JP6877956B2 - 需要予測装置及び需要予測方法 - Google Patents
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Description
(概要)
実施形態における需要予測装置は、需要予測を行う装置である。需要予測装置は、例えば需要予測を行う対象となる地域又は施設等の監視及び制御を行う中央監視制御システム内に設置される。なお、以下の説明では、需要予測装置が、水需要の予測を行う装置として説明するが、需要予測装置が行う需要予測の対象は水需要に限定される必要はない。例えば、需要予測装置は、電力需要、熱需要等の需要予測を行う装置であってもよい。
以下、各実施形態(第1の実施形態〜第5の実施形態)における需要予測装置の具体的な構成について説明する。
図1は、第1の実施形態における需要予測装置1の機能構成を表す概略ブロック図である。
需要予測装置1は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、需要予測プログラムを実行する。需要予測プログラムの実行によって、需要予測装置1は、実績データ記憶部10、予測モデル作成部11、予測モデル記憶部12、データ入力部13、未来データ記憶部14、需要量予測部15、需要量補正部16を備える装置として機能する。なお、需要予測装置1の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、需要予測プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、需要予測プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
予測モデル記憶部12は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。予測モデル記憶部12は、予測モデル作成部11が作成した予測モデルを記憶する。
未来データ記憶部14は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。未来データ記憶部14は、データ入力部13を介して自装置に入力された未来データを記憶する。例えば、未来データ記憶部14は、未来気象予測データを記憶する。
需要量補正部16は、実績データと、未来データと、予測需要量とに基づいて、予測需要量を補正するための補正量を取得し、取得した補正量を用いて予測需要量を補正する。
予測モデル作成部11は、実績データ記憶部10に記憶されている過去一定期間分の実績データ(実績気象データ及び実績需要量データ)を取得する(ステップS101)。予測モデル作成部11は、取得した過去一定期間分の実績データを用いて予測モデルを作成する(ステップS102)。予測モデルの作成には、ニューラルネットワーク、回帰分析等の手法が用いられてもよい。予測モデル作成部11は、作成した予測モデルを予測モデル記憶部12に記憶させる(ステップS103)。
需要量予測部15は、予測モデル記憶部12に記憶されている予測モデルを取得する(ステップS201)。需要量予測部15は、未来データ記憶部14に記憶されている未来データを取得する(ステップS202)。例えば、需要量予測部15は、予測対象日の最高気温、最低気温、午前天気及び午後天気の未来データを取得する。需要量予測部15は、実績データ記憶部10に記憶されている実績データを取得する(ステップS203)。例えば、需要量予測部15は、予測対象日の前日の午前天気、午後天気及び配水量の実績データを取得する。需要量予測部15は、取得した予測モデルに、取得した実績データ及び未来データを入力することによって予測需要量を取得する。需要量予測部15は、取得した予測需要量を需要量補正部16に出力する(ステップS204)。
また、需要予測装置1は、通常の予測モデルと、補正量の予測部分とを分離し、補正量を加算する仕組みにより、雪の日以外の予測精度に影響を与えることなく雪の日の予測精度を高めることができる。
また、需要予測装置1は、雪の量に対する指標は統計的に算出され、そこから補正量を導出するため、補正量導出関数をユーザの経験値に基づいて決定すれば、統計的な指標にユーザの経験に基づく判断を加えて補正量を導出できる。
また、需要予測装置1は、補正量決定指標に対する補正量を、プラント操作員が経験をもとに決定することもできる。新たな融雪装置が導入された場合に、予測モデルは変更せずに、補正量のみを意識的に増加させることも可能である。
第2の実施形態では、補正量の算出に用いられるパラメータの値(以下「補正量算出用パラメータ値」という。)を、補正量の算出前に決定しておく。以下、第2の実施形態について詳細に説明する。
図5は、第2の実施形態における需要予測装置1aの機能構成を表す概略ブロック図である。
需要予測装置1aは、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、需要予測プログラムを実行する。需要予測プログラムの実行によって、需要予測装置1aは、実績データ記憶部10、予測モデル作成部11、予測モデル記憶部12、データ入力部13、未来データ記憶部14、需要量予測部15、需要量補正部16a、パラメータ値決定部17、パラメータ値記憶部18を備える装置として機能する。なお、需要予測装置1aの各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、需要予測プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、需要予測プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
パラメータ値記憶部18は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。パラメータ値記憶部18は、パラメータ値決定部17によって決定された補正量算出用パラメータ値を記憶する。
需要量補正部16aは、実績データと、未来データと、予測需要量と、補正量算出用パラメータ値とに基づいて補正量を取得し、取得した補正量を用いて予測需要量を補正する。
ステップS204までの処理が終了すると、パラメータ値決定部17は予測モデル記憶部12に記憶されている予測モデルを取得する(ステップS301)。パラメータ値決定部17は、実績データ記憶部10に記憶されている実績データを取得する(ステップS302)。例えば、パラメータ値決定部17は、過去一定期間分の最高気温、最低気温、午前天気、午後天気、配水量、降雪量及び積雪深の実績データを取得する。
補正量決定指標の値が5未満の場合、補正量が0。
補正量決定指標の値が5以上15未満の場合、補正量が単位補正量500×1=500m3。
補正量決定指標の値が15以上25未満の場合、補正量が単位補正量500×2=1000m3。
補正量決定指標の値が25以上キャップ値28未満の場合、補正量が単位補正量500×3=1500m3。
キャップ値28以上の場合、一律で500×4=2000m3。
その後、ステップS209の処理が実行される。
また、需要予測装置1aは、補正量の算出前に補正量算出用パラメータ値を決定する。これにより、以下の2つの効果を得ることができる。
(1)統計的にパラメータ値を求めることで、より良いパラメータ値に決定できる。
(2)例えば、一年に一回など定期的に統計しなおしたり、不定期の任意のタイミングで統計しなおすことで、最新の需要実績に応じたパラメータ設定が可能にある。
本実施形態では、補正値算出用パラメータ値に、ステップ関数に関するパラメータ値が含まれているが、関数の種類自体を指定するような補正値算出用パラメータが存在してもよい。例えば、補正量導出関数として使用する関数の種類がステップ関数、比例関数、2次関数などのいずれであるかを補正値算出用パラメータ値にて指定することが考えられる。
第3の実施形態では、補正後予測需要量と、同日の実績需要量とを比較し、予測の乖離が検知された場合に補正量算出用パラメータ値が新たに決定される。以下、第3の実施形態について詳細に説明する。
図8は、第3の実施形態における需要予測装置1bの機能構成を表す概略ブロック図である。
需要予測装置1bは、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、需要予測プログラムを実行する。需要予測プログラムの実行によって、需要予測装置1bは、実績データ記憶部10、予測モデル作成部11、予測モデル記憶部12、データ入力部13、未来データ記憶部14、需要量予測部15、需要量補正部16b、パラメータ値決定部17b、パラメータ値記憶部18、補正後予測需要量記憶部19、乖離検知部20を備える装置として機能する。なお、需要予測装置1bの各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、需要予測プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、需要予測プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
乖離検知部20は、補正後予測需要量と、実績データとに基づいて、予測需要量の乖離を検知する。
需要量補正部16bは、実績データと、未来データと、予測需要量と、補正量算出用パラメータ値とに基づいて補正量を取得し、取得した補正量を用いて予測需要量を補正する。需要量補正部16bは、所定の条件が満たされた場合に、補正後予測需要量を補正後予測需要量記憶部19に記憶する。
パラメータ値決定部17bは、予測モデルと、実績データとに基づいて、補正量算出用パラメータ値を決定する。また、パラメータ値決定部17bは、乖離検知部20によって予測需要量の乖離が検知された場合に、新たに補正量算出用パラメータ値を決定する。
ステップS209までの処理が終了すると、需要量補正部16bは、所定の条件下で補正量決定指標の値が0より大きいか否かを判定する(ステップS401)。ここで、所定の条件下とは、重み係数を全て1として、閾値カット実施しない場合である。所定の条件下で補正量決定指標の値が0より大きい場合(ステップS401−YES)、需要量補正部16bはステップS209の処理で取得した補正後予測需要量を補正後予測需要量記憶部19に記憶する(ステップS402)。所定の条件下で補正量決定指標の値が0より大きい場合には、実施形態において、予測対象日、前日及び前々日のいずれかの降雪量が0より大きいことを意味する。
一方、所定の条件下で補正量決定指標の値が0より大きくない場合(ステップS401−NO)、需要量補正部16bはステップS209の処理で取得した補正後予測需要量を補正後予測需要量記憶部19に記憶せずに処理を終了する。
乖離検知部20は、補正後予測需要量記憶部19に記憶されている過去一定期間分の補正後予測需要量と、実績データ記憶部10に記憶されている過去一定期間分の実績データとを取得する(ステップS501)。乖離検知部20は、取得した補正後予測需要量と、実績データとの差の平均値が閾値以上であるか否か判定する(ステップS502)。平均値が閾値以上である場合(ステップS502−YES)、乖離検知部20はパラメータ値決定部17bに対して補正量算出用パラメータ値を決定する処理の開始を指示する(ステップS503)。
一方、平均値が閾値未満である場合(ステップS502−NO)、乖離検知部20は処理を終了する。
また、需要予測装置1bは、補正後予測需要量と、実績データとに基づいて得られる値の乖離が閾値以上である場合には、改めて補正量算出用パラメータ値を決定する。これにより、予測誤差が大きくなりすぎることを抑制することができる。
第4の実施形態では、データ入力部を介して、補正量算出用パラメータ値が入力される。以下、第4の実施形態について詳細に説明する。
図11は、第4の実施形態における需要予測装置1cの機能構成を表す概略ブロック図である。
需要予測装置1cは、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、需要予測プログラムを実行する。需要予測プログラムの実行によって、需要予測装置1cは、実績データ記憶部10、予測モデル作成部11、予測モデル記憶部12、データ入力部13c、未来データ記憶部14、需要量予測部15、需要量補正部16c、補正量算出用パラメータ値記憶部21を備える装置として機能する。なお、需要予測装置1cの各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、需要予測プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、需要予測プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
補正量算出用パラメータ値記憶部21は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。補正量算出用パラメータ値記憶部21は、データ入力部13cを介して、入力された補正量算出用パラメータ値を記憶する。
需要量補正部16cは、実績データと、未来データと、予測需要量と、補正量算出用パラメータ値とに基づいて、予測需要量を補正するための補正量を取得し、取得した補正量を用いて予測需要量を補正する。
データ入力部13cは、ユーザの操作に応じて補正量算出用パラメータ値入力用GUIを起動する(ステップS501)。補正量算出用パラメータ値入力用GUIは、例えば、数値を入力してもらう方法、関数グラフをグラフィカルに指定してもらう方法等が考えられる。データ入力部13cは、入力された補正量算出用パラメータ値を補正量算出用パラメータ値記憶部21に記憶する(ステップS502)。
また、需要予測装置1cは、熟練者が決定した補正量算出用パラメータ値を、データ入力部13cを介して入力することによって熟練者の経験を反映して予測需要量を補正することができる。
図13は、第5の実施形態における需要予測装置1dの機能構成を表す概略ブロック図である。
第5の実施形態では、区域情報を用いて、対象地域を複数の区域に分割して、区域毎に異なる補正量算出用パラメータ値を用いて補正量を取得し、区域毎の補正量を全て足し合わせた値を予測需要量に加算して補正後予測需要量を取得する。例えば需要量を予測すべき地域が山手と平地で分けられるときに、山手の区域と平地の区域で補正量の計算方法に差をつける。以下、第5の実施形態について詳細に説明する。
需要量補正部16dは、実績データと、未来データと、予測需要量と、補正量算出用パラメータ値と、区域情報とに基づいて補正量を取得し、取得した補正量を用いて予測需要量を補正する。
パラメータ値記憶部18dは、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。パラメータ値記憶部18dは、パラメータ値決定部17によって決定された区域毎の補正量算出用パラメータ値を記憶する。
ステップS302までの処理が終了すると、パラメータ値決定部17dは、区域情報記憶部22に記憶されている区域情報を取得する(ステップS701)。パラメータ値決定部17dは、取得した実績データと、予測モデルと、区域情報とを用いて、需要量予測と需要量補正のシミュレーションを実行し、予測精度が最も高くなる補正量算出用パラメータ値を統計的に決定する(ステップ702)。パラメータ値決定部17dは、決定した補正量算出用パラメータ値をパラメータ値記憶部18に記憶する。その後、ステップS206までの処理が実行される。需要量補正部16dは、区域情報記憶部22に記憶されている区域情報に基づいて、補正量を導出していないある区域の補正量算出用パラメータ値をパラメータ値記憶部18dから取得する(ステップS703)。需要量補正部16dは、上記の式1に基づいて、補正量決定指標の値Sを取得する(ステップS704)。需要量補正部16dは、上記の式1において取得した補正量決定指標の値Sを用いて区域別補正量を取得する(ステップS705)。
一方、全区域の区域別補正量を取得した場合(ステップS706−YES)、需要量補正部16dは区域別補正量を合算して補正量を取得する(ステップS707)。その後、ステップS209の処理が実行される。
また、需要予測装置1dは、平地の区域や山手の区域等、区域毎に異なる補正量算出用パラメータ値を用いて補正量を導出する。そのため、より精度よく需要量を予測することができる。
区域情報は、平地の区域や山手の区域に限定されることなく、さらに細かい区域の情報が含まれていてもよい。
補正値算出用パラメータ値は、一部又は全てがプログラム中にハードコーディングされていてもよいし、熟練者等が設定値として記述できるようにファイル等に記述する形式でもよいし、各種実績データをもとにパラメータ値決定部17が自動的に計算するのでもよい(第2の実施形態、第3の実施形態及び第4の実施形態)。
一般的な運用では、補正値算出用パラメータ値は、定期的、あるいは、不定期に自動又は手動で更新されることが想定されてもよい。
上記の各実施形態では、実績データ及び未来データに気象データを用いているが、その他のデータが実績データ及び未来データとして用いられてもよい。例えば、実績データ及び未来データとして、人口の情報等が用いられてもよい。
Claims (11)
- 過去の需要量に関する実績需要量データに基づいて、需要量を予測するための予測モデルを作成する予測モデル作成部と、
前記予測モデルと、前記実績需要量データと、予測対象日に係る気象予測データとに基づいて、前記予測対象日の需要量を予測する需要量予測部と、
前記需要量を補正するための補正量を決定するための指標である補正量決定指標の値を、前記気象予測データの値と、前記予測対象日の過去一定期間分の気象に関する実績気象データの値とに基づいて算出し、前記補正量決定指標の値に基づいて得られる補正量を、予測された前記需要量に加算することによって、前記需要量を補正する需要量補正部と、
を備える需要予測装置。 - 前記需要量補正部は、前記気象予測データにおける第1のデータ項目の値と、過去一定期間分の前記実績気象データにおける第1のデータ項目の値とを用いて重み係数を決定し、決定した前記重み係数を各データにおける第2のデータ項目の値に乗じて合算することによって前記補正量決定指標の値を取得する、請求項1に記載の需要予測装置。
- 前記需要量補正部は、前記実績気象データにおける第3のデータ項目の値が閾値以下の場合、前記補正量決定指標の値の取得過程において過去一定期間分の前記実績気象データにおける前記第2のデータ項目の値を合算対象から除く、請求項2に記載の需要予測装置。
- 前記予測モデルと、前記実績気象データ及び前記実績需要量データとに基づいて、前記補正量の算出に用いられるパラメータの値を表す補正量算出用パラメータ値を決定するパラメータ値決定部をさらに備え、
前記需要量補正部は、前記実績気象データと、前記気象予測データと、予測された需要量と、前記補正量算出用パラメータ値とに基づいて前記需要量を補正する、請求項1から3のいずれか一項に記載の需要予測装置。 - 前記需要量補正部により得られた補正結果と、前記実績需要量データとの乖離を検知する乖離検知部をさらに備え、
前記乖離検知部は、乖離を検知した場合、前記需要量補正部の補正に利用するパラメータを更新させる、請求項1から4のいずれか一項に記載の需要予測装置。 - 前記需要量補正部は、対象地域を複数の区域に分割して、前記区域毎に設定されているパラメータ値を用いて区域別補正量を算出し、算出した前記区域別補正量を合算した値を補正量として前記需要量に加算することによって前記需要量を補正する、請求項1から5のいずれか一項に記載の需要予測装置。
- 前記第1のデータ項目の値が最低気温であり、前記第2のデータ項目の値が降雪量であり、
前記需要量補正部は、過去一定期間分の最低気温を用いて過去一定期間分の前記重み係数を決定し、決定した過去一定期間分の前記重み係数を過去一定期間分の降雪量に乗じた値と、前記気象予測データにおける降雪量に所定の重み係数を乗じた値とを合算することによって前記補正量決定指標の値を取得する、請求項2に記載の需要予測装置。 - 前記需要量補正部は、前記重み係数を、前記第1のデータ項目の値である前記実績気象データの最低気温と、予め定められている最低気温の閾値とを比較することによって決定する、請求項2又は3に記載の需要予測装置。
- 前記第3のデータ項目の値は、積雪深である、請求項3に記載の需要予測装置。
- 前記需要量補正部は、補正量算出用パラメータ値に基づいたステップ関数によって得られる補正量決定指標の値に応じた補正量を取得する、請求項1から9のいずれか一項に記載の需要予測装置。
- コンピュータが、過去の需要量に関する実績需要量データに基づいて、需要量を予測するための予測モデルを作成する予測モデル作成ステップと、
前記コンピュータが、前記予測モデルと、前記実績需要量データと、予測対象日に係る気象予測データとに基づいて、前記予測対象日の需要量を予測する需要量予測ステップと、
前記コンピュータが、前記需要量を補正するための補正量を決定するための指標である補正量決定指標の値を、前記気象予測データの値と、前記予測対象日の過去一定期間分の気象に関する実績気象データの値とに基づいて算出する指標算出ステップと、
前記コンピュータが、前記補正量決定指標の値に基づいて得られる補正量を、前記需要量に加算することによって前記需要量を補正する需要量補正ステップと、
を有する需要予測方法。
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