JP6872006B2 - 基地局装置及び無線区間のQoS制御方法 - Google Patents

基地局装置及び無線区間のQoS制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、QoSレベルを異にしてパケットを伝送するQoS制御に関するものである。
より詳しくは、本発明は、既存のベアラ単位のQoS制御方式に対比して複雑度及び負荷の増加なしに、より細かい単位で差等的なQoS制御を実現することができる技術に関するものである。
移動通信システムでは、通信サービスのメディア類型によってQoS(Quality Of Service)レベルを異にし、端末(ユーザー)が利用する通信サービスのパケット伝送時、メディア類型に合うQoSレベルを保障して伝送するQoS制御を提供している。
これに関連して、LTEネットワークで提供するQoS制御方式は、EPS Bearer(以下、ベアラ)単位のQoS制御方式である。
LTEネットワークでは、端末(ユーザー)が通信サービスを利用する際、データ伝送のためのEPS Bearer即ちベアラを生成することになる。
このようなベアラは、端末と基地局との間を連結する無線区間、基地局とS−GWとP−GWとの間を連結する有線区間を経て、端末からP−GWまで生成されるトンネル(無線区間+有線区間)と言える。
ユーザー(端末)のデータは、このトンネル即ちベアラを通してIP基盤のパケット形態で伝送され、パケット伝送によるトラフィックの流れをサービスフロー(Service Flow)と言う。
これまでは、通信サービスの種類が比較的限定的であったため、いくつかの種類の通信サービスをまとめて“ベアラ”という論理的単位でQoSを保障(適用)するベアラ単位のQoS制御方式を使用した。
したがって、既存のベアラ単位のQoS制御方式は、ベアラ別にQoSレベル(QoSパラメータ)を定義してベアラ単位でQoSを保障するため、一つのベアラを通して伝送されるサービスフローであれば全て同一のQoS(ベアラのQoSレベル)が保障されて伝送される。
結局、既存のベアラ単位のQoS制御方式は、QoS制御の複雑度を低減できるとの長所があるが、一つのベアラに属したサービスフローに対して差等的なQoSを適用することができないという限界がある。
このようなベアラ単位のQoS制御方式が有する限界は、通信サービスの種類が比較的限定的な状況では大きい問題にならない。
しかし、多様な種類の通信サービスが急速に開発/登場している現在または今後の状況(例:5G)では、ベアラ単位のQoS制御方式が有する限界を改善しなければならない。
よって、本発明は、より細かい単位で差等的なQoS制御を実現して、既存のベアラ単位のQoS制御方式が有する限界を改善するためのものである。
本発明で到逹しようとする目的は、既存のベアラ単位のQoS制御方式に対比して複雑度及び負荷の増加なしに、より細かい単位で差等的なQoS制御を実現することにある。
本発明の一実施例による基地局装置は、端末に伝送するためのパケットに対して、上記パケットのサービスフローに適用されているQoS(Quality Of Service)パラメータにマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータを確認する確認部;及び、上記パケットの送信時、上記確認した無線区間専用のQoSパラメータを適用して、上記パケットをコアネットワークが適用したQoSレベルから無線区間専用に変換したQoSレベルで送信する送信部;を含む。
具体的に、コアネットワークがサービスフローに適用するQoSパラメータ別に無線区間専用のQoSパラメータをマッピングさせたマッピングテーブルを保存する保存部をさらに含み;上記マッピングテーブル内のQoSパラメータの個数が無線区間専用のQoSパラメータの個数よりも多くてもよい。
具体的に、コアネットワークがサービスフローに適用するQoSパラメータ別に無線区間専用のQoSパラメータをマッピングさせたマッピングテーブルを保存する保存部をさらに含み;上記マッピングテーブルには、相異なる2以上のQoSパラメータが同一の一つの無線区間専用のQoSパラメータとマッピングされることを特徴とする基地局装置。
具体的に、上記2以上のQoSパラメータは、コアネットワークから特定サイズ以下の少量データを周期的に伝送する通信サービス、またはモノのインターネット(Internet Of Things)サービスに適用することができる。
具体的に、コアネットワークがサービスフローに適用するQoSパラメータ別に無線区間専用のQoSパラメータをマッピングさせたマッピングテーブルを保存する保存部をさらに含み;上記マッピングテーブルには、特定QoSパラメータが適用される一つのサービスフローに対して、サービスフロー内に含まれた各コンテンツのQoS別に無線区間専用のQoSパラメータがマッピングされることができる。
具体的に、請求項5において、上記特定QoSパラメータは、帯域幅を保証しないNon−GBR(Guaranteed Bit Rate)をサービスタイプとして有することができる。
具体的に、上記確認部は、上記サービスフローに適用されているQoSパラメータが上記特定QoSパラメータである場合、上記パケットのヘッダでサービス品質類型(DiffServ)確認のための特定フィールドを確認してコンテンツのQoSを確認し、確認されたコンテンツのQoSにマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータを確認することができる。
具体的に、上記確認した無線区間専用のQoSパラメータを識別可能にするQoS制御情報を含むRRCメッセージを上記端末に伝送して、上記端末が上記RRCメッセージ内のQoS制御情報に基づいて、上記サービスフローのアップリンクパケット送信時に上記無線区間専用のQoSレベルで送信できるようにする制御情報伝達部をさらに含むことができる。
本発明の一実施例による無線区間のQoS制御方法は、基地局装置が、端末に伝送するためのパケットのサービスフローに適用されているQoSパラメータに基づいて、上記QoSパラメータにマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータを確認する確認段階;及び、上記基地局装置が、上記パケットの送信時、上記確認した無線区間専用のQoSパラメータを適用して、上記パケットをコアネットワークが適用したQoSレベルから無線区間専用に変換したQoSレベルで送信する送信段階;を含む。
具体的に、上記基地局装置が、コアネットワークがサービスフローに適用するQoSパラメータ別に無線区間専用のQoSパラメータをマッピングさせたマッピングテーブルを保存する段階をさらに含み;上記マッピングテーブル内のQoSパラメータの個数が無線区間専用のQoSパラメータの個数よりも多くてもよい。
具体的に、上記基地局装置が、コアネットワークがサービスフローに適用するQoSパラメータ別に無線区間専用のQoSパラメータをマッピングさせたマッピングテーブルを保存する段階をさらに含み;上記マッピングテーブルには、相異なる2以上のQoSパラメータが同一の一つの無線区間専用のQoSパラメータとマッピングされることができる。
具体的に、上記基地局装置が、コアネットワークがサービスフローに適用するQoSパラメータ別に無線区間専用のQoSパラメータをマッピングさせたマッピングテーブルを保存する段階をさらに含み;上記マッピングテーブルには、特定QoSパラメータが適用される一つのサービスフローに対して、サービスフロー内に含まれた各コンテンツのQoS別に無線区間専用のQoSパラメータがマッピングされることができる。
具体的に、上記確認段階は、上記サービスフローに適用されているQoSパラメータが上記特定QoSパラメータである場合、上記パケットのヘッダでサービス品質類型(DiffServ)確認のための特定フィールドを確認してコンテンツのQoSを確認し、確認されたコンテンツのQoSにマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータを確認することができる。
よって、本発明の実施例によれば、既存のベアラ単位のQoS制御方式に対比して複雑度及び負荷の増加なしに、より細かい単位で差等的なQoS制御を無線区間において実現することにより、通信サービス別により差等的なQoSすなわちサービス品質を適用する効果を奏する。
既存のベアラ単位のQoS制御方式を示した例示図である。 本発明の一実施例による無線区間のQoS制御方式が実現される流れを示した例示図である。 本発明の一実施例による基地局装置の構成を示したブロック図である。 本発明の第1実施例による無線区間のQoS制御方法を説明する制御の流れ図である。 本発明の第1実施例による無線区間のQoS制御方法を説明する制御の流れ図である。 本発明の第2実施例による無線区間のQoS制御方法を説明する制御の流れ図である。 本発明の第2実施例による無線区間のQoS制御方法を説明する制御の流れ図である。 本発明の第3実施例による無線区間のQoS制御方法を説明する制御の流れ図である。 本発明の第3実施例による無線区間のQoS制御方法を説明する制御の流れ図である。
本明細書で使われている技術的用語は単に特定の実施例を説明するために用いられたもので、本明細書に開示されている技術の思想を限定しようとする意図ではないことに留意しなければならない。また、本明細書で使われている技術的用語は、本明細書で特別に他の意味として定義されていない限り、本明細書に開示されている技術の属する分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解される意味として解釈されなければならず、過度に包括的な又は縮小した意味として解釈されてはならない。また、本明細書で使われている技術的な用語が本明細書に開示されている技術の思想を正確に表現できていない誤った技術的用語であるときは、当業者が正しく理解できる技術的用語に替えて理解されなければならない。また、本明細書で使われている一般的な用語は、辞書に定義されているところ、又は前後の文脈上によって解釈されなければならず、過度に縮小した意味として解釈されてはならない。
また、本明細書で使われている単数の表現は、文脈上明白に異なる意味をなさない限り、複数の表現を含む。本明細書で、“構成される”又は“含む”などの用語は、明細書上に記載されている色々な構成要素、又は色々な段階を必ず全て含むものと解釈されてはならず、そのうち一部の構成要素又は一部の段階は含まれないこともあり、又は追加の構成要素又は段階を更に含むこともあると解釈されなければならない。
また、本明細書で使われている第1、第2などのように序数を含む用語は、多様な構成要素を説明するにあたって使われ得るが、上記構成要素は上記用語によって限定されてはならない。上記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使われる。例えば、本発明の権利範囲を逸脱しない範囲で、第1構成要素は第2構成要素と命名されることができ、同様に第2構成要素も第1構成要素と命名されることができる。
以下、添付図面を参照しながら本明細書に開示されている実施例を詳しく説明するが、図面符号にかかわらず同一又は類似の構成要素は同一の参照番号を付与し、これに関して重複する説明は省略することにする。
また、本明細書に開示されている技術を説明するにあたって、関連する公知技術に関する具体的な説明が本明細書に開示されている技術の要旨を不明瞭にすると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付図面は本明細書に開示されている技術の思想を容易に理解できるようにするためのものであるだけで、添付図面によってその技術の思想が制限されることと解釈されてはならないことに留意しなければならない。
以下、本発明の一実施例を例示的な図面を通して詳しく説明する。各図面の構成要素に参照符号を付加するにあたって、同一の構成要素に対しては、たとえ他の図面上に表示されても、なるべく同一の符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本発明を説明するにあたって、関連する公知構成又は機能に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にし得ると判断される場合は、その詳しい説明は省略する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施例に関して説明する。
本発明に関する具体的な説明の前に、図1を参照して既存のベアラ単位のQoS制御方式を説明する。
既存のベアラ単位のQoS制御方式は、いくつかの種類の通信サービスをまとめてEPS Bearer即ちベアラという論理的単位でQoSを適用(保障)する方式である。
端末(ユーザー)が通信サービスを利用する際、データ伝送のためのEPS Bearer即ちベアラを生成することになる。
このとき、図1に示されているように、ベアラ単位のQoS制御方式を使用するために、端末(ユーザー)が利用しようとする通信サービスで要求されるQoSを保障するベアラ、例えばBearer1、2が生成される。
ここで、Bearer1、2それぞれは、Default Bearerでもよく、Dedicated Bearerでもよい。
図1では、端末が利用する通信サービス1のサービスフロー1、通信サービス2のサービスフロー2が一つのベアラ(Bearer1)に属し、端末が利用する通信サービス3のサービスフロー3、通信サービス4のサービスフロー4が一つのベアラ(Bearer2)に属すると仮定する。
この場合、図1に示されているように、Bearer1を通して伝送されるサービスフロー1、2にはいずれも同一のQoS即ちBearer1のQoSレベル(QoSパラメータA)が適用され、Bearer2を通して伝送されるサービスフロー3、4にはいずれも同一のQoS即ちBearer2のQoSレベル(QoSパラメータB)が適用される。
結局、既存のベアラ単位のQoS制御方式は、ベアラという論理的単位でQoSを適用するため、QoS制御の複雑度を低減できるという長所があるが、これにより、一つのベアラに属したサービスフローに対して差等的なQoSを適用することができないという限界がある。
よって、本発明では、既存のベアラ単位のQoS制御方式よりも細かい単位で差等的なQoS制御を実現する方案を提案し、特に、QoS制御の核心と言える無線区間において実現しようとする。
ところで、細かい単位で差等的なQoS制御を実現することになると、既存のベアラ単位のQoS制御方式に対比してQoS制御の複雑度及び負荷が増加するおそれがある。
よって、本発明では、既存のベアラ単位のQoS制御方式に対比して複雑度及び負荷の増加を最小化しながら、より細かい単位で差等的なQoS制御を無線区間において実現することができる方案(以下、無線区間のQoS制御方式)を提案しようとする。
以下では、本発明で提案する無線区間のQoS制御方式を実現する装置すなわち基地局装置に関して具体的に説明する。
図2を参照して、無線区間のQoS制御方式が実現される流れを説明すると、次の通りである。
コアネットワーク20は、コアネットワーク20がサービスフローに適用するQoSパラメータを無線区間専用のQoSパラメータに変換するためのマッピングルールを基地局100に伝達する(S1)。
このとき、コアネットワーク20は、既存のベアラ単位のQoS制御方式をそのまま支援することができる。
この場合、コアネットワーク20がサービスフローに適用するQoSパラメータは、該当サービスフローが属したベアラのQoSパラメータ(QoSレベル)と同じであり、よって、基地局100に伝達されるマッピングルールは、サービスフローに適用するベアラ単位のQoSパラメータ別に無線区間専用のQoSパラメータに変換するためのマッピングルールと言える。
また、コアネットワーク20は、既存のベアラ単位のQoS制御方式とは異なり、サービスフロー単位で相異なるQoSを保障(適用)するサービスフロー単位のQoS制御方式を支援することもできる。
この場合、コアネットワーク20がサービスフローに適用するQoSパラメータは、サービスフロー別に定義されるQoSパラメータ(QoSレベル)であり、よって、基地局100に伝達されるマッピングルールは、サービスフローに適用するサービスフロー単位のQoSパラメータ別に無線区間専用のQoSパラメータに変換するためのマッピングルールと言える。
ただし、本発明で提案する無線区間のQoS制御方式は、コアネットワーク20がベアラ単位のQoS制御方式を支援するか又はサービスフロー単位のQoS制御方式を支援するかに関係なく、後述の同一の構成で後述の同一の効果を得ることができる。
したがって、以下で本発明を説明するにあたって、コアネットワーク20がベアラ単位のQoS制御方式を支援するか又はサービスフロー単位のQoS制御方式を支援するかについて区分することなく説明する。
基地局100は、コアネットワーク20から伝達されるマッピングルールをセットすることができる(S2)。
このとき、マッピングルールをセットして基地局100に保存される情報は、コアネットワーク20がサービスフローに適用するQoSパラメータ(ベアラ単位のQoSパラメータ又はサービスフロー単位のQoSパラメータ)別に、無線区間専用のQoSパラメータをマッピングさせたマッピングテーブルの形態であり得る。
そして、基地局100は、自身に接続される端末10とのRRC(Radio Resource Control)設定過程で(S3)、サービスフロー別に基地局100が適用する無線区間専用のQoSパラメータを識別可能にするQoS制御情報をRRCメッセージに含ませて端末10に提供する。
よって、端末10は、基地局100から提供されるQoS制御情報をセットすることができる(S4)。
このとき、QoS制御情報は、基地局100が端末10に提供するサービスフローに適用する無線区間専用のQoSパラメータを含むことができる。
基地局100は、コアネットワーク20から端末10に伝送するためのパケットが受信されると(S5)、該当パケットのサービスフローに適用されているQoSパラメータ(例:QoSパラメータA)を確認する。
そして、基地局100は、先にセット/保存したマッピングテーブルで、先に確認したサービスフローに適用されているQoSパラメータにマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータを確認する(S6)。
すなわち、基地局100は、該当パケット(サービスフロー)に対して、コアネットワーク20で適用するQoSパラメータ(例:QoSパラメータA)を無線区間専用のQoSパラメータ(例:QoSパラメータ1)にマッピングさせることにより(S6)、コアネットワーク20のQoSレベルを無線区間専用のQoSレベルに変換するのである。
以後、基地局100は、端末10への該当パケット送信時、先に確認した無線区間専用のQoSパラメータ(例:QoSパラメータ1)を適用して、該当パケットをコアネットワーク20が適用したQoSレベルから無線区間専用に変換したQoSレベルで送信する(S7)。
そして、端末10では、アップリンクパケット発生時(S8)、先に提供を受けてセットしたQoS制御情報に基づいて、該当サービスフローのダウンリンク時に基地局100が適用した無線区間専用のQoSパラメータ(例:QoSパラメータ1)をアップリンクパケット送信時に同一に適用することにより(S9)、ダウンリンクと同一の無線区間専用のQoSレベルで送信することができる。
よって、基地局100は、端末10からアップリンクパケットが受信されると、上述のS6段階のQoSマッピングを逆に遂行して無線区間専用のQoSパラメータ(例:QoSパラメータ1)をコアネットワーク20で適用するQoSパラメータ(例:QoSパラメータA)にマッピングさせた後、アップリンクパケット伝送時にQoSパラメータ(例:QoSパラメータA)を適用することにより、該当アップリンクパケットを無線区間専用のQoSレベルから変換したコアネットワーク20のQoSレベルで伝送する(S10)。
以下では、図3を参照して、上述の本発明の実施例による無線区間のQoS制御方式を実現する装置すなわち基地局装置に関して具体的に説明する。
そして、説明の便宜のために、図2で言及した基地局100の参照番号を用いて説明する。
図3に示されているように、本発明の基地局装置100は、端末に伝送するためのパケットに対して、上記パケットのサービスフローに適用されているQoSパラメータがマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータを確認する確認部110と、上記パケットの送信時、上記確認した無線区間専用のQoSパラメータを適用して、上記パケットをコアネットワークが適用したQoSレベルから無線区間専用に変換したQoSレベルで送信する送信部130とを含む。
ここで、端末は、基地局装置100に接続して通信サービスを利用する端末であり、基地局装置100を通して同時に多様な通信サービスを利用することができる。
以下では、端末として図2に示されている端末10を言及して説明する。
確認部110は、コアネットワーク20から端末10に伝送するためのパケットが受信されると、該当パケットのサービスフローに適用されているQoSパラメータを確認する。
例えば、コアネットワーク20から受信されるダウンリンクパケットのヘッダには、コアネットワーク20で該当パケットのサービスフローに適用したQoSパラメータが含まれることができる。
この場合、確認部110は、端末10に伝送するためのパケットのヘッダに含まれているQoSパラメータを抽出/確認することにより、パケットのサービスフローに適用されているQoSパラメータを確認することができる。
または、コアネットワーク20から受信されるダウンリンクパケットのヘッダには、コアネットワーク20で該当パケットのサービスフローに適用したQoSパラメータが何かを識別可能にする別途のQoS識別子が含まれることができる。
この場合、確認部110は、端末10に伝送するためのパケットのヘッダに含まれているQoS識別子を抽出/確認することにより、パケットのサービスフローに適用されているQoSパラメータを確認することができる。
または、基地局装置100には、コアネットワーク20で各サービスフローにいずれのQoSパラメータ(ベアラ単位のQoSパラメータ又はサービスフロー単位のQoSパラメータ)を適用するかに関する政策情報が保存されることができる。
この場合、確認部110は、端末10に伝送するためのパケットのヘッダ内の5−tuple、すなわちSource IP、Destination IP、Source Port、Destination Port、Protocol IDに基づいてパケットのサービスフローを確認する。
そして、確認部110は、先に言及した政策情報に基づいて該当確認したサービスフローにコアネットワーク20が適用するQoSパラメータを確認することにより、コアネットワーク20によってパケットのサービスフローに適用されているQoSパラメータを確認することができる。
そして、確認部110は、パケットのサービスフローに適用されているQoSパラメータを確認すると、このQoSパラメータにマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータを確認する。
このために、本発明の基地局装置100は、コアネットワーク20がサービスフローに適用するQoSパラメータ別に無線区間専用のQoSパラメータをマッピングさせたマッピングテーブルを保存する保存部120をさらに含むことができる。
より具体的に説明すれば、コアネットワーク20内の指定された特定装備(図示せず)は、コアネットワーク20がサービスフローに適用するQoSパラメータを無線区間専用のQoSパラメータに変換するためのマッピングルールを基地局装置100に伝達する。
このとき、コアネットワーク20は、既存のベアラ単位のQoS制御方式をそのまま支援することができる。
この場合、コアネットワーク20がサービスフローに適用するQoSパラメータは、該当サービスフローが属したベアラのQoSパラメータ(QoSレベル)と同じであり、よって、基地局装置100に伝達されるマッピングルールは、サービスフローに適用するQoSパラメータ(ベアラ単位のQoSパラメータ)別に無線区間専用のQoSパラメータに変換するためのマッピングルールと言える。
また、コアネットワーク20は、既存のベアラ単位のQoS制御方式とは異なり、サービスフロー単位で相異なるQoSを保障(適用)するサービスフロー単位のQoS制御方式を支援することもできる。
この場合、コアネットワーク20がサービスフローに適用するQoSパラメータは、サービスフロー別に定義されるQoSパラメータ(QoSレベル)であり、よって、基地局装置100に伝達されるマッピングルールは、サービスフローに適用するQoSパラメータ(サービスフロー単位のQoSパラメータ)別に無線区間専用のQoSパラメータに変換するためのマッピングルールと言える。
ただし、本発明で提案する無線区間のQoS制御方式は、コアネットワーク20がベアラ単位のQoS制御方式を支援するか又はサービスフロー単位のQoS制御方式を支援するかに関係なく、後述の同一の構成で後述の同一の効果を得ることができる。
したがって、以下では、コアネットワーク20がベアラ単位のQoS制御方式を支援するか又はサービスフロー単位のQoS制御方式を支援するかについて区分することなく説明する。
基地局装置100は、コアネットワーク20から伝達されるマッピングルールをセットし、マッピングルールをセットする過程で保存部120には、コアネットワーク20がサービスフローに適用するQoSパラメータ(ベアラ単位のQoSパラメータ又はサービスフロー単位のQoSパラメータ)別に、無線区間専用のQoSパラメータをマッピングさせたマッピングテーブルが保存される。
確認部110は、パケットのサービスフローに適用されているQoSパラメータを確認すると、このQoSパラメータにマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータを保存部120に保存されたマッピングテーブルで確認する。
すなわち、確認部110は、該当パケット(サービスフロー)に対して、コアネットワーク20で適用するQoSパラメータを無線区間専用のQoSパラメータにマッピングさせることにより、コアネットワーク20のQoSレベルを無線区間専用のQoSレベルに変換するのである。
送信部130は、端末10への該当パケット送信時、確認部110で確認した無線区間専用のQoSパラメータを適用して、該当パケットをコアネットワーク20が適用したQoSレベルから無線区間専用に変換したQoSレベルで送信する。
すなわち、送信部130は、ダウンリンクパケットを無線区間を通して送信するとき、コアネットワーク20で該当パケットのサービスフローに適用したQoSパラメータ(QoSレベル)の代わりに無線区間専用のQoSパラメータ(QoSレベル)を適用して送信するのである。
このようにすれば、本発明では、サービスフローに対して、端末からコアネットワークまでの全体区間(ベアラ)を対象としてQoSを適用する既存のQoS制御方式とは異なり、QoS制御の核心と言える端末とアクセス装置(基地局)との間である最も敏感な無線区間(Radio Section)のQoS制御を別に具現する。
すなわち、本発明の無線区間QoS制御方式では、端末からコアネットワークまでの全体区間(ベアラ)のうちの無線区間をDRB(Data Radio Bearer)という別途の単位として定義して、アクセスとコアネットワークとの間のQoS制御方式とは別に、無線区間で独立的にDRB単位の差等的なQoS制御を実現することができる。
以上では、本発明の無線区間QoS制御方式を、ダウンリンクトラフィックを基準として説明した。
アップリンクトラフィックに対して本発明の無線区間QoS制御方式を適用するためには、無線区間QoS制御に必要な情報(QoS制御情報)を端末に知らせる過程が必要であるが、この過程は、QoS制御が細分化されるほど複雑度及び負荷が増加するおそれがある。
よって、本発明では、複雑度及び負荷の増加を最小化しながら、無線区間のQoS制御に必要な情報(QoS制御情報)を端末に知らせなければならない。
具体的に、図3に示されているように、本発明の基地局装置100は、制御情報伝達部140をさらに含む。
制御情報伝達部140は、確認部110で確認した無線区間専用のQoSパラメータを識別可能にするQoS制御情報を含むRRCメッセージを端末10に伝送し、端末10がRRCメッセージ内のQoS制御情報に基づいて、同一サービスフローのアップリンクパケット送信時に無線区間専用のQoSレベルで送信できるようにする。
より具体的に説明すれば、基地局装置100に通信サービスを利用しようと端末10が接続する場合、基地局装置100と端末10との間にはRRC(Radio Resource Control)設定過程が遂行される。
制御情報伝達部140は、RRC設定過程で、端末10に提供するサービスフロー別に基地局装置100が適用する無線区間専用のQoSパラメータを識別可能にするQoS制御情報を、RRCメッセージに含ませて端末10に提供することができる。
QoS制御情報は、基地局100が端末10に提供するサービスフローに適用した無線区間専用のQoSパラメータを含むことができる。
例えば、QoS制御情報は、サービスフローの確認に利用される5−tuple(Source IP、Destination IP、Source Port、Destination Port、Protocol ID)及び無線区間専用のQoSパラメータをマッピングさせた形態を有することにより、基地局装置100がサービスフロー別に適用した無線区間専用のQoSパラメータを識別可能にする情報であり得る。
よって、端末10は、基地局装置100から提供されるQoS制御情報をセットすることができ、無線区間のQoS制御に必要な情報(QoS制御情報)を知ることができるため、これに基づいてアップリンクパケット送信を行うとき、該当サービスフローのダウンリンク時に基地局装置100が適用した無線区間専用のQoSパラメータを同一に適用することにより、ダウンリンクと同一の無線区間専用のQoSレベルで送信することができる。
このように、本発明では、RRC設定過程でQoS制御情報を端末に提供することにより、最小限のメッセージのみを用いて複雑度及び負荷の増加を最小化しながら、無線区間のQoS制御に必要な情報(QoS制御情報)を端末に知らせることができる。
一方、本発明で提案する無線区間のQoS制御方式は、マッピングルール(マッピングテーブル)をどのように定義するかによって、無線区間でのQoS制御を通して得ることができる性能が変わり得る。
以下では、本発明の無線区間QoS制御方式で、QoS制御のためのマッピングルール(マッピングテーブル)をどのように定義するかによる多様な実施例を説明する。
先ず、本発明の無線区間のQoS制御方式を通して最も細かく差等的なQoSを適用することができる理想的な例示は、サービスフロー単位で相異なる無線区間専用のQoSレベル(DRB)を保障する、サービスフロー:DRBが1:1のマッピングテーブルである。
このようなサービスフロー:DRBが1:1のマッピングの場合、サービスフロー別にメディア類型によってそれぞれ独立した最適の無線区間専用のQoSレベル(DRB)を保障することができるため、サービスフロー単位の差等的なQoS制御の面では最も優れている。
しかし、サービスフロー:DRBが1:1のマッピングの場合、アクセス装置(基地局)での過度なマッピング処理によるオーバーヘッド、多数のDRB管理によるコストなどにより、既存のQoS制御方式に対比して複雑度及び負荷の増加が深刻であるとのおそれがある。
よって、本発明では、QoS制御のためのマッピングルール(マッピングテーブル)を定義するにあたって、次の実施例を提案する。
ただし、以下では、説明の便宜のために、コアネットワーク20がサービスフロー単位のQoS制御方式を支援すると仮定して説明する。このような仮定の下では、コアネットワーク20で受信されるサービスフロー別に、それぞれに定義されたQoSパラメータ(QoSレベル)が適用されている。
第1実施例によると、サービスフロー:DRBがM:Nのマッピングを提案する(M>N)。
第1実施例では、マッピングテーブル内のQoSパラメータの個数が無線区間専用のQoSパラメータの個数よりも多いことが特徴である。
すなわち、コアネットワーク20で受信されるサービスフローM個それぞれに適用されるM個のQoSパラメータ(QoSレベル)をM個よりも小さいN個の無線区間専用のQoSパラメータ(QoSレベル)にマッピングする、サービスフロー:DRBがM:Nのマッピングルール(マッピングテーブル)を定義する。
このようなサービスフロー:DRBがM:Nの実施例の場合、差等的なQoS制御の面では1:1のマッピングの場合よりは性能が若干劣るが、既存のベアラ単位のQoS制御と比較するとき依然として優れており、アクセス装置(基地局)でのマッピング処理によるオーバーヘッド、DRB管理によるコストなどの面で1:1のマッピングの場合に対比して優れているため、複雑度及び負荷の増加を減らすことができる。
このとき、M個のQoSパラメータとN個の無線区間専用のQoSパラメータとの間のマッピング関係は、マッピングルール(マッピングテーブル)定義時に決定される。
第2実施例によると、サービスフロー:DRBがM:1のマッピングを提案する。
第2実施例で、マッピングテーブルには、相異なる2以上のQoSパラメータが同一の一つの無線区間専用のQoSパラメータとマッピングされることが特徴である。
すなわち、コアネットワーク20で受信されるサービスフローM個それぞれに適用されるM個のQoSパラメータ(QoSレベル)を1個の無線区間専用のQoSパラメータ(QoSレベル)にマッピングする、サービスフロー:DRBがM:1のマッピングルール(マッピングテーブル)を定義する。
このとき、2以上すなわちM個のサービスフローそれぞれに適用されるM個のQoSパラメータ(QoSレベル)は、コアネットワーク20から特定サイズ以下の少量データを周期的に伝送する通信サービス、またはモノのインターネット(Internet Of Things)サービスに適用するQoSパラメータ(QoSレベル)であり得る。
今後、5G環境で注目されている通信サービスのうちの一つとして、遠隔地の多数の端末がそれぞれ収集した特定サイズ以下の少量データを周期的に中央(サーバ)に伝送する通信サービス、所謂モノのインターネット(IoT)サービスがある。
このようなモノのインターネット(IoT)サービスのうち、広域カバレッジを対象として低速伝送(<1kbps)及び低電力を支援するのに特化したIoT技術(LoRa:Long Range)のモノのインターネット(IoT)サービスも登場した。
このようなモノのインターネット(IoT)サービスの場合、広域カバレッジ/低速伝送(<1kbps)/低電力/少量データに特化するため、無線区間でサービスフロー別に差等的なQoS制御を行うよりは無線リソースを効率的に運用することにより意味がある。
よって、サービスフロー:DRBがM:1の実施例の場合、モノのインターネット(IoT)サービスのM個のサービスフローを全て同一の1個の無線区間専用のQoSパラメータ(QoSレベル)にマッピングすることにより、アクセス装置(基地局)でのマッピング処理によるオーバーヘッド、DRB管理によるコストなどの面で非常に優れているばかりか無線リソース運用効率も高いため、複雑度及び負荷の増加を減らしながらも無線リソース運用効率を高めることができる。
第3実施例によると、サービスフロー:DRBが1:Nのマッピングを提案する。
第3実施例で、マッピングテーブルには、特定QoSパラメータが適用される一つのサービスフローに対して、サービスフロー内に含まれた各コンテンツのQoS別に無線区間専用のQoSパラメータがマッピングされることが特徴である。
すなわち、コアネットワーク20で受信される一つのサービスフローに適用される1個の特定QoSパラメータ(特定QoSレベル)をN個の無線区間専用のQoSパラメータ(QoSレベル)にマッピングする、サービスフロー:DRBが1:Nのマッピングルール(マッピングテーブル)を定義する。
このとき、特定QoSパラメータは、帯域幅を保証しないNon−GBR(Guaranteed Bit Rate)をサービスタイプとして有することができる。
コアネットワーク20で適用するQoSパラメータは、サービスタイプ(Resource Type)、QCI(QoS Class Identifier)、ARP(Allocationand Retention Priority)などを含む。
サービスタイプは伝送時に帯域幅を保証するGBRであるか或いは帯域幅を保証しないNon−GBRであるかを示すパラメータであり、QCIはQoS優先順位を整数値である1〜9で表現したパラメータであり、ARPはサービスフローによるベアラ生成が要求されるとき、生成または拒絶に関与するパラメータである。勿論、QoSパラメータは、上述のパラメータ以外に他のパラメータも含むことができる。
帯域幅を保証しないNon−GBRのQoSパラメータが適用された一つのサービスフローでも、サービスフロー内にはQoS Requirementが異なる各コンテンツのパケットが含まれることができる。
よって、サービスフロー:DRBが1:Nの実施例の場合、Non−GBRの特定QoSパラメータが適用される一つのサービスフローに対して、サービスフロー内に含まれる各コンテンツのQoSすなわちQoS Requirementを基準として確認される各コンテンツ別に、相異なる無線区間専用のQoSパラメータがマッピングされて、無線区間のQoS制御を最も細分化して差等的に適用するのである。
特に、1:Nの第3実施例の場合は、サービスフロー内に含まれる各コンテンツ(コンテンツQoS)を確認しなければならない構成がさらに要求される。
よって、第3実施例の場合、確認部110は、コアネットワーク20から端末10に伝送するためのパケットが受信され、該当パケットのサービスフローに適用されているQoSパラメータを確認した結果、Non−GBRの特定QoSパラメータである場合、該当パケットのヘッダ(例:IPパケットのヘッダ)でサービス品質類型(DiffServ)確認のためのDSCP(Differentiated services code point)フィールドを見てコンテンツのQoS(QoS Requirement)を確認することができる。
そして、確認部110は、DSCPフィールドを見て確認したコンテンツのQoS(QoS Requirement)にマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータを、第3実施例によるマッピングテーブル(1:Nのマッピング)から確認する。
このようにすれば、送信部130は、端末10への該当パケット送信時、確認部110で確認した無線区間専用のQoSパラメータ、すなわち一つのサービスフローに含まれるがコンテンツのQoS(QoS Requirement)を基準として確認されるコンテンツ別の無線区間専用のQoSパラメータを適用して、該当パケットをコアネットワーク20が適用したQoSレベルから無線区間専用に変換したQoSレベル(サービスフロー内のコンテンツ別)で送信する。
よって、サービスフロー:DRBが1:Nの実施例の場合、一つのサービスフローに含まれるコンテンツ別に異なるN個の無線区間専用のQoSパラメータ(QoSレベル)をマッピングすることにより、差等的なQoS制御の面においては既存のQoS制御方式(ベアラ単位またはサービスフロー単位)に対比して性能が最も優れている。
以上で説明したように、本発明の実施例による無線区間のQoS制御方式によれば、端末からコアネットワークまでの全体区間のうち端末とアクセス装置(基地局)との間の無線区間(Radio Section)のQoS制御を別に具現する。
これにより、本発明の実施例による無線区間QoS制御方式によれば、無線区間で独立してDRB単位のQoS制御を実現し、さらにマッピングルール(マッピングテーブル)を定義する多様な実施例を通して無線区間のQoS制御により懸念されるQoS制御性能を得ながらも複雑度及び負荷の増加を最小化し、かつ無線リソース運用効率までも高める効果を期待することができる。
よって、本発明の実施例による無線区間QoS制御方式によれば、既存のベアラ単位のQoS制御方式に対比して複雑度及び負荷の増加なしに、より細かい単位で差等的なQoS制御を無線区間で実現することにより、通信サービス別により差等的なQoSすなわちサービス品質を適用する効果を奏する。
以下では、図4乃至図9を参照して、本発明の多様な実施例による無線区間のQoS制御方法を説明する。
本発明で提案する無線区間のQoS制御方法は、基地局100で具現されるため、以下では説明の便宜上、基地局100の無線区間のQoS制御方法と称して説明する。
先ず、図4及び図5を参照して、本発明の第1実施例による無線区間のQoS制御方法を説明すると次の通りである。
図4に示されているように、本発明による無線区間のQoS制御方法、すなわち基地局100の無線区間のQoS制御方法は、第1実施例によるマッピングテーブルすなわちサービスフロー:DRBがM:Nのマッピングテーブルを保存する(S100)。
基地局100の無線区間のQoS制御方法は、端末10へのパケットが受信されると(S110)、該当パケットのサービスフローに適用されているQoSパラメータ、すなわちコアネットワーク20によって適用されたQoSパラメータを確認する(S120)。
基地局100の無線区間のQoS制御方法は、S120段階でQoSパラメータを確認すると、QoSパラメータにマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータをM:Nのマッピングテーブルで確認する(S130)。
そして、基地局100の無線区間のQoS制御方法は、端末10への該当パケットの送信時、S130段階で確認した無線区間専用のQoSパラメータを適用して、該当パケットをコアネットワーク20が適用したQoSレベルから無線区間専用に変換したQoSレベルで送信する(S140)。
図5では、相異なるQoSパラメータA、B、Cが適用される各サービスフローのパケット1、2、3が受信される場合を仮定する。
この場合、基地局100は、各パケット1、2、3のサービスフローに適用されているQoSパラメータA、B、Cを確認した後、QoSパラメータA、B、Cそれぞれにマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータをM:Nのマッピングテーブルで確認する、無線区間専用のQoSマッピングを行う。
この時、M:Nのマッピングテーブルで、QoSパラメータA、Bは無線区間専用のQoSパラメータ1にマッピングされ、QoSパラメータCは無線区間専用のQoSパラメータ2にマッピングされると仮定する。
この場合、基地局100は、端末10へのパケット1、2の送信時に無線区間専用のQoSパラメータ1を適用し、端末10へのパケット3の送信時に無線区間専用のQoSパラメータ2を適用することにより、該当パケット1、2、3をコアネットワーク20が適用したQoSレベルから無線区間専用のQoSレベルに変換する、M:N無線区間専用QoSレベルで送信することができる。
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第2実施例による無線区間のQoS制御方法を説明すると、次の通りである。
図6に示されているように、本発明による無線区間のQoS制御方法、すなわち基地局100の無線区間のQoS制御方法は、第2実施例によるマッピングテーブルすなわちサービスフロー:DRBがM:1のマッピングテーブルを保存する(S200)。
基地局100の無線区間のQoS制御方法は、端末10へのパケットが受信されると(S210)、該当パケットのサービスフローに適用されているQoSパラメータすなわちコアネットワーク20によって適用されたQoSパラメータを確認する(S220)。
基地局100の無線区間のQoS制御方法は、S220段階でQoSパラメータを確認すると、QoSパラメータにマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータをM:Nのマッピングテーブルで確認する(S230)。
そして、基地局100の無線区間のQoS制御方法は、端末10への該当パケットの送信時、S230段階で確認した無線区間専用のQoSパラメータを適用して、該当パケットをコアネットワーク20が適用したQoSレベルから無線区間専用に変換したQoSレベルで送信する(S240)。
図7では、相異なるQoSパラメータD、E、Fが適用される各サービスフローのパケット1、2、3が受信される場合を仮定する。
この場合、基地局100は、各パケット1、2、3のサービスフローに適用されているQoSパラメータD、E、Fを確認した後、QoSパラメータD、E、Fそれぞれにマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータをM:1のマッピングテーブルで確認する、無線区間専用QoSマッピングを行う。
このとき、パケット1、2、3のサービスフローは、広域カバレージ/低速伝送(<1kbps)/低電力/少量データに特化したモノのインターネット(IoT)サービスと仮定する。
そして、M:1のマッピングテーブルには、モノのインターネット(IoT)サービスに適用されるQoSパラメータD、E、Fが無線区間専用のQoSパラメータ3にマッピングされると仮定する。
この場合、基地局100は、端末10へのパケット1、2、3の送信時に無線区間専用のQoSパラメータ3を適用することにより、該当パケット1、2、3をコアネットワーク20が適用したQoSレベルから無線区間専用のQoSレベルに変換する、M:1無線区間専用QoSレベルで送信することができる。
次に、図8及び図9を参照して、本発明の第3実施例による無線区間のQoS制御方法を説明すると、次の通りである。
図8に示されているように、本発明による無線区間のQoS制御方法、すなわち基地局100の無線区間のQoS制御方法は、第3実施例によるマッピングテーブルすなわちサービスフロー:DRBが1:Nのマッピングテーブルを保存する(S300)。
基地局100の無線区間のQoS制御方法は、端末10へのパケットが受信されると(S310)、該当パケットのサービスフローに適用されているQoSパラメータ、すなわちコアネットワーク20によって適用されたQoSパラメータを確認する(S320)。
このとき、基地局100の無線区間のQoS制御方法は、S320段階でQoSパラメータを確認した結果、Non−GBRの特定QoSパラメータである場合ならば、該当パケットのヘッダ(例:IPパケットのヘッダ)でサービス品質類型(DiffServ)確認のためのDSCP(Differentiated services code point)フィールドを見てコンテンツのQoS(QoS Requirement)を確認することができる。
そして、基地局100の無線区間のQoS制御方法は、DSCPフィールドを見て確認したコンテンツのQoS(QoS Requirement)にマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータを、1:Nのマッピングテーブルで確認する(S330)。
そして、基地局100の無線区間のQoS制御方法は、端末10への該当パケットの送信時、S330段階で確認した無線区間専用のQoSパラメータ、すなわち一つのサービスフローに含まれるがコンテンツのQoS(QoS Requirement)を基準として確認されるコンテンツ別の無線区間専用のQoSパラメータを適用して、該当パケットをコアネットワーク20が適用したQoSレベルから無線区間専用に変換したQoSレベル(サービスフロー内のコンテンツ別)で送信する(S340)。
図9では、QoSパラメータG(Non−GBR)が適用されるサービスフローのパケット1、2、3が受信される場合を仮定する。
この場合、基地局100は、各パケット1、2、3のサービスフローに適用されているQoSパラメータGを確認した結果、Non−GBRの特定QoSパラメータである場合ならば、各パケット1、2、3のヘッダでDSCPフィールドを見てコンテンツのQoS(QoS Requirement)を確認する。
このとき、パケット1、2は同一のQoSのコンテンツとして確認され、パケット3は異なるQoSのコンテンツとして確認されると仮定する。
この場合、基地局100は、パケット1、2のコンテンツ(QoS)にマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータを1:Mのマッピングテーブルで確認し、パケット3のコンテンツ(QoS)にマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータを1:Mのマッピングテーブルで確認する、無線区間専用QoSマッピングを行う。
この時、1:Nのマッピングテーブルには、一つのサービスフローに含まれたパケット1、2のコンテンツに無線区間専用のQoSパラメータ4がマッピングされ、パケット3のコンテンツに無線区間専用のQoSパラメータ5がマッピングされると仮定する。
この場合、基地局100は、端末10へのパケット1、2の送信時に無線区間専用のQoSパラメータ4を適用し、端末10へのパケット3の送信時に無線区間専用のQoSパラメータ5を適用することにより、該当パケット1、2、3をコアネットワーク20が適用したQoSレベルから無線区間専用のQoSレベルに変換する、1:N無線区間専用QoSレベルで送信することができる。
以上で説明したように、本発明の無線区間のQoS制御方法は、既存のベアラ単位のQoS制御方式に対比して複雑度及び負荷の増加なしに、より細かい単位で差等的なQoS制御を無線区間で実現することにより、通信サービス別により差等的なQoSすなわちサービス品質を適用する効果を奏する。
一方、本明細書で説明する機能的な動作と主題の具現物は、デジタル電子回路で具現されるか、本明細書で開示する構造及びその構造的な等価物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェアあるいはハードウェアで具現されるか、これらのうち一つ以上の結合で具現されることができる。本明細書で説明する主題の具現物は、一つ以上のコンピュータプログラム製品、すなわち、処理システムの動作を制御するために或いはこれによる実行のために有形のプログラム保存媒体上にエンコードされたコンピュータプログラム命令に関する一つ以上のモジュールとして具現されることができる。
コンピュータで読み取り可能な媒体は、機械で読み取り可能な保存装置、機械で読み取り可能な保存基板、メモリ装置、機械で読み取り可能な電波型信号に影響を及ぼす物質の組成物或いはこれらのうち一つ以上の組み合わせであり得る。
本明細書で“システム”や“装置”とは、例えばプログラマブルプロセッサ、コンピュータあるいは多重プロセッサやコンピュータを含んでデータを処理するためのあらゆる機構、装置及び機械を包括する。処理システムは、ハードウェアに付け加えて、例えばプロセッサファームウェアを構成するコード、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステムあるいはこれらのうち一つ以上の組み合わせなど、要請時コンピュータプログラムに対する実行環境を形成するコードを含むことができる。
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプトあるいはコードとしても知られている)は、コンパイル又は解釈された言語やアプリオリあるいは手続き型言語を含むプログラミング言語の如何なる形態でも作成されることができ、独立型プログラムやモジュール、コンポーネント、サブルーティンあるいはコンピュータ環境での使用に適した他のユニットを含み如何なる形態でも展開されることができる。コンピュータプログラムは、ファイルシステムのファイルに必ずしも対応するものではない。プログラムは、要請されたプログラムに提供される単一ファイル内に、あるいは多重の相互作用するファイル(例えば、一つ以上のモジュール、下位プログラムあるいはコードの一部を保存するファイル)内に、あるいは他のプログラムやデータを保有するファイルの一部(例えば、マークアップ言語文書内に保存される一つ以上のスクリプト)内に保存されることができる。コンピュータプログラムは、一つのサイトに位置するか複数のサイトにわたり分散して通信ネットワークにより相互接続された多重コンピュータや一つのコンピュータ上で実行されるように展開されることができる。
一方、コンピュータプログラム命令語とデータの保存に適したコンピュータで読み取り可能な媒体は、例えば、EPROM、EEPROM及びフラッシュメモリ装置のような半導体メモリ装置、例えば、内部ハードディスクや外付型ディスクのような磁気ディスク、磁気光学ディスク及びCD−ROMとDVD−ROMディスクを含みあらゆる形態の非揮発性メモリ、媒体及びメモリ装置を含むことができる。プロセッサとメモリは、特殊目的の論理回路によって補充されるか、それに統合されることができる。
本明細書で説明した主題の具現物は、例えばデータサーバーのようなバックエンドコンポーネントを含むか、例えばアプリケーションサーバーのようなミドルウェアコンポーネントを含むか、例えばユーザーが本明細書で説明した主題の具現物と相互作用可能なウェブブラウザやグラフィックユーザーインターフェースを有するクライアントコンピュータのようなフロントエンドコンポーネントあるいはそのようなバックエンド、ミドルウェアあるいはフロントエンドコンポーネントの一つ以上のあらゆる組み合わせを含む演算システムで具現されることもできる。システムのコンポーネントは、例えば通信ネットワークのようなデジタルデータ通信の如何なる形態や媒体によっても相互接続可能である。
本明細書は多数の特定の具現物の詳細事項を含むが、これらは如何なる発明や請求可能なものの範囲に対しても制限的なものとして理解されてはならず、むしろ特定の発明の特定の実施形態の特有の特徴に関する説明として理解されなければならない。同様に、個別的な実施形態の文脈で本明細書に記述されている特定の特徴は、単一実施形態で組み合わせて具現されることもできる。反対に、単一実施形態の文脈で記述した多様な特徴も個別的にあるいは如何なる適切な下位組み合わせでも複数の実施形態で具現可能である。さらに、特徴が特定の組み合わせで動作できるが、一つ以上の特徴は一部の場合にその組み合わせから排除されることができ、その請求された組み合わせは下位組み合わせや下位組み合わせの変形物に変更されることができる。
また、本明細書では特定の手順で図面に動作を描写しているが、これは、望ましい結果を得るために図示されたその特定の手順や順序通りにそのような動作を行うべきであるとか、全ての図示された動作が行われなければならないと理解されてはならない。特定の場合、マルチタスキングと並列プロセッシングが有利であり得る。また、上述の実施形態の多様なシステムコンポーネントの分離は、かかる分離をあらゆる実施形態で要求することと理解されてはならず、説明したプログラムコンポーネントとシステムは一般的に単一のソフトウェア製品として共に統合されるか多重ソフトウェア製品にパッケージされることができるという点を理解しなければならない。
このように、本明細書は、その提示された具体的な用語に本発明を制限しようとする意図ではない。従って、上述の例を参照して本発明を詳しく説明したが、当業者であれば本発明の範囲を逸脱しない範囲で本例に対する改造、変更及び変形を加えることができる。本発明の範囲は、上記詳細な説明よりは後述の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲そしてその等価概念から導き出される全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれることと解釈されなければならない。

Claims (2)

  1. 端末に伝送するためのパケットに対して、上記パケットのサービスフローに適用されているQoS(Quality Of Service)パラメータにマッピングされた無線区間専用のQoSパラメータを確認する確認部;
    上記パケットの送信時、上記確認した無線区間専用のQoSパラメータを適用して、上記パケットをコアネットワークが適用したQoSレベルから無線区間専用に変換したQoSレベルで送信する送信部;及び、
    サービスフローのQoSパラメータ別に無線区間専用のQoSパラメータをマッピングさせたマッピングルールを保存する保存部;
    を含み、
    上記マッピングルールには、相異なる2以上のQoSパラメータが同一の一つの無線区間専用のQoSパラメータとマッピングされ、
    上記2以上のQoSパラメータは、コアネットワークから特定サイズ以下の少量データを周期的に伝送する通信サービス、またはモノのインターネット(Internet Of Things)サービスに適用されることを特徴とする基地局装置。
  2. 上記マッピングルール内のQoSパラメータの個数が無線区間専用のQoSパラメータの個数よりも多く、
    上記確認した無線区間専用のQoSパラメータを識別可能にするQoS制御情報を含むRRCメッセージを上記端末に伝送して、上記端末が上記RRCメッセージ内のQoS制御情報に基づいて、上記サービスフローのアップリンクパケット送信時に上記無線区間専用のQoSレベルで送信できるようにする制御情報伝達部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
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