JP6869270B2 - 組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するためのシステム及び方法 - Google Patents

組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するためのシステム及び方法 Download PDF

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Description

[関連出願への相互参照]
この出願は、2017年6月14日に出願された中国特許出願第201710447903.8号の優先権を主張し、中国特許出願第201710447903.8号の全内容は、これにより参照によって援用される。
本開示は、一般に、オンライン・ツー・オフラインのサービスに関し、且つ、特に、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するためのシステム及び方法に関する。
インターネットの発展によって、オンライン・ツー・オフラインのサービス(例えば、オンラインでタクシーを呼ぶサービス)がますます普及している。オンライン・ツー・オフラインのサービスは、サービス提供者(例えば、運転手)とサービス要請者(例えば、乗客)との間の情報の不釣り合いの問題をうまく解決する。例えば、オンラインでタクシーを呼ぶサービスを利用する際、何人かの乗客は、他人と乗車を共有するべく、相乗りサービスを選ぶ。既存の相乗りプロセスは受動的である。乗客が第1のサービス要請を始める場合、オンライン・ツー・オフラインのサービスプラットフォームは、例えば、目的地及び/又は出発場所に基づいて、相乗りを求める複数のサービス要請から、第1のサービス要請と組み合わせるべき、第2のサービス要請を捜してもよい。もし、相乗りするべき複数のサービス要請の中に、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請が存在しない場合、オンライン・ツー・オフラインのサービスプラットフォームは、空車の運転手(例えば、現在のところ乗客を運んでいない運転手)を第1のサービス要請に割り当ててもよい。既存の受動的な相乗りプロセスの主な問題は、オンライン・ツー・オフラインのサービスが、組み合わせによって生じる(combinative)サービス要請を見つけるのに、短い時間しか有していないということである。例えば、第1のサービス要請と類似の出発場所及び類似の目的地を有する新しいサービス要請は、第1のサービス要請が開始された1分後には、時間に間に合わないかもしれない。オンライン・ツー・オフラインのサービスプラットフォームは、1分前の新しい要請を受信しなかったため、第1のサービス要請は、空車の運転手に既に割り当てられてしまっており、且つ、恐らくは、出発場所から既に出発している。したがって、オンライン・ツー・オフラインのサービスプラットフォームはまた、別の空車の運転手を新しいサービス要請に割り当てなければならないかもしれない。その理由は、オンライン・ツー・オフラインのサービスプラットフォームは、新しいサービス要請に対して、組み合わせによって生じるサービス要請を見つけることができないからである。そのため、相乗り取引率は、比較的に低いかもしれない。それ故に、相乗り取引率を改善するべく、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するためのシステム及び方法を提供することが望ましい。
本開示の第一の態様によれば、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するためのシステムは、1つ以上の記憶媒体と、該1つ以上の記憶媒体と通信するように構成された1つ以上のプロセッサと、を含んでもよい。1つ以上の記憶媒体は、一セットの命令を含んでもよい。1つ以上のプロセッサが一セットの命令を実行する場合、次の動作の1つ以上を実施するように、1つ以上のプロセッサに指図してもよい。1つ以上のプロセッサは、第1のサービス要請者から第1のサービス要請を受信してもよい(動作(1))。第1のサービス要請は、出発時刻、出発場所、及び目的地を含んでもよい。1つ以上のプロセッサは、複数の第1候補のサービス要請者を獲得してもよく、該複数の第1候補のサービス要請者の各々は、未決定の要請に関連付けられる(動作(2))。1つ以上のプロセッサは、第2のサービス要請に関連付けられた、少なくとも1つの第2のサービス要請が存在するかどうかを決定してもよく、ここで該第2のサービス要請は、複数の第1候補のサービス要請の中で、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるものである(動作(3))。1つ以上のプロセッサは、少なくとも1つの第2のサービス要請が存在しないという決定に呼応して、複数の第1候補のサービス要請者とは異なる、複数の第3のサービス要請者を決定してもよい(動作(4))。1つ以上のプロセッサは、複数の第3のサービス要請者から、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定してもよい(動作(5))。1つ以上のプロセッサは、第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第3のサービス要請を開始するべく、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信してもよい(動作(6))。
幾つかの実施形態において、複数の第3のサービス要請者を決定するべく、少なくとも1つのプロセッサは、複数の第1候補のサービス要請者とは異なる、複数の第2候補のサービス要請者を獲得してもよい。1つ以上のプロセッサは、複数の第2候補のサービス要請者の中から、複数の第3のサービス要請者を選択してもよい。複数の第3のサービス要請者の各々は、出発場所を含む領域内にある過去の出発場所に対して、及び/又は、出発時刻を含む所定の時間間隔内にある過去の出発時刻に対して、第1の所定の数の過去の要請を既に開始している。第1の所定の数は、第1の数の閾値より大きくてもよい。複数の第3の要請者の各々は、相乗りメッセージが送信されることを可能にし、且つ/又は、第1の所定期間中に、第2の所定の数の相乗りメッセージの過去の受信を有してもよい。第2の所定の数は、第2の数の閾値より小さくてもよい。
幾つかの実施形態において、出発場所を含む領域を決定するために、1つ以上のプロセッサは、出発場所を含む領域を決定するべく、ジオハッシュ(Geohash)アルゴリズムを実施してもよい。代わりに又は加えて、1つ以上のプロセッサは、出発場所を中心とし、且つ所定の値の半径を有する円領域を決定してもよい。代わりに又は加えて、1つ以上のプロセッサは、出発場所を含む長方形領域を決定してもよい。
幾つかの実施形態において、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定するべく、1つ以上のプロセッサは、第1のサービス要請者と複数の第3のサービス要請者との間の相乗りの確率を決定してもよい(動作(7))。1つ以上のプロセッサは、相乗りの確率を順位付けしてもよい(動作(8))。1つ以上のプロセッサは、複数の第3のサービス要請者の数を設計してもよく、ここで該複数の第3のサービス要請者は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者として、順位付けに基づいて、又は確率の閾値よりも大きい確率を有することに基づいて、最も高い確率から順に始まる(動作(9))。
幾つかの実施形態において、相乗りメッセージが少なくとも1人の標的となるサービス要請者に送信された後に、1つ以上のプロセッサは、第3のサービス要請が開始されるかどうかを決定してもよい。もし第3のサービス要請が開始されない場合、1つ以上のプロセッサは、複数の第3のサービス要請者から少なくとも一人の標的となるサービス要請者を除去し、且つ、動作(7)を繰り返してもよい。
幾つかの実施形態において、動作(7)を繰り返すことによって、少なくとも一人の標的となるサービス要請者として、複数の第3のサービス要請者の新しい数が結果として生じてもよく、ここで、該新しい数は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者の直前の数より大きくてもよい。
幾つかの実施形態において、1つ以上のプロセッサが、第1のサービス要請との組み合わせによって生じる要請を見つけることを可能にするべく、1つ以上のプロセッサは、第1のサービス要請者が、第2の所定期間の間、待機する意志があるかどうかを問い合せる通知を、第1のサービス要請者に送信してもよい。1つ以上のプロセッサは、第1のサービス要請者からの通知に対する応答に基づいて、第1のサービス要請者が、第2の所定期間の間、待機する意志があることを決定し、その後、動作(4)から動作(6)を実行するか、又は、さもなければ、サービス提供者を第1のサービス要請者に割り当てると共に、第1のサービス要請者を第1候補のサービス要請者に配置してもよい。
幾つかの実施形態において、1つ以上のプロセッサは、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に、第1のサービス要請者の個人情報を発信してもよい。
幾つかの実施形態において、1つ以上のプロセッサは、第1のサービス要請者又は少なくとも一人の標的となるサービス要請者に、1つ以上のクーポンを送信してもよい。
本開示の別の態様によれば、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するための方法は、次の動作の1つ以上を含んでもよい。1つ以上のプロセッサは、第1のサービス要請者から第1のサービス要請を受信してもよい。第1のサービス要請は、出発時刻、出発場所、及び目的地を含んでもよい。1つ以上のプロセッサは、複数の第1候補のサービス要請者を獲得してもよく、該複数の第1候補のサービス要請者の各々は、未決定の要請に関連付けられる。1つ以上のプロセッサは、複数の第1候補のサービス要請者の中で、第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第2のサービス要請に関連付けられた、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在するかどうかを決定してもよい。1つ以上のプロセッサは、少なくとも1人の第2のサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、複数の第1候補のサービス要請者とは異なる、複数の第3のサービス要請者を決定してもよい。1つ以上のプロセッサは、複数の第3のサービス要請者から、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定してもよい。1つ以上のプロセッサは、第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第3のサービス要請を開始するべく、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信してもよい。
本開示の更に別の態様によれば、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するためのシステムは、決定モジュールを含んでもよく、ここで該決定モジュールは、第1のサービス要請者から第1のサービス要請を受信し、複数の第1候補のサービス要請者(これら複数の第1候補のサービス要請者の各々は、未決定の要請に関連付けられる)を獲得し、且つ、複数の第1候補のサービス要請者の中で、第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第2のサービス要請に関連付けられた、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在するかどうかを決定する、ように構成される。第1のサービス要請は、出発時刻、出発場所、及び目的地を含んでもよい。システムはまた、検索モジュールを含んでもよく、ここで該検索モジュールは、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、複数の第1候補のサービス要請者とは異なる、複数の第3のサービス要請者を決定するように構成される。システムはまた、処理モジュールを含んでもよく、ここで該処理モジュールは、複数の第3のサービス要請者から少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定し、且つ、第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第3のサービス要請を開始するべく、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信するように構成される。
本開示の更に別の態様によれば、非一時的なコンピュータ可読媒体は、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するための、少なくとも一セットの命令を備えてもよい。少なくとも一セットの命令は、コンピュータサーバの1つ以上のプロセッサによって実行してもよい。1つ以上のプロセッサは、第1のサービス要請者から第1のサービス要請を受信してもよい。第1のサービス要請は、出発時刻、出発場所、及び目的地を含んでもよい。1つ以上のプロセッサは、複数の第1候補のサービス要請者を獲得してもよく、該複数の第1候補のサービス要請者の各々は、未決定の要請に関連付けられる。1つ以上のプロセッサは、複数の第1候補のサービス要請者の中で、第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第2のサービス要請に関連付けられた、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在するかどうかを決定してもよい。1つ以上のプロセッサは、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、複数の第1候補のサービス要請者とは異なる、複数の第3のサービス要請者を決定してもよい。1つ以上のプロセッサは、複数の第3のサービス要請者から、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定してもよい。1つ以上のプロセッサは、第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第3のサービス要請を開始するべく、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信してもよい。
付加的な特徴は、後に続く説明の中で部分的に明記する。該付加的な特徴は、後に続く記述及び添付図面を吟味するに当たり、当業者には部分的に明らかとなるであろう。該付加的な特徴は、生産によって、若しくは実施例の動作を行うことによって学習され得る。本開示の特徴は、以下で議論される詳細な実施例の中で明記する方法論、手段、及び組み合わせの様々な態様を実践することによって、又は該様々な態様を使用することによって、実現すると共に達成し得る。
本開示は、典型的な実施形態の観点から更に説明される。これらの典型的な実施形態は、図面を参照しながら詳細に説明される。これらの実施形態は、非制限的である典型的な実施形態であり、該典型的実施形態の中で、同様な参照符号は、図面の幾つかの図を通して、類似の構造を表す。
本開示の幾つかの実施形態による、典型的なオンライン・ツー・オフラインのサービスシステムを例示する模式図である。 本開示の幾つかの実施形態による、コンピューティングデバイスの典型的なハードウェア構成要素及び/又はソフトウェア構成要素を例示する模式図である。 本開示の幾つかの実施形態による、携帯デバイスの典型的なハードウェア構成要素及び/又はソフトウェア構成要素を例示する模式図である。 本開示の幾つかの実施形態による、典型的な相乗り要請処理デバイスを例示するブロック図である。 本開示の幾つかの実施形態による、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するための、典型的なプロセスを例示するフローチャートである。 本開示の幾つかの実施形態による、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するための、典型的なプロセスを例示するフローチャートである。
以下の説明は、当業者が本開示を製造すること及び使用することを可能にするために提示され、且つ、特定の応用及びその要件の文脈において提供される。開示された実施形態に対する様々な修正は、当業者にとっては容易に明らかであろう。そして、本明細書で定義された一般的原理は、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他の実施形態及び応用に適用されるであろう。したがって、本開示は、示された実施形態に限定されず、特許請求の範囲と首尾一貫した、最も広い範囲と一致するべきである。
本明細書で使用される用語は、特定の実施例を説明することだけを目的としており、且つ、限定的であることを意図しない。本明細書で使用されるように、「a」、「an」、及び「the」などの単数形は、文脈上明らかにそうでないことを示さない限り、同様に複数形を含むことを意図するであろう。更に理解されることであろうが、「備える(「comprise」及び/又は「comprising」)」、「含む(「include」及び/又は「including」)」という用語は、この開示の中で使用される場合、陳述された特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、しかし、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はこれらのグループの存在及び追加を排除しない。
本開示のこれらの特徴及び他の特徴、並びに特性は、動作の方法、及び構造の関連する要素の機能、並びに製造部品及び製造経済性の組み合わせと同様に、添付図を参照しながら以下の説明を考慮することで、より明らかとなるであろう。ここで図面の全ては、この開示の一部を形成する。しかしながら、図面は、例示及び説明のためだけのものであり、且つ、本開示の範囲を限定することを意図しない、ということは明確に理解されるべきである。図面はスケール通りではない、ということは理解さたい。
本開示で使用されるフローチャートは、本開示の幾つかの実施形態に従ってシステムが履行する動作を例示する。フローチャートの動作は順序通りでなくてもよい、ということは明確に理解されるべきである。逆に、動作は逆順に履行してもよく、又は同時に履行してもよい。そのうえ、1つ以上の動作を、フローチャートに付加してもよい。1つ以上の動作を、フローチャートから除去してもよい。
また、本開示で開示されたシステム及び方法は、主に相乗りサービスに関して説明されるが、これは単に典型的な実施形態である、ということもまた理解されるべきである。本開示のシステム又は方法は、他の任意の種類のオンライン・ツー・オフラインのサービスに適用してもよい。例えば、本開示のシステム又は方法は、陸地、海洋、航空宇宙など、又はこれらの任意の組み合わせを含む、異なる輸送システムに適用してもよい。それらの輸送システムは、車両を使用して1つの場所から別の場所へ対象物を輸送する輸送サービスを提供してもよい。対象物は、乗客及び/又は物資を含んでもよい。輸送サービスの車両は、タクシー、自家用車、ヒッチハイク車、バス、列車、超特急列車、高速鉄道、地下鉄、船、航空機、宇宙船、熱気球、無人車両、自転車、オート三輪、オートバイなど、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。輸送サービスは、タクシーを呼ぶサービス、運転代行サービス、配達サービス、相乗りサービス、バスサービス、持ち帰りサービス、運転手を雇うサービス、シャトルサービスなど、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。本開示のシステム又は方法の応用シナリオは、ウェブページ、ブラウザのプラグイン、クライアント端末、顧客システム、内部分析システム、人工知能ロボットなど、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。
相乗りサービスは、2つ以上の輸送サービスを組み合わせて、新しい輸送サービスにする手配のことを指してもよい。例えば、2つのタクシーサービスを組み合わせて、新しい輸送サービスにしてもよい。別の例として、2つの配達サービスを組み合わせて、新しい輸送サービスにしてもよい。更に別の例として、タクシーサービスと配達サービスを組み合わせて、新しい輸送サービスにしてもよい。
本明細書における「乗客」、「要請者」、「サービス要請者」、及び「顧客」という用語は、サービスを要請する、又はサービスを注文する可能性のある個人、実体、又はツールのことを指すべく、交換可能に使用される。また、本開示のおける「運転手」、「提供者」、「サービス提供者」、及び「供給者」という用語は、サービスを提供する、又はサービスの提供を促進する可能性のある個人、実体、又はツールのことを指すべく、交換可能に使用される。本開示における「ユーザ」という用語は、サービスを要請する、サービスを注文する、サービスを提供する、又はサービスの提供を促進する可能性のある個人、実体、又はツールのことを指してもよい。例えば、ユーザは、乗客、運転手、操作者など、又はこれらの任意の組み合わせであってもよい。本開示において、「乗客」及び「乗客端末」という用語は、交換可能に使用してもよく、且つ「運転手」及び「運転手端末」という用語は、交換可能に使用してもよい。
本開示における「要請」、「サービス要請」、「注文」、「相乗り注文」、「相乗り要請」、「バン相乗り注文」、「バン相乗り要請」という用語は、乗客、要請者、サービス要請者、顧客、運転手、提供者、サービス提供者、供給者など、又はこれらの任意の組み合わせによって開始される要請のことを指す。サービス要請は、乗客、要請者、サービス要請者、顧客、運転手、提供者、サービス提供者、又は供給者の任意の一人によって受け入れてもよい。サービス要請は、有料であってもよい、又は無料であってもよい。
本開示で使用される測位技術は、全地球測位システム(GPS)、全地球航法衛星システム(GLONASS)、コンパス航法システム(COMPASS)、ガリレオ測位システム、準天頂衛星システム(QZSS)、ワイヤレスフィデリティ(WiFi)測位技術など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。上の測位技術の1つ以上は、本開示の中で交換可能に使用してもよい。
本開示の一態様は、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するためのシステム及び方法に関する。サービス要請者(例えば、乗客)が、他人と乗車を共有するべく、相乗りに関連付けられた第1のサービス要請を開始する場合、オンライン・ツー・オフラインのサービスプラットフォームは、相乗りすることになる複数のサービス要請から、第1のサービス要請と組み合わせるべき第2のサービス要請を捜してもよい。相乗りすることになる複数のサービス要請の中で、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請が存在しない場合、オンライン・ツー・オフラインのサービスプラットフォームは、現在のところサービス要請を開始していないが、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を開始する可能性を有する、標的となるサービス要請を捜し、且つ、標的となるサービス要請者がそのようなサービス要請を開始することを誘発するべく、標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信してもよい。
オンライン相乗りサービスのような、オンライン・ツー・オフラインのサービスは、ポストインターネット時代にだけ根付いた新しい形のサービスであることに留意されたい。そのサービスは、サービス要請者及びサービス提供者に技術的ソリューションを提供するが、該ソリューションは、ポストインターネット時代だけに生じ得るであろう。プレインターネット時代では、乗客が路上でタクシーを呼ぶ場合、サービス要請及びサービス受理は、乗客と乗客を見る一人のタクシー運転手との間だけで生じ得る。もし乗客が、電話による通話を通してタクシーを呼ぶ場合、サービス要請及びサービス受理は、乗客と一人のサービス提供者(例えば、タクシー会社又はタクシー代理店)との間だけで生じる得る。もし運転手が相乗りサービスを提供したい場合、運転手は、面と向かって乗客に尋ね、且つ、相乗りサービスを乗客に提供することが可能かどうかを、運転手の経験によって決定しなければならない。オンライン相乗りサービスは、しかしながら、インターネットを通してサービス要請を獲得し、且つ、組み合わせによって生じるサービス要請を、実時間でしかも自動的に見つける。相乗りサービスはまた、サービス要請者(例えば、乗客)によって開始されたサービス要請が、サービス要請者から遠く離れた距離にいる、膨大な数の個人のサービス提供者(例えば、タクシー運転手)に、実時間でしかも自動的に配布されることを可能にすると共に、複数のサービス提供者が、同時にしかも実時間で、サービス要請に応答することを可能にする。それ故に、インターネットを通して、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステムは、サービス要請者及びサービス提供者のために、従来のプレインターネット輸送サービスシステムでは決して遭遇しなかった、はるかに効率的な取引プラットフォームを提供し得る。
図1は、本開示の幾つかの実施形態による、典型的なオンライン・ツー・オフラインのサービスシステムを例示する模式図である。オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100は、サーバ110、ネットワーク120、要請者端末130、提供者端末140、記憶デバイス150、及び測位システム160を含んでもよい。サーバ110は、相乗り要請処理デバイス112を含んでもよい。
幾つかの実施形態において、サーバ110は、単一のサーバであってもよい、又はサーバ群であってもよい。サーバ群は、一元的に集められてもよい、又は分散させてもよい(例えば、サーバ110は、分散システムであってもよい。)。幾つかの実施形態において、サーバ110は、局所的なものであってもよい、又は遠隔的なものであってもよい。例えば、サーバ110は、要請者端末130、提供者端末140、及び/又は記憶デバイス150に格納された情報及び/又はデータに、ネットワーク120を介してアクセスしてもよい。別の例として、サーバ110は、格納された情報及び/又はデータにアクセスするべく、要請者端末130、提供者端末140、及び/又は記憶デバイス150に直接接続してもよい。幾つかの実施形態において、サーバ110は、クラウドプラットフォーム上で履行してもよい。単に例として、クラウドプラットフォームは、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウド、コミュニティクラウド、分散クラウド、インタークラウド、マルチクラウドなど、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。幾つかの実施形態において、サーバ110は、本開示における図2に例示される1つ以上の構成要素を有するコンピューティングデバイス200上で履行してもよい。
幾つかの実施形態において、サーバ110は、相乗り要請処理デバイス112を含んでもよい。相乗り要請処理デバイス112は、オンライン・ツー・オフラインのサービスに関連する情報及び/又はデータを処理してもよい。例えば、相乗り要請処理デバイス112は、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定してもよい。幾つかの実施形態において、相乗り要請処理デバイス112は、1つ以上の処理エンジン(例えば、単一コア処理エンジン又はマルチコアプロセッサ)を含んでもよい。単に例として、相乗り要請処理デバイス112は、中央処理ユニット(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け命令セットプロセッサ(ASIP)、グラフィック処理ユニット(GPU)、物理処理ユニット(PPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、マイクロコントローラユニット、縮小命令セットコンピュータ(RISC)、マイクロプロセッサなど、又はこれらの任意の組み合わせのような、1つ以上のハードウェアプロセッサを含んでもよい。
ネットワーク120は、情報及び/又はデータの交換を促進してもよい。幾つかの実施形態において、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100における1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、要請者端末130、提供者端末140、記憶デバイス150、又は測位システム160)は、ネットワーク120を介して、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100内の他の構成要素に情報及び/又はデータを発信してもよい。例えば、サーバ110は、ネットワーク120を介して、要請者端末130からサービス要請を獲得/取得してもよい。幾つかの実施形態において、ネットワーク120は、任意のタイプの有線ネットワーク若しくは無線ネットワーク、又はこれらの組み合わせであってもよい。単に例として、ネットワーク130は、ケーブルネットワーク、有線ネットワーク、光ファイバネットワーク、遠距離通信ネットワーク、イントラネット、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN)、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、ZigBee(登録商標)ネットワーク、近距離無線通信(NFC)ネットワークなど、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。幾つかの実施形態において、ネットワーク120は、1つ以上のネットワークアクセスポイントを含んでもよい。例えば、ネットワーク120は、基地局及び/又はインターネット交換ポイント120−1,120−2、・・・のような有線又は無線のネットワークアクセスポイントを含んでもよく、これらのアクセスポイントを通して、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100の1つ以上の構成要素は、データ及び/又は情報を交換するべく、ネットワーク120に接続してもよい。
幾つかの実施形態において、要請者は、要請者端末130のユーザであってもよい。幾つかの実施形態において、要請者端末130のユーザは、要請者以外の誰かであってもよい。例えば、要請者端末130のユーザAは、ユーザBのためのサービス要請を発信するべく、又は、サーバ110からのサービス及び/若しくは情報又は命令を受信するべく、要請者端末130を使用してもよい。幾つかの実施形態において、提供者は、提供者端末140のユーザであってもよい。幾つかの実施形態において、提供者端末140のユーザは、提供者以外の誰かであってもよい。例えば、提供者端末140のユーザCは、ユーザDのためのサービス要請、及び/又はサーバ110からの情報若しくは命令を受信するべく、提供者端末140を使用してもよい。幾つかの実施形態において、「サービス要請者」、「要請者」、及び「要請者端末」は、交換可能に使用してもよく、且つ「サービス提供者」、「提供者」、及び「提供者端末」は、交換可能に使用してもよい。
幾つかの実施形態において、要請者端末130は、携帯デバイス130−1、タブレットコンピュータ130−2、ラップトップコンピュータ130−3、自動車両内の組み込みデバイス130−4など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。幾つかの実施形態において、携帯デバイス130−1は、スマートホームデバイス、ウェアラブルデバイス、携帯デバイス、仮想現実デバイス、拡張現実デバイスなど、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。幾つかの実施形態において、スマートホームデバイスは、スマート照明デバイス、インテリジェント電気装置の制御デバイス、スマート監視デバイス、スマートテレビジョン、スマートビデオカメラ、インターフォンなど、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。幾つかの実施形態において、ウェアラブルデバイスは、ブレスレット、履物、メガネ、ヘルメット、ウォッチ、衣服、バックパック、スマートアクセサリなど、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。幾つかの実施形態において、携帯デバイスは、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ゲーム機、航法デバイス、販売時点(POS)デバイス、ラップトップ、デスクトップなど、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。幾つかの実施形態において、仮想現実デバイス及び/又は拡張現実デバイスは、仮想現実ヘルメット、仮想現実メガネ、仮想現実パッチ、拡張現実ヘルメット、拡張現実メガネ、拡張現実パッチなど、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。例えば、仮想現実デバイス及び/又は拡張現実デバイスは、Google Glass(登録商標)、RiftCon(登録商標)、Fragments(登録商標)、Gear VR(登録商標)などを含んでもよい。幾つかの実施形態において、自動車両内の組み込みデバイス130−4は、搭載コンピュータ、搭載テレビジョンなどを含んでもよい。幾つかの実施形態において、要請者端末130は、要請者端末130のユーザ(例えば、サービス要請者)及び/又は要請者端末130の位置を特定するための測位技術を有するデバイスであってもよい。
幾つかの実施形態において、提供者端末140は、要請者端末130と類似のデバイス、又は要請者端末130と同じデバイスであってもよい。幾つかの実施形態において、提供者端末140は、提供者のユーザ140(例えば、サービス提供者)及び/又は提供者端末140の位置を突き止めるための測位技術を利用したデバイスであってもよい。幾つかの実施形態において、要請者端末130及び/又は提供者端末140は、要請者、要請者端末130、提供者、及び/又は提供者端末140の位置を決定するべく、1つ以上の他の測位デバイスと通信してもよい。幾つかの実施形態において、要請者端末130及び/又は提供者端末140は、サーバ110に測位情報を発信してもよい。
記憶デバイス150は、データ及び/又は命令を格納してもよい。幾つかの実施形態において、記憶デバイス150は、要請者端末130及び/又は提供者端末140から獲得したデータを格納してもよい。例えば、記憶デバイス150は、要請者端末130から獲得したサービス要請を格納してもよい。幾つかの実施形態において、記憶デバイス150は、本開示で説明される典型的な方法を実施するべく、サーバ110が実行又は使用する可能性のあるデータ及び/又は命令を格納してもよい。例えば、記憶デバイス150は、本開示で説明される、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するべく、サーバ110が実行又は使用する可能性のあるデータ及び/又は命令を格納してもよい。幾つかの実施形態において、記憶デバイス150は、大容量記憶装置、取り外し可能な記憶装置、揮発性の読み出し&書き込みメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。典型的な大容量記憶装置は、磁気ディスク、光ディスク、ソリッドステートドライブなどを含んでもよい。典型的な取り外し可能な記憶装置は、フラッシュドライブ、フロッピーディスク、光ディスク、メモリカード、ジップディスク、磁気テープなどを含んでもよい。典型的な揮発性の読み出し&書き込みメモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでもよい。典型的なRAMは、ダイナミックRAM(DRAM)、二重データレート同期式ダイナミックRAM(DDR−SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、サイリスタRAM(T−RAM)、及びゼロキャパシタRAM(Z−RAM)などを含んでもよい。典型的なROMは、マスクROM(MROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能なプログラマブルROM(EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM)、コンパクトディスクROM(CD−ROM)、及びデジタル多用途ディスクROMなどを含んでもよい。幾つかの実施形態において、記憶デバイス150は、クラウドプラットフォーム上で履行してもよい。単に例として、クラウドプラットフォームは、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウド、コミュニティクラウド、分散クラウド、インタークラウド、マルチクラウドなど、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。
幾つかの実施形態において、記憶デバイス150は、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100における1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、要請者端末130、提供者端末140など)と通信するべく、ネットワーク120に接続してもよい。オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100における1つ以上の構成要素は、ネットワーク120を介して、記憶デバイス150に格納されたデータ又は命令にアクセスしてもよい。幾つかの実施形態において、記憶デバイス150は、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100における1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、要請者端末130、提供者端末140など)に直接接続してもよい、又は、該1つ以上の構成要素と通信してもよい。幾つかの実施形態において、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100における1つ以上の構成要素(例えば、サーバ110、要請者端末130、提供者端末140など)は、記憶デバイス150にアクセスする許可を有してもよい。幾つかの実施形態において、記憶デバイス150は、サーバ110の一部であってもよい。
測位システム160は、例えば、要請者端末130、提供者端末140などの対象物に関連付けられた情報を決定してもよい。例えば、測位システム160は、要請者端末130の現在の場所を決定してもよい。幾つかの実施形態において、測位システム160は、全地球測位システム(GPS)、全地球航法衛星システム(GLONASS)、コンパス航法システム(COMPASS)、北斗航法衛星システム、ガリレオ測位システム、準天頂衛星システム(QZSS)などであってもよい。情報は、対象物の場所、海抜、速度、若しくは加速度、又は現在時刻を含んでもよい。場所は、経度座標及び緯度座標などのような、座標の形をしていてもよい。測位システム160は、例えば、衛星160−1、衛星160−2、及び衛星160−3など、1つ以上の衛星を含んでもよい。衛星160−1から衛星160−3は、上で述べられた情報を、独立に又は共同して決定してもよい。衛星測位システム160は、無線接続を介して、上述の情報をネットワーク120、要請者端末130、又は提供者端末140に発信してもよい。
幾つかの実施形態において、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100内の1つ以上の構成要素の情報交換は、サービスを要請することを通して達成してもよい。サービス要請の対象物は、任意の製品であってもよい。幾つかの実施形態において、製品は、有形の製品であってもよい、又は無形の製品であってもよい。有形の製品は、食物、薬物、日用品、化学製品、電気器具、衣服、車、住宅、贅沢品など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。無形の製品は、サービス製品、金融製品、知識製品、インターネット製品など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。インターネット製品は、個々のホスト製品、ウェブ製品、携帯インターネット製品、商用ホスト製品、埋め込み製品など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。携帯インターネット製品は、携帯端末のソフトウェア、プログラム、システムなど、又はこれらの任意の組み合わせにおいて使用してもよい。携帯端末は、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、スマートウォッチ、販売時点(POS)デバイス、搭載コンピュータ、搭載テレビジョン、ウェアラブルデバイスなど、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。例えば、製品は、コンピュータ又は携帯電話で使用される任意のソフトウェア及び/又はアプリケーションであってもよい。ソフトウェア及び/又はアプリケーションは、付き合い、ショッピング、輸送、娯楽、学習、投資など、又はこれらの任意の組み合わせに関連してもよい。幾つかの実施形態において、輸送に関連するソフトウェア及び/又はアプリケーションは、旅行ソフトウェア及び/又は旅行アプリケーション、乗物スケジュール作成ソフトウェア及び/又は乗物スケジュール作成アプリケーション、地図作成ソフトウェア及び/又は地図作成アプリケーションなどを含んでもよい。乗物スケジュール作成ソフトウェア及び/又は乗物スケジュール作成アプリケーションでは、乗物は、馬、馬車、人力車(例えば、手押し車、自転車、三輪車など)、車(例えば、タクシー、バス、自家用車など)、列車、地下鉄、船、航空機(例えば、飛行機、ヘリコプター、スペースシャトル、ロケット、熱気球など)など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。
図2は、コンピューティングデバイスの典型的なハードウェア構成要素及び/又はソフトウェア構成要素を例示する模式図であり、これらの構成要素上で、相乗り要請処理デバイス112は、本開示の幾つかの実施形態に従って履行してもよい。図2に例示されるように、処理デバイス112は、コンピューティングデバイス200であってもよく、ここでコンピューティングデバイス200は、プロセッサ210、記憶装置220、入力/出力装置(I/O装置)230、通信ポート240を含んでもよい。
プロセッサ210(例えば、論理回路)は、本明細書で説明される技術に従って、コンピュータ命令(例えば、プログラムコード)を実行し、且つ、相乗り要請処理デバイス112の機能を実施してもよい。例えば、プロセッサ210は、その中にインターフェース回路210−a及び処理回路210−bを含んでもよい。インターフェース回路は、バス(図2には示されない)から電子信号を受信するように構成してもよく、その場合、電子信号は、処理回路が処理するための、構造化されたデータ及び/又は命令を符号化する。処理回路は、論理計算を実施してもよく、且つ、その後、結論、結果、及び/又は電子信号として符号化された命令を決定してもよい。その後、インターフェース回路は、バスを介して、処理回路から電子信号を発信してもよい。
コンピュータ命令は、例えば、ルーティン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造、処理手順、モジュール、及び機能を含んでもよく、これらは、本明細書で説明された特定の機能を実施する。例えば、プロセッサ210は、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定してもよい。幾つかの実施形態において、プロセッサ210は、1つ以上のハードウェアプロセッサを含んでもよく、ここで該ハードウェアプロセッサは、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピュータ(RISC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け命令セットプロセッサ(ASIP)、中央処理ユニット(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、物理処理ユニット(PPU)、マイクロコントローラユニット、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、高度RISCマシン(ARM)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、1つ以上の機能を実行可能な任意の回路又はプロセッサなど、又はこれらの任意の組み合わせのようなものである。
単に例示のために、1つのプロセッサのみが、コンピューティングデバイス200において説明されている。しかしながら、本開示におけるコンピューティングデバイス200はまた、複数のプロセッサを含んでもよく、したがって、本開示で説明されるような、1つのプロセッサによって実施される動作及び/又は方法はまた、複数のプロセッサによって、共同して実施してもよい、又は別々に実施してもよい、ということに留意するべきである。例えば、もし、本開示において、コンピューティングデバイス200のプロセッサが、ステップAとステップBの両方を実行する場合、ステップA及びステップBはまた、2つ以上の異なるプロセッサによって、コンピューティングデバイス200の中で、共同して実施してもよい、又は別々に実施してもよい(例えば、第1のプロセッサがステップAを実行し、且つ第2のプロセッサがステップBを実行する、又は、第1及び第2のプロセッサが、ステップA及びステップBを共同して実行する)、ということを理解するべきである。
記憶装置220は、要請者端末130、提供者端末140、記憶デバイス150、及び/又はオンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100の任意の他の構成要素から獲得したデータ/情報を格納してもよい。幾つかの実施形態において、記憶装置220は、大容量記憶装置、取り外し可能な記憶装置、揮発性の読み出し&書き込みメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。例えば、大容量記憶装置は、磁気ディスク、光ディスク、ソリッドソテートドライブなどを含んでもよい。取り外し可能な記憶装置は、フラッシュドライブ、フロッピーディスク、光ディスク、メモリカード、ジップディスク、磁気テープなどを含んでもよい。揮発性の読み出し&書き込みメモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでもよい。RAMは、ダイナミックRAM(DRAM)、二重データレート同期式ダイナミックRAM(DDR−SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、サイリスタRAM(T−RAM)、及びゼロキャパシタRAM(Z−RAM)などを含んでもよい。ROMは、マスクROM(MROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能なプログラマブルROM(EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM)、コンパクトディスクROM(CD−ROM)、及びデジタル多用途ディスクROMなどを含んでもよい。
幾つかの実施形態において、記憶装置220は、本開示で説明される典型的な方法を実施するために、1つ以上のプログラム及び/又は命令を格納してもよい。例えば、記憶装置220は、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定することを目的として、相乗り要請処理デバイス112のためのプログラムを格納してもよい。
I/O装置230は、信号、データ、情報などを入力してもよい、且つ/又は出力してもよい。幾つかの実施形態において、I/O装置230は、相乗り要請処理デバイス112とのユーザ対話を可能にしてもよい。幾つかの実施形態において、I/O装置230は、入力デバイス及び出力デバイスを含んでもよい。入力デバイスの例は、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイクロフォンなど、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。出力デバイスの例は、ディスプレイデバイス、ラウドスピーカ、プリンタ、プロジェクタなど、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。ディスプレイデバイスの例は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ベースのディスプレイ、フラットパネルディスプレイ、湾曲スクリーン、テレビジョンデバイス、陰極線管(CRT)、タッチスクリーンなど、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
通信ポート240は、データ通信を促進するべく、ネットワーク(例えば、ネットワーク120)に接続してもよい。通信ポート240は、相乗り要請処理デバイス112と、要請者端末130、提供者端末140、測位システム160、又は記憶デバイス150との間の接続を確立してもよい。接続は、有線接続、無線接続、データ送信及び/又はデータ受信を可能にし得る任意の他の通信接続、及び/又はこれらの接続の任意の組み合わせであってもよい。有線接続は、例えば、電気ケーブル、光ケーブル、電話線など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。無線接続は、例えば、Bluetooth(登録商標)リンク、WiFi(登録商標)リンク、WiMax(登録商標)リンク、WLANリンク、ZigBee(登録商標)リンク、携帯ネットワークリンク(例えば、3G、4G、5G)など、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。幾つかの実施形態において、通信ポート240は、RS232、RS485などのような、標準化された通信ポートであってもよい、且つ/又は該標準化された通信ポートを含んでもよい。
図3は、携帯デバイスの典型的なハードウェア構成要素及び/又はソフトウェア構成要素を例示する模式図であり、これらの構成要素上で、要請者端末130及び/又は提供者端末140は、本開示の幾つかの実施形態に従って履行してもよい。図3に例示されるように、携帯デバイス300は、通信プラットフォーム310、ディスプレイ320、グラフィック処理ユニット(GPU)330、中央処理ユニット(CPU)340、I/O装置350、メモリ360、及び記憶装置390を含んでもよい。幾つかの実施形態において、任意の他の適切な構成要素(システムバス又はコントローラ(図示せず)を含むが、これらに限定されない)もまた、携帯デバイス300に含めてもよい。幾つかの実施形態において、携帯オペレーティングシステム(OS)370(例えば、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、Windows Phone(登録商標)など)及び1つ以上のアプリケーション380は、CPU340によって実行するべく、記憶装置390からメモリ360の中にロードしてもよい。アプリケーション380は、ブラウザ又は任意の他の適切な携帯アプリケーションを含んでもよい。該ブラウザ又は任意の他の適切な携帯アプリケーションは、オンライン・ツー・オフラインの相乗りサービスに関する情報、又は相乗り要請処理デバイス112からの他の情報を受信すると共に表現するためのものであり、且つ、オンライン・ツー・オフラインの相乗りサービスに関する情報、又は相乗り要請処理デバイス112への他の情報を発信するためのものである。情報ストリームとのユーザ対話は、I/O装置350を介して達成してもよく、且つ、ネットワーク120を介して、相乗り要請処理デバイス112に、及び/又はオンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100の他の構成要素に提供してもよい。
当業者であれば理解することであろうが、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100の要素が作動する場合、該要素は、電気的信号及び/又は電磁気的信号を通して作動してもよい。例えば、相乗り要請処理デバイス112が、決定をすること又は情報を送信することのようなタスクを処理する場合、相乗り要請処理デバイス112は、自身のプロセッサの中の論理回路を動作させて、そのようなタスクを処理してもよい。相乗り要請処理デバイス112が、要請者端末130にデータ(例えば、相乗りメッセージ)を発信する場合、相乗り要請処理デバイス112のプロセッサは、データを符号化する電気的信号を生成してもよい。相乗り要請処理デバイス112のプロセッサは、その後、相乗り要請処理デバイス112の情報交換ポート(例えば、出力ポート)に電気的信号を発信してもよい。もし要請者端末130が、有線ネットワークを介して、相乗り要請処理デバイス112と通信する場合、相乗り要請処理デバイス112の情報交換ポートは、ケーブルに物理的に接続してもよい。この場合、該ケーブルは、要請者端末130の情報交換ポート(例えば、入力ポート)に更に電気的信号を送信してもよい。もし要請者端末130が、無線ネットワークを介して、相乗り要請処理デバイス112と通信する場合、相乗り要請処理デバイス112の情報交換ポートは、1つ以上のアンテナであってもよく、該アンテナは、電気的信号を電磁気的信号に変換してもよい。要請者端末130、提供者端末140、又はサーバ110のような電子デバイスの中では、それらのプロセッサが命令を処理する、命令を発信する、且つ/又はアクションを実施する場合、命令及び/又はアクションは、電気的信号を介して伝えられる。例えば、プロセッサが記憶媒体(例えば、記憶デバイス150、記憶装置220)からデータを引き出す、又は該記憶媒体にデータを保存する場合、該プロセッサは、記憶媒体の読み出し/書き込みデバイスに電気的信号を発信し、該読み出し/書き込みデバイスは、記憶媒体の中の構造化されたデータを読み出す、又は記憶媒体の中に構造化されたデータを書き込む。構造化されたデータは、電子デバイスのバスを介して、電気的信号の形でプロセッサに送信してもよい。ここで電気的信号は、1つの電気的信号、一連の電気的信号、及び/又は複数の別々の電気的信号を指してもよい。
図4は、本開示の幾つかの実施形態による、典型的な相乗り要請処理デバイスを例示するブロック図である。相乗り要請処理デバイス112は、決定モジュール402、検索モジュール404、処理モジュール406、第1の送信モジュール408、実行モジュール410、及び第2の送信モジュール412を含んでもよい。処理モジュール406は、予測ユニット4062、順位付けユニット4064、処理ユニット4066、決定ユニット4068、除去ユニット4070、及び更新ユニット4072を含んでもよい。相乗り要請処理デバイス112の少なくとも一部分は、図2に例示されたコンピューティングデバイス上で履行してもよい。
第1のサービス要請者から第1のサービス要請を受信する場合、決定モジュール402は、複数の第1候補のサービス要請者の中で、第1のサービス要請者との組み合わせによって生じる、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在するかどうかを決定するように構成してもよい。幾つかの実施形態において、第2のサービス要請者は、第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第2のサービス要請に関連付けてもよい。
検索モジュール404は、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、第1のサービス要請の移動情報を獲得すると共に、移動情報に基づいて、複数の第1候補のサービス要請者とは異なり、しかも所定の条件を満足する複数の第3のサービス要請者を決定するように構成してもよい。移動情報は、第1のサービス要請の出発場所、出発時刻、目的地など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。第3のサービス要請者は、現在の瞬間にはサービス要請を開始しないが、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を開始する可能性があるサービス要請者であってもよい。
処理モジュール406は、複数の第3のサービス要請者から、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定すると共に、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信するように構成してもよい。幾つかの実施形態において、相乗りメッセージは、少なくとも一人の標的となるサービス要請者が、第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第3のサービス要請を開始することを誘発するように構成してもよい。相乗りメッセージは、第1のサービス要請の出発場所、出発時刻、目的地など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。幾つかの実施形態において、処理モジュール406は、ネットワーク(例えば、ネットワーク120)を介して、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に関連付けられた端末(例えば、要請者端末130)に相乗りメッセージを送信してもよい。
予測ユニット4062は、第1のサービス要請者と複数の第3のサービス要請者との間の相乗りの確率を決定するように構成してもよい。幾つかの実施形態において、処理モジュール406は、第3のサービス要請者が開始した過去の要請の数、過去の/意図された出発場所と第1のサービス要請の出発場所との間の距離、過去の/意図された出発時刻と第1のサービス要請の出発時刻との間の差異、過去の/意図された場所から過去の/意図された目的地への方向と出発場所から第1のサービス要請の目的地への方向との間の角度など、又はこれらの任意の組み合わせに基づく予測モデルを使用して、相乗りの可能性を決定してもよい。例えば、第1のサービス要請の出発場所を含む領域内で、第3のサービス要請者によって開始された過去の要請の過去の出発場所が近ければ近いほど、第3のサービス要請者と第1のサービス要請者との間の相乗りの確率はますます高くなり得る。
順位付けユニット4064は、相乗りの確率に基づいて、複数の第3のサービス要請者を順位付けするように構成してもよい。
処理ユニット4066は、複数の第3のサービス要請者の数を設計すると共に、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信するように構成してもよい。ここで該複数の第3のサービス要請者は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者として、順位付けに基づいて、又は第2の確率の閾値(例えば、50%、60%、70%、80%、又は90%)よりも大きな確率を有することに基づいて、最も高い確率から順に始まる。
決定ユニット4068は、予め設定された期間(例えば、1分、2分、5分)の中で、第1のサービス要請者と相乗りする意志がある、標的となるサービス要請者が存在するかどうかを決定するように構成してもよい。例えば、処理モジュール406は、標的となるサービス要請者が存在するかどうかを決定してもよい。この場合、該標的となるサービス要請者は、相乗りメッセージに対して合意応答を送信する、又は、予め設定された期間の中で、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請(例えば、第3のサービス要請)を送信する。第1のサービス要請者と相乗りする意志がある、標的となるサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、除去ユニット4070は、複数の第3のサービス要請者から、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を除去し、且つ、第1のサービス要請者と相乗りする意志があるサービス要請者が存在するまで、処理動作を実施することを繰り返してもよい。第1のサービス要請者と相乗りする意志がある、少なくとも一人の標的となるサービス要請者が存在するという決定に呼応して、処理モジュール406は、第1のサービス要請者との組み合わせを可能にするべく、第1のサービス要請者を、最も早期の標的となるサービス要請者と組み合わせてもよい。
更新ユニット4072は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者として、複数の第3のサービス要請者の新しい数を設計するように構成してもよい。該新しい数は、少なくとも一人のサービス要請者の直前の数より大きくてもよい。このことにより、第1のサービス要請者との組み合わせによって生じるサービス要請者を見つけるための時間が減少し得る。
幾つかの実施形態において、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、検索モジュール404が第1のサービス要請の移動情報を獲得する前に、第1の送信モジュール408は、相乗り要請処理デバイス112が第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を見つけることを可能にするべく、第1のサービス要請者が、第2の所定期間(例えば、10分)の間、待機する意志があるかどうか問い合せる通知を、第1のサービス要請者に送信してもよい。第1のサービス要請者が、第2の所定期間の間、待機する意志があるという決定に呼応して、相乗り要請処理デバイス112が、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を見つけることを可能にするべく、第1の送信モジュール408は、動作504及び動作506を実施してもよい。第1のサービス要請者が、第2の所定期間の間、待機する気がないという決定に呼応して、相乗り要請処理デバイス112が、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を見つけることを可能にするべく、実行モジュール410は、空車のサービス提供者(例えば、現在のところ、サービスを提供していない運転手)を第1のサービス要請者に割り当て、且つ、第1のサービス要請者を第1候補のサービス要請者に配置してもよい。幾つかの実施形態において、相乗り要請処理デバイス112が、第1のサービス要請者自身の選択に基づいて、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を見つけることを可能にするべく、第1のサービス要請者は、ある一定の期間の間、待機するべきかどうかを決定してもよい。
幾つかの実施形態において、もし、相乗り要請処理デバイス112が、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を見つけることを可能にするべく、第1のサービス要請者が、第2の所定期間の間、待機する意志がある場合、第2の送信モジュール412は、第1のサービス要請者に1つ以上のキャンペーン(例えば、2ドルの電子クーポン)を送信してもよい。代わりに、第1の送信モジュール408が、第1のサービス要請者に通知を送信する間に、第2の送信モジュール412は、第1のサービス要請者に1つ以上のキャンペーンを送信してもよい。1つ以上のキャンペーンは、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請のための待機時間に対する、第1のサービス要請者への代償であり得、且つ、取引率及びユーザ体験を改善し得る。
幾つかの実施形態において、第2の送信モジュール412は、第1のサービス要請者と相乗りをする、標的となるサービス要請者に1つ以上のキャンペーンを送信してもよい。代わりに、処理モジュール406が、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信する間、第2の送信モジュール412は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に、1つ以上のキャンペーンを送信してもよい。1つ以上のキャンペーンは、少なくとも一人の標的となるサービス要請者が、第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第3の要請を開始することを誘発するように構成してもよい。
幾つかの実施形態において、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、複数の第3のサービス要請者を決定することと、第1のサービス要請者と相乗りする意志がある少なくとも一人のサービス要請者が存在すると決定することとの間の期間中に、決定モジュール402は、複数の第1候補のサービス要請者を、連続的に又は周期的に監視してもよい。もし、複数の第1候補のサービス要請者に中で、第1のサービス要請者との組み合わせによって生じる、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在する場合、決定モジュール402は、第1のサービス要請者を第2のサービス要請者と組み合わせてもよく、且つ、複数の第3のサービス要請者の中で、第1のサービス要請者と組み合わせるべきサービス要請者を決定するためのプロセスは、終わらせてもよい。
幾つかの実施形態において、もし複数の第3のサービス要請者の数が、第3の数の閾値(例えば、1、2、3、5、10、15、20)に等しいか、又は該第3の数の閾値より小さい場合、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定するためのプロセスは、省略してもよい。処理モジュール406は、複数の第3のサービス要請者に相乗りメッセージを送信してもよい。例えば、第3の数の閾値は、3に等しくてもよい。504で決定された第3のサービス要請者は、サービス要請者E及びサービス要請者Fを含んでもよい。506における、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定するためのプロセスは、省略してもよい。処理モジュール406は、サービス要請者E及びサービス要請者Fに相乗りメッセージを送信してもよい。別の例として、第3の数の閾値は、3に等しくてもよい。504で決定された第3のサービス要請者は、サービス要請者E及びサービス要請者Fを含んでもよい。サービス要請者Fは、相乗りの可能性が第1の可能性の閾値よりも小さいので、除去してもよい。506における、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定するためのプロセスは、省略してもよい。処理モジュール406は、サービス要請者Eに相乗りメッセージを送信してもよい。
この開示における、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するためのプロセスでは、サーバ110は、現在のところサービス要請を開始していないが、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を開始する可能性を有する、標的となるサービス要請者を捜してもよい。このことは、相乗り取引率を改善する。加えて、標的となるサービス要請者は、自分自身の選択に基づいて、第1のサービス要請者と結びつくかどうかを決定してもよく、且つ、第1のサービス要請者は、サーバ110が、第1のサービス要請者自身の選択に基づいて、組み合わせによって生じるサービス要請者を見つけることを可能にするべく、ある一定の期間の間、待機するかどうかを決定してもよい。このことは、ユーザ体験を改善する。
相乗り要請処理デバイス112の中のモジュール及び/又はユニットは、有線接続又は無線接続を介して、互いに接続させてもよい、又は互いに通信してもよい。有線接続は、金属ケーブル、光ケーブル、ハイブリッドケーブルなど、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。無線接続は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、近距離通信(NFC) など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。モジュールの2つ以上は、単一モジュールとして組み合わせてもよく、且つモジュールの任意の1つは、2つ以上のユニットに分割してもよい。例えば、第1の送信モジュール408は、単一モジュールとして、第2の送信モジュール412と統合してもよく、ここで該単一モジュールは、第1のサービス要請者に通知及び/又は1つ以上の電子クーポンを送信してもよい。別の例として、検索モジュール404は、2つのユニットに分割してもよい。第1のユニットは、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、第1のサービス要請者の第1のサービス要請の移動情報を獲得するように構成してもよい。第2のユニットは、移動情報に基づいて、複数の第3のサービス要請者を決定するように構成してもよい。
上の説明は、単に例証を目的として提供され、且つ、本発明の範囲を限定することを意図しない、ということに留意するべきである。当業者は、本開示の教示の下で、多数の変形例及び修正例が作成し得る。しかしながら、それらの変形例及び修正例は、本開示の範囲から逸脱しない。例えば、相乗り要請処理デバイス112は、記憶モジュール(図4には示されない)を更に含んでもよい。記憶モジュールは、相乗り要請処理デバイス112における任意の構成要素によって実施される任意のプロセスの間に生成されたデータを、格納するように構成してもよい。別の例として、相乗り要請処理デバイス112の構成要素の各々は、記憶デバイスを含んでもよい。加えて又は代わりに、相乗り要請処理デバイス112の構成要素は、共通の記憶デバイスを共有してもよい。
図5は、本開示の幾つかの実施形態による、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するための、典型的なプロセスを例示するフローチャートである。プロセス500は、図1に例示されるオンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100において履行してもよい。例えば、プロセス500は、命令(例えば、アプリケーション)の形として、記憶デバイス150及び/又は記憶装置220に格納してもよく、且つ、サーバ110(例えば、サーバ110の相乗り要請処理デバイス112、図2に例示されるプロセッサ220、又は図4に例示された相乗り要請処理デバイス112における1つ以上のモジュール)によって呼び出してもよい、且つ/又は実行してもよい。以下に提示される、例示されたプロセスの動作は、例証的であることを意図している。幾つかの実施形態において、プロセス500は、説明されていない1つ以上の付加的な動作を用いて、且つ/又は議論された1つ以上の動作を用いることなく、達成してもよい。加えて、プロセス500の動作が、図5で例示される順序、及び以下で説明される順序は、限定的であることを意図しない。
この開示では、例えば、2つの輸送サービスを組み合わせて新しい輸送サービスにするという相乗りサービスを取り上げる。2つの輸送サービスを組み合わせて新しい輸送サービスにするという相乗りサービスは、単に例証のために提供されており、且つ、本開示の範囲を限定することを意図しない、ということに留意するべきである。幾つかの実施形態において、この開示は、2つ以上の輸送サービスを組み合わせて新しい輸送サービスにするという相乗りサービスに適用してもよい。
502では、決定モジュール402(若しくは相乗り要請処理デバイス112、及び/又は処理回路210−b)は、第1のサービス要請者から第1のサービス要請を受信する場合、複数の第1候補のサービス要請者の中で、第1のサービス要請者との組み合わせによって生じる、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在するかどうかを決定してもよい。幾つかの実施形態において、第2のサービス要請者は、第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第2のサービス要請に関連付けてもよい。
幾つかの実施形態において、要請者端末130及び/又は提供者端末140は、ネットワーク120を介して要請者端末130及び/又は提供者端末140にインストールされたアプリケーション(例えば、図3におけるアプリケーション380)を通して、サーバ110との通信(例えば、無線通信)を確立してもよい。アプリケーションは、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100と関連していてもよい。例えば、アプリケーションは、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100に関連付けられた、タクシーを呼ぶアプリケーションであってもよい。
幾つかの実施形態において、サービス要請は、輸送サービスの情報を指してもよい。この場合、輸送サービスの情報は、要請者端末130を介して、サーバ110に対して、サービス要請者によって正式に要請されると共に、発信されるものである。例えば、サービス要請者が、輸送サービスの情報をサーバ110に発信する場合、サービス要請者は、その行為を、要請者端末130にインストールされたアプリケーションのインターフェース上のボタンを押すことによって行ってもよい。輸送サービスの情報を受信するに当たり、サーバ110は、輸送サービスの情報が、正式に発信されることを決定すると共に、輸送サービスの情報をサービス要請として決定してもよい。
幾つかの実施形態において、第1のサービス要請は、出発時刻、出発場所、目的地など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。幾つかの実施形態において、第1のサービス要請は、第1のサービス要請者が、他のサービス要請者とサービス提供者(例えば、運転手)を共有する意志があることを示す、相乗り要請であってもよい。幾つかの実施形態において、決定モジュール402は、ネットワーク(例えば、ネットワーク120)を介して、第1のサービス要請者に関連付けられた端末(例えば、要請者端末130)から、サービス要請を受信してもよい。
幾つかの実施形態において、第1のサービス要請は、現在の瞬間に、又は当業者にとって現在の瞬間に適度に近い、定義された時間(例えば、現在の瞬間の1分後、2分後、又は5分後)に、第1のサービス要請者がオンライン・ツー・オフラインのサービス(例えば、タクシーを呼ぶサービス)を受けたいという実時間の要請であってもよく、その結果として、サービス提供者は、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100が第1のサービス要請を受信した直後に又は実質的に直後に、出発することを要求される。
幾つかの実施形態において、第1のサービス要請は、予約を必要とするサービス要請であってもよい。該予約は、当業者にとって現在の瞬間から適度に長い時間の時点で、第1のサービス要請者が、オンライン・ツー・オフラインのサービスを受けたいと希望していることを示すものであり、その結果として、サービス提供者は、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100が第1のサービス要請を受信した直後に又は実質的に直後に、出発することを要求されない。例えば、もし現在の時刻とサービス時刻(例えば、出発時刻)との間の時間間隔が、時間の閾値(例えば、10分、20分、2時間、又は1日)よりも長い場合、乗客はタクシーサービスを予約する必要がないかもしれない。
幾つかの実施形態において、出発場所及び/又は目的地は、要請者端末130(例えば、図3におけるI/O装置350)を通してサービス要請者によって入力される、指定された場所であってもよい。幾つかの実施形態において、要請者端末130は、出発場所及び/又は目的地を自動的に獲得してもよい。例えば、「水曜日の午前10:00に、場所Aで会合」のようなイベントが、要請者端末130における予定表に記録される。要請者端末130は、予定表におけるイベントに基づいて、目的地としての場所Aを自動的に決定してもよい。幾つかの実施形態において、要請者端末130は、要請者端末130における測位技術を通して、本明細書におけるその場所(これは、サービス要請者の場所と呼ばれる)を獲得してもよい。ここで該測位技術は、例えば、GPS、GLONASS、COMPASS、QZSS、BDS、WiFi測位技術など、又はこれらの組み合わせのようなものである。
幾つかの実施形態において、複数の第1候補のサービス要請者の各々は、未決定の要請に関連付けてもよい。未決定の要請は、完了しておらず、且つ組み合わせによって生じるサービス要請を待っている相乗り要請であってもよい。未決定の要請は、サービス提供者(例えばドライバー)によって受信されたサービス要請であってもよい、又はサービス提供者によって受信されていないサービス要請であってもよい。幾つかの実施形態において、相乗り要請処理デバイス112は、記憶媒体(例えば、記憶デバイス150、相乗り要請処理デバイス112の記憶装置220、相乗り要請処理デバイス112の記憶モジュール)から、複数の第1候補のサービス要請者に関連付けられた未決定の要請を獲得してもよい。
幾つかの実施形態において、決定モジュール402は、第1のサービス要請及び未決定の要請の出発時刻、出発場所、又は目的地に基づいて、複数の第1候補のサービス要請者の中で、第1のサービス要請者との組み合わせによって生じる、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在するかどうかを決定してもよい。例えば、複数の第1候補のサービス要請者の各々について、決定モジュール402は、第1候補のサービス要請者の出発場所又は現在の場所が、第1のサービス要請者の出発場所から遠く離れた距離の閾値(例えば、2500km)以内にあるかどうか、第1候補のサービス要請者の出発場所又は現在の場所から第1のサービス要請者の出発場所までの推定される移動時間が、時間間隔の閾値(例えば、5分)以内であるかどうか、及び、出発場所又は現在の場所から第1候補のサービス要請者への方向と、第1のサービス要請者の出発場所から目的地への方向との間の角度が、角度の閾値(例えば、±30°)よりも小さいかどうか、を決定してもよい。第2候補のサービス要請者の出発場所又は現在の場所が距離の閾値以内にあるという決定に呼応して、決定モジュール402は、第1候補のサービス要請者が、第1のサービス要請者との組み合わせによって生じる第2のサービス要請者であることを決定してもよい。もし第1のサービス要請者が、予約が必要なサービス要請を開始した場合、決定モジュール402は、第1のサービス要請者の出発時刻と第1候補のサービス要請者の出発時刻との差異が、差異の閾値(例えば、10分)よりも小さいかどうかを更に決定してもよい。第1のサービス要請者の出発時刻と第1候補のサービス要請者の出発時刻との差異が、差異の閾値よりも小さいという決定に呼応して、決定モジュール402は、第1候補のサービス要請者が、第1のサービス要請者との組み合わせによって生じる第2のサービス要請者であることを決定してもよい。
幾つかの実施形態において、もし一人の第2のサービス要請者が存在する場合、相乗り要請処理デバイス112は、第2のサービス要請者を第1のサービス要請者と組み合わせてもよい。もし二人以上の第2のサービス要請者が存在する場合、相乗り要請処理デバイス112は、第1のサービス要請者と組み合わせるべく、二人以上の第2のサービス要請者の一人を選択してもよい。例えば、相乗り要請処理デバイス112は、第1のサービス要請者と組み合わせるべく、二人以上の第2のサービス要請者の一人を無作為に選択してもよい。別の例として、相乗り要請処理デバイス112は、第1のサービス要請者と組み合わせるべく、二人以上の第2のサービス要請者の中から、出発場所又は現在の場所が、第1のサービス要請者の出発場所に最も近いサービス要請者を選択してもよい。
504では、検索モジュール404(若しくは相乗り要請処理デバイス112、及び/又は処理回路210−b)は、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、第1のサービス要請の移動情報を獲得し、且つ、移動情報に基づいて、複数の第1候補のサービス要請者とは異なっており、且つ所定の条件を満足する複数の第3のサービス要請者を決定してもよい。移動情報は、第1のサービス要請の出発場所、出発時刻、目的地など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。第3のサービス要請者は、現在の瞬間はサービス要請を開始していないが、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を開始する可能性があるサービス要請者であってもよい。
幾つかの実施形態において、検索モジュール404は、複数の第1候補のサービス要請者とは異なる、複数の第2候補のサービス要請者を獲得し、且つ、その後、所定の条件に基づいて、複数の第2候補のサービス要請者から、複数の第3のサービス要請者を選択してもよい。第2候補のサービス要請者は、現在の瞬間(例えば、相乗り要請処理デバイス112が第1のサービス要請を受信する時刻)はサービス要請を開始していないサービス要請者であってもよい。
所定の条件は、複数の第3のサービス要請者の各々が、第1のサービス要請の出発場所を含む領域内にある過去の出発場所に対して、及び/又は、第1のサービス要請の出発時刻を含む所定の時間間隔内にある過去の出発時刻に対して、第1の所定の数の過去の要請を開始した、ということを含んでもよい。第1の所定の数は、第1の数の閾値(例えば、0、1、2、5、10、20)よりも大きい。幾つかの実施形態において、過去の要請は、サービス提供者によって完了されたサービス要請を指してもよい、又は、サービス提供者若しくはサービス要請者によって取り消されたサービス要請を指してもよい。代わりに又は加えて、過去の要請の第1の所定の数の各々については、第1のサービス要請の出発場所から目的地への方向と、過去の要請の過去の出発場所から過去の目的地への方向との間の角度は、角度の閾値より小さくてもよい。
代わりに又は加えて、所定の条件は、複数の第3のサービス要請者の各々が、相乗りメッセージが送信されることを可能にする、且つ/又は、第1の所定期間(例えば、1日、1週間)の中に、第2の所定の数の相乗りメッセージの過去の受信を有する、ということを含んでもよい。第2の所定の数は、第2の数の閾値(例えば、0、1、2、5、10、20)より小さくてもよい。例えば、処理モジュール406は、1日に多くても3つの相乗りメッセージをサービス要請者に送信してもよい。幾つかの実施形態において、第2の所定の数、第1の所定期間、又は第2の数の閾値は、第3のサービス要請者によって設定されてもよく、又は、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100の初期値であってもよい。
代わりに又は加えて、第3のサービス要請者は、現在の瞬間に、又は当業者にとって現在の瞬間(例えば、相乗り要請処理デバイス112が第1のサービス要請を受信する時刻)に適度に近い定義された時刻(例えば、現在の瞬間の1分前、2分前、5分前)に、サービス意図を開始してもよい。サービス意図は、オンライン・ツー・オフラインのサービスを要請することへの関心を指し示してもよい。ある一定の実施形態において、サービス意図は、サービス要請が、それが実際に行われる前に、行われる可能性を反映する。単に例として、要請者端末130にインストールされたアプリケーションは、要請者端末130が、サービス要請者からの入力を連続的に又は周期的に監視すると共に、ネットワーク120を介して、該入力をオンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100へ送信するように指図してもよい。したがって、要請者端末130は、実時間で又は実質的に実時間で、サービス要請者の入力について、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100に通知してもよい。その結果、サービス要請者が出発場所、出発時刻、又は目的地を入力し始める場合、オンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100は、サービス要請者の意図を決定するための、十分な情報を受信してもよい。例えば、サービス要請者が、出発場所の全て又は一部を入力する時、且つ、出発場所をオンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100に発信する前に、オンライン・ツー・オフラインのシステム100は、出発場所を既に受信しており、且つ、サービス要請者がサービス要請を開始することを意図していると決定してもよい。
幾つかの実施形態において、第3のサービス要請者によって開始されたサービス意図の意図された出発場所は、第1のサービス要請の出発場所を含む領域内にあってもよい。代わりに又は加えて、第3のサービス要請者によって開始されたサービス意図の意図された出発時刻は、第1のサービス要請の出発時刻を含む所定の時間間隔内にあってもよい。代わりに又は加えて、第1のサービス要請の出発場所から目的地への方向と、第3のサービス要請者によって開始されたサービス意図の意図された出発場所から意図された目的地への方向との間の角度は、角度の閾値より小さくてもよい。
幾つかの実施形態において、検索モジュール404は、ジオハッシュアルゴリズムを実施することによって、第1のサービス要請の出発場所を含む領域を決定してもよく、即ち、第1のサービス要請の出発場所を中心とし、且つ所定の値の半径を有する円の領域を決定するか、又は、第1のサービス要請の出発場所を含む長方形の領域を決定する。
ジオハッシュアルゴリズムは、地理的な場所(例えば、経度座標及び緯度座標)を文字及び数字から成る文字列に符号化するが、この文字列は、格子形状の領域を表す、階層的な空間的データ構造である。文字及び数字の数が大きければ大きいほど、領域のサイズはますます小さくなるであろう。例えば、WX4DYは、WX4Dによって表される領域よりも大きな領域を表す。文字及び数字から成る2つの文字列が似ていれば似ているほど、文字及び数字から成る2つの文字列の間の距離は、ますます小さくなるであろう。例えば、WX4DYに関連した領域とWX4GAに関連した領域との間の距離は、WX4DYに関連した領域とWX4DXに関連した領域との間の距離よりも大きいであろう。
単に例として、相乗り要請処理デバイス112が第1のサービス要請を受信する時刻は、5月11日の午後5:50である。検索モジュール404は、ジオハッシュアルゴリズムを使用して、第1のサービス要請の出発場所に関連した、文字及び数字から成る文字列(例えば、WX4DY)を獲得してもよい。検索モジュール404は、その後、反転された索引に基づいて、WX4DYに関連した領域内にある過去の出発場所に対して、少なくとも1つの過去の要請を開始しているサービス要請者を検索し、且つ、例えば、サービス要請者C、D、E、F、G、及びHを含む予備的な検索結果を獲得してもよい。検索モジュール404は、相乗りメッセージが送信されることを可能としないサービス要請者Cと、第1の所定期間に(例えば、先週に)、数が第2の数の閾値に等しい、又は第2の数の閾値より大きい、複数の相乗りメッセージを受信したサービス要請者Dとを除去してもよい。検索モジュール404は、サービス要請者E、F、G、及びHの過去の要請を分析してもよい。もし相乗り要請処理デバイス112が、5月11日の午後5:45にサービス要請者Eから、International Business Machine(IBM)ビルディング(例えば、IBMビルディングは、第1のサービス要請の出発場所から1km離れており、且つWX4DYに関連した領域の中に位置している)という出発場所、及び第1のサービス要請者の目的地と同じ目的地を含むサービス意図を受信する場合、検索モジュール404は、サービス要請者Eを保持してもよい。もしサービス要請者Fが20件の過去の要請を開始しており、20件の過去の要請の各々が、第1のサービス要請の出発場所から1km離れていると共に、WX4DYの領域に位置する出発場所と、先月における第1のサービス要請の出発時刻を含む所定の時間間隔(例えば、20分)内にある、午後6:00という出発時刻とを含む場合、検索モジュール404は、サービス要請者Fを保持してもよい。もしサービス要請者G及びサービス要請者Hが、WX4DYに関連した領域、及びWX4DYに関連した領域に隣接した領域の中にある過去の出発場所に対して、いかなる過去の要請も開始していない場合、且つ、もし相乗り要請処理デバイス112が、当業者にとっては5月11日の午後5:40に適度に近い、有る定義された時刻(例えば、5月11日の午後5:40の1分前、2分前、又は5分前)に、サービス要請者G及びサービス要請者Hから何のサービス意図も受信しない場合、検索モジュール404は、サービス要請者G及びサービス要請者Hを除去し、且つ、第3のサービス要請者として、サービス要請者E及びサービス要請者Fを決定してもよい。
506では、処理モジュール406(若しくは相乗り要請処理デバイス112、及び/又は処理回路210−b)は、複数の第3のサービス要請者から、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定し、且つ、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信してもよい。幾つかの実施形態において、相乗りメッセージは、少なくとも一人の標的となるサービス要請者が、第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第3のサービス要請を開始することを誘発するように構成してもよい。相乗りメッセージは、第1のサービス要請の出発場所、出発時刻、目的地など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。幾つかの実施形態において、処理モジュール406は、ネットワーク(例えば、ネットワーク120)を介して、少なくとも一人のサービス要請者に関連付けられた端末(例えば、要請者端末130)に相乗りメッセージを送信してもよい。
幾つかの実施形態において、処理モジュール406は、予測動作、順位付け動作、及び処理動作を実施することによって、少なくとも一人のサービス要請者を決定してもよい。
予測動作では、処理モジュール406(相乗り要請処理デバイス112及び/又は処理回路210−b、若しくは予測ユニット4062)は、第1のサービス要請者と複数の第3のサービス要請者との間の相乗りの確率を決定してもよい。幾つかの実施形態において、処理モジュール406は、予測モデルを使用して、相乗りの可能性を決定してもよく、ここで該予測モデルは、第3のサービス要請者が開始した過去の要請の数、過去の/意図された出発場所と第1のサービス要請の出発場所との間の距離、過去の/意図された出発時刻と第1のサービス要請の出発時刻との差異、過去の/意図された場所から過去の/意図された目的地への方向と第1のサービス要請の出発場所から目的地への方向との間の角度など、又はこれらの任意の組み合わせに基づいている。例えば、第1のサービス要請の出発場所を含む領域内で、第3のサービス要請者によって開始された過去の要請の過去の出発場所が近ければ近いほど、第3のサービス要請者と第1のサービス要請者との間の相乗りの確率はますます高くなるであろう。
順位付け動作では、処理モジュール406(相乗り要請処理デバイス112及び/又は処理回路210−b、若しくは順位付けユニット4064)は、相乗りの確率に基づいて、複数の第3のサービス要請者を順位付けしてもよい。
代わりに又は加えて、処理モジュール406は、相乗りの可能性が第1の可能性の閾値(例えば、10%、20%、30%、40%、又は50%)よりも小さい第3のサービス要請者を除去してもよい。
処理動作では、処理モジュール406(相乗り要請処理デバイス112及び/又は処理回路、若しくは処理ユニット4066)は、複数の第3のサービス要請者の数を設計すると共に、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信するように構成してもよい。ここで該複数の第3のサービス要請者は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者として、順位付けに基づいて、又は第2の確率の閾値(例えば、50%、60%、70%、80%、又は90%)よりも大きな確率を有することに基づいて、最も高い確率から順に始まる。
幾つかの実施形態において、相乗りの比較的高い可能性に関連付けられた第3のサービス要請者に相乗りメッセージを送信する動作は、相乗り取引率を改善し得る。
幾つかの実施形態において、処理モジュール406はまた、相乗りメッセージと一緒に、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に、第1のサービス要請者に関連した個人情報を送信してもよい。第1のサービス要請者に関連した個人情報は、ウィーチャット(Wechat、登録商標)アカウント、マイクロブログアカウント、個人的な興味、性別、職業など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。第1のサービス要請者に関連した個人情報によれば、少なくとも一人の標的となるサービス要請者は、第1のサービス要請者についてより多くを学習してもよく、且つ少なくとも一人の標的となるサービス要請者は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者自身の選択に基づいて、第1のサービス要請者と相乗りするかどうかを決定し、その結果として、相乗りの成功率及び相乗り効率は、更に改善されるであろう。
幾つかの実施形態において、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信した後、処理モジュール406(相乗り要請処理デバイス112及び/又は処理回路210−b、若しくは決定ユニット4068)は、予め設定された期間(例えば、1分、2分、5分)の中で、第1のサービス要請者と相乗りする意志がある、標的となるサービス要請者が存在するかどうかを決定してもよい。例えば、処理モジュール406は、相乗りメッセージへの合意応答を送信する、又は、予め設定された期間の中で、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請(例えば、第3のサービス要請)を送信する、標的となるサービス要請者が存在するかどうかを決定してもよい。第1のサービス要請者と相乗りする意志がある、標的となるサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、処理モジュール406(相乗り要請処理デバイス112及び/又は処理回路210−b、若しくは除去ユニット4070)は、複数の第3のサービス要請者から少なくとも一人の標的となるサービス要請者を除去し、且つ、第1のサービス要請者と相乗りする意志があるサービス要請者が存在するまで、処理動作を実施することを繰り返してもよい。第1のサービス要請者と相乗りする意志がある、少なくとも一人の標的となるサービス要請者が存在するという決定に呼応して、処理モジュール406は、第1のサービス要請者を、第1のサービス要請者との組み合わせを可能にするための、最も早期の要請者である標的となるサービス要請者と組み合わせてもよい。
幾つかの実施形態において、処理モジュール406は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に、相乗りの可能性に応じた降順で一人ずつ、相乗りメッセージを送信してもよい。例えば、処理モジュール406は、最も高い相乗りの可能性に関連付けられた第1標的となるサービス要請者に、相乗りメッセージを最初に送信してもよい。もし処理モジュール406が、相乗りメッセージに対して何の応答も受信しない場合、相乗りメッセージに対して拒否応答を受信する場合、又は、予め設定された期間の中で、第1標的となるサービス要請者から、第1のサービス要請との組み合わせによって生じないサービス要請を受信する場合、処理モジュール406は、二番目に高い相乗りの可能性に関連付けられる第2標的となるサービス要請者に、相乗りメッセージを送信してもよい。もし処理モジュール406が、相乗りメッセージに対する合意応答を受信する場合、又は、予め設定された期間の中で、第2標的となるサービス要請者から、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請(例えば、第3のサービス要請)を受信する場合、処理モジュール406は、第1のサービス要請を、第2標的となるサービス要請と組み合わせてもよく、且つ、残りの標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信しなくてもよい。
幾つかの実施形態において、処理モジュール406は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に、相乗りメッセージを同時に送信してもよい。処理モジュール406は、予め設定された期間の中で、第1のサービス要請者との組み合わせを可能にするべく、第1のサービス要請者を、最も早期である標的となるサービス要請者と組み合わせてもよい(例えば、合意応答を送信する、又は、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を送信する)。
幾つかの実施形態において、処理動作を実施することを繰り返す場合、処理モジュール406(相乗り要請処理デバイス112及び/又は処理回路210−b、若しくは更新ユニット4072)は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者として、複数の第3のサービス要請者の新しい数を設計してもよい。該新しい数は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者の直前の数より大きくてもよい。このことにより、第1のサービス要請者との組み合わせによって生じるサービス要請者を見つけるための時間が減少し得る。
単に例として、処理モジュール406は、上位3つの最も高い相乗りの可能性に関連付けられた3つの標的となるサービス要請者に、相乗りメッセージを送信してもよい。もし処理モジュール406が、何の応答も受信しない場合、拒否応答を受信する場合、又は、5分以内に三人の標的となるサービス要請者から、第1のサービス要請との組み合わせによっては生じないサービス要請を受信する場合、処理モジュール406は、複数の第3のサービス要請者から、別の6つの標的となるサービス要請を選択するべく、処理動作を実施することを繰り返してもよい。
幾つかの実施形態において、もし複数の第3のサービス要請者の中で、第1のサービス要請者と相乗りする意志があるサービス要請者が存在しない場合、実行モジュール410(若しくは相乗り要請処理デバイス112、及び/又は処理回路210−b)は、第1のサービス要請者に、空車のサービス提供者(例えば、現在のところサービスを提供していない運転手)を割り当て、且つ、第1のサービス要請者を第1候補のサービス要請者に配置してもよい。
幾つかの実施形態において、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、検索モジュール404が第1のサービス要請の移動情報を獲得する前に、第1の送信モジュール408(若しくは相乗り要請処理デバイス112、及び/又はインターフェース回路210−a)は、相乗り要請処理デバイス112が第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービスを見つけることを可能にするべく、第1のサービス要請者が、第2の所定期間(例えば、10分)の間、待機する意志があるかどうかを問い合わせる通知を、第1のサービス要請者に送信してもよい。第1のサービス要請者が、第2の所定期間の間、待機する意志があるという決定に呼応して、相乗り要請処理デバイス112が、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を見つけることを可能にするべく、第1の送信モジュール408は、動作504及び動作506を実施してもよい。第1のサービス要請者が、第2の所定期間の間、待機する気がないという決定に呼応して、相乗り要請処理デバイス112が、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービスを見つけることを可能にするべく、実行モジュール410(若しくは相乗り要請処理デバイス112、及び/又は処理回路210−b)は、第1のサービス要請者に、空車のサービス提供者(例えば、現在のところサービスを提供していない運転手)を割り当て、且つ、第1のサービス要請者を第1候補のサービス要請者に配置してもよい。幾つかの実施形態において、相乗り要請処理デバイス112が、第1のサービス要請者自身の選択に基づいて、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を見つけることを可能にするべく、第1のサービス要請者は、ある一定の期間の間、待機するかどうかを決定してもよい。このことは、ユーザ体験を改善する。
幾つかの実施形態において、もし、相乗り要請処理デバイス112が、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を見つけることを可能にするべく、第1のサービス要請者が、第2の所定期間の間、待機する意志がある場合、第2の送信モジュール412(若しくは相乗り要請処理デバイス112、及び/又はインターフェース回路210−a)は、1つ以上のキャンペーン(例えば、2ドルの電子クーポン)を第1のサービス要請者に送信してもよい。代わりに、第1の送信モジュール408が第1のサービス要請者に通知を送信する間に、第2の送信モジュール412は、第1のサービス要請者に1つ以上のキャンペーンを送信してもよい。1つ以上のキャンペーンは、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を待つ時間に対する、第1のサービス要請者への代償であり得、且つ、取引率及びユーザ体験を改善し得る。
幾つかの実施形態において、第2の送信モジュール412は、第1のサービス要請者と相乗りする標的となるサービス要請者に、1つ以上のキャンペーンを送信してもよい。代わりに、処理モジュール406が、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信する間、第2の送信モジュール412は、少なくとも一人のサービス要請者に1つ以上のキャンペーンを送信してもよい。1つ以上のキャンペーンは、少なくとも一人のサービス要請者が、第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第3のサービス要請を開始することを誘発するように構成してもよい。
幾つかの実施形態において、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、複数の第3のサービス要請者を決定することと、第1のサービス要請者と相乗りする意志がある少なくとも一人のサービス要請者が存在するという決定をすることとの間の期間中に、決定モジュール402は、複数の第1候補のサービス要請者を、連続的に又は周期的に監視してもよい。もし、複数の第1候補のサービス要請者の中で、第1のサービス要請者との組み合わせによって生じる、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在する場合、決定モジュール402は、第1のサービス要請者を第2のサービス要請者と組み合わせてもよく、且つ、複数の第3のサービス要請者の中で、第1のサービス要請者と組み合わせるべきサービス要請者を決定するためのプロセスは、終わらせてもよい。
幾つかの実施形態において、もし複数の第3のサービス要請者の数が、第3の数の閾値(例えば、1、2、3、5、10、15、20)に等しい、又は第3の数の閾値(例えば、1、2、3、5、10、15、20)よりも小さい場合、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定するためのプロセスは、省略してもよい。処理モジュール406は、複数の第3のサービス要請者に相乗りメッセージを送信してもよい。例えば、第3の数の閾値は、3に等しくてもよい。504で決定された第3のサービス要請者は、サービス要請者E及びサービス要請者Fを含んでもよい。506において、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定するためのプロセスは、省略してもよい。処理モジュール406は、サービス要請者E及びサービス要請者Fに相乗りメッセージを送信してもよい。別の例として、第3の数の閾値は、3に等しくてもよい。504で決定された第3のサービス要請者は、サービス要請者E及びサービス要請者Fを含んでもよい。サービス要請者Fは、相乗りの可能性が第1の可能性の閾値よりも小さいので、除去してもよい。506において、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定するためのプロセスは、省略してもよい。処理モジュール406は、サービス要請者Eに相乗りメッセージを送信してもよい。
この開示における、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するためのプロセスでは、サーバ110は、現在のところサービス要請を開始していないが、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を開始する可能性を有する、標的となるサービス要請者を捜してもよい。このことは、相乗り取引率を改善する。加えて、標的となるサービス要請者は、自分自身の選択に基づいて、第1のサービス要請者と結びつくかどうかを決定してもよく、且つ、第1のサービス要請者は、サーバ110が、第1のサービス要請者自身の選択に基づいて、組み合わせによって生じるサービス要請者を見つけることを可能にするべく、ある一定の期間の間、待機するかどうかを決定してもよい。このことは、ユーザ体験を改善する。
上の説明は、単に例証を目的として提供され、且つ、本発明の範囲を限定することを意図しない、ということに留意するべきである。当業者は、本開示の教示の下で、多数の変形例及び修正例を作成し得る。しかしながら、それらの変形例及び修正例は、本開示の範囲から逸脱しない。
図6は、本開示の幾つかの実施形態による、組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するための、典型的なプロセスを例示するフローチャートである。プロセス600は、図1に例示されたオンライン・ツー・オフラインのサービスシステム100において履行してもよい。例えば、プロセス500は、命令(例えば、アプリケーション)の形として、記憶デバイス150及び/又は記憶装置220に格納し、且つ、サーバ110(例えば、サーバ110の相乗り要請処理デバイス112、図2に例示されたプロセッサ220、又は図4に例示された相乗り要請処理デバイス112における1つ以上のモジュール)によって、呼び出してもよい且つ/又は実行してもよい。以下に提示される、例示されたプロセスの動作は、例証的であることを意図している。幾つかの実施形態において、プロセス600は、説明されていない1つ以上の付加的な動作を用いて、且つ/又は議論された1つ以上の動作を用いることなく、達成し得る。加えて、プロセス600の動作が、図6で例示される順序及び以下で説明される順序は、限定的ではない。
602では、決定モジュール402(若しくは相乗り要請処理デバイス112、及び/又は処理回路210−b)は、第1のサービス要請者から第1のサービス要請を受信してもよい。幾つかの実施形態において、第1のサービス要請は、相乗り要請であってもよい。
604では、決定モジュール402(若しくは相乗り要請処理デバイス112、及び/又は処理回路210−b)は、各々が未決定の要請に関連付けられる複数の第1候補のサービス要請者の中で、第1のサービス要請者との組み合わせによって生じる、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在するかどうかを決定してもよい。
少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在するという決定に呼応して、プロセス600は、第1のサービス要請者を少なくとも一人の第2のサービス要請者と組み合わせるべく、616に進んでもよい。幾つかの実施形態において、もし一人の第2のサービス要請者が存在する場合、相乗り処理デバイス112は、第2のサービス要請者を第1のサービス要請者と組み合わせてもよい。もし二人以上の第2のサービス要請者が存在する場合、相乗り要請処理デバイス112は、第1のサービス要請者と組み合わせるべく、二人以上のサービス要請者の一人を選択してもよい。例えば、相乗り要請処理デバイス112は、第1のサービス要請者と組み合わせるべく、二人以上の第2のサービス要請者の一人を無作為に選択してもよい。別の例として、相乗り要請処理デバイス112は、第1のサービス要請者と組み合わせるべく、二人以上の第2のサービス要請者の中で、出発場所又は現在の場所が、第1のサービス要請者の出発場所に最も近いサービス要請者を選択してもよい。
少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、プロセス600は606へ進んでもよい。
606では、検索モジュール404(若しくは相乗り要請処理デバイス112、及び/又は処理回路210−b)は、第1のサービス要請の移動情報を獲得し、且つ、移動情報に基づいて、複数の第1候補のサービス要請者とは異なり、且つ所定の条件を満足する複数の第3のサービス要請者を決定してもよい。移動情報は、第1のサービス要請の出発場所、出発時刻、目的地など、又はこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。所定の条件に関する詳細は、本開示の別の箇所で見出されるであろう(例えば、図5に関連する説明)。
608では、処理モジュール406(若しくは相乗り要請処理デバイス112、及び/又は処理回路210−b)は、複数の第3のサービス要請者と第1のサービス要請者との間の相乗りの確率の降順で、複数の第3のサービス要請者を順位付けしてもよい。
610では、処理モジュール406(若しくは相乗り要請処理デバイス112、及び/又は処理回路210−b)は、複数の第3のサービス要請者の数を設計してもよく、ここで該複数の第3のサービス要請者は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者として、順位付けに基づいて、最も高い確率から順に始まる。
612では、処理モジュール406(若しくは相乗り要請処理デバイス112、及び/又は処理回路210−b)は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信してもよい。相乗りメッセージは、少なくとも一人の標的となるサービス要請者が、第1のサービス要請との組み合わせによって生じるサービス要請を開始することを誘発してもよい。
614では、相乗りメッセージを送信する際の予め設定された期間(例えば、5分)の後に、もし第1のサービス要請者が引き続いて相乗りしない場合、処理モジュール406(若しくは相乗り要請処理デバイス112、及び/又は処理回路210−b)は、複数の第3のサービス要請者から、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を除去してもよい。第1のサービス要請者が引き続いて相乗りするまで、プロセス600は、動作610へ逆戻りして、動作610から動作614を実施することを繰り返してもよい。
幾つかの実施形態において、動作610を繰り返すたびに、処理モジュール406は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者として、複数の第3のサービス要請者の新しい数を結果として生じさせてもよい。該新しい数は、少なくとも一人の標的となるサービス要請者の直前の数より大きい。例えば、処理モジュール406は、動作610の一回目の実施に対して、3人の標的となるサービス要請者を決定し、動作610の二回目の実施に対して、6人の標的となるサービス要請者を決定し、且つ、動作610の三回目の実施に対して、9人の標的となるサービス要請者を決定してもよい。
上の説明は、単に例証を目的として提供され、且つ、本発明の範囲を限定することを意図しない、ということに留意するべきである。当業者にとっては、本開示の教示の下で、多数の変形例及び修正例が作成され得る。しかしながら、それらの変形例及び修正例は、本開示の範囲から逸脱しない。
このように基本的な概念を説明してきたが、この詳細な開示を読めば、詳細な開示は単純に例として提示されることを意図しており、制限的でないということは、当業者にはむしろ明らかであろう。様々な変更例、改善例、及び修正例が生じ得るが、それらは、本明細書で明確に述べられていないものの、当業者に対して意図されたものである。これらの変更、改善、及び修正は、この開示によって示唆されることを意図するものであり、且つ、この開示の典型的な実施形態の趣旨及び範囲の中に入る。
そのうえ、ある一定の用語が、本開示の実施形態を説明するために使用されてきた。例えば、「一実施形態」、「実施形態」、及び/又は「幾つかの実施形態」という用語は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造又は特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれる、ということを意味している。それ故に、この明細書の様々な部分において、「実施形態」若しくは「一実施形態」又は「代替的実施形態」に対する2つ以上の参照は、必ずしも全てが同じ実施形態を参照するものではない、ということを強調すると共に、正しく認識するべきである。更に、特定の特徴、構造又は特性は、本開示の1つ以上の実施形態において、適切に組み合わせてもよい。
更に、当業者であれば正しく認識することであろうが、本開示の態様は、任意の新規で有用なプロセス、機械、製造、若しくは組成物を含む、多数の特許可能な部類若しくは文脈のいずれかにおいて、又は、これらの任意の新規で有用な改善において、本明細書の中で例示すると共に説明してもよい。したがって、本開示の態様は、完全にハードウェア、完全にソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードを含む)で履行してもよく、又はソフトウェア履行とハードウェア履行を組み合わせてもよく、これらの全ては、本明細書では一般に、「ユニット」、「モジュール」、又は「システム」と呼んでもよい。更に、本開示の態様は、1つ以上のコンピュータ可読媒体において具現化されるコンピュータプログラム製品の形態をとってもよい。ここで該コンピュータ可読媒体は、自身の上に具現化されたコンピュータ可読プログラムを有する。
コンピュータ可読な信号媒体は、例えば、ベースバンドの中に、又は搬送波の一部として、信号媒体自身の中に具現化されたコンピュータ可読なプログラムコードを有する伝搬型データ信号を含んでもよい。そのような伝搬型信号は、電磁気的信号若しくは光学的信号など、又はこれらの任意の適切な組み合わせを含む、様々な形態のいずれかの形態をとってもよい。コンピュータ可読な信号媒体は、コンピュータ可読な記憶媒体ではない任意のコンピュータ可読な媒体であってもよく、ここで該任意のコンピュータ可読な媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって使用することを目的として、又は命令実行システム、装置、若しくはデバイスに関連して使用することを目的として、プログラムを伝達してもよい、伝搬させてもよい、又は輸送してもよい。コンピュータ可読な信号媒体上に具現化されたプログラムコードは、無線、有線、光ファイバケーブル、RFなど、又はこれらの任意の適当な組み合わせを含む、任意の適切な媒体を使用して送信してもよい。
本開示の態様に対する動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせにおいて記述してもよく、ここで該プログラミング言語は、Java(登録商標)、Scala、Smalltalk、Eiffel、JADE、Emerald、C++、C#、VB.NET、Pythonなどのようなオブジェクト指向のプログラミング言語、「C」プログラミング言語、Visual Basic、Fortran 2103、Perl、COBOL 2102、PHP、ABAPのような従来の手続き型プログラミング言語、Python、Ruby及びGroovyのような動的プログラミング言語、又はその他のプログラミング言語を含む。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータ上で、スタンドアロン・ソフトウェア・パッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上で実行してもよく、部分的にユーザのコンピュータ上で、且つ部分的に遠隔コンピュータ上で、又は、完全に遠隔コンピュータ上若しくはサーバ上で実行してもよい。後者のシナリオでは、遠隔コンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを通して、ユーザのコンピュータに接続してもよく、或いは、(例えば、インターネット・サービス・プロバイダを使用したインターネットを通して)外部コンピュータに接続してもよく、若しくはクラウドコンピューティング環境において外部コンピュータに接続してもよく、又はサービスとしてのソフトウェアのようなサービス(SaaS)として接続を提供してもよい。
更に、処理要素若しくはシーケンスが列挙される順序、又は、数字、文字若しくは他の記号の使用は、それ故に、特許請求の範囲に明記される場合を除いて、請求されたプロセス及び方法を任意の順序に限定することを意図しない。上の開示は、様々な例を通して、本開示の種々の有用な実施形態と現在考えられるものを議論しているが、次のことを理解するべきである。即ち、そのような詳細は単にその目的だけのためであり、且つ、添付された請求項は、開示された実施形態に限定されず、その反対に、開示された実施形態の趣旨及び範囲の中にある修正例及び等価な配列を含むことを意図する、ということを理解するべきである。例えば、上で説明された様々な構成要素の履行は、ハードウェアデバイスにおいて具現化されてはいるが、例えば、現存するサーバ又は移動デバイス上にインストールされたソフトウェアソリューションだけで履行してもよい。
同様に、正しく認識するべきことであるが、本開示の実施形態の前述の説明において、本開示を簡素化して、様々な実施形態の1つ以上を理解する上での助けとすることを目的として、様々な特徴が、単一の実施形態、図、又はその説明の中に一緒に集められることもある。開示のこの方法は、しかしながら、請求された主題が、各請求項に明確に列挙されているよりも多くの特徴を要求する、という意図を反映するものと解釈するべきではない。むしろ、独創的な実施形態は、前述の単一の開示された実施形態の全ての特徴よりも少ない範囲にあり得る。
幾つかの実施形態において、応用のある実施形態を説明すると共に請求するために使用される量又は特質を表す数は、「約」、「おおよそ」、又は「実質的に」という用語によって、幾つかの事例の中で修飾されると理解するべきである。例えば、特に明記しない限り、「約」、「おおよそ」、又は「実質的に」は、それが説明する値の±20%の変動を指し示してもよい。したがって、幾つかの実施形態において、記述された説明及び添付された請求項の中で明らかにされる数値パラメータは、特定の実施形態によって得られることが求められる所望の特質に依存して、変動する可能性のある近似値である。幾つかの実施形態において、数値パラメータは、報告された有効桁数を考慮すると共に、通常の丸め手法を適用することによって、解釈されるべきである。応用の幾つかの実施形態の広い範囲を明らかにする数値範囲及び数値パラメータが、近似値であるということにもかかわらず、特定の実施例の中で明らかにされる数値は、可能な限り正確に報告されている。
本明細書で参照される特許、特許出願、特許出願の出版物、及び、記事、本、仕様書、出版物、文書、文物などのような他の資料の各々は、全ての目的に対して、この参照により、その全体が本明細書に組み入れられる。このことは、上記列挙物に関連付けられる訴追ファイルの履歴、本文書と矛盾する若しくは衝突する上記列挙物のいずれか、又は、本文書に今若しくは後で関連付けられる請求項の最も広い範囲に関して、限定的影響を有する可能性のある上記列挙物のいずれかを除いて当てはまる。 例として、もし、組み入れられた資料のいずれかに関連付けられた説明、定義、及び/又は用語の使用と、本文書に関連付けられた説明、定義、及び/又は用語の使用との間で、何らかの不一致又は衝突が存在する場合、本文書における説明、定義、及び/又は用語の使用が優先するものとする。
最後に、本明細書で開示された応用の実施形態は、応用の実施形態の原理を例証するものである、ということを理解するべきである。使用される可能性のある他の修正は、応用の範囲内にあるであろう。したがって、応用の実施形態の代替的構成は、限定するものではなく、例として、本明細書における教示に従って利用してもよい。それ故に、本出願の実施形態は、厳密に図示され、説明されたものに限定されない。

Claims (15)

  1. 1つ以上のプロセッサ及び1つ以上の記憶媒体を有するコンピューティングデバイス上で履行される、組み合わせによって生じるサービス要請を決定するための方法であって、
    (1)第1のサービス要請者から第1のサービス要請を受信するステップであって、前記第1のサービス要請は、出発時刻、出発場所、及び目的地を含む、ステップと、
    (2)未決定の第1のサービス要請を行った複数の第1候補のサービス要請者を獲得するステップであって、該複数の第1候補のサービス要請者の各々は、未決定の要請に関連付けられる、ステップと、
    (3)前記複数の第1候補のサービス要請者の中前記第1候補のサービス要請者の出発場所又は現在の場所が、前記第1のサービス要請者の出発場所から所定の距離の閾値以内である第1候補のサービス要請者が存在するか否かに基づいて、前記第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第2のサービス要請に関連付けられる、少なくとも1人の第2のサービス要請者が存在するかどうかを決定するステップと、
    (4)前記少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、前記複数の第1候補のサービス要請者とは異なる、第1の数の閾値より大きい第1の所定の数の要請を過去に開始しており、第1の所定の数の前記要請の各々が、前記第1のサービス要請の出発場所を含む所定の大きさの領域内に位置する出発場所と、先月における第1のサービス要請の出発時刻を含む所定の時間間隔内にある出発時刻とを含む複数の第3のサービス要請者を決定するステップと、
    (5)前記複数の第3のサービス要請者から、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定するステップと、
    (6)前記第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第3のサービス要請を開始するべく、前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者に、相乗りメッセージを送信するステップと、
    を備える、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記複数の第3のサービス要請者を決定するステップは、
    前記複数の第1候補のサービス要請者とは異なる、複数の第2候補のサービス要請者を獲得するステップと、
    前記複数の第2候補のサービス要請者の中で、前記複数の第3のサービス要請者を選択するステップと、
    を含み、
    前記複数の第3のサービス要請者の各々は、前記出発場所を含む領域内にある過去に受信した要請が含む出発場所に対して、及び/又は、前記出発時刻を含む所定の時間間隔内にある過去に受信した要請が含む出発時刻に対して、第1の所定の数の要請を過去に開始しており、ここで、前記第1の所定の数は、第1の数の閾値よりも大きく、且つ/又は、
    前記複数の第3のサービス要請者の各々は、前記相乗りメッセージが送信されることを可能にし、且つ/又は、第1の所定期間中に第2の所定の数の相乗りメッセージを過去に受信しており、ここで、前記第2の所定の数は、第2の数の閾値よりも小さい、方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、
    前記出発場所を含む前記領域を決定するステップは、以下の動作の少なくとも1つを含み、該以下の動作とは、
    前記出発場所を含む前記領域を決定するべく、ジオハッシュアルゴリズムを実施すること、
    前記出発場所を中心とし、且つ所定の値の半径を有する円領域を決定すること、又は、
    前記出発場所を含む長方形領域を決定すること、
    である、方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定するステップは、
    (1)前記第1のサービス要請者と前記複数の第3のサービス要請者との間の相乗りの確率を決定するステップと、
    (2)前記相乗りの確率を順位付けするステップと、
    (3)前記複数の第3のサービス要請者の数を設計するステップであって、ここで前記複数の第3のサービス要請者は、前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者として、前記順位付けに基づいて、又は確率の閾値よりも大きい確率を有することに基づいて、最も高い確率から順に始まる、ステップと、
    を含む、方法。
  5. 請求項4に記載の方法であって、
    前記相乗りメッセージが、前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者に送信された後、前記第3のサービス要請が開始されるかどうかを決定するステップと、
    前記第3のサービス要請が開始されない場合、前記複数の第3のサービス要請者から前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者を除去すると共に、請求項4における動作(3)を繰り返すステップと、
    を更に備える、方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、
    請求項4における動作(3)を繰り返すたびに、前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者の数を増加させる、方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記1つ以上のプロセッサが、前記第1のサービス要請との組み合わせによって生じる要請を見つけることを可能にするべく、前記第1のサービス要請者が、第2の所定期間の間、待機する意志があるかどうかを問い合せる通知を、前記第1のサービス要請者に送信するステップと、
    前記第1のサービス要請者からの前記通知に対する応答に基づいて、前記第1のサービス要請者が、前記第2の所定期間の間、待機する意志があることを決定し、その後、請求項1における動作(4)から動作(6)を実行するステップと、
    を更に備える、又は、
    さもなければ、サービス提供者を前記第1のサービス要請者に割り当てると共に、前記第1のサービス要請者を前記第1候補のサービス要請者に配置するステップ、
    を更に備える、方法。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者に、前記第1のサービス要請者の個人情報を発信するステップ、又は
    前記第1のサービス要請者又は前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者に、1つ以上のクーポンを送信するステップ
    のうちの少なくとも1つを更に備える、方法。
  9. 組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するためのシステムであって、
    決定モジュールであって、該決定モジュールは、以下の行為をするように構成され、該以下の行為とは、
    第1のサービス要請者から第1のサービス要請を受信することであって、前記第1のサービス要請は、出発時刻、出発場所、及び目的地を含む、こと、
    未決定の第1のサービス要請を行った複数の第1候補のサービス要請者を獲得することであって、該複数の第1候補のサービス要請者の各々は、未決定の要請に関連付けられる、こと、及び
    前記複数の第1候補のサービス要請者の中前記第1候補のサービス要請者の出発場所又は現在の場所が、前記第1のサービス要請者の出発場所から所定の距離の閾値以内である第1候補のサービス要請者が存在するか否かに基づいて、前記第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第2のサービス要請に関連付けられた、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在するかどうかを決定すること、
    である、決定モジュールと、
    前記少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、前記複数の第1候補のサービス要請者とは異なる、第1の数の閾値より大きい第1の所定の数の要請を過去に開始しており、第1の所定の数の前記要請の各々が、前記第1のサービス要請の出発場所を含む所定の大きさの領域内に位置する出発場所と、先月における第1のサービス要請の出発時刻を含む所定の時間間隔内にある出発時刻とを含む複数の第3のサービス要請者を決定するように構成された検索モジュールと、
    処理モジュールであって、該処理モジュールは、以下の行為をするように構成され、該以下の行為とは、
    前記複数の第3のサービス要請者から、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定すること、及び、
    前記第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第3のサービス要請を開始するべく、前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信すること、
    である、処理モジュールと、
    を備える、システム。
  10. 請求項9に記載のシステムであって、
    前記複数の第3のサービス要請者を決定するステップは、
    前記複数の第1候補のサービス要請者とは異なる、複数の第2候補のサービス要請者を獲得するステップと、
    前記複数の第2候補のサービス要請者の中で、前記複数の第3のサービス要請者を選択するステップと、
    を含み、
    前記複数の第3のサービス要請者の各々は、前記出発場所を含む領域内にある過去に受信した要請が含む出発場所に対して、及び/又は、前記出発時刻を含む所定の時間間隔内にある過去に受信した要請が含む出発時刻に対して、第1の所定の数の要請を過去に開始しており、ここで、前記第1の所定の数は、第1の数の閾値よりも大きく、且つ/又は、
    前記複数の第3のサービス要請者の各々は、前記相乗りメッセージが送信されることを可能にし、且つ/又は、第1の所定期間中に第2の所定の数の相乗りメッセージを過去に受信しており、ここで、前記第2の所定の数は、第2の数の閾値よりも小さい、システム。
  11. 請求項10に記載のシステムであって、
    前記出発場所を含む前記領域を決定するステップは、以下の動作の少なくとも1つを含み、該以下の動作とは、
    前記出発場所を含む前記領域を決定するべく、ジオハッシュアルゴリズムを実施すること、
    前記出発場所を中心とし、且つ所定の値の半径を有する円領域を決定すること、又は、
    前記出発場所を含む長方形領域を決定すること、
    である、システム。
  12. 請求項9から請求項11のいずれか一項に記載のシステムであって、
    前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定するステップは、以下のステップを含み、該以下のステップとは、
    (1)前記第1のサービス要請者と前記複数の第3のサービス要請者との間の相乗りの確率を決定するステップ、
    (2)前記相乗りの確率を順位付けするステップ、
    (3)前記複数の第3のサービス要請者の数を設計するステップであって、ここで前記複数の第3のサービス要請者は、前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者として、前記順位付けに基づいて、又は確率の閾値よりも大きい確率を有することに基づいて、最も高い確率から順に始まる、ステップ、
    である、システム。
  13. 請求項12に記載のシステムであって、
    前記処理モジュールは、以下の行為をするように更に構成され、該以下の行為とは、
    前記相乗りメッセージが前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者に送信された後、前記第3のサービス要請が開始されるかどうかを決定すること、及び、
    前記第3のサービス要請が開始されない場合、前記複数の第3のサービス要請者から前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者を除去し、且つ、請求項12における動作(3)を繰り返すこと、及び
    請求項12における動作(3)を繰り返すたびに、前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者の数を増加させる、システム。
  14. 請求項9から請求項13のいずれか一項に記載のシステムであって、
    1つ以上のプロセッサが、前記第1のサービス要請との組み合わせによって生じる要請を見つけることを可能にするべく、前記第1のサービス要請者が、第2の所定期間の間、待機する意志があるかどうかを問い合せる通知を、前記第1のサービス要請者に送信するように構成された第1の送信モジュールと、
    前記第1のサービス要請者からの前記通知に対する応答に基づいて、サービス提供者を前記第1のサービス要請者に割り当てると共に、前記第1のサービス要請者を前記第1候補のサービス要請者に配置するように構成された実行モジュールであって、前記応答は、前記第1のサービス要請者が、第2の所定期間の間、待機する気がないことを指し示す、実行モジュールと、
    を更に備える、システム。
  15. 組み合わせによって生じるサービス要請者を決定するための、少なくとも一セットの命令を備える非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    コンピューティングデバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも一セットの命令は、前記コンピューティングデバイスに1つの方法を実施させ、該1つの方法は、
    (1)第1のサービス要請者から第1のサービス要請を受信するステップであって、前記第1のサービス要請は、出発時刻、出発場所、及び目的地を含む、ステップと、
    (2)未決定の第1のサービス要請を行った複数の第1候補のサービス要請者を獲得するステップであって、該複数の第1候補のサービス要請者の各々は、未決定の要請に関連付けられる、ステップと、
    (3)前記複数の第1候補のサービス要請者の中前記第1候補のサービス要請者の出発場所又は現在の場所が、前記第1のサービス要請者の出発場所から所定の距離の閾値以内である第1候補のサービス要請者が存在するか否かに基づいて、前記第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第2のサービス要請に関連付けられた、少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在するかどうかを決定するステップと、
    (4)前記少なくとも一人の第2のサービス要請者が存在しないという決定に呼応して、前記複数の第1候補のサービス要請者とは異なる、第1の数の閾値より大きい第1の所定の数の要請を過去に開始しており、第1の所定の数の前記要請の各々が、前記第1のサービス要請の出発場所を含む所定の大きさの領域内に位置する出発場所と、先月における第1のサービス要請の出発時刻を含む所定の時間間隔内にある出発時刻とを含む複数の第3のサービス要請者を決定するステップと、
    (5)前記複数の第3のサービス要請者から、少なくとも一人の標的となるサービス要請者を決定するステップと、
    (6)前記第1のサービス要請との組み合わせによって生じる第3のサービス要請を開始するべく、前記少なくとも一人の標的となるサービス要請者に相乗りメッセージを送信するステップと、
    を備える、非一時的なコンピュータ可読媒体。
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