JP6877714B2 - 組織細切器及び組織細切方法 - Google Patents
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Description
(1)凹状部、及びその内壁底面の全部又は一部に組織片を係止するための複数の突起状手段を備えた組織細切器。
(2)前記突起状手段の高さが0.2mm〜2.0mmの範囲内にある、(1)に記載の組織細切器。
(3)前記突起状手段が前記内壁底面から上方に向かう尖端形状を有する、(1)又は(2)に記載の組織細切器。
(4)前記突起状手段が前記内壁底面に整列して配置されている、(1)〜(3)のいずれかに記載の組織細切器。
(5)前記凹状部の内壁が底面中央部に向かって凹面形状である、(1)〜(4)のいずれかに記載の組織細切器。
(6)前記凹状部の外壁側面又は外壁底面の全部又は一部に回収溝を備えた、(1)〜(5)のいずれかに記載の組織細切器。
(7)前記凹状部の外壁側面又は外壁底面の全部又は一部から側方に張り出した縁手段を備え、該縁手段は組織細切器を収納可能な容器に収納したときに、前記凹状部の周囲と前記容器間に仮回収溝を形成することができる、(1)〜(5)のいずれかに記載の組織細切器。
(8)前記凹状部の上面形状が円形で、その直径が3cm〜12cmの範囲内にある、(1)〜(7)のいずれかに記載の組織細切器。
(9)組織細切方法であって、(1)〜(8)のいずれかに記載の組織細切器の前記凹状部に組織片を投入する投入工程、及び投入された前記組織片を溶液中で細切器具を用いて細切する細切工程を含む前記方法。
(10)前記細切工程後に得られる組織塊を回収する回収工程をさらにふくむ、(9)に記載の組織細切方法。
(11)前記組織片を0.1mm2〜1.5mm2の大きさに細切する、(9)又は(10)に記載の組織細切方法。
(10)に記載の組織細切方法。
(12)組織培養方法であって、(11)に記載の組織細切方法を経て回収された細胞塊を新たな培地に播種する播種工程、及び播種した細胞塊を培養条件下で培養する培養工程を含む前記方法。
1-1.概要
本発明の第1の態様は、組織細切器である。本態様の組織細切器の概念図を図1で示す。Aは組織細切器全体の斜視図を、またBはAにおける破線円内の拡大図を表す。この図に示すように、本発明の組織細切器(0100)は、凹状部(0101)及び突起状手段(0102)を備える。器内の凹状部に投入された組織片を突起状手段が係止することで、器内での組織の滑りを押さえることができ、術者が熟練していなくても組織の細切化が容易になる。また、それによって組織の特性を維持した適切な大きさの細胞塊を容易に調製することができる。
本明細書で頻用する用語について、以下で定義をする。
本明細書において「組織」は、いわゆる生物学的な組織であって、原則として、同一の形態又は性質を有する細胞の集合体をいう。ただし、本明細書では、複数の組織によって構成される器官由来の組織を包含することから、各組織に由来する異なる形態や性質を有する細胞の集合体であってもよい。組織を構成する細胞は、野生型細胞、変異型細胞、又はその混合物のいずれであってもよい。例えば、変異型細胞として、癌組織を構成する癌細胞が挙げられる。
本発明の「組織細切器」は、組織片を細切化するための容器である。主として組織片から組織培養用細胞を調製するために用いられる。以下、図1〜図3の概念図を用いて、本発明の「組織細切器」における構成について具体的に説明をする。
「凹状部」(0101、0201、0301)は、本態様の組織細切器に含まれる必須の構成要素であって、その内部に細切すべき組織片を保持できるように構成されている。
「突起状手段」は、前記凹状部の内壁底面の全部又は一部に複数個配置された手段である。本手段は、組織細切器において組織片を係止するという主要機能を果たす。
「回収溝」は、図1の0103、又は図4の0403で示すように、組織細切器において前記凹状部の外壁側面又は外壁底面の全部又は一部に設けられた溝状手段である。原則として、凹状部(0101、0401)の周囲に形成される。回収溝は、回収溝底面(0405)と回収溝側壁(0406)によって構成される。以下、それぞれについて説明をする。
「回収溝底面」(0405)は、回収溝の底面を構成する平面又は曲面を有する板状の構成要素であり、凹状部の外壁側面又は外壁底面の全部又は一部から側方に張り出すように配置されている。「凹状部の外壁側面」とは、凹状部の周囲を取り巻く外部壁面をいう。また、「凹状部の外壁底面」とは、凹状部の外側底面をいう。例えば、凹状部の内壁底面が平面の場合、その内壁平面の反対面が外壁底面に該当する。本明細書において「側方」とは、組織細切器の垂直面に対して横方向をいう。ここでいう横方向は、前記垂直面に対して垂直方向である必要はない。例えば、前記垂直面に対して鋭角又は鈍角の方向であってもよい。鋭角の場合、回収溝底面は次述の回収溝側壁と一体化し得る。また、「張り出す」とは、一部を凹状部の外壁側面又は外壁底面に接しながら、側方に突き出た状態をいう。
「回収溝側壁」(0406)は、前記回収溝底面の端部に沿って配置される側壁で、凹状部の外壁側面と共に回収溝の側壁を構成する。回収溝側壁は、組織細切器の水平面に対して概ね垂直となるように配置されている。ただし、回収溝内に捕捉された細胞塊を含む溶液が組織細切器の運搬等で容易にこぼれない範囲の角度であれば、組織細切器の水平面に対して鈍角又は鋭角であってもよい。
「縁手段」は、図2の0203、又は図5の0503で示すように、凹状部(0201、0501)の外壁側面又は外壁底面の全部又は一部から側方に張り出すように構成された手段である。縁手段は、図5で示すように、組織細切器を、それを収納可能な容器(0508)に配置したときに、容器と凹状部の外周壁との間に仮回収溝(0509)を形成することができる。
2−1.概要
本発明の第2の態様は組織細切方法である。本態様の方法によれば、第1態様に記載の組織細切器を用いて、組織片を細切し、組織の特性を維持した状態で、組織培養用の細胞塊を容易かつ効率的に調製することができる。
本態様の組織細切方法は、投入工程及び細切工程を必須工程として含み、また選択工程として回収工程を含む。以下、それぞれの工程について具体的に説明をする。
「投入工程」は、第1態様に記載の組織細切器の凹状部に組織片を投入する工程である。投入する組織片の種類は問わない。組織培養用の対象となる所望の組織を用いればよい。例えば、生検や外科的切除によって摘出された癌組織等が挙げられる。
「細切工程」は、投入された組織片を溶液中で細切器具を用いて細切する工程である。
「細切器具」とは、組織片を切断し、細切できる器具である。通常はメスが好適に使用される。本工程において、細切器具は2本用いると便利である。凹状部において溶液中の組織片を細切するためには、凹状部に備えられた突起状手段に組織片を係止する必要がある。この係止は、組織片の上方から突起状手段方向に向かって多少の圧力をかけて押さえ込むことで達成し得る。1本の細切器具で組織片を細切する場合、一度手前に引いた細切器具を再度の切断に使用するためには、一旦組織片から離して前方に戻す必要がある。その際、一時的に組織片が押圧から解放されるため組織片に対する係止力が弱くなってしまう。そこで、細切器具を2本用いれば、一方の細切器具を一時的に組織片から離しても、他方の細切器具で組織片を押さえている限り、上記問題は発生しない。また、細切器具を2本用いれば、左右交互で組織片を切断できることから、細切作業の効率面からも好ましい。一方の細切器具を、他の押圧可能な器具に代えることもできる。例えば、ガラス棒等を使用してもよい。
「回収工程」は、細切工程後に得られる組織塊を回収する工程である。本工程は、選択工程であり、本態様の組織細切方法において、必要に応じて行えばよい。
3−1.概要
本発明の第3の態様は、組織培養方法である。本態様の方法は、本質的に、当該分野で公知の従来の組織培養方法と同じであるが、培養対象の細胞が第2態様で調製した細胞塊を用いる点で異なる。本態様の組織培養方法を用いることで、培養細胞であっても元の組織における細胞の特性を維持した状態で細胞培養ができる新たな組織培養系を提供することができる。
本態様の組織培養方法は、播種工程及び培養工程を必須工程として含む。以下、それぞれの工程について具体的に説明をする。
「播種工程」は、第2態様で調製し、回収された細胞塊を新たな培地に播種する工程である。ここで使用される細胞塊は、組織片から細切によって新たに調製された細胞塊であってもよいし、その細胞塊から樹立した細胞株であってもよい。
播種量は限定しない。新たな培地の容量や、培養開始時の所望する細胞濃度、培養すべき対象細胞の種類等を勘案し、適宜定めればよい。例えば、播種後の細胞数が103〜105cells/mLとなるように培地やバッファで調整して播種すればよい。播種後は、容器を軽く揺する等して、播種した細胞塊が容器内である程度均一に分散されるようにするとよい。
「培養工程」は、播種した細胞塊を培養条件下で培養する工程である。個々でいう「培養条件下」とは、培養する細胞塊の由来細胞種に応じた当該分野で公知の培養条件をいう。通常は、いずれの細胞も5%CO2下、37℃の培養条件で足りる。
(目的)
本発明の組織細切器の使用による組織片の細切効果を検証した。
図1で示す本発明の組織細切器を3Dプリンター(AGILISTA(アジリスタ):キーエンス社)で複数個製造した。Aに示すように、この組織細切器(0100)は、直径8.8cm、高さ1.65cmのディッシュ状で、凹状部(0101)が凹面形状の内壁底面を有し、そのほぼ全面に四角錐又は略四角錐の突起状手段(0102)を、また凹状部周囲全部に回収溝(0103)を備えた構成を有する。作製した組織細切器は、ウレタン/アクリル系複合素材で構成されている。対照用ディッシュとして、グライナー社製の9cmディッシュを用いた。
図6及び図7に結果を示す。図6において、Aは対照用ディッシュでの、またBは本発明の組織細切器での、腎臓組織の細切後の細胞塊の顕微鏡画像である。Aの方法は、従来の組織細切方法に相当する。この方法では、平均約2.3mm2の細胞塊を調製できるが、図7に示すように、各細胞塊の大きさが1.8〜2.6mm2にも及び、均一性の高い細胞塊を調製することが困難なことが示唆された。一方、本発明の組織細切器を用いたBの方法は、Aの方法で得られる細胞塊よりも小片で、平均約0.85mm2であり、その幅も0.7〜0.95mm2と狭く、均一性の高い細胞塊が調製できることが示された。
Claims (11)
- 凹状部、その内壁底面の全部又は一部に組織片を係止するための複数の突起状手段、及び前記凹状部の外壁側面又は外壁底面の全部又は一部に回収溝を備えた組織細切器。
- 前記突起状手段の高さが0.2mm〜2.0mmの範囲内にある、請求項1に記載の組織細切器。
- 前記突起状手段が内壁底面から上方に向かう尖端形状を有する、請求項1又は2に記載の組織細切器。
- 前記突起状手段が内壁底面に整列して配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組織細切器。
- 前記凹状部の内壁が底面中央部に向かって凹面形状である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組織細切器。
- 前記凹状部の外壁側面又は外壁底面の全部又は一部から側方に張り出した縁手段を備え、該縁手段は組織細切器を収納可能な容器に収納したときに、凹状部の周囲と容器間に仮回収溝を形成することができる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組織細切器。
- 前記凹状部の上面形状が円形で、その直径が3cm〜12cmの範囲内にある、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組織細切器。
- 組織細切方法であって、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の組織細切器の凹状部に組織片を投入する投入工程、及び
投入された組織片を溶液中で細切器具を用いて細切する細切工程
を含む前記方法。 - 細切工程後に得られる組織塊を回収する回収工程をさらにふくむ、請求項8に記載の組織細切方法。
- 前記組織片を0.1mm2〜1.5mm2の大きさに細切する、請求項8又は9に記載の組織細切方法。
- 組織培養方法であって、
請求項10に記載の組織細切方法を経て回収された細胞塊を新たな培地に播種する播種工程、及び
播種した細胞塊を培養条件下で培養する培養工程
を含む前記方法。
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