JP6879530B2 - 靴底 - Google Patents
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Description
踵の動きに追随しない為、踵が脱げ易くなるという問題が生じた。
この履物によれば、ミッドソールは、踵より爪先に近い側に下に凸となる凹み部を有し、中間部材は、前記凹み部の上に位置し、中底は、中間部材を介して接続され、前記中間部材は、前記中底の踵部と前記中底の爪先部が近づく下に凸方向の変形を許容するため、中底の踵部と中底の爪先部が近づく下に凸方向に変形し易くして、踵が接地面から離れる際、中底が踵から離間することを防いで、踵の動きに靴底が追随して屈曲して、歩き易く、しかも、疲れにくい履物を得ることができ、
また、中間部材は、非伸縮性であるため、中底の踵部と中底の爪先部が遠ざかる上に
凸方向の変形をしようとする時に、中間部材が緊張状態になるため、中底の踵部と中底の
爪先部が遠ざかる上に凸方向の変形を規制するため、接地面を蹴り出す時、靴底の変形を
防いで、荷重を推進力に変えて、歩き易く、しかも、疲れにくい履物を得ることができる
。
この履物の靴底の変形方法によれば、靴底は、前記靴底の踵部と前記靴底の爪先部が近づく下に凸方向の変形を許容し、前記靴底の前記踵部と前記靴底の前記爪先部が遠ざかる上に凸方向の変形を規制するため、靴底の踵部と靴底の爪先部が近づく下に凸方向に変形し易くして、踵が接地面から離れる際、靴底が踵から離間することを防いで、踵の動きに靴底が追随して屈曲して、歩き易く、しかも、疲れにくい履物を得ることができ、
また、靴底の踵部と靴底の爪先部が遠ざかる上に凸方向の変形をしようとする時に、
靴底の踵部と靴底の爪先部が遠ざかる上に凸方向の変形を規制するため、接地面を蹴り出
す時、靴底の変形を防いで、荷重を推進力に変えて、歩き易く、しかも、疲れにくい履物
を得ることができる。
この履物によれば、ミッドソールは、踵より爪先に近い側に下に凸となる凹み部を有し、中底は、非伸縮で屈曲性を有し、前記ミッドソールの上面を全体に亘って覆い、前記中底は、前記中底の前記踵部と前記中底の前記爪先部が近づく下に凸方向の変形を許容するため、中底の踵部と中底の爪先部が近づく下に凸方向に変形し易くして、踵が接地面から離れる際、中底が踵から離間することを防いで、踵の動きに靴底が追随して屈曲して、歩き易く、しかも、疲れにくい履物を得ることができ、
また、ミッドソールは、踵より爪先に近い側に下に凸となる凹み部を有し、中底は、
非伸縮で屈曲性を有し、前記ミッドソールの上面を全体に亘って覆っているため、中底の
踵部と中底の爪先部が遠ざかる上に凸方向の変形をしようとする時に、中底が緊張状態に
なるため、中底の踵部と中底の爪先部が遠ざかる上に凸方向の変形を規制するため、接地
面を蹴り出す時、靴底の変形を防いで、荷重を推進力に変えて、歩き易く、しかも、疲れ
にくい履物を得ることができる。
この履物によれば、前述した段落番号0010記載の発明の効果に加え、中底に接着され、前記中底の上面を全体に亘って覆うカバー体を設け、このカバー体は、非伸縮で屈曲性を有しているため、靴底の踵部と前記靴底の爪先部が近づく下に凸方向の変形をより許容し、前記靴底の前記踵部と前記靴底の前記爪先部が遠ざかる上に凸方向の変形をより規制することができる。
この履物によれば、前述した段落番号0010又は段落番号0012又は段落番号0013記載の発明の効果に加え、靴底の不踏部と爪先部との間の屈曲範囲において、ミッドソールの上面に、前記ミッドソールの長手方向を横断する方向に上面溝部を、前記ミッドソールの底面に、前記ミッドソールの長手方向を横断する方向に底面溝部を、それぞれ設け、
平面視、前記上面溝部の下に前記底面溝部が位置しているため、靴底の屈曲性を向上
させて変形し易くして、踵が接地面から離れる際、中底が踵から離間することを防いで、
踵の動きに中底が追随して屈曲して、歩き易く、しかも、疲れにくい履物を得ることがで
きる。
この履物によれば、前述した段落番号0014記載の発明の効果に加え、靴底の不踏部と爪先部との間の屈曲範囲において、アウトソールの底面に、前記アウトソールの長手方向を横断する方向に底面溝部を設け、平面視、ミッドソールの上面溝部の下に前記ミッドソールの底面溝部及び前記アウトソールの前記底面溝部が位置しているため、靴底の屈曲性をより向上させて変形し易くして、踵が接地面から離れる際、中底が踵から離間することをより防いで、踵の動きに中底が追随して屈曲して、より歩き易く、しかも、より疲れにくい履物を得ることができる。
図1に示すFは履物で、履物Fは、ロッカー形状を備えた靴底Gとアッパー3とを備
えている。
靴底Gは、図2に示すようにアウトソール1とミッドソール2を備え、ミッドソール
2の上面には、中底4が貼り合されている。
つまり、履物Fの靴底Gは、下方から上方に向かって、順次、アウトソール1、ミッ
ドソール2、中底4を有している。
アウトソール1は、ミッドソール2の底面の一部もしくは、全面に貼り合されており
、アウトソール1の材質は、例えば、高伸縮性かつ低圧縮性の合成ゴムや天然ゴム、EV
A(エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)、PU(ポリウレタン)等が用いられ、アウトソ
ール1の硬度は、アスカーゴム硬度計C型で硬度50〜80の範囲内が好ましい。
中底4は、ミッドソール2の上面に貼り合されており、靴底の屈曲範囲(靴底の不踏
部1Aと爪先部1Bとの間の屈曲範囲1C)、もしくは靴底上面全面に、屈曲性の良い、
非伸縮性の部材5が用いられる。
前記部材5を靴底Gの屈曲範囲のみに使用する場合は図3に示すように、中底4の中
間部材として使用され、中底4の踵部側部材41と爪先部側部材42とを接続している。
前記部材5は、屈曲性が良いため、靴底上面全体に使用した場合でも、屈曲範囲のみに
使用した場合でも、靴底の屈曲性を阻害することなく、中底4の踵部4Xと中底4の爪先
部4Yが近づく下に凸方向の変形を許容する。
また、前記部材5は、非伸縮性であるため、中底4の踵部4Xと中底4の爪先部4Y
が遠ざかる上に凸方向の変形をしようとする時に、前記部材5が緊張状態になるため、中
底4の踵部4Xと中底4の爪先部4Yが遠ざかる上に凸方向の変形を規制する。
部材5は、例えば、天然繊維や化学繊維等からなる、屈曲性の良い非伸縮性の生地を
使用する。
中底4の踵部側部材41と爪先部側部材42には、例えば、靴の中底の芯材として広
く使用されているテキソン(商標名)と呼ばれる含浸紙や厚紙、合成樹脂、革等が使用さ
れる。
なお、ミッドソール2は、図3に示すように、踵より爪先に近い側に下に凸となる凹
み部20を有し、中底4は、中間部材(中底4の踵部側部材41と爪先部側部材42との
間の部材5)を介して接続され、中間部材(中底4の踵部側部材41と爪先部側部材42
との間の部材5)は、非伸縮で屈曲性を有し、中間部材(中底4の踵部側部材41と爪先
部側部材42との間の部材5)は、凹み部20上に位置し(図3参照)、中間部材(中底
4の踵部側部材41と爪先部側部材42との間の部材5)は、中底4の踵部4Xと中底4
の爪先部4Yが近づく下に凸方向の変形を許容し、中底4の踵部4Xと中底4の爪先部4
Yが遠ざかる上に凸方向の変形を規制する。
図3に示すように、中底4(図3中の中底4、4の内、下方に位置する中底4)に接
着され、中底(図3中の中底4、4の内、下方に位置する中底4)の上面を覆うカバー体
(図3中の中底4、4の内、上方に位置する中底4)を設け、このカバー体(図3中の中
底4、4の内、上方に位置する中底4)は、中間部材(中底4の踵部側部材41と爪先部
側部材42との間の部材5)と同様、非伸縮で屈曲性を有している。
本実施例においては、図3に中底4、4と二部材設けたが、場合により、図3中の中
底4、4の内、上方に位置する中底4を省略し、図3中の中底4、4の内、下方に位置す
る中底4のみとしても良いし、また、図3中の中底4、4の内、下方に位置する中底4を
省略し、図3中の中底4、4の内、上方に位置する中底4のみとしても良い。
溝部2Mは、靴底Gの屈曲範囲にて、ミッドソール2の上面と底面に設けられ、上面の溝と底面の溝の位置が、対になることで、より一層、靴底の屈曲性が良好になり、踵が接地面Hから離れる際、足の踵が靴底Gから離間することを防いで、踵の動きに靴底Gが追随してより屈曲して、歩き易く、しかも、疲れにくい履物Fを得ることができる。
ミッドソール2の材質は、例えば、PU(ポリウレタン)、EVA(エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)、合成ゴム等が適用可能である。
つまり、靴底Gの屈曲範囲において、ミッドソール2の上面に、ミッドソール2の長手方向を横断する方向に上面溝部2Mを、ミッドソール2の底面に、ミッドソール2の長手方向を横断する方向に底面溝部2Mを、それぞれ設け、平面視、上面溝部2Mの下に底面溝部2Mが位置している。
アウトソール1は、高伸縮性、低圧縮性の合成ゴム等でできているため、靴底が屈曲する際には、溝部の広がりに合わせて伸張し、屈曲性を阻害しないうえ、靴底の踏み付け部から爪先部へ下側方向への力が働く際には、アウトソール1が圧縮し難い為、変形を抑制する。
また、図2乃至図4に示すように、アウトソール1の底面において、ミッドソール2の底面に設置された溝部2Mの直下に、溝部1Mを設けることで、アウトソール1の屈曲位置での伸長性をより良好にすることができ、靴底Gの屈曲性を向上することが可能になる。
つまり、平面視、ミッドソール2の上面溝部2Mの下にミッドソール2の底面溝部2M及びアウトソール1の底面溝部1Mが位置している。
また、中底4の踵部4Xと中底4の爪先部4Yが遠ざかる上に凸方向の変形を規制する為、接地面Hを蹴り出す時、靴底の底面方向への変形を防いで、ロッカー形状を維持し、荷重を推進力に変えて歩き易く、しかも、疲れにくい履物を得ることができる。(図5及び図6参照)
つまり、靴底Gによれば、靴底Gの屈曲方向に指向性があり、靴底Gのみで靴底爪先部の下側方向への変形を規制することが可能になるため、アッパー3のデザインや材質、例えばオープントゥのデザインやストレッチ素材など、選択の自由度が増える。
G・・・ 靴底
H・・・ 接地面
1 ・・・ アウトソール
2 ・・・ ミッドソール
3 ・・・ アッパー
4 ・・・ 中底
41・・・中底の踵部側部材
42・・・中底の爪先部側部材
5 ・・・非伸縮性部材
4X・・・中底の踵部
4Y・・・中底の爪先部
1M・・・アウトソールの溝部
2M・・・ミッドソールの溝部
Claims (2)
- 靴底であって、前記靴底は、屈曲方向に指向性を有し、前記靴底の踵部と前記靴底の爪先部が近づく下に凸方向の変形を許容し、前記靴底の前記踵部と前記靴底の前記爪先部が遠ざかる上に凸方向の変形を規制するものであり、
前記靴底は、下方から上方に向かって、順次、アウトソール、ミッドソール、中底を有し、
前記靴底の不踏部と前記爪先部との間の屈曲範囲において、前記ミッドソールの上面に、前記ミッドソールの長手方向を横断する方向に上面溝部を、前記ミッドソールの底面に、前記ミッドソールの長手方向を横断する方向に底面溝部を、それぞれ設け、
平面視、前記上面溝部の下に前記底面溝部が位置し、
前記ミッドソールの上面溝部及び前記ミッドソールの底面溝部は、前記ミッドソールの長手方向を横断する幅の一端から他端に達していない
ことを特徴とする靴底。 - アウトソールの底面に、前記アウトソールの長手方向を横断する方向に底面溝部を設け、
平面視、ミッドソールの上面溝部の下に前記ミッドソールの底面溝部及び前記アウト
ソールの前記底面溝部が位置し、
前記底面溝部は、前記アウトソールの長手方向を横断する幅の一端から他端に達していない
ことを特徴とする請求項1記載の靴底。
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- 2016-07-21 JP JP2016143214A patent/JP6879530B2/ja active Active
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