JP6868871B2 - 二次電池およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池およびその製造方法に関するものである。
通常、二次電池は、正極層および負極層との間に中間層が配置されるとともに、これら正極層および負極層の外面にそれぞれ正極集電体および負極集電体が配置された電極体を有する。
前記電極体は、一般的に、そのままの状態で使用されず、ケーシングなどの外装に収容された上で、二次電池として使用される。
従来の二次電池のうち、非水電解質二次電池として、例えば特許文献1に開示されているように、電極体2を押し込みガイド板3でカバーして外装缶1(外装)に挿入されたものがある。この構成により、電極体2が一定の加圧力でガイド板3から押圧されることで、二次電池の電池特性が維持される。
特開平9−120836号公報
ところで、前記特許文献1に記載された非水電解質二次電池では、電極体2が挿入される開口が外装缶1に形成され、さらに、ガイド板3がこの開口側に開放した形状である。このため、前記電極体2は、前記開口側と側板接続側とで押圧が異なるので、ガイド3からの押圧が不均一になる。したがって、電極体において、正極集電体および負極集電体と正極層および負極層との接触抵抗が十分に低減しない、という問題があった。特に、このような非水電解質二次電池が真空雰囲気で使用される場合、電極体は大気圧を受けなくなるので、この問題が大きくなる。なお、このような問題は、前述した非水電解質二次電池に限らず、他の二次電池でも生ずる。二次電池において、電極体での接触抵抗が十分に低減しなければ、電池性能の低下に繋がることになる。このような二次電池で十分な電池性能を得るには、二次電池を大型化する必要がある。
そこで、本発明は、小型化が可能で電池性能を向上し得る二次電池およびその製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、第1の発明に係る二次電池は、外装と、
前記外装に収容される被収容物とを備え、
前記被収容物は、電極体と、当該電極体を内部に密封するラミネートパックとを有し、
前記外装は、その弾性力により、前記被収容物の表面および裏面のそれぞれに、略均一に押圧を加えるものであり、
前記外装の内部が負圧であり、
前記外装の内部において、前記ラミネートパックの内部が外部よりも低圧であり、
前記外装の内部において、前記ラミネートパックの内部の圧力が1Pa以下であり、且つ、当該ラミネートパックの外部の圧力が1000Pa以下である。
また、第2の発明に係る二次電池は、第1の発明に係る二次電池における電極体が、粉体材料で構成されているものである。
さらに、第3の発明に係る二次電池の製造方法は、第1または第2の発明に係る二次電池の製造方法において、外装に被収容物を収容する収容工程を具備し、
収容された被収容物をその表面および裏面から押圧して挟み込む前記外装の表板および裏板は、前記外装に前記被収容物が収容されていない状態において、いずれも、側板により端部で互いに接続されて、前記表板および裏板の少なくとも一方が当該外装の内部に向けて湾曲するとともに、端部よりも中央部の方が接近している。
加えて、第4の発明に係る二次電池の製造方法は、第3の発明に係る二次電池の製造方法における外装の表板または裏板が、当該外装に被収容物が収容されていない状態において、端部で平行である。
また、第5の発明に係る二次電池の製造方法は、当該二次電池が、外装と、当該外装に収容される被収容物とを備え、
前記被収容物が、電極体と、当該電極体を内部に密封するラミネートパックとを有し、
前記外装が、その弾性力により、前記被収容物の表面および裏面のそれぞれに、略均一に押圧を加えるものであり、
前記二次電池の製造方法は、前記外装に被収容物を収容する収容工程を具備し、
収容された被収容物をその表面および裏面から押圧して挟み込む前記外装の表板および裏板は、前記外装に前記被収容物が収容されていない状態において、いずれも、側板により端部で互いに接続されて、前記表板および裏板の少なくとも一方が当該外装の内部に向けて湾曲するとともに、端部よりも中央部の方が接近し、
前記外装の表板または裏板が、当該外装に被収容物が収容されていない状態において、端部で平行である。
前記二次電池およびその製造方法によると、電極体の表面および裏面のそれぞれに略均一に押圧が加えられるので、電極体の内部における接触抵抗が低減されて、その結果、電池性能を向上させることができる。また、電極体の表面および裏面のそれぞれに略均一に押圧を加えるのに、外装の弾性力を利用するので、前記押圧のための別途の構成が不要になる結果、小型化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係る二次電池の概略構成図である。 同二次電池の一部を拡大した拡大概略構成図である。 同二次電池の製造方法を説明するための概略構成図であり、外装に被収容物が収容される前の、外装および被収容物を示す。 同二次電池の製造方法を説明するための概略構成図であり、被収容物を収容する前の他の形状の外装を示す。 本発明の実施例に係る二次電池の概略構成図である。 同二次電池の製造装置としてラミネートパックの内部を吸引する装置の概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態に係る二次電池およびその製造方法について、図面に基づき説明する。
まず、前記二次電池について、図1および図2に基づき説明する。
図1に示すように、この二次電池1は、弾性部材で構成された外装2と、この外装2に収容される被収容物3,4とを備える。この被収容物3,4は、電極体4を有する。前記外装2は、その弾性力により、前記被収容物3,4の表面および裏面のそれぞれに、略均一に押圧を加えるものである。ここで、略均一とは、完全な均一に限定されるのではなく、電極体4の内部における接触抵抗を増大させることが無い程度に押圧が均一であることまで含む。
前記外装2の材質は、弾性力により内部の被収容物3,4に押圧を加えるものであれば特に限定されず、例えば、樹脂または金属などの剛性部材である。前記電極体4は、表面および裏面のそれぞれに略均一に押圧されることで電池性能が向上するものであれば特に限定されず、例えば、正極層と負極層との間に電解液を用いる液系のもの、または、正極層と負極層との間に固体電解質を用いる固体系のものである。
このように、前記二次電池1によると、電極体4の表面および裏面のそれぞれに略均一に押圧が加えられるので、電極体4の内部における接触抵抗が低減されて、その結果、電池性能を向上させることができる。
また、電極体4の表面および裏面のそれぞれに略均一に押圧を加えるのに、外装2の弾性力を利用するので、前記押圧のための別途の構成が不要になる結果、小型化を図ることができる。
ここで、前記二次電池1の好ましい構成について説明する。
図1および図2に示すように、前記被収容物3,4は、前記電極体4を内部に密封するラミネートパック3を有することが好ましい。これにより、ラミネートパック3で電極体4が保護されるので、電池性能を一層向上させることができる。
また、前記外装2の内部は負圧であり、前記外装2の内部において、ラミネートパック3の内部が外部よりも低圧であることが好ましい。すなわち、図2に示すように、前記外装2の内部において、ラミネートパック3の内部の圧力P1は、ラミネートパック3の外部の圧力P2よりも低圧である(P1<P2)ことが好ましい。これにより、電極体4が前記弾性力だけでなくラミネートパック3の内部と外部との圧力P1,P2の差によっても押圧されるので、電極体4の内部における接触抵抗が一層低減されて、その結果、電池性能を一層向上させることができる。
特に、これら圧力P1,P2がいずれも真空と言える程度に低圧であることが好ましい。この場合、ラミネートパック3の内部の真空度は、ラミネートパック3の外部の真空度よりも高いとも言える。これにより、仮に、前記外装2の外部が真空の場合でも、ラミネートパック3の内部と外部との真空度の差によっても電極体4が押圧されるので、電極体4の内部における接触抵抗が一層低減されて、その結果、電池性能を一層向上させることができる。
さらに、前記電極体4は、粉体材料で構成されていることが好ましい。電極体4が粉体材料で構成されている場合、前記二次電池1は全固体二次電池であるとも言える。粉体材料は押圧されることで、接触抵抗が大幅に低減されるとともに、充放電時の膨張および収縮が抑えられるので、前記電極体4が粉体材料で構成されていることにより、電池性能を一層向上させることができる。
次に、前記二次電池1の製造方法について、図3および図4に基づき説明する。
この製造方法は、図3に示すように、外装2に被収容物3,4を収容する収容工程を具備する。この収容工程により収容された被収容物3,4は、図1に示すように、前記外装2の表板27および裏板28から押圧されて挟み込まれる。前記外装2の表板27および裏板28は、前記外装2に被収容物3,4が収容されていない状態において、図3に示すように、いずれも、側板29により端部25で互いに接続されて、当該外装2の内部に向けて湾曲するとともに、端部25よりも中央部26の方が接近している。ここで、中央部26とは、図3に示すように、表板27および裏板28において、これらを接続する2つの側板29の中間およびその近傍である。なお、収容工程として、図3では表板27、裏板28および側板29を有する外装2に被収容物3,4が収容されるとして示したが、表板27、裏板28の間に被収容物3,4を収容した(挟んだ)後で、これら表板27、裏板28の端部25を側板29で互いに接続してもよい。
前記外装2は、仮に表板27および裏板28が全面で平行であれば、内部の被収容物3,4に対し、側板29から遠い中央部26での弾性力による押圧が小さく、側板29に近い端部25での弾性力による押圧が大きくなる。しかしながら、図3に示すように、前述した形状の外装2であれば、弾性力により、中央部26で十分に被収容物3,4を押圧するので、被収容物3,4の表面および裏面のそれぞれに端部25から中央部26に亘って略均一に押圧が加えられる。
前記外装2は、その形状が図3に示すものに限られず、収容した被収容物3,4の表面および裏面のそれぞれに略均一に押圧を加えるものであればよい。例えば、前記外装2(具体的には、表板27および裏板28)の湾曲は、収容した被収容物3,4の表面および裏面のそれぞれに略均一に押圧を加える程度に設定される。また、前記湾曲の曲率も、前記外装2に収容した被収容物3,4の表面および裏面のそれぞれに略均一に押圧を加える程度に設定される。すなわち、表板27および裏板28が全面で平行である場合と比べて、前記曲率は、より大きな押圧が必要な中央部26に近いほど小さく、より小さな押圧が必要な端部25に近いほど大きい。
このように、前記二次電池1の製造方法によると、電極体4の表面および裏面のそれぞれに略均一に押圧が加えられるので、電極体4の内部における接触抵抗が低減されて、その結果、電池性能を向上させることができる。
また、電極体4の表面および裏面のそれぞれに略均一に押圧を加えるのに、外装2の弾性力を利用するので、前記押圧のための別途の構成が不要になる結果、小型化を図ることができる。
ここで、前記二次電池1の製造方法の好ましい構成について説明する。
図4に示すように、被収容物3,4を収容する前の外装2は、その表板27および裏板28が端部25で平行であることが好ましい。この構成により、押圧が大きくなりがちな端部25において、押圧が小さくなる。これにより、電極体4の表面および裏面のそれぞれにより均一に押圧が加えられるので、電極体4の内部における接触抵抗が低減されて、その結果、電池性能を一層向上させることができる。
さらに、図示しないが、被収容物3,4を収容する前の外装2は、その表板27および裏板28が四次関数の曲線に沿っていることが好ましい。この構成により、押圧が大きくなりがちな端部25において、押圧が小さくなる。これにより、電極体4の表面および裏面のそれぞれにより均一に押圧が加えられるので、電極体4の内部における接触抵抗が低減されて、その結果、電池性能を一層向上させることができる。
もちろん、前記外装2は、図3および図4も含めて前述したように、表板27および裏板28の両方が湾曲したものに限られない。例えば、前記外装2に収容した被収容物3,4の表面および裏面のそれぞれに略均一に押圧を加えるのであれば、湾曲するのは、表板27および裏板28のいずれか一方でもよい。
以下、前記実施の形態をより具体的に示した実施例に係る二次電池1について、図5に基づき説明する。本実施例では、前記実施の形態で省略した構成に着目して説明するとともに、前記実施の形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5に示すように、本実施例に係る二次電池1の被収容物3,4、つまり、外装2に収容されるものは、電極体4と、この電極体4を内部に密封するラミネートパック3とを有する。前記電極体4は、粉体材料を積層して構成された粉体積層体47〜49と、この粉体積層体47〜49をその表面および裏面から挟み込む集電体4p,4nとを有する。前記粉体積層体47〜49は、正極層48および負極層47と、これら正極層48および負極層47に挟み込まれた固体電解質層49とを有する。前記集電体4p,4nは、前記正極層48に接触する正極集電体4pと、前記負極層47に接触する負極集電体4nとを有する。これら正極集電体4pおよび負極集電体4nは、完全にラミネートパック3および外装2の内部に収容されているのではなく、粉体積層体47〜49から電力を取り出すための露出部4eが、前記ラミネートパック3および外装2の外部にまで至っている。
前記外装2は、その弾性力により、前記被収容物3,4の表面および裏面のそれぞれに、略均一に押圧を加えるものである。また、ラミネートパック3の内部の圧力P1、および、外装2の内部で且つラミネートパック3の外部の圧力P2は、いずれも真空と言える程度に低圧であり、P1<P2が維持されている。
より具体的には、本実施例に係る二次電池1が使用される真空環境下の圧力をP’、初期状態での外装2の容積をV、および、前記圧力P’での外装2の容積をV’とした場合、次の式(1)を満たすように、外装2の選定および圧力P1,P2の設定がされる。
V’/V < P2/P1 ・・・・・ (1)
前記二次電池1が大気圧環境下で使用される場合、前記圧力P2も大気圧であれば、電極体4がラミネートパック3の内部と外部との真空度の差によって十分に押圧されるので、好ましい。一方で、前記二次電池1が真空環境下の圧力P’で使用される場合、前記圧力P2は1000Pa以下であれば、電極体4がラミネートパック3の内部と外部との真空度の差によって十分に押圧されるので、好ましい。いずれの場合であっても、前記圧力P1は、P2よりも小さく、且つ、1Pa以下(より好ましくは10−2Pa以下)であれば、電極体4がラミネートパック3の内部と外部との真空度の差によって十分に押圧されるので、好ましい。
以下、前記二次電池1の製造方法について、図6に基づき説明する。
まず、正極集電体4pの上に正極層48、固体電解質層49および負極層47の順に形成していき、この負極層47の上に負極集電体4nを配置することで、電極体4を構成する。または、負極集電体4nの上に負極層47、固体電解質層49および正極層48の順に形成していき、この正極層48の上に正極集電体4pを配置することで、電極体4を構成する。なお、電極体4の構成部材の1つに絶縁部材(樹脂材料)を使用する場合は、当該絶縁部材にエンジニアリングプラスチックを採用することが好ましい。
この電極体4は、(1)含有水分値が500ppm以下、(2)吸水率が0.1%以下、(3)アウトガスが10μg/cm以下、の少なくとも1つを満たすように処理されることが望ましい。また、前記電極体4は、使用される雰囲気以上の温度で乾燥されることが好ましい。
そして、この電極体4をラミネートパック3の内部に入れ、図6に示すように、このラミネートパック3の一端部45を封止しない状態で、当該ラミネートパック3を真空チャンバCの内部に配置する。その後、真空チャンバCに直列に接続された高真空ポンプHおよび真空ポンプVで吸引することにより、真空チャンバCの内部を真空にしていく。ラミネートパック3の内部が所定の圧力P1になると、ラミネートパック3の一端部45を封止することで、被収容物3,4を構成する。なお、高真空ポンプHには、ターボ分子ポンプまたは油拡散ポンプなどが採用される。
次に、被収容物3,4を収容するための外装2を準備する。この外装2は、図3または図4に示すような、収容された被収容物3,4の表面および裏面のそれぞれに略均一に押圧を加える形状である。そして、収容工程として、前記外装2に被収容物3,4を収容する。その後、図示しないが、外装2の内部を別途の真空ポンプなどにより所定の圧力P2にすることで、図5に示す二次電池1が製造される。
このように、本実施例に係る二次電池1およびその製造方法によると、電極体4の表面および裏面のそれぞれに略均一に押圧が加えられるので、電極体4の内部における接触抵抗が低減されて、その結果、電池性能を一層向上させることができる。
また、電極体4の表面および裏面のそれぞれに略均一に押圧を加えるのに、外装2の弾性力を利用するので、前記押圧のための別途の構成が不要になる結果、小型化を図ることができる。
ところで、前記実施の形態および実施例を説明するための図2および図5では、圧力P1,P2を表示するための空間を示したが、これらは理解を容易にするための表示に過ぎず、必ずしも空間が必要であることを意味するものではない。
また、前記実施例を説明するための図5および図6では、粉体積層体47〜49を正極層48、固体電解質層49および負極層47が1層ずつ積層されたものとして示したが、複数層ずつ積層されたものでもよい。また、図5および図6では、電極体4が有する粉体積層体47〜49を1つとして示したが、複数でもよい。
さらに、前記実施例では、前記二次電池1のラミネートパック3の内部を吸引する装置として、図6に示すように、真空チャンバCに直列に接続された高真空ポンプHおよび真空ポンプVについて説明したが、ラミネートパック3の内部を真空にすることが可能であれば、どのような装置でもよい。
加えて、前記実施の形態および実施例は、全ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は、前述した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。前記実施の形態および実施例で説明した構成のうち「課題を解決するための手段」での第1の発明として記載した構成以外については、任意の構成であり、適宜削除および変更することが可能である。
1 二次電池
2 外装
3,4 被収容物
3 ラミネートパック
4 電極体
4p 正極集電体
4n 負極集電体
4e 露出部
25 端部
26 中央部
27 表板
28 裏板
29 側板
45 一端部
47〜49 粉体積層体
47 負極層
48 正極層
49 固体電解質層
C 真空チャンバ
H 高真空ポンプ
V 真空ポンプ

Claims (5)

  1. 外装と、
    前記外装に収容される被収容物とを備え、
    前記被収容物は、電極体と、当該電極体を内部に密封するラミネートパックとを有し、
    前記外装は、その弾性力により、前記被収容物の表面および裏面のそれぞれに、略均一に押圧を加えるものであり、
    前記外装の内部が負圧であり、
    前記外装の内部において、前記ラミネートパックの内部が外部よりも低圧であり、
    前記外装の内部において、前記ラミネートパックの内部の圧力が1Pa以下であり、且つ、当該ラミネートパックの外部の圧力が1000Pa以下であることを特徴とする二次電池。
  2. 電極体は、粉体材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の二次電池。
  3. 外装に被収容物を収容する収容工程を具備し、
    収容された被収容物をその表面および裏面から押圧して挟み込む前記外装の表板および裏板は、前記外装に前記被収容物が収容されていない状態において、いずれも、側板により端部で互いに接続されて、前記表板および裏板の少なくとも一方が当該外装の内部に向けて湾曲するとともに、端部よりも中央部の方が接近していることを特徴とする請求項1または2に記載の二次電池の製造方法。
  4. 外装の表板または裏板は、当該外装に被収容物が収容されていない状態において、端部で平行であることを特徴とする請求項3に記載の二次電池の製造方法。
  5. 二次電池の製造方法であって、
    前記二次電池は、外装と、当該外装に収容される被収容物とを備え、
    前記被収容物は、電極体と、当該電極体を内部に密封するラミネートパックとを有し、
    前記外装は、その弾性力により、前記被収容物の表面および裏面のそれぞれに、略均一に押圧を加えるものであり、
    前記二次電池の製造方法は、前記外装に被収容物を収容する収容工程を具備し、
    収容された被収容物をその表面および裏面から押圧して挟み込む前記外装の表板および裏板は、前記外装に前記被収容物が収容されていない状態において、いずれも、側板により端部で互いに接続されて、前記表板および裏板の少なくとも一方が当該外装の内部に向けて湾曲するとともに、端部よりも中央部の方が接近し、
    前記外装の表板または裏板は、当該外装に被収容物が収容されていない状態において、端部で平行であることを特徴とする二次電池の製造方法。
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