JP6864862B2 - 駆動装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動装置および画像形成装置に関するものである。
従来から、駆動接断手段を介して第一回転体に駆動力を伝達する第一駆動伝達経路と、第二回転体に駆動力を伝達する第二駆動伝達経路とを備え、第二駆動伝達経路の駆動伝達部材を、上記駆動接断手段を介して駆動力が入力される回転軸に回動自在に支持した駆動装置が知られている。
特許文献1には、上記駆動装置として、上記回転軸上に配置され、上記駆動接断手段を介して駆動力を上記回転軸に入力する入力駆動伝達部材たる外歯の入力ギヤが噛み合う、駆動モータの駆動力が伝達される外歯の分配ギヤに、駆動伝達部材たる外歯の伝達ギヤを噛み合せたものが記載されている。具体的には、分配ギヤは、軸方向に所定の長さを有しており、この分配ギヤに、上記伝達ギヤと、上記入力ギヤとが軸方向の異なる位置で噛み合っている。そして、この分配ギヤから上記入力ギヤと上記伝達ギヤにそれぞれ駆動力が伝達される。
しかしながら、上記特許文献1に記載の駆動装置においては、駆動伝達時の騒音が大きくなるおそれがあった。
上記課題を解決するために、本発明は、潜像担持体と、現像剤を用いて前記潜像担持体上
の潜像を現像する現像装置と、前記潜像担持体上の現像された画像を記録媒体に転写する
転写手段と、前記転写手段で転写した後に前記潜像担持体の表面に付着して残留するトナ
ーを除去するクリーニング装置と、前記クリーニング装置で除去した廃トナーを搬送する
廃トナー搬送部材と、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給部材とを備え、駆動装
置は、前記記録媒体を、搬送する搬送部材、前記廃トナー搬送部材および前記トナー補給
部材に駆動力を伝達するとともに、前記駆動装置は、駆動源、および、前記駆動源の駆動
力を伝達する状態と駆動力の伝達を遮断する状態とを切り替え可能な駆動接断手段を有
し、第一回転体に駆動力を伝達する第一駆動伝達経路と、第二回転体に駆動力を伝達する
第二駆動伝達経路とを備え、上記駆動接断手段を介して駆動力が入力される回転軸に、第
二駆動伝達経路の駆動伝達部材を回動自在に支持しており、前記駆動伝達部材は、前記回
転軸上に配置され、前記駆動接断手段を介して前記回転軸に前記駆動力を入力する入力駆
動伝達部材と一体で回転することを特徴とすることを特徴とするものである。
本発明によれば、駆動伝達時の騒音を低減することができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタが備える駆動装置と、駆動装置により回転駆動される部材とを示す斜視図。 同駆動装置の正面図。 同駆動装置の背面図。 同駆動装置の駆動伝達部材のみを示す正面図。 同駆動装置の駆動伝達部材のみを示す背面図。 第二搬送プーリと搬送電磁クラッチとを示す斜視図。 手差し・補給分岐駆動部材と、昇降分岐ギヤと、手差し電磁クラッチとを示す斜視図。 回収補給分岐ギヤと、補給入力ギヤと、補給電磁クラッチとを示す斜視図。 感光体解除機構、補給解除機構、回収解除機構、感光体駆動装置および給紙側の駆動伝達部材を示す斜視図。 感光体解除機構、補給解除機構、回収解除機構および解除レバーを示す図。 補給解除機構と回収解除機構の動作について説明する図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式で画像を形成する電子写真プリンタ(以下、単にプリンタという)について説明する。
まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。同図において、本プリンタは、潜像担持体としての感光体1や、本体筐体50に対して着脱可能に構成されたシート収容手段としての給紙カセット20などを備えている。給紙カセット20の内部には、複数の記録シートをシート束の状態で収容している。
給紙カセット20内の記録シートは、給紙コロ35の回転駆動によってカセット内から送り出されて、給紙路42内に至る。その後、第一搬送ローラ対41の搬送ニップに挟み込まれて、給紙路42内を搬送方向の上流側から下流側に向けて搬送される。給紙路42の末端付近には、レジストローラ対49が配設されている。記録シートは、このレジストローラ対49のレジストニップに先端を突き当てた状態で搬送が一時中止される。その突き当ての際、記録シートのスキューが補正される。
レジストローラ対49は、記録シートを後述する転写ニップで感光体1の表面のトナー像に重ね合わせ得るタイミングで回転駆動を開始して、記録シートを転写ニップに向けて送り出す。この際、第一搬送ローラ対41が同時に回転駆動を開始して、一時中止していた記録シートSの搬送を再開する。
本プリンタの本体筐体50は、手差しトレイ43、手差し給紙コロ43cなどからなる手差し給紙部を保持している。この手差し給紙部の手差しトレイ43に手差しされた記録シートは、手差し給紙コロ43cの回転駆動によって手差しトレイ43内から送り出される。そして、手差し給紙コロ43cと分離パッドとの当接による分離ニップを経た後に、給紙路42におけるレジストローラ対49よりも上流側の領域に進入する。その後、給紙カセット20から送り出された記録シートと同様にして、レジストローラ対49を経た後に、後述する転写ニップに送られる。
図中反時計回り方向に回転駆動せしめられるドラム状の感光体1の周囲には、帯電ローラ4、潜像書込装置7、現像装置8、転写ローラ10、クリーニングブレード2などが配設されている。導電性ゴムローラ部を具備する帯電ローラ4は、感光体1に接触しながら回転して帯電ニップを形成している。この帯電ローラ4には、電源から出力される帯電バイアスが印加されている。これにより、帯電ニップにおいて、感光体1の表面と帯電ローラ4の表面との間で放電が発生することで、感光体1の表面が一様に帯電せしめられる。
潜像書込装置7は、LEDアレイを具備しており、感光体1の一様帯電した表面に対してLED光による露光を行う。感光体1の一様帯電した地肌部のうち、光が照射された領域は、電位を減衰させる。これにより、感光体1の表面に静電潜像が形成される。
静電潜像は、感光体1の回転駆動に伴って、現像装置8に対向する現像領域を通過する。現像装置8は、現像剤収容部や現像部を有しており、現像剤収容部には、非磁性のトナーと磁性キャリアとを含有する現像剤を収容している。現像剤収容部は、現像ローラ8aに供給するための現像剤を搬送するスクリュウ8bなどを有している。
現像ローラ8aは、筒状の非磁性部材からなる回転可能な現像スリーブと、現像スリーブに連れ回らないようにスリーブ内に固定されたマグネットローラとを具備している。そして、スクリュウ8bによって搬送されている現像剤の一部をマグネットローラの発する磁力によって現像スリーブの表面で汲み上げる。現像スリーブの表面に担持された現像剤は、現像スリーブの表面に連れ周りながら、スリーブとドクターグレードとの対向位置を通過する際に、その層厚が規制される。その後、感光体1に対向する現像領域で、感光体1の表面に摺擦しながら移動する。
現像スリーブには、トナーや感光体1の地肌部電位と同極性の現像バイアスが印加されている。この現像バイアスの絶対値は、潜像電位の絶対値よりも大きく、且つ、地肌部電位の絶対値よりも小さくなっている。このため、現像領域においては、感光体1の静電潜像と現像スリーブとの間にトナーをスリーブ側から潜像側に静電移動させる現像ポテンシャルが作用する。この一方で、感光体1の地肌部と現像スリーブとの間には、トナーを地肌部側からスリーブ側に静電移動させる地肌ポテンシャルが作用する。これにより、現像領域では、感光体1の静電潜像にトナーが選択的に付着して静電潜像が現像される。
現像装置8の上方には、トナーカートリッジ9が配設されている。このトナーカートリッジ9は、トナーを収容するトナー収容部19aと、廃トナーを回収する廃トナー回収部19bとを有している。トナー収容部19aには、内部に収容しているトナーを、攪拌するアジテータ9a,9bと、現像装置8へ内部のトナーを補給するトナー補給部材9cとを有している。そして、トナー補給部材9cが制御部から出力される補給動作信号に応じて回転駆動されることで、回転駆動量に応じた量のトナーを現像装置8に補給する。
現像によって感光体1上に形成されたトナー像は、感光体1の回転に伴って、感光体1と、転写手段たる転写ローラ10とが当接する転写ニップに進入する。転写ローラ10には、感光体1の潜像電位とは逆極性の帯電バイアスが印加されており、これにより、転写ニップ内には転写電界が形成されている。
上述したように、レジストローラ対49は、記録シートを転写ニップ内で感光体1上のトナー像に重ね合わせうるタイミングで転写ニップに向けて送り出す。転写ニップでトナー像に密着せしめられた記録シートには、転写電界やニップ圧の作用により、感光体1上のトナー像が転写される。
転写ニップにおける転写工程を通過した後の感光体1の表面には、記録シートに転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは感光体1に当接しているクリーニングブレード2によって感光体1の表面から掻き落とされた後、回収スクリュウ3により、ユニットケーシングの外に向けて送られる。ユニットケーシングから排出された転写残トナーは、搬送装置によってトナーカートリッジ9の廃トナー回収部19bに送られる。廃トナー回収部19bには、廃トナー回収部19bに回収された廃トナーを均一に均す廃トナー回収攪拌スクリュウ11が設けられている。
クリーニング部材としてのクリーニングブレード2によってクリーニングされた感光体1の表面は、除電手段によって除電された後、帯電ローラ4によって再び一様に帯電せしめられる。
感光体1と転写ローラ10とが当接する転写ニップを通過した記録シートは、定着装置44に送られる。定着装置44は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ44aと、これに向けて押圧される加圧ローラ44bとの当接によって定着ニップを形成している。定着ニップに挟み込まれた記録シートの表面には、加熱や加圧の作用によってトナー像が定着せしめられる。
本プリンタは、記録シートの片面だけに画像を形成する片面モードと、記録シートの両面に画像を形成する両面モードとを切り替えて実行することができる。片面モードの場合や、両面モードであって既に記録シートSの両面に画像を形成している場合には、切換爪47を図中実線の位置に位置させる。定着装置44を通過した記録シートは、排紙路45を経た後、反転排紙ローラ46aと排紙ローラ46bとに挟み込まれ、本体筐体50の上面に設けられたスタック部50aにスタックされる。
一方、両面モードであって、且つ記録シートの片面だけにしか画像を形成していない場合には、切換爪47を図中点線の位置へ揺動させる。定着装置44を通過した記録シートは、排紙路45を経た後、切換爪47により反転搬送経路48へ導かれ、反転排紙ローラ46aと反転ローラ46cとに挟み込まれる。そして、反転排紙ローラ46aと、反転ローラ46cとで形成された反転ニップに記録シートの端部が進入したタイミングで、反転排紙ローラ46aが逆転駆動される。このとき、切換爪47が作動して、図中の点線の位置から図中実線に位置へ揺動させる。反転排紙ローラ46aの逆転駆動によって逆戻りを開始した記録シートは、反転搬送経路48内に設けられた第一再送ローラ48a,第二再送ローラ48b,第三再送ローラ48cにより搬送された後、レジストローラ対49のレジストニップに再送される。その後、転写ニップでもう一方の面にもトナー像が転写された後、定着装置44と排紙路45を経て反転排紙ローラ46aと排紙ローラ46bとにより機外に排出される。
本体筐体50の図中右側側面には、図中矢印C方向に開閉可能な開閉カバー50bが設けられている。開閉カバー50bを開けることで、開いた開口部から、トナーカートリッジ9が着脱可能になっている。また、感光体1、帯電ローラ4、現像装置8、クリーニングブレード2などをユニット化してプロセスカートリッジとし、装置本体に対して着脱可能に設けられている。プロセスカートリッジも開閉カバー50bを開けることで、開いた開口部から、着脱可能となっている。具体的には、プロセスカートリッジを装置本体から取り出すときは、トナーカートリッジ9とともに、装置本体から引き出される。
図2は、本プリンタが備える駆動装置100と、駆動装置100により回転駆動される部材とを示す斜視図である。また、図3は、駆動装置100の正面図であり、図4は、駆動装置100の背面図である。また、図5は、駆動装置100の駆動伝達部材のみを示す正面図であり、図6は、駆動装置100の駆動伝達部材のみを示す背面図である。
この駆動装置100は、定着ローラ44a、第二再送ローラ48b,第三再送ローラ48c、レジストローラ49、第一搬送ローラ41、給紙コロ35、手差し給紙コロ43cを回転駆動する。また、トナーカートリッジ9のアジテータ9a,9b、トナー補給部材9cおよび廃トナー回収攪拌スクリュウ11も回転駆動する。また、手差しトレイ43の底板43aを昇降させる昇降部材43bも駆動する。
駆動装置100は、感光体1を起点にして排紙側に配設される駆動伝達部材を保持する排紙側ブラケット100aと、給紙側に配設される駆動伝達部材を保持する給紙側ブラケット100bとを有している。排紙側ブラケット100aは、駆動モータ101と、定着ローラ44aに駆動力を伝達するための駆動伝達部材と、第二再送ローラ48bと第三再送ローラ48cとに駆動力を伝達するための駆動伝達部材とを保持している。
給紙側ブラケット100bは、レジストローラ49、第一搬送ローラ41、給紙コロ35、手差し給紙コロ43cへ駆動力を伝達する駆動伝達部材を保持している。また、トナーカートリッジ9のアジテータ9a,9b、トナー補給部材9c、廃トナー回収攪拌スクリュウ11および昇降部材43bへ駆動力を伝達する駆動伝達部材を保持している。排紙側ブラケット100aに保持された駆動伝達部材から、給紙側ブラケット100bに保持された駆動伝達部材への駆動伝達は、連結タイミングベルト113を介して行われる。
駆動モータ101のモータギヤ101aには、定着ローラ44a、第二再送ローラ48b,第三再送ローラ48cに駆動力を伝達するための第一分岐ギヤ102と、給紙側ブラケット100bの駆動伝達部材へ駆動力を伝達するための第二分岐ギヤ109とが噛み合っている。
第一分岐ギヤ102には、定着再送分岐ギヤ103の定着再送入力ギヤ103aが噛み合っている。定着再送分岐ギヤ103は、再送電磁クラッチ108のギヤと噛み合う再送入力ギヤ103cと、第一定着駆動伝達部材104の第一定着ギヤ104aが噛み合う定着入力ギヤ103bとを有している。
再送電磁クラッチ108は、第二再送ローラ48bの軸の一端に取り付けられている。第二再送ローラ48bの軸の他端には、第三再送ローラ48cへ駆動伝達する再送駆動伝達経路140を構成するギヤが取り付けられている。再送電磁クラッチ108がOFFのときは、再送電磁クラッチ108のギヤが、第二再送ローラ48bの軸に対して空回りし、第二再送ローラ48bの軸への駆動伝達が遮断されている。反転排紙ローラ46aの逆転駆動開始時に、再送電磁クラッチ108をOFFからONに切り替える。すると、再送電磁クラッチ108を介して第二再送ローラ48bに駆動力が伝達され、第二再送ローラ48bが回転駆動する。また、第二再送ローラ48b、再送駆動伝達経路140を介して、第三再送ローラ48cに駆動力が伝達され、第三再送ローラ48cが回転駆動する。反転搬送経路48内を搬送されてきた記録シートの先端がレジストローラ49に当接したら、再送電磁クラッチ108をONからOFFに切り替え、第二再送ローラ48bと、第三再送ローラ48cの駆動を一次停止する。そして、レジストローラ49が駆動して、記録シートを転写ニップへ搬送するタイミングで、再送電磁クラッチ108をONにし、第二再送ローラ48bと、第三再送ローラ48cの駆動を再開する。そして、記録シートが機外へ排出されたら、再送電磁クラッチ108をOFFにし、第二再送ローラ48bと、第三再送ローラ48cの駆動を停止する。
また、定着再送分岐ギヤ103の定着入力ギヤ103bと噛み合う第一定着ギヤ104aを有する第一定着駆動伝達部材104には、第一定着プーリ104bを有している。この第一定着プーリ104bと、第二定着駆動伝達部材106の第二定着プーリ106aとに定着タイミングベルト105が張架されている。第二定着駆動伝達部材106は、第二定着プーリ106aと第二定着ギヤ106bとを有しており、この第二定着ギヤ106bには、第三定着駆動伝達部材107の入力ギヤ部107aが噛み合っている。また、第三定着駆動伝達部材107には、出力ギヤ部107bを有しており、この出力ギヤ部107bに定着ローラ44aに設けられた定着最終ギヤ144が噛み合っている。
駆動モータ101の駆動力は、第一分岐ギヤ102、定着再送分岐ギヤ103を介して第一定着駆動伝達部材104に伝達される。そして、第一定着駆動伝達部材104から定着タイミングベルト105を介して第二定着駆動伝達部材106に伝達され、その後、第三定着駆動伝達部材107、定着最終ギヤ144を介して定着ローラ44aに駆動力が伝達され、定着ローラ44aが回転駆動する。
第二分岐ギヤ109には、排紙側駆動出力部材110の排紙側出力ギヤ110aが噛み合っている。この排紙側駆動出力部材110は、排紙側出力プーリ110bを有しており、この排紙側出力プーリ110bと中継プーリ112とに排紙側タイミングベルト111が張架されている。この中継プーリ112には、上述した連結タイミングベルト113も巻き回されている。連結タイミングベルト113は、上記中継プーリ112と、給紙側ブラケット100bに保持された給紙側駆動入力部材114の給紙側入力プーリ114aとに張架されている。
駆動モータ101の駆動力は、第二分岐ギヤ109、排紙側駆動出力部材110、排紙側タイミングベルト111を介して中継プーリ112に伝達される。そして、中継プーリ112、連結タイミングベルト113を介して給紙側駆動入力部材114に駆動力が伝達され、給紙側ブラケット100b側へ駆動モータ101の駆動力が伝達される。
給紙側駆動入力部材114には、給紙側入力ギヤ114bを有しており、この給紙側入力ギヤ114bには、第一給紙分岐駆動部材115の第一アイドラギヤ115aが噛み合っている。この第一給紙分岐駆動部材115には、給紙コロ35の軸に取り付けられた給紙電磁クラッチ116のギヤと噛み合う給紙分岐ギヤ115bを有している。また、第一給紙分岐駆動部材115の第一アイドラギヤ115aには、レジスト電磁クラッチ124のギヤと、第二給紙分岐駆動部材117の第二アイドラギヤ117aとが噛み合っている。
給紙側駆動入力部材114に伝達された駆動モータ101の駆動力は、第一給紙分岐駆動部材115を介して給紙電磁クラッチ116とレジスト電磁クラッチ124とに駆動伝達される。給紙カセット20にセットされた記録シートを給紙するときは、給紙電磁クラッチ116をONにすることで、給紙電磁クラッチ116を介して給紙コロ35に駆動力が伝達され、給紙コロ35が回転駆動する。これにより、給紙コロ35により、給紙カセット20の記録シートが繰り出され、給紙路42へ給紙される。給紙コロ35により給紙された記録シートの先端がレジストローラ49に突き当たるタイミングで、給紙電磁クラッチ116をOFFにし、給紙コロ35の回転を停止する。
レジスト電磁クラッチ124は、記録シートを転写ニップ内で感光体1上のトナー像に重ね合わせうるタイミングでONにし、レジストローラ49を回転駆動する。そして、記録シートの後端が、レジストローラ49を抜けたら、OFFにして、レジストローラ49の駆動を停止する。
第一給紙分岐駆動部材115の第一アイドラギヤ115aと噛み合う第二アイドラギヤ117aを有する第二給紙分岐駆動部材117は、手差し・補給出力ギヤ117bと第一搬送プーリ117cとを有している。この第一搬送プーリ117cと、第一搬送ローラ41の軸に回転自在に支持された第二搬送プーリ127とに搬送タイミングベルト118が張架されている。この第二搬送プーリ127には、第一搬送ローラ41の軸に取り付けられた搬送電磁クラッチ119が駆動連結されている。
図7は、第二搬送プーリ127と搬送電磁クラッチ119とを示す斜視図であり、(a)は、搬送電磁クラッチ119側から見た斜視図であり、(b)は、第二搬送プーリ127側から見た斜視図である。
図7に示すように、第二搬送プーリ127は、搬送タイミングベルト118が巻きまわされるプーリ部127aと、搬送電磁クラッチ119と係合する筒状の係合部127bとを有している。係合部127bには、周方向に等間隔で3箇所、切り欠き127cが形成されている。搬送電磁クラッチ119は、図7(b)に示すように、第二搬送プーリ127側に小径部を有し、この小径部の外周面から法線方向に突出する係合突起119aが、周方向に等間隔で3箇所、設けられている。
搬送電磁クラッチ119の係合突起119aが、第二搬送プーリ127の切り欠き127cに入り込むことにより、第二搬送プーリ127と搬送電磁クラッチ119とが駆動連結される。
搬送電磁クラッチ119は、第一搬送ローラ41の軸が挿入される挿入穴119bを有しており、その挿入穴119bが、断面D字形状となっている。第一搬送ローラ41の軸は、このD字形状の挿入穴119bに嵌合するように、切り欠いて、断面D字部分を有している。第一搬送ローラ41の軸の断面D字部分は、端部まで延びている。この断面D字形状の挿入穴119bを、第一搬送ローラ41の軸の断面D字部分と嵌合させることにより、搬送電磁クラッチ119を介して第一搬送ローラ41の軸に駆動力が伝達される。一方、第二搬送プーリ127の第一搬送ローラ41の軸が挿入される挿入穴127dは、断面円形状であり、第二搬送プーリ127は、第一搬送ローラ41の軸に対して回転自在に支持される。
給紙側駆動入力部材114に伝達された駆動モータ101の駆動力は、第一給紙分岐駆動部材115、第二給紙分岐駆動部材117、搬送タイミングベルト118および第二搬送プーリ127を介して搬送電磁クラッチ119に入力される。給紙カセット20にセットされた記録シートを給紙するとき、この搬送電磁クラッチ119をONにし、搬送電磁クラッチ119を介して第一搬送ローラ41に駆動力が伝達され、第一搬送ローラ41が回転駆動する。これにより、給紙カセット20から給紙された記録シートが、第一搬送ローラ41によりレジストローラ49へ向けて搬送される。
記録シートの先端がレジストローラ49に突き当たるタイミングで、搬送電磁クラッチ119をOFFにし、第一搬送ローラ41の回転を停止する。そして、レジストローラ49が駆動して、記録シートを転写ニップへ搬送するタイミングで、搬送電磁クラッチ119をONにし、第一搬送ローラ41の駆動を再開する。そして、記録シートが機外へ排出されたら、搬送電磁クラッチ119をOFFにし、第一搬送ローラ41の駆動を停止する。
本実施形態においては、第二給紙分岐駆動部材117から第一搬送ローラ41までの駆動伝達にタイミングベルトを用いている。これにより、ギヤで駆動伝達する場合に比べて、駆動装置100としてギヤの噛み合い数を減らすことができ、ギヤの噛み合い騒音を低減することができる。
先の図2〜図6に示すように、第二給紙分岐駆動部材117は、手差し・補給出力ギヤ117bには、手差し・補給分岐駆動部材120の手差し・補給入力ギヤ120aが噛み合っている。手差し・補給分岐駆動部材120は、補給出力ギヤ120bを有しており、補給出力ギヤ120bは、回収補給分岐ギヤ128と噛み合っている。手差し・補給分岐駆動部材120は、手差し給紙コロ43cの軸に回転自在に支持されており、手差し給紙コロ43cの軸には、手差し電磁クラッチ122および昇降分岐ギヤ121(図8参照)が設けられている。
図8は、手差し給紙コロ43cの軸に設けられた手差し・補給分岐駆動部材120と、昇降分岐ギヤ121と、手差し電磁クラッチ122とを示す斜視図である。図8の(a)は、手差し・補給分岐駆動部材120側(装置の内部側)から見た斜視図であり、図8(b)は、手差し電磁クラッチ122側(装置の外部側)から見た斜視図である。
手差し給紙コロ43cの軸には、装置の内部側(回転体側)から、手差し・補給分岐駆動部材120、昇降分岐ギヤ121、手差し電磁クラッチ122の順に配置されている。手差し・補給分岐駆動部材120は、手差し・補給入力ギヤ120aと、補給出力ギヤ120bとを有している。また、図8(b)に示すように、手差し・補給分岐駆動部材120の昇降分岐ギヤ121との対向面には、回転中心から法線方向に延びるギヤ係合溝120cが、回転方向に120°の間隔を開けて3箇所設けられている。
昇降分岐ギヤ121は、ギヤ部121aと筒状の係合部121eとを有している。図8(a)に示すように、昇降分岐ギヤ121の手差し・補給分岐駆動部材120との対向面には、回転中心から法線方向に延びるギヤ係合突起121bが、回転方向に120°の間隔を開けて3箇所設けられている。また、図8(b)に示すように、係合部121eの内周面には、クラッチ係合溝121cが、回転方向に120°の間隔を開けて3箇所設けられている。
手差し電磁クラッチ122は、先の図7に示した搬送電磁クラッチ119と同様の構成であり、小径部の外周面から法線方向に突出する係合突起122aが、周方向に等間隔で3箇所、設けられている。
手差し・補給分岐駆動部材120のギヤ係合溝120cに昇降分岐ギヤ121のギヤ係合突起121bを嵌め込むことで、手差し・補給分岐駆動部材120と昇降分岐ギヤ121とが駆動連結される。これにより、手差し・補給分岐駆動部材120から昇降分岐ギヤ121に駆動力が伝達される。また、昇降分岐ギヤ121のクラッチ係合溝121cに手差し電磁クラッチ122の係合突起122aを嵌め込むことで、手差し電磁クラッチ122が、昇降分岐ギヤ121を介して手差し・補給分岐駆動部材120と駆動連結する。
また、手差し電磁クラッチ122の手差し給紙コロ43cの軸が挿入される挿入穴119bは、断面D字形状となっている。切り欠いて形成された手差し給紙コロ43cの軸の断面D字部分と嵌合させることにより、手差し電磁クラッチ122を介して手差し給紙コロ43cの軸に駆動力が伝達される。一方、手差し・補給分岐駆動部材120の手差し給紙コロ43cの軸が挿入される挿入穴120dおよび昇降分岐ギヤ121の手差し給紙コロ43cの軸が挿入される挿入穴121dは、断面円形状であり、手差し給紙コロ43cの軸に回転自在に支持される。
昇降分岐ギヤ121に駆動力を伝達する構成としては、第二給紙分岐駆動部材117に昇降分岐ギヤ121と噛み合うギヤ部を設け、第二給紙分岐駆動部材117から駆動力を伝達する構成も考えられる。しかし、この場合は、昇降分岐ギヤ121と第二給紙分岐駆動部材117のギヤ部との噛み合い騒音が発生してしまう。また、所望の減速比を得るために、昇降分岐ギヤ121を大径化する必要があり、昇降分岐ギヤ121が他のギヤに干渉するおそれもある。
これに対し、本実施形態では、昇降分岐ギヤ121を手差し・補給分岐駆動部材120に係合させ、昇降分岐ギヤ121を手差し・補給分岐駆動部材120と一体で回転させ、手差し・補給分岐駆動部材120から駆動力が伝達される構成としている。このように、一体回転で駆動伝達を行うことで、ギヤの噛み合いで駆動伝達する場合とは異なり、駆動伝達時に噛み合い騒音が発生することがない。これにより、ギヤの噛み合い騒音を低減することができる。また、手差し・補給分岐駆動部材120の手差し・補給入力ギヤ120aと第二給紙分岐駆動部材117の手差し・補給出力ギヤ117bとの間で減速させることができ、昇降分岐ギヤ121を大径化せずとも、所望の速度に減速することができる。これにより、他のギヤに干渉することなく、昇降分岐ギヤ121を配置することができる。
また、手差し・補給分岐駆動部材120に昇降分岐ギヤ部を設けて、手差し・補給分岐駆動部材120と昇降分岐ギヤとを一体成型することも考えられる。しかし、補給出力ギヤ120bの歯数と、昇降分岐ギヤ121の歯数が、僅かしか違わず、補給出力ギヤ120bの外径と、昇降分岐ギヤ121の外径との差が僅かしかない。そのため、手差し・補給分岐駆動部材120に昇降分岐ギヤ部を成型することが困難である。よって、本実施形態では、手差し・補給分岐駆動部材120と昇降分岐ギヤ121とを別体とし、手差し・補給分岐駆動部材120と昇降分岐ギヤ121とを係合させて、手差し・補給分岐駆動部材120と昇降分岐ギヤ121とが一体回転する構成としている。
また、装置の内部側(回転体側)から昇降分岐ギヤ121、手差し・補給分岐駆動部材120、手差し電磁クラッチ122順に配置した場合、手差し・補給分岐駆動部材120から直接電磁クラッチ122に駆動伝達を行うことができる。しかし、装置の内部側に昇降分岐ギヤ121を配置した場合、図5に示すように、この昇降分岐ギヤ121と噛み合うギヤを有する昇降駆動伝達部材125が、搬送電磁クラッチ119に干渉するおそれがある。このように、本実施形態においては、装置のレイアウトの関係上、昇降分岐ギヤ121を、手差し・補給分岐駆動部材120よりも装置の内部側に配置することができない。また、装置の内部側から手差し電磁クラッチ122、手差し・補給分岐駆動部材120、昇降分岐ギヤ121の順に配置しても、手差し・補給分岐駆動部材120から直接手差し電磁クラッチ122に駆動伝達を行うことができる。しかし、この場合、手差し電磁クラッチ122に電力を供給するためのコードが、ギヤなどに引っ掛るおそれがある。そのため、手差し電磁クラッチ122は、装置の外部側(軸の端部側)に配置することが好ましい。このようなことから、本実施形態においては、装置の内部側から手差し・補給分岐駆動部材120、昇降分岐ギヤ121、手差し電磁クラッチ122に配置している。そして、昇降分岐ギヤ121と手差し電磁クラッチ122とを駆動連結し、手差し・補給分岐駆動部材120に入力された駆動力が、昇降分岐ギヤ121を介して手差し電磁クラッチ122に入力されるようにした。これにより、手差し電磁クラッチ122がONのときは、手差し給紙コロ43cに駆動力が伝達され、手差し給紙コロ43cを回転駆動させることができる。
昇降分岐ギヤ121には、先の図2〜図6に示すように、昇降駆動伝達部材125の昇降中継ギヤ125aが噛み合っており、昇降駆動伝達部材125の昇降出力ギヤ125bに昇降部材43bの軸に取り付けられた昇降電磁クラッチ126のギヤが噛み合っている。
給紙側駆動入力部材114に伝達された駆動モータ101の駆動力は、第一給紙分岐駆動部材115、第二給紙分岐駆動部材117、手差し・補給分岐駆動部材120に伝達される。そして、昇降分岐ギヤ121を介して手差し電磁クラッチ122に駆動伝達される。また、昇降分岐ギヤ121、昇降駆動伝達部材125を介して昇降電磁クラッチ126に駆動力が伝達される。
手差しトレイ43にセットされた記録シートを給紙するときは、上述した昇降電磁クラッチ126をONにして、昇降部材43bを駆動して、手差トレイの底板43aを上昇させる。そして、この底板43aに載置された記録シートが手差し給紙コロ43cに当接したら、昇降電磁クラッチ126をOFFにして、昇降部材43bの駆動を停止する。次に、手差し電磁クラッチ122をONにし、駆動モータ101の駆動力を、手差し給紙コロ43cに伝達し、手差し給紙コロ43cを回転駆動して、手差しトレイ43にセットされた記録シートをレジストローラ49へ向けて給紙する。手差しトレイ43から給紙された記録シートの先端がレジストローラ49に当接したら、手差し電磁クラッチ122をOFFにし、手差し給紙コロ43cの回転駆動を一次停止する。レジスト電磁クラッチ124がOFFからONに切り替えるタイミングで、手差し電磁クラッチ122をONにし、手差し給紙コロ43cの回転駆動を再開する。これにより、記録シートは、レジストローラ49と手差し給紙コロ43cとにより、転写ニップへ向けて搬送される。そして、記録シートの後端が手差し給紙コロ43cを抜けたら、手差し電磁クラッチ122をOFFにして、手差し給紙コロ43cの回転駆動を停止する。また、手差トレイからの記録シートの給紙が終了したら、昇降電磁クラッチ126をONにして、手差しトレイの底板43aを下降させ、底板43aが規定の位置まで下降したら、昇降電磁クラッチ126をOFFにする。
手差し・補給分岐駆動部材120の補給出力ギヤ120bと噛み合う回収補給分岐ギヤ128と同軸上に、補給入力ギヤ130と、補給電磁クラッチ129とが設けられている。回収補給分岐ギヤ128には、廃トナー回収攪拌スクリュウ11と駆動連結する回収ジョイント135と一体的に回転する回収出力ギヤ134が噛み合っている。
給紙側駆動入力部材114に伝達された駆動モータ101の駆動力は、第一給紙分岐駆動部材115、第二給紙分岐駆動部材117、手差し・補給分岐駆動部材120に伝達される。そして、回収補給分岐ギヤ128、回収出力ギヤ134、回収ジョイント135を介して廃トナー回収攪拌スクリュウ11に駆動力が伝達され、廃トナー回収攪拌スクリュウ11が回転駆動する。
図9は、回収補給分岐ギヤ128と、補給入力ギヤ130と、補給電磁クラッチ129とを示す斜視図であり、(a)は、回収補給分岐ギヤ128側(装置の内部側)から見た斜視図であり、(b)は、補給電磁クラッチ側(装置の外部側)から見た斜視図である。
回収補給分岐ギヤ128には、軸部128aを有しており、この軸部128aに補給入力ギヤ130が回転自在に支持されている。また、補給電磁クラッチ129が、この軸部128aと一体回転可能に、軸部128aに取り付けられている。
補給入力ギヤ130は、ギヤ部130aと筒状の係合部130dとを有しており、係合部130dの内周面には、クラッチ係合溝130bが、回転方向に120°の間隔を開けて3箇所設けられている。
補給電磁クラッチ129は、搬送電磁クラッチ119や手差し電磁クラッチ122と同様の構成であり、小径部の外周面から法線方向に突出する係合突起129aが、周方向に等間隔で3箇所、設けられている。
補給入力ギヤ130のクラッチ係合溝130bに補給電磁クラッチ129の係合突起129aを嵌め込むことで、補給電磁クラッチ129が、補給入力ギヤ130と駆動連結する。
回収補給分岐ギヤ128の軸部128aの先端は、断面D字形状となっており、この断面D字形状の先端を補給電磁クラッチ129の断面D字形状の挿入穴129bに挿入することで、軸部128aから補給電磁クラッチ129に駆動力が伝達される。一方、補給入力ギヤ130の挿入穴130cは、断面円形状であり、軸部128aに回転自在に支持される。補給電磁クラッチ129がONのときは、補給電磁クラッチ129を介して軸部128aから補給入力ギヤ130へ駆動力が伝達される。
先の図2〜図6に示すように、補給入力ギヤ130には、補給駆動伝達部材131の補給中継ギヤ131aが噛み合っている。この補給駆動伝達部材131は、補給出力ギヤ131bを有しており、補給出力ギヤ131bは、トナー補給部材9cと駆動連結する補給ジョイント133と一体的に回転する補給出力ギヤ132が噛み合っている。
給紙側駆動入力部材114に伝達された駆動モータ101の駆動力は、第一給紙分岐駆動部材115、第二給紙分岐駆動部材117、手差し・補給分岐駆動部材120に伝達される。そして、回収補給分岐ギヤ128を介して補給電磁クラッチ129に駆動伝達される。
制御部から出力される補給動作信号に応じて補給電磁クラッチ129がONとなると、駆動モータ101の駆動力は、補給電磁クラッチ129を介して補給入力ギヤ130へ伝達される。そして、補給駆動伝達部材131、補給出力ギヤ132、補給ジョイント133を介して駆動モータの駆動力が、トナー補給部材9cに伝達され、トナー補給部材9cが回転駆動し、トナーを現像装置8に補給する。また、このトナー補給部材9cには、アジテータ9a,9bに駆動力を伝達する攪拌ギヤ137が設けられている(図2参照)。そして、この攪拌ギヤ137を介して各アジテータ9a,9bに駆動力が伝達され、各アジテータ9a,9bが、トナー補給部材9cとともに回転駆動する。回転駆動量に応じた量のトナーを現像装置8に補給したら、補給電磁クラッチ129をOFFにする。
本実施形態の駆動装置100においては、第二,第三再送ローラ48b,48c、レジストローラ49、第一搬送ローラ41、給紙コロ35、手差し給紙コロ43c、トナー補給部材9cおよび昇降部材43bへの駆動伝達経路それぞれに電磁クラッチを設けている。これにより、駆動装置100の駆動を停止することなく、第二,第三再送ローラ48b,48c、レジストローラ49、第一搬送ローラ41、給紙コロ35、手差し給紙コロ43c、トナー補給部材9cおよび昇降部材43bを、それぞれ所定のタイミングで、回転駆動を停止したり、回転駆動を開始したりすることができる。これにより、常に回転駆動する定着ローラ44aと、所定のタイミングで駆動を停止したり、駆動を開始したりする回転部材(第二,第三再送ローラ48b,48c、レジストローラ49、第一搬送ローラ41、給紙コロ35、手差し給紙コロ43c、トナー補給部材9cおよび昇降部材43b)とを、ひとつの駆動モータ101で駆動することができる。これにより、モータの数を減らすことができ、装置を安価にすることができる。また、モータの数を減らすことで、モータの騒音を抑えることができ、装置の静音化を図ることができる。
しかしながら、電磁クラッチはOFFにして駆動を切るときや、ONして駆動をつなぐときに、急激な負荷変動が発生し、その急激な負荷変動が衝撃となり、電磁クラッチに駆動力を伝達する駆動伝達部材を振動させる。この振動が、上記定着ローラに伝播すると、定着ローラ44aに回転ムラが生じ、定着ムラが生じるおそれがある。
このため、本実施形態においては、電磁クラッチのON/OFF切り替え時の負荷変動を抑制するために、駆動伝達経路に電磁クラッチを有する回転部材(第二,第三再送ローラ48b,48c、レジストローラ49、第一搬送ローラ41、給紙コロ35、手差し給紙コロ43c、トナー補給部材9cおよび昇降部材43b)のトルクを、定着ローラ44aのトルクより低くしている。
本実施形態では、給紙側ブラケット100bに保持された電磁クラッチを介して駆動伝達される回転体である給紙コロ35、第一搬送ローラ41、レジストローラ49、トナー補給部材9c、手差し給紙コロ43cおよび昇降部材43bのトルクを、定着ローラ44aのトルクの(1/4)以下としている。このように、駆動伝達経路に電磁クラッチを有する回転部材のトルクを低くしたので、電磁クラッチをOFFにして駆動を切るときや、ONして駆動をつなぐときの負荷変動を抑えることができる。これにより、電磁クラッチをOFFにして駆動を切るときや、ONして駆動をつなぐときの衝撃を和らげることができ、衝撃により発生する振動を低減することができる。
給紙側ブラケット100bには、給紙電磁クラッチ116、搬送電磁クラッチ119、レジスト電磁クラッチ124、昇降電磁クラッチ126、補給電磁クラッチ129および手差し電磁クラッチ122の計6個の電磁クラッチを有している。これらが、駆動伝達状態を切り替えることきに衝撃が発生し、振動となる。しかし、本実施形態においては、給紙側ブラケット100bの駆動伝達部材への駆動伝達を、排紙側タイミングベルト111や連結タイミングベルト113を用いたベルト部材による駆動伝達している。これにより、給紙側ブラケット100bに保持された電磁クラッチが駆動伝達状態を切り替えることで発生した振動は、連結タイミングベルト113や排紙側タイミングベルト111を介して給紙側ブラケット100b側の駆動伝達部材に伝達されることになる。連結タイミングベルト113や排紙側タイミングベルト111は、ゴムなどの弾性部材で構成されているため、連結タイミングベルト113や排紙側タイミングベルト111に振動が伝達されると、自らが弾性変形して、その振動成分を減衰させる。これにより、排紙側の駆動伝達部材に、給紙側ブラケットで発生した振動が伝播するのを抑制することができ、定着ローラ44aの回転ムラを抑制することができる。
さらに、本実施形態においては、連結タイミングベルト113と排紙側タイミングベルト111の2段階で、給紙側の振動を減衰することができる。
また、本実施形態においては、駆動モータ101のモータギヤ101aには、定着ローラ44aへ駆動力を伝達するための第一分岐ギヤ102と、給紙側ブラケット100bが保持する駆動伝達部材へ駆動力を伝達するための第二分岐ギヤ109とが噛み合っており、駆動モータのところで、定着ローラ44aへの駆動伝達経路と、給紙側ブラケット100bが保持する駆動伝達部材への駆動伝達経路とが分岐している。
駆動モータ101としては、この駆動モータ101が回転駆動する回転体のトルクと、所定の安全率とに基づいて決定されたトルク以上の定格トルクを有する駆動モータが用いられる。本実施形態では、定着ローラ44a、第二再送ローラ48b、第三再送ローラ48c、レジストローラ49、第一搬送ローラ41、昇降部材43b、給紙コロ35、手差し給紙コロ43c、廃トナー回収攪拌スクリュウ11およびトナー補給部材9cのトルクの合算トルクと、所定の安全率とにより決められたトルク以上の定格トルクを有する駆動モータが用いられる。本実施形態においては、上述したように給紙側ブラケットに保持された駆動伝達部材から駆動力が伝達される回転体(給紙コロ35、第一搬送ローラ41、レジストローラ49、トナー補給部材9c、手差し給紙コロ43c、昇降部材43b)のトルクは、定着ローラ44aのトルクの(1/4)以下であり、電磁クラッチの駆動伝達状態を切り替えたときの負荷変動が、駆動モータの定格トルクに対して大幅に低くなる。また、上述したように、モータギヤに伝播するまでの間に、連結タイミングベルト113と排紙側タイミングベルト111により減衰されている。従って、駆動モータの出力トルクに対する電磁クラッチの駆動伝達状態を切り替えたときの振動の影響を十分に小さくできる。これにより、モータギヤ101aに伝播する給紙側ブラケット100bに保持された電磁クラッチが駆動伝達状態を切り替えることで発生した振動成分は、駆動モータの駆動力よりも小さくなっている。
モータギヤ101aは、ギヤとは異なり、自ら発生した駆動力で回転駆動するものであるため、給紙側ブラケット100bに保持された電磁クラッチが駆動伝達状態を切り替えることで発生した振動は、自らの駆動力で受け止める。しかも、モータギヤに伝播される振動成分は、駆動力に対して小さいため、モータギヤ101aは、モータギヤに伝播される振動成分により振動することなく一定の速度で回転し続けることができる。これにより、振動がモータギヤ101aを介して第一分岐ギヤ102に伝播されるのを防止することができる。よって、給紙側ブラケット100bに保持された電磁クラッチが駆動伝達状態を切り替えることで発生した振動により、定着ローラ44aが振動するのを防止することができ、定着ローラ44aの回転ムラを抑制することができる。これにより、定着ムラなどが生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態においては、定着ローラ44aへの駆動伝達経路に定着タイミングベルト105を設け、ベルト部材を介して定着ローラ44aに駆動力を伝達している。これにより、排紙側ブラケット100aに保持された再送電磁クラッチ108の駆動伝達状態切り替え時に発生した振動を、上記定着タイミングベルト105が弾性変形して減衰する。これにより、定着ローラ44aに伝播する振動を低減することができ、定着ローラ44aの回転ムラを抑制することができる。
また、駆動伝達経路に電磁クラッチを有する回転体(第二再送ローラ48b、第三再送ローラ48c、レジストローラ49、第一搬送ローラ41、昇降部材43b、給紙コロ35、手差し給紙コロ43cおよびトナー補給部材9c)のトルクを低減することで、電磁力が弱くても、駆動連結を行うことができる。これにより、安価で小型な電磁クラッチを用いることができる。
上述したように、プロセスカートリッジやトナーカートリッジは、図1に示した本体筐体50の右側側面から着脱される。このため、本実施形態では、軸方向と直交する方向に移動することでプロセスカートリッジやトナーカートリッジが本体筐体に対して着脱される。従って、プロセスカートリッジを装置本体から取り出すときは、プロセスカートリッジが装置本体から取り出せるように、感光体と駆動連結する感光体ジョイントを駆動連結が解除される解除位置へ移動させて退避させておく必要がある。また、トナーカートリッジ9を装置本体から取り出すときは、補給ジョイント133や回収ジョイント135を、駆動連結を解除する解除位置へ移動させて、補給ジョイント133や回収ジョイント135を、退避させておく必要がある。また、プロセスカートリッジを、装置本体に挿入するときは、感光体ジョイントが、プロセスカートリッジ側のジョイントとぶつからないように解除位置に退避させておく必要がある。また、トナーカートリッジ9を装置本体に挿入するときは、補給ジョイント133や回収ジョイント135を解除位置に退避させておく必要がある。
このため、本実施形態では、潜像連結部材たる感光体ジョイントを、駆動連結位置と解除位置との間で移動させる潜像移動機構たる感光体解除機構、連結部材たる補給ジョイント133を、駆動連結位置と解除位置との間で移動させる移動機構たる補給解除機構、連結部材たる回収ジョイント135を駆動連結位置と解除位置との間で移動させる移動機構たる回収解除機構とを備えている。
図10は、感光体解除機構210、補給解除機構220、回収解除機構230、感光体駆動装置200および給紙側の駆動伝達部材を示す斜視図である。図11は、感光体解除機構210、補給解除機構220、回収解除機構230と、これら解除機構を駆動する駆動手段たる解除レバー150とを示す図である。
図10に示すように、感光体駆動装置200は、先の図2に示した排紙側ブラケット100aと給紙側ブラケット100bとの間に配設され、感光体モータ160を備えている。また、感光体モータ160の駆動力が伝達される感光体ギヤ151、感光体ギヤ151と同軸上に配置され、感光体側に設けられたジョイントと駆動連結する感光体ジョイント152などを有している。
感光体解除機構210は、感光体ジョイント152を軸方向に移動可能に保持する保持部材211を有している。保持部材211は、筒状部211aを有しており、この筒状部211aには、図10の反時計回り方向下流に行くに従って、感光体ギヤ151側に位置するような切り欠き211bが、円周方向に3箇所形成されている。
この筒状部211aには、感光体ジョイント152を駆動連結位置と解除位置との間で移動させる感光体ジョイント移動部材212が保持されている。移動部材212は、軸方向に対して直交する平面部を有しており、この平面部の中央には、感光体ジョイントが貫通する貫通穴が形成されている。また、移動部材212の外周には、回転方向に等間隔で3箇所、径方向に突出するガイド部212aを有している。これら3つのガイド部212aは、筒状部211aの外周に形成された切り欠き211bを貫通している。また、3つのガイド部212aのうちひとつには、解除レバー150の第一突起部150aが貫通する貫通穴部222bが設けられている。
感光体ジョイント152は、感光体ギヤ151と保持部材211とにより軸方向に移動可能に保持されている。感光体ジョイント152と感光体ギヤとの間には、スプリングが配置されており、感光体ジョイント152を感光体に向けて付勢している。また、感光体ジョイント152には、移動部材212の平面部と感光体ギヤ側から対向する対向部が設けられている。この対向部が移動部材212の平面部に突き当たることにより、スプリングの付勢力で、移動部材の筒状部から抜け出すのを防止している。また、後述するように、移動部材の平面部が、この対向部を、感光体ギヤ側へ押し込むことにより、感光体ジョイント152が、駆動連結位置から解除位置へ移動する。
補給解除機構220、回収解除機構230も感光体解除機構と同様の構成をしている。すなわち、円周方向に3箇所切り欠き221b,231bが形成された筒状部221a,231aを有する保持部材221,231と、切り欠き221b,231bを貫通する3つのガイド部222a,232aを有する移動部材222,232とを有している。移動部材222,232の3つのガイド部222a,232aのうちのひとつには、解除レバー150の突起部150b,150cが貫通する貫通穴部222b,232cが設けられている。
解除レバー150は、図11に示すように、感光体解除機構210の移動部材212を回動させる第一レバー部150dと、補給解除機構220の移動部材222と、回収解除機構230の移動部材232とを回動させる第二レバー部150eとを有している。第一レバー部150dと第二レバー部150eは、レバー連結部材150fにより連結されている。
解除レバー150は、リンク機構などにより本体筐体50の開閉カバー50b(図1参照)の開閉に連動して、図11の矢印A方向に移動するように構成されている。
図10に示すように、補給解除機構220の保持部材221と、感光体解除機構210の保持部材211とには、解除レバー150を保持する保持形状部221c,211cを有している。解除レバー150は、これら保持形状部221c,211cにスライド移動可能に保持されている。このように、補給解除機構220の保持部材221や、感光体解除機構210の保持部材211に解除レバー150を保持する保持形状部221c,211cを有することで、解除レバー150を保持する保持部材を設ける場合に比べて、部品点数を削減することができる。これにより、装置のコストダウンを図ることができる。
図12は、補給解除機構220と回収解除機構230の動作について説明する図である。
本体筐体50の開閉カバー50bの開位置への移動に連動して、解除レバー150が図12(a)の矢印A1方向へ移動する。すると、解除レバー150の第二突起部150b(図11参照)が、補給解除機構220の移動部材の貫通穴部222bを図中矢印A1方向に押し込む。すると、補給解除機構220の移動部材222が図中矢印B1方向(図の反時計回り)に回動する。すると、補給解除機構220の移動部材222のガイド部222aが、切り欠き221bによりガイドされ、移動部材222は回転しながら筒状部221aの内へと移動する。そして、補給ジョイント133の移動部材222と対向する部分に当接し、補給ジョイント133を、筒状部221aの内へと移動させ、図12(b)に示すように補給ジョイント133が駆動連結位置から解除位置へ移動する。
また、解除レバー150の第三突起部150c(図11参照)が、回収解除機構230の移動部材の貫通穴部232bを図中矢印A1方向に押し込み、図12(a)に示すように、回収解除機構230の移動部材232を図中矢印B2方向(図の時計回り)に回動させる。すると、回収解除機構230の移動部材232のガイド部232aが、切り欠き231bによりガイドされ、移動部材232は回転しながら筒状部231aの内へと移動する。これにより、移動部材232により回収ジョイント135が、筒状部231aの内部へ移動せしめられ、図12(b)に示すように回収ジョイント135が駆動連結位置から解除位置へ移動する。
感光体解除機構210も、補給解除機構や回収解除機構と同様の動作により、感光体ジョイント152を、駆動連結位置から解除位置へと移動させる。
このように、本体筐体50の開閉カバー50b(図1参照)の開位置へ移動させると、感光体ジョイント152、補給ジョイント133、回収ジョイント135の駆動連結が解除される。これにより、プロセスカートリッジやトナーカートリッジ9を、軸方向と直交する方向に移動させて、本体筐体の軸方向に平行な側面から抜き出すことができる。プロセスカートリッジやトナーカートリッジ9を装着するときも、開閉カバー50bは開位置であり、感光体ジョイント152、補給ジョイント133、回収ジョイント135は、解除位置に位置している。よって、ジョイント152、133、135が、プロセスカートリッジやトナーカートリッジ9の装着を阻害することがない。
開閉カバー50bを閉位置へ移動させると、各移動部材212,222,232は、回転しながら軸方向内側(回転体側)へ移動する。各ジョイント152,133,135は、スプリングにより軸方向内側(回転体側)へ付勢されている。よって、各移動部材212,222,232が回転しながら軸方向内側(回転体側)へ移動すると、各ジョイント152,133,135は、スプリングの付勢力で、解除位置から駆動連結位置へ移動する。これにより、開閉カバー50bが閉じられると、各ジョイント152,133,135は対応する回転体(感光体1、トナー補給部材9c,廃トナー回収攪拌スクリュウ11)と駆動連結し、駆動力を対応する回転体に伝達することができる。
以上に説明したものは一例であり、以下の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
駆動モータ101などの駆動源の駆動力を伝達する状態と駆動力の伝達を遮断する状態とを切り替え可能な手差し電磁クラッチ122などの駆動接断手段を介して手差し給紙コロ43cなどの第一回転体に駆動力を伝達する第一駆動伝達経路(本実施形態では、手差し給紙コロ43cに駆動力を伝達する駆動伝達経路)と、昇降部材43bなどの第二回転体に駆動力を伝達する第二駆動伝達経路(本実施形態では、昇降部材43bに駆動力を伝達する駆動伝達経路)とを備え、上記駆動接断手段を介して駆動力が入力される手差し給紙コロ43cの軸などの回転軸に、昇降分岐ギヤ121などの第二駆動伝達経路の駆動伝達部材を回動自在に支持した駆動装置100において、前記駆動伝達部材は、前記回転軸上に配置され、前記駆動接断手段を介して前記回転軸に前記駆動力を入力する手差し補給分岐駆動部材120などの入力駆動伝達部材と一体で回転することを特徴とするものである。
駆動装置の騒音としては、ギヤの噛み合い騒音が挙げられる。例えば、ギヤの噛み合い騒音は、次のような原因がある。すなわち、ギヤ間の駆動伝達は、噛み合う歯が次々に切り変わることで行われるため、この駆動側ギヤの歯が、従動側外歯ギヤの歯に当たるときに、音が発生し、これが噛み合い騒音となる。
一方で、態様1においては、回転軸に回転自在に支持された上記別の駆動伝達経路の駆動伝達部材は、同軸上に配置された入力駆動伝達部材と一体で回転する。これにより、入力駆動伝達部材から駆動伝達部材に駆動力が伝達される。このように、入力駆動伝達部材から駆動伝達部材への駆動伝達時、入力駆動伝達部材と駆動伝達部材とが一体で回転するので、入力駆動伝達部材の回転に伴い入力駆動伝達部材の駆動伝達部材と当接する箇所が変化することなく、常に同じ箇所が駆動伝達部材に当接し続けて、駆動伝達を行うことができる。よって、駆動側駆動伝達部材の回転に伴い、駆動側駆動伝達部材の従動側駆動伝達部材との当接箇所が次々と変わるギヤ間の駆動伝達に比べて、駆動伝達時の騒音を低減することができる。
(態様2)
態様1において、手差し補給分岐駆動部材120などの前記入力駆動伝達部材は、手差し給紙コロ43cの軸などの回転軸に回転自在に支持されており、昇降分岐ギヤ121などの駆動伝達部材は、軸方向において、前記入力駆動伝達部材と手差し電磁クラッチ122などの駆動接断手段との間に配置され、前記入力駆動伝達部材と係合するギヤ係合突起121bなどの第一係合部と、前記駆動接断手段と係合するクラッチ係合溝121cなどの第二係合部とを有する。
これによれば、実施形態で説明したように、装置のレイアウトの関係で、昇降分岐ギヤ121などの駆動伝達部材を、手差し電磁クラッチ122などの駆動接断手段と、手差し補給分岐駆動部材120などの入力駆動伝達部材との間に配置せざるをえない場合がある。このような場合でも、ギヤ係合突起121bなどの第一係合部により、前記入力駆動伝達部材と係合することにより、駆動伝達部材を前記入力駆動伝達部材と一体で回転でき、前記入力駆動伝達部材に伝達された駆動力を、駆動伝達部材を介して駆動接断手段に伝達することができる。
(態様3)
態様1または2において、駆動モータ101などの駆動源の駆動力を伝達する状態と駆動力の伝達を遮断する状態とを切り替え可能な搬送電磁クラッチ119などの第二駆動接断手段を有し、搬送タイミングベルト118などのベルト部材を介して駆動源の駆動力を、前記第二駆動接断手段に伝達するベルト駆動伝達経路(本実施形態では、第一搬送ローラ41に駆動力を伝達する駆動伝達経路)を備え、前記ベルト部材を張架する第二搬送プーリ127などの張架部材と、前記第二駆動接断手段とを軸方向で係合させた。
これによれば、実施形態で説明したように、ギヤの噛み合いで搬送電磁クラッチ119などの第二駆動接断手段に駆動力を伝達する構成に比べて、騒音を抑制することができる。また、第二駆動接断手段への駆動伝達時に負荷変動が発生したとき、ベルト部材が弾性変形することにより負荷を吸収することができる。よって、第二駆動接断手段への負荷変動を低減することができ、第二駆動接断手段の耐久性を高めることができる。
(態様4)
態様1乃至3いずれかにおいて、定着ローラに前記駆動力を伝達する定着駆動伝達経路を有し、前記定着駆動伝達経路の最初に駆動力が入力される第一分岐ギヤ102など定着駆動入力部材と、前記第一駆動伝達経路の最初に駆動力が入力される第二分岐ギヤ109などの第一駆動入力部材とが、前記駆動源のモータギヤ101aなどの駆動出力部材に噛み合うように構成した。
これによれば、実施形態で説明したように、駆動源のモータギヤ101aなどの駆動出力部材は、ギヤなどの駆動伝達部材と異なり自ら発生させた駆動力により一定速度で回転しており、その自ら発生させた駆動力で振動を受け止め、振動を減衰させる。これにより、手差し電磁クラッチ122などの駆動接断手段により駆動伝達状態を切り替えたときに発生した振動が、定着駆動伝達経路に伝播にするのを抑制することができる。これにより、定着ローラ44aの回転ムラを抑制することができ、定着ムラが発生するのを抑制することができる。
(態様5)
請求項4において、前記第一駆動伝達経路(本実施形態では、手差し給紙コロ43cに駆動力を伝達する駆動伝達経路)は、連結タイミングベルト113などのベルト部材を介して駆動モータ101などの駆動源の駆動力を、手差し補給分岐駆動部材120などの前記入力駆動伝達部材に伝達するように構成した。
手差し電磁クラッチ122などの駆動接断手段で発生した振動は、連結タイミングベルト113などのベルト部材に伝播することになる。ベルト部材に伝播された振動は、ベルト部材が弾性変形することにより減衰される。よって、ベルト部材により減衰された振動が、モータギヤ101aなどの駆動源の駆動出力部材に伝播する。これにより、駆動源の駆動出力部材で良好に振動を受け止めることができ、駆動接断手段により駆動伝達状態を切り替えたときに発生した振動が、定着駆動伝達経路に伝播にするのをより一層、抑制することができる。これにより、定着ローラ44aの回転ムラを抑制することができ、定着ムラが発生するのを抑制することができる。
(態様6)
態様1乃至5いずれかにおいて、回転体側の駆動伝達部材と駆動連結する連結位置と、駆動連結が解除された解除位置との間を移動可能な連結部材(本実施形態では、補給ジョイント133や回収ジョイント135)と、前記連結部材を、前記連結位置と前記解除位置との間で移動させる移動機構(本実施形態では、補給解除機構220や回収解除機構230)とを備える駆動伝達経路(本実施形態では、トナー補給部材9cに駆動力を伝達する駆動伝達経路や、廃トナー回収攪拌スクリュウ11に駆動力を伝達する駆動伝達経路)を有する。
これによれば、実施形態で説明したように、上記連結部材により駆動連結される回転体を、軸方向と直交する方向に装置本体に対して着脱させることができる。
(態様7)
複数の回転体と、駆動源、および、前記駆動源の駆動力を前記複数の回転体にそれぞれ伝達する複数の駆動伝達経路を有する駆動装置とを備えた画像形成装置において、前記駆動装置として、態様1乃至6いずれかの駆動装置を用いた。
これによれば、装置の騒音を低減することができる。
(態様8)
態様7において、感光体1などの潜像担持体と、現像剤を用いて潜像担持体上の潜像を現像する現像装置8と、前記潜像担持体上の現像された画像を記録シートなどの記録媒体に転写する転写ローラ10などの転写手段と、前記転写手段で転写した後に前記潜像担持体の表面に付着して残留するトナーを除去するクリーニングブレード2などのクリーニング装置と、前記クリーニング装置で除去した廃トナーを搬送する廃トナー回収攪拌スクリュウ11などの廃トナー搬送部材と、前記現像装置にトナーを補給するトナー補給部材9cとを備え、前記駆動装置は、前記記録媒体を搬送する搬送部材(本実施形態では、給紙コロ35、手差し給紙コロ43c、第一搬送ローラ41、第二再送ローラ48b、第三再送ローラ48c、レジストローラ49)、前記廃トナー搬送部材および前記トナー補給部材に駆動力を伝達する。
これによれば、ひとつの駆動源により搬送部材、廃トナー搬送部材およびトナー補給部材を回転駆動することで、搬送部材、廃トナー搬送部材およびトナー補給部材をそれぞれ別個の駆動源により回転駆動するものに比べて、駆動源の数を減らすことができ、装置を安価にすることができる。また、モータ騒音を低減することができる。
(態様9)
態様8において、感光体1などの潜像担持体を、前記駆動装置100の駆動源とは、別の駆動源により回転駆動するように構成した。
これによれば、駆動接断手段により駆動伝達状態を切り替えたときに発生する振動が、感光体などの潜像担持体に伝播するのを抑制することができ、潜像担持体の回転ムラの発生を抑制することができる。これにより、バンディングなどの異常画像の発生を抑制することができる。
(態様10)
態様9において、駆動装置100は、回転体側の駆動伝達部材と駆動連結する連結位置と、駆動連結が解除された解除位置との間を移動可能な連結部材(補給ジョイント133や回収ジョイント135)および前記連結部材を、前記連結位置と前記解除位置との間で移動させる移動機構(補給解除機構220や回収解除機構230)を備えた駆動伝達経路を有しており、前記潜像担持体側の駆動伝達部材と駆動連結する潜像連結位置と、駆動連結が解除された潜像解除位置との間を移動可能な感光体ジョイント152などの潜像用連結部材を、前記潜像連結位置と前記潜像解除位置との間で移動させる感光体解除機構210などの潜像移動機構と、
前記移動機構と前記潜像移動機構と駆動する解除レバー150などの駆動手段を備えた。
これによれば、移動機構(補給解除機構220や回収解除機構230)を駆動する駆動手段と、感光体解除機構210などの潜像移動機構を駆動する駆動手段とをそれぞれ別々に設けたものに比べて、部品点数を削減することができ、装置のコストダウンを図ることができる。また、駆動手段を操作するだけで、連結部材と、潜像連結部材の駆動連結を解除することができ、上記連結部材により駆動連結される回転体を備えたユニット(本実施形態では、トナーカートリッジ9)および潜像担持体の着脱操作性を向上することができる。
(態様11)
態様10において、移動機構(補給解除機構220や回収解除機構230)および感光体解除機構210などの潜像移動機構に、解除レバー150などの駆動手段を保持する保持形状部221c,211cを設けた。
これによれば、実施形態で説明したように、解除レバー150などの駆動手段を保持する保持部材を設けたものに比べて、部品点数を削減することができ、装置のコストダウンを図ることができる。
1:感光体
2:クリーニングブレード
4:帯電ローラ
8:現像装置
9:トナーカートリッジ
9a,9b:アジテータ
9c:トナー補給部材
10:転写ローラ
11:廃トナー回収攪拌スクリュウ
19a:トナー収容部
19b:廃トナー回収部
35:給紙コロ
41:第一搬送ローラ
43a:底板
43b:昇降部材
43c:手差し給紙コロ
44:定着装置
44a:定着ローラ
44b:加圧ローラ
48:反転搬送経路
48a:第一再送ローラ
48b:第二再送ローラ
48c:第三再送ローラ
49:レジストローラ
50:本体筐体
50b:開閉カバー
100:駆動装置
100a:排紙側ブラケット
100b:給紙側ブラケット
101:駆動モータ
101a:モータギヤ
102:第一分岐ギヤ
103:定着再送分岐ギヤ
103a:定着再送入力ギヤ
103b:定着入力ギヤ
103c:再送入力ギヤ
104:第一定着駆動伝達部材
104a:第一定着ギヤ
104b:第一定着プーリ
105:定着タイミングベルト
106:第二定着駆動伝達部材
106a:第二定着プーリ
106b:第二定着ギヤ
107:第三定着駆動伝達部材
107a:入力ギヤ部
107b:出力ギヤ部
108:再送電磁クラッチ
109:第二分岐ギヤ
110:排紙側駆動出力部材
110a:排紙側出力ギヤ
110b:排紙側出力プーリ
111:排紙側タイミングベルト
112:中継プーリ
113:連結タイミングベルト
114:給紙側駆動入力部材
114a:給紙側入力プーリ
114b:給紙側入力ギヤ
115:第一給紙分岐駆動部材
115a:第一アイドラギヤ
115b:給紙分岐ギヤ
116:給紙電磁クラッチ
117:第二給紙分岐駆動部材
117a:第二アイドラギヤ
117b:手差し・補給出力ギヤ
117c:第一搬送プーリ
118:搬送タイミングベルト
119:搬送電磁クラッチ
119a:係合突起
119b:挿入穴
120 :手差し補給分岐駆動部材
120a:手差し・補給入力ギヤ
120b:補給出力ギヤ
120c:ギヤ係合溝
120d:挿入穴
121:昇降分岐ギヤ
121a:ギヤ部
121b:ギヤ係合突起
121c:クラッチ係合溝
121d:挿入穴
121e:係合部
122:手差し電磁クラッチ
122a:係合突起
124:レジスト電磁クラッチ
125:昇降駆動伝達部材
125a:昇降中継ギヤ
125b:昇降出力ギヤ
126:昇降電磁クラッチ
127:第二搬送プーリ
127a:プーリ部
127b:係合部
127d:挿入穴
128:回収補給分岐ギヤ
128a:軸部
129:補給電磁クラッチ
129a:係合突起
129b:挿入穴
130:補給入力ギヤ
130a:ギヤ部
130b:クラッチ係合溝
130c:挿入穴
130d:係合部
131a:補給中継ギヤ
131b:補給出力ギヤ
132:補給出力ギヤ
133:補給ジョイント
134:回収出力ギヤ
135:回収ジョイント
137:攪拌ギヤ
140:再送駆動伝達経路
144:定着最終ギヤ
150:解除レバー
150a:第一突起部
150b:第二突起部
150c:第三突起部
150d:第一レバー部
150e:第二レバー部
150f:レバー連結部材
151:感光体ギヤ
152:感光体ジョイント
160:感光体モータ
200:感光体駆動装置
210:感光体解除機構
211:保持部材
211a:筒状部
212:移動部材
212a:ガイド部
220:補給解除機構
221:保持部材
221a:筒状部
222:移動部材
222a:ガイド部
230:回収解除機構
231a:筒状部
232:移動部材
232a:ガイド部
232b:貫通穴部
S:記録シート
特開2000−250315号公報

Claims (9)

  1. 潜像担持体と、
    現像剤を用いて前記潜像担持体上の潜像を現像する現像装置と、
    前記潜像担持体上の現像された画像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段で転写した後に前記潜像担持体の表面に付着して残留するトナーを除去す
    るクリーニング装置と、
    前記クリーニング装置で除去した廃トナーを搬送する廃トナー搬送部材と、
    前記現像装置にトナーを補給するトナー補給部材とを備え、
    駆動装置は、前記記録媒体を、搬送する搬送部材、前記廃トナー搬送部材および前記トナ
    ー補給部材に駆動力を伝達するとともに、
    前記駆動装置は、駆動源、および、前記駆動源の駆動力を伝達する状態と駆動力の伝達を
    遮断する状態とを切り替え可能な駆動接断手段を有し、第一回転体に駆動力を伝達する第
    一駆動伝達経路と、第二回転体に駆動力を伝達する第二駆動伝達経路とを備え、
    上記駆動接断手段を介して駆動力が入力される回転軸に、第二駆動伝達経路の駆動伝達部
    材を回動自在に支持しており、
    前記駆動伝達部材は、前記回転軸上に配置され、前記駆動接断手段を介して前記回転軸に
    前記駆動力を入力する入力駆動伝達部材と一体で回転することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記入力駆動伝達部材は、前記回転軸に回転自在に支持されており、
    前記駆動伝達部材は、軸方向において、前記入力駆動伝達部材と前記駆動接断手段との間
    に配置され、前記入力駆動伝達部材と係合する第一係合部と、前記駆動接断手段と係合す
    る第二係合部とを有することを特徴とする画像形成装置
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、
    前記駆動源の駆動力を伝達する状態と駆動力の伝達を遮断する状態とを切り替え可能な
    第二駆動接断手段を有し、ベルト部材を介して前記駆動源の駆動力を、前記第二駆動接断
    手段に伝達するベルト駆動伝達経路を備え、
    前記ベルト部材を張架する張架部材と、前記第二駆動接断手段とを軸方向で係合させたこ
    とを特徴とする画像形成装置
  4. 請求項1乃至3いずれか一項に記載の画像形成装置において、
    定着ローラに前記駆動力を伝達する定着駆動伝達経路を有し、
    前記定着駆動伝達経路の最初に駆動力が入力される定着駆動入力部材と、前記第一駆動伝
    達経路の最初に駆動力が入力される第1駆動入力部材とが、前記駆動源の駆動出力部材に
    噛み合うように構成したことを特徴とする画像形成装置
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記第一駆動伝達経路は、ベルト部材を介して前記駆動源の駆動力を、前記入力駆動伝達
    部材に伝達するように構成したことを特徴とする画像形成装置
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の画像形成装置において、
    回転体側の駆動伝達部材と駆動連結する連結位置と、駆動連結が解除された解除位置との
    間を移動可能な連結部材と、前記連結部材を、前記連結位置と前記解除位置との間で移動
    させる移動機構とを備える駆動伝達経路を有することを特徴とする画像形成装置
  7. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記潜像担持体を、前記駆動装置の駆動源とは、別の駆動源により回転駆動するように構
    成したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、
    前記駆動装置は、回転体側の駆動伝達部材と駆動連結する連結位置と、駆動連結が解除さ
    れた解除位置との間を移動可能な連結部材、および、前記連結部材を、前記連結位置と前
    記解除位置との間で移動させる移動機構を備えた駆動伝達経路を有しており、
    前記潜像担持体側の駆動伝達部材と駆動連結する潜像連結位置と、駆動連結が解除された
    潜像解除位置との間を移動可能な潜像用連結部材を、前記潜像連結位置と前記潜像解除位
    置との間で移動させる潜像移動機構と、
    前記移動機構と前記潜像移動機構と駆動する駆動手段を備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置において、
    前記移動機構および前記潜像移動機構に、前記駆動手段を保持する保持形状部を設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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