JP6881074B2 - 光検出器 - Google Patents

光検出器 Download PDF

Info

Publication number
JP6881074B2
JP6881074B2 JP2017122285A JP2017122285A JP6881074B2 JP 6881074 B2 JP6881074 B2 JP 6881074B2 JP 2017122285 A JP2017122285 A JP 2017122285A JP 2017122285 A JP2017122285 A JP 2017122285A JP 6881074 B2 JP6881074 B2 JP 6881074B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photodetector
timing
light
edge
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017122285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019009221A (ja
Inventor
武廣 秦
武廣 秦
柏田 真司
真司 柏田
晶文 植野
晶文 植野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2017122285A priority Critical patent/JP6881074B2/ja
Priority to US16/013,047 priority patent/US10612973B2/en
Priority to CN201810643155.5A priority patent/CN109115334B/zh
Publication of JP2019009221A publication Critical patent/JP2019009221A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6881074B2 publication Critical patent/JP6881074B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/153Arrangements in which a pulse is delivered at the instant when a predetermined characteristic of an input signal is present or at a fixed time interval after this instant
    • H03K5/1534Transition or edge detectors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
    • G01J1/44Electric circuits
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/483Details of pulse systems
    • G01S7/486Receivers
    • G01S7/4861Circuits for detection, sampling, integration or read-out
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
    • G01J1/44Electric circuits
    • G01J2001/4413Type
    • G01J2001/442Single-photon detection or photon counting
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
    • G01J1/44Electric circuits
    • G01J2001/4446Type of detector
    • G01J2001/446Photodiode
    • G01J2001/4466Avalanche

Description

本開示は、SPADを用いて光を検出する技術に関する。
下記の特許文献1には、クロックに同期して複数のSPADの応答の有無を検出することでSPADに入射される光を検出する技術が提案されている。下記の特許文献1の技術では、応答しているSPADの数(以下、SPADの応答数)をクロックに同期して検出し、光の強さが強くなるにつれてSPADの応答数が増加するように構成するものと考えられる。
特開2014−081253号公報
特許文献1の技術では、SPADが応答している時間、すなわちSPADがパルスを出力する時間、が長くなるほど、SPADの応答数がピークとなるタイミングが光の強さのピークとなる真のタイミングに対して遅れる傾向がある。したがって、特許文献1の技術では、SPADの応答数から光を検出したタイミングを精度よく推定することが難しいという問題がある。
本開示は、SPADを用いて光を検出する光検出器において、SPADが光を検出したタイミングを精度よく推定できるようにする技術を提供する。
本開示の光検出器は、複数のSPAD(4)と、複数の信号出力部(6、8)と、エッジ認識部(20A,20B,20C,20D、40)と、を備える。
複数のSPADは、フォトンの入射に応答するように構成される。複数の信号出力部は、複数のSPAD毎に、SPADが応答するとパルス信号を出力するように構成される。
エッジ認識部は、予め設定された周期で入力されるクロックを受ける毎に、最新のクロックと直前のクロックとの間の期間に、信号出力部がパルス信号を検出しない状態からパルス信号を検出した状態に変化したことを表すエッジについて、該エッジの個数を認識するように構成される。
このような光検出器によれば、クロックを受ける毎にエッジの個数を認識するので、SPADの応答数を認識する構成と比較して、SPADが応答している時間の影響を受けにくい構成とすることができる。よって、エッジの個数を用いれば、光検出器が光を検出したタイミングを精度よく推定することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。また、請求項5の記載は、請求項3または請求項4の従属項としているが、請求項6以下の請求項の記載を考慮しない場合、請求項1〜請求項4の何れか1項の従属項とすることができる。
第1実施形態の光検出器の構成を示すブロック図である。 光検出器の構成を表す説明図である。 第1実施形態において光検出器モデルの作動例(その1)である。 受光量、エッジ値、レベル値の時間変化の一例を示すグラフ(その1)である。 受光量、エッジ値、レベル値の時間変化の一例を示すグラフ(その2)である。 第1実施形態において光検出器モデルの作動例(その2)である。 第2実施形態のエッジ検出回路の構成を示すブロック図である。 第3実施形態の光検出器の構成を示すブロック図である。 第4実施形態の光検出器の構成を示すブロック図である。 第4実施形態において光検出器モデルの作動例(その1)である。 第4実施形態において光検出器モデルの作動例(その2)である。 第5実施形態の光検出器の構成を示すブロック図である。 光が強い場合のSPADの応答例を示す説明図である。 光が弱い場合のSPADの応答例を示す説明図である。 光量による補正に用いるマップの一例を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
図1に示す光検出器1Aは、アバランシェフォトダイオード(以下、APD)、特にSPADを用いて光を検出する装置である。光検出器1Aは、例えば、レーザレーダ等の信号光を発する装置における受光装置として利用され、信号光を射出したタイミングに対する反射光を受けたタイミングを認識する機能を有する。
なお、SPADは、Single Photon Avalanche Diode の略である。SPADは、逆バイアス電圧としてブレイクダウン電圧よりも高い電圧を印加することにより動作する。SPADはフォトンの入射によりブレイクダウンするため、この種の光検出器は、通常、SPADがブレイクダウンしたときの電圧変化を検出して、所定パルス幅のデジタルパルス(以下、パルス信号)を出力するよう構成される。
光検出器1Aは、図1に示すように、複数の受光部2と、複数のエッジ検出回路20Aと、を備える。また、光検出器1Aは、加算器40、演算部50を備えてもよい。
複数の受光部2は、図2に示すように、縦・横方向に格子状に配置されることにより、光検出用の一つの画素を構成する受光部アレイ10を構成している。それぞれの受光部2は、フォトンが入射されると、その応答としてパルス信号を出力するように構成される。それぞれの受光部2は、図2に示すように、SPAD4と、クエンチ抵抗6と、パルス出力部8とを備える。
SPAD4は、カソードが逆バイアス電圧VBに接続され、アノードがクエンチ抵抗6およびパルス出力部8に接続される。クエンチ抵抗6は、SPAD4への通電経路に直列接続されている。
クエンチ抵抗6は、SPAD4に逆バイアス電圧VBを印加すると共に、SPAD4にフォトンが入射してSPAD4がブレイクダウンしたときに、SPAD4に流れる電流により電圧降下を発生して、SPAD4のガイガー放電を停止させるものである。なお、クエンチ抵抗6は、所定の抵抗値を有する抵抗素子、或いは、ゲート電圧にてオン抵抗を設定することのできるMOSFET、等にて構成される。
また、パルス出力部8は、SPAD4とクエンチ抵抗6との接続点に接続されている。パルス出力部8は、SPAD4がブレイクダウンしていないときに値1を出力する。また、パルス出力部8は、SPAD4がブレイクダウンして、クエンチ抵抗6に電流が流れ、クエンチ抵抗6の両端に閾値電圧以上の電圧が発生したときに、上述したパルス信号として、値0となるデジタルパルスを出力する。つまり、クエンチ抵抗6およびパルス出力部8は、複数のSPAD4毎に、SPAD4が応答するとパルス信号を出力するように構成される。
それぞれのエッジ検出回路20Aは、受光部2毎に備えられており、受光部2によるパルス信号が得られない状態から得られた状態に変化したことを示すエッジを検出する機能を有する。それぞれのエッジ検出回路20Aは、図1に示すように、インバータ21,24,24と、クロック同期部22,23と、NAND25とを備える。
インバータ21,24,24は、入力を反転して出力する論理回路における周知のインバータとして構成される。クロック同期部22,23は、周期的なパルスであるクロック(CLK)が入力され、クロックが入力される毎に、クロック入力時の入力信号値を出力するクロック同期回路として構成される。
ここでの入力信号値は、受光部側のクロック同期部22ではインバータ21の出力、加算器側のクロック同期部23では受光部側のクロック同期部22の出力である。また、クロック同期部22,23は、例えば、Dフリップフロップ等として構成される。
本実施形態の構成では、受光部2からの信号がインバータ21にて反転されて受光部側のクロック同期部22に入力される。受光部側のクロック同期部22は、クロックが入力される毎にインバータ21より入力された値を出力する。
受光部側のクロック同期部22の出力は、加算器側のクロック同期部23の入力となる。加算器側のクロック同期部23は、受光部側のクロック同期部22と同様のクロックが入力されると、クロック入力時の入力値を出力する。クロック同期部22,23は、共通のクロックに同期するため、加算器側のクロック同期部23の出力は、受光部側のクロック同期部22からの出力に対して、1クロック分だけ遅れる。この特性を利用して、クロック同期部22,23からの出力が異なる値になったことをエッジとして検出する。
なお、加算器側のクロック同期部23の出力は、インバータ24によって反転されてNAND25に入力される。NAND25には、受光部側のクロック同期部22からの出力も入力され、NAND25はこれらの入力の否定論理積を出力する。この構成により、クロック同期部22,23からの出力が値1から値0に変化した場合だけ、エッジとして検出することができる。
NAND25からの出力は、インバータ26によって反転され、エッジ検出回路20Aの出力となる。
加算器40は、それぞれのエッジ検出回路20Aから出力されたパルスを加算して出力する周知の加算器である。加算器40からの出力は、演算部50に入力される。つまり、エッジ検出回路20A、加算器40は、予め設定された周期で入力されるクロックを受ける毎に、最新のクロックと直前のクロックとの間の期間に、SPAD4がパルス信号を検出しない状態からパルス信号を検出した状態に変化したことを表すエッジについて、該エッジの個数を認識するように構成される。
なお、クロック間で得られるエッジの個数については、エッジ値とも表記する。また、クロックを受ける毎に、パルス信号を出力している受光部2の個数を表す応答数、つまり、値0を出力している受光部2の個数を、レベル値として表記する。レベル値は、応答しているSPAD4の個数を示すため、入射される光の強さを示す値ともいえる。
このように構成された受光部2からは、周囲の光量に応じた頻度でパルス信号が出力される。このため、受光部2に太陽光等の強い光が入射したときには、受光部2から単位時間当たりに出力されるパルス信号の数、つまり、パルスレート、が著しく増加する。
演算部50は、CPU51と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ52)と、を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。演算部50の各種機能は、CPU51が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、メモリ52が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。
また、このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。なお、非遷移的実体的記録媒体とは、記録媒体のうちの電磁波を除く意味である。また、演算部50を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
[1−2.処理および作動]
演算部50は、CPU51がプログラムを実行することで実現される機能の構成として、図1に示すように、ピーク検出部56と、タイミング補正部57と、を備える。演算部50を構成するこれらの要素を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部または全部の要素について、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現してもよい。例えば、上記機能がハードウェアである電子回路によって実現される場合、その電子回路は多数の論理回路を含むデジタル回路、またはアナログ回路、あるいはこれらの組合せによって実現してもよい。
ここで、SPAD4が4個である光検出器モデルの作動例を図3に示す。レベル値は、応答しているSPAD4の数が最大となるタイミングで最大値を示す。図3に示す例では、SPAD[3]が応答したときに、レベル値が4となり最大値となる。なお、図3や後述する図6、図10、図12では、受光部2をSPAD[N]と表記する。ただし、Nは4つの受光部2のうちの1つを番号によって特定するための数字であり、0,1,2,3の何れかである。
一方で、エッジ値は、SPAD4から出力が値0になったときだけカウントされる。よって、レベル値が最大になるタイミングとエッジ値が最大になるタイミングは異なる。図3に示す例では、SPAD[0]およびSPAD[1]が応答したときに、エッジ値が2となり最大値となる。
ここで、本実施形態の光検出器1Aにおいて信号光による受光量、つまり、複数のSPAD4に入射される光の量と、エッジ値と、レベル値との関係は、例えば、図4に示すようになる。
図4を参照すると、信号光による受光量が増加すれば、レベル値およびエッジ値が増加し、レベル値はエッジ値に対して大きな値となることが分かる。ただし、エッジ値は、信号光による受光量が最大となる真のタイミングPと、エッジ値が最大となるタイミングEとの差を示す時間差ΔT1が、信号光による受光量が最大となるタイミングPと、レベル値が最大となるタイミングLとの差を示す時間差ΔT3よりも、時間差ΔT2分だけ小さい。なお、時間差ΔT2は、エッジ値が最大となるタイミングEとレベル値が最大となるタイミングLとの差である。
なお、真のタイミングPは、光検出器1Aに照射される光の量が最大となる理論的なタイミングであるが、この真のタイミングPは、光検出器1Aで検出することはできないため、真のタイミングPを利用する場合には、予め実験的に求められたタイミングを用いる。
このため、光を受けたタイミングを検出するには、レベル値が最大となるタイミングLを利用するよりも、エッジ値が最大となるタイミングEを利用することが好ましいといえる。そこで、演算部50は、エッジ値が最大となるタイミングEを利用し、下記のような処理を行うことで、より精度よく光を受けたタイミングを検出できるようにする。
すなわち、ピーク検出部56としての機能では、エッジを認識したタイミングEおよび該タイミング毎のエッジの個数に応じて当該光検出器1Aが光を検出したタイミングを認識する。具体的には、ピーク検出部56としての機能では、エッジの個数がピークとなるタイミングEを認識する。このタイミングEを光検出器1Aが光を検出したタイミングとしてもよいが、本実施形態では、より正確なタイミングを認識するために、タイミング補正部57の機能でエッジの個数がピークとなるタイミングEを補正する。
具体的には、タイミング補正部57としての機能では、エッジの個数がピークとなるタイミングEに対して、受光量がピークとなるタイミングPとの時間差ΔT1として予め設定された補正時間分だけ補正し、このタイミングを、光を検出したタイミングとして認識する。
[1−3.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1a)上記の光検出器1Aは、複数のSPAD4と、複数のクエンチ抵抗6と、複数のパルス出力部8と、エッジ検出回路20A、加算器40と、を備える。
複数のSPAD4は、フォトンの入射に応答するように構成される。複数のクエンチ抵抗6、パルス出力部8は、複数のSPAD4毎に、SPAD4が応答するとパルス信号を出力するように構成される。
エッジ検出回路20A、加算器40は、予め設定された周期で入力されるクロックを受ける毎に、最新のクロックと直前のクロックとの間の期間に、SPAD4がパルス信号を検出しない状態からパルス信号を検出した状態に変化したことを表すエッジについて、該エッジの個数を認識するように構成される。
このような光検出器1Aによれば、クロックを受ける毎にエッジの個数を認識するので、SPAD4の応答数を認識する構成と比較して、SPAD4が応答している時間の影響を受けにくい構成とすることができる。よって、エッジの個数を用いれば、光検出器1Aが光を検出したタイミングを精度よく推定することができる。
(1b)なお、図4に示す例では、信号光による受光量のピークが1つである例について説明したが、図5に示すように、複数の物体によって信号光が反射された場合等、信号光による受光量のピークが2つ以上である場合もあり得る。このような場合、信号光による受光量のピークが2つ以上であるにも拘らず、レベル値のピークが1つとして検出される場合がある。
このようになるのは、図6に示すように、ある1または複数のSPAD、ここではSPAD[0]およびSPAD[1]の応答が終了するタイミングで、他の1または複数のSPAD、ここでは、SPAD[2]およびSPAD[3]の応答が開始すると、信号光による受光量が変化しているにも拘らず、レベル値が受光量に追従して変化しない現象が生じるからである。
このように信号光による受光量のピークが2つ以上であっても、エッジ値については、図5および図6に示すように、信号光による受光量に応じて増減する。したがって、このような光検出器1Aによれば、受光量のピークが2つ以上である場合であっても、良好に光を検出したタイミングを推定することができる。
(1c)上記の光検出器1Aにおいてエッジ検出回路20Aは、エッジを認識する機能を有するクロック同期回路として構成される。
このような光検出器1Aによれば、クロック同期回路というハードウェアでエッジを認識する機能を実現するので、ソフトウェアを用いる構成と比較して簡素な構成でエッジを認識することができる。
(1d)上記の光検出器1Aにおいて演算部50は、エッジを認識したタイミングおよび該タイミング毎のエッジの個数に応じて光検出器1Aが光を検出したタイミングを認識するように構成される。
このような光検出器1Aによれば、演算部50による処理を用いて光検出器1Aが光を検出したタイミングを認識することができる。
(1e)上記の光検出器1Aにおいて演算部50は、エッジの個数がピークとなるタイミングEを認識し、エッジの個数がピークとなるタイミングEに対して、受光量がピークとなるタイミングPとの時間差ΔT1として予め設定された時間分だけ補正したタイミングを、光を検出したタイミングとして認識するように構成される。
このような光検出器1Aによれば、エッジの個数がピークとなるタイミングEに対して、受光量がピークとなるタイミングPとの時間差を考慮して光を検出したタイミングを正確に求めることができる。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態では、2つのクロック同期部22,23を有するエッジ検出回路20Aを備えた。これに対し、第2実施形態では、1つのクロック同期部33を有するエッジ検出回路20Bを備えた点で、第1実施形態と相違する。
[2−2.構成]
第2実施形態の光検出器1Bは、第1実施形態の光検出器1Aが備えたエッジ検出回路20Aに換えて、図7示すエッジ検出回路20Bを備える。
エッジ検出回路20Bは、前述のインバータ21の出力に、NAND31、インバータ32、およびクロック同期部33が、順に直列に接続され、クロック同期部33からの出力がエッジ検出回路20Bの出力となる。また、クロック同期部33からの出力は、インバータ34にも入力され、インバータ34の出力はNAND31に入力される。
NAND31には、インバータ21および34の出力が入力され、これらの否定論理積を出力する。なお、クロック同期部33は、前述のクロック同期部22,23と同様の構成とされる。
この構成では、受光部2からの出力が値1から値0に変化した直後だけ、NAND31からの出力が値0となり、演算部50にてエッジが認識される。
[2−3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(2a)上記のエッジ検出回路20Bを備えた光検出器1Bによれば、1つのクロック同期部33だけを備えるので、複数のクロック同期部を備える構成と比較して、回路を小型化することができる。
[3.第3実施形態]
[3−1.第1実施形態との相違点]
前述した第1実施形態では、エッジ検出回路20Aおよびエッジの個数を加算する1つの加算器40を備えた。これに対し、第2実施形態では、エッジ検出回路20Cおよび加算器60を備えた点で、第1実施形態と相違する。
[3−2.構成]
エッジ検出回路20Cは、第1実施形態のエッジ検出回路20Aと概ね同様の構成であるが、図8に示すように、受光部側のクロック同期部22の出力が加算器60に入力されるよう構成される点が異なる。この構成では、加算器60には、受光部2からパルス信号が出力されているか否かの信号が入力される。演算部50は、加算器60の出力を認識することで、クロックを受ける毎に、応答数を認識することができる。
[3−3.処理]
演算部50は、加算器40の出力であるエッジの個数に加えて、加算器60の出力である応答数も加味して処理を行う。具体的には、演算部50は、エッジの個数に応じて光を受けたタイミングを認識する処理を行い、応答数に応じて光の強さを認識する処理を行う。
図4に示すように、光の強さは、エッジ値よりもレベル値のほうがより大きな値が出力されるため、レベル値を用いるほうが精度よく光の強さを認識することができる。
[3−4.効果]
以上詳述した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(3a)上記の光検出器1Cにおいて、エッジ検出回路20Cおよび加算器40は、予め設定された周期で入力されるクロックを受ける毎に応答数を認識するように構成される。
このような光検出器1Cによれば、エッジの個数だけでなく応答数を認識することができる。
(3b)上記の光検出器1Cにおいて、エッジ検出回路20Cは、パルス信号を認識する機能を有するクロック同期回路として構成される。
このような光検出器1Cによれば、クロック同期回路というハードウェアでパルス信号を認識する機能を実現するので、ソフトウェアを用いる構成と比較して簡素な構成でパルス信号を認識することができる。
(3c)上記の光検出器1Cにおいて、エッジ検出回路20Cは、エッジを認識する機能とパルス信号を認識する機能とが、共通するクロック同期回路で構成される。
このような光検出器1Cによれば、1つのクロック同期回路で複数の機能を備えるので、別個のクロック同期回路とする構成と比較して、回路を小型化することができる。
(3d)上記の光検出器1Cにおいて演算部50は、応答数に応じて光の強さを認識するように構成される。
このような光検出器1Cによれば、応答数に応じて任意のタイミングにおける光の強さを認識することができる。
[4.第4実施形態]
[4−1.第3実施形態との相違点]
前述した第3実施形態では、加算器40,60を並列に配置し、それぞれの出力を用いて処理を行う。これに対し、第4実施形態では、1つの加算器40だけを用いてエッジ値およびレベル値を認識する点で相違する。
[4−2.構成]
第4実施形態の光検出器1Dは、図9に示すように、複数のレベル検出回路70をさらに備える。また、複数のエッジ検出回路20Aに換えて、1つのエッジ検出回路20Dを備える。
レベル検出回路70は、受光部2に対応してそれぞれ設けられる。レベル検出回路70は、インバータ71およびクロック同期部72を備える。インバータ71には、受光部2からの出力が入力され、インバータ71からの出力は、クロック同期部72に入力される。クロック同期部72の出力は、レベル検出回路70の出力となる。なお、クロック同期部72は、前述のクロック同期部22,23と同様の構成とされる。
複数のレベル検出回路70の出力は、加算器40にて加算され、エッジ検出回路20Dに入力される。エッジ検出回路20Dは、例えば、エッジ検出回路20Aのインバータ21を除いた構成等、エッジを検知するための任意の構成とされる。
[4−3.作動その1]
ここで、SPAD4が4個である光検出器モデルの作動例を図10に示す。光検出器1Dでは、レベル値が変化したタイミングをエッジとして認識し、その際のレベル値が出力される。
図10に示す例では、例えば、光検出器1Dは、レベル値が0から2に変化したタイミングで、エッジ値2が認識し、レベル値が2から3に変化したタイミングで、エッジ値3が認識される。なお、光検出器1Dは、レベル値が減少した場合にはエッジ値0と認識する。
[4−4.作動その2]
上記のように、エッジ値が最大となるタイミングEとレベル値が最大となるタイミングLとはΔT2分だけ差があるため、エッジ値に対応するレベル値としては、エッジ値を認識したときよりも遅いタイミングでのレベル値を採用してもよい。
演算部50は、タイミング補正部57の機能で、エッジ値として、応答数のピークがエッジの数のピークよりも遅れる分だけ遅延したタイミングでのレベル値を認識するとよい。図11に示す例では、エッジを検出したタイミングから3クロック分だけ遅延したタイミングのレベル値を認識するように構成している。
[4−5.効果]
以上詳述した第4実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(4a)上記の光検出器1Dにおいては、レベル検出回路70とエッジ検出回路とを直列に接続するので、レベル値が変化したタイミングでのレベル値を認識することができる。エッジ値は、レベル値の増加数によって認識できる。よって、エッジ値とレベル値とを1種類のデータだけで認識することができる。
(4b)上記の光検出器1Dにおいては、エッジ検出回路20D、および加算器40によってエッジを認識したタイミングよりも、応答数のピークがエッジの数のピークよりも遅れる分だけ遅い時期に認識した応答数を、エッジの個数に対応する光の強さとして認識するように構成される。
このような光検出器1Dによれば、応答数のピークがエッジの数のピークよりも遅れて検出される特性を利用することができるので、応答数のピークがエッジの数のピークよりも遅れる分だけ遅い時期での応答数を利用すれば、エッジの個数に対応する光の強さを精度よく認識することができる。
[5.第5実施形態]
[5−1.第4実施形態との相違点]
前述した第4実施形態では、ソフトウェアでの処理として、応答数のピークがエッジの数のピークよりも遅れる分だけ遅い時期に認識した応答数を、エッジの個数に対応する光の強さとして認識する構成を実現したが、この構成はハードウェアで実現してもよい。第5実施形態の光検出器1Eでは、図12に示すように、第3実施形態の構成に対して、加算器40の出力を遅延させて出力する遅延回路80を備え、遅延回路80を介した出力を利用する点で相違する。なお、第5実施形態のエッジ検出回路20Eは、第3実施形態のエッジ検出回路20Cと同等のものである。
[5−2.構成および効果]
遅延回路80は、エッジの個数の加算結果を入力し、応答数のピークがエッジの数のピークよりも遅れる分だけ、エッジの個数を出力するタイミングを遅延させて出力する。すると、演算部50では、エッジの個数の入力と、応答数の入力とが、適切に対応した状態となる。つまり、応答数がエッジに対して遅れる特性を有する分だけ補正した状態で演算部50に入力させることができる。
なお、遅延回路80は、例えば、前述のクロック同期部を遅延させるクロック数に応じて複数段接続することで構成することができる。
[6.第6実施形態]
[6−1.第1実施形態との相違点]
前述した第1実施形態では、光検出器1Aの受光環境に拘わらず、エッジの個数がピークとなるタイミングEに対して、受光量がピークとなるタイミングPとの時間差ΔT1として予め設定された時間分だけ補正したタイミングを、光を検出したタイミングとして認識するように構成した。一方、第6実施形態では、光検出器1Fの受光環境に応じて、時間差ΔT1に対応する補正時間を演算するように構成される。
なお、以下の説明では、タイミング補正部57がマップを用いて補正時間を演算する構成について説明するが、この構成に限らず、受光環境を示すパラメータを入力すると補正時間を返す数式を用いて補正時間を演算してもよい。
[6−2.構成]
タイミング補正部57は、受光環境のうちの光の強さに応じて補正時間を求める。光の強さとは、入射光量の大小を示す値であり、本実施形態ではエッジ値のピークの高さ、エッジ値の最大値Emaxを採用する。なお、光の強さを検出するには、例えば、レベル値のピークの高さや、レベル値またはエッジ値の変化率(例えば図4のレベル値やエッジ値のグラフにおける特定の点における接線の傾き)の大きさを採用してもよい。
光の強さが比較的強い場合には、図13に示すように、入射光量がピークとなるタイミングA1とエッジ値が最大値EmaxとなるタイミングA2との時間差ΔTAが比較的小さくなる。光の強さが強い場合には、入射光量が多いため、比較的短時間で多くのSPAD4が応答してしまい、入射光量がピークとなる頃には大多数のSPAD4が応答してしまっているからである。
一方で、光の強さが弱い場合には、図14に示すように、入射光量がピークとなるタイミングB1とエッジ値が最大値EmaxとなるタイミングB2との時間差ΔTBが時間差ΔTAに対して大きくなる。光の強さが弱い場合には、入射光量が少ないため、光量の増加に追従して徐々にSPAD4が応答するからである。
図13に示す光が強い例では、光の検出初期である[A]の期間に応答数が8増加し、光の強さがピークとなる[B]の期間および光の強さが弱くなる[C]の期間には、応答数が8よりも少ない4や3だけ増加している。図14に示す光が弱い例では、[A]の期間に応答数が1増加し、[B]および[C]の期間には、応答数が1よりも多い3や4増加している。つまり、光が強い場合には、検出初期に多くのSPAD4が応答し、その後の期間で応答数の増加が鈍化する。この結果、光が強い場合と光が弱い場合とでは、エッジ値が最大値EmaxとなるタイミングA2、B2に差異が生じる。
そこで、本実施形態のタイミング補正部57は、図15に示すようなマップに従って光の強さに応じた補正時間を求める。すなわち、エッジ値の最大値Emaxが大きくなるにつれて、補正量が減少するマップを採用する。エッジ値の最大値Emaxが大きくなると、入射光量がピークとなるタイミングより前にSPAD4が飽和に近づき、本来のエッジ値が最大値Emaxとなるタイミングよりも、このタイミングが近距離側にずれるためである。
[6−3.効果]
以上詳述した第6実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(6a)上記の光検出器1Fにおいてタイミング補正部57は、光検出器1Fの受光環境に応じて補正時間を演算するように構成される。
このような光検出器1Fによれば、光検出器1Fの受光環境に応じて補正時間を演算するので、受光環境が変化したときに、その変化に対応させることができる。よって、より精度よく検出タイミングを推定することができる。
(6b)上記の光検出器1Fにおいてタイミング補正部57は、光検出器1Fに入射される光の強さに応じて補正時間を演算するように構成される。SPAD4は光の強さが強くなると、早期に飽和し、エッジ値が最大値Emaxとなるタイミングが変化する傾向があるため、この傾向を用いて補正を行う。
このような光検出器1Fによれば、光検出器1Fに入射される光の強さに応じて補正時間を演算するので、エッジ値が最大値Emaxとなるタイミングの変化に対応して補正時間を演算することができる。よって、より精度よく検出タイミングを推定することができる。
なお、エッジ値の最大値Emaxとなるタイミングでなく、仮のタイミングを用いてもよい。ここでの仮のタイミングとは、エッジの数の時系列に沿った変化状態に基づいて、この変化状態が予め設定された条件を満たすタイミングを表す。具体的に仮のタイミングとは、検出タイミングを得るための基準となるタイミングであればよく、例えば、計算上のレベル値が最大値となるタイミング、レベル値が増加して所定の値となるタイミング等の所定の条件を満たす任意のタイミングを採用してもよい。
[7.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(7a)上記第4実施形態では、エッジの個数に対応する光の強さを求める構成をソフトウェアの処理として実現し、上記第5実施形態では、エッジの個数に対応する光の強さを求める構成をハードウェアとして実現したが、これに限定されるものではない。例えば、エッジの個数に対応する光の強さを求める構成は、ソフトウェアの処理として実現してもよいし、ハードウェアとして実現してもよいし、またこれらの組み合わせによって実現してもよい。
(7b)上記の実施形態では、エッジ検出回路20A,20B,20C,20D,20Eを用いてエッジを検出するように構成したが、エッジ検出回路20A,20B,20C,20D,20Eに換えてレベル検出回路70と同等の回路を備えてもよい。この場合、演算部50がソフトウェアによる処理によって、レベル値の増加数をエッジの数として認識することでエッジを検出するように構成してもよい。
(7c)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(7d)上述した光検出器1A,1B,1C,1D,1E,1Fの他、当該光検出器1A,1B,1C,1D,1E,1Fを構成要素とするシステム、当該光検出器1A,1B,1C,1D,1E,1Fの一部の構成としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、光検出方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
[8.実施形態の構成と本開示の構成との対応関係]
上記実施形態において、クエンチ抵抗6、パルス出力部8は、本開示でいう信号出力部に相当し、エッジ検出回路20A,20B,20C,20D,20E、加算器40は、本開示でいうエッジ認識部に相当する。また、上記実施形態において、エッジ検出回路20A,20B,20C,20D,20E、レベル検出回路70は、本開示でいうクロック同期回路に相当し、エッジ検出回路20C、レベル検出回路70、加算器40は、本開示でいう応答数認識部に相当する。
また、上記実施形態において、ピーク検出部56、タイミング補正部57は、本開示でいうタイミング認識部、強度認識部に相当し、上記実施形態において、タイミング補正部57は、本開示でいう補正演算部に相当する。
1A,1B,1C,1D,1E,1F…光検出器、2…受光部、6…クエンチ抵抗、8…パルス出力部、10…受光部アレイ、20A,20B,20C,20D,20E…エッジ検出回路、21,24,26,32,34,71…インバータ、22,23,33,72…クロック同期部、40,60…加算器、50…演算部、51…CPU、52…メモリ、56…ピーク検出部、57…タイミング補正部、70…レベル検出回路、80…遅延回路。

Claims (10)

  1. 光を検出する光検出器(1)であって、
    フォトンの入射に応答するように構成された複数のSPAD(4)と、
    前記複数のSPAD毎に、前記SPADが応答するとパルス信号を出力するように構成された複数の信号出力部(6、8)と、
    予め設定された周期で入力されるクロックを受ける毎に、最新のクロックと直前のクロックとの間の期間に、前記信号出力部が前記パルス信号を検出しない状態から前記パルス信号を検出した状態に変化したことを表すエッジについて、該エッジの個数を認識するように構成されたエッジ認識部(20A,20B,20C,20D,20E、40)と、
    を備えた光検出器。
  2. 請求項1に記載の光検出器であって、
    前記エッジ認識部は、前記エッジを認識する機能を有するクロック同期回路(20A,20B,20C,20D,20E)
    をさらに備えた光検出器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光検出器であって、
    予め設定された周期で入力されるクロックを受ける毎に、前記パルス信号に基づいて、応答しているSPADの個数を表す応答数を認識するように構成された応答数認識部(20C、70、加算器40)、
    をさらに備えた光検出器。
  4. 請求項3に記載の光検出器であって、
    前記応答数認識部は、パルス信号を認識する機能を有するクロック同期回路(20C、70)、
    をさらに備えた光検出器。
  5. 請求項3または請求項4に記載の光検出器であって、
    前記エッジを認識したタイミングおよび該タイミング毎の前記エッジの個数に応じて当該光検出器が光を検出したタイミングを表す検出タイミングを認識するように構成されたタイミング認識部(56、57)、
    をさらに備えた光検出器。
  6. 請求項5に記載の光検出器であって、
    前記エッジの個数の時系列に沿った変化状態に基づいて前記変化状態が予め設定された条件を満たす仮のタイミングを認識し、前記仮のタイミングと、受光量がピークとなる真のタイミングと、の時間差を表す補正時間を取得し、前記仮のタイミングに対して前記補正時間分だけ補正したタイミングを前記検出タイミングとするように構成されたタイミング補正部(57)、
    をさらに備えた光検出器。
  7. 請求項6に記載の光検出器であって、
    当該光検出器の受光環境に応じて前記補正時間を演算するように構成された補正演算部(57)、
    をさらに備えた光検出器。
  8. 請求項7に記載の光検出器であって、
    前記補正演算部は、前記受光環境として、当該光検出器に入射される光の強さに応じて前記補正時間を演算する
    ように構成された光検出器。
  9. 請求項5〜請求項8の何れか1項に記載の光検出器であって、
    前記応答数に応じて光の強さを認識するように構成された強度認識部(56、57)、
    をさらに備えた光検出器。
  10. 請求項9に記載の光検出器であって、
    前記強度認識部は、前記エッジ認識部がエッジを認識したタイミングよりも遅い時期に前記応答数認識部が認識した応答数を、前記エッジの個数に対応する光の強さとして認識する
    ように構成された光検出器。
JP2017122285A 2017-06-22 2017-06-22 光検出器 Active JP6881074B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017122285A JP6881074B2 (ja) 2017-06-22 2017-06-22 光検出器
US16/013,047 US10612973B2 (en) 2017-06-22 2018-06-20 Light detection device
CN201810643155.5A CN109115334B (zh) 2017-06-22 2018-06-21 光检测装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017122285A JP6881074B2 (ja) 2017-06-22 2017-06-22 光検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019009221A JP2019009221A (ja) 2019-01-17
JP6881074B2 true JP6881074B2 (ja) 2021-06-02

Family

ID=64692477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017122285A Active JP6881074B2 (ja) 2017-06-22 2017-06-22 光検出器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10612973B2 (ja)
JP (1) JP6881074B2 (ja)
CN (1) CN109115334B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6760319B2 (ja) * 2018-03-15 2020-09-23 オムロン株式会社 光検出装置、光検出方法および光学式測距センサ
CN109765544B (zh) * 2019-01-24 2022-08-26 南京邮电大学 单光子3d激光雷达探测器的光子同步检测电路及方法
EP3754367A1 (en) * 2019-06-18 2020-12-23 STMicroelectronics (Research & Development) Limited Circuit and method for combining spad outputs
WO2020261278A1 (en) * 2019-06-25 2020-12-30 5D Sensing Ltd. Digital readout enabling 2d and 3d analysis for silicon photo multiplier
CN110308435B (zh) * 2019-08-05 2024-02-20 中国兵器工业集团第二一四研究所苏州研发中心 一种像素级的时间和强度数字转换电路
CN111308487B (zh) * 2020-02-21 2022-03-15 南京大学 一种适用于远距离测距的spad阵列
JP2022070170A (ja) 2020-10-26 2022-05-12 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 光検出装置および光検出システム
US11619914B2 (en) * 2021-06-03 2023-04-04 Allegro Microsystems, Llc Arrayed time to digital converter

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007036513A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Nec Corp 光子受信器および光子受信方法
US8723132B2 (en) * 2008-03-19 2014-05-13 Koninklijke Philips N.V. Single photon radiation detector
KR101467509B1 (ko) 2008-07-25 2014-12-01 삼성전자주식회사 이미지 센서 및 이미지 센서 동작 방법
BRPI1008279A2 (pt) 2009-05-28 2019-09-24 Koninklijke Philips Electrnics N. V. circuito de tempo detector de radiação, scanner de imagem medica nuclear, metodo para atribuir um registro de hora a um evento detecção, metodo da imagem e metodo para associar um indice de tempo a um evento detectado
JP5644294B2 (ja) * 2010-09-10 2014-12-24 株式会社豊田中央研究所 光検出器
DE102011052334B4 (de) * 2011-08-01 2013-04-11 Leica Microsystems Cms Gmbh Einrichtung und Verfahren zum Zählen von Photonen
MX2014001272A (es) 2011-08-03 2014-05-19 Koninkl Philips Nv Modos de lectura sensibles a posicion para arreglos fotomultiplicadores de silicio digitales.
JP6017916B2 (ja) 2012-10-16 2016-11-02 株式会社豊田中央研究所 光検出器
JP6225411B2 (ja) * 2012-10-16 2017-11-08 株式会社豊田中央研究所 光学的測距装置
US9541448B2 (en) * 2015-02-06 2017-01-10 General Electric Company Silicon photomultipliers with digitized micro-cells having a first one-shot pulse and a second one-shot pulse provided by an electronic circuit
JP6556561B2 (ja) 2015-08-28 2019-08-07 シャープ株式会社 光センサ
JP2017053833A (ja) 2015-09-10 2017-03-16 ソニー株式会社 補正装置、補正方法および測距装置
US10132921B2 (en) * 2016-11-02 2018-11-20 Stmicroelectronics (Research & Development) Ltd Light communications receiver and decoder with time to digital converters
JP6659617B2 (ja) 2017-04-12 2020-03-04 株式会社デンソー 光検出器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019009221A (ja) 2019-01-17
US20180372538A1 (en) 2018-12-27
CN109115334A (zh) 2019-01-01
CN109115334B (zh) 2021-10-01
US10612973B2 (en) 2020-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6881074B2 (ja) 光検出器
US10304877B2 (en) Circuit and method for controlling and selectively enabling photodiode cells
US11769775B2 (en) Distance-measuring imaging device, distance measuring method of distance-measuring imaging device, and solid-state imaging device
US10545239B2 (en) Distance-measuring imaging device and solid-state imaging device
JP6867212B2 (ja) 光検出器及び測距装置
CN110520756B (zh) 光学测量装置
US11287518B2 (en) Optical sensor and electronic device
US20160291138A1 (en) Wrap around ranging method and circuit
WO2021095657A1 (ja) 距離測定装置
CN107272010B (zh) 距离传感器及其距离测量方法、3d图像传感器
WO2018190276A1 (ja) 光計測装置
WO2018235944A1 (ja) 光測距装置
JP6728369B2 (ja) 光センサおよび電子機器
US20170139040A1 (en) Ranging device read-out circuit
US11536811B2 (en) Distance measuring device and method
US10340957B2 (en) Methods and devices for monitoring optical signals
US11662442B2 (en) Distance measurement apparatus with detection timing correction
JP7388141B2 (ja) 距離測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210419

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6881074

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151