JP6875853B2 - パレット用ラック - Google Patents

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Description

本発明は、パレット用ラックに係り、特に、パレットの高さを調整可能なパレット用ラックに関する。
一般に、外壁パネル、屋根パネル及び腰壁パネル等の建築材料である建築パネルは、専用のラックに収容されて、パネル工場内にラックごと収納され、そして同ラックに収容された状態でパネル工場から建築現場までトラック等の車両によって運搬される。
そして、車両には、積載スペースや積載量の制限がある。このため、積載スペースの高さが高い車両又は積載量の大きな車両においては、ラックを構成するユニットを多段に積み上げて一度に運搬可能としつつ、積載スペースの高さが低い車両又は積載量の小さい車両においては、ユニットを積み上げずに運搬する方法が採られている。
このようなラックの例として、特許文献1には、長尺方向の長さが異なる建築パネルを積載可能とするため、ラックの長尺方向に並んで設けられた3本の支柱と、短尺方向の支柱間に設けられたパネル受け材と、を備える収容ラックが開示されている。
特開2016−89567号公報
建築現場にトラック等の車両にて搬送する建築材料としては、建築パネル以外に、原画施工用の施工用部材等がある。施工用部材は、パレット上に集積されバンド等でパレットに固定された状態で、フォークリフトによって搬送され車両内に収容されて、まとめて搬送されることが多い。
しかし、施工用部材は、板状のものだけではなく、板状以外の多種多様な形状の部材を含み、個々の建築物に応じて高さが異なるため、特許文献1に記載のような上下方向に所定間隔を開けてパネル受け材が設けられた収容ラックを用いることができなかった。
このため、車両の収納空間内において、パレット上に集積した施工用部材を平置きしたときに、収納空間のうち、水平方向の幅をとり、一方で鉛直方向の空間が余ることがあり、積載効率(重量効率)が低下することがあった。このため、建築材料を運搬するために、車両の最大積載量を満たずに、多くの車両を必要とすることがあった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、高さ方向の積載スペースに制限がある場合において積載効率を高めることが可能なパレット用ラックを提供することにある。
前記課題は、本発明に係るパレット用ラックによれば、パレットが取り付けられるパレット用ラックであって、該パレット用ラックの少なくとも四隅に設けられた複数の支柱と、上下の位置を可変に、前記支柱間に取り付けられる少なくとも一対のツナギ材と、前記パレットを支持する支持部材と、を備え、前記支持部材は、前記一対のツナギ材に取り付けられる取付部を有し、前記ツナギ材は、一方向に長尺に形成されており、前記取付部は、二股に分かれた分岐部を有し、該分岐部は、前記ツナギ材の上面に載置される載置部と、該載置部から分岐して形成された内側片及び外側片と、を有し、前記内側片及び前記外側片は、前記ツナギ材の両側面のうち、長尺方向に延在する側の面に対向していることにより解決される。
上記構成によれば、ツナギ材を上下の所定位置に配置して、パレットを支持する支持部材をツナギ材に取り付けることで、パレットの上下位置を容易に調整することができる。そして、パレット位置が変わることで、パレット上に積載される部材の積載位置を変えることができるため積載自由度が高まり、高さ方向の積載スペースに制限がある場合において、積載効率を高めることができる。
また上記構成によれば、支持部材が取付部の分岐部でツナギ材に取り付けられることで、支持部材とツナギ材との位置ずれを抑制することができる。
また、前記内側片と前記外側片との隙間は、下方に向かうにつれて広がるように形成されていてもよい。
上記構成によれば、内側片と前記外側片との隙間が下方に向かうにつれて広がるように形成されていることで、支持部材の取付部をツナギ材に取り付けやすくなる。
また、前記支持部材は、棒状の支持本体を有し、前記取付部は、前記支持本体の端部において、着脱可能に取り付けられていてもよい。
上記構成によれば、支持本体から取付部を取り外した状態にすることで、棒状の支持本体のみをパレットに挿し込むことができるため、取付部の形状によって支持部材の挿し込む際の向きが制限されず、支持部材のパレットへの組付けが容易となる。
また、前記支持部材は、棒状の支持本体を有し、前記取付部は、鉛直に延在して前記支持本体の端部に接続された立ち壁を備え、該立ち壁と前記分岐部とに接合された補強リブを有すると好ましい。
上記構成によれば、取付部が鉛直に延在して指示本体の端部に接続された立ち壁を備えるため、支持本体に支持されるパレットを、ツナギ材から離れた位置に配置できるため、フォークリフトの爪をパレットに挿し込みやすくなる。さらに、支持部材が棒状の支持本体を有し、取付部が、支持本体の端部に接続された立ち壁と分岐部との間に補強リブを有することで、その剛性が高められることとなる。
本発明のパレット用ラックによれば、積載自由度が高まり、高さ方向の積載スペースに制限がある場合において、積載効率を高めることができる。
本実施形態に係るパレット用ラックを示す斜視図である。 支持部材の取付部を示す図であり、図1のII部を拡大して示す斜視図である。 (a)は、本実施形態に係る取付部を示す模式的な側面図である。(b)は、第1変形例に係る取付部を示す模式的な側面図である。(c)は、第2変形例に係る取付部を示す模式的な側面図である。 (a)は、第3変形例に係る取付部を示す模式的な側面図である。(b)は、第4変形例に係る取付部を示す模式的な側面図である。 図2のV方向から見た、第5変形例に係る取付部を示す模式的な正面図である。
以下、本発明の実施形態に係るパレット用ラックについて説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、その実施に最適となるように各種形態を組み合わせるようにしてもよく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
<<全体構成について>>
本発明の実施形態に係るパレット用ラック1の全体構成について、図1を参照して説明する。ここで、図1は、本実施形態に係るパレット用ラック1を示す斜視図である。
本実施形態に係るパレット用ラック1は、パレット6が取り付けられて、施工用部材を積載するためのラックである。パレット用ラック1は、車両に搭載して施工用部材を建築現場への搬送するのに用いたり、施工用部材を工場内の保管するためのものである。
パレット用ラック1は、4本の支柱2と、短尺方向に隣接する支柱2に取り付けられた横架材3と、長尺方向に隣接する支柱2の取り付けられたツナギ材4と、ツナギ材4上に取り付けられて、パレット6を支持する一対の支持部材5と、を備える。
支柱2は、パレット用ラック1の四隅に計4本設けられている。支柱2は、角パイプ状の部位と、角パイプ状の部位よりも中央側に段を成して形成されて、角パイプ状の部位の上部から突出するように接合された挿入部2aと、から構成される。
挿入部2aは、他のパレット用ラック1を段積みする際に、他のパレット用ラック1が備える支柱2の中空部に挿し込むための部位であり、支柱2の角パイプ状の部位における中空部を形成する内面よりも若干小さい形状で形成されている。
また、支柱2の側面には、上下に所定間隔を空けて、パレット用ラック1の短尺方向に延在する複数のネジ切り穴2bが形成されている。
ネジ切り穴2bに通された両切りボルトとナットとで、ツナギ材4を締結することによって、ネジ切り穴2bのある任意の高さで、ツナギ材4を支柱2に取り付けることが可能となる。
横架材3は、パレット用ラック1の短尺方向における支柱2の位置を固定して、これらの支柱2の間隔を所定間隔に保ち、剛性を付与するものである。横架材3は、パレット用ラック1の短尺方向に隣接する支柱2の下端側に接合されている。
ツナギ材4は、上下の取付位置を可変として、支持部材5の取り付けた対象となる部材である。また、ツナギ材4は、本実施形態においてはパレット用ラック1の長尺方向に隣接する支柱2の下端側及び上端側に取り付けられており、これらの支柱2の間隔を所定間隔に保ち、剛性を付与している。ツナギ材4は、パレット用ラック1の長尺方向(一方向)に長尺に形成されており、パレット用ラック1の両短尺方向側に一対設けられている。
一対の支持部材5は、パレット6に形成されたフォークポケット6aを挿通して、パレット6を支持するためのものである。このフォークポケット6aは、パレット6を構成する上板6bと下板6cの間の隙間であり、図示せぬフォークリフトの爪を挿入可能とする部分である。
支持部材5は、パレット6のフォークポケット6aを通る支持本体50と、支持本体50の両端部に設けられて一対のツナギ材4のそれぞれに取り付く取付部51と、から構成されている。
支持本体50は、断面長方形状を有する棒状の角パイプ材であり、断面の対角線の長さがフォークポケット6aの上下の長さよりも短くなるように形成されている。また、取付部51の詳細については後述する。
なお、一個のパレット6を支持する支持部材5の数は、一対に限られず、更に複数本であってもよい。
上記構成に係るパレット用ラック1によれば、ツナギ材4を上下の所定位置に配置して、パレット6を支持する支持部材5の取付部51をツナギ材4に取り付けることで、パレット6の上下位置を容易に調整することができる。このため、パレット6の位置を変えて、パレット6上に積載される施工用部材の積載位置を変えることで積載自由度を高め、高さ方向の積載スペースに制限がある場合において、積載効率を高めることができる。
さらに、支持部材5の高さを直接的に変更せずとも、ツナギ材4の支柱2への取り付け高さを変更することで、ツナギ材4に取り付けられる支持部材5の高さを間接的に変更することができる。このため、好適に高さでパレット6を支持することが可能となる。
<<取付部の構成について>>
次に、取付部51の構成について、図2及び図3(a)を参照して説明する。図2は、支持部材5の取付部51を示す図であり、図1のII部を拡大して示す斜視図、図3(a)は、本実施形態に係る取付部51を示す模式的な側面図である。
取付部51は、立ち壁51aと、立ち壁51aの下端側において、パレット用ラック1の短尺方向に二股に分岐する分岐部51Xと、立ち壁51aと分岐部51Xとに接合された補強リブ51eと、を備える。
立ち壁51aは、支持本体50の端面に取り付けられており、支持本体50の延在方向に垂直に(鉛直に)延在している。取付部51が立ち壁51aを備えることで、支持本体50に支持されるパレット6を、ツナギ材4から離れた位置に配置できるため、フォークリフトの爪をフォークポケット6aに挿し込みやすくなる。
分岐部51Xは、二股に分かれて延在しており、ツナギ材4の両側面のうち、長尺方向に延在する側の面に対向している。詳細には、分岐部51Xは、ツナギ材4の上面に当接・載置される載置部51cと、載置部51cから分岐して形成された内側片51b及び外側片51dと、から構成されている。
ツナギ材4の両側面であって長尺方向に延在する側の面のうち、内側片51bは、ツナギ材4の短尺方向における内側の側面に対向しており、外側片51dは、外側の側面に対向している。
補強リブ51eは、取付部51の剛性を高めるためのものであり、支持本体50の端部に接続された立ち壁51aの側面と、載置部51cの上面とに接合された略三角形状の板材である。具体的には、補強リブ51eは、立ち壁51aにおけるパレット用ラック1の短尺方向外側にある側面の長尺方向の中央部と、載置部51cの上面におけるパレット用ラック1の長尺方向の中央部とに接合されている。
上記実施形態に係るパレット用ラック1によれば、支柱2及び横架材3と、ツナギ材4と、支持部材5とを、分解して搬送することができる。さらに、施工用部材を載せたパレット6を搬送する際には、パレット用ラック1を組み立てることができるため、多くの作業者を必要とせずに、パレット用ラック1の搬送作業・撤去作業を容易に行うことができる。
また、支柱2、横架材3及びツナギ材4等については、特開2016−89567号公報に記載された建築パネル用の収容ラックの部品を転用できる。
また、上記のように、支持部材5が、取付部51の分岐部51Xにおける内側片51b、載置部51c及び外側片51dで、ツナギ材4の短尺方向内側と外側とを跨るようにツナギ材4に取り付けられている。このような構成により、車両による運搬時に揺れが生じたとしても、ツナギ材4と支持部材5との位置ずれを抑制することができる。
<第1変形例>
次に、第1変形例に係る取付部52について、図3(b)を参照して説明する。図3(b)は、第1変形例に係る取付部52を示す模式的な側面図である。なお、以下の説明において、上記実施形態の構成と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略して違いを明確にする。
取付部52は、立ち壁52aと、立ち壁52aの下端側において、パレット用ラック1の短尺方向に二股に分岐する分岐部52Xと、立ち壁52aと分岐部52Xとに接合された補強リブ52eと、を備える。
立ち壁52aは、支持本体50Xの端面に取り付けられており、支持本体50Xの延在方向に垂直に(鉛直に)延在している。特に、立ち壁52aは、分岐部52Xを構成する載置部52cにおけるパレット用ラック1の短尺方向中央部分に接合されている。つまり、立ち壁52aに端部において接合される支持本体50Xは、支持本体50よりも若干長く形成されている。
分岐部52Xは、二股に分かれて延在しており、ツナギ材4の両側面のうち、長尺方向に延在する側の面に対向している。詳細には、分岐部52Xは、ツナギ材4の上面に当接・載置される載置部52cと、載置部52cから分岐して形成された内側片52b及び外側片52dと、から構成されている。
特に、内側片52b及び外側片52dは、下方に向かうに連れて、互いに離間するように傾斜して延在している。つまり、内側片52bと外側片52dとの隙間52sが下方に向かうにつれて広がるように形成されている。
補強リブ52eは、取付部52の剛性を高めるためのものであり、支持本体50Xの端部に接続された立ち壁52aの両側面のそれぞれと、載置部52cの上面とに接合された略三角形状の板材である。
立ち壁52aが載置部52cにおけるパレット用ラック1の短尺方向中央部分に接合されていることで、分岐部52Xにせん断荷重が加わることを抑制でき、分岐部52Xの破損を抑制することができる。
また、上記のように、第1変形例に係る取付部52においては、分岐部52Xの二股に分かれた部分の隙間52sが下方に向かうにつれて広がるように、取付部52が形成されている。このため、ツナギ材4に取付部52を取付可能な範囲が広がり、内側片52b及び外側片52dによって、載置部52cがツナギ材4の上面に当接する位置にガイドされることとなる。よって、取付部52をツナギ材4に取り付けやすくなる。
<第2変形例>
次に、第2変形例に係る取付部53について、図3(c)を参照して説明する。図3(c)は、第2変形例に係る取付部53を示す模式的な側面図である。
取付部53は、立ち壁53aと、立ち壁53aの下端側において、パレット用ラック1の短尺方向に二股に分岐する分岐部53Xと、立ち壁53aと分岐部53Xとに接合された補強リブ53eと、を備える。
立ち壁53aは、支持本体50Yの端面に取り付けられており、支持本体50Yの延在方向に垂直に(鉛直に)延在している。特に、立ち壁53aは、分岐部53Xを構成する載置部53cにおけるパレット用ラック1の短尺方向外側部分に接合されている。つまり、立ち壁53aに端部において接合される支持本体50Yは、支持本体50Xよりも若干長く形成されている。
分岐部53Xは、二股に分かれて延在しており、ツナギ材4の両側面のうち、長尺方向に延在する側の面に対向している。詳細には、分岐部53Xは、ツナギ材4の上面に当接・載置される載置部53cと、載置部53cから分岐して形成された内側片53b及び外側片53dと、から構成されている。
補強リブ53eは、取付部53の剛性を高めるためのものであり、支持本体50Yの端部に接続された立ち壁53aにおけるパレット用ラック1の短尺方向内側の面と、載置部53cの上面とに接合された略三角形状の板材である。
第2変形例に係る取付部53によっても、内側片53bと外側片53dとがツナギ材4を挟み込むように配置されることで、支持部材5のツナギ材4への取付状態を安定させることができる。
実施例、第1変形例及び第2変形例に係る取付部51,52,53は、立ち壁51a,52a,53aを備えることにより、支持本体50,50X,50Yをツナギ材4から離すことができる。このため、支持本体50,50X,50Yによって支持されるパレット6をツナギ材4から離すことができるため、パレット6のフォークポケット6aに、ツナギ材4に干渉せずに、フォークリフトの爪を挿入することが容易になるため好ましい。
<第3変形例>
次に、第3変形例に係る取付部54について、図4(a)を参照して説明する。図4(a)は、第3変形例に係る取付部54を示す模式的な側面図である。
取付部54は、パレット用ラック1の短尺方向に二股に分岐する分岐部54Xを備え、上記の実施例及び変形例と異なり、立ち壁51a,52a,53aを備えない構成である。
分岐部54Xは、二股に分かれて延在しており、支持本体50Yの端部の下面に取り付けられており、ツナギ材4の両側面のうち、長尺方向に延在する側の面に対向している。詳細には、分岐部54Xは、ツナギ材4の上面に当接・載置される載置部54cと、載置部54cから分岐して形成された内側片54b及び外側片54dと、から構成されている。特に、載置部54cは、支持本体50Yの端部の下面に接合されており、その接合部分の逆側の面が、ツナギ材4に当接する面である。
第3変形例に係る取付部54によっても、内側片53bと外側片53dとがツナギ材4を挟み込むように配置されることで、支持部材5のツナギ材4への取付状態を安定させることができる。特に、取付部54は、立ち壁51a,52a,53aを備えない構成であるため、曲げ応力が生じにくく、変形が生じることを抑制することができる。
<第4変形例>
次に、第4変形例に係る取付部55について、図4(b)を参照して説明する。図4(b)は、第4変形例に係る取付部55を示す模式的な側面図である。
取付部55は、スペーサ55aと、スペーサ55aの下端側において、パレット用ラック1の短尺方向に二股に分岐する分岐部55Xと、を備える。
スペーサ55aは、支持本体50Yの端部の下面に取り付けられており、角パイプ状に形成されて、パレット用ラック1の長尺方向に延在している。
分岐部55Xは、スペーサ55aと一体的に形成され、二股に分かれて延在しており、ツナギ材4の両側面のうち、長尺方向に延在する側の面に対向している。詳細には、分岐部55Xは、ツナギ材4の上面に当接・載置される載置部55cと、載置部55cから分岐して形成された内側片55b及び外側片55dと、から構成されている。
第3変形例に係る取付部55は、立ち壁51a,52a,53aの代わりに、角パイプ状のスペーサ55aを備えることにより、高い剛性を備えることとなる。
<第5変形例>
次に、第5変形例に係る取付部56について、図5を参照して説明する。図5は、図2のV方向から見た、第5変形例に係る取付部56を示す模式的な正面図である。
上記実施形態においては、支持部材5を構成する支持本体50,50X,50Yと、取付部51,52,53,54,55とが、一体的に接合されたものを例に説明した。このような構成によれば、取付剛性を高くすることができる。しかしながら、支持本体50,50X,50Yよりも鉛直方向において大きく形成された取付部51,52,53,54,55がフォークポケット6aを通すために、フォークポケット6aに支持部材5を通す際の支持部材5の向きが制限されることがある。
例えば、支持本体50,50X,50Yと、取付部51,52,53,54,55とが、着脱可能に接続される構成であってもよい。
このような構成から成る変形例に係る取付部56は、図5に示すように、支持本体50を収容する収容溝56bが形成された立ち壁56aを備える。
収容溝56bは、パレット用ラック1の長尺方向中央部分に形成されており、立ち壁56aの厚さ方向に貫通する溝である。収容溝56bは、支持本体50の最小幅よりも大きな幅で形成されている。
このように形成された取付部56によれば、支持本体50をフォークポケット6aに通した後に、支持本体50の両端部に取付部56を取り付けることができる。このようにすることで、フォークポケット6aに支持部材5の一部である支持本体50を通す際に、支持部材5の向きの制限がなくなり、支持部材5のパレット6への組付けが容易となる。
このような支持本体50と、取付部56とが、着脱可能に接続される構成に加えて、例えば、取付部56のみが、ツナギ材4に一体的に形成されていてもよい。
<その他の例>
上記実施形態においては、パレット用ラック1の最上段に取り付けられたツナギ材4に支持部材5を介してパレット6を取り付ける構成を説明した。しかしながら、パレット用ラック1の最上段のツナギ材4に支持部材5を取り付ける構成に当然限定されず、パレット6上に載置する施工用部材の高さに応じて、ツナギ材4の支柱2への上下方向の取付位置を変えることができる。
さらに、最上段のツナギ材4に加えて、最下段のツナギ材4に支持部材5を取り付けてもよく、更に複数のツナギ材4を取り付け、複数の支持部材5を取り付けて、複数のパレット6上に施工用部材を載置することもできる。このようにして、施工用部材の高さに応じた、高さ位置にパレット6を、場合によっては複数配置することで、効率的に施工用部材を運搬することができる。
さらには、積載スペースが広い場合には、上の段に同様の構成のパレット用ラック1を重ねて、更に複数のパレット6を上下に取り付けるようにしてもよい。具体的には、下段のパレット用ラック1の四隅の支柱2の上部から突出する挿入部2aに、上段のパレット用ラック1の四隅の支柱2の下部の中空部が挿入されるようにして段積みすることができる。
また、上記実施形態においては、取付部51,52,53,54,55の分岐部51X,52X,53X,54X,55Xによってツナギ材4に支持部材5を取り付ける構成を例示したが、本発明はこのような構成に限定されない。
例えば、図示せぬクランプ機構を備えるようにしてツナギ材4を挟持するようにしてもよく、磁石を備えるようにしてその磁力で取り付けるようにしてもよい。
1 パレット用ラック
2 支柱
2a 挿入部
2b ネジ切り穴
3 横架材
4 ツナギ材
5 支持部材
50 支持本体
50X 支持本体
50Y 支持本体
51 取付部
51a 立ち壁
51b 内側片
51c 載置部
51d 外側片
51e 補強リブ
51X 分岐部
52 取付部
52a 立ち壁
52b 内側片
52c 載置部
52d 外側片
52e 補強リブ
52s 隙間
52X 分岐部
53 取付部
53a 立ち壁
53b 内側片
53c 載置部
53d 外側片
53e 補強リブ
53X 分岐部
54 取付部
54b 内側片
54c 載置部
54d 外側片
54X 分岐部
55 取付部
55a スペーサ
55b 内側片
55c 載置部
55d 外側片
55X 分岐部
56 取付部
56a 立ち壁
56b 収容溝
6 パレット
6a フォークポケット
6b 上板
6c 下板

Claims (4)

  1. パレットが取り付けられるパレット用ラックであって、
    該パレット用ラックの少なくとも四隅に設けられた複数の支柱と、
    上下の位置を可変に、前記支柱間に取り付けられる少なくとも一対のツナギ材と、
    前記パレットを支持する支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、前記一対のツナギ材に取り付けられる取付部を有し、
    前記ツナギ材は、一方向に長尺に形成されており、
    前記取付部は、二股に分かれた分岐部を有し、
    該分岐部は、前記ツナギ材の上面に載置される載置部と、該載置部から分岐して形成された内側片及び外側片と、を有し、
    前記内側片及び前記外側片は、前記ツナギ材の両側面のうち、長尺方向に延在する側の面に対向していることを特徴とするパレット用ラック。
  2. 前記内側片と前記外側片との隙間は、下方に向かうにつれて広がるように形成されていることを特徴とする請求項に記載のパレット用ラック。
  3. 前記支持部材は、棒状の支持本体を有し、
    前記取付部は、前記支持本体の端部において、着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパレット用ラック。
  4. 前記支持部材は、棒状の支持本体を有し、
    前記取付部は、鉛直に延在して前記支持本体の端部に接続された立ち壁を備え、該立ち壁と前記分岐部とに接合された補強リブを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のパレット用ラック。
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