JP6865155B2 - 高所吹付施工方法及び吹付装置 - Google Patents

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本発明は、建設工事において資材、基材、薬剤、塗料等の吹付材料を法面、斜面、壁面等の吹付対象面に吹付ける高所吹付施工方法及びそれに用いる吹付装置に関する。
吹付対象面に対する高所吹付施工は、法面等におけるモルタルや植生基材等の吹付け、壁面等における塗料や被膜等の吹付け、斜面におけるマルチング材や防草材の吹付けなど多岐にわたる。こうした吹付施工は、高所という特殊な立地条件に加えて、設計された所定の厚みや単位面積当たりの吹付容量を満足するように施工する必要がある。従って、古くから、作業員が高所吹付対象面で吹付装置を人力で保持して施工する吹付作業が行われてきた。人力による高所吹付作業は、定められた墜落防止対策を講じて行われるが、常に墜落という重大事故発生リスクを有している。
また、近年では作業員の高齢化等により、高所吹付作業という特殊技能の伝承が困難となってきており、人力に頼らざるを得ない吹付施工自体が将来的にできなくなることが危惧されている。こうした吹付作業の諸問題を回避する方法として、作業員が吹付対象面で吹付装置を保持する必要がない様々な機械化吹付施工法が考案されている。その一例を特許文献1〜4 に示す。
特許文献1には、法面に吹付材料をノズル先端から吹付ける吹付機と、法面の小段に沿って移動できかつ吹付機をワイヤーで吊り下げる移動吊下手段を備え、この吹付機又は移動吊下手段のいずれかにワイヤーの長さを調整するためのウインチを備え、吹付機には移動吊下手段及びウインチの動きに追従して法面上を移動する車軸を備える吹付施工方法が開示されている。特許文献2には、法面に設置される仮設脚部材と、この脚部材によって支持され、法面水平方向に作業者の操作により移動する支持台と、この支持台を脚部材に沿って法面水平方向の移動を案内するスライドガイドと、支持台に対して設けられ、吹付材料を対象面に対して吹付ける吹付ホースを支持する吹付ホース支持装置と、この支持装置を支持台に沿って法面高さ方向に昇降させる昇降駆動手段とを備えた吹付施工方法が開示されている。特許文献3には、法尻に位置する建設機械のブーム先端部に作業員が乗り運転操作する作業台を有し、この作業台に可動な吹付ノズルを備えた吹付施工方法が開示されている。特許文献4には、法尻に位置する建設機械のブーム先端部に可動な吹付ノズルを備えた吹付施工方法が開示されている。
特開平10−195881号公報 特開平11−61839号公報 特開2002−361132号公報 特開2002−361133号公報
特許文献1の方法は、施工前に法面の小段等に吹付装置を横移動させる機構を設置する必要があるほか、法面に凹凸があると吹付ノズルを備えた車軸の移動、制御が困難となる問題があり、吹付工事に前もって仮設工事を要し、かつ平滑な法面に対してしか適用できない問題がある。また、斜面部以外の法肩部や小段部に対して吹き付けを行うためにはさらに細かな仮設工事が必要となることから、これらの場所については吹付困難となる問題がある。特許文献2の方法は、法面に凹凸がある場合でも適用できるが、特許文献1の方法と同様に施工前に吹付ノズルを移動させるための架台を法面に設置する必要があり、吹付工事に前もって仮設工事を要する問題がある。また、同様に斜面部以外の法肩部や小段部に対して吹き付けを行うためにはさらに細かな仮設工事が必要となることから、これらの場所については吹付困難となる問題がある。特許文献3の方法は、建設機械のブームの先端に作業員を配置して吹付ける方法、特許文献4の方法は、さらに省力化して建設機械のブームの先端に作業員を配置せずに吹付ける方法であり、吹付範囲は建設機械のブームが届く範囲に限定される問題がある。
いずれの方法も、作業員が吹付対象面上で吹付装置を人力で保持する必要がないが、それぞれ様々な制約があることから適用可能な範囲はそれぞれ限定的とならざるを得ない問題を有している。
本発明の目的は、作業員が吹付対象面上で吹付装置を人力で保持する必要がなく、かつ、所望する吹付作業に自在に対応可能である高所吹付施工方法及びそれに用いる吹付装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明は、以下の構成を提供する。なお括弧内の数字は、後述する図面中の符号であり、参考のために付するものであり本発明を図面の実施例に限定する意図はない。
・ 本発明の一態様は、法面、斜面、又は壁面である吹付対象面(19)にモルタル又は植生基材を吹き付けるために、空気圧縮機を具備する圧送装置(15)と、前記圧送装置(15)に接続されモルタル又は植生基材を圧送する材料ホース(2)と、前記材料ホース(2)の先端部に取り付けられたノズルアタッチメント(3)と、を少なくとも有する吹付装置を用い、前記材料ホース(2)により圧送されたモルタル又は植生基材を前記ノズルアタッチメント(3)から高所の前記吹付対象面(19)に吹付ける高所吹付施工方法において、
前記材料ホース(2)の先端部又は前記ノズルアタッチメント(3)を、UAVである空中保持装置(4)により空中で保持した状態で、前記吹付対象面(19)に向かって垂直方向にモルタル又は植生基材を前記吹付対象面(19)に吹付けると共に、
モルタル又は植生基材の吹付圧力をセンサーにより検知し、吹付方向とは反対側である前記空中保持装置(4)の背面側に設けられている装置(12)によって、検知された吹付圧力に対抗できる反力を得ることを特徴とする。
・ 本発明の別の態様は、法面、斜面、又は壁面である高所の吹付対象面(19)にモルタル又は植生基材を吹き付けるために、空気圧縮機を具備する圧送装置(15)と、前記圧送装置(15)に接続されモルタル又は植生基材を圧送する材料ホース(2)と、前記材料ホース(2)の先端部に取り付けられたノズルアタッチメント(3)と、を少なくとも有する吹付装置において、
前記材料ホース(2)の先端部又は前記ノズルアタッチメント(3)を、前記吹付対象面(19)に向かって垂直方向に空中で保持するための、UAVである空中保持装置(4)と、
モルタル又は植生基材の吹付圧力を検知するセンサーと、
検知された吹付圧力に対抗できる反力を得るために、吹付方向とは反対側である前記空中保持装置(4)の背面側に設けられた装置(12)と、を有することを特徴とする。
・ 上記態様において、前記材料ホース(2)の中間位置に中継装置(11)を固定し、前記中継装置(11)を中継保持装置(5)により空中で保持した状態で吹付材料を吹付対象面(5)に吹付けることが、好適である。
本発明により、高所吹付施工において吹付前に吹付工事の省人化を図るための仮設工事を行う必要がなく、作業員が高所の吹付対象面において人力で吹付装置を保持する必要がなく、表面に凹凸がある平滑ではない法面や、斜面部以外の法肩部や小段部等に対しても制約なく吹付作業を行うことが可能となる。また、材料ホース等を地山に這わせて配管する必要がないことから、吹付工事の省力化が可能となる。
図1は、本発明の第1実施例を概略的に示した図である。 図2は、本発明の第2実施例を概略的に示した図である。 図3は、本発明の第3実施例を概略的に示した図である。 図4は、本発明の第4実施例を概略的に示した図である。 図5は、本発明の第5実施例を概略的に示した図である。 図6は、本発明の第6実施例を概略的に示した図である。 図7は、本発明において用いる空中保持装置、特にUAVの一例を概略的に示した図であり(a)は背面図、(b)は底面図である。
以下、実施例を示した図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、一実施例で説明した構成について、別の実施例にも適用可能な場合は、当該別の実施例に当該構成を適用した形態も本発明の実施例とする。各実施例において共通する構成については、同一の符号で示している。
図1は、本発明の高所吹付施工方法及び吹付装置の第1実施例を概略的に示した図である。施工プラント1は、地上に設置され、吹付材料を調製するための計量器やミキサ等の適宜の装置、調製した吹付材料を高圧で圧送するためのポンプや吹付機等の圧送装置15、これらの装置を駆動するための発動発電機、圧送装置に必要な空気圧縮機等から構成される。施工プラント1は、従来と同様の構成である。
圧送装置15には、吹付材料を圧送するための材料ホース2が接続されている。材料ホース2は、高所にある吹付対象面19が位置する上方に向かって延在している。材料ホース2の先端部には、ノズルアタッチメント3が取り付けられている。ノズルアタッチメント3は、先端にノズルを有する。
本発明の施工方法においては、ノズルアタッチメント3が、空中保持装置4により空中で保持されている。空中保持装置4は、吹付作業においてノズルが適切な位置にあるようにノズルアタッチメント3を保持する。この保持のための双方の連結部分の構造は多様に考えられる。ノズルアタッチメント3の後端は材料ホース2の先端部と接続されている。これにより、材料ホース2は、吹付対象面19に接触することなく空中に延在することができる。
材料ホース2により圧送された吹付材料は、空中に保持された状態のノズルアタッチメント3のノズルから吐出され、吹付対象面19上に吹き付けられる。これにより吹付層20が形成される。
図示の例では、空中保持装置4が吊り装置である。吊り装置としては、自走式クレーン、固定式クレーン、ケーブルクレーン等があり、ここでは固定式クレーンで示している。特にケーブルクレーンは、資材運搬路の整備が困難な山間奥地などにおいて有効である。また、吊り装置は、建設機械であるバックホウ等でもよい。吊り装置のブームの長さ、鉛直面内及び/又は水平面内での旋回角度を変更することにより、吹付対象面10の多様な箇所に施工することができる。
図示の例では、空中保持装置4がノズルアタッチメント3を保持しているが、それに替えて、空中保持装置4が材料ホース2の先端部を保持してもよい。
材料ホース2は、従来の吹付施工で用いられているゴム製の耐圧デリバリーホースなどの既往のホースが利用できるが、本発明は空中で材料ホース2を保持することから、できる限り軽量のホースを用いることが望ましい。材料ホース2は、吹付材料の種類や、保持装置4の保持能力に応じて適宜選定される。
図示の例では、1本の材料ホース2が示されているが、例えば固体資材と液体資材を別々の材料ホースを用いて吹き付ける施工も可能である。この場合、複数の材料ホースを保持するために必要な保持能力に応じて、1又は複数の保持装置4を設けることができる。
図2は、本発明の第2実施例を概略的に示した図である。
第2実施例では、第1実施例と同様に、ノズルアタッチメント3が、吊り装置である空中保持装置4により、空中で保持されている。第1実施例と異なる点は、材料ホース2の中間位置に中継装置11が取り付けられ、中継装置11が中継保持装置5により空中で保持されている点である。中間位置とは、中点の意味ではなく、材料ホース2の両端の間の適切な中間の位置の意味である。中継保持装置5は、空中保持装置4と同じく吊り装置とすることができ、ここでの吊り装置はバックホウである。バックホウ以外の同様な建設機械を用いることもでき、クレーンとすることもできる。
中継装置11は、材料ホース2を挿通させる形状、又は、材料ホース2を把持する形状等を有する部材であり、材料ホース2の適切な箇所に固定される。中継装置11の素材は限定されないが、金属製が取り扱い易い。また、中継装置11は、中継保持装置5により保持可能な構造を有する。
吹付工事では、吹付対象面19が施工プラント1から離れるほど、吹付材料の圧送距離が長くなる。特に、吹付対象面19が高所になるほど、空中で保持する材料ホース2が長くなりその重量も増加する。この場合、第1実施例のように保持装置4のみでは、材料ホース2とノズルアタッチメント3を確実に保持できなくなる。このような場合、第2実施例のように施工プラント1から延びる材料ホース2の中間位置において中継装置11を介して中継保持装置5により材料ホール2を保持する。これにより、材料ホース2の重量を分散させることができ、空中保持装置4の負担を軽減することができる。
なお図2は、中継装置11を1箇所に取り付けた例であるが、材料ホース2の重量に応じて、中継装置11を複数箇所に取り付け、複数台の中継保持装置5により1本の材料ホース2を保持してもよい。
また、第1実施例でも説明した通り、材料ホース2を複数本用いて施工する場合、各材料ホースの中間位置に中継装置をそれぞれ取り付け、複数台の中継保持装置により各材料ホースをそれぞれ保持してもよい。
図3は、本発明の第3実施例を概略的に示した図である。
第3実施例では、第1実施例においては吊り装置であった保持装置4が、UAVで構成されている。UAVとは、Unmanned Aerial Vehicleの略称で、無人航空機と訳されることが多い。第1実施例においてノズルアタッチメント3又は材料ホース2の先端部を吊り装置である保持装置4に連結したのと同様に、ここでは、ノズルアタッチメント3又は材料ホース2の先端部が、UAVである保持装置4に適宜の手段により連結されている。連結部分の構造は多様に考えられる。
UAVとしてマルチコプター(通称ドローン)の使用が好適である。UAVは、プロペラの数によってトライコプター、クアッドコプター、ヘキサコプター、オクトコプターなどのように類別されるが、本発明で使用するUAVは施工条件に応じて適宜選定され、これらに限定されるものではない。別の例として、UAVに替えて、いわゆるラジコンヘリコプターを使用することもできる。
保持装置4を、UAV等の空中浮遊装置とすることにより、地上に本体が設置された吊り装置と比べて、地上に設置する装置に必要スペースを低減することができる。また、空中浮遊装置は、吊り装置よりも自由自在な動きの制御が可能である。
なお、一般にUAVは、搭載されている蓄電池を電源として飛行するため、電源ケーブルは不要であるが、吹付工事は長時間に及ぶため、安定した電源の供給を行う必要がある。そのため、安定した電源を供給するために、施工プラント1を構成する発電機7から電源ケーブル8を延長し、UAVである保持装置4に連結し、電源供給しながら施工する方法が好適である。
図4は、本発明の第4実施例を概略的に示した図である。
第4実施例では、第3実施例と同様に、材料ホース2及びノズルアタッチメント3と、電源ケーブル8が、UAVである空中保持装置4により、空中で保持されている。第3実施例と異なる点は、材料ホース2及び電源ケーブル8の中間位置に中継装置11が取り付けられ、中継装置11が中継保持装置5により空中で保持されている点である。中継装置11は、材料ホース2及び電源ケーブル8の双方に対し固定されている。
第4実施例では、中継保持装置5もUAVである。中継装置11は、電源ケーブル8の中間位置からUAVである中継保持装置5に対して電源供給する機能を有してもよい。
なお、必ずしも材料ホース2と電源ケーブル8を一緒に1台の中継保持装置5で保持させる必要はなく、材料ホース2と電源ケーブル8にそれぞれ中継装置11を取り付け、別個の中継保持装置5でそれぞれ保持するようにしてもよい。
図5は、本発明の第5実施例を概略的に示した図である。
第5実施例では、第4実施例と同様に、材料ホース2及び電源ケーブル8の中間位置に中継装置11が取り付けられ、中継装置11が中継保持装置5により空中で保持されている。第4実施例と異なる点は、中継保持装置5がここでは吊り装置である点である。この例では、吊り装置は固定式クレーンである。
第5実施例は、材料ホース2の重量をはじめとする制約により、中継装置11を第4実施例のようにUAVで保持することが困難な場合に好適である。また、中継装置11を取り付けた吊り装置である中継保持装置5も、必要に応じて複数台使用することができる。
図6は、本発明の第6実施例を概略的に示した図である。
第6実施例は、第5実施例における中継保持装置5の吊り装置であるクレーンに替えて、バックホウを用いた例である。
図1〜図6にそれぞれ示した空中保持装置4には、吹付材料のリバウンド(跳ね返り)が付着するのを防止するためのフードを具備させることが好適である。また、空中保持装置4には、吹付け状況を検視するためのカメラや、吹付厚さ等を検知するセンサー等を具備させてもよい。
さらに、図1〜図6にそれぞれ示したように、吹付対象面19における吹付状況を監視し、適切に管理するためのモニター装置9として施工管理用UAVを飛行させ、吹付状況や中継保持状況などの監視することもできる。
図7は、本発明において用いる空中保持装置、特にUAVの一例を概略的に示した図であり(a)は背面図、(b)は底面図である。
本発明においてUAVである保持装置4を用いて吹付作業を行う場合、エアーの吹付圧力で吹付材料が保持装置4の前方に吐出し、その時同時に保持装置4の後方に反力が生じる。そのため、安定した吹き付けを行うためには反力を減殺する対策を講じることが望ましい。具体的には、例えば保持装置4の背面側にファン12を設けることにより、センサー等で検知された吹付圧力に対抗できる反力を得ることができる。この一例によらずとも、反力を減殺できる方法であれば限定されないことはもちろんである。
1:施工プラント
2:材料ホース
3:ノズルアタッチメント
4:空中保持装置
5:中継保持装置
7:発電機
8:電源ケーブル
9:モニター装置
11:中継装置
15:圧送装置
19:高所吹付対象面
20:吹付層

Claims (4)

  1. 法面、斜面、又は壁面である吹付対象面(19)にモルタル又は植生基材を吹き付けるために、空気圧縮機を具備する圧送装置(15)と、前記圧送装置(15)に接続されモルタル又は植生基材を圧送する材料ホース(2)と、前記材料ホース(2)の先端部に取り付けられたノズルアタッチメント(3)と、を少なくとも有する吹付装置を用い、前記材料ホース(2)により圧送されたモルタル又は植生基材を前記ノズルアタッチメント(3)から高所の前記吹付対象面(19)に吹付ける高所吹付施工方法において、
    前記材料ホース(2)の先端部又は前記ノズルアタッチメント(3)を、UAVである空中保持装置(4)により空中で保持した状態で、前記吹付対象面(19)に向かって垂直方向にモルタル又は植生基材を前記吹付対象面(19)に吹付けると共に、
    モルタル又は植生基材の吹付圧力をセンサーにより検知し、吹付方向とは反対側である前記空中保持装置(4)の背面側に設けられている装置(12)によって、検知された吹付圧力に対抗できる反力を得ることを特徴とする高所吹付施工方法。
  2. 前記材料ホース(2)の中間位置に中継装置(11)を固定し、前記中継装置(11)を中継保持装置(5)により空中で保持した状態で吹付材料を吹付対象面(5)に吹付け
    前記中継保持装置(5)が、UAV又は地上に本体が設置された吊り装置であることを特徴とする請求項に記載の高所吹付施工方法。
  3. 法面、斜面、又は壁面である高所の吹付対象面(19)にモルタル又は植生基材を吹き付けるために、空気圧縮機を具備する圧送装置(15)と、前記圧送装置(15)に接続されモルタル又は植生基材を圧送する材料ホース(2)と、前記材料ホース(2)の先端部に取り付けられたノズルアタッチメント(3)と、を少なくとも有する吹付装置において、
    前記材料ホース(2)の先端部又は前記ノズルアタッチメント(3)を、前記吹付対象面(19)に向かって垂直方向に空中で保持するための、UAVである空中保持装置(4)と、
    モルタル又は植生基材の吹付圧力を検知するセンサーと、
    検知された吹付圧力に対抗できる反力を得るために、吹付方向とは反対側である前記空中保持装置(4)の背面側に設けられた装置(12)と、を有することを特徴とする高所吹付施工用の吹付装置。
  4. 前記材料ホース(2)の中間位置に固定される中継装置(11)と、前記中継装置(11)を空中で保持するための中継保持装置(5)と、をさらに有し、前記中継保持装置(5)が、UAV又は地上に本体が設置された吊り装置であることを特徴とする請求項に記載の高所吹付施工用の吹付装置。
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