JP6869527B2 - スクライビングホイール - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス基板等の脆性材料基板にスクライブラインを形成するためのスクライビングホイールに関する。
ガラス基板等の脆性材料基板の分断は、基板表面にスクライブラインを形成するスクライブ工程と、形成されたスクライブラインに沿って基板を分断するブレイク工程とによって行われる。スクライブ工程では、スクライビングホイールが基板表面に押し付けられつつ所定のラインに沿って移動される。これにより、スクライビングホイールが基板表面を転動し、スクライブラインが形成される。
以下の特許文献1には、稜線に溝が形成されたスクライビングホイールが記載されている。この構成のスクライビングホイールを用いることにより、基板にスクライブ開始直後から確実に垂直クラックを形成できるとともに、深い垂直クラックを形成できる。しかし、スクライブ動作時に、溝の形状に相当する比較的大きなカレットが発生しやすい。
これに対し、以下の特許文献2、3には、スクライビングホイールの傾斜面にも溝を形成し、さらに、溝内にも稜線を形成することで、スクライブラインから逸れたクラックの発生を抑制することが可能なスクライビングホイールが開示されている。
特開平09−188534号公報 国際公開WO2008/087612号 特開2010−132542号公報
上記特許文献2、3に記載のスクライビングホイールにおいては、スクライブラインから逸れたクラックがつながることで形成される、比較的大きなカレットが生じにくい。しかしながら、上記特許文献2、3に記載のスクライビングホイールにおいても、溝内の鋭い稜線が基板にくい込むことから、基板表面の塑性変形に由来するカレットの発生を抑制することが困難である。
かかる課題に鑑み、本発明は、簡素な構成によりカレットの発生を効果的に抑制可能なスクライビングホイールを提供することを目的とする。
本発明の主たる態様は、基板にスクライブラインを形成するためのスクライビングホイールに関する。この態様に係るスクライビンホイールは、外周縁に沿って形成された複数の刃部と、周方向に隣り合う前記刃部の間に設けられ中心軸側に凹んだ複数の溝部と、を備える。前記溝部は、前記周方向に見て前記中心軸から離れる方向に凸の曲面からなり、前記溝部と前記刃部との境界から前記溝部の溝底に向かって前記曲面の曲率半径が徐々に大きくなっている。前記溝底の曲率半径は、4μm以上であり、少なくとも前記溝底は、前記スクライビングホイールの転動により前記基板の上面を押圧して、弾性変形を生じさせる。
本態様に係るスクライビングホイールによれば、溝部がスクライビングホイールの中心軸から離れる方向に凸の曲面からなっているため、スクライビングホイールが転動して溝部が基板に向き合ったときに、溝部内に鋭い稜線が形成された従来のスクライビングホイールのように、溝部内の鋭い稜線が基板に深くくい込むようなことがない。よって、カレットが発生しにくい。また、溝底の曲率半径は、4μm以上であり、少なくとも溝底は、前記スクライビングホイールの転動により前記基板の上面を押圧して、基板に対して荷重を与えるが、基板を弾性変形させるだけで塑性変形させにくいため、少なくとも溝底が基板に向き合う間は、塑性変形に基づくカレットが発生することが少ない。よって、本態様に係るスクライビングホイールによれば、溝部を曲面とするといった簡素な構成により、カレットの発生を効果的に抑制することができる。
本態様に係るスクライビングホイールにおいて、前記溝底は、前記周方向に所定の範囲で連続するように構成され得る。こうすると、弾性変形する範囲を長くできる。よって、溝部でのカレットの発生を抑制しながら、基板に断続的にスクライビングホイールの刃部がくい込むことで、効果的に、基板に垂直クラックを形成できる。
本態様に係るスクライビングホイールにおいて、前記溝部の曲率半径は、前記刃部の曲率半径の2.5倍以上(通常は8倍以下)であることが好ましい。こうすると、溝底が確実に基板に弾性変形を生じさせ、塑性変形によるカレットの発生を効果的に抑制できる。刃部の曲率半径は、通常1μm以上2.5μm以下である。
以上のとおり、本発明によれば、簡素な構成により、深い垂直クラックを形成可能で、またはスクライブ開始直後から確実に垂直クラックを形成することができ、且つカレットの発生を効果的に抑制可能なスクライビングホイールを提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の1つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1(a)、(b)は、それぞれ、実施の形態に係るスクライビングホイールを模式的に示す正面図および側面図である。図1(c)は、実施の形態に係るスクライビングホイールの外周付近の一部を拡大して示す図である。 図2(a)は、実施の形態に係るスクライビングホイールを刃部の位置において中心軸に平行な平面で径方向に切断した断面図である。図2(b)、(c)は、それぞれ、実施の形態に係るスクライビングホイールを溝部の位置において中心軸に平行な平面で径方向に切断した断面図である。 図3(a)は、実施の形態に係るスクライビングホイールの刃部が基板に対向したときの垂直クラックの形成状態を模式的に示す図である。図3(b)、(c)は、それぞれ、実施の形態に係るスクライビングホイールの溝部が基板に対向したときの垂直クラックの形成状態を模式的に示す図である。図3(d)は、溝内部の鋭い稜線を有する従来のスクライビングホイールの溝部が基板に対向したときの垂直クラックの形成状態を模式的に示す図である。 図4(a)は、実施例に係るスクライビングホイールの刃部と溝部を撮像した写真である。図4(b)は、比較例1に係るスクライビングホイールの刃部と溝部を撮像した写真である。 図5(a)は、実施例に係るスクライビングホイールの刃部と溝部を撮像した写真である。図5(b)は、実施例に係るスクライビングホイールの刃部と溝部の径方向の高さを周方向に測定したグラフである。図5(c)は、実施例に係るスクライビングホイールの溝部の径方向の高さを厚み方向に測定したグラフである。 図6(a)は、比較例1に係るスクライビングホイールの刃部と溝部を撮像した写真である。図6(b)は、比較例1に係るスクライビングホイールの刃部と溝部の径方向の高さを周方向に測定したグラフである。図6(c)は、比較例1に係るスクライビングホイールの溝部の径方向の高さを厚み方向に測定したグラフである。 図7(a)は、実施例に係る刃部および溝部の曲率半径の測定位置とその値を示す図である。図7(b)〜(c)は、図7(a)の各測定位置においてスクライビングホイールの外周部の径方向の高さを厚み方向に測定したグラフである。 図8(a)は、実施例に係る溝部の曲率半径の測定位置とその値を示す図である。図8(b)〜(c)は、図8(a)の各測定位置においてスクライビングホイールの外周部の径方向の高さを厚み方向に測定したグラフである。 図9(a)は、比較例2に係る刃部および溝部の曲率半径の測定位置とその値を示す図である。図9(b)〜(c)は、図9(a)の各測定位置においてスクライビングホイールの外周部の径方向の高さを厚み方向に測定したグラフである。 図10(a)は、比較例2に係る溝部の曲率半径の測定位置とその値を示す図である。図10(b)〜(c)は、図10(a)の各測定位置においてスクライビングホイールの外周部の径方向の高さを厚み方向に測定したグラフである。 図11(a)〜(d)は、それぞれ、実施例(No.1)、実施例(No.2)、比較例2および比較例1のスクライビングホイールで評価用のガラス板をスクライブしたときの打痕を撮像した写真である。 図12(a)は、実施例(No.1、No.2)のスクライビングホイール100によりガラス板をスクライブしたときのカレットの発生状況(実験結果)を示す図である。図12(b)は、比較例1、2のスクライビングホイール100によりガラス板をスクライブしたときのカレットの発生状況(実験結果)を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図には、便宜上、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸が付記されている。
図1(a)、(b)は、それぞれ、スクライビングホイール100の構成を模式的に示す正面図および側面図である。図1(c)は、スクライビングホイール100の外周付近の一部を拡大して示す図である。
スクライビングホイール100は、外周部両側のエッジを斜めに切り落とした円板形状を有する。スクライビングホイール100の外周部には、側面視において、互いに異なる方向に傾斜した2つの傾斜面100aが形成されている。2つの傾斜面100aが交差することにより、複数の刃部101が形成され、さらに、周方向に隣り合う刃部101の間に、中心軸L0側に凹んだ溝部102が形成されている。周方向における各刃部101の長さは互いに等しい。また、周方向における各溝部102の長さも互いに等しい。したがって、周方向における刃部101のピッチは一定であり、また、周方向における溝部102のピッチも一定である。
スクライビングホイール100は、超硬合金、焼結ダイヤモンド、単結晶ダイヤモンドまたは多結晶ダイヤモンド等によって形成されている。スクライビングホイール100の中央には、回転軸となるシャフトが挿入される円形の孔100bが形成されている。スクライビングホイール100の直径は、1mm〜5mm程度であり、厚みは、0.4〜1mm程度である。また、刃部101の角度、すなわち、2つの傾斜面100aのなす角は、100〜160°程度であり、孔100bの直径は、0.4〜1.5mm程度である。
溝のピッチp(溝1個のスクライビングホイールの円周方向の長さ(L1)と刃部1個のスクライビングホイールの円周方向の長さ(L2)の和)は、たとえば、10〜100μm程度である。溝の深さd(刃部の稜線と溝の底部とのスクライビングホイールの径方向の高さの差)は、たとえば1〜10μm程度である。スクライビングホイールの外周の刃部の稜線よりもくぼんだ領域の長さである溝の円周方向の長さ(L1)は、たとえば3〜40μm程度である。溝の円周方向の長さ(L1)の刃部(隣り合う溝に挟まれた領域)の稜線の長さ(L2)に対する比(L1/L2)は、たとえば0.5〜5.0である。
溝部102は、周方向に見て中心軸L0から離れる方向に凸の曲面からなっている。また、溝部102と刃部101との境界から溝部102の周方向中央の溝底に向かって曲面のスクライビングホイールの径方向の断面における曲率半径が徐々に大きくなっている。
図2(a)は、スクライビングホイール100を刃部101の位置において中心軸L0に平行な平面(Y−Z平面)で径方向に切断した断面図である。図2(b)、(c)は、それぞれ、スクライビングホイール100を溝部102の位置において中心軸L0に平行な平面(Y−Z平面)で径方向に切断した断面図である。図2(a)〜(c)は、それぞれ、図1(c)のA−A’位置、B−B’位置およびC−C’位置における断面図である。
図2(a)に示すように、周方向に見たときの刃部101の断面形状は、所定角度のV字形状である。刃部101の断面形状がV字形状の角が丸められた円弧状の曲面形状と仮定しても、その曲率半径Rは2μm以下である。周方向の位置が刃部101から溝部102へと移行すると、周方向に見たときの溝部102の断面形状は、図2(b)に示すように、V字形状の角が丸められた円弧状の曲面形状となる。図2(b)は、周方向の位置が溝部102の肩上稜線位置にあるときのスクライビングホイールの径方向の断面図である。このときの肩上稜線位置の高さは、刃部101の稜線の高さよりもD1だけ低い。
さらに、周方向の位置が刃部101の肩上稜線位置から刃部101中央の溝底稜線位置へと移行すると、周方向に見たときの溝部102の断面形状は、図2(c)に示すように、溝部102の全範囲において最も曲率半径が大きい円弧形状となる。このときの溝底稜線位置の高さは、刃部101の稜線の高さよりもD2だけ低い。
このように、溝部102の曲面形状は、刃部101との境界から溝底に向かうに従って徐々に曲率半径が大きくなっていく。また、溝部102の周方向の稜線は、刃部101との境界から溝底に向かうに従って徐々に、刃部101の稜線に対して低くなっていき、スクライビングホイール100の中心軸L0に近づく方向(Y軸負方向)に後退する。
なお、溝部102の溝底は、周方向に一定の範囲で連続している。すなわち、図2(c)に示す溝部102の曲面形状が、刃部101との落差(深さ)がD2に維持されたまま、周方向に一定の距離だけ連続する。その後、周方向の位置が溝底稜線位置から次の刃部101との境界に向かうに従って、徐々に、溝部102の曲率半径が小さくなり、また、刃部101に対する溝部102の落差が減少する。すなわち、溝部102の断面形状は、図2(b)の断面形状を経て、図2(a)の刃部101の断面形状へと近づいていく。こうして、溝部102が次の刃部101へと繋がる。溝部102の稜線の形状は、周方向に略対称である。溝部102は、たとえば、レーザ加工によって形成される。
次に、スクライブ動作時において、スクライビングホイール100が基板200の表面を転動するときの刃部101および溝部102の作用について説明する。
図3(a)は、スクライビングホイール100の刃部101が基板200に対向したときの垂直クラック201の形成状態を模式的に示す図である。図3(b)、(c)は、それぞれ、スクライビングホイール100の溝部102が基板200に対向したときの垂直クラック201の形成状態を模式的に示す図である。図3(d)は、溝内部の鋭い稜線を有する従来のスクライビングホイールの溝部が基板に対向したときの垂直クラック201の形成状態を模式的に示す図である。
図3(a)に示すように、スクライビングホイール100の刃部101が基板200に対向すると、刃部101が基板200にくい込んで、基板200に塑性変形が生じるとともにその下方に垂直クラック201が形成される。基板200は、たとえば、厚みが1mm以下のガラス基板である。刃部101が基板200に対向している間は、刃部101による塑性変形と基板200における垂直クラック201の伸展が継続する。
その後、スクライビングホイール100の転動により、図3(b)に示すように、スクライビングホイール100の溝部102が基板200に対向するようになると、溝部102の曲率半径の変化に伴い、緩やかに溝部102が垂直クラック201から退避した状態になっていく。そして、溝部102の曲率半径が所定の大きさに到達すると、溝部102は、垂直クラック201からは完全に退避した状態で基板200の上面に接するようになって、基板200の上面を押圧するのみとなる。図3(c)に示すように、溝部102の溝底が基板200に対向する状態において、溝部102は、基板200の上面を押圧する。
溝部102が基板200の上面を押圧する期間(領域)において、基板200は、溝部102の押圧によって、図3(c)に示すように、弾性変形する。この押圧により、刃部によって直前に形成された垂直クラック201が伸展していく。こうして、溝部102の当接位置にも、垂直クラック201が形成される。
一方、溝内部の鋭い稜線を有する従来のスクライビングホイールの溝部が基板に対向したときは、図3(d)に示すように溝内部の鋭い稜線も基板200にくい込みやすい。したがって、溝部が基板200に対向している間においても塑性変形が生じやすく、スクライブ中に刃部から溝部へと連続して塑性変形が生じることとなる。
このように、本実施の形態に係るスクライビングホイール100によれば、溝部102の溝底は、基板200の上面を押圧して、弾性変形を生じさせるとともに刃部101により形成された直前の垂直クラック201を伸展させるのみである。このため、少なくとも溝底が基板200に向き合う間は、塑性変形に基づくカレットの発生が少なくなる。また、溝部102がスクライビングホイール100の中心軸L0から離れる方向に凸の曲面からなっており、溝部102内には鋭い稜線が形成されていないため、スクライビングホイール100が転動して溝部102が基板に向き合ったときに、溝部102内においては鋭い稜線が基板200にくい込んで塑性変形を生じさせるようなことがない。よって、カレットの発生を効果的に抑制できる。
また、溝部102が中心軸L0から離れる方向に凸の曲面からなっているため、基板200との接触位置が刃部101から溝部102へと移行する際に、刃部101がくい込んだ状態から溝部102が垂直クラック201から緩やかに抜けて退避した状態となり、垂直クラック201に大きな衝撃がかかることがない。よって、この期間においても、カレットの発生が抑制され得る。
<実験>
本願発明者らは、上記構成のスクライビングホイール100を用いた場合の効果を実験により確認した。実験では、上記構成のスクライビングホイール100(実施例)を、2つの比較例(比較例1、2)と対比して、カレットの発生状況を検証した。以下、この実験および実験結果について、図を参照して説明する。
図4(a)は、実施例に係るスクライビングホイール100の刃部101と溝部102を撮像した写真である。図4(b)は、比較例1に係るスクライビングホイール100の刃部101と溝部102を撮像した写真である。図4(a)、(b)の写真は、スクライビングホイール100外周の稜線に平行な方向に刃部101と溝部102を撮像したものである。より黒い部分が溝部102である。
実施例に係るスクライビングホイール100は、図1(a)〜図2(c)を参照して説明したとおり、溝底に向かって徐々に曲率半径が大きくなる凸状の曲面によって溝部102が形成されている。これに対して、比較例1では、溝部102が、スクライビングホイール100の中心軸L0に平行な円柱の外側面に沿った形状となっている。
図5(a)は、実施例に係るスクライビングホイール100の刃部101と溝部102を撮像した写真である。図5(a)の写真は、スクライビングホイール100の径方向に、刃部101と溝部102を撮像したものである。A−A’線に平行な方向がスクライビングホイール100の周方向であり、B−B’線に平行な方向がスクライビングホイール100の厚み方向である。A−A’線は、溝部102の厚み方向の中央位置に設定され、B−B’線は、溝部102の周方向の中央位置に設定されている。
図5(b)は、実施例に係るスクライビングホイール100の刃部101と溝部102の径方向の高さを周方向に測定したグラフである。図5(b)には、図5(a)のA−A’線の位置を測定したグラフが示されている。図5(b)に示すように、実施例の溝部102は、スクライビングホイール100の径方向の高さが、溝底に向かうに従って徐々に低くなっている。図5(b)において、グラフ中央の平坦な部分が溝部102の溝底である。図5(b)に示すように、実施例では、溝底が、周方向に一定の距離だけ伸びている。
図5(c)は、実施例に係るスクライビングホイール100の溝部102の径方向の高さを厚み方向に測定したグラフである。図5(c)には、図5(a)のB−B’線の位置、すなわち、溝部102の溝底稜線の位置を測定したグラフが示されている。図5(c)に示すように、実施例の溝底は、径方向に凸の曲面形状となっている。
図6(a)は、比較例1に係るスクライビングホイール100の刃部101と溝部102を撮像した写真である。図6(a)の写真は、スクライビングホイール100の径方向に、刃部101と溝部102を撮像したものである。A−A’線に平行な方向がスクライビングホイール100の周方向であり、B−B’線に平行な方向がスクライビングホイール100の厚み方向である。A−A’線は、溝部102の厚み方向の中央位置に設定され、B−B’線は、溝部102の周方向の中央位置に設定されている。
図6(b)は、比較例1に係るスクライビングホイール100の刃部と溝部の径方向の高さを周方向に測定したグラフである。図6(b)には、図6(a)のA−A’線の位置を測定したグラフが示されている。図6(b)に示すように、比較例1の溝部102は、スクライビングホイール100の径方向の高さが、溝底に向かうに従って徐々に低くなっている。図6(b)に示すように、比較例1では、溝底が周方向に伸びておらず、溝底は1点のみである。
図6(c)は、比較例1に係るスクライビングホイール100の溝部の径方向の高さを厚み方向に測定したグラフである。図6(c)には、図6(a)のB−B’線の位置、すなわち、溝部102の溝底位置を測定したグラフが示されている。図6(c)において、中央の直線部分が溝底の部分であって、その両側の傾斜部分は、図1(c)の傾斜面100aに対応する部分である。図6(c)に示すように、比較例1の溝底は、中心軸L0に平行な直線となっている。
図7(a)は、実施例に係る刃部101および溝部102の曲率半径の測定位置とその値を示す図である。
図7(a)の左側には、刃部101と溝部102の径方向の高さが等高分布図によって示され、その下に、スクライビングホイール100の厚み方向の中心位置における刃部101と溝部102の稜線が示されている。また、図7(a)の右側には、図7(a)の左側の図の(1)〜(3)の位置における刃部101と溝部102の厚み方向の形状の曲率半径が示されている。ここでは、便宜上、(1)〜(3)の位置をそれぞれ、外周稜線、肩上部稜線および肩下部稜線と呼んでいる。測定位置(1)は、刃部101の位置であり、測定位置(2)、(3)は、溝部102の刃部101側の位置である。
図7(b)〜(d)は、図7(a)の各測定位置(1)〜(3)においてスクライビングホイール100の外周部の径方向の高さを厚み方向に測定したグラフである。便宜上、図7(b)〜(d)には、曲率半径を取得した円が破線で示されている。
図8(a)〜(d)は、実施例に係る溝部102について、図7(a)と異なる位置を測定したときの各測定位置における曲率半径と、溝部102の形状を示す図である。図8(a)〜(d)は、図7(a)〜(d)に比べて測定位置のみがことなっており、測定方法は、図7(a)〜(d)と同様である。
図8(a)の右側には、図8(a)の左側の図の測定位置(4)〜(6)における溝部102の厚み方向の形状の曲率半径が示されている。ここでは、便宜上、測定位置(4)、(5)を裾部稜線とよび、測定位置(6)を溝底稜線と呼んでいる。測定位置(4)、(5)は、溝底へと移行する溝部102の位置であり、測定位置(5)は溝底の位置である。
図7(a)〜図8(d)に示すように、実施例に係るスクライビングホイール100では、溝部102頂部の曲率半径が、溝底に向かうに従って次第に大きくなっている。なお、刃部101においても、成形精度の関係から、僅かに丸みが生じており、小さな曲率半径が測定されている。
図9(a)〜(d)および図10(a)〜(d)は、比較例2に係るスクライビングホイール100の刃部101および溝部102の曲率半径の変化を示す図である。
比較例2では、図9(a)の左側に示す等高分布および稜線波形によって、スクライビングホイール100の外周部に、刃部101と溝部102が形成されている。図9(a)の左側の2つの図は、それぞれ、図7(a)の左側の2つの図に対応する。また、図9(b)〜(d)および図10(b)〜(d)は、それぞれ、図7(b)〜(d)および図8(b)〜(d)に対応する。
図9(a)〜図10(d)に示すように、比較例2では、実施例に比べて、溝部102の曲率半径がかなり小さくなっている。また、比較例2は、実施例に比べて、径方向に見たときの刃部101の輪郭が相違している。
以上の構成を有する実施例、比較例1、2のスクライビングホイール100によって、ガラス板にスクライブ動作を行った。ガラス板の厚みは、0.7mmであった。また、スクライブ動作時の荷重は、実施例(No.1、No.2)と比較例2では0.07MPa、0.11MPa、0.16MPaに設定し、比較例1では0.08MPa、0.16MPa、0.25MPaに設定した。
実施例、比較例1、2のスクライビングホイール100の各寸法は、以下のように設定した。なお、以下に示す「溝深さ」とは、スクライビングホイール100の中心軸L0から刃部101および溝底までの距離の差分のことであり、溝幅とは、周方向における溝部102の長さのことである。また、実施例については、溝部102の寸法が異なる2種類のスクライビングホイール100(No.1、No.2)を準備した。実施例、比較例1、2において、周方向における刃部101のピッチは一定とした。したがって、実施例、比較例1、2において、周方向における溝部102のピッチも一定であった。
(1)実施例
外径:2mm
刃部角度:105°
溝深さ:5.51μm(No.1)、4.80μm(No.2)
溝幅:29.26μm(No.1)、32.12μm(No.2)
(2)比較例1
外径:2mm
刃部角度:105°
溝深さ:5.15μm
溝幅:29.39μm
(3)比較例2
外径:2mm
刃部角度:105°
溝深さ:4.90μm
溝幅:29.10μm
測定は、以下の手順で行った。
(S1)ガラス板にマジックで2mm間隔の2本の線を引く。
(S2)ガラス板の表面をから拭きする。
(S3)顕微鏡でガラス表面を観察して異物が残っていないかを確認する。
(S4)2本の線に垂直に各スクライビングホイールでスクライブする。
(S5)3分間放置する(スクライブラインからカレットが飛散する期間)。
(S6)スクライブラインから1方向側を顕微鏡で観察し、2本の線の間に飛散したカレットのサイズと数を計測する。
(S7)スクライブラインに沿って手でガラス基板を分断する。
(S8)再度、S6と同様に、カレットのサイズと数を計測する。
上記S1〜S8の手順を、上記3種の荷重でそれぞれ行った。また、S6、S8の計測は、スクライブラインからの距離が0mm、2mm、10mmの範囲でそれぞれ行った。そして、これら計測結果を、スクライビングホイール毎に集計して、カレットの発生状況を比較した。
図11(a)〜(d)は、それぞれ、実施例(No.1)、実施例(No.2)、比較例2および比較例1のスクライビングホイール100で評価用のガラス板をスクライブしたときの打痕を撮像した写真である。
図11(a)、(b)を参照して分かるとおり、実施例では、楕円形の打痕との間に垂直クラックが伸びていることが分かる。したがって、実施例のスクライビングホイール100を用いることにより、溝部102がガラス板に接することによっても垂直クラックを進展させ得ることが分かる。
図12(a)は、実施例(No.1、No.2)のスクライビングホイール100によりガラス板をスクライブしたときのカレットの発生状況(実験結果)を示す図である。図12(b)は、比較例1、2のスクライビングホイール100によりガラス板をスクライブしたときのカレットの発生状況(実験結果)を示す図である。
図12(a)、(b)に示すカレット面積とは、上記S1〜S8の手順でスクライビングホイール毎に集計した各カレットの面積の合計であり、カレット数とは、スクライビングホイール毎に集計したカレットの数の合計である。
図12(b)に示すように、比較例1では、カレット面積およびカレット数の両方が、実施例および比較例2に比べて顕著に大きくなっている。また、比較例1では、カレット1つあたりの平均面積が100μm程度であり、発生したカレットの大きさも大きくなっている。
一方、比較例2では、発生したカレットの数が4つに抑制されている。しかしながら、比較例2では、カレット1つあたりの平均面積が80μm程度であり、発生したカレットの大きさは大きくなっている。
これに対し、実施例では、発生したカレットの数が10に抑制され、比較例1に比べて顕著に少なくなっている。また、実施例では、カレット1つあたりの平均面積が40μmまたは20μm程度であり、発生したカレットの大きさがかなり小さくなっている。
このように、実施例では、スクライブ動作およびブレイク動作の際に発生するカレットを顕著に抑制でき、且つ、発生したカレットのサイズを顕著に小さくできる。比較例1、2のようにカレットのサイズが大きいと、基板とテーブルとの間にカレットが挟まれた場合に、基板表面に傷が付きやすく、また、基板表面の高さが所定の高さよりも高くなってしまう。よって、各動作において発生するカレットは、なるべく小さく且つ少ないことが好ましいと言える。上記のように、実施例では、発生するカレットのサイズを顕著に小さくでき、且つ、カレットの数も顕著に抑制できる。よって、実施例に係るスクライビングホイール100を用いることにより、基板に傷が付くことを効果的に抑制でき、且つ、基板表面の高さを所定の高さに安定化させることができる。
<実施形態の効果>
本実施の形態によれば、以下の効果が奏される。
溝部102がスクライビングホイール100の中心軸L0から離れる方向に凸の曲面からなっているため、スクライビングホイール100が転動して溝部102が基板200に向き合ったときに、溝部102内に鋭い稜線がないため、鋭い稜線が基板200にくい込むようなことがない。よって、カレットの発生を効果的に抑制できる。また、少なくとも溝底は、スクライビングホイール100の転動により基板200の上面を押圧して、弾性変形を生じさせる。このため、少なくとも溝底が基板200に向き合う間は、塑性変形に基づくカレットが発生することが少ない。よって、本実施の形態に係るスクライビングホイール100によれば、溝部102を曲面とするといった簡素な構成により、カレットの発生を効果的に抑制できる。
また、溝部102は、溝底が、周方向に所定の範囲で連続するように構成されている。このため、弾性変形する範囲を確保でき、よって、カレットの発生を抑制しながら、効果的に、基板200に垂直クラックを形成できる。
また、比較例2と実施例とを比較すると、比較例2では、溝底の曲率半径が3.36μmであるのに対して、実施例では、溝底の曲率半径が9.4μmである。すなわち、比較例2では、溝底の曲率半径が刃部101の曲率半径の2.2倍程度であるのに対して、実施例では、溝底の曲率半径が刃部101の曲率半径の5.2倍程度である。
図12(b)の実験結果に示すように、比較例2では、カレットの発生は抑制できるものの、カレット1つあたりの平均面積は、比較例1からそれほど改善されていない。この実験結果から、カレットのサイズを小さくするには、溝底の曲率半径は、少なくとも、比較例2の3.6μmを超える範囲で設定され、具体的には、4μm以上の範囲あるいは刃部101の曲率半径の2.5倍以上となる範囲で設定されることが好ましいと考えられる。このように溝底の曲率半径を設定することにより、溝底が垂直クラックにくい込むことをより確実に抑制でき、塑性変形によるカレットの発生を効果的に抑制できると想定され得る。これにより、上記実施例と同様の効果が奏され得ると考えられる。
<変更例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施形態も上記以外に種々の変更が可能である。
たとえば、スクライビングホイール100の各部の寸法は、必ずしも、上記実験において示した寸法に限られるものではなく、同様の効果が得られる範囲において、種々の変更が可能である。たとえば、溝の最も深い部分である溝底は必ずしも溝の周方向中央に形成されなくともよい。また、基板200の厚みも、上記実験で示したガラス板の厚みに制限されるものではない。スクライビングホイール100の孔100bの直径や、スクライビングホイール100の外周に形成される刃部101および溝部102の数およびピッチも適宜調整可能である。
本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
100 … スクライビングホイール
101 … 刃部
200 … 基板
201 … 垂直クラック

Claims (3)

  1. 基板にスクライブラインを形成するためのスクライビングホイールであって、
    外周縁に沿って形成された複数の刃部と、
    周方向に隣り合う前記刃部の間に設けられ中心軸側に凹んだ複数の溝部と、を備え、
    前記溝部は、前記周方向に見て前記中心軸から離れる方向に凸の曲面からなり、
    前記溝部と前記刃部との境界から前記溝部の溝底に向かって前記曲面の曲率半径が徐々に大きくなっており、
    前記溝底の曲率半径は、4μm以上であり、
    少なくとも前記溝底は、前記スクライビングホイールの転動により前記基板の上面を押圧して、弾性変形を生じさせる、
    ことを特徴とするスクライビングホイール。
  2. 請求項1に記載のスクライビングホイールにおいて、
    前記溝底は、前記周方向に所定の範囲で連続するように構成されている、
    ことを特徴とするスクライビングホイール。
  3. 請求項1または2に記載のスクライビングホイールにおいて、
    前記溝部の曲率半径は、前記刃部の曲率半径の2.5倍以上である、
    ことを特徴とするスクライビングホイール。
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