JP6865590B2 - 複合材料の層内欠陥モードの試験データを整理する方法 - Google Patents

複合材料の層内欠陥モードの試験データを整理する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6865590B2
JP6865590B2 JP2017005220A JP2017005220A JP6865590B2 JP 6865590 B2 JP6865590 B2 JP 6865590B2 JP 2017005220 A JP2017005220 A JP 2017005220A JP 2017005220 A JP2017005220 A JP 2017005220A JP 6865590 B2 JP6865590 B2 JP 6865590B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test data
test
analyzing
crack length
crack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017005220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017161504A (ja
JP2017161504A5 (ja
Inventor
ハオチョン グー,
ハオチョン グー,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Boeing Co
Original Assignee
Boeing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Boeing Co filed Critical Boeing Co
Publication of JP2017161504A publication Critical patent/JP2017161504A/ja
Publication of JP2017161504A5 publication Critical patent/JP2017161504A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6865590B2 publication Critical patent/JP6865590B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N3/00Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
    • G01N3/08Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress by applying steady tensile or compressive forces
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/10Geometric CAD
    • G06F30/15Vehicle, aircraft or watercraft design
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/20Design optimisation, verification or simulation
    • G06F30/23Design optimisation, verification or simulation using finite element methods [FEM] or finite difference methods [FDM]
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B41/00Arrangements for controlling or monitoring lamination processes; Safety arrangements
    • B32B2041/04Detecting wrong registration, misalignment, deviation, failure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/50Properties of the layers or laminate having particular mechanical properties
    • B32B2307/54Yield strength; Tensile strength
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2605/00Vehicles
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2203/00Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
    • G01N2203/0014Type of force applied
    • G01N2203/0016Tensile or compressive
    • G01N2203/0017Tensile
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2203/00Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
    • G01N2203/0058Kind of property studied
    • G01N2203/006Crack, flaws, fracture or rupture
    • G01N2203/0062Crack or flaws
    • G01N2203/0066Propagation of crack
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2203/00Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
    • G01N2203/02Details not specific for a particular testing method
    • G01N2203/0202Control of the test
    • G01N2203/0212Theories, calculations
    • G01N2203/0216Finite elements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N3/00Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2111/00Details relating to CAD techniques
    • G06F2111/10Numerical modelling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2113/00Details relating to the application field
    • G06F2113/24Sheet material
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2113/00Details relating to the application field
    • G06F2113/26Composites

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computational Mathematics (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Mathematical Analysis (AREA)
  • Mathematical Optimization (AREA)
  • Pure & Applied Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

本明細書に開示されるこの技術は概して、複合材料の層内欠陥に関し、より具体的には、層レベルの複合材料の欠陥モード試験における未加工試験データの整理に関する。
マトリクス積層複合材料は、高い剛性重量比、及び強度重量比のために、構造体に益々応用されるようになってきている。しかしながら、マトリクス積層複合材料には、構造完全性を低下させ欠陥につながるマトリクスの亀裂及び層間剥離などの内部損傷が起きる可能性がある。内部損傷は簡単に検出することができない。横方向のマトリクスの亀裂及び層間剥離は、特に構造体に曲げ荷重が加わった時の典型的な複合材料の損傷機構である。
複合材料の欠陥には、2つの異なる欠陥機構がある。1つは、いわゆる欠陥が層内で発生する層内欠陥である。もう1つは、層間剥離欠陥が層の間で発生する層間欠陥である。層内欠陥と層間欠陥との間には、強い相互作用がある。例えば、プライで始まったマトリクスの亀裂は、亀裂がプライを横切って進行すると、隣接するプライの界面における層間剥離につながる。層内破砕強度と層間破砕強度の両方の測定が重要である。層間破砕強度についての完成されたASTM試験基準及び関連の試験データ整理法はすでに存在するため、下記の説明は層内破砕に焦点を合わせる。
層内破砕の特性評価には、2つの異なる種類の破砕特性、すなわち繊維破砕特性、及びマトリクス破砕特性を発生させる試験が伴う。繊維破砕は一般に、繊維の方向に対して見たところ垂直に走って繊維が裂けている亀裂によって特徴づけられ、複合材料の最終的な欠陥につながる直接の原因と考えられている。一方でマトリクス破砕は、繊維に対して層の厚み全体に見たところ平行して走り、複合材料の欠陥プロセスの始まりとなる亀裂によって特徴づけられる。どちらの破砕特性も、基本となる材料特性であり、複合材料の欠陥解析にとって極めて重要である。
エネルギーベースの漸進的手法を使用した複合積層パネルの層内欠陥を予測する解析には、層レベルのひずみエネルギー解放率値の入力が必要とされる。このひずみエネルギー解放率値は、特定の種類の材料試験から抽出された材料強度/エネルギーデータの一部である。今日の材料データ試験の多くは、国家/工業試験基準に従って行われる。しかしながら、この種の複合材料の試験には試験基準が存在しない。この分野において実施された多くの研究は、異なる試験データ整理方法を用いて複合材料のひずみエネルギー解放率を抽出するには、金属材料試料用に元々考案されたコンパクト引張試験を使用することができることで一致している。しかしながら、これらのデータ整理方法は、信頼できない(結果が大幅に散乱する)か、適合性がない、あるいは適用不能かのいずれかである。現在のコンプライアンス(compliance)データ整理方法には下記の2つの重要な問題がある。1)コンプライアンス曲線が多数の反復試験データに個別にフィッティングされ、試験データのばらつき問題が引き継がれる(これにより整理された結果のばらつきが増加する);2)コンプライアンス曲線がフィッティングされるが、公式から計算された結果には、コンプライアンスの導関数が含まれる。コンプライアンスの導関数を取得することで、大幅な誤差が引き起こされる。データの散乱問題に対処するために、更に改善された手法が必要である。
本明細書に開示される技術の一実装態様は層内試験データを解析する方法を含み、複数の亀裂長、規定荷重、及び変位について、有限要素法を使用してコンピュータにおいて試験クーポンをモデル化することであって、前記コンピュータがプロセッサとメモリとを有し、前記試験クーポンをモデル化することは、プロセッサによって実施され、メモリに記憶されたパラメータデータに基づくものであり、既知の構造特性を有する既知の複合材料の既知の構成を表すものである、モデル化することと、複数の亀裂長の各亀裂長について、試験クーポンの初期破砕エネルギーを計算することによって荷重対変位のモデル化されたコンプライアンス曲線を作成することとを含む。本方法は、複数の亀裂長の各亀裂長についてモデル化されたコンプライアンス曲線の導関数を計算することと、コンプライアンスの標準曲線フィッティング導関数の曲線を展開することと、亀裂長試験データを収集して、コンプライアンス対亀裂長の試験データをプロットすることとを含みうる。本方法は、標準曲線フィッティング導関数の曲線を使用して、試験データを整理することを含む。
本明細書に開示される技術の一実装態様は、電子メモリと、電子メモリに記憶された有限要素モデリングアルゴリズムにアクセスし処理するように構成されたプロセッサとを含むコンピュータシステムを含む層内試験データを解析するシステムを含む。プロセッサは、アルゴリズムを処理する時に、複数の亀裂長、規定荷重、及び変位について、既知の構造及び既知の特性に基づく既知の複合材料から構成される試験クーポンの有限要素モデルを作成するように構成される。プロセッサは、複数の亀裂長、規定荷重、及び変位の各々について、試験クーポンの初期破砕エネルギーを計算することによって、荷重対変位のモデル化されたコンプライアンス曲線を生成するように構成されたコンプライアンス曲線アルゴリズムにアクセスし、処理するように構成される。プロセッサはまた、複数の亀裂長の各亀裂長について、モデル化されたコンプライアンス曲線の導関数を計算し、コンプライアンスの標準曲線フィッティング導関数の曲線を展開するように構成された導関数アルゴリズムにアクセスし処理するようにも構成される。プロセッサは、コンピュータシステムを制御して、コンピュータシステムにおいて亀裂長試験データを受信し、コンプライアンス対亀裂長の試験データをプロットし、標準曲線フィッティング導関数の曲線を使用して試験データを整理するように構成されうる。
開示され、特許請求される本技術は、試験結果が散乱する問題に対処するコンプライアンスの導関数を直接フィッティングさせるFEM解析から算出された標準フィッティング式を伴う新規の試験データ整理手順のための方法及びシステムを含む。この技術により、試験データの整理方法によって引き起こされる試験結果が散乱する問題が解決される。この方法は、一連のFEMモデルからの結果を用いて、コンプライアンス曲線の標準導関数を展開する。固有の標準曲線を使用することで、コンプライアンス曲線を個別にフィッティングさせることによって起こる試験データのばらつきの問題が解消する。解析的に算出されたコンプライアンス曲線の導関数により、コンプライアンスの導関数を取得する必要がなくなるため、導関数の計算誤差がもはや存在しなくなる。本明細書に開示され、特許請求される既存の解法及び技術を同じ組の未加工試験データに適用することによって、開示された技術を使用して整理された反復試験結果が、既存の方法から得た反復試験結果よりも互いからのばらつきがかなり収まっていることが分かった。開示され、特許請求される技術を使用して計算された試験結果の標準偏差は、既存の方法を使用して計算された値の4分の1にまで縮小した。この試験データの整理方法により、複合材料の進行性欠陥解析において重要な入力となる信頼性の高い試験結果が得られる。複合材料の進行性欠陥の予測が良好であれば、費用のかかる要素/サブ要素/構成要素レベルの試験回数が大幅に削減される。従って、これは費用の節約となる。
開示された技術は、低速荷重及び低衝撃曲げ荷重、及び例えば航空機の外板等の広範囲の荷重運搬構造で使用される複合材料に対して非常に効果的である。クーポン試験では、全ての構造及び全ての種類の荷重に適用可能な引張型の荷重が使用される。開示された技術により、破砕の画像化を得る手段が提供され、未加工データによっては破砕の画像化は得られない。未加工データにより、荷重及び亀裂長、及び荷重変位が得られる。これら3つから、破砕の画像化を導出することが望ましい。
上述の特徴、機能、及び利点は、様々な実装態様において単独で実現することが可能であり、また別の実装態様において組み合わせることも可能である。これらの更なる詳細は、以下の記載及び添付図面を参照して理解される。
開示された技術のこれらの有利な特徴及び他の有利な特徴の一部は自明であり、一部は以下の明細書において挙げられる。
開示された技術のより良い理解のために、添付の図面を参照する。
システムのブロック図である。 プロセスのフロー図である。 荷重ピンを有する3D有限要素モデルを示す図である。 亀裂先端における3D有限要素モデルを示す図である。 典型的な荷重対変位試験の曲線を示す図である。 一組のコンパクト引張(CT)試験の曲線を示す図である。 曲線フィッティングの有限要素モデルを示す図である。 面内破砕強度を示す図である。 従来のデータ整理方法を使用した標準偏差を示す図である。 本書に開示され、特許請求される技術を使用した標準偏差を示す図である。
開示された技術は様々な修正形態及び代替形態に適用しやすいものであるが、本技術の特定の実装態様を単なる例示として図面に示し、本明細書に詳しく説明する。しかしながら、本書に記載される図面及び詳細説明は、本開示内容を開示された特定の実装態様に限定するものではなく、むしろ開示され、添付の特許請求の範囲によって規定される本技術の範囲内にある全ての修正例、均等物、及び代替例を網羅することを理解すべきである。
開示された本技術の一又は複数の実装態様によれば、図1〜9に様々な図が示され、全ての様々な図、及び図面の形に対し、類似の、また対応する技術部品を参照するために全体を通じて一貫して同じ参照番号が使用される。本技術の所定のアイテム又は部品の参照番号の最初の桁(複数可)は、最初にアイテム又は部品が特定された図面の番号に対応すべきであることにも留意したい。
開示された本技術の一実装態様は、複合材料の層内張力緩和試験データのデータを整理するための新規の方法及びシステムを教示する、層内試験データを解析する方法及びシステムを含む。エネルギーベースの漸進的手法を使用した複合積層パネルの層内欠陥を予測する解析には、層レベルのひずみエネルギー解放率値の入力が必要とされる。このひずみエネルギー解放率値は、特定の種類の材料試験から抽出された材料強度/エネルギーデータの一部である。今日の材料データ試験の多くは、国家/工業試験基準に従って行われる。しかしながら、この種の複合材料の試験には試験基準が存在しない。この分野において実施された多くの研究は、異なる試験データ整理方法を用いて複合材料のひずみエネルギー解放率を抽出するには、金属材料試料用に元々考案されたコンパクト引張試験を使用することができることで一致している。本願人は、これらのデータ整理方法が、信頼できない(結果が大幅に散乱する)か、適合性がない、あるいは適用不能かのいずれかであることを発見した。
伝統的に使われてきた現在のコンプライアンスデータの整理方法には2つの重要な問題がある。1)現在のコンプライアンスデータの整理方法では、コンプライアンス曲線を多数の反復試験データに個別にフィッティングさせるため、本質的に、試験データのばらつき問題が起こる(これにより、整理された結果のばらつきが増加する);2)伝統的なデータ整理方法では、コンプライアンス曲線がフィッティングされるが、公式から計算された結果には、コンプライアンスの導関数が伴い、コンプライアンスの導関数を取得することから重大な誤差が引き起こされる。
本明細書に開示され、特許請求される技術により、試験データの整理方法によって引き起こされた試験結果のばらつきの問題が解決される。明細書に開示され、特許請求される技術は、コンプライアンスの導関数を直接フィッティングさせて試験結果のばらつきの問題に対処する、FEM解析より導出された標準フィッティング式を伴う新たな試験データ整理手順を提供する。本明細書に開示され、特許請求される方法では、一連のFEMモデルからの結果を用いて、コンプライアンス曲線の標準導関数を展開する。特有の標準曲線の使用により、コンプライアンス曲線を個別にフィッティングさせることによって起こる試験データのばらつき問題が解消される。解析的に導出されたコンプライアンス曲線の導関数により、コンプライアンスの導関数を取得する必要がなくなり、従って、導関数の計算誤差はもはや存在しない。既存の解決策、及び本明細書に開示された解決策を同じ組の未加工試験データに適用することによって、反復試験結果において、本明細書に開示され、特許請求される技術を使用した時に、データ間の標準偏差が大幅に縮小されていることが分かった。データのグループは、既存の方法から結果的に得たデータのグループよりもかなりばらつきが収まっている。開示された方法を使用して計算された試験結果の標準偏差は、既存の方法を使用して計算された値の4分の1まで縮小される。
開示された技術の詳細、及び様々な実装態様は、図面を参照することによってより深く理解できる。システムのブロック図を示す図1を参照する。層内試験データを解析するシステムの一実施形態は、電子メモリ102と、電子メモリ102に記憶された有限要素モデリングアルゴリズム106にアクセスし処理するように構成され、複数の亀裂長、規定荷重、及び変位の既知の構成及び既知の特性に基づいて、既知の複合材料から構成された試験クーポンの有限要素モデル(図3及び4に示す図参照)を作成するように構成されたプロセッサ104とを含むコンピュータシステム100を含む。プロセッサ104は、複数の亀裂長(a)及び規定荷重(N)及び変位(mm)の各々について、試験クーポンの初期破砕エネルギーを計算することによって、荷重対変位のモデル化されたコンプライアンス曲線(図5に示す例)を生成するように構成されたコンプライアンス曲線アルゴリズム108にアクセスし、処理するように構成されうる。プロセッサは、複数の亀裂長の各亀裂長について、モデル化されたコンプライアンス曲線の導関数(図7に例を示す)を計算して、コンプライアンスの標準曲線フィッティング導関数の曲線を展開するように構成された導関数アルゴリズム110にアクセスし、処理するように構成されうる。プロセッサ104は、試験装置114から取得したクーポン試験データ112からコンピュータシステムにおいて亀裂長の試験データを受信して、コンプライアンス対亀裂長の試験データをプロットし、標準曲線フィッティング導関数の曲線を使用して試験データを整理するようにコンピュータシステムを制御するように構成されうる。モデル化された試験クーポンは、解析されるべき物理的構造の形状及び材料を表すものであることに留意すべきである。例えば、航空機の胴体又は翼の外板が解析されうる。システムは、対象の外板の部分をモデル化しうる。考慮される荷重は例えば、引張荷重であってよい。クーポン試験データを取得し処理するために、クーポン試験装置を試験装置のコンピュータ及びセンサ115に連結しうる。
開示された技術の一実装態様は、モードI荷重条件下で、整理された破砕エネルギーデータ及び層内破砕特性評価から取得するように構成されたプロセッサを含む、層内試験データを解析するシステムを含む。モデル化された試験クーポンは、クロスプライ又は一方向形態のうちの1つであってよい。プロセッサ104は、進行性欠陥解析用に整理された試験データを外挿するように構成されうる。グラフィックスプロセッサ116は、グラフィカルユーザインターフェース118によって表示120するように構成されフォーマットされた破砕エネルギーをグラフ表示するためのデータを生成するように構成されうる。
コンパクト引張試験データを整理する方法を示すフロー図である図2を参照する。各コンパクト引張試験構成200(図6の代表的なデータ参照)について、本方法の一実装態様は、複数の亀裂長及び規定荷重及び変位204(図3に示す3D有限要素モデルと、図5の荷重対変位曲線を参照)について、コンピュータにおいて有限要素法を使用して試験クーポンをモデル化すること202を含むことができ、コンピュータは、プロセッサとメモリを含むことができ、前記試験クーポンをモデル化することは、プロセッサによって実施され、且つメモリに記憶され既知の構造特性を有する既知の複合材料の既知の構成を表すパラメータデータに基づくものである。
本方法の一実装態様は、複数の亀裂長の各亀裂長について、試験クーポンの初期破砕エネルギーをプロセッサで計算することによって、荷重対変位のモデル化されたコンプライアンス曲線を作成すること206を含みうる(図4の有限要素モデルのグラフィック描写参照)。本方法はまた、複数の亀裂長の各亀裂長について、モデル化されたコンプライアンス曲線の導関数をプロセッサで計算すること208と、有限要素モデル210と曲線フィッティング212からのデータを使用することによって、コンプライアンスの標準曲線フィッティング導関数の曲線(図7の代表的な曲線を参照)を展開することとを含みうる。クーポンモデルの標準曲線が決定されると、データを整理するため、モデル化された試験データと結果的に得られる標準曲線を実際の試験データに適用することができる。当然ながら、モデル化されているクーポンの材料、形状及びレイアップの種類に基づいて、標準曲線特有の式が変わることに留意すべきである。亀裂長試験データを収集すること214ができ、コンプライアンス対亀裂長試験データのプロットを実施することができる。試験データに適用すること216によって、標準曲線フィッティング導関数の曲線を使用して試験データを整理することができる。モードI荷重条件下で、整理された試験データと、層内破砕の特性評価から破砕エネルギー試験データを取得すること218ができる。
モデル化された試験クーポンは、物理的構造の形状及び材料を表すものでありうる。荷重は例えば、引張荷重であってよい。モデル化された試験クーポンは例えば、クロスプライ(図6の代表的なデータの実例を参照のこと)又はマトリクス構成のうちの1つであってよい。進行性欠陥の解析のために、整理された試験データを外挿することができる。本方法の一実装態様には、グラフィカルユーザインターフェースによって表示されるように構成されフォーマットされた破砕エネルギーのグラフ表示のためのデータを生成することを含みうる。
荷重ピンを有する3D有限要素モデルのグラフィック描写を示す図3を参照する。この有限要素モデルのグラフィック描写がユーザに表示されうる。これもまた技術のユーザに表示されうる、亀裂先端における3D有限要素モデルのグラフィック描写を示す図4を参照する。有限要素モデルを用いて、様々な亀裂サイズを有する試験クーポンをモデル化することによって、試験構成の標準フィッティング曲線が展開される。異なる亀裂サイズを有する各モデルのモードひずみエネルギー解放率が計算されうる。試験曲線に良く似た荷重曲線が取得されうる。図5の代表的な実例を参照のこと。
クーポンの有限要素モデルを使用して生成されうる、荷重対変位のコンプライアンス曲線のグラフ表示を示す図5を参照する。同様に、一組のコンパクトテンション(CT:Compact Tension)試験の曲線のグラフ表示である図6を参照する。各モデルを有する個々のコンプライアンス導関数から直接、FEMで算出されたひずみエネルギー解放率、及びひずみエネルギー解放率が算出される荷重を使用して、コンプライアンスの標準曲線フィッティング導関数が展開されうる(図2のアイテム208参照)。本方法では、GI(モード1ひずみエネルギー解放率)とP2(荷重の二乗)との関係が線形であるため、対応するモデルに対し、各欠陥荷重を取り上げる必要がない(図2のアイテム208参照)。従って、標準試験データの換算公式が、反復試験データに適用されうる(図2のアイテム216参照)。曲線フィッティングの有限要素モデルのグラフ表示を示す図7を参照する。
データを整理するためにデータに曲線フィッティングが適用された、面内破砕強度のグラフ表示を示す図8を参照する。従来のデータ換算方法を使用した標準偏差のグラフ表示を示す図9Aを参照する。本明細書に開示され、特許請求される技術を使用した標準偏差のグラフ表示を示す図9Bを参照する。この提示データから、標準偏差が大幅に縮小され、これによりデータが分散する問題が対処されることが明らかである。解析的に導出された標準公式は試験データのばらつきに影響されず、コンプライアンスの導関数を決定することによって、導出誤差が直接排除される。
上記の様々な実装態様及び実施例は、複合材料の層内試験データを解析するための方法及びシステムを示すものである。本方法及びシステムのユーザは、所望の用途に応じて、上述の実装態様のいずれか、あるいはそれらの均等物を選択することができる。これに関し、開示された本技術、及び様々な実装態様の範囲内から逸脱せずに、主題の方法及びシステムの様々な形態を用いることができることを理解すべきである。
本明細書の特定のシステム、装置、アプリケーション、又はプロセスは、幾つかのモジュール又はアルゴリズムを含むものとして記載されている。モジュール又はアルゴリズムは、ソフトウェアに提示されうる、ハードウェアに具現化されうる、又はこれらの組み合わせでありうる独特の機能性ユニットであってよい。モジュール又はアルゴリズムの機能性が、任意の部分においてソフトウェアを介して実施される時、モジュールはコンピュータ可読媒体を含む。モジュールは、通信可能に連結されていると見なされうる。本発明の主題は、多数の置換えが可能である種々の異なる実装態様において提示されうる。
本明細書に記載される方法を、記載された順序、又は任意の特定の順序で実行する必要はない。更に、本明細書に特定された方法に対して記載された様々な動作は、連続的に又は平行に実行されうる。さらに、先述の「発明を実施するための形態」において、本開示を簡素化する目的で、1つの実施形態に様々な特徴が共にグループ化されていることが分かる。この開示方法は、特許請求される実施形態に、各請求項に明確に記載されるもの以外の特徴が要求されるという意図を反映すると解釈されるものではない。むしろ、後述の特許請求項の範囲に反映されるように、本発明の主題は、開示される単一の実施形態のすべての特徴よりも狭義に存在する。したがって、後述の特許請求の範囲は、本明細書において「発明を実施するための形態」に組み込まれ、各請求項は、別個の実施形態として単独のものである。
例示の実装態様では、機械は独立型装置として動作しうる、あるいは他の機械に接続(例:ネットワーク化)されうる。ネットワーク配備(networked deployment)において、機械は、サーバ?クライアントネットワーク環境におけるサーバまたはクライアント機械という様態で動作してもよいし、ピアトゥーピア(peer−to−peer)(または分散)ネットワーク環境におけるピア機械(peer machine)として動作してもよい。機械は、サーバコンピュータ、クライアントコンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、セットトップボックス(STB: Set−Top Box)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯電話、ウェブ機器、ネットワークルータ、スイッチ若しくはブリッジ、またはその機械あるいはコンピュータ装置によって実行される動作を記述する一組の命令(シーケンスシャル他)を実行可能な任意の機械であってもよい。さらに、単一の機械が図示されているが、「機械(machine)」という語は、一組の(又は複数の組の)指令を個々に/合同で実行し、任意の1つ以上の本書に記載の方法を実行する機械の任意の集合を含むという意味で理解されるべきである。
例示のコンピュータシステム及びクライアントコンピュータは、バスを介して互いに通信するプロセッサ(例えば中央処理装置(CPU)、画像処理装置(GPU)又はこの両方)、メインメモリ及びスタティックメモリを含みうる。コンピュータシステムは更に、映像/画像ディスプレイ装置(例えば液晶ディスプレイ(LCD)又はブラウン管(CRT))を含みうる。コンピュータシステム、及びクライアントコンピュータ装置はまた、英数字の入力装置(例:キーボード)、カーサー制御装置(例:マウス)、駆動装置、信号生成装置(例:スピーカ)、及びネットワークインターフェース装置も含みうる。
駆動装置は、本明細書に記載される一又は複数の方法又はシステムのいずれかを具現化する一又は複数の組の指令が記憶されたコンピュータ可読媒体(例:ソフトウェア)を含む。ソフトウェアはまたコンピュータシステムによって実行中に、全体的にあるいは少なくとも部分的にメインメモリ内及び/又はプロセッサ内にも存在し得、メインメモリとプロセッサは、コンピュータ可読媒体も構成している。ソフトウェアは更に、ネットワークインターフェース装置を介してネットワークで送信又は受信されうる。
「コンピュータ可読媒体」という語は、一又は複数の組の指令を記憶する1つの媒体又は複数の媒体(例:中央又は分散データベース、及び/又は関連のキャッシュ及びサーバ)を含むと理解すべきである。「コンピュータ可読媒体」という語はまた、機械によって実行される一組の指令を記憶あるいは符号化して、機械に本開示の一又は複数の任意の方法を実施させることができる全ての媒体を含むとも理解される。従って「コンピュータ可読媒体」という語は、非限定的に、ソリッドステートメモリ、及び光媒体、及び磁気媒体を含むと理解される。
更に、本開示は、下記の条項による実施形態を含む。
条項1.層内試験データを解析するシステムであって、
電子メモリと、電子メモリに記憶された有限要素モデリングアルゴリズムにアクセスし処理するように構成され、複数の亀裂長、規定荷重、及び変位について、既知の構成及び既知の特性に基づく既知の複合材料から構成される試験クーポンの有限要素モデルを作成するように構成されたプロセッサとを含むコンピュータシステムを備え、
前記プロセッサは、複数の亀裂長、規定荷重、及び変位の各々について、試験クーポンの初期破砕エネルギーを計算することによって、荷重対変位のモデル化されたコンプライアンス曲線を生成するように構成されたコンプライアンス曲線アルゴリズムにアクセスし、処理するように構成され、
前記プロセッサはまた、複数の亀裂長の各亀裂長について、モデル化されたコンプライアンス曲線の導関数を計算し、コンプライアンスの標準曲線フィッティング導関数の曲線を展開するように構成された導関数アルゴリズムにアクセスし処理するようにも構成され、
前記プロセッサは、コンピュータシステムを制御して、コンピュータシステムにおいて亀裂長試験データを受信し、コンプライアンス対亀裂長の試験データの導関数をプロットし、標準曲線フィッティング導関数の曲線を使用して試験データを整理するように構成される。
条項2.モードI荷重条件下で、整理された試験データと層内破砕の特性評価から破砕エネルギーを取得するように構成された前記プロセッサを含む、条項1に記載の層内試験データを解析するシステム。
条項3.モデル化された試験クーポンは、物理的構造の形状及び材料を表すものである、条項1又は2に記載の層内試験データを解析するシステム。
条項4.荷重が引張荷重である、条項1、2又は3に記載の層内試験データを解析するシステム。
条項5.モデル化された試験クーポンは、クロスプライ又は一方向形態のうちの1つである、条項1から4のいずれか一項に記載の層内試験データを解析するシステム。
条項6.進行性欠陥解析のために、整理された試験データを外挿するように構成される前記プロセッサ
を備える、条項1から5のいずれか一項に記載の層内試験データを解析するシステム。
条項7.グラフィカルユーザインターフェースによって表示されるように構成されフォーマットされた破砕エネルギーをグラフ表示するためのデータを生成するように構成されたグラフィックスプロセッサ
を備える、条項1から6のいずれか一項に記載の層内試験データを解析するシステム。
条項8.層内試験データを解析する方法であって、
複数の亀裂長、及び規定荷重、及び変位について、コンピュータにおいて有限要素法を使用して試験クーポンをモデル化することであって、前記コンピュータがプロセッサとメモリとを有し、前記試験クーポンをモデル化することは、プロセッサによって実施され、メモリに記憶されたパラメータデータに基づくものであり、既知の構造特性を有する既知の複合材料の既知の構成を表すものである、モデル化することと、
複数の亀裂長の各亀裂長について、試験クーポンの初期破砕エネルギーをプロセッサで計算することによって荷重対変位のモデル化されたコンプライアンス曲線を作成することと、
複数の亀裂長の各亀裂長についてモデル化されたコンプライアンス曲線の導関数をプロセッサで計算して、コンプライアンスの標準曲線フィッティング導関数の曲線を展開することと、
亀裂長試験データを収集して、コンプライアンス対亀裂長の試験データをプロットすることと、
標準曲線フィッティング導関数の曲線を使用して、試験データを整理することと
を含む方法。
条項9.モードI荷重条件下で、整理された試験データと、層内破砕の特性評価から破砕エネルギーを取得することを含む、条項8に記載の層内試験データを解析する方法。
条項10.モデル化された試験クーポンは、物理的構造の形状及び材料を表すものである、条項9に記載の層内試験データを解析する方法。
条項11.荷重が引張荷重である、条項8、9又は10に記載の層内試験データを解析する方法。
条項12.モデル化された試験クーポンは、クロスプライ又は一方向形態のうちの1つである、条項8から11のいずれか一項に記載の層内試験データを解析する方法。
条項13.進行性欠陥解析のために、整理された試験データを外挿すること
を含む、条項8から12のいずれか一項に記載の層内試験データを解析する方法。
条項14.グラフィカルユーザインターフェースによって表示されるように構成されフォーマットされた破砕エネルギーをグラフ表示するためのデータを生成すること
を含む、条項8から13のいずれか一項に記載の層内試験データを解析する方法。
条項15.プロセッサを含むコンピュータシステムと共に使用される非一過性コンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータシステムに、
複数の亀裂長、規定荷重、及び変位について、既知の構成及び既知の特性に基づく既知の複合材料から構成された試験クーポンを有限要素方法でモデル化することと、
複数の亀裂長の各亀裂長について、試験クーポンの初期破砕エネルギーを計算することによって、荷重対変位のモデル化されたコンプライアンス曲線を作成することと、
本方法は、複数の亀裂長の各亀裂長について、モデル化されたコンプライアンス曲線の導関数を計算して、コンプライアンスの標準曲線フィッティング導関数の曲線を展開することと、
亀裂長試験データを収集して、コンプライアンス対亀裂長の試験データをプロットすることと、
標準曲線フィッティング導関数の曲線を使用して、試験データを整理することと
を含む動作を実施させるために、コンピュータシステムのプロセッサによってアクセスされ処理されるように構成された指令を含む一又は複数のプログラムを記憶する、非一過性コンピュータ可読記憶媒体。
条項16.モードI荷重条件下で、整理された試験データ及び層内破砕の特性評価から破砕エネルギーを取得することを含む、条項15に記載の層内試験データを解析するための非一過性コンピュータ可読記憶媒体。
条項17.モデル化された試験クーポンは、物理的構造の形状及び材料を表すものである、条項15又は16に記載の層内試験データを解析するための非一過性コンピュータ可読記憶媒体。
条項18.モデル化された試験クーポンは、クロスプライ又は一方向形態のうちの1つである、条項15、16及び17に記載の層内試験データを解析するための非一過性コンピュータ可読記憶媒体。
条項19.進行性欠陥解析のために、整理された試験データを外挿すること
を含む、条項15から18のいずれか一項に記載の層内試験データを解析するための非一過性コンピュータ可読記憶媒体。
条項20.グラフィカルユーザインターフェースによって表示されるように構成されフォーマットされた破砕エネルギーをグラフ表示するためのデータを生成すること
を含む、条項15から19のいずれか一項に記載の層内試験データを解析するための非一過性コンピュータ可読記憶媒体。
上述の説明から明らかなように、開示された本技術の特定の態様は、本書に記載される実施例の具体的な詳細によって限定されるものではなく、従って、これらの他の変形例、応用例、及び均等物を当業者が見出すことも考えられる。従って、特許請求の範囲は、開示され、特許請求される本技術の範囲から逸脱しない上記修正例及び応用例を全て網羅することが意図される。
開示された本技術の他の態様、目的及び利点は、図面、本開示内容及び添付の特許請求の範囲を注意深く読むことから得ることができる。

Claims (20)

  1. 層内試験データを解析するシステムであって、
    電子メモリと、前記電子メモリに記憶された有限要素モデリングアルゴリズムにアクセスし処理するように構成され、複数の亀裂長について、既知の構成及び既知の特性に基づく既知の複合材料から構成される試験クーポンの有限要素モデルを作成するように構成されたプロセッサとを含むコンピュータシステムを備え、
    前記プロセッサは、前記複数の亀裂長の各亀裂長について、該亀裂長を有する前記試験クーポンの前記有限要素モデルに基づいて、任意の開口部荷重Pに対する亀裂先端におけるひずみエネルギー解放率GIと、対応するクーポン開口部変位dとを計算するように構成され、
    前記プロセッサはまた、前記複数の亀裂長の各亀裂長について、該亀裂長aについての計算された前記ひずみエネルギー解放率GIと対応する前記開口部荷重Pとを用いて、GI/P 2 に比例するものとしてコンプライアンスの導関数f(a)を計算し、各亀裂長aに対し計算されたf(a)をプロットし、プロットされた点にフィッティングを行うことにより、標準曲線フィッティング導関数の曲線を取得するように構成された導関数アルゴリズムにアクセスし処理するようにも構成され、
    前記プロセッサはまた、前記コンピュータシステムを制御して、前記コンピュータシステムにおいて実際の試験データを受信し、該実際の試験データの亀裂長に対し前記標準曲線フィッティング導関数の曲線を適用して得られるf(a)と、f(a)がGI/P 2 に比例するという関係とに基づいて、該実際の試験データに対するGIを決定するように構成される、層内試験データを解析するシステム。
  2. 前記ひずみエネルギー解放率GIがモードI荷重条件に対応するひずみエネルギー解放率である、請求項1に記載の層内試験データを解析するシステム。
  3. 記試験クーポンは、物理的構造の形状及び材料を表すものである、請求項1又は2に記載の層内試験データを解析するシステム。
  4. 前記荷重が引張荷重である、請求項1から3のいずれか一項に記載の層内試験データを解析するシステム。
  5. 記試験クーポンは、クロスプライ又は一方向形態のうちの1つである、請求項1から4のいずれか一項に記載の層内試験データを解析するシステム。
  6. 進行性欠陥解析のために、整理された試験データを外挿するように構成される前記プロセッサを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の層内試験データを解析するシステム。
  7. グラフィカルユーザインターフェースによって表示されるように構成されフォーマットされた破砕エネルギーをグラフ表示するためのデータを生成するように構成されたグラフィックスプロセッサを備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の層内試験データを解析するシステム。
  8. 層内試験データを解析する方法であって、
    複数の亀裂長について、コンピュータにおいて有限要素法を使用して試験クーポンをモデル化することであって、前記コンピュータがプロセッサとメモリとを有し、前記試験クーポンをモデル化することは、前記プロセッサによって実施され、且つ前記メモリに記憶され既知の構造特性を有する既知の複合材料の既知の構成を表すパラメータデータに基づくものである、モデル化することと、
    前記複数の亀裂長の各亀裂長について、該亀裂長を有する前記試験クーポンのモデルに基づいて、任意の開口部荷重Pに対する亀裂先端におけるひずみエネルギー解放率GIと、対応するクーポン開口部変位dとを、前記プロセッサで計算することと、
    前記複数の亀裂長の各亀裂長について、該亀裂長aについての計算された前記ひずみエネルギー解放率GIと対応する前記開口部荷重Pとを用いて、GI/P 2 に比例するものとしてコンプライアンスの導関数f(a)を前記プロセッサで計算して、各亀裂長aに対し計算されたf(a)をプロットし、プロットされた点に前記プロセッサでフィッティングを行うことにより、標準曲線フィッティング導関数の曲線を取得することと、
    実際の試験データを収集して、該実際の試験データの亀裂長に対し前記標準曲線フィッティング導関数の曲線を適用して得られるf(a)と、f(a)がGI/P 2 に比例するという関係とに基づいて、該実際の試験データに対するGIを決定することと
    を含む方法。
  9. 前記ひずみエネルギー解放率GIがモードI荷重条件に対応するひずみエネルギー解放率である、請求項8に記載の層内試験データを解析する方法。
  10. 前記試験クーポンは、物理的構造の形状及び材料を表すものである、請求項8又は9に記載の層内試験データを解析する方法。
  11. 前記荷重が引張荷重である、請求項8から10のいずれか一項に記載の層内試験データを解析する方法。
  12. 記試験クーポンは、クロスプライ又は一方向形態のうちの1つである、請求項8から11のいずれか一項に記載の層内試験データを解析する方法。
  13. 進行性欠陥解析のために、整理された試験データを外挿することを含む、請求項8から12のいずれか一項に記載の層内試験データを解析する方法。
  14. グラフィカルユーザインターフェースによって表示されるように構成されフォーマットされた破砕エネルギーをグラフ表示するためのデータを生成することを含む、請求項8から13のいずれか一項に記載の層内試験データを解析する方法。
  15. プロセッサを含むコンピュータシステムと共に使用される非一過性コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータシステムに、
    複数の亀裂長について、既知の構成及び既知の特性に基づく既知の複合材料から構成された試験クーポンを有限要素方法でモデル化することと、
    前記複数の亀裂長の各亀裂長について、該亀裂長を有する前記試験クーポンのモデルに基づいて、任意の開口部荷重Pに対する亀裂先端におけるひずみエネルギー解放率GIと、対応するクーポン開口部変位dとを計算することと、
    前記複数の亀裂長の各亀裂長について、該亀裂長aについての計算された前記ひずみエネルギー解放率GIと対応する前記開口部荷重Pとを用いて、GI/P 2 に比例するものとしてコンプライアンスの導関数f(a)を計算して、各亀裂長aに対し計算されたf(a)をプロットし、プロットされた点にフィッティングを行うことにより、標準曲線フィッティング導関数の曲線を取得することと、
    実際の試験データを収集して、該実際の試験データの亀裂長に対し前記標準曲線フィッティング導関数の曲線を適用して得られるf(a)と、f(a)がGI/P 2 に比例するという関係とに基づいて、該実際の試験データに対するGIを決定することと
    を含む動作を実施させるために、前記コンピュータシステムの前記プロセッサによってアクセスされ処理されるように構成された指令を含む一又は複数のプログラムを記憶する、非一過性コンピュータ可読記憶媒体。
  16. 前記ひずみエネルギー解放率GIがモードI荷重条件に対応するひずみエネルギー解放率である、請求項15に記載の層内試験データを解析するための非一過性コンピュータ可読記憶媒体。
  17. 前記試験クーポンは、物理的構造の形状及び材料を表すものである、請求項15又は16に記載の層内試験データを解析するための非一過性コンピュータ可読記憶媒体。
  18. 記試験クーポンは、クロスプライ又は一方向形態のうちの1つである、請求項15から17のいずれか一項に記載の層内試験データを解析するための非一過性コンピュータ可読記憶媒体。
  19. 前記動作は、進行性欠陥解析のために、整理された試験データを外挿することを含む、請求項15から18のいずれか一項に記載の層内試験データを解析するための非一過性コンピュータ可読記憶媒体。
  20. 前記動作は、グラフィカルユーザインターフェースによって表示されるように構成されフォーマットされた破砕エネルギーをグラフ表示するためのデータを生成することを含む、請求項15から19のいずれか一項に記載の層内試験データを解析するための非一過性コンピュータ可読記憶媒体。
JP2017005220A 2016-01-28 2017-01-16 複合材料の層内欠陥モードの試験データを整理する方法 Active JP6865590B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/009,777 2016-01-28
US15/009,777 US10775286B2 (en) 2016-01-28 2016-01-28 Method for test data reduction of composite intralaminar failure mode

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017161504A JP2017161504A (ja) 2017-09-14
JP2017161504A5 JP2017161504A5 (ja) 2021-04-22
JP6865590B2 true JP6865590B2 (ja) 2021-04-28

Family

ID=57960259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017005220A Active JP6865590B2 (ja) 2016-01-28 2017-01-16 複合材料の層内欠陥モードの試験データを整理する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10775286B2 (ja)
EP (1) EP3200106A1 (ja)
JP (1) JP6865590B2 (ja)
CN (1) CN107016156B (ja)
CA (1) CA2949156C (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107563036B (zh) * 2017-08-25 2020-08-11 北京汽车集团有限公司 复合材料失效模式信息输出方法及装置
US11047780B2 (en) 2018-03-26 2021-06-29 Rolls-Royce High Temperature Composites, Inc. Noise reduction for strain-controlled testing
US11966671B2 (en) 2018-12-03 2024-04-23 The Boeing Company Method for determining noodle and interface residual stresses and properties under hygrothermal-mechanical loadings
CN109759737B (zh) * 2019-01-29 2022-04-15 中国电力科学研究院有限公司 含气孔缺陷的gil铝合金焊接管道安全评定方法
CN113390721B (zh) * 2021-08-18 2021-11-19 中国石油大学胜利学院 一种张扭断裂构造活动性定量评价方法及其物理模拟装置
CN113654895B (zh) * 2021-09-09 2022-05-17 哈尔滨工业大学 获取三维机织复合材料纤维束内的i型断裂韧性的方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN85103565A (zh) * 1985-05-11 1986-11-05 西屋电气公司 相关参数的彩色显示
JPH0670604B2 (ja) * 1990-03-16 1994-09-07 真 菊川 脆性材料の破壊力学的疲労試験方法および装置
CN1073652C (zh) * 1998-09-28 2001-10-24 王家君 大坝变形、开裂自动监测预警系统
CN101738421A (zh) * 2008-11-12 2010-06-16 中国铝业股份有限公司 一种检测电解槽阴极碳块组装质量的方法及测试夹具
CN101561379B (zh) * 2009-05-13 2011-06-29 清华大学 一种用于结构损伤检测的敲击扫描方法
CN101608986B (zh) * 2009-07-06 2010-12-29 西南交通大学 一种双向微动试验夹具及其双向微动试验方法
CN102564856B (zh) * 2012-01-09 2013-08-28 西安交通大学 基于数字图像相关的塑性多缺陷材料m积分测量方法
JP6119218B2 (ja) * 2012-12-05 2017-04-26 株式会社リコー 画像形成装置、プログラム、画像形成システム
CN103257081B (zh) * 2013-04-28 2015-09-02 北京大学 一种油气藏岩体力学地下原位模型恢复的方法及装置
CN103592369B (zh) * 2013-11-14 2016-01-06 西安交通大学 一种航空发动机盘类零件在位裂纹检测方法
CN103605865B (zh) * 2013-11-28 2016-08-17 北京航空航天大学 一种基于内聚力模型的复合材料多向铺层板分层扩展行为模拟方法
CN103674741B (zh) * 2013-12-11 2016-08-31 北京航空航天大学 一种裂纹扩展速率测试方法
CN103698188B (zh) * 2014-01-11 2016-04-13 西安科技大学 慢应变速率拉伸应力腐蚀裂纹扩展速率测量方法
CN104155194B (zh) * 2014-07-22 2016-05-18 武汉钢铁(集团)公司 基于应变速率变化的flc测试方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP3200106A1 (en) 2017-08-02
US10775286B2 (en) 2020-09-15
JP2017161504A (ja) 2017-09-14
CN107016156A (zh) 2017-08-04
CN107016156B (zh) 2023-04-07
CA2949156A1 (en) 2017-07-28
CA2949156C (en) 2022-11-08
US20170219469A1 (en) 2017-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6865590B2 (ja) 複合材料の層内欠陥モードの試験データを整理する方法
Hu et al. Modeling dynamic fracture and damage in a fiber-reinforced composite lamina with peridynamics
Achard et al. Discrete ply modelling of open hole tensile tests
Borgqvist et al. Distortional hardening plasticity model for paperboard
Devivier et al. Impact damage detection in composite plates using deflectometry and the Virtual Fields Method
May et al. An assessment of through-thickness shear tests for initiation of fatigue failure
Yang et al. Predicting failure in textile composites using the Binary Model with gauge-averaging
Zhang et al. Sensitivity analysis of inverse algorithms for damage detection in composites
Esquej et al. A new finite element approach applied to the free edge effect on composite materials
WO2015098010A1 (ja) 複合材料内のポロシティ評価方法およびポロシティ評価装置
Lestari et al. Sensing uniaxial tensile damage in fiber-reinforced polymer composites using electrical resistance tomography
JP2017161504A5 (ja)
de Medeiros et al. Structural health monitoring for impact damaged composite: a new methodology based on a combination of techniques
Wiegand et al. An experimental method for dynamic delamination analysis of composite materials by impact bending
Rozylo et al. Stability and load-carrying capacity of short composite Z-profiles under eccentric compression
Khokhar et al. Interaction of matrix cracking and delamination in cross-ply laminates: simulations with stochastic cohesive zone elements
Mohammadi et al. Variational approach development in analysis of matrix cracking and induced delamination of cross-ply composite laminates subjected to in-plane shear loading
Leos et al. Evaluation of process-induced residual stresses in orthogonal 3D woven composites via nonlinear finite element modeling validated by hole drilling experiments
Carraro et al. Crack propagation analysis in composite bonded joints under mixed-mode (I+ II) static and fatigue loading: a damage-based model
Singh A higher order synergistic damage model for prediction of stiffness changes due to ply cracking in composite laminates
Lasn et al. Comparison of laminate stiffness as measured by three experimental methods
Pan et al. Stochastic investigation of the facture problem in functionally graded materials with uncertain mechanical properties and an arbitrarily oriented crack
Li et al. Multiscale modeling and tensile behavior analysis of uniaxial reinforced warp‐knitted composites
Christian et al. Real-time quantification of damage in structural materials during mechanical testing
Wu et al. Effect of the intermediate principal stress on pre-peak damage propagation in hard rock under true triaxial compression

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20210227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6865590

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250