JP4681847B2 - 電子写真画像形成装置 - Google Patents

電子写真画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4681847B2
JP4681847B2 JP2004296511A JP2004296511A JP4681847B2 JP 4681847 B2 JP4681847 B2 JP 4681847B2 JP 2004296511 A JP2004296511 A JP 2004296511A JP 2004296511 A JP2004296511 A JP 2004296511A JP 4681847 B2 JP4681847 B2 JP 4681847B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
transfer roller
main body
drive transmission
transmission belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004296511A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006106609A5 (ja
JP2006106609A (ja
Inventor
健 菊地
徹 小熊
昭佳 横井
竜太 村上
範行 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004296511A priority Critical patent/JP4681847B2/ja
Publication of JP2006106609A publication Critical patent/JP2006106609A/ja
Publication of JP2006106609A5 publication Critical patent/JP2006106609A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4681847B2 publication Critical patent/JP4681847B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、プロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置に関する。
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するものであり、例えば電子写真複写機、電子写真プリンター(例えば、LEDプリンター、レーザービームプリンター等)、電子写真ファクシミリ装置、及び、電子写真ワードプロセッサー等が含まれる。
従来、電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
このようなプロセスカートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置においては、画像形成装置本体の駆動源から駆動力伝達部材を介してプロセスカートリッジに備える電子写真感光体としての感光体ドラムに駆動力を伝える。
その一例として画像形成装置本体の駆動力伝達部材の出力部材をギアとして、感光体ドラムに備えるギア(ドラムギアという)に画像形成装置本体側の出力部材のギアを噛み合わせる。また、感光体ドラム上に形成させた現像剤像を記録媒体に転写する転写ローラを駆動するため転写ローラに同軸に備える転写ローラギアに感光ドラムに固定したはす歯ギアを噛み合わせている(特許文献1参照)。
また、画像形成装置本体の駆動源からプロセスカートリッジに備える感光体ドラムに駆動力を伝える伝達部材としてベルトとプーリを用いる構成のものもある(特許文献2参照)。
特許第2851861号 特開平4−368964号公報
従来は、当時として望まれる電子写真感光体から転写ローラへの円滑な駆動力伝達を十分に満たすものであった。しかしながら、近年、求められるようになった電子写真感光体と転写ローラの回転むらや振動の低減化を満たすには電子写真感光体から転写ローラへの更なる駆動力伝達の円滑化が求められるようになった。
本発明は、画像形成装置本体にプロセスカートリッジを取外し可能に装着し、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、プロセスカートリッジの電子写真感光体から装置本体側の転写ローラへの駆動力伝達の円滑化を可能とする電子写真画像形成装置を提供することを目的とする。
発明に係る電子写真画像形成装置の代表的な構成は、
プロセスカートリッジを取り外し可能に装着し、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
本体駆動手段と、
前記記録媒体に現像像を転写するための転写ローラと、
前記転写ローラに駆動するための転写ローラプーリと、
前記転写ローラプーリと係合して前記転写ローラを駆動させる駆動伝達ベルトと、
電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成された潜像を現像剤によって現像する現像手段と、前記本体駆動手段と連結して前記電子写真感光体に駆動力を伝達する駆動受け部と、前記駆動受け部から前記電子写真感光体が受けた前記駆動力を、前記転写ローラに伝達する為の感光体プーリであって、前記プロセスカートリッジが前記電子写真画像形成装置の装置本体に装着した際に、前記駆動伝達ベルトと係合して前記転写ローラプーリと前記駆動伝達ベルトとの巻き付き角度を増加させる感光体プーリと、を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、
前記装置本体に移動可能に設けられた、前記駆動伝達ベルトと係合する可動プーリを支持する可動アームであって、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着した際に、前記プロセスカートリッジに設けられた規制部と当接して、前記可動プーリの移動を規制する可動アームと、
前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、駆動伝達ベルトを利用して転写ローラを回転駆動することにより、電子写真感光体から転写ローラへの駆動力伝達を滑らかにすることができ、電子写真感光体、転写ローラの回転むら、振動の低減化が可能となる。
以下、本発明に係る電子写真画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
[電子写真画像形成装置の全体構成]
先ず、プロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置について、図1ないし図7を参照して説明する。
図1は電子写真画像形成装置の一実施例の構成を示す概略構成図、図2は同装置の外観斜視図、図3は装置本体のカートリッジ装着部を左側から見た外観斜視図、図4は装置本体のカートリッジ装着部を右側から見た外観斜視図、図5はプロセスカートリッジを左サイドカバー側から見た外観斜視図、図6はプロセスカートリッジを右サイドカバー側から見た外観斜視図、図7は同カートリッジの一実施例の構成を示す縦断面図である。
本実施例の電子写真画像形成装置は、電子写真画像形成プロセスを用いて、記録紙、OHPシート、布等の記録媒体に画像を形成するレーザービームプリンタである。詳しくは、レーザーダイオード、ポリゴンミラー、レンズ及び反射ミラー等を有して電子写真画像形成装置本体Aに設けられた光学手段1から画像情報に応じたレーザビーム光Laを電子写真感光体(以下、単に、感光体ドラムともいう)7に照射する。これによって感光体ドラム7に画像情報に応じた静電潜像が形成される。この潜像は、現像装置によって現像剤(以下、単にトナーともいう)を用いて現像され、可視像すなわちトナー像とされる。
一方、トナー像の形成と同期して、給紙カセット3aにセットした記録媒体2をピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c,3d,3eで転写位置へと搬送する。転写位置には転写手段としての転写ローラ4が配置されており、電圧を印加することによって感光体ドラム7上のトナー像(現像像)を記録媒体2に転写する。
トナー像の転写を受けた記録媒体2は搬送ガイド3fを介して定着手段(定着器)5へと搬送される。定着手段5は、駆動ローラ5cおよびヒータ5aを内蔵した定着ローラ5b等を備えるものであり、通過する記録媒体2に熱および圧力を印加して転写されたトナー像を記録媒体2上に定着する。定着手段においてトナー像の定着を受けた記録媒体2は、そのあと排出ローラ対3g,3hにより搬送され、反転経路3iを経由して排出トレイ6へと排出される。排出トレイ6は装置本体Cの上面に設けられている。
本実施例に示す画像形成装置においては、揺動可能なフラッパ3jを動作させ、反転経路3iを介することなく記録媒体2を装置本体Aの側面に設けた排出トレイ6aに排出することもできる。また、ピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c,3d,3e、搬送ガイド3f、および排出ローラ対3g,3h等により記録媒体2の搬送手段3を構成している。
[プロセスカートリッジ]
プロセスカートリッジは、電子写真感光体と、これに作用する少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば電子写真感光体を帯電させるための帯電手段、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像手段、電子写真感光体周面をクリーニングするためのクリーニング手段等がある。
本実施例に示すプロセスカートリッジB(以下、カートリッジBという。)は、図7に示すように、感光体ドラム7と、帯電手段8と、現像手段22と、クリーニング手段17とを備えたものである。感光体ドラム7はドラム周面が帯電手段である帯電ローラ8からの電圧印加によって一様に帯電される。そして上述のレーザビーム光Laが露光開口部(不図示)を通してドラム周面に照射される。これによって感光体ドラム周面に静電潜像が形成される。その潜像を現像手段22の現像ローラ10によってトナーにより現像する。
現像手段22は、現像剤担持体である現像スリーブ10と、現像スリーブ10の周面上のトナーに摩擦帯電電荷を付与するとともに所定厚のトナー層を形成するためのトナー量規制部材としての現像ブレード12と、現像スリーブ10内に内蔵されたマグネットローラ11等を備えている。これらの各部品は現像枠体13に保持されている。この現像枠体13はトナーを収容するトナー収納容器14に溶着して一体化されて該容器と共に現像装置ユニット19を構成している。
トナー収納容器14内にはトナーを撹拌するとともにトナーを現像枠体13内の現像室13aへ送り込む撹拌部材15が設けられている。トナー収納容器14内のトナーは撹拌部材15の回転によって現像室13a内の現像スリーブ10へと送り出される。現像枠体13内には、現像スリーブ10の近傍にトナー撹拌部材16を備えており、このトナー攪拌部材の回転により現像室13aのトナーを攪拌して循環させる。この構成により、トナー収納容器14に収納されているトナーtは撹拌部材15の回転によって現像室13aへと送り出される。そして、そのトナーは現像室13a内でトナー撹拌部材16により撹拌されながら現像スリーブ10へ送り込まれる。このトナーはマグネットローラ11を内蔵している現像スリーブ10の周面に付着し、現像スリーブ10の回転によって搬送される。そして、現像ブレード12にて摩擦帯電電荷が付与されるとともに所定厚のトナー層が現像スリーブ10上に形成され、感光体ドラム7の現像領域へと搬送される。この現像領域へ供給されたトナーは、前記感光体ドラム7上の潜像へと転移され、トナー像を形成する。なお、現像スリーブ10は、現像バイアス回路に接続されており、通常、交流電圧に直流電圧が重畳された現像バイアス電圧が印加される。
クリーニング手段17は、転写ローラ4によってトナー像を記録媒体2に転写した後の感光体ドラム7上の残留トナーを除去する。すなわち、感光体ドラム7に当接させた弾性クリーニングブレード17aによって感光体ドラム7上の残留トナーを掻き落として廃トナー溜め17bへと集める。残留トナーが除去された感光体ドラム7は次の画像形成プロセスに供される。
感光体ドラム7等の各部材は、トナー収納容器14と現像枠体13、更にはドラム枠体18を結合させたユニット内に収納してカートリッジ化されている。すなわち、攪拌部材15はトナー収納容器14に収納保持される。現像スリーブ10、現像ブレード12、トナー攪拌部材16等はトナー収納容器14に収納保持される。そしてトナー収納容器14と現像枠体13は溶着等により一体化されて現像装置ユニット19を構成する。感光体ドラム7、クリーニングブレード17a、帯電ローラ8等はドラム枠体18に収納保持されて感光体ユニット20を構成する。そして図5に示すように、現像装置ユニット19と感光体ユニット20を左サイドカバー40と右サイドカバー41により両側から挟み込み一体に結合することによってカートリッジ化してある。
[感光体ユニット]
図9感光体ドラム7のドラム枠体18への取付け構造の分解斜視図を示す。感光体ドラム7の一端部にはギアフランジ7aが、他端部には感光体プーリとしてのドラムプーリ7bがそれぞれ取り付けられる。ギアフランジ7aはドラム軸受け24に回転可能に支持される。ドラムプーリ7bはドラムプーリ軸受け25に回転可能に支持される。ドラム軸受け24とドラムプーリ軸受け25はドラム枠体18の側板18a,18bにそれぞれビス128により取り付けられる。これによって感光体ドラム7が感光体ユニット20に組み込まれる。
ギアフランジ7aは、その端部に駆動受け部としてのねじれた三角凸形状のカップリング部7a1(図6)を有する。このカップリング部7a1はドラム軸受け24の支持孔24bに支持される。ドラム軸受け24は支持孔24bの周囲に設けられた円筒形ガイド24aが右サイドカバー41の開口41b(図6)に嵌め込まれている。これによってカップリング部7a1と円筒形ガイド24aを外部に露出させている。このカップリング部7a1は装置本体Aに設けられる本体駆動手段としてのカップリング部31(図4)と連結される。これによって装置本体側からカップリング部7a1に回転駆動力が付与され、このカップリング部7a1が感光体ドラム7を回転駆動する。
ドラムプーリ7bは、先端円周上に歯部を具備させた歯付きプーリであり、その歯部分を露出させるようにドラムプーリ軸受け25の支持孔25bに支持される。ドラムプーリ軸受け25は支持孔25bの周囲に規制部としての円筒形ガイド25aを有する。ドラムプーリ軸受け25は円筒形ガイド25aが左サイドカバー40の開口40a(図5)に嵌め込まれている。これによってドラムプーリ7bと円筒形ガイド25aを外部に露出させている。
[プロセスカートリッジの位置決め機構]
次にカートリッジBの駆動およびガイド、位置決め手段について述べる。図2に示すように装置本体Aのカートリッジドア9を開けるために軸9aを中心に矢印方向に回動すると、装置本体の上部が開放される。そして、カートリッジBが装着されていない状態ではカートリッジ装着部Sが図3、図4のように見える。このカートリッジドア9を開けた開口部から装置本体Aの左右両側内壁に本体ガイド手段(装着手段)としてのガイド部材30L,30Rを有する。すなわち、カートリッジBの着脱方向から見て左側に図3に示すようにガイド部材30L、右側に図4に示すようにガイド部材30Rおよびカップリング部31が設けられている。装置本体Aのカップリング部31はねじれた三角凹形状である。カップリング部31は装置本体内に複数のギア(不図示)を有し、これらのギアが駆動モーターと連結し、カップリング部31に駆動力を伝達している。
図3、図4に示すようにガイド部材30L,30Rは、夫々、カートリッジBの挿入方向から見て前下がりになるように斜設したガイド部30La,30Raと、このガイド部30La,30Raに夫々つながる半円形の位置決め溝30Lb,30Rbを備えている。ガイド部30LaはカートリッジBの左サイドカバー40側の円筒形ガイド25a(図5)を位置決め溝30Lbまで案内するものである。一方、ガイド部30RaはカートリッジBの右サイドカバー41側の円筒形ガイド24a(図6)を位置決め溝30Rbまで案内するものである。またガイド部30Raは円筒形ガイド24aに近接させて右サイドカバー41に設けた回り止めガイド41a(図6)もガイドする。したがって、カートリッジBは装置本体Aに対してガイド部30La,30Raの前下がり方向すなわち記録媒体の搬送方向と交差する方向(図1に示す矢印e方向)に取り外し可能である。
位置決め溝30Lb,30Rbはそれぞれ周壁が対応する円筒形ガイド25a,24aの外周面に当接する円筒形をしている。位置決め溝30Lb,30Rbの中心はカートリッジBを装置本体Aに装着した時、カートリッジBの円筒形ガイド25a,24aの中心と一致し、感光体ドラム7の中心線とも一致する。
[転写ローラの取付け構成]
図10は転写ローラ4の装置本体取付け部の一実施例の構成を示す斜視図である。転写ローラ4はその両端部に軸4a,4bを有する。これらの軸4a,4bは、それぞれ転写ローラ軸受61,62により回転可能に支持される。転写ローラ軸受61,62にはそれぞれ転写ローラ加圧バネ63、転写ローラ引きバネ64が取り付けられている。転写ローラ引きバネ64側は、図11に示す駆動伝達ベルト50の張力が転写ローラプーリ60に作用し、転写ローラ4を感光体ドラム7側に加圧する方向に作用する為、転写ローラ軸受62に転写ローラ引きバネ64を取り付けて、加圧のバランスを採っている。転写ローラ4を支持させた転写ローラ軸受61,62は、それぞれ装置本体の取り付け部65a,65bに、該転写ローラを感光体ドラム7(不図示)に対して離接可能とする矢印a方向にスライド可能に支持される。そして転写ローラ軸受61,62が転写ローラ加圧バネ63と転写ローラ引きバネ64により感光体ドラム側に付勢されることによって、転写ローラ4は感光体ドラム7に対して所定の加圧力で加圧されている。転写ローラ4の軸4bには、カートリッジBの後述する駆動伝達ベルト50から駆動力を受けるための転写ローラプーリ60が取り付けられる。転写ローラプーリ60は、円周上に歯部を有する歯付きプーリであり、図8に示すようにガイド部材30Lに設けたプーリ孔30Lcを貫通させて位置決め溝30Lbの下方に配置されている。転写ローラプーリ60の材質は、樹脂、金属のどちらでも良い。例えばPOM、PC、PS等が用いられる。
[装置本体の駆動伝達機構]
次に、装置本体Aに設けられる駆動伝達機構の構成について説明する。
図8に示すように、装置本体Aのガイド部材30Lには転写ローラ4を駆動するための駆動伝達ベルト50が設けられている。駆動伝達ベルト50はゴム等の弾性部材からなる両面歯付のベルトであり、転写ローラプーリ60と、固定プーリ51と、可動プーリたる移動プーリ52と、テンションプーリ53に巻きかけられている。固定プーリ51、移動プーリ52およびテンションプーリ53はそれぞれ円周上に歯部を具備させた歯付きプーリである。したがって駆動伝達ベルト50は各プーリ60,51,52に内周面で歯同士を噛み合わせた状態に略三角形状をなして巻きかけられている。
固定プーリ51は装置本体Aのガイド部材30Lに設けた固定軸56に回転可能に取り付けられている。移動プーリ52は可動アームとしての揺動アーム54の一端部に設けた移動軸(回転軸)57に回転可能に取り付けられる。上記の固定プーリ51、移動プーリ52、テンションプーリ53、揺動アーム54の材質は、樹脂、金属のどちらでも良い。例えばPOM、PC、PS等が用いられる。
揺動アーム54は移動軸57と反対側の端部が固定軸56に回動可能(移動可能)に取り付けられている。移動軸57とガイド部材30Lに設けた軸40a間には付勢部材としてのアーム加圧バネ55が張設されている。このアーム加圧バネ55は固定軸56の中心と軸40aの中心を結んだ仮想線Lより上にある。よってアーム加圧バネ55は揺動アーム54を転写ローラプーリ60から離間させる矢印h方向に加圧している。アーム加圧バネ55によって加圧された揺動アーム54はガイド部材30Lに設けたストッパ(不図示)に係止されてガイド部30Laの上方で停止している。このとき、揺動アーム54とガイド部30La間の間隔S1はカートリッジBの円筒形ガイド25aの直径D1(図5)よりも大きい(S1>D1)。これにより円筒形ガイド25aをガイド部30Laに沿って揺動アーム54に接触させることなく本体位置決め部である位置決め溝30Lbまで案内することができる。また、移動プーリ52も仮想線Lより上にある。このため駆動伝達ベルト50は移動プーリ52と転写ローラプーリ60間でガイド部Laと交差している。これにより、円筒形ガイド25aをガイド部30Laに沿って位置決め溝30Lbまで案内する際に、ドラムプーリ7bを移動プーリ52と転写ローラプーリ60間で駆動伝達ベルト50に当接させることができる。揺動アーム54にはガイド部30Laと対向する下面に位置規制部としての位置決め部54aが設けられている。この位置決め部54aは移動プーリ52の移動量を規制するためのものであり、円筒形ガイド25aの外形と嵌り合う円弧状に形成してある。
テンションプーリ53はプーリホルダ58に回転可能に支持されている。プーリホルダ58はガイド部材30Lにスライド可能に取り付けられる。そして、プーリホルダ58が加圧バネ59によって加圧されることで、テンションプーリ53が駆動伝達ベルト50の外周面に歯同士を噛み合わせた状態に圧接されている。これによりテンションプーリ53は駆動伝達ベルトにテンションを与えている。
[駆動伝達機構とドラムプーリの結合態様]
図12はカートリッジBの装置本体Aへの挿入に伴う上記駆動伝達機構の動作説明図である。図13の(a)は図12(b)に示す駆動伝達ベルトとドラムプーリの拡大斜視図、(b)は図12(c)に示す駆動伝達ベルトとドラムプーリの拡大斜視図である。
図12(a)に示すようにカートリッジBを装置本体Aに装着するときは、挿入方向から見てカートリッジBを前下りにしてドラムプーリ軸受25の円筒形ガイド25aをガイド部30Laに、ドラム軸受24(不図示)の円筒形ガイド24aと、回り止めガイド41aをガイド部30Ra(不図示)に沿わせて矢印eの方向に挿入する。円筒形ガイド25a,24a、回り止めガイド41aはガイド部30Ra,30Laに沿ってカートリッジ装着部Sの奥側へ進む。
図12(b)に示すようにカートリッジBの上記挿入過程においてドラムプーリ7bが移動プーリ52と転写ローラプーリ60間で駆動伝達ベルト50の外周面に接触する。すなわち、カートリッジ装着方向に対してドラムプーリ7bの下流側が駆動伝達ベルト50と接触(係合)する。この状態では図13の(a)に示すように、アーム加圧バネ55は仮想線Lより上にあり、揺動アーム54を矢印h方向に加圧する。ドラムプーリ7bが駆動伝達ベルト50に接触した状態でカートリッジBを更に挿入すると、ドラムプーリ7bにより駆動伝達ベルト50が矢印fの方向に押される。このとき駆動伝達ベルト50は移動プーリ52と転写ローラプーリ60間で矢印f方向に屈曲変形される。そしてその屈曲変形に応じた駆動伝達ベルト50の張力が移動プーリ52を介して揺動アーム54に回転モーメントとして作用する。すると揺動アーム54はアーム加圧バネ55の加圧力に抗して固定軸56を中心に矢印gの方向(時計回り方向)に回転し始める。
さらにカートリッジBを挿入していくと、図12(c)に示すように駆動伝達ベルト50がドラムプーリ7bに巻きついた状態になり、カートリッジBが装置本体Cに装着される。すなわち、カートリッジBの挿入に伴い揺動アーム54は固定軸56を中心に矢印g方向(時計回り方向)に回転して、駆動伝達ベルト50がドラムプーリ7bの上記下流側に巻きつく。この状態では図13(b)に示すように、アーム加圧バネ55は仮想線Lより下になり、揺動アーム54を矢印i方向に加圧する。このとき、揺動アーム54の円弧状の位置決め部54aがドラムプーリ軸受25の円筒形ドラム25aに突き当たる。これによってドラムプーリ7bと移動プーリ52が互いに位置決めされる。
この構成によって、アーム加圧バネ55の引っ張り力によって、駆動伝達ベルト50をドラムプーリ7bへの巻き付きことができるので、カートリッジBが装置本体Aに装着するための装着力を軽減することができ、カートリッジBの装着性が向上する。
また、前記構成によって、揺動アーム54によって位置決め部54aがドラムプーリ軸受125の円筒形ガイド25aに突き当たるように押圧する。即ち、カートリッジBの装置本体Aに対する位置決めが確実におこなうことができる。駆動伝達ベルト50が転写ローラプーリ60に巻きついた状態においてカートリッジBの円筒形ガイド25a,24bが装置本体Aの位置決め溝30Lb,30Rbに達すると、この円筒形ガイド25a,24bは位置決め溝30Lb,30Rbの位置へ着座して、それぞれ位置が決まる。これによってカートリッジBの非駆動側(ドラムプーリ7b側)は装置本体Aに対して位置決めされ、カートリッジBの駆動側(ギアフランジ7a側)は装置本体Aに対して略位置決めされる。そして、装置本体のモータから感光体ドラム7への駆動伝達時に、装置本体のカップリング部31とカートリッジBのギアフランジ7aのカップリング部7a1により感光体ドラム7が調芯されて最終的にカートリッジBが位置決めされる。これによりカートリッジBは装置本体に装着される。
即ち、カートリッジBが装置本体Aに装着することによって、駆動伝達ベルト50と転写ローラプーリ60との巻き付き角度が増加することになる。巻き付き角度が増加するほど、駆動伝達ベルト50と転写ローラプーリ60との噛み合い率は大きくなり、転写ローラへの駆動が滑らかに安定して伝達することができる。また、カートリッジBを装置本体Aから取り外す際は、カートリッジドア9を開き、カートリッジBを挿入方向と反対方向へ引き上げる。これによりカートリッジBの円筒形ガイド25a,24b、回り止めガイド41aはガイド部30Ra,30Laに沿って図12(c)、(b)、(a)の順にカートリッジ装着部Sの手前側に移動される。図12(c)の状態から(b)の状態に移行する際、図13(b)においてドラムプーリ軸受け25の円筒形ガイド25aが揺動アーム54を矢印iの逆方向に押し上げて位置決め溝30Laを乗り越える。そしてドラムプーリ7bが駆動伝達ベルト50から離れたときにアーム加圧バネ155が仮想線Lの上にくる(図13(a))。これにより揺動アーム54はアーム加圧バネ55により加圧されて元の位置に復帰する。よって駆動伝達ベルト50が緩むことなくカートリッジBを装置本体Aから取り外すことができる。
[感光体ドラムから転写ローラへの駆動力伝達]
転写ローラ4の駆動構成について図11を用いて説明する。図11は装置本体AにカートリッジBが装着された状態を示す図である(図ではカートリッジと転写ローラ部のみ図示している)。
カートリッジBが装着されると、カートリッジBの駆動伝達ベルト50がドラムプーリ7bに巻き付く。この状態で感光体ドラム7が装置本体から駆動力を受けて矢印b方向(時計回り方向)に回転駆動される。これによりドラムプーリ7bが同方向に回転して駆動伝達ベルト50を矢印c方向(反時計回り方向)に周回移動させる。駆動伝達ベルト50は転写ローラプーリ60を介して転写ローラ4を矢印d方向(反時計回り方向)に回転駆動させる。
以上説明したように本実施例では、駆動伝達ベルト50を利用して転写ローラ4を回転駆動することにより、ギアで転写ローラを回転駆動する方式と比較して、駆動伝達ベルト50と転写ローラプーリ60との噛み合い歯数を増やすことができる。さらに、前述のようにスライド可能に取り付けられた転写ローラ4と感光体ドラム7間に記録媒体が通過して軸間距離が変動した場合でも前述のテンションプーリ53により駆動伝達ベルト50の張力が調整される。このため駆動伝達ベルト50と転写ローラプーリ60の歯の噛み合い状態が安定する。そのため感光体ドラム7から転写ローラ4への駆動力伝達を滑らかにすることができ、感光体ドラム7、転写ローラ4の回転むら、振動を低減させ良好な画像を得ることができる。
また、カートリッジBを装置本体Aに装着し、駆動伝達ベルト50がドラムプーリ7bに巻きつくと、駆動伝達ベルト50の張力はカートリッジBを装置本体Aから取り外す方向の力として作用する。このため、本実施例では揺動アーム54の位置決め部54aと円筒形ガイド25aの当接部がこの力を受け、カートリッジBを装置本体Aへ位置決めしている。このような構成とすることで、カートリッジBの装置本体Aへの位置決めを別途設ける必要がなく部品点数を削減することができる。
また、駆動伝達ベルト50を両面歯付きのベルトとし、また、カートリッジBの装着方向に対してドラムプーリ7bの下流側が駆動伝達ベルト50と噛み合う(係合する)構成にすると、カートリッジBをガイド部30Ra,30Laに沿って押し込むだけで、駆動伝達ベルト50とドラムプーリ7bが噛み合うので、カートリッジBの装着性を損なうことがない。
また、装置本体Aにはテンションプーリ53を設けることで、駆動伝達ベルト50の張力の変動による転写ローラ4の圧変動を小さく抑えることができる。
また、ドラムプーリ7bと、揺動アーム54に具備させた移動プーリ52の移動量を規制する円筒形ガイド52aを同軸上に設けることで、移動プーリ52とドラムプーリ7bの位置を精度良く決めることができる。
また、アーム加圧バネ55によって揺動アーム54の加圧方向が変わる構成にすることにより、取り出し動作においてベルトの張力によりカートリッジBを押し出す方向に力が働くため容易にカートリッジBを取り出すことができる。
[第二実施形態]
本実施形態では、画像形成装置本体側の駆動伝達機構の他の実施例について、図14を用いて説明する。
前述の実施の形態で説明したように移動プーリ52を有する揺動アーム54はドラムプーリ軸受25の円筒形ガイド25aに突き当たりドラムプーリ7bと移動プーリ52が互いに位置決めされる構成を説明した。本実施形態では、図14に示すようにドラムプーリ7bと同軸上にドラムプーリ軸7cを設けると共に、揺動アーム54に位置決め部54aを突起状に設けて、ドラムプーリ軸7cに位置決め部54aが突き当たる構成とする。このような構成にしても前述の実施の形態と同様な効果が得られる。
[第三実施形態]
本実施形態では、画像形成装置本体側の駆動伝達機構の他の実施例について、図15を用いて説明する。
前述のドラムプーリ7bと移動プーリ52の他の位置決め方法として、ドラムプーリ7bと回動可能なリング状の回動部材7dをドラムプーリ7bに設けて、この回動部材7dに揺動アーム54の突起状の位置決め部54aが突き当たる構成にしても同様な効果が得られる。
[第四実施形態]
本実施形態では、画像形成装置本体側の駆動伝達機構の他の実施例について、図16を用いて説明する。
前述のドラムプーリ7bと移動プーリ52の位置決め方法として、揺動アーム54にカートリッジBのサイドカバー40側に突出させて位置決め部54bを設けて、この位置決め部54bがサイドカバー40に突き当たる構成にしても同様な効果が得られる。また、位置決め部54bの突き当てはサイドカバー40に限定されることなくカートリッジBの外形を形成する部分ならよく、例えばドラム枠体18に突き当ててもよい。
[第五実施形態]
本実施形態では、画像形成装置本体側の駆動伝達機構の他の実施例について、図17を用いて説明する。
前述のドラムプーリ7bと移動プーリ52の位置決め方法として、必ずしも揺動アーム54が突き当たる必要は無く、移動プーリ52に設けたフランジ部52aがドラムプーリ軸受25の円筒形ガイド25aに突き当たる構成にしても同様な効果がえられる。
本実施形態例では、本発明に係る電子写真画像形成装置の他の実施例について、図18〜図23を用いて説明する。本実施の形態では、説明の簡略化のため、前述の第一実施形態例の電子写真画像形成装置と異なる部材および機構の構成だけを説明する。
[転写ローラの取付け構成]
図19は転写ローラ104の装置本体取付け部の構成を示す斜視図である。転写ローラ104はその両端部の軸104a,104bが転写ローラ軸受161,162によって回転可能に支持される。転写ローラ軸受161,162にはそれぞれ転写ローラ加圧バネ163,164が取り付けられ、装置本体Cの取り付け部165a,165bに矢印a方向にスライド可能に支持される。そして転写ローラ軸受161,162が加圧バネ163,164により感光体ドラム側に付勢されることによって、転写ローラ104は感光体ドラム107に対して所定の加圧力で加圧されている。転写ローラ104の軸104bには、カートリッジBの後述する駆動伝達ベルト150から駆動力を受けるための転写ローラプーリ160が取り付けられる。転写ローラプーリ160は、図18に示すようにガイド部材130Lに設けたプーリ孔130Lcを貫通させて位置決め溝130Lbの下方に配置されている。
[装置本体の駆動伝達機構]
図18は駆動伝達機構の実施例を示す構成図である。装置本体Cのガイド部材130Lには転写ローラ104を駆動するための駆動伝達ベルト150が設けられている。駆動伝達ベルト150は両面歯付のベルトであり、転写ローラプーリ160、固定プーリ151、移動プーリ152、テンションプーリ153に巻きかけられている。固定プーリ151は装置本体Cのガイド部材130Lの固定軸156に回転可能に取り付けられている。移動プーリ152は揺動アーム154の移動軸157に回転可能に取り付けられる。揺動アーム154は固定軸156に回動可能に取り付けられている。移動軸157とガイド部材130Lに設けた軸140a間に張設されたアーム加圧バネ155は、固定軸56の中心と軸40aの中心を結んだ仮想線Lより上にあり、揺動アーム154を転写ローラプーリ160から離隔させる矢印h方向に加圧している。揺動アーム154とガイド部130La間の間隔は第一実施形態と同じである。
テンションプーリ153は転写ローラプーリ160の下方においてプーリホルダ58に回転可能に支持されている。プーリホルダ158は装置本体Cのガイド部材130Lにスライド可能に取り付けられる。そして、プーリホルダ58が引張りバネ159によって加圧されることで、駆動伝達ベルト150にテンションを与えている。
[駆動伝達機構とドラムプーリの結合態様]
図21はカートリッジDの装置本体Cへの挿入に伴う上記駆動伝達機構の動作説明図である。図22の(a)は図21(b)に示す駆動伝達ベルトとドラムプーリの拡大斜視図、(b)は図21(c)に示す駆動伝達ベルトとドラムプーリの拡大斜視図である。本例の駆動伝達機構は第一実施形態の駆動伝達機構と同様に動作するので簡略的に説明する。
図21(a)に示すようにカートリッジDを装置本体Cに装着するときは、ドラムプーリ軸受125の円筒形ガイド125aをガイド部130Laに、ドラム軸受124(不図示)の円筒形ガイド124aと、回り止めガイド141aをガイド部30Ra(不図示)に沿わせて矢印eの方向に挿入していく。カートリッジDが図21(b)の位置にくると、装置本体Cの駆動伝達ベルト150がドラムプーリ107bに接触し矢印fの方向に押されることによって、揺動アーム154が矢印gの方向に回転する。その後さらにカートリッジDを挿入していくと、図21(c)に示すように駆動伝達ベルト150がドラムプーリ107bに巻きついた状態になりカートリッジDが装置本体Cに装着される。
図21(b)の状態では、アーム加圧バネ155は図22(a)に示すように仮想線Lより上にあり、揺動アーム154を矢印h方向に加圧している。そして図21(c)の状態では、アーム加圧バネ155は仮想線Lより下になり、揺動アーム154を矢印i方向に加圧する。このとき、揺動アーム154の円弧状の位置決め部154aがドラムプーリ軸受125の円筒形ガイド125aに突き当たる。これによってドラムプーリ107bと移動プーリ152が互いに位置決めされる。カートリッジDを装置本体Cから取り外す際の駆動伝達機構の動作は第一実施形態の駆動伝達機構と同じである。
[感光体ドラムから転写ローラへの駆動力伝達]
転写ローラ104の駆動構成について図20を用いて説明する。図20は装置本体CにカートリッジDが装着された状態を示す図である(図ではカートリッジと転写ローラ部のみ図示している)。
カートリッジDが装着されると、カートリッジDの駆動伝達ベルト150がドラムプーリ107bに巻き付く。この状態で感光体ドラム107が装置本体から駆動力を受けて矢印b方向(時計回り方向)に回転駆動される。これによりドラムプーリ107bが同方向に回転して駆動伝達ベルト150を矢印c方向(反時計回り方向)に周回移動させる。駆動伝達ベルト150は転写ローラプーリ160を介して転写ローラ104を矢印d方向(反時計回り方向)に回転駆動させる。
[転写ローラの加圧構成]
次に転写ローラ104の加圧の構成について説明する。図23は装置本体CにカートリッジDが装着された状態を示す図である。
すでに説明したように、転写ローラ104は転写ローラ軸受162および161(不図示)によって装置本体Cに回動可能に支持される。そして転写ローラ軸受162および161(不図示)は装置本体に矢印j方向にスライド可能に取り付けられている。また、転写ローラ104は転写ローラ軸受162および161(不図示)にそれぞれ取り付けられた転写ローラ加圧バネ163,164(不図示)によって感光体ドラム107に対して所定の力で付勢されている。
図23に示すように、カートリッジDが装置本体に装着された状態における転写ローラプーリ160への駆動伝達ベルト150の巻き付き角をθとすると、駆動伝達ベルト150の張力によって転写ローラプーリ160に作用する力の方向は、巻き付き角θの二等分線M上の矢印kの方向とほぼ等しくなる。本実施の形態においては、巻き付き角θの二等分線Mが転写ローラ104のスライド方向jと略直交するようにドラムプーリ107b、転写ローラプーリ160、テンションプーリ153を配置した。また、ドラムプーリ107bは、感光体ドラム107と同軸上で、かつ、転写ローラ104のスライド方向jと平行で転写ローラプーリ160の中心を通る線N上に、該ドラムプーリの回転中心Oが位置するように配置した。また、上記の構成は次のように説明することもできる。即ち、前記位置決め溝30Lbを、巻き付き角度θの二等分線と直交する線であって、転写ローラプーリ160の回転中心を通る線上に感光体プーリ107bが位置するように設けられた。このような構成にすることにより、駆動伝達ベルト150の張力の転写ローラ104の感光体ドラム107に対する付勢力への影響を小さくすることができる。これにより、転写ローラ104の付勢力を安定させることができ、転写圧のばらつきによる画質の低下を防止することができる。
本実施の形態では、巻き付き角θが105°、駆動伝達ベルト150の張力が3.92N(400gf)、転写ローラ104の付勢力として転写ローラ加圧バネ163,164の加圧力がそれぞれ4.9N(500gf)という値に対して、駆動伝達ベルト150の張力の転写ローラ104の付勢力への影響が転写ローラ加圧バネの加圧力4.9N(500gf)の±10%以下(±0.49N(±50gf)以下)となるように、二等分線Mとスライド方向jの交差角度αを設定した。すなわち、駆動伝達ベルト150の張力Tによる転写ローラプーリ160の軸荷重FをF=2×T×sin(θ/2)としたときに、Fの線N方向の分力F=F×cosαが±0.49N(±50gf)となるように、85.5°<α<94.5°とした。
このように、駆動伝達ベルト150の張力の転写ローラ104の付勢力への影響が、転写ローラ104の付勢力に対して許容される値となるように角度αを適宜設定することで、転写ローラ104の感光体ドラム107に対する付勢力を設計上望ましい値にすることができ、転写圧のばらつきによる画質の低下を防止することができる。
従って、本実施の形態においても、駆動伝達ベルト150を利用して転写ローラ104を回転駆動するので、感光体ドラム107から転写ローラ104への駆動力伝達を滑らかにすることができ、感光体ドラム107、転写ローラ104の回転むら、振動の低減化が可能となる。
特に、本実施の形態では、上記駆動伝達ベルト150によって転写ローラ104を駆動する構成において、プロセスカートリッジDが装置本体Cに装着された状態における転写ローラプーリ160への駆動伝達ベルト150の巻き付き角θの二等分線が転写ローラ104のスライド方向と略直交するようにすることで、駆動伝達ベルト150の張力の転写ローラ104の感光体ドラム107に対する付勢力への影響を小さくすることができる。これにより、転写ローラ104の付勢力を安定させることができ、転写圧のばらつきによる画質の低下を防止できる。
[その他]
1)駆動伝達ベルト50,150として、平ベルトやVベルト等の摩擦伝動ベルトを用いても駆動伝達が可能である。本実施例のように両面の歯付きのベルトを用いることにより転写ローラ4と感光体ドラム7,107の回転を精密に伝達することが可能である。また、摩擦伝動ベルトと比較して歯付きのベルトを用いることによりベルトの取り付け張力を小さくできるため構成を簡略化できる。
2)可動プーリとしての移動プーリは1つに限られず複数あってもよい。
電子写真画像形成装置の一実施例の構成を示す概略構成図である。 電子写真画像形成装置の外観斜視図である。 プロセスカートリッジを装着するための装置本体の装着部の左側の構成を示す外観斜視図である。 プロセスカートリッジを装着するための装置本体の装着部の右側の構成を示す外観斜視図である。 プロセスカートリッジの左側外観斜視図である。 プロセスカートリッジの右側外観斜視図である。 プロセスカートリッジの構成を示す縦断面図である。 装置本体側の駆動伝達機構の実施例を示す構成図である。 感光体ユニットの構成を示す斜視図である。 転写ローラの構成を示す斜視図である。 駆動伝達ベルトによる転写ローラの駆動方法を示す図である。 プロセスカートリッジの装置本体への装着過程を示す図である。 プロセスカートリッジの装着過程における駆動伝達ベルトと転写ローラプーリの連結形態の説明図である。 装置本体側の駆動伝達機構の他の実施例を示す構成図である。 装置本体側の駆動伝達機構の他の実施例を示す構成図である。 装置本体側の駆動伝達機構の他の実施例を示す構成図である。 装置本体側の駆動伝達機構の他の実施例を示す構成図である。 装置本体側の駆動伝達機構の他の実施例を示す構成図である。 転写ローラの装置本体取付け部の構成を示す斜視図である。 駆動伝達ベルトによる転写ローラの駆動方法を示す図である。 プロセスカートリッジの装置本体への装着過程を示す図である。 プロセスカートリッジの装着過程における駆動伝達ベルトと転写ローラプーリの連結形態の説明図である。 転写ローラの加圧構成を示す説明図である。
符号の説明
A 電子写真画像形成装置(レーザービームプリンタ)本体
B プロセスカートリッジ
1 光学手段
2 記録媒体
3 搬送手段
4,104 転写ローラ
5 定着ローラ
7 感光体ドラム(電子写真感光体)
7a ギアフランジ
7a1 カップリング部(駆動受け部)
7b ドラムプーリ(感光体プーリ)
7c ドラムプーリ軸
7d 回動部材
8 帯電ローラ(帯電手段)
9 カートリッジドア
10 現像スリーブ(現像剤担持体)
11 マグネットローラ
12 現像ブレード(規制部材)
13 現像枠体
13a 現像室
14 トナー収納容器(現像剤収納容器)
15 撹拌部材
16 トナー撹拌部材
17 クリーニング手段
17a クリーニングブレード
17b 廃トナー溜め
18 ドラム枠体
18a,18b 側板
19 現像装置ユニット
20 感光体ユニット
24 ドラム軸受け
25,125 ドラムプーリ軸受け
25a,125a 円筒形ガイド(規制部)
30R,30L、130L ガイド部材
30Ra,30La、130La ガイド部
30Rb,30Lb、130Lb 位置決め溝
31 カップリング部(駆動手段)
40 左サイドカバー
41 右サイドカバー
41a 回り止めガイド
50,150 駆動伝達ベルト
51,151 固定プーリ
52,152 移動プーリ(可動プーリ)
52a フランジ部(位置規制部)
53 テンションプーリ
54,154 揺動アーム
54a 位置決め部(位置規制部)
54b 位置決め部(位置規制部)
55,155 アーム加圧バネ(付勢部材)
56,156 固定軸
57,157 移動軸(揺動軸)
58,158 プーリホルダ
59、163,164 加圧バネ
60,160 転写ローラプーリ
61,62、161,162 転写ローラ軸受
63 転写ローラ加圧バネ
64 転写ローラ引きバネ
159 引張りバネ

Claims (5)

  1. プロセスカートリッジを取り外し可能に装着し、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    本体駆動手段と、
    前記記録媒体に現像像を転写するための転写ローラと、
    前記転写ローラに駆動するための転写ローラプーリと、
    前記転写ローラプーリと係合して前記転写ローラを駆動させる駆動伝達ベルトと、
    電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成された潜像を現像剤によって現像する現像手段と、前記本体駆動手段と連結して前記電子写真感光体に駆動力を伝達する駆動受け部と、前記駆動受け部から前記電子写真感光体が受けた前記駆動力を、前記転写ローラに伝達する為の感光体プーリであって、前記プロセスカートリッジが前記電子写真画像形成装置の装置本体に装着した際に、前記駆動伝達ベルトと係合して前記転写ローラプーリと前記駆動伝達ベルトとの巻き付き角度を増加させる感光体プーリと、を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、
    前記装置本体に移動可能に設けられた、前記駆動伝達ベルトと係合する可動プーリを支持する可動アームであって、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着した際に、前記プロセスカートリッジに設けられた規制部と当接して、前記可動プーリの移動を規制する可動アームと、
    前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  2. プロセスカートリッジを取り外し可能に装着し、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    本体駆動手段と、
    前記記録媒体に現像像を転写するための転写ローラと、
    前記転写ローラに駆動するための転写ローラプーリと、
    前記転写ローラプーリと係合して前記転写ローラを駆動させる駆動伝達ベルトと、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成された潜像を現像剤によって現像する現像手段と、前記本体駆動手段と連結して前記電子写真感光体に駆動力を伝達する駆動受け部と、前記駆動受け部から前記電子写真感光体が受けた前記駆動力を、前記転写ローラに伝達する為の感光体プーリであって、前記プロセスカートリッジが前記電子写真画像形成装置の装置本体に装着した際に、前記駆動伝達ベルトと係合して前記転写ローラプーリと前記駆動伝達ベルトとの巻き付き角度を増加させる感光体プーリと、を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、
    前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着した際に、前記プロセスカートリッジを位置決めする本体位置決め部であって、前記感光体プーリを、前記転写ローラプーリが前記装置本体に設けられた転写ローラ加圧バネによってスライドするスライド方向と平行で前記転写ローラプーリの回転中心を通る線上に位置するように、且つ前記感光体プーリを、前記巻き付き角度の二等分線と直交する線上に位置するように、前記プロセスカートリッジを位置決めする本体位置決め部と、
    前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  3. 更に、前記電子写真画像形成装置は、
    前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着されていない時に、前記可動アームを、前記転写ローラプーリから離間する方向に付勢し、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着される時に、前記可動アームを前記規制部と当接する方向に付勢する付勢部材を有することを特徴とする請求項に記載の電子写真画像形成装置。
  4. 前記駆動伝達ベルトは両面歯付きベルトであることを特徴とする請求項から請求項の何れかに記載の電子写真画像形成装置。
  5. 更に、前記電子写真画像形成装置は、
    前記駆動伝達ベルトにテンションを与えるテンションプーリを有することを特徴とする請求項から請求項の何れかに記載の電子写真画像形成装置。
JP2004296511A 2004-10-08 2004-10-08 電子写真画像形成装置 Expired - Fee Related JP4681847B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004296511A JP4681847B2 (ja) 2004-10-08 2004-10-08 電子写真画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004296511A JP4681847B2 (ja) 2004-10-08 2004-10-08 電子写真画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006106609A JP2006106609A (ja) 2006-04-20
JP2006106609A5 JP2006106609A5 (ja) 2007-11-22
JP4681847B2 true JP4681847B2 (ja) 2011-05-11

Family

ID=36376397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004296511A Expired - Fee Related JP4681847B2 (ja) 2004-10-08 2004-10-08 電子写真画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4681847B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013119915A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Ricoh Co Ltd 駆動伝達装置、及び画像形成装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08137160A (ja) * 1994-11-08 1996-05-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JPH11202586A (ja) * 1998-01-12 1999-07-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像形成装置における感光体と転写媒体の駆動方法及び画像形成装置
JP2002040875A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 Canon Inc プロセスカートリッジ
JP2002278415A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Canon Inc プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08137160A (ja) * 1994-11-08 1996-05-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JPH11202586A (ja) * 1998-01-12 1999-07-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像形成装置における感光体と転写媒体の駆動方法及び画像形成装置
JP2002040875A (ja) * 2000-07-24 2002-02-06 Canon Inc プロセスカートリッジ
JP2002278415A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Canon Inc プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006106609A (ja) 2006-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4651131B2 (ja) プロセスカートリッジ
JP4444997B2 (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP4464435B2 (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP6808364B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JP2000098809A (ja) 電子写真感光体ドラム及びプロセスカ−トリッジ及び電子写真画像形成装置
JP4574719B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP5404845B2 (ja) 画像形成装置
JP4617197B2 (ja) 電子写真感光体ドラム、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置、及び電子写真感光体ドラムのフランジの組立方法
JP7146410B2 (ja) カートリッジおよびこれを用いた画像形成装置
JP3937802B2 (ja) プロセスカートリッジ
JP5021087B2 (ja) プロセスカートリッジ
JP4681847B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JP6849449B2 (ja) 画像形成装置
JP2013061403A (ja) 画像形成装置
JP2007047298A (ja) プロセスカートリッジに用いられる離間部材の位相合わせ組立方法
JP2006106610A (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2518588B2 (ja) 画像形成装置
JP2021039383A (ja) 電子写真画像形成装置
JPH10161509A (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
JP2000147982A (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置及び電子写真感光体ドラム
JPH09230719A (ja) 画像形成装置
JP2000181327A (ja) プロセスカ―トリッジ、電子写真画像形成装置
JPH0680468B2 (ja) 画像形成装置
JP2001109356A (ja) プロセスカートリッジ、画像形成装置および電子写真感光体等の組立体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071004

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees