本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になる。しかし、本発明は、以下に開示する実施形態に限定されるものではなく、異なる多様な形態に具現されるものであって、但し、本実施形態は、本発明の開示を完全にして、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇によって定義されるだけである。全明細書における同じ参照符号は、同じ構成要素を指す。
本発明を明確に説明するため説明と関係ない部分は省略しており、全明細書における同一又は類似の構成要素に対しては、同じ参照符号を付する。また、本発明の一部実施形態を例示図面を参照して詳説する。各図面の構成要素に参照符号を付するにおいて、同じ構成要素に対しては、たとえ他の図面上に表示されるとしても、可能な限り、同じ符号を有してもよい。また、本発明を説明するにおいて、関連する公知の構成又は機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすると判断される場合にはその詳説を省略する。
また、本発明の構成要素を説明するにおいて、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使ってもよい。かかる用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものだけであり、その用語によって当該構成要素の本質、順番、順序又は個数などが限定されない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」又は「接続」されると記載された場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接に連結されるか又は接続されてもよいが、各構成要素の間に他の構成要素が「介在」されるか、各構成要素が異なる構成要素を介して「連結」、「結合」又は「接続」されると理解しなければならない。
本発明の実施形態では、コンピュータ、スマートフォン、アイフォンのようなモバイルあるいはタブレットなどの装置を用いて文書を作成して出力する過程において、文字類型別に新たに設定したフォントファイルを適用する過程及びこれを具現する装置を提示する。
本発明を説明する前に、本発明において使う技術的な用語について次のように定義する。原本フォントファイルは、2つ以上の文字類型に対するフォントを含むことを意味する。
文字類型とは、日本語、ハングル、英語、漢字、数字など、固有文字の類型を示す。
原本フォントファイルには、2つ以上の文字類型に対するフォントを含む。本発明の実施形態が適用される言語圏の文字使用によって、原本フォントファイルは、2つ以上の複数の文字類型に対するフォントを含む。本発明の一実施形態による原本フォントファイルは、文書を編集するか出力するクライアント装置に貯蔵されて、当該クライアント装置において常に用いるフォントファイルを含む。クライアント装置は、携帯電話、タブレット、ノートパソコン、コンピュータなどのように、フォントを用いて文字を画面上に又はプリンターに出力する様々な機器を含む。
また、本発明の他の実施形態による原本フォントファイルは、インターネットを介してサーバ装置からリアルタイムでダウンロードして、クライアント装置が所定の条件を満たす時に使用可能なフォントファイルを含む。この場合、クライアント装置は、サーバ装置と所定の認証過程を行いフォントファイルが用いられることを確認した後、フォントファイルを用いることができ、この過程において、クライアント装置にフォントファイルが臨時貯蔵される。サーバ装置は、クラウドサービスを提供することができ、編集フォントファイルに多様なクライアント装置が近づけられるようにする。
サブフォントは、特定の文字類型に対応するフォントの集合を意味する。先に、原本フォントファイルには2つ以上の文字類型に対応するフォントを含むことを述べた。このうちサブフォントは、特定の文字類型、例えば、ハングルに対応するフォントのみ抽出するか又は英語に対応するフォントのみ抽出したことを意味する。サブフォントは、別途フォントファイルで貯蔵されてもよいし、新しい編集フォントファイルを構成してもよい。
変換サブフォントは、サブフォントのうち、大きさや位置などを変換したものを意味する。そして、編集フォントファイルは、文字類型別にサブフォントファイルを結合した新しい編集フォントファイルを意味する。編集フォントファイルは、サーバ装置を介してクラウドにアップロードされて用いられるか、使用者コンピュータのようなクライアント装置に貯蔵されて用いられてもよい。
本明細書では、クライアント装置が編集フォントを生成して、文字類型別にフォントを選択して用いられるようにする。
本発明は、文書作成において、2つ以上のフォントを文字類型別に用いられるようにする。従来、フォント使用における難点の1つは、数字は、明朝スタイルを使い、英語はHelveticaスタイルを使い、ハングル文章に対してはゴシックスタイルを適用しなければならない場合、文書の内容が変更される度に、文字類型別にフォントをいちいち改めて指定しなければならず、一部の文章に正しいフォントを指定しない場合、文書の完成度が落ちる問題が発生した。このように、複数の種類のフォントを混合して用いる場合、フォントを管理し難い問題があった。本発明では、このようなフォント管理の便宜性のため、使用者が複数のフォントを文字類型別に編集して用いられるようにする。特に、編集フォントを生成する過程において、ハングルフォントと英語フォントの場合、ベースラインの位置が微細に異なる場合があり、かかる2つのフォントを混合して用いる場合、英語とハングルのテキストの行が一致しない問題が発生する場合があるが、本明細書では、これを変換及び調整する方法とこれを具現する装置について述べる。
特に、フォント混合規則が適用された出版物又はデジタルコンテンツがある場合、これに対するフォント混合規則を別途管理する必要があり、使用される言語又は文字類型別に区分が明確である場合、フォントを容易に管理して適用することができる方法が必要であるため、本発明において提示する編集フォントを用いてフォントの管理及び配布を可能にする。
図1は、本発明の実施形態による編集フォントを生成する過程を示す図面である。図1には、複数の文字類型の名称11a〜14a及びこれら文字類型に適用する原本フォントファイルリスト11b〜14bが表示される。そして、これらリストから特定の原本フォントファイルの適用を選択すると、フォントが適用された各文字類型別に出力される11c〜14c。
また、各文字類型別に設定されたフォントが、長い文章から出力される形態を確認することができるように、15で示すように、クライアント装置のディスプレイ部を出力することができる。15は、4種類の文字類型に適用されるフォントを確認しやすく複数の文字から構成される。
そして、使用者が出力された編集フォントファイルの適用を完了すれば、選択された内容を含む編集フォントファイル又は編集フォントファイルに対する設定情報をサーバ装置を介してアップロードすることができる。又は、クライアント装置に別途フォントファイルで貯蔵することができる。
図1の実施形態において述べた編集フォントファイルの特徴は、使用者が所望する文字類型に対して、それぞれのフォントを選択して適用することができる。例えば、[ハングル+英語+数字]+漢字それぞれに対するフォントを選択して、編集フォントファイルを製作し、これを使用するか又はサーバ装置にアップロードして配布することができる。
一実施形態において、ハングルに適用するフォントは、RixゴシックMに、英語に適用するフォントは、ヘルベチカスタイルに、そして、数字に適用するフォントは、Rix釜山駅に選択することができ、使用者は、編集フォントファイル名を直接に設定するか又は予め定めた基準に設定することができる。例えば、ハングルフォント名は、公開して、英語と数字のフォント名は、コード名に分類するなどの方式(例/RixゴシックM_A123_N456_H35)を一実施形態とする。編集フォントファイルの識別情報は、様々な方式に設定することができる。
編集フォントファイルは、サーバ装置に貯蔵して、使用者がどのクライアント装置を介して接続しても、サーバ装置を介してどこにでも使用することができる。例えば、フォントファイルをクラウド方式で提供する場合、編集フォントファイルを構成する情報又は独立的な編集フォントファイルがクラウドに貯蔵されて、使用者のクライアント装置を介するログイン又はサーバ装置への接続過程を介して利用することができる。そして、編集フォントファイルに対する設定情報又は編集フォントファイルを示す識別情報を配布して、他のクライアント装置においても使用できるようにする。
本発明の一実施形態によれば、クライアント装置は、装置内の貯蔵部に貯蔵された2つ以上のフォントファイルから文字類型別にサブフォントを抽出して、新しい編集フォントファイルを生成することができる。
また、本発明の他の実施形態によれば、クライアント装置は、サーバ装置を介して貯蔵部にダウンロード及び貯蔵して使用する2つ以上のフォントファイルから文字類型別にサブフォントを抽出して、新しい編集フォントファイルに対する設定情報あるいは新しい編集フォントファイルをサーバ装置にアップロードすることができる。
本発明の実施形態を説明する前に、ユニコードについて簡単に説明する。ユニコードは、文字をコンピュータ上において表現するためのコードである。ユニコードは、英語アルファベットと数字、記号、それからアルファベットではない多様な文字類型(ハングル、漢字など)に対応するように構成される。
ユニコードの各コードに対応する文字のグリフを含むことがフォントファイルである。説明の便宜のため1つの原本フォントファイルは、2種類以上の文字類型のフォントが含まれる。例えば、数字と英語、又は数字と英語とハングル、又は数字と日本語、又は英語と日本語、又は数字と英語とハングルと漢字など、様々な種類の文字類型に対するフォントが含まれる。1つの原本フォントファイルは、同じフォントデザインの原理に従い2種類以上の文字類型の文字フォントを含む。
従って、1つの原本フォントファイルは、第1の文字類型のフォントの集合と第2の文字類型のフォントの集合を含む。その他、フォントファイルが有するべきである多様な設定情報も原本フォントファイルに貯蔵される。これら第1の文字類型のフォントの集合又は第2の文字類型のフォントの集合をサブフォントと指す。特定の文字類型のフォントを当該文字類型と結合してサブフォントと指してもよい。例えば、原本フォントファイルにおいて、ハングルフォントの集合をハングルサブフォントと指す。
図1のように、本発明を適用する場合、必要な文字のみ含むサブセットウェブフォントを用いることができ、これは、使用者の体感性能を改善する。図1において述べたように、原本フォントを選択すると、下段の15領域にリアルタイムで適用されて文字が表示されるが、この部分は、ウェブフォントを用いてもよい。原本フォントを11b、12b、13b、14bから選択することによって、書体名が自動変更されて表示され、15領域で変更されたフォントで当該文字に適用される。
以下に、2つ以上のフォントファイルからサブフォントを抽出する過程について述べる。
図2は、本発明のクライアント装置に貯蔵されるフォントファイルの構成を示す図面である。本明細書における原本フォントファイルは、多様な文字類型の字に対するフォントを集合したファイルである。前述したように、原本フォントファイルは、ハングルサブフォントと英語サブフォント、数字サブフォント、漢字サブフォントのうち全部又は一部を含む。
図2において、原本フォントファイルの文字類型別のサブフォントをグループに表示すると、21〜24のとおりである。すなわち、同じ原本フォントファイルを構成するサブフォントを文字類型別にグループ化したものであって、21は、各原本フォントファイルにおけるハングルサブフォントを、22は、各原本フォントファイルにおける英語サブフォントを、23は、各原本フォントファイルにおける数字サブフォントを、24は、各原本フォントファイルにおける漢字サブフォントを別途表示したものである。
従って、それぞれの原本フォントファイルは、次のような文字類型のサブフォントから構成される。
第1の原本フォントファイル={ハングルフォント1、英語フォント1、数字フォント1、漢字フォント1}
第2の原本フォントファイル={ハングルフォント2、英語フォント2、数字フォント2、漢字フォント2}
これは、第kの原本フォントファイルまで拡張することができ、第kの原本フォントファイルは、{ハングルフォントp、英語フォントq、数字フォントr、漢字フォントs}から構成される。p、q、r、sは、いずれも同じ値を有しても、異なる値を有してもよい。
もちろん、クライアントの使用国によってフォントファイルの構成は異なる。例えば、日本語の場合、次のように文字類型のサブフォントから構成される。
第1の原本フォントファイル={日本語フォント1、英語フォント1、数字フォント1、漢字フォント1}
第2の原本フォントファイル={日本語フォント2、英語フォント2、数字フォント2、漢字フォント2}
又は、日本語を片仮名と平仮名に分けて、次のように構成することができる。
第1の原本フォントファイル={日本語片仮名フォント1、日本語平仮名フォント1、英語フォント1、数字フォント1、漢字フォント1}
第2の原本フォントファイル={日本語片仮名フォント2、日本語平仮名フォント2、英語フォント2、数字フォント2、漢字フォント2}
又は、ハングルサブフォントと日本語サブフォントが共に含まれて構成されてもよい。
第1の原本フォントファイル={ハングルフォント1、日本語フォント1、英語フォント1、数字フォント1、漢字フォント1}
第2の原本フォントファイル={ハングルフォント2、日本語フォント2、英語フォント2、数字フォント2、漢字フォント2}
第3の原本フォントファイル={ハングルフォント3、日本語片仮名フォント3、日本語平仮名フォント3、英語フォント3、数字フォント3、漢字フォント3}
使用する言語の構成には制限なく、多様な言語の文字類型フォントから構成することができる。
第1の原本フォントファイル={ハングルフォント1、英語フォント1、数字フォント1、漢字フォント1}
第2の原本フォントファイル={日本語フォント2、英語フォント2、数字フォント2、漢字フォント2}
第3の原本フォントファイル={英語フォント3、数字フォント3}
第4の原本フォントファイル={英語フォント4、数字フォント4、ラテン語フォント4、ギリシア語フォント4、アラビア語フォント4、...}
使用者は、各文字類型別に特定のフォントを選択することができる。例えば、ハングルフォントでは「ハングルフォント1」を、英語フォントでは「英語フォント2」を、数字フォントでは「数字フォント3」を、そして漢字フォントでは「漢字フォント4」を選択することができる。これら文字類型別にそれぞれ選択したサブフォントを結合したものが編集フォント29である。かかるフォントをファイル形態に貯蔵したものが編集フォントファイルである。同様、日本語フォントに対しても、他のフォントと区別される別途フォントを設定することができる。例えば、図2において、21が示すハングルフォントは、平仮名サブフォント又は片仮名サブフォントを示す。
また、ハングル、英語、数字のみから構成されるか、ハングル、日本語片仮名、日本語平仮名、英語、数字、アラビア語、ギリシア語などのように、多様に使用する文字を1つの編集フォントの構成要素に設定することができる。
まとめると、図2において21で示されるハングルフォントは、平仮名サブフォント又は片仮名サブフォントを示す。また、図2において、ハングルフォントを21、平仮名サブフォントを21−1、片仮名サブフォントを21−2に追加して構成してもよい。すなわち、使用者が多様な文字を使う場合、当該文字を含むように選択して編集フォントを構成してもよい。
使用国と言語によって選択して結合する文字類型のサブフォントは、多様であれば、結合可能な文字類型の個数も制限されない。
図3及び図4は、本発明の一実施形態による図2で選択したそれぞれのサブフォントが1つの編集フォントファイルを構成する過程を示す図面である。図3の31は、先の図2において、{ハングルフォント1、英語フォント1、数字フォント1、漢字フォント1}を含む第1の原本フォントファイルの構成を示す。このうちハングルサブフォントは、31sに一部含まれる。ハングル完成型の場合は、11172字のハングル文字に対してユニコード領域に0xAC00〜0xD7A3が割り付けられている。従って、原本フォントファイルがハングル完成型を支援する場合、ハングルサブフォントは、31sのように、11172字のハングル文字に対するフォント図案が含まれる。
同様、図3の32は、図2において、{ハングルフォント2、英語フォント2、数字フォント2、漢字フォント2}を含む第2の原本フォントファイルの構成を示す。このうち英語サブフォントは、32sで示されるとおりである。一実施形態において、記号も英語サブフォントに含まれていてもよい。さらに他の実施形態において、記号は、数字サブフォントに含まれていてもよい。
図3の33は、図2において、{ハングルフォント3、英語フォント3、数字フォント3、漢字フォント3}を含む第3の原本フォントファイルの構成を示す。このうち数字サブフォントは、33sで示されるように、10個の数字が含まれる。
図3の34は、図2において、{ハングルフォント4、英語フォント4、数字フォント4、漢字フォント4}を含む第4の原本フォントファイルの構成を示す。このうち漢字サブフォントは、34sに一部含まれる。漢字も、その字数が多いため、示されるとおりである。
図3では、4つの原本フォントファイル31、32、33、34を示しており、本発明の実施形態を適用すれば、これらのうち、31s、32s、33s、34sが示すサブフォントを結合して、図4のように、新しい編集フォントファイルを生成することができる。
図4は、本発明の一実施形態による4種類の原本フォントファイルを構成する4種類の文字類型をそれぞれ選択して、新しい編集フォントファイル39を生成する構成を示す。それぞれの原本フォントファイル31、32、33、34から文字類型別にそれぞれのサブフォント31s、32s、33s、34sを抽出して、これを結合すると、1つの新しい編集フォントファイル39となる。
編集フォントファイル又はこれに対する設定情報を含むファイルは、クライアント装置に貯蔵されて、サーバ装置にアップロードし、クラウド方式で多様なクライアント装置で近づいて、編集フォントファイル又はこれに対する設定情報を含むファイルをダウンロードすることができる。
図4において、31が示す原本フォントファイル名が「Rix鐘路三街」であり、32が示す原本フォントファイル名が「RixアカシアB」で、33が示す原本フォントファイル名が「Rix星の光り」で、34が示す原本フォントファイル名が「Rix明朝B」である場合、使用者がこれら4種類の原本フォントファイルを、文字類型を変える度に変更せずに使用することができる。
すなわち、39のような編集フォントファイルを用いる場合、使用者の用いる編集フォントファイルは、ハングルについては「Rix鐘路三街」の文字図案を貯蔵して、英語については「RixアカシアB」の文字図案を貯蔵し、数字については「Rix星の光り」の文字図案を貯蔵し、漢字については「Rix明朝B」の文字図案を貯蔵する。
図5は、本発明の一実施形態による編集フォントを生成するクライアント装置の構成を示す図面である。
クライアント装置100の構成要素を述べると、次のとおりである。ディスプレイ部110は、多様な原本フォントファイルを用いて文字を出力し、且つ編集フォントの生成のために使用可能な原本フォントファイルリストを出力する。インターフェース部120は、外部からフォントを編集するための選択情報を入力される。貯蔵部130は、原本フォントファイルと編集フォントファイル、そして、これらの設定情報を貯蔵して、編集フォントを生成するために抽出されたサブフォント又は変換したサブフォントを臨時貯蔵する。そして、通信部140は、サーバ装置からフォントに係るファイルあるいは情報を受信及び送信する。フォント生成部150は、これら構成要素を制御して、文字類型によってそれぞれ選択されたサブフォントを結合して、新しい編集フォントファイルを生成する。
まとめると、クライアント装置の一実施形態は、次のとおりである。
ディスプレイ部110は、文字を出力しながら、2つ以上の文字類型と適用可能なフォントファイルの情報を出力する。インターフェース部120は、第1の文字類型の第1の原本フォントファイルの選択情報及び第2の文字類型の第2の原本フォントファイルの選択情報を入力される。そして、フォント生成部150は、第1の原本フォントファイル内の前記第1の文字類型に対応する第1のサブフォントと、前記第2の原本フォントファイル内の前記第2の文字類型に対応する第2のサブフォントを結合して、第1の編集フォントファイルを生成する。
また、通信部140は、第1の編集フォントファイル又は第1の編集フォントファイルを生成できる設定ファイルをサーバ装置に送信する。そして、通信部140は、サーバ装置から第2の編集フォントファイル又は第2の編集フォントファイルを生成できる設定ファイルを受信する。これは、編集の後、クラウド方式で編集フォントをどのクライアント装置においても用いられることを意味する。
インターフェース部120が第1の文字類型の第1の原本フォントファイルの選択情報を入力されると、フォント生成部150は、第1の文字類型の第1の原本フォントファイルに対応する1つ以上のフォントファイルリストを生成して、ディスプレイ部110は、生成されたフォントファイルリストを出力する。
さらに他の実施形態において、通信部140が第1の原本フォントファイルの選択情報及び第2の原本フォントファイルの選択情報をサーバ装置に送信して、サーバ装置から第1の編集フォントファイル又は前記第1の編集フォントファイルを生成できる設定ファイルを受信する。これは、後述する図7においてより詳細に述べる。
この過程において、通信部140が第1の文字類型の第1の原本フォントファイルの選択情報をサーバ装置200に送信して、通信部140が第1の文字類型の第1の原本フォントファイルに対応して、1つ以上のフォントファイルリストをサーバ装置200から受信し、ディスプレイ部110がフォントファイルリストを出力する。
これは、特定の文字類型に対して特定の原本フォントファイルが選択されると、他の文字類型は、既に選択された原本フォントファイル及び文字類型に対応して、より相応しいものでデータベース化されたフォントの情報を利用して、ディスプレイ部110がフォントファイルリストを出力することができる。
図6は、本発明の一実施形態によるクライアント装置が編集フォントを生成する過程を示す図面である。
クライアント装置100のディスプレイ部110は、文字類型とこれらのフォントリストを出力する(S41)。フォントリストとは、フォントファイルの情報を意味し、どのフォントであるかを容易に確認できるように、当該フォントが適用された文字を表示する。
図1において述べたように、特定の文字類型(日本語、ハングル、英語、数字、漢字)に対応して、11b、12b、13b、14bのように、原本フォントファイルの識別子(フォント名を一実施形態とする)を出力することを含む。文字類型の順序は、日本語−ハングル−英語−数字−漢字に予め設定することができ、使用者が基準としようとする文字類型を選択するようにすることができる。
クライアント装置100のインターフェース部120は、個別の文字類型に対応して原本フォントファイルを選択した情報を入力される(S42)。文字類型が2つ以上であるため、少なくとも2つ以上の文字類型に対して適用する2つの原本フォントファイルに対する選択情報が入力される。これは、日本語/ハングル/英語/数字領域の文字のフォントデザインをそれぞれ選択することを意味し、この過程において、漢字に対する文字のフォントデザインを選択することは、オプションで提供することができる。オプションで提供する場合、基準となるフォントの漢字フォントデザインをそのまま利用してもよい。
一方、S42のように、選択情報を入力されると、クライアント装置は、編集フォントが予め見られるようにプレビュー段階を提供する。これは、文字類型別に選択された原本フォントで所望の文章を入力できるように、インターフェース部120が文字を入力される。すなわち、ディスプレイ部110は、文章が入力された領域とプレビュー領域を表示して、文章入力領域に書きたい文章を書いて、「プレビュー」ボタンを押すと、図1の15のように、プレビュー領域に編集フォントのような構成で適用された文章を示すようにする。
本発明の他の実施形態において、選択された原本フォントに対するフルセットウェブフォントを用いてJavaScript(登録商標)でプレビューを具現するか、サーバ装置で指定された編集フォントの構成に従いレンダリングしたイメージを生成する方式を用いることもできる。
S41及びS42に対して、図1に提示されたように、使用者が各文字類型に対して適合した原本フォントを選択することができる。また、他の実施形態において、使用者が第1の文字類型に適用する第1の原本フォントファイルを選択すると、他の文字類型には第1の原本フォントファイルに対応する1つ以上のフォントファイルリストを出力することができる。
一実施形態としては、次のとおりである。クライアント装置100のフォント生成部150又はサーバ装置200は、特定の文字類型別のフォントに相応しい他の文字類型のフォントに対する情報を累積した状態である。
例えば、図2において、ハングルフォント1に最も相応しい英語フォントは英語フォント1であるが、その他、英語フォント2がより相応しいものでヒストリー情報が累積される。そして、ハングルフォント1に最も相応しい数字フォントは数字フォント1であるが、その他、数字フォント3が最も相応しいものでヒストリー情報が累積される。かかるヒストリー情報は、複数の使用者が編集フォントを生成する過程において、サーバ装置200に累積した情報を含む。
従って、クライアント装置100のディスプレイ部110は、インターフェース部120で第1の文字類型に適用する第1の原本フォントファイルが選択されると、フォント生成部150は、第1の原本フォントファイルが適用される第1の文字類型に対応する他の文字類型の原本フォントファイル名をリストアップして、1つ以上のフォントファイルリストをディスプレイ部110が出力するように制御する。又は、クライアント装置100の通信部140が第1の文字類型に適用する第1の原本フォントファイルが選択された情報をサーバ装置200に転送して、サーバ装置200から第1の原本フォントファイルが適用される第1の文字類型に対応する他の文字類型の原本フォントファイル名をリスト形態に受信することができる。
そして、フォント生成部150は、選択情報が示す原本フォントファイルで当該文字類型に対応するフォント情報を分析する(S43)。分析の一実施形態では、各原本フォントファイルから当該文字類型の領域(例えば、ユニコードの範囲)に対する文字−図案マッピング(CMAP)情報を抽出して分析することができる。
その後、フォント生成部150は、文字類型別に図案を抽出する(S44)。これは、各原本フォントファイルで分析された文字−図案マッピング(CMAP) 情報によって指定された文字類型が示す文字の領域に対するグリブ図案を抽出することを一実施形態とする。
S44をより詳細に述べると、フォント生成部150は、文字類型によるフォントのデザイン又はフォント情報を抽出したサブフォントを臨時生成して、クライアント装置100の貯蔵部130に貯蔵することができる。このため、各原本フォントファイルから選択した文字類型に含まれる文字の領域に対して、文字−図案マッピング(CMAP)情報で指定されたグリフ図案を変換して、サブフォントを臨時生成することができる。
次に、フォント生成部150は、抽出されたサブフォントを併合して1つの編集フォントファイルを生成する(S45)。先に臨時生成したサブフォントは、それぞれの原本フォントファイルから抽出したものであるため、新しい編集フォントファイルを生成するためにフォントファイルに適合した基本構造を生成して、それぞれの文字類型のユニコード領域別に抽出されたグリフ図案を図案情報テーブル構造に貯蔵する。そして、編集フォント名の情報テーブル構造を生成して、編集フォントファイルを生成し、貯蔵部130に貯蔵する。
図6の過程は、先の図4において述べたように、原本フォントファイルを構成する多様な文字のうち、文字類型別にフォントの図案を抽出して、これらをさらに1つの編集フォントで結合した編集フォントファイルを生成する過程を含む。
図6の過程をまとめると、次のとおりである。
文字を出力するクライアント装置100のディスプレイ部110が、2つ以上の文字類型と適用可能なフォントファイルの情報を出力する。出力する形態は、図1において述べたとおりである。そして、クライアント装置100のインターフェース部120で入力された第1の文字類型の第1の原本フォントファイルの選択情報を貯蔵する。これは、臨時貯蔵することを意味する。そして同様、インターフェース部120で入力された第2の文字類型の第2の原本フォントファイルの選択情報を貯蔵する。その結果、異なる2つの文字類型にそれぞれ適用される2種類の原本フォントファイルの選択情報を確認することができる。その後、クライアント装置100のフォント生成部150が、第1の原本フォントファイル内の第1の文字類型に対応する第1のサブフォントと、第2の原本フォントファイル内の第2の文字類型に対応する第2のサブフォントを結合して、第1の編集フォントファイルを生成する。
生成された編集フォントファイルは、サブフォントがそのまま含まれていてもてよく、大きさ、位置などを調節して変換した変換過程を経た変換サブフォントであってもよい。
これは、先の図3において、4種類の文字類型にそれぞれ対応して、4種類の原本フォントファイル31、32、33、34からそれぞれの文字類型に対応するサブフォント31s、32s、33s、34sを抽出したことを一実施形態とする。そして、図4において、これらを編集フォントファイル39に生成する過程を述べた。
従って、サブフォントは、基準フォントに合わせて変換することができる。基準フォントは、編集フォントを生成するため予め定めたフォントとなってもよいし、これによってサブフォントの図案が全て変換されてもよい。また、基準フォントは、複数の文字類型のうち、最も優先して選択された文字類型のフォントが基準フォントとなる。もし、図1において、英語フォントでRix_明朝Mediumを設定して、他の文字類型のフォントを設定した場合、他の文字類型は、Rix_明朝Mediumを基準フォントとして変換することができる。この他、基準フォントは、予め設定された文字類型のフォントが基準フォントとなる。
また、他の実施形態において、基準となる文字類型のフォント規格を利用することができる。この場合、基準となる文字類型(例えば、ハングル)の原本フォントファイルによって基準となる文字類型のフォント規格(グリフの位置、大きさ、ベースラインなど)を適用して、他の文字類型のサブフォントを変換することができる。
クライアント装置100の通信部140は、サーバ装置200に生成した編集フォントファイルを転送するか、又は編集フォントファイルの設定ファイルを転送することができる。
編集フォントファイルを転送することは、クライアント装置100で生成した新しい編集フォントファイルを転送することを意味する。一実施形態において、図4において述べたように、4つの原本フォントファイルからそれぞれ文字類型別に抽出したサブフォント31s、32s、33s、34sをそのまま結合するか、又は図13〜図22において述べる変換を経た変換サブフォントを結合することを意味し、このように生成された編集フォントファイル39は、新しい原本フォントファイルとなる。
一方、設定ファイルを転送することは、編集フォントファイルを構成するフォントに関する情報とこれらを変換した情報を転送することを意味する。
これは、次のような構造から構成される。例えば、編集フォントファイルを構成する情報であり、文字類型と文字類型別に適用される原本フォントファイル、そしてこれらの変換情報である。表1を参照する。
表1のような設定ファイルのみ提供される場合、クライアント装置100のフォント生成部150は、設定ファイルの情報によって臨時又は永久的に編集フォントファイルを生成して貯蔵部130に貯蔵する。変換情報は、大きさや位置の変換情報、又はテキストの行の位置を変換させるかEMの大きさ、ベースラインの位置を変換させるなどの情報を全て含む。
編集フォントファイルは、あらゆる文字の図案が含まれるため、ファイルサイズが大きい。一方、設定ファイルのみ送受信して、フォントを用いるクライアント装置100のフォント生成部150が設定ファイルによって編集フォントファイルを生成する場合、ネットワーク上で送受信するデータの大きさを減らすことができる。
一方、S43〜S45過程は、クライアント装置ではないサーバ装置でも行うことができる。すなわち、クライアント装置10が所定の選択情報を提供すれば、サーバ装置が分析及び生成して、サーバ貯蔵部に編集フォントファイル又はこれを生成できる設定ファイルを貯蔵し、クライアント装置10は、通信部140を介してサーバ装置からこれをダウンロードして使用することができる。
もしサーバ装置においてかかる過程を行う場合、クライアント装置100は、インターフェース部120とディスプレイ部110を利用して使用者と相互作用を行い、通信部140を利用してサーバ装置とフォントファイルに関するデータを送受信する。
次に、編集フォントを生成する過程において、文字類型のサブフォントを変換する過程について述べる。原本フォントファイルは、2つ以上の文字類型のあらゆる文字に対する文字図案を含む。従って、これら2つ以上の原本フォントファイルでそれぞれサブフォントを結合する編集フォントファイルを生成する前に、それぞれの文字類型の図案の大きさ、位置あるいは割合などを調節することができる。このような割合の調節は、クライアント装置のフォント生成部150又はサーバ装置で行う。
図7は、本発明の一実施形態によるクライアント装置とサーバ装置の間で編集フォントを生成する過程を示す図面である。図6では、クライアント装置のフォント生成部150がフォント情報を分析してこれらを結合した。図7では、クライアント装置がサーバ装置で編集フォントファイルを構成する原本フォントファイルの選択情報を提供すると、サーバ装置がこれに適合した編集フォントファイルを生成する過程を示す図面である。
第1のクライアント装置100aは、文字類型別にフォントを選択する(S51)。一実施形態において、日本語/ハングル/英語/数字/漢字に適用する個別原本フォントファイルを選択して、通信部140は、選択情報をサーバ装置200に転送する。サーバ装置200は、受信した選択情報を分析して、各選択情報で示す原本フォントファイルを準備する(S55)。原本フォントファイルをサーバ装置200のメモリ上にローディングすることを一実施形態とする。その後、サーバ装置200は、原本フォントファイルからフォント情報を抽出して、選択した文字類型に対する文字−図案マッピング情報を抽出して分析する(S56)。一実施形態において、各文字のユニコードに対応する文字図案のグリフ番号を抽出して、当該グリフ番号が示す図案を分析することを一実施形態とする。
その後、サーバ装置200は、各原本フォントファイルで分析された文字−図案マッピング(CMAP)情報によって、当該文字領域に対するグリフ図案を抽出する(S57)。抽出した過程において、文字類型のそれぞれのサブフォントが相応しい図案を有するように変換する過程をサーバ装置200で追加して行ってもよい。その後、サーバ装置200は、抽出された図案を併合し、編集フォントファイルを生成して貯蔵する(S58)。これは、新しいフォントファイルが生成されて貯蔵されることを意味し、サーバ装置に貯蔵された編集フォントファイルは、新しい原本フォントファイルとなるため、他のクライアントが使用してもよい。
サーバ装置200は、編集フォントファイルが生成されたことを第1のクライアント装置100aに転送する(S59)。
その後、当該編集フォントファイルを用いる権限のある第2のクライアント装置100bが編集フォントファイルをサーバ装置200に要請する(S61)。サーバ装置は、編集フォントファイルを転送して(S62)、第2のクライアント装置100bがこれを貯蔵して用いられるようにする(S63)。
また、図7は、編集フォントファイルを要請する第2のクライアント装置100bに対して、編集フォントファイルを用いる権限があるか否かを検証する。サーバ装置200は、多様な使用者が生成した編集フォントファイル又は編集フォントファイルに対する設定情報を貯蔵して、これを使用者が要請する場合、ネットワークを介して編集フォントファイル又は設定ファイルを提供する一種のクラウド装置でも動作することができる。
図7では、編集フォントファイルが送受信されるが、先に述べたように、編集フォントファイルを生成するに必要な設定ファイルが送受信され、これは、ネットワーク上で送受信される情報量を減らして、早い送受信が行われるようにする。そして、設定ファイルを受信したクライアント装置は、フォント生成部が編集フォントファイルを生成して貯蔵部に貯蔵する。
図7をまとめると、次のとおりである。クライアント装置100a、100bの立場から、クラウドに基づくフォントを編集して生成し、これを改めてダウンロードすることができる。
一実施形態において、フォントをクラウドの役割を含むサーバ装置200が生成して、これをダウンロードして使用する方式であって、クライアント装置100で図6の過程に従い編集フォントファイルを生成して、これをサーバ装置200にアップロードするか、又は編集フォントファイルを生成するに必要な設定ファイルをサーバ装置200にアップロードすることができる。
従って、図7において述べたように、クライアント装置100aでは、編集するフォントを文字類型別に選択のみして、選択した情報をサーバ装置200に提供すると、サーバ装置200のフォント生成部250は、文字類型別のサブフォントを生成して、後述するフォント変換及び微細調整の過程によって編集フォントファイルを生成する。そして、サーバ装置200の通信部240は、生成された編集フォントファイルをクライアント100aに転送する。この過程において、編集フォントファイルの代わりに、編集フォントファイルをクライアント100aが生成するように、変換情報が含まれる設定ファイルがサーバ装置200の通信部240でクライアント100aに転送される。
サーバ装置200のフォント生成部250は、多様なクライアント装置から編集フォントを受信するため、フォント間の相関関係をデータベース化することができる。その結果、クライアントが特定の文字類型(例えば、ハングル)に対して、特定の原本フォントファイル(例えば、ゴシック)を選択すると、これに適合した他の文字類型(例えば、英語)に対し、適合したフォントリスト(新明朝、ゴシックBoldなど)を生成することができ、これをクライアント装置に提供することができる。
これを適用する場合、図1において、ハングル文字類型に適合したフォントを11bから選択すると、これに対応して、他の文字類型から選択する可能性の高いフォントリストが変更して出力される。例えば、ハングル文字類型としてRixゴシックHeavyが選択されると、英語、数字、漢字に表示されるものとしては、それぞれRix釜山駅Bold、RixビタミンMedium、新明朝体の順に表示されて、これは、サーバ装置200のフォント生成部250がハングルRixゴシックHeavyに最も多く選択された英語/数字/漢字フォントリストを示すことを意味する。
従って、前述した図7の過程をまとめると、次のとおりである。文字を出力するクライアント装置100aのディスプレイ部110が、2つ以上の文字類型と適用可能なフォントファイルの情報を出力して(図1参照)、クライアント装置100aのインターフェース部120で入力された第1の文字類型の第1の原本フォントファイルの選択情報を貯蔵し、次に、インターフェース部120で入力された第2の文字類型の第2の原本フォントファイルの選択情報を貯蔵する。クライアント装置100aの貯蔵部130に臨時貯蔵される。そして、クライアント装置100aの通信部140が第1の原本フォントファイルの選択情報及び第2の原本フォントファイルの選択情報をサーバ装置に送信する(図7のS52)。その後、S55〜S58の過程に従い、サーバ装置200で第1の原本フォントファイル内の第1の文字類型に対応する第1のサブフォントと、第2の原本フォントファイル内の第2の文字類型に対応する第2のサブフォントが結合した第1の編集フォントファイル又は第1の編集フォントファイルを生成できる設定ファイルが生成される。
その後、サーバ装置200は、クライアント装置100aに前述した第1の編集フォントファイル又は第1の編集フォントファイルを生成できる設定ファイルを送信して、クライアント装置100aは、これを用いて文書を作成する。
また、この過程において、サブフォントは、基準フォントに合わせて変換したサブフォントであって、サーバ装置200のフォント生成部250が基準フォントに合わせて変換する。
また、クライアント装置100aにおいて、第1の文字類型に対して第1の原本フォントファイルを選択して、これに対する情報がサーバ装置200に転送されると、他の文字類型には、第1の原本フォントファイルに対応する1つ以上のフォントファイルリストを出力することができる。
サーバ装置200は、特定の文字類型別のフォントに相応しい他の文字類型のフォントに対する情報を累積した状態である。例えば、図2において、ハングルフォント1に最も相応しい英語フォントは、英語フォント1であるが、その他、英語フォント2がより相応しいものでヒストリー情報が累積される。そして、ハングルフォント1に最も相応しい数字フォントは、数字フォント1であるが、その他、数字フォント3が最も相応しいものでヒストリー情報が累積される。かかるヒストリー情報は、複数の使用者が編集フォントを生成する過程において、サーバ装置200に累積した情報を含む。
従って、サーバ装置200は、第1の文字類型に適用する第1の原本フォントファイルに対する選択情報をクライアント装置100から優先して受信すれば、サーバ装置200のフォント生成部250は、第1の原本フォントファイルが適用される第1の文字類型に対応する他の文字類型の原本フォントファイル名をリストアップして、1つ以上のフォントファイルリストをクライアント装置100に転送して、ディスプレイ部110が出力するように制御する。
すなわち、クライアント装置100の通信部140が第1の文字類型に適用する第1の原本フォントファイルが選択された情報をサーバ装置200に転送して、サーバ装置200から第1の原本フォントファイルが適用される第1の文字類型に対応する他の文字類型の原本フォントファイル名をリスト形態に受信することができる。
図7の実施形態は、クライアントサーバ方式でクライアント装置がフォントを作る過程をウェブページで構成して、特に、CSS、JavaScript(登録商標)アニメーションが加えられた段階別の魔法師方式を適用することができる。そして、選択された複数のフォントの編集フォントの生成は、サーバ装置で動的に行われて、この過程において、ハングル、英語、数字、漢字のソースフォントは、「ウェブフォント化」して使用することができる。
図6又は図7のような過程によって生成された編集フォントファイルがサーバ装置200に貯蔵されると、これは、多様なクライアント装置でサーバ装置で編集フォントファイルをダウンロードして用いることができる。この過程において、編集フォントファイルを作成者が指定した他の使用者に配布することができる。また、後述する図13〜図22の変換及び微細調整に関する設定ファイルを別途配布して、フォントを編集するに必要な一種のレシピ情報を提供することができる。編集フォントファイルは、作成者が販売することもでき、特定の他のクライアント装置が使用する権限を有してもよい。この過程において、クライアント装置を介して使用者ログイン過程が必要であるか、又は編集フォントファイルを用いるために、特定の認証モジュールがクライアント装置に設けられてもよい。
そして、編集フォントファイルをサーバ装置200からダウンロードしようとするクライアント装置100のウェブページは、編集フォントのサムネイルイメージを確認することができる。これは、編集フォントの生成過程において、サムネイルイメージを生成する方式で具現される。
図8は、図7の構成に対応するサーバ装置の構成を示す図面である。サーバ装置200は、複数の原本フォントファイルと、これらから算出された編集フォントファイルを貯蔵する貯蔵部230と、クライアント装置100と通信する通信部240、そして、クライアント装置100がフォントファイルを用いる権限があるか否かを認証する認証部220、そして、編集フォントを生成して、前述した構成要素を制御するフォント生成部250から構成される。フォント生成部250が編集フォントを生成する過程は、先の図7において述べた。
サーバ装置200又は先の図6のクライアント装置100において、編集フォントを生成するためには、既存の原本フォントファイルからフォントの図案をそのまま抽出するか、又はこれらフォント図案を変換する。特に、各フォントの図案は、原本フォントファイルによって異なる図案の基準があるため、異なる基準を有するフォントの図案を1つの編集フォントファイルに結合する場合、文字類型別にフォントの統一性が低くなる可能性がある。このため、サーバ装置200のフォント生成部250又はクライアント装置100のフォント生成部150は、編集フォントファイルを生成する過程において、それぞれの文字類型に適合するように、文字類型別のフォントの図案を調整することができる。
まとめると、次のとおりである。通信部240は、クライアント装置から第1の文字類型の第1の原本フォントファイルの選択情報及び第2の文字類型の第2の原本フォントファイルの選択情報を受信する。フォント生成部250は、第1の原本フォントファイル内の第1の文字類型に対応する第1のサブフォントと、第2の原本フォントファイル内の第2の文字類型に対応する第2のサブフォントを結合して、第1の編集フォントファイルを生成するか、又は第1の編集フォントファイルを生成する設定情報を生成する。認証部220は、第1の編集フォントファイルの使用権限を認証する。特定のクライアント装置が生成した編集フォントファイルを他のクライアント装置が使用してもよく、この場合、認証部220が使用権限を認証する。
図9は、本発明の一実施形態による編集フォントファイルを生成する詳細過程を提示した図面である。図9の過程は、サーバ装置200のフォント生成部250又はクライアント装置100のフォント生成部150とも行うことができるが、クライアント装置100とサーバ装置200とも、原本フォントファイルを生成するか、又はこれを利用した編集フォントファイルを生成できるからである。
フォント生成部150、250は、原本フォントファイルの規格を定義する(S71)。これは、文字類型別にテンプレートを定義することを含む。そして、フォント生成部150、250は、原本フォントファイルから図案を抽出して(S72)、原本フォントを正規化又は規格化する(S73)。S71〜S73は、前処理過程で原本フォントファイル別に予め行われてもよい。
次に、文字類型別に適用する原本フォントファイルが選択されると、フォント生成部150、250は、選択情報を分析して(S74)、文字類型別の図案を抽出する(S75)。これら図案を用いてフォント生成部150、250は、編集フォントを微細調整(S76)した後、編集フォントを統合して編集フォントファイルを生成する(S77)。その後、フォント生成部150、250は、編集フォントファイルを用いられるように貯蔵するか、又はサーバのフォント生成部250は、これを共有するように配布する(S78)。
各段階についてより詳細に述べる。
図10は、本発明の一実施形態による図9のS71過程に関する図面である。
サーバ装置200のフォント生成部250又はクライアント装置100のフォント生成部150は、それぞれの原本フォントファイルに対して、編集フォントとして適用される場合の規格を定義する。すなわち、各文字類型のフォントが混合して用いられる場合、一定の大きさと位置を有するようにフォント規格を指定することができ、この情報は、原本フォントファイルに結合して貯蔵されるか、又は別途設定ファイルに貯蔵されてもよい。
フォントの規格を構成する情報の一実施形態において、EMの大きさ(フォント図案座標系の大きさ)を指定した情報、テキストの行の最上段(WinAscent)/最下段(WinDescent)の大きさを指定した情報、ベースライン位置(テキストの行の基準)を指定した情報、言語フォント間の高さの割合(ハングル:英語の割合、ハングル:数字の割合、ハングル:漢字の割合)を指定した情報、そして、文字類型別の図案において代表文字、すなわち基準文字(例えば、英語:H、ハングル:Mom(モム/ハングル)、数字:0、漢字:國)に対する高さを指定した情報などになる。
図10におけるベースライン711は、テキストの行の基準となり、712は、EMの大きさを示す。一実施形態において、これら文字は、いずれも当該文字類型内における幅と高さが最も大きい文字を選択することができるが、例えば、英語で「H」、ハングルで「Mom(モム/ハングル)」、数字で「0」、そして漢字で「國」を用いる。
ここで、各原本フォントファイルは、下記のように、英語とハングル、数字、漢字の適正な割合(0.91:1:0.94:1)を有する。ハングルと漢字を1に、英語は0.91、数字は0.94にすることができる。S71過程は、予め行われてもよいし、この過程において生成された情報は、サーバ装置200のフォント生成部250又はクライアント装置100のフォント生成部150が後述するフォントを変換する過程において適用することができる。図10において述べた基準文字の情報は、原本フォントファイルと共に貯蔵される。
図10及びS71の過程において生成された情報は、1つの基準フォントを構成する情報となり、基準フォントの情報を利用して編集フォントに含まれる様々な種類のフォントを変換することができる。
図11及び図12は、本発明の一実施形態による図9のS72過程に関する図面である。図11は、原本フォントファイルから選択した文字類型の図案、すなわち、グリフを抽出する過程を示す図面である。原本フォントファイル721で指定された言語(図11の場合、ハングル)に対する文字のグリフのみ抽出して、722のようにサブフォントを生成する。これは、サーバ装置の貯蔵部230又はクライアント装置の貯蔵部130で臨時に貯蔵空間にサブフォントを生成して貯蔵することを一実施形態とする。
サブフォントとして含む文字は、文字類型によって異なる。例えば、ハングルは第1の原本フォントファイルから、英語は第2の原本フォントファイルから、数字は第3の原本フォントファイルから、そして漢字は第4の原本フォントファイルから抽出することを仮定する。
この場合、ハングルサブフォントは、第1の原本フォントファイルの原本フォントのハングル支援文字規格に従って抽出することができるが、KS規格支援の際には2350字を抽出して、ユニコードハングル規格支援の際には11172字を抽出する。英語サブフォントは、第2の原本フォントファイルの基本ラテン(Basic Latin)文字のうち、制御文字と数字を除いた文字を抽出することができるが、総86字を抽出する。数字サブフォントは、第3の原本フォントファイルの基本ラテン(Basic Latin)文字のうち、数字領域に対応する文字を抽出することができるが、総10字を抽出する。漢字サブフォントは、第4の原本フォントファイルのKS漢字文字規格に従って抽出することができるが、この場合、4888字を抽出する。
図12は、本発明の一実施形態による文字類型別にサブフォントを抽出して、フォントグループを指定し、メタ情報を抽出する過程を示す図面である。図12は、第1の原本フォントファイル725aからハングル部分のみ抽出して生成したハングルサブフォント725b、第2の原本フォントファイル726aから英語部分のみ抽出して生成した英語サブフォント726bが提示されている。
数字サブフォントは、ハングル又は英語に対応する第1の原本フォントファイル又は第2の原本フォントファイルから数字部分を抽出するか、又は別途第3の原本フォントファイルから727cのように抽出することができる。727a、727bは、数字を含む原本フォントファイルを示す。
従って、サブフォント725b、726b、727bは、いずれも当該文字類型に対応する図案を抽出したものである。これらは、編集する前に所定の変換過程を経るが、その前にサーバ装置の貯蔵部230又はクライアント装置の貯蔵部130で臨時貯蔵される。
先に、各文字類型別にフォントが定めると、当該フォントに対するファイルグループを指定する。メタ情報は、基礎情報、分類情報、文字類型情報、マトリックス情報などを含む。基礎情報は、フォントファイル名、フォントファミリ、太さスタイルを含む。分類情報は、デザイン分類に関する分類情報を含む。文字類型情報は、どの文字(英語、ハングル、数字、漢字)であるかに対する分類情報を含む。マトリックス情報は、EMの大きさ、ベースライン、テキストの行の最上段(WinAscent)、テキストの行の最下段(WinDescent)、縦軸の開始位置、高さに関する情報が含まれる。メタ情報は、原本フォントファイルあるいは原本フォントファイルに繋がる情報あるいは別途独立的に貯蔵されたファイルから抽出することができる。
以下におけるメタ情報とは、多様な文字類型の原本フォントファイルから抽出したサブフォントを変換するか、微細調整を行うために参照する情報を意味する。
図13〜図20は、本発明の一実施形態による原本フォントから抽出したサブフォントを正規化又は規格化する過程を示す図面である。サブフォントは、各文字類型別に原本フォントファイルから抽出したものである。従って、サブフォントは、1つの文字類型の図案を全て含む。これら図案を編集フォントに適合するように、大きさ、位置などを調節することができる。以下に、変換サブフォントを生成するために各文字類型から代表文字を選択して、これらを変換し、これらの変換値を基準としてサブフォントの全体図案を変換する。
図13は、本発明の一実施形態によるマトリックス情報を変更することを示す図面である。マトリックス情報(Matrix)は、各フォント図案に対するEMの大きさ、ベースライン、テキストの行の最上段(WinAscent)、テキストの行最下段(WinDescent)、縦軸の開始位置、高さに関する情報などを含む。先の図12において、基準フォント情報のメタ情報のマトリックス情報と比較して、基準フォント規格に合わせてメトリックスを調整することができる。
一実施形態において、基準フォントのメタ情報を述べると、フォントのEMの大きさが1000である反面、文字類型別の原本フォントにおけるEMの大きさが2048である場合、これを変換することが必要である。
一実施形態において、本来の第1の原本フォントファイルのハングルのうち「Mom(モム/ハングル)」という字の原本フォント731aのマトリックス情報は、EMが2048であり、WinAscentが1741、WinDescentが512である。これを基準フォント規格に合うように、原本フォントのEMの大きさ(フォント図案座標系の大きさ)、WinAscent、WinDescentを変換して、731aから731bに正規化したフォントに変換することができる。これは、731aを調整して731bのように変換するが、基準フォントのテキストの行の最上段WinAscentと最下段WinDescentに合うように、各言語別のフォントの最上段と下段値を調整することができる。
まとめると、次のとおりである。図13では、基準フォントのメタ情報が提示するEMの大きさ1000に合わせて、次の表2のように、原本フォントと変換されたフォントのマトリックス情報(EM、WinAscent、WinDescent)が変換される。
図14は、本発明の一実施形態による基準フォントの大きさ規格に合うように、グリフの大きさを調整する図面である。
732aは、原本フォントを示す。原本フォントは、基準フォント及び基準フォントの高さと比較するとき、基準フォントの高さを越えることが確認できる。従って、基準フォントに合うように、732bのように93.5%の大きさを縮小して、正規化に変換したフォントを生成する。
基準フォントは、グリフのBoundBoxの大きさが、縦882、横840であり、グリフの幅であるWidth値が920である。従って、これに近いように、732bのように縮小して正規化することができる。
まとめると、次のとおりである。図14では、基準フォントのメタ情報が提示する高さに合わせて、次の表3のように変換する。この過程において、グリフのBoundBoxの大きさとWidthが変更される。
表2及び表3を結合して、マトリックス情報を変更し、グリフのBoundBoxの大きさを変更することができ、このうち、いずれかのみを適用することができる。これは、原本フォントと基準フォントの差によって決定される。
図15は、本発明の一実施形態による基準フォントの位置であるベースライン規格に合わせてグリフ位置を移動することを示す図面である。
基準フォントが有する基準フォント位置(ベースライン)規格に合わせてグリフ位置を移動することを一実施形態とする。これは、基準フォントベースラインと文字図案の下段点の間の間隔が一致するように図案位置を調整することを意味する。
より詳細に述べると、733aの原本フォントと基準フォントは、ベースラインが異なる。基準フォントの左側下段点の縦位置は−150であり、左側下段点の横位置は0である。これに合わせて、原本フォント733aと、733bで示される正規化したフォントを比較すると、原本フォント733aは、基準フォントを基準として判断すれば、グリフ下段点(ベースライン)の縦位置は−82となり、グリフ下段点の左側位置(横位置)は−10である。従って、733aの原本フォントを縦軸に−68だけ移動させる縦軸の移動と、横軸に10だけ移動させる横軸の移動によってフォントを変換する。その結果、正規化したフォントは、グリフ下段点の縦位置は−150であり、横位置(左側下段点)は0となる。
図16は、本発明の一実施形態によるハングルフォントに対しても、規格化を行う過程を示す図面である。基準フォントの規格に合わせてマトリックスを調整する。これは、あらゆるハングルフォントにそのまま適用することができる。
例えば、734aのように、EMの大きさを調節して、WinAscent、WinDescentを修正する基準フォント規格に合わせてマトリックスを調整する過程を行う。基準フォント規格に合うように、原本フォントのEMの大きさ(フォント図案座標系の大きさ)を調整して、基準フォントのテキストの行の最上段WinAscentと最下段WinDescentに合うように、各言語別のフォントの最上段と下段値を調整することができる。
そして、734bのように、基準フォントの大きさ規格に合わせてグリフの大きさを調節する(93.5%縮小)。一実施形態において、基準フォントの縦高さと一致するように、グリフの大きさを調整することができる。次に、734cのように、基準フォントのベースライン規格に合わせてグリフを位置移動する。一実施形態において、基準フォントベースラインと文字図案の下段点の間の間隔が一致するように図案位置を調整する。
図17は、本発明の一実施形態による英語フォントに対して規格化を行うことを示す。先の図16において述べたような方式で、735aのように、基準フォント規格に合わせて原本フォントのEMの大きさ(フォント図案座標系の大きさ)を調整して、基準フォントのテキストの行の最上段WinAscentと最下段WinDescentに合うように、各言語別のフォントの最上段と下段値を調整することができる。
また、735bのように、基準フォントの縦の高さと一致するように、グリフの大きさを調整することができるが、図17では、145%に大きさを拡大する。次に、位置移動のため735cのように、基準フォントのベースライン規格に合わせてグリフを位置移動する。一実施形態において、基準フォントベースラインと文字図案の下段点の間の間隔が一致するように図案位置を調整する。
図18は、本発明の一実施形態による数字フォントに対して規格化を行うことを示す。先のハングルフォント及び英語フォントと同様、736aのように、基準フォント規格に合わせて原本フォントのEMの大きさ(フォント図案座標系の大きさ)を調整して、基準フォントのテキストの行の最上段WinAscentと最下段WinDescentに合うように、各言語別のフォントの最上段と下段値を調整することができる。
また、736bのように、基準フォントの縦の高さと一致するようにグリフの大きさを調整することができるが、図18では、80%に大きさを縮小する。次に、位置移動のため736cのように、基準フォントのベースライン規格に合わせてグリフを位置移動する。一実施形態において、基準フォントベースラインと文字図案の下段点の間の間隔が一致するように図案の位置を調整する。
図19は、本発明の一実施形態による漢字フォントに対して規格化を行うことを示す。先に述べた他の文字類型と同様、737aのように、基準フォント規格に合わせて原本フォントのEMの大きさ(フォント図案座標系の大きさ)を調整して、基準フォントのテキストの行の最上段WinAscentと最下段WinDescentに合うように、各言語別のフォントの最上段と下段値を調整することができる。
また、737bのように、基準フォントの縦の高さと一致するようにグリフの大きさを調整することができるが、図19では、大きさを85%に縮小する。次に、位置移動のため737cのように、基準フォントのベースライン規格に合わせてグリフを位置移動する。一実施形態において、基準フォントベースラインと文字図案の下段点の間の間隔が一致するように図案の位置を調整する。
図20は、本発明の一実施形態による文字類型別のフォントを併合する過程を示す図面である。前述した規格化は、自動に行われるが、規格化を適用した文字類型別のサブフォント738a、738b、738c、738dを併合すると、739のように、編集フォントを生成することができる。本発明の実施形態によれば、規格化を行った後、併合した編集フォントをそのまま用いてもよく、また編集フォントを微細調整した後に新しい編集フォントを用いてもよい。
図21及び図22は、微細調整を行う過程を示す図面である。先の図13〜図20において行った規格化は、基準フォントに対する規格情報を多様な文字類型のサブフォントに自動適用した結果である。これをより微細に大きさと位置を調整するように、図21及び図22は、微細調整のためのインターフェースの例示と微細調整の過程を示す。サーバ装置200のフォント生成部250又はクライアント装置100のフォント生成部150が規格化した編集フォントをクライアント装置100のディスプレイ部110が出力して、これに対する調整をクライアント装置100のインターフェース部120が入力されて、編集フォントに適用するようにする。
図21は、本発明の一実施形態による特定の文字類型を基準として、他の文字類型のフォントの大きさを調整する過程を示す図面である。761aは、規格化を行った4種類の文字類型のフォントを出力した形態である。ここで、基準となるハングル文字のほか、英語に対する大きさを調節するためのインターフェース761b、数字に対する大きさを調節するためのインターフェース761c、漢字に対する大きさを調節するためのインターフェース761dが提供されている。ここで、使用者は、クライアント装置100のインターフェース部120を用いて762aのように調整することができる。
762aに提示されたように、英語は、大きさを+60に調整したインターフェース762b、数字も、大きさを+60に調整したインターフェース762c、漢字は、大きさを維持したインターフェース762dが示されており、これらの調整によって、ベースラインを基準とするとき、英語と数字の大きさが変動したことを確認することができる。
図22は、本発明の一実施形態による特定の文字類型を基準として、他の文字類型のフォントの位置を調整する過程を示す図面である。763aは、規格化を行った4種類の文字類型のフォントを出力した形態である。ここで、基準となるハングル文字のほか、英語に対する位置を調節するためのインターフェース763b、数字に対する位置を調節するためのインターフェース763c、漢字に対する位置を調節するためのインターフェース763dが提供されている。ここで、使用者は、クライアント装置100のインターフェース部120を用いて764aのように調整することができる。
764aに提示されたように、英語は、位置を下の方向、すなわち、−30に調整したインターフェース764b、数字も、位置を−30に調整したインターフェース764c、漢字も、位置を−30に調整したインターフェース764dが表示されており、これらの調整によって、ベースラインを基準とするとき、英語と数字の位置が変動したことを確認することができる。
前述した微細調整過程で、各文字類型別にサブフォントの大きさと位置を決定すると、このように決定された情報を反映して新しい編集フォントファイルを生成する。
図13〜図22に提示された変換過程は、クライアント装置又はサーバ装置で全て具現される。また、微細調整の過程は、クライアント装置のディスプレイ部及びインターフェース部によって具現することができ、調整された結果は、サーバ装置に設定ファイルの形態に貯蔵される。
本発明の一実施形態によれば、前述した過程において生成された編集フォントファイルがクライアント装置100に貯蔵されるか、又はサーバ装置200に貯蔵されて、サーバ装置200に貯蔵された編集フォントファイルは、クライアント装置の要請によって転送される。
本発明は、図7のように、編集フォントサービスを提供することができる。編集フォントは、クラウドを介して配布可能であり、使用者が編集フォントを用いるために、クライアント装置100を介してサーバ装置200にログインすることができる。当該使用者は、自分が作成した編集フォントをサーバ装置200の貯蔵部230、すなわち、クラウドに貯蔵して、空間と時間にかかわらず編集フォントをダウンロードして用いることができる。
また、編集フォントを生成する過程において、図1の15のように、プレビュー表示機能を用いることができる。
また、編集フォントは、別途コード名が付与されたフォントファイルであるため、使用者の間にコード名を共有して編集フォントを用いることができる。
本発明の実施形態を構成するあらゆる構成要素が1つに結合されるか、結合されて動作すると説明されたとして、本発明が必ずしもかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的範囲内であらゆる構成要素が1つ以上に選択的に結合して動作することもできる。また、そのあらゆる構成要素がそれぞれ1つの独立的なハードウェアに具現されてもよいが、各構成要素のその一部又は全部が、選択的に組み合わされて、1つ又は複数のハードウェアで組み合わされた一部又は全部の機能を行うプログラムモジュールを有するコンピュータプログラムとして具現されてもよい。そのコンピュータプログラムを構成するコード及びコードセグメントは、本発明の技術分野における当業者によって容易に推論される。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータが読み取る貯蔵媒体(Computer Readable Media)に貯蔵されて、コンピュータによって読み取られて行われることによって、本発明の実施形態を具現することができる。コンピュータプログラムの貯蔵媒体としては、自己記録媒体、光記録媒体、半導体記録素子を含む貯蔵媒体を含む。また、本発明の実施形態を具現するコンピュータプログラムは、外部装置を介してリアルタイムで転送されるプログラムモジュールを含む。
前述した実施形態は、あらゆる面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきであり、本発明の範囲は、前述した詳細な説明よりは、後述する特許請求の範囲によって示す。そして、この特許請求の範囲の意味及び範囲はもちろん、その等価概念から想到されるあらゆる変換及び変形可能な形態が本発明の範囲に含まれると解釈されなければならない。