ部は、第2放熱面64を囲繞するように環状に設けられているといえる。即ち、第2放熱面64と第2シール面63との間で、トラップ部は全周に亘って設けられているといえる。これによれば、貫通孔61を利用して、放熱グリス72がシール部材71に付着することを抑制できる。第1壁部50に溝55が設けられる場合、溝55は、貫通孔51に連通する。
○溝55は、間欠的に設けられていてもよい。例えば、溝55は、筒部の周方向に間隔を空けて複数設けられていてもよい。
○第2壁部60は、溝55内に入り込む凸部を備えていてもよい。この場合、溝55のうち、凸部と溝55の内面56との間の隙間に放熱グリス72は流入する。
○ハウジング11は、圧縮部27及びモータ21の両方が収容されるものであればよく、実施形態のように複数の部材を連結して構成されるものであってもよいし、単一の部材で構成されるものであってもよい。
○電動圧縮機10としては、流体として空気を圧縮するものでもよい。
○シール部材71は、Oリングなど、第1壁部50と第2壁部60との間に異物が流入することを抑制できる部材であればよい。
○ボルト38は、シール部材71の内側に設けられていてもよい。
○溝55の内面56は、鋳肌面に限られず、加工が施されていてもよい。
○各シール面53,63、及び、各放熱面54,64は切削面でなくてもよい。
○電動圧縮機10は、車載用に限られず、車両以外の装置に搭載されていてもよい。
d1…面間距離、d2…面間距離、10…電動圧縮機、11…ハウジング、15…吸入ポート、16…吐出ポート、21…モータ、27…圧縮部、31…インバータ、32…インバータケース、38…ボルト、42…端子、50…第1壁部、51,61…貫通孔、52,62…接合面、53,63…シール面、54,64…放熱面、55…溝、56…内面、71…シール部材、72…放熱グリス。

Claims (5)

  1. 直流電力を交流電力に変換するインバータと、
    前記インバータから出力される交流電力によって駆動するモータと、
    前記モータの駆動により流体を圧縮する圧縮部と、
    前記モータ及び前記圧縮部が収容されており、吸入ポート及び吐出ポートを有するハウジングと、
    前記ハウジングに取り付けられており、前記インバータが収容されるインバータケースと、
    前記ハウジングのうち前記インバータケースに向かい合う第1壁部、及び、前記インバータケースのうち前記第1壁部に向かい合う第2壁部を貫通して、前記インバータと前記モータとを電気的に接続している端子と、
    前記第1壁部と前記第2壁部との間に配置された環状のシール部材と、
    前記第1壁部と前記第2壁部との間で、前記シール部材の内側に配置された放熱グリスと、を備えた電動圧縮機であって、
    前記第1壁部、及び、前記第2壁部は互いに向かい合う接合面を備え、
    前記第1壁部の前記接合面、及び、前記第2壁部の前記接合面のそれぞれは、
    前記シール部材が接するシール面と、
    前記シール面同士よりも面間距離が短く、前記放熱グリスに接している放熱面と、を備え、
    前記第1壁部、及び、前記第2壁部の少なくとも一方は、前記シール面と、前記放熱面との間に、前記シール面よりも前記接合面同士が向かい合う方向に凹む溝を備える電動圧縮機。
  2. 前記溝は、前記放熱面を囲繞する環状である請求項1に記載の電動圧縮機。
  3. 前記第1壁部、及び、前記第2壁部は、それぞれ、前記端子が通る貫通孔を備え、
    前記溝と、当該溝が設けられた壁部の前記貫通孔とは連通している請求項1に記載の電動圧縮機。
  4. 前記放熱面と前記シール面は切削面である一方、前記溝の内面は、鋳肌面である請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の電動圧縮機。
  5. 前記インバータケースを前記ハウジングに取り付けるための複数のボルトを備え、
    前記複数のボルトは、前記シール部材の外側に配置されている請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の電動圧縮機。
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