JP6867854B2 - モータおよびモータ駆動装置 - Google Patents

モータおよびモータ駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6867854B2
JP6867854B2 JP2017080745A JP2017080745A JP6867854B2 JP 6867854 B2 JP6867854 B2 JP 6867854B2 JP 2017080745 A JP2017080745 A JP 2017080745A JP 2017080745 A JP2017080745 A JP 2017080745A JP 6867854 B2 JP6867854 B2 JP 6867854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
motor
permanent magnets
current
cogging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017080745A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018182928A (ja
Inventor
新也 小泉
新也 小泉
穂乃華 一戸
穂乃華 一戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Precision Inc
Original Assignee
Canon Precision Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Precision Inc filed Critical Canon Precision Inc
Priority to JP2017080745A priority Critical patent/JP6867854B2/ja
Publication of JP2018182928A publication Critical patent/JP2018182928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6867854B2 publication Critical patent/JP6867854B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Linear Motors (AREA)

Description

本発明は、モータおよびモータ駆動装置に関する。
従来、コギングを低減可能なリニアモータが提案されている。特許文献1には、主巻線が巻かれた主ティースと、補助巻線が巻かれた、主ティースより短い補助ティースと、を備え、主ティースに働くコギング推力を打ち消す力を補助ティースに発生させるリニアモータが開示されている。また、特許文献2には、磁極から可動電機子の端面部への漏れ磁束により発生する磁気吸引力の移動方向分力を小さくするために、可動電機子の移動方向の両端面に磁極との間隙が漸次広がる傾斜面付きの磁気緩衝部材を取付けたリニアモータが開示されている。
特開2005−168243号公報 特開平05−103457号公報
リニアモータが組み込まれている製品(例えば、自動操作可能な、ドア、窓、およびカーテン)は、手動操作時にスムーズに操作でき、停止時に十分なコギングで保持される(保持力を持つ)ことが要求されている。
しかしながら、特許文献1や特許文献2のリニアモータは、機械的(構造的)にコギングを低減するため、停止時にコギングでなく、サーボロックやショートブレーキ等で保持する必要がある。
このような課題に鑑みて、本発明は、手動操作時にコギングを低減するとともに、停止時にコギングで保持されるモータおよびモータ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのモータは、交互に極性が異なるように配置された複数の永久磁石と、前記永久磁石に固定されたヨークと、前記複数の永久磁石に空隙を介して対向するように配置され、前記複数の永久磁石に向かって延在する複数のティース部を備えるコアと、前記複数のティース部に巻き回された第1のコイルと、前記第1のコイルに対して前記複数の永久磁石側で前記複数のティース部に巻き回された第2のコイルと、前記複数の永久磁石の磁気または前記複数の永久磁石の位置を検出する検出手段と、を有し、前記第2のコイルは、前記複数の永久磁石に対向し、前記複数のティース部のうち両端のティース部に巻き回されており、前記第2のコイルの中心は、モータの移動方向において、前記第2のコイルが巻かれているティース部の前記複数の永久磁石に対向する面の中心に対して、前記コアの外側にずれていることを特徴とする。
本発明によれば、手動操作時にコギングを低減するとともに、停止時にコギングで保持されるモータおよびモータ駆動装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るモータ駆動装置のブロック図である。 実施例1のモータの斜視図である。 図2のA−A断面図である。 実施例1のモータの簡略断面図である。 実施例1のモータに印加する電流とコギングとの関係を示す特性図である。 実施例2のモータの簡略断面図である。 実施例2のモータに印加する電流とコギングとの関係を示す特性図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るモータ駆動装置1000のブロック図である。モータ駆動装置1000は、モータ7と、モータ7の駆動を制御する制御手段100と、を有する。モータ7は、可動子7aおよび固定子7bを備える。制御手段100の制御により、可動子7aは固定子7bに対して相対的に移動可能である。
図2は、本実施例のモータ7の斜視図である。図3は、図2のA−A断面図である。図4は、実施例1のモータの簡略断面図である。
モータ7は、コア1と、交互に極性が異なるように配置された複数の永久磁石5と、永久磁石5に固定されたヨーク4と、を有する。本実施例では、コア1とヨーク4は、例えば、電磁珪素鋼板の積層体、焼結加工された鉄と珪素の結合体、および鉄鋼の切削物等の磁性体で構成されている。
コア1は、永久磁石5に空隙を介して対向するように配置され、永久磁石5に向かって延在する複数のティース部11と、複数のティース部11を連結する連結部10と、を有する。本実施例では、複数のティース部11と連結部10は、一体に形成されている。また、本実施例では、3本のティース部11が設けられているが、ティース部11の数はこれに限定されない。
また、モータ7は、ティース部11に巻き回されたモータ駆動用のコイル(第1のコイル)2U,2V,2Wを有する。制御手段100がコイル2U,2V,2Wに電流を印加することで、コイル2U,2V,2Wに流れる電流と永久磁石5から発生する磁束との作用により発生する推力により、コア1およびヨーク4の一方が他方に対して相対的に移動する。本実施例では、コア1を可動子、ヨーク4を固定子として、コア1が連結部10の長手方向(モータ7の移動方向)に沿ってヨーク4に対して相対的に移動する。なお、コア1を固定子、ヨーク4を可動子として、ヨーク4を連結部10の長手方向に沿ってコア1に対して相対的に移動させてもよい。
本実施例では、ティース部11は、永久磁石5に対向し、連結部10の長手方向において、コイル2U,2V,2Wが巻き回されている部分に比べて幅広くなっている突起部8を有する。ティース部11に突起部8を設けることで、永久磁石5に対向するティース部11の面積が広くなるため、モータ7の推力を高めることができる。
また、本実施例では、モータ7は、モータ駆動用のコイルとして、3相コイルを有するが、2相以上のコイルを有していればよい。
さらに、モータ7は、コイル2U,2V,2Wに対して永久磁石側でティース部11に巻き回された、モータ駆動用のコイルとは別のモータ7のコギング制御用のコイル(第2のコイル)3A,3Bを有する。本実施例では、コイル3A,3Bは、永久磁石5と対向するように、突起部8に巻き回されている。また、モータ7は、永久磁石5の磁気を検出する磁気検出器(検出手段)6と、磁気検出器6をコア1に固定するためのアーム9を有する。本実施例では、磁気検出器6は、コア1と一体的に移動する。
制御手段100は、磁気検出器6の検出結果(永久磁石5のS極またはN極)に基づいて、コイル3A,3Bに電流を印加する。具体的には、制御手段100は、各コイルの永久磁石5に対向する側が永久磁石5の極と同じ極となるように、コイル3A,3Bに電流を印加する。これにより発生する磁束がコイル3A,3Bの真下に位置する永久磁石5から受ける磁束を相殺し、永久磁石5からの吸引を低減させることができるため、コギングを低減させることが可能となる。なお、モータ7は、磁気検出器6の代わりに、エンコーダなどの、永久磁石5の位置を検出する位置検出器を有してもよい。この場合、制御手段100は、位置検出器の検出結果に基づいて、コイル3A,3Bに電流を印加する。また、制御手段100は、モータ7の駆動時、すなわち、コイル2U,2V,2Wに電流を印加している間、コイル3A,3Bには電流を印加しない。
図5は、手動操作により、ティース部11E1の突起部8の外側の端部を、図4に示される電気角0°から180°まで矢印に沿って移動させた場合のコイル3A,3Bに印加された電流とコギングとの関係を示す特性図である。なお、本実施例では、連結部10の長手方向において、コア1の中心に近づく側を内側、中心から遠ざかる側を外側としている。
点線で示される「無通電コギング」は、コイル3A,3Bに電流を印加していない場合のコギングの大きさを表している。実線で示される「通電コギング」は、コイル3A,3Bに電流を印加した場合のコギングの大きさを表している。破線で示される「Coil1電流」は、コイル3Aに印加される電流の大きさを表している。一点鎖線で示される「Coil2電流」は、コイル3Bに印加される電流の大きさを表している。
図5に示されるように、コイル3A,3Bに適切に電流を印加することで、電流を印加していない場合に比べて、コギングを76%以上低減させることができる。その際、コイル3A,3Bの電流位相差は、−3.6度〜10.8度の範囲内となるように設定されることが好ましく、10.8度で設定されることがより好ましい。
本実施例では、モータ7のコギングを効果的に低減するために、モータ3A,3Bを以下のように構成している。
コイル3Aは、永久磁石5と対向し、複数のティース部11の両端のうち一方のティース部11E1に巻き回されている。また、コイル3Aは、連結部10の長手方向において、その外周縁の一部がティース部11E1の外側端に位置するように設けられている。さらに、コイル3Aは、連結部10の長手方向において、その中心がティース部11E1の永久磁石5に対向する面の中心に対して外側にずれるように設けられている。
同様に、コイル3Bは、永久磁石5と対向し、複数のティース部11の両端のうち他方のティース部11E2に巻き回されている。また、コイル3Bは、連結部10の長手方向において、その外周縁の一部がティース部11E2の外側端に位置するように設けられている。さらに、コイル3Bは、連結部10の長手方向において、その中心がティース部11E2の永久磁石5に対向する面の中心に対して外側にずれるように設けられている。
本実施例では、機械的(構造的)にコギングを低減させるのではなく、モータ駆動用のコイルとは別に設けられたコギング制御用のコイルに電流を印加することでコギングを制御することができる。そのため、停止時にはコギング制御用のコイルに電流を印加しないことで、モータをコギングで保持することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、手動操作時にコギングを低減するとともに、停止時にコギングで保持されるモータを提供することができる。
図6は、本実施例のモータ7の簡略断面図である。本実施例では、コイル3A,3Bの配置される位置が実施例1と異なる。コイル3Aは、連結部10の長手方向において、その中心がティース部11E1の永久磁石5に対向する面の中心と一致するように設けられている。また、コイル3Bは、連結部10の長手方向において、その中心がティース部11E2の永久磁石5に対向する面の中心と一致するように設けられている。ここで、「一致」とは厳密に一致することだけでなく、実質的に一致していると評価される場合、すなわち略一致の場合も含む意味である。
図7は、手動操作により、ティース部11E1の突起部8の外側の端部を、実施例1と同様に移動させた場合のコイル3A,3Bに印加された電流とコギングとの関係を示す特性図である。
点線で示される「無通電コギング」は、コイル3A,3Bに電流を印加していない場合のコギングの大きさを表している。「通電コギング」は、コイル3A,3Bに電流を印加した場合のコギングの大きさを表している。破線で示される「Coil1電流」は、コイル3Aに印加される電流の大きさを表している。一点鎖線で示される「Coil2電流」は、コイル3Bに印加される電流の大きさを表している。
図7に示されるように、コイル3A,3Bに適切に電流を印加することで、電流を印加していない場合に比べて、コギングを73%以上低減させることができる。その際、コイル3A,3Bの電流位相差は、14.4度〜21.6度の範囲内となるように設定されることが好ましく、18度で設定されることがより好ましい。
本実施例では、機械的(構造的)にコギングを低減させるのではなく、モータ駆動用のコイルとは別に設けられたコギング制御用のコイルに電流を印加することでコギングを制御することができる。そのため、停止時にはコギング制御用のコイルに電流を印加しないことで、モータをコギングで保持することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、手動操作時にコギングを低減するとともに、停止時にコギングで保持されるモータを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 コア
2U,2V,2W モータ駆動用のコイル(第1のコイル)
3A,3B コギング制御用のコイル(第2のコイル)
4 ヨーク
5 永久磁石
6 磁気検出器(検出手段)
7 モータ
11 ティース部

Claims (7)

  1. 交互に極性が異なるように配置された複数の永久磁石と、
    前記永久磁石に固定されたヨークと、
    前記複数の永久磁石に空隙を介して対向するように配置され、前記複数の永久磁石に向かって延在する複数のティース部を備えるコアと、
    前記複数のティース部に巻き回された第1のコイルと、
    前記第1のコイルに対して前記複数の永久磁石側で前記複数のティース部に巻き回された第2のコイルと、
    前記複数の永久磁石の磁気または前記複数の永久磁石の位置を検出する検出手段と、を有し、
    前記第2のコイルは、前記複数の永久磁石に対向し、前記複数のティース部のうち両端のティース部に巻き回されており、
    前記第2のコイルの中心は、モータの移動方向において、前記第2のコイルが巻かれているティース部の前記複数の永久磁石に対向する面の中心に対して、前記コアの外側にずれていることを特徴とするモータ。
  2. 前記検出手段の検出結果に基づいて前記第2のコイルに電流が印加されることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記複数のティース部の前記複数の永久磁石と対向する部分は、前記モータの移動方向において、前記第1のコイルが巻き回された部分に比べて幅広くなっていることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記第1のコイルは、2相以上のコイルであることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のモータ。
  5. 前記コアは、前記複数のティース部を連結する連結部を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のモータ。
  6. 前記第1のコイルに電流が印加されている間、前記第2のコイルには電流が印加されないことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のモータ。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載のモータと、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記第2のコイルに電流を印加する制御手段と、を有することを特徴とするモータ駆動装置。
JP2017080745A 2017-04-14 2017-04-14 モータおよびモータ駆動装置 Active JP6867854B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017080745A JP6867854B2 (ja) 2017-04-14 2017-04-14 モータおよびモータ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017080745A JP6867854B2 (ja) 2017-04-14 2017-04-14 モータおよびモータ駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018182928A JP2018182928A (ja) 2018-11-15
JP6867854B2 true JP6867854B2 (ja) 2021-05-12

Family

ID=64277160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017080745A Active JP6867854B2 (ja) 2017-04-14 2017-04-14 モータおよびモータ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6867854B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018182928A (ja) 2018-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6272293B2 (ja) ブラシレスdc電動機
JP2016220527A (ja) 単相ブラシレスモータ及びそれを有する電気装置
CN112335161B (zh) 线性电动机的固定件、线性电动机及线性电动机系统
JP2008545361A (ja) 同期リニアモータ
WO2020079869A1 (ja) 筒型リニアモータ
CN111320060A (zh) 电动线性马达和电梯
JP2006352961A (ja) Pmモータ
JP6323220B2 (ja) 同期電動機の駆動装置
JP6867854B2 (ja) モータおよびモータ駆動装置
US20180083522A1 (en) Cornering linear motor
KR101512838B1 (ko) 듀얼 포스 보이스 코일 선형 액추에이터
JP7482480B2 (ja) 筒型リニアモータ
JP3175554B2 (ja) 直流リニアモータ
JP7064426B2 (ja) 筒型リニアモータ
JP2022007249A (ja) 筒型リニアモータ
WO2020084810A1 (ja) 筒型リニアモータ
JPS6320115B2 (ja)
JP2019146422A (ja) 可変界磁モータ
US11245321B2 (en) Cylindrical linear motor
JP2007209175A (ja) 三相リニアモータ
JP6761186B2 (ja) リニアモータ
JP2005094932A (ja) モータ駆動装置
JPH06261473A (ja) 高効率の電気機械エネルギー変換装置
JPH03169253A (ja) リニア交流サーボモータ
JP6631875B2 (ja) リラクタンスモータのロータ構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6867854

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150