JP6880841B2 - 積雪を考慮した太陽光発電出力予測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、積雪を考慮した太陽光発電出力予測装置に関する。
例えば、過去の日射量データに基づいて太陽光発電電力量を予測する太陽光発電量予測装置が知られている。(例えば特許文献1)。
特開平11−65686号公報
特許文献1には、特定の地域における日射量データに基づいて、太陽光発電設備で発電される電力量を予測する予測装置が開示されている。また、特許文献1に係る予測装置では、当該地域が多雪地域である場合、降雪が太陽光発電に影響を及ぼす旨の注意記号を表示する。しかし、当該予測装置では、日射量データに基づいて太陽光発電設備の出力を予測できるものの、積雪時において太陽光発電設備のパネル上の積雪により太陽光発電設備の出力が低下することを考慮しておらず、発電量の予測精度が低下する虞があった。
前述した課題を解決する主たる本発明は、非積雪時における過去の第1日射量に対応する太陽光発電設備の第1発電出力と、積雪時における過去の前記第1日射量に対応する前記太陽光発電設備の第2発電出力と、に基づいて、前記第1発電出力と前記第2発電出力の比を示す実績積雪係数を算出する実績積雪係数算出部と、前記太陽光発電設備の設置地点において、過去における、前記実績積雪係数と、積雪深と、気象情報と、に基づいて、重回帰分析することにより、現在又は将来の第1時点における、積雪時の第2日射量に対応する前記太陽光発電設備の発電出力と、非積雪時の前記第2日射量に対応する前記太陽光発電設備の発電出力と、の比を示す予測積雪係数を算出するための重回帰モデルを作成する重回帰モデル作成部と、前記重回帰モデルと、前記第1時点における前記積雪深および前記気象情報と、に基づいて、前記予測積雪係数を算出する予測積雪係数算出部と、前記予測積雪係数と、前記第1時点における第2日射量と、に基づいて、前記太陽光発電設備の発電出力を算出する発電出力算出部と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の特徴については、添付図面および本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、積雪時において、太陽光発電設備のパネル上の積雪を考慮することで太陽光発電設備の発電量を正確に予測することが可能となる。
本実施形態に係る太陽光発電出力予測装置のシステム系統の一例を示す系統図である。 本実施形態に係る太陽光発電出力予測装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る太陽光発電出力予測装置の発電出力直線作成部で作成される日射量と発電出力の対応関係を示す図である。 本実施形態に係る過去情報テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態に係る実績積雪係数テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態に係る設備情報テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態に係る積雪情報テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態に係るモデル情報テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態に係る予測情報テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態に係る処理手順の一例を示す図である。 太陽光発電設備の積雪状況の一例を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。以下の説明において、同一符号を付した部分は同一の要素を表し、その基本的な構成および動作は同様であるものとする。
===積雪を考慮した太陽光発電出力予測装置10===
図1、図2、図11を参照しつつ、積雪を考慮した太陽光発電出力予測装置10(以下、「太陽光発電出力予測装置10」と称する。)について、以下のように説明する。図1は、本実施形態に係る太陽光発電出力予測装置10のシステム系統の一例を示す系統図である。図2は、本実施形態に係る太陽光発電出力予測装置10の構成の一例を示す図である。図11は、太陽光発電設備100の積雪状況の一例を示す図である。
太陽光発電出力予測装置10は、太陽光発電設備100のパネル上における積雪の影響を考慮して、太陽光発電設備100の発電出力を予測する装置である。図11に示すように、太陽光発電設備100のパネル上に積雪がある場合、パネル表面に到達する日射量が減少する。このような状況において、太陽光発電出力予測装置10は、積雪により発電に用いられる日射量の減少を考慮して、発電出力を予測する。
図1に示すように、太陽光発電出力予測装置10は、例えば通信ネットワーク120を介して、気象庁サーバ110および太陽光発電設備100と通信可能に接続されている。これにより、太陽光発電出力予測装置10は、気象庁サーバ110から気象に関する各種情報を取得し、太陽光発電設備100から発電に関する各種情報を取得できる。
太陽光発電出力予測装置10は、例えば気象庁サーバ110から取得する過去の日射量を示す情報(以下、「日射量情報」と称する。)と、それに対応し、太陽光発電設備100から取得する発電出力を示す情報(以下、「発電出力情報」と称する。)と、に基づいて、積雪係数(以下、「実績積雪係数」と称する。)を算出する。実績積雪係数とは、特定の太陽光発電設備100または太陽光発電設備100が設置される特定の地域における過去の所定の時点の積雪深および日射量で生じる発電出力と、積雪がない状況(以下、「非積雪時」と称する。)において、先の同時点の日射量で生じる発電出力と、の比率である。実績積雪係数の算出方法については、後述する演算処理部11の実績積雪係数算出部11bにおいて詳細に述べる。
そして、太陽光発電出力予測装置10は、実績積雪係数を目的変数に設定し、実績積雪係数に対応する、積雪時における積雪深を示す情報(以下、「積雪深情報」と称する。)、気象を示す情報(以下、「気象情報」と称する。)、太陽光発電設備100の設備仕様を示す情報(以下、「設備情報」と称する。)および降雪終了時点から所定の時間経過を示す情報(以下、「定数情報」と称する。)を説明変数に設定して、重回帰モデルを作成する。重回帰モデルの作成方法については、後述する演算処理部11の重回帰モデル作成部11cにおいて詳細に述べる。
さらに、太陽光発電出力予測装置10は、重回帰モデルに現在又は将来の各種情報が入力されると、現在又は将来の積雪係数(以下、「予測積雪係数」と称する。)を算出するとともに、現在又は将来の発電出力を算出する。予測積雪係数および現在又は将来の発電出力の算出方法については、後述する演算処理部11の予測積雪係数算出部11eにおいて詳細に述べる。
このような太陽光発電出力予測装置10は、図2に示すように、演算処理部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、メモリ15と、を含んで構成されている。なお、演算処理部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、メモリ15と、はそれぞれが通信可能に接続されている。
演算処理部11は、例えばCPUあるいはMPUなどで構成されている。演算処理部11は、メモリ15に格納されているプログラムを読み出すことにより、各種機能を実現する。演算処理部11は、発電出力直線作成部11aと、実績積雪係数算出部11bと、重回帰モデル作成部11cと、積雪判定部11dと、予測積雪係数算出部11eと、発電出力算出部11fと、を含んで構成されている。演算処理部11の各構成要素については、詳細に後述する。
記憶部12は、プログラムや各種情報を記憶する装置である。記憶部12は、例えば、ROM、RAMあるいはフラッシュメモリなどで構成されている。記憶部12に格納される各種テーブルについては、詳細に後述する。
入力部13は、通信ネットワーク120を介して日射量情報、積雪深情報および気象情報などの各種情報が入力されるネットワークインターフェイスである。出力部14は、通信ネットワーク120に各種情報が出力されるネットワークインターフェイスである。メモリ15は、演算処理部11が処理するためのプログラムを格納する装置である。メモリ15は、例えば、ハードディスクドライブ、SSDあるいは光学式記憶装置などで構成されている。
==演算処理部11==
演算処理部11は、記憶部12の各種テーブルを参照しつつ、以下で述べる各種機能を実現する。演算処理部11は、上述したように、発電出力直線作成部11aと、実績積雪係数算出部11bと、重回帰モデル作成部11cと、積雪判定部11dと、予測積雪係数算出部11eと、発電出力算出部11fと、を含んで構成されている。
<<発電出力直線作成部11a>>
図3を参照しつつ、発電出力直線作成部11aについて、以下のとおり説明する。図3は、本実施形態に係る太陽光発電出力予測装置10の発電出力直線作成部11aで作成される日射量と発電出力の対応関係を示す図である。
発電出力直線作成部11aは、所定の太陽光発電設備100または所定の地域に設置される複数の太陽光発電設備100(以下、「太陽光発電設備100」と称する。)において、非積雪時を含む所定の積雪深における日射量と発電出力との関係を近似式で作成する機能を有する。
図3(ア)に示すように、非積雪時における太陽光発電設備100は、日射量Xで発電出力Aを生じる。図3(イ)に示すように、例えば過去の所定の時点が日射量Xで10cmの積雪の場合の太陽光発電設備100は、発電出力Bを生じる。図3(ウ)、図3(エ)も同様である。つまり、積雪時における日射量Xで生じる発電出力は、非積雪時における日射量Xで生じる発電出力よりも小さくなる。この理由は、太陽光がパネルに到達する前に、積雪により反射されるためである。なお、図3(イ)〜図3(エ)は、10cm、15cm、20cmの積雪時を示しているが、例えば1cm間隔で作成されていてもよい。
発電出力直線作成部11aは、図3(ア)〜図3(エ)を作成するために、後述する過去情報テーブル12aから、過去の所定の時点における日射量情報と、同時点における発電出力情報と、同時点における積雪深情報と、を取得する。発電出力直線作成部11aは、積雪深ごとに、日射量情報と発電出力情報を対応づける。これにより、複数の日射量情報の夫々と複数の発電出力情報の夫々が対応づけられて、グラフ上にプロットされる。発電出力直線作成部11aは、複数のプロットから近似式を算出することにより、図3(ア)〜図3(エ)に示すような近似直線を作成する。なお、発電出力直線作成部11aでは、少なくとも近似式を作成できればよい。この近似式に基づいて、後述する実績積雪係数算出部11bは、実績積雪係数を算出できる。
<<実績積雪係数算出部11b>>
図3を参照しつつ、実績積雪係数算出部11bについて、以下のとおり説明する。
実績積雪係数算出部11bは、発電出力直線作成部11aで算出された近似式に基づいて、実績積雪係数を算出する機能を有する。実績積雪係数の算出では、所定の太陽光発電設備100において、過去の所定の時点の積雪深および日射量で生じる発電出力と、その日射量での非積雪時の発電出力と、の比率を算出する。具体的には、図3(ア)において、非積雪時の日射量が“X”(第1日射量)のとき、発電出力が“A”(第1発電出力)であり、過去の所定の時点が日射量Xで積雪深10cmの場合(図3(イ)参照)、発電出力が“B”(第2発電出力)である。このとき、過去の所定の時点の実績積雪係数は、“B”を“A”で除して算出される。同様に、過去の所定の時点が日射量Xで積雪深15cmの場合の実績積雪係数は“C”を“A”で除して算出され、過去の所定の時点が日射量Xで積雪深20cmの場合の実績積雪係数は“D”を“A”で除して算出される。これを過去の所定の期間の各時点について行うことにより、実績積雪係数算出部11bでは、過去の所定の期間の各時点の積雪深および日射量に応じた実績積雪係数を算出する。実績積雪係数算出部11bは、実績積雪係数を記憶部12の実績積雪係数テーブル12bに格納する。この実績積雪係数に基づいて、後述する重回帰モデル作成部11cは、重回帰モデルを作成できる。
<<重回帰モデル作成部11c>>
重回帰モデル作成部11cは、実績積雪係数算出部11bで算出された実績積雪係数を目的変数とし、積雪深情報、気象情報、設備情報および定数情報を説明変数として、重回帰分析を実行する機能を有する。
具体的には、重回帰モデル作成部11cは、式(1)に、過去の所定の期間の各時点における目的変数および説明変数を入力する。目的変数には、実績積雪係数が数値で入力される。説明変数には、例えば、積雪深情報、気象情報、設備情報および定数情報が入力される。
積雪深情報は、積雪深が数値で示される。
気象情報には、例えば、気温情報、天候情報が含まれる。気温情報は、気温が数値で示される。天候情報には、“晴れ”を示す晴れ情報、“曇り”を示す曇り情報が含まれる。晴れ情報は、該当するときに“1”を示し、非該当のときに“0”を示す。同様に、曇り情報は、該当するときに“1”を示し、非該当のときに“0”を示す。
設備情報には、例えば、パネルの傾斜角度情報、パネルの設置方位角度情報、パネルの種別情報が含まれる。パネルの傾斜角度情報は、傾斜角度が数値で示される。パネルの設置方位角度情報は、南方向を0度として方位角が数値で示される。パネルの種別情報には、例えば、“化合物”のパネルを示す情報、“単結晶シリコン”のパネルを示す情報、“多結晶シリコン”のパネルを示す情報が含まれる。それぞれに該当するときは“1”を示し、非該当のときは“0”を示す。
定数情報は、降雪が終了した時点(第2時点)から所定の時間(第1時間)後に該当するときは“1”を示し、該当しないときは“0”を示す。具体的には、降雪が終了した時点から“2時間後”に該当するときは、それに対応する説明変数に“1”を入力し、“2時間後”以外に対応する説明変数には“0”を入力する。定数情報を目的変数に加えることにより、予測積雪係数の算出において、降雪が終了した時点から時間経過とともに積雪が減少していく状況を考慮できる。なお、式(1)では所定の時間を“n”時間後まで設定できるように示している。
Figure 0006880841
(但し、Pは目的変数(実績積雪係数)、Aは回帰定数、B1、C1〜Ck、D1〜Dm、E1〜Enは偏回帰係数、X1(積雪深情報)、Y1〜Yk(気象情報)、Z1〜Zm(設備情報)、U1〜Un(定数情報)は説明変数を表す。)
なお、上記の重回帰分析に替えて最小二乗法またはベイズ推定法等を用いてもよい。
重回帰モデル作成部11cは、重回帰分析を実行するために必要な過去の所定の期間の各時点における目的変数および説明変数を、過去情報テーブル12a、実績積雪係数テーブル12b、設備情報テーブル12cおよび積雪情報テーブル12dから取得して、それらを式(1)に代入する。重回帰モデル作成部11cは、重回帰分析を実行することにより、式(1)における回帰定数および偏回帰係数を算出し、重回帰モデルを作成する。この重回帰モデルに基づいて、後述する予測積雪係数算出部11eは、将来の予測積雪係数を算出できる。
<<積雪判定部11d>>
積雪判定部11dは、過去の所定の時間以内に積雪があったか否かを判定する機能を有する。これにより、過去の所定の時間以内に積雪がなかった場合、現在時点でパネル上に積雪がないことを判定でき、過去の所定の時間以内に積雪がある場合、現在時点でパネル上に積雪があることを判定できる。
積雪判定部11dは、過去の所定の時間内に積雪があった場合、現時点において積雪が残っていると判定し、予測積雪係数算出部11eに処理を移行する。また、過去の所定の時間内に積雪がなかった場合、現時点で積雪が残っていないと判定し、予測積雪係数を“1”とし、発電出力算出部11fに処理を移行する。つまり、積雪判定部11dは、太陽光発電設備100が積雪の影響を受けるか否かを判定する。なお、過去の所定の時間とは、例えば、過去情報テーブル12aに基づいて、所定の時点における所定の積雪深において、所定の時点から所定の時間が経過したときに積雪がなくなることを算出して、予め求められる時間である。
<<予測積雪係数算出部11e>>
予測積雪係数算出部11eは、重回帰モデル作成部11cで作成された重回帰モデルを用いて、現在又は将来の予測積雪係数を算出する機能を有する。
予測積雪係数算出部11eは、予測情報テーブル12fから、現在又は将来の時点(第1時点)における積雪深情報、気象情報、設備情報および定数情報を取得して、予測積雪係数を算出する。予測積雪係数の算出方法は、重回帰モデル作成部11cで作成された重回帰モデルに、現在又は将来の時点における積雪深情報、気象情報、設備情報および定数情報を入力することにより、予測積雪係数を算出する。この予測積雪係数に基づいて、後述する発電出力算出部11fは、現在又は将来の発電出力を算出できる。
<<発電出力算出部11f>>
発電出力算出部11fは、予測積雪係数算出部11eで算出された予測積雪係数に基づいて、現在又は将来の発電出力を算出する機能を有する。
具体的には、発電出力算出部11fは、式(2)に、現在又は将来の時点における日射量(第2日射量)および予測積雪係数を入力する。なお、設備係数および発電容量は、設備情報テーブル12cから取得される。これにより、現在又は将来の時点における発電出力を予測できる。
Figure 0006880841
(但し、Wは発電出力、Rは設備係数、Vは発電容量、Sは日射量、Gは予測積雪係数を表す。)
==記憶部12==
記憶部12は、演算処理部11が処理を実行するための各種データを格納する機能を有する。記憶部12は、過去情報テーブル12aと、実績積雪係数テーブル12bと、設備情報テーブル12cと、積雪情報テーブル12dと、モデル情報テーブル12eと、予測情報テーブル12fと、を格納している。
<<過去情報テーブル12a>>
図4を参照しつつ、過去情報テーブル12aについて、以下のとおり詳細に説明する。図4は、本実施形態に係る過去情報テーブル12aの構成例を示す図である。
過去情報テーブル12aは、気象庁サーバ110および太陽光発電設備100から送信される情報を格納するテーブルである。過去情報テーブル12aは、例えば、過去の所定の日時を示す “日時”項目と、その日時における、大気の温度が入力される“気温”項目、晴れや曇りなどの天候が入力される“天候”項目、地面またはパネル上に積雪する厚みが入力される“積雪深”項目、全天日射量が入力される“日射量”項目、太陽光発電設備100の発電出力が入力される“発電出力”項目と、を対応付けて格納している。また、それらの情報の観測元である場所を示す“地点”項目が対応付けられている。“気温”項目、“天候”項目、“積雪深”項目、“日射量”項目に入力される情報は、例えば気象庁サーバから取得され、太陽光発電設備100が設置されている地点における“発電出力”項目に入力される情報は、太陽光発電設備100から取得される。なお、過去情報テーブル12aの形式は、一例を示すものであり、演算処理部11が参照可能なデータベース形式であればよい。
<<実績積雪係数テーブル12b>>
図5を参照しつつ、実績積雪係数テーブル12bについて、以下のとおり詳細に説明する。図5は、本実施形態に係る実績積雪係数テーブル12bの構成例を示す図である。
実績積雪係数テーブル12bは、実績積雪係数算出部11bで算出された実績積雪係数を格納するテーブルである。実績積雪係数テーブル12bは、例えば、“実績積雪係数”と、実績積雪係数を算出するための条件である“日時”項目、“地点”項目、“積雪深”項目、“日射量”項目、“発電出力”項目と、を対応付けて格納している。つまり、実績積雪係数テーブル12bでは、積雪がない状態における発電出力に対して、積雪により、どのくらい発電出力が減少するかが示される。なお、実績積雪係数テーブル12bの形式は、一例を示すものであり、演算処理部11が参照可能なデータベース形式であればよい。
<<設備情報テーブル12c>>
図6を参照しつつ、設備情報テーブル12cについて、以下のとおり詳細に説明する。図6は、本実施形態に係る設備情報テーブル12cの構成例を示す図である。
設備情報テーブル12cは、各地点に配置される太陽光発電設備100に関する設備情報を格納するテーブルである。設備情報テーブル12cは、 “地点”項目、太陽光発電設備100のパネルの地面に対する傾斜角度が入力される“傾斜角度”項目、太陽光発電設備100のパネル面が向けられる方向と南方向とが成す角度が入力される“設置方位角度”項目、太陽光発電設備100のパネルの材質が入力される“種別”項目、太陽光発電設備100が日射量を発電出力へ変換するときの損失係数が入力される“設備係数”項目、太陽光発電設備100の発電容量が入力される“発電容量”項目を対応付けて予め格納している。なお、設備情報テーブル12cの形式は、一例を示すものであり、演算処理部11が参照可能なデータベース形式であればよい。
<<積雪情報テーブル12d>>
図7を参照しつつ、積雪情報テーブル12dについて、以下のとおり詳細に説明する。図7は、本実施形態に係る積雪情報テーブル12dの構成例を示す図である。
積雪情報テーブル12dは、定数情報を決定するために、所定の時間後(経過時間)を格納するテーブルである。積雪情報テーブル12dは、“日時”項目、“地点”項目、“積雪深”項目、降雪が終了した時点を“0”時間として、降雪が終了した時点からの経過時間が入力される“経過時間”項目を対応付けて格納している。これにより、重回帰モデル作成部11cは、積雪情報テーブル12dを参照することにより、定数情報を取得することができる。
<<モデル情報テーブル12e>>
図8を参照しつつ、モデル情報テーブル12eについて、以下のとおり詳細に説明する。図8は、本実施形態に係るモデル情報テーブル12eの構成例を示す図である。
モデル情報テーブル12eは、重回帰モデル作成部11cで作成された重回帰モデルを格納するテーブルである。モデル情報テーブル12eは、太陽光発電設備100が設置されている“地点”項目と、当該地点における重回帰モデルの回帰定数および偏回帰係数が格納される。ただし、図8は一例を示すものであり、重回帰モデルが認識できるように各種情報が格納されていればよい。
<<予測情報テーブル12f>>
図9を参照しつつ、予測情報テーブル12fについて、以下のとおり詳細に説明する。図9は、本実施形態に係る予測情報テーブル12fの構成例を示す図である。
予測情報テーブル12fは、予測される発電出力に要する各種情報を格納するテーブルである。予測情報テーブル12fは、予測すべき日時が入力される“日時”項目、“地点”項目、“設備係数”項目、“発電容量”項目、予測積雪係数算出部11eで算出された予測積雪係数が入力される“予測積雪係数”項目、気象庁サーバ110などから取得され、予測すべき日時に対応する日射量情報が入力される“予測日射量”項目、上記の各種情報に基づいて発電出力算出部11fで算出される発電出力が入力される“予測発電出力”項目を対応付けて格納している。
===処理フロー===
図10を参照しつつ、太陽光発電出力予測装置10の処理手順について、以下のとおり説明する。図10は、本実施形態に係る処理手順の一例を示す図である。図10では、右側に記憶部12の各種テーブルを示し、左側に演算処理部11の処理内容を示す。演算処理部11と記憶部12との間の矢印は、情報の流れを示している。
太陽光発電出力予測装置10の発電出力直線作成部11aは、過去情報テーブル12aから、積雪深情報、日射量情報、発電出力情報を取得して、日射量と発電出力との関係を示す近似式または近似直線を作成する(S100)。太陽光発電出力予測装置10は、処理を実績積雪係数算出部11bに移行させる。
次に、実績積雪係数算出部11bは、過去の所定の期間について、各時点の積雪深および日射量で生じる発電出力と、発電出力直線作成部11aで作成された近似式または近似直線から求めた当該時点の日射量での非積雪時の発電出力と、の比を実績積雪係数として算出する(S101)。実績積雪係数算出部11bは、所定の日時、所定の地点、所定の積雪深、所定の日射量、発電出力および実績積雪係数を実績積雪係数テーブル12bに格納する(S101)。太陽光発電出力予測装置10は、処理を重回帰モデル作成部11cに移行させる。
次に、重回帰モデル作成部11cは、重回帰モデルを作成するために、設備情報テーブル12cから設備情報(パネルの傾斜角度情報、パネルの設置方位角度情報、パネルの種別情報)を取得し、過去情報テーブル12aから気象情報(気温情報、天候情報)を取得し、積雪情報テーブル12dから定数情報(経過時間)を取得し,実績積雪係数テーブル12bから実績積雪係数を取得する(S102〜S105)。重回帰モデル作成部11cは、これらの情報に基づいて、重回帰分析を実行することにより、回帰定数および偏回帰係数を算出して重回帰モデルを作成する(式(1)参照)(S106)。重回帰モデル作成部11cは、重回帰モデルをモデル情報テーブル12eに格納する(S106)。太陽光発電出力予測装置10は、処理を積雪判定部11dに移行させる。
次に、積雪判定部11dは、過去情報テーブル12aを参照して、過去の所定の時間内に積雪があったか否かを判定する(S107)。積雪判定部11dは、過去の所定の時間内に積雪が無いと判定すると(S107:積雪無)、予測積雪係数を“1”に設定する。一方、過去の所定の時間内に積雪があると判定すると(S107:積雪有)、パネル上に積雪があると判断し、予測積雪係数算出部11eに処理を移行させる。
次に、予測積雪係数算出部11eは、モデル情報テーブル12eから重回帰モデルを取得し、予測すべき時点の説明変数(積雪深情報、気象情報、設備情報、定数情報)を重回帰モデルに入力する(S108)。予測積雪係数算出部11eは、重回帰モデルを計算することにより、予測積雪係数を算出するとともに(S109)、予測積雪係数を予測情報テーブル12fに格納する(S109)。太陽光発電出力予測装置10は、処理を発電出力算出部11fに移行する。
次に、発電出力算出部11fは、予測情報テーブル12fから、設備係数、発電容量、予測積雪係数および予測日射量情報を取得する(S110)。発電出力算出部11fは、これらの情報を式(2)に入力して予測すべき時点の発電出力を算出する(S110)。発電出力算出部11fは、算出された発電出力を予測情報テーブル12fに格納する(S110)。なお、発電出力算出部11fは、積雪判定部11dから予測積雪係数“1”が入力されても、上記と同様の処理を実行する。太陽光発電出力予測装置10は、処理を終了する。
尚、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、以下のような実施形態も含まれるものとする。
===その他の実施形態===
<<発電出力直線作成部11a>>
上記において、演算処理部11には発電出力直線作成部11aが含まれるとして記載したが、これに限定されない。発電出力直線作成部11aはなくてもよく、この場合、実績積雪係数算出部11bが過去情報テーブル12aに基づいて近似式を作成して実績積雪係数を算出するか、もしくは、近似式を作成せずに、過去情報テーブル12aの所定の日射量に対する、非積雪時の発電出力と、積雪時の発電出力と、の比を算出して実績積雪係数を算出するか、により処理を実行する。
<<重回帰モデル作成部11c>>
上記において、重回帰モデル作成部11cは重回帰モデルを作成するために定数情報を入力するとして説明したが、これに限定されない。重回帰モデルには、定数情報を含めなくてもよい。降雪流量時点からの時間経過を考慮しなくても、予測すべき時点の積雪深をある程度正確に入力できればよいためである。
上記において、重回帰モデル作成部11cが重回帰モデルを作成するための各種情報は、一例を示すものであり、重回帰モデルを作成するための説明変数となる情報を増減させてもよい。例えば、天候情報に“快晴”を示す情報や、設備情報に“有機薄膜”や“色素増感”を示す情報を追加してもよい。
<<積雪判定部11d>>
上記において、演算処理部11には積雪判定部11dが含まれるとして記載したが、積雪判定部11dはなくてもよい。積雪判定部11dが無くてもよい理由は、積雪が無い状態を判定することによる発電出力を計算するときの計算の簡略化は図れないが、発電出力の計算結果に影響を及ぼすものではないためである。
<<記憶部12>>
上記において、記憶部12における各種テーブルを示したが、各種テーブルに格納されている項目は限定されるものではない。記憶部12の各種テーブルには、演算処理部11において計算できる項目が記憶されていればよい。
===まとめ===
以上説明したように、本実施形態に係る太陽光発電出力予測装置10は、非積雪時における過去の第1日射量に対応する太陽光発電設備100の第1発電出力と、積雪時における過去の第1日射量に対応する太陽光発電設備100の第2発電出力と、に基づいて、第1発電出力と第2発電出力の比を示す実績積雪係数を算出する実績積雪係数算出部11bと、太陽光発電設備100の設置地点において、過去における、実績積雪係数と、積雪深と、気象情報と、に基づいて、重回帰分析することにより、現在又は将来の第1時点における、積雪時の第2日射量に対応する太陽光発電設備100の発電出力と、非積雪時の第2日射量に対応する太陽光発電設備100の発電出力と、の比を示す予測積雪係数を算出するための重回帰モデルを作成する重回帰モデル作成部11cと、重回帰モデルと、第1時点における積雪深および気象情報と、に基づいて、予測積雪係数を算出する予測積雪係数算出部11eと、予測積雪係数と、第1時点における第2日射量と、に基づいて、太陽光発電設備100の発電出力を算出する発電出力算出部11fと、を備える。本実施形態によれば、過去の日射量データに基づいて、積雪が太陽光発電設備100の発電出力に及ぼす影響を考慮しつつ発電出力を予測するため、積雪時における発電出力の予測を正確に行うことができる。
又、本実施形態に係る太陽光発電出力予測装置10の重回帰モデル作成部11cは、太陽光発電設備100の設置地点において、過去における、実績積雪係数と、積雪深と、気象情報と、太陽光発電設備100の設備情報と、に基づいて、重回帰分析することにより、予測積雪係数を算出するための重回帰モデルを作成し、予測積雪係数算出部11eは、重回帰モデルと、第1時点における積雪深、気象情報および設備情報と、に基づいて、予測積雪係数を算出することを特徴とする。本実施形態によれば、太陽光発電設備100におけるパネル角度やパネル材質などの設備情報を考慮して発電出力を予測するため、より正確に発電出力を予測できる。
又、本実施形態に係る太陽光発電出力予測装置10の重回帰モデル作成部11cは、降雪が終了した第2時点から所定の第1時間が経過した状態における太陽光発電設備100のパネル上の積雪を考慮するように、第1時間に対応する所定の定数と、実績積雪係数と、積雪深と、気象情報と、設備情報と、に基づいて、重回帰分析することにより、予測積雪係数を算出するための重回帰モデルを作成し、予測積雪係数算出部11eは、重回帰モデルと、第2時点から第1時間が経過した状態における所定の定数、積雪深、気象情報および設備情報と、に基づいて、予測積雪係数を算出することを特徴とする。本実施形態によれば、降雪が終了してからの太陽光発電設備100のパネル上の積雪を考慮することにより、より正確に発電出力を予測できる。
又、本実施形態に係る太陽光発電出力予測装置10は、所定の第1時間よりも大きい所定の第2時間を経過したとき、太陽光発電設備100のパネル上に積雪していないことを判定するとともに、予測積雪係数を所定の値に設定する積雪判定部11dをさらに備えることを特徴とする。本実施形態によれば、所定の第2時間を経過したときには、パネル上に積雪がないことを判定できるため、計算を簡略化できる。
又、本実施形態に係る太陽光発電出力予測装置10の実績積雪係数算出部11bは、非積雪時における第1日射量と第1発電出力との関係および積雪時における第1日射量と第2発電出力との関係を近似式で算出することを特徴とする。本実施形態によれば、近似式を利用して実績積雪係数を算出するため、発電出力を予測するための計算を簡単にすることができる。
又、本実施形態に係る太陽光発電出力予測装置10で発電出力を予測するための気象情報には、少なくとも大気温度を示す気温情報、天候を示す天候情報が含まれることを特徴とする。本実施形態によれば、気象庁から提供される情報に基づいて発電出力を予測するため、計算を簡単にすることができる。
又、本実施形態に係る太陽光発電出力予測装置10で発電出力を予測するための設備情報には、少なくとも太陽光発電設備100のパネル角度を示すパネル角度情報、太陽光発電設備100のパネル面の方位角を示す方位角情報、太陽光発電設備100のパネル種別を示すパネル種別情報が含まれることを特徴とする。本実施形態によれば、太陽光発電設備100の仕様から容易に取得できる情報に基づいて発電出力を予測するため、計算を簡単にすることができる。
10 太陽光発電出力予測装置
11b 実績積雪係数算出部
11c 重回帰モデル作成部
11d 積雪判定部
11e 予測積雪係数算出部
11f 発電出力算出部
100 太陽光発電設備

Claims (7)

  1. 非積雪時における過去の第1日射量に対応する太陽光発電設備の第1発電出力と、積雪時における過去の前記第1日射量に対応する前記太陽光発電設備の第2発電出力と、に基づいて、前記第1発電出力と前記第2発電出力の比を示す実績積雪係数を算出する実績積雪係数算出部と、
    前記実績積雪係数と、過去における前記太陽光発電設備の設置地点での積雪深及び気象情報をそれぞれ示す過去積雪深及び過去気象情報と、に基づいて、重回帰分析することにより、現在又は将来の第1時点における、非積雪時の第2日射量に対応する前記太陽光発電設備の発電出力と、積雪時の前記第2日射量に対応する前記太陽光発電設備の発電出力と、の比を示す予測積雪係数を算出するための重回帰モデルを作成する重回帰モデル作成部と、
    前記重回帰モデルと、前記設置地点での前記第1時点における積雪深および気象情報をそれぞれ示す第1積雪深及び第1気象情報と、に基づいて、前記予測積雪係数を算出する予測積雪係数算出部と、
    前記予測積雪係数と、前記第1時点における第2日射量と、に基づいて、前記太陽光発電設備の発電出力を算出する発電出力算出部と、
    を備えることを特徴とする積雪を考慮した太陽光発電出力予測装置。
  2. 前記重回帰モデル作成部は、前記実績積雪係数と、前記過去積雪深と、前記過去気象情報と、前記太陽光発電設備の過去における設備情報を示す過去設備情報と、に基づいて、重回帰分析することにより、前記予測積雪係数を算出するための重回帰モデルを作成し、
    予測積雪係数算出部は、前記重回帰モデルと、前記第1積雪深、前記第1気象情報、および前記太陽光発電設備の前記第1時点における設備情報を示す第1設備情報と、に基づいて、前記予測積雪係数を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の積雪を考慮した太陽光発電出力予測装置。
  3. 重回帰モデル作成部は、過去の時点が降雪終了からの所定の第1時間経過時に該当するか否かを示す過去定数と、前記実績積雪係数と、前記過去積雪深と、前記過去気象情報と、前記過去設備情報と、に基づいて、重回帰分析することにより、前記予測積雪係数を算出するための重回帰モデルを作成し、
    予測積雪係数算出部は、前記重回帰モデルと、前記第1時点が降雪終了からの前記所定の第1時間経過時に該当するか否かを示す第1定数、前記第1積雪深、前記第1気象情報および前記第1設備情報と、に基づいて、前記予測積雪係数を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の積雪を考慮した太陽光発電出力予測装置。
  4. 前記所定の第1時間よりも大きい所定の第2時間を経過したとき、前記太陽光発電設備のパネル上に積雪していないことを判定するとともに、前記予測積雪係数を所定の値に設定する積雪判定部
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の積雪を考慮した太陽光発電出力予測装置。
  5. 前記実績積雪係数算出部は、非積雪時における前記第1日射量と前記第1発電出力との関係および積雪時における前記第1日射量と前記第2発電出力との関係を近似式で算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の積雪を考慮した太陽光発電出力予測装置。
  6. 前記過去気象情報及び前記第1気象情報には、少なくとも大気温度を示す気温情報、天候を示す天候情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の積雪を考慮した太陽光発電出力予測装置。
  7. 前記過去設備情報及び前記第1設備情報には、少なくとも前記太陽光発電設備のパネル角度を示すパネル角度情報、前記太陽光発電設備のパネル面の方位角を示す方位角情報、前記太陽光発電設備のパネル種別を示すパネル種別情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか一項に記載の積雪を考慮した太陽光発電出力予測装置。
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