JP6869311B2 - 寝台装置 - Google Patents
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Description
(1)寝台装置本体のメインフレームの前後方向端部に立設されたボードと、前記メインフレームに設けられたオプション受けと、前記オプション受けに設けられた緩衝部材と、を備えた寝台装置であって、前記メインフレームは、前記前後方向と直交する左右方向に間隔をあけて、前記前後方向に延びる一対の長手フレームと、前記左右方向に延在し、前記一対の長手フレームのそれぞれの端に接続される短手フレームと、を備える。前記短手フレームは、記長手フレームとの接続部から前記左右方向に延びる延伸部を有し、前記延伸部の端は自由端となるように設けられる。前記オプション受けは、前記短手フレームの前記自由端の少なくとも1つに設けられ、上面視で前記ボードの端部よりも外側に位置していることを特徴とする。
この場合、軸部材が、寝台用オプションを内部に挿入可能な筒状に形成され、突出部材が寝台用オプションと緩衝部材とを支持しているので、部品点数の増加を抑えることができる。
寝台装置10は、例えば、医療環境下(介護環境下を含む)において、一般床ベッドやICUベッド等として利用することができる。図1から図13において、矢印Hは人(使用者)が寝る際に頭側Hとなる向きを示し、また矢印Fは人が寝る際に足側Fとなる向きを示している。以下の説明においては、矢印H、Fの方向である前後方向に対して直交する水平方向を左右方向と言う場合が有る。前後方向及び左右方向は、いずれも水平方向に沿う方向であるとともに、互いに直交する方向である。
寝台11は、上面視した場合に左右方向よりも前後方向に長い。寝台11の長手方向は前後方向とされ、寝台11の短手方向は左右方向となっている。寝台11上には、図13に示すようにマットレス80が配置される。寝台11には、マットレス80を介して使用者が横たわる。
脚ボトム23は、膝ボトム24と、足ボトム25と、を備えている。これらの膝ボトム24及び足ボトム25は、頭側Hから足側Fに向けてこの順に並んでいる。膝ボトム24は、使用者の膝から腰を支える。足ボトム25は、使用者の膝から足先を支える。
ベースフレーム31は、接地面に接地される。ベースフレーム31は、平面視において矩形状をなす。ベースフレーム31は、前後方向に延びる第1縦部材34と、左右方向に延びる第1横部材35と、接地面に接地する接地部36と、を備えている。
第1横部材35は、左右一対の第1縦部材34間に架設されている。第1横部材35は、左右一対の第1縦部材34を左右方向に連結している。第1横部材35は、前後方向に間隔をあけて一対設けられている。第1横部材35は、第1縦部材34に移動不能に固定されている。第1横部材35は、第1縦部材34に溶接(固着)されている。
第2横部材38は、左右一対の第2縦部材37を左右方向に連結している。第2横部材38は、前後方向に間隔をあけて一対設けられている。第2横部材38は、第2縦部材37に移動不能に固定されている。第2横部材38は、第2縦部材37に溶接(固着)されている。第2横部材38の左右方向の端部は、第2縦部材37よりも左右方向に突出している。
オプション受け39は、第2横部材38の左右方向の端部に設けられている。
なお、膝ボトム24と足ボトム25とは、左右方向に延びる屈曲軸27回りに回動自在に連結されている。そのため、脚ボトム23が第2回動軸26b回りに回動すると、屈曲軸27が頂点をなすように、脚ボトム23が上方に向けて屈曲する。
寝台用オプション15は、オプション受け39に着脱自在に装着されている。本実施形態では、寝台用オプション15としてスペーサ15aが備えられている。スペーサ15aは、複数の壁状部材18間の隙間を埋める補助柵であり、前記側面視における柵体13とフットボード14bとの間の空間を塞いでいる。
昇降駆動機構51は、昇降機構33に駆動力を伝達してメインフレーム32をベースフレーム31に対して昇降させる。昇降駆動機構51は、複数設けられている。昇降駆動機構51は、前後方向に一対設けられている。一対の昇降駆動機構51は、寝台11における左右方向の中央部に配置されている。
緩衝装置55は、寝台装置本体17のうち、前後方向及び左右方向の両方向における最も外側に位置するように配設されている。図示の例では、図7に示すように、緩衝装置55は第2横部材38の左右方向の両端部に配設され、第2横部材38の外表面のうち、左右方向を向く両端縁に接続されている。
なお、緩衝装置55は、第2縦部材37の上下方向の端部に接続されていてもよい。
図8に示すように、緩衝装置55は、上下方向に延びる軸部材55aと、軸部材55aを径方向に突出するように挿入された突出部材55bと、軸部材55aに外嵌され、突出部材55b上に載置された緩衝部材55cと、を備えている。
軸部材55aは、寝台用オプション15を内部に挿入可能な筒状に形成され、突出部材55bの一部は、軸部材55a内に配置され、寝台用オプション15を支持可能となっている。
図示の例では、突出部材55bは全長にわたって外径が同等となっているピン形状となっている。なお、このピン形状に代えて、例えば、頭付きボルトにナットを螺着した構成を採用することによって、突出部材55bの軸部材55aに対する位置を決めるようにしてもよい。
このため、緩衝部材55cは、軸部材55aの中心軸線Oを回転中心として回転可能に支持されている。これにより、寝台装置10を移動させた際に、緩衝装置55が寝台装置10の周囲にある部材と衝突すると、緩衝部材55cが軸部材55aに対して中心軸線O回りに回転することで、外部からの衝撃力を効果的に受け流すことができる。
第2縦部材37は、寝台装置10の前後方向から見た平面視において、矩形枠状に形成されており、矩形枠を形成する4つの面のうちの2つの面が、上下方向を向き、かつ残り2つの面が、左右方向を向いている。第2縦部材37には、第2縦部材37及び延長フレーム71の固定及びその解除を行うことができる固定手段73が配設されている。
延長フレーム71は、寝台装置10の前後方向に直交する断面視において、左右方向の外側に向けて開口するC字状を呈している。すなわち延長フレーム71は、上下方向の延びる第1壁部と、第1壁部の上端部から左右方向の外側に延びる第2壁部と、第1壁部の下端部から左右方向の外側に延びる第3壁部と、により形成されている。第2壁部は上方を向いている。一対の延長フレーム71の第2壁部それぞれの上下方向の位置は、互いに同等となっている。
取付け孔60は、寝台装置本体17と、寝台装置本体17に固定された板材80と、の間に形成されている。
対向壁80aと第2横部材38との離間距離を調節したり、対向壁80aの左右方向の大きさを変更したりすることで、取付け孔60の形状や大きさを適宜変更することができる。
図7に示すように、取付け孔60は、メインフレーム32における第2横部材38の前記内側面に、それぞれ一対ずつ配設されている。一対の取付け孔60は、第2縦部材37の左右方向の外側にそれぞれ配設され、上方を向いて開口している。
非接触部38aは、第2横部材38の左右方向の両端部に形成され、オプション受け39と左右方向に隣接している。
また、緩衝装置55が、上下方向に延びる軸部材55aと、軸部材55aを径方向に突出する突出部材55bと、軸部材55aに外嵌され、突出部材55b上に載置された緩衝部材55cとを備えている。したがって、例えば緩衝部材55cを、他の固定部材を用いて緩衝装置55の本体に固定している構成と比べて、部品点数を少なくし、緩衝装置55を簡易な構成とすることができ、寝台装置10の製造コストを抑えることができる。
したがって、緩衝装置55が、オプション受け39を兼ねることができる。また、突出部材55bの一部が、寝台用オプション15を支持可能であるので、緩衝装置55をオプション受け39と兼用しつつ、部品点数の増加を抑えることができる。
したがって、寝台装置本体17の構造を簡素化し、寝台装置10を軽量化することができる。
したがって、第2横部材38を第2縦部材37に対して、寝台装置本体17における前後方向の外側に向けて移動させると、左右一対の延長フレーム71と、一対の延長フレーム71同士の間に位置する補助フレーム72と、が、第2横部材38から第2縦部材37に向けて、前後方向の内側に向けて突出した状態となる。
ここで、一対の延長フレーム71の第2壁部と、補助フレーム72の上面と、の上下方向の位置が互いに同等となっているので、一対の延長フレーム71及び補助フレーム72により、延長用マットレス81が受ける荷重を、左右方向に均一に受けることができる。
したがって、単に板材80の形状や大きさを変更することで、取付け孔60の形状や大きさを変更することが可能になり、取付け孔60を容易に加工することができる。これにより、寝台装置本体17又は壁状部材18の製造コストを抑えることができる。
したがって、寝台装置本体17にボード14を取付ける際に、取付け孔60に取付けられ、ボード14に配設される取付け突部61の左右方向のピッチ寸法等の寸法誤差を、一対の取付け孔60それぞれの左右方向の大きさの違いにより吸収することができる。これにより、容易に取付け突部61を取付け孔60に取付けることができる。
したがって、この非接触部38aに、例えば寝台装置10とともに使用される電気機器の配線等のケーブルを巻きつけることで、第2横部材38の外周部に前記ケーブルを収納することができる。これにより、寝台装置10の使用時の見映えを良くすることができるとともに、前記ケーブルの収納部を別途設ける必要も無い。
さらに本発明は、電動式のギャッチベッドへの適用に限られない。本発明は、駆動機構16の動力が人力である手動式のギャッチベッドにも適用することが可能である。
14 ボード
14c 逃げ部
17 寝台装置本体
18 壁状部材
37 第2縦部材(長手フレーム)
38 第2横部材(短手フレーム)
55 緩衝装置
55a 軸部材
55b 突出部材
55c 緩衝部材
60 取付け孔
61 取付け突部
71 延長フレーム
72 補助フレーム
80 板材
Claims (7)
- 寝台装置本体のメインフレームの前後方向端部に立設されたボードと、
前記メインフレームに設けられたオプション受けと、
前記オプション受けに設けられた緩衝部材と、
を備えた寝台装置であって、
前記メインフレームは、
前記前後方向と直交する左右方向に間隔をあけて、前記前後方向に延びる一対の長手フレームと、
前記左右方向に延在し、前記一対の長手フレームのそれぞれの端に接続される短手フレームであって、前記長手フレームとの接続部から前記左右方向に延びる延伸部を有し、前記延伸部の端が自由端となるように設けられた短手フレームと、
を備え、
前記オプション受けは、前記短手フレームの前記自由端の少なくとも1つに設けられ、上面視で前記ボードの端部よりも外側に位置していることを特徴とする寝台装置。 - 前記寝台装置本体のメインフレームの左右方向に立設された柵体をさらに備え、
前記オプション受けは、上面視で前記柵体の端部よりも前後方向の外側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の寝台装置。 - 前記オプション受けは、寝台用オプションを内部に挿入可能な筒状に形成された軸部材と、前記軸部材を径方向に貫通するとともに前記軸部材の径方向外側に突出する突出部材と、を有し、
前記突出部材は、前記軸部材の内部で前記寝台用オプションを支持するとともに、前記軸部材の外側で前記緩衝部材を支持することを特徴とする請求項1または2に記載の寝台装置。 - 前記メインフレームは、
前記寝台装置本体における前後方向の内側に向けて突出し、かつ前記長手フレームに前後動自在に連結された左右一対の延長フレームと、
一対の前記延長フレーム同士の間に位置し、前記寝台装置本体における前後方向の内側に向けて突出する補助フレームと、を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の寝台装置。 - 前記寝台装置本体及び前記ボードのうちのいずれか一方には、取付け孔が形成されるとともに、他方には前記取付け孔に装着される取付け突部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の寝台装置。
- 前記取付け孔は、第1取付け孔と、前記第1取付け孔と間隔をあけて設けられた第2取付け孔と、を有し、
前記第1取付け孔と前記第2取付け孔とは、大きさが互いに異なっていることを特徴とする請求項5に記載の寝台装置。 - 前記ボードの下端部には、前記寝台装置本体の外周縁部から上方に離間する逃げ部が形成され、
前記寝台装置本体の外周縁部のうち、前記逃げ部の直下に位置する部分の外周面は、他の部材と非接触となっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の寝台装置。
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