JP6867663B2 - 連続ラーメン橋架設用スマートトラベラクレーンシステム - Google Patents

連続ラーメン橋架設用スマートトラベラクレーンシステム Download PDF

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Description

本発明は、トラベラクレーン制御および安全技術分野に関するもので、特に連続ラーメン橋架設用スマートトラベラクレーンシステムに関するものである。
現在、橋梁などの施工に用いられるトラベラクレーンシステムでは、通常、1、前錨吊点をスケールで測定し、前錨吊点のデータを測定することにより関連データを取得し、2、底型枠についても手動測定方式で底型枠に関するデータを測定する安全監視用技術手法を採用する。これらの測定方式は、一定の時間間隔で作業者により手測定することしかできず、自動制御方式でトラベラクレーンの受力の大きさおよび受力変化を連続的に測定することができず、人工測定方式を採用した場合、一旦、測定すべき時間帯以外にトラベラクレーンの受力変化が正常範囲に達したり、超えたりすると、事故、損害を引き起こしやすい。
現在、トラベラクレーンシステムの付勢平行移動方式は、通常にジャッキを用いて施工を行い、ジャッキによってトラベラクレーンが動かされて1つの行程を完了した後、走行操作を停止し、ジャッキを新たな位置に取り付けて、平行移動操作を再行う必要があるため、トラベラクレーンの平行移動は間欠的な移動であり、連続移動および仕上げ圧延螺紋鋼前後の任意点で走行・ロックを実現できず、施工周期が長くなり、ジャッキの繰り返し着脱も時間と労力がかかる。また、ジャッキを着脱する際には、ロックができないため、事故を引き起こしやすい。
本発明は、移動プッシュおよびプッシュ作業時に、トラベラクレーンのプッシュ伸縮を平衡同期させ、仕上げ圧延螺紋鋼の前後の任意の点にて走行・ロックさせることができ、トラベラクレーン荷積み前後に、スマート制御ユニットにより自動的に重量を秤量し、監視警報を行い、受力変化に異常が生じた場合またはトラベラクレーンの水平傾斜角に非正常滑りが生じた場合には、スマート制御ユニットは直ちに監視して警報を出すことができる連続ラーメン橋架設用スマートトラベラクレーンシステムを提供することを目的とする。
本発明の用いる技術方案は、以下のとおりである。
菱形トラス、走行レール、ジャッキ、仕上げ圧延螺紋鋼、プッシュおよびロックアセンブリ、およびスマート制御ユニットを備え、前錨吊点には、前アンカーの受力の大きさおよび受力の変化を監視する第1秤量センサーが設けられ、後錨吊点には、後アンカーの受力の大きさおよび受力の変化を監視する第2秤量センサーが設けられ、底型枠の水平傾斜角の変化を監視するために、底型枠の先端には、第2傾斜角センサーが設けられ、底型枠の後端には、第1傾斜角センサーが設けられ、
第1傾斜角センサー、第2秤量センサー、第1傾斜角センサー、第2傾斜角センサーの信号は、スマート制御部により受信され、第1傾斜角センサー、第2傾斜角センサーの受力変化に異常が生じた場合、またはトラベラクレーンの水平傾斜角に非正常滑りが生じた場合には、スマート制御ユニットは直ちに監視して警報を出し、第1秤量センサー、第2重量センサーは、トラベラクレーン荷積み前後に、スマート制御ユニットにより自動的に重量を秤量し、監視警報を行い、
前記プッシュおよびロックアセンブリには、2つの油圧シリンダーを備え、2つの油圧シリンダーのピストンの一方が左に向いており、他方が右に向いている。各ピストン先端にアンカーが接続され、前記アンカーは、テーパ孔付き構造であり、アンカーのテーパ孔とを係合するクリップは、テーパ孔のテーパと係合するテーパであり、
前記クリップは、少なくとも3枚のクリップ体からなり、各クリップ体の外壁は、くさび形のものであり、各クリップ体の接合部が波形接合部または折れ線状接合部の構造であり、また、隣接するクリップ体が接続されたときに、波形接合または折れ線状接合を形成する。
クリップ体の内壁は、仕上げ圧延螺紋鋼外壁のネジ山に嵌合するねじであり、クリップ体がクリップになった時に、クリップの内孔のねじと仕上げ圧延螺紋鋼外壁のネジ山とがねじ込み接続構造が構成され、
クリップ体の後端は、段差構造であり、クリップ体がクリップになった時に、クリップの後端が付勢バネの一端に接続され、付勢バネの他端がカバーへ付勢し、クリップ体の先端が貫通スリーブに当接されている。前記カバーは、アンカーに接続され、
2つの油圧シリンダーの動作設定は、仕上げ圧延螺紋鋼の並進を行う時に、1つの油圧シリンダーのピストンを突出させ、もう1つの油圧シリンダーのピストンを退避させ、
仕上げ圧延螺紋鋼のロックを行う時に、2つの油圧シリンダーのピストンを同時に突出させるように設定され、前記スマート制御ユニットは、油圧シリンダーの動作状況を制御し、プッシュ作業時に、トラベラクレーンのプッシュ伸縮を平衡同期させ、仕上げ圧延螺紋鋼の前後の任意の点にて走行・ロックさせる連続ラーメン橋架設用スマートトラベラクレーンシステムを提供することである。
より具体的な技術方案は、2つの油圧シリンダーの接続押さえ板は、後ろ向きに固定され、2つの油圧シリンダーを全体アセンブリように接続されている。
さらに、前記クリップ体の後端は、段差構造であり、クリップ体がクリップになった時に、クリップの後端に円形段差が形成されている。前記付勢バネの一端は、クリップの円形段差に嵌合してクリップへ付勢し、他端はカバーへ付勢する。前記カバーは、アンカーに接続されている。
さらに、前記クリップ体の後端はフーチング構造であり、クリップ体がクリップになった時に、クリップの後端に座ぐり穴が形成されている。
さらに、前記クリップ体の後端はテーパフーチング構造であり、クリップ体がクリップになった時に、クリップの後端にサラ穴が形成されている。
本発明は、以下の有益の効果を有する。
1、並進時に、2つの油圧シリンダーのピストンの一方の突出を制御し、このピストンによりアンカーを押してクリップを挟んで、仕上げ圧延螺紋鋼を並進させ、他方のピストンを退避させ、アンカーを押してクリップを放し、これにより、仕上げ圧延螺紋鋼を釈放し、仕上げ圧延螺紋鋼を挟んだピストンによって仕上げ圧延螺紋鋼を並進させることができる。
2、スマート制御ユニットにより油圧シリンダーの動作状況を制御することで、プッシュ作業時にトラベラクレーンのプッシュ伸縮を平衡同期させ、仕上げ圧延螺紋鋼の前後の任意の点にて走行・ロックさせることができる。
3、第1傾斜角センサー、第2傾斜角センサーの受力変化に異常が生じた場合、またはトラベラクレーンの水平傾斜角に非正常滑りが生じた場合には、スマート制御ユニットは直ちに監視して警報を出すことができる。
4、第1秤量センサー、第2重量センサーは、トラベラクレーン荷積み前後に、スマート制御ユニットにより自動的に重量を秤量し、監視警報を行うことができる。
5、クリップ体の内壁は、仕上げ圧延螺紋鋼外壁のネジ山に嵌合するねじであるため、仕上げ圧延螺紋鋼を挟む時に、仕上げ圧延螺紋鋼外壁に損傷を与えない。
6、クリップ体エッジの波形接合部または折れ線形接合部を利用して、クリップの放し・挟み過程において、クリップの位置ずれが発生しないようにクリップの正常な挟む位置を自動的に認識し、引張時の挟みおよび引張後のアンカー脱退を容易にする。
7、クリップは、楔形構造に制作されたものであり、自動的ロッキング固定を容易にする。
8、クリップは、段差構造に制作されたものであり、テンショナースプリング装着を容易にする。
本発明の構造を示した概略図である。 図1に示した構造の局部図である。 図1の上面図である。 プッシュおよびロックアセンブリ9の構造を示した概略図である。 第1クリップ9-3と第2クリップ9-13との係合構造が波形接合部9-3-4である構造を示した概略図である。 図4の左側図である。 図4の上面図である。 第1クリップ9-3と第2クリップ9-13との係合構造が折れ線接合部9-3-4である構造を示した概略図である。 第1クリップ3と第2クリップ13の第2種実施形態を示す図である。 第1クリップ3と第2クリップ13の第3種実施形態を示す図である。 図10に示した構造を採用したクリップの使用状態を示す図である。
図1、2、3に示すように、本実施例は、菱形トラス2、走行レール3、ジャッキ7、仕上げ圧延螺紋鋼8、プッシュおよびロックアセンブリ9、およびスマート制御ユニットを備え、前吊り上げ点には、前アンカーの受力の大きさおよび受力の変化を監視する7個の第1秤量センサー1が設けられ、後吊り上げ点には、後アンカーの受力の大きさおよび受力の変化を監視する複数の第2秤量センサー6が設けられ、底型枠の水平傾斜角の変化を監視するために、底型枠10の先端両側には、それぞれ、第2傾斜角センサー5が設けられ、底型枠の後端には、それぞれ、第1傾斜角センサー4が設けられている。
第1傾斜角センサー1、第2秤量センサー6、第1傾斜角センサー4、第2傾斜角センサー5の信号は、スマート制御部により受信され、第1傾斜角センサー4、第2傾斜角センサー5の受力変化に異常が生じた場合、またはトラベラクレーンの水平傾斜角に非正常滑りが生じた場合には、スマート制御ユニットは直ちに監視して警報を出し、第1秤量センサー1、第2重量センサー6は、トラベラクレーン荷積み前後に、スマート制御ユニットにより自動的に重量を秤量し、監視警報を行う。
スマート制御ユニットは、有線制御、無線制御、WIFI制御等の制御方式を含んだ。本発明は、携帯型制御ボックス11を用いて無線制御を行うものである。
図4に示したプッシュおよびロックアセンブリ9は、第1油圧シリンダー9-5、第2油圧シリンダー9-15を備え、ここでは、第1油圧シリンダー9-5の第1ピストン9-6が左に向いており、第2油圧シリンダー9-15の第2ピストン9-16が右に向いている。第1ピストン9-6の先端に第1アンカー9-4が接続され、第2ピストン9-16の先端に第2アンカー9-14が接続され、第1アンカー9-4、第2アンカー9-14いずれもテーパ孔付き構造であり、第1アンカー9-4、第2アンカー9-14のテーパ孔とを係合する第1クリップ9-3、第2クリップ9-13は、テーパ孔のテーパと係合するテーパである。
図5、6、7に示すように、第1クリップ9-3、第2クリップ9-13は、いずれも4枚のクリップ体9-3-2からなり、各クリップ体9-3-2の外壁は、くさび形のものであり、各クリップ体の接合部が波形接合部または折れ線状接合部の構造であり、また、隣接するクリップ体が接続されたときに、波形接合または折れ線状接合を形成する。クリップ体9-3-2の内壁は、仕上げ圧延螺紋鋼8外壁のネジ山に嵌合するねじ9-3-3であり、クリップ体9-3-2がクリップになった時に、クリップの内孔のねじ9-3-3と仕上げ圧延螺紋鋼8外壁のネジ山とがねじ込み接続構造が構成されている。クリップ体9-3-2の制作は、円形のクリップ素地に4つの波形溝を均一に加工し、4枚の波形接合部または折れ線状接合部9-3-4のクリップ体9-3-2を形成する。
第1クリップ9-3の円形段差が第1付勢バネ9-2の一端に接続され、第1付勢バネ9-2の他端が第1カバー9-1へ付勢し、第1クリップ9-3の先端が第1貫通スリーブ9-7に当接する。第2クリップ9-13の円形段差が第2付勢バネ9-12の一端に接続され、第2付勢バネ9-12の他端が第2カバー9-11へ付勢し、第2クリップ9-13の先端が第2貫通スリーブ9-17に当接する。第2カバー9-11は第2アンカー9-14に接続されている。
第1接続押さえ板9-9、第2接続押さえ板9-19は、後ろ向きに固定され、第1油圧シリンダー9-5、第2油圧シリンダー9-15を全体アセンブリように接続されていることで、両端ピストンがそれぞれアンカー、クリップ、付勢バネ等からなる仕上げ圧延螺紋鋼アンカレッジ装置に固着されている。
図5、6、7に示す構造は、4枚の波形接合部9-3-4のクリップが接続された時に、波形接合が形成されるような波形溝を用いた構造である。
図8に示す構造は、4枚の折れ線付き接合部9-3-4のクリップを接続して折れ線接合を形成するような折れ線溝を用いた構造である。
2つの油圧シリンダーの動作設定は、仕上げ圧延螺紋鋼の並進を行う時に、1つの油圧シリンダーのピストンを突出させ、もう1つの油圧シリンダーのピストンを退避させる。仕上げ圧延螺紋鋼のロックを行う時に、2つの油圧シリンダーのピストンを同時に突出させるように設定される。
クリップ体の後端について、次の実施例を有する。
実施例1:
図5、6、7に示すように、クリップ体9-3-2の後端は、段差構造であり、クリップ体9-3-2がクリップになった時に、クリップの後端に円形段差9-3-1が形成されている。
実施例2:
図9に示すように、クリップ体9-3-2の後端は、フーチング構造であり、クリップ体9-3-2がクリップになった時に、クリップの後端に座ぐり穴9-3-5が形成されている。
実施例3:
図10に示すように、クリップ体9-3-2の後端は、テーパフーチング構造であり、クリップ体9-3-2がクリップになった時に、クリップの後端にサラ穴9-3-6が形成されている。
図10に示すクリップを用いる場合には、ガイドスリーブ12に合わせて使用する必要があり、その使用状態は、図10に示すように、ガイドスリーブ12の先端がクリップ後端のサラ穴9-3-6に接続され、ガイドスリーブ12の後端に段差が付き、段差が付勢バネに接続されるようになっている。
本実施例によれば、実現できる動作は
1.初期状態では、両端の貫通スリーブもクリップ付勢バネへ付勢して、クリップが解放され、設備の仕上げ圧延螺紋鋼への取り付けを容易にする。
2.仕上げ圧延螺紋鋼を左に並進させる必要がある場合、左の第1ピストン9-6が伸び、第2ピストン9-16は第2クリップ9-13へ付勢することができる状態に後退し、第1貫通スリーブ9-7は第1クリップ9-3から徐々に離れ、第1付勢バネ9-2は第1クリップ9-3へ付勢して第1アンカー9-4の楔形テーパ孔とを係合する。さらに、第1アンカー9-4のテーパ孔は、第1クリップ9-3を押さえて仕上げ圧延螺紋鋼8を挟んで左に移動させる。
3.仕上げ圧延螺紋鋼を右に並進させる必要がある場合、右の第2ピストン9-16が伸び、第1ピストン9-6は第1クリップ9-3へ付勢することができる状態に戻り、第2貫通スリーブ9-17は第2クリップ9-13から徐々に離れ、第2付勢バネ9-12は第2クリップ9-13へ付勢して第2アンカー9-14の楔形テーパ孔とを係合する。さらに、第2アンカー9-14のテーパ孔は、第2クリップ9-13を押さえて仕上げ圧延螺紋鋼8を挟んで右に移動させる。仕上げ圧延螺紋鋼をロックする必要がある場合、第1ピストン9-6、第2ピストン9-16が同時に伸び、第1貫通スリーブ9-7、第2貫通スリーブ9-17は、第1クリップ9-3、第2クリップ9-13から徐々に離れ、2つの付勢バネは2つのクリップへ付勢してアンカーの楔形テーパ孔とを係合する。さらに、2つのクリップで仕上げ圧延螺紋鋼8を挟んでロック状態になることを有する。
第1秤量センサー 1、菱形トラス 2、走行レール 3、第1傾斜角センサー 4、第2傾斜角センサー 5、第2秤量センサー 6、ジャッキ 7、仕上げ圧延螺紋鋼 8、プッシュおよびロックアセンブリ 9、底梁 10、携帯型制御ボックス11、第1カバー 9-1、第1付勢バネ 9-2、第1クリップ 9-3、第1アンカー 9-4、第1油圧シリンダー 9-5、第1ピストン 9-6、第1貫通スリーブ 9-7、第1シールプレート 9-8、第1接続押さえ板 9-9、第2カバー 9-11、第2付勢バネ 9-12、第2クリップ 9-13、第2アンカー 9-14、第2油圧シリンダー 9-15、第2ピストン 9-16、第2貫通スリーブ 9-17、第2シールプレート 9-18、第2接続押さえ板 9-19、ガイドスリーブ 12

Claims (1)

  1. 平行四辺形状であり、対向する角の一方に強化部材が固定された菱形トラス(2)と、前記菱形トラス(2)の下辺に平行に位置する走行レール(3)と、仕上げ圧延螺紋鋼からなる棒状のプッシュ(8)、および前記プッシュ(8)をジャッキ(7)によりロックすることにより、前記菱形トラス(2)と前記走行レール(3)とをロック状態とするロックアセンブリ(9)、およびスマート制御ユニットを備え、
    前記菱形トラス(2)の突出した頂点であり、前ワイヤーロープが吊架される前錨吊点には、前記前ワイヤーロープの受力の大きさおよび受力の変化を監視する第1秤量センサーが設けられ、前記菱形トラス(2)の前記強化部材の直下に位置し後ワイヤーロープが吊架される後錨吊点には、前記後ワイヤーロープの受力の大きさおよび受力の変化を監視する第2秤量センサーが設けられ、前記菱形トラス(2)の前記強化部材の直下に位置し前記菱形トラス(2)を支える底型枠の水平傾斜角の変化を監視するために、底型枠の一端には、第2傾斜角センサーが設けられ、底型枠の他端には、第1傾斜角センサーが設けられ、
    第1傾斜角センサー、第2秤量センサー、第1傾斜角センサー、第2傾斜角センサーの信号は、スマート制御部により受信され、第1傾斜角センサー、第2傾斜角センサーの計測する前記前ワイヤーロープと前記後ワイヤーロープの受力変化に異常が生じた場合、またはトラベラクレーンの水平傾斜角に傾斜異常が生じた場合には、スマート制御ユニットは直ちに警報を出す連続ラーメン橋架設用スマートトラベラクレーンシステムにおいて、
    前記プッシュおよび前記ロックアセンブリには、第1油圧シリンダーと第2油圧シリンダーを備え、前記第1油圧シリンダーの第1ピストン(9−6)と前記第2油圧シリンダーの第2ピストン(9−16)互いに反対方向を向いていること、
    前記第1ピストン(9−6)と前記第2ピストン(9−16)の先端に各々第1アンカーと第2アンカーが接続され、前記第1アンカーと前記第2アンカーは、テーパ孔付き構造であり、前記第1アンカー(9−4)と前記第2アンカー(9−14)のテーパ孔と各々係合する第1クリップ(9−3)と第2クリップ(9−13)は、テーパ孔のテーパと係合するテーパであること、
    前記第1クリップ(9−3)と第2クリップ(9−13)クリップは、少なくとも3枚のクリップ部品からなり、各クリップ部品の外壁は、くさび形のものであり、各クリップ部品他のクリップ部品と係合する係合部が波形係合部または折れ線状係合部の構造であり、また、複数のクリップ部品合体されて前記クリップを構成したときに、波形接合または折れ線状係合面を形成していること、
    前記クリップ部品の内壁は、前記プッシュ(8)の外壁のネジ山に嵌合するねじであり、クリップ部品前記クリップになった時に、前記クリップの内孔のねじと前記プッシュ(8)の外壁のネジ山とがねじ込み接続構造が構成されていること、
    前記クリップ部品の後端は、段差構造であり、前記クリップ部品が合体して前記クリップを構成する時に、前記第1クリップ(9−3)と第2クリップ(9−13)クリップの後端が各々第1付勢バネ(9−2)と第2付勢バネ(9−12)の一端に接続され、前記付勢バネの他端がカバーへ付勢し、前記クリップ部品の先端が、各々第1貫通スリーブ(9−7)と第2貫通スリーブ(9−17)に当接されており、前記カバーは、前記各々のアンカーに接続されていること、
    前記第1油圧シリンダーと前記第2油圧シリンダーの動作設定は、前記プッシュ(8)の移動を行う時に、1つの前記油圧シリンダーのピストンを突出させ、もう1つの前記油圧シリンダーのピストンを退避させ、前記プッシュ(8)のロックを行う時に、2つの前記油圧シリンダーのピストンを同時に突出させるように設定され、前記スマート制御ユニットは、前記油圧シリンダーの動作状況を制御し、前記菱形トラスを前記走行レールに対して走行・停止ロックする時に、トラベラクレーンの前記プッシュ(8)を伸縮させプッシュ(8)の前後の任意の点にて走行・停止ロックさせること、
    上記構成を有することにより、前記プッシュ(8)を一方向に移動させる必要がある場合、前記第1ピストン(9−6)が伸び、前記第2ピストン(9−16)は前記第2クリップ(9−13)へ付勢することができる状態に後退し、前記第1貫通スリーブ(9−7)は前記第1クリップ(9−3)から徐々に離れ、前記第1付勢バネ(9−2)は前記第1クリップ(9−3)へ付勢して前記第1アンカー(9−4)の楔形テーパ孔とを係合し、前記第1アンカー(9−4)のテーパ孔は、前記第1クリップ(9−3)を押さえて前記プッシュ(8)を挟んで前記一方向に移動させ、
    前記プッシュ(8)を他方向に移動させる必要がある場合、前記第2ピストン(9−16)が伸び、前記第1ピストン(9−6)は前記第1クリップ(9−3)へ付勢することができる状態に戻り、前記第2貫通スリーブ(9−17)は前記第2クリップ(9−13)から徐々に離れ、前記第2付勢バネ(9−12)は前記第2クリップ(9−13)へ付勢して前記第2アンカー(9−14)の楔形テーパ孔とを係合し、前記第2アンカー(9−14)のテーパ孔は、前記第2クリップ(9−13)を押さえて前記プッシュ(8)を挟んで前記他方向に移動させ、
    前記プッシュ(8)をロックする必要がある場合、前記第1ピストン(9−6)、前記第2ピストン(9−16)が同時に伸び、前記第1貫通 スリーブ(9−7)、前記第2貫通スリーブ(9−17)は、前記第1クリップ(9−3)、前記第2クリップ(9−13)から徐々に離れ、前記付勢バネ(9-2、9−12)は前記2つのクリップ(9−3、9−13)へ付勢して前記2つのアンカー(9−4、9−14)の楔形テーパ孔と係合し、前記2つのクリップ(9−3、9−13)で前記プッシュ(8)を挟んでロック状態になること、
    を特徴とする連続ラーメン橋架設用スマートトラベラクレーンシステム。
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