JP6881199B2 - レーザ加工ヘッド - Google Patents
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Description
また、請求項2記載の発明は、レーザ加工機に備えられるレーザ加工ヘッドであって、筐体と、筐体に内蔵され、レーザ光源から出射された光を走査して、筐体の一面へ向かう方向である照射方向に反射する走査部と、筐体に内蔵され、レーザ光源から出射された光が走査部へ向かう経路上であって、走査部の直前に配置される光学部材と、筐体の一面に設けられ、走査部に走査された光を筐体の外部へ透過させる透明部材と、透明部材の、走査部に走査された光が照射される領域である照射領域を露出するとともに、照射領域の周辺であって、照射方向において透明部材と重なる領域である周辺部を覆う遮光部材と、可視光を光学部材へ出射する可視光源と、を有し、光学部材は、遮光部材より照射方向における上流であって照射方向において遮光部材及び透明部材と重なる位置に設けられ、レーザ光源から出射された光及び可視光源から出射された光のいずれか一方を透過し、レーザ光源から出射された光及び可視光源から出射された光の他方を反射する、ダイクロイックミラーであること、を特徴とする。
次に、レーザ加工ヘッド1の概略構成について、図1、図2、図3、図4に基づいて説明する。レーザ加工ヘッド1の説明において、図2の左方向、右方向、上方向、下方向が、レーザ加工ヘッド1の前方向、後方向、左方向、右方向である。図3の上方向、下方向が、レーザ加工ヘッド1の上方向、下方向である。上下方向は、前後方向及び左右方向に直交する。従って、レーザ加工ヘッド1から加工対象物Wに向けてレーザ光Lを出射する方向が、下方向である。図2は、レーザ加工ヘッド1の上面図である。図3は、レーザ加工ヘッド1の側面図である。図4は、図2のA−A断面をA方向からみた、レーザ加工ヘッド1の断面図である。
このように、本発明に係るレーザ加工ヘッド1は、fθレンズ60における照射領域S1を露出するとともにfθレンズ60における周辺領域S2を覆うように配設される遮光部材80を有する。遮光部材80が照射領域S1を露出することにより、走査ユニット50に走査されたレーザ光L及び可視レーザ光Mは、遮光部材80に遮られることなく照射領域S1に照射され、加工領域において所定の範囲で二次元走査される。遮光部材80がfθレンズ60の周辺領域S2を覆うことにより、周辺領域S2を通過して筐体内部へ向かう反射光を遮光部材が遮り、反射光が筐体内部へ侵入する範囲が限定される。例えば、遮光部材80は、照射方向と反対方向に向かう反射光のうち、周辺領域S2を通過した反射光が反対方向にさらに進行することを、防ぐ。よって、反対方向に向かう反射光は、照射方向においてfθレンズ60の周辺領域S2及び遮光部材80と重なる位置においては、遮光部材80の上側の領域に侵入することが、無くなる。照射方向においてfθレンズ60の周辺領域S2及び遮光部材80と重なる位置に、ダイクロイックミラー40が配置されても、反対方向に向かう反射光がダイクロイックミラー40に当たることがない。ダイクロイックミラー40をfθレンズ60に近づけて配置することができ、ダイクロイックミラー40からfθレンズ60までの距離を短縮することができる。よって、ダイクロイックミラー40からfθレンズ60へ至る光路の長さが短縮され、レーザ加工ヘッド1の装置全体の小型化が実現される。
上述の実施形態においては、レーザ光源から出射された光が走査ユニット50へ向かう経路上であって走査ユニット50の直前に配置される光学部材がダイクロイックミラー40である例を示したが、光学部材はこれに限らない。光学部材としては、光に対して反射、透過、拡散、回折、屈折、偏光制御等をして光に影響を与える種々の部材が適用される。
また、例えば、図6に示すように、反射ミラー43が、レーザ光源から出射された光が走査ユニット50へ向かう経路上であって走査ユニット50の直前に配置される光学部材であってもよい。図6に示すレーザ加工ヘッド1Cは、ダイクロイックミラーや可視光源を有さず、ビームエキスパンダ30から出射したレーザ光Lが反射ミラー42及び反射ミラー43で反射して走査ユニット50に入射する。反射ミラー42は、光源20及びエキスパンダ30の前方に、レーザ光Lの光路に対して45度の角度をなすように配置される。反射ミラー42は、入射したレーザ光Lを右方向に反射する。反射ミラー43は、反射ミラー42に反射されたレーザ光Lの光路上に、反射されたレーザ光Lの光路に対して45度の角度をなすように配置される。反射ミラー43は、入射したレーザ光Lを前方向に反射して、レーザ光Lを走査ユニット50に導く。
また、例えば、図7に示すように、ビームスプリッタ44が、レーザ光源から出射された光が走査ユニット50へ向かう経路上であって走査ユニット50の直前に配置される光学部材であってもよい。図7に示すレーザ加工ヘッド1Dは、ダイクロイックミラーや可視光源を有さず、ビームスプリッタ44と検出器75とを有する。レーザ加工ヘッド1Dにおいては、ビームエキスパンダ30から出射したレーザ光Lがビームスプリッタ44を透過して走査ユニット50に入射する。ビームスプリッタ44は、光源20及びエキスパンダ30の前方に、レーザ光Lの光路に対して45度の角度をなすように配置される。ビームスプリッタ44は、入射したレーザ光Lの一部を透過して前方の走査ユニット50に導き、一部を右方に反射する。検出器75は、ビームスプリッタ44の右方に配置される。検出器75は、ビームスプリッタ44で反射したレーザ光Lを受けて、レーザ光Lの強度等を検出する。
また、上述の実施形態においては、照射領域S1が略矩形であり、矩形の開口82を有する遮光部材80を有する例を示したが、照射領域や遮光部材はこれに限らない。例えば、図8に示すように、上面からみて円形の透明領域S3Eより小さく、上面からみて円形の照射領域S1Eであってもよい。この場合、周辺領域S2Eは、照射領域S1Eの周囲の領域となる。レンズの端部分では中心部分に比べて歪みが大きくなることがあるが、透明領域S3Eの中心付近のみを照射領域S1Eとすることにより、歪みの小さい部分のみを使用することができる。このとき、遮光部材として、円形の開口82Eを有する遮光部材80Eとしてもよい。遮光部材80Eが円形の開口82Eを有することにより、照射領域S1Eを露出しつつ、遮光部材80Eが覆う範囲を広くすることができる。
また、上述の実施形態においては、遮光部材80がfθレンズ60の上側に配置される例を示したが、遮光部材はこれに限らず、fθレンズ60の下側に配置されていてもよい。上述したように、走査ユニット50により走査された光の照射範囲は下に向かうにつれ広くなるので、上述の実施形態のように遮光部材80がfθレンズ60の上側に配置されると遮光部材が広い範囲を覆うことができる。しかしながら、遮光部材がfθレンズ60の下側に配置された場合であっても、遮光部材を設けない場合と比べて、筐体10の内に侵入する反射光を減らすことができる。また、遮光部材をfθレンズ60の下側に配置する場合、例えば遮光部材を筐体10の外側に設けることができ、筐体10に対する遮光部材の交換が簡単になる。
1、1B、1C、1D レーザ加工ヘッド
2 コントローラユニット
C 伝送ケーブル
10 筐体
11 ベースプレート
20 光源
30 ビームエキスパンダ
40 ダイクロイックミラー
50 走査ユニット
60 fθレンズ
70 可視光源
80、80E、80F 遮光部材
90 保持部
801 第1端部
802 第2端部
W1 第1距離
W2 第2距離
S1、S1E、S1F 照射領域
S2、S2E、S2F 周辺領域
T1 中心軸
S3 透明領域
L レーザ光
M 可視レーザ光
W 加工対象物
41a 凸レンズ
41b 凹レンズ
42 反射ミラー
43 反射ミラー
44 ビームスプリッタ
Claims (5)
- レーザ加工機に備えられるレーザ加工ヘッドであって、
筐体と、
前記筐体に内蔵され、レーザ光源から出射された光を走査して、前記筐体の一面へ向かう方向である照射方向に反射する走査部と、
前記筐体に内蔵され、前記レーザ光源から出射された光が前記走査部へ向かう経路上であって、前記走査部の直前に配置される光学部材と、
前記筐体の一面に設けられ、前記走査部に走査された光を前記筐体の外部へ透過させる透明部材と、
前記透明部材の、前記走査部に走査された光が照射される領域である照射領域を露出するとともに、前記照射領域の周辺であって、前記照射方向において前記透明部材と重なる領域である周辺部を覆う遮光部材と、を有し、
前記光学部材が、前記遮光部材より前記照射方向における上流であって前記照射方向において前記遮光部材及び前記透明部材と重なる位置に設けられ、
前記遮光部材は、当該遮光部材の第1部分における、前記遮光部材から前記照射領域の中心軸までの距離である第1距離が、前記照射方向において前記第1部分より下流の第2部分における、前記遮光部材から前記中心軸までの距離である第2距離より、短く形成されること、を特徴とするレーザ加工ヘッド。 - レーザ加工機に備えられるレーザ加工ヘッドであって、
筐体と、
前記筐体に内蔵され、レーザ光源から出射された光を走査して、前記筐体の一面へ向かう方向である照射方向に反射する走査部と、
前記筐体に内蔵され、前記レーザ光源から出射された光が前記走査部へ向かう経路上であって、前記走査部の直前に配置される光学部材と、
前記筐体の一面に設けられ、前記走査部に走査された光を前記筐体の外部へ透過させる透明部材と、
前記透明部材の、前記走査部に走査された光が照射される領域である照射領域を露出するとともに、前記照射領域の周辺であって、前記照射方向において前記透明部材と重なる領域である周辺部を覆う遮光部材と、
可視光を前記光学部材へ出射する可視光源と、を有し、
前記光学部材は、前記遮光部材より前記照射方向における上流であって前記照射方向において前記遮光部材及び前記透明部材と重なる位置に設けられ、前記レーザ光源から出射された光及び前記可視光源から出射された光のいずれか一方を透過し、前記レーザ光源から出射された光及び前記可視光源から出射された光の他方を反射する、ダイクロイックミラーであること、を特徴とするレーザ加工ヘッド。 - 前記遮光部材は、前記透明部材と前記照射方向において離隔して設けられること、を特徴とする請求項1又は2記載のレーザ加工ヘッド。
- 前記遮光部材は、前記照射方向において前記透明部材より上流に配置されること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のレーザ加工ヘッド。
- 前記光学部材を保持する保持部を、さらに有し、
前記保持部は、前記筐体より小さい熱伝導率を有する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のレーザ加工ヘッド。
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JP2017189936A JP6881199B2 (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | レーザ加工ヘッド |
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JP2019063817A JP2019063817A (ja) | 2019-04-25 |
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JP7243568B2 (ja) | 2019-10-18 | 2023-03-22 | ブラザー工業株式会社 | レーザ加工装置 |
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2017
- 2017-09-29 JP JP2017189936A patent/JP6881199B2/ja active Active
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