JP6873437B2 - 変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析方法、及びその装置とシステム - Google Patents

変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析方法、及びその装置とシステム Download PDF

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本発明は土木工学における解析の方法及びその装置とシステムに関し、特に、変位量が引起すトンネル裏張りの応力変化の解析に応用される。
トンネルの裏張りとは、トンネルの表面を煉瓦、石、コンクリート、鋼線、鋼筋、鋼繊維等の材料で構成した人工の構造である。近代におけるトンネルの製造とは、トンネル工事の際継続的にトンネルの変形に対し観測を行い、変形の傾向が安定するのを待って裏張り作業を行い、裏張りの美しさと作業時の防護効果を保つといったもので、理論上この際に過大な応力が加わることは無かった。しかし、台湾では三分の二程度のトンネルが開通後に裏張りの異常が見られており、中でも変形と裂け目は常見される。そのため近年の研究では裏張りの変位と裂け目が注目され、またこれらはトンネル構造の劣化の主因としての重要指標と見なされている。
周知のトンネルの変位を解析する方法とは、その多くが観測断面自身の変形行為に注目するものである。しかし近年における、トンネルの三次元絶対変位の観測データに関する解析の成果からわかることは、単一の観測断面上で確認される内向き圧縮または外向き突出といった二次元の変形行為のみならず、観測断面間にも三次元変形が存在する点である。従来、断面の変形は局部範囲内での裏張りの裂け目にしか影響しないと考えられていたが、現地では数メートル乃至数十メートルにわたって延伸する斜向き、縦向き等の型態の裂け目が観察され、これらは隣合う観測断面の相対変位によって引起されたものとなっている。
周知のトンネルの裏張り裂け目の型態のシミュレーションでは、二次元または三次元のトンネル数値模型が構築され、外力や変位条件を提供することでトンネルのひずみ及び応力分布を獲得している。この時連続体解析が用いられ、弾塑性の構成率によりトンネルの裏張りを描写し、塑性に進入する部分を裏張り材料の裂け目の発生と見なす方法が採られる。シミュレーション結果は、実地のトンネルに観測された地表陥没量、トンネル内空の変位と比較されることで、または屋内でのトンネルの縮尺模型試験で観測された応力−ひずみ曲線と比較されることで、数値模型の認証が行われるものとできる。言い換えれば、周知の技術の多くは、トンネル内の複数の点の応力−応力変化曲線を通じて、またはトンネル内やトンネル上方にある複数個所の位置の変位を通じて数値模型の正確さを確認し、トンネルの裂け目が発生した位置については数値模型中における塑性区域に進入したセルによって示されるというものであるが、シミュレーション結果と実際のトンネルの裂け目の型態との直接の対比が行われるといったことは稀である。
本発明の主な目的は、変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析方法の提供であり、この方法はステップS1、ステップS2、ステップS3を含む。ステップS1ではシミュレーション模型が提供され、前記シミュレーション模型は三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含む。ステップS2では、複数の前記断面の変位量測量値に基づき、前記トンネルユニットの相対変位量及び前記変位形態の構成量を計算し、且つ前記裏張りの応力変化の値を獲得する。ステップS3では、裏張り応力変化トンネル壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得する。
本発明は変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析方法であり、そのうち、前記壁面は裏張り壁面であり、前記変位量は前記裏張り壁面の異なる時間での空間位置の変化であり、断面はトンネルにおける変位量測定のための測標の観測横断面であり、前記断面はトンネルの変形現象を測定するのに十分な数量の複数個の観測点を含み、前記トンネルユニットは二つのトンネル観測断面を境界とするトンネル範囲であり、前記断面の全観測点の異なる時間での空間位置の変化の集合は断面変位量であり、特定の断面の変化量は変位形態であり、変位形態は断面剛体運動及び断面変形となり、そして前記変位形態は既知の変位量及び裏張り応力変化に対応している。断面剛体運動は、全ての前記観測点が一致して等量移動を行う平行移動変位形態と、全ての前記観測点が断面の中心に対し一致して等量回転を行う回転変位形態を含み、断面変形変位形態は、断面観測点が前記断面中心に相対して拡大または縮小する均等な変形変位形態、及び前記断面中心に相対する変形が楕円形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が三角形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が四辺形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が五辺形の変形変位形態、乃至は前記断面中心に相対する変形が多辺形の変形変位形態の複数種の変位形態を含む。且つ三次元空間中のトンネル内において、通行方向は軸方向、重力方向は垂直方向、そして軸方向及び垂直方向と直交する方向が横方向となり、前記三次元空間における断面剛体運動は、軸方向の平行移動、横方向の平行移動、垂直方向の平行移動、軸方向に相対する回転、横方向軸に相対する回転、垂直軸に相対する回転を含む。
本発明は変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析方法であり、ステップS1はステップS10、ステップS11、ステップS12、ステップS13、ステップS14、ステップS15を含む。ステップS10では初期シミュレーション模型を構築し、且つ前記シミュレーション模型は三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含む。ステップS11ではそれぞれ剛体運動変位形態の断面変位量を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を得る。ステップS12では前記初期シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、前記測量変数がここではトンネル壁面変 位であり、均等でなければステップS10に移行し、均等であればステップS13を実行する。ステップS13ではそれぞれ変形変位形態の断面変位量を前記シミュレーション模型の境界に加え、トンネルユニットの変形の応力変化を得る。ステップS14では前記初期シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、前記測量変数が ここではトンネル壁面変形であり、均等でなければステップS10に移行し、均等であればステップS15を実行する。ステップS15では変位形態シミュレーションの結果に基づきシミュレーション模型を構築する。
本発明は変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析方法であり、ステップS2は、ステップS20、ステップS21、第一組ステップであるステップS22a、ステップS23a、ステップS24a、及び第二組ステップであるステップS22b、ステップS23b、ステップS24b、そして第一組ステップ及び/または第二組ステップの実行後におけるステップS25を含む。ステップS20では複数の前記断面の変位の測量値を獲得する。ステップS21では複数の前記断面の変位の測量値の変位形態構成量を獲得する。ステップS22aでは前記変位形態構成量に基づいて、断面剛体運動に属する変位形態の構成量を獲得する。ステップS23aではトンネルユニットの境界とする前記断面剛体運動に基づいて、前記トンネルユニットの相対剛体運動構成量を獲得し、且つ前記構成量に基づいて前記相対剛体運動の種類を順序付けする。ステップS24aでは前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記相対剛体運動の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を獲得する。ステップS22bでは前記変位形態構成量に基づいて、断面変形に属する変位形態の構成量を獲得する。ステップS23bではトンネルユニットの境界とする断面変形に基づいて、前記トンネルユニットの変形構成量を獲得し、且つ前記構成量に基づいて変形形態を順序付けする。ステップS24bでは前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ同時に前記変形形態の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、トンネルユニット変形の応力変化を得る。ステップS25では、ステップS24aにおける前記シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等であればステップS3を実行し、均等でなければステップS24aを実行し、そして、ステップS24bにおける前記シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等であればステップS3を実行し、均等でなければステップS24bを実行する。
本発明は変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析方法であり、ステップS3は、ステップS30、ステップS31、ステップS32、ステップS33、ステップS34を含む。ステップS30では前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、前記トンネルユニットの境界の断面変位の測量値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの断面変位測量値によって引起された応力変化の総量を得る。ステップS31では前記初期シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等であればステップS32を実行し、均等でなければステップS34を実行する。ステップS32では裏張り応力が強度を超過する位置と裏張り裂け目位置がマッチするか否かを判断し、マッチすればステップS34を実行し、マッチしなければステップS33を実行する。ステップS33では分析の結果が裏張り応力が強度に近く且つ強度を超過しないものを獲得し、六種類の相対剛体運動の量値及び多種類の変形形態が対応する境界変位量、変形量入力順序を減少させ、裏張り応力が強度を超過する位置と裏張り裂け目位置がマッチした後、ステップS30を実行する。ステップS34ではトンネルユニットの裏張り応力の増加量及び変位量を分析した結果を獲得する。
本発明は更に、変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置を提供し、これは測量ユニット及びプロセッサユニットを含む。前記測量ユニットは複数の断面の変位量を測量することで複数の前記断面の変位量測量値を獲得し、前記プロセッサユニットは測量ユニットに接続される。前記プロセッサユニットは三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含むシミュレーション模型によって、複数の前記断面の変位量測量値に基づいて前記トンネルユニットの相対変位量及び前記変位形態の構成量を計算し、且つ前記裏張りの応力変化の値を得る。その後裏張り応力変化と前記壁面の裂け目分布を対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得する。
本発明は変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置であり、そのうち、前記壁面は裏張り壁面であり、前記変位量は前記裏張り壁面の異なる時間での空間位置の変化であり、断面はトンネルにおける変位量測定のための測標の観測横断面であり、前記断面はトンネルの変形現象を測定するのに十分な数量の複数個の観測点を含み、前記トンネルユニットは二つのトンネル観測断面を境界とするトンネル範囲であり、前記断面の全観測点の異なる時間での空間位置の変化の集合は断面変位量であり、特定の断面の変化量は変位形態であり、変位形態は断面剛体運動及び断面変形となり、そして前記変位形態は既知の変位量及び裏張り応力変化に対応している。断面剛体運動は、全ての前記観測点が一致して等量移動を行う平行移動変位形態と、全ての前記観測点が断面の中心に対し一致して等量回転を行う回転変位形態を含み、断面変形変位形態は、断面観測点が前記断面中心に相対して拡大または縮小する均等な変形変位形態、及び前記断面中心に相対する変形が楕円形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が三角形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が四辺形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が五辺形の変形変位形態、乃至は前記断面中心に相対する変形が多辺形の変形変位形態の複数種の変位形態を含む。且つ三次元空間中のトンネル内において、通行方向は軸方向、重力方向は垂直方向、そして軸方向及び垂直方向と直交する方向が横方向となり、前記三次元空間における断面剛体運動は、軸方向の平行移動、横方向の平行移動、垂直方向の平行移動、軸方向に相対する回転、横方向軸に相対する回転、垂直軸に相対する回転を含む。
本発明は変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置であり、三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含む前記シミュレーション模型の構築は、前述のステップS10乃至ステップS15を含む。
本発明は変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置であり、複数の前記断面の変位量測量値に基づいて前記トンネルユニットの相対変位量及び前記変位形態の構成量を計算し、且つ前記裏張りの応力変化の値を得ることは、前述のステップS20乃至ステップS25を含む。
本発明は変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置であり、前述のステップS24における判断結果が均等である場合、裏張りの応力変化と前記壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得することは、前述のステップS30乃至ステップS34を含む。
本発明は更に、変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システムを提供し、これは測量装置とプロセッサ装置を含む。前記測量装置は複数の断面の変位量を測量することで複数の前記断面の変位量測量値を獲得し、前記プロセッサ装置は測量装置に接続される。前記プロセッサ装置は三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含むシミュレーション模型によって、複数の前記断面の変位量測量値に基づいて前記トンネルユニットの相対変位量及び前記変位形態の構成量を計算し、且つ前記裏張りの応力変化の値を得る。その後裏張り応力変化と前記壁面の裂け目分布を対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得する。
本発明は変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システムであり、そのうち、前記壁面は裏張り壁面であり、前記変位量は前記裏張り壁面の異なる時間での空間位置の変化であり、断面はトンネルにおける変位量測定のための測標の観測横断面であり、前記断面はトンネルの変形現象を測定するのに十分な数量の複数個の観測点を含み、前記トンネルユニットは二つのトンネル観測断面を境界とするトンネル範囲であり、前記断面の全観測点の異なる時間での空間位置の変化の集合は断面変位量であり、特定の断面の変化量は変位形態であり、変位形態は断面剛体運動及び断面変形となり、そして前記変位形態は既知の変位量及び裏張り応力変化に対応している。断面剛体運動は、全ての前記観測点が一致して等量移動を行う平行移動変位形態と、全ての前記観測点が断面の中心に対し一致して等量回転を行う回転変位形態を含み、断面変形変位形態は、断面観測点が前記断面中心に相対して拡大または縮小する均等な変形変位形態、及び前記断面中心に相対する変形が楕円形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が三角形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が四辺形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が五辺形の変形変位形態、乃至は前記断面中心に相対する変形が多辺形の変形変位形態の複数種の変位形態を含む。且つ三次元空間中のトンネル内において、通行方向は軸方向、重力方向は垂直方向、そして軸方向及び垂直方向と直交する方向が横方向となり、前記三次元空間における断面剛体運動は、軸方向の平行移動、横方向の平行移動、垂直方向の平行移動、軸方向に相対する回転、横方向軸に相対する回転、垂直軸に相対する回転を含む。
本発明は変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システムであり、三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含む前記シミュレーション模型の構築は、前述のステップS10乃至ステップS15を含む。
本発明は変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システムであり、複数の前記断面の変位量測量値に基づいて前記トンネルユニットの相対変位量及び前記変位形態の構成量を計算し、且つ前記裏張りの応力変化の値を得ることは、前述のステップS20乃至ステップS25を含む。
本発明は変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システムであり、前述のステップS24における判断結果が均等である場合、裏張りの応力変化と前記壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得することは、前述のステップS30乃至ステップS34を含む。
上に記載した「発明の概要」は本発明の範囲を制限するものではなく、本発明の各種分析及び試験についての具体的な内容は、以下の「発明を実施するための形態」で詳述される。
本発明における三次元座標の定義とトンネル空間との関係を示す図である。 本発明における、変位量により裏張りの応力変化を推測して求める解析方法の流れ図である。 任意のトンネル内の複数の断面の変位量及びトンネルユニットの相対変位を示す図である。 ステップS1が含む更なるステップの流れ図である。 六種類の剛体運動変位形態及び部分変形変位形態を含む、各種変位形態を示 す図である。 トンネルユニットの前、後観測断面の構築図である。 シミュレーション模型における強制的変位の分布を示す図である。 ステップS2が含む更なるステップの流れ図である。 ステップS3が含む更なるステップの流れ図である。 各種変位形態の測量変数により引起される裏張り裂け目の型態を例示する図である。 各種変位形態の測量変数により引起される裏張り裂け目の型態を例示する図である。 トンネルユニットにおける前、後の観測断面の相対運動により引起される裏張り裂け目のシミュレーションと実際の結果を例示する図である。 本発明における変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置のブロック図である。 本発明における変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システムのブロック図である。
本発明の技術内容、目的及び効果への理解に資するために、以下に付属の図面と合わせて具体的な実施例を述べる。
図1は本発明における三次元座標の定義とトンネル空間との関係を示す図である。
図2は本発明における変位量により裏張りの応力変化を引起すシミュレーション方法の流れ図であり、ステップS1乃至ステップS3を含む。ステップS1ではシミュレーション模型が提供され、且つ前記シミュレーション模型は三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含む。特に、ステップS1では数値試験模型を構築並びに調整することができ、前記三次元模型はトンネルユニットとすることができ、且つ前記壁面はトンネルの裏張り壁面とすることができる。測量変数は断面変位量とすることができ、更に言えば各種変位形態の変位量とすることができる。図3は複数の異なる観測断面を獲得することでシミュレーション模型、断面変位量測量値等を構築する際の図である。
ステップS2では、複数の前記断面の変位量測量値に基づき、前記トンネルユニットの相対変位量及び前記変位形態の構成量を計算し、且つ前記裏張りの応力変化の値を獲得する。特に、ステップS2では前記複数の観測断面変位量の変位形態構成量を解算し、並びに前記複数の変位形態構成量に基づき、前記複数の観測断面の間にあるトンネルユニットの相対変位量を解算し、更に前記シミュレーション模型の境界に対し前記変位量測量値を加え、そして複数の前記相対変位量により生成される応力変化を得る。
ステップS3では、裏張り応力変化と前記壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得する。特に、ステップS3では裏張り応力変化が均等か否か、及びトンネルの実際の裂け目分布に基づいてシミュレーション模型を調整し、且つ裂け目分布とマッチする裏張り応力変化量を求めることができる。
図4はステップS1が含む更なるステップの流れ図である。図4が示すように、ステップS1はステップS10乃至ステップS15を含む。ステップS10では初期シミュレーション模型を構築することができ、且つ前記シミュレーション模型は三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含む。特に、数値模型の構築/調整は少なくともトンネルの幾何学形状、構造及び観測断面の配置位置、セルのサイズ等が考慮されるべきである。測量変数及び変位形態は、例えば図5における、軸方向に相対する平行移動、横方向に相対する平行移動、垂直方向に相対する平行移動、軸方向に相対する回転、横方向軸に相対する回転、垂直軸に相対する回転、均等な変形変位形態、楕円の変形変位形態、三角の変形変位形態、四辺の変形変位形態、五辺の変形変位形態等がある。
ステップS11では、それぞれ剛体運動変位形態の断面変位量を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を得ることができる。特に、模型の境界に対し変位形態の変位量を加える、即ち数値模型の境界の一端(遠端)を固定することが、もう一端(近端)にはシミュレーションの単位変位値を加えることができ、その後トンネル裏張りの変位の結果を読取ることができる。詳しく言えば、本発明では隣合う観測断面をトンネルユニットとし、その内の一端を固定端として強制的に変位をゼロとすることで、前記隣合う観測断面の相対変位を計算し、並びに二つの観測断面間の変位が線形分布を呈すると仮定する(図5及び図7を参照)。トンネルユニット前後の観測断面の相対運動を数値模型に入力することで裏張り裂け目をシミュレートし、そして多数の期間における変位及び裂け目観測を有することから、前記の観測結果を通じて再び数値模型を検査、修正するといったことが可能となり、並びに将来起こり得る変位及び裂け目の傾向に対する予測が可能となる(図10A及び図10B、図11を参照)。
ステップS12では、前記初期シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断することができ、均等でなければステップS10に移行し、均等であればステップS13を実行する。特に数値模型に対して、トンネル壁面変位、及びトンネル裏張りと周囲の岩の応力変化が均等であるか否かを検査することができる。
ステップS13では、変形変位形態の変位値を前記シミュレーション模型の境界に加え、トンネルユニットの変形の応力変化を得ることができる。特に、数値模型の境界の遠端を必要とされる方法で固定し、且つ近端には例えば均等な圧縮、楕円、三角、四辺等の変形変位形態の変位量を加え、且つトンネル壁面変位及び裏張り応力変化の状況を読取ることができる。
ステップS14では、前記変形形態とシミュレーション模型の境界に加える条件が合致するか否かを判断する。合致しないならステップS10に移行し、合致するならステップS2を実行する。特に数値模型に対して、トンネル壁面変位、及びトンネル裏張りと周囲の岩の応力変化が均等であるか否かを検査することができる。
図8はS2が含む更なるステップの流れ図である。図8が示すように、ステップS2はステップS20乃至ステップS21、ステップS22a乃至ステップS24a及びステップS22b乃至ステップS24bを含む。ステップS20では、複数の前記断面の変位の測量値を獲得し、更に言えば、高精度のトンネル変位観測技術に基づき複数の前記断面の変位の測量値を獲得することができる。特に、トンネル観測断面の三次元空間座標測量値によって前記トンネル断面の変位測量値を計算することができる。
ステップS21では、複数の前記断面の変位の測量値の変位形態構成量を獲得し、更に言えば、前記断面の変位測量値に基づいて変位形態構成量を獲得することができる。特に、観測断面に観測された変位測量値によって、変位形態の構成量を計算することができる。
ステップS22aでは、前記変位形態構成量に基づいて、断面剛体運動に属する変位形態の構成量を獲得することができる。特に、断面変位測量値の変位形態構成における、軸方向の平行移動、横方向の平行移動、垂直方向の平行移動、軸方向に相対する回転、横方向に相対する回転、垂直軸に相対する回転等六種類の変位形態が対応する構成量の数値の大きさを獲得することができる。
ステップS23aでは、トンネルユニットの境界とする前記断面剛体運動に基づいて、前記トンネルユニットの相対剛体運動構成量を獲得し、且つ前記構成量に基づいて前記相対剛体運動の種類を順序付けする。更に言えば、トンネルユニットの境界の二つの断面の剛体運動変位形態構成量に基づいて、前記トンネルユニットの相対剛体運動形態構成量を獲得することができ、且つ前記構成量の大きさに基づいて前記相対剛体運動の種類を順序付けする。特に、そのうちの断面を基準とする剛体運動量値を獲得し、且つトンネルユニットの六つの相対剛体運動変位の値を大きさによって順序付けすることができる。
ステップS24aでは、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記相対剛体運動の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の裏張り応力変化を獲得することができる。更に言えば、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記トンネルユニットの相対剛体運動形態構成量が対応する変位値を前記シミュレーション模型の境界に加えることができる。特に、数値模型の変位をゼロ調整し、且つ数値模型の境界に対し相対剛体運動変位形態が対応する変位値を加えることができ、またこれを、シミュレーション模型中のトンネルユニットが、前 記相対剛体運動の変位形態構成量に達するまで続けることができる。即ち剛体運動変位形態の構成量によって、断面変位測量値の最大構成量を占める剛体運動変位形態を始まりとし、順番に数値模型の境界に対し対応する変位値を加える。
またステップS22bでは、前記変位形態構成量に基づいて、断面変形に属する変位形態の構成量を獲得することができる。特に、断面変位測量値の変位形態構成における、断面中心に相対して拡大または縮小する均等な変形変位形態、及び断面中心に相対する変形が楕円形の変位形態、断面中心に相対する変形が三角形の変位形態、断面中心に相対する変形が四辺形の変位形態、断面中心に相対する変形が五辺形の変位形態、乃至は断面中心に相対する変形が多辺形の変位形態の複数種の変位形態が対応する構成量の数値の大きさを獲得することができる。
ステップS23bでは、トンネルユニットの境界とする断面変形に基づいて、前記トンネルユニットの変形構成量を獲得し、且つ前記構成量に基づいて変形形態を順序付けする。更に言えば、トンネルユニットの境界の二つの断面の変形変位形態構成量に基づいて、前記トンネルユニットの変形構成量を獲得することができ、且つ前記構成量の大きさに基づいて前記変形形態を順序付けする。特に、前記トンネルユニットの複数種の変位形態を大きさによって順序付けした成果を獲得することができる。
ステップS24bでは、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ同時に前記変形形態の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、トンネルユニット変形の 裏張り応力変化を得ることができる。更に言えば、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記トンネルユニットの変形形態構成量が対応する変位値を前記シミュレーション模型の境界に加えることができ、またこれを、シミュレーション模型中のト ンネルユニットが、前記対応する変形形態構成量に達するまで続けることができる。特に、数値模型の変位をゼロ調整し、且つ前記シミュレーション模型の境界と前記変形形態の構成量の大きさに基づき、前記シミュレーション模型の境界に対し前記変形形態に対応する変位値を加えることができる。構成量が最大の前記変形形態を始まりとし、且つ最小比率の前記変形形態に向かって順番に、前記変形形態に対応する変位量を前記シミュレーション模型の境界に対し加える。特に、境界と裏張り変形形態構成量に基づき、模型の境界に対し変形形態に対応する変位量を加え、実際比率が最大の変形形態を始まりとし、形態に対応する変位量を順に模型の境界に加える。
円形のトンネルを例とすれば、一回目の測量を行う際にはA、B二つの断面の各観測点の絶対座標を獲得する。断面はいずれも観測点の絶対座標を通じて断面の中心位置が計算されるものとなる。並びに二期目の測量で測定された観測値から一期目の値を引くか、または一期目の測量で測定された観測値から二期目の値を引き、更にA断面の観測値からB断面の値を引くか、またはB断面の観測値からA断面の値を引く。これにより、これら二回の測量期間におけるA断面の各観測点がB断面の各観測点に相対した変化の状況が獲得され、(u ,v ,w AB,12 で示される。断面の変位は剛体運動と変形とに分離され、そのうち剛体運動は更に剛体平行移動運動と剛体回転運動の二種類に分離される。
詳しく言えば、分解変位の概念から派生した、軸方向単位の平行移動、横方向単位の平行移動、垂直方向の平行移動、軸方向に相対する回転、横方向軸に相対する回転、垂直軸に相対する回転等の六種類の剛体運動、更に均等な変形変位形態、楕円の変形変位形態、三辺の変形変位形態、四辺の変形変位形態、五辺の変形変位形態等の断面の中心に相対する複数種の多辺の変形であるが、これら複数種の変位型態に対してそれぞれ異なる境界条件が与えられ、それぞれが引起すトンネル裏張りの応力変化及び裂け目の型態が探られることとなる。剛体平行移動の場合、囲み岩模型の前断面に対し均等に1単位長さの強制的変位が加えられる、即ち強制的に前断面を均等に軸方向(Y軸)、横方向(X軸)、垂直方向(Z軸)に移動させ、また側面は線形に漸次変位するが仮定され、前、後二つの断面間の変位が連続的に分布する(図7(a)は横方向の平行移動を例としている)。剛体回転の場合、前断面がそれぞれX軸、Y軸及びZ軸を巻く形で回転し、また側面は線形に漸次変位することか仮定され、前、後二つの断面が連結される(図7(b)はY軸を巻く回 を例としている)。変形の場合、前、後二つの断面に対し共に強制的変位を加え、また側面の変位は均等に分布し(図7(c)は楕円の変形を例としている)、そして前断面に対し強制的変位を加え、また前断面及び側面は線形に漸次変位すること仮定され、前、後二つの断面が連結される。境界条件は裏張り及び囲み岩の模型における前、後の断面上に設けられる。簡単に言えば、前記壁面は裏張り壁面であり、前記変位量は前記裏張り壁面の異なる時間での空間位置の変化であり、断面はトンネルにおける変位量測定のための測標の観測横断面であり、前記断面はトンネルの変形現象を測定するのに十分な数量の複数個の観測点を含み、前記トンネルユニットは二つのトンネル観測断面を境界とするトンネル範囲であり、前記断面の全観測点の異なる時間での空間位置の変化の集合は断面変位量であり、特定の断面の変化量は変位形態であり、変位形態は断面剛体運動及び断面変形となり、そして前記変位形態は既知の変位量及び裏張り応力変化に対応している。断面剛体運動は、全ての前記観測点が一致して等量移動を行う平行移動変位形態と、全ての前記観測点が断面の中心に対し一致して等量回転を行う回転変位形態を含み、断面変形変位形態は、断面観測点が前記断面中心に相対して拡大または縮小する均等な変形変位形態、及び前記断面中心に相対する変形が楕円形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が三角形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が四辺形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が五辺形の変形変位形態、乃至は前記断面中心に相対する変形が多辺形の変形変位形態の複数種の変位形態を含む。且つ三次元空間中のトンネル内において、通行方向は軸方向、重力方向は垂直方向、そして軸方向及び垂直方向と直交する方向が横方向となり、前記三次元空間における断面剛体運動は、軸方向の平行移動、横方向の平行移動、垂直方向の平行移動、軸方向に相対する回転、横方向軸に相対する回転、垂直軸に相対する回転を含む。
ステップS24aとステップS24bのうち一つを完了させるか、もしくはこの両者を 完了させた後、ステップS25では、ステップS24aにおける前記シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断することができ、均等であればステップS3を実行し、均等でなければステップS24aを実行し、そして、ステップS24bにおける前記シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断することができ、均等であればステップS3を実行し、均等でなければステップS24bを実行する。 ステップS22a乃至ステップS24aは、ステップS22b乃至ステップS24bの前 または後に行われるか、もしくは、ステップS22a乃至ステップS24aとステップS 22b乃至ステップS24bは同時に行われる。
ステップS30では、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、前記トンネルユニットの境界の断面変位の測量値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの断面変位測量値によって引起された応力変化の総量を得る。特に、前記断面変位測量値が引起した裏張り応力変化の量値を計算することができる。
ステップS31では、前記初期シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断することができ、均等であればステップS32を実行し、均等でなければステップS34を実行する。
前述のステップS3は異なる状況においてステップS34に到達するものとできる。一つ目の状況として、ステップS31の結果が均等でないというものである場合、トンネルユニットの裏張り応力の増加量及び変位量を分析した結果を獲得する。二つ目の状況として、ステップS31の結果が均等であるというものであり、且つステップS32の裏張り 応力が強度を超過する位置と裏張り裂け目位置がマッチした場合、トンネルユニットの裏張り応力の増加量及び変位量を分析した結果を獲得する。三つ目の状況として、ステップS31の結果が均等であるというものであり、且つステップS32の結果がマッチしないというものである場合、ステップS33を実行することで、分析の結果が裏張り応力が強度に近く且つ強度を超過しないものを獲得し、六種類の相対剛体運動の量値及び多種類の変形形態が対応する境界変位量、変形量入力順序を減少させ、裏張り応力が強度を超過する位置と裏張り裂け目位置がマッチした後にステップS30を実行する。更に言えば、応力が前記裏張り強度を超過する、前記裏張り材料の強度に接近する、または前記裏張り材 料の強度に等しい空間位置を獲得することができ、且つ相対する複数の前記測量変数及び前記変位形態に対応する断面変位量の値を減少させることで、減少させた変位形態断面変位量を前記シミュレーション模型の境界に加え、これを裏張り応力が前記裏張り材料の強度より小さくなるまで、または裏張り応力前記材料の強度より大きくなる位置と壁面の 裂け目位置がマッチするまで行う。特に、裏張り応力が前記材料の強度に近く且つこの強度を超過しないという分析結果を獲得し、六つの相対単位変位分量及び変形形態が対応する境界変位量、変形量入力数値を減少させ、これを裏張り応力前記材料の強度より小さくなるまで、または裏張り応力が前記材料の強度を超過する位置と壁面の裂け目位置がマッチするまで行う。測量変数により引起される裏張り裂け目の型態の例は、図10A及び図10Bに示される。トンネルユニットにおける前、後の観測断面の相対運動により引起される裏張り裂け目のシミュレーション例と実際例との比較結果は、図11に示される。
図12は、本発明における変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置のブロック図である。変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置1は、測量ユニット10及びプロセッサユニット11を含む。
前記測量ユニット10は複数の断面の変位量を測量することで複数の前記断面の変位量測量値を得る。
前記プロセッサユニット11は測量ユニット10に接続され、且つ三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含む前記シミュレーション模型によって、複数の前記断面の変位量測量値に基づいて前記トンネルユニットの相対変位量及び前記変位形態の構成量を計算し、且つ前記裏張りの応力変化の値を得る。その後裏張り応力変化と前記壁面の裂け目分布を対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得する。
プロセッサユニット11は回路、ウェハ、CPU、SOC、マイクロプロセッサまたはそれらの組み合わせとすることができる。A、B、Cまたはそれらの組み合わせとは、A、B、Cの三者の内の少なくとも二者の組み合わせ、例えばA+B、A+C、B+C、A+B+Cであることに注意されたい。
特に、三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含む前記シミュレーション模型の構築は、前述のステップS10乃至ステップS15を含むことができる。
複数の前記断面の変位量測量値に基づいて前記トンネルユニットの相対変位量及び前記変位形態の構成量を計算し、且つ前記裏張りの応力変化の値を得ることは、前述のステップS20乃至ステップS25を含むことができ、その内ステップS21の後において第一組ステップ(ステップS22a乃至ステップS24a)及び第二組ステップ(ステップS22b乃至ステップS24b)に分かれ、第一組ステップ及び/または第二組ステップを実行した後においてステップS25を実行し、並びに判断結果に応じて再度ステップS24a及び/またはステップS24b乃至ステップS25を実行する。
前述のステップS25における判断結果が均等である場合、裏張りの応力変化と前記壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得することは、前述のステップS30乃至ステップS34を含む。
注意をされたいのは、前記接続は電気的接続、量子結合(量子エンタングルメント)及び/または光配線等の、信号の伝達や指令が可能な接続方式とすることができる。変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置1のその他の詳細な内容は、既に詳述した通りであり、更なる説明を加えない。
図13は、本発明における変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システムのブロック図である。変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システム2は、測量装置20とプロセッサ装置21を含む。測量装置20とプロセッサ装置21の少なくとも一部の機能は、それぞれ前述の測量ユニット10及びプロセッサユニット11に対応する。プロセッサ装置21は回路、ウェハ、CPU、SOC、マイクロプロセッサまたはそれらの組み合わせとすることができ、またプロセッサ装置21は処理及び/または保存機能を備えるサーバ、クラウドコンピューティング、スーパーコンピュータ、ホストコンピュータ等を含むことができ、且つプロセッサ装置21は有線及び/または無線により測量装置20に接続されることができる。
以上をまとめると、本発明によってトンネル劣化の二つの重要指標、即ち変位と裂け目との相互影響が整理され、引起される裏張りの応力、ひずみ分布及び裂け目型態が変位観測結果の入力により獲得され、実際の観測データが検査と修正を経ることで変位−裂け目メカニズムの数値模型が獲得される。よって本発明を通じて、長期的観測下で裂け目の進行傾向が予測されることで有効な補強工程がシミュレートされ、またトンネルの健全性及び安全性が評価され、トンネルのメンテンナンスに関する実用的な助言が提供されることとなる。
発明は当業者であれば諸般の修飾が可能であるが、いずれも後付の特許請求の範囲の保護範囲に含まれる。
1 変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置
10 測量ユニット
11 プロセッサユニット
2 変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システム
20 測量装置
21 プロセッサ装置
S1 ステップ
S10〜S15 ステップ
S2 ステップ
S20、S21、S22a〜S24a、S22b〜S24b、S25 ステップ
S3 ステップ
S30〜S34 ステップ

Claims (15)

  1. 変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析方法であり、
    シミュレーション模型を提供し、前記シミュレーション模型が三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含むステップと、
    複数の前記断面の変位量測量値に基づき、前記トンネルユニットの相対変位量及び前記変位形態の構成量を計算し、且つ前記裏張りの応力変化の値を獲得するステップと、
    裏張りの応力変化と前記壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得するステップとを含むことを特徴とする、変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析方法。
  2. 前記壁面が裏張り壁面であり、前記変位量が前記裏張り壁面の異なる時間での空間位置の変化であり、断面がトンネルにおける変位量測定のための測標の観測横断面であり、前記断面がトンネルの変形現象を測定するのに十分な数量の複数個の観測点を含み、前記トンネルユニットが二つのトンネル観測断面を境界とするトンネル範囲であり、前記断面の全観測点の異なる時間での空間位置の変化の集合が断面変位量であり、特定の断面の変化量が変位形態であり、変位形態が断面剛体運動及び断面変形となり、前記変位形態が既知の変位量及び裏張りの応力変化に対応しており、断面剛体運動が、全ての前記観測点が一致して等量移動を行う平行移動変位形態と、全ての前記観測点が断面の中心に対し一致して等量回転を行う回転変位形態を含み、断面変形変位形態が、断面観測点が前記断面中心に相対して拡大または縮小する均等な変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が楕円形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が三角形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が四辺形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が五辺形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が多辺形の変形変位形態の複数種の変位形態を含み、且つ三次元空間中のトンネル内において、通行方向が軸方向、重力方向が垂直方向、そして軸方向及び垂直方向と直交する方向が横方向となり、前記三次元空間における断面剛体運動が、軸方向の平行移動、横方向の平行移動、垂直方向の平行移動、軸方向に相対する回転、横方向軸に相対する回転、垂直軸に相対する回転を含むことを特徴とする、請求項1に記載の変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析方法。
  3. 三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含むシミュレーション模型の提供が、
    初期シミュレーション模型を構築し、且つ前記シミュレーション模型が三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含むステップと、
    それぞれ剛体運動変位形態の断面変位量を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を得るステップと、
    前記初期シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、前記測 量変数がここではトンネル壁面変位であり、均等でなければ、初期の前記シミュレーション模型を修正して調整し、且つ前記シミュレーション模型が三次元トンネルユニットと、前記模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含み、均等であれば、それぞれ変形変位形態の断面変位量を前記シミュレーション模型の境界に加え、 トンネルユニットの変位の応力変化を得るステップと、
    前記初期シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、前記測 量変数がここではトンネル壁面変形であり、均等でなければ、初期の前記シミュレーション模型を修正して調整し、且つ前記シミュレーション模型が三次元トンネルユニットと、前記模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含み、均等であれば、変位形態シミュレーションの結果に基づきシミュレーション模型を構築するステップとを含むことを特徴とする、請求項1に記載の変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析方法。
  4. 複数の前記断面の変位量測量値に基づいて前記トンネルユニットの相対変位量及び前記変位形態の構成量を計算し、且つ前記裏張りの応力変化の値を得ることが、
    複数の前記断面の変位の測量値を獲得するステップと、
    複数の前記断面の変位の測量値の変位形態構成量を獲得するステップと、
    第一組ステップと、
    第二組ステップと、
    前記第一組ステップ及び/または前記第二組ステップの後におけるステップとを含み、
    前記第一組ステップが、
    前記変位形態構成量に基づいて、断面剛体運動に属する変位形態の構成量を獲得するステップと、
    トンネルユニットの境界とする前記断面剛体運動に基づいて、前記トンネルユニットの相対剛体運動構成量を獲得し、且つ前記構成量に基づいて前記相対剛体運動の種類を順序付けするステップと、
    前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記相対剛体運動の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を獲得するステップとからなり、
    前記第二組ステップが、
    前記変位形態構成量に基づいて、断面変形に属する変位形態の構成量を獲得するステップと、
    トンネルユニットの境界とする断面変形に基づいて、前記トンネルユニットの変形構成量を獲得し、且つ前記構成量に基づいて変形形態を順序付けするステップと、
    前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ同時に前記変形形態の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、トンネルユニット変形の応力変化を得るステップとからなり、
    前記第一組ステップが前記第二組ステップの前または後に行われるか、もしくは、前記 第一組ステップと前記第二組ステップが同時に行われ、
    前記第一組ステップ及び/または前記第二組ステップの後における前記ステップが、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記相対剛体運動の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を獲得するステップにおける前記シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等であれば、前記裏張りの応力変化と前記壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得し、均等でなければ、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記相対剛体運動の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を獲得し、そして、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ同時に前記変形形態の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニット変形の応力変化を得るステップにおける前記シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等であれば、前記裏張りの応力変化と前記壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得し、均等でなければ、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ同時に前記変形形態の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニット変形の応力変化を得るステップであることを特徴とする、請求項1に記載の変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析方法。
  5. 前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記相対剛体運動の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を獲得するステップにおける前記シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かの判断、及び前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ同時に前記変形形態の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニット変形の応力変化を得るステップにおける判断のうち一つまたは両者の結果が均等というものである場合、前記裏張りの応力変化と前記壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得することが、
    前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、前記トンネルユニットの境界の断面変位の測量値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの断面変位測量値によって引起された応力変化の総量を得るステップと、
    前記初期シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等であれば以下のステップを実行し、均等でなければトンネルユニット裏張り応力の増量及び変位量の分析を獲得するステップと、
    裏張り応力が強度を超過する位置と裏張り裂け目位置がマッチするか否かを判断し、マッチすればトンネルユニット裏張り応力の増量及び変位量の前記分析を獲得し、マッチしなければ以下のステップを実行するステップと、
    分析の結果が裏張り応力が強度に近く且つ強度を超過しないものを獲得し、六種類の相対剛体運動の量値及び多種類の変形形態が対応する境界変位量、変形量入力順序を減少させ、裏張り応力が強度を超過する位置と裏張り裂け目位置がマッチした後、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、前記トンネルユニットの境界の断面変位の測量値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの断面変位測量値によって引起された応力変化の総量を得るステップとを含むことを特徴とする、請求項4に記載の変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析方法。
  6. 変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置であり、
    複数の断面の変位量を測量することで複数の前記断面の変位量測量値を獲得する測量ユニットと、
    前記測量ユニットに接続され、且つ三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含むシミュレーション模型によって、複数の前記断面の変位量測量値に基づいて前記トンネルユニットの相対変位量及び前記変位形態の構成量を計算し、且つ前記裏張りの応力変化の値を得て、その後裏張りの応力変化と前記壁面の裂け目分布を対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得するプロセッサユニットとを含むことを特徴とする、変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置。
  7. 前記壁面が裏張り壁面であり、前記変位量が前記裏張り壁面の異なる時間での空間位置の変化であり、断面がトンネルにおける変位量測定のための測標の観測横断面であり、前記断面がトンネルの変形現象を測定するのに十分な数量の複数個の観測点を含み、前記トンネルユニットが二つのトンネル観測断面を境界とするトンネル範囲であり、前記断面の全観測点の異なる時間での空間位置の変化の集合が断面変位量であり、特定の断面の変化量が変位形態であり、変位形態が断面剛体運動及び断面変形となり、前記変位形態が既知の変位量及び裏張りの応力変化に対応しており、断面剛体運動が、全ての前記観測点が一致して等量移動を行う平行移動変位形態と、全ての前記観測点が断面の中心に対し一致して等量回転を行う回転変位形態を含み、断面変形変位形態が、断面観測点が前記断面中心に相対して拡大または縮小する均等な変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が楕円形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が三角形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が四辺形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が五辺形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が多辺形の変形変位形態の複数種の変位形態を含み、且つ三次元空間中のトンネル内において、通行方向が軸方向、重力方向が垂直方向、そして軸方向及び垂直方向と直交する方向が横方向となり、前記三次元空間における断面剛体運動が、軸方向の平行移動、横方向の平行移動、垂直方向の平行移動、軸方向に相対する回転、横方向軸に相対する回転、垂直軸に相対する回転を含むことを特徴とする、請求項6に記載の変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置。
  8. 三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含むシミュレーション模型の構築が、初期シミュレーション模型を構築し、且つ前記シミュレーション模型が三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含むステップと、それぞれ剛体運動変位形態の断面変位量を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を得るステップと、前記初期シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等でなければ、初期の前記シミュレーション模型を構築し、且つ前記シミュレーション模型が三次元トンネルユニットと、前記模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含み、均等であれば、それぞれ変形変位形態の断面変位量を前記シミュレーション模型の境界に加え、トンネルユニットの変形の応力変化を得るステップと、前記初期シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等でなければ、初期の前記シミュレーション模型を構築し、且つ前記シミュレーション模型が三次元トンネルユニットと、前記模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含み、均等であれば、変位形態シミュレーションの結果に基づきシミュレーション模型を構築するステップとを含むことを特徴とする、請求項6に記載の変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置。
  9. 複数の前記断面の変位量測量値に基づいて前記トンネルユニットの相対変位量及び前記変位形態の構成量を計算し、且つ前記裏張りの応力変化の値を得ることが、複数の前記断面の変位の測量値を獲得するステップと、複数の前記断面の変位の測量値の変位形態構成量を獲得するステップと、第一組ステップ及び/または第二組ステップと、前記第一組ステップ及び/または前記第二組ステップの後におけるステップとを含み、前記第一組ステップが、前記変位形態構成量に基づいて、断面剛体運動に属する変位形態の構成量を獲得するステップと、トンネルユニットの境界とする前記断面剛体運動に基づいて、前記トンネルユニットの相対剛体運動構成量を獲得し、且つ前記構成量に基づいて前記相対剛体運動の種類を順序付けするステップと、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記相対剛体運動の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を獲得するステップとからなり、前記第二組ステップが、前記変位形態構成量に基づいて、断面変形に属する変位形態の構成量を獲得するステップと、トンネルユニットの境界とする断面変形に基づいて、前記トンネルユニットの変形構成量を獲得し、且つ前記構成量に基づいて変形形態を順序付けするステップと、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ同時に前記変形形態の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、トンネルユニット変形の応力変化を得るステップとからなり、前記第一組ステップ及び/または前記第二組ステップの後における前記ステップが、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記相対剛体運動の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を獲得するステップにおける前記シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等であれば、前記裏張りの応力変化と前記壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得し、均等でなければ、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記相対剛体運動の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を獲得し、並びにこのステップの後のステップを再度実行し、そして、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ同時に前記変形形態の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニット変形の応力変化を得るステップにおける前記シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等であれば、前記裏張りの応力変化と前記壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得し、均等でなければ、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ同時に前記変形形態の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニット変形の応力変化を獲得し、並びにこのステップの後のステップを再度実行するステップであることを特徴とする、請求項6に記載の変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置。
  10. 前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記相対剛体運動の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を獲得するステップにおける前記シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かの判断、及び前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ同時に前記変形形態の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニット変形の応力変化を得るステップにおける判断の結果が均等というものである場合、前記裏張りの応力変 と前記壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得することが、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、前記トンネルユニットの境界の断面変位の測量値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの断面変位測量値によって引起された応力変化の総量を得るステップと、前記初期シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等であれば以下のステップを実行し、均等でなければトンネルユニット裏張り応力の増量及び変位量の分析を獲得するステップと、裏張り応力が強度を超過する位置と裏張り裂け目位置がマッチするか否かを判断し、マッチすればトンネルユニット裏張り応力の増量及び変位量の前記分析を獲得し、マッチしなければ、分析の結果が裏張り応力が強度に近く且つ強度を超過しないものを獲得し、六種類の相対剛体運動の量値及び多種類の変形形態が対応する境界変位量、変形量入力順序を減少させ、裏張り応力が強度を超過する位置と裏張り裂け目位置がマッチした後、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、前記トンネルユニットの境界の断面変位の測量値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの断面変位測量値によって引起された応力変化の総量を得て、並びにこのステップの後のステップを再度実行するステップとを含むことを特徴とする、請求項9に記載の変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析装置。
  11. 変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システムであり、
    複数の断面の変位量を測量することで複数の前記断面の変位量測量値を獲得する測量装置と、
    前記測量装置に接続され、且つ三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含むシミュレーション模型によって、複数の前記断面の変位量測量値に基づいて前記トンネルユニットの相対変位量及び前記変位形態の構成量を計算し、且つ前記裏張りの応力変化の値を得て、その後裏張りの応力変化と前記壁面の裂け目分布を対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得するプロセッサ装置とを含むことを特徴とする、変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システム。
  12. 前記壁面が裏張り壁面であり、前記変位量が前記裏張り壁面の異なる時間での空間位置の変化であり、断面がトンネルにおける変位量測定のための測標の観測横断面であり、前記断面がトンネルの変形現象を測定するのに十分な数量の複数個の観測点を含み、前記トンネルユニットが二つのトンネル観測断面を境界とするトンネル範囲であり、前記断面の全観測点の異なる時間での空間位置の変化の集合が断面変位量であり、特定の断面の変化量が変位形態であり、変位形態が断面剛体運動及び断面変形となり、前記変位形態が既知の変位量及び壁面応力変化に対応しており、断面剛体運動が、全ての前記観測点が一致して等量移動を行う平行移動変位形態と、全ての前記観測点が断面の中心に対し一致して等量回転を行う回転変位形態を含み、断面変形変位形態が、断面観測点が前記断面中心に相対して拡大または縮小する均等な変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が楕円形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が三角形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が四辺形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が五辺形の変形変位形態、前記断面中心に相対する変形が多辺形の変形変位形態の複数種の変位形態を含み、且つ三次元空間中のトンネル内において、通行方向が軸方向、重力方向が垂直方向、そして軸方向及び垂直方向と直交する方向が横方向となり、前記三次元空間における断面剛体運動が、軸方向の平行移動、横方向の平行移動、垂直方向の平行移動、軸方向に相対する回転、横方向軸に相対する回転、垂直軸に相対する回転を含むことを特徴とする、請求項11に記載の変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システム。
  13. 三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含むシミュレーション模型の構築が、初期シミュレーション模型を構築し、且つ前記シミュレーション模型が三次元トンネルユニットと、模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含むステップと、それぞれ剛体運動変位形態の断面変位量を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を得るステップと、前記初期シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等でなければ、初期の前記シミュレーション模型を構築し、且つ前記シミュレーション模型が三次元トンネルユニットと、前記模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含み、均等であれば、それぞれ変形変位形態の断面変位量を前記シミュレーション模型の境界に加え、トンネルユニットの変形の応力変化を得るステップと、前記初期シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等でなければ、初期の前記シミュレーション模型を構築し、且つ前記シミュレーション模型が三次元トンネルユニットと、前記模型の境界とする複数の異なる断面と、その測量変数及び変位形態とを含み、均等であれば、変位形態シミュレーションの結果に基づきシミュレーション模型を構築するステップとを含むことを特徴とする、請求項11に記載の変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システム。
  14. 複数の前記断面の変位量測量値に基づいて前記トンネルユニットの相対変位量及び前記変位形態の構成量を計算し、且つ前記裏張りの応力変化の値を得ることが、複数の前記断面の変位の測量値を獲得するステップと、複数の前記断面の変位の測量値の変位形態構成量を獲得するステップと、第一組ステップ及び/または第二組ステップと、前記第一組ステップ及び/または前記第二組ステップの後におけるステップとを含み、前記第一組ステップが、前記変位形態構成量に基づいて、断面剛体運動に属する変位形態の構成量を獲得するステップと、トンネルユニットの境界とする前記断面剛体運動に基づいて、前記トンネルユニットの相対剛体運動構成量を獲得し、且つ前記構成量に基づいて前記相対剛体運動の種類を順序付けするステップと、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記相対剛体運動の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を獲得するステップとからなり、前記第二組ステップが、前記変位形態構成量に基づいて、断面変形に属する変位形態の構成量を獲得するステップと、トンネルユニットの境界とする断面変形に基づいて、前記トンネルユニットの変形構成量を獲得し、且つ前記構成量に基づいて変形形態を順序付けするステップと、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ同時に前記変形形態の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、トンネルユニット変形の応力変化を得るステップとからなり、前記第一組ステップ及び/または前記第二組ステップの後における前記ステップが、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記相対剛体運動の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を獲得するステップにおける前記シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等であれば、前記裏張りの応力変化と前記壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得し、均等でなければ、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記相対剛体運動の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を獲得し、並びにこのステップの後のステップを再度実行し、そして、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ同時に前記変形形態の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニット変形の応力変化を得るステップにおける前記シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等であれば、前記裏張りの応力変化と前記壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得し、均等でなければ、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ同時に前記変形形態の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニット変形の応力変化を獲得し、並びにこのステップの後のステップを再度実行するステップであることを特徴とする、請求項11に記載の変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システム。
  15. 前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ前記相対剛体運動の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの相対剛体運動の応力変化を獲得するステップにおける前記シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かの判断、及び前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、且つ同時に前記変形形態の値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニット変形の応力変化を得るステップにおける判断の結果が均等というものである場合、前記裏張りの応力変 と前記壁面の裂け目分布とを対比し、状況に応じて前記相対変位量の計算値を修正することで、前記裂け目分布とマッチする応力変化を獲得することが、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、前記トンネルユニットの境界の断面変位の測量値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの断面変位測量値によって引起された応力変化の総量を得るステップと、前記初期シミュレーション模型の測量変数及び応力変化が均等か否かを判断し、均等であれば以下のステップを実行し、均等でなければトンネルユニット裏張り応力の増量及び変位量の分析を獲得するステップと、裏張り応力が強度を超過する位置と裏張り裂け目位置がマッチするか否かを判断し、マッチすればトンネルユニット裏張り応力の増量及び変位量の前記分析を獲得し、マッチしなければ、分析の結果が裏張り応力が強度に近く且つ強度を超過しないものを獲得し、六種類の相対剛体運動の量値及び多種類の変形形態が対応する境界変位量、変形量入力順序を減少させ、裏張り応力が強度を超過する位置と裏張り裂け目位置がマッチした後、前記シミュレーション模型の測量変数をゼロ調整し、前記トンネルユニットの境界の断面変位の測量値を前記シミュレーション模型の境界に加え、前記トンネルユニットの断面変位測量値によって引起された応力変化の総量を得て、並びにこのステップの後のステップを再度実行するステップとを含むことを特徴とする、請求項14に記載の変位量を通じてトンネルの裏張りの応力変化を求める解析システム。
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