JP6867183B2 - カーテンの透視性評価方法及びカーテンの透視性を表示する図 - Google Patents
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Description
[1](1)カーテンの後方に配置された、L値の差が15以上である2点の視対象の輝度を、輝度計を用いてカーテンの前方から測定し、
(2)当該2点の輝度を比較した値をカーテンの透視性の指標として評価する、
カーテンの透視性の評価方法。
[2]前記2点の視対象が、
0≦L値<70である第一の視対象、及び、70≦L値≦100である第二の視対象、の2点である、[1]に記載の方法。
[3]前記(2)において、2点の輝度の比較が、当該2点の輝度の比をとること、又は、当該2点の輝度の比の常用対数をとることである、[1]又は[2]に記載の方法。
[4]カーテンの室外透視性の評価方法である、[1]〜[3]のいずれか1項に記載の方法。
[5]1又は複数のカーテンの透視性を、室内透視性及び室外透視性の2軸で規定される平面上に表す図。
[6]前記図が散布図であり、複数のカーテンの透視性が、室内透視性及び室外透視性の2軸で規定される平面上にプロットされている、[5]に記載の図。
[7]前記図が四象限マトリクスであり、1又は複数のカーテンの透視性が、室内透視性及び室外透視性の2軸で規定される平面上にプロットされている、[5]に記載の図。
[8]前記室外透視性の評価方法が、[1]〜[4]のいずれかの1項に記載の方法である、[5]〜[7]のいずれか1項に記載の図。
本発明において室外透視性とは、上述のとおり、カーテンを通して室内から室外を見る際に、室外の景色を見通せる度合いを意味する。また、室内透視性とは、カーテンを通して室外から室内を見通せる度合いを意味する。本発明の評価方法は、カーテンの室外透視性及び室内透視性を評価するのに好適である。特に、本発明の評価方法は、カーテンの室外透視性の機器評価方法として特に適切である。
(2)当該2点の輝度を比較した値をカーテンの透視性の指標として評価することを特徴とする。図1に、本発明の評価方法を実施するために適切な装置を示す。
透過率(%)=[透過照度(ルクス)/10,000(ルクス)]×100
本発明はまた、1又は複数のカーテンの透視性を、室内透視性及び室外透視性の2軸で規定される平面上に表す図に関する。前記図においては、室外透視性と室内透視性とが同じ方法で測定されたものであっても、互いに異なる方法で測定されたものであってもよいが、互いに異なる方法で測定されたものであることが好ましい。このような図としては、例えば、様々なカーテンの透視性能を一覧提示する、散布図がある。散布図の具体的な態様としては、例えば、散布図の縦軸及び横軸の一方をカーテンの室外透視性を示す軸、他方をカーテンの室内透視性を示す軸とし、複数のカーテンについて、上述の評価方法を用いて算出した室外透視性及び室内透視性を示す点をプロットして示すものが挙げられる。散布図の1例を図3に示す。図3の散布図において、横軸は室内透視性を透過率(%)で表す軸である。透過率が高いほど外から見えやすいということを意味する。同じく縦軸は、室外透視性を示す軸であり、数値が大きいほど室内から室外が見えやすいことを意味する。
[参考例1]
まず、カーテンの室外透視性を官能評価するための方法の検討として、4人の評価者が26種類のカーテンについて、次の3通りの方法で官能評価を行った。
(1)カーテン越しにランドルト環を評価する方法
(i)生地を挟んで、室外側2mにランドルト環を設置し、室内側1.5mに評価者が立つ。
(ii)視力検査の要領で、ランドルト環の隙間の向きが視認できる最小サイズの番号を結果とする。
(2)室内からカーテン越しに室外の景色を評価する方法
(i)生地を挟んで、室内側1.5mに評価者が立つ。
(ii)約110m離れた室外の建築物の窓枠について、1:全くわからない〜5:わかりやすいまでの5段階で評価する。
(3)「カーテン越しに室外の景色を撮影した写真」を評価する方法
(i)生地を挟んで、室内側1mの位置から、室外の景色をカメラ撮影する。
(ii)撮影画像を印刷したものを、評価者が、景色が良く見える順に並べ替えて点数を付ける。
参考例1と同じ26種類のカーテンについて、JIS L 1055A法(カーテンの遮光性試験方法)1万ルクスに準じて、透過率(%)を測定した。
参考例1と同じ26種類のカーテンについて、図1に示す評価装置を用いて、輝度を測定した。測定条件は次のとおりとした。
・輝度計 トプコン社製 分光放射計SR−3
・輝度測定角 2°
・輝度計からカーテンまでの距離 1.0m
・カーテンから視対象までの距離 2.0m
・視対象位置照度 4320lx
・カーテン位置(室外側)照度 1070lx
・輝度計位置照度 419lx
・視対象のL値 明色:91.22、暗色:53.67
・L値の差 37.55
カーテン2をセットし、カーテン2の正面から視対象3に輝度計4のピントを合わせて、2点の視対象について輝度を測定した。輝度値の比(明色の輝度値/暗色の輝度値)を算出し、透視性の評価値とした。
実施例1で測定した輝度値について、輝度比の常用対数(Log10(明色の輝度値/暗色の輝度値))を算出し、透視性の評価値とした。
視対象のL値を次のとおりとしたほかは、実施例1と同様にして輝度値の比を算出し、透視性の評価値とした。
・視対象のL値 明色:91.22、暗色:33.53
・L値の差 57.69
官能評価結果との相関係数は0.85であり良好と判断された。
また、実施例2と同様にして輝度値の比の常用対数を算出したところ、官能評価結果との相関係数は0.89であり、良好と判断された。
視対象のL値を次のとおりとしたほかは、実施例1と同様にして輝度値の比を算出し、透視性の評価値とした。
・視対象のL値 明色:91.22、暗色:21.59
・L値の差 69.63
官能評価結果との相関係数は0.82であり良好と判断された。
また、実施例2と同様にして輝度値の比の常用対数を算出したところ、官能評価結果との相関係数は0.87であり、良好と判断された。
視対象のL値を次のとおりとしたほかは、実施例1と同様にして輝度値の比を算出し、透視性の評価値とした。
・視対象のL値 明色:70.27、暗色:53.67
・L値の差 16.60
官能評価結果との相関係数は0.79であり良好と判断された。
また、実施例2と同様にして輝度値の比の常用対数を算出したところ、官能評価結果との相関係数は0.79であり、良好と判断された。
視対象のL値を次のとおりとしたほかは、実施例1と同様にして輝度値の比を算出し、透視性の評価値とした。
・視対象のL値 明色:70.27、暗色:33.53
・L値の差 36.74
官能評価結果との相関係数は0.78であり良好と判断された。
また、実施例2と同様にして輝度値の比の常用対数を算出したところ、官能評価結果との相関係数は0.80であり、良好と判断された。
視対象のL値を次のとおりとしたほかは、実施例1と同様にして輝度値の比を算出し、透視性の評価値とした。
・視対象のL値 明色:70.27、暗色:21.59
・L値の差 48.68
官能評価結果との相関係数は0.75であり良好と判断された。
また、実施例2と同様にして輝度値の比の常用対数を算出したところ、官能評価結果との相関係数は0.80であり、良好と判断された。
[参考例2]
まず、カーテンの室内透視性を官能評価するための方法の検討として、4人の評価者が26種類のカーテンについて、次の方法で官能評価を行った。
(1)室外から室内の人物を撮影した写真を評価
(i)生地を挟んで、室外側1mの位置から室内の人物をカメラ撮影した。
(ii)撮影画像を印刷したものを、評価者が、人物が良く見える順に並べ替えて点数を付ける。
参考例2と同じ26種類のカーテンについて、JIS L 1055A法(カーテンの遮光性試験方法)1万ルクスに準じて、透過率(%)を測定した。
参考例1と同じ26種類のカーテンについて、図2に示す評価装置を用いて、輝度を測定した。測定条件は次のとおりとした。
・輝度計 トプコン社製 分光放射計SR−3
・輝度測定角 2°
・輝度計からカーテンまでの距離 2.0m
・カーテンから視対象までの距離 0.85m
・視対象位置照度 814lx
・カーテン位置(室外側)照度 392lx
・輝度計位置照度 4030lx
・視対象のL値 明色:91.22、暗色:33.53
・L値の差 57.69
カーテン2をセットし、カーテン2の正面から視対象3に輝度計4のピントを合わせて、2点の視対象について輝度を測定した。輝度値の比(明色の輝度値/暗色の輝度値)を算出し、透視性の評価値とした。
実施例1で測定した輝度値について、輝度比の常用対数(Log10(明色の輝度値/暗色の輝度値)を算出し、透視性の評価値とした。
比較例2で得た室内透視性の評価値(透過率(%))を横軸に、実施例2で得た室外透視性の評価値を縦軸として、多種類のカーテンの透視性を一覧表示する散布図を作成した。作成した散布図を図3に示す。
Claims (4)
- (1)カーテンの後方に配置された、L値の差が15以上である2点の視対象の輝度を、輝度計を用いてカーテンの前方から測定し、
(2)当該2点の輝度の比、又は、当該2点の輝度の比の常用対数をカーテンの透視性の指標として評価する、
カーテンの透視性の評価方法。 - (1)カーテンの後方に配置された、L値の差が15以上である2点の視対象を含む3点以上の視対象の輝度を、輝度計を用いてカーテンの前方から測定し、
(2)当該3点以上の輝度の近似曲線の傾きないし微分値をカーテンの透視性の指標として評価する、
カーテンの透視性の評価方法。 - 前記L値の差が15以上である2点の視対象が、
0≦L値<70である第一の視対象、及び、70≦L値≦100である第二の視対象、の2点である、請求項1または2に記載の方法。 - カーテンの室外透視性の評価方法である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
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