JP6877137B2 - 保持装置、壁内部材検出装置および壁内部材検出方法 - Google Patents

保持装置、壁内部材検出装置および壁内部材検出方法 Download PDF

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Description

この発明は、建物の壁内部材であるブレースや柱を非破壊で検出できる検出装置の保持装置、壁内部材検出装置および壁内部材検出方法に関する。
例えば、古い建物において、その外壁内部材であるブレースや柱を当該建物の設計図面等が無いために確認できないような場合には、ブレースや柱を、電磁誘導による探知技術を利用した探査装置によって非破壊で検知し、上記ブレースや柱の有無および配置を正確に知った上で適切な補修を行うようにしている。
また、特許文献1には、住宅の軸組を補強するブレースの非破壊検査方法であって、前記軸組を挟んで両側に板体を配置して空間を仕切る住宅構成部材の一方側の板体に、前記軸組を補強するブレースの配置位置を予めマーキングしている樹脂板を当接させ、電磁誘導方式の探査装置を前記マーキングに沿って前記樹脂板上を移動させることにより、前記ブレースの形状を探査し、当該探査の結果を表示装置に出力するブレースの非破壊検査方法が開示されている。
特開2010−60402号公報
しかしながら、上記従来の方法では、2階の外壁パネルのブレースや柱を検出するときには、建物の外周に足場を組むため、足場資材や足場組み立て費用が必要で検査コストが高額になるという欠点があった。
この発明は、上記の事情に鑑み、壁のブレースや柱の有無や配置を低コストで検出することができる保持装置、壁内部材検出装置および壁内部材検出方法を提供することを課題とする。
この発明の保持装置は、上記の課題を解決するために、建物の壁内に存在する壁内部材を非破壊で検出できる検出装置の全部または一部を保持する保持部と、上記保持部を支持する支持棒部と、上記支持棒部に対する上記保持部の支持角度を可変とする角度調節部とを備えることを特徴とする。
上記の構成であれば、上記支持棒部を操作して上記保持部を2階の壁パネルに近づけることで、この保持部で保持されている上記検出装置の全部または一部を上記2階の壁パネルに近接させることができる。これにより、建物の外周に足場を組むことなく、2階の壁内部材を非破壊で検出することが可能になり、検査コストを低減することができる。また、上記角度調節部によって、上記支持棒部に対する上記保持部の支持角度を変えることができるので、上記保持部で保持されている上記検出装置の全部または一部を適切に壁面に近接させることができる。
上記保持部は、上記支持棒部に支持される金属部と当該金属部に固定された樹脂部とを備えてもよい。これによれば、上記樹脂部側に上記検出装置のセンサー部分を位置させ、検査に対する当該保持部の金属部による悪影響を排除する一方、上記金属部が上記支持棒部で支持されることで、上記支持棒部との連結強度を高めることが可能になる。
上記検出装置の全部が上記保持部によって保持されるとともに、上記検出装置が上記支持棒部の手元側で操作されるようにしてもよい。これによれば、上記検出装置に対する操作のために、この検出装置を下に降ろす手間等を省くことができる。
或いは、上記保持部は上記検出装置の一部であるセンサー部を保持し、上記支持棒部の手元側で上記検出装置の他の部分を支持し、上記他の部分と上記センサー部が有線または無線で接続されるようにしてもよい。
また、この発明の壁内部材検出装置は、上記保持装置で上記検出装置を保持して成る壁内部材検出装置であって、上記検出装置には、当該検出装置の移動距離を計測する距離計測手段が設けられており、この検出装置は移動距離ごとの上記壁内部材の検出情報を記録することを特徴とする。
上記の構成であれば、上記記録を活用して上記の配置態様の予測精度をさらに高めることが可能になる。
この発明の壁内部材検出方法は、建物の壁内に存在する壁内部材を非破壊で検出する壁内部材検出方法であって、2階壁パネルの壁内部材を検出するときに、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の保持装置により保持された検出装置のセンサー箇所または請求項5に記載の壁内部材検出装置における検出装置のセンサー箇所を、2階壁パネルの下端から2階壁パネルの高さの1/4の高さ離れた位置を中心に±250mmの範囲に位置させて上記検出装置を略水平方向に移動させることを特徴とする。
上記の方法であれば、上記検出装置を略水平方向に移動させ、この水平方向上での上記壁内部材の一連の検出ポイントの全体像を、2階の壁から離れた地上側で見ることができるため、上記壁内部材の配置態様を的確に予測することができる。また、上記検出装置のセンサー箇所を、2階壁パネルの下端から2階壁パネルの高さの1/4の高さ離れた位置を中心に±250mmの範囲に位置させて上記検出装置を略水平方向に移動させるので、上記壁内部材が柱とブレースとからなる場合にそれらが水平方向上で離間している位置上で上記検出装置を略水平方向に移動させることになり、上記壁内部材の配置態様の予測精度を高めることができる。
また、この発明の壁内部材検出方法は、建物の壁内に存在する壁内部材を非破壊で検出できる検出装置を用いた壁内部材検出方法であって、1階壁パネルの壁内部材を検出するときに、上記検出装置のセンサー箇所を、1階壁パネルの下端から1階壁パネルの高さの1/4の高さ離れた位置を中心に±250mmの範囲に位置させて上記検出装置を略水平方向に移動させ、上記検出装置で壁内部材が検出された箇所にマークを付すことを特徴とする。
ここで、1階壁パネルの壁内部材を検出する場合は、2階壁パネルの壁内部材を検出する場合に比べて、検出ポイントの全体像を直接的に視認することは難しい。上記のようにマークを付す方法であれば、このマークを1階壁から距離をおいて見ることで、1階壁の壁内部材の配置態様を的確に予測することができる。
上記壁内部材として柱を確認するときには、壁内部材が検出された箇所の上下に上記検出装置を移動させ、上記壁内部材としてブレースを確認するときには、壁内部材が検出された箇所から斜めに上記検出装置を移動させるようにしてもよい。
本発明であれば、建物の壁内に存在する壁内部材を、足場を組まずに低コストで検出することが容易になる。また、壁内部材が検出された箇所にマークを付す方法により、1階壁パネルについても壁内部材を検出することが容易になるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る保持装置を用いた外壁内部材検出作業の様子を示した説明図である。 図1の保持装置の保持部を拡大して示した説明図である。 検査対象となる外壁における柱とブレースの配置態様を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る保持装置の一部を示した斜視図であって、検出装置を取り外した状態を示した図である。 同図(A)は図4の保持装置に検出装置をセットした状態の側面図であり、同図(B)は同正面図である。 2階窓を利用した外壁内部材検出作業の様子を示した説明図である。 本発明の実施形態に係る保持装置の保持部の他の構造例を示した図であって、同図(A)は正面図、同図(B)および同図(C)は側面図、同図(D)は平面図である。 同図(A)は本発明の実施形態に係る外壁内部材検出方法の検査対象となる1階外壁における柱とブレースの配置態様を示した説明図であり、同図(B)は同1階外壁の面材およびマーキング箇所を示した説明図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1、図2および図3に示すように、この実施形態の保持装置1は、建物100の外壁内部材である柱101、ブレース102を非破壊で検出できる検出装置90を保持するための装置である。上記検出装置90は、例えば、電磁誘導による探知技術を利用した探知機であり、表側にインジケータ部を有し、背面側にセンサー部を有している。また、この検出装置90は、金属等を探知したときに、音を発生する音発生部を有している。また、上記検出装置90のオンオフスイッチは、左側面部に設けられており、横方向に押圧することでオンされ、押圧が解除されることでオフされるようになっている。
上記保持装置1は、上記検出装置90を保持する保持部2と、上記保持部2を支持する支持棒部3と、上記支持棒部3に対する上記保持部2の支持角度を可変とする角度調節部4とを備えている。
上記保持部2は、例えば、金属製であり、図4、図5(A)、図5(B)に示すように、表側部21と裏側部22とからなる。上記表側部21は、平面部の両側部が裏方向に曲げられた立上部211を備える断面コ字形状を有している。また、上記表側部21の平面部には、窓部21aおよび支持片部21bが形成されている。上記窓部21aは、上記検出装置90のインジケータ部を視認できるように平面部を切り欠いた部分である。また、上記支持片部21bは、平面部の一部を切断して裏面側に折り曲げて形成されており、上記検出装置90の重量を受け止める部分となっている。
上記立上部211の内側面には、例えば、スポンジ等の緩衝材25が貼り付けられており、上記検出装置90が上記立上部211に直に当たることによる衝撃を緩和するとともに、上記保持部2で保持される上記検出装置90のガタツキ防止が行えるようになっている。
また、上記裏側部22は、上記検出装置90を留めるバンドとして機能するものであり、細長板状の平面部の長手方向両側に立上部221を備える断面略コ字形状を有している。一方の立上部221は上記表側部21の立上部211に回動可能に連結されており、他方の立上部221の先端部には上記細長板状の平面部と平行な部位が存在しており、この部位にナット部が設けられている。このナット部に蝶螺子222の螺子部が螺合させることができ、また、この蝶螺子222を上記表側部21に係止させた状態で締め込むことにより、上記裏側部22を上記表側部21の側に引き寄せて、上記検出装置90を緊締するようになっている。また、上記裏側部22の裏面側、すなわち、外壁面に接する側には、この外壁面を疵付けないように、樹脂等からなる滑りの良い緩衝板223が張り付けられている。
また、上記裏側部22の上記蝶螺子222の螺子部が螺合される側の先端箇所には、コイルバネ51の一端側が連結されており、また、このコイルバネ51の他端側はレバー部材52に連結されている。このレバー部材52は、上記立上部211に設けられた軸部53によって回動可能に設けられている。上記軸部53の軸方向は上記立上部211の立ち上げ方向と同じとされ、上記軸部53を中心とする上記レバー部材52の回動により、当該レバー部材52の一端側で上記検出装置90の上記オンオフスイッチを横に押圧(オンする)する動作および上記オンオフスイッチから離間する動作(オフ)が行えるようになっている。なお、上記立上部211には、上記レバー部材52の回動を許容する開口部が形成されている。
上記コイルバネ51は伸長状態で設けられており、その縮もうとする力によって上記レバー部材52が上記オンオフスイッチをオンする方向に回動する。一方、上記コイルバネ51の縮もうとする力に抗して上記レバー部材52を回動させると、上記オンオフスイッチをオフすることができる。上記レバー部材52の上記オンオフスイッチを押圧する端部と反対の側の端部には、操作ワイヤー54の一端側が連結されており、この操作ワイヤー54の引き動作を行うと、上記レバー部材52を上記オンオフスイッチから離間させることができる。上記操作ワイヤー54は、例えば、上記支持棒部3内を通り、その他端側は上記支持棒部3の手元部に至っており、上記検出装置90を上記支持棒部3の手元側で操作することができる。また、この手元部には、上記操作ワイヤー54の他端側を引っ掛ける係止部が設けられており、上記操作ワイヤー54の引き状態を維持することができる。
上記支持棒部3は、例えば、軽量の金属或いは樹脂からなり、複数のパイプ部材が振り出し可能で且つこの振り出し状態を保持できる伸縮自在の構造になっている。なお、このような振り出し可能な構造ではなく。棒状部材或いはパイプ部材を継ぎ足せる構造であってもよいし、折り畳める構造であってもよいし、或いは、このような構造を有しない1本構造のものでもよい。また、上記支持棒部3における手前側には、作業者によって握られるゴム製のグリップ部が形成されている。
上記角度調節部4は、例えば、上記保持部2の表側部21の下端部を上記平面部に直交させて断面コ字状に折り曲げてなる連結部位41と、この断面コ字状における対向板部を貫通する頭部付きボルト42と、この頭部付きボルト42における上記対向板部から出た部分に螺合する蝶ナット43とからなる。上記支持棒部3の上端部は、上記対向板部間に位置し、上記頭部付きボルト42を貫通させている。上記保持部2は、上記頭部付きボルト42を中心に上記支持棒部3に直交する軸回りに回動することができる。そして、上記蝶ナット43を締めていくことで、上記対向板部の上記支持棒部3に対する接触圧が高くなり、上記保持部2の所望の回動状態(姿勢)を維持することができる。なお、上記保持部2の回動角度ゼロの状態において、上記支持棒部3の軸線よりも上記保持部2の表側部21が外壁側に位置するようにしている。
上記の構成であれば、上記支持棒部3を操作して上記保持部2を2階の外壁パネルに近づけることで、この保持部2で保持されている上記検出装置90を上記2階の外壁パネルに近接させることができる。これにより、建物100の外周に足場を組むことなく、2階の外壁内部材(柱101、ブレース102)を非破壊で検出することが可能になり、検査コストを低減することができる。また、上記角度調節部4によって、上記支持棒部3に対する上記保持部2の支持角度を変えることができるので、上記保持部2で保持されている上記検出装置90のセンサー部を適切に壁面に近接させることができる。
上記支持棒部3を操作して上記検出装置90を2階の外壁パネル上で移動させるときは、図3に示したように、例えば、胴差103の上端から約650mmの位置において行う。もちろん、上記650mmに限定されるものではなく、これを中心に±250mmの範囲で行うようにしてもよい。この実施形態では、検出装置90のセンサー箇所を、2階外壁パネルの下端(面材111の下端)から2階外壁パネルの高さの1/4の高さ離れた位置を中心に±250mmの範囲に位置させて上記検出装置90を略水平方向に移動させることとしている。
このように、上記支持棒部3を操作して上記検出装置90を2階外壁パネルに対して略水平方向に移動させると、この水平方向上での上記外壁内部材の一連の検出ポイントの全体像を、2階の外壁から離れた地上側で見ることができるため、上記外壁内部材(柱101、ブレース102)の配置態様を的確に予測することができる。また、上記検出装置90のセンサー箇所を2階外壁パネルの下端から2階外壁パネルの高さの1/4の高さ離れた位置を中心に±250mmの範囲に位置させて当該検出装置90を略水平方向移動させると、上記外壁内部材が柱101とブレース102とからなる場合にそれらが水平方向上で適度に離間している位置上で上記検出装置90を略水平方向に移動させることになり、上記柱101とブレース102の配置態様の予測精度を高めることができる。
なお、地上から上記保持装置1を用いて上記検出装置90を操作することが容易でない場所においては、例えば、図6に示すように、2階の窓106から上記保持装置1を外に出して、上記検出装置90を外壁面の適当な箇所に近接させることができる。
図7(A)、図7(B)、図7(C)、図7(D)は、上記保持部2の他の例である保持部2Aを示している。この保持部2Aは、上記支持棒部3に支持される断面コ字形状の表側金属部21Aと、上記裏側部22と略同一形状の裏側部22Aと、上記表側金属部21Aに固定された断面コ字形状の樹脂部23とを備える。上記樹脂部23は螺子24によって上記表側金属部21Aに固定されている。また、バンドとして機能する上記裏側部22Aは、上記表側金属部21Aに回動可能に設けられ、上記検出装置90を緊締するようになっている。なお、上記裏側部22Aは樹脂部23よりもセンサー部90aから離れて位置することになり、上記裏側部22Aが金属からなっていても、センサー部90aに対する影響を小さくできる。
また、上記保持部2Aは、頭部付きボルト42に替えて蝶頭ボルト42Aを備えており、この蝶頭ボルト42Aと蝶ナット43とにより指だけでもねじ締めが行えるようにしている。同様に、上記裏側部22Aの締め付けも、蝶頭ボルトと蝶ナットとにより指だけでもねじ締めが行えるようにしている。また、上記蝶頭ボルト42Aの箇所において一端側が支持固定される板バネ等からなる倒れ防止板45が設けられている。この倒れ防止板45は、例えば、検査作業中において、上記検出装置90(保持部2A)が外壁から離れる方向に倒れるのを途中で受けることで大きく倒れるのを防止する。
なお、上記保持部2、2Aは、上記検出装置90の全部を保持したが、センサー部等の一部を保持するようにしてもよい。また、このように、上記保持部2、2Aがセンサー部を保持する場合、上記支持棒部3の手元側で上記検出装置90の他の部分である本体部等を支持し、上記本体部等と上記センサー部が有線または無線で接続されるようにしてもよい。
また、上記検出装置90が、当該検出装置90の移動距離を計測する距離計測手段を備えていてもよい。この距離計測手段としては、例えば、ローラー(車輪)の回転で距離を計測するものが使用できる。そして、上記検出装置90は、移動距離ごとの上記外壁内部材の検出情報(センサー出力値)を紙記録したり、或いはメモリを用いて電子的に記録するようにしてもよい。これによれば、上記記録を活用して上記柱101とブレース102の配置態様の予測精度をさらに高めることが可能になる。上記距離計測手段および記録機能を備える上記検出装置90を上記保持装置1に組み込んだ構成が外壁内部材検出装置となる。
1階外壁パネルの外壁内部材を検出するときには、上記検出装置90を上記保持装置1から取り外して行えばよい。もちろん、1階外壁パネルの外壁内部材の検出作業を2階より先に行うこととしてもよい。図8(A)に示すように、1階外壁パネルの外壁内部材を検出するときには、例えば、基礎105の上端から約650mmの位置において行う。もちろん、上記650mmに限定されるものではなく、これを中心に±250mmの範囲で行うようにしてもよい。この実施形態では、検出装置90のセンサー箇所を、1階外壁パネルの下端(面材111の下端)から1階外壁パネルの高さの1/4の高さ離れた位置を中心に±250mmの範囲に位置させて当該検出装置90を略水平方向に移動させることとしている。
そして、図8(B)に示すように、上記検出装置90で外壁内部材が検出された箇所にテープ等を用いてマークを付す。1階外壁パネルの外壁内部材を検出する場合は、2階外壁パネルの外壁内部材を検出する場合に比べて、検出ポイントの全体像を直接的に視認することは難しい。上記のようにマークを付す方法であれば、このマークを1階外壁から距離をおいて見ることで、1階外壁の外壁内部材の配置態様を的確に予測することができる。
ここで、1階、2階を問わず、上記外壁内部材として柱101を確認するときには、外壁内部材が検出された箇所の上下に上記検出装置90を移動させてもよい。上下に移動させた上記検出装置90で連続的にセンサー反応が在れば、柱101である可能性が高い。また、上記外壁内部材としてブレース102を確認するときには、外壁内部材が検出された箇所から斜めに上記検出装置90を移動させてもよい。斜めに移動させた上記検出装置90で連続的にセンサー反応が在れば、ブレース102である可能性が高い。
なお、上記検出装置90のセンサー反応が柱101とブレース102で異なる場合には、このセンサー反応の相違も考慮して外壁内部材の判断精度を高めることができる。例えば、ブレース102より柱101の方が強いセンサー反応を示す場合において、センサー反応のあった2点間において検出された数値よりも弱いセンサー反応が上記2点間の間の2箇所において検出された場合、この弱いセンサー反応の2箇所にブレースが通っていると推定することができる。また、電磁誘導等による探査では、木材等の非金属も探知可能である。また、探知技術としてレーダー探査を用いることもできる。また、上記の例では、外壁内探査を行ったが、内壁内探査も行うことができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :保持装置
2 :保持部
2A :保持部
3 :支持棒部
4 :角度調節部
21 :表側部
21A :表側金属部
21a :窓部
21b :支持片部
22 :裏側部
22A :裏側部
23 :樹脂部
24 :螺子
25 :緩衝材
41 :連結部位
42 :頭部付きボルト
42A :蝶頭ボルト
43 :蝶ナット
45 :倒れ防止板
51 :コイルバネ
52 :レバー部材
53 :軸部
54 :操作ワイヤー
90 :検出装置
100 :建物
101 :柱
102 :ブレース
103 :胴差
105 :基礎
106 :窓
211 :立上部
221 :立上部
222 :蝶螺子
223 :緩衝板

Claims (8)

  1. 建物の壁内に存在する壁内部材を非破壊で検出できる検出装置の全部または一部を、バンドとして機能する部位によって、取り付けおよび取り外し可能に保持する保持部と、上記保持部を支持する支持棒部と、上記支持棒部に対する上記保持部の支持角度を可変とする角度調節部とを備えることを特徴とする保持装置。
  2. 請求項1に記載の保持装置において、上記保持部には、上記検出装置の全部または一部の重量を受け止める支持片部を有することを特徴とする保持装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の保持装置において、上記保持部は、上記支持棒部に支持される金属部と当該金属部に固定された樹脂部とを備えることを特徴とする保持装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の保持装置において、上記検出装置の全部が上記保持によって保持されるとともに、上記検出装置が上記支持棒部の手元側で操作されることを特徴とする保持装置。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の保持装置において、上記保持部は上記検出装置の一部であるセンサー部を保持し、上記支持棒部の手元側で上記検出装置の他の部分を支持し、上記他の部分と上記センサー部が有線または無線で接続されることを特徴とする保持装置。
  6. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の保持装置で上記検出装置を保持して成る壁内部材検出装置であって、上記検出装置には、当該検出装置の移動距離を計測する距離計測手段が設けられており、この検出装置は移動距離ごとの上記壁内部材の検出情報を記録することを特徴とする壁内部材検出装置。
  7. 建物の壁内に存在する壁内部材を非破壊で検出する壁内部材検出方法であって、2階壁パネルの壁内部材を検出するときに、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の保持装置により保持された検出装置のセンサー箇所または請求項に記載の壁内部材検出装置における検出装置のセンサー箇所を、2階壁パネルの下端から2階壁パネルの高さの1/4の高さ離れた位置を中心に±250mmの範囲に位置させて上記検出装置を略水平方向に移動させることを特徴とする壁内部材検出方法。
  8. 請求項に記載の壁内部材検出方法であって、上記壁内部材として柱を確認するときには、壁内部材が検出された箇所の上下に上記検出装置を移動させ、上記壁内部材としてブレースを確認するときには、壁内部材が検出された箇所から斜めに上記検出装置を移動させることを特徴とする壁内部材検出方法。
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