JP6878074B2 - 医用画像診断装置及び医用画像処理装置 - Google Patents

医用画像診断装置及び医用画像処理装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、医用画像診断装置及び医用画像処理装置に関する。
複数時相の医用画像の観察に関する技術として、TDC(Time Dentsiy Curve)解析がある。TDC解析は、複数時相の医用画像の画素値を解析する手法の一種である。複数時相の医用画像の任意の座標にROI(関心領域)を設定し、ROI上の時間的な画素値変化をグラフとして描画する。このTDC解析により、例えば、時間経過に伴う造影剤の浸透の様子を観察できるようになり、血管の血流解析が可能となる。
しかし、TDC解析では、設定するROIの位置や数を任意に設定可能ではあるが、表示されるグラフには各ROI上の画素値変化のみが描画されることになる。このため、ROI間の空間的な位置関係に意味がある場合でも、各ROI間の空間的な情報を確認できない。そのため、空間的な位置関係を確認するためには、元の医用画像を参照する必要がある。
また、複数時相の医用画像の比較のために、過去画像で指定した関心領域を、別の時相画像の任意の位置、例えば該当関心領域の隣などに、重ねて表示する技術もある(特許文献1)。これにより少ないデータサイズ(例えば、表示画像1枚分)で時相画像が比較でき、また、比較する関心領域の表示位置が近いので、視線の移動距離が少なく済むというメリットもある。
しかし、2次元画像上に別の2次元画像の関心領域画像を表示するため、2次元画像としてのx、y軸方向の情報と時間軸方向の情報が、2次元画像上で混在して存在してしまう。このため、比較する時相が多い場合、情報の混在は、対象画像の観察が困難になる要因となる。
このため、複数時相の医用画像について、読影者に容易に視認可能な態様で表示する医用画像診断装置及び医用画像処理装置が望まれている。
特開2014−23921号公報 特開2007−151881号公報 特開2004−517667号公報 特開2015−217170号公報
本実施形態の目的は、読影者に容易に視認可能な画像を生成する医用画像診断装置及び医用画像処理装置を提供することにある。
本実施形態に係る医用画像診断装置は、複数時相の医用画像を取得する、画像取得部と、前記複数時相の医用画像における所定の関心領域の抽出を行う、抽出部と、前記所定の関心領域に関する所定の測定値を算出する、算出部と、前記所定の関心領域に沿って前記測定値を空間的位置及び時系列毎に並べた画像を生成する、生成部と、を備えている。
本実施形態に係る医用画像処理装置は、複数時相の医用画像を取得する、画像取得部と、前記複数時相の医用画像における所定の関心領域の抽出を行う、抽出部と、前記所定の関心領域に関する所定の測定値を算出する、算出部と、前記所定の関心領域に沿って前記測定値を空間的位置及び時系列毎に並べた画像を生成する、生成部と、を備えている。
第1実施形態に係るX線CT装置の全体構成を説明するブロック図。 第1実施形態に係るX線CT装置で実行される画像表示処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 時相毎に血管の芯線を抽出して2次元画像化する処理を概念的に説明する図。 芯線に沿ったMAP画像を生成する処理を概念的に説明する図。 MAP画像に基づいて生成された表示画像と、芯線に沿った2次元画像に基づいて生成された参考画像とを、画面に表示した状態の一例を示す図。 MAP画像に基づいて生成された表示画像に、曲線ROIを重ねて表示した画面の一例を示す図。 図6の画像を生成して表示するX線CT装置の全体構成を説明するブロック図。 (a)記憶回路に記憶されている、単色のグラデーションでMAP画像に基づく表示画像を生成するためのテーブルにおける、CT値と輝度値との対応関係を説明する図、(b)記憶回路に記憶されている、カラーでMAP画像に基づく表示画像を生成するためのテーブルにおける、CT値と色との対応関係を説明する図。 第2実施形態に係るX線CT装置で実行される画像表示処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 肺の画像にROIとして軸を設定した状態と、測定値として用いる肺の断面積の計測値を説明する図。 第3実施形態に係るX線CT装置で実行される画像表示処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 心筋壁を曲面として捉えた場合における、曲面の法線方向の平均ベクトル方向を2次元平面に射影することで2次元画像に変換する方法を説明する図。 心筋壁を曲面として捉えた場合における、曲面に格子状の座標系を配置し、設定した2次元平面の座標系へと曲面の座標系を射影することで、2次元画像に変換する方法を説明した図。 心筋壁を2次元画像化して2次元のMAP画像を生成し、この2次元のMAP画像を時相毎に並べて3次元のMAP画像を生成する処理を概念的に説明する図。 モダリティに医用画像処理装置を接続して、第1実施形態乃至第3実施形態に係る画像表示処理を医用画像処理装置で実行する変形例を説明する図。
以下、図面を参照しながら、本実施形態に係る医用画像診断装置及び医用画像処理装置を説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行うこととする。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係るX線CT装置1の全体構成を説明する図である。この図1に示すX線CT装置1は、本実施形態における医用画像診断装置の一例であり、例えば、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを備えて構成されている。
より具体的には、架台装置10は、X線発生装置11と、X線検出器12と、回転体13と、X線高電圧装置14と、架台制御装置15と、データ収集回路18とを、備えて構成されている。
X線発生装置11は、例えば、X線高電圧装置14から高電圧の電力供給を受けて、陰極(フィラメントと呼ぶ場合もある)から陽極(ターゲットと呼ぶ場合もある)に向けて熱電子を照射するX線管(真空管)から構成される。
X線発生装置11は、X線管に限定される必要は無い。例えば、X線発生装置11は、X線管に代えて、電子銃から発生した電子ビームを集束させるフォーカスコイルと電磁偏向させる偏向コイルと、被検体Pの半周を囲い偏向した電子ビーム衝突することによってX線を発生させるターゲットリングとによって構成しても構わない。
X線検出器12は、例えば、X線管の焦点を中心として1つの円弧に沿ってチャネル方向に複数のX線検出素子が配列された複数のX線検出素子列から構成される。X線検出器12は、チャネル方向に複数のX線検出素子が配列されたX線検出素子列がスライス方向に複数配列された構造を有する。X線検出器12は、X線発生装置11から照射され、被検体Pを通過したX線を検出し、当該X線量に対応した電気信号をデータ収集回路18へと出力する。
また、X線検出器12は、例えば、グリッドと、シンチレータアレイと、光センサアレイとから構成される間接変換型の検出器である。
シンチレータアレイは、複数のシンチレータから構成され、シンチレータは入射X線量に応じた光子量の光を出力するシンチレータ結晶にて構成される。
グリッドは、シンチレータアレイのX線入射側の面に配置され、散乱X線を吸収する機能を有するX線遮蔽板で構成される。
光センサアレイは、シンチレータからの光量に応じた電気信号に変換する機能を有し、例えば、光電子増倍管等の光センサから構成される。
なお、X線検出器12は、間接変換型の検出器に限定されず、入射したX線を直接電気信号に変換する半導体素子から構成される直接変換型の検出器であっても構わない。
回転体13は、この回転体13の中心を回転軸として回転自在に支持されており、架台制御装置15の制御に基づいて、回転駆動される。
X線高電圧装置14は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路から構成され、X線発生装置11に印加する高電圧を発生する機能を有する高電圧発生装置と、X線発生装置11が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置から構成される。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であっても構わない。
架台制御装置15は、CPU等によって構成される処理回路とモータ及びアクチュエータ等の駆動機構から構成される。架台制御装置15は、コンソール装置40若しくは架台装置10に取り付けられた入力装置からの入力信号を受けて、架台の動作制御を行う機能を有する。例えば、架台制御装置15は、入力信号を受けて回転体13を回転させる制御や、架台装置10をチルトさせる制御、及び寝台装置30及び天板33を動作させる制御を行う。
データ収集回路(DAS:Data Acquisition System)18は、X線検出器12の各X線検出素子から出力される電気信号に対して増幅処理を行う増幅器と、電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換器とから少なくとも構成され、検出データ(純生データ)を生成する。データ収集回路18が生成した検出データは、コンソール装置40へと転送される。
寝台装置30は、スキャン対象の被検体Pを載置、移動させる装置であり、基台31と、寝台駆動装置32と、天板33と、支持フレーム34とを備えている。
基台31は、支持フレーム34を鉛直方向に移動可能に支持する筐体である。寝台駆動装置32は、被検体Pが載置された支持フレームを支持フレーム34の長軸方向に移動するモータあるいはアクチュエータである。支持フレーム34の上面に設けられた天板33は、被検体Pが載置される板である。
天板33は、天板33だけを移動させてもよいし、寝台装置30の支持フレーム34ごと移動する方式であってもよい。本実施形態を立位CTに応用する場合は、天板33に相当する患者移動機構を移動する方式であってもよい。
架台装置10の撮像系と天板33の位置関係の相対的な変更を伴うスキャン(ヘリカルスキャンや位置決めスキャン等)を実行する際には、当該位置関係の相対的な変更は天板33の駆動によって行われてもよいし、架台装置10の走行によって行われてもよく、またそれらの複合によって行われてもよい。
コンソール装置40は、記憶回路41と、表示装置42と、入力装置43と、処理回路44とを、備えて構成されている。
記憶回路41は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。記憶回路41は、例えば、投影データや再構成画像データを記憶する。本実施形態においては、記憶回路41は、例えば、画像記憶回路411、画素値対応付け記憶回路412、及び、プログラム記憶回路413を有する。詳しくは後述するが、本実施形態においては、画像記憶回路411は、架台装置10で撮像された医用画像の画像データを記憶する回路であり、画素値対応付け記憶回路412は、測定値と輝度値との対応関係をテーブルとして記憶する回路であり、プログラム記憶回路413は、種々のプログラムを記憶する回路である。
表示装置42は、各種の情報を表示する。例えば、表示装置42は、処理回路44によって生成された医用画像(CT画像)や、操作者からの各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を出力する。例えば、表示装置42は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等によって構成される。
入力装置43は、操作者からの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路44に出力する。例えば、入力装置43は、投影データを収集する際の収集条件や、CT画像を再構成する際の再構成条件、CT画像から後処理画像を生成する際の画像処理条件等を操作者から受け付ける。例えば、入力装置43は、マウスやキーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック等により実現される。
処理回路44は、入力装置43から出力される入力操作の電気信号に応じてX線CT装置1の全体的な動作を制御する。本実施形態においては、処理回路44は、例えば、システム制御機能441、前処理機能442、再構成処理機能443、画像取得機能444、抽出機能445、算出機能446、生成機能447、及び、表示機能448を有する。
図1における実施形態では、システム制御機能441、前処理機能442、再構成処理機能443、画像取得機能444、抽出機能445、算出機能446、生成機能447、及び、表示機能448にて行われる各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路41のプログラム記憶回路413に格納されている。処理回路44はプログラムを記憶回路41のプログラム記憶回路413から読み出し、実行することで、各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路は、図1の処理回路44内に示された各機能を有することとなる。なお、図1においては単一の処理回路44にてシステム制御機能441、前処理機能442、再構成処理機能443、画像取得機能444、抽出機能445、算出機能446、生成機能447、及び、表示機能448にて行われる処理機能が実現されるものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路44を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。
これら各機能のうち、システム制御機能441は、入力装置43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、処理回路44の各種機能を制御する。
前処理機能442は、データ収集回路18から出力されたデータに対して対数変換処理やオフセット補正処理、チャネル間の感度補正処理、ビームハードニング補正等の前処理を施したデータを生成する。なお、前処理前のデータおよび前処理後のデータを総称して投影データと称する場合もある。
再構成処理機能443は、前処理機能442にて生成された投影データに対して、フィルタ補正逆投影法や逐次近似再構成法等を用いた再構成処理を行ってCT画像データを生成する。このCT画像データは、例えば、記憶回路41の画像記憶回路411に記憶される。CT画像データは、CT値の集合体であり、本実施形態における複数時相の医用画像の一例である。すなわち、CT画像データは、経時的要素を含む画像として、記憶回路41の画像記憶回路411に格納される。
画像取得機能444、抽出機能445、算出機能446、生成機能447、及び、表示機能448については、詳しくは後述するが、概略的には、画像取得機能444は、例えば、記憶回路41の画像記憶回路411に記憶されている、複数時相のCT画像データを取得する。或いは、再構成処理機能443で生成された複数時相のCT画像データを取得する。
抽出機能445は、複数時相のCT画像データから、所定の関心領域の抽出を行う。算出機能446は、所定の関心領域に関するCT値を算出する。生成機能447は、所定の関心領域に沿って、例えば、CT値を空間的位置及び時系列毎に並べた画像を生成する。表示機能448は、生成機能447で生成された画像に基づいて表示画像を生成し、表示装置42の画面に表示させる。
上述したように、本実施形態においては、処理回路44は、例えば、プロセッサにより構成される。ここで、プロセッサという文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及び、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは、記憶回路41に保存されたプログラムを読み出して実行することにより機能を実現する。なお、記憶回路41にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成して構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、プロセッサは、プロセッサ単一の回路として構成されている場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて、1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図1における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合して、その機能を実現するようにしてもよい。
なお、図1のX線CT装置1においては、コンソール装置40の構成要素は1つの筐体に格納されているが、これらコンソール装置40の構成要素は、必ずしも、1つの筐体に格納されている必要はなく、別筐体に格納されて複数存在してもよい。例えば、前処理機能442、再構成処理機能443等の処理回路を分散して有するように構成しても構わない。換言すれば、コンソール装置40は、単一のコンソールにて複数の機能を実行するのではなく、複数の機能を別々のコンソールが実行することにしても構わない。
また、X線CT装置1には、X線発生装置11とX線検出器12とが一体として被検体Pの周囲を回転するRotate/Rotate−Type(第3世代CT) 、リング状にアレイされた多数のX線検出素子が固定され、X線発生装置11のみが被検体Pの周囲を回転するStationary/Rotate−Type(第4世代CT)等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本実施形態へ適用可能である。
次に、本実施形態に係るX線CT装置1で実行される画像表示処理について説明する。図2は、本実施形態に係る画像表示処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。この図2に示すように、本実施形態に係る画像表示処理においては、複数時相の医用画像の中で、関心領域に含まれる組織に芯線となる部位が存在する場合において、芯線に関する測定値を算出し、この測定値を空間的位置及び時系列毎に並べた画像を生成し、この画像に基づく表示画像をユーザに提示する。本実施形態においては、例えば、測定値は、CT画像データに基づいて算出されたCT値などである。以下においては、関心領域にある組織が心血管である場合を例に、一実施形態を説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る画像表示処理は、概略的には、注目血管を抽出する処理(ステップS10)、注目血管の芯線を抽出する処理(ステップS12)、芯線形状を2次元画像化する処理(ステップS14)、芯線上の解析対象の測定値を算出する処理(ステップS16)、芯線に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS18)、及び、このMAP画像を表示する処理(ステップS20)を、備えている。注目血管を抽出する処理(ステップS10)、注目血管の芯線を抽出する処理(ステップS12)、及び、芯線形状を2次元画像化する処理(ステップS14)は、上述した画像取得機能444と抽出機能445とにより実現される処理であり、芯線上の解析対象の測定値を算出する処理(ステップS16)は、上述した算出機能446により実現される処理であり、芯線に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS18)は、上述した生成機能447により実現される処理であり、MAP画像を表示する処理(ステップS20)は、上述した表示機能448により実現される処理である。
各処理をより詳しく説明すると、まず、注目血管を抽出する処理(ステップS10)では、複数時相の医用画像を例えば画像記憶回路411から取得して、この医用画像から、既存の血管抽出アルゴリズムを用いて、心血管など、人体内の血管領域を各時相で抽出する。抽出する血管は、ユーザが観察したい血管を、マウス等のユーザインターフェースを用いて、入力装置43から操作して選択しても良いし、心臓の血管解析で一般的に観察される主要な血管を自動的に選択しても良い。
次に、注目血管の芯線を抽出する処理(ステップS12)では、注目血管を抽出する処理(ステップS10)で抽出した各時相の血管領域に対して、血管の芯線に該当する曲線を既存の血管芯線抽出アルゴリズムを用いて抽出する。ここで、抽出される血管の長さは各時相によって差がある場合がある。そのため、特定の1つまたは複数の時相で抽出された血管の芯線の座標を他の時相に位置合わせすることで、各時相において血管の芯線上の各座標の該当位置を求めるものとする。これにより、芯線上の各点の座標は各時相間で対応付けられる。
また、上記の処理で用いる時相は、ユーザが求める血管の長さが最低限抽出できている時相を選択してもよいし、抽出できた芯線の長さが最も長い時相を自動で選択してもよい。あるいは全時相の中で最高画素値となる画素の画素値を各画素の画素値として採用するTimeMIP画像を生成して用いてもよいし、最高画素値の代わりに平均値などを用いるTimeStack画像を生成して用いてもよい。また、採用した血管芯線抽出アルゴリズムによっては、注目血管を抽出する処理(ステップS10)と、注目血管の芯線を抽出する処理(ステップS12)とを、同時に実行してもよい。
次に、芯線形状を2次元画像化する処理(ステップS14)では、ステップS10及びステップS12で抽出した3次元の血管の芯線を、2次元で扱うために、抽出した血管の芯線の形状に従って、血管の芯線に対するCPR(Curved Planar Reconstruction)画像またはSPR(Stretched Curved Planar Reconstruction)を生成して、2次元画像に変換する。CPR画像は、任意の曲面で画像を切断した断面を再構成するMPR(Multi Planar Reconstruction)画像の一種であり、本実施形態では、血管の芯線に沿った曲面で画像を切断した断面の再構成画像を指す。
CPR画像とSPR画像のどちらを生成するかはユーザが任意に選択できる。後述する芯線に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS18)において、血管の曲線形状の様子を観察しやすくするためにCPR画像を選択しても良いし、空間的な情報として血管の進行方向の長さのみ観察したい場合はSPR画像を選択してもよい。図3は、抽出した血管芯線を2次元画像としてSPR画像に変換した態様の一例を示している。
次に、芯線上の解析対象値を算出する処理(ステップS16)では、注目血管の芯線を抽出する処理(ステップS12)、又は、芯線形状を2次元画像化する処理(ステップS14)で得られた芯線上の各点の座標において、解析対象となる測定値を各時相で算出する。解析対象とする測定値は、例えばCT値であってもよいし、血管径など血管の芯線で通常用いられる計測値のどれかでもよい。また解析対象となる測定値の算出では、芯線上の各点の1つの画素から測定値を算出してもよいし、芯線上の各点の周辺にある複数の画素を選択して、選択した複数の画素の平均値や最大値などから測定値を算出してもよい。
次に、芯線に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS18)では、芯線形状を2次元画像化する処理(ステップS14)で生成した複数時相のCPR画像またはSPR画像の中から、代表となる時相を選択する。選択した時相のCPR画像またはSPR画像における血管芯線の進行方向を画像のx軸、時間軸方向をy軸方向に取った2次元画像の各画素の画素値として、芯線上の解析対象の測定値を算出する処理(ステップS16)で算出した解析対象の測定値(CT値など)を割り当てたMAP画像を生成する。つまり、ステップS16で算出した各時相の解析対象の測定値に基づいて、1時相分の芯線に沿った測定値をx軸と平行に配置したものを、y軸と平行な方向に時相順で並べて配置したMAP画像を生成する。結果として上記の処理で生成したMAP画像は、芯線形状を2次元画像化する処理(ステップS14)で生成したSPR画像の芯線上の測定値を抽出して順々に並べたような画像が生成できることになる。
図4は、上記の処理の概要を模式的に説明する図である。この図4に例示するように、ステップS18の処理では、x軸方向に関心領域の測定値が割り当てられた帯状の領域が複数生成され、この複数の帯状の領域がy軸方向に時系列に並んだMAP画像が生成される。本実施形態においては、測定値がCT値であるので、CT値の集合で、MAP画像が構成されることとなる。なお、生成したMAP画像のx軸、y軸はユーザの好みで逆転させてもよい。つまり、x軸を時間軸、y軸を血管の芯線の進行方向としてもよい。
次に、MAP画像を表示する処理(ステップS20)では、芯線に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS18)で生成したMAP画像の各測定値に、所定の輝度値や色を割り当てた上で表示画像を生成し、表示装置42の画面に表示する。図5は、生成したMAP画像を表示装置42の画面に表示した一例を示している。生成したMAP画像だけでも空間的情報を有しているが、図5の例では、より直感的に理解しやすいように代表的な時相におけるSPR画像を参考画像として、画面に並べて表示している。SPR画像の代わりに、処理に用いた元の医用画像である3次元画像を参考画像として、並べて表示してもよい。代表的な時相はユーザが任意に指定してもよいし、抽出できた芯線の長さが最も長い時相を自動で選択してもよい。あるいは、生成したMAP画像上の画素をクリックすることで、その画素が対応する時相をユーザが選択できるようにしてもよい。すなわち、コンソール装置40が取得した医用画像、及び/又は、この取得した医用画像に基づいて生成された画像を、参考画像として生成し、MAP画像に並べて表示して、ユーザの利便性を向上させることも可能である。無論、このSPR画像などの参考画像は、省略することも可能である。
本実施形態に係るX線CT装置1で生成したMAP画像及び表示画像は、通常の2次元画像と同様の画像処理が可能である。そのため、ウィンドウ幅(WW)/ウィンドウレベル(WL)の調整やカラーマップ表示、スムージングなどの画像フィルタ処理、指定した画素の画素値表示、指定した画素を基準点とした領域抽出処理などが可能である。
また、生成したMAP画像上で時相指定用の曲線ROIを設置し、曲線ROIの各座標に該当する時相の画素値を用いた画像を新たに生成することができる。図6は、曲線ROIを画面の表示画像に重畳させて表示させた画像の一例を示している。つまり、曲線という連続性のあるROIで時相を選択することで、ある程度時間軸方向の連続性を保つという制限のもと、TimeMIP画像のような画像が生成できる。通常のTimeMIP画像の場合、体動や心拍等による一時的なノイズやアーティファクトの影響で極端に画素値が高くなる場合があるが、図6に示すように、曲線ROIを指定することで、用いる時相を指定できるようになり、ノイズやアーティファクトの影響を避けることができる。時相指定用の曲線ROIの設置位置は、マウスなどのユーザインターフェースである入力装置43を用いて、ユーザが全ての座標を指定して設定してもよいし、各時相で最高画素となる時相をそれぞれ初期設定位置として設定した後、ユーザが好みで変更可能としてもよい。
図7は、ユーザの指定に基づいて曲線ROIが表示できるX線CT装置1の全体構成を説明するブロック図であり、上述した図1に対応する図である。この図7に示すように、このX線CT装置1においては、処理回路44に、追加的に、指定機能449と、測定値取得機能450と、グラフ表示機能451とが設けられる。これらの機能も、処理回路44がプログラム記憶回路413に格納されているプログラムを読み込んで実行することにより実現される。
指定機能449は、ユーザに、入力装置43の操作に基づいて、表示装置42に表示された表示画像における、時相と空間的位置を指定させる機能を実現する。測定値取得機能450は、ユーザが指定した時相と空間的位置に基づいて、表示画像上における、指定された時相と空間的位置に対応するMAP画像の測定値を取得する。グラフ表示機能451は、測定値取得機能450が取得した測定値に基づいて、曲線ROIをグラフとして生成して、再び、表示画面に重畳して表示する。
例えば、デフォルトで表示された曲線ROIにノイズが含まれている場合、ユーザは、これに変えて、適正な時相と空間的位置とを指定することにより、ノイズを排除して、指定した時相と空間的位置の測定値を用いてグラフを生成することができるようになる。グラフは、曲線ROIに限られるものでは無く、折れ線グラフや棒グラフ、点による分布図などの種々の態様で生成し、表示画像に重ねて表示させることができる。
なお、このMAP画像に基づく表示画像を、表示装置42の画面に表示させる際は、白黒のモノトーンによる表示でもよいし、各種の色が付いたカラーによる表示でもよい。白黒のモノトーンによる画像表示の場合、MAP画像における各画素の測定値を輝度値に変換して表示画像を生成し、表示装置42の画面に表示させる。
図8(a)は、白黒のモノトーンのように、単色のグラデーションでMAP画像に基づく表示画像を生成する場合における、測定値と輝度値との対応関係を説明する図である。ここでは、一例として、測定値がCT値である場合を示している。この図8(a)の例では、CT値が低いほど輝度値が低く、CT値が高いほど輝度値が高くなるように対応付けられている。例えば、CT値が−1000の場合は最も輝度値が低く、黒が対応付けられており、CT値が+1000の場合は最も輝度値が高く、白が対応付けられている。このため、輝度値が高くて明るい部分はCT値が高いという前提で、ユーザは表示画像を観察できる。本実施形態においては、この測定値と輝度値との対応関係は、テーブルとして、記憶回路41の画素値対応付け記憶回路412に格納されている。このため、処理回路44は、記憶回路41から、このテーブルを読み込んで、このテーブルに基づいて、MAP画像に割り付けられている測定値に対応付けられた輝度値を算出し、単色のグラデーションで表現された表示画像を生成して、表示装置42に表示させる。
各種の色が付いたカラーによる画像表示の場合、MAP画像における測定値を色に変換して表示画像を生成し、表示装置42の画面に表示させる。図8(b)では、カラーのグラデーションで、MAP画像に基づく表示画像を生成する場合における、測定値と色との対応関係を説明する図である。ここでも、一例として、測定値がCT値である場合を示している。この図8(b)の例では、CT値が低い場合は白色が対応付けられており、CT値が高い場合は赤色が対応付けられている。このため、色が赤みを帯びるに従ってCT値が高いという前提で、ユーザは表示画像を観察できる。本実施形態においては、この測定値と色との対応関係は、テーブルとして、記憶回路41の画素値対応付け記憶回路412に格納されている。このため、処理回路44は、記憶回路41から、このテーブルを読み込んで、このテーブルに基づいて、MAP画像に割り付けられている測定値に対応付けられた色を算出し、カラーの表示画像を生成して、表示装置42に表示させる。
以上のように、本実施形態に係るX線CT装置1によれば、例えば、1枚のMAP画像がもつ空間的位置情報と時系列的時間情報から血流解析が可能となる。このため、血管の狭窄により造影剤の浸透がどのように妨げられるかを観察できるようになる。また、動脈瘤への造影剤の流入がある場合、造影剤の流れが変化するはずであるから、動脈瘤の状態解析や経過観察にも利用できる。また血管内に存在するプラークへの造影剤の浸透の様子から、不安定プラークかどうかなど、プラークの状態解析にも利用可能である。
換言すれば、関心領域の空間的情報を保持したまま、時相の変化に伴う観察対象の測定値の変化を確認できる。これは、従来技術であるTDC解析と異なり、空間的な情報をも含んでいるので、例えば、造影剤の浸透の様子から血流解析や血管プラークの状態解析などが、1つの画像を見るだけで可能となる。つまり、従来のMAP画像の別形態とも言える。また、解析対象である測定値の変化を2次元画像として、TDC解析よりも1次元大きい範囲で捉えるため、TDC解析のようにROIの設定に適した座標を探すための手間が少なくなる。またTDC解析のようにグラフとして表示するよりも、表示画像の輝度や色として確認できるため、直感的に解析しやすくなる。
なお、本実施形態においては、時系列的な情報として時相を用いたが、それ以外の情報を、時系列的な情報とすることもできる。例えば、心位相や収縮期から拡張期までといった位相情報や、心拍数、撮影時期等を時系列的な情報と置き換えても、同様の処理が可能である。
また、本実施形態では、血管に対して、上述した画像表示処理を行ったが、血管以外にも芯線を抽出可能な組織であれば、上述した画像表示処理を同様に適用可能である。例えば、気管支の解析にも、上述した画像表示処理を適用可能である。この場合、例えば、血管の芯線の代わりに気管支の芯線を抽出し、CT値の代わりに気管支の直径や単位長さ当たりの体積等の計測値を解析対象の測定値として用いれば、上述した画像表示処理が可能となる。
〔第2実施形態〕
上述した第1実施形態に係るX線CT装置1においては、関心領域に含まれる組織の芯線を抽出し、この芯線に関する解析対象の測定値を算出し、これを空間的位置及び時系列毎に並べてMAP画像を生成することとしたが、第2実施形態では、複数時相の画像の中で、関心領域に含まれる組織に芯線となる部位が存在しない場合でも、観察対象となる測定値を算出し、空間的位置及び時系列毎に並べた画像を生成できるようにしたものである。以下、上述した第1実施形態と異なる部分を説明する。
第2実施形態に係る画像診断装置の一例であるX線CT装置1の内部構成は、上述した第1実施形態の図1と同様である。本実施形態においては、芯線が存在しない関心領域である組織として、肺を例に説明する。
図9は、本実施形態に係るコンソール装置40で実行される画像表示処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。この図9に示すように、本実施形態に係る画像表示処理は、概略的には、軸を設定する処理(ステップS30)、軸上の解析対象の測定値を算出する処理(ステップS32)、軸に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS34)、及び、MAP画像を表示する処理(ステップS36)を、備えている。軸を設定する処理(ステップS30)は、上述した画像取得機能444と抽出機能445とにより実現される処理であり、軸上の解析対象の測定値を算出する処理(ステップS32)は、上述した算出機能446により実現される処理であり、軸に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS34)は、上述した生成機能447により実現される処理であり、MAP画像を表示する処理(ステップS36)は、上述した表示機能448により実現される処理である。
各処理をより詳しく説明すると、まず、軸を設定する処理(ステップS30)では、肺が含まれた複数時相の医用画像を例えば画像記憶回路411から取得して、この複数時相の医用画像の中から特定の時相を指定し、2次元画像または3次元画像として、表示装置42の画面に肺領域を表示する。画面に表示された肺領域に対して、ユーザがマウスなどのユーザインターフェースを用いて、入力装置43から線分または曲線のROIを設定し、以降、そのROIを軸とみなす。さらに、特定時相の画像で設定した線分または曲線ROIの各座標に対応する座標を、位置合わせ処理などにより、その他の時相でも算出し、時相間で対応付けて記録しておく。図10は、肺の画像にユーザが設定したROIを表示した画像の一例を示している。この図10の例では、曲線ROI上のドットが、ユーザが指定した座標を表している。
次に、軸上の解析対象の測定値を算出する処理(ステップS32)では、上述した軸を設定する処理(ステップS34)で設定した軸に沿って、解析対象となる測定値を各時相で算出する。ここで解析対象となる測定値の例として、肺の幅や肺の断面積、単位長さ当たりの体積などの計測値が考えられる。また、軸上の各点における計測値の算出に用いる断面は、軸の接線に対して垂直な面でも良いし、人体の高さ方向に垂直な面でもよい。図10の例では、曲線ROIを軸として肺に設定した場合に、肺の断面積を計測値とし、人体の高さ方向に垂直な面を計測値の算出に用いる断面としている。
次に、軸に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS34)では、軸を設定する処理(ステップS30)で設定した軸の進行方向を画像のx軸、時間軸方向をy軸方向に取った2次元画像の各画素の画素値として、軸上の解析対象の測定値を算出する処理(ステップS32)で算出した各時相の解析対象である測定値を割り当てた画像を生成する。この軸に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS34)で生成されるMAP画像は、上述した第1実施形態の図2における芯線に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS18)と同様である。すなわち、図4で説明したような画像生成処理が行われる。
次に、MAP画像を表示する処理(ステップS36)では、軸に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS34)で生成したMAP画像に基づいて生成した表示画像を、表示装置42の画面に表示する。このMAP画像を表示する処理(ステップS36)は、上述した第1実施形態の図2におけるMAP画像を表示する処理(ステップS20)と同様である。すなわち、図5に示したようなMAP画像が、表示装置42に表示される。なお、上述した第1実施形態と同様に、より直感的に理解しやすいように、MAP画像と並べて、代表的な時相におけるSPR画像や組織の3次元画像を、参考画像として並べて表示するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態に係るX線CT装置1によれば、肺などの芯線が存在しない組織が関心領域である場合でも、芯線の代わりに軸を設定して、この軸に関する測定値を算出し、この測定値を空間的位置及び時系列毎に並べたMAP画像を生成することとした。このため、芯線が存在しない組織が関心領域である場合でも、MAP画像を生成し、表示することができるようになる。これにより、例えば肺が関心領域の組織である場合には、呼吸下における肺の動きを可視化できるようになる。具体的には、例えば肺に腫瘍が生じた場合、呼吸時の肺の動きに影響を与えることになるが、その変化の様子を1枚のMAP画像として生成して表示することにより、ユーザが容易に確認できるようにすることができる。
〔第3実施形態〕
上述した第1実施形態では、関心領域として組織の芯線を抽出し、第2実施形態では、関心領域として組織の軸を設定することとしたが、医用画像を用いた診断においては、関心領域が心臓や肺などの組織の面である場合もある。そこで、第3実施形態に係るX線CT装置1では、複数時相の医用画像において、関心領域となる面、特に曲面がある場合において、観察対象となる測定値を算出し、この測定値を空間的位置及び時系列毎に並べた画像を生成することとした。以下、上述した第1実施形態及び第2実施形態と異なる部分を説明する。
第3実施形態に係る画像診断装置の一例であるX線CT装置1の内部構成は、上述した第1実施形態の図1と同様である。以下においては、曲面を有する関心領域として心筋を例に、本実施形態を説明する。
図11は、本実施形態に係るコンソール装置40で実行される画像表示処理の内容を説明するフローチャートを示す図である。この図11に示すように、本実施形態に係る画像表示処理は、概略的には、心筋領域を抽出する処理(ステップS40)、心筋形状を2次元画像化する処理(ステップS42)、心筋上の解析対象の測定値を算出する処理(ステップS44)、心筋に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS46)、及び、MAP画像を表示する処理(ステップS48)を、備えている。心筋領域を抽出する処理(ステップS40)、及び、心筋形状を2次元画像化する処理(ステップS42)は、上述した画像取得機能444と抽出機能445とにより実現される処理であり、心筋上の解析対象の測定値を算出する処理(ステップS44)は、上述した算出機能446により実現される処理であり、心筋に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS46)は、上述した生成機能447により実現される処理であり、MAP画像を表示する処理(ステップS48)は、上述した表示機能448により実現される処理である。
まず、心筋領域を抽出する処理(ステップS40)では、注目対象となる心筋壁領域を、既存の血管抽出アルゴリズムを用いて抽出する。抽出する心筋壁領域は、左心室の心壁など、解剖学的に特定可能な領域であってもよいし、事前に抽出した心臓領域からユーザがマウス操作などにより曲面を指定してもよいし、ユーザが注目したい特定の心血管を選択し、選択した心血管からの距離などから、選択した心血管の影響が強い領域であってもよい。抽出した心筋領域は、既存の位置合わせアルゴリズムにより、領域を示す座標を各時相間で座標に対応付けて記録する。
次に、心筋形状を2次元画像化する処理(ステップS42)では、上述した心筋領域を抽出する処理(ステップS40)で求めた心筋領域を、2次元画像に変換する。曲面の2次元画像への変換は、既存のアルゴリズムを用いる。既存のアルゴリズムの例としては、曲面の法線方向の平均ベクトル方向へ射影する方法や、曲面状に格子状の座標系を配置し、設定した座標系へと曲面を射影する方法などがある。図12は、曲面の法線方向の平均ベクトル方向を2次元平面に射影することで、曲面を2次元画像に変換する方法の概要を示した図である。図13は、曲面に格子状の座標系を配置し、2次元平面に設定した座標系へと曲面を射影することで2次元画像に変換する方法の概要を示した図である。
次に、心筋上の解析対象の測定値を算出する処理(ステップS44)では、心筋領域を抽出する処理(ステップS40)、及び、心筋形状を2次元画像化する処理(ステップS42)で抽出した心筋領域上の各点の座標について、解析対象となる測定値を各時相で算出する。解析対象となる測定値は、例えばCT値であってもよいし、心壁の移動距離など、心筋解析で通常用いられる計測値でもよい。また解析対象となる測定値の算出では、心筋上の各点の画素1つから算出してもよいし、心筋上の各点の周辺にある複数の画素を選択して平均値や最大値などを算出してもよい。
次に、心筋に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS46)では、心筋形状を2次元画像化する処理(ステップS42)で生成した複数時相の2次元画像(心筋領域を2次元画像として射影したもの)の中から、代表となる時相を選択する。本実施形態では、選択した時相の2次元画像における心筋領域の接線方向(つまり、2次元画像の面に平行な方向)にx軸、y軸を設定し、心筋領域の法線方向(つまり、2次元画像の面の法線方向)にz軸を割り当てた3次元画像を生成するものとする。
生成する3次元画像の各画素の画素値は、心筋上の解析対象の測定値を算出する処理(ステップS44)で求めた解析対象の測定値を、心筋領域の1時相分の測定値分布をx軸、y軸に平行に割り当てて1時相分の画像を生成し、さらに、z軸と平行な方向に時系列に各時相の画像を並べて配置した画像を生成する。結果として、上記の処理で生成した画像は、時相毎に、心筋形状を2次元画像化する処理(ステップS42)で生成した2次元画像に測定値を割り当てて画像を生成し、この時相毎の画像を時系列に並べたような画像が生成できることになる。この処理の概要を示したのが、図14である。
次に、MAP画像を表示する処理(ステップS48)では、心筋に沿ったMAP画像を生成する処理(ステップS46)で生成したMAP画像に基づいて生成した表示画像を、表示装置42の画面に表示する。ここで、本実施形態で生成するMAP画像及び表示画像は、通常の3次元画像と同様の画像処理が適用可能である。このため、ウィンドウ幅(WW)/ウィンドウレベル(WL)の調整やカラーマップ表示、スムージングなどの画像フィルタ処理、指定した画素の画素値表示、指定した画素を基準点とした領域抽出処理などが可能である。通常のMPR画像のようにMAP画像の任意断面を画像に表示して空間的情報と時間的情報を合わせて観察してもよいし、MAP画像上の任意の点を指定し、該当する時相に対応する元画像(処理に用いた3次元画像)を画面に表示してもよい。
以上のように、本実施形態に係るX線CT装置1によれば、表示装置42の画面に表示された表示画像に基づいて、時相の変化に伴う、心筋領域に対するCT値や移動量の変化を、空間的情報と時間的情報を合わせた状態で観察することができる。すなわち、観察対象の測定値(CT値や移動量など)の変化を、心臓の拡張期と収縮期といった離散的な解析ではなく、各時相での推移の仕方が表示画像で観察できるため、虚血領域などが存在する場合、観察対象の測定値の異常な動きを観察できることになる。
なお、上述した例では、心筋に対して図11の画像表示処理を行ったものであるが、心筋以外にも解析対象となる面を設定できる組織であれば、本実施形態を適用することができる。例えば、複数の関節の接続面に対しても、上述した画像表示処理が適用できる。この場合、特定の関節に対して、隣接する関節との接続面を抽出し、隣接関節との距離を観察対象の測定値として用いることで、関節の動きに伴う、関節の接続面における隣接関節との距離を可視化できる。これにより、表示装置42の表示画像に基づいて、例えば、関節痛の原因となる箇所を推定できるようになる。
本実施形態においても、上述した第1実施形態や第2実施形態と同様に、関心領域の空間的情報を保持したまま、時相の変化に伴う観察対象の測定値の変化を確認できる。また、解析対象の測定値の変化を3次元画像として捉えたことにより、解析対象の測定値の変化を、ユーザは直感的に解析できるようになる。
〔第1乃至第3実施形態の変形例〕
上述した第1実施形態乃至第3実施形態においては、本実施形態が適用されるモダリティがX線CT装置1である場合を例として説明したが、本実施形態は、他のモダリティである医用画像診断装置に適用することもできる。他のモダリティに本実施形態を適用した場合、そのモダリティが備えるコンソールの処理回路が、上述した画像表示処理を実行することにより、上記各実施形態が実現される。
また、本実施形態は、ワークステーション等の医用画像処理装置に適用することもできる。例えば、図15に示すように、医用画像処理装置WSをモダリティMDに接続し、医用画像処理装置WSが、上述した画像表示処理を実行することにより、本発明を実現できる。すなわち、モダリティがスキャン等により医用画像を生成し、この生成された医用画像を画像処理装置WSが取得した後、上述した画像表示処理を実行することにより、画像処理装置WSは、所定の関心領域に沿って、測定値を空間的位置及び時系列毎に並べた画像を生成することが出来る。
具体的には、図15に示すように、医用画像処理装置WSは、制御部100と、入力インターフェース102と、記憶回路141と、表示装置142と、処理回路144とを備えて構成されている。制御部100は、この医用画像処理装置WSの全体的な制御を行う回路であり、例えば、プロセッサにより構成されており、必要なプログラムを記憶回路141のプログラム記憶回路1413から読み出して実行することで、各種の制御を実現する。
入力インターフェース102は、医用画像処理装置WSを、モダリティMDに接続するためのインターフェースである。ここでは、モダリティMDは、スキャン等により複数時相の医用画像を生成可能な医用機器であり、例えば、上述したようなX線CT装置により構成されている。
記憶回路141は、図1を用いて説明した各実施形態における記憶回路41に相当する回路である。また、記憶回路141は、画像記憶回路1411と、画素値対応付け記憶回路1412と、プログラム記憶回路1413とを備えており、画像記憶回路1411は、上述した各実施形態における画像記憶回路411に相当する回路であり、画素値対応付け記憶回路1412は、上述した各実施形態における画素値対応付け記憶回路412に相当する回路であり、プログラム記憶回路1413は、上述した各実施形態におけるプログラム記憶回路413に相当する回路である。
処理回路144は、例えば、プロセッサにより構成されており、必要なプログラムを記憶回路141のプログラム記憶回路1413から読み出して実行することで、上述した各種の機能を実現する。すなわち、処理回路144は、プログラム記憶回路1413に格納されている画像表示処理プログラムを読み込んで実行することにより、上述した各実施形態における画像表示処理を実現する。
この画像表示処理を処理回路144が実行することにより、処理回路144は、画像取得機能1444と、抽出機能1445と、算出機能1446と、生成機能1447と、表示機能1448とを実現する。画像取得機能1444は、上述した各実施形態における画像取得機能444に相当する機能であり、抽出機能1445は、上述した各実施形態における抽出機能445に相当する機能であり、算出機能1446は、上述した各実施形態における算出機能446に相当する機能であり、生成機能1447は、上述した各実施形態における生成機能447に相当する機能であり、表示機能1448は、上述した各実施形態における表示機能448に相当する機能である。
図15に示す医用画像処理装置WSは、医用画像をモダリティMDから取得する以外は、上述したX線CT装置1と同様の処理を実行する。すなわち、処理回路144が、上述した画像表示処理を実行することにより、上述した第1実施形態乃至第3実施形態と同様の処理が実現され、関心領域に沿って測定値を空間的位置及び時系列毎に並べた画像を生成するとともに、表示装置142に表示させることができる。
なお、上述した第1実施形態乃至第3実施形態の画像取得機能444は、特許請求の範囲における画像取得部の一例であり、第1実施形態乃至第3実施形態の抽出機能445は、特許請求の範囲における抽出部の一例であり、第1実施形態乃至第3実施形態の算出機能446は、特許請求の範囲における算出部の一例であり、第1実施形態乃至第3実施形態の生成機能447は、特許請求の範囲における生成部の一例であり、第1実施形態乃至第3実施形態の表示機能448は、特許請求の範囲における表示部の一例である。また、第1実施形態乃至第3実施形態の指定機能449は、特許請求の範囲における指定部の一例であり、第1実施形態乃至第3実施形態の測定値取得機能450は、特許請求の範囲における測定値取得部の一例であり、第1実施形態乃至第3実施形態のグラフ表示機能451は、特許請求の範囲におけるグラフ表示部の一例である。
また、上述した第1実施形態乃至第3実施形態の変形例の画像取得機能1444は、特許請求の範囲における画像取得部の一例であり、第1実施形態乃至第3実施形態の変形例の抽出機能1445は、特許請求の範囲における抽出部の一例であり、第1実施形態乃至第3実施形態の変形例の算出機能1446は、特許請求の範囲における算出部の一例であり、第1実施形態乃至第3実施形態の変形例の生成機能1447は、特許請求の範囲における生成部の一例であり、第1実施形態乃至第3実施形態の変形例の表示機能1448は、表示部の一例である。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例としてのみ提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。本明細書で説明した新規な装置および方法は、その他の様々な形態で実施することができる。また、本明細書で説明した装置および方法の形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲およびこれに均等な範囲は、発明の範囲や要旨に含まれるこのような形態や変形例を含むように意図されている。
1…X線CT装置、10…架台装置、11…X線発生装置、12…X線検出器、13…回転体、14…X線高電圧装置、15…架台制御装置、データ収集回路、30…寝台装置、40…コンソール装置、41…記憶回路、42…表示装置、43…入力装置、44…処理回路、441…システム制御機能、442…前処理機能、443…再構成処理機能、444…画像取得機能、445…抽出機能、446…算出機能、447…生成機能、448…表示機能

Claims (15)

  1. 複数時相の医用画像を取得する、画像取得部と、
    前記複数時相の医用画像における所定の関心領域の抽出を行う、抽出部と、
    前記所定の関心領域に関する所定の測定値を算出する、算出部と、
    前記所定の関心領域に沿って前記測定値を空間的位置及び時系列毎に並べた画像を2次元画像として生成する、生成部と、
    を備える医用画像診断装置。
  2. 前記所定の測定値は、CT値である、請求項1に記載の医用画像診断装置。
  3. 前記所定の測定値は、前記所定の関心領域に含まれる組織の位置に基づく計測値である、請求項1に記載の医用画像診断装置。
  4. 前記抽出部は、前記関心領域として組織の芯線を抽出し、前記算出部は、芯線に関する所定の測定値を算出する、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の医用画像診断装置。
  5. 前記抽出部は、芯線抽出アルゴリズムを用いて、前記医用画像を解析することにより、前記芯線を抽出する、請求項4に記載の医用画像診断装置。
  6. 前記抽出部は、前記関心領域として組織の軸を抽出し、前記算出部は、前記軸に関する所定の測定値を算出する、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の医用画像診断装置。
  7. 前記抽出部は、前記医用画像を用いたユーザの設定に基づいて、前記軸を抽出する、請求項6に記載の医用画像診断装置。
  8. 前記抽出部は、前記関心領域として組織の面に基づく2次元画像を抽出し、前記算出部は、前記2次元画像に関する所定の測定値を算出し、前記生成部は、前記2次元画像に前記測定値を割り当て、これを時系列に並べた前記画像を生成する、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の医用画像診断装置。
  9. 前記抽出部は、前記組織の面を曲面として特定し、前記曲面を2次元化することにより、前記2次元画像を抽出する、請求項8に記載の医用画像診断装置。
  10. 前記生成部は、前記医用画像及び/又は前記医用画像に基づいて生成された画像を、前記画像に並べて表示する参考画像として生成する、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の医用画像診断装置。
  11. 前記生成部が生成した前記画像における前記測定値に対応付けられた輝度値に基づく表示画像を生成し、この表示画像を画面に表示させる、表示部をさらに備える、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の医用画像診断装置。
  12. 前記生成部が生成した前記画像における前記測定値に対応付けられた色に基づく表示画像を生成し、この表示画像を画面に表示させる、表示部をさらに備える、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の医用画像診断装置。
  13. 前記表示画像を用いて、ユーザが、前記表示画像上で時相と空間的位置を指定する指定部と、
    前記指定部で指定された時相と空間的位置に基づいて、前記表示画像上の当該時相の当該空間的位置に対応する前記測定値を取得する、測定値取得部と、
    前記測定値取得部で取得した測定値をグラフ化して前記表示画像に重畳して表示する、グラフ表示部と、
    さらに備える、請求項11又は請求項12に記載の医用画像診断装置。
  14. 複数時相の医用画像を取得する、画像取得部と、
    前記複数時相の医用画像における所定の関心領域の抽出を行う、抽出部と、
    前記所定の関心領域に関する所定の測定値を算出する、算出部と、
    前記所定の関心領域に沿って前記測定値を空間的位置及び時系列毎に並べた画像を2次元画像として生成する、生成部と、
    を備える医用画像処理装置。
  15. 複数時相の医用画像を取得する、画像取得部と、
    前記複数時相の医用画像における所定の関心領域の抽出を行う、抽出部と、
    前記所定の関心領域に関する所定の測定値を算出する、算出部と、
    前記所定の関心領域に沿って前記測定値を空間的位置及び時系列毎に並べた画像を生成する、生成部と、
    前記生成部が生成した前記画像における前記測定値に対応付けられた輝度値または色に基づく表示画像を生成し、この表示画像を画面に表示させる、表示部と、
    前記表示画像を用いて、ユーザが、前記表示画像上で時相と空間的位置を指定する指定部と、
    前記指定部で指定された時相と空間的位置に基づいて、前記表示画像上の当該時相の当該空間的位置に対応する前記測定値を取得する、測定値取得部と、
    前記測定値取得部で取得した測定値をグラフ化して前記表示画像に重畳して表示する、グラフ表示部と、
    を備える医用画像診断装置。
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