JP6874204B2 - 絞り制御装置、絞り制御方法、絞り制御プログラム、露光制御装置、露光制御方法、露光制御プログラム、交換レンズ、カメラ本体及びカメラ - Google Patents

絞り制御装置、絞り制御方法、絞り制御プログラム、露光制御装置、露光制御方法、露光制御プログラム、交換レンズ、カメラ本体及びカメラ Download PDF

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Description

本発明は、アクチュエーターに駆動されて開口径が変化する絞りの絞り制御装置、絞り制御方法、絞り制御プログラム、露光制御装置、露光制御方法、露光制御プログラム、交換レンズ、カメラ本体及びカメラに関する。
カメラ用レンズの絞りには、一般に虹彩絞りが使用される。この虹彩絞りは、アクチュエーターの駆動速度によって実際の開口径(絞り値)に差が生じることが知られている。
特許文献1には、アクチュエーターの駆動速度によって実際の開口径に差が生じるのを防止するために、アクチュエーターの駆動速度に応じて駆動量を補正することが提案されている。また、同文献には、アクチュエーターを減速制御する場合において、アクチュエーターの減速率に応じて駆動量を補正することも提案されている。
特開2012-13896号公報
ところで、虹彩絞りは、同じ条件で駆動した場合であっても、実際に得られる開口径にバラツキがでるという欠点がある。このバラツキは、低速で駆動することにより抑制できるが、低速で駆動すると、絞りの動作完了までに要する時間が長くなるという欠点がある。また、特許文献1のように、アクチュエーターを減速制御することによっても、バラツキは抑制できるが、特許文献1のように、一律に減速させると、バラツキを適切に抑制できないという欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、短時間で精度よく目標開口径に設定できる絞り制御装置、絞り制御方法、絞り制御プログラム、露光制御装置、露光制御方法、露光制御プログラム、交換レンズ、カメラ本体及びカメラを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段は、次のとおりである。
(1)設定された目標開口径にするのに必要な絞りのアクチュエーターの駆動条件を設定する駆動条件設定部と、設定された駆動条件でアクチュエーターを駆動する駆動制御部と、を備え、駆動条件設定部は、アクチュエーターを第1速度で駆動した場合に目標開口径になるアクチュエーターの駆動停止位置をA、アクチュエーターを第1速度よりも速い第2速度で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅をXとした場合、アクチュエーターの駆動停止位置をAとし、少なくとも(A−X/2)以降の区間は低速駆動区間として第1速度で駆動し、低速駆動区間よりも前の区間は第2速度で駆動する設定とする、絞り制御装置。
本態様によれば、駆動停止前の一定区間、アクチュエーターが低速(第1速度)で駆動される。アクチュエーターの駆動停止位置はAとされる。この位置Aは、アクチュエーターを低速(第1速度)で駆動した場合に目標開口径になるアクチュエーターの駆動停止位置である。アクチュエーターを低速(第1速度)で駆動する区間は、低速駆動区間とされる。少なくとも(A−X/2)以降の区間が、低速駆動区間として確保される。Xは、アクチュエーターを高速(第2速度)で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅である。すなわち、少なくともバラツキ幅Xの半分(1/2)よりも前で減速して低速駆動する。これにより、低速で駆動した場合と同等のバラツキにでき、精度よく目標開口径に設定できる。また、低速で駆動する区間を一定の区間に制限することにより、短時間で目標開口径に設定できる。
(2)駆動条件設定部は、アクチュエーターを第2速度で駆動した場合に生じる開口径のバラツキ幅が許容範囲内か否かを判定し、許容範囲内の場合、アクチュエーターを第2速度で駆動する設定とする、上記(1)の絞り制御装置。
本態様によれば、アクチュエーターを高速(第2速度)で駆動した場合に生じる開口径のバラツキ幅が許容範囲内か否かによって、駆動条件が切り換えられる。バラツキ幅が許容範囲内の場合、アクチュエーターを高速(第2速度)で駆動する設定とされる。換言すると、バラツキ幅が許容範囲を超える場合に上記(1)の駆動制御が実施される。高速(第2速度)で駆動してもバラツキ幅が許容範囲内の場合は、低速駆動区間を設けず、アクチュエーターを高速(第2速度)で駆動する設定とする。一方、高速(第2速度)で駆動すると、バラツキ幅が許容範囲を超える場合は、上記(1)の駆動制御を行って、バラツキの発生を抑制する。これにより、要求される開口径の精度に応じて、適切に絞りのアクチュエーターを駆動制御できる。
(3)絞りの動作速度を設定する動作速度設定部を更に備え、設定された絞りの動作速度が低速の場合、駆動条件設定部は、アクチュエーターを第1速度で駆動する設定とする、上記(2)の絞り制御装置。
本態様によれば、絞りの動作速度を設定でき、設定された絞りの動作速度が低速の場合、常に、アクチュエーターが低速(第1速度)で駆動する設定とされる。
(4)動作速度設定部は、開口径を変化させる量が第1閾値以下の場合、絞りを低速で動作させる設定とする、上記(3)の絞り制御装置。
本態様によれば、開口径を変化させる量が第1閾値以下の場合、絞りを低速で動作させる設定とされる。開口径を変化させる量が少ない場合、アクチュエーターの駆動量も少ないので、アクチュエーターを高速駆動しても、駆動の時間を短縮できる効果は少ない。よって、このような場合は、絞りを低速で動作させる設定とされる。
(5)第1速度及び第2速度を設定する駆動速度設定部を更に備えた、上記(1)から(4)のいずれか一の絞り制御装置。
本態様によれば、第1速度及び第2速度を設定できる。なお、この場合も必ず第2速度は第1速度よりも速い速度とされる。すなわち、第1速度が第2速度を超えることはない。
(6)上記(1)から(5)のいずれか一の絞り制御装置を備えた、交換レンズ。
本態様によれば、上記(1)から(5)のいずれかの絞り制御装置が、レンズ交換式カメラの交換レンズに備えられる。
(7)上記(6)の交換レンズが装着される、カメラ本体。
本態様によれば、レンズ交換式のカメラにおいて、カメラ本体に上記(6)の交換レンズが装着される。すなわち、上記(1)から(5)のいずれかの絞り制御装置を備えた交換レンズが、カメラ本体に装着される。
(8)露光の開始条件を設定する露光開始条件設定部と、アクチュエーターの駆動停止後、設定された開始条件で露光を開始させる露光制御部と、を更に備え、露光開始条件設定部は、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する、上記(7)のカメラ本体。
本態様によれば、絞りを駆動するアクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間が設定される。絞りを駆動するアクチュエーターの駆動停止前の速度が速い場合、絞り羽根が完全に停止するまでに一定の時間を要する。このため、アクチュエーターの駆動停止前の速度が速い場合は、駆動停止後に一定の待ち時間を設定し、待ち時間の経過後、露光を開始する設定とする。これにより、正確な露出で撮像できる。なお、駆動停止前の速度が第2閾値未満の場合は、待ち時間なしで露光が開始される。この場合、短時間で絞り羽根が停止するため、待ち時間なしで露光が開始される。
(9)露光開始条件設定部は、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の最大変動量が第3閾値以上の場合に、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する、上記(8)のカメラ本体。
本態様によれば、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の最大変動量が第3閾値以上の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間が設定される。アクチュエーターの駆動停止前の速度が速い場合であっても、絞りの開口径の変動量が小さい場合、露出に与える影響は小さい。このため、本態様では、アクチュエーターの駆動停止前の速度が速く、かつ、駆動停止後の絞りの開口径の変動量も大きい場合に限って、待ち時間が設定される。これにより、状況に応じて適切に時間を設定できる。なお、開口径の変動量は、アクチュエーターの駆動停止直後に最大となり、経時的に収束する。したがって、ここでの変動量は、停止直後の変動量、すなわち、最大となる変動量(最大変動量)である。最大変動量はバラツキと相関する。
(10)露光開始条件設定部は、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合に、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する、上記(8)のカメラ本体。
本態様によれば、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間が設定される。露光時間が長い場合、絞り羽根が完全に静止する前に露光開始しても、露出に与える影響は小さい。このため、本態様では、アクチュエーターの駆動停止前の速度が速く、かつ、露光時間が短い場合に限って、待ち時間が設定される。これにより、状況に応じて適切に時間を設定できる。
(11)露光開始条件設定部は、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の最大変動量が第3閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合に、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する、上記(8)のカメラ本体。
本態様によれば、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の最大変動量が第3閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合に、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間が設定される。これにより、状況に応じて適切に時間を設定できる。
(12)アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の変動の周期の1/2を第4閾値とする、上記(10)又は(11)のカメラ本体。
本態様によれば、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の変動の周期の1/2が第4閾値とされる。すなわち、露光時間が、開口径の変動の周期の1/2以下か否かに基づいて、待ち時間の設定の要否が判定される。これにより、待ち時間の設定の要否を適切に判定できる。
(13)アクチュエーターの駆動を停止してから絞りの開口径の変動が一定以下に収束するまでの時間を待ち時間とする、上記(8)から(12)のいずれか一のカメラ本体。
本態様によれば、アクチュエーターの駆動を停止してから絞りの開口径の変動が一定以下に収束するまでの時間が、待ち時間として設定される。これにより、待ち時間とする時間を適切に設定できる。
(14)上記(1)から(5)のいずれか一の絞り制御装置を備えた、カメラ。
本態様によれば、上記(1)から(5)のいずれかの絞り制御装置が、カメラに備えられる。
(15)露光の開始条件を設定する露光開始条件設定部と、アクチュエーターの駆動停止後、設定された開始条件で露光を開始させる露光制御部と、を更に備え、露光開始条件設定部は、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する、上記(14)のカメラ。
本態様によれば、絞りを駆動するアクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間が設定される。絞りを駆動するアクチュエーターの駆動停止前の速度が速い場合、絞り羽根が完全に停止するまでに一定の時間を要する。このため、アクチュエーターの駆動停止前の速度が速い場合は、駆動停止後に一定の待ち時間を設定し、待ち時間の経過後、露光を開始する設定とする。これにより、正確な露出で撮像できる。なお、駆動停止前の速度が第2閾値未満の場合は、待ち時間なしで露光が開始される。この場合、短時間で絞り羽根が停止するため、待ち時間なしで露光が開始される。
(16)露光開始条件設定部は、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の最大変動量が第3閾値以上の場合に、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する、上記(15)のカメラ。
本態様によれば、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の最大変動量が第3閾値以上の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間が設定される。アクチュエーターの駆動停止前の速度が速い場合であっても、絞りの開口径の変動量が小さい場合、絞り羽根はアクチュエーターの駆動停止から短時間で静止する。このため、本態様では、アクチュエーターの駆動停止前の速度が速く、かつ、駆動停止後の絞りの開口径の変動量も大きい場合に限って、待ち時間が設定される。これにより、状況に応じて適切に時間を設定できる。
(17)露光開始条件設定部は、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合に、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する、上記(15)のカメラ。
本態様によれば、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間が設定される。露光時間が長い場合、絞り羽根が完全に静止する前に露光開始しても、露出に与える影響は小さい。このため、本態様では、アクチュエーターの駆動停止前の速度が速く、かつ、露光時間が短い場合に限って、待ち時間が設定される。これにより、状況に応じて適切に時間を設定できる。
(18)露光開始条件設定部は、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の最大変動量が第3閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合に、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する、上記(15)のカメラ。
本態様によれば、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の最大変動量が第3閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合に、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間が設定される。これにより、状況に応じて適切に時間を設定できる。
(19)アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の変動の周期の1/2を第4閾値とする、上記(17)又は(18)のカメラ。
本態様によれば、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の変動の周期の1/2が第4閾値とされる。すなわち、露光時間が、開口径の変動の周期の1/2以下か否かに基づいて、待ち時間の設定の要否が判定される。これにより、待ち時間の設定の要否を適切に判定できる。
(20)アクチュエーターの駆動を停止してから絞りの開口径の変動が一定以下に収束するまでの時間を待ち時間とする、上記(15)から(19)のいずれか一のカメラ。
本態様によれば、アクチュエーターの駆動を停止してから絞りの開口径の変動が一定以下に収束するまでの時間が、待ち時間として設定される。これにより、待ち時間とする時間を適切に設定できる。
(21)設定された目標開口径にするのに必要な絞りのアクチュエーターの駆動条件を設定する駆動条件設定部と、設定された駆動条件でアクチュエーターを駆動する駆動制御部と、露光の開始条件を設定する露光開始条件設定部と、アクチュエーターの駆動停止後、設定された開始条件で露光を開始させる露光制御部と、を備え、露光開始条件設定部は、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第5閾値以上の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する、露光制御装置。
本態様によれば、駆動条件設定部によって、絞りのアクチュエーターの駆動条件が設定される。設定されたアクチュエーターの駆動停止前の速度が、第5閾値以上の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間が設定される。絞りを駆動するアクチュエーターの駆動停止前の速度が速い場合、絞り羽根が完全に停止するまでに一定の時間を要する。このため、アクチュエーターの駆動停止前の速度が速い場合は、駆動停止後に一定の待ち時間を設定し、待ち時間の経過後、露光を開始する設定とする。これにより、正確な露出で撮像できる。なお、駆動停止前の速度が第5閾値未満の場合は、待ち時間なしで露光が開始される。この場合、短時間で絞り羽根が停止するため、待ち時間なしで露光が開始される。
(22)露光開始条件設定部は、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第5閾値以上であり、かつ、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の最大変動量が第6閾値以上の場合に、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する、上記(21)の露光制御装置。
本態様によれば、設定されたアクチュエーターの駆動停止前の速度が第5閾値以上であり、かつ、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の最大変動量が第6閾値以上の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間が設定される。アクチュエーターの駆動停止前の速度が速い場合であっても、絞りの開口径の変動量が小さい場合、露出に与える影響は小さい。このため、本態様では、アクチュエーターの駆動停止前の速度が速く、かつ、駆動停止後の絞りの開口径の最大変動量も大きい場合に限って、待ち時間が設定される。これにより、状況に応じて適切に時間を設定できる。
(23)露光開始条件設定部は、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第5閾値以上であり、かつ、露光時間が第7閾値以下の場合に、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する、上記(21)の露光制御装置。
本態様によれば、設定されたアクチュエーターの駆動停止前の速度が第5閾値以上であり、かつ、露光時間が第7閾値以下の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間が設定される。露光時間が長い場合、絞り羽根が完全に静止する前に露光開始しても、露出に与える影響は小さい。このため、本態様では、アクチュエーターの駆動停止前の速度が速く、かつ、露光時間が短い場合に限って、待ち時間が設定される。これにより、状況に応じて適切に時間を設定できる。
(24)露光開始条件設定部は、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第5閾値以上であり、かつ、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の最大変動量が第6閾値以上であり、かつ、露光時間が第7閾値以下の場合に、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する、上記(21)の露光制御装置。
本態様によれば、設定されたアクチュエーターの駆動停止前の速度が、第5閾値以上であり、かつ、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の最大変動量が第6閾値以上であり、かつ、露光時間が第7閾値以下の場合に、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間が設定される。これにより、状況に応じて適切に時間を設定できる。
(25)アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の変動の周期の1/2を第7閾値とする、上記(23)又は(24)の露光制御装置。
本態様によれば、アクチュエーターの駆動を停止した後の絞りの開口径の変動の周期の1/2が第7閾値とされる。すなわち、露光時間が、開口径の変動の周期の1/2以下か否かに基づいて、待ち時間の設定の要否が判定される。これにより、待ち時間の設定の要否を適切に判定できる。
(26)アクチュエーターの駆動を停止してから絞りの開口径の変動が一定以下に収束するまでの時間を待ち時間とする、上記(21)から(25)のいずれか一の露光制御装置。
本態様によれば、アクチュエーターの駆動を停止してから絞りの開口径の変動が一定以下に収束するまでの時間が、待ち時間として設定される。これにより、待ち時間とする時間を適切に設定できる。
(27)上記(21)から(26)のいずれか一の露光制御装置を備えた、カメラ本体。
本態様によれば、上記(21)から(26)のいずれかの露光制御装置が、レンズ交換式カメラのカメラ本体に備えられる。
(28)上記(21)から(26)のいずれか一の露光制御装置を備えた、カメラ。
本態様によれば、上記(21)から(26)のいずれかの露光制御装置が、カメラに備えられる。
(29)絞りの目標開口径を設定するステップと、設定された目標開口径にするのに必要な絞りのアクチュエーターの駆動条件を設定するステップであって、アクチュエーターを第1速度で駆動した場合に目標開口径になるアクチュエーターの駆動停止位置をA、アクチュエーターを第1速度よりも速い第2速度で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅をXとした場合、アクチュエーターの駆動停止位置をAとし、少なくとも(A−X/2)以降の区間は低速駆動区間として第1速度で駆動し、低速駆動区間よりも前の区間は第2速度で駆動する設定とするステップと、設定された駆動条件でアクチュエーターを駆動し、絞りを動作せるステップと、を備えた絞り制御方法。
本態様によれば、駆動停止前の一定区間、アクチュエーターが低速(第1速度)で駆動される。アクチュエーターの駆動停止位置はAとされる。この位置Aは、アクチュエーターを低速(第1速度)で駆動した場合に目標開口径になるアクチュエーターの駆動停止位置である。アクチュエーターを低速(第1速度)で駆動する区間は、低速駆動区間とされる。少なくとも(A−X/2)以降の区間が、低速駆動区間として確保される。Xは、アクチュエーターを高速(第2速度)で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅である。すなわち、少なくともバラツキ幅Xの半分(1/2)よりも前で減速して低速駆動する。これにより、低速で駆動した場合と同等のバラツキにでき、精度よく目標開口径に設定できる。また、低速で駆動する区間を一定の区間に制限することにより、短時間で目標開口径に設定できる。
(30)絞りの目標開口径を設定する機能と、設定された目標開口径にするのに必要な絞りのアクチュエーターの駆動条件を設定する機能であって、アクチュエーターを第1速度で駆動した場合に目標開口径になるアクチュエーターの駆動停止位置をA、アクチュエーターを第1速度よりも速い第2速度で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅をXとした場合、アクチュエーターの駆動停止位置をAとし、少なくとも(A−X/2)以降の区間は低速駆動区間として第1速度で駆動し、低速駆動区間よりも前の区間は第2速度で駆動する設定とする機能と、設定された駆動条件でアクチュエーターを駆動し、絞りを動作せる機能と、をコンピューターに実現させる絞り制御プログラム。
本態様によれば、駆動停止前の一定区間、アクチュエーターが低速(第1速度)で駆動される。アクチュエーターの駆動停止位置はAとされる。この位置Aは、アクチュエーターを低速(第1速度)で駆動した場合に目標開口径になるアクチュエーターの駆動停止位置である。アクチュエーターを低速(第1速度)で駆動する区間は、低速駆動区間とされる。少なくとも(A−X/2)以降の区間が、低速駆動区間として確保される。Xは、アクチュエーターを高速(第2速度)で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅である。すなわち、少なくともバラツキ幅Xの半分(1/2)よりも前で減速して低速駆動する。これにより、低速で駆動した場合と同等のバラツキにでき、精度よく目標開口径に設定できる。また、低速で駆動する区間を一定の区間に制限することにより、短時間で目標開口径に設定できる。
(31)絞りの目標開口径を設定するステップと、設定された目標開口径にするのに必要な絞りのアクチュエーターの駆動条件を設定するステップと、露光の開始条件を設定するステップであって、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第5閾値以上の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定するステップと、設定された駆動条件でアクチュエーターを駆動し、絞りを動作せるステップと、アクチュエーターの駆動停止後、設定された開始条件で露光を開始させるステップと、を備えた露光制御方法。
本態様によれば、まず、絞りの目標開口径が設定される。次に、設定された目標開口径にするのに必要な絞りのアクチュエーターの駆動条件が設定される。次に、設定された絞りのアクチュエーターの駆動条件に基づいて、露光の開始条件が設定され、必要に応じて待ち時間が設定される。すなわち、設定されたアクチュエーターの駆動停止前の速度が第5閾値以上か否かが判定され、第5閾値以上の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間が設定される。この後、設定された駆動条件でアクチュエーターが駆動され、絞りが目標開口径に設定される。絞りのアクチュエーターの駆動停止後、露光が開始される。この際、待ち時間が設定されている場合は、待ち時間の経過後、露光が開始される。
(32)絞りの目標開口径を設定する機能と、設定された目標開口径にするのに必要な絞りのアクチュエーターの駆動条件を設定する機能と、露光の開始条件を設定する機能であって、アクチュエーターの駆動停止前の速度が第5閾値以上の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する機能と、設定された駆動条件でアクチュエーターを駆動し、絞りを動作せる機能と、アクチュエーターの駆動停止後、設定された開始条件で露光を開始させる機能と、をコンピューターに実現させる露光制御プログラム。
本態様によれば、まず、絞りの目標開口径が設定される。次に、設定された目標開口径にするのに必要な絞りのアクチュエーターの駆動条件が設定される。次に、設定された絞りのアクチュエーターの駆動条件に基づいて、露光の開始条件が設定され、必要に応じて待ち時間が設定される。すなわち、設定されたアクチュエーターの駆動停止前の速度が第5閾値以上か否かが判定され、第5閾値以上の場合、アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間が設定される。この後、設定された駆動条件でアクチュエーターが駆動され、絞りが目標開口径に設定される。絞りのアクチュエーターの駆動停止後、露光が開始される。この際、待ち時間が設定されている場合は、待ち時間の経過後、露光が開始される。
本発明によれば、短時間で精度よく目標開口径に設定できる。
本発明に係るカメラの一実施形態を示す正面斜視図 本発明に係るカメラの一実施形態を示す背面斜視図 カメラの電気的構成を示すブロック図 交換レンズの電気的構成を示すブロック図 光量調節機構の概略構成を示す図 カメラマイコンが実現する主な機能のブロック図 絞りモーターの駆動制御の概念図 絞り制御装置が有する機能のブロック図 絞りの開口径とバラツキ幅の関係を示すグラフ 絞り制御装置における絞りモーターの駆動条件の設定の手順を示すフローチャート 絞り制御装置が有する機能のブロック図 絞り制御装置における絞りモーターの駆動条件の設定の手順を示すフローチャート 絞りモーターの駆動停止後の開口径の変動の推移を示すグラフ 露光制御装置が有する機能のブロック図 露光制御の手順を示すフローチャート 露光制御の手順を示すフローチャート 露光制御の手順を示すフローチャート 露光制御の手順を示すフローチャート 絞りモーターの駆動停止前の速度及び露光時間に基づいて待ち時間を設定する場合の処理の手順を示すフローチャート 絞りモーターの駆動停止後の開口径の変動の推移を示すグラフ
以下、添付図面に従って本発明を実施するための好ましい形態について詳説する。
◆◆第1の実施の形態◆◆
[外観構成]
図1は、本発明に係るカメラの一実施形態を示す正面斜視図である。図2は、本発明に係るカメラの一実施形態を示す背面斜視図である。
図1及び図2に示すカメラ1は、レンズ交換式のデジタルカメラであり、交換レンズ10及びカメラ本体100を備える。交換レンズ10は、カメラ本体100に着脱自在に装着される。
《交換レンズ》
交換レンズ10は、単焦点レンズ、ズームレンズ等、種々のレンズ構成を採用できる。図1及び図2は、単焦点レンズの一例を示している。交換レンズ10には、レンズ側マウント(不図示)、レンズ操作部14等が備えられる。
レンズ側マウントは、カメラ本体100に対する交換レンズ10の装着部であり、鏡筒12の後端部に備えられる。レンズ側マウントは、カメラ本体100に備えられた本体側マウント102に対応した構造のマウントで構成される。レンズ側マウントには、カメラ本体100と交換レンズ10とを電気的に接続するための接点が備えられる。
レンズ操作部14は、主として、交換レンズ10に対して各種操作を行う操作部である。本実施の形態の交換レンズ10には、レンズ操作部14として、フォーカスリング16及び絞りリング18が備えられる。
フォーカスリング16は、焦点調節用の操作部材である。フォーカスリング16は、鏡筒12の周りを回転自在に設けられる。フォーカスリング16を回転操作すると、その操作方向及び操作量に応じて、焦点調節機構が作動する。すなわち、その操作方向及び操作量に応じて、フォーカスレンズ群が移動し、焦点調節が行われる。
絞りリング18は、絞り設定用の操作部材である。絞りリング18は、鏡筒12の周りを回転自在に設けられる。絞りリング18は、その外周に設定可能な絞り値が一定の間隔で印字される(不図示)。絞りの設定は、絞りリング18を回転操作し、鏡筒12に備えられた指標(不図示)の位置に設定を希望する絞り値を合わせることにより行われる。
《カメラ本体》
カメラ本体100は、本体側マウント102、メインモニター104、サブモニター106、電子ビューファインダ108、カメラ操作部110等を備える。
本体側マウント102は、交換レンズ10に対するカメラ本体100の装着部であり、カメラ本体100の正面に備えられる。本体側マウント102は、たとえば、バヨネットマウントで構成される。本体側マウント102には、カメラ本体100と交換レンズ10とを電気的に接続するための接点が備えられる。
メインモニター104は、カメラ本体100の背面に備えられる。メインモニター104は、LCD(Liquid Crystal Display/液晶ディスプレイ)で構成される。メインモニター104は、各種設定を行う際のGUI(Graphical User Interface)として利用されるほか、撮影済み画像の再生用モニターとして利用される。また、撮影時には、必要に応じてライブビューが表示され、イメージセンサーで撮像された画像がリアルタイムに表示される。
サブモニター106は、カメラ本体100の上面に備えられる。サブモニター106は、LCDで構成される。サブモニター106には、シャッタースピード、絞り値、感度、露出補正などの主要な撮影情報が表示される。
電子ビューファインダ(EVF:Electronic View Finder)108は、カメラ本体100の上部に備えられる。電子ビューファインダ108には、ライブビューが表示され、イメージセンサーで撮像された画像がリアルタイムに表示される。電子ビューファインダ108は、必要に応じてオン、オフでき、メインモニター104への表示に切り替えられる。
カメラ操作部110は、主として、カメラ本体100に対して各種操作を行う操作部であり、感度ダイヤル111、消去ボタン112、電源レバー113、シャッターボタン114、ドライブボタン115、サブモニター照明ボタン116、シャッタースピードダイヤル117、再生ボタン118、フロントコマンドダイヤル119、リアコマンドダイヤル120、フォーカスレバー121、クイックメニューボタン122、メニュー/OKボタン123、セレクターボタン124、表示/BACKボタン125、第1ファンクションボタン126、第2ファンクションボタン127、第3ファンクションボタン128、第4ファンクションボタン129、第5ファンクションボタン130等を備える。
感度ダイヤル111は、感度を設定するダイヤルである。消去ボタン112は、撮影済みの画像を消去するボタンである。画像再生中に当該ボタンを押すと、再生中の画像が消去される。電源レバー113は、カメラ1の電源をオン、オフするレバーである。シャッターボタン114は、画像の記録を指示するボタンである。シャッターボタン114は、半押し及び全押しが可能な二段ストローク式のボタンで構成される。シャッターボタン114を半押しするとS1ON信号が出力され、全押しするとS2ON信号が出力される。静止画を撮像する場合、シャッターボタン114の半押しで撮像準備が行われ、全押しで画像の記録が行われる。動画を撮像する場合、最初のシャッターボタン114の全押しで撮像が開始され、2回目のシャッターボタン114の全押しで撮像が終了する。ドライブボタン115は、ドライブモードの選択画面を呼び出すボタンである。ドライブボタン115が押されると、メインモニター104にドライブモードの選択画面が表示される。ドライブモードの選択画面でドライブモードが選択され、1コマ撮影、連写、ブラケット撮影、多重露光、動画撮影等が選択される。サブモニター照明ボタン116は、サブモニター106の照明をオン、オフするボタンである。シャッタースピードダイヤル117は、シャッタースピードを設定するダイヤルである。再生ボタン118は、再生モードへの切り替えを指示するボタンである。カメラ1は、撮影モードで起動し、再生ボタン118を押すと、再生モードに切り替わる。なお、再生モードの状態でシャッターボタン114を押すと、撮影モードに切り替わる。フロントコマンドダイヤル119及びリアコマンドダイヤル120には、カメラ1の状態に応じた機能が割り当てられる。フォーカスレバー121は、AF(Auto Focus)エリアを選択するレバーである。クイックメニューボタン122は、クイックメニューを呼び出すボタンである。クイックメニューボタン122を押すと、メインモニター104にクイックメニューが表示される。クイックメニューには、カメラ1で設定可能な項目のうちユーザーが登録した項目が表示される。メニュー/OKボタン123は、メニュー画面を呼び出すボタンである。メニュー/OKボタン123を押すと、メインモニター104にメニュー画面が表示される。また、メニュー/OKボタン123は、選択事項等を確定するボタンとしても機能する。セレクターボタン124は、いわゆる十字ボタンであり、4方向の指示が可能なボタンである。各種設定等を行う場合は、このセレクターボタン124で項目の選択等を行う。表示/BACKボタン125は、メインモニター104の表示内容を切り替えるボタンである。また、表示/BACKボタン125は、選択事項等をキャンセルするボタン、すなわち、一つ前の状態に戻すボタンとしても機能する。第1ファンクションボタン126、第2ファンクションボタン127、第3ファンクションボタン128、第4ファンクションボタン129及び第5ファンクションボタン130には、あらかじめ用意された機能のうちユーザーが選択した機能が割り当てられる。
[電気的構成]
図3は、カメラの電気的構成を示すブロック図である。
交換レンズ10及びカメラ本体100は、交換レンズ10がカメラ本体100に装着されると、レンズ側マウントに備えられた接点(不図示)が、本体側マウント102に備えられた接点(不図示)に接続されて、互いに電気的に接続される。
《交換レンズ》
図4は、交換レンズの電気的構成を示すブロック図である。
交換レンズ10は、焦点調節機構20、光量調節機構30、レンズマイコン40等を備える。
〈焦点調節機構〉
焦点調節機構20は、フォーカスレンズ群22を光軸Lに沿って前後移動させて、焦点調節する。フォーカスレンズ群22は、交換レンズ10を構成する複数のレンズ群の一部又は全部で構成される。
焦点調節機構20は、フォーカスレンズ群22を光軸Lに沿って移動自在に支持し、フォーカスモーター26によってフォーカスレンズ群22を光軸Lに沿って移動させる。フォーカスモーター26は、モーター駆動回路28を介して、その駆動がレンズマイコン40に制御される。
〈光量調節機構〉
図5は、光量調節機構の概略構成を示す図である。
光量調節機構30は、交換レンズ10を通る光の量を調節する。光量調節機構30は、絞り32と、絞り32を駆動する絞りモーター36と、を備える。
絞り32は、虹彩絞りで構成される。虹彩絞りは、複数枚の絞り羽根32aを組み合わせて構成され、その中央の開口部32bを拡縮させて、交換レンズ10を通る光の量を調節する。各絞り羽根32aは、たとえばカム機構によって同時に駆動される。
絞りモーター36は、絞り32を駆動するアクチュエーターの一例である。絞りモーター36は、ステッピングモーターで構成される。絞りモーター36は、モーター駆動回路38を介して、その駆動がレンズマイコン40に制御される。
〈レンズマイコン〉
レンズマイコン40は、CPU(CPU:Central Processing Unit/中央処理装置)、ROM(ROM:Read Only Memory)、RAM(RAM:Random Access Memory)を備えたマイクロコンピューターで構成され、所定のプログラムを実行することにより、フォーカス制御装置42、絞り制御装置44として機能する。
フォーカス制御装置42は、フォーカスモーター26の駆動を制御して、フォーカスレンズ群22の移動を制御する。フォーカス制御装置42は、焦点調節のモードが、マニュアルフォーカス(Manual Focus,MF)の場合、レンズ操作部14からの操作信号に基づいて、フォーカスモーター26の駆動を制御する。具体的には、フォーカスリング16の操作に応じた移動量及び移動方向でフォーカスレンズ群22が移動するように、フォーカスモーター26の駆動を制御する。レンズ操作部14は、フォーカスリング16が操作されると、その操作方向及び操作量に応じた操作信号をレンズマイコン40に出力する。一方、焦点調節のモードが、オートフォーカス(Auto Focus,AF)の場合、フォーカス制御装置42は、カメラ本体100からの駆動指令に基づいて、フォーカスモーター26の駆動を制御する。
絞り制御装置44は、絞りモーター36の駆動を制御して、絞り32を制御する。絞り制御装置44は、露出のモードが、絞り優先の場合及びマニュアルの場合、レンズ操作部14からの操作信号に基づいて、絞りモーター36の駆動を制御する。具体的には、絞りリング18で設定された絞り値になるように、絞りモーター36の駆動を制御する。レンズ操作部14は、絞りリング18が操作されると、設定された絞り値に対応した操作信号をレンズマイコン40に出力する。一方、露出のモードが、絞り優先又はマニュアル以外の場合(たとえば、オート、シャッター速度優先の場合など)、絞り制御装置44は、カメラ本体100からの駆動指令に基づいて、絞りモーター36の駆動を制御する。
なお、絞り制御装置44は、絞り32を駆動するに際して、所定の態様で絞りモーター36を駆動し、絞り32を目標開口径(目標絞り値)に設定する。この点については、後に詳述する。
《カメラ本体》
カメラ本体100は、イメージセンサー150、シャッター154、アナログ信号処理部220、ADC(Analog-to-digital converter/アナログデジタル変換器)222、デジタル信号処理部224、位相差AF処理部226、メモリーカードインタフェース228、メモリーカード230、メインモニター104、サブモニター106、電子ビューファインダ(EVF)108、カメラ操作部110、計時部140及びカメラマイコン250を備える。
〈イメージセンサー〉
イメージセンサー150は、交換レンズ10を介して被写体を撮像する。イメージセンサー150は、位相差検出機能を備えたイメージセンサーで構成される。位相差検出機能を備えたイメージセンサーは、その撮像面に通常の撮像用の画素の他に位相差検出用の画素を備える。位相差検出機能を備えたイメージセンサー自体は、公知のものであるので、その説明は省略する。
イメージセンサー150は、イメージセンサー駆動回路152を介して、その駆動がカメラマイコン250によって制御される。
〈シャッター〉
シャッター154は、フォーカルプレーンシャッターで構成される。シャッター154は、シャッター駆動回路156を介して、その駆動がカメラマイコン250に制御される。
〈アナログ信号処理部〉
アナログ信号処理部220は、イメージセンサー150から出力される画素ごとのアナログの画像信号を取り込み、所定の信号処理(たとえば、相関二重サンプリング処理、増幅処理等)を施す。
〈ADC〉
ADC222は、アナログ信号処理部220から出力されるアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換して出力する。
〈デジタル信号処理部〉
デジタル信号処理部224は、デジタルの画像信号を取り込み、所定の信号処理(たとえば、階調変換処理、ホワイトバランス補正処理、ガンマ補正処理、同時化処理、YC変換処理等)を施して、画像データを生成する。
〈位相差AF処理部〉
位相差AF(Auto Focus)処理部226は、位相差検出用の画素の信号を取得し、取得した信号に対して所定の信号処理を施して、位相差量を算出する。そして、算出した位相差量に基づいて、デフォーカスの方向及び量を算出する。
〈メモリーカードインタフェース及びメモリーカード〉
メモリーカードインタフェース228は、カメラマイコン250による制御の下、カードスロットに装着されたメモリーカード230に対して、データの読み書きを行う。
〈メインモニター〉
メインモニター104は、LCDで構成される。メインモニター104の表示は、カメラマイコン250で制御される。カメラマイコン250は、LCD駆動回路104aを介して、メインモニター104の表示を制御する。
〈サブモニター〉
サブモニター106は、LCDで構成される。サブモニター106の表示は、カメラマイコン250で制御される。カメラマイコン250は、LCD駆動回路106aを介して、サブモニター106の表示を制御する。
〈電子ビューファインダ〉
電子ビューファインダ(EVF)108は、その表示部がLCDで構成される。電子ビューファインダ108の表示は、カメラマイコン250で制御される。カメラマイコン250は、LCD駆動回路108aを介して、電子ビューファインダ108の表示を制御する。
〈カメラ操作部〉
カメラ操作部110は、各操作部材の操作に応じた信号をカメラマイコン250に出力する。
〈計時部〉
計時部140は、時間を計測する。
〈カメラマイコン〉
カメラマイコン250は、CPU、ROM及びRAMを備えたマイクロコンピューターで構成され、所定のプログラムを実行することにより、各種機能を実現する。
図6は、カメラマイコンが実現する主な機能のブロック図である。
カメラマイコン250は、所定のプログラムを実行することにより、露光制御装置252、AF制御装置254、記録制御装置256、メインモニター表示制御装置258、サブモニター表示制御装置260、EVF表示制御装置262等として機能する。
〔露光制御装置〕
露光制御装置252は、撮像の際の露光を制御する。露光制御装置252は、イメージセンサー150から得られる画像信号に基づいて、被写体の明るさを検出し、適正露出で撮像するための絞り値及びシャッター速度を決定する。
絞り値及びシャッター速度は、露出のモードに応じて決定される。絞り優先の場合、撮影者によって設定された絞り値に基づいて、適正露出で撮像するためのシャッタースピードが決定される。シャッタースピード優先の場合、撮影者によって設定されたシャッタースピードに基づいて、適正露出で撮像するための絞り値が決定される。オートの場合、被写体の明るさに基づいて、適正露出で撮像するための絞り値及びシャッタースピードが決定される。マニュアルの場合は、撮影者によって設定された絞り値及びシャッタースピードに設定される。
露光制御装置252は、求めた絞り値及びシャッター速度で撮像されるように、イメージセンサー150、シャッター154及び絞り32の駆動を制御する。なお、絞り32については、レンズマイコン40に駆動指令を出力し、レンズマイコン40に、その駆動を制御させる。
〔AF制御装置〕
AF制御装置254は、自動焦点合わせを行う。露光制御装置252は、位相差AF処理部226からデフォーカスの情報を取得し、得られたデフォーカスの情報に基づいて、自動焦点合わせを行う。この際、AF制御装置254は、主要被写体に対するデフォーカスの情報に基づいて、主要被写体に合焦させるためのフォーカスレンズ群22の移動量を算出し、レンズマイコン40に駆動指令を出力する。レンズマイコン40は、得られた駆動指令に基づいて、フォーカスモーター26の駆動を制御し、主要被写体に合焦する位置にフォーカスレンズ群22を移動させる。
〔記録制御装置〕
記録制御装置256は、撮像により得られた画像データの記録を制御する。記録制御装置256は、撮像により得られた画像データから所定フォーマットの画像ファイルを生成し、メモリーカード230に記録する。
〔メインモニター表示制御装置〕
メインモニター表示制御装置258は、メインモニター104の表示を制御する。たとえば、ライブビューの表示指示に応じて、イメージセンサー150で捉えた画像をリアルタイムにメインモニター104に表示させる。また、メニュー画面の表示指示に応じて、メインモニター104にメニュー画面を表示させる。
〔サブモニター表示制御装置〕
サブモニター表示制御装置260は、サブモニター106の表示を制御する。サブモニター表示制御装置260は、サブモニター106に表示する情報を取得し、取得した情報を所定のフォーマットでサブモニター106に表示させる。
〔EVF表示制御装置〕
EVF表示制御装置262は、EVF108の表示を制御する。EVF108の使用が選択された場合、EVF表示制御装置262は、イメージセンサー150で捉えた画像をリアルタイムにEVF108に表示させる。
[絞り制御]
上記のように、絞り制御装置44は、絞り32を駆動するに際して、所定の態様で絞りモーター36を駆動し、絞り32を目標開口径(目標絞り値)に設定する。以下、この絞りモーター36の駆動態様について詳述する。
《概要》
本実施の形態のカメラ1では、絞り32を駆動する際、目標開口径になる位置の手前まで絞りモーター36を高速駆動し、その後、低速駆動に切り換えて、絞り32を目標開口径に設定する。
図7は、絞りモーターの駆動制御の概念図である。
目標とする絞り32の開口径(目標開口径)をFnとし、その目標開口径Fnになる絞りモーター36の駆動停止位置をAとする。位置Aは、絞りモーター36を低速(第1速度)で駆動した場合に目標開口径Fnになる位置に設定される。
絞りモーター36の駆動を高速(第2速度)から低速(第1速度)に切り換える位置をPとする。位置Pは(A−X/2)の位置に設定される。ここで、Xは、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動して目標開口径Fnにした場合に生じる開口径のバラツキ幅である。バラツキ幅とは、絞りモーター36を同じ条件で駆動しても生じてしまう、再現性のない誤差成分の大きさである。目標開口径に対する絞りモーター36の駆動停止位置は、バラツキの中心に設定される。すなわち、バラツキの中心が目標開口径となるように、各目標開口径に対する絞りモーター36の駆動停止位置が設定される。同じ目標開口径であっても、絞りモーター36の駆動速度によってバラツキ幅は異なり、高速で駆動した場合の方が低速で駆動した場合よりも大きくなる。
絞りモーター36の駆動速度を高速から低速に切り換える位置Pは、絞りモーター36を低速で駆動した場合に目標開口径Fnになる位置Aから高速で駆動した場合のバラツキ幅Xの半分(1/2)だけ手の位置に設定される。
このように、絞りモーター36の駆動条件を設定することにより、短時間で精度よく目標開口径に設定できる。すなわち、可能な限り高速駆動できるので、短時間で目標開口径に設定できる。また、絞りモーター36の駆動停止位置をA(=絞りモーター36を低速で駆動した場合に目標開口径になる絞りモーター36の駆動停止位置)とし、低速に切り換える位置Pを(A−X/2)とすることにより、低速で駆動した場合と同等のバラツキにでき、精度よく目標開口径に設定できる。すなわち、本制御により、高速駆動で勢いのついた羽根を遅い速度で押す部分ができるため、バラツキを低速駆動した場合と同等にできる。これにより、精度よく目標開口径に設定できる。また、バラツキ幅は、目標開口径ごとに定められるので、適切に低速駆動区間を設定でき、可能な限り高速駆動できる。
《絞り制御装置》
図8は、絞り制御装置が有する機能のブロック図である。
上記のように、絞り制御装置44の機能は、レンズマイコン40が、所定のプログラム(絞り制御プログラム)を実行することにより、レンズマイコン40によって実現される。
絞り制御装置44は、設定された目標開口径にするのに必要な絞りモーター36の駆動条件を設定する絞りモーター駆動条件設定部44Aと、設定された駆動条件で絞りモーター36を駆動する絞りモーター駆動制御部44Bと、絞り32の制御に必要な情報を記憶する絞り制御情報記憶部44Cと、を備える。
〈絞りモーター駆動条件設定部〉
絞りモーター駆動条件設定部44Aは、設定された目標開口径に基づいて、絞りモーター36の駆動条件を設定する。すなわち、絞りモーター36を低速(第1速度)で駆動した場合に目標開口径になる絞りモーター36の駆動停止位置をA、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅をXとした場合、絞りモーター36の駆動停止位置をAに設定し、かつ、(A−X/2)の位置を速度切り換え位置に設定する。そして、(A−X/2)までを高速駆動区間、(A−X/2)以降を低速駆動区間として設定する。高速駆動区間は、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動する区間であり、低速駆動区間は、絞りモーター36を低速(第1速度)で駆動する区間である。絞りモーター36がステッピングモーターで構成される場合、各位置はステップ数で規定される。
絞りモーター36を低速(第1速度)で駆動した場合に目標開口径になる絞りモーター36の駆動停止位置Aは、実験等によって事前に求められ、絞り制御情報記憶部44Cに記憶される。この情報は、絞り32で設定可能な開口径ごとに求められ、テーブル等の形式で絞り制御情報記憶部44Cに記憶される。
なお、目標開口径になる絞りモーター36の駆動停止位置は、絞り32を開く方向に駆動した場合と、閉じる方向に駆動した場合とで異なるので、それぞれの場合について求められる。
また、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅Xも実験等によって事前に求められ、テーブル等の形式で絞り制御情報記憶部44Cに記憶される。この情報も絞り32で設定可能な開口径ごとに求められて、絞り制御情報記憶部44Cに記憶される。
なお、バラツキ幅についても、絞り32を開く方向に駆動した場合と、閉じる方向に駆動した場合とで異なるので、それぞれの場合について求められる。
〈絞りモーター駆動制御部〉
絞りモーター駆動制御部44Bは、絞りモーター駆動条件設定部44Aで設定された駆動条件に従って絞りモーター36を駆動する。
〈絞り制御情報記憶部〉
絞り制御情報記憶部44Cは、たとえば、レンズマイコン40のROMで構成され、絞り32の制御に必要な情報が記憶される。上記のように、各開口径に対する絞りモーター36の駆動停止位置Aの情報、バラツキ幅Xの情報等は、この絞り制御情報記憶部44Cに記憶される。
《絞り制御装置による絞りの制御方法》
次に、上記のように構成される絞り制御装置44による絞り32の制御方法について説明する。
まず、設定すべき絞り値(開口径)の情報が取得される。取得した絞り値(開口径)が目標絞り値(目標開口径)とされる。
露出のモードが、絞り優先又はマニュアルの場合、絞りリング18で設定された絞り値が、そのまま設定すべき絞り値とされる。その他のモードの場合、カメラ本体側で設定された絞り値が、設定すべき絞り値とされる。この場合、絞り制御装置44は、カメラマイコン250から設定すべき絞り値の情報を取得する。
次に、設定された目標絞り値に基づいて、絞りモーター36の駆動条件が設定される。すなわち、絞りモーター36の駆動停止位置及び速度切り換え位置が設定される。絞りモーター36の駆動停止位置は、絞りモーター36を低速(第1速度)で駆動した場合に目標開口径になる絞りモーター36の駆動停止位置に設定される。速度切り換え位置は、(A−X/2)の位置に設定される。
次に、カメラ本体100からの駆動指令に基づいて、設定された駆動条件で絞りモーター36を駆動する。これにより、絞り32が作動し、設定された絞り値(開口径)に設定される。
このように駆動することにより、短時間で精度よく目標開口径に設定できる。
[カメラの動作]
交換レンズ10をカメラ本体100に装着することにより、カメラ1が構成される。カメラ1は、カメラ本体100に備えられたシャッターボタン114を半押しすることにより撮像準備が行われ、全押しすることにより、本撮像(記録用の撮像)が行われる。
カメラ1の焦点調節のモードが、オートフォーカスの場合、シャッターボタン114が半押しされると、AF制御が行われ、主要被写体に焦点が合わせられる。また、シャッターボタン114が半押しされると、測光処理が行われ、適正露出で撮像するための絞り値及びシャッター速度が決定される。
シャッターボタン114の半押し後、全押しされると、本撮像が行われる。まず、設定された絞り値となるように、絞り32が駆動される。その後、シャッター154及びイメージセンサー150が駆動され、設定されたシャッター速度で露光が行われる。
露光により得られた画像信号に対して、所定の信号処理が施され、所定フォーマットの画像ファイルとしてメモリーカード230に記録される。
[変形例]
《バラツキ幅のデータ》
上記のように、バラツキ幅Xのデータについては、絞り32で設定可能な開口径ごとに事前に求められて、絞り制御情報記憶部44Cに記憶される。
バラツキ幅を求める際、絞り32で設定可能なすべての開口径について実測して求めてもよいが、たとえば、いくつかの開口径について実測し、その測定結果からバラツキの発生傾向を求めて、各開口径のバラツキ幅を求めてもよい。
図9は、絞りの開口径とバラツキ幅の関係を示すグラフである。同図において、横軸は、絞りの開口径(絞り値)を示し、縦軸は、バラツキ幅を示している。
同図に示すように、開口径とバラツキ幅には一定の関係があり、開口径が小さくなるほど、バラツキ幅は小さくなる(小絞りになるほど、バラツキ幅は小さくなる。)。これは、絞り32の開口径が小さくなるほど、絞り羽根同士の重なりが多くなり、摩擦が大きくなるためである。
このように、開口径とバラツキ幅は一定の関係を有することから、いくつかの開口径についてバラツキ幅を実測し、その測定結果からバラツキの発生傾向を求めて、各開口径のバラツキ幅を求めてもよい。たとえば、1/3段ずつ絞り値を変更できる場合において、1段ずつバラツキ幅を求め、その測定結果からバラツキの発生傾向を求める。そして、各段の間の絞り値については、求めた発生傾向からバラツキ幅を求めるようにする。
また、バラツキ幅のデータは、テーブルの形式で保持するのではなく、発生傾向から関数を求め、関数の形式で保持してもよい。
◆◆第2の実施の形態◆◆
本実施の形態では、要求される開口径の精度に応じて、絞りモーター36の駆動条件を変更する。具体的には、設定された目標開口径に対して、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動した場合に生じる開口径のバラツキ幅が許容範囲内か否かを判定し、許容範囲内の場合、絞りモーター36を高速駆動する設定とする。バラツキの許容範囲は、あらかじめ定められ、絞り制御情報記憶部44Cに記憶される。
[構成]
絞り制御装置44の基本構成は、上記第1の実施の形態と同じである。したがって、ここでは第1の実施の形態との相違点についてのみ説明する。
絞りモーター駆動条件設定部44Aは、設定された目標開口径に対して、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動した場合に生じる開口径のバラツキ幅が許容範囲内か否かを判定する。そして、許容範囲内の場合、絞りモーター36を高速で駆動する設定とする。
絞りモーター36を高速で駆動する場合、絞りモーター36の駆動停止位置は、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動した場合に目標開口径になる位置に設定する。絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動した場合に目標開口径になる絞りモーター36の駆動停止位置は、実験等によって事前に求められ、テーブル等の形式で絞り制御情報記憶部44Cに記憶される。この情報は、絞り32で設定可能な開口径ごとに求められて、絞り制御情報記憶部44Cに記憶される。なお、目標開口径になる絞りモーター36の駆動停止位置は、絞り32を開く方向に駆動した場合と、閉じる方向に駆動した場合とで異なるので、それぞれの場合について求められる。
[作用]
図10は、本実施の形態の絞り制御装置における絞りモーターの駆動条件の設定の手順を示すフローチャートである。
まず、設定された絞り値から目標開口径が設定される(ステップS1)。
次に、設定された目標開口径に基づいて、バラツキ幅Xの情報が取得される(ステップS2)。このバラツキ幅Xは、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅である。
次に、取得したバラツキ幅Xが許容範囲内か否かが判定される(ステップS3)。
取得したバラツキ幅Xが許容範囲内の場合(バラツキ幅≦許容範囲)、絞りモーター36を高速で駆動するように駆動条件が設定される(ステップS4)。この場合、絞りモーター駆動条件設定部44Aは、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動した場合に目標開口径になる位置に絞りモーター36の駆動停止位置を設定する。そして、絞りモーター36を駆動停止位置まで高速(第2速度)で駆動する設定とする。
一方、取得したバラツキ幅Xが許容範囲を超える場合(バラツキ幅>許容範囲)、絞りモーター36を減速して駆動するように駆動条件が設定される(ステップS5)。この場合の設定は、上記第1の実施の形態で説明した手順と同じ手順で実施される。すなわち、絞りモーター36を低速(第1速度)で駆動した場合に目標開口径になる位置Aを絞りモーター36の駆動停止位置に設定し、位置(A−X/2)を速度切り換え位置に設定する。
このように、本実施の形態では、要求される開口径の精度に応じて、絞りモーター36の駆動条件を変える。これにより、適切に絞り32を駆動できる。すなわち、バラツキ幅が許容範囲内の場合は、減速せずに駆動できるので、より高速に絞り32を目標開口径に設定できる。一方、バラツキ幅が許容範囲を超える場合は、減速させて駆動することにより、可能な限り高速で駆動しつつ、精度よく目標開口径に設定できる。
[変形例]
許容範囲については、可変とすることもできる。たとえば、絞り32の制御モードとして、精度優先モード、速度優先モード等を用意し、ユーザーが選択できるように構成する。精度優先モードが選択された場合、基準となる許容範囲に対して、許容範囲を狭める設定とする。一方、速度優先モードが選択された場合、基準となる許容範囲に対して、許容範囲を拡げる又は許容範囲の設定を解除する設定とする。これにより、ユーザーの意図に応じた絞り32の制御が可能になる。
◆◆第3の実施の形態◆◆
絞り32を1段絞る場合と、最小から最大まで一気に絞る場合とでは、絞りモーター36の駆動量が異なる。絞り32を絞る段数が少ない場合、すなわち、開口径を変化させる量が少ない場合、絞りモーター36を高速で駆動させなくても、短時間で絞り32を目標開口径に設定できる。
本実施の形態の絞り制御装置では、開口径の変化量に応じて、絞り32の動作速度が切り換えられる。具体的には、開口径を変化させる量が第1閾値以下の場合、絞り32を低速で駆動するように設定される。
[構成]
図11は、本実施の形態の絞り制御装置が有する機能のブロック図である。
図11に示すように、本実施の形態の絞り制御装置44は、絞り32の動作速度を設定する絞り動作速度設定部44Dを更に備えている。
絞り動作速度設定部44Dは、絞り値(開口径)を変化させる量が第1閾値以下の場合、絞り32を低速で動作させる設定とする。絞り動作速度設定部44Dは、設定された目標絞り値(目標開口径)に基づいて、現在の絞り値から目標絞り値(目標開口径)に変化させるために必要な絞り値(開口径)の変化量を算出する。そして、算出した変化量が第1閾値以下か否かを判定する。変化させる量が第1閾値以下の場合、絞り動作速度設定部44Dは、絞り32を低速で駆動する設定とする。一方、絞り値(開口径)を変化させる量が第1閾値を超える場合、絞り動作速度設定部44Dは、絞り32を高速で駆動する設定とする。
絞りモーター駆動条件設定部44Aは、絞り32の動作速度が低速に設定された場合、絞りモーター36を低速(第1速度)で駆動するように設定する。一方、絞り32の動作速度が高速に設定された場合、要求される開口径の精度に応じて、絞りモーター36の駆動条件が設定される。すなわち、設定された目標絞り値(目標開口径)に対して、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動した場合に生じる開口径のバラツキ幅が許容範囲内か否かを判定し、許容範囲内の場合、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動する設定とする。一方、バラツキ幅が許容範囲を超える場合、絞りモーター36を減速駆動する設定とする。
[作用]
図12は、本実施の形態の絞り制御装置における絞りモーターの駆動条件の設定の手順を示すフローチャートである。
まず、設定された絞り値から目標開口径(目標絞り値)が設定される(ステップS10)。
次に、現在の開口径の設定から目標開口径にするために必要な絞り32の開口径の変化量が算出される(ステップS11)。
次に、算出された開口径の変化量が第1閾値以下か否かが判定される(ステップS12)。
開口径の変化量が第1閾値以下の場合(開口径の変化量≦第1閾値の場合)、絞りモーター36を低速(第1速度)で駆動するように駆動条件が設定される(ステップS13)。この場合、絞りモーター駆動条件設定部44Aは、絞りモーター36を低速(第1速度)で駆動した場合に目標開口径になる位置に絞りモーター36の駆動停止位置を設定する。そして、絞りモーター36を駆動停止位置まで低速(第1速度)で駆動する設定とする。
一方、開口径の変化量が第1閾値を超える場合(開口径の変化量>第1閾値の場合)、設定された目標開口径に基づいて、バラツキ幅Xの情報が取得される(ステップS14)。このバラツキ幅Xは、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅である。
次に、取得したバラツキ幅Xが許容範囲内か否かが判定される(ステップS15)。
取得したバラツキ幅Xが許容範囲内の場合(バラツキ幅≦許容範囲の場合)、絞りモーター36を高速で駆動するように駆動条件が設定される(ステップS16)。この場合、絞りモーター駆動条件設定部44Aは、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動した場合に目標開口径になる位置に絞りモーター36の駆動停止位置を設定する。そして、絞りモーター36を駆動停止位置まで高速(第2速度)で駆動する設定とする。
一方、取得したバラツキ幅Xが許容範囲を超える場合(バラツキ幅>許容範囲の場合)、絞りモーター36を減速して駆動するように駆動条件が設定される(ステップS17)。この場合の設定は、上記第1の実施の形態で説明した手順と同じ手順で実施される。すなわち、絞りモーター36を低速(第1速度)で駆動した場合に目標開口径になる位置Aを絞りモーター36の駆動停止位置に設定し、位置(A−X/2)を速度切り換え位置に設定する。
このように、本実施の形態の絞り制御装置44によれば、開口径を変化させる量に応じて、絞り32の動作速度が切り換えられる。これにより、より適切に絞り32を駆動制御できる。
[変形例]
上記実施の形態では、開口径の変化量が第1閾値以下の場合に、絞り32を低速で駆動する設定としているが、絞り32を低速で駆動させる条件は、これに限定されるものではない。この他、ユーザーの設定によって、絞り32を強制的に低速で駆動させる構成とすることもできる。
また、絞り32の動作音に着目して、絞り32の動作速度を切り換える構成としてもよい。たとえば、カメラの機能の一つとして、動作音を可能な限り発生させないモード(たとえば、サイレントモード)を用意し、当該モードが選択された場合、強制的に絞り32を低速で駆動させる設定とする。
また、絞り32の動作音が小さくなることを重視する条件下では、強制的に絞り32の動作速度を低速にするようにしてもよい。たとえば、動画撮像、コンティニュアスAFなどを行う場合は、強制的に絞り32の動作速度を低速にするようにしてもよい。
◆第4の実施の形態◆◆
図13は、絞りモーターの駆動停止後の開口径の変動の推移を示すグラフである。同図において、横軸は時間、縦軸は絞りの開口径を示している。
同図に示すように、絞り32を目標開口径に設定する際、絞りモーター36を高速で駆動して停止させると、絞り羽根32aが完全に停止するまでに一定の時間を要する。そして、絞り羽根32aが完全に停止する前に露光を開始すると、正確な露出が得られない。
本実施の形態のカメラは、必要に応じて、露光開始前に待ち時間を設定する。具体的には、駆動停止前の絞りモーター36の駆動速度の情報を取得し、第2閾値と比較する。駆動停止前の絞りモーター36の駆動速度が第2閾値以上の場合、絞りモーター36の駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する。待ち時間が設定された場合、絞りモーター36の駆動が停止されても、直ぐには露光は開始されず、待ち時間の経過を待って露光が開始される。待ち時間が設定されなかった場合は、絞りモーター36の駆動停止後、待ち時間なく露光が開始される。
待ち時間には、絞り羽根32aの揺れを収束させるのに十分な時間が設定される。第2閾値は、露出に与える影響を考慮して適宜設定される。上記のように、本実施の形態のカメラでは、絞りモーター36が二種類の速度(低速(第1速度)及び高速(第2速度))で駆動される。したがって、駆動停止前の速度が高速(第2速度)の場合に待ち時間が設定されるように第2閾値が設定される(第1速度<第2閾値<第2速度)。
露光の開始条件の設定は、露光制御装置252において行われる。なお、上記のように、露光制御装置252は、カメラマイコン250が、所定の制御プログラム(露光制御プログラム)を実行することにより、カメラマイコン250によって実現される。
[構成]
図14は、本実施の形態の露光制御装置が有する主な機能のブロック図である。
露光制御装置252は、被写体の明るさを検出する測光部252A、露出を設定する露出設定部252B、露光の開始条件を設定する露光開始条件設定部252C、及び、設定された露出及び開始条件でイメージセンサー150を露光させる露光制御部252Dを備える。
《測光部》
測光部252Aは、イメージセンサー150から得られる画像信号に基づいて、被写体の明るさを検出する。
《露出設定部》
露出設定部252Bは、測光部252Aによる測光結果に基づいて、適正露出で撮像するための絞り値及びシャッター速度を設定する。
絞り値及びシャッター速度は、露出のモードに応じて決定される。絞り優先の場合、撮影者によって設定された絞り値に基づいて、適正露出で撮像するためのシャッタースピードが決定される。シャッタースピード優先の場合、撮影者によって設定されたシャッタースピードに基づいて、適正露出で撮像するための絞り値が決定される。オートの場合、被写体の明るさに基づいて、適正露出で撮像するための絞り値及びシャッタースピードが決定される。マニュアルの場合は、撮影者によって設定された絞り値及びシャッタースピードに設定される。
《露光開始条件設定部》
露光開始条件設定部252Cは、絞りモーター36の駆動条件の情報に基づいて、露光の開始条件を設定する。露光開始条件設定部252Cは、レンズマイコン40から絞りモーター36の駆動条件の情報を取得し、絞りモーター36の駆動を停止する前の駆動速度の情報を取得する。そして、取得した駆動停止前の速度の情報に基づいて、待ち時間の設定の要否を判定し、露光の開始条件を設定する。具体的には、取得した駆動停止前の速度が第2閾値以上か否かを判定する。絞りモーター36の駆動停止前の速度が第2閾値以上の場合、待ち時間ありの設定にする。一方、絞りモーター36の駆動停止前の速度が第2閾値未満の場合、待ち時間なしの設定にする。
本実施の形態のカメラでは、絞りモーター36が二種類の速度(低速(第1速度)及び高速(第2速度))で駆動されるので、駆動停止前の速度が高速(第2速度)の場合に待ち時間が設定されるように第2閾値が設定される(第1速度<第2閾値<第2速度)。
《露光制御部》
露光制御部252Dは、設定された開始条件で露光が開始されて、かつ、設定された絞り値及びシャッター速度で露光されるように、イメージセンサー150、シャッター154及び絞り32の駆動を制御する。
なお、絞り32については、レンズマイコン40に駆動指令を出力し、レンズマイコン40に、その駆動を制御させる。
上記のように、待ち時間には、絞り羽根32aの揺れを収束させるのに十分な時間が設定される。本実施の形態では、最も開口径の変動量が大きくなる条件で絞りモーター36を駆動した場合において、絞りモーター36の駆動を停止してから絞り32の開口径の変動が一定以下に収束するまでの時間を待ち時間として設定する。すなわち、図13に示すように、絞り32の開口径の変動量が許容値δ以下となるまでの時間を待ち時間として設定する。この時間は、実験等によって事前に求められ、カメラマイコン250のROMに記憶される。
[作用]
図15及び図16は、露光制御の手順を示すフローチャートである。
図15に示すように、まず、シャッターボタン114の半押しの有無が判定される(ステップS20)。
シャッターボタン114が半押しされると、測光処理が行われ、被写体の明るさが検出される(ステップS21)。そして、検出された被写体の明るさに基づいて、絞り値及びシャッター速度が設定される(ステップS22)。なお、露出のモードがマニュアルの場合、ユーザーによって設定された絞り値及びシャッター速度に設定される。
絞り値が設定されると、設定された絞り値に基づいて、絞りモーター36の駆動条件が設定される(ステップS23)。そして、設定された絞りモーターの駆動条件に基づいて、待ち時間の設定の有無が判定される。すなわち、絞りモーター36の駆動停止前の速度(停止前速度)が、第2閾値以上か否かが判定される(ステップS24)。なお、この判定は、絞りモーター36の駆動停止前の速度が高速か否かの判定と同義である。
絞りモーター36の駆動停止前の速度が、第2閾値以上の場合(駆動停止前の速度≧第2閾値の場合)、露光開始前に待ち時間が設定される(ステップS25)。本実施の形態のカメラの場合、絞りモーター36の駆動停止前の速度が高速(第2速度)の場合、露光開始前に待ち時間が設定される。
一方、絞りモーター36の駆動停止前の速度が、第2閾値未満の場合(駆動停止前の速度<第2閾値の場合)、待ち時間は設定されない。本実施の形態のカメラの場合、絞りモーター36の駆動停止前の速度が低速(第1速度)の場合、待ち時間なしとされる。
この後、図16に示すように、シャッターボタン114の全押しの有無が判定される(ステップS30)。全押しなしと判定されると、半押しの解除の有無が判定される(ステップS31)。半押しが解除されると、露光制御の処理が終了される。
一方、シャッターボタン114が全押しされると、露光のための処理が開始される。まず、絞り32が駆動される(ステップS32)。すなわち、絞りモーター36が、設定された駆動条件で駆動され、設定された目標絞り値に絞り32が設定される。
その後、絞りモーター36の駆動が停止したか否かが判定される(ステップS33)。絞りモーター36の駆動が停止すると、待ち時間の設定の有無が判定される(ステップS34)。
ここで、待ち時間の設定ありと判定されると、待ち時間の経過を待って露光が開始される。この場合、絞りモーター36の駆動が停止されると、駆動停止からの経過時間が計測される。そして、待ち時間が経過したか否かが判定される(ステップS35)。待ち時間が経過すると、露光が行われる(ステップS36)。すなわち、設定された絞り値の下、設定されたシャッター速度で露光が行われる。
一方、待ち時間の設定なしと判定されると、待ち時間の経過を待たずに露光が実施される(ステップS36)。すなわち、絞りモーター36の駆動停止後、直ちに露光が開始される。
このように、本実施の形態の露光制御装置252によれば、絞りモーター36の駆動停止前の速度に応じて、露光の開始条件が切り換えられ、高速で駆動された場合には、一定の待ち時間の経過を待って、露光が開始される。これにより、正確な露出で撮像できる。
[変形例]
上記実施の形態では、待ち時間を設定する場合に、一律に同じ長さの待ち時間を設定しているが、絞りモーター36の駆動条件等に応じて、個別に待ち時間を設定してもよい。これにより、より適切に待ち時間を設定できる。
◆◆第5の実施の形態◆◆
本実施の形態では、絞りモーター36の駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、絞りモーター36の駆動を停止した後の絞り32の開口径の最大変動量が第3閾値以上の場合に待ち時間が設定される。したがって、絞りモーター36の駆動停止前の速度が高速であっても、開口径の変動量が小さい場合(最大変動量が第3閾値未満の場合)には、待ち時間は設定されない。
絞りモーター36の駆動停止前の速度が高速であっても、開口量の変動量が小さい場合は、露出に与える影響は小さい。したがって、このような場合は、待ち時間を設定せず、絞りモーター36の駆動停止後、直ちに露光を開始する。これにより、不要に露光開始が長くなるのを防止できる。
[構成]
本実施の形態の露光制御装置における装置の基本構成は、上記第4の実施の形態で説明した露光制御装置と同じである。露光開始条件設定部252Cが、露光の開始条件を設定する。
開口径の変動量はバラツキ幅と相関する。露光開始条件設定部252Cは、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅の情報を取得し、取得したバラツキ幅から開口径の最大変動量を算出する。
第3閾値は、露出に与える影響を考慮して設定される。
[作用]
図17及び図16は、露光制御の手順を示すフローチャートである。
図17に示すように、まず、シャッターボタン114の半押しの有無が判定される(ステップS40)。
シャッターボタン114が半押しされると、測光処理が行われ、被写体の明るさが検出される(ステップS41)。そして、検出された被写体の明るさに基づいて、絞り値及びシャッター速度が設定される(ステップS42)。なお、露出のモードがマニュアルの場合、ユーザーによって設定された絞り値及びシャッター速度に設定される。
絞り値が設定されると、設定された絞り値に基づいて、絞りモーター36の駆動条件が設定される(ステップS43)。そして、設定された絞りモーターの駆動条件に基づいて、待ち時間の設定の有無が判定される。すなわち、絞りモーター36の駆動停止前の速度(停止前速度)が、第2閾値以上か否かが判定される(ステップS44)。なお、この判定は、絞りモーター36の駆動停止前の速度が高速か否かの判定と同義である。
絞りモーター36の駆動停止前の速度が、第2閾値以上の場合(駆動停止前の速度≧第2閾値の場合)、更に、絞りモーター36の駆動停止後の絞り32の開口径の最大変動量が第3閾値以上か否かが判定される(ステップS45)。
ここで、開口径の最大変動量は、バラツキ幅の情報に基づいて算出される。開口径の最大変動量が第3閾値以上の場合(開口量の最大変動量≧第3閾値の場合)、露光開始前に待ち時間が設定される(ステップS46)。
一方、開口径の最大変動量が第3閾値未満の場合(開口径の最大変動量<第3閾値の場合)、待ち時間は設定されない。ステップS44において、絞りモーター36の駆動停止前の速度が第2閾値未満(駆動停止前の速度<第2閾値)と判定された場合も、同様に待ち時間は設定されない。
この後、図16に示すように、シャッターボタン114の全押しの有無が判定される(ステップS30)。全押しなしと判定されると、半押しの解除の有無が判定される(ステップS31)。半押しが解除されると、露光制御の処理が終了される。
一方、シャッターボタン114が全押しされると、露光のための処理が開始される。まず、絞り32が駆動される(ステップS32)。すなわち、絞りモーター36が、設定された駆動条件で駆動され、設定された目標絞り値に絞り32が設定される。
その後、絞りモーター36の駆動が停止したか否かが判定される(ステップS33)。絞りモーター36の駆動が停止すると、待ち時間の設定の有無が判定される(ステップS34)。
ここで、待ち時間の設定ありと判定されると、待ち時間の経過を待って露光が開始される。この場合、絞りモーター36の駆動が停止されると、駆動停止からの経過時間が計測される。そして、待ち時間が経過したか否かが判定される(ステップS35)。待ち時間が経過すると、露光が行われる(ステップS36)。すなわち、設定された絞り値の下、設定されたシャッター速度で露光が行われる。
一方、待ち時間の設定なしと判定されると、待ち時間の経過を待たずに露光が実施される(ステップS36)。すなわち、絞りモーター36の駆動停止後、直ちに露光が開始される。
このように、本実施の形態の露光制御装置252によれば、更に、駆動停止後の開口径の最大変動量に基づいて、待ち時間の設定の要否を判定するので、より適切に待ち時間を設定できる。すなわち、駆動停止後の開口径の最大変動量が少ない場合は、待ち時間を設定せずに露光を開始するように設定するので、不要に露光開始が遅れるのを防止できる。これにより、適切に露光を開始でき、正確な露出で撮像できる。
◆◆第6の実施の形態◆◆
本実施の形態では、絞りモーター36の駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、絞りモーター36の駆動を停止した後の絞り32の開口径の最大変動量が第3閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合に、待ち時間が設定される。したがって、絞りモーター36の駆動停止前の速度が高速であり、かつ、開口径の最大変動量が大きい場合であっても、露光時間が長い場合には、待ち時間は設定されない。
露光時間が長い場合、駆動停止後の開口量の変動が露出に与える影響は小さい。したがって、このような場合は、待ち時間を設定せず、絞りモーター36の駆動停止後、直ちに露光を開始する。これにより、不要に露光開始が長くなるのを防止できる。
[構成]
本実施の形態の露光制御装置における装置の基本構成は、上記第4の実施の形態で説明した露光制御装置と同じである。露光開始条件設定部252Cが、露光の開始条件を設定する。露光開始条件設定部252Cは、露出設定部252Bで設定されたシャッター速度の情報に基づいて、露光時間が第4閾値以下か否かを判定する。第4閾値は、露出に与える影響を考慮して設定される。
[作用]
図18及び図16は、露光制御の手順を示すフローチャートである。
図18に示すように、まず、シャッターボタン114の半押しの有無が判定される(ステップS50)。
シャッターボタン114が半押しされると、測光処理が行われ、被写体の明るさが検出される(ステップS51)。そして、検出された被写体の明るさに基づいて、絞り値及びシャッター速度が設定される(ステップS52)。なお、露出のモードがマニュアルの場合、ユーザーによって設定された絞り値及びシャッター速度に設定される。
絞り値が設定されると、設定された絞り値に基づいて、絞りモーター36の駆動条件が設定される(ステップS53)。そして、設定された絞りモーターの駆動条件に基づいて、待ち時間の設定の有無が判定される。すなわち、絞りモーター36の駆動停止前の速度(停止前速度)が、第2閾値以上か否かが判定される(ステップS54)。なお、この判定は、絞りモーター36の駆動停止前の速度が高速か否かの判定と同義である。
絞りモーター36の駆動停止前の速度が、第2閾値以上の場合(駆動停止前の速度≧第2閾値の場合)、更に、絞りモーター36の駆動停止後の絞り32の開口径の最大変動量が第3閾値以上か否かが判定される(ステップS55)。
開口径の最大変動量が第3閾値以上の場合(開口量の最大変動量≧第3閾値の場合)、更に、露光時間が第4閾値以下か否かが判定される(ステップS56)。露光時間(シャッター速度)が第4閾値以下の場合(露光時間≦第4閾値の場合)、露光開始前に待ち時間が設定される(ステップS57)。
一方、露光時間が第4閾値を超える場合(露光時間>第4閾値の場合)、待ち時間は設定されない。ステップS55において、開口径の最大変動量が第3閾値未満(開口径の最大変動量<第3閾値)と判定された場合も待ち時間は設定されない。同様に、ステップS44において、絞りモーター36の駆動停止前の速度が第2閾値未満(駆動停止前の速度<第2閾値未満)と判定された場合も同様に待ち時間は設定されない。
この後、図16に示すように、シャッターボタン114の全押しの有無が判定される(ステップS30)。全押しなしと判定されると、半押しの解除の有無が判定される(ステップS31)。半押しが解除されると、露光制御の処理が終了される。
一方、シャッターボタン114が全押しされると、露光のための処理が開始される。まず、絞り32が駆動される(ステップS32)。すなわち、絞りモーター36が、設定された駆動条件で駆動され、設定された目標絞り値に絞り32が設定される。
その後、絞りモーター36の駆動が停止したか否かが判定される(ステップS33)。絞りモーター36の駆動が停止すると、待ち時間の設定の有無が判定される(ステップS34)。
ここで、待ち時間の設定ありと判定されると、待ち時間の経過を待って露光が開始される。この場合、絞りモーター36の駆動が停止されると、駆動停止からの経過時間が計測される。そして、待ち時間が経過したか否かが判定される(ステップS35)。待ち時間が経過すると、露光が行われる(ステップS36)。すなわち、設定された絞り値の下、設定されたシャッター速度で露光が行われる。
一方、待ち時間の設定なしと判定されると、待ち時間の経過を待たずに露光が実施される(ステップS36)。すなわち、絞りモーター36の駆動停止後、直ちに露光が開始される。
このように、本実施の形態の露光制御装置252によれば、更に、露光時間に基づいて、待ち時間の設定の要否を判定するので、より適切に待ち時間を設定できる。すなわち、開口径の変動が露出に与える影響が少ない場合、直ちに露光を開始するので、不要に露光の開始が遅れるのを防止できる。
[変形例]
《待ち時間の設定の要否の判定》
上記実施の形態では、絞りモーター36の駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、絞りモーター36の駆動を停止した後の絞り32の開口径の最大変動量が第3閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合に待ち時間を設定する構成としているが、絞りモーター36の駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合に待ち時間を設定する構成としてもよい。すなわち、駆動停止後の開口径の最大変動量については考慮せず、絞りモーター36の駆動停止前の速度及び露光時間に基づいて、待ち時間の設定を行うようにしてもよい。
図19は、絞りモーターの駆動停止前の速度及び露光時間に基づいて待ち時間を設定する場合の処理の手順を示すフローチャートである。
この場合、まず、シャッターボタン114の半押しの有無が判定される(ステップS60)。
シャッターボタン114が半押しされると、測光処理が行われ、被写体の明るさが検出される(ステップS61)。そして、検出された被写体の明るさに基づいて、絞り値及びシャッター速度が設定される(ステップS62)。なお、露出のモードがマニュアルの場合、ユーザーによって設定された絞り値及びシャッター速度に設定される。
絞り値が設定されると、設定された絞り値に基づいて、絞りモーター36の駆動条件が設定される(ステップS63)。そして、設定された絞りモーターの駆動条件に基づいて、待ち時間の設定の有無が判定される。すなわち、絞りモーター36の駆動停止前の速度(停止前速度)が、第2閾値以上か否かが判定される(ステップS64)。なお、この判定は、絞りモーター36の駆動停止前の速度が高速か否かの判定と同義である。
絞りモーター36の駆動停止前の速度が、第2閾値以上の場合(駆動停止前の速度≧第2閾値の場合)、更に、露光時間が第4閾値以下か否かが判定される(ステップS65)。露光時間(シャッター速度)が第4閾値以下の場合(露光時間≦第4閾値の場合)、露光開始前に待ち時間が設定される(ステップS66)。
一方、露光時間が第4閾値を超える場合(露光時間>第4閾値の場合)、待ち時間は設定されない。ステップS64において、絞りモーター36の駆動停止前の速度が第2閾値未満(駆動停止前の速度<第2閾値未満)と判定された場合も同様に待ち時間は設定されない。
このように、絞りモーター36の駆動停止前の速度及び露光時間に基づいて、待ち時間の設定を行うようにしてもよい。
《第4閾値》
図20は、絞りモーターの駆動停止後の開口径の変動の推移を示すグラフである。同図において、横軸は時間、縦軸は絞りの開口径を示している。
同図に示すように、絞りモーター36の駆動を停止した後の絞り32の開口径の変動の周期Tを求め、求めた周期Tの1/2を第4閾値とすることができる。周期Tは、バラツキ幅と相関するので、バラツキ幅の情報に基づいて周期Tを算出する。すなわち、絞りモーター36を高速(第2速度)で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅の情報を取得し、取得したバラツキ幅の情報に基づいて周期Tを算出する。
このように、開口径の変動の周期Tの1/2を第4閾値とすることにより、待ち時間の設定の要否をより適切に判定できる。
◆その他の実施の形態◆◆
[絞りモーターの駆動速度を切り換える位置]
上記実施の形態では、絞りモーター36の駆動を高速(第2速度)から低速(第1速度)に切り換える位置Pを(A−X/2)となる位置に設定しているが、絞りモーターの駆動速度を切り換える位置Pは、この位置に限定されるものではない。少なくとも(A−X/2)以降の区間が低速駆動区間として設定されればよい。したがって、(A−X/2)よりも前の位置に位置Pを設定することもできる。ただし、(A−X/2)よりも前の位置に位置Pを設定すると、高速で駆動する区間が短くなり、絞りの設定に時間がかかるようになるので、位置Pは、(A−X/2)の位置、又は、その近傍に設定することが好ましい。
[絞り]
上記実施の形態では、虹彩絞りを使用したカメラに本発明を適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。アクチュエーターの駆動速度によって実際の開口径(絞り値)に差が生じる絞りを使用したカメラに好適に使用できる。換言すると、駆動速度によって開口径にバラツキが発生する絞りを使用したカメラに好適に使用できる。
また、上記実施の形態では、絞りを駆動するアクチュエーターにステッピングモーターを使用しているが、絞りを駆動するアクチュエーターは、これに限定されるものではない。なお、ステッピングモーターを使用することにより、オープンループ制御が可能になり、装置の構成及び制御を簡素化できる。
[絞りモーターの駆動速度]
絞りモーター36の駆動速度は、少なくとも二段階に切り換えられればよく、第2速度が第1速度よりも速い速度に設定されていればよい(第1速度<第2速度)。
また、第1速度及び第2速度については、ユーザーによる設定又は撮像モード等によって可変としてもよい。この場合、第1速度及び第2速度を設定する駆動速度設定部を絞り制御装置に備える。
ユーザーが第1速度及び第2速度を設定する場合は、たとえば、カメラ本体100に備えられたカメラ操作部110を利用して、第1速度及び第2速度の設定を行う。絞り制御装置44は、設定された情報をカメラ本体100から取得し、第1速度及び第2速度を設定する。
また、撮像モード等に応じて第1速度及び第2速度を設定する場合は、たとえば、カメラマイコン250で第1速度及び第2速度の設定を行う。絞り制御装置44は、設定された情報をカメラ本体100から取得し、第1速度及び第2速度を設定する。
[カメラの構成]
上記実施の形態では、本発明をレンズ交換式カメラに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。レンズがカメラ本体に一体的に組み付けられたレンズ一体式のカメラにも適用できる。
また、上記実施の形態では、絞り制御装置44が交換レンズ10に備えられているが、カメラ本体100に備えてもよい。この場合、たとえば、カメラ本体100に備えられたカメラマイコン250が、所定のプログラム(絞り制御プログラム)を実行することにより、絞り制御装置として機能するように構成することができる。
また、上記実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。いわゆる銀塩カメラにも適用できる。また、ビデオカメラ、テレビカメラ、シネマカメラ等にも適用でき、更に、撮像機能を備えた電子機器(たとえば、携帯電話、スマートフォン、タブレットパソコン、ノートパソコン等)にも同様に適用できる。
[絞り制御装置及び露光制御装置]
上記実施の形態では、本発明に係る絞り制御装置及び露光制御装置を組み合わせた場合を例に説明したが、絞り制御装置及び露光制御装置は、それぞれ単体でも使用できる。
露光制御装置については、単体で使用する場合、上記各実施の形態で説明した第2閾値を第5閾値、第3閾値を第6閾値、第4閾値を第7閾値と読み替えることができる。
たとえば、絞りモーター36の駆動停止前の速度に基づいて待ち時間の設定の要否を判定する場合、絞りモーター36の駆動停止前の速度が第5閾値以上か否かに基づいて、待ち時間の設定の要否が判定される。
また、絞りモーター36の駆動停止前の速度、及び、絞りモーター36の駆動を停止した後の絞りの開口径の最大変動量に基づいて、待ち時間の設定の要否を判定する場合、絞りモーター36の駆動停止前の速度が第5閾値以上か否か、及び、絞りモーター36の駆動を停止した後の絞り32の開口径の最大変動量が第6閾値以上か否かに基づいて、待ち時間の設定の要否が判定される。
更に、絞りモーター36の駆動停止前の速度、及び、露光時間に基づいて、待ち時間の設定の要否を判定する場合、絞りモーター36の駆動停止前の速度が第5閾値以上か否か、及び、露光時間が第7閾値以下か否かに基づいて、待ち時間の設定の要否が判定される。
また、絞りモーター36の駆動停止前の速度、絞りモーター36の駆動を停止した後の絞り32の開口径の最大変動量、及び、露光時間に基づいて、待ち時間の設定の要否を判定する場合、絞りモーター36の駆動停止前の速度が第5閾値以上か否か、絞りモーター36の駆動を停止した後の絞り32の開口径の最大変動量が第6閾値以上か否か、及び、露光時間が第7閾値以下か否かに基づいて、待ち時間の設定の要否が判定される。
[その他]
上記実施の形態では、絞り制御装置、露光制御装置等の機能をマイクロコンピューターで実現しているが、これらの機能を実現するためのハードウェア的な構成は、これに限定されるものではない。各種のプロセッサで構成できる。各種のプロセッサには、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理を行う処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU、FPGA(FPGA:Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるPLD(PLD:Programmable Logic Device)、ASIC(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。上記所定のプログラム(絞り制御プログラム及び露光制御プログラム等)が格納される媒体は、ハードディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、各種半導体メモリ等の、非一時的かつコンピュータ読取可能な記録媒体であってもよい。
一つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの一つで構成されていてもよいし、同種又は異種の二つ以上のプロセッサで構成されていてもよい。たとえば、複数のFPGAで構成されてもよいし、CPU及びFPGAの組み合わせで構成されてもよい。
また、複数の処理部を一つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を一つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント、サーバなどのコンピューターに代表されるように、一つ以上のCPUとソフトウェアとの組合せで一つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(SoC:System On Chip)などに代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を一つのICチップ(IC:Integrated Circuit)で実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサを一つ以上用いて構成される。
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路である。
1 カメラ
10 交換レンズ
12 鏡筒
14 レンズ操作部
16 フォーカスリング
18 絞りリング
20 焦点調節機構
22 フォーカスレンズ群
26 フォーカスモーター
28 モーター駆動回路
30 光量調節機構
32 絞り
32a 絞り羽根
32b 開口部
36 絞りモーター
38 モーター駆動回路
40 レンズマイコン
42 フォーカス制御装置
44 絞り制御装置
44A 絞りモーター駆動条件設定部
44B 絞りモーター駆動制御部
44C 絞り制御情報記憶部
44D 絞り動作速度設定部
100 カメラ本体
102 本体側マウント
104 メインモニター
104a LCD駆動回路
106 サブモニター
106a LCD駆動回路
108 電子ビューファインダ
108a LCD駆動回路
110 カメラ操作部
111 感度ダイヤル
112 消去ボタン
113 電源レバー
114 シャッターボタン
115 ドライブボタン
116 サブモニター照明ボタン
117 シャッタースピードダイヤル
118 再生ボタン
119 フロントコマンドダイヤル
120 リアコマンドダイヤル
121 フォーカスレバー
122 クイックメニューボタン
123 メニュー/OKボタン
124 セレクターボタン
125 表示/BACKボタン
126 第1ファンクションボタン
127 第2ファンクションボタン
128 第3ファンクションボタン
129 第4ファンクションボタン
130 第5ファンクションボタン
140 計時部
150 イメージセンサー
152 イメージセンサー駆動回路
154 シャッター
156 シャッター駆動回路
220 アナログ信号処理部
222 ADC(Analog-to-digital converter/アナログデジタル変換器)
224 デジタル信号処理部
226 位相差AF処理部
228 メモリーカードインタフェース
230 メモリーカード
250 カメラマイコン
252 露光制御装置
252A 測光部
252B 露出設定部
252C 露光開始条件設定部
252D 露光制御部
254 AF制御装置
256 記録制御装置
258 メインモニター表示制御装置
260 サブモニター表示制御装置
262 EVF表示制御装置
L 光軸
T 絞りの開口径の変動の周期
S1〜S5 絞りモーターの駆動条件の設定手順
S10〜S17 絞りモーターの駆動条件の設定手順
S20〜S25 露光制御の手順
S30〜S36 露光制御の手順
S40〜S46 露光制御の手順
S50〜S57 露光制御の手順
S60〜S66 露光制御の手順

Claims (25)

  1. 絞りのアクチュエーターの速度を二段階に切り換えて駆動し、前記絞りを目標開口径にする場合の前記アクチュエーターの駆動条件を設定する駆動条件設定部と、
    設定された駆動条件で前記アクチュエーターを駆動する駆動制御部と、
    前記アクチュエーターを第1速度で駆動した場合に目標開口径になる前記アクチュエーターの駆動停止位置Aの情報、及び、前記アクチュエーターを前記第1速度よりも速い第2速度で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅Xの情報を記憶する絞り制御情報記憶部と、
    を備え、
    前記駆動条件設定部は、前記アクチュエーターの駆動停止位置をAとし、(A−X/2)の位置までの区間は前記第2速度で駆動し、(A−X/2)の位置で前記第2速度から前記第1速度に切り換え、以降の区間は前記第1速度で駆動する設定とすることにより、前記アクチュエーターの速度を二段階に切り換えて駆動する設定とする、
    絞り制御装置。
  2. 前記駆動条件設定部は、前記アクチュエーターを前記第2速度で駆動した場合に生じる開口径のバラツキ幅が許容範囲内か否かを判定し、許容範囲内の場合は、前記アクチュエーターを前記第2速度で駆動する設定とし、許容範囲を超える場合は、前記アクチュエーターの駆動停止位置をAとし、(A−X/2)の位置までの区間は前記第2速度で駆動し、(A−X/2)の位置で前記第2速度から前記第1速度に切り換え、以降の区間は前記第1速度で駆動する設定とすることにより、前記アクチュエーターの速度を二段階に切り換えて駆動する設定とする、
    請求項1に記載の絞り制御装置。
  3. 前記絞りの動作速度を設定する動作速度設定部を更に備え、
    前記駆動条件設定部は、前記動作速度設定部で設定された前記絞りの動作速度が低速の場合は、前記アクチュエーターを前記第1速度で駆動する設定とし、高速の場合は、前記アクチュエーターを前記第2速度で駆動した場合に生じる開口径のバラツキ幅が許容範囲内か否かを判定し、許容範囲内の場合は、前記アクチュエーターを前記第2速度で駆動する設定とし、許容範囲を超える場合は、前記アクチュエーターの駆動停止位置をAとし、(A−X/2)の位置までの区間は前記第2速度で駆動し、(A−X/2)の位置で前記第2速度から前記第1速度に切り換え、以降の区間は前記第1速度で駆動する設定とすることにより、前記アクチュエーターの速度を二段階に切り換えて駆動する設定とする、
    請求項2に記載の絞り制御装置。
  4. 前記動作速度設定部は、開口径を変化させる量が第1閾値以下の場合、前記絞りを低速で動作させる設定とする、
    請求項3に記載の絞り制御装置。
  5. 前記第1速度及び前記第2速度を設定する駆動速度設定部を更に備えた、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の絞り制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の絞り制御装置を備えた、
    交換レンズ。
  7. 請求項6に記載の交換レンズが装着される、
    カメラ本体。
  8. 露光の開始条件を設定する露光開始条件設定部と、
    前記アクチュエーターの駆動停止後、設定された開始条件で露光を開始させる露光制御部と、
    を更に備え、
    前記露光開始条件設定部は、前記アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上の場合、前記アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する、
    請求項7に記載のカメラ本体。
  9. 前記露光開始条件設定部は、前記アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、前記アクチュエーターの駆動を停止した後の前記絞りの開口径の最大変動量が第3閾値以上の場合に、前記アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に前記待ち時間を設定する、
    請求項8に記載のカメラ本体。
  10. 前記露光開始条件設定部は、前記アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合に、前記アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に前記待ち時間を設定する、
    請求項8に記載のカメラ本体。
  11. 前記露光開始条件設定部は、前記アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、前記アクチュエーターの駆動を停止した後の前記絞りの開口径の最大変動量が第3閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合に、前記アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に前記待ち時間を設定する、
    請求項8に記載のカメラ本体。
  12. 前記アクチュエーターの駆動を停止した後の前記絞りの開口径の変動の周期の1/2を前記第4閾値とする、
    請求項10又は11に記載のカメラ本体。
  13. 前記アクチュエーターの駆動を停止してから前記絞りの開口径の変動が一定以下に収束するまでの時間を前記待ち時間とする、
    請求項8から12のいずれか1項に記載のカメラ本体。
  14. 請求項1から5のいずれか1項に記載の絞り制御装置を備えた、
    カメラ。
  15. 露光の開始条件を設定する露光開始条件設定部と、
    前記アクチュエーターの駆動停止後、設定された開始条件で露光を開始させる露光制御部と、
    を更に備え、
    前記露光開始条件設定部は、前記アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上の場合、前記アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に待ち時間を設定する、
    請求項14に記載のカメラ。
  16. 前記露光開始条件設定部は、前記アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、前記アクチュエーターの駆動を停止した後の前記絞りの開口径の最大変動量が第3閾値以上の場合に、前記アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に前記待ち時間を設定する、
    請求項15に記載のカメラ。
  17. 前記露光開始条件設定部は、前記アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合に、前記アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に前記待ち時間を設定する、
    請求項15に記載のカメラ。
  18. 前記露光開始条件設定部は、前記アクチュエーターの駆動停止前の速度が第2閾値以上であり、かつ、前記アクチュエーターの駆動を停止した後の前記絞りの開口径の最大変動量が第3閾値以上であり、かつ、露光時間が第4閾値以下の場合に、前記アクチュエーターの駆動停止から露光開始までの間に前記待ち時間を設定する、
    請求項15に記載のカメラ。
  19. 前記アクチュエーターの駆動を停止した後の前記絞りの開口径の変動の周期の1/2を前記第4閾値とする、
    請求項17又は18に記載のカメラ。
  20. 前記アクチュエーターの駆動を停止してから前記絞りの開口径の変動が一定以下に収束するまでの時間を前記待ち時間とする、
    請求項15から19のいずれか1項に記載のカメラ。
  21. 絞りの目標開口径を設定するステップと、
    前記絞りのアクチュエーターの速度を二段階に切り換えて駆動し、前記絞りを設定された目標開口径にする場合の前記アクチュエーターの駆動条件を設定するステップであって、前記アクチュエーターを第1速度で駆動した場合に目標開口径になる前記アクチュエーターの駆動停止位置をA、前記アクチュエーターを前記第1速度よりも速い第2速度で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅をXとした場合、前記アクチュエーターの駆動停止位置をAとし、(A−X/2)の位置までの区間は前記第2速度で駆動し、(A−X/2)の位置で前記第2速度から前記第1速度に切り換え、以降の区間は前記第1速度で駆動する設定とすることにより、前記アクチュエーターの速度を二段階に切り換えて駆動する設定とするステップと、
    設定された駆動条件で前記アクチュエーターを駆動し、前記絞りを動作させるステップと、
    を備えた絞り制御方法。
  22. 絞りの目標開口径を設定する機能と、
    前記絞りのアクチュエーターの速度を二段階に切り換えて駆動し、前記絞りを設定された目標開口径にする場合の前記アクチュエーターの駆動条件を設定する機能であって、前記アクチュエーターを第1速度で駆動した場合に目標開口径になる前記アクチュエーターの駆動停止位置をA、前記アクチュエーターを前記第1速度よりも速い第2速度で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅をXとした場合、前記アクチュエーターの駆動停止位置をAとし、(A−X/2)の位置までの区間は前記第2速度で駆動し、(A−X/2)の位置で前記第2速度から前記第1速度に切り換え、以降の区間は前記第1速度で駆動する設定とすることにより、前記アクチュエーターの速度を二段階に切り換えて駆動する設定とする機能と、
    設定された駆動条件で前記アクチュエーターを駆動し、前記絞りを動作させる機能と、
    をコンピューターに実現させる絞り制御プログラム。
  23. 非一時的かつコンピューター読取可能な記録媒体であって、前記記録媒体に格納された指令がコンピューターによって読み取られた場合に、
    絞りの目標開口径を設定する機能と、
    前記絞りのアクチュエーターの速度を二段階に切り換えて駆動し、前記絞りを設定された目標開口径にする場合の前記アクチュエーターの駆動条件を設定する機能であって、前記アクチュエーターを第1速度で駆動した場合に目標開口径になる前記アクチュエーターの駆動停止位置をA、前記アクチュエーターを前記第1速度よりも速い第2速度で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅をXとした場合、前記アクチュエーターの駆動停止位置をAとし、(A−X/2)の位置までの区間は前記第2速度で駆動し、(A−X/2)の位置で前記第2速度から前記第1速度に切り換え、以降の区間は前記第1速度で駆動する設定とすることにより、前記アクチュエーターの速度を二段階に切り換えて駆動する設定とする機能と、
    設定された駆動条件で前記アクチュエーターを駆動し、前記絞りを動作させる機能と、
    を含む絞り制御機能をコンピューターに実現させる記録媒体。
  24. 前記絞り制御情報記憶部は、前記アクチュエーターを第1速度で駆動した場合に目標開口径になる前記アクチュエーターの駆動停止位置Aの情報、及び、前記アクチュエーターを前記第1速度よりも速い第2速度で駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅Xの情報を、前記絞りで設定可能な開口径ごとに記憶する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の絞り制御装置。
  25. 前記絞り制御情報記憶部は、前記アクチュエーターを第1速度で前記絞りを開く方向に駆動した場合に目標開口径になる前記アクチュエーターの駆動停止位置Aの情報、及び、前記アクチュエーターを第1速度で前記絞りを閉じる方向に駆動した場合に目標開口径になる前記アクチュエーターの駆動停止位置Aの情報、並びに、前記アクチュエーターを前記第1速度よりも速い第2速度で前記絞りを開く方向に駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅Xの情報、及び、前記アクチュエーターを前記第2速度で前記絞りを閉じる方向に駆動して目標開口径にした場合に生じる開口径のバラツキ幅Xの情報を、前記絞りで設定可能な開口径ごとに記憶する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の絞り制御装置。
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