JP6868254B2 - 警報装置及び警報システム - Google Patents

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Description

本発明は、警報装置及び警報システムに関する。詳しくは、外部から随時受信する新たな情報に基づいて即時周囲の人々にとって必要かつ適切な情報を提供することで、的確な行動を促すと共に被害を抑えることができる警報装置及び警報システムに係るものである。
近年は、地震、津波、或いは洪水など災害に見舞われることが多く、そのたびに多くの方々が被害に遭われている。被害の中には、被災者自身が周囲の状況を的確に把握することが出来ないため、被害が拡大した例もある。
ここで、災害時の支援装置として、特許文献1に示すように、防犯カメラなどの支援機器により得られた情報(例えば、防犯カメラにより撮影された、支援機器周辺の画像情報)や電力供給手段の作動情報を外部へ送信し、あるいは防犯カメラを遠隔操作するための制御信号を受信する通信手段を有する「災害時等の支援装置」が提案されている。
この支援機器により得られた情報や電力供給手段の作動情報が、例えば管理センター等へ送信されることで、管理センターにおいて支援装置周辺で生じた事件や事故あるいは災害の発生を把握することができ、これらへの迅速な対応を可能とするものである。
また、この支援装置は、管理センターから送られた制御信号を受信して防犯カメラを遠隔操作することにより、状況確認を広範囲に行うことも可能である。
特許第6229129号
しかしながら、特許文献1に記載する「災害時等の支援装置」は、刻々と変化する災害現場の状況を被災者に随時的確に伝えるものではない。即ち、災害の状況が変化する中、支援装置の周囲の人々にとって必要な情報はリアルタイムな情報であるにも関わらず、それらの情報を随時被災者に的確に伝えることはできていない。
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであり、外部から随時受信する新たな情報に基づいて即時周囲の人々にとって必要かつ適切な情報を提供することで、的確な行動を促すと共に被害を抑えることができる警報装置及び警報システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の警報装置は、外部からの情報の受信を繰り返し行う通信部と、該通信部で受信した情報から、周囲への警報レベルを繰り返し判断する警報レベル判断部と、該警報レベル判断部で判断された警報レベルに応じて周囲への警報を行う警報部とを備える。
ここで、外部からの情報の受信を繰り返し行う通信部によって、例えば、地上に設けられた通信インフラ設備または通信衛星から送信される情報を受信することができる。
また、通信部で受信した情報から、周囲への警報レベルを繰り返し判断する警報レベル判断部によって、受信した情報に基づいて適切な警報レベルを判断することができる。例えば、災害レベルを多段階的に設定することで、災害レベルに応じて多段階的に警報を行うことができ、警報装置の周囲の人々に必要かつ適切な情報を提供することができる。
また、警報レベル判断部で判断された警報レベルに応じて周囲への警報を行う警報部によって、警報レベルに応じた警報を行うことができる。これにより、災害レベルに応じた警告を周囲に発することができるので、被災者自身で状況に応じた行動(例えば、避難場所へ避難する必要があるか否か)を判断することができ、災害時での的確な行動を促すことが可能となる。
また、通信部が、地上の通信インフラ設備または通信衛星を介して情報を受信する場合には、地上の通信インフラ設備または通信衛星のいずれかから情報を受信することができる。
また、通信部が、地上の通信インフラ設備及び通信衛星を介して情報を受信する場合には、例えば、災害で通信インフラ設備が機能しなくなった場合は通信衛星からの受信に切り替えることができるので、継続して情報を被災者に伝えることができ、周囲に警告を発することができる。
また、警報レベル判断部は、通信部で受信した外部からの情報から災害の種類を判別する災害種類判別部と、通信部で受信した外部からの情報から要警報地域に設置されているかを判別する設置場所判別部と、災害種類判別部で判別した災害の種類に関する情報及び設置場所判別部で判別した設置場所に関する情報から、警報を行う必要があるかを判別する警報要否判別部と、通信部で受信した外部からの情報及び警報要否判別部で判別された警報要否に関する情報から災害レベルに応じた警報パターンを判別する警報パターン判別部とを有する場合には、災害の種類及び災害の種類に応じた要警報地域に警報装置が設置されているかによって警報の要否を判別し、警報を行う必要があると判別した場合には、災害の種類及び要警報地域に警報装置が設置されているかに応じて警報パターンを判断することができる。これにより、的確な情報を周囲に伝えることができるので、的確な行動を促すと共に被害を抑えることができる。なお、警報パターンは、管理者が任意に設定することができるものであり、サイレンや照明の輝度を変換させるだけなく、照明の色を変える等他の手段を用いて周囲に警告を発することも考えられる。
具体的には、災害種類判別部において、通信部で受信した外部からの情報から洪水、地震、台風、森林火災などの災害の種類を判別する。そして、例えば、洪水であれば、氾濫原となる河川の周辺地域を要警報地域と判断し、地震であれば、断層や山の斜面の周辺地域を要警報地域と判断し、台風であれば、台風の進路方向を風雨の要警報地域と判断し、森林火災であれば発生の現場から風下の地域であれば要警報地域と判断する。なお、災害の種類に関する情報は、通信部で受信した外部からの情報に、抽出可能あるいは判別可能な状態で含まれている。
また、設置場所判別部において、災害の種類に応じた要警報地域に警報装置が設置されているかを判別する。例えば、警報装置が要警報地域であると判別された地域内に設置されていると判断した場合には後述する警報要否判別部において警報の要否を判別するが、要警報地域内に設置されていないと判別した場合には、周囲に警報を発する必要がないとして警報の要否の判別を行わない。なお、各警報装置の設置場所情報については、各警報装置の記憶可能な領域に記憶されている。また、要警報地域に関する情報は、通信部で受信した外部からの情報に、抽出可能あるいは判別可能な状態で含まれている。
また、警報要否判別部において、災害種類判別部で判別した災害の種類に関する情報及び設置場所判別部で判別した設置場所に関する情報から、警報を行う必要があるかを判別する。具体的には、災害の種類が判別されると、災害の種類及び災害に応じて予め定められた要警戒地域に警報装置が設置されているかによって、警報の要否が判別される。
また、警報パターン判別部において、警報要否判別部で判別された警報要否に関する情報から災害レベルに応じた警報パターンを判別する。例えば、警報パターンを高・中・低などのように多段階的に分けて設定することで、災害レベルに応じた警報パターンとすることができる。
警報部が、警報レベル判断部の判断に応じて災害に関する情報を表示する表示器と、警報レベル判断部の判断に応じて周囲に警報を発する警報器とを有する場合には、警報レベル判断部の判断に応じて、災害に関する情報を表示器で表示すると共に、警報器により周囲に警報を発することができる。
これにより、被災者は、表示器で災害に関する情報を確認することができるだけでなく、災害レベルに応じた警報が発せられることで、警報装置の周囲の人々は災害の危険度を的確に把握して行動することができるので、被害を抑えることができる。
また、警報装置が、受電機能、発電機能及び蓄電機能を備え、通信部と、災害情報抽出部と、警報レベル判断部と、警報部とへ電力を供給可能な電力供給部を有する場合には、商用電源から受電することが出来るだけでなく、災害時において送電線が切断されるなど商用電源が供給できない場合であっても電力供給部において発電及び蓄電することができるので、継続して通信部等に電力を供給することで、警報装置を稼動させることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の警報システムは、地上の通信インフラ設備又は通信衛星から情報を受信する情報受信工程と、該情報受信工程で受信した情報から災害の種類を判別する災害種類判別工程と、前記情報受信工程で受信した情報から予め設定された要警報地域に警報装置が設置されているかを判別する設置場所判別工程と、前記災害種類判別工程及び前記設置場所判別工程で判別した情報から警報を行う必要があるかを判別する警報要否判別工程と、該警報要否判別工程で警報を行う必要があると判別した場合には、災害レベルに応じた警報パターンを判別する警報パターン判別工程と、該警報パターン判別工程で判別された警報パターンに応じて、周囲に警報を発する警報工程とを備える。
ここで、地上の通信インフラ設備又は通信衛星から情報を情報受信工程によって、地上の通信インフラ設備又は通信衛星を介して外部からの情報を随時受信することができるので、継続的に新しい情報を入手することができる。
また、情報受信工程で受信した情報から災害の種類を判別する災害種類判別工程によって、災害の種類を判別すると共に、災害に応じた要警報地域を特定することができる。
また、情報受信工程で受信した情報から予め警報装置に設定されている要警報地域に設置されているかを判別する設置場所判別工程によって、災害の種類に応じて予め設定された要警報地域に警報装置が設定されているかを判別することができる。
また、災害種類判別工程及び設置場所判別工程で判別した情報から警報を行う必要があるかを判別する警報要否判別工程によって、災害種類判別工程及び設置場所判別工程で判別された情報から警報を発する必要があるかを判別することができる。これにより、警報が必要であると判別した場合にのみ警報を行うことができ、警報装置の周囲の人々が警報に慣れてしまうことで対応が遅れてしまうことを抑制することができる。
また、警報要否判別工程で警報を行う必要があると判別した場合には、災害レベルに応じた警報パターンを判別する警報パターン判別工程によって、予め設定された警報パターンの何れに該当するかを判別することができる。
これにより、警報装置が設置されている場所によって警報の内容を変えることができるので、警報装置の周囲の人々が単一な警報に慣れてしまって対応が遅れてしまうことを抑制することができる。
また、警報パターン判別工程で判別された警報パターンに応じて、周囲に警報を発する警報工程によって、警報装置の周囲の人々に災害の危険度や緊急性について具体的に伝えることができるので、災害の種類に応じた的確な行動を促すことができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の警報システムは、地上の通信インフラ設備又は通信衛星から情報を受信する情報受信工程と、該情報受信工程で受信した情報に、独自に情報を提供することができる管理者からの災害に関する情報が含まれている場合には、前記管理者から提供された災害に関する情報から警報を行う必要があるかを判別する警報要否判別工程と、該警報要否判別工程で警報を行う必要があると判別した場合には、災害レベルに応じた警報パターンを判別する警報パターン判別工程と、該警報パターン判別工程で判別された警報パターンに応じて、周囲に警報を発する警報工程とを備える。
ここで、地上の通信インフラ設備又は通信衛星から情報を受信する情報受信工程によって、地上の通信インフラ設備又は通信衛星を介して外部からの情報を随時受信することができるので、継続的に新しい情報を入手することができる。
また、情報受信工程で受信した情報に、独自に情報を提供することができる管理者からの災害に関する情報が含まれている場合には、管理者から提供された災害に関する情報から警報を行う必要があるかを判別する警報要否判別工程によって、管理者から提供された情報から警報を発する必要があるかを判別することができる。これにより、警報が必要であると判別した場合にのみ警報を行うことができ、警報装置の周囲の人々が警報に慣れてしまうことで対応が遅れてしまうことを抑制することができる。
また、警報要否判別工程で警報を行う必要があると判別した場合には、災害レベルに応じた警報パターンを判別する警報パターン判別工程によって、予め設定された警報パターンの何れに該当するかを判別することができる。
また、警報パターン判別工程で判別された警報パターンに応じて、周囲に警報を発する警報工程によって、警報装置の周囲の人々に災害の危険度や緊急性について具体的に伝えることができるので、災害の種類に応じた的確な行動を促すことができる。
以上により、警報装置及び警報システムは、周囲の人々にとって必要な情報(即ち、警報装置の周囲は要警報地域に該当するか否か、及びこの災害から予測される危険度)を即時知らせることができる。これにより、刻々と変化する災害状況の中にいながら、警報装置の周囲の人々に正確な情報を随時提供することでより的確な行動が促され、被害を抑えることができる。
本発明に係る警報装置及び警報システムは、外部から随時受信する新たな情報に基づいて即時周囲の人々にとって必要かつ適切な情報を提供することで、的確な行動を促すと共に被害を抑えることができる警報装置及び警報システムとなっている。
本発明の実施の形態に係る警報装置Aの説明図である。 第1の実施例にかかる警報装置の構成図である。 本発明の第1の実施例の各災害の種類の災害レベルを表した説明図である。 本発明の第1の実施例の表示パネル40に表示される災害に関する情報を表した説明図である。 本発明の第1の実施例の管理者情報の処理工程を表したフローチャートである。 本発明の第1の実施例において、災害レベルに応じた警報の内容及び警報工程を表したフローチャートである。 本発明の第1の実施例の管理者以外からの情報がある場合の処理工程を表したフローチャートである。 本発明の第1の実施例において、管理者及び管理者以外からの災害に関する情報がない場合の処理工程を表したフローチャートである。
以下、本発明の警報装置Aについて図1ないし図8を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
まず、警報装置Aについて図1及び図2を用いて説明する。
警報装置Aは、警報装置Aが稼働するための電力を供給する電力供給部1、照明灯や警告灯などの警報部2、外部との送受信を行う通信部3、災害時の情報等を表示する表示部4、災害時の情報から災害のレベルを判断して警報部2や通信部3を制御する判断制御部5及びこれらを支持する支柱6を備える。
警報装置Aの支柱6の長さは約4.5mであり、支柱6の上部には電力供給部1のソーラーパネル10が設けられ、ソーラーパネル10の下方には、周囲に警報を発する警報部2として照明灯20及び警告灯21が設けられている。なお、支柱6の長さは、上記の長さに限られるものではなく任意に設定することができる。
また、警報部2の下方には、地上の通信インフラ設備(図示せず)あるいは通信衛星(図示せず)などを用いて外部と情報の送受信を行う通信部3が設けられている。通信部3は、通信用アンテナ30を備え、通信用アンテナ30で受信された情報は、判断制御部5の災害情報抽出部50に送られて所定の情報を抽出し、その後抽出された情報を元にして警報部2に警告に関する情報が伝えられる。
また、通信部3の下方であって高さ約1.5mの位置に、表示部4として、情報を表示する電子パネル40が設けられている。そして、電子パネル40の下方であって警報装置Aの最下部には、判断制御部5が格納される格納部7が設けられている。なお、電子パネル40の取付位置は、上記の高さに限られるものではなく任意に設定することができる。
以下、電力供給部1、警報部2、通信部3、表示部4及び判断制御部5のそれぞれについて詳述する。
[電力供給部1について]
電力供給部1は、本実施例においては、ソーラーパネル10を用いて太陽光発電を行うことにより、警報装置Aに電力を供給する。ソーラーパネル10は、幅約550mm、長さ約1200mmの板状であり、支柱6の上端に取り付けられている。なお、ソーラーパネルは、照明やUSBコンセント等の消費電力に応じて任意の出力を設定することができ、本実施例のサイズに限られるものではない。
なお、電気の供給については、太陽光発電に限られるものではなく、例えば、商用電源、あるいは太陽光発電と商用電源の併用も考えられる。しかし、災害時に継続して商用電源を使用できないことも考えられるため、太陽光発電の機能を備えておくことが望ましい。
ソーラーパネル10で発電された電気は、図2に示すように、蓄電池11に蓄電され、警報装置Aの稼動電力として用いられる。蓄電池11への蓄電及び蓄電池11からの放電は、充放電制御器12により制御され、警報部2、通信部3、表示部4及び判断制御部5への電力の供給に用いられる。なお、図2において電気の供給は実線で表している。また、蓄電池11は、本実施例においては無充電の状態で2〜3日の間電力供給ができる容量を備えるが、この容量は任意に設定することができる。
平常時においては、日中はソーラーパネル10で発電された電気の一部を使って、警報部2、通信部3、表示部4及び判断制御部5を稼動させるための電気として使用され、他の一部は、夜間用の電力として蓄電池11に蓄電される。即ち、夜間は蓄電池11に蓄電された電気を用いて、警報部2、通信部3、表示部4及び判断制御部5を稼動させる。
非常時においては、ソーラーパネル10で発電可能であれば発電を継続するが、ソーラーパネル10で発電できない場合(例えば、落下物によりソーラーパネル10が損傷した場合、あるいは雨天の場合など)は、蓄電池11に蓄電された電気を利用して、警報部2、通信部3、表示部4及び判断制御部5を稼動させる。
なお、警報装置Aは、商用電源から電力が供給されるようにすることもできる。しかし、商用電源からの供給が出来なくなることも想定されることから、ソーラーパネル10で発電された電気あるいは蓄電池11に蓄電された電気を用いるように、電源を切替えて使用することが望ましい。
[警報部2について]
警報部2は、照明灯20及び警告灯21を備える。照明灯20及び警告灯21は、ソーラーパネル10で発電された電気あるいは蓄電池11から供給される電気により稼動する。照明灯20はLED20aを用いた照明器具であり、段階的に輝度を変更することができる。平常時においては常夜点灯すると共に、非常時においては輝度を高くすることで、周囲を明るく照らすことができるので、被災者は周囲の状況を確認しやすくなる。なお、照明灯に用いられる照明器具はLEDに限られるものではなく、一定の輝度で光を発することができるものであればよい。
また、警告灯21は、周囲に音声を流すスピーカー21aと赤色灯21bを備え、非常時において、スピーカー21aから警報に関する音声やサイレンを流すと共に、赤色灯21bを点灯させて周囲に警報を発することができる。
[通信部3について]
通信部3は、アンテナ30を用いて無線通信により地上の通信インフラ設備あるいは通信衛星を用いて外部との情報の送受信を行う。平常時は、政治、経済、スポーツなどのニュースや地域のイベント情報などを受信し、非常時には、ニュースやイベント情報に加え、災害に関する情報も受信する。
また、通信部3は、警報装置Aの稼動状況や作動状況を随時クラウド(図示せず)あるいは国や自治体の所定のサーバ(図示せず)に送信する。クラウドやサーバに送られた情報は、各地に設置された警報装置Aを監視し、統括する国や自治体によって確認される。このように、災害時などに必要に応じて、国或いは自治体に情報を提供することができるので、国或いは自治体の迅速な対応に寄与をすることができる。特に、カメラなどによる撮影機能を備えた場合には、撮影された画像や映像を外部に送信することで、より詳細な災害の情報を国或いは自治体に伝えることができる。
なお、非常時において地上の通信インフラ設備が機能しなくなった場合には、通信衛星を用いて外部からの情報を受信する。また、通信部3は、本実施例においては、無線通信を用いて送受信を行うが、通信ケーブルを用いた有線通信の機能を備えることもできる。なお、災害時に通信ケーブルが切断されるなどの事態が想定されるため、無線通信と有線通信の相互の切替えを可能にしておくことが望ましい。
また、通信部3は、地上の通信インフラ設備あるいは通信衛星から定期的に送られる情報を随時受信することができるので、常に最新の情報に基づいて警報を発することが出来る。これにより、警報装置Aの周囲の人々に刻々と変化する災害の情報をリアルタイムで的確に伝えることができ、災害に対する危険度を認識させることができるので、慎重な行動を促し、より適切な行動をとるよう促すことで被害を抑えることができる。
なお、通信部3が外部から受信する情報は、災害に関する情報のみである場合と災害に関する情報以外に一般的なニュースなども含まれる場合がある。受信する情報が災害に関する情報のみである場合には、受信した情報をそのまま後述する判断制御部5に伝えることができるので、迅速に災害に関する情報を処理して警報を発することができる。
一方、受信する情報が災害に関する情報以外に一般的なニュースなども含まれる場合には、通信部3で受信した後、災害に関する情報を抽出する必要があるが、抽出する条件を任意に設定することができるので、受信する側にとって必要な情報を選択して抽出することができる。
[表示部4について]
表示部4は、表示用パネル40を備える。表示用パネル40は、幅約350mm、長さ約600mmの板状であり、約1.5メートルの高さで支柱6に取付けられている。表示パネル40は液晶表示機能を有し、ソーラーパネル10、あるいは蓄電池11により供給される電力によって、後述する判断制御部5からの情報を表示する。なお、表示用パネル40は本実施例のサイズに限られるものではなく、任意のサイズを選択することができる。また、本実施例の表示用パネル40は電子ペーパーを用いているため、電力の消費を抑えることができる。なお、電子パネル40の取付位置は、上記の高さに限られるものではなく任意に設定することができる。
また、平常時においては、表示パネル40は、通信部3で受信された政治、経済、スポーツなどのニュースや地域のイベント情報などの一般的な情報を表示し、非常時には、ニュースやイベント情報は表示せず、災害に関する情報のみを表示することができる。なお、警報が解除された場合には、一般的な情報の表示に切り替えることができるなど、表示内容は任意に設定することができる。
[判断制御部5について]
判断制御部5の災害情報抽出部50では、まず、通信部3で受信した災害に関する情報から、災害に関する情報を抽出した後、警報レベル判別部51で災害の種類を特定し、警報装置Aの設置場所が災害による警報を要する地域(要警報地域)であるか否か、そして災害レベルを把握し、警報パターンを判別する。
即ち、判断制御部5の災害種類判別部51aでは、地震、洪水あるいは火災などの災害の種類を把握すると共に、災害の種類に応じた要警報地域を特定する。例えば、洪水であれば、氾濫原となる河川の周辺地域を要警報地域と特定し、地震であれば、断層や山の斜面の周辺地域を要警報地域と特定し、森林火災であれば発生の現場から風下の地域を要警報地域と特定する。
次に、判断制御部5の設置場所判別部51bでは、警報装置Aが、災害種別判断部51aで特定された要警報地域に設置されているかを判別する。なお、要警報地域に警報装置Aが設置されていると判断されれば、後述する、警報を要する地域(要警報地域)と判断され、災害規模に応じた警報が発せられる。
なお、警報装置Aが要警報地域に設置されているか否かについては、上記のように、一定の判断基準を設け、この判断基準にしたがって判断することもできるが、国や自治体による災害発生予測地域の情報に従って判別するように設定することもできる。
このように、警報装置Aが要警報地域に設置されているか否かを適切に判断することで、要警報地域に設置されていないと判別した場合には、近隣地域で災害が発生している事実のみを一定時間表示パネル40に表示し、要警報地域に設置されていると判別した場合には、後述する警報要否判別部51cにおいて、警報を発するか否かを判別する。
例えば、北海道で地震が起こった場合福岡県は要警報地域に該当しないため、福岡県に設置された警報装置Aは、北海道で発生した地震の情報を表示用パネル40に一定時間表示し、所定時間経過後その表示を消す。即ち、地域によって災害に対する危険度が異なることから、警報も地域によって任意に変えることで、危険度に応じた警報を行うことができ、適切な情報を警報装置Aの周囲の人々に提供することができる。
そして、警報要否判別部51cで警報装置Aの設置場所が要警報地域であると判断した場合には、判断制御部5の警報パターン判別部51dで、指定された災害レベルに応じた警報パターンを判別する。
本実施例においては、図3に示すように、災害レベルを高レベル、中レベル、低レベルの三段階に分ける。高レベルは、人命に関わる可能性があるため避難が必要な場合をいい、例えば、震度5以上の場合、大雨で土砂崩れが起こる可能性が高まっている場合、津波が到達する可能性が高い場合などである。
中レベルは、すぐに避難が必要ではないが、今後被害が大きくなる可能性がある場合をいい、例えば、地震発生後、引き続き震度4程度の地震が今後も発生する可能性がある場合、大雨で河川等の水位上昇している場合、津波到達のおそれはないが、近隣地域に津波が到達することにより河川等の水位の急激な上昇が予想される場合などである。
低レベルは、迅速な対応は現時点では必要ないが、注意を促し、災害が近隣地域発生したことを知らせる必要がある場合をいい、例えば、地震が発生したが震度3以下の場合、台風が接近している場合、近隣地域に津波の到達が予想されるが、津波の影響は少ないと考えられる場合などである。
高レベルの場合には、赤色灯21bを点灯させ、照明灯20の輝度を上げ、スピーカー21aから避難を促す音声やサイレンを流し、中レベルの場合には、赤色灯21bを点灯させ、照明灯20の輝度を上げ、低レベルの場合には、照明灯20の輝度を上げることで周囲に警報を発する。
これにより、警報装置Aの周囲の人々は、現時点での災害に関する危険度を的確に把握することができ、災害から身を守るため適切に行動することができるので、災害による被害を抑えることができる。
また、警報装置Aが要警報地域に設置されている場合には、図4に示すように、地震であれば、頑丈な建物の中に避難すること、或いは大雨による土砂崩れの危険性がある地域では急ぎ避難すること、津波の到達が予想される場合には高台へ避難することを表示パネル40に表示する。
このように、警報装置Aは、通信部3で受信した情報に基づき周囲の人々にとって必要な情報を的確に提供することができるので、刻々と変化する災害の状況に対応して行動することができ、被害を抑えることができる。
[警報システムAのフローについて]
図5乃至図8を用いて、警報装置Aの警報システムのフローを説明する。
以下、各図の概略を説明する。
図5は、管理者(警報装置Aを設置した国や自治体、あるいは警備会社等、災害に関する情報を独自に提供できる者をいう。)から提供された災害に関する情報の処理工程を表した図である。管理者からの災害に関する情報がない場合には図7に進み、管理者からの災害に関する情報がある場合には図6に進む。
図6は、管理者からの情報及び管理者以外からの情報について、災害の種類及び警報装置Aの設置場所から警報の必要性を判断し、警報の必要があると判断した場合には、災害レベルに応じて警報を発する処理工程を表した図である。
図7は、管理者からの情報がない場合(即ち、図5において図7に進むフロー)に、管理者以外(例えば、国が運営する災害対策本部、或いは気象庁など)から提供された災害に関する情報の処理工程を表した図である。
図7では、管理者以外からの情報の有無を確認し、その後災害の種類及び警報装置の設置場所を判別する。なお、管理者から提供される情報には、災害の種類及び警報装置の設置場所に関する情報が含まれており、通信部3は、これらの情報を抽出可能あるいは判別可能な状態で受信する。
図8は、通信部3が受信した情報に、管理者から提供された災害に関する情報及び管理者以外から提供された災害に関する情報が含まれていない場合の処理工程を表した図である。
〔第1の実施例〕
本実施例では、通信部3で受信した情報に管理者から提供された情報に基づき警報処理を行った後、再度の情報を読込む際、管理者から「災害解除」の情報が読み込まれた場合の処理工程を、図5及び図6を用いて説明する。
(ST1;情報受信工程)
警報装置Aは、地上の通信インフラ設備又は通信衛星から情報を通信部3において一定の周期で受信する。なお、この周期は任意に設定することができるので、地上の通信インフラ設備又は通信衛星が一定の周期で情報を発信するのに同期して最新の情報を受信することができる。また、この時受信する情報は、災害情報に限らず、一般的なニュースなども含まれている。
(ST2;管理者情報確認工程)
通信部3で受信した情報に管理者から提供された災害に関する情報が含まれているかを判断する。例えば、国や自治体以外にも警備会社などが該当し、地上の通信インフラ設備又は通信衛星から提供される情報には含まれない、地域に密着した詳細な情報を提供することができる。具体的には、災害の現場に出向き、実際に確認して収集した情報などを提供することが考えられる。
(ST3;管理者情報表示工程)
管理者情報確認工程(ST2)において管理者から提供された災害に関する情報が含まれていると判断された場合には、管理者からの情報を表示パネル40に表示する。このように、地上の通信インフラ設備又は通信衛星から発信される災害に関する情報(即ち、国や自治体からの情報)に先立って、まず管理者から提供される災害に関する情報を処理することで、災害の現場に即した正確な情報を提供することができる。
(ST4;管理者情報取消の確認工程)
管理者が災害に関する警報の取消しを行ったかを確認する。管理者が収集した情報では引き続き災害の危険性があると考えられる場合には、管理者は情報の取り消しを行わず、継続して管理者からの情報を表示パネル40に表示する(ST5)。これにより、警報システムAの周囲の人々は、引き続き危険性があることを認識することができるので、慎重な行動を期待することができる。
(ST6;管理者情報取消工程)
管理者が提供した災害に関する情報を取消した場合には、表示パネル40から管理者からの情報の表示を取消し、併せて照明灯20及び警告灯21を停止する。具体的には、管理者が災害の危険性がない、あるいは徐々に災害が復旧していると考えられる場合であり、情報を取消し、図7に進む。なお、情報の取消にあたっては、管理者からの取消の情報が「割り込み」で入ってくる場合と、警報装置Aに直接入力を行い、管理者からの情報を取消す場合が考えられる。
(ST7;警報要否判断工程)
管理者から提供された災害に関する情報に基づいて警報の要否を判別する。具体的には、管理者からの情報に基づいて、照明灯20及び警告灯21などを用いて、周囲に警報を発する必要があるかを判別する。管理者から提供された情報には、災害の種類及び警報装置Aの設置場所が要警報地域に該当するかについての情報が含まれており、警報装置Aはこれらの情報に基づいて警報の要否を判断する。
(ST8;警報パターン判別工程)
要警報地域に設置されている場合には、予め設定された災害レベルに該当するかを判断する。災害レベルは、図3に示すように、高・中・低の三段階に分けられており、本実施例においては、地震に関する警報パターンを発する場合として説明する。
(ST9;警報器による警報工程)
ここで、警報パターン判別工程ST8で高レベル(即ち、震度5以上の地震が発生した場合)であると判断されれば、次に述べる警告を行う。警報装置Aは、所定時間赤色灯21bを点灯させると共に、照明灯20のLED20aの輝度を上げて照明の明るさを増加させ、スピーカー21aから避難する旨を音声で流し、併せてサイレンを鳴らして、周囲に警報を発する。これにより、警報装置Aの周囲の人は危険が迫っていることを認識するので、自発的な避難行動が期待できるため、被害を抑えることができる。
(ST10;警報器による警報工程)
また、ST8で、中レベル(即ち、震度4程度の地震が今後も発生する可能性がある場合)であると判断されれば、赤色灯21bを点灯させると共に、照明灯20のLED20aの輝度を上げて照明灯20の明るさを増加させる。これにより、警報装置Aの周囲の人は危険な状況であることを認識するので、自発的な避難行動や慎重な行動が期待できるため、被害を抑えることができる。
(ST11;警報器による警報工程)
また、ST8で、低レベル(即ち、震度3以下の地震の場合)であると判断されれば、照明灯20のLED20aの輝度を上げて照明の明るさを増加させる。これにより、警報装置Aの周囲の人は注意しなければならない状況であることを認識するので、慎重な行動や早めの避難が期待できるため、被害を抑えることができる。
また、警報器による警報工程(ST9〜11)で行われた警報は、時間を限ることなく継続して行われる(ST12)。警報装置Aによって、警報を要する状態が継続していると判断されたのであれば、警報停止の要求がされない以上、警報を所定時間の経過後に停止させる必要はないからである。
なお、警報装置AはST1〜13の工程を繰り返し行うが、ST1で新たな情報を読込んだ際、管理者情報取消の確認工程(ST4)で管理者が災害の情報を取消したと判断され、管理者情報取消工程(ST6)で情報が取り消される際に併せて警報は停止される。
なお、警報不要と判断された場合(具体的には、警報・注意報などの災害に関連する情報が解除され、警報を行う必要がない場合など)には、警報システムAは警報を発することなく(ST13)、図5の「Start」に戻る。
〔第2の実施例〕
本実施例では、通信部3が通信衛星から情報を受信し、その情報に管理者から提供された情報が含まれていないため管理者以外からの情報に基づき警報処理を行った後、フローの最初に戻って通信衛星からの情報を受信しようとしたところ、管理者からの情報提供の割り込みがあった場合の処理工程を、図5乃至図7を用いて説明する。なお、管理者からの情報は、地上の通信インフラ設備から送られ、通信衛星から送られることはない。また、簡略的に説明するため、重複する部分の説明は省略する。
(ST1;情報受信工程)
警報装置Aは、通信部3で通信衛星から情報を受信する。
(ST2;管理者情報確認工程)
通信衛星からの情報には管理者からの情報は含まれていないため、「NO」と判断されて図7に示すST14に進む。
(ST14;管理者以外から提供された災害に関する情報の有無の確認工程)
管理者以外から提供された災害に関する情報の有無について確認する。なお、管理者以外とは、具体的には、国や自治体、あるいは気象庁や気象に関する情報を提供する民間企業などが考えられる。
(ST15;災害種類判断工程)
本実施例においては管理者以外から提供された災害に関する情報が含まれていることから、災害の種類を判断する。災害の種類とは、地震、津波、洪水、台風などをいう。災害の種類を最初に判断する理由は、避難方法や緊急の度合いが災害の種類によって異なるからである。
なお、管理者以外から提供された災害に関する情報が含まれていない場合には、既に表示されている通信衛星からの情報が表示パネル40に表示されているかを確認し(ST19)、表示パネル40に表示されている場合にはその表示を取消す(ST20)。表示を取消した後及び表示パネル40に何も表示されていない場合には、図8に進む。
(ST16;表示パネル40による表示工程)
ST15において、災害の種類を判別した後、図4(a)〜(c)に示す情報を表示する。なお、図4に示す情報は一例であり、これに限られるものではない。例えば、図4(a)は緊急地震速報の場合の表示であり、図4(b)は大雨に関する速報の場合の表示であり、図4(c)は緊急津波速報の場合の表示である。
(ST17;設置場所判別工程)
災害の種類に応じて予め警報装置に設定された要警報地域に警報装置Aが設置されているかを判別する。警報装置Aが要警報地域に設置されているかによって、その後に続く対応が異なるからである。本実施例においては、警報装置Aは要警報地域に設置されていることから、災害レベルに応じて警報を発する必要があると判断され、図6に示す警報を発する工程(ST7〜12)に進む。なお、要警報地域に設置されていない場合には警報を発する必要がないと判断され、図6に示す警報を発する工程に進むことなく、災害に関する情報が表示される(ST18)。
ST7〜12の工程で警報を発したままの状態で、図5の「Start」に戻る。このとき、管理者からの「割り込み」があり、管理者情報確認工程(ST2)では「YES」に進み、ST3〜5の処理を行い、図6に示す警報を行う工程に進む。
以上のように、管理者からの「割り込み」があった場合には、直前まで通信衛星から情報を受信していても、地上の通信インフラ設備からの受信に自動的に切り替えられる。このようにすることで、管理者からの地域に密着した情報をより迅速に警報システムに反映させることができるので、警報装置Aの周囲の人々に正確な情報を提供することができる。
〔第3の実施例〕
本実施例では、通信部3が情報を受信する際、地上の通信インフラ設備が利用できないため、通信衛星からの情報の受信を行い、その後警報が解除された場合の処理工程を、図5乃至図7を用いて説明する。なお、管理者からの情報は、地上の通信インフラ設備から送られ、通信衛星から送られることはない。また、簡略的に説明するため、第1及び第2の実施例と重複する部分の説明は省略する。
(ST1;情報受信工程)
地上の通信インフラ設備が利用できないため、通信衛星から情報を受信する。
(ST2;管理者情報確認工程)
通信衛星からの情報には管理者からの情報は含まれていないため、「NO」と判断されて図7に示すST14に進む。
その後、管理者以外からの情報により、図7に示すST14〜17の処理を行い、図6に示すST7〜12の処理を行う。そして、図5に示す「Start」に戻る。再度、通信衛星から情報を受信した際、警報解除に関する情報が含まれている。そして、通信衛星からの情報であるため管理者からの情報は含まれていない。よって、ST2において「NO」と判断されて図7に示すST14に進む。
その後、管理者以外からの情報により、図7に示すST14〜17の処理を行う。そして、図6に示すST7の処理において、警報解除されているため警報する必要はないと判断され、「NO」に進み、警報を発することなく(ST13)、再び図5に示す「Start」に戻る。
〔第4の実施例〕
本実施例では、管理者からの情報が含まれていない若しくは含まれていたが取り消され、また管理者以外からの情報も含まれていないため、災害に関する情報が表示パネル40から取消され(ST20)後の処理工程について図8を用いて説明する。即ち、本実施例は、災害の危険性がない、あるいは災害後の復旧が進み通行止めが解除された場合などの平常時の処理である。
(ST21;平常時情報確認工程)
平常時に表示する情報(具体的には、一般的なニュース、天気予報などである)があれば表示パネル40に表示し、なければ表示を消し、その後再び図5に示す「Start」に戻る。
以上により、本発明に係る警報装置及び警報システムは、外部から随時受信する新たな情報に基づいて即時周囲の人々にとって必要かつ適切な情報を提供することで、的確な行動を促すと共に被害を抑えることができる警報装置及び警報システムとなっている。
2 警報部
3 通信部
4 表示部
51 警報レベル判断部

Claims (7)

  1. 地上の通信インフラ設備又は通信衛星を介して、外部からの情報の受信を繰り返し行い、通信衛星から情報を受信する際に管理者から地上の通信インフラ設備を介して情報提供の割り込みがあった場合には、地上の通信インフラ設備からの受信へ自動的に切り替えて受信可能な通信部と、
    該通信部で受信した情報から、周囲への警報レベルを繰り返し判断する警報レベル判断部と、
    該警報レベル判断部で判断された警報レベルに応じて周囲への警報を行う警報部とを備え
    管理者から提供される災害に関する情報を、地上の通信インフラ設備又は通信衛星から発信される災害に関する情報に先立って処理する
    警報装置。
  2. 前記警報レベル判断部は、
    前記通信部で受信した外部からの情報から災害の種類を判別する災害種類判別部と、
    前記通信部で受信した外部からの情報から要警報地域に設置されているかを判別する設置場所判別部と、
    前記災害種類判別部で判別した災害の種類に関する情報及び前記設置場所判別部で判別した設置場所に関する情報から、警報を行う必要があるかを判別する警報要否判別部と、
    前記通信部で受信した外部からの情報及び前記警報要否判別部で判別された警報要否に関する情報から災害レベルに応じた警報パターンを判別する警報パターン判別部とを有する
    請求項1に記載の警報装置。
  3. 前記警報部は、
    前記警報レベル判断部の判断に応じて災害に関する情報を表示する表示器と、
    前記警報レベル判断部の判断に応じて周囲に警報を発する警報器とを有する
    請求項1又は請求項2に記載の警報装置。
  4. 受電機能、発電機能及び蓄電機能を備え、前記通信部と、同通信部で受信した情報から災害に関する情報を抽出する災害情報抽出部と、前記警報レベル判断部と、前記警報部とへ電力を供給可能な電力供給部を有する
    請求項1、請求項2又は請求項3に記載の警報装置。
  5. 地上の通信インフラ設備又は通信衛星を介して、情報を受信し、通信衛星から情報を受信する際に管理者から地上の通信インフラ設備を介して情報提供の割り込みがあった場合には、地上の通信インフラ設備からの受信へ自動的に切り替えて受信する情報受信工程と、
    該情報受信工程で受信した情報に、独自に情報を提供することができる管理者からの災害に関する情報が含まれている場合には、地上の通信インフラ設備又は通信衛星から発信される災害に関する情報に先立って、前記管理者から提供された災害に関する情報から警報を行う必要があるかを判別する警報要否判別工程と、
    該警報要否判別工程で警報を行う必要があると判別した場合には、災害レベルに応じた警報パターンを判別する警報パターン判別工程と、
    該警報パターン判別工程で判別された警報パターンに応じて、周囲に警報を発する警報工程とを備える
    警報システム。
  6. 前記警報工程において、管理者が災害に関する警報の取消を行ったかを確認し、引き続き災害の危険性がある場合には、管理者から提供された前記災害に関する情報を継続して表示する
    請求項5に記載の警報システム。
  7. 前記警報工程の後、管理者以外から提供された災害に関する情報を受信した場合には災害の種類及び要警戒地域に設置されているかを判断し、警報を行う必要性があれば災害レベルに応じて警報を発する
    請求項5又は請求項6に記載の警報システム。
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