JP6873770B2 - 反射型光学センサ及び紙葉類処理装置 - Google Patents
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Description
以下、紙葉類処理装置の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態の紙葉類処理装置は、紙葉類の一例としての紙幣に対して光源から光を照射し、紙幣からの反射光を受光センサにより受光することにより、紙幣の種類を識別する装置である。また、この装置では、紙幣の種類の識別に加え、例えば紙幣に貼着されたテープ片等、紙幣の表面に位置する検知対象も併せて検知することが可能である。なお、この装置では、光源及び受光センサは防塵性の筐体に収容されており、この筐体には、光源と紙幣との間の光路上、及び、紙幣と受光センサとの間の光路上には透光性を有する透明部材の一例としての透明カバーが設けられている。透明カバーは、光源に対向する面において光源から照射された光が反射することがあり、こうして反射された光は受光センサにノイズとして入射してしまう。そこで、本実施の形態では、透明部材から反射された光と、紙幣から反射した光との入射角度の差分を拡大し、これらの光のうち、紙幣から反射した光を受光センサにて選択的に受光しやすくしている。これにより、受光センサに入射する光のS/N比を増大させて、紙幣の表面に位置する検知対象に対する検知精度を高めている。
図2に示すように、反射型光学センサ130は、防塵性の筐体130Sを有しており、筐体130Sには光源131と受光部132とが収容されている。筐体130Sにおける光源131と受光部132との間となる位置には、光源131から照射された光が受光部132に対して直接入射することを防止するための遮蔽部材134が設けられている。また、筐体130Sにおける光源131と紙幣10との間の光路上に位置する部位には、透明カバー133が設けられている。
図4(a)は、本実施の形態の反射型光学センサ130における透明カバー133の構成を実線で示すとともに、比較例の反射型光学センサ130Aにおける透明カバー133Aの構成を二点鎖線で示している。また、同図は、各々の反射型光学センサ130,130Aについて、光源131,131Aの光軸方向に入射した後に紙幣10を経由して受光部132に至る光路を各対応する線種で併せて示している。この比較例の反射型光学センサ130Aは、透明カバー133Aの第1の面S1Aだけでなく第2の面S2Aも併せて紙幣10の搬送方向と平行に延びる平坦面となっている点で本実施の形態の反射型光学センサ130とはその構成が異なる。
(1)透明カバー133において光源131側に位置する第2の面S2は、光源131と紙幣10との間の光路上に位置する面部位が光源131から透明カバー133の第2の面S2への光の入射角を大きくするように紙幣10の搬送方向に対して傾斜している。そのため、透明カバー133の第2の面S2が紙幣10の搬送方向に対して平行な場合と比較して、光源131から透明カバー133の第2の面S2にて反射した光の進行方向が大きく変化する。その結果、光源131から透明カバー133の第2の面S2にて反射した光の進行方向と、紙幣10から反射して透明カバー133の第2の面S2から射出される光の進行方向とが大きく乖離する。したがって、こうした反射光が受光部132によりノイズとして受光されにくくなる。これにより、紙幣10の表面に位置する検知対象を的確に検知することが可能となる。
次に、紙葉類処理装置の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、第2の実施の形態は、反射型光学センサにおける透明部材の構成が第1の実施の形態と異なる。したがって、以下の説明においては、第1の実施の形態と相違する構成について主に説明し、第1の実施の形態と同一の又は相当する構成については重複する説明を省略する。
(5)透明カバー233の第2の面S2は、光源131と紙幣10との間の光路上に位置する第1の面部位S2αが光源131から透明カバー233への光の入射角を小さくするように紙幣10の搬送方向に対して傾斜している。そして、この第1の面部位S2αの延長面SX上よりも光源131の照射方向の前方側に受光部132が位置する。そのため、光源131から透明カバー233の第2の面S2にて反射した光は、受光部132によりノイズとして受光されない。これにより、紙幣10の表面に位置する検知対象を的確に検知することが可能となる。
なお、上記各実施の形態は、以下のような形態にて実施することもできる。
・上記各実施の形態においては、透明カバー133,233の第1の面S1が紙幣10の搬送方向と平行に延びる平坦面をなすように構成されていた。これに代えて、図8に示すように、透明カバー333の第1の面S1が紙幣10の搬送方向の上流側から下流側に向けて紙幣10の搬送経路から離間するように傾斜した面部位S1αと紙幣10の搬送経路に近接するように傾斜した面部位S1βとが連続して構成されてもよい。この場合、透明カバー333の第1の面S1のうち、光源131と紙幣10との間の光路上に位置する面部位S1βは、紙幣10の搬送経路から離間するように傾斜している。この構成では、先の図7に示した透明カバー333の第1の面S1が紙幣10の搬送方向と平行な構成と比較して、光源131から透明カバー333に入射して第1の面S1において反射する光の進行方向が、透明カバー333の第2の面S2の第1の面部位S2αに沿う方向において受光部132から離れるようになる。そのため、透明カバー333の第1の面S1において反射した光は、受光部132によりノイズとして受光され難くなる。これにより、紙幣10の表面に位置する検知対象をより一層的確に検知することが可能となる。
Claims (6)
- 紙葉類の表面に位置する検知対象を光学的に検知する紙葉類処理装置であって、
前記紙葉類に対して光を照射する光源と、
前記光源と前記紙葉類との間の光路上に配置される透明部材と、
前記紙葉類から反射した光を前記透明部材を介して受光する受光部と、
を備え、
前記透明部材は、
前記紙葉類の搬送経路に対向する面である第1の面と、
前記第1の面とは反対側の面であって、前記光源と前記紙葉類との間の光路上に位置する面部位が前記紙葉類の搬送方向と平行に延びる平坦面と比べて前記光源から前記透明部材への光の入射角を大きくするように前記紙葉類の搬送方向に対して傾斜している第2の面と
を有し、
前記第1の面の少なくとも一部が前記搬送方向と平行に延びる平坦面である
ことを特徴とする紙葉類処理装置。 - 紙葉類の表面に位置する検知対象を光学的に検知する紙葉類処理装置であって、
前記紙葉類に対して光を照射する光源と、
前記光源と前記紙葉類との間の光路上に配置される透明部材と、
前記紙葉類から反射した光を前記透明部材を介して受光する受光部と、
を備え、
前記透明部材は、
前記紙葉類の搬送経路に対向する面である第1の面と、
前記第1の面とは反対側の面であって、前記光源と前記紙葉類との間の光路上に位置する第1の面部位が前記紙葉類の搬送方向と平行に延びる平坦面と比べて前記光源から前記透明部材への光の入射角を小さくするように前記紙葉類の搬送方向に対して傾斜するとともに、前記紙葉類と前記受光部との光路上に位置する第2の面部位が前記第1の面部位と同一の傾斜方向に前記紙葉類の搬送方向に対して前記第1の面部位よりも小さな角度で傾斜するか、又は、前記第1の面部位とは異なる傾斜方向に前記紙葉類の搬送方向に対して傾斜する第2の面と
を有し、
前記受光部は、前記透明部材の前記第1の面部位の傾斜方向に沿う延長面上よりも前記光源からの光の照射方向の前方側に位置する
ことを特徴とする紙葉類処理装置。 - 前記透明部材の前記第2の面に対する前記光源からの光の入射角は、前記光源から前記透明部材に入射する光のうち、光の入射面内で光の進行方向と垂直な方向に振動するp偏光成分の前記第2の面での反射率が最小となる角度に設定されている
請求項1又は請求項2に記載の紙葉類処理装置。 - 前記光源と前記透明部材との間に設けられ、前記光源から前記透明部材に入射する光のうち、光の入射面と垂直な方向であって光の進行方向と垂直な方向に振動するs偏光成分を選択的に遮蔽する偏光板を更に備える
請求項3に記載の紙葉類処理装置。 - 対象物に対して光を照射する光源と、
前記光源と前記対象物との間の光路上に配置される透明部材と、
前記対象物から反射した光を前記透明部材を介して受光する受光部と
を備え、
前記透明部材は、
前記対象物に対向する第1の面と、
前記第1の面とは反対側となる第2の面と
を有し、
前記第2の面は、前記光源と前記対象物との間の光路上に位置する面部位が前記対象物の搬送方向と平行に延びる平坦面と比べて前記第1の面に対して前記光源から前記透明部材への光の入射角を大きくするように前記対象物の搬送方向に対して傾斜し、
前記第1の面の少なくとも一部が前記搬送方向と平行に延びる平坦面である
反射型光学センサ。 - 対象物に対して光を照射する光源と、
前記光源と前記対象物との間の光路上に配置される透明部材と、
前記対象物から反射した光を前記透明部材を介して受光する受光部と
を備え、
前記透明部材は、
前記対象物に対向する第1の面と、
前記第1の面とは反対側となる第2の面と
を有し、
前記第2の面は、前記光源と前記対象物との間の光路上に位置する第1の面部位が、前記対象物の搬送方向と平行に延びる平坦面と比べて、前記第1の面に対して前記光源から前記透明部材への光の入射角を小さくするように傾斜するとともに、前記対象物と前記受光部との光路上に位置する第2の面部位が、前記第1の面に対して前記第1の面部位と同一の傾斜方向に前記第1の面部位よりも小さな角度で傾斜するか、又は、前記第1の面に対して前記第1の面部位とは異なる傾斜方向に傾斜し、
前記第1の面は、前記第2の面の傾斜に追従する形状を有する
反射型光学センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017053402A JP6873770B2 (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | 反射型光学センサ及び紙葉類処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017053402A JP6873770B2 (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | 反射型光学センサ及び紙葉類処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018156457A JP2018156457A (ja) | 2018-10-04 |
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Family
ID=63717291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017053402A Active JP6873770B2 (ja) | 2017-03-17 | 2017-03-17 | 反射型光学センサ及び紙葉類処理装置 |
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JP7371866B2 (ja) * | 2020-03-13 | 2023-10-31 | ローレルバンクマシン株式会社 | 識別ユニット |
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2017
- 2017-03-17 JP JP2017053402A patent/JP6873770B2/ja active Active
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