JP2007079633A - 紙葉類判定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 紙葉類に埋設されたセキュリティスレッドを確実に検知することのできる紙葉類判定装置を提供する。
【解決手段】 A反射検知部150の光源301から放射された光を集光レンズ302で集光し、紙葉類110のA面(表面)を照射し、その反射光を光学レンズ304、近赤外線透過フィルタ305を通して光電センサ(CCD)305に結増させる。同様にB反射検知部151では、紙葉類110のB面(裏面)を照射し、その反射光を光電センサ(CCD)305に結増させる。当該セキュリティスレッドが紙葉類110に埋設されている場合、A反射検知部150の読取画像は千鳥状に検知され、B反射検知部151の読取画像は直線状に検知される。また、磁気検知部153ではセキュリティスレッドの磁性体量が検知される。
【選択図】 図1
【解決手段】 A反射検知部150の光源301から放射された光を集光レンズ302で集光し、紙葉類110のA面(表面)を照射し、その反射光を光学レンズ304、近赤外線透過フィルタ305を通して光電センサ(CCD)305に結増させる。同様にB反射検知部151では、紙葉類110のB面(裏面)を照射し、その反射光を光電センサ(CCD)305に結増させる。当該セキュリティスレッドが紙葉類110に埋設されている場合、A反射検知部150の読取画像は千鳥状に検知され、B反射検知部151の読取画像は直線状に検知される。また、磁気検知部153ではセキュリティスレッドの磁性体量が検知される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、有価証券などの紙葉類に埋設されたセキュリティスレッドを検知することによって紙葉類の良否を判定する紙葉類判定装置に関する。
近年では、紙葉類の真偽性能を高めるために、セキュリティスレッドを千鳥状に埋設してある。従来、これら紙葉類に埋設されたセキュリティスレッドを検知する手段として、セキュリティスレッドの導通特性・磁気特性を検知する方法、又は光の反射率及び透過率を検出することによってセキュリティスレッドの有無を検知し、良否判定していた(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−215223号公報 (第1頁、図4)
しかしながら、オフセット印刷又はカラーコピーした模造券の目視できるセキュリティスレッド部分に、導電性のある導電材、磁気特性を示す磁性材、又は反射率の高い反射材を加えることによって偽券を真券と誤判定することがあるという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、紙葉類に埋設されたセキュリティスレッドを確実に検知することのできる紙葉類判定装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明の紙葉類判定装置は、搬送路上にある紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される前記紙葉類上面のセキュリティスレッドの反射光を検知する第1の反射検知手段と、前記搬送手段によって搬送される前記紙葉類下面のセキュリティスレッドの反射光を検知する第2の反射検知手段と、前記紙葉類のセキュリティスレッドの特性を検知する特性検知手段と、前記第1の反射検知手段及び前記第2の反射検知手段の出力信号が異なることを検知する反射検知処理手段と、前記特性検知手段の出力信号から特性を検知する特性検知処理手段と、前記第1の反射検知手段、前記第2の反射検知処理手段、及び前記特性検知処理手段の結果に基づいて前記紙葉類に埋設されたセキュリティスレッドを判定する総合判定処理手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、紙葉類に埋設されたセキュリティスレッドを確実に検知することができる紙葉類判定装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例による紙葉類判定装置100の概略側断面図である。紙葉類判定装置100には、紙葉類110を搬送するための搬送部(搬送手段)が設けられている。この搬送部は、駆動力を備えた搬送ローラ130・132、搬送路101に対して搬送ローラ130・132の相対抗する位置に配置されたピンチローラ129・131、及び搬送ベルト133から構成される。搬送ベルト133によって上記搬送ローラ130・132、及びピンチローラ129、131が互いに連結され、この搬送ベルト間に挟持された紙葉類110は搬送路上を図示矢印A方向に搬送される。
また、後述する被検出物体である紙葉類110は、搬送方向に対して直交する方向の何れか一方のみ挟持され、他方は紙葉類110の下部が穴あき搬送ベルトに吸着されて搬送される。これは、被検出物体の検出面(後述するA面)を可能な範囲で広く見るためである。
このようにして搬送された紙葉類110は、搬送方向上流から下流に向かって搬送路101の上部に配置されたA反射検知部(第1の反射検知手段)150、搬送路の下部に配置されたB反射検知部(第2の反射検知手段)151、セキュリティスレッドの特性を検知する特性検知手段である磁気検知部152によって紙葉類110に埋設されたセキュリティスレッドが検知される。なお、このセキュリティスレッドの特性を検知する特性検知手段は、被検出物体の材質がアルミニューム(Al)などの金属である場合はアルミニューム検知部が用いられる。本実施例ではセキュリティスレッドの特性を検知する特性検知手段として上述した磁気検知部152を用いている。
A反射検知部150及びB反射検知部151は、被検出物体である紙葉類110に光を照射し、その反射光を検知して紙葉類に埋設されているセキュリティスレッドを検出するもので、A反射検知部150は紙葉類110のA面(上面)を検知し、B反射検知部151は紙葉類110のB面(下面)を検知する。A反射検知部150、B反射検知部151は同様に構成されているため、A反射検知部150についてその構成を説明する。
A反射検知部150には、搬送路101の上部に配置されて、被検出面の反射光を検知する反射光学系300が設けられている。さらに、この被検出面の直近で、かつ、搬送路101の相対抗する位置に被検出面と平行に配置された白色反射板303が設けられている。従って、この場合、この白色反射板303は搬送路101の下部に配置される。
反射光学系300は、投光部、受光部、光学ガラス308、及びこれらを収納する本体から構成される。
投光部には、ハロゲンランプなどの光源301、集光レンズ302が備えられ、これらが搬送路101に対して斜め上方に配置されている。このように構成された投光部から放射された光によって、搬送面と平方な被検出面が照射される。
投光部には、ハロゲンランプなどの光源301、集光レンズ302が備えられ、これらが搬送路101に対して斜め上方に配置されている。このように構成された投光部から放射された光によって、搬送面と平方な被検出面が照射される。
受光部には、光学レンズ304、近赤外線透過フィルタ305、光電センサ(CCD)306、センサ信号処理基板307が備えられ、被検出面の中心の垂直方向に配置されている。
白色反射板303は、上記被検出面の直近の下部に配置される。また、この白色反射板303は、上記投光部からの照射光を常時受けるため、経年変化の少ない材質が使用される。
次に、この反射検知部300の動作を説明する。図1は、搬送された紙葉類110がA反射検知部150の下に位置した状態を示している。
光源301から放射された光は、集光レンズ302で集光され光学ガラス308を透過して紙葉類110の表面を照射し、その反射光は光学ガラス308を透過して光学レンズ304に入射する。光学レンズ304は、例えば像を1:1の倍率で結像するロッドアレイあるいは、像を縮小して結象する球面レンズなどが使用される。光学レンズ304を通った反射光は近赤外線領域を通過させる近赤外線透過フィルタ305を通過して光電センサ(CCD)306によって受光される。
なお、紙葉類110が上述した位置にない場合は、白色反射板303が照明され、その反射光が光学ガラス308を透過して光学レンズ304に入射する。白色反射板303は、この白色反射板303の反射率と、上記紙葉類110の表面の反射率とが大きく違わない程度の材質が使用される。また、この白色反射板303は、その反射光が白基準となるため、上述したように経年変化の少ない材質が好適である。
光電センサ306によって受光された光は、電気信号に変換された後、センサ信号処理基板307で増幅される。このようにして検知されたA反射検知部150の出力信号は、後述する反射検知処理回路部153に入力される。
B反射検知部151には、搬送路101の下部に配置された反射光学系300、搬送路101の上部に配置された白色反射板303が設けられている。B反射検知部151の動作は、上述したA反射検知部150の動作と同様であるため、同一部分には同一の符号を付けてその説明を省略し、異なる部分の説明を行う。
B反射検知部151は、A反射検知部150同様、光源301から放射された光は、光電センサ(CCD)306によって受光される。
光電センサ306によって受光された光は、電気信号に変換された後、センサ信号処理基板307で増幅される。このようにして検知されたB反射検知部151の出力信号は、後述する反射検知処理回路部に入力される。
磁気検知部152は、搬送される紙葉類110と接触して、紙葉類に埋設されているセキュリティスレッドに蒸着されている磁性体量を検出し、磁性体量に比例した電気信号に変換する(詳細は、後述する。)。このようにして検知された磁気検知部152の出力信号は、後述する磁気検知部処理回路に入力される。
図2は、本実施例の被検出物である紙葉類110のセキュリティスレッドを示す図である。図2(A)は、紙葉類110のA面及びB面を示す図である。A面は、紙葉類の表面である。本実施例では、このA面を上面にして搬送される。従って、上述したA反射検知部150は、このA面の反射光によってセキュリティスレッド111を検知する。
なお、図2(B)に示すように紙葉類110のA面には磁性体を蒸着したセキュリティスレッド111が千鳥状に埋設されているのを目視確認できる。このセキュリティスレッドは磁性体(金属)が蒸着されており、近赤外線光での反射率が紙葉類の反射率に比べて低い材料で構成されている。
また、図2(C)に示す図2(B)のB−B断面図を見れば明らかなように、A面から概略紙葉類の1/2厚の範囲でセキュリティスレッド111が千鳥状に埋設されているために、A面からは目視できるが図2(D)に示すようにB面からは目視確認することは難しい。
このように、セキュリティスレッド111は、人間が容易に真偽判別できるように、通常はA面から目視確認できるようにし、そのセキュリティ性能を向上していることが多い。従って、本実施例でも、このような場合を検知条件としている。
図3は、A反射検知部150又はB反射検知部151の反射光学系300を説明する図である。光源301から放射された光は、反射ミラー301aによって集光レンズ302に導かれる。集光レンズ302は、被検出面Dを含む照明エリア112の範囲を概略均一に照明する。図3に示した例では、被検出面Dにセキュリティスレッド111が到達する直前が示されている。
照明エリア112の搬送方向の照明長さL2は、光電センサ306のスキャン位置である被検出面Dが光学系の組み立て誤差によって変動する範囲を含む程度に設定される。また、この搬送方向の照明長さL2を狭めることによって、照明の効率を上げることが出来る。
照明エリア112の搬送方向と直交する方向の照明長さL1は、検出する紙葉類110の搬送方向と直交する方向の長さ(幅)、及び搬送方向と直交する方向の搬送ずれを考慮し、通常は、被検出物である紙葉類110の幅よりも広く設定される。従って集光レンズ302には、長尺なものが用いられる。
また、セキュリティスレッド111は、紙葉類110の幅方向の両端に達するまで埋設されている場合が多い。
搬送方向左側の搬送ベルト133Lは、上下2本の搬送ベルトで紙葉類110を挟持しているが、搬送方向右側の搬送ベルト133Rは紙葉類110の下側にのみ配置されており、ベルトに設けられた穴133Hを用いて図示しない吸入装置(図示しない)によって穴の下側から紙葉類110を吸着してベルト133Rに密着させ図示矢印Aの方向に搬送する。搬送ベルト133Lと搬送ベルト133Rの配置位置を交換しても紙葉類110を搬送するには同様の効果が得られることは当然であることから、A反射検知部150とB反射検知部151では、搬送ベルト133Lと搬送ベルト133Rの配置位置を交換して検知する。
図4は、本実施例のA反射検知部150及びB反射検知部151によって検知したセキュリティスレッドの読取画像を示す。図4(A)は、A反射検知部150の読取画像であり、図示したように千鳥状に配置されたセキュリティスレッド111が検出される。すなわち、A反射検知部150で検知されたセキュリティスレッド111は千鳥状に配置された磁性体(金属)蒸着であるため、金属蒸着部分が近赤外線を吸収するため、近赤外線による反射率が紙葉類部分の反射率より低くなり、4(A)に示すように目視確認と同様にセキュリティスレッド111が検知される。
図4(B)は、B反射検知部151の読取画像であり、図示したように千鳥状に配置されたセキュリティスレッド111の白色反射板エリアの部分のみ検出される。これは、紙葉類110の白色反射板303からの反射光がセキュリティスレッド111の基材(磁性体を蒸着するためのセキュリティスレッドのベース材のこと)で吸収されるため、千鳥状にはならず直線状に検出される。なお、セキュリティスレッド111を検知する検知範囲Wが設定されており、この範囲内でセキュリティスレッドが検知された場合を良判定とする。
図5は、本実施例の磁気検知152部及び磁気検知部152で検知される磁気出力信号を示す。図5(A)は、磁気センサを用いてセキュリティスレッド111の磁性を検知する場合の一例である。
磁気検知部152は、一方の極(例えば、N極)が紙葉類110の表面と相対向するように配置された永久磁石51、この永久磁石51の一方の極(例えば、N極)上に密着固定された検出用ホール素子(第1のホール素子)52、永久磁石51の他方の極(例えば、S極)上に密着固定された補償用ホール素子(第2のホール素子)53、永久磁石51のS極側を固定するベース55、および、検出用ホール素子52および永久磁石51を囲繞してベース55に固定された保護用ケース54により構成されている。
保護用ケース54は、検出用ホール素子52を保護するとともに、埃や磁製粉などが永久磁石51やホール素子52上に直接付着するのを防止するためのもので、非磁性体(例えば、リン青銅など)で構成されている。
このような構成において、永久磁石51のN極から出力された磁力線はS極に戻るが、その磁力線の一部はホール素子52、53をそれぞれ貫通する。この際、ホール素子52、53の図示していない各電源端子に概略同等の電圧あるいは電流を印可することにより、ホール素子52、53の図示していない各信号端子に磁束密度に比例した電圧が出力される。
検出用ホール素子52と補償用ホール素子53は、永久磁石51のN極、S極の対称位置に設置して概略同等の磁束密度下にあるため、概略等しい電圧が出力される。永久磁石51は、ホール素子52、53に一定のバイアス磁界を付与するもので、このバイアス磁界が紙葉類110上の磁性体により乱されて検出用ホール素子52を貫通する磁束密度が増減する。この磁束密度の増減が検出用ホール素子52の出力信号の増減となる。このホール素子52の出力信号を、補償用ホール素子53との差動増幅器(図示しない)を用いて取り出すと図5(B)に示す磁気信号が出力される。この出力信号は、セキュリティスレッドが磁性体を含む場合に検出できる。
上述した磁性体の検出方法は、この方法に限ったものではなく、例えば、磁束発生手段を別に設けておき、発生した磁束によって被検出物の磁性体を磁化し、その中に被検出物である紙葉類110を投入し、磁気ヘッドを用いて磁束の乱れを検知する方法もある。この場合も、上述した磁気センサを用いた場合と同様にセキュリティスレッド111の磁性を検出することが出来る。
図6は、紙葉類判定装置の処理ブロック図である。上述したようにA判定検知部150の判定結果及びB判定検知部151の判定結果は、反射検知処理回路部(反射検知処理手段)153に入力される。一方、磁性検知部152の判定結果は、磁性検知処理回路部(磁気検知処理手段)154に入力される。
反射検知処理回路部(反射検知処理手段)153では、紙葉類110に埋設されたセキュリティスレッドの一方面の近赤外線での反射率が紙葉類の反射率に比べて低反射率の材料で千鳥状に構成され、かつ、他方の面が紙葉類である場合、A反射検知部の読取画像が図4(A)に示すように千鳥状に検知され、B反射検知部の読取画像が図4(B)に示すように直線状に検知される。さらに、このセキュリティスレッド111が検知された位置が設定された検知範囲W内にある場合に良判定を行う。この判定結果は総合判定処理回路部155に入力される。
また、磁性検知処理回路部(磁気検知処理手段)154では、当該紙葉類110のセキュリティスレッドの磁性体量による磁気信号Mが図5(B)に示すように検知される。この検知された磁気信号Mの大きさが設定された範囲(LLV≦M≦HLV)にある場合に良判定を行う。この判定結果は、総合判定回路部155に入力される。
総合判定処理回路155は、反射検知処理回路部153から出力された判定結果と、磁気検知処理回路部154から出力された判定結果とから当該紙葉類に埋設されたセキュリティスレッド111に関する総合判定を行い紙葉類の良否を判別する。
51 永久磁石
52 検出用ホール素子
53 補償用ホール素子
101 搬送路
110 紙葉類
111 セキュリティスレッド
129、131 ピンチローラ
130、132 搬送ローラ
133 搬送ベルト
150 A反射検知部
151 B反射検知部
152 磁気検知部
300 反射光学系
301 光源
302 集光レンズ
303 白色反射板
304 光学レンズ
305 近赤外線透過フィルタ
306 光電センサ
307 センサ信号処理基板
308 光学ガラス
52 検出用ホール素子
53 補償用ホール素子
101 搬送路
110 紙葉類
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129、131 ピンチローラ
130、132 搬送ローラ
133 搬送ベルト
150 A反射検知部
151 B反射検知部
152 磁気検知部
300 反射光学系
301 光源
302 集光レンズ
303 白色反射板
304 光学レンズ
305 近赤外線透過フィルタ
306 光電センサ
307 センサ信号処理基板
308 光学ガラス
Claims (6)
- 搬送路上にある紙葉類を搬送する搬送手段と、
この搬送手段によって搬送される前記紙葉類上面のセキュリティスレッドの反射光を検知する第1の反射検知手段と、
前記搬送手段によって搬送される前記紙葉類下面のセキュリティスレッドの反射光を検知する第2の反射検知手段と、
前記紙葉類のセキュリティスレッドの特性を検知する特性検知手段と、
前記第1の反射検知手段及び前記第2の反射検知手段の出力信号が異なることを検知する反射検知処理手段と、
前記特性検知手段の出力信号から特性を検知する特性検知処理手段と、
前記第1の反射検知手段、前記第2の反射検知処理手段、及び前記特性検知処理手段の結果に基づいて前記紙葉類に埋設されたセキュリティスレッドを判定する総合判定処理手段と、
を備えたことを特徴とする紙葉類判定装置。 - 前記搬送路の上部に配置された前記第1の反射検知手段及び前記搬送路の下部に配置された前記第2の反射検知手段はそれぞれ、
前記被検出面の反射光を検知する反射光学系と、
前記被検出面の直近で、かつ前記搬送路の相対抗する位置に、前記被検出面と平行に配置された白色反射板と、
を備え、
前記反射光学系は、前記紙葉類が前記被検出面に到達する前は前記白色反射板の反射光を受光して白基準とし、前記紙葉類が前記被検出面に到達した場合には、この紙葉類の反射光を検知するとこを特徴とする請求項1記載の紙葉類判定装置。 - 前記反射光学系は、
前記被検出面を照射する光源と、
この光源によって照射される被検出面の中心から垂直方向に配置され、かつ、この被検出面で反射された反射光を集光するレンズと、
このレンズを通過した光の中の近赤外線を通過させる近赤外線透過フィルタと、
この近赤外線透過フィルタを通過した光を受光する受光手段と
を備えたことを特徴とする請求項2記載の紙葉類判定装置。 - 前記反射検知処理手段は、
前記紙葉類に埋設されたセキュリティスレッドの一方の面の近赤外線での反射率が紙葉類の反射率に比べて低反射率の材料で千鳥状に構成され、かつ、他方の面が紙葉類である場合に、前記セキュリティスレッドの一方の面を検知した前記第1の反射検知手段が前記紙葉類の所定の位置に千鳥状体を検知し、前記他方の面を検知した前記第2の反射検知手段が前記紙葉類の所定の位置に直線状体を検知したときセキュリティスレッドが埋設されていると判定することを特徴とする請求項1記載の紙葉類判定装置。 - 前記特性検知手段は、
磁気検知又は金属検知によってセキュリティスレッドの特性を検知するものであることを特徴とする請求項1記載の紙葉類判定装置。 - 前記総合判定処理手段は、
前記反射検知処理手段によって前記紙葉類にセキュリティスレッドが検知され、かつ、前記磁気検知処理手段によっても当該紙葉類にセキュリティスレッド検知された場合に、当該紙葉類にセキュリティスレッドが埋設されていると判定することを特徴とする請求項1記載の紙葉類判定装置。
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JP2005262842A JP2007079633A (ja) | 2005-09-09 | 2005-09-09 | 紙葉類判定装置 |
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---|---|---|---|---|
KR101037696B1 (ko) * | 2008-01-18 | 2011-05-30 | 이희영 | 은선감지장치의 제어방법 |
EP3712864A1 (en) * | 2019-03-19 | 2020-09-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Paper sheet processing apparatus and paper sheet processing method |
-
2005
- 2005-09-09 JP JP2005262842A patent/JP2007079633A/ja not_active Abandoned
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