JP6872078B2 - コンテンツ取引合意のシステムおよび方法 - Google Patents

Description

関連出願の相互参照
本出願は、２０１７年６月６日に出願された、「Ｖｉｄｅｏ Ｃｏｎｔｅｎｔ Ｂｌｏｃｋｃｈａｉｎ」と題する、米国仮特許出願第６２／５１５，６４０号の優先権を主張する。本出願は、それぞれ２０１８年４月２４日および３月１３日に発行された、両方とも「Ｍｅｔｈｏｄ ａｎｄ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｃｏｎｔｅｎｔ Ｄｅｌｉｖｅｒｙ」と題する、米国特許第９，９５５，２２２号および第９，９１８，１３４号に関連する。本出願は、それぞれ２０１７年１月１０日、２０１６年１２月６日、２０１４年１１月１８日に発行された、すべてが「Ｍｅｔｈｏｄ ａｎｄ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｃｏｎｔｅｎｔ Ｄｅｌｉｖｅｒｙ」と題する、米国特許第９，５４４，６５７号、第９，５１６，３９２号、および８，８９３，２０３号にも関連する。本出願はさらに、２００７年８月１７日に出願された米国仮特許出願第６０／９５６，４０５号から優先権を主張しており、２００８年８月１５日に出願されたＰＣＴ出願番号ＰＣＴ／ＡＵ２００８／００１１９０号で、２００９年２月２６日に国際公開番号第ＷＯ２００９／０２３９０２号として英語で国際公開された上記のＰＣＴ国際出願に関連する。前述のすべての内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

本開示は、概して、デジタルビデオコンテンツ配信に関し、特に、ビデオコンテンツブロックチェーンアーキテクチャを利用するデジタルビデオコンテンツ配信に関する。

インターネットなどのネットワークを介してアクセス可能なコンテンツを提供することが知られている。パーソナルコンピュータなどのデバイスでインターネットを介してコンテンツにアクセスする一般的な方法は、Ｗｅｂブラウザとサーチエンジンを使用して目的のコンテンツを見つけることである。コンテンツが映画やビデオクリップなどのビデオコンテンツである場合、コンテンツはＷｅｂブラウザで提供されるプラグインとも呼ばれるビデオプレーヤーアプリケーションを使用して表示できる。ビデオコンテンツの再生は、プラグインプレーヤーを使用してＷｅｂサイトで制御される。視聴体験の品質に関する問題には、画像の解像度の低下または画像のピクシレーション、動画像のジッターまたは停止を含み、このような問題は、帯域幅の制限または処理能力に起因することがよくある。

既知のシステムは、特定の形式のビデオデータファイルを再生するように設計された特別なプレーヤーで再生できる、インターネットを介してユーザーに提供する特定の形式でビデオデータをコンパイルおよびフォーマットすることにより、上記の問題を克服しようとする。このシステムには、プレーヤーで使用する任意のビデオコンテンツを再フォーマットする必要があるため、特別なプレーヤーを購入する必要があるため、ユーザー側およびビデオコンテンツプロバイダー側からの欠点がある。

改善されたインターネットビデオコンテンツへのアクセスと視聴体験を提供するシステムが必要である。

上記の列挙された、および組み込まれた特許出願および特許は、複数のプレーヤー制御パラメータ値および１つ以上のコンテンツソースのリンキングデータを含む参照ファイルが提供される、デジタルビデオコンテンツ配信のためのシステムおよび方法を記載する。このリンキングデータは、ユーザーデバイスに表示するコンテンツソースからコンテンツを取得するために使用される。本開示の実施例は、ブロックチェーンを組み込むために、それらならびに他のシステムおよび方法を拡張する。

ブロックチェーンは、ブロックと呼ばれるタイムスタンプ付きで記録された、順序付けられたリストを保持する分散データベースであり、伝統的に取引の台帳として使用されてきた。本開示の実施例は、各ブロックが完全な手法で配信される前に合意が必要になるよう、デジタルビデオコンテンツを仮想ブロックおよびビデオＤＮＡ（ｖＤＮＡ）ブロックに分離すること、ならびに、チェーンとしてこれらのブロックが格納されることにより、ブロックチェーンを拡張する。デジタルビデオコンテンツをこれらのブロックに分離することで、人工知能（ＡＩ）などのさまざまなサードパーティのパーティテクノロジー、および各取引と交差するレポートが可能になる。

本開示の実施例は、取引がデジタルビデオファイル全体の流通である、単純な取引台帳よりもはるかに高度なブロックチェーンソリューションを配信する可能性を有する。オーディオおよびビデオコンテンツを含む、デジタルビデオファイルおよびデジタルコンテンツファイルは、単なるデータ構造である。これらのデータ構造がインデックスで分解され、再生中に組み立てられると、デジタルコンテンツファイルは、新しい、より安全で、より制御された、かつより柔軟なブロックチェーンに不可欠になる。

発見時にデジタルビデオコンテンツを分割し、２つの別々のプロセスで各ブロックを配信することにより、ブロックチェーン全体の制御と柔軟性が向上する。取引は、コンテンツ自体のバイナリデータレベルにすることができる。そのため、コンテンツには独自のマイクロ台帳がある。この手法において、本開示の実施例は、データレベルでの可視性、説明責任、監査および管理を提供し、著作権侵害およびパーソナライズされた広告などの新しいユースケースの可能性をすべて提供できる（これらのツールは、ビデオを再生するために満足する必要があるという点で、チェーンの合意の一部を形成できる）。そして、これらの利点は、ブロックチェーンの一部として、ワークフローを中断することなく、ビデオ消費の無限の柔軟性おおび収益化を提供しながら、提供できる。

したがって、本開示は、限定することなく、以下の実施例を含む。

いくつかの実施例は、コンテンツ取引合意の方法であって、方法は、ビデオまたはオーディオコンテンツの再生のための取引を開始する要求を受信することであって、要求がネイティブプレーヤーを有するデータネットワーク接続デバイスから受信される、受信することと、分散台帳を維持するピアツーピアネットワークで合意により取引を検証することと、取引が検証された場合にのみ、分散台帳に取引の記録を格納することであって、記録には、複数のプレーヤー制御パラメータ値を持つビデオまたはオーディオコンテンツのための参照ファイルおよびピアツーピアネットワーク外部の１つ以上の指定コンテンツソースのためのリンキングデータが含まれる、格納することと、データネットワーク接続デバイスがビデオまたはオーディオコンテンツを再生できるよう、データネットワーク接続デバイスによる参照ファイルへのアクセスを提供することであって、データネットワーク接続デバイスが、リンキングデータを使用してデータネットワーク経由で指定コンテンツデータソースのうちの１つ以上のコンテンツデータファイル内からネイティブプレーヤーと互換性のあるコンテンツデータを取得するようネイティブプレーヤーに指示するプレーヤー制御コマンドが含まれるプレーヤー制御コマンドを、プレーヤー制御パラメータ値に基づいてネイティブプレーヤーに提供することと、１つ以上のコンテンツソースからネイティブプレーヤーによってコンテンツデータを取得することと、プレーヤー制御コマンドに従って各コンテンツソースから取得したコンテンツを、ネイティブプレーヤーにより、再生することと、を含む方法、を提供する。

いずれかの前述の実施例の方法、またはいずれかの前述の実施例の任意の組み合わせのいくつかの実施例において、分散台帳はブロックチェーンであり、取引の記録を格納することは、ブロックチェーンのブロックに取引を記録することを含む。

いずれかの前述の実施例の方法、またはいずれかの前述の実施例の任意の組み合わせのいくつかの実施例において、参照ファイルへのアクセスを提供することは、分散台帳へのアクセス、そしてそれにより、取引の記録およびそこに含まれる参照ファイルへのアクセスを提供することを含む。

いずれかの前述の実施例の方法、またはいずれかの前述の実施例の任意の組み合わせのいくつかの実施例において、方法は、要求に応答して参照ファイルを生成することをさらに含む。

いずれかの前述の実施例の方法、またはいずれかの前述の実施例の任意の組み合わせのいくつかの実施例において、方法は、要求が受信される前に参照ファイルを生成することをさらに含む。

いくつかの実施例は、コンテンツ取引合意のための装置を提供する。この装置は、コンピュータ可読プログラムコードを格納するように構成されたメモリと、メモリにアクセスし、かつコンピュータ可読プログラムコードを実行して、装置に少なくともいずれかの前述の実施例の方法、またはいずれかの前述の実施例の任意の組み合わせを実行させるように構成されたプロセッサと、を備える。

いくつかの実施例は、コンテンツ取引合意のためのコンピュータ可読格納媒体を提供する。コンピュータ可読格納媒体は、非一時的であり、かつ中に格納されたコンピュータ可読プログラムコードを有しており、コンピュータ可読プログラムコードは、プロセッサによる実行に応答して、装置に少なくともいずれかの前述の実施例の方法、またはいずれかの前述の実施例の任意の組み合わせを実行させる。

本開示のこれらおよび他の特徴、態様、および利点は、以下に簡単に記載された、添付の図面とともに以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。本開示は、そのような特徴または要素が本明細書に記載の特定の実施例において明示的に組み合わされるか、さもなければ列挙されるかどうかにかかわらず、本開示に記載される２、３、４またはそれ以上の特徴または要素の任意の組み合わせを含む。本開示は、その態様および実施例のいずれにおいても、本開示の文脈が明らかにそうでないことを示さない限り、本開示の任意の分離可能な特徴または要素が結合可能であると見なされるように全体的に読まれることを意図している。

したがって、この概要は、本開示のいくつかの態様の基本的な理解を提供するために、いくつかの実施例を要約する目的のためにのみ提供されることが理解されよう。したがって、上記の実施例は単なる例であり、本開示の範囲または精神を何らかの形で狭めると解釈されるべきではないことが理解されよう。他の実施例、態様、および利点は、いくつかの記載された実施例の原理を例として示す添付の図面と併せて、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。

このように一般的な用語で本開示を記載したので、以下の、必ずしも縮尺通りに描かれていない添付図面を参照する。

従来の取引ブロックチェーン対本開示の実施例のコンテンツブロックチェーンを示す。 従来の取引ブロックチェーンと実施例のコンテンツブロックチェーンとの間の台帳の違いを示す。 実施例による、コンテンツブロックチェーンを含む、コンテンツパブリッシャーからコンテンツビューアーまでのコンテンツ流通エコシステムのプロセスフローダイヤグラムである。 実施例による、コンテンツブロックチェーンサーバクラスタをより特別に示す。 実施例によるデジタルメディア対仮想化メディアの比較を示す。 実施例による取引のフローダイヤグラムである。 いくつかの実施例による公開合意を示す。 従来のコンテンツワークフロー対いくつかの実施例による仮想コンテンツワークフローを示す。 実施例による装置を示す。

ここで、本開示のいくつかの実施が、添付の図面を参照して以下により完全に説明され、添付の図面には、本開示のすべてではないが、いくつかの実施が示されている。実際、本開示のさまざまな実施は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載される実施に限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施例は、本開示が徹底的かつ完全であり、本開示の範囲を当業者に完全に伝えるように提供されている。本明細書で使用されるように、例えば、単数形「ａ」、「ａｎ」、「ｔｈｅ」などは、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、複数の指示対象を含む。用語「データ」、「情報」、「コンテンツ」、および同様の用語は、本発明のいくつかの実施例によれば、交換可能に使用されてもよく、送信、受信、操作、および／または格納可能なデータを指すことがある。また、例えば、本明細書では、定量的な測定、値、関係などが参照されてもよい。特に明記しない限り、これらのすべてではないにしても、１つ以上は絶対的または近似的であってもよく、工学的な許容誤差などに起因する許容される変動を考慮する。全体を通して同様の参照番号は同様の要素を指す。

本明細書および添付の図面で記載されているように、次の頭字語が使用されてもよい。
ＡＩ−人工知能
ＡＷＳ−アマゾンウェブサービス
ＣＤＮ−コンテンツ配信ネットワーク
ＩＰ−知的財産
ＭＰ４−ＭＰＥＧ−４（本開示の実施が機能してもよい適切なタイプのファイルの１つの非限定的な例）
ＭＰＥＧ−Ｍｏｖｉｎｇ Ｐｉｃｔｕｒｅｓ Ｅｘｐｅｒｔ Ｇｒｏｕｐ
ｖＤＮＡ−ビデオＤＮＡ（コンテナのないデータ、ビデオまたはその他の構造化フォーマットの適切なメディアファイルでもよい）
ＶＶＥ−ビデオ仮想化エンジン

本開示の実施例は、デジタルコンテンツファイルにブロックチェーン方法論を適用するコンテンツブロックチェーンを対象とする。上記で記載し、図１および２に示すように、ブロックチェーンは、ブロックと呼ばれるタイムスタンプ付きで記録された、順序付けられたリストを保持する分散データベースであり、伝統的に取引の台帳として使用されてきた。実施例のコンテンツブロックチェーンは、各ブロックが完全な手法で配信される前に合意が必要になるよう、デジタルビデオコンテンツを仮想ブロックおよびビデオＤＮＡ（ｖＤＮＡ）ブロックに分離すること、ならびに、チェーンとしてこれらのブロックが格納されることにより、ブロックチェーンを拡張する。デジタルビデオコンテンツをこれらのブロックに分離することで、人工知能（ＡＩ）などのさまざまなサードパーティのパーティテクノロジー、および各取引と交差するレポートが可能になる。

本開示の実施例は、コンテンツワークフローを改善し、セキュリティを強化し、信頼を確立し、透明性を提供し、ＡＩまたはビッグデータによってもよい、コンテンツデジタルコンテンツのプログラムによる１対１のパーソナライズを提供したいコンテンツ所有者および放送局に新世代の機会を提供する。また、これは同時に、プログラムによるコンテンツ配信を経由して消費者の関与を促進することにより、コンテンツの新たな収益化の機会を提供する。

コンテンツブロックチェーンは、従来の台帳記録が仮想ファイルになるか、または仮想ファイル（参照ファイルと呼ばれることもある）を含む、データレベルでデジタルコンテンツファイルを利用することにより、ブロックチェーンを拡張する。ｖＤＮＡ（コンテナなしの、データ）（コンテンツデータファイルと呼ばれることもある）は、コンテンツ所有者の物理ネットワーク、またはプライベートコンテンツの外部委託先（例えば、クラウドまたはＣＤＮ）などの制御された「プライベート」ネットワークに存在する。仮想ファイル（統合台帳）を持つノードは、ｖＤＮＡを受信するための合意を達成する必要があり、この合意は特定のビジネスルール（スマート契約協定など）を満たす必要がある。ビジネスルールが満たされていない場合、合意は得られない。合意が達成されて初めて、ｖＤＮＡはノードに配信され、メディアに再組み立てされ、再生される。

コンテンツブロックチェーンは、コンテンツのレンダリングの必要性の除去のために、アクセス制御を提供するだけでなく、コンテンツを編集せずに映像のセグメントを収益化するスマート契約のパワー、エンドユーザーに個別にカスタマイズされたコンテンツ制作を自動的にプログラミングするデータインテリジェンスおよびビッグデータを数秒でインターフェースするパワーを提供する。コンテンツブロックチェーンは、コンテナスペース（仮想ブロック）にデータを半公開で格納できる場所のようなものである。コンテナにはソースの署名があるため、ソースがその情報を配置したことを誰でも確認できるが、ソース（またはプログラム）のみが、安全に、コンテナ内に格納されたｖＤＮＡへの接続をロック解除できる。したがって、コンテンツブロックチェーンは、公開されている情報の一部が署名、アクセス制御および空のファイル構造であることを除いて、ほとんどデータベースのように動作する。

スマート契約は、分散型アプリケーションの構成要素である。スマート契約とは、ライセンス管理の金融価値、領土的価値、地理的価値などの一連の価値に関する一連のルールであり、ＡＩまたはビッグデータシステムによって駆動される制御も含まれる。スマート契約とは、２人以上の当事者間の契約ガバナンスであり、中央の調停者を経由する代わりに、ブロックチェーンを経由してプログラムで検証できる契約である。これらはｖＤＮＡのフロー内にあるため、サードパーティのアプリケーションまたはサービスは、コンテンツ配信の最終段階の間に存在できる。このため、コンピュータシステムはスマート契約を使用して、個別にカスタマイズされたコンテンツファイルをプログラムで構築し、取引の価値を管理できる。または、取引システムは、コンテンツブロックチェーンとインターフェースでき、コンピュータシステムおよびコンテンツプロバイダーは、ｖＤＮＡが異なる値と異なるライセンス構造を持つ異なるネットワークノードに配置され、ユーザーが再生を開始してから数秒以内に一意のストリームに配信される、新しく作成されたコンテンツを承認する。

図１により特別に示されるように、コンテンツに適用される典型的なブロックチェーンでは、実際のブロックチェーン台帳は取引情報のみを含み、コンテンツはその取引情報にリンクされる。この現在のリンケージは、図１の「コンテンツに適用されたブロックチェーン」の上部に示されている。ただし、コンテンツが配信されると、リンケージは切断される。そのコンテンツは、台帳を更新せずに簡単に共有、複製、または取引できる「マスター」ファイルである。図１の下部、「コンテンツブロックチェーン」は、デジタルビデオコンテンツがブロックチェーンの各ブロック内でどのように統合されるかを示している。

仮想ビデオは、ビデオデータが存在する場所とその表示方法をビデオプレーヤーに説明する台帳の形式である。コンテンツブロックチェーンでは、この仮想ビデオがブロックチェーン台帳の一部になるため、取引情報および最終ビデオの一部の両方がブロックに組み込まれる。ビデオ自体の一部およびブロックチェーンブロック内の取引情報のこの統合は、ブロックチェーン自体と同じ強度に本質的に信頼と取引の有効性を適用する。構造化されたメディアファイルの場合、バイナリデータは「構造」および「データ」に分離できる。データをリモートのままにして、コンテンツの構造要素をブロックチェーンに組み込むことで、ブロックチェーン機能がメディア／コンテンツに拡張される。

図２は、従来の取引ブロックチェーンと実施例のコンテンツブロックチェーンとの間の台帳の違いを示す。暗号通貨ブロックチェーンの実施において、マジックナンバー、それに続くブロックサイズ、それ自体に多数の異なるアイテム（例えば、バージョン、ハッシュ前のブロック、ハッシュマークルルート）を含むブロックヘッダーなど、ブロックの構成方法を定義できる、多数の異なるフィールドがある。ほとんどのブロックチェーン定義にブロックヘッダーがあるように、ほとんどのメディア形式は、メディアデータがどのように存在し、どのように再生されるかを記載したハッシュ（またはサンプルテーブル）を含む、さまざまなアイテムを含んだ、ヘッダー（例えば、デジタルビデオ用、ＩＳＯ１４４９６第４部（別名、ＭＰＥＧ−４））を有する。

コンテンツブロックチェーンは、ＩＳＯベースのＭＰＥＧ−４ヘッダーの例を記載している図２にあるように、従来のブロックチェーンヘッダーおよびメディアファイルヘッダーのハイブリッドまたは融合であるブロック構造を有する。この融合により、メディアファイルの構造ヘッダー情報がブロックチェーンブロックに取り込まれる。従来のブロックチェーンと同様に、コンテンツブロックチェーンが取引で合意を達成すると、ブロックが検証され、暗号通貨に適用されるのと同じプロパティがメディアヘッダーに適用される。

図３は、本開示の実施例による、コンテンツブロックチェーンを含む、コンテンツパブリッシャーからコンテンツビューアーまでのコンテンツ流通エコシステム３００のプロセスフローダイヤグラムである。図４は、本開示の実施例による、コンテンツブロックチェーンサーバクラスタ４００をより特別に示す。示されるように、システムは、多数のサブシステム（各個別システム）、コンピュータなどが通信または他の方法で動作するコンピュータネットワークまたは多数の相互接続されたコンピュータネットワークを含むインターネットベースのコンピューティングアーキテクチャで実施されてもよい。ネットワークは、１つ以上の有線ネットワーク、無線ネットワーク、または有線ネットワークと無線ネットワークのいくつかの組み合わせとして実施されてもよい。ネットワークには、プライベート、公開、アカデミック、ビジネス、または政府のネットワーク、またはそれらの多数の異なる組み合わせのいずれかが含まれ、インターネットベースのコンピューティングアーキテクチャのコンテキストでは、インターネットが含まれる。ネットワークは、携帯電話、Ｗｉ−Ｆｉ、衛星、ケーブル、デジタル加入者線（ＤＳＬ）、光ファイバーなど、多数の異なる通信プロトコル、テクノロジーなどのいずれか１つ以上をサポートし得る。

システム３００において、ネットワークに接続されたサブシステムおよびコンピュータは、多数の異なる方法で実施されてもよい。適切なコンピュータの一例はサーバコンピュータであるが、他の実施も考えられる（例えば、メインフレームコンピュータ、パーソナルコンピュータ）。適切なコンピュータの別の例は、スマートフォンなどのモバイルデバイスである。適切なモバイルデバイスの他の例には、ポータブルコンピュータ（例えば、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ）、携帯電話、ウェアラブルコンピュータ（例えば、スマートウォッチ、光学ヘッドマウントディスプレイ）などが含まれる。

サーバコンピュータは、１つ以上のサーバコンピュータ、インターワーキングコンピューティングデバイスのネットワーク（例えば、複数のコンピュータによって実施される分散コンピュータ）などとして具現化され得る。いくつかの例では、サーバは、ピアツーピアコンピューティングアーキテクチャなど、インターワーキングコンピューティングデバイスのネットワークとして具現化されるか、そうでなければネットワークの一部を形成し得る。これにより、システムの構成またはシステムが参加する多数の構成が可能になる。適切な構成の一例は、ブロックチェーンなどの分散データベースである。示されるように、いくつかの例では、システムは、上記で紹介し以下に記載するようにビデオコンテンツを配布するために使用されるコンテンツブロックチェーンを含み、システムは、金融取引の台帳として使用される金融ブロックチェーンを含み得る。

図３では、コンテンツパブリッシャーは通常、プライベートクラウド、プラットフォーム（コンテンツ管理システムなど）、コンテンツ配信ネットワーク（ＣＤＮ）、またはそれらのいくつかの組み合わせに対して、コンテンツを発行する。実施例の一つでは、コンテンツは、「発見され」−メディアヘッダーにインデックスを付ける仮想化プロセス−、コンテンツの仮想バージョンをコンテンツ管理システム（ＣＭＳ）に発行する。また、インターネットなどの流通ネットワークも示されている。コンテンツ流通のこの段階では、多数のツールは、人工知能、取引処理、監査、タグ付け、分析、権利管理など、コンテンツを適用し得る。ダイヤグラムのこのポイントまでで、消費のためのネットワークへのコンテンツ流通の一般的なプロセスが記載されている。

図３のダイヤグラムの上部に示すように、コンテンツビューアーが一部のコンテンツにアクセスする場合、コンテンツビューアーは、デバイスまたはデバイス上のソフトウェア（図中のｉＰｈｏｎｅなど）を使用して、コンテンツを取得できるネットワーク上の場所にアクセスする（例えば、店頭）。今日の典型的な展開では、店頭または他のコンテンツソースが流通ネットワークに直接接続する。コンテンツブロックチェーン流通モデルでは、コンテンツブロックチェーンサーバがプロセスのこの部分に挿入される。ダイヤグラムにおいて、これはコンテンツブロックチェーンサーバクラスタではあるが、単一のサーバ、サーバのクラスタ、もしくは、実サーバまたは仮想サーバで実行されているソフトウェアのコレクションにすることができる。

店頭が新しいコンテンツ片を利用可能にしたい場合、それはネットワーク上のコンテンツを見つけ、図２で記載したようにヘッダーに基づいて新しいブロックを作成するよう、コンテンツブロックチェーンサーバ（またはサーバクラスタ）に指示する。これは高レベルのダイヤグラムであり、より詳細なレベルで、コンテンツブロックチェーンサーバは、取引を検証するための合意ビルディングなど、多数の機能を実行するように表示される場合がある。流通ネットワークの右側には、オプションであり、コンテンツブロックチェーンを作成するために拡張できる従来のブロックチェーンを表す、「金融ブロックチェーン」がある。コンテンツブロックチェーンサーバのもう１つの機能は、エンドユーザー向けの消耗品メディアヘッダー（例えば、仮想ビデオ）の作成に関する指示を発行することである。仮想配信コンポーネントは、残りのコンポーネント（コンテンツハッシュ／サンプルデータ）をコンテンツビューアーの視聴デバイスに配信し、これには、特定のオリジンメディア（仮想ファイル）のコンテンツブロックチェーンブロックからの取引履歴データが含まれる可能性がある。その後、ビューアーは、発行ポイントからメディアのデータを検索でき、オプションで、トラフィックマネージャーによってプロキシされる。

図４に関連して、コンテンツブロックチェーンサーバクラスタは、取引を検証するための複数の合意モデルを操作できる。適切な合意モデルの例には、作業の証明、ステークの証明、同意された合意が含まれる。サーバは、モデルが時間とともに変化する可能性があるため、および異なる関心を持つ異なる当事者が存在する可能性があるため（例えば、コンテンツ所有者がデジタル契約によって管理されるプライベート合意を使用したい場合があるが、エンドビューアーは、作業証明合意のプライバシーと分散信頼を望んでいる場合がある）、任意の（および任意の多数の）モデルをサポートし得る。また、図４は、コンテンツブロックチェーンの基盤となる技術が、ＯＳＩ（Ｏｐｅｎ Ｓｙｓｔｅｍｓ Ｉｎｔｅｒｃｏｎｎｅｃｔｉｏｎ Ｍｏｄｅｌ）スタック全体にわたるあらゆる種類の計算プロセスを含むことができることを示している。

上記で紹介し、以下で記載するように、コンテンツブロックチェーンの背後にある技術概念は、データベースと対話する方法が異なることを除いて、データベースの技術概念に似ている。コンテンツブロックチェーンは、分散型合意、信頼できるコンピューティング、スマート契約、および作業／ステークの証明を提供する際にブロックチェーンを拡張する。

本開示の実施例によれば、デジタルコンテンツは、異なるネットワークノードで維持される２つのコンポーネントに分割される。第１のコンポーネントである「台帳」は、抽出されたオーディオサンプルおよびビデオサンプルを格納するコアデジタルコンテンツコンテナを含む仮想ファイルである。このコンポーネントは、分散型ネットワークである仮想ブロック全体に分散されている。第２のコンポーネントは、ｖＤＮＡ（抽出されたビデオおよびオーディオサンプル）であり、保護されたアクセス可能なネットワーク（例えば、クラウド）環境の保護されたセット、コンテンツブロックで維持される。ｖＤＮＡの各サンプルは、映像のビデオフレームのグループを表すバイナリブロックデータである。図５は、仮想ビデオのいくつかの例による、図１で記載したデジタルメディア対仮想化メディアの比較を示している。

図５に示されるように、デジタルビデオ（ａ）は、固体ブロックにレンダリングされ得る。仮想化のプロセス（ｂ）は、仮想ビデオファイル（ｃ）と生データまたはエンコードデータ（ｄ）の初期コンポーネントにブロックするリバースエンジニアリングを行う場合がある。仮想ビデオファイルは、データベースによく似ており、メディアを表示する方法を受信側コンポーネントに伝えるアーキテクチャ構造である場合がある。実際の構造はメディアの種類によって異なるが、ビデオの世界ではＭＰＥＧ−４がその例であり得る。メディアファイルのヘッダーからデータを切り離すことにより、ブロックチェーンブロックに構造コンポーネントを含めることができる。

デジタルコンテンツは一意であり、各取引でさまざまなノードに配信され得る。コンテンツがユーザーまたは集約機または分配器に配信されるとすぐに、分散型化される。このため、分散型化コンテンツファイルを集中化するルールが用意されている可能性があり、これらのルールはコンテンツの取り扱い、処理、認証、および追跡に複雑さを加える可能性がある。コンテンツブロックチェーン上の仮想コンテンツは、複数層のアクセス制御により、制御の力とともに分散型化の力を提供する。合意ネットワークは仮想コンテンツを検証し、アクセス制御方法はｖＤＮＡのフローを許可する。このｖＤＮＡフローは、いくつかの例では数秒以内に、ユーザーが再生ボタンを押すことに応答して、ユーザーのデバイスで組み立てられる。そして、コンテンツブロックチェーンを使用して、仮想コンテナからコンテンツＩＰを分割し、再生中に２つを組み立てることにより、コンテンツブロックチェーンは、すべての取引、すべての資産、すべてのデバイスで永久に検証できる。

図６は、実施例による取引のフローダイヤグラムである。そして、図７は、いくつかの例による公開合意を示す。

図５は、レンダリングされたビデオを、仮想ファイルとビデオデータ（ビデオＤＮＡ）の２つのデータ構造に分解する方法を示した。図６は、特別に、これら２つのコンポーネントがコンテンツブロックチェーンアーキテクチャ内にどのように存在するかを示す。図７によるものなどの公開合意モデルは、コンテンツブロックチェーンに組み込まれている仮想ビデオファイルを含む任意の取引に適用し得る。この公開コンテンツブロックチェーンは、コンテンツ作成者（例えば、個別の貢献者）によって直接、または関連するコンテンツ権利所有者間の合意を個別に達成し、デジタル契約を通じて潜在的にそれらの権利を公開ブロックチェーンに付与するプライベートブロックチェーンによって投入さる。コンテンツブロックチェーンの階層レベルの数に関係なく（ダイヤグラムには２レベルの階層が示されているが、１つ以上存在する場合がある）、メディアデータは配布され、仮想ファイルが達成され、許可される。

実施例によれば、ブロックチェーンのすべてのコンポーネントは、取引が履行されるように合意する必要がある。いくつかの例では、これらには、オープンネットワーク（インターネット）で配信される仮想ファイル、アクセス要求（ユーザー）、認証付きで配信される仮想ファイル（例えば、ユーザーＩＤ、マシンＩＤ）、仮想資産の有効性の合意チェックおよび合意ネットワーク全体の認証（認証：場所、タイムスタンプなど）、制御されたネットワークからオープンネットワークへのｖＤＮＡデータ配信（ｖＤＮＡ＝コンパイルできないバイナリデータ）、および完全に形成されたビデオファイルを形成するユーザーデバイスでの組み立て、が含まれる。いくつかの例では、コンテンツブロックチェーンを使用して、スマート契約を生産ポイント（ＡＩまたはビッグデータを経由したプログラム）または取引ポイント（レポートおよび取引エンジン）に挿入できる。

本開示の実施例をさらに説明するために、図８は、従来のコンテンツワークフロー対仮想コンテンツワークフローを示す。

上記で記載し、添付の図に示すように、コンテンツブロックチェーンは、仮想ファイルを経由した従来のブロックチェーンのオープン性と、制御されたｖＤＮＡ配信を経由したコンテンツの制御を提供する。コンテンツブロックチェーンでは、コンテンツを再レンダリングせずにプログラムで個別用に作成できる。コンテンツブロックチェーンは、メディア業界ではこれまでに見られなかったコンテンツコントロールの利点を継承している場合もある。この点で、技術は、ビデオ用のトランスコーディング、またはビデオ編集から作成されたファイルの格納は必要ない。既存のシステムを置換するのではなく、それらを強化し、デジタルコンテンツのバリューチェーンのあらゆる部分を強化し、コンテンツを取り巻くすべてのテクノロジーの価値を高め、ビッグデータと人工知能をインターフェースし、および／またはコンテンツの制作と識別の速度を「スケールを超えて提供」する。

本開示の実施例によれば、システム３００ならびにそのサブシステムおよびコンピュータは、さまざまな手段によって実施され得る。システムならびにそのサブシステムおよびコンピュータを実施する手段は、単独で、またはコンピュータ可読格納媒体からの１つ以上のコンピュータプログラムの指示の下で、ハードウェアを含み得る。いくつかの例では、１つ以上の装置は、本明細書に示され記載されるシステムならびにそのサブシステムおよびコンピュータとして機能するか、そうでなければ実施するように構成され得る。複数の装置が関係する例では、それぞれの装置は、有線または無線ネットワークなどを経由して直接または間接的になど、多数の異なる方法で互いに接続または通信することができる。

図９は、本開示のいくつかの実施例による装置９００を示す。概して、本開示の実施例の装置は、１つ以上の固定または携帯電子デバイスを備えるか、含むか、または実施され得る。装置は、例えば、メモリ９０４（例えば、格納デバイス）に接続されたプロセッサ９０２などの、多数のコンポーネントのそれぞれのうちの１つ以上を含むことができる。

プロセッサ９０２は、１つ以上のプロセッサの、単独で、または１つ以上のメモリとの組み合わせで構成されてもよい。プロセッサは、概して、例えばデータ、コンピュータプログラム、および／または他の適切な電子情報などの情報を処理することができる任意のコンピュータハードウェアである。プロセッサは、集積回路または相互接続された複数の集積回路（より一般的には「チップ」と呼ばれることもある集積回路）としてパッケージ化される電子回路の集まりで構成される。プロセッサは、コンピュータプログラムを実行するように構成されてもよく、コンピュータプログラムは、プロセッサに搭載されて格納されるか、さもなければ（同じまたは別の装置の）メモリ９０４に格納されてもよい。

プロセッサ９０２は、特定の実施に応じて、多数のプロセッサ、マルチコアプロセッサ、またはいくつかの他のタイプのプロセッサとすることができる。さらに、プロセッサは、メインプロセッサが単一チップ上に１つ以上の二次プロセッサとともに存在する、多数の異種プロセッサシステムを使用して実施され得る。別の例示的な例として、プロセッサは、同じタイプの複数のプロセッサを含む対称型マルチプロセッサシステムであってもよい。さらに別の例において、プロセッサは、１つ以上のＡＳＩＣ、ＦＰＧＡなどとして具現化されるか、そうでなければそれを含むことができる。したがって、プロセッサはコンピュータプログラムを実行して１つ以上の機能を実行することができても、さまざまな例のプロセッサはコンピュータプログラムの助けを借りずに１つ以上の機能を実行することができる。いずれの場合でも、プロセッサは、本開示の実施例に従って機能または動作を実行するように適切にプログラムされてもよい。

メモリ９０４は、概して、例えば、データ、コンピュータプログラム（例えば、コンピュータ可読プログラムコード９０６）、および／または一時的および／または他の適切な情報などの情報を恒久的に格納することができる任意のコンピュータハードウェアである。メモリは、揮発性および／または不揮発性メモリを含んでもよく、固定または取り外し可能であってもよい。適切なメモリの例には、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）、ハードドライブ、フラッシュメモリ、サムドライブ、リムーバブルコンピュータディスケット、光ディスク、磁気テープ、または上記のいくかの組み合わせが含まれる。光ディスクには、コンパクトディスク−読み取り専用メモリ（ＣＤ−ＲＯＭ）、コンパクトディスク−読み取り／書き込み（ＣＤ−Ｒ／Ｗ）、ＤＶＤなどが含まれる。さまざまな例において、メモリはコンピュータ可読格納媒体と呼ばれる場合がある。コンピュータ可読格納媒体は、情報を格納することができる非一時的なデバイスであり、ある場所から別の場所に情報を運ぶことができる電子一時信号などのコンピュータ可読送信メディアとは区別される。本明細書で説明されるコンピュータ可読媒体は、概して、コンピュータ可読格納媒体またはコンピュータ可読伝送媒体を指し得る。

メモリ９０４に加えて、プロセッサ９０２はまた、情報を表示、送信および／または受信するための１つ以上のインターフェースに接続されてもよい。インターフェースは、１つ以上の通信インターフェースおよび／または１つ以上のユーザーインターフェースを含み得る。通信インターフェースは、他の装置、ネットワークなどとの間で情報を送受信するように構成されてもよい。通信インターフェースは、物理（有線）および／または無線通信リンクによって情報を送信および／または受信するように構成されてもよい。通信インターフェースは、携帯電話、Ｗｉ−Ｆｉ、衛星、ケーブル、デジタル加入者線（ＤＳＬ）、光ファイバーなどの技術を使用するなど、ネットワークに接続するためのインターフェース９０８を含むことができる。

ユーザーインターフェースは、ディスプレイ９１２および／または１つ以上のユーザー入力インターフェース９１４を含むことができる。ディスプレイは、適切な例には、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）、発光ダイオードディスプレイ（ＬＥＤ）、プラズマディスプレイパネル（ＰＤＰ）などを含み、ユーザーに情報を提示または表示するように構成されてもよい。ユーザー入力インターフェースは、有線でも無線でもよく、処理、格納、および／または表示などのために、ユーザーから装置に情報を受信するように構成されてもよい。ユーザー入力インターフェースの適切な例には、マイクロフォン、画像またはビデオキャプチャデバイス、キーボードまたはキーパッド、ジョイスティック、タッチセンシティブ表面（タッチスクリーンとは別個またはタッチスクリーンに統合）などを含む。ユーザーインターフェースは、プリンタ、スキャナなどの周辺機器と通信するための１つ以上のインターフェースをさらに含んでもよい。

上記のように、プログラムコード命令はメモリに格納され、それによってプログラムされるプロセッサによって実行され、本明細書に記載のシステム、サブシステム、ツールおよびそれらのそれぞれの要素の機能を実施する。理解されるように、特定の機械が本明細書で指定された機能を実施するための手段になるように、任意の適切なプログラムコード命令をコンピュータ可読格納媒体からコンピュータまたは他のプログラム可能な装置にロードして特定の機械を生成することができる。これらのプログラムコード命令は、コンピュータ、プロセッサまたは他のプログラム可能な装置を特定の方法で機能させ、それにより特定の機械または特定の製品を生成できるコンピュータ可読格納媒体に格納することもできる。コンピュータ可読格納媒体に格納された命令は、製造品を生成する場合があり、製造品は、本明細書で記載される機能を実施するための手段になる。プログラムコード命令は、コンピュータ可読格納媒体から検索され、コンピュータ、プロセッサまたは他のプログラム可能な装置にロードされて、コンピュータ、プロセッサまたは他のプログラム可能な装置を構成し、コンピュータ、プロセッサまたは他のプログラマブル装置によって実行される操作を実行することができる。

プログラムコード命令の検索、ロード、および実行は、一度に１つの命令が検索、ロード、および実行されるように、順次実行される。いくつかの実施例では、複数の命令が一緒に検索、ロード、および／または実行されるように、検索、ロード、および／または実行を並行して実行することができる。プログラムコード命令の実行により、コンピュータ、プロセッサ、または他のプログラム可能な装置によって実行される命令が、本明細書に記載の機能を実施するための動作を提供するように、コンピュータ実施プロセスを生成できる。

プロセッサによる命令の実行、またはコンピュータで可読格納媒体への命令の格納は、指定された機能を実行するための操作の組み合わせをサポートする。このように、装置９００は、プロセッサ９０２と、プロセッサに結合されたコンピュータ可読格納媒体またはメモリ９０４とを含むことができ、プロセッサは、メモリに格納されたコンピュータ可読プログラムコード９０６を実行するように構成される。また、１つ以上の機能、および機能の組み合わせは、特定の機能を実行する専用ハードウェアベースのコンピュータシステムおよび／またはプロセッサ、または専用ハードウェアとプログラムコード命令の組み合わせによって実施できることも理解されよう。

上記で説明したように、本開示は、本明細書に記載の特定の実施例においてそのような特徴または要素が明示的に組み合わされているか、さもなければ列挙されているかどうかにかかわらず、本開示に記載された２つ、３つ、４つまたはそれ以上の特徴または要素の任意の組み合わせを含む。本開示は、その態様および実施例のいずれにおいても、本開示の文脈が明確にそうでないことを示さない限り、本開示の任意の分離可能な特徴または要素が組み合わせ可能であると見なされるように、総合的に読まれることを意図している。

本明細書に記載される本開示の多くの修正および他の実施は、前述の説明および関連する図に示される教示の利益を有する本開示が関係する当業者に思い付くであろう。したがって、本開示は開示された特定の実施に限定されるものではなく、修正および他の実施は添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されていることを理解されたい。さらに、前述の説明および関連する図は、要素および／または機能の特定の例示的な組み合わせのコンテキストでの実施例を記載しているが、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、代替の実施によって要素および／または機能の異なる組み合わせが提供され得ることを理解されたい。これに関して、例えば、添付の特許請求の範囲のいくつかに記載されているように、明示的に上述したものとは異なる要素および／または機能の組み合わせも考えられる。ここでは特定の用語が使用されているが、それらは一般的および説明的な意味でのみ使用されており、限定の目的ではない。

Claims (15)

1. コンテンツ取引合意のための装置であって、前記装置は、
   コンピュータ可読プログラムコードを格納するように構成されたメモリと、
   プロセッサであって、前記メモリにアクセスし、かつ前記コンピュータ可読プログラムコードを実行して、前記装置に少なくとも
   ビデオまたはオーディオコンテンツの再生のための取引を開始する要求を受信することであって、前記要求がネイティブプレーヤーを有するデータネットワーク接続デバイスから受信される、受信することと、
   分散台帳を維持するピアツーピアネットワークで合意により前記取引を検証することと、
   前記取引が検証された場合にのみ、前記分散台帳に前記取引の記録を格納することであって、前記記録には、複数のプレーヤー制御パラメータ値を持つ前記ビデオまたはオーディオコンテンツのための参照ファイルおよび前記ピアツーピアネットワーク外部の１つ以上の指定コンテンツソースのためのリンキングデータが含まれる、格納することと、
   前記データネットワーク接続デバイスが前記ビデオまたはオーディオコンテンツを再生できるよう、前記データネットワーク接続デバイスによる前記参照ファイルへのアクセスを提供することと、を行わせるように構成されたプロセッサと、を備え、前記データネットワーク接続デバイスは、少なくとも、
   前記リンキングデータを使用して前記データネットワーク経由で前記指定コンテンツデータソースのうちの１つ以上のコンテンツデータファイル内から前記ネイティブプレーヤーと互換性のあるコンテンツデータを取得するよう前記ネイティブプレーヤーに指示するプレーヤー制御コマンドが含まれるプレーヤー制御コマンドを、前記プレーヤー制御パラメータ値に基づいて前記ネイティブプレーヤーに提供することと、
   前記１つ以上のコンテンツソースから前記ネイティブプレーヤーによってコンテンツデータを取得することと、
   前記プレーヤー制御コマンドに従って各コンテンツソースから取得した前記コンテンツを、前記ネイティブプレーヤーにより、再生することと、を可能にしている、装置。
2. 前記分散台帳はブロックチェーンであり、前記装置が前記取引の前記記録を格納させることが、前記ブロックチェーンのブロックに前記取引を記録させることを含む、請求項１に記載の装置。
3. 前記装置が前記参照ファイルへのアクセスを提供させることは、前記分散台帳へのアクセス、そしてそれにより、前記取引の前記記録およびそこに含まれる前記参照ファイルへのアクセスを提供させることを含む、請求項１に記載の装置。
4. 前記プロセッサは、前記要求に応答して前記装置に前記参照ファイルをさらに生成させるよう、前記コンピュータ可読プログラムコードを実行するように構成されている、請求項１に記載の装置。
5. 前記プロセッサは、前記要求が受信される前に前記装置に前記参照ファイルをさらに生成させるよう、前記コンピュータ可読プログラムコードを実行するように構成されている、請求項１に記載の装置。
6. コンテンツ取引合意の方法であって、前記方法は、
   ビデオまたはオーディオコンテンツの再生のための取引を開始する要求を受信することであって、前記要求がネイティブプレーヤーを有するデータネットワーク接続デバイスから受信される、受信することと、
   分散台帳を維持するピアツーピアネットワークで合意により前記取引を検証することと、
   前記取引が検証された場合にのみ、前記分散台帳に前記取引の記録を格納することであって、前記記録には、複数のプレーヤー制御パラメータ値を持つ前記ビデオまたはオーディオコンテンツのための参照ファイルおよび前記ピアツーピアネットワーク外部の１つ以上の指定コンテンツソースのためのリンキングデータが含まれる、格納することと、
   前記データネットワーク接続デバイスが前記ビデオまたはオーディオコンテンツを再生できるよう、前記データネットワーク接続デバイスによる前記参照ファイルへのアクセスを提供することとを含み、前記データネットワーク接続デバイスは、
   前記リンキングデータを使用して前記データネットワーク経由で前記指定コンテンツデータソースのうちの１つ以上のコンテンツデータファイル内から前記ネイティブプレーヤーと互換性のあるコンテンツデータを取得するよう前記ネイティブプレーヤーに指示するプレーヤー制御コマンドが含まれるプレーヤー制御コマンドを、前記プレーヤー制御パラメータ値に基づいて前記ネイティブプレーヤーに提供し、
   前記１つ以上のコンテンツソースから前記ネイティブプレーヤーによってコンテンツデータを取得し、
   前記プレーヤー制御コマンドに従って各コンテンツソースから取得した前記コンテンツを、前記ネイティブプレーヤーにより再生する、方法。
7. 前記分散台帳はブロックチェーンであり、前記取引の前記記録を格納することは、前記ブロックチェーンのブロックに前記取引を記録することを含む、請求項６に記載の方法。
8. 前記参照ファイルへのアクセスを提供することは、前記分散台帳へのアクセス、そしてそれにより、前記取引の前記記録およびそこに含まれる前記参照ファイルへのアクセスを提供することを含む、請求項６に記載の方法。
9. 前記要求に応答して前記参照ファイルを生成することをさらに含む、請求項６に記載の方法。
10. 前記要求が受信される前に前記参照ファイルを生成することをさらに含む、請求項６に記載の方法。
11. コンテンツ取引合意のためのコンピュータ可読格納媒体であって、前記コンピュータ可読格納媒体は非一時的であり、かつ中に格納されたコンピュータ可読プログラムコードを有しており、前記コンピュータ可読プログラムコードは、プロセッサによる実行に応答して、装置に少なくとも
    ビデオまたはオーディオコンテンツの再生のための取引を開始する要求を受信することであって、前記要求がネイティブプレーヤーを有するデータネットワーク接続デバイスから受信される、受信することと、
    分散台帳を維持するピアツーピアネットワークで合意により前記取引を検証することと、
    前記取引が検証された場合にのみ、前記分散台帳に前記取引の記録を格納することであって、前記記録には、複数のプレーヤー制御パラメータ値を持つ前記ビデオまたはオーディオコンテンツのための参照ファイルおよび前記ピアツーピアネットワーク外部の１つ以上の指定コンテンツソースのためのリンキングデータが含まれる、格納することと、
    前記データネットワーク接続デバイスが前記ビデオまたはオーディオコンテンツを再生できるよう、前記データネットワーク接続デバイスによる前記参照ファイルへのアクセスを提供することと、を行わせ、前記データネットワーク接続デバイスは、少なくとも、
    前記リンキングデータを使用して前記データネットワーク経由で前記指定コンテンツデータソースのうちの１つ以上のコンテンツデータファイル内から前記ネイティブプレーヤーと互換性のあるコンテンツデータを取得するよう前記ネイティブプレーヤーに指示するプレーヤー制御コマンドが含まれるプレーヤー制御コマンドを、前記プレーヤー制御パラメータ値に基づいて前記ネイティブプレーヤーに提供することと、
    前記１つ以上のコンテンツソースから前記ネイティブプレーヤーによってコンテンツデータを取得することと、
    前記プレーヤー制御コマンドに従って各コンテンツソースから取得した前記コンテンツを、前記ネイティブプレーヤーにより、再生することと、を可能にしている、コンピュータ可読格納媒体。
12. 前記分散台帳はブロックチェーンであり、前記装置が前記取引の前記記録を格納させることは、前記ブロックチェーンのブロックに前記取引を記録させることを含む、請求項１１に記載のコンピュータ可読格納媒体。
13. 前記装置が前記参照ファイルへのアクセスを提供させることは、前記分散台帳へのアクセス、そしてそれにより、前記取引の前記記録およびそこに含まれる前記参照ファイルへのアクセスを提供させることを含む、請求項１１に記載のコンピュータ可読格納媒体。
14. 中に格納されたコンピュータ可読プログラムコードを有しており、前記コンピュータ可読プログラムコードが、前記プロセッサによる実行に応答して、前記装置に、前記要求に応答して前記参照ファイルをさらに生成させる、請求項１１に記載のコンピュータ可読格納媒体。
15. 中に格納されたコンピュータ可読プログラムコードを有しており、前記コンピュータ可読プログラムコードが、前記プロセッサによる実行に応答して、前記装置に、前記要求が受信される前に前記参照ファイルをさらに生成させる、請求項１１に記載のコンピュータ可読格納媒体。
    

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