JP2000187399A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000187399A
JP2000187399A JP10363389A JP36338998A JP2000187399A JP 2000187399 A JP2000187399 A JP 2000187399A JP 10363389 A JP10363389 A JP 10363389A JP 36338998 A JP36338998 A JP 36338998A JP 2000187399 A JP2000187399 A JP 2000187399A
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JP
Japan
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frame
transfer unit
unit
image forming
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JP10363389A
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English (en)
Inventor
Shinji Yasukawa
信二 安川
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に中間転写ユニットを着脱する。 【解決手段】 中間転写ユニットTUが装着される第1
フレーム300F1と、第1フレームに対して略水平方
向にスライドすることにより第1フレームに対して接合
および離間可能に構成され離間した際に第1フレームと
の間に中間転写ユニットの着脱操作に必要な空間Aを形
成する第2フレーム300F2と、第1フレームに対し
て略水平方向にスライドし空間Aに引き出し可能および
第1フレームに向けて押し込み可能に設けられたスライ
ドフレーム410とを備え、中間転写ユニットはスライ
ドフレームに対して空間Aにおいて上方から装着した状
態でスライドフレームを押し込み、または引き出すこと
により装置本体に対して着脱される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に関する。特にその中間転写ユニット
の着脱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真技術を用いた画像形成
装置は、外周面に感光層を有する感光体と、この感光体
の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段
により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して
静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形
成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視
像(トナー像)とする現像手段と、この現像手段により
現像されたトナー像を用紙等の記録材に転写させる転写
手段とを有している。
【0003】転写手段としては、感光体上に形成された
トナー像が転写(一次転写)され、このトナー像をさら
に用紙等の記録材に転写(二次転写)する中間転写ベル
トが知られている。
【0004】このような中間転写ベルトは消耗品であ
り、寿命が来たときには交換する必要があるので、その
交換作業を容易にすべく、中間転写ベルトと、これを支
持する複数のローラとをユニット化した中間転写ユニッ
トが知られている(特開平10−221970号公
報)。
【0005】しかしながら、上記特開平10−2219
70号公報には、中間転写ユニットの画像形成装置本体
に対する具体的な着脱構造に関しては何等記載されてい
ない。
【0006】一方、特開平2−79872号公報には、
中間転写ユニットではないが、図16に示すように、感
光体ユニット8を、装置本体9の側部に対して斜め上方
から着脱可能とした電子写真装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平2−798
72号公報記載の着脱構造(図16参照)を中間転写ユ
ニットに適用することは可能であるかもしれないが、そ
の場合には次のような問題が生ずる。
【0008】図16に示した従来技術では、装置本体9
を分離させることなくユニット8を装置本体9に対して
直接着脱する構造となっているので、ユニット8におけ
る画像形成プロセス部材としての感光体8aを所定の位
置に配置するためには、ユニット8(感光体8aを所定
位置に配置すべく感光体8aを支持しているユニットの
ケースあるいはフレーム)が大型化してしまうおそれが
ある。
【0009】しかも、概して中間転写ユニットは、感光
体ユニットに比べてさらに大型化する傾向があるので、
中間転写ユニットを仮に従来技術(図16)のように装
置本体の側部に対して直接斜め上方から着脱可能とした
構造の場合、その着脱操作が大変になる。
【0010】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、中間転写ユニットに大型化を来さずかつこれを容易
に着脱することのできる画像形成装置を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の画像形成装置は、複数のローラ間に張
架されて循環駆動され得る中間転写ベルトを有し、画像
形成装置本体に対して着脱可能な中間転写ユニットを備
えたものであって、前記画像形成装置本体は、前記中間
転写ユニットが装着される第1フレームと、この第1フ
レームに対して略水平方向にスライドすることにより第
1フレームに対して接合および離間可能に構成され離間
した際に第1フレームとの間に前記中間転写ユニットの
着脱操作に必要な空間を形成する第2フレームと、前記
第1フレームに対して略水平方向に設けられ着脱される
中間転写ユニットを案内する案内部材とを備え、前記第
2フレームが第1フレームから離間した際に、前記案内
部材の端部が前記空間に露出し、前記中間転写ユニット
は、前記端部に対して上方から載置されて案内部材に沿
って第1フレームに押し込まれて装着され、または第1
フレームから前記端部まで引き出されて上方に取り出さ
れることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の画像形成装置は、複数のロ
ーラ間に張架されて循環駆動され得る中間転写ベルトを
有し、画像形成装置本体に対して着脱可能な中間転写ユ
ニットを備えたものであって、前記画像形成装置本体
は、前記中間転写ユニットが装着される第1フレーム
と、この第1フレームに対して接合および離間可能に構
成され離間した際に第1フレームとの間に前記中間転写
ユニットの着脱操作に必要な空間を形成する第2フレー
ムと、前記第1フレームに対して略水平方向にスライド
し、前記空間に引き出し可能および第1フレームに向け
て押し込み可能に設けられたスライドフレームとを備
え、前記中間転写ユニットは、このスライドフレームに
対して前記空間において上方から装着した状態でスライ
ドフレームを押し込み、または引き出すことにより装置
本体に対して着脱されることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の画像形成装置は、請求項2
記載の画像形成装置において、前記第2フレームは、前
記第1フレームに対して略水平方向にスライドすること
により第1フレームに対して接合および離間可能に構成
されていることを特徴とする。
【0014】請求項4記載の画像形成装置は、請求項
1,2,または3記載の画像形成装置において、前記中
間転写ユニットの第1フレームに対する押し込み方向お
よび引き出し方向は、前記ローラの軸線方向と直交する
略水平方向であることを特徴とする。
【0015】請求項5記載の画像形成装置は、請求項
1,2,3,または4記載の画像形成装置において、前
記中間転写ユニットは、その中間転写ベルトが循環駆動
されないときにその張力を解除するテンション解除手段
を有していることを特徴とする。
【0016】請求項6記載の画像形成装置は、請求項5
記載の画像形成装置において、前記中間転写ユニット
は、前記テンション解除手段により中間転写ベルトの張
力が解除された状態で、画像形成装置本体に対して着脱
されることを特徴とする。
【0017】請求項7記載の画像形成装置は、請求項
1,2,3,4,5,または6記載の画像形成装置にお
いて、前記中間転写ユニットが装置本体に装着されたと
き、前記中間転写ベルトがローラ間でベルト自身の張力
により装置本体の感光体に圧接可能となっていることを
特徴とする。
【0018】
【作用効果】請求項1記載の画像形成装置によれば、複
数のローラと、これらローラ間に張架されて循環駆動さ
れ得る中間転写ベルトとが画像形成装置本体に対して着
脱可能な中間転写ユニットとしてユニット化されている
ので、中間転写ベルトの交換はユニットごと行なうこと
が可能である。したがって、交換作業が容易になる。
【0019】そして、画像形成装置本体は、前記中間転
写ユニットが装着される第1フレームと、この第1フレ
ームに対して略水平方向にスライドすることにより第1
フレームに対して接合および離間可能に構成され離間し
た際に第1フレームとの間に前記中間転写ユニットの着
脱操作に必要な空間を形成する第2フレームと、前記第
1フレームに対して略水平方向に設けられ着脱される中
間転写ユニットを案内する案内部材とを備えているの
で、中間転写ユニットの着脱操作は、第2フレームを第
1フレームから離間させた状態で、前記空間を利用し、
案内部材に沿わせて行なうことができる。
【0020】したがって、装置本体を分離させることな
く中間転写ユニットを装置本体に対して直接着脱する構
造とした場合に比べて、ユニットの大型化を来すことな
く中間転写ユニットにおける画像形成プロセス部材とし
ての中間転写ベルトを所定の位置に配置することが可能
となる。
【0021】さらに、前記第2フレームは、前記第1フ
レームに対して略水平方向にスライドすることにより第
1フレームに対して接合および離間可能に構成されてい
るので、例えば、第2フレームを回動させて第1フレー
ムに対して接合および離間可能に構成した場合に比べ
て、第2フレームの少ない移動動作で、前記中間転写ユ
ニットの着脱操作に必要な前記空間を有効に形成するこ
とが可能となる。
【0022】しかも、前記第2フレームが第1フレーム
から離間した際には、前記案内部材の端部が前記空間に
露出し、前記中間転写ユニットは、前記端部に対して上
方から載置されて案内部材に沿って第1フレームに押し
込まれて装着され、または第1フレームから前記端部ま
で引き出されて上方に取り出される構成となっているの
で、中間転写ユニットを装置本体に対して斜め方向に出
し入れする場合に比べて、着脱操作が容易になる。
【0023】以上のように、この請求項1記載の画像形
成装置によれば、容易に中間転写ユニットを着脱するこ
とができるようになるばかりでなく、ユニットの大型化
を来すことなく中間転写ユニットにおける中間転写ベル
トを所定の位置に配置することが可能となり、さらに、
第2フレームの少ない移動動作で、中間転写ユニットの
着脱操作が可能となる。
【0024】請求項2記載の画像形成装置によれば、複
数のローラと、これらローラ間に張架されて循環駆動さ
れ得る中間転写ベルトとが画像形成装置本体に対して着
脱可能な中間転写ユニットとしてユニット化されている
ので、中間転写ベルトの交換はユニットごと行なうこと
が可能である。したがって、交換作業が容易になる。
【0025】そして、画像形成装置本体は、前記中間転
写ユニットが装着される第1フレームと、この第1フレ
ームに対して接合および離間可能に構成され離間した際
に第1フレームとの間に前記中間転写ユニットの着脱操
作に必要な空間を形成する第2フレームと、前記第1フ
レームに対して略水平方向にスライドし、前記空間に引
き出し可能および第1フレームに向けて押し込み可能に
設けられたスライドフレームとを備え、前記中間転写ユ
ニットは、このスライドフレームに対して前記空間にお
いて上方から装着した状態でスライドフレームを押し込
み、または引き出すことにより装置本体に対して着脱さ
れる構成となっているので、装置本体を分離させること
なく中間転写ユニットを装置本体に対して直接着脱する
構造とした場合に比べて、ユニットの大型化を来すこと
なく中間転写ユニットにおける画像形成プロセス部材と
しての中間転写ベルトを所定の位置に配置することが可
能となる。
【0026】さらに、中間転写ユニットは、前記スライ
ドフレームに対して上方から装着して、スライドフレー
ムを装置本体に押し込み、または引き出すことにより装
置本体に対して着脱される構成となっているので、中間
転写ユニットを第1フレームに対して直接水平方向に出
し入れする場合に比べて、着脱操作が容易になる。
【0027】しかも、中間転写ユニットはスライドフレ
ームに対して装着された状態で、スライドフレームごと
装置本体に押し込まれることで装置本体に装着されるの
で、中間転写ユニットを直接装置本体に対して装着する
場合には生じるであろう装置本体との不測の接触等によ
る中間転写ベルトの傷付きが確実に防止されることとな
る。
【0028】以上のように、この請求項2記載の画像形
成装置によれば、容易に中間転写ユニットを着脱するこ
とができるようになるばかりでなく、ユニットの大型化
を来すことなく中間転写ユニットにおける中間転写ベル
トを所定の位置に配置することが可能となり、さらに、
中間転写ユニットを直接装置本体に対して装着する場合
には生じるであろう装置本体との不測の接触等による中
間転写ベルトの傷付きが防止されることとなる。
【0029】請求項3記載の画像形成装置によれば、請
求項2記載の画像形成装置において、前記第2フレーム
は、前記第1フレームに対して略水平方向にスライドす
ることにより第1フレームに対して接合および離間可能
に構成されているので、例えば、第2フレームを回動さ
せて第1フレームに対して接合および離間可能に構成し
た場合に比べて、第2フレームの少ない移動動作で、前
記中間転写ユニットの着脱操作に必要な前記空間を有効
に形成することが可能となる。
【0030】請求項4記載の画像形成装置によれば、請
求項1,2,または3記載の画像形成装置において、前
記中間転写ユニットの第1フレームに対する押し込み方
向および引き出し方向は、前記ローラの軸線方向と直交
する略水平方向となっているので、中間転写ベルト表面
あるいは装置本体の感光体表面等(感光体、その他中間
転写ベルトとの当接部材の表面)に傷が付いてしまうと
いうことが防止される(少なくとも著しく軽減され
る)。
【0031】中間転写ユニットの装置本体の第1フレー
ムに対する着脱構造としては、中間転写ユニットをその
ローラの軸線方向に沿って着脱する(抜き差しする)構
造を採用することも可能である。
【0032】しかしながら、そのような構造とすると、
着脱時に中間転写ベルトと装置本体の第1フレームに取
り付けられている感光体等とが接触し得る長さは中間転
写ベルトのベルト幅となり、大きなものとなる。したが
って、それだけ中間転写ベルト表面あるいは装置本体の
感光体表面等に傷が付き易くなるおそれがある。
【0033】これに対し、この請求項4記載の画像形成
装置によれば、中間転写ユニットは、前記ローラの軸線
方向と直交する略水平方向に移動することにより装置本
体の第1フレームに対して着脱可能に構成されているの
で、着脱時に中間転写ベルトと装置本体の感光体等とが
接触し得る長さが極めて小さくなる。したがって、それ
だけ、中間転写ベルト表面あるいは装置本体の感光体表
面等に傷が付くという事態が防止されることとなる(少
なくとも著しく軽減されることとなる)。
【0034】請求項5記載の画像形成装置によれば、請
求項1,2,3,または4記載の画像形成装置におい
て、前記中間転写ユニットは、その中間転写ベルトが循
環駆動されないときにその張力を解除するテンション解
除手段を有しているので、ベルトのクリープ変形による
画像濃度むらの発生を防止することができる。
【0035】中間転写ベルトは、複数本のローラ間に張
架されて循環駆動されるようになっているので、仮にテ
ンション解除手段を有していないとすると、例えば画像
形成装置の電源等が切られる等してベルトが循環駆動さ
れない状態が長時間におよぶ場合に、ベルトがローラ間
に張架された状態のままとなり、ベルトの一部、特にロ
ーラへの巻掛け部に応力が作用し続けることによって、
その部分にクリープ変形が生じ、その後装置が作動した
ときに、ベルトの変形部分に対応する部位において画像
に濃度むらが生じることがある。
【0036】これに対し、この請求項5記載の画像形成
装置によれば、中間転写ユニットが、その中間転写ベル
トが循環駆動されないときにその張力を解除するテンシ
ョン解除手段を有しているので、ベルトの上記クリープ
変形が防止され、したがって、クリープ変形による画像
濃度むらの発生が防止されることとなる。
【0037】このようなテンション解除手段を有してい
ると、その分、中間転写ユニットは重たくなる。したが
って、仮に、図16に示したようにユニットを装置本体
に対して直接斜め方向に出し入れする構造としたとすれ
ば、比較的重たくなった中間転写ユニットの着脱操作は
一層困難なものとなる。
【0038】これに対し、この請求項5記載の画像形成
装置によれば、上記請求項1,2,3,または4記載の
構成が採用されているので、中間転写ユニットがテンシ
ョン解除手段を有していてその重量が比較的重たくなっ
ているにもかかわらず、その着脱操作を容易に行なうこ
とが可能となる。
【0039】請求項6記載の画像形成装置によれば、請
求項5記載の画像形成装置において、前記中間転写ユニ
ットは、前記テンション解除手段により中間転写ベルト
の張力が解除された状態で、画像形成装置本体に対して
着脱される構成となっているので、着脱の際に中間転写
ベルトの表面と装置本体の感光体表面等とが仮に擦れ合
ったとしても、その擦れ合いは、極めて軽い擦れ合いと
なる。
【0040】したがって、中間転写ベルト表面あるいは
装置本体の感光体表面等に傷が付いてしまうということ
が一層確実に防止されることとなる(少なくともより著
しく軽減されることとなる)。
【0041】請求項7記載の画像形成装置によれば、請
求項1,2,3,4,5,または6記載の画像形成装置
において、前記中間転写ユニットが装置本体に装着され
たとき、前記中間転写ベルトがローラ間でベルト自身の
張力により装置本体の感光体に圧接可能な構成となって
いるので、さらに次のような作用効果が得られる。
【0042】中間転写ベルトを感光体に圧接させる構成
としては、ベルトの裏面側に配置したローラ(一次転写
ローラ)で圧接させる構成を用いることも可能である。
【0043】しかしながら、請求項1,2,3,4,
5,または6記載の画像形成装置において、そのような
構成を用いたとすると、一次転写ローラを中間転写ユニ
ットに組み込んでおくことが必要となるため、その分、
中間転写ユニットの構造が複雑になるとともに、重量も
増大してしまう。
【0044】これに対し、この請求項7記載の画像形成
装置によれば、中間転写ユニットが装置本体に装着され
たとき、中間転写ベルトがローラ間でベルト自身の張力
により装置本体の感光体に圧接可能な構成となっている
ので、一次転写ローラが不要となる。
【0045】したがって、中間転写ユニットの構造の簡
略化が可能であると同時に軽量化も可能となり、結果と
して、中間転写ユニットの着脱操作を一層容易にするこ
とが可能となる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。先ず、主として請求項2〜
7に対応する第1の実施の形態について説明し、後に主
として請求項1に対応する第2の実施の形態について説
明する。
【0047】図1は本発明に係る画像形成装置の第1の
実施の形態を示す概略図である。
【0048】先ず、この画像形成装置の概要について説
明し、次いで、主として中間転写ユニットおよびその着
脱構造について詳しく説明する。
【0049】この画像形成装置300は、イエロー
(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック
(K)の4色のトナーによる現像器を用いてフルカラー
画像を形成することのできる装置である。
【0050】図1において、301は装置本体のケース
であり、このケース301内に、露光ユニット302、
給紙装置310、感光体ユニット320、現像ユニット
330、中間転写ユニットTU、定着ユニット340、
およびこの装置全体の制御を行なう制御ユニット(図示
せず)、等が設けられている。
【0051】感光体ユニット320は、感光体321
と、帯電手段としての帯電ローラ322と、クリーニン
グ手段323とを有している。感光体321は、画像形
成時に、図示しない適宜の駆動手段によって図示矢印方
向に回転駆動される。
【0052】感光体321の周りに、その回転方向に沿
って、前記帯電ローラ322、現像手段としての現像器
331(Y,C,M,K)、中間転写ユニットTU、お
よび前記クリーニング手段323が配置されている。
【0053】帯電ローラ322は、感光体321の外周
面に当接して外周面を一様に帯電させる。一様に帯電し
た感光体321の外周面には、露光ユニット302によ
って所望の画像情報に応じた選択的な露光L1がなさ
れ、この露光L1によって感光体321上に静電潜像が
形成される。
【0054】この静電潜像は、現像ユニット330の現
像器331でトナーが付与されて現像される。
【0055】現像ユニット330は、現像手段として、
イエロー用の現像器331Y、シアン用の現像器331
C、マゼンタ用の現像器331M、ブラック用の現像器
331Kを備えている。これら各現像器331(Y,
C,M,K)は、それぞれ内部にイエロー、シアン、マ
ゼンタ、ブラックのトナーを内蔵している。また、それ
ぞれ現像ローラ332を備えており、図示しない接離機
構によって、画像形成時にはいずれか1つの現像器の現
像ローラのみが感光体321に当接し得るようになって
いる。したがって、これらの現像器331は、イエロ
ー、シアン、マゼンタ、ブラックのうちのいずれかのト
ナーを感光体321の表面に付与して感光体321上の
静電潜像を現像する。
【0056】現像されたトナー像は、中間転写ユニット
TUの中間転写ベルト160上に転写される。
【0057】クリーニング手段323は、上記転写後
に、感光体321の外周面に残留し付着しているトナー
(図示せず)を掻き落とすクリーニングブレード324
を備えている。
【0058】中間転写ユニットTUは、後に詳しく説明
するように、駆動ローラ110と、4本の従動ローラ1
20,130,140,150と、これら各ローラ間に
循環可能に張架された無端状の中間転写ベルト160
と、この中間転写ベルト160に対して接離可能なクリ
ーニング手段170と、二次転写ローラ180とを有し
ている。
【0059】駆動ローラ110は、その端部に固定され
た図示しない歯車が、感光体321の駆動用歯車(図示
せず)と噛み合うことによって、感光体321と略同一
の周速で回転駆動され、したがって中間転写ベルト16
0が感光体321と略同一の周速で図示矢印方向に循環
駆動されるようになっている。
【0060】従動ローラ150は、駆動ローラ110と
の間で中間転写ベルト160がそれ自身の張力によって
感光体321に圧接される位置に配置されており、感光
体321と中間転写ベルト160との圧接部において一
次転写部T1が形成されている。
【0061】駆動ローラ110には、中間転写ベルト1
60を介して図示しない電極ローラが配置されており、
この電極ローラを介して、中間転写ベルト160に一次
転写電圧が印加される。
【0062】従動ローラ120はテンションローラであ
り、後述する付勢手段によって中間転写ベルト160を
その張り方向に付勢している。
【0063】従動ローラ130は、二次転写部T2を形
成するバックアップローラである。このバックアップロ
ーラ130には、中間転写ベルト160を介して二次転
写ローラ180が対向配置されている。
【0064】二次転写ローラ180は、図示しない接離
機構により中間転写ベルト160に対して接離可能であ
る。二次転写ローラ180には、二次転写電圧が印加さ
れる。
【0065】クリーニング手段170は、中間転写ベル
ト160と接触してその外周面に残留し付着しているト
ナーを掻き落とすクリーニングブレード171と、この
クリーニングブレード171によって掻き落とされたト
ナーを受ける受け部172とを備えている。このクリー
ニング手段170のブレード171は、後述する接離機
構によって中間転写ベルト160に対して接離可能であ
る。
【0066】従動ローラ140は、ブレード171のた
めのバックアップローラである。
【0067】中間転写ベルト160が循環駆動される過
程で、一次転写部T1において、感光体321上のトナ
ー像が中間転写ベルト160上に転写され、中間転写ベ
ルト160上に転写されたトナー像は、二次転写部T2
において、二次転写ローラ180との間に供給される用
紙等のシート(記録材)Sに転写される。
【0068】シートSは、給紙装置310から給送さ
れ、ゲートローラ対Gによって所定のタイミングで二次
転写部T2に供給される。311は給紙カセット、31
2はピックアップローラ、313はシートの重送を防止
する分離ローラ対である。
【0069】二次転写部T2でトナー像が転写されたシ
ートSは、定着ユニット340を通ることによってその
トナー像が定着され、排紙経路350を通って、装置本
体のケース301上に形成されたシート受け部303上
に排出される。
【0070】定着ユニット340は、熱源を有する定着
ローラ341と、これに圧接されている加圧ローラ34
2とを有している。
【0071】なお、この画像形成装置は、排紙経路35
0として、互いに独立した2つの排紙経路351,35
2を有しており、定着ユニット340を通ったシートは
いずれかの排紙経路(351または352)を通って排
出される。また、この排紙経路351,352はスイッ
チバック経路をも構成しており、シートの両面に画像を
形成する場合には、排紙経路351または352に一旦
進入したシートが、返送路353を通って再び二次転写
部T2に向けて給送されるようになっている。
【0072】以上のような画像形成装置全体の作動の概
要は次の通りである。
【0073】(i)図示しないホストコンピュータ等
(パーソナルコンピュータ等)からの印字指令信号(画
像形成信号)が画像形成装置の図示しない制御部に入力
されると、後述するようにしてテンションローラ120
が動き、中間転写ベルト160が張架状態となる。次い
で、感光体321、現像器331の各ローラ332、お
よび中間転写ベルト160が回転駆動される。
【0074】(ii)感光体321の外周面が帯電ロー
ラ322によって一様に帯電される。
【0075】(iii)一様に帯電した感光体321の
外周面に、露光ユニット302によって第1色目(例え
ばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光L1がな
され、第1色目(例えばイエロー)用の静電潜像が形成
される。
【0076】(iv)感光体321には、第1色目(例
えばイエロー)用の現像器331Yの現像ローラのみが
接触し、これによって上記静電潜像が現像され、第1色
目(例えばイエロー)のトナー像が感光体321上に形
成される。
【0077】(v)中間転写ベルト160には上記トナ
ーの帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加され、感光
体321上に形成されたトナー像が、一次転写部T1に
おいて中間転写ベルト160上に転写される。このと
き、二次転写ローラ180およびベルトクリーニング手
段170は、中間転写ベルト160から離間している。
【0078】(vi)感光体321上に残留しているト
ナーが感光体クリーニング手段323によって除去され
た後、除電手段304からの除電光L2によって感光体
321が除電される。
【0079】(vii)上記(ii)〜(vi)の動作
が必要に応じて繰り返される。すなわち、上記印字指令
信号の内容に応じて、第2色目、第3色目、第4色目、
と繰り返され、上記印字指令信号の内容に応じたトナー
像が中間転写ベルト160上において重ね合わされて中
間転写ベルト160上に形成される。
【0080】(viii)所定のタイミングで給紙装置
310からシートSが供給され、シートSの先端が二次
転写部T2に達する直前にあるいは達した後に(要する
にシートS上の所望の位置に、中間転写ベルト160上
のトナー像が転写されるタイミングで)二次転写ローラ
180が中間転写ベルト160に押圧されるとともに二
次転写電圧が印加され、中間転写ベルト160上のトナ
ー像(基本的には4色のトナー像が重ね合わせられたフ
ルカラー画像)がシートS上に転写される。また、ベル
トクリーニング手段170が中間転写ベルト160に当
接し、二次転写後に中間転写ベルト160上に残留して
いるトナーが除去される。
【0081】(ix)シートSが定着ユニット340を
通過することによってシートS上にトナー像が定着し、
その後、シートSが所定の位置に向け(両面印刷でない
場合にはシート受け部303に向け、両面印刷の場合に
は、スイッチバック経路351または352を経て返送
路353に向け)搬送される。
【0082】以上、画像形成装置の概要について説明し
たが、次に主として中間転写ユニットTUおよびその着
脱構造について説明する。
【0083】図2は中間転写ユニットTUおよび、この
ユニットTUを着脱可能に装着するために画像形成装置
300に設けられた受けフレーム400およびそのスラ
イドフレーム410を示す斜視図、図3は主として中間
転写ユニットTUを示す一部省略正面図、図4はテンシ
ョンが解除された状態の中間転写ユニットTUを示す一
部省略背面図である。
【0084】前述したように中間転写ユニットTUは、
駆動ローラ110と、4本の従動ローラ120,13
0,140,150と、これら各ローラ間に循環可能に
張架された無端状の中間転写ベルト160と、この中間
転写ベルト160に対して接離可能なクリーニング手段
170(図2,図3においては省略してある)と、二次
転写ローラ180とを有している。
【0085】この中間転写ユニットTUは、図5に示す
ように、第1ユニットU1と第2ユニットU2とを有し
ており、第2ユニットU2は図6に示すように第1ユニ
ットU1の中空部103に挿入されることによって第1
ユニットU1に対し着脱可能に装着される。
【0086】第1ユニットU1は、フレーム100を有
しており、このフレーム100の側板101,101’
によって、前述した駆動ローラ110と、テンションロ
ーラ120を除く3本の従動ローラ130,140,1
50,および二次転写ローラ180とが回転可能に支持
されている。
【0087】図4に示すように、クリーニング手段17
0は、前述したクリーニングブレード171と、このク
リーニングブレード171によって掻き落とされたトナ
ーを受ける受け部172と、受け部172のトナーを搬
送する搬送スクリュー173とを備えており、これらは
ユニットとして構成されている。174は、そのユニッ
トのケースであり、このケース174の上部に取付部材
175を介してクリーニングブレード171が取り付け
られている。受け部172はケース174の略半円筒部
分によって形成されている。ケース174の両端部(図
4の紙面と直交する方向において両端部)は円筒状(1
74a)に形成されており、この円筒部174aに軸受
部材176を介して搬送スクリュー173の軸173a
の両端部分が回転可能に支持されている。ケース174
は、その両端の円筒部174a,174aが、フレーム
100の側板101,101’(図2参照)に形成され
た受け穴108,108に図示しない軸受部材を介して
嵌まり合うことによってフレーム100に対して前記円
筒部174a回りに回動可能に支持されている。ケース
174の両端上部と、フレーム100の側板101,1
01’(図2参照)内側に屈曲形成されたバネ掛部10
9,109との間にはそれぞれ引っ張りバネ177(図
4参照)が張架されており、このバネ177,177
(図4において一方のみ図示)の付勢力によって、ケー
ス174はクリーニングブレード171を中間転写ベル
ト160に圧接する方向(図4において反時計方向)に
常時付勢されているが、クリーニングブレード171の
圧接は接離機構によって規制されるようになっている。
接離機構は、受けフレーム400側に設けられたカム3
05と、このカム305に当接するケース174の当接
部174bと、前記バネ177とで構成されている。カ
ム305は、画像形成装置300本体側に設けられた図
示しない駆動手段によって回転駆動されるようになって
おり、図4に示すように、その小径部305aがケース
174の当接部174bに対して当接することなく対向
するとき、ケース174がその円筒部174aを中心と
してバネ177の付勢力で反時計方向に回動し、バネ1
77の付勢力でクリーニングブレード171が中間転写
ベルト160に圧接される。また、図4に示す状態から
カム305が時計方向へおよそ120゜回転してその大
径部305bがケース174の当接部174bに当接す
ると、ケース174がその円筒部174aを中心として
バネ177の付勢力に抗して時計方向に回動し、クリー
ニングブレード171が中間転写ベルト160から離間
することとなる(離間した状態は図示していない)。
【0088】図3に示すように、フレーム100は、側
板101,101’を連結している断面略逆凹形状の連
結板102を有しており、この連結板102の存在によ
って構造上十分な強度を有している。すなわち、フレー
ム100は中間転写ベルト160の下方に位置する底板
を有していないが、強度的には十分なものとなってい
る。
【0089】側板101,101’も側面視略逆凹形状
をなしていることから、これら側板101,101’お
よび連結板102の凹所(103)で、第2ユニットU
2を受け入れるための中空部103が形成されている。
【0090】後に詳しく説明するが、図3に示すよう
に、第2ユニットU2は、フレーム200と、テンショ
ンローラ(従動ローラ)120と、このテンションロー
ラ120により中間転写ベルト160に張力を付与する
張力付与手段220と、中間転写ベルト160の張力を
解除し得るテンション解除手段240とを有している。
【0091】したがって、第2ユニットU2が第1ユニ
ットU1に装着された状態で、中間転写ベルト160
は、図3に示すように、各ローラ110〜150によっ
て張架され得るし、図8および図4に示すようにそのテ
ンションが解除され得る。
【0092】図7は第2ユニットU2を示す一部省略右
側面図である。
【0093】図3〜図7に示すように、張力付与手段2
20は、テンションローラ120の両端を回転可能に支
持する一対のレバー221,221と、これらレバー2
21,221を図3において矢印a方向に付勢する付勢
手段としての引っ張りバネ222(図5,図7参照)と
を有している。
【0094】図3〜図5に示すように、一対のレバー2
21,221は、正面視略L字形であり、フレーム20
0の側板201,201’に軸202(図3参照)でそ
れぞれ独立して回動可能に支持されている。レバー22
1の一端221aにはテンションローラ120の軸12
1(図5参照)の端部が連結されており、他端221b
には、ワイヤ223を介して前記引っ張りバネ222が
連結されている。図5、図6に示すように、ワイヤ22
3は、レバー221の他端221bに連結され、後述す
るテンション解除手段240の揺動フレーム241の天
板241aに回転可能に軸支されたプーリ224により
方向が90゜転換されて引っ張りバネ222の一端に連
結されている。すなわち、それぞれ独立して回動可能な
一対のレバー221の他端221bは、一本の引っ張り
バネ222の両端にワイヤ223を介してそれぞれ連結
されており、各レバー221の回動角度が異なっている
場合でも、各レバー221は引っ張りバネ222による
同一(共通の)のバネ力で図3の矢印a方向に付勢され
るようになっている。
【0095】図3〜図5に示すように、テンション解除
手段240は、フレーム200の側板201,201’
に対して、前記レバー221と同軸202で揺動可能に
支持された前記揺動フレーム241と、この揺動フレー
ム241を図3において矢印b方向(反時計方向)に付
勢している引っ張りバネ242,242(図3,図4に
おいてそれぞれ一方のみ図示)とを有している。揺動フ
レーム241は、前記天板241aと、その両端を屈曲
して形成した一対の側板241b,241bとを有して
おり、天板241aの両端部分に形成されたバネ掛部2
41c,241c(図7参照)と、フレーム200の側
板201,201’の内面に設けられたバネ掛部201
a,201a(図3,図4においてそれぞれ一方のみ図
示)との間に前記引っ張りバネ242がそれぞれ張架さ
れていることによって、前記軸202回り(図3におい
て反時計方向)に付勢されている。
【0096】側板241b,241bの内面には、それ
ぞれカムフォロア243(図7参照)が軸243aで回
転可能に設けられており、このカムフォロア243がカ
ム244とそれぞれ当接する。
【0097】図4、図7に示すように、カム244は、
電磁クラッチ245からの出力軸(カム軸)246に固
定されている。電磁クラッチ245は、図4に示すよう
に、そのケース245aに設けられた一対の係合片24
5bの間に、フレーム200の側板201,201’を
連結している連結板207(図10参照)の内面側に設
けられた図示しない係合部が挿入される(係合される)
ことによって出力軸246回りの回転が規制されてい
る。図7に示すように、電磁クラッチ245の円板状の
回転角度規制部材245cにはギア247が固定されて
おり、このギア247にギア248が噛み合っている。
ギア248は、前記連結板207(図10参照)に設け
られた支持板207a(図7参照)と前記側板201’
とで回転可能に支持された軸248aに固定されてお
り、この軸248aの外端部に、動力受け入れ用のギア
249が固定されている。なお、電磁クラッチ245の
出力軸246は、前記回転角度規制部材245cおよび
ギア247を貫通しており、これら回転角度規制部材2
45cおよびギア247とは独立して回動する。また、
これら電磁クラッチ245,出力軸246,ギア24
7,およびカム244,244は、予め組み立てられた
状態で、側板201,201’に形成されたスリット2
03,203(図3〜図5参照)に、出力軸246の両
端部を、これに図示しない軸受部材を装着した状態で入
れ込むことによってフレーム200に組み込まれる。
【0098】動力受け入れ用のギア249は、図3およ
び図4に示すように第2ユニットU2が第1ユニットU
1に装着された状態の中間転写ユニットTUが、後述す
るようにして受けフレーム400に装着されたとき、受
けフレーム400側に設けられた図示しないギアと噛み
合い、このギアを介して装置本体の図示しない駆動手段
からの動力を受けるようになっている。
【0099】すなわち、カム244は、中間転写ユニッ
トTUが装置本体に装着されたとき、図示しない駆動手
段によって、ギア249,248,ギア247,電磁ク
ラッチ245,およびその出力軸246を介し、電磁ク
ラッチ245の作用により、図3または図4に示す位置
に回動駆動される。
【0100】図3に示すようにカム244は大径部24
4aと小径部244bとを有しており、同図に示すよう
にその大径部244aがカムフォロア243と当接して
いるとき、揺動フレーム241が引っ張りバネ242の
付勢力に抗し図3において時計方向に回動して同図に示
すような状態となり、張力付与手段220の引っ張りバ
ネ222の付勢力によってテンションローラ120が中
間転写ベルト160を内方から押圧する。これによっ
て、中間転写ベルト160にテンションが付与され、駆
動ローラ110で中間転写ベルト160が循環駆動され
得る状態となる。
【0101】一方、図8および図4に示すようにカム2
44が回動し、その小径部244bがカムフォロア24
3と当接すると、揺動フレーム241が引っ張りバネ2
42の付勢力により図8において反時計方向に回動して
同図に示すような状態となる。この際、張力付与手段2
20の引っ張りバネ222は依然としてレバー221を
時計方向に付勢しているが、揺動フレーム241が反時
計方向に回動することによりレバー221は揺動フレー
ム241の天板241aと当接することで時計方向(矢
印a方向)への回動が規制され、結果としてテンション
ローラ120が中間転写ベルト160から離間すること
となる。これによって、中間転写ベルト160のテンシ
ョンが解除されることとなる。
【0102】この実施の形態では、装置300の電源が
入れられた状態で前述した画像形成信号が入力されると
カム244が図3に示すように回動して中間転写ベルト
160を張架状態とし、画像形成動作が終了して所定時
間経過すると、カム244が図8で示すように回動して
中間転写ベルト160の張架状態が解除されるようにな
っている。なお、装置300の電源が入れられた際にカ
ム244が図3に示すように回動して中間転写ベルト1
60を張架状態とし、装置の電源が切られたときに、カ
ム244が図8で示すように回動して中間転写ベルト1
60の張架状態が解除されるようにしても良い。
【0103】図9は中間転写ベルト160およびローラ
110〜150の概略的な展開図である。
【0104】同図および図3に示すように、中間転写ベ
ルト160には、その両側縁部裏面にビード161が設
けられており、中間転写ベルト160が蛇行しようとし
たときに、ビード161の内側面162がバックアップ
ローラ130の端面131に当接することによって中間
転写ベルト160の蛇行が防止されるようになってい
る。別言すれば、バックアップローラ130はビード規
制ローラを構成している。
【0105】したがって、仮に何等の手段も講ぜられて
いないとしたならば、上述したようにして中間転写ベル
ト160のテンションが解除されて中間転写ベルト16
0が弛んだ際、ビード161がビード規制ローラ130
の端面131から外れてしまうおそれがある。
【0106】そこで、この実施の形態では、図3および
図5等に示すように、フレーム100の側板101,1
01’におけるビード規制ローラ130近くの部位を内
方に屈曲して舌片状に形成し、この舌片104,104
を、弛んだ際の中間転写ベルト160の表面両側縁部に
軽く当接させることによって、ビード規制ローラ130
近くにおける弛みを規制し、ビード161がビード規制
ローラ130の端面131から外れることを防止してい
る。
【0107】第1ユニットU1に対する第2ユニットU
2の装着構造は、適宜の構造を採用し得る。
【0108】例えば、図10に示すように、第2ユニッ
トU2のフレーム200の先端(挿入方向先端)両側に
一対のピン204,204を設けるとともに、第1ユニ
ットU1におけるフレーム100の連結板102の両内
側面には前記ピン204を上下方向から規制して案内す
るガイドレール105,105を設ける。このガイドレ
ール105は、そのガイド溝105aの幅が先端部でテ
ーパ状に先細り(後述するガイドレール401(図1
4,図15参照)の先端部401a1と実質的に同様な
形状)となっており、終端部でピン204の外径と同一
寸法となっている。また、図2、図5および図6に示す
ように、第2ユニットU2のフレーム200の後端(挿
入方向後端)側の側板201の上部にフック205を設
けるとともに、第1ユニットU1におけるフレーム10
0の一方の側板101の前記フック205との対向部に
はフック205との係合部106を設ける。さらに、前
記側板201の上部両端には一対の位置決めピン20
6,206を設けるとともに、第1ユニットU1の前記
側板101には、ピン206,ピン206との係合穴1
07,107を設ける。フック205は図示しないバネ
により係合部106と係合する方向に常時付勢されてい
るが、摘み205aを持って係合部106との係合を解
除し得るように構成する。第2ユニットU2を第1ユニ
ットU1に装着するには、第2ユニットU2先端のピン
204,204を第1ユニットU1のガイドレール10
5,105に入れるようにして第2ユニットU2を第1
ユニットU1の中空部103に挿入する(図6参照)。
この挿入により、第2ユニットU2のフック205は、
これが第1ユニットU1の係合部106に達すると、そ
の傾斜部205bが係合部106に当接することで前記
バネ力に抗して回動しつつ係合部106を乗り越えるよ
うにして係合部106と係合する。また同時に、第2ユ
ニットU2のピン204がガイドレール105の先端部
に達して前述した先細りの溝105aのその先端部分と
係合して位置決めがなされるとともに、前記位置決めピ
ン206,206が第1ユニットU1の係合穴107に
嵌まり合うことによって第1ユニットU1と第2ユニッ
トU2との位置決めが完全になされて装着が完了する。
第2ユニットU2を第1ユニットU1から取り外すに
は、摘み205aを持ってフック205と係合部106
との係合を解除し、第2ユニットU2を第1ユニットU
1から引き抜けば良い。
【0109】以上のような中間転写ユニットTUは、図
2に示すように、画像形成装置300の本体側に設けら
れた受けフレーム400に上方から着脱可能に装着され
る。
【0110】受けフレーム400は、画像形成装置30
0本体のフレーム300F1(図14参照)に固定され
た略水平方向に伸びる一対のガイドレール401,40
1と、このガイドレール401,401に対してスライ
ド可能に取り付けられたスライドフレーム410とを有
している。
【0111】スライドフレーム410は、一対の側板4
11,411’と、これら側板同士をその一端側で連結
している連結部材412と、側板同士をその他端側で連
結している連結板413とを有しているが、底板は有し
ていない。
【0112】側板411,411’にはそれぞれ、外側
に突出している前後のピン411a,411bが設けら
れており、これらのピンがガイドレール401の案内溝
401aで案内されることによってスライドフレーム4
10がガイドレール401に沿って略水平方向(中間転
写ユニットTUのローラ110〜150の軸線方向と直
交する略水平方向)にスライド可能となっている。案内
溝401aの先端部401a1(図14,図15参照)
の溝幅は、位置決めのために、前位のピン411aの直
径と同じに形成されている。
【0113】中間転写ユニットTUの一方の側板101
には外側に突出している第1の位置決めピン101aと
第2の位置決めピン101bとが設けられている。第1
の位置決めピン101aは側板101に直接固定されて
いるが、第2の位置決めピン101bは固定片101f
を介して第1の位置決めピン101aと直交する方向に
向けて固定されている。また、他方の側板101’の外
側には前記第1の位置決めピン101aと同方向に向か
う第3、第4の位置決めピン101c,101dが固定
されている。
【0114】一方、スライドフレーム410の側板41
1の内面には、前記第1、第2の位置決めピン101
a,101bの受け部414a,414bが設けられて
おり、他方の側板411’の内面には、前記第3、第4
の位置決めピン101c,101dの受け部414c,
414dが設けられている。これら受け部414(a,
b,c,d)は、図11にも示すように、それぞれ対応
する位置決めピンの受け溝414a1,414b1,4
14c1,414d1を有している。これら受け溝の溝
幅はそれぞれ、上部においては各ピンの外径よりも十分
に広く形成され、下部に向かって徐々に細くなるように
形成されている。受け溝414a1,414b1,41
4c1の下端部414a2,414b2,414c2の
溝幅は対応する位置決めピン101(a,b,c)の外
径と同一に形成されており、受け溝414d1の下端部
414d2の溝幅は対応する位置決めピン101dの外
径よりも多少大きく形成されている。
【0115】中間転写ユニットTUのスライドフレーム
410への装着は、中間転写ユニットTUの各位置決め
ピンをスライドフレーム410の各受け溝に入れるよう
にして中間転写ユニットTUをスライドフレーム410
内に上方から入れ込むことによってなされる。各受け溝
の溝幅は上部において各ピンの外径よりも十分に広く形
成されているので、装着作業は容易に行なうことができ
る。
【0116】中間転写ユニットTUがスライドフレーム
410へ装着された状態を図12および図13に示す。
【0117】これらの図に示すように、中間転写ユニッ
トTUがスライドフレーム410へ装着された状態で
は、位置決めピン101(a,b,c)が、対応する受
け溝の下端部414a2,414b2,414c2と密
に嵌まり合い、位置決めピン101dがその受け溝の下
端部414d2と緩く嵌まり合うことによって、図12
におけるX,Y,Z方向の位置決めがなされる。より詳
しくは、位置決めピン101a,101cと、これに対
応する受け溝の下端部414a2,414c2との係合
によってX方向の位置決めがなされ、4本の位置決めピ
ンと、これに対応する受け溝の底辺部との当接によって
Y方向の位置決めがなされ、位置決めピン101bと、
これに対応する受け溝の下端部414b2との係合によ
ってZ方向の位置決めがなされる。位置決めピン101
dと、その受け溝の下端部414d2とが、緩く嵌まり
合う構成となっているので、中間転写ユニットTUのフ
レーム100、およびスライドフレーム410に多少の
製造誤差があっても上記位置決めは円滑になされる。
【0118】以上のようにして中間転写ユニットTUが
スライドフレーム410に装着されると、スライドフレ
ーム410に設けられた図示しない動力伝達ギアに、前
述したテンション解除手段240の動力受け入れ用のギ
ア249(図4,図7参照)が噛み合うようになってい
る。
【0119】図14に示すように、この実施の形態の画
像形成装置300は第1フレーム300F1と、正面視
略L字形の第2フレーム300F2とを有しており、第
2フレーム300F2が第1フレーム300F1に対し
て矢印X1,X2方向にスライド可能に構成されてい
る。また、図1に示したケース301は同図におけるB
−B位置で分離可能に構成されている。
【0120】この実施の形態では、図14に示すよう
に、第2フレーム300F2を矢印X2方向にスライド
させて第1フレーム300F1から離間させ、両者間の
空間Aを利用してスライドフレーム410に対する中間
転写ユニットTUの着脱操作を行なうようになってい
る。
【0121】したがって、実際には、図14および図1
5に示すように、スライドフレーム410がガイドレー
ル401の後端まで引き出された状態で、中間転写ユニ
ットTUの着脱操作がなされる。
【0122】図14および図15に示すように中間転写
ユニットTUをスライドフレーム410に装着した後、
スライドフレーム410を、その前位のピン411aが
ガイドレール401の案内溝401aの先端部401a
1に達するまでスライドさせ、その後第2フレーム30
0F2を矢印X1方向にスライドさせて第1フレーム3
00F1と結合させることにより、図示しない適宜の位
置決めロック手段によってスライドフレーム410すな
わち中間転写ユニットTUが図1に示した位置に(感光
体321に対して中間転写ベルト160が適切に当接し
得る位置に)、位置決めされかつロックされるようにな
っている。このロックがなされた際、前述したテンショ
ン解除手段240のためのスライドフレーム410に設
けられた図示しない動力伝達ギアおよびクリーニング手
段170のためのスライドフレーム410に設けられた
図示しない動力伝達ギアが装置本体の図示しない駆動手
段をなすギアと噛み合う。
【0123】そして、このようにして、中間転写ユニッ
トTUが装置300本体に装着されたとき、中間転写ベ
ルト160がローラ110,150間でベルト160自
身の張力により装置300本体の感光体321に圧接可
能となる。したがって、中間転写ユニットTUは中間転
写ベルト160を感光体321に圧接するための一次転
写ローラを有していない。なお、前述したように、この
画像形成装置は、テンション解除手段240を有してい
るので、テンション解除手段240が非作動状態(図3
に示す状態)のときに、中間転写ベルト160が張架状
態となって、ローラ110,150間でベルト160自
身の張力により装置300本体の感光体321に圧接さ
れ、一次転写部T1を形成することとなる。
【0124】また、中間転写ユニットTUがスライドフ
レーム410に装着されたとき、図4に示したクリーニ
ング手段170のケース174の当接部174bがスラ
イドフレーム410側のカム305と当接し得る状態と
なる。
【0125】以上のような画像形成装置によれば、次の
ような作用効果が得られる。
【0126】(a)複数のローラ110〜150と、こ
れらローラ間に張架されて循環駆動され得る中間転写ベ
ルト160とが画像形成装置300本体に対して着脱可
能な中間転写ユニットTUとしてユニット化されている
ので、中間転写ベルト160の交換はユニットごと行な
うことが可能である。したがって、交換作業が容易にな
る。
【0127】そして、画像形成装置300本体は、中間
転写ユニットTUが装着される第1フレーム300F1
と、この第1フレーム300F1に対して接合および離
間可能に構成され離間した際に第1フレーム300F1
との間に中間転写ユニットTUの着脱操作に必要な空間
Aを形成する第2フレーム300F2と、第1フレーム
300F1に対して略水平方向にスライドし、前記空間
Aに引き出し可能および第1フレーム300F1に向け
て押し込み可能に設けられたスライドフレーム410と
を備え、中間転写ユニットTUは、このスライドフレー
ム410に対して前記空間Aにおいて上方から装着した
状態でスライドフレーム410を押し込み、または引き
出すことにより装置300本体に対して着脱される構成
となっているので、装置300本体を分離させることな
く中間転写ユニットを装置本体に対して直接着脱する構
造とした場合(この場合には、図1において、中間転写
ベルト160を同図に示す位置に配置するためには、そ
れに見合うだけの中間転写ユニットTUの大きさ(例え
ば図1において分離線B−Bよりも右方に伸びてその一
部がケース301に露出する程度の大きさ)が必要とな
る)に比べて、ユニットTUの大型化を来すことなく中
間転写ユニットTUにおける画像形成プロセス部材とし
ての中間転写ベルト160を所定の位置に配置すること
が可能となる。
【0128】さらに、中間転写ユニットTUは、スライ
ドフレーム410に対して上方から装着して、スライド
フレーム410を装置本体に押し込み、または引き出す
ことにより装置本体に対して着脱される構成となってい
るので、中間転写ユニットTUを第1フレーム300F
1に対して直接水平方向に出し入れする場合に比べて、
着脱操作が容易になる。
【0129】しかも、中間転写ユニットTUはスライド
フレーム410に対して装着された状態で、スライドフ
レーム410ごと装置本体に押し込まれることで装置本
体に装着されるので、中間転写ユニットTUを直接装置
本体に対して装着する場合には生じるであろう装置本体
との不測の接触等による中間転写ベルト160の傷付き
が確実に防止されることとなる。
【0130】以上のように、この実施の形態の画像形成
装置によれば、容易に中間転写ユニットTUを着脱する
ことができるようになるばかりでなく、ユニットTUの
大型化を来すことなく中間転写ユニットTUにおける中
間転写ベルト160を所定の位置に配置することが可能
となり、さらに、中間転写ユニットTUを直接装置本体
に対して装着する場合には生じるであろう装置本体との
不測の接触等による中間転写ベルトの傷付きが確実に防
止されることとなる。
【0131】(b)図14に示したように、第2フレー
ム300F2は、第1フレーム300F1に対して略水
平方向にスライドすることにより第1フレーム300F
1に対して接合および離間可能に構成されているので、
例えば、第2フレーム300F2を回動させて第1フレ
ーム300F1に対して接合および離間可能に構成した
場合に比べて、第2フレーム300F2の少ない移動動
作で、中間転写ユニットTUの着脱操作に必要な空間A
を有効に形成することが可能となる。
【0132】(c)中間転写ユニットTUの第1フレー
ム300F1に対する押し込み方向および引き出し方向
は、中間転写ユニットTUのローラ110〜150の軸
線方向と直交する略水平方向となっているので、中間転
写ベルト160表面あるいは装置本体の感光体321表
面に傷が付いてしまうということが防止される(少なく
とも著しく軽減される)。
【0133】中間転写ユニットTUの装置300本体の
第1フレーム300F1に対する着脱構造としては、中
間転写ユニットTUをそのローラの軸線方向(図14の
紙面と直交する方向)に沿って着脱する(抜き差しす
る)構造を採用することも可能である。
【0134】しかしながら、そのような構造とすると、
着脱時に中間転写ベルト160と装置本体の第1フレー
ム300F1に取り付けられている感光体321等とが
接触し得る長さは中間転写ベルト160のベルト幅とな
り、大きなものとなる。したがって、それだけ中間転写
ベルト160表面あるいは装置本体の感光体321表面
等に傷が付き易くなるおそれがある。また、着脱に要す
るスペースも大きなものとなる。
【0135】これに対し、この実施の形態の画像形成装
置によれば、中間転写ユニットTUは、ローラ110〜
150の軸線方向と直交する略水平方向に移動すること
により装置本体の第1フレーム300F1に対して着脱
可能に構成されているので、着脱時に中間転写ベルト1
60と装置本体の感光体321とが接触し得る長さが極
めて小さくなる。したがって、それだけ、中間転写ベル
ト160表面あるいは装置本体の感光体321表面に傷
が付くという事態が防止されることとなる(少なくとも
著しく軽減されることとなる)。しかも、着脱操作に要
するスペースを小さくすることも可能となる (d)中間転写ユニットTUは、その中間転写ベルト1
60が循環駆動されないときにその張力を解除するテン
ション解除手段240を有しているので、ベルト160
のクリープ変形による画像濃度むらの発生を防止するこ
とができる。
【0136】中間転写ベルト160は、複数本のローラ
110〜150間に張架されて循環駆動されるようにな
っているので、仮にテンション解除手段を有していない
とすると、例えば画像形成装置の電源等が切られる等し
てベルト160が循環駆動されない状態が長時間におよ
ぶ場合に、ベルト160がローラ間に張架された状態の
ままとなり、ベルト160の一部、特にローラ110〜
150への巻掛け部に応力が作用し続けることによっ
て、その部分にクリープ変形が生じ、その後装置が作動
したときに、ベルトの変形部分に対応する部位において
画像に濃度むらが生じることがある。
【0137】これに対し、この実施の形態の画像形成装
置によれば、中間転写ユニットTUが、その中間転写ベ
ルト160が循環駆動されないときにその張力を解除す
るテンション解除手段240を有しているので、ベルト
160の上記クリープ変形が防止され、したがって、ク
リープ変形による画像濃度むらの発生が防止されること
となる。
【0138】このようなテンション解除手段240を有
していると、その分、中間転写ユニットTUは重たくな
る。したがって、仮に、図16に示したようにユニット
を装置本体に対して直接斜め方向に出し入れする構造と
したとすれば、比較的重たくなった中間転写ユニットの
着脱操作は一層困難なものとなる。
【0139】これに対し、この実施の形態の画像形成装
置によれば、中間転写ユニットTUは、スライドフレー
ム410に対して上方から装着して、スライドフレーム
410を装置本体に押し込み、または引き出すことによ
り装置本体に対して着脱される構成となっているので、
中間転写ユニットTUがテンション解除手段240を有
していてその重量が比較的重たくなっているにもかかわ
らず、その着脱操作を容易に行なうことが可能となる。
【0140】(e)中間転写ユニットTUは、テンショ
ン解除手段240により中間転写ベルト160の張力が
解除された状態で、画像形成装置300本体に対して着
脱される構成となっているので、着脱の際に中間転写ベ
ルト160の表面と装置本体の感光体321表面とが仮
に擦れ合ったとしても、その擦れ合いは、極めて軽い擦
れ合いとなる。
【0141】したがって、中間転写ベルト160表面あ
るいは装置本体の感光体321表面に傷が付いてしまう
ということが一層確実に防止されることとなる(少なく
ともより著しく軽減されることとなる)。
【0142】(f)中間転写ユニットTUが装置本体に
装着されたとき、中間転写ベルト160がローラ11
0,150間でベルト160自身の張力により装置本体
の感光体321に圧接可能な構成となっているので、さ
らに次のような作用効果が得られる。
【0143】中間転写ベルト160を感光体321に圧
接させる構成としては、ベルト160の裏面側に配置し
たローラ(一次転写ローラ)で圧接させる構成を用いる
ことも可能である。
【0144】しかしながら、そのような構成を用いたと
すると、一次転写ローラを中間転写ユニットTUに組み
込んでおくことが必要となるため、その分、中間転写ユ
ニットTUの構造が複雑になるとともに、重量も増大し
てしまう。
【0145】これに対し、この実施の形態の画像形成装
置によれば、中間転写ユニットTUが装置本体に装着さ
れたとき、中間転写ベルト160がローラ110,15
0間でベルト160自身の張力により装置本体の感光体
321に圧接可能な構成となっているので、一次転写ロ
ーラが不要となる。
【0146】したがって、中間転写ユニットTUの構造
の簡略化が可能であると同時に軽量化も可能となり、結
果として、中間転写ユニットTUの着脱操作を一層容易
にすることが可能となる。
【0147】(g)中間転写ユニットTUのフレーム1
00および中間転写ユニットTUが着脱可能に装着され
る受けフレーム400は底板を有していないので、テン
ション解除手段240によるテンション解除時に弛んだ
ベルト160が底板に当たるということがなくなる。
【0148】したがって、ベルト160にゴミやトナー
等が付着するということがなくなり、それに起因する画
像不良が生じなくなる。
【0149】したがってまた、この画像形成装置によれ
ば、小型化を図ることが可能となる。
【0150】すなわち、この画像形成装置によれば、テ
ンション解除手段を有しているにもかかわらず、テンシ
ョン解除時に弛んだベルト160にゴミ等が付着せず、
大型化もしないという効果が得られる。
【0151】(h)中間転写ユニットTUは、第1ユニ
ットU1と第2ユニットU2とからなり、第1ユニット
U1に対して第2ユニットU2が着脱可能に構成されて
いるので、消耗品として交換する装置単位を小さくかつ
軽量化することができる。
【0152】したがって、ユーザは交換作業を容易に行
なうことができるとともに、費用面でのメリットも得ら
れることとなる。また、省資源化の面でのメリットも得
られる。さらに、メーカーにおいては、組立単位が分割
されることとなるので組立性が格段に向上する。
【0153】この実施の形態では、第2ユニットU2が
再利用可能であり、中間転写ベルト160が消耗した際
には、第1ユニットU1のみを交換すれば良い。
【0154】(j)第1ユニットU1に対する第2ユニ
ットU2の着脱は、第1ユニットU1に対する第2ユニ
ットU2の挿入あるいは引き出しのみで行なうことがで
きるので、着脱操作が容易である。
【0155】次に、主として請求項1に対応する第2の
実施の形態について説明する。
【0156】この実施の形態が上述した第1の実施と異
なる点は、スライドフレーム410を設けることなく、
中間転写ユニットTUを、案内部材としてのガイドレー
ル401に沿わせて着脱するように構成する点にありそ
の他の点に変わりはない。
【0157】この場合、中間転写ユニットTUのフレー
ム100の側板101,101’(図2参照)に対し
て、図14に仮想線で示すように、スライドフレーム4
10のピン411a,411bに相当する(ピン411
a,411bの代わりとなる)ピン101g,101h
を設ける。また、第2フレーム300F2が第1フレー
ム300F1から離間した際に、前記空間Aに露出する
ガイドレール401の端部401d,401dにおい
て、図12に仮想線で示すように、その天板401b,
401bに、前記ピン101g,101hの出入口40
1b1,401b2を設ける。
【0158】このように構成すれば、中間転写ユニット
TUのピン101g,101g,101h,101hを
上方から前記出入口401b1,401b1,401b
2,401b2に通すようにして中間転写ユニットTU
をガイドレール401,401の前記端部401d,4
01dに対して上方から載置し、ガイドレール401,
401に沿って第1フレーム300F1に押し込むこと
により、中間転写ユニットTUを装置本体に装着するこ
とができる。また、中間転写ユニットTUを第1フレー
ム300F1から前記端部401d,401dまで引き
出し、上方に取り出すことができる。
【0159】なお、この場合、前述した第1の実施の形
態において受けフレーム400に設けられていたクリー
ニング手段170、テンション解除手段240のための
動力伝達ギア等の駆動系は第1フレーム300F1に設
ける。
【0160】このような第2の実施の形態の画像形成装
置によれば、複数のローラ110〜150と、これらロ
ーラ間に張架されて循環駆動され得る中間転写ベルト1
60とが画像形成装置本体に対して着脱可能な中間転写
ユニットTUとしてユニット化されているので、中間転
写ベルト160の交換はユニットごと行なうことが可能
である。したがって、交換作業が容易になる。
【0161】そして、画像形成装置本体は、中間転写ユ
ニットTUが装着される第1フレーム300F1と、こ
の第1フレーム300F1に対して略水平方向にスライ
ドすることにより第1フレーム300F1に対して接合
および離間可能に構成され離間した際に第1フレーム3
00F1との間に中間転写ユニットTUの着脱操作に必
要な空間Aを形成する第2フレーム300F2と、前記
第1フレーム300F1に対して略水平方向に設けられ
着脱される中間転写ユニットTUを案内する案内部材4
01とを備えているので、中間転写ユニットTUの着脱
操作は、第2フレーム300F2を第1フレーム300
F1から離間させた状態で、前記空間Aを利用し、案内
部材401に沿わせて行なうことができる。
【0162】したがって、装置本体を分離させることな
く中間転写ユニットTUを装置本体に対して直接着脱す
る構造とした場合に比べて、ユニットの大型化を来すこ
となく中間転写ユニットTUにおける画像形成プロセス
部材としての中間転写ベルト160を所定の位置に配置
することが可能となる。
【0163】さらに、第2フレーム300F2は、第1
フレーム300F1に対して略水平方向にスライドする
ことにより第1フレーム300F1に対して接合および
離間可能に構成されているので、例えば、第2フレーム
300F2を回動させて第1フレーム300F1に対し
て接合および離間可能に構成した場合に比べて、第2フ
レーム300F2の少ない移動動作で、中間転写ユニッ
トTUの着脱操作に必要な空間Aを有効に形成すること
が可能となる。
【0164】しかも、第2フレーム300F2が第1フ
レーム300F1から離間した際には、案内部材401
の端部401dが前記空間Aに露出し、中間転写ユニッ
トTUは、前記端部401dに対して上方から載置され
て案内部材401に沿って第1フレーム300F1に押
し込まれて装着され、または第1フレーム300F1か
ら前記端部401dまで引き出されて上方に取り出され
る構成となっているので、中間転写ユニットTUを装置
本体に対して斜め方向に出し入れする場合に比べて、着
脱操作が容易になる。
【0165】以上のように、この実施の形態の画像形成
装置によれば、容易に中間転写ユニットTUを着脱する
ことができるようになるばかりでなく、ユニットTUの
大型化を来すことなく中間転写ユニットTUにおける中
間転写ベルト160を所定の位置に配置することが可能
となり、さらに、第2フレーム300F2の少ない移動
動作で、中間転写ユニットTUの着脱操作が可能とな
る。
【0166】さらにまた、この実施の形態によっても、
前述した第1の実施の形態による(c)〜(j)と同様
な作用効果が得られる。
【0167】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能
である。
【0168】
【発明の効果】請求項1記載の画像形成装置によれば、
容易に中間転写ユニットを着脱することができるように
なるばかりでなく、ユニットの大型化を来すことなく中
間転写ユニットにおける中間転写ベルトを所定の位置に
配置することが可能となり、さらに、第2フレームの少
ない移動動作で、中間転写ユニットの着脱操作が可能と
なる。
【0169】請求項2記載の画像形成装置によれば、容
易に中間転写ユニットを着脱することができるようにな
るばかりでなく、ユニットの大型化を来すことなく中間
転写ユニットにおける中間転写ベルトを所定の位置に配
置することが可能となり、さらに、中間転写ユニットを
直接装置本体に対して装着する場合には生じるであろう
装置本体との不測の接触等による中間転写ベルトの傷付
きが確実に防止されることとなる。さらに、請求項3記
載の画像形成装置によれば、第2フレームの少ない移動
動作で、前記中間転写ユニットの着脱操作に必要な前記
空間を有効に形成することが可能となる。
【0170】さらにまた、請求項4記載の画像形成装置
によれば、中間転写ベルト表面あるいは装置本体の感光
体表面等(感光体、その他中間転写ベルトとの当接部材
の表面)に傷が付いてしまうということが防止される
(少なくとも著しく軽減される)。
【0171】請求項5記載の画像形成装置によれば、ベ
ルトのクリープ変形による画像濃度むらの発生を防止す
ることができるとともに、中間転写ユニットがテンショ
ン解除手段を有していてその重量が比較的重たくなって
いるにもかかわらず、その着脱操作を容易に行なうこと
が可能となる。
【0172】請求項6記載の画像形成装置によれば、中
間転写ベルト表面あるいは装置本体の感光体表面等に傷
が付いてしまうということが一層確実に防止されること
となる(少なくともより著しく軽減されることとな
る)。
【0173】請求項7記載の画像形成装置によれば、中
間転写ユニットの構造の簡略化が可能であると同時に軽
量化も可能となり、結果として、中間転写ユニットの着
脱操作を一層容易にすることが可能となる。
【0174】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置第1の実施の形態を
示す概略図。
【図2】中間転写ユニットの一例および、このユニット
TUを着脱可能に装着するために画像形成装置に設けら
れた受けフレーム400およびそのスライドフレーム4
10を示す斜視図。
【図3】主として中間転写ユニットTUを示す一部省略
正面図。
【図4】テンションが解除された状態の中間転写ユニッ
トTUを示す一部省略背面図。
【図5】中間転写ユニットTUの第2ユニットU2を第
1ユニットU1から取り外した状態を示す部分省略斜視
図。
【図6】中間転写ユニットTUの第2ユニットU2を第
1ユニットU1に挿入する状態を示す部分省略斜視図。
【図7】第2ユニットU2を示す一部省略右側面図。
【図8】テンションが解除された状態の中間転写ユニッ
トTUを主として示す一部省略正面図。
【図9】中間転写ベルト160およびローラ110〜1
50の概略的な展開図。
【図10】中間転写ユニットTUの第1ユニットU1に
対する第2ユニットU2の装着構造の一例を示す部分省
略正面図。
【図11】中間転写ユニットTUとスライドフレーム4
10とを示す部分省略正面図。
【図12】中間転写ユニットTUがスライドフレーム4
10へ装着された状態を示す部分省略斜視図。
【図13】中間転写ユニットTUがスライドフレーム4
10へ装着された状態を示す部分省略正面図。
【図14】画像形成装置のフレーム構造および、中間転
写ユニットTUの着脱操作を説明する概略正面図。
【図15】中間転写ユニットTUがスライドフレーム4
10へ装着された状態を示す部分省略斜視図。
【図16】従来技術の説明図。
【符号の説明】
TU 中間転写ユニット 100 フレーム 110〜150 ローラ 160 中間転写ベルト 240 テンション解除手段 300 画像形成装置 300F1 第1フレーム 300F2 第2フレーム A 空間 321 感光体 400 受けフレーム 401 ガイドレール(案内部材) 401d 端部 410 スライドフレーム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローラ間に張架されて循環駆動さ
    れ得る中間転写ベルトを有し、画像形成装置本体に対し
    て着脱可能な中間転写ユニットを備えたものであって、 前記画像形成装置本体は、前記中間転写ユニットが装着
    される第1フレームと、この第1フレームに対して略水
    平方向にスライドすることにより第1フレームに対して
    接合および離間可能に構成され離間した際に第1フレー
    ムとの間に前記中間転写ユニットの着脱操作に必要な空
    間を形成する第2フレームと、前記第1フレームに対し
    て略水平方向に設けられ着脱される中間転写ユニットを
    案内する案内部材とを備え、 前記第2フレームが第1フレームから離間した際に、前
    記案内部材の端部が前記空間に露出し、前記中間転写ユ
    ニットは、前記端部に対して上方から載置されて案内部
    材に沿って第1フレームに押し込まれて装着され、また
    は第1フレームから前記端部まで引き出されて上方に取
    り出されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数のローラ間に張架されて循環駆動さ
    れ得る中間転写ベルトを有し、画像形成装置本体に対し
    て着脱可能な中間転写ユニットを備えたものであって、 前記画像形成装置本体は、前記中間転写ユニットが装着
    される第1フレームと、この第1フレームに対して接合
    および離間可能に構成され離間した際に第1フレームと
    の間に前記中間転写ユニットの着脱操作に必要な空間を
    形成する第2フレームと、前記第1フレームに対して略
    水平方向にスライドし、前記空間に引き出し可能および
    第1フレームに向けて押し込み可能に設けられたスライ
    ドフレームとを備え、 前記中間転写ユニットは、このスライドフレームに対し
    て前記空間において上方から装着した状態でスライドフ
    レームを押し込み、または引き出すことにより装置本体
    に対して着脱されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2フレームは、前記第1フレーム
    に対して略水平方向にスライドすることにより第1フレ
    ームに対して接合および離間可能に構成されていること
    を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記中間転写ユニットの第1フレームに
    対する押し込み方向および引き出し方向は、前記ローラ
    の軸線方向と直交する略水平方向であることを特徴とす
    る請求項1,2,または3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記中間転写ユニットは、その中間転写
    ベルトが循環駆動されないときにその張力を解除するテ
    ンション解除手段を有していることを特徴とする請求項
    1,2,3,または4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記中間転写ユニットは、前記テンショ
    ン解除手段により中間転写ベルトの張力が解除された状
    態で、画像形成装置本体に対して着脱されることを特徴
    とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記中間転写ユニットが装置本体に装着
    されたとき、前記中間転写ベルトがローラ間でベルト自
    身の張力により装置本体の感光体に圧接可能となってい
    ることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,または
    6記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6839532B2 (en) * 2001-12-03 2005-01-04 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with improved conveying unit positioning
JP2007078756A (ja) * 2005-09-12 2007-03-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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