JP6864003B2 - 香料組成物およびエアフレッシュナーデバイス - Google Patents

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Description

本発明の分野
本開示は、香料組成物に関する。より詳細には、本開示は、非多孔質ポリオレフィン膜ベースのエアフレッシュナーにおける使用のための香料組成物に関し、香料組成物は、芳香成分の空気中への放出を改善する特定の液体キャリアーを有する。
本発明の背景
空気中に心地良い芳香を送達する、膜ベースのエアフレッシュナーデバイスは周知である。これらのデバイスは、香料の蒸気に対して透過性である膜でシールされた、香料組成物を包含する芳香リザーバーまたはチャンバー(a fragrance reservoir or chamber)を有する筐体(a housing)からなる。膜は通常、ポリエチレンまたはポリエチレン複合材などの非多孔質ポリオレフィン(また高密度ポリオレフィンとも呼ばれる)から作製されているが、他の材料もまた可能である。デバイスは、室温にて使用され得るか(パッシブモード)、または芳香の蒸発を促進するために加熱され得るか、または膜を通して香料の蒸気を引き込むために空気流へ送られ得る(アクティブモード)。しかしながら、より一般的には、膜ベースのエアフレッシュナーデバイスは、パッシブモード下で使用される。このように、膜を通して芳香成分を拡散させる主な推進力は、芳香成分それ自体の揮発性である。
これが動作する間、パッシブな膜デバイスは、かかるデバイスが、典型的には、25℃にて少なくとも0.004mmHgの蒸気圧を有する少なくとも70wt%の香料成分を包含しなければならないという問題を抱えている。膜ベースのエアフレッシュナーデバイスの主たる欠点には、同じ揮発性を有するすべての芳香成分のうち、いくつかの芳香成分は、膜を通って容易かつ迅速に拡散するのに対し、他の芳香成分は、拡散しないかまたは非常にゆっくりとしか拡散しないという事実がある。これは、香料の個性の望ましくない歪みに繋がる。例えば、香料のノートは、変化することがあったり、またはバランスを失って快楽的に容認できなくなることがあったりする。その上、拡散しないかまたは膜を通してゆっくりとしか拡散しない芳香成分は、芳香リザーバー中に蓄積し、およびエアフレッシュナーデバイスが動作するのを停止した後に、例えば30日後に、リザーバー中に残存する残渣(residues)を形成する。
イソパラフィン油を単独で、またはこれを極性溶媒と組み合わせて(以後、「液体キャリアー」とも称される)、芳香成分の蒸発と非多孔質ポリオレフィン膜を通る後者の輸送との両方を増強するために、香料油に加えることは、確立された方法である。しかしながら、かかる油は、リザーバーのブリスター(blister)から膜の剥離を誘発する有害な効果を有することがあり、このことが、使用の間中の液体香料漏出の可能性に繋がる。これは、極めて望ましくないことであって、これらのデバイスにおいて実際に使用され得るかかるイソパラフィン油のレベルを35wt%以下に限定する。その上、炭化水素の使用はまた、規制当局による制約のせいで、いくつかの国において10wt%までの限定もなれている。
さらに、芳香族エステル(BENZYL ACETATEなど)、またはアルキルアルコールおよび/またはテルペン由来アルコールに由来するアルキルエステル(ISONONANYL ACETATE、LINALYL ACETATE、TERPENYL ACETATEなど)から選択される、高レベルの芳香成分を液体キャリアーの代替として加えることは、芳香成分の蒸発と非多孔質ポリオレフィン膜を通る後者の輸送との両方を増強するために、確立された別の方法である。しかしながら、かかる液体キャリアーは、顕著な匂いを有し、したがって、すべての香料組成物には使用され得ない。その上、エステルの使用は、アルコールなどの問題のある特定の芳香成分に関し膜選択性の問題を解決しない。
その結果、膜/ブリスターのシールに影響を与えずに、パッシブな膜ベースのエアフレッシュナー適用のために要求される揮発性の範囲から最大限広く選択された芳香成分の蒸発および透過を増強する液体キャリアーを提供することが望ましいであろう。
本発明の概要
一態様において、非多孔質ポリオレフィン膜ベースのエアフレッシュナーにおける使用のための香料組成物は、1以上の芳香成分;および、約17MPa1/2未満の分散溶解度パラメータ(δ)、約1から約7MPa1/2までに及ぶ極性溶解度パラメータ(δ)、および約2から約7MPa1/2までに及ぶ水素結合溶解度パラメータ(δ)という個々のハンセン溶解度パラメータ;約3.5より低いClogP;および約0.2から約1mmHgまでに及ぶ蒸気圧を有する、約5重量%から約90重量%の液体キャリアーを包含する。
別の態様において、エアフレッシュナーデバイスは、筐体;および香料組成物と透過性膜とを包含するリザーバーを包含し、香料組成物の蒸気は、前記透過性膜を通して透過し得る。香料組成物は、1以上の芳香成分;および、約17MPa1/2未満の分散溶解度パラメータ(δ)、約1から約7MPa1/2までに及ぶ極性溶解度パラメータ(δ)、および約2から約7MPa1/2までに及ぶ水素結合溶解度パラメータ(δ)という個々のハンセン溶解度パラメータ;約3.5より低いClogP;約0.2から約1mmHgまでに及ぶ蒸気圧を有する、約5重量%から約90重量%までの液体キャリアーを包含する。
もう1つの態様において、香料組成物は、少なくとも約25重量%の1以上の芳香成分;および約10重量%から約60重量%までの液体キャリアーを包含する。1以上の芳香成分は、約5個の炭素原子より大きい鎖長を有するアルキルアルコール、テルペンアルコール、および修飾テルペン(modified terpens)またはテルペン類似体に由来するアルコールからなる群から選択される。液体キャリアーは、ジプロピレングリコールジメチルエーテル(DPGDME)である。
具体的な態様の、これらのおよび他の特色、側面および利点は、本開示を読むことにより当業者に明らかになるだろう。
本発明の詳細な記載
以下の本文は、本開示の無数の異なる態様の、広範な記載を記述する。すべての可能な態様を記載することは、不可能ではないにしても非現実的であろうことから、記載は、例示としてのみ解釈されるべきであり、すべての可能な態様を記載するものではない。本明細書に記載のいずれの特色、特徴、構成要素、組成物、成分、製品、ステップまたは方法論は、本明細書に記載のいずれか他の特色、特徴、構成要素、組成物、成分、製品、ステップまたは方法論から、その全部または一部を、削除され得るか、その全部または一部と組み合わせられ得るか、またはその全部または一部と置換され得ると理解されるであろう。無数の代替的な態様は、現在の技術または本特許の出願日後に開発された技術のいずれかを使用して実行され得、これらも依然としてクレームの範囲内に入る。本明細書に引用されるすべての刊行物および特許は、参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、1以上の香料成分および液体キャリアーの混合物を包含する香料組成物ならびに同組成物を含有する膜ベースのエアフレッシュナーに関する。
一態様において、本開示は、膜を有するエアフレッシュナーに関し、前記膜に対し、蒸気圧は類似するが異なる化学特性を有する芳香成分が、膜を通過する異なる透過速度を有する。かかる膜の非限定例は、非多孔質ポリエチレンから作製されたものである。蒸気圧は類似するが異なる化学特性を有する芳香成分の非限定例は、DIHYDROMYRCENOL(2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−オール)およびALLYL OANANTHATE(ヘプタン酸アリル)である。本開示のために、膜または膜エアフレッシュナーデバイスを通る香水成分の透過速度は、時間の関数としてのエアフレッシュナーデバイスの重量減少の初期傾斜と見なされ、重量パーセンテージ(wt%)/日の単位で表現される。
例えば、全体的にポリエチレンからなる膜を通るDIHYDROMYRCENOLの透過速度は、典型的には、0.5wt%/日未満であるが、ALLYL OANANTHATEの透過速度は、典型的には、同じ膜を通る2wt%/日より高い。これは、DIHYDROMYRCENOL対ALLYL OANANTHATEの最大透過比率0.25に繋がり、これは1を大きく下回る。これは、膜を通り透過するDIHYDROMYRCENOLとALLYL OANANTHATEとの混合物の組成物が、時間とともに顕著に変化するであろうこと、そのため、ALLYL OANANTHATEのレベルが迅速に激減するであろう一方、DIHYDROMYRCENOLのレベルは増加するであろうことを意味する。これは、組成物の匂いの個性を、消費者に容認できないやり方で、時間とともに変化させるであろう。
本開示に従う膜ベースのエアフレッシュナーデバイスの具体的な設計が何であれ、デバイスが、芳香材料が一定かつ制御された速度にて環境中へ分配され得るやり方で、働くことは重要である。
一態様において、膜ベースのエアフレッシュナーデバイスの効率性は、特定の期間に、例えば約30日と約50日との間に、大気へ放出された香料の量によって決定される。この期間の間中(前記期間はまた、エアフレッシュナーデバイスの寿命とも称される)、以下の条件が満たされることが期待される:(i)大気中への香料放出の速度は、連続的であり、ほぼ一定であること、すなわち放出速度は、時間とともに顕著には変化しないこと、(ii)香料のプロファイルは、ほぼ一定のままであること、すなわち香料の匂いの個性は、時間にわたって本質的に不変のままであること、および(iii)香料は、香料の総量がエアフレッシュナーの寿命の間中蒸発するように、放出されること、すなわちデバイス中に残る香料残渣(perfume residue)がないこと。言い換えれば、香料中のいずれの芳香成分対香料の他の芳香成分のいずれかの透過速度の比率が、できるだけ1に近くなるべきである。
しかしながら、経験上、かかる条件は、芳香成分が揮発性の点でおよび化学的性質の点で異なるという理由から、容易には満たされない。揮発性の点での差異は、エアフレッシュナーデバイスがその寿命の終わりに達する前に、最も揮発する成分の枯渇へ繋がることがあり、これは次に、香料の匂いの個性における変化に繋がることがある。逆に言うと、低すぎる揮発性を有する芳香成分は、エアフレッシュナーデバイスの耐用期間の間中には十分に蒸発することはなく、芳香容器(the fragrance vessel)中に残留物(residual material)を残す。化学的性質の点での差異は、膜を通る異なる透過速度へ繋がることがある。とりわけ、膜は、膜に可溶でもなく膜との相溶性もない成分に対して、不浸透であっても、または少ししか透過しない(only sparingly permeable)ものであってもよい。
これはまた、放たれた香料の匂いの個性における変化、およびエアフレッシュナーデバイスの寿命が終わった後の芳香容器中の残渣の発生へも繋がる。例えば、非多孔質ポリエチレンおよび非多孔質ポリプロピレンをベースとする膜などの非多孔質ポリオレフィンベースの膜を通る透過挙動(permeation behavior)の観点から最も問題のある芳香成分は、n−アルキルアルコール、イソ−アルキルアルコールおよびテルペン由来のアルコールなどの線状および分岐アルコール、例えばNONANOL、DIHYDROMYRCENOL、LINALOOL等である。
当該技術の弱点に対処する際、出願人は驚くべきことに、飽和炭化水素が、芳香リザーバーを含むブリスターに対しポリエチレン膜を接合するシールに対して有害な影響を有し、その結果シールを通る芳香の漏出およびシールの破壊または剥離さえももたらすことを見出した。加えて、出願人は、主に、極性溶媒が非極性溶媒と同様に蒸発しないことから、および極性溶媒が、ポリエチレン膜との相溶性がなく、したがって芳香成分の透過性を制御するのに非効率であることから、極性溶媒を単独で使用することが、上文に言及された選択性という問題点を解決しないことを見出した。
香料組成物
本開示に従い、香料組成物は、液体キャリアーおよび1以上の芳香成分の混合物を包含する。これらの香料組成物は、膜ベースのエアフレッシュナーデバイスおよび他の類似の消費者製品において使用されてもよい。
液体キャリアー
本開示に従い、上に記載の問題点は、ハンセン溶解度パラメータおよび蒸気圧の具体的な組み合わせを有する液体キャリアーを使用することによって、実質的に解決されてもよい。ハンセン溶解度パラメータは、具体的な化学分子が、隣接する分子(これはまた、「環境」とも称される)といかに相互作用するかを反映する。言い換えれば、ハンセン溶解度パラメータは、1つの材料が別のに溶解し、溶液を形成するであろうかどうかを予測する手段である。
ハンセンに従うと、分子の、その環境との相互作用は、3つの寄与する溶解度パラメータの結果である、すなわち各分子が、3つのハンセンパラメータ:分散溶解度パラメータδ、これは分子間の分散型相互作用の程度を反映し、極性溶解度パラメータδ、これは分子間の双極子−双極子相互作用の程度を反映し、およびH結合溶解度パラメータδ、これは分子間水素結合の程度を反映する、で与えられる。溶解度パラメータは、MPa1/2単位で表現され、ここでMPaは、メガ−パスカルを意味する。ハンセン溶解度パラメータの根底にある理論の詳細な議論については、例えばA. F. N. M Barton、「Handbook of solubility parameters and other cohesion parameters」、第2版、CRC Press、1991年を参照。
出願人は、以下の溶解度パラメータ:約17MPa1/2未満の分散ハンセンパラメータδ;約1から約7MPa1/2まで、別の態様において約1.5から約5MPa1/2まで、およびもう1つの態様において約1.8から約4MPa1/2まで、に及ぶ極性ハンセンパラメータδ;および約2から約7MPa1/2まで、別の態様において約2.5から約6MPa1/2まで、およびもう1つの態様において約3から約5MPa1/2まで、に及ぶH結合ハンセンパラメータδ、を有する液体キャリアーが、本開示に従う芳香成分を可溶化させるのに有用であることを見出した。
液体キャリアーの疎水性は、物理化学特性であるlogP値を使用して測定され得る。キャリアー溶媒のオクタノール/水の分配係数(P)は、オクタノール中のその平衡濃度と水中のそれとの間の比率である。logP値はまた、HanschおよびLeoのフラグメントアプローチ(the fragment approach)を使用しても、極めて簡便に算出され得る。これはClogPとして与えられる。A. Leo、Comprehensive Medicinal Chemistry、Vol 4、C. Hanschら、295頁、Pergamon press、1990年を参照。これはclogPとして与えられている。本開示に従うと、液体キャリアーは、3.5未満の、別の態様において2.5未満の、およびもう1つの態様において1.0未満の、算出されたオクタノール/水の分配係数ClogPを有する。別の態様において、液体キャリアーは、約0.2から約1mmHgまで、別の態様において約0.3から約0.8mmHgまで、およびもう1つの態様において約0.4から約0.6mmHgまで、に及ぶ蒸気圧を有する。
本開示に照らして、ハンセンパラメータは、HSPiPソフトウェア、バージョン4.0.07(www.Hansen-Solubility.com)を使用して算出された;ClogP値は、ChemDraw Ultraソフトウェア、バージョン12.0.2.1076(Cambridesoft Corp.)に組み込まれているソフトウェアを使用して算出された;および蒸気圧は、www.thegoodscentscompany.comから取られる。
好適なハンセン溶解度パラメータを有する液体キャリアーの非限定例は、式(I)
Figure 0006864003
式中Rは、CHまたはHであり;RがCHである場合、Rは、Hであるか、またはRがHである場合、Rは、CHであり;Rは、CHまたはHであり;およびRがCHである場合、Rは、Hであるか、またはRがHである場合、Rは、CHである、に従う、完全にアルキル化されたアルキレングリコールを包含する。
一態様において、液体キャリアーとしての、非プロトン性溶媒の使用、例えば完全にアルキル化されたアルキレングリコールの単独での使用、すなわち飽和炭化水素またはいずれか他の非極性溶媒をそれらへ混和することのない使用は、エアフレッシュナーの膜を通る揮発成分の移動を容易にする。さらに、液体キャリアーとして、完全にアルキル化されたアルキレングリコールなどの非プロトン性溶媒を使用することは、極性プロトン性グリコールエーテルが存在しない場合であっても、膜を通るアルコールなどのプロトン性芳香成分の移動を容易にする。プロトン性グリコールエーテルに影響を及ぼす規制上の懸念が高まっていることを考慮すると、これは、本開示の大きな利点である。
一態様において、本開示に従う香料組成物は、少なくとも1種の非プロトン性の、完全にアルキル化されたアルキレングリコールを含む液体キャリアーを包含する。具体的な態様において、香料組成物中の完全にアルキル化されたアルキレングリコールのレベルは、約5から約90wt%まで、別の態様において約8から約70wt%まで、およびもう1つの態様において約10から約60wt%までであってもよい。
さらなる態様において、香料組成物は、プロトン性グリコールエーテルが実質的になくてもよい。
一態様において、非プロトン性の、完全にアルキル化されたアルキレングリコールエーテル液体キャリアーは、Dow ChemicalsからPROGLYDE DMMの商標の下で利用可能である、ジプロピレングリコールジメチルエーテル(DPGDME)である。
代わりに、出願人は驚くべきことに、約3.5より低い、算出されたオクタノール/水の分配係数ClogPと一緒に、約17MPa1/2より小さい分散ハンセンパラメータ、約1から約7MPa1/2までに及ぶ極性ハンセンパラメータ、および約2から約7MPa1/2までに及ぶH結合ハンセンパラメータと、約0.2から約1mmHgまでに及ぶ蒸気圧とを有する芳香成分がまた、本開示に従う膜ベースのエアフレッシュナーデバイス中、単独で使用されてもよく、またはDPGDMEと組み合わせて使用されてもよいことを発見した。好適な芳香成分は、これらに限定されないが、METHYL PAMPLEMOUSSE(6,6−ジメトキシ−2,5,5−トリメチルヘキサ−2−エン);FRUCTONE(エチル2−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)アセタート);ELINTAAL(3−(1−エトキシエトキシ)−3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン);LIFFAROME((Z)−ヘキサ−3−エン−1−イルメチルカーボナート);等を包含する。
任意に、香料組成物は、極めて低レベルの芳香族不純物をもつ線状、分枝および環状の炭化水素の複雑な混合物である、軽度に水素化された石油蒸留物としてもまた知られている、イソパラフィンから選択される第2液体キャリアーを、最大約35wt%まで、代わりに最大約25wt%まで、代わりに最大約10wt%まで含有してもよい。
本開示に従う好適なイソパラフィン炭化水素油は、これらに限定されないが、C8〜C9イソパラフィン(Isopar(登録商標)E、Exxonから利用可能、CAS No. 70024-92-9);C8〜C12イソパラフィン(SHELL SOL TS、Shellから利用可能);C10〜11イソパラフィン(Isopar(登録商標)G、Exxonから利用可能、CAS No. 246538-75-0);C10〜12イソパラフィン(SHELL SOL TD、Shellから利用可能、CAS No. 68551-17-7);C11〜C13イソパラフィン(Isopar(登録商標)L、Exxonから利用可能、CAS No. 246538-78-3);C12〜C14イソパラフィン(SOLTROL 170イソパラフィン溶媒、CPC chemから利用可能、CAS No. 68551-19-9);C11〜C16イソパラフィン(Isopar(登録商標)M、Exxonから利用可能、CAS番号:64742-47-8);イソパラフィンC12〜C20(Isopar(登録商標)V溶媒、Exxonから利用可能);等を包含する。イソパラフィン炭化水素油およびこれらの特性のより包括的なリストについては、「Wilbur Johnson、Jr. Green Book 5 of the Cosmetic Ingredient Review (CIR) Expert Panel、August 30-31、2010」(これは本明細書に組み込まれる)を参照。
イソパラフィン油は一般に、高レベルの分枝炭化水素を含む。例えば、Isopar Cは、およそ85wt%イソオクタンからなり、Isopar(登録商標)Lは、約85wt%の分枝炭化水素を含有し、およびIsopar(登録商標)Mは、約84wt%分枝炭化水素を含有する。一連のIsopar(The Isopar range)はまた、6wt%と15wt%との間の環状アルカン(典型的には様々な分枝度をもつC6)、および1〜2wt%未満の芳香族不純物をも含有する。イソオクタン(CAS No. 540-84-1);イソドデカン(CAS No. 141-70-8);イソエイコサン(CAS No. 52845-07-5)およびイソヘキサデカン(CAS No. 4390-04-9)もまた、イソパラフィン炭化水素油として考慮される。
さらなる態様において、香料組成物は、イソパラフィン、線状脂肪族炭化水素および飽和環状炭化水素が実質的になく、このことは、それが、組成物の重量で約10wt%以下、代わりに約5wt%以下、代わりに約1wt%以下を有することを意味する。
芳香成分
一態様に従うと、本開示に従う香料組成物における使用のための芳香成分は、精油、アブソリュート(absolutes)、樹脂状物質、樹脂、コンクリート(concretes)などの天然生成物、および炭化水素、アルコール、アルデヒド、ケトン、エーテル、酸、アセタール、ケタールおよびニトリルなどの合成香料構成要素(飽和および不飽和化合物、脂肪族の、炭素環のおよび複素環の化合物を包含する)から選択されても、または上のいずれの前駆体であってもよい。使用されてもよい匂い物質の組成物の他の例は、H 1468(United States Statutory Invention Registration)に、またはS. Arctander「Perfume and Flavor Chemicals:Volume 1」、Allured Publishing Corporation 1969年またはいずれかそれ以降の版、ならびにIFRA(International Perfume Research Association)データベース、およびRIFM(Research Institute of Perfume Materials)データベースに、記載されている。これらの各々は、これらの全体が参照により組み込まれる。
膜ベースのエアフレッシュナー香料組成物に有用である好適な芳香成分は、これらに限定されないが、2-METHYL 2-PENTENOIC ACID(2−メチル−ペンタ−2−エン酸);ACETOIN(3−ヒドロキシブタン−2−オン);ACETOPHENONE EXTRA(アセトフェノン);AGRUMEX(2−(tert−ブチル)シクロヘキシルアセタート);ALCOHOL C 9 NONYLIC(ノナン−1−オール);ALDEHYDE C 10 DECYLIC(デカナール);ALDEHYDE C 11 UNDECYLENIC(ウンデカ−10−エナール);ALDEHYDE C 12 LAURIC(ドデカナール);ALDEHYDE C 6 HEXYLIC(ヘキサン−1−オール);ALDEHYDE C 8 OCTYLIC(オクタナール);ALDEHYDE C 9 NONYLIC(ノナナール);ALLYL AMYL GLYCOLATE(アリル2−(イソペンチルオキシ)アセタート);ALLYL CYCLOHEXYL PROPIONATE(アリル3−シクロヘキシルプロピオナート);AMBRETTOLIDE((Z)−オキサシクロヘプタデカ−10−エン−2−オン);AMBROFIX(登録商標)(3a,6,6,9a−テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1−b]フラン);ANETHOLE SYNTHETIC((E)−1−メトキシ−4−(プロパ−1−エン−1−イル)ベンゼン);ANJERUK(登録商標)(1−フェニルエタンチオール);APHERMATE(1−(3,3−ジメチルシクロヘキシル)エチルホルマート);AUBEPINE PARA CRESOL(4−メトキシベンズアルデヒド);
BENZALDEHYDE(ベンズアルデヒド);BENZYL ACETATE(酢酸ベンジル);BICYCLO NONALACTONE(オクタヒドロ−2H−クロメン−2−オン);BORNEOL CRYSTALS((1S,2S,4S)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール);BORNYL ACETATE LIQUID((2S,4S)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルアセタート);BUTYL ACETATE(酢酸ブチル);BUTYL BUTYRO LACTATE(1−ブトキシ−1−オキソプロパン−2−イルブタノアート);BUTYL CYCLOHEXYL ACETATE PARA(4−(tert−ブチル)シクロヘキシルアセタート);
CARVONE LAEVO(2−メチル−5−(プロパ−1−エン−2−イル)シクロヘキサ−2−エノン);CASHMERAN(登録商標)(1,1,2,3,3−ペンタメチル−2,3,6,7−テトラヒドロ−1H−インデン−4(5H)−オン);CASSYRANE(登録商標)(5−tert−ブチル−2−メチル−5−プロピル−2H−フラン);CEDRYL METHYL ETHER((1R,6S,8aS)−6−メトキシ−1,4,4,6−テトラメチルオクタヒドロ−1H−5,8a−メタノアズレン);CETALOX(登録商標)(3a,6,6,9a−テトラメチル−2,4,5,5a,7,8,9,9b−オクタヒドロ−1H−ベンゾ[e][1]ベンゾフラン);CINNAMALVA(シンナモニトリル);CINNAMIC ALDEHYDE(シンナムアルデヒド);CINNAMYL ACETATE(酢酸シンナミル);CITRAL TECH((E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエナール);CITRONELLOL(3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−オール);CITRONELLYL ACETATE(3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−イルアセタート);CITRONELLYL OXYACETALDEHYDE(2−((3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−イル)オキシ)アセトアルデヒド);CONIFERAN(登録商標)(2−(tert−ペンチル)シクロヘキシルアセタート);COUMARIN(2H−クロメン−2−オン);CYCLAL C(2,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エンカルバルデヒド);CYCLAMEN ALDEHYDE(3−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチルプロパナール);CYCLOGALBANATE(アリル2−(シクロヘキシルオキシ)アセタート);CYCLOHEXAL(4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)シクロヘキサ−3−エンカルバルデヒド);CYMENE PARA(p−シメン);CYPRISATE(メチル1,4−ジメチルシクロヘキサンカルボキラート);
DAMASCENONE((E)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエン−1−イル)ブタ−2−エン−1−オン);DAMASCONE ALPHA((E)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタ−2−エン−1−オン);DAMASCONE DELTA((E)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)ブタ−2−エン−1−オン);DECALACTONE GAMMA(5−ヘキシルオキソラン−2−オン);DECENAL-4-TRANS((E)−デカ−4−エナール);DIHYDRO EUGENOL(2−メトキシ−4−プロピルフェノール);DIHYDRO MYRCENOL(2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−オール);DIMETHYL BENZYL CARBINYL ACETATE(2−メチル−1−フェニルプロパン−2−イルアセタート);DIMETHYL BENZYL CARBINYL BUTYRATE(2−メチル−1−フェニルプロパン−2−イルブタノアート);DIMYRCETOL(2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−イルホルマート);DODECALACTONE DELTA(6−ヘプチルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−オン);
EBANOL(登録商標)((E)−3−メチル−5−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エン−1−イル)ペンタ−4−エン−2−オール);ELINTAAL(3−(1−エトキシエトキシ)−3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン);ETHYL BUTYRATE(エチルブタノアート);ETHYL CAPRONATE(ヘキサン酸エチル);ETHYL ISOAMYL KETONE(6−メチルヘプタン−3−オン);ETHYL ISOVALERATE(エチル3−メチルブタノアート);ETHYL LINALOOL((E)−3,7−ジメチルノナ−1,6−ジエン−3−オール);ETHYL MALTOL(2−エチル−3−ヒドロキシ−4H−ピラン−4−オン);ETHYL METHYL-2-BUTYRATE(エチル2−メチルブタノアート);ETHYL OENANTHATE(ヘプタン酸エチル);ETHYL SAFRANATE(エチル2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1,3−ジエン−1−カルボキラート);ETHYL VANILLIN(3−エトキシ−4−ヒドロキシベンズアルデヒド);EUCALYPTOL((1s,4s)−1,3,3−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン);EUGENOL(4−アリル−2−メトキシフェノール);EVERNYL(メチル2,4−ジヒドロキシ−3,6−ジメチルベンゾアート);
FENCHYL ALCOHOL((1S,2R,4R)−1,3,3−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール);FLORALOZONE(登録商標)(3−(4−エチルフェニル)−2,2−ジメチルプロパナール);FLORHYDRAL(登録商標)(3−(3−イソプロピルフェニル)ブタナール);FLORIDILE(登録商標)((E)−ウンデカ−9−エンニトリル);FLOROPAL(登録商標)(2,4,6−トリメチル−4−フェニル−1,3−ジオキサン);FRESKOMENTHE(登録商標)(2−(sec−ブチル)シクロヘキサノン);FRUCTONE(エチル2−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)アセタート);GALBANONE(1−(3,3−ジメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)ペンタ−4−エン−1−オン);GARDENOL(1−フェニルエチルアセタート);GERANIOL((E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエン−1−オール);
HEDIONE(メチル3−オキソ−2−ペンチルシクロペンタンアセタート);HELIOTROPINE CRYSTALS(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−カルバルデヒド);HEXENYL ACETATE CIS-3(cis−ヘキサ−3−エニルアセタート);HEXENYL-3-CIS BENZOATE((Z)−ヘキサ−3−エン−1−イルベンゾアート);HEXENYL-3-CIS SALICYLATE((Z)−ヘキサ−3−エン−1−イル2−ヒドロキシベンゾアート);HEXYL ACETATE(酢酸ヘキシル);HEXYL BUTYRATE(ブタン酸ヘキシル);HEXYL ISOBUTYRATE(イソブタン酸ヘキシル);
IONONE BETA((E)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)ブタ−3−エン−2−オン);IRISONE PURE((E)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタ−3−エン−2−オン);ISO E SUPER(登録商標)(1−(2,3,8,8−テトラメチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロナフタレン−2−イル)エタノン);ISOAMYL ACETATE(酢酸イソペンチル);ISOAMYL BUTYRATE(ブタン酸イソペンチル);ISOCYCLOCITRAL(2,4,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エンカルバルデヒド);ISOEUGENOL((E)−2−メトキシ−4−(プロパ−1−エン−1−イル)フェノール);ISOMENTHONE DL(2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサノン);ISOPENTYL ISOVALERATE(イソペンチル3−メチルブタノアート);ISOPROPYL-2 METHYL-4 THIAZOLE(2−イソプロピル−4−メチルチアゾール);ISORALDEINE(登録商標)70((E)−3−メチル−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタ−3−エン−2−オン);
JASMACYCLENE((3aR,6S,7aS)−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−6−イルアセタート);JASMATONE(登録商標)(2−ヘキシルシクロペンタノン);
JAVANOL(登録商標)((1−メチル−2−((1,2,2−トリメチルビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル)メチル)シクロプロピル)メタノール);KOHINOOL(登録商標)(3,4,5,6,6−ペンタメチルヘプタン−2−オール);LABIENOXIME((3E,6E)−2,4,4,7−テトラメチルノナ−6,8−ジエン−3−オンオキシム);LEMONILE(登録商標)((2E,6Z)−3,7−ジメチルノナ−2,6−ジエンニトリル);LIFFAROME(登録商標)((Z)−ヘキサ−3−エン−1−イルメチルカーボナート);LINALOOL(3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール);LINALYL ACETATE(3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルアセタート);
MACEAL(ビシクロ[2.2.2]オクタ−5−エン−2−カルボキシアルデヒド);MANZANATE(エチル2−メチルペンタノアート);MENTHOL(2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサノール);METHOXY PHENYL BUTANONE(4−(4−メトキシフェニル)ブタン−2−オン);METHYL AMYL KETONE(ヘプタン−2−オン);METHYL ANTHRANILATE(メチル2−アミノベンゾアート);METHYL CINNAMATE(桂皮酸メチル);METHYL HEPTENONE(6−メチルヘプタ−5−エン−2−オン);METHYL HEXYL KETONE(オクタン−2−オン);METHYL PAMPLEMOUSSE(登録商標)(6,6−ジメトキシ−2,5,5−トリメチルヘキサ−2−エン);MUSK C14(1,4−ジオキサシクロヘキサデカン−5,16−ジオン);MYRCENE 90(7−メチル−3−メチレンオクタ−1,6−ジエン);
NEOFOLIONE((E)−メチルノナ−2−エノアート);NONANYL ACETATE(酢酸ノナニル);ORANGER CRYSTALS(1−(2−ナフタレニル)−エタノン);OXANE(登録商標)50%/TEC(2−メチル−4−プロピル−1,3−オキサチアン);OXYOCTALINE FORMATE(2,4a,5,8a−テトラメチル−1,2,3,4,4a,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン−1−イルホルマート);PARADISAMIDE(登録商標)(2−エチル−N−メチル−N−(m−トリル)ブタンアミド);PEACH PURE(5−ヘプチルジヒドロフラン−2(3H)−オン);PELARGOL(3,7−ジメチルオクタン−1−オール);PHENOXY ACETALDEHYDE 50(2−フェノキシアセトアルデヒド);PHENYL ETHYL ALCOHOL(2−フェニルエタノール);PRUNOLIDE(5−ペンチルジヒドロフラン−2(3H)−オン);
RADJANOL(登録商標)((E)−2−エチル−4−(2,2,3−トリメチルシクロペンタ−3−エン−1−イル)ブタ−2−エン−1−オール);RASPBERRY KETONE (N112)(4−(4−ヒドロキシフェニル)ブタン−2−オン);RESEDAL(2−(シクロヘキシルメチル)−4,4,6−トリメチル−1,3−ジオキサン);RHUBAFURAN(登録商標)(2,4−ジメチル−4−フェニルテトラヒドロフラン);STRAWBERRY PURE(エチルメチルフェニルグリシダート);SYLKOLIDE(登録商標)((E)−2−((3,5−ジメチルヘキサ−3−エン−2−イル)オキシ)−2−メチルプロピルシクロプロパンカルボキラート);TERPENYL ACETATE(2−(4−メチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)プロパン−2−イルアセタート);TERPINEOL PURE(2−(4−メチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)プロパン−2−オール);TETRAHYDRO LINALOOL(3,7−ジメチルオクタン−3−オール);THYMOL CRYSTALS(2−イソプロピル−5−メチルフェノール);TRANS-2-HEXENAL(E−ヘキサ−2−エナール);TRICYCLAL(2,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エンカルバルデヒド);TRIFERNAL(3−フェニルブタナール);TRIMOFIX O(登録商標)(1−((2E,5Z,9Z)−2,7,8−トリメチルシクロドデカ−2,5,9−トリエン−1−イル)エタノン);
UNDECAVERTOL((E)−4−メチルデカ−3−エン−5−オール);VANILLIN(4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド);ZINARINE(登録商標)(2−(2,4−ジメチルシクロヘキシル)ピリジン)を包含する。
具体的な態様において、本開示に従う膜ベースのエアフレッシュナー香料組成物は、芳香成分、例えば、AGRUMEX(2−(tert−ブチル)シクロヘキシルアセタート);ALCOHOL C 9 NONYLIC(ノナン−1−オール);ALDEHYDE C 10(デカナール);ALLYL AMYL GLYCOLATE(アリル2−(イソペンチルオキシ)アセタート);AUBEPINE PARA CRESOL(4−メトキシベンズアルデヒド);BENZYL ACETATE(酢酸ベンジル);BORNYL ACETATE((2S,4S)−1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルアセタート);CINNAMIC ALDEHYDE(シンナムアルデヒド);CITRONELLOL(3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−オール);DELTA DAMASCONE((E)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)ブタ−2−エン−1−オン);DIHYDRO MYRCENOL(2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−オール);DIMETHYL BENZYL CARBINYL BUTYRATE(2−メチル−1−フェニルプロパン−2−イルブタノアート);DIMYRCETOL(2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−イルホルマート);
ETHYL LINALOOL((E)−3,7−ジメチルノナ−1,6−ジエン−3−オール);ETHYL 2-METHYL BUTYRATE(エチル2−メチルブタノアート);ETHYL MALTOL(2−エチル−3−ヒドロキシ−4H−ピラン−4−オン);ETHYL OENANTHATE(ヘプタン酸エチル);ETHYL VANILLIN(3−エトキシ−4−ヒドロキシベンズアルデヒド);EUCALYPTOL((1s,4s)−1,3,3−トリメチル−2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン);EUGENOL(4−アリル−2−メトキシフェノール);FENCHYL ALCOHOL((1S,2R,4R)−1,3,3−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール);FLORALOZONE(登録商標)(3−(4−エチルフェニル)−2,2−ジメチルプロパナール);FRESKOMENTHE(登録商標)(2−(sec−ブチル)シクロヘキサノン);FRUCTONE(エチル2−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)アセタート);DECALACTONE gamma(5−ヘキシルオキソラン−2−オン);GARDENOL(1−フェニルエチルアセタート);GERANIOL((E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエン−1−オール);
LINALOOL(3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール);HEXENYL-3-CIS ACETATE((Z)−ヘキサ−3−エン−1−イルアセタート);HEXYL ACETATE(酢酸ヘキシル);HEXYL ACETATE(酢酸ヘキシル);IONONE BETA((E)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)ブタ−3−エン−2−オン);ISOAMYL ACETATE(酢酸イソペンチル);ISOAMYL BUTYRATE(ブタン酸イソペンチル);ISORALDEINE 70((E)−3−メチル−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタ−3−エン−2−オン);JASMACYCLENE((3aR,6S,7aS)−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−1H−4,7−メタノインデン−6−イルアセタート);LEMONILE(登録商標)((2E,6Z)−3,7−ジメチルノナ−2,6−ジエンニトリル);LINALYL ACETATE(3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−イルアセタート);
MACEAL(ビシクロ[2.2.2]オクタ−5−エン−2−カルボキシアルデヒド);MANZANATE(エチル2−メチルペンタノアート);METHYL ANTHRANILATE(メチル2−アミノベンゾアート);METHYL CINNAMATE(桂皮酸メチル);METHYL HEPTENONE(6−メチルヘプタ−5−エン−2−オン);METHYL HEXYL KETONE(オクタン−2−オン);METHYL PAMPLEMOUSSE(6,6−ジメトキシ−2,5,5−トリメチルヘキサ−2−エン);NONANYL ACETATE(酢酸ノナニル);PEACH PURE(5−ヘプチルジヒドロフラン−2(3H)−オン);PELARGOL(3,7−ジメチルオクタン−1−オール);PRUNOLIDE(5−ペンチルジヒドロフラン−2(3H)−オン);RASPBERRY KETONE(4−(4−ヒドロキシフェニル)ブタン−2−オン);TERPENYL ACETATE(2−(4−メチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)プロパン−2−イルアセタート);TERPINEOL PURE(2−(4−メチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)プロパン−2−オール);TETRAHYDRO LINALOOL(3,7−ジメチルオクタン−3−オール);TRICYCLAL(2,4−ジメチルシクロヘキサ−3−エンカルバルデヒド)を包含する。
さらなる態様において、本開示に従う膜ベースのエアフレッシュナー香料組成物は、15wt%より多くの、別の態様において20wt%より多くの、およびもう1つの態様において約25wt%より多くの、約5個の炭素原子より大きい鎖長を有するアルキルアルコール、およびテルペンアルコールおよび修飾テルペンまたはテルペン類似体に由来するアルコール、例えば、CITRONELLOL(3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−オール);DIHYDRO MYRCENOL(2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−オール);ETHYL LINALOOL((E)−3,7−ジメチルノナ−1,6−ジエン−3−オール);FENCHYL ALCOHOL((1S,2R,4R)−1,3,3−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール);GERANIOL((E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエン−1−オール);LINALOOL(3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール);ETHYL LINALOOL((E)−3,7−ジメチルノナ−1,6−ジエン−3−オール);PELARGOL(3,7−ジメチルオクタン−1−オール);TETRAHYDRO LINALOOL(3,7−ジメチルオクタン−3−オール);TERPINEOL PURE(2−(4−メチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)プロパン−2−オール);等;およびALCOHOL C 9 NONYLIC(ノナン−1−オール);等を包含する。
理論に拘泥されることは望まないが、極性芳香成分に対する透過性が非極性芳香成分に対する透過性より低くなるような選択的透過性を示す、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの非極性非多孔質ポリマーまたはいずれのポリオレフィンまたはポリマーを含む膜を有する膜ベースのエアフレッシュナーは、膜を通る芳香成分の移動の増大をもたらすと考えられる。
任意成分
本開示に従う膜ベースのエアフレッシュナー香料組成物は、ETHOCELなどの、質感改変剤(texture modifying agents)、かかる増粘剤(such viscosifying agents)またはゲル化剤を包含する。一態様において、膜ベースのエアフレッシュナー香料組成物は、約1から約3wt%まで、別の態様において約1.5から約2.5wt%まで、およびもう1つの態様において約1.8から約2.0wt%までの質感改変剤を含んでもよい。
本開示に従う膜ベースのエアフレッシュナー香料組成物はさらに、キレート剤、例として、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)、エチレンジアミンテトラ酢酸および塩、ポリアミンカルボン酸等;酸化防止剤、例として、ペンタエリスリチルテトラ−(ジ−t−ブチルヒドロキシヒドロシンナマート)、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール等;UVフィルター、例として、2−エチルヘキシル(2E)−3−(4−メトキシフェニル)−2−プロパノアート、エチルヘキシルメトキシシンナマート等;濃厚剤(thickeners)、例として、疎水性シリカおよびセルロース誘導体、例えばエチルセルロース等;および染料を包含し得る。

本発明の多数のバリエーションが、本開示の精神および範囲から逸脱せずに実行できるものであるところ、以下の例は、単に説明を目的として与えられたものであって、本発明の限定として解釈されるべきものでない。例4は、本開示に従う膜エアフレッシュナーに好適な香料組成物である。例1〜3は、比較するためのものである(comparative)。
例1〜4
香料組成物
一連の(A series of)香料組成物を、芳香成分を混合することによって調製した。香料は、表1に報告される組成を有する。
Figure 0006864003
表1中、例に使用された液体キャリアーは、以下:例1においてISONONANYL ACETATE;例2においてBENZYL ACETATE、ISOPAR LおよびDOWANOL DPM;例3においてBENZYL ACETATE、LINALYL ACETATEおよびTERPENYL ACETATE;および例4においてDIPROPYLENE GLYCOL DIMETYL EHTER、を包含する。表1から明らかなとおり、例4は、最低レベルの液体キャリアーおよび最高レベルのアルキルおよびテルペンアルコールを有するが、依然として高レベルのアルカンおよびテルペン(この例においてLIMONENE)を有する。
例5〜10
香料組成物
本開示の利益を実証するために、一連の(a series of)組成物を、LINALOOLをテルペンアルコールとして使用して調製した。組成を表2中に報告する。
Figure 0006864003
上の組成物を、20cmの蒸発表面を有し、室温(約25±2℃)にて稼働する、パッシブな、非多孔質ポリエチレン膜ベースのエアフレッシュナーデバイス中に置き、デバイスの重量減少を時間の関数としてモニターした。10日間あたり15%より高い重量減少速度を、適用上、容認できる(「良好」)と見なした一方で、より低い重量減少速度を、容認できない(「不良」)と見なした。重量減少速度を表3中に報告する。
Figure 0006864003
これらの結果は、パッシブな膜エアフレッシュナー適用においてDPGDMEを使用する利益を実証する。例7から明らかなとおり、DPGDMEは単独で、DIPENTENE(非プロトン性成分)とLINALOOL(プロトン性成分)との両方のための優れたキャリアー溶媒である。
本明細書に開示される大きさ(The dimensions)および値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わり、別段の特定がなされない限り、かかる各大きさは、列挙された値と、その値を囲む機能的に均等な範囲との両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された大きさは、「約40mm」を意味することを意図する。
本明細書に引用されたどの書面も、いずれの相互参照または関連の特許または出願を包含するが、明示的に排除しない限りまたは別段の限定がない限り、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。いずれの書面の引用は、それが、本明細書に開示またはクレームされるいずれの発明に関する先行技術である場合、あるいは、それが、単独で、またはいずれか他の参考文献(単数または複数)とのいずれかの組み合わせで、いずれのかかる発明を教示、示唆または開示する場合、認められない。さらに、この書類中の用語のいずれの意味または定義が、参照により組み込まれる書類中の同じ用語のいずれの意味または定義と矛盾する限りにおいて、この書類中のその用語に割り当てられた意味または定義が支配するものとする。
本発明の具体的な態様が説明および記載されているが、様々な他の変化および修飾が、本発明の精神および範囲から逸脱せずになされ得ることは、当業者にとっては自明であろう。したがって、添付のクレームにおいて、本発明の範囲内にあるすべてのかかる変化および修飾をカバーすることが意図される。

Claims (18)

  1. 少なくとも25重量%の1以上の芳香成分;および
    17MPa1/2未満の分散溶解度パラメータ(δ)、1から7MPa1/2までに及ぶ極性溶解度パラメータ(δ)、および2から7MPa1/2までに及ぶ水素結合溶解度パラメータ(δ)という個々のハンセン溶解度パラメータ;3.5より小さいClogP;および0.2から1mmHgまでに及ぶ蒸気圧を有する、8重量%から70重量%までの液体キャリアー、ここで液体キャリアーは式(I)
    Figure 0006864003
    式中
    は、CH またはHであり;
    がCH である場合、R は、Hであるか、またはR がHである場合、R は、CH であり;
    は、CH またはHであり;および
    がCH である場合、R は、Hであるか、またはR がHである場合、R は、CH である、
    に従う化合物である、を含む、非多孔質膜ベースのエアフレッシュナーにおける使用のための香料組成物。
  2. 液体キャリアーが、17MPa1/2未満の分散溶解度パラメータ(δ)、1.8から4MPa1/2までに及ぶ極性溶解度パラメータ(δ)、および3から5MPa1/2までに及ぶ水素結合溶解度パラメータ(δ)という個々のハンセン溶解度パラメータ;1.0より小さいClogP;および0.4から0.6mmHgまでに及ぶ蒸気圧を有する、請求項1に記載の香料組成物。
  3. 組成物が、イソパラフィン、線状脂肪族炭化水素および飽和環状炭化水素からなる群から選択される炭化水素を含まない、請求項1に記載の香料組成物。
  4. 組成物が、プロトン性グリコールエーテルを含まない、請求項1に記載の香料組成物。
  5. 式(I)に従う化合物が、ジプロピレングリコールジメチルエーテル(DPGDME)である、請求項に記載の香料組成物。
  6. 1以上の芳香成分が、香料組成物の少なくとも25重量%の、5個の炭素原子より大きい鎖長を有するアルキルアルコール、テルペンアルコール、および修飾テルペンまたはテルペン類似体に由来するアルコールからなる群から選択される成分を包含する、請求項1に記載の香料組成物。
  7. 1以上の芳香成分が、3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−オール;2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−オール;(E)−3,7−ジメチルノナ−1,6−ジエン−3−オール;(1S,2R,4R)−1,3,3−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール;(E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエン−1−オール;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール;3,7−ジメチルオクタン−1−オール;3,7−ジメチルオクタン−3−オール;2−(4−メチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)プロパン−2−オール;ノナン−1−オール;およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項に記載の香料組成物。
  8. 1以上の芳香成分が、6,6−ジメトキシ−2,5,5−トリメチルヘキサ−2−エン;エチル2−(2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)アセタート;3−(1−エトキシエトキシ)−3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン;(Z)−ヘキサ−3−エン−1−イルメチルカーボナート;およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項に記載の香料組成物。
  9. (a)筐体;および
    (b)香料組成物および透過性膜を包含するリザーバー、ここで香料組成物の蒸気が、前記膜を通して透過し得る、
    を含むエアフレッシュナーデバイスであって、ここで香料組成物が、
    少なくとも25重量%の1以上の芳香成分;および
    17MPa1/2未満の分散溶解度パラメータ(δ)、1から7MPa1/2までに及ぶ極性溶解度パラメータ(δ)、および2から7MPa1/2までに及ぶ水素結合溶解度パラメータ(δ)という個々のハンセン溶解度パラメータ;3.5より小さいClogP;0.2から1mmHgまでに及ぶ蒸気圧を有する、8重量%から70重量%までの液体キャリアー、ここで液体キャリアーは
    式(I)
    Figure 0006864003
    式中
    は、CH またはHであり;
    がCH である場合、R は、Hであるか、またはR がHである場合、R は、CH であり;
    は、CH またはHであり;および
    がCH である場合、R は、Hであるか、またはR がHである場合、R は、CH である、
    に従う化合物である、
    を包含する、前記エアフレッシュナーデバイス。
  10. 透過性膜が、ポリオレフィンからなる群から選択されるポリマーを含む気体透過性膜を包含する、請求項に記載のエアフレッシュナーデバイス。
  11. 香料組成物が、イソパラフィン、線状脂肪族炭化水素、および飽和環状炭化水素からなる群から選択される炭化水素を含まない、請求項に記載のエアフレッシュナーデバイス。
  12. 香料組成物が、プロトン性グリコールエーテルを含まない、請求項に記載のエアフレッシュナーデバイス。
  13. 式(I)に従う化合物が、ジプロピレングリコールジメチルエーテル(DPGDME)である、請求項12に記載のエアフレッシュナーデバイス。
  14. 1以上の芳香成分が、香料組成物の少なくとも25重量%の、5個の炭素原子より大きい鎖長を有するアルキルアルコール、テルペンアルコール、および修飾テルペンまたはテルペン類似体に由来するアルコールからなる群から選択される成分を包含する、請求項に記載のエアフレッシュナーデバイス。
  15. 1以上の芳香成分が、3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−オール;2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−オール;(E)−3,7−ジメチルノナ−1,6−ジエン−3−オール;(1S,2R,4R)−1,3,3−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール;(E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエン−1−オール;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール;3,7−ジメチルオクタン−1−オール;3,7−ジメチルオクタン−3−オール;2−(4−メチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)プロパン−2−オール;ノナン−1−オール;およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項14に記載のエアフレッシュナーデバイス。
  16. 香料組成物が、10日間の後に少なくとも15%という蒸発速度を有する、請求項に記載のエアフレッシュナーデバイス。
  17. 少なくとも25重量%の1以上の芳香成分;および
    10重量%から60重量%までの液体キャリアー
    を含み;
    ここで1以上の芳香成分が、5個の炭素原子より大きい鎖長を有するアルキルアルコール、テルペンアルコール、および修飾テルペンまたはテルペン類似体に由来するアルコールからなる群から選択され;および
    ここで液体キャリアーが、ジプロピレングリコールジメチルエーテル(DPGDME)である、
    膜ベースのエアフレッシュナーにおける使用のための香料組成物。
  18. 1以上の芳香成分が、3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−オール;2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2−オール;(E)−3,7−ジメチルノナ−1,6−ジエン−3−オール;(1S,2R,4R)−1,3,3−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−オール;(E)−3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエン−1−オール;3,7−ジメチルオクタ−1,6−ジエン−3−オール;3,7−ジメチルオクタン−1−オール;3,7−ジメチルオクタン−3−オール;2−(4−メチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)プロパン−2−オール;ノナン−1−オール;およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項17に記載の香料組成物。
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